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技術 樹脂製ボトル

出願人 キリンホールディングス株式会社
発明者 田中いくみ土田薫
出願日 2017年10月26日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2017-207424
公開日 2019年5月23日 (5ヶ月経過) 公開番号 2019-077486
状態 未査定
技術分野 一体成形容器
主要キーワード 星型多角形 軸線方向中間位置 軸線方向全長 底辺側 傾斜面状 装飾領域 平坦面状 形状要素
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年5月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

剛性と美感との両立を図った樹脂製ボトルを提供する。

解決手段

角筒状の胴部3を有する樹脂製ボトル1において、胴部3の軸線方向に関する少なくとも一部に設定された特定範囲17の壁面10に、複数の平坦部20と、平坦部20の外縁20aに連なり、かつ外縁20aから離れるに従って胴部3の内方又は外方に漸次偏位する複数の傾斜部21とを設け、複数の傾斜部21同士は交線部21aを形成するように互いに連ねて形成する。

概要

背景

PETボトル等の樹脂製ボトルとして、角筒状の胴部を有する角型ボトル市場に提供されている。このタイプの樹脂製ボトルは胴部の剛性不足すると、内容液充填した場合に胴部の壁面が外側に撓み、それにより外箱へのボトル収納が困難となったり、ユーザが使用する際に持ちにくく、胴部を掴んだ力で壁面が内側にたわんで内容液が溢れる、といった不都合が生じるおそれがある。そのため、胴部に凹凸形状やリブを設けるといった手法を用いて胴部の剛性を高める工夫が従来より試みられている(例えば特許文献1及び2参照)。

概要

剛性と美感との両立をった樹脂製ボトルを提供する。角筒状の胴部3を有する樹脂製ボトル1において、胴部3の軸線方向に関する少なくとも一部に設定された特定範囲17の壁面10に、複数の平坦部20と、平坦部20の外縁20aに連なり、かつ外縁20aから離れるに従って胴部3の内方又は外方に漸次偏位する複数の傾斜部21とを設け、複数の傾斜部21同士は交線部21aを形成するように互いに連ねて形成する。

目的

本発明は剛性と美感との両立を図った樹脂製ボトルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

角筒状の胴部を有する樹脂製ボトルであって、前記胴部の軸線方向に関する少なくとも一部に設定された特定範囲の壁面に、複数の平坦部と、前記平坦部の外縁に連なり、かつ前記外縁から離れるに従って前記胴部の内方又は外方に漸次偏位する複数の傾斜部とが設けられ、前記複数の傾斜部同士は交線部を形成するように互いに連なっている樹脂製ボトル。

請求項2

前記壁面は、前記胴部の断面に外接する長方形又は正方形の各辺の方向に沿って延びる複数の側壁部と、前記側壁部間に配置される複数の角部とを含み、各側壁部に複数の平坦部が設けられている請求項1に記載の樹脂製ボトル。

請求項3

前記胴部の角部にも前記複数の平坦部及び前記複数の傾斜部が設けられている請求項2に記載の樹脂製ボトル。

請求項4

前記複数の平坦部のそれぞれは、前記外縁の少なくとも一部が前記軸線方向に対して斜めに傾くように設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂製ボトル。

請求項5

前記交線部が、前記外縁の前記平坦部と前記傾斜部とが連なる部分とは異なる方向に延びるように前記複数の傾斜部が設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂製ボトル。

請求項6

前記特定範囲が前記胴部の下部に設定されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の樹脂製ボトル。

請求項7

前記特定範囲が、前記胴部に巻かれるフィルムに覆われることなく前記胴部外に露出する範囲の少なくとも一部に設定されている請求項6に記載の樹脂製ボトル。

技術分野

0001

本発明は、角筒状の胴部を有する樹脂製ボトルに関する。

背景技術

0002

PETボトル等の樹脂製ボトルとして、角筒状の胴部を有する角型ボトル市場に提供されている。このタイプの樹脂製ボトルは胴部の剛性不足すると、内容液充填した場合に胴部の壁面が外側に撓み、それにより外箱へのボトル収納が困難となったり、ユーザが使用する際に持ちにくく、胴部を掴んだ力で壁面が内側にたわんで内容液が溢れる、といった不都合が生じるおそれがある。そのため、胴部に凹凸形状やリブを設けるといった手法を用いて胴部の剛性を高める工夫が従来より試みられている(例えば特許文献1及び2参照)。

先行技術

0003

実願平1−74886号(実開平3−15319号)の明細書
特許第5464520号公報

発明が解決しようとする課題

0004

角型ボトルにおける胴部の壁面はユーザに目立ちやすく、その部分に剛性確保優先して凹凸形状やリブを設けた場合、ボトルの美感が損なわれて商品価値が低下するおそれがある。

0005

そこで、本発明は剛性と美感との両立を図った樹脂製ボトルを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の一態様に係る樹脂製ボトルは、角筒状の胴部(3)を有する樹脂製ボトル(1;1A〜1H)であって、前記胴部の軸線方向に関する少なくとも一部に設定された特定範囲(17)の壁面(10)に、複数の平坦部(20)と、前記平坦部の外縁(20a)に連なり、かつ前記外縁から離れるに従って前記胴部の内方又は外方に漸次偏位する複数の傾斜部(21)とが設けられ、前記複数の傾斜部同士は交線部(21a)を形成するように互いに連なっているものである。

0007

上記態様によれば、平坦部の外縁及び傾斜部間の交線部のそれぞれにて、剛性を高める効果を伴う折り曲げ線が胴部に形成される。そのため、平坦部及び傾斜部の形状、及び配置を適宜に設定して平坦部の外縁、及び傾斜部間の交線部を種々の方向に向けることにより、胴部の剛性を特定方向に偏ることなく、種々の方向において満遍なく高めることができる。平坦部を適宜に配置することによって、角筒状の胴部の各側面が向けられた方向をユーザに対して適度に強調しつつ、平坦部と傾斜部との組み合わせによって外観に変化を与え、それにより樹脂製ボトルに一定の装飾効果を与えることができる。したがって、樹脂製ボトルの剛性を適切に確保しつつその美感を高めることが可能である。

0008

上記態様において、前記壁面は、前記胴部の断面に外接する長方形又は正方形の各辺の方向に沿って延びる複数の側壁部(11)と、前記側壁部間に配置される複数の角部(12)とを含み、各側壁部に複数の平坦部が設けられてもよい。これによれば、樹脂製ボトルの側壁部において剛性を高めつつ胴部の美感を向上させることができる。

0009

また、前記胴部の角部にも前記複数の平坦部及び前記複数の傾斜部が設けられてもよい。これによれば、側壁部のみならず、角部においても剛性を高めつつ胴部の美感を向上させることができる。

0010

上記態様において、前記複数の平坦部のそれぞれは、前記外縁の少なくとも一部が前記軸線方向に対して斜めに傾くように設けられてもよい。これによれば、平坦部の外縁と傾斜部との間に形成される折れ曲げ線が胴部の軸線方向に対して斜めに傾くことになり、その折れ曲げ線により、胴部の軸線方向及びこれと直交する方向及び各辺の方向のいずれに対しても剛性を高める効果を生じさせることができる。

0011

さらに、前記交線部が、前記外縁の前記平坦部と前記傾斜部とが連なる部分とは異なる方向に延びるように前記複数の傾斜部が設けられてもよい。この場合には、交線部が外縁とは異なる方向に延ばされることにより、胴部の剛性を種々の方向にさらに満遍なく高めることができる。

0012

上記態様において、前記特定範囲が前記胴部の下部に設定されてもよい。胴部の下部は内容液の自重が相対的に大きく作用する領域であって、ユーザによって把持されることもあり、かつユーザにも比較的目立ちやすい。したがって、胴部の下部に平坦部及び傾斜部を設けることにより、上記態様に係る樹脂製ボトルの作用効果を確実かつ有効に発揮させることができる。

0013

さらに、前記特定範囲が、前記胴部に巻かれるフィルムに覆われることなく前記胴部外に露出する範囲の少なくとも一部に設定されてもよい。フィルムにて隠される領域に比して胴部外に露出する領域はユーザに目立ち、高い美感が求められる領域である。よって、そのような領域を特定範囲として設定して平坦部及び傾斜部を設けることにより、上記態様に係る樹脂製ボトルの作用効果をさらに確実かつ有効に発揮させることができる。

0014

なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。

図面の簡単な説明

0015

本発明の一形態に係る樹脂製ボトルの正面図。
図1の樹脂製ボトルの右側面図。
図1のIII−III線に沿った断面図。
図1のIV−IV線に沿った断面図。
図1のV−V線に沿った断面図。
第1の変形例に係る樹脂製ボトルの正面図。
第2の変形例に係る樹脂製ボトルの正面図。
第3の変形例に係る樹脂製ボトルの正面図。
第4の変形例に係る樹脂製ボトルの正面図。
第5の変形例に係る樹脂製ボトルの正面図。
第6の変形例に係る樹脂製ボトルの正面図。
第7の変形例に係る樹脂製ボトルの正面図。
第8の変形例に係る樹脂製ボトルの正面図。

実施例

0016

図1図5は本発明の一形態に係る樹脂製ボトルを示している。図1及び図2に示すように、樹脂製ボトル(以下、ボトルと略称する。)1は、飲料その他の液体を収容するためのもので、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート樹脂を材料としてブロー成形法により所定形状に成形される。ボトル1には、下から順に底部2、胴部3、肩部4及び口部5が設けられている。胴部3は、角筒状、言い換えれば胴部3の断面に外接する包括的な輪郭形状を観念したときに、その輪郭形状が長方形又は正方形を呈するように形成されている(図3図5参照)。そのような胴部を有するボトルは角型ボトルと呼ばれることもある。なお、図1及び図2において、同一の参照符号が付されるべき複数の構成要素については、図の煩雑を避けるために、それらの一部に代表して参照符号を付してある。

0017

図3図5から明らかなように、胴部3の壁面10は、包括的な輪郭形状である長方形又は正方形の各辺に沿って延びる四つの側壁部11と、側壁部11の間、すなわち胴部3の四隅に配置される四つの角部12とを含んでいる。なお、壁面10は、胴部3を周方向に一周する間に現れる全ての面を意味する。図1及び図2に示すように、壁面10は、胴部3(又はボトル1)の軸線方向に関するほぼ中央を境として、上側領域13と下側領域14とにほぼ二等分されている。上側領域13は、商品名、商標等の商品情報を所定の意匠と組み合わせて表示するためのシュリンクフィルム等のフィルムが巻き付けられるべき領域として設定されている。その上側領域13には、複数の溝部15が胴部3を一周するように設けられている。溝部15は胴部3の軸線方向(図1における上下方向)に関してほぼ同一間隔に配置されている。最下段の溝部15は上側領域13と下側領域14との境界を画する形状要素としても機能する。つまり、最下段の溝部15が上側領域13の下端に相当し、フィルムはそれよりも上側を覆うようにして胴部3に巻き付けられる。

0018

下側領域14は、フィルムにて覆われることなく胴部3外に露出する領域として設定されている。壁面10の下側領域14は、さらに底側領域16と、装飾領域17とに区分される。図1では、それらの領域16、17の境界位置を想像線L1にて示している。底側領域16は、胴部3の下縁部に沿って胴部3を帯状に一周する平坦面状に形成されている。底側領域16において、壁面10の側壁部11は、胴部3の包括的な輪郭形状である長方形又は正方形の各辺の方向(図3図5における上下及び左右方向に相当し、以下、これらの方向を辺方向と呼ぶことがある。)、及び胴部3の軸線方向のいずれの方向に対しても平行に延び、角部12は、側壁部11の境界を一定量面取りして得られる斜辺と概ね平行な方向(図3図5にて辺方向に対し概ね45°傾いた方向に相当し、以下、この方向を斜辺方向と呼ぶことがある。)、及び胴部3の軸線方向のいずれの方向に対しても平行に延びている。

0019

装飾領域17は、複数の平坦部20と、複数の傾斜部21とを組み合わせて形成される領域であって、特定範囲の一例に相当する。図4から明らかなように、側壁部11及び角部12のそれぞれにおいて、平坦部20は辺方向に平行な平面状に延ばされている。図1及び図2に示したように、平坦部20は、装飾領域17の上端部及び下端部に配置される平坦部20を除いて概ね菱形の形状に形成されている。装飾領域17の上端部及び下端部の平坦部20は、菱形形状を二分した三角形状に形成されている。菱形状の平坦部20及び三角形状の平坦部20のいずれにおいても、外縁20aは胴部3の軸線方向に対して右上がり又は左上がりとなるよう斜めに傾いた方向に延びている。

0020

平坦部20は、各側壁部11及び各角部12に複数設けられている。つまり、一つの側壁部11に複数の平坦部20が設けられ、一つの角部12にも複数の平坦部20が設けられている。各側壁部11においては、胴部3の軸線方向に平坦部20が二列に並べて配置され、各角部12においては軸線方向に平坦部20が一列に並べて配置されている。辺方向及び斜辺方向に関しては、装飾領域17の上端部及び下端部にて三角形状の平坦部20が一列ずつ配置され、それらの平坦部20の間では菱形の平坦部20が二列ずつ配置されている。各平坦部20はその頂点部において隣り合う平坦部20と接するように設けられている。装飾領域17の上端部に配置された平坦部20の底辺側は溝部15に連なり、装飾領域17の下端部に配置された平坦部20の底辺側は底側領域16の壁面10と面一に連なっている。なお、図4では平坦部20の頂点部の位置を白抜きの丸印で示している。各側壁部11及び各角部12に設けられる平坦部20の個数は、装飾領域17の大きさに応じて適宜に変更されてよい。

0021

図1及び図2に示したように、傾斜部21は三角形状であり、その一辺が平坦部20の外縁20aに連なるように配置されている。各傾斜部21は平坦部20の外縁20aの一辺と境界を共有するようにして外縁20aと1対1に対応付けて設けられている。図3及び図5から明らかなように、傾斜部21は平坦部20の外縁から離れるほど胴部3の内方に漸次後退するように傾けられている。平坦部20の外縁20aと接する部分を除いて、傾斜部21同士は胴部3の内方にて、交線部の一例としての谷筋21a(図において一部は符号を省略する。)を形成するようにして互いに連なっている。谷筋21aは胴部3の軸線方向、あるいは胴部3の辺方向又は斜辺方向に概ね平行に延びている。つまり、胴部3の軸線方向に隣接する傾斜部21間の谷筋21aは胴部3の辺方向又は斜辺方向に延び、胴部3の辺方向又は斜辺方向に隣接する傾斜部21間の谷筋21aは胴部3の軸線方向に延びている。なお、図3及び図5において、平坦部20の頂点部の位置を白抜きの丸印で、谷筋21a同士の交点部を黒塗りの丸印で示している。

0022

以上のように、装飾領域17においては、平坦部20が規則的に配置され、かつそれらの平坦部20の間には傾斜部21が平坦部20から胴部3の内方に漸次後退するようにして規則的に配置されている。したがって、装飾領域17において、壁面10には、平坦部20の外縁20a及び傾斜部21の谷筋21aのそれぞれにて、剛性を高める効果を伴う折り曲げ線が形成され、かつ外縁20aは胴部3の軸線方向の両側に斜めに傾斜した方向に、谷筋21aは外縁20aとは異なる方向、具体的には胴部3の軸線方向、辺方向又は斜辺方向にそれぞれ延びている。これにより、装飾領域17の剛性を特定方向に偏ることなく、種々の方向において満遍なく高めることができる。しかも、平坦部20を適宜に配置することによって、側壁部11及び角部12が向けられた方向をユーザに対して適度に強調しつつ、平坦部20と傾斜部21との規則的な配置により装飾領域17の外観に整然とした凹凸形状を付与し、それによりボトル1に秩序ある装飾効果を与えることができる。したがって、ボトル1の剛性を適切に確保しつつボトル1の美感を高めることが可能である。平坦部20と傾斜部21とが形成する凹凸により、ユーザがボトル1を手にしたときの安定感を高めることも可能である。

0023

本発明は上記した形態に限られることなく、種々の形態にて実施されてよい。例えば、上記の形態では、ボトル1の側壁部11及び角部12のそれぞれに平坦部20及び傾斜部21が設けられているが、側壁部11に限定して平坦部20及び傾斜部21が設けられてもよい。その場合、角部12における壁面10は、胴部3の軸線方向及び斜辺方向に概ね平行に延びる平面状に形成されてよい。ただし、角部12に凹凸形状が適宜に付されてもよい。また、上記の形態では、平坦部20間に傾斜部21のみが配置されているが、胴部3の内方における谷筋21aの交点部(図3及び図5の黒塗りの丸印の位置)といった適宜の位置に、平坦部20と概ね平行な底壁部、あるいは丸みをもった凹面、あるいは凸面が追加されてもよい。

0024

平坦部20及び傾斜部21は、上記のような菱形状又は三角形状に限定されず、種々の変形が可能である。平坦部20及び傾斜部21を変更した第1〜第8の変形例を図6図13に示す。以下、それらの変形例を順に説明する。なお、図6図13においては、ボトル1を区別するために参照符号1に添字A〜Hを付してある。また、図6図13において、ボトルの平坦部、傾斜部といった構成要素には図1図5と共通する参照符号を付してあり、同一の参照符号が付されるべき複数の構成要素については、図の煩雑を避けるために、それらの一部に代表して参照符号を付してある。図6図13において、胴部3の上側領域13は簡略化して示されているが、当該領域13には適宜の形状が付されてよい。

0025

図6のボトル1Aは、図1図5のボトル1に対して平坦部20の個数を減らした例である。図示の例では、装飾領域17の上端部及び下端部に配置される三角形状の平坦部20の列と、それらの間に一列に配置される菱形状の平坦部20とが設けられている。傾斜部21の形状はボトル1のそれと同様である。図7のボトル1Bは、平坦部20の形状を、下側が底辺となる三角形状で統一した例である。図7とは逆に平坦部20を上側が底辺となる三角形状に形成してもよい。平坦部20は菱形状又は三角形状のように直線的な外縁20aを備えた多角形状に形成される例に限らない。例えば、図8に示したボトル1Cのように楕円状の平坦部20が設けられてもよい。このような平坦部20であっても、その外縁20aは胴部3の軸線方向に対して傾斜角度を漸次代えつつ斜めに延び、その外縁20aと連なる傾斜部21間の谷筋21aは平坦部20の外縁20aとは異なる方向に延びる。したがって、本発明による剛性向上等の作用効果を発揮することが可能である。

0026

図9のボトル1Dは、図6のボトル1Aの平坦部20の形状を変更した例である。装飾領域17の軸線方向中間に一列で配置される平坦部20のそれぞれは八角形状であり、装飾領域17の上端部及び下端部に配置される平坦部20は八角形状を二分した形状である。隣接する平坦部20は、外縁20aの一辺を共有するようにして互いに連なっている。
平坦部20同士が連なっている位置の外縁20aを図9では想像線にて示している。傾斜部21は、外縁20aの一部、つまり平坦部20同士が連なっている部分とは異なる辺にて外縁20aと連なるように設けられている。傾斜部21同士が谷筋21aを形成するように互いに連なっている点は図1のボトル1、及び図6図8のボトル1A〜1Cと同様である。このように、平坦部20同士が互いに連続して配置されている場合でも、平坦部20の外縁20aの一部に傾斜部21を連ねて設けることにより、本発明を適用することが可能である。

0027

上述した形態及び変形例では、平坦部20が胴部3の軸線方向に対して左右対称の形状に形成されている。ただし、平坦部20はそのような対称形状に限定されない。例えば図10のボトル1Eでは、側壁部11に配置される平坦部20が、菱形形状又は三角形状の左端の頂点部を左側に引き延ばすように変形させた形状に形成されている。このような平坦部20であっても、傾斜部21との組み合わせにより、本発明の剛性向上等の作用効果を発揮することが可能である。

0028

図11のボトル1Fは、図1図5のボトル1、又は図6のボトル1Aに対して装飾領域17の軸線方向中間位置に配置される菱形状の平坦部20を省略し、上下に二列の三角形状の平坦部20を設けた例である。この場合でも、平坦部20の外縁20aが胴部3の軸線方向に対して斜めに傾斜し、かつ傾斜部21間の谷筋21aが外縁20aとは異なる方向に延びる点で、上記のボトル1及び変形例のボトル1A〜1Eと同様である。

0029

図12のボトル1Gは、図1図5のボトル1に対して平坦部20の個数を増やした例である。図示の例では、装飾領域17の上端部及び下端部に配置される三角形状の平坦部20の列と、それらの間に三列に亘って配置される菱形状の平坦部20とが設けられている。傾斜部21の形状はボトル1のそれと同様である。図13のボトル1Hは、装飾領域17の軸線方向中間に配置される平坦部20を星型多角形状に、装飾領域17の上端部及び下端部に配置される平坦部20を、星型多角形状を二分した形状に形成した例である。このような例では、平坦部20の外縁20aの方向を多様に変化させることができるので、傾斜部21間の谷筋21aの方向も多様化され、剛性の確保、向上に好都合である。

0030

上述した形態及びその変形例では、胴部3の下部の装飾領域17に限って平坦部20及び傾斜部21が設けられているが、装飾領域17に加えて、又は代えて他の領域に平坦部20及び傾斜部21が設けられてもよい。胴部3の軸線方向全長に亘って平坦部20及び傾斜部21が設けられてもよい。また、傾斜部21は、平坦部20の外縁20aから離れるに従って胴部3の内方に漸次後退するように形成される例に限らず、平坦部20の外縁20aから離れるに従って胴部3の外方に漸次突出するように形成されてもよい。その場合、傾斜部21同士の間には、谷筋21aに代えて稜線が交線部の一例として形成される。つまり、胴部3の軸線方向に関する少なくとも一部に設定された特定範囲における壁面10に、複数の平坦部20と、それらの平坦部20の外縁20aに連なり、かつ外縁20aから離れるに従って胴部3の内方又は外方に漸次偏位するように複数の傾斜部21が設けられてよい。なお、傾斜部21を平坦部20よりも胴部3の外方に突出させる場合には、例えば平坦部20を上側領域13における壁面10よりも胴部3の内方に後退させることにより、装飾領域17における壁面10の断面輪郭を上側領域13における壁面10よりも外方に突出させることなく本発明を適用することができる。

0031

上述した形態及びその変形例では、平坦部20の外縁20aの少なくとも一部が、胴部3の軸線方向に対して斜めに傾いた方向に延ばされているが、平坦部20を各辺が胴部3の軸線方向及び辺方向(又は斜辺方向)と平行な長方形又は正方形状に形成してもよい。その場合でも傾斜部21同士の交線部を胴部3の軸線方向に対して斜めに傾いた方向に向けることにより、本発明の剛性向上効果等を発揮させることができる。

0032

傾斜部21は平坦部20の外縁20aから離れるに従って胴部3の内方又は外方に漸次偏位するように設けられていればよい。したがって、傾斜部21は傾斜角度が一定の傾斜面状に形成されてもよいし、胴部3の内方又は外方に向かって凸となる湾曲を帯びた形状に形成されてもよい。上記の形態及び変形例では、平坦部20を胴部3の軸線方向、及び辺方向又は斜辺方向に平行な平面として形成したが、一部の平坦部20については軸線方向に対して幾らか傾きが付されてもよい。例えば、装飾領域17の上端部及び下端部に配置される平坦部20については、軸線方向中間に向かって幾らかの下り勾配を描くように設けられてもよい。そのような傾斜を付した場合には、装飾領域17に、軸線方向上端部及び下端部と比して軸線方向中間部が胴部3の内側に幾らか絞られたような外観を付与することができる。本発明のボトルにおいては、上記の形態及びその変形例で示した平坦部20及び傾斜部21の各種の形状が適宜に組み合わせて用いられてもよい。

0033

本発明は、適宜の容量のボトルに適用可能であるが、一例として、ユーザがボトルを持って口部5から直接的に飲料を取り込むことが多い500ミリリットルを中心とした一定範囲(例えば280〜1000ミリリットル程度)のボトルに適用されてよい。この範囲のボトルは、より大容量のボトルと比較して、内容液の自重が小さく胴部の膨らみやユーザが手に持ったときの変形が相対的に小さい一方で、ユーザが携行する機会が多くて美感に対する要求が相対的に高い。そのため、剛性と美感との両立を図った本発明を好適に適用することができる。

0034

1、1A〜1H樹脂製ボトル1
3胴部
10 胴部の壁面
11側壁部
12 角部
14 下側領域
16 底側領域
17装飾領域(特定範囲)
20平坦部
20a 平坦部の外縁
21 傾斜部
21a 傾斜部の谷筋(交線部)

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