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技術 制御回路、電気光学装置、及び、電子機器

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 保坂宏行
出願日 2017年10月19日 (2年1ヶ月経過) 出願番号 2017-202900
公開日 2019年5月23日 (6ヶ月経過) 公開番号 2019-078774
状態 未査定
技術分野 液晶表示装置の制御 陰極線管以外の表示装置の制御
主要キーワード Nチャネル 各配線群 データ信号生成回路 上位回路 各単位期間 デマルチプレクサー データスイッチ 供給期間
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年5月23日)のものです。
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図面 (19)

課題

データ信号の書き込み時間を確保しつつ、プリチャージ信号を供給可能とする。

解決手段

第1単位期間において第1走査線を選択し、第2単位期間において第2走査線を選択し、第3単位期間において第1走査線を選択し、第4単位期間において第2走査線を選択する走査線駆動回路と、第1走査線と第1データ線との交差に対応する第1画素、第1走査線と第2データ線との交差に対応する第2画素、第2走査線と第1データ線との交差に対応する第3画素、及び第2走査線と第2データ線との交差に対応する第4画素の各々に、当該画素が表示すべき階調レベルを指定するデータ信号を供給するデータ信号供給回路と、第1単位期間及び第4単位期間において、第2データ線にプリチャージ信号を供給し、第2単位期間及び第3単位期間において、第1データ線にプリチャージ信号を供給するプリチャージ回路と、を備えることを特徴とする制御回路

概要

背景

複数の信号線を介して複数の画素データ信号を書き込み、書き込まれたデータ信号に応じた階調レベルを各画素に表示させる制御回路を有する電気光学装置が従来から提案されている。このような電気光学装置において、表示品質を高めるために各信号線に所定の電位を有するプリチャージ信号を供給することがある(例えば、特許文献1)。

概要

データ信号の書き込み時間を確保しつつ、プリチャージ信号を供給可能とする。第1単位期間において第1走査線を選択し、第2単位期間において第2走査線を選択し、第3単位期間において第1走査線を選択し、第4単位期間において第2走査線を選択する走査線駆動回路と、第1走査線と第1データ線との交差に対応する第1画素、第1走査線と第2データ線との交差に対応する第2画素、第2走査線と第1データ線との交差に対応する第3画素、及び第2走査線と第2データ線との交差に対応する第4画素の各々に、当該画素が表示すべき階調レベルを指定するデータ信号を供給するデータ信号供給回路と、第1単位期間及び第4単位期間において、第2データ線にプリチャージ信号を供給し、第2単位期間及び第3単位期間において、第1データ線にプリチャージ信号を供給するプリチャージ回路と、を備えることを特徴とする制御回路。

目的

本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、データ信号の書き込み時間を確保しつつ、プリチャージ信号を供給可能とする技術を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1単位期間において第1走査線を選択し、第2単位期間において第2走査線を選択し、第3単位期間において前記第1走査線を選択し、第4単位期間において前記第2走査線を選択する走査線駆動回路と、前記第1走査線と第1データ線との交差に対応する第1画素、前記第1走査線と第2データ線との交差に対応する第2画素、前記第2走査線と前記第1データ線との交差に対応する第3画素、及び前記第2走査線と前記第2データ線との交差に対応する第4画素の各々に、当該画素が表示すべき階調レベルを指定するデータ信号を供給するデータ信号供給回路と、前記第1単位期間及び前記第4単位期間において、前記第2データ線に所定の電位を有するプリチャージ信号を供給し、前記第2単位期間及び前記第3単位期間において、前記第1データ線に前記プリチャージ信号を供給するプリチャージ回路と、を備えることを特徴とする制御回路

請求項2

前記第1単位期間及び前記第2単位期間は、第1の画像を表示するための第1フィールド期間に含まれ、前記第3単位期間及び前記第4単位期間は、第2の画像を表示するための第2フィールド期間に含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の制御回路。

請求項3

前記第1単位期間及び前記第2単位期間は、第1の画像を表示するための第1フィールド期間に含まれ、前記第3単位期間は、第2の画像を表示するための第2フィールド期間に含まれ、前記第4単位期間は、第3の画像を表示するための第3フィールド期間に含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の制御回路。

請求項4

前記第1フィールド期間と前記第2フィールド期間は、1/120秒以下の時間長を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の制御回路。

請求項5

前記第1データ線及び前記第2データ線を含む複数のデータ線のうち、前記第1データ線と前記第2データ線とは互いに隣り合う、ことを特徴とする請求項1に記載の制御回路。

請求項6

前記第1走査線及び前記第2走査線を含む複数の走査線のうち、前記第1走査線と前記第2走査線とは互いに隣り合う、ことを特徴とする請求項5に記載の制御回路。

請求項7

複数の画素を備える表示部を制御する制御回路であって、1つの画像を表示するためのフィールド期間において、前記複数の画素の各々に当該画素が表示すべき階調レベルを指定するデータ信号を供給するデータ信号供給回路と、P個(Pは2≦Pを満たす整数)のフィールド期間において、前記複数の画素の各々に、所定の電位を有するプリチャージ信号をQ回(Qは1≦Q<Pを満たす整数)ずつ供給するプリチャージ回路と、を備えることを特徴とする制御回路。

請求項8

請求項1から7のいずれかに記載の制御回路を備える電気光学装置

請求項9

請求項1から7のいずれかに記載の制御回路を備える電子機器

技術分野

0001

本発明は制御回路電気光学装置、及び、電子機器に関する。

背景技術

0002

複数の信号線を介して複数の画素データ信号を書き込み、書き込まれたデータ信号に応じた階調レベルを各画素に表示させる制御回路を有する電気光学装置が従来から提案されている。このような電気光学装置において、表示品質を高めるために各信号線に所定の電位を有するプリチャージ信号を供給することがある(例えば、特許文献1)。

先行技術

0003

特開2012−53407号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、複数の信号線の各々について、データ信号の画素への書き込みに先立ってプリチャージ信号を供給する場合、データ信号の書き込み時間が短くなることがあった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、データ信号の書き込み時間を確保しつつ、プリチャージ信号を供給可能とする技術を提供することを、解決課題の一つとする。

課題を解決するための手段

0005

以上の課題を解決するために、本発明に係る制御回路の一態様は、第1単位期間において第1走査線を選択し、第2単位期間において第2走査線を選択し、第3単位期間において第1走査線を選択し、第4単位期間において第2走査線を選択する走査線駆動回路と、第1走査線と第1データ線との交差に対応する第1画素、第1走査線と第2データ線との交差に対応する第2画素、第2走査線と第1データ線との交差に対応する第3画素、及び第2走査線と第2データ線との交差に対応する第4画素の各々に、当該画素が表示すべき階調レベルを指定するデータ信号を供給するデータ信号供給回路と、第1単位期間及び第4単位期間において、第2データ線に所定の電位を有するプリチャージ信号を供給し、第2単位期間及び第3単位期間において、第1データ線にプリチャージ信号を供給するプリチャージ回路と、を備えることを特徴とする。
この制御回路の一態様では、各単位期間において、第1データ線及び第2データ線の各々にプリチャージ信号を供給する場合と比較して、データ信号の書き込み時間を長く確保できる。したがって、本態様によれば、データ信号の書き込み時間を確保しつつ、プリチャージ信号を供給可能となる。さらに、本態様によれば、第1から第4単位期間にわたって、第1データ線及び第2データ線に均一にプリチャージ信号が供給され得る。

0006

上述の一態様に係る制御回路において、第1単位期間及び第2単位期間は、第1の画像を表示するための第1フィールド期間に含まれ、第3単位期間及び第4単位期間は、第2の画像を表示するための第2フィールド期間に含まれてもよい。ここで、第1の画像と第2の画像とは、同じでもよいし異なってもよい。この態様によれば、2つのフィールド期間にわたって、第1データ線及び第2データ線に均一にプリチャージ信号が供給され得る。
また、第1フィールド期間と第2フィールド期間は、1/120秒以下の時間長を有してもよい。この態様によれば、2つのデータ線に均一にプリチャージ信号が供給される周期が1/60秒未満となるため、このような周期が1/60秒以上である場合と比較して、プリチャージ信号の供給の有無により生じ得るちらつきが利用者視認されにくくなる。

0007

上述の一態様に係る制御回路において、第1単位期間及び第2単位期間は、第1の画像を表示するための第1フィールド期間に含まれ、第3単位期間は、第2の画像を表示するための第2フィールド期間に含まれ、第4単位期間は、第3の画像を表示するための第3フィールド期間に含まれてもよい。ここで、第1の画像、第2の画像、及び第3の画像は、同じでもよいし、互いに異なっていてもよいし、一部のみが互いに異なっていてもよい。
この態様によれば、3つのフィールド期間にわたって、第1データ線及び第2データ線に均一にプリチャージ信号が供給され得る。

0008

上述の一態様に係る制御回路において、第1データ線及び第2データ線を含む複数のデータ線のうち、第1データ線と第2データ線とは互いに隣り合うことを特徴としてもよい。この態様によれば、データ信号の書き込み時間を確保しつつ、プリチャージ信号を供給可能となる。
また、本態様において、第1走査線及び第2走査線を含む複数の走査線のうち、第1走査線と第2走査線とは互いに隣り合うことを特徴としてもよい。この態様によれば、データ信号の書き込み時間を確保しつつ、プリチャージ信号を供給可能となる。

0009

本発明の別の一態様に係る制御回路は、複数の画素を備える表示部を制御する制御回路であって、1つの画面を表示するためのフィールド期間において、複数の画素の各々に当該画素が表示すべき階調レベルを指定するデータ信号を供給するデータ信号供給回路と、P個(Pは2以上の整数)のフィールド期間において、複数の画素の各々に、所定の電位を有するプリチャージ信号をQ回(Qは2≦Q<Pを満たす整数)ずつ供給するプリチャージ回路と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、P個のフィールド期間において、各画素にP回ずつプリチャージ信号を供給する場合と比較して、データ信号の書き込み時間を長く確保できる。したがって、本態様によれば、データ信号の書き込み時間を確保しつつ、プリチャージ信号を供給可能となる。さらに、本態様によれば、P個のフィールド期間にわたって、複数の画素の各々に均一にプリチャージ信号が供給され得る。

0010

上述の一態様に係る制御回路において、Pは2の倍数であり、プリチャージ回路は、複数の画素の各々について、1フィールド期間おきにプリチャージ信号を供給してもよい。例えば、プリチャージ回路は、4個のフィールド期間において、複数の画素の各々に2回ずつプリチャージ信号を供給し、各フィールド期間は、1/240秒の時間長を有してもよい。または、上述の一態様に係る制御回路において、プリチャージ回路は、4個のフィールド期間において、複数の画素の各々に3回ずつプリチャージ信号を供給し、各フィールド期間は、1/240秒の時間長を有してもよい。

0011

本発明は、上述したいずれかの態様の制御回路が実行する制御方法としても、当該制御回路を備える電気光学装置または電子機器としても理解され得る。このような電子機器の例としては、例えば、投射型表示装置(例えばプロジェクター)、パーソナルコンピューター、及びスマートフォンが該当する。

図面の簡単な説明

0012

本発明の実施形態に係る電気光学装置のブロック図である。
画素回路回路図である。
データ信号供給回路の説明図である。
プリチャージ回路の説明図である。
実施形態に係る電気光学装置の動作期間を説明するためのタイミングチャートである。
実施形態に係る電気光学装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
実施形態における、プリチャージ信号の各画素への供給の有無を示す図である。
対比例における、プリチャージ信号の各画素への供給の有無を示す図である。
変形例1における、プリチャージ信号の各画素への供給の有無を示す図である。
変形例1に係る電気光学装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
変形例2における、プリチャージ信号の各画素への供給の有無を示す図である。
変形例2に係る電気光学装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
変形例3に係る電気光学装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
変形例3に係る電気光学装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
変形例3における、プリチャージ信号の各画素への供給の有無を示す図である。
電子機器の一例(パーソナルコンピューター)を示す斜視図である。
電子機器の一例(携帯電話機)を示す斜視図である。
電子機器の一例(投射型表示装置)を示す斜視図である。

実施例

0013

以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。

0014

1.実施形態
1.1.電気光学装置10の構成の概要
図1は、本発明の実施形態に係る電気光学装置10のブロック図である。電気光学装置10は、画像を表示させる表示装置として様々な電子機器に搭載される液晶装置である。図1に示すように、電気光学装置10は、複数の画素Pxを備える表示部30と、各画素Pxを駆動する駆動回路20(「制御回路」の一例)と、駆動回路20を制御する表示制御回路50と、を備える。
図1に示すように、表示部30には、V方向に延在するM本の走査線32と、V方向に交差するVI方向に延在するN本のデータ線34とが形成される(M及びNは2以上の整数)。図1に示すように、表示部30に設けられたN本のデータ線34は、G個の配線群LF(LF1〜LFG)を含み、各配線群LFは、R本のデータ線34を含む(Gは1以上の整数。Rは2以上の整数)。本実施形態では、Rが4である場合を例示して説明する。複数の画素Pxは、走査線32とデータ線34との交差に対応して縦M行×横N列に配列される。なお、本実施形態において、M×N個の交差の全てに対応して画素Pxが設けられる場合を例示して説明するが、M×N個の交差の一部に設けられてもよい。

0015

表示制御回路50は、上位回路(図示略)から供給された画像データVin及び同期信号に基づき、駆動回路20を制御する制御信号Ctを生成して駆動回路20に供給する。画像データVinとは、例えば、各画素Pxが表示すべき階調レベルを規定するデータである。表示制御回路50が生成する制御信号Ctには、フィールド期間Lを規定する垂直同期信号Vsyncと、水平走査期間Hを規定する水平同期信号Hsyncと、各画素Pxの階調レベルを指定する画像信号Vidと、後述される各種の選択信号と、が含まれる。

0016

駆動回路20は、制御信号Ctに応じて表示部30を制御する。より正確には、駆動回路20は、各画素Pxが画像信号Vidに応じた階調レベルを表示するよう各画素Pxを駆動する。駆動回路20は、走査線駆動回路22と、データ信号供給回路24と、プリチャージ回路26と、を具備する。
走査線駆動回路22は、第1行〜第M行の走査線32に走査信号Y1〜YMを供給する。より具体的には、走査線駆動回路22は、第m行の走査線32に走査信号Ymを供給する(mは、1≦m≦Mを満たす整数)。走査線駆動回路22は、走査信号Y1〜YMを所定の選択電位Vswに順次に設定することで、M本の走査線32を順次に選択する。例えば、走査線駆動回路22は、走査信号Ymに選択電位Vswを設定することにより、第m行の走査線32を選択する。

0017

データ信号供給回路24は、各データ線34を介して、当該データ線34に対応する画素Pxにデータ信号VDを供給する。データ信号供給回路24は、G個の配線群LF1〜LFGと1対1に対応するG個のデマルチプレクサーMD(MD1〜MDG)と、表示制御回路50から供給された画像信号Vidに基づいてG系統のデータ信号VD(VD1〜VDG)を生成するデータ信号生成回路242と、を備える。図1に示すように、G個のデマルチプレクサーMD1〜MDGの各々とデータ信号生成回路242とは信号線240で接続される。データ信号供給回路24は、g番目のデマルチプレクサーMDgに対応する配線群LFgに含まれるR本(本実施形態では4本)のデータ線34に、時分割でデータ信号VDgを供給する(gは、1≦g≦Gを満たす整数)。
プリチャージ回路26は、データ線34に所定の電位を有するプリチャージ信号VPを供給する。プリチャージ回路26は、G個の配線群LF1〜LFGと1対1に対応するG個のデマルチプレクサーMP(MP1〜MPG)を備える。

0018

1.2.電気光学装置10の構成の詳細
図2は、各画素Pxに対応する画素回路40の回路図である。図2に示すように、各画素回路40は、液晶素子CLと、画素スイッチSwcと、容量Coと、を含む。液晶素子CLは、画素電極41と、共通電極42と、画素電極41及び共通電極42の間に設けられた液晶43と、を具備する電気光学素子である。液晶素子CLに(すなわち、画素電極41及び共通電極42の間に)電圧印加されると、印加された電圧の大きさに応じて液晶素子CLの透過率が変化する。各画素Pxは、対応する液晶素子CLの透過率に応じた階調レベルを表示する。
なお、本実施形態では、液晶素子CLに電圧が印加されていない状態において、画素Pxが黒表示(液晶素子CLの透過率が0%)となるノーマリーブラックモードである場合を例示して説明する。

0019

共通電極42は、一定の電位Vcomに保たれた容量線36に電気的に接続される。容量Coは、一端が容量線36に電気的に接続され、他端が画素電極41に電気的に接続される。
画素スイッチSwcは、例えばNチャネル型のトランジスターであり、画素電極41とデータ線34との間に設けられ、両者の電気的な接続(導通または非導通)を制御する。具体的には、画素スイッチSwcのゲートは走査線32と電気的に接続される。そして、第m行の走査線32に供給される走査信号Ymが選択電位Vswに設定されると、第m行の走査線32に対応する各画素Pxの画素回路40に設けられた画素スイッチSwcがオン状態となる。画素スイッチSwcがオン状態となると、画素電極41とデータ線34とが導通し、画素電極41における電位がデータ線34に供給されるデータ信号VDに応じた電位となる。結果として、液晶43には当該データ信号VDに応じた電圧が印加される。このようにして、画素回路40の液晶素子CLの透過率はデータ信号VDに応じて変化し、当該画素回路40に対応する画素Pxは、データ信号VDに応じた階調レベルを表示する。なお、本明細書において、画素電極41にデータ信号VDが供給されることを、画素Pxにデータ信号VDが書き込まれると表現する場合がある。

0020

図3は、データ信号供給回路24を説明するための図である。図示の便宜上、図3では、データ信号供給回路24が備えるG個のデマルチプレクサーMD1〜MDGのうち、g番目のデマルチプレクサーMDgの構成例を示す。図3に示されるように、データ信号供給回路24には、選択信号Sd1〜SdRが供給されるR本の給電線LD(LD1〜LDR)が配されている。データ信号供給回路24は、r番目の給電線LDrに選択信号Sdrを供給する(rは1≦r≦Rを満たす整数)。選択信号Sd1〜SdRは、表示制御回路50から供給される制御信号Ctに含まれる信号である。表示制御回路50は、選択信号Sd1〜SdRに、順次に所定の選択電位Vsdを設定する。上述のように、本実施形態においては、Rが4である場合を例示する。

0021

デマルチプレクサーMDgは、配線群LFgに含まれるR本(4本)のデータ線34(34gと称する)と1対1に対応するR個データスイッチWD(WD1〜WDR)を含む。R個のデータスイッチWDの各々は、画素回路40の画素スイッチSwcと同様に、例えばNチャネル型のトランジスターである。R個のデータスイッチWDのうちのr番目のデータスイッチWDrは、R本のデータ線34gのうちのr番目のデータ線34g(34grと称する)と、デマルチプレクサーMDgに対応する信号線240との間に設けられ、両者の電気的な接続(導通または非導通)を制御する。具体的には、データスイッチWDrのゲートはr番目の給電線LDrと電気的に接続される。そして、給電線LDrに供給される選択信号Sdrが選択電位Vsdに設定されると、データスイッチWDrがオン状態となる。デマルチプレクサーMDgが有するデータスイッチWDrがオン状態となると、データ線34grと信号線240とが導通し、データ線34grにはデータ信号VDgが供給される。このように、選択信号Sdrが選択電位Vsdに設定されると、G個のデマルチプレクサーMD1〜MDGの各々におけるr番目のデータスイッチWDrがオン状態となる。
上述のように、デマルチプレクサーMDgが有するR個のデータスイッチWDは順次にオン状態となるため、データ信号供給回路24は、R本のデータ線34g1〜34gRの各々に時分割でデータ信号VDgを供給することとなる。以下では、データスイッチWDrがオン状態である場合にデータ線34grに供給されるデータ信号VDgを、データ信号VDgrと称する。データ信号VDgrは、データ線34grと、選択されている走査線32との交差に対応する画素Pxが表示すべき階調レベルを指定する信号である。
なお、図3に示すように、本実施形態において、R本のデータ線34gのうち、データ線34grとデータ線34g(r+1)とは互いに隣り合うものとする。

0022

図4は、プリチャージ回路26を説明するための図である。図示の便宜上、図4では、プリチャージ回路26が備えるG個のデマルチプレクサーMP1〜MPGのうち、g番目のデマルチプレクサーMPgの構成例を示す。図4に示すように、デマルチプレクサーMPgは、R個のプリチャージスイッチWP(WP1〜WPR)を含む。また、プリチャージ回路26には、プリチャージ信号VPが供給される給電線LNと、選択信号Sp1〜SpRが供給されるR本の給電線LP(LP1〜LPR)と、が配されている。プリチャージ信号VP及び選択信号Sp1〜SpRは、表示制御回路50から供給される制御信号Ctに含まれる信号である。

0023

デマルチプレクサーMPgが有するR個のプリチャージスイッチWP1〜WPRは、配線群LFgに含まれるR本のデータ線34g1〜34gRと1対1に対応するよう設けられる。R個のプリチャージスイッチWPの各々は、例えばNチャネル型のトランジスターである。R個のプリチャージスイッチWPのうちr番目のプリチャージスイッチWPrは、データ線34grと給電線LNと間に設けられ、両者の電気的な接続(導通または非導通)を制御する。具体的には、プリチャージスイッチWPrのゲートは給電線LPrと電気的に接続される。そして、給電線LPrに供給される選択信号Sprが、表示制御回路50により所定の選択電位Vspに設定されると、プリチャージスイッチWPrがオン状態となる。デマルチプレクサーMPgが有するプリチャージスイッチWPrがオン状態となると、データ線34grと給電線LNとが導通し、データ線34grにはプリチャージ信号VPが供給される。
このように、選択信号Sprが選択電位Vspに設定されると、G個のデマルチプレクサーMP1〜MPGの各々におけるr番目のプリチャージスイッチWPrがオン状態となる。

0024

1.3.電気光学装置10の動作
図5は、電気光学装置10の動作期間を説明するためのタイミングチャートである。本実施形態において、電気光学装置10の動作期間は複数のフレーム期間Fを含み、各フレーム期間は垂直同期信号VsyncによりZ個のフィールド期間L(L1〜LZ)に区分される(Zは2≦Zを満たす整数)。各フィールド期間Lは、水平同期信号HsyncによりM個の水平走査期間H(H1〜HM)に区分される。本実施形態において、フレーム期間Fとは例えば1/60秒に略等しい時間長を有する期間である。また、本実施形態では、各フレーム期間Fが4個のフィールド期間Lを含む場合(すなわち、Z=4)を例示して説明する。したがって、本実施形態において、各フィールド期間Lは1/240秒に略等しい時間長を有する。本実施形態において、各フィールド期間Lは、1つの画像を表示するための期間である。各フレーム期間Fが含む複数のフィールド期間Lは、同じ画像を表示してもよいし、互いに異なる画像を表示してもよい。
なお、本明細書において「略等しい」とは、完全に等しい場合の他に、設計上は等しいが、例えば電気光学装置10の製造誤差に起因して発生する誤差を考慮すれば等しいとみなせる場合を含む概念である。

0025

図5に示すように、走査線駆動回路22は、各フィールド期間Lに含まれるM個の水平走査期間Hのうち、m番目の水平走査期間Hmにおいて、第m行の走査線32を選択する。より具体的には、走査線駆動回路22は、水平走査期間Hmにおいて、第m行の走査線32に供給する走査信号Ymを選択電位Vswに設定し、走査信号Ym以外の走査信号Y1〜Ym-1及びYm+1〜YMを選択電位Vswとは異なる非選択電位に設定する。なお、本実施形態では選択電位Vswが非選択電位よりも高い場合を想定するが、選択電位Vswが非選択電位より低くてもよい。
走査線駆動回路22が第m行の走査線32を選択すると、第m行に配列されたN個の画素Pxの各々が有する画素スイッチSwcがオン状態となり、当該N個の画素Pxの各々の液晶素子CLには対応するデータ線34の電位に応じた電圧が印加される。このようにして、第m行に配列された各画素Pxは、対応するデータ線34の電位に応じた階調レベルを表示する。データ信号供給回路24及びプリチャージ回路26は、走査線駆動回路22による走査線32の選択に同期して、N本のデータ線34の各々の電位を制御する。
なお、以下では、水平走査期間Hmにおいて走査線駆動回路22により選択される走査線32を、走査線32_mと称する場合がある。また、本実施形態では、M本の走査線32のうち、走査線32_mと、走査線32_m+1とは互いに隣り合うものとする。

0026

次に、図6及び図7を参照して、本実施形態に係る電気光学装置10の動作について説明する。図6は、電気光学装置10の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。図7は、図6に示すタイミングチャートにしたがって電気光学装置10が動作した場合の、プリチャージ信号VPの各画素Pxへの供給の有無を説明するための図である。

0027

本実施形態において、プリチャージ回路26は、P個のフィールド期間Lにおいて、表示部30に設けられた複数の画素Pxの各々に、データ線34を介してプリチャージ信号VPをQ回ずつ供給する(Pは、2≦Pを満たす整数。Qは、1≦Q<Pを満たす整数)。本実施形態では、P=2、Q=1の場合を例示して説明する。すなわち、本実施形態において、表示部30に設けられた各画素Pxについて、プリチャージ信号VPが供給されるか否かがフィールド期間Lごとに切り替わり、1フィールド期間Lおきにプリチャージ信号VPが供給される。換言すると、プリチャージ回路26は、2個(P個)のフィールド期間Lのうちの一のフィールド期間L(Lxと称する)において、表示部30が備える複数の画素Pxのうちの一部の画素Pxにプリチャージ信号VPを供給し、他のフィールド期間L(Lyと称する)において、残りの画素Px(フィールド期間Lxにおいてプリチャージされなかった画素Px)にプリチャージ信号を供給する。

0028

図6及び図7に示すように、説明の便宜上、本実施形態では各フィールド期間Lが4個の水平走査期間H1〜H4を含む場合を想定する(すなわち、M=4)。また、図6及び図7では、説明の便宜上、一の配線群LFgに含まれるR本(本実施形態では4本)のデータ線34g(34g1、34g2、34g3、及び34g4)、並びに、R本のデータ線34gとM本の走査線32との交差に対応するB個(B=R×M)の画素Pxに着目して説明する。図6及び図7に示す例において、プリチャージ回路26は、フィールド期間LxにおいてB個の画素Pxのうちのb個(bは、b<Bを満たす整数)の画素Pxにプリチャージ信号VPを供給し、フィールド期間Lyにおいて、フィールド期間Lxにおいてプリチャージされなかった(B−b)個の画素Pxにプリチャージ信号VPを供給する。図6及び図7の例では、B=16、b=8の場合を想定する。
以下では、水平走査期間Hmにおいて走査線駆動回路22により選択された走査線32_mと、データ線34grと、の交差に対応して設けられる画素Pxを、画素Pxmrと称する場合がある。

0029

本実施形態に係るプリチャージ回路26は、フィールド期間Lxの奇数番目の水平走査期間Hにおいて、配線群LFgに含まれるR本のデータ線34gのうち、偶数番目のデータ線34g(34gEと称する)にプリチャージ信号VPを供給し、フィールド期間Lxの偶数番目の水平走査期間Hにおいて、R本のデータ線34gのうち、奇数番目のデータ線34g(34gOと称する)にプリチャージ信号VPを供給する。
図6の例においては、フィールド期間L1がフィールド期間Lxの例であり、データ線34g1及び34g3がデータ線34gOであり、データ線34g2及び34g4がデータ線34gEである。すなわち、図6に示すように、フィールド期間L1の奇数番目の水平走査期間H1及びH3において、選択信号Sp2及びSp4が選択電位Vspに設定され、プリチャージ回路26はデータ線34g2及び34g4(すなわち、データ線34gE)にプリチャージ信号VPを供給する。また、フィールド期間L1の偶数番目の水平走査期間H2及びH4において、選択信号Sp1及びSp3が選択電位Vspに設定され、プリチャージ回路26はデータ線34g1及び34g3(すなわち、データ線34gO)にプリチャージ信号VPを供給する。

0030

また、プリチャージ回路26は、フィールド期間Lyの奇数番目の水平走査期間Hにおいて、データ線gOにプリチャージ信号VPを供給し、フィールド期間Lyの偶数番目の水平走査期間Hにおいて、データ線gEにプリチャージ信号VPを供給する。
図6の例においては、フィールド期間L2がフィールド期間Lyの例である。図6に示すように、フィールド期間L2の奇数番目の水平走査期間H1及びH3において、選択信号Sp1及びSp3が選択電位Vspに設定され、プリチャージ回路26はデータ線34g1及び34g3(すなわち、データ線34gO)にプリチャージ信号VPを供給する。また、フィールド期間L2の偶数番目の水平走査期間H2及びH4において、選択信号Sp2及びSp4が選択電位Vspに設定され、プリチャージ回路26はデータ線34g2及び34g4(すなわち、データ線34gE)にプリチャージ信号VPを供給する。

0031

各フレーム期間Fにおいて、フィールド期間Lx及びLyは交互に繰り返される。例えば、本実施形態においては、各フレーム期間Fが4つのフィールド期間Lを含む(Z=4)と想定するため、各フレーム期間Fにおいてフィールド期間LxとLyとが交互に2回ずつ繰り返される。
なお、以上ではフィールド期間Lx(例えばL1)がフィールド期間Ly(例えばL2)に先行する場合を例示したが、フィールド期間Lxはフィールド期間Lyに後続してもよい。

0032

データ信号供給回路24は、各フィールド期間Lの水平走査期間Hmにおいて、配線群LFgに含まれるR本(4本)のデータ線34gに対応する画素Pxm1〜Pxm4にデータ信号VDを供給する。具体的には、図6の例において、データ信号供給回路24は、選択信号Sdrが選択電位Vsdに設定されると、データ線34grを介して画素Pxmrにデータ信号VDgrを供給する。

0033

なお、図6に示すように、各水平走査期間Hにおいて、プリチャージ信号VPが供給されるデータ線34gには、プリチャージ信号VPが供給された後にデータ信号VDが供給される。また、本実施形態では、各水平走査期間Hにおいて、一のデータ線34gに供給されるプリチャージ信号VPは、他のデータ線34gにデータ信号VDが供給されている期間において供給される場合を例示する。
より具体的には、図6に示すように、本実施形態において各水平走査期間HはR個の供給期間Tm(Tm1〜TmR)を含む。データ信号供給回路24は、各供給期間Tmにおいて、一のデータ線34gにデータ信号VDgを供給する。本実施形態では、一例として、プリチャージ回路26が供給期間Tmx(xは1≦x<Rを満たす整数)において一のデータ線34gにプリチャージ信号VPを供給する場合、データ信号供給回路24は供給期間Tm(x+1)において当該一のデータ線34gにデータ信号VDgを供給する場合を想定する。
なお、図6では、一のデータ線34gにプリチャージ信号VPが供給される期間の開始時刻及び終了時刻が、他のデータ線34gにデータ信号VDが供給される期間の開始時刻及び終了時刻とそれぞれ同じである例を示すが、互いに異なっていてもよい。例えば、プリチャージ信号VPが供給される期間の時間長は、データ信号VDが供給される期間の時間長よりも短く設定されてもよい。

0034

図7に、R本のデータ線34gとM本の走査線32とに対応するB個の画素Pxを示す。図7に示すように、各フィールド期間Lにおいて、B個の画素Pxは、プリチャージ信号VPが供給される画素Px(PxKと称する)と供給されない画素Px(PxNと称する)とに区分される。図7では、画素PxKをハッチングにて示す。図7に示すように、フィールド期間Lx(L1)においては、B個(16個)の画素Pxのうちb個(8個)の画素Pxが画素PxKである。一方で、フィールド期間Ly(L2)においては、フィールド期間L1においては画素PxNであった(B−b)個(8個)の画素Pxが画素PxKである。

0035

図7及び図6を参照した以上の説明から理解されるように、本実施形態においては、各フィールド期間Lにおいて、画素PxKと画素PxNとが市松模様状に配置される。換言すると、各フィールド期間Lにおいて、V方向にて画素PxKと画素PxNとが交互に配置されるとともに、VI方向にて画素PxKと画素PxNとが交互に配置される。
また、本実施形態では、フィールド期間LxとLyとで、各画素Pxが、画素PxKであるか画素PxNであるかが切り替わる。すなわち、図7に示すように、各画素Pxについて、P個(2個)のフィールド期間LにおいてQ回(1回)ずつプリチャージ信号VPが供給される。

0036

以下では、プリチャージ回路26が、P個のフィールド期間Lにおいて各画素PxにQ回ずつプリチャージ信号VPを供給することの意義を、対比例を用いて説明する。図8は、対比例に係る電気光学装置における、B個の画素Pxへのプリチャージ信号VPの供給の有無を示す図である。図8に示すように、対比例に係る電気光学装置においては、P個のフィールド期間L(例えばL1とL2)において、B個の画素Pxのうちのb個の画素PxにはP回ずつプリチャージ信号VPが供給される一方で、残りの(B−b)個の画素Pxには1回もプリチャージ信号VPが供給されない。換言すると、対比例に係る電気光学装置は、P個のフィールド期間Lにわたり画素PxKに区分される画素Pxと、P個のフィールド期間にわたり画素PxNに区分される画素Pxと、を含む。

0037

以上のように、対比例に係る電気光学装置が備える複数の画素Pxのうち、一部の画素Pxにプリチャージ信号VPが供給される回数は、他の画素Pxにプリチャージ信号VPが供給される回数よりも多い。このため、対比例では、例え同じ階調レベルを指定するデータ信号VDが供給されたとしても、P個のフィールド期間LにおいてP回プリチャージ信号VPが供給される画素Pxと1回も供給されない画素Pxとで、表示する階調レベルが異なってしまう事態が生じると考えられる。
これに対し、本実施形態によれば、P個のフィールド期間Lにおいて、各画素PxにQ回ずつプリチャージ信号VPが供給される。すなわち、本実施形態によれば、電気光学装置10が備える複数の画素Pxの各々にプリチャージ信号VPが均一に供給される。このため、本実施形態によれば、各画素Pxが表示する階調レベルへの、画素Pxにプリチャージ信号VPを供給することによる影響が、複数の画素Pxにわたり均一化される。したがって、本実施形態では、例えば同じ階調レベルを指定するデータ信号VDが供給された場合に複数の画素Pxが表示する階調レベルが均一となり得る。

0038

なお、図6及び図7を参照して説明した以上の例では、フィールド期間Lx(例えばL1)が「第1フィールド期間」の一例であり、フィールド期間Ly(例えばL2)が「第2フィールド期間」の一例である。すなわち、フィールド期間L1において表示部30が表示する画像が「第1の画像」の一例であり、フィールド期間L2において表示部30が表示する画像が「第2の画像」の一例である。また、例えば、フィールド期間L1に含まれる水平走査期間H1が「第1単位期間」の一例であり、フィールド期間L1に含まれる水平走査期間H2が「第2単位期間」の一例であり、フィールド期間L2に含まれる水平走査期間H1が「第3単位期間」の一例であり、フィールド期間L2に含まれる水平走査期間H2が「第4単位期間」の一例である。また、例えば、データ線34g1が「第1データ線」の一例であり、データ線34g2が「第2データ線」の一例であり、走査線32_1が「第1走査線」の一例であり、走査線32_2が「第2走査線」の一例である。この場合、画素Px11が「第1画素」の一例であり、画素Px12が「第2画素」の一例であり、画素Px21が「第3画素」の一例であり、画素Px22が「第4画素」の一例である。

0039

1.4.本実施形態の結論
以上に説明したように、本実施形態に係る電気光学装置10は、一の水平走査期間Hにおいて、配線群LFgに含まれるR本のデータ線34gのうち、データ線34gEまたはデータ線34gOの一方にプリチャージ信号VPを供給し、他方にはプリチャージ信号VPを供給しない。このため、一の水平走査期間Hにおいて、例えばR本のデータ線34gの各々にプリチャージ信号VPを供給する場合、すなわち、プリチャージ信号VPを供給するための期間が全てのデータ線34について設けられる場合と比較して、データ信号VDを画素Pxに書き込む時間を長く確保することができる。したがって、本実施形態によれば、データ信号VDを画素Pxに書き込む時間を確保しつつ、プリチャージ信号VPを供給することが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、一の水平走査期間Hにおいて、配線群LFgに含まれるR本のデータ線34gのうちの一部のデータ線34gについてはプリチャージ信号VPが供給されないため、配線群LFgに含まれるR本のデータ線34gの全てについてプリチャージ信号VPが供給される場合と比較して、プリチャージに要する消費電力が低減され得る。

0040

また、本実施形態によれば、P個のフィールド期間Lにおいて、各画素PxにQ回ずつプリチャージ信号VPが供給される。すなわち、本実施形態によれば、図8を参照して上述した対比例と比較して、P個のフィールド期間Lにわたり各画素Pxにプリチャージ信号VPが供給される回数が均一化される。すなわち、本実施形態によれば、プリチャージ信号VPを供給することによる表示品質への影響が、表示部30に設けられた複数の画素Pxにわたり均一化される。したがって、本実施形態によれば、対比例と比較して、表示部30が表示する画像の表示品質が向上され得る。

0041

上述のように、本実施形態では、各フィールド期間Lが1/240秒に略等しい時間長を有する。また、本実施形態では、2個(P=2)のフィールド期間Lx及びLy、すなわち1/120秒に略等しい時間長において各画素Pxに均一にプリチャージ信号VPが供給される。このように、本実施形態によれば、各画素Pxにプリチャージ信号VPが供給される周期の時間長(すなわち、各画素Pxにプリチャージ信号VPが供給されてから次に供給されるまでの時間長)が1/60秒未満となる。このため、このような周期の時間長が1/60秒以上の場合と比較して、一の画素Pxへのプリチャージ信号VPの供給の有無により生じ得る、当該一の画素Pxが表示する階調レベルの差異が、利用者により視認されにくくなる。

0042

また、本実施形態によれば、各フィールド期間Lにおいて、画素PxKと画素PxNとが市松模様状に配置される。すなわち、各フィールド期間Lにおいて、画素PxK(または画素PxN)が空間的に分散される。このため、本実施形態によれば、プリチャージ信号VPを供給することによる表示品質への影響が空間的に分散され、例えば画素PxKが連続して配置されている場合と比較して、表示部30が表示する画像の表示品質が均一化され得る。

0043

2.変形例
以上の形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。

0044

2.1.変形例1
図9及び図10を参照して、本発明の変形例1に係る電気光学装置10の動作について説明する。図9は、本変形例における、画素PxK及び画素PxNの配置を示す図である。図10は、変形例1に係る電気光学装置10の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。

0045

上述した実施形態では、各フィールド期間Lにおいて、V方向にて画素PxKと画素PxNとが交互に配置されるとともに、VI方向にて画素PxKと画素PxNとが交互に配置される(すなわち、画素PxK及び画素PxNが市松模様状に配置される)場合を例示したが、本発明は以上の例示に限定されない。図9に示すように、各フィールド期間Lにおいて、VI方向では画素PxKと画素PxNとが交互に配置される一方で、V方向では画素PxK(またはPxN)が連続して配置されてもよい。
なお、本変形例においても、P個のフィールド期間Lにおいて各画素PxにQ回ずつプリチャージ信号VPが供給される点は実施形態と同様である。また、実施形態と同様に、本変形例でも、P=2、Q=1と想定する。

0046

以下、図10を参照して本変形例に係る電気光学装置10の動作を具体的に説明する。本変形例において、配線群LFgに含まれるR本のデータ線34gは、2つのデータ線群GP(GP1及びGP2)に区分される。データ線群GP1は、1番目からS番目(Sは、1≦S<Rを満たす整数)のデータ線34g1〜34gSを含み、データ線群GP2は、S+1番目からR番目のデータ線34g(S+1)〜34gRを含む。以下ではS=2の場合を例示して説明する。すなわち、データ線群GP1はデータ線34g1及び34g2を含み、データ線群GP2はデータ線34g3及び34g4を含む。

0047

本変形例に係るプリチャージ回路26は、フィールド期間Lxの奇数番目の水平走査期間Hにおいてデータ線群GP2にプリチャージ信号VPを供給し、偶数番目の水平走査期間Hにおいてデータ線群GP1にプリチャージ信号VPを供給する。より具体的には、図10に例示するように、フィールド期間L1の奇数番目の水平走査期間H1及びH3において、選択信号Sp3及びSp4が選択電位Vspに設定され、プリチャージ回路26はデータ線34g3及び34g4(すなわち、データ線群GP2)にプリチャージ信号VPを供給する。また、フィールド期間L1の偶数番目の水平走査期間H2及びH4において、選択信号Sp1及びSp2が選択電位Vspに設定され、プリチャージ回路26はデータ線34g1及び34g2(すなわち、データ線群GP1)にプリチャージ信号VPを供給する。

0048

また、プリチャージ回路26は、フィールド期間Lyの奇数番目の水平走査期間Hにおいてデータ線群GP1にプリチャージ信号VPを供給し、偶数番目の水平走査期間Hにおいてデータ線群GP2にプリチャージ信号VPを供給する。より具体的には、図10に例示するように、フィールド期間L2の奇数番目の水平走査期間H1及びH3において、選択信号Sp1及びSp2が選択電位Vspに設定され、プリチャージ回路26はデータ線34g1及び34g2(すなわち、データ線群GP1)にプリチャージ信号VPを供給する。また、フィールド期間L2の偶数番目の水平走査期間H2及びH4において、選択信号Sp3及びSp4が選択電位Vspに設定され、プリチャージ回路26はデータ線34g3及び34g4(すなわち、データ線群GP2)にプリチャージ信号VPを供給する。

0049

なお、本変形例においては、フィールド期間Lx(例えばL1)が「第1フィールド期間」の一例であり、フィールド期間Ly(例えばL2)が「第2フィールド期間」の一例である。すなわち、フィールド期間L1において表示部30が表示する画像が「第1の画像」の一例であり、フィールド期間L2において表示部30が表示する画像が「第2の画像」の一例である。また、例えば、フィールド期間L1に含まれる水平走査期間H1が「第1単位期間」の一例であり、フィールド期間L1に含まれる水平走査期間H2が「第2単位期間」の一例であり、フィールド期間L2に含まれる水平走査期間H1が「第3単位期間」の一例であり、フィールド期間L2に含まれる水平走査期間H2が「第4単位期間」の一例である。また、例えば、データ線34g2が「第1データ線」の一例であり、データ線34g3が「第2データ線」の一例であり、走査線32_1が「第1走査線」の一例であり、走査線32_2が「第2走査線」の一例である。この場合、画素Px12が「第1画素」の一例であり、画素Px13が「第2画素」の一例であり、画素Px22が「第3画素」の一例であり、画素Px23が「第4画素」の一例である。

0050

以上に説明した変形例1でも、実施形態と同様の効果が奏される。なお、本変形例においては、各フィールド期間Lにおいて、VI方向にて画素PxKと画素PxNとが交互に配置される。すなわち、各フィールド期間Lにおいて、画素PxK(または画素PxN)がVI方向にて空間的に分散される。このため、本変形例においても、プリチャージ信号VPを供給することによる表示品質への影響が空間的に分散され、例えば画素PxKがV方向及びVI方向に連続して配置されている場合と比較して、表示部30が表示する画像の表示品質が均一化され得る。

0051

2.2.変形例2
図11及び図12を参照して、本発明の変形例2に係る電気光学装置10の動作について説明する。図11は、本変形例における、画素PxK及び画素PxNの配置を示す図である。図12は、変形例1に係る電気光学装置10の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
なお、本変形例においても、P個のフィールド期間Lにおいて各画素PxにQ回ずつプリチャージ信号VPが供給される点は実施形態と同様である。また、実施形態と同様に、本変形例でも、P=2、Q=1と想定する。

0052

上述した実施形態及び変形例では、V方向及びVI方向の少なくとも一方において、画素PxK及び画素PxNが交互に配置される場合を例示した。しかし、本発明は以上の例示に限定されず、画素PxK及び画素PxNの配置は任意に定められてよい。図11に、本変形例の一態様における画素PxK及び画素PxNの配置を示す。図11に示すように、本変形例では、B=16、b=4の場合を想定する。すなわち、フィールド期間Lxにおいて、B個(16個)の画素Pxのうちのb個(4個)の画素Pxにプリチャージ信号VPが供給され、フィールド期間Lyにおいて、フィールド期間Lxにおいてプリチャージされなかった(B−b)個(12個)の画素Pxにプリチャージ信号VPが供給される。

0053

図12を参照して本変形例に係る電気光学装置10の動作の一例を具体的に説明する。本変形例に係るプリチャージ回路26は、フィールド期間Lxの水平走査期間Hmにおいて、配線群LFgに含まれるR本のデータ線34gのうちのJ本(Jは、1≦J<Rを満たす整数)のデータ線34gにプリチャージ信号VPを供給し、フィールド期間Lyの水平走査期間Hmにおいて、フィールド期間Lxの水平走査期間Hmにおいてプリチャージ信号VPが供給されなかった残りの(R−J)本のデータ線34gにプリチャージ信号VPを供給する。図11及び図12では、J=1の場合を例示して説明する。すなわち、図11及び図12に示す例において、プリチャージ回路26は、フィールド期間Lxの水平走査期間Hmにおいて、4本(R本)のデータ線34gのうちの1本(J本)のデータ線34gにプリチャージ信号VPを供給し、フィールド期間Lyの水平走査期間Hmにおいて、残りの3本(R−J本)のデータ線34gにプリチャージ信号VPを供給する。

0054

図11及び12に示すように、本変形例では、一例として、フィールド期間Lxにおける水平走査期間Hmにおいて、mをRで除算した剰余(m mod R)に対応する番号のデータ線34gにプリチャージ信号VPが供給される場合を説明する。なお、剰余がゼロ(「0」)である場合には、R番目のデータ線34gRにプリチャージ信号VPが供給されるものとする。
図12に示す例において、プリチャージ回路26は、フィールド期間L1の水平走査期間Hmにてデータ線34gmにプリチャージ信号VPを供給し、フィールド期間L2の水平走査期間Hmにてデータ線34gm以外のデータ線34gにプリチャージ信号VPを供給する。例えば、フィールド期間L1の水平走査期間H1では、選択信号Sp1が選択電位Vspに設定され、プリチャージ回路26はS本(1本)のデータ線34g1にプリチャージ信号VPを供給する。そして、フィールド期間L2の水平走査期間H1では、選択信号Sp2〜Sp4が選択電位Vspに設定され、プリチャージ回路26は(R−J)本(3本)のデータ線34g2〜34g4(すなわち、データ線34g1以外のデータ線34g)にプリチャージ信号VPを供給する。

0055

なお、本変形例においては、フィールド期間Lx(例えばL1)が「第1フィールド期間」の一例であり、フィールド期間Ly(例えばL2)が「第2フィールド期間」の一例である。すなわち、フィールド期間L1において表示部30が表示する画像が「第1の画像」の一例であり、フィールド期間L2において表示部30が表示する画像が「第2の画像」の一例である。また、例えば、フィールド期間L1に含まれる水平走査期間H1が「第1単位期間」の一例であり、フィールド期間L1に含まれる水平走査期間H2が「第2単位期間」の一例であり、フィールド期間L2に含まれる水平走査期間H1が「第3単位期間」の一例であり、フィールド期間L2に含まれる水平走査期間H2が「第4単位期間」の一例である。また、例えば、データ線34g1が「第1データ線」の一例であり、データ線34g2が「第2データ線」の一例であり、走査線32_1が「第1走査線」の一例であり、走査線32_2が「第2走査線」の一例である。この場合、画素Px11が「第1画素」の一例であり、画素Px12が「第2画素」の一例であり、画素Px21が「第3画素」の一例であり、画素Px22が「第4画素」の一例である。

0056

以上に説明した変形例2でも、実施形態と同様の効果が奏される。

0057

2.3.変形例3
上述した実施形態及び変形例では、P=2、Q=1の場合を例示して説明した。しかし、Pは、2以上の数であれば他の数でもよく、Qは、1≦Q<Pを満たすのであれば他の数でもよい。本変形例では、P=4、Q=3の場合を例示して説明する。すなわち、本変形例において、各画素Pxには、4個(P個)のフィールド期間L1〜L4において3回(Q回)ずつプリチャージ信号VPが供給される。以下、図13から図15を参照して、変形例3に係る電気光学装置10の動作について説明する。図13は、変形例3に係る電気光学装置10の、P個(4個)のフィールド期間Lのうちの前半(すなわち、フィールド期間L1及びL2)における動作の一例を示すタイミングチャートであり、図14は後半(すなわち、フィールド期間L3及びL4)における動作の一例を示すタイミングチャートである。

0058

本変形例に係るプリチャージ回路26は、各フィールド期間Lの各水平走査期間Hにおいて、配線群LFgに含まれるR本のデータ線34gのうちのJ本のデータ線34gにプリチャージ信号VPを供給する。本変形例では、J=3である場合を例示して説明する。本変形例において、一のフィールド期間Lに含まれるM個の水平走査期間Hの各々においてプリチャージ回路26がプリチャージ信号VPを供給するJ本のデータ線34gの組み合わせは、水平走査期間Hごとに異なる。また、本変形例において、水平走査期間Hmにおいてプリチャージ回路26がプリチャージ信号VPを供給するデータ線34gの組み合わせは、フィールド期間Lごとに異なる。
図13及び図14では、一例として、フィールド期間Lp(pは、1≦p≦Pを満たす整数)の水平走査期間Hmにおいて、データ線34g(p+m-1)または34g(p+m-1-R)以外のデータ線34gにプリチャージ信号VPが供給される場合を示す。

0059

例えば、図13の例に示すフィールド期間L1に着目する。この場合、水平走査期間H1においてはデータ線34g1以外のデータ線34g(34g2、34g3、及び34g4)にプリチャージ信号VPが供給され、水平走査期間H2においてはデータ線34g2以外のデータ線34g(34g1、34g3、及び34g4)にプリチャージ信号VPが供給され、水平走査期間H3においてはデータ線34g3以外のデータ線34g(34g1、34g2、及び34g4)にプリチャージ信号VPが供給され、水平走査期間H4においてはデータ線34g4以外のデータ線34g(34g1、34g2、及び34g3)にプリチャージ信号VPが供給される。

0060

また、例えば、図13及び図14の例において、各フィールド期間Lの水平走査期間H1に着目する。この場合、フィールド期間L1においてはデータ線34g1以外のデータ線34g(34g2、34g3、及び34g4)にプリチャージ信号VPが供給され、フィールド期間L2においてはデータ線34g2以外のデータ線34g(34g1、34g3、及び34g4)にプリチャージ信号VPが供給され、フィールド期間L3においてはデータ線34g3以外のデータ線34g(34g1、34g2、及び34g4)にプリチャージ信号VPが供給され、フィールド期間L4においてはデータ線34g4以外のデータ線34g(34g1、34g2、及び34g3)にプリチャージ信号VPが供給される。

0061

図15は、図13及び図14に示すタイミングチャートにしたがって変形例3に係る電気光学装置10が動作した場合の、画素PxK及び画素PxNの配置を示す図である。図15に示すように、本変形例においても、P個(4個)のフィールド期間Lにおいて、Q回(3回)ずつプリチャージ信号VPが供給される。

0062

なお、本変形例においては、フィールド期間L1が「第1フィールド期間」の一例であり、フィールド期間L2が「第2フィールド期間」の一例であり、フィールド期間L4が「第3フィールド期間」の一例である。すなわち、フィールド期間L1において表示部30が表示する画像が「第1の画像」の一例であり、フィールド期間L2において表示部30が表示する画像が「第2の画像」の一例であり、フィールド期間L4において表示部30が表示する画像が「第3の画像」の一例である。また、本変形例では、フィールド期間L1に含まれる水平走査期間H1が「第1単位期間」の一例であり、フィールド期間L1に含まれる水平走査期間H2が「第2単位期間」の一例であり、フィールド期間L2に含まれる水平走査期間H1が「第3単位期間」の一例であり、フィールド期間L4に含まれる水平走査期間H2が「第4単位期間」の一例である。また、データ線34g1が「第1データ線」の一例であり、データ線34g2が「第2データ線」の一例であり、走査線32_1が「第1走査線」の一例であり、走査線32_2が「第2走査線」の一例である。すなわち、画素Px11が「第1画素」の一例であり、画素Px12が「第2画素」の一例であり、画素Px21が「第3画素」の一例であり、画素Px22が「第4画素」の一例である。

0063

以上に説明した変形例3でも、実施形態と同様に、データ信号VDを画素Pxに書き込む時間を確保しつつ、プリチャージ信号VPを供給することが可能となる。配線群LFgに含まれるR本のデータ線34gの全てについてプリチャージ信号VPが供給される場合と比較して、プリチャージに要する消費電力が低減され得る点も同様である。
また、上述のように、本変形例でも、各画素Pxについて、P個(4個)のフィールド期間Lにおいて、Q回(3回)ずつプリチャージ信号VPが供給される。このため、例えば電気光学装置10が備える複数の画素Pxが、P個のフィールド期間LにおいてP回ずつプリチャージ信号VPが供給される画素Pxと、P個のフィールド期間Lにおいて1回もプリチャージ信号VPが供給さない画素Pxとに区分される場合と比較して、P個のフィールド期間Lにわたり各画素Pxにプリチャージ信号VPが供給される回数が均一化され、ひいては表示部30が表示する画像の表示品質が向上され得る。

0064

3.応用例
以上の各形態に例示した電気光学装置10は、各種の電気機器に利用され得る。図16から図18に、電気光学装置10を採用した電子機器の具体的な形態を例示する。

0065

図16は、電気光学装置10を適用した可搬型のパーソナルコンピューター2000の斜視図である。パーソナルコンピューター2000は、各種の画像を表示する電気光学装置10と、電源スイッチ2001及びキーボード2002を含むユーザーインターフェースが設けられた本体部2010と、を具備する。

0066

図17は、電気光学装置10を適用した携帯電話機3000の斜視図である。携帯電話機3000は、各種の画像を表示する電気光学装置10と、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002を含むユーザーインターフェースと、を具備する。利用者がスクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置10に表示される画面がスクロールされる。

0067

図18は、電気光学装置10を適用した投射型表示装置(例えば、3板式のプロジェクター)4000の模式図である。投射型表示装置4000は、赤色、緑色、青色の3色に対応する3個の電気光学装置10(10R、10G、及び10B)を含んで構成される。照明光学系4001は、光源4002からの出射光のうち赤色成分rを電気光学装置10Rに供給し、緑色成分gを電気光学装置10Gに供給し、青色成分bを電気光学装置10Bに供給する。各電気光学装置10は、照明光学系4001から供給される、対応する色成分の光を表示画像に応じて変調する光変調器として機能する。投射光学系4003は、各電気光学装置10からの出射光を合成して投射面4004に投射する。

0068

なお、本発明に係る電気光学装置10が適用される電子機器は、以上の例に限定されない。電気光学装置10は、スマートフォン、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルスチルカメラテレビビデオカメラカーナビゲーション装置車載用表示器電子手帳電子ペーパー電卓ワードプロセッサーテレビ電話POS端末プリンタースキャナー複写機ビデオプレーヤータッチパネルを備えた機器等の電子機器に適用されてもよい。

0069

以上の説明から理解されるように、本発明は、電気光学装置10としても、電気光学装置10が備える制御回路(駆動回路20)としても、電気光学装置10または駆動回路20を具備する電子機器としても、駆動回路20による表示部30の制御方法としても理解され得る。

0070

10…電気光学装置、20…駆動回路、22…走査線駆動回路、24…データ信号供給回路、26…プリチャージ回路、30…表示部、32…走査線、34…データ線、50…表示制御回路、CL…液晶素子、F…フレーム期間、H…水平走査期間、L…フィールド期間、MD…デマルチプレクサー、MP…デマルチプレクサー、Px…画素、Sdr…選択信号、Spr…選択信号、VD…データ信号、VP…プリチャージ信号、Ym…走査信号。

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