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技術 歩行型作業機の走行クラッチ操作装置

出願人 株式会社アテックス
発明者 山内丞次永井浩昭薦田賢一
出願日 2017年10月25日 (3年3ヶ月経過) 出願番号 2017-205696
公開日 2019年5月23日 (1年9ヶ月経過) 公開番号 2019-077339
状態 未査定
技術分野 動力伝達制御装置の配置,取付け
主要キーワード プレートアーム 操作維持 ループ状形態 枢支穴 所定許容範囲 レバーボス 操作レバーガイド 水平リンク
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年5月23日)のものです。
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図面 (8)

課題

走行クラッチレバーを、操縦ハンドル把持部に接近させるように回動させて、走行クラッチレバーと把持部との握り把持を行い易くする従来のデッドマンクラッチ形態にあっては、この走行クラッチレバーによって手指を把持部との間に挟持しやすく、手指部に損傷をうけやすい。

解決手段

走行クラッチレバー4と保持レバー5との間を、前記走行クラッチレバー4を走行クラッチ切り位置FFから入り位置ONへ回動操作することにより、前記保持レバー5を把持部6下方の開放位置Bから、この把持部6下側に適宜把持間隔Mを有するフリー位置Fに作動するよう連動構成する。

概要

背景

従来の歩行型作業機走行クラッチ操作装置で、デッドマンクラッチ形態を有するものにあっては、作業機操縦ハンドル把持部に沿う走行クラッチレバーを設けて、この走行クラッチレバーを操縦ハンドルの把持部に一緒に合せ持ちして引き寄せ回動することによって、走行クラッチ入りの状態に保持することができ、この走行クラッチレバーの操縦ハンドル把持部への握り込み把持解放することによって、この走行クラッチを切りの状態にする。

概要

走行クラッチレバーを、操縦ハンドルの把持部に接近させるように回動させて、走行クラッチレバーと把持部との握り把持を行い易くする従来のデッドマンクラッチ形態にあっては、この走行クラッチレバーによって手指を把持部との間に挟持しやすく、手指部に損傷をうけやすい。走行クラッチレバー4と保持レバー5との間を、前記走行クラッチレバー4を走行クラッチ3切り位置FFから入り位置ONへ回動操作することにより、前記保持レバー5を把持部6下方の開放位置Bから、この把持部6下側に適宜把持間隔Mを有するフリー位置Fに作動するよう連動構成する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

歩行型作業機(1)の操縦ハンドル(2)に、前後回動操作して走行クラッチ(3)を入り切り操作する走行クラッチレバー(4)と、該走行クラッチレバー(4)を入り位置(ON)へ操作した際に、走行クラッチレバー(4)が支点越え係止されないようにするストッパ(9)を設け、前記操縦ハンドル(2)からは後方へ向け突設し、操縦者が握ることの可能な把持部(6)を設け、この把持部(6)と一緒に握ったり、又はこの握り解放して、下方へ回動可能な保持レバー(5)を設け、これら走行クラッチレバー(4)と保持レバー(5)との間を、前記走行クラッチレバー(4)を走行クラッチ(3)切り位置(OFF)から入り位置(ON)へ回動操作することにより、保持レバー(5)を下方の開放位置(B)から、この把持部(6)下側に適宜把持間隔(M)を有するフリー位置(F)に作動するよう連動構成し、走行クラッチレバー(4)を入り位置(ON)に操作すると、ストッパ(9)の作用により走行クラッチレバー(4)は支点越えしない状態で、かつ、保持レバー(5)はフリー位置(F)となり、このフリー位置(F)の保持レバー(5)を把持部(6)と一緒に握り込み把持操作することにより、把持部(6)下側の握り込み位置(A)に向け保持レバー(5)を接近するように回動して、前記走行クラッチレバー(4)から手を解放しても、走行クラッチレバー(4)を入り位置(ON)に保持可能に構成し、かつ、この保持レバー(5)の握り込み把持を解放すれば、保持レバー(5)が前記フリー位置(F)、乃至開放位置(B)へ回動すると共に、走行クラッチレバー(4)が切り位置(OFF)へ回動復帰する連動機構(10)を設けたことを特徴とする歩行型作業機の走行クラッチ操作装置

請求項2

保持レバー(5)と走行クラッチレバー(4)との間をリンク連動する連動機構(10)に、保持レバー(5)を所定許容範囲に回動させることが可能な長穴(11)と、これに嵌合して摺動するスライドピン(12)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の歩行型作業機の走行クラッチ操作装置。

請求項3

把持部(6)を丸パイプ剛材によって平面視略コ字状形態に形成し、操縦ハンドル(2)は、上部パネル(14)と後部パネル(15)とから形成される側面視形状の操作パネル(16)を構成し、前記ハンドル把持部(6)を、前記上部パネル(14)の後端角部(19)よりも後方へ適宜操作間隔(K)を形成するように突出させて設け、この操作パネル(16)の下側部には、前記走行クラッチレバー(4)と保持レバー(5)との回動枢支部、及びこれらの間を連動する連動機構(10)等を設けて、前記走行クラッチレバー(4)は、上部パネル(14)のレバーガイド(17)から上側へ突出し、保持レバー(5)は、後部パネル(15)から後側へ突出して、前記把持部(6)、及び操作間隔(K)部の直下位置で、上下回動操作可能に構成したことを特徴とする請求項1、又は2に記載の歩行型作業機の走行クラッチ操作装置。

技術分野

0001

この発明は、デッドマンクラッチ形態の操作機構を有した歩行型作業機走行クラッチ操作装置に関する。

背景技術

0002

従来の歩行型作業機の走行クラッチ操作装置で、デッドマンクラッチ形態を有するものにあっては、作業機操縦ハンドル把持部に沿う走行クラッチレバーを設けて、この走行クラッチレバーを操縦ハンドルの把持部に一緒に合せ持ちして引き寄せ回動することによって、走行クラッチ入りの状態に保持することができ、この走行クラッチレバーの操縦ハンドル把持部への握り込み把持解放することによって、この走行クラッチを切りの状態にする。

先行技術

0003

特開2005—88769号公報

発明が解決しようとする課題

0004

走行クラッチレバーを、操縦ハンドルの把持部に接近させるように回動操作することに連動して走行クラッチを入り位置に操作し、走行クラッチレバーと把持部との握り把持を行い易くする従来のデッドマンクラッチ形態にあっては、走行クラッチレバーを操縦者手動把持で把持部に握り込んで合わせ持ちするとき、この握り把持操作手や把持部を握っていた手の手指の一部を、走行クラッチレバーと把持部との間に挟持しやすく、強く挟持、挟圧して、手指部を損傷するおそれがある。

課題を解決するための手段

0005

請求項1に記載の発明は、歩行型作業機1の操縦ハンドル2に、前後回動操作して走行クラッチ3を入り切り操作する走行クラッチレバー4と、該走行クラッチレバー4を入り位置ONへ操作した際に、走行クラッチレバー4が支点超え係止されないようにするストッパ9を設け、前記操縦ハンドル2からは後方へ向け突設し、操縦者が握ることの可能な把持部6を設け、この把持部6と一緒に握ったり、又はこの握りを解放して、下方へ回動可能な保持レバー5を設け、これら走行クラッチレバー4と保持レバー5との間を、前記走行クラッチレバー4を走行クラッチ3切り位置FFから入り位置ONへ回動操作することにより、保持レバー5を下方の開放位置Bから、この把持部6下側に適宜把持間隔Mを有するフリー位置Fに作動するよう連動構成し、走行クラッチレバー4を入り位置ONに操作すると、ストッパ9の作用により走行クラッチレバー4は支点超えしない状態で、かつ保持レバー5はフリー位置Fとなり、このフリー位置Fの保持レバー5を把持部6と一緒に握り込み操作することにより、把持部6下側の握り込み位置Aに向け保持レバー5を接近するように回動して、前記走行クラッチレバー4から手を解放しても、走行クラッチレバー4を入り位置ONに保持可能に構成し、かつ、この保持レバー5の握り込み把持を解放すれば、保持レバー5が前記フリー位置F、乃至開放位置Bへ回動すると共に、走行クラッチレバー4が切り位置OFFへ回動復帰する連動機構10を設けたことを特徴とする歩行型作業機の走行クラッチ操作装置の構成とする。

0006

走行停止状態の走行クラッチ3切り位置OFFの走行クラッチレバー4を、走行クラッチ3入り位置ONへ操作して、歩行型作業機1を走行させる。このとき、走行クラッチレバー4の入り位置ON操作に連動して、把持部6の下方開放位置Bにある保持レバー5を、連動機構10を介して上方の把持部6側へ向けて回動して、この把持部6の下側適宜把持間隔Mのフリー位置Fへ引き上げて、上下回動自在の状態とすることができる。

0007

このとき、歩行型作業機1の操縦者は、左手L、又は右手Rの、いずれか片手ハンドル2把持部6を握り、又、反対側の片手で走行クラッチレバー4を把持して操作できる。この走行クラッチレバー4の走行クラッチ3入り位置ONへの操作を行うと、走行クラッチレバー4がストッパ9によって、支点越えされないよう係止されると共に、走行クラッチ3が入り位置ONとなり、連動機構10を介して連動される保持レバー5は、開放位置Bからフリー位置Fまで回動される。フリー位置Fの保持レバー5は、上側の把持部6との間に、適宜の把持間隔Mを形成しているため、把持部に手を掛けている等によって、把持部6下側の把持間隔Mに操作手指があっても、保持レバー5と、把持部6との間に強く挟持されたり、損傷を受けるようなおそれはない。

0008

このフリー位置Fに操作された保持レバー5は、連動機構10を経て操作されるときは、上側把持部6の握り込位置Aまでは回動しない形態であるが、この保持レバー5を作業者が手動把持で、フリー位置Fから上側へ引き上げて、把持部6の下側面の握り込位置Aに一緒に握り込んで、合わせ把持することによって、走行クラッチレバー4の切り位置OFFへの復帰回動を防止し、一旦操作した走行クラッチ3を入り位置ON状態に保持することができる。

0009

操縦ハンドル2の把持部6から把持操作の手を解放すると、保持レバー5が下方の開放位置Bへ回動する。そして、連動機構10を介して、走行クラッチレバー4を入り位置ONから切り位置OFFへ連動回動して、これと共に走行クラッチ3を入り位置ONから切り位置OFFへ連動する。

0010

請求項2に記載の発明は、保持レバー5と走行クラッチレバー4との間をリンク連動する連動機構10に、保持レバー5を所定許容範囲に回動させることが可能な長穴11と、これに嵌合して摺動するスライドピン12を設けた構成とする。

0011

操縦者が走行クラッチレバー4を前後方向へ回動操作して、走行クラッチレバー4を切り位置OFFから入り位置ONへ回動すると、走行クラッチ3が切り位置OFFから入り位置ONへ作動されると共に、連動機構10を介して保持レバー5が、下方開放位置Bから上方操縦ハンドル2の把持部6に接近する方向のフリー位置Fへ回動されて、このフリー位置Fに停止された保持レバー5は、上側の把持部6との間に操縦者が手指部を挟持しない程度の把持間隔Mを形成する。

0012

このような連動機構10は、相嵌合してスライド移動によって連動間隔を拡縮する長穴11と、これに嵌合するスライドピン12とを有した揺動リンクから構成されていて、走行クラッチレバー4の切り位置OFFから入り位置ONへの回動操作において、保持レバー5の開放位置Bから把持部6下までの操作回動角を、適宜把持間隔Mだけ低くしたフリー位置Fに停止して、操作回動することができ、保持レバー5を把持部6に接当させないように回動操作することができる。

0013

このようにして、保持レバー5を上側の把持部6側へ握り回動することにより、前記連動機構10における揺動リンクの長穴11に対する相対的嵌合のスライドピン12の関係位置が移動されて、走行クラッチレバー4は入り位置ONに位置させた状態で、保持レバー5をフリー位置Fから把持部6側の握り込み位置Aへ把持回動操作することができる。

0014

このような走行クラッチレバー4の操作においては、この操作レバーガイド17や、ストッパ9等が設けられて、走行クラッチレバー4の入り位置ON等の回動操作域位置が設定されているが、これら走行クラッチレバー4や、保持レバー5から操縦者が把持を解放すれば、走行クラッチ3との間の連動機構や、操作戻り復帰ばね、及びこれら操作機構の自重等によって、走行クラッチレバー4は入り位置ONから切り位置OFFへ復帰回動され、握り込み位置Aの保持レバー5は、下方の開放位置Bへ回動される。このとき前記連動機構10の揺動リンクの長穴11とスライドピン12とは摺動自在であるから、これら走行クラッチレバー4と、保持レバー5との操作位置を互に牽制し合うことはなく、走行クラッチレバー4の切り位置OFFへの作動を自在にして、正確な操作関係位置を維持することができる。

0015

請求項3に記載の発明は、把持部6を丸パイプ剛材によって平面視略コ字状形態に形成し、操縦ハンドル2は、上部パネル14と後部パネル15とから形成される側面視形状の操作パネル16を形成し、前記操縦ハンドル4の把持部6を、前記上部パネル14の後端角部19よりも後方へ適宜操作間隔Kを形成するように突出させて設け、この操作パネル16の下側部には、走行クラッチレバー4と保持レバー5との回動枢支部、及びこれらの間を連動する連動機構10等を設けて、走行クラッチレバー4は、上部パネル14のレバーガイド17から上側へ突出し、保持レバー5は、後部パネル15から後側へ突出して、前記把持部6、及び操作間隔K部の直下位置で、上下回動操作可能に構成している。

0016

操縦者は、操縦ハンドル2の後端把持部6を把持して、各種操作レバーを操作しながら、歩行型作業機1の後方を歩行しながら運転操向操縦を行う。走行クラッチレバー4は、走行クラッチ3切り位置OFFのときは、後側の把持部6上方前側位置にあり、走行クラッチ3入り位置ONのときは、前側へ回動操作されて、把持部6から前側へ離れた操作位置となる。この走行クラッチ3入り位置ONの走行クラッチレバー4から操縦者が手を解放するときは、この走行クラッチレバー4の操作によって連動機構10を介して開放位置Bからフリー位置Fへ回動された保持レバー5を、もう片方の手で把持部6と一緒に握り込み把持して、握り込み位置Aにすることにより走行状態を維持することができる。そして、走行作業を停止するときは、これら保持レバー5の握り把持を解放して、開放位置Bへ回動させることによって、走行クラッチレバー4も入り位置ONから切り位置OFFへ戻って、走行クラッチ3が入り位置ONから切り位置OFFへ作動される。

発明の効果

0017

請求項1に記載の発明は、走行クラッチレバー4の操作による走行クラッチ3の入り操作を保持するときの保持レバー5が、操縦ハンドル2の把持部6の下側適宜把持間隔Mを有するフリー位置Fで一旦停止するため、手指を介入しても挟持することなく、保持レバー5の把持部6への握り込み把持操作を、素人作業者であっても安全に容易に行うことができる。

0018

更には、前記保持レバー5のフリー位置F停止は、前記走行クラッチ3を操作する走行クラッチレバー4によって、連動機構10を介して連動操作するため、正確で、的確に行われて、操作の安全性を高めることができる。又、この連動構成10を揺動リンク機構等によって簡単化することができて、保持レバー5の停止位置や、タイミング等を設定し易くして、誤操作誤差動等を少くすることができる。

0019

請求項2に記載の発明は、揺動リンクの長穴11と、これに嵌合のスライドピン12によって連動する連動機構10を介して、走行クラッチ3を操作する走行クラッチレバー4と、保持レバー5との間を連動構成するものであるから、スライドピン12を嵌合して移動案内する長穴11の長さや、形成角度域等や、この長穴11を形成したリンクアーム回動角度等によって、走行クラッチ3の入り、切り位置に対する保持レバー5のフリー位置Fまでの回動角度や、このフリー位置F自体での保持レバー5の停止タイミング等を設定し易くすることによって、この保持レバー5の把持部6への握り込み位置Aと、前記フリー位置Fとの間の把持間隔Mを、操縦者の操作に適応した規格に設定して作業性、操作性を高めることができる。

0020

又、操縦ハンドル2の把持部6との間に適宜間隔の把持間隔Mを有したフリー位置Fに保持レバー5を停止して、走行クラッチ3入り位置ONの運転操作を行う操縦者の指の挟持を行わせないように保護することができ、簡単な構成で迅速、的確な作動操作を行うことができる。操縦ハンドル2の前側上部に位置する走行クラッチレバー4と、後側下部に位置する保持レバー5との前後間隔部を短く、接近させて、配置構成して、小形で、簡単、軽量で安価な構成とすることができる。

0021

特に、デッドマンクラッチ形態の操作機構にあっては、操縦者が常時操縦ハンドル2の近くに、しかも、操作し易い接近した位置を随歩行することを要するため、走行クラッチレバー4と保持レバー5との前後配置間隔を接近させて設定しているため、咄嗟時のレバ選択操作を迅速に行うことができ、より安全な運転操作を行うことができる。

0022

請求項3に記載の発明は、前記平面視略コ字状形態の操縦ハンドル2の把持部6を、操作パネル16の後端上部の鉤形状角部19より後方へ適宜の操作間隔Kを有して突出させて、この把持部6の前側に、前後操作可能の走行クラッチレバー4を設け、下側に上下操作の保持レバー5を設ける構成であるから、操縦ハンドル2後側部を追随歩行者が、常時走行クラッチレバー4を入り位置ONへ操作維持しておくか、保持レバー5を操縦ハンドル2の把持部6下握り込み位置Aに一緒に握って把持した状態で操作する形態(デッドマンクラッチ)では、走行クラッチレバー4と保持レバー5を、操作パネル16の鉤形角部19に位置する操縦ハンドル2の把持部6に対して、前後に接近した関係位置に配置することができる。このため、操作時には、走行クラッチレバー4や、保持レバー5等の咄嗟的選択操作を迅速に行うことができ、より安全な運転操作を行うことができる。

0023

又、前記剛性の大きい操縦ハンドル2の把持部6を、操作パネル16部や、この後部パネル15後側の保持レバー5の後側部を覆うように構成するものであるから、把持部6が構造物衝突しても保持レバー5の構成、操作を保護することができる。

図面の簡単な説明

0024

クローラ走行運搬車の平面図。
その側面図。
その操縦ハンドル部の側面図。
その走行クラッチレバーと保持レバー部との連動状態を示す側面図。
走行クラッチレバーのクラッチ入り位置操作時の保持レバーの位置を示す側面図。
その保持レバーの握り込み把持状態を示す側面図。
その連動機構部の分解斜視図。

実施例

0025

図面に基づいて、歩行型作業機1としてクローラ走行形態の運搬車を運転操縦する場合を例示する。このクローラ走行形態の運搬車は、左右一対クローラ20を配置して、車体21の後部のエンジンベース22部に搭載のエンジン23の駆動によって、伝動ケース24内の伝動装置を介して、後端部のスプロケット25を伝動回転することによって、走行することができる。車体21の低部に配置する左右一対のトラックフレーム27の後端部には、前記スプロケット25転輪を軸装し、前端部には前端転輪29を軸装し、これら前端転輪29と後端のスプロケット25との間には、底部転輪31を配置して、これら各転輪29、31、及びスプロケット25間に亘ってゴム材主体として成形のクローラ20をかけ渡して駆動走行可能に構成している。

0026

前記車体21の後端部上には、エンジンベース22上のエンジン23部上を囲うように構成の操縦ハンドル2を設け、この操縦ハンドル2後部にループ状形態の把持部6、及び操作パネル16の上部パネル14等を設け、この操作パネル16に走行クラッチレバー4や、保持レバー5、その他ブレーキレバー52や、左右クローラ20を伝動操作するサイドクラッチレバー53、53、及び走行変速レバー54等の各種操作レバーを配置している。この操縦ハンドル2前側に、リフトシリンダ、又はダンプシリンダ油圧伸縮によって、昇降可能、及びダンプ可能の荷台32を搭載し、前記操作レバーのダンプレバー33の操作によって、昇降、乃至ダンプ作動することができる。

0027

前記操縦ハンドル2の把持部6は、丸パイプ材を平面視略コ字状、乃至ループ状に形成して、この左右両側辺部間の下方位置に、エンジンベース22や、エンジン23等を位置させるようにエンジンルームを構成し、このエンジンルームを覆うように操作パネル16を形成する。この操縦ハンドル2の上側部は、側面視鉤形状に形成した操作パネル16の上部パネル14で覆い、又、操縦ハンドル2下に位置するエンジンルームの後側部は、該操作パネル16の後部パネル15で覆う形態に構成している。上部パネル14の前側にはバスケット34を設けている。

0028

前記操縦ハンドル2の後端部の把持部6を、操縦者の操縦高さ位置に適応するように操縦容易な高さに設定する。又、この操縦ハンドル2、及び把持部6の高さは、調節可能に構成することもできる。把持部6は、操縦ハンドル2の左右両側端部に設けたハンドル基部13から後方へ延長して設けてあり、その内側に、操作パネル16の鉤形角部19を位置させて形成され、このループ状形態のハンドル把持部6の内側部において、操作パネル16の鉤形角部19が覆われる形態である。これら鉤形角部19と後方突出の把持部6との間には、操縦者が手を差込むことの容易な操作間隔K部を、把持部6の横方向幅一杯に亘って形成している。操縦ハンドル2は、操縦者が歩行型作業機1の後側を随行しながら、この車体後側のハンドル2把持部6を把持した状態で、前側操作パネル16上の走行クラッチレバー4や、保持レバー5等を操作しながら走行させるものである。

0029

この走行クラッチレバー4は、前記上部パネル14上に突出して前後方向へ回動操作されるよう、上部パネル14のレバーガイド17に案内される。走行クラッチレバー4は、低速、高速位置の左右のレバーガイド17L、17Hに切替えて、各々前後方向へ回動操作できるもので、前記クローラ20伝動ケース24側方に設けた低、高速ベルトテンションクラッチプーリ36、37を切替えて、低速ベルト38伝動と、高速ベルト39伝動を選択しながら操縦操作する。低速ベルト38と、高速ベルト39は、エンジン23によって回転されるエンジン出力軸40のプーリ41と、伝動ケース24の入力軸42aのプーリ42との間に掛け渡されている。これら低速ベルト、又は高速ベルト39を掛け渡すプーリ41、又は42回転径を大、小異にして、走行速度を低速、高速変速することができる形態である。

0030

このクラッチプーリ36、37を操作する走行クラッチレバー4によるクラッチ操作機構43は、前記走行クラッチレバー4の左右揺動によって掛け替えられるヨーク形態の変速アーム44、45と、前記クラッチプーリ36、37のプーリアーム46、47との間を、ロッド48、49、及びスプリング50、51等を介して連動連結した構成としている。そして、走行クラッチレバー4を、右側の低速側レバーガイド17Lに案内させて、低速走行位置に変速操作した状態で、このレバーガイド17Lの前端部に操作すれば、この低速側変速アーム44の回動によって、ロッド48、スプリング50(等のクラッチ操作機構43)を介して、低速側クラッチプーリ36が、低速ベルト38を張圧して、低速伝動回転することができる。又、前記走行クラッチレバー4を左側の高速側レバーガイド17Hに操作して、前側へ回動操作すれば、前記と同様にして、クラッチ操作機構43を介して、高速伝動回転することができる。

0031

前記操作パネル16の上部パネル14部には、走行クラッチレバー4の右側部にブレーキレバー52を設けて、このブレーキレバー52を後側へ引くことによって、クローラ20を制動させることができる。又、ブレーキレバー52側とは反対の左側中央部には、左右一対のサイドクラッチレバー53を設けて、左右のクローラ20の伝動クラッチサイドクラッチ)を各別に入り、切り操作して、クローラ20の操向を操作することができる。この上部パネル14部の左端部には、変速レバー54を設けて、伝動ケース内に配置の変速ギヤを切替えて、低速走行したり、高速走行できるように変速操作できる。

0032

前記操縦ハンドル2後端部の把持部6下側に構成する保持レバー5は、把持部6と同様のコ字形状形態に構成して、後端片部を把持部6の下側中央部に平行状に沿う形態に構成している。この保持レバー5の左右両部には、プレートアーム55を有して、このプレートアーム55の上下二段枢支穴56と長穴11とを、後部揺動リンク58から突出のリンクピン57、スライドピン12に嵌合支持する。これらリンクピン57とスライドピン12を有した左右一対の後部揺動リンク58は、上端部をハンドルブラケット7に枢支して、この枢支部59の周りに前後回動自在に構成する。そして、保持レバー5は、この後部揺動リンク58のリンクピン57の周りに、スライドピン12の移動しうる長穴11の幅域内において、移動自在に構成している。このような形態における保持レバー5は、前記リンクピン57の周りに上下回動自在の状態にあるが、自体の自重によって常時下方回動するように構成されている。又、この保持レバー5には、この下方回動、乃至回動力のバランスを図るためのスプリングを付勢したり、バランスウエイトを敷設するも可能である。

0033

これら左右両側部の後部の揺動リンク58の前側には前部揺動リンク60が平行状に垂下して構成され、これら前後の揺動リンク58、60の下端部間を水平リンク61の前後端部に枢支連結して、左右一対の平行揺動リンク機構から連動機構10を構成する。この水平リンク61の後端部は、前記後部揺動リンク58下端部との間を、スライドピン12によって枢支される。又、この水平リンク61の前端部は、前記ハンドルブラケット7に対して、横水平方向に支架されたレバー軸62の周りに前後回動自在に設けられる前部揺動リンク60の下端部にピン63で連結されている。このレバー軸62の周りに、走行クラッチレバー4によって回動される右手側の前部揺動リンク60が枢支され、変速アーム44、45が枢着され、左側変速アーム45と左側の前部揺動リンク60との間に介在するカラー64を設けて、走行クラッチレバー4によるベルト38、39伝動により走行クラッチの変速操作を行うことができる。前記右側の前部揺動リンク60には、横方向のレバー軸62に対して前後方向に直交するボス穴を形成したレバーボス65を一体形成して、このレバーボス65のボス穴に走行クラッチレバー4の基部のレバー軸66を嵌合支持して、この走行クラッチレバー4を、レバーボス65周りに左、右側へ回動して、ヨーク形態の変速アーム44、45を選択、係合することができる。

0034

走行作業機1の走行停止状態(図4)は、走行クラッチレバー4がレバーガイド17後部のクラッチ切り位置OFFにあって、連動機構10を介して操作される保持レバー5は下方位置にある。ここで走行作業を行うときは、操縦ハンドル2後側の作業者は、左手Lでハンドル把持部6を把持し、右手Rで走行クラッチレバー4を把持して、このクラッチレバー4をレバーボス65の周りに左、右に回動して、低速走行側の変速アーム44のヨーク溝に係合させるか、高速走行側の変速アーム45のヨーク溝に係合させて変速位置を切り替える。

0035

このようにして、変速走行位置が決まると、この把持している変速クラッチレバー4を、前側へ回動操作して、走行クラッチ3入り位置ONに操作する(図5)。この走行クラッチレバー4のON操作によって、クラッチ操作機構43を介して、低速ベルト38、又は高速ベルト39の伝動が行われて、クローラ20を伝動回転して、走行が行われる。これと同時に、連動機構10を介して、後端部の保持レバー5が、下方開放位置Bから把持部6下側のフリー位置Fへ回動して停止される(図5)。

0036

ここで、操縦者がフリー位置Fにある保持レバー5を、上側の把持部6へ向け握り込んで一緒に合せ持つときは、把持部6を把持している左手L指を下方へ伸して、フリー位置Fの保持レバーFを上側へ引き上げて、把持部6の下面に合せ持つ(図6)。このとき、走行クラッチレバー4の操作位置に拘らず、連動機構10には長穴11とスライドピン12との嵌合連継によって、フリー位置Fの保持レバー5を把持部6へ容易に接近回動させることができる。

0037

前記走行クラッチレバー4による走行クラッチ3入り、切り操作において、フリー位置Fに停止された保持レバー5は、この保持レバー5の自重や、振動等によって、下降した位置にあって、把持部6との間に、指を挟持しない程度の把持間隔Mを形成している。従って、保持レバー5が把持力操作等によって把持部6に接近して握り込み位置Aに保持することができる。又、このフリー位置Fで保持レバー5を把持部6側へ握り込んで、連動機構10の長穴11とスライドピン12との嵌合位置を前後に移動することによって、この連動機構10を介して走行クラッチ3を前記連動操作されたクラッチ入り位置ONに安定保持することができる。

0038

このように走行クラッチ3入り位置ONにおける機体1走行状態から、走行を停止するときは、操縦者が保持レバー5の握持を解放すればよい。この操作によって、切り位置OFFに作動される走行クラッチレバー4、及び開放位置Bに作動される保持レバー5と連動の連動機構10を介して、走行クラッチ3が切り位置OFFに切替えられて、走行を停止する。

0039

歩行型作業機1の走行を維持するためには、前記走行クラッチレバー4を入り位置ONに操作した状態を維持するか、又は、走行クラッチレバー4を入り位置ONに操作した後、保持レバー5を把持部6と共に握り込むという形態である。すなわち、操縦者が走行クラッチレバー4をレバーガイド17に沿って切り位置OFFから、入り位置ONへ操作すると、連動機構10を介して、保持レバー5が下方の開放位置Bから上方の把持部6の握り込み位置Aに向けて連動回動される。このとき、走行クラッチ3が入り位置ONになって走行伝動が行われ、レバーガイド17の前端部に設けられたストッパー9(ストッパ9は走行クラッチレバー4が支点越えさせないような位置にあればよく、レバーガイド17の前端部に限定するものではない。)に連動機構10の一部が係合して、それ以上の走行クラッチレバー4入り位置ON側の操作回動が停止される。このとき、連動機構10の操作も停止されて、保持レバー5は、開放位置Bからフリー位置Fへ回動されて停止される。そして、このフリー位置Fに停止された保持レバー5と、把持部6との間には、指を挟持しない程度の適宜の把持間隔M部を形成する。

0040

このように走行クラッチレバー4が入り位置ONへ操作される。そして、保持レバー5がフリー位置Fにあるときは、連動機構10には、リンク機構の長穴11と、これに嵌合するスライドピン12等が構成されて、保持レバー5の回動連動遊動を吸収するように作動する。このため、走行クラッチレバー4をレバーガイド17の入り位置ONに回動操作しても、保持レバー5は、握り込み位置Aにまでは回動させないで、この把持間隔M手前のフリー位置Fで停止して、把持間隔Mを正確に形成する。又、このフリー位置Fの保持レバー5を把持部6の握り込み位置A側へ一緒に握り込んで、走行クラッチレバー4と走行クラッチ3の入り位置ONを保持することができる。そして、走行クラッチレバー4と走行クラッチ3の入り位置ON保持は、保持レバー5の把持操作によって行われ、維持されるが、保持レバー5と把持部6との手動把持状態を解放すると、連動機構10を介する走行クラッチレバー4及び走行クラッチ3は、切り位置OFFになって、作業機走行が停止される。

0041

走行クラッチ3入り位置ON状態から操作把持の手を解放すれば、走行クラッチレバー4は切り位置OFFへ復帰して、走行クラッチ3も切り位置OFFとなる操作機構形態にあっては、支点越え機構によって走行クラッチ3入り位置ONを維持する機構は設けないため、走行中は、操縦者が常時走行クラッチレバー4、又は保持レバー5のいずれかを握持していることを要する。走行クラッチレバー4と保持レバー5との間の連動機構10による連動関係位置は、長穴11とこれに嵌合するスライドピン12とによる適宜の遊動間隔を吸収する揺動リンク機構を構成することによって、把持部6とこの下側部の保持レバー5のフリー位置Fとの間の把持間隔M部を吸収するように作動して、指を挟持しない把持間隔Mを維持することができる。

0042

このような連動機構10において、長穴11と、これに嵌合するスライドピン12との関係については、前部揺動リンク60と後部揺動リンク58との下端部間を水平リンク61で連結して、走行クラッチレバー4の操作によって前後揺動可能の四点平行リンク機構を有して、この平行リンク機構の後部揺動リンク58に、保持レバー5のプレートアーム55部をリンクピン57周りに前後回動自在に枢支すると共に、このプレートアーム55の下端部に形成した長穴11に、前記後部揺動リンク58と水平リンク61との間を連結するスライドピン12を嵌合させて、揺動リンク形態の連動機構10を構成する。そして、走行クラッチレバー4をレバーガイド17の前端側へシフトして、後部揺動リンク58を後側へ回動させて、この後部揺動リンク58のスライドピン12を長穴11の後端縁に係合して、後方へ押し、保持レバー5、プレートアーム55を上方のフリー位置Fへ回動することができる。このフリー位置Fに停止した保持レバー5を手動操作で更に上方へ回動操作すると、プレートアーム55部が、後部揺動リンク58のリンクピン57の周りに上方へ回動されて、このプレートアーム55の長穴11部も、スライドピン12に対して後側へ移動されて、この長穴11の前端縁がスライドピン12に係合する。このとき、保持レバー5が、握り込み位置Aに回動された状態にあって、把持部6と一緒に把持する状態に操作することができる。

0043

又、前記走行クラッチレバー4を入り位置ONに保持した状態で、保持レバー5の握り込み把持を解放したときは、この保持レバー5、及び長穴11部が、後部揺動リンク58のスライドピン12に対して前側へ回動して、この長穴11の後端縁がスライドピン12に係合して、保持レバー5をフリー位置Fで停止する。走行クラッチレバー4に対する保持レバー5の上下把持間隔Mの上下把持回動、及び解放回動を自在とする。

0044

1走行作業機
2操縦ハンドル
3走行クラッチ
4走行クラッチレバー
5保持レバー
6把持部
9ストッパ
10連動機構
11長穴
12スライドピン
14 上部パネル
15後部パネル
16操作パネル
17レバーガイド
19鉤形状角部
A握り込み位置
B開放位置
Fフリー位置
K操作間隔
OFF切り位置
ON入り位置

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