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技術 毛髪処理方法

出願人 タカラベルモント株式会社
発明者 久下宗一山口剛弘福原雄大
出願日 2017年10月20日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2017-203434
公開日 2019年5月23日 (9ヶ月経過) 公開番号 2019-077620
状態 特許登録済
技術分野 化粧料 ヘアーカール
主要キーワード デザイン形成 時間不足 変形効果 反応臭 カール形状 健常毛髪 カキタンニン ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年5月23日)のものです。
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課題

健常毛及び損傷毛のいずれの毛髪においても、毛髪処理に起因する毛髪の損傷及び不快臭の発生を抑制するとともに、十分な毛髪変形の効果を得ることができる毛髪処理方法を提供することを目的とする。

解決手段

加水分解ケラチンを含有する水性組成物を毛髪に塗布する第1工程と、水性組成物が塗布された毛髪にカールデザインまたはストレートデザインを形成する第2工程と、カールデザインまたはストレートデザインが形成された毛髪に対して、毛髪が濡れた状態で、40℃よりも高く、100℃未満の温度で加温処理を行う第3工程とを備える毛髪処理方法である。

概要

背景

パーマネントウェーブ処理に代表される毛髪還元処理を伴う毛髪変形処理では、還元処理の後に毛髪を酸化処理させて変形を定着させる。

より具体的には、まず、チオグリコール酸等の還元剤を主成分とし、アルカリ剤を含有する第1剤により毛髪ケラチンシスチン結合を切断する還元工程と、臭素酸塩等の酸化剤を主成分とする第2剤により再びシスチン結合に戻す酸化工程により毛髪にカールデザインまたはストレートデザインを形成する。

ここで、上記毛髪処理方法においては、アルカリ下においての還元処理、酸化処理を行うため、毛髪へのダメージが大きく、また、パーマネントウェーブ処理による効果が不十分であるという問題があった。

そこで、これらの不都合を解消すべく、毛髪を加温処理する方法が提案されている。より具体的には、毛髪に還元剤を含有する第1剤を塗布して洗浄した後、通電により毛髪を加熱可能なロッド巻き付け、ロッドを加熱して毛髪を加温し、ロッドを外した毛髪に酸化剤を含有する第2剤を塗布する方法が提案されている。そして、このような処理方法により、パーマネントウェーブ処理による毛髪の損傷が少なく、毛髪に強力なカールデザインを付与することができると記載されている(例えば、特許文献1参照)。

また、上記毛髪へのダメージを軽減すべく、一浴式のパーマネントウェーブ形成剤を使用した毛髪処理方法が提案されている。より具体的には、平均分子量が25,000〜35,000の加水分解ケラチンを含有する一浴式のパーマネントウェーブ形成剤を損傷した毛髪に塗布し、毛髪をロッドに巻き付けた後、所定時間、放置し、その後、ロッドを取り外して洗浄する方法が提案されている。そして、このような処理方法により、損傷毛に対してパーマネント処理を行う際に、当該パーマネントウェーブ処理による毛髪への更なるダメージを低減することができると記載されている(例えば、特許文献2参照)。

概要

健常毛及び損傷毛のいずれの毛髪においても、毛髪処理に起因する毛髪の損傷及び不快臭の発生を抑制するとともに、十分な毛髪変形の効果を得ることができる毛髪処理方法を提供することを目的とする。加水分解ケラチンを含有する水性組成物を毛髪に塗布する第1工程と、水性組成物が塗布された毛髪にカールデザインまたはストレートデザインを形成する第2工程と、カールデザインまたはストレートデザインが形成された毛髪に対して、毛髪が濡れた状態で、40℃よりも高く、100℃未満の温度で加温処理を行う第3工程とを備える毛髪処理方法である。なし

目的

本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、健常毛及び損傷毛のいずれの毛髪においても、毛髪処理に起因する毛髪の損傷及び不快臭の発生を抑制するとともに、十分な毛髪変形効果を得ることができる毛髪処理方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

加水分解ケラチンを含有する水性組成物毛髪に塗布する第1工程と、前記水性組成物が塗布された毛髪にカールデザインまたはストレートデザインを形成する第2工程と、前記カールデザインまたはストレートデザインが形成された毛髪に対して、該毛髪が濡れた状態で、40℃よりも高く、100℃未満の温度で加温処理を行う第3工程とを少なくとも備えることを特徴とする毛髪処理方法

請求項2

毛髪にカールデザインまたはストレートデザインを形成する第1工程と、加水分解ケラチンを含有する水性組成物を前記カールデザインまたはストレートデザインが形成された毛髪に塗布する第2工程と、前記水性組成物が塗布された毛髪に対して、該毛髪が濡れた状態で、40℃よりも高く、100℃未満の温度で加温処理を行う第3工程とを少なくとも備えることを特徴とする毛髪処理方法。

請求項3

前記加温処理の時間が、3〜45分であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の毛髪処理方法。

請求項4

前記第3工程の後、前記毛髪を冷却することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の毛髪処理方法。

技術分野

0001

本発明は、毛髪に対してカールデザインまたはストレートデザインを形成する毛髪処理方法に関する。

背景技術

0002

パーマネントウェーブ処理に代表される毛髪の還元処理を伴う毛髪変形処理では、還元処理の後に毛髪を酸化処理させて変形を定着させる。

0003

より具体的には、まず、チオグリコール酸等の還元剤を主成分とし、アルカリ剤を含有する第1剤により毛髪ケラチンシスチン結合を切断する還元工程と、臭素酸塩等の酸化剤を主成分とする第2剤により再びシスチン結合に戻す酸化工程により毛髪にカールデザインまたはストレートデザインを形成する。

0004

ここで、上記毛髪処理方法においては、アルカリ下においての還元処理、酸化処理を行うため、毛髪へのダメージが大きく、また、パーマネントウェーブ処理による効果が不十分であるという問題があった。

0005

そこで、これらの不都合を解消すべく、毛髪を加温処理する方法が提案されている。より具体的には、毛髪に還元剤を含有する第1剤を塗布して洗浄した後、通電により毛髪を加熱可能なロッド巻き付け、ロッドを加熱して毛髪を加温し、ロッドを外した毛髪に酸化剤を含有する第2剤を塗布する方法が提案されている。そして、このような処理方法により、パーマネントウェーブ処理による毛髪の損傷が少なく、毛髪に強力なカールデザインを付与することができると記載されている(例えば、特許文献1参照)。

0006

また、上記毛髪へのダメージを軽減すべく、一浴式のパーマネントウェーブ形成剤を使用した毛髪処理方法が提案されている。より具体的には、平均分子量が25,000〜35,000の加水分解ケラチンを含有する一浴式のパーマネントウェーブ形成剤を損傷した毛髪に塗布し、毛髪をロッドに巻き付けた後、所定時間、放置し、その後、ロッドを取り外して洗浄する方法が提案されている。そして、このような処理方法により、損傷毛に対してパーマネント処理を行う際に、当該パーマネントウェーブ処理による毛髪への更なるダメージを低減することができると記載されている(例えば、特許文献2参照)。

先行技術

0007

特開2004−262798号公報
特開2001−247436号公報

発明が解決しようとする課題

0008

しかし、上記特許文献1に記載の処理方法においては、還元処理された毛髪に対しての加温処理を行うため、当該加温処理に起因して毛髪が損傷するとともに、加温処理中における反応臭毛髪処理後の残臭が発生するという問題があった。

0009

また、上記特許文献2に記載の処理方法においては、損傷毛髪におけるダメージを低減することはできるものの、対象毛が損傷毛に限定されていた。健常毛髪の表面は疎水性が高く、平均分子量が25,000〜35,000の加水分解ケラチンの浸透が不十分になるため、十分な毛髪変形効果(カール形状の強さ)を得ることが困難であった。

0010

そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、健常毛及び損傷毛のいずれの毛髪においても、毛髪処理に起因する毛髪の損傷及び不快臭の発生を抑制するとともに、十分な毛髪変形効果を得ることができる毛髪処理方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

上記目的を達成するために、本発明の毛髪処理方法は、加水分解ケラチンを含有する水性組成物を毛髪に塗布する第1工程と、水性組成物が塗布された毛髪にカールデザインを形成する第2工程と、カールデザインが形成された毛髪に対して、毛髪が濡れた状態で、40℃よりも高く、100℃未満の温度で加温処理を行う第3工程とを少なくとも備えることを特徴とする。

発明の効果

0012

本発明によれば、健常毛及び損傷毛のいずれの毛髪においても、毛髪処理に起因する毛髪の損傷を抑制することができるとともに、優れた毛髪変形の効果を得ることができる。また、毛髪処理に起因する不快臭の発生を抑制することができる。

0013

以下に、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において、適宜、変更して適用することができる。

0014

本発明の毛髪処理方法は、加水分解ケラチンを含有する水性組成物を毛髪に塗布する第1工程と、水性組成物が塗布された毛髪にカールデザインを形成する第2工程と、カールデザインが形成された毛髪に対して、毛髪が濡れた状態で加温処理を行う第3工程とを備えており、上記従来の酸化処理、及び還元処理は行わない。

0015

(第1工程)
本発明の毛髪処理方法においては、毛髪に加水分解ケラチンを含有する水性組成物を塗布する。

0016

この加水分解ケラチンは、シスチンを多く含んでいるため、毛髪に非常になじみやすく、このような加水分解ケラチンを含有する水性組成物を塗布することにより、毛髪のダメージを低減させて、優れた毛髪変形の効果を得ることができる。

0017

この加水分解ケラチンとしては、特に限定されず、通常、毛髪化粧料に用いられるものであればよい。

0018

また、この加水分解ケラチンにおける平均分子量は特に限定されないが、加水分解ケラチンの平均分子量は10000以上であることが好ましい。これは、平均分子量が10000未満の場合、後述の「毛髪が濡れた状態での加温処理」を行う際に、毛髪内部へ浸透されるものの、分子サイズが小さいため、毛髪に対する定着が不十分となり、結果として、毛髪変形効果が十分に発揮されない場合があるためである。

0019

また、この加水分解ケラチンにおける化学修飾の有無は特に限定されないが、化学修飾がされていない加水分解ケラチンを使用することが好ましい。これは、カチオン化シリル化等の化学修飾が施された加水分解ケラチンを用いた場合、後述の「毛髪が濡れた状態での加温処理」を行うことにより、仕上がり感(やわらかさ、すべりなど)が向上するものの、化学修飾に起因して、主要効果である毛髪変形効果が低下する場合があるためである。

0020

例えば、平均分子量35000の加水分解ケラチンを含む「プロティキュート Uアルファ」(一丸ファルコス社製)、平均分子量35000のヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(カチオン化修飾)を含む「プロティキュート Cアルファ」(一丸ファルコス社製)、平均分子量10000の加水分解ケラチンを含む「プロモイスWK−GB」(成和化成社製)、平均分子量4000の加水分解ケラチンを含む「プロモイス WK−L」(成和化成社製)、平均分子量1000の加水分解ケラチンを含む「プロモイス WK−H」(成和化成社製)、平均分子量400の加水分解ケラチンを含む「プロモイス WK」(成和化成社製)、平均分子量1200の(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(シリル化修飾)を含む「プロモイス WK−HSIG」(成和化成社製)、平均分子量600のヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(カチオン化修飾)を含む「プロモイス WK−Q」(成和化成社製)、平均分子量1000のヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(カチオン化修飾)を含む「ケライドTK−C」(東洋羽毛工業社製)等の市販品を使用することができる。

0021

なお、本発明の水性組成物としては、例えば、水等の溶媒に上記加水分解ケラチンを分散させたものが使用できるが、毛髪のダメージ低減効果変形効果を十分に発揮させるとの観点から、水性組成物の全体に対する加水分解ケラチンの配合量は、0.1〜20質量%が好ましい。

0022

(第2工程)
本発明の毛髪処理方法におけるカールデザインを形成する方法としては、美容技術として一般的に用いられる方法であれば特に限定されず、例えば、発熱体を用いる方法、ロッドと呼ばれる器具を用いる方法、及び加熱可能なロッドを用いる方法等が挙げられる。

0023

(第3工程)
本発明の毛髪処理方法においては、カールデザインが形成された毛髪に対して、毛髪が濡れた状態で加温処理を行うことにより、カールデザインを定着させる点に特徴がある。

0024

なお、ここで言う「毛髪が濡れた状態」とは、「第2工程におけるカールデザイン処理後の、水性組成物またはシャワー等による洗い流しにより濡れた状態にある毛髪を、乾燥させることなくそのままの状態で」、あるいは「第2工程におけるカールデザイン処理後の、水性組成物またはシャワー等による洗い流しにより濡れた状態にある毛髪に水分を浸漬させた状態で(即ち、毛髪が水分を保持した状態で)」という意味である。

0025

そして、この加熱工程においては、40℃よりも高く、100℃未満の温度で加熱を行う点に特徴がある。

0026

これは、カールデザインを定着する際の処理温度が40℃以下の場合は、毛髪変形効果(カール形状の強さ)を得るために必要な温度が不十分になるため、所望のカールデザインが得られない場合があるためである。

0027

また、カールデザインを定着する際の処理温度が100℃以上の場合は、カールデザインを確実に形成することはできるものの、高温処理に起因して、不快臭の発生や、毛髪内成分が熱ダメージを受けるため、良好な仕上がり感(良好な柔らかさ、良好なすべり感)が得られない場合があるためである。

0028

即ち、40℃よりも高く、100℃未満の温度で加温処理を行うことにより、健常毛及び損傷毛のいずれの毛髪においても、毛髪の損傷を抑制することができるとともに、優れた毛髪変形の効果を得ることが可能になる。更に、加温処理に起因する不快臭の発生を抑制することが可能になる。

0029

なお、毛髪変形の効果、及び仕上がり感を向上させるとの観点から、加熱工程における温度は、50℃以上90℃以下が好ましい。

0030

また、加温処理を行う処理時間は、3分以上45分以下が好ましい。これは、3分未満の場合は、加温時間不足に起因して毛髪変形効果が不十分になるという不都合が生じる場合があるためであり、45分よりも長い場合は、過剰な加温時間に起因して仕上がり感が低下するという不都合が生じる場合があるためである。

0031

また、毛髪が濡れた状態で加温処理を行うのは、加温する際に毛髪が乾燥している場合、水性組成物中の加水分解ケラチンが毛髪内部へ効率よく浸透することができず、毛髪変形効果が不十分になり、所望のカールデザインが得られない場合があるためである。

0032

本工程の具体例としては、温水(40℃よりも高く、100℃未満)にカールデザインされた毛髪を浸漬して加温処理を行う場合や、カールデザインされた毛髪を保湿が可能なカバー包み込んだ状態で加温処理を行う場合などが挙げられる。

0033

(その他の成分)
本発明の水性組成物において使用される溶媒(分散媒)は特に限定されず、水が使用されるが、必要に応じて、エタノールイソプロパノール等の有機溶媒を、人体に接触しても無害な濃度で、水に含有させてもよい。

0034

また、本発明の水性組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、pH調整成分(例えば、炭酸グアニジンリン酸二水素ナトリウムリン酸水素二ナトリウムリン酸三ナトリウムセスキ炭酸塩アルギニン炭酸水素ナトリウム炭酸ナトリウムモノエタノールアミントリエタノールアミンアンモニア2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール水酸化ナトリウムクエン酸三カリウムクエン酸三ナトリウムリン酸水素二アンモニウム酒石酸クエン酸乳酸リン酸等)、油性成分(例えば、スフィンゴ脂質セラミド類コレステロール誘導体フィトステロール誘導体リン脂質ラノリンラノリン脂肪酸誘導体パーフルオロポリエーテル等)、植物油(例えば、オリーブ油シア脂マカデミアナッツ油等)、ロウ類(例えば、ホホバ種子油、カルナウバロウキャンデリラロウミツロウ等)、炭化水素(例えば、流動パラフィン軽質流動イソパラフィンパラフィンマイクロクリスタリンワックススクワランワセリンイソドデカンイソヘキサデカン等)、高級脂肪酸(例えば、ミリスチン酸オレイン酸ステアリン酸イソステアリン酸分岐脂肪酸(C(炭素数)14−28)、ヒドロキシステアリン酸等)、アルコール類(例えば、セテアリルアルコールセタノールイソステアリルアルコールオレイルアルコール水添ナタネ油アルコールコレステロールシトステロール、1,3−ブチレングリコールプロピレングリコールジプロピレングリコールグリセリンジグリセリン、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール等)、糖及びその誘導体類(例えば、ブドウ糖ショ糖D−ソルビトールマルトーストレハロースポリオキシプロピレンメチルグルコシドグリセリルグルコシド等)、エステル類(例えば、ミリスチン酸イソプロピルパルミチン酸セチル、オレイン酸オクチルドデシルトリイソステアリン酸グリセリルコハク酸ジエトキシエチル乳酸セチル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル等)、シリコーン類(例えば、ジメチルシリコーンメチルフェニルシリコーン、環状ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーンアルキル変性シリコーンアミノ変性シリコーンジメチコノールPCAジメチコン等)、アミノ酸及びその誘導体類(例えば、グルタミン酸アスパラギン酸グリシンセリンメチオニントリメチルグリシンポリアスパラギン酸ナトリウムジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム、N−ラウロイル−L−リジン等)、PPT及びタンパク類(例えば、加水分解シルク加水分解コムギ、加水分解ダイズ加水分解コラーゲンシリル化加水分解シルク、シリル化加水分解コムギ、カチオン化加水分解シルク、カチオン化加水分解コラーゲン、ケラチン等)、天然高分子及びその誘導体類(例えば、アルギン酸塩マンナンアラビアゴムタマリンドガムキトサンカラギーナンムチンセラックヒアルロン酸塩カチオン化ヒアルロン酸キサンタンガムデキストリンヒドロキシエチルセルロースカチオン化セルロースグァーガムカチオン化グァーガムハチミツ等)、合成高分子(例えば、アニオン性高分子カチオン性高分子非イオン性高分子両性高分子ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル等)、アニオン性界面活性剤(例えば、アルキルエーテルカルボン酸塩、N−アシルグルタミン酸、N−アシルメチルタウリン塩アルキルスルホコハク酸塩アルキル硫酸塩アルキルエーテル硫酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸リン酸ジセチル等)、カチオン性界面活性剤(例えば、アルキルアミン塩脂肪酸アミドアミン塩等)、両性界面活性剤(例えば、グリシン型両性界面活性剤アミノプロピオン酸型両性界面活性剤、アミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤スルホベタイン型両性界面活性剤等)、非イオン性界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテルポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルポリオキシエチレン硬化ヒマシ油アルキルグルコシド、新油型モノステアリン酸グリセリル等)、染料(例えば、タール色素天然色素等)、植物エキス類(例えば、カミツレエキスコンフリーエキスセージエキス、ローズマリーエキスカキタンニンチャ乾留液銅クロロフィリンナトリウム等)、ビタミン類(例えば、L−アスコルビン酸、DL−α−トコフェロール、D−パンテノール天然ビタミンE等)、紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸サリチル酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルフェルラ酸等)、防腐剤(例えば、安息香酸安息香酸ナトリウム、サリチル酸、デヒドロ酢酸デヒドロ酢酸ナトリウムパラベンフェノキシエタノールメチルイソチアゾリノン等)、酸化防止剤(例えば、ジブチルヒドロキシトルエン等)、金属封鎖剤(例えば、エデト酸塩ポリリン酸ナトリウムフィチン酸等)、その他無機化合物(例えば、酸化チタン、銀、白金塩化鉄酸化鉄等)、その他有機化合物(例えば、尿素ヒドロキシエチル尿素、dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウムグルコン酸銅等)、溶剤(例えば、ベンジルアルコール等)、噴射剤(例えば、LPG液化石油ガス)、DME(ジメチルエーテル)、窒素ガス炭酸ガス等)、香料等の公知の化粧品各成分を配合することができる。

0035

本発明の水性組成物は、公知の方法により、液状、ミルク状クリーム状、泡状(使用時形状)、霧状(使用時形状)等の剤形とすることができ、エアゾール形態とすることもできる。

0036

なお、上記実施形態は以下のように変更しても良い。

0037

上記実施形態における第1工程と第2工程は、その工程順を、適宜、入れ替えることが可能である。即ち、毛髪にカールデザインを形成した後、加水分解ケラチンを含有する水性組成物をカールデザインが形成された毛髪に塗布し、その後、水性組成物が塗布された毛髪を濡れた状態にして、上記加温処理を行ってもよい。このような工程順であっても、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。

0038

また、上記第3工程の後、毛髪を冷却処理してもよい。より具体的には、室温で放置する、ドライヤー等により冷風をあてる、毛髪を冷水に浸漬する等の処理を行う。

0039

そして、このような冷却処理を行うことにより、毛髪の変形状態での定着効果が高まるため、カール形状の強さ及びカール形状の持続性を高めることができる。

0040

また、上記実施形態においては、カールデザインが形成された毛髪を対象としたが、本発明の毛髪処理方法は、くせ毛に対してストレートデザインを形成する場合にも適用することができる。例えば、加水分解ケラチンを含有する水性組成物を毛髪に塗布した後、水性組成物が塗布された毛髪にストレートデザインを形成する。次に、ストレートデザインが形成された毛髪に対して、該毛髪が濡れた状態で、40℃よりも高く、100℃未満の温度で加温処理を行うことができる。また、例えば、毛髪にストレートデザインを形成した後、加水分解ケラチンを含有する水性組成物をストレートデザインが形成された毛髪に塗布する。次に、水性組成物が塗布された毛髪に対して、該毛髪が濡れた状態で、40℃よりも高く、100℃未満の温度で加温処理を行うことができる。この場合も、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。

0041

以下に、本発明を実施例に基づいて説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、これらの実施例を本発明の趣旨に基づいて変形、変更することが可能であり、それらを発明の範囲から除外するものではない。

0042

(実施例1〜18及び比較例1〜3)
毛髪変形用処理剤の製造>
水(イオン交換水)と各原料を配合して、表1〜表3に示す組成(質量%)を有する実施例1〜18及び比較例1〜3の毛髪変形用処理剤を製造した。

0043

0044

0045

0046

サンプル用の毛髪の準備>
長さ25cmの直毛の毛髪からなる毛束(1g)を用い、化学的処理として市販のヘアカラーによる2回の染色処理を行い、さらに市販のパーマ液で、1回パーマネントウェーブ処理後、50℃に保ったポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム水溶液(5質量%)に一晩浸漬後、十分に水洗したものをサンプル毛髪とした。

0047

<実施例1〜18及び比較例1〜3における毛髪処理>
次に、準備した毛髪に対して、下記(A)〜(F)の処理を行った。
(A)まず、準備した毛髪の毛束を水で濡らした。
(B)次に、実施例1〜18及び比較例1〜3の加水分解ケラチンを含有する水性組成物を毛髪に塗布し、5分間、室温で放置した。
(C)次に、流水中で30秒間すすぎ、毛髪を濡れた状態にした。
(D)次に、毛髪をロッドに巻き付けた。
(E)次に、実施例1〜18及び比較例1〜3の各温度に設定した温水にロッドに巻きつけられた状態の毛髪を浸漬し、実施例1〜18及び比較例1〜3の各処理時間の間、加温処理を行った。
(F)そして、加温処理が終了した後、3分間、室温で放置する冷却工程を経て、ロッドを取り除き毛髪を水洗いした。

0048

評価基準
次に、上記(A)〜(F)の処理を行った毛髪に対して、上記(E)の処理における処理温度や処理時間が、カールデザインの形成、臭い、及び毛髪処理の仕上がり感に及ぼす影響について、官能評価を行った。

0049

より具体的には、(1)カール形状の強さ、(2)カール形状の持続性、(3)やわらかさ、(4)すべり感、(5)褪色・変色、及び(6)臭いの6項目について、専門パネラー10名による評価を行った。各評価項目における評価基準を以下に示す。

0050

(1)カール形状の強さ
毛髪処理の最終水洗直後の状態で、カール形状の強さを比較し、下記評価基準に従って評価した。
ウェーブ効率が非常に高く、非常にしっかりとカールデザインが形成されている:◎
ウェーブ効率が高く、しっかりとカールデザインが形成されている:○
ウェーブ効率が低く、ゆるやかにカールデザインが形成されている:△
ウェーブ効率が非常に低く、非常にゆるやかにカールデザインが形成されている:×

0051

(2)カール形状の持続性
毛髪処理から2週間程度経過した場合と同程度の状態にするために、毛髪処理の最終水洗後に乾燥させた毛髪を、60℃の温水に20分間浸漬し、時間経過処理を行った。

0052

また、毛髪処理の最終水洗直後の毛髪が濡れている状態におけるカール形状(処理直後ウェット時)と、上記時間経過処理後の濡れている状態におけるカール形状(時間経過処理後のウェット時)を比較し、下記評価基準に従って評価した。
毛髪処理直後と時間経過後の差がほとんどなく、持続性が非常に高い:◎
毛髪処理直後と時間経過後の差がややあるが、持続性が高い:○
毛髪処理直後と時間経過後の差があり、持続性が低い:△
毛髪処理直後と時間経過後の差がかなりあり、持続性が非常に低い:×

0053

(3)やわらかさ
毛髪処理の最終水洗後に乾燥させた毛束をほぐした時の手触りのやわらかさを、下記評価基準に従って評価した。
非常にやわらかい:◎
やわらかい:○
硬さがややある:△
硬さがある:×

0054

(4)すべり感
毛髪処理の最終水洗後に乾燥させた毛束をほぐした時の指通り(すべり感)を、下記評価基準に従って評価した。
すべりが非常によい:◎
すべりがよい:○
すべりがやや悪い:△
すべりが悪い:×

0055

(5)褪色・変色
毛髪処理の最終水洗後に乾燥させた毛束の毛髪処理前の毛束と比較しての褪色及び変色を、下記評価基準に従って評価した。
褪色及び変色が非常に少ない:◎
褪色及び変色が少ない:○
褪色及び変色がやや多い:△
褪色及び変色が多い:×

0056

(6)臭い
毛髪処理の最終水洗後に乾燥させた毛束の香気(臭い)を、下記評価基準に従って評価した。
不快臭が非常に少ない:◎
不快臭が少ない:○
不快臭がやや多い:△
不快臭が多い:×

0057

なお、上記(1)〜(6)の各評価において、「◎」は特に優れていると評価し、「○」は優れていると評価した。また、「△」と「×」は不十分であると評価した。以上の結果を表1〜表3に示す。

0058

表1〜表3に示すように、第3工程における「濡れた状態の毛髪に対する加温処理」の温度が40℃よりも高く、100℃未満である実施例1〜18においては、毛髪変形処理(カールデザイン形成)の効果(即ち、上記(1)〜(2)の各評価における効果)が十分に得られるとともに、良好な仕上がり感(即ち、上記(3)〜(4)の各評価における効果)を得ることができることが分かる。また、毛髪の損傷を抑制する効果(即ち、上記(3)〜(5)の評価における効果)が得られるとともに、加温処理に起因する不快臭発生の抑制効果(即ち、上記(6)の評価における効果)を得ることができることが分かる。

0059

一方、処理温度が40℃以下である比較例1〜2においては、不快臭の発生は抑制できるものの、処理温度が低いため、毛髪変形処理の効果(即ち、上記(1)〜(2)の各評価における効果)が不十分であることが分かる。

0060

また、処理温度が100℃以上である比較例3においては、カールデザインを確実に形成することはできるものの、処理温度が高いため、高温処理に起因して、不快臭が発生するとともに、毛髪内成分が熱ダメージを受けるため、良好な仕上がり感(即ち、上記(3)〜(4)の各評価における効果)が得られないことが分かる。

0061

(実施例19〜28及び比較例4〜6)
<毛髪変形用処理剤の製造>
水(イオン交換水)と各原料を配合して、表4〜表5に示す組成(質量%)を有する実施例19〜28及び比較例4〜6の毛髪変形用処理剤を製造した。

0062

0063

0064

<サンプル用の毛髪の準備>
長さ30cmのくせ毛の毛髪からなる毛束(5g)を用い、化学的処理として市販のヘアカラーによる2回の染色処理を行い、さらに市販のパーマ液で、1回パーマネントウェーブ処理後、50℃に保ったポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム水溶液(5質量%)に一晩浸漬後、十分に水洗したものをサンプル毛髪とした。

0065

<実施例19〜28及び比較例4〜6における毛髪処理>
次に、準備した毛髪に対して、下記(a)〜(f)の処理を行った。
(a)まず、準備した毛髪の毛束を水で濡らした。
(b)次に、実施例19〜28及び比較例4〜6の加水分解ケラチンを含有する水性組成物を毛髪に塗布し、5分間、室温で放置した。
(c)次に、流水中で30秒間すすぎ、毛髪を濡れた状態にした。
(d)次に、毛髪をガラス板に貼り付けてストレート形状に固定した。
(e)次に、実施例19〜28及び比較例4〜6の各温度に設定した温水にストレート形状に固定した状態の毛髪を浸漬し、実施例19〜28及び比較例4〜6の各処理時間の間、加温処理を行った。
(f)そして、加温処理が終了した後、3分間、室温で放置する冷却工程を経て、ガラス板から毛髪を取り除き水洗いした。

0066

<評価基準>
次に、上記(a)〜(f)の処理を行った毛髪に対して、上記(e)の処理における処理温度や処理時間が、ストレートデザインの形成、臭い、及び毛髪処理の仕上がり感に及ぼす影響について、官能評価を行った。

0067

より具体的には、上述の(3)やわらかさ、(5)褪色・変色、(6)臭いの3項目に加え、(7)ストレート形状の強さ、(8)ストレート形状の持続性、及び(9)ツヤ感について、専門パネラー10名による評価を行った。(7)ストレート形状の強さ、(8)ストレート形状の持続性、及び(9)ツヤ感の評価項目における評価基準を以下に示す。

0068

(7)ストレート形状の強さ
毛髪処理の最終水洗直後に乾燥させた毛束をほぐした時のストレート形状の強さ(くせの無さ)を毛髪処理前の状態と比較し、下記評価基準に従って評価した。
くせがほとんど無い:◎
くせがやや残っている:○
くせが残っている:△
くせが全くとれていない:×

0069

(8)ストレート形状の持続性
毛髪処理から2週間程度経過した場合と同程度の状態にするために、毛髪処理の最終水洗後に乾燥させた毛髪を、60℃の温水に20分間浸漬し、時間経過処理を行った。

0070

また、毛髪処理の最終水洗後に乾燥させた毛束をほぐした時のストレート形状の強さ(処理直後のくせの無さ)と、上記時間経過処理後におけるストレート形状の強さ(時間経過処理後のくせの無さ)を比較し、下記評価基準に従って評価した。
毛髪処理直後と時間経過後の差がほとんどなく、持続性が非常に高い:◎
毛髪処理直後と時間経過後の差がややあるが、持続性が高い:○
毛髪処理直後と時間経過後の差があり、持続性が低い:△
毛髪処理直後と時間経過後の差がかなりあり、持続性が非常に低い:×

0071

(9)ツヤ感
毛髪処理の最終水洗直後に乾燥させた毛束をほぐした後、ツヤの有無を下記評価基準に従って評価した。
ツヤが非常にある:◎
ツヤがある:○
ツヤがややない:△
ツヤがない:×

0072

なお、上記(7)〜(9)の各評価において、「◎」は特に優れていると評価し、「○」は優れていると評価した。また、「△」と「×」は不十分であると評価した。以上の結果を表4〜表5に示す。

0073

表4〜表5に示すように、第3工程における「濡れた状態の毛髪に対する加温処理」の温度が40℃よりも高く、100℃未満である実施例19〜28においては、毛髪変形処理(ストレートデザイン形成)の効果(即ち、上記(7)〜(8)の各評価における効果)が十分に得られるとともに、良好な仕上がり感(即ち、上記(3)、(9)の各評価における効果)を得ることができることが分かる。また、毛髪の損傷を抑制する効果(即ち、上記(3)、(5)、(9)の評価における効果)が得られるとともに、加温処理に起因する不快臭発生の抑制効果(即ち、上記(6)の評価における効果)を得ることができることが分かる。

0074

一方、処理温度が40℃以下である比較例4〜5においては、不快臭の発生は抑制できるものの、処理温度が低いため、毛髪変形処理の効果(即ち、上記(7)〜(8)の各評価における効果)が不十分であることが分かる。

実施例

0075

また、処理温度が100℃以上である比較例6においては、ストレートデザインを確実に形成することはできるものの、処理温度が高いため、高温処理に起因して、不快臭が発生するとともに、毛髪内成分が熱ダメージを受けるため、良好な仕上がり感(即ち、上記(3)、(9)の各評価における効果)が得られないことが分かる。

0076

以上説明したように、本発明は、パーマネントウェーブ処理に代表される毛髪処理に、特に有用である。

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