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技術 シート用駆動装置

出願人 トヨタ紡織株式会社
発明者 伊東定夫
出願日 2017年10月20日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2017-203496
公開日 2019年5月23日 (5ヶ月経過) 公開番号 2019-077227
状態 未査定
技術分野 車両用座席
主要キーワード 稼働装置 歯車ケーシング 稼働側 幅方向他端側 ヘリカル歯車 幅方向左 延び方向 ウォームホィール
関連する未来課題
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図面 (12)

課題

回転体回転中心軸線駆動シャフトの回転中心軸線とのずれに起因する問題の発生を抑制可能なシート用駆動装置の一例を開示する。

解決手段

シート用駆動装置20は、第1回転体25の回転中心軸線と第2回転体26の回転中心軸線とのずれを吸収可能な継ぎ手23を有する。これにより、当該シート用駆動装置20では、第1回転体25の回転中心軸線と駆動シャフト22の回転中心軸線とのずれが吸収され得る。第2回転体26から回転力を受けて回転する駆動シャフト22は第1回転体25内を貫通している。これにより、シート用駆動装置20の大型化を抑制できる。

概要

背景

例えば、特許文献1に記載のシート用駆動装置は、第1可動レール及び第2可動レールそれぞれに1本の駆動シャフト駆動力を伝達している。第1可動レールは、シート幅方向右端側に配置されて当該シートを支持する第1可動部を構成する。

第2可動レールは、シートの幅方向左端側に配置されて当該シートを支持する第2可動部を構成する。駆動シャフトは、シート幅方向に延びて電動モータで発生した回転力を第1可動部及び第2可動部に伝達する。

概要

回転体回転中心軸線と駆動シャフトの回転中心軸線とのずれに起因する問題の発生を抑制可能なシート用駆動装置の一例を開示する。 シート用駆動装置20は、第1回転体25の回転中心軸線と第2回転体26の回転中心軸線とのずれを吸収可能な継ぎ手23を有する。これにより、当該シート用駆動装置20では、第1回転体25の回転中心軸線と駆動シャフト22の回転中心軸線とのずれが吸収され得る。第2回転体26から回転力を受けて回転する駆動シャフト22は第1回転体25内を貫通している。これにより、シート用駆動装置20の大型化を抑制できる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

シートに設けられた第1可動部及び第2可動部を同時に駆動するためのシート用駆動装置において、電動モータで発生した回転力が入力され、当該回転力により回転する第1回転体と、前記第1回転体の回転中心軸線と略平行な第2の回転中心軸線を有する第2回転体と、前記第1回転体から前記第2回転体に回転力を伝達する継ぎ手であって、前記第1回転体の回転中心軸線と前記第2の回転中心軸線とのずれを吸収可能な継ぎ手と、前記第2回転体から回転力を受けて回転するとともに、前記第2の回転中心軸線と略平行な方向に延びて前記第1回転体内を貫通する駆動シャフトであって、長手方向一端に前記第1可動部が連結され、当該長手方向他端に前記第2可動部が連結された駆動シャフトとを備えるシート用駆動装置。

請求項2

前記駆動シャフトは、当該駆動シャフトの回転中心軸線が前記第2の回転中心軸線と略一致した状態で前記第2回転体を貫通している請求項1に記載のシート用駆動装置。

請求項3

前記継ぎ手は、オルダム式継ぎ手である請求項1又は2に記載のシート用駆動装置。

請求項4

前記電動モータ及び前記第1回転体は、前記駆動シャフトの長手方向中央より当該長手方向一端側に位置している請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート用駆動装置。

請求項5

シートの幅方向一端側に配置されて当該シートを支持するとともに、変位可能な第1可動部と、シートの幅方向他端側に配置されて当該シートを支持するとともに、変位可能な第2可動部と、前記第1可動部及び前記第2可動部を変位させる駆動力を発揮する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート用駆動装置と、前記シート用駆動装置を支持するブラケットであって、前記第1可動部と前記第2可動部との間を渡すように延びるブラケットとを備えるシート。

請求項6

シートの幅方向一端側に配置され、バックフレーム揺動させるための第1可動部と、シートの幅方向他端側に配置され、前記バックフレームを揺動させるための第2可動部と、前記第1可動部及び前記第2可動部を稼働させる駆動力を発揮する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート用駆動装置であって、前記バックフレームのサイドフレームに支持されたシート用駆動装置とを備えるシート。

技術分野

0001

本願は、シートに設けられた第1可動部及び第2可動部を同時に駆動するためのシート用駆動装置に関する。

背景技術

0002

例えば、特許文献1に記載のシート用駆動装置は、第1可動レール及び第2可動レールそれぞれに1本の駆動シャフト駆動力を伝達している。第1可動レールは、シートの幅方向右端側に配置されて当該シートを支持する第1可動部を構成する。

0003

第2可動レールは、シートの幅方向左端側に配置されて当該シートを支持する第2可動部を構成する。駆動シャフトは、シート幅方向に延びて電動モータで発生した回転力を第1可動部及び第2可動部に伝達する。

先行技術

0004

特開2010−64677号公報

発明が解決しようとする課題

0005

駆動シャフトと係合して当該駆動シャフトに回転力を付与する歯車等の回転体は、電動モータから回転力を受けて回転する。このため、当該回転体の回転中心軸線と駆動シャフトの回転中心軸線とが大きくずれていると、以下の問題が発生する可能性がある。

0006

(a)シート用駆動装置及びその周辺機器(例えば、第1可動レール及び第2可動レール)等からの大きな異音及び異常振動の発生
(b)シート用駆動装置等の可動装置の作動速度の低下現象、及び歯車等の異常摩耗の発生
本願は、上記点に鑑み、回転体の回転中心軸線と駆動シャフトの回転中心軸線とのずれに起因する問題の発生を抑制可能なシート用駆動装置等の一例を開示する。

課題を解決するための手段

0007

シート用駆動装置は、電動モータ(21)で発生した回転力が入力され、当該回転力により回転する第1回転体(25)と、第1回転体(25)の回転中心軸線と略平行な第2の回転中心軸線を有する第2回転体(26)と、第1回転体(25)から第2回転体(26)に回転力を伝達する継ぎ手(23)であって、第1回転体(25)の回転中心軸線と第2の回転中心軸線とのずれを吸収可能な継ぎ手(23)と、第2回転体(26)から回転力を受けて回転するとともに、第2の回転中心軸線と略平行な方向に延びて第1回転体(25)内を貫通する駆動シャフト(22)であって、長手方向一端に第1可動部(13、17)が連結され、当該長手方向他端に第2可動部(14、18)が連結された駆動シャフト(22)とを備えることが望ましい。

0008

これにより、当該シート用駆動装置では、第1回転体(25)の回転中心軸線と第2の回転中心軸線とのずれは、継ぎ手(23)により吸収される。つまり、当該シート用駆動装置では、第1回転体(25)の回転中心軸線と駆動シャフト(22)の回転中心軸線とのずれが吸収され得る。

0009

したがって、当該シート用駆動装置では、第1回転体(25)の回転中心軸線と駆動シャフト(22)の回転中心軸線とのずれに起因する問題の発生を抑制可能なシート用駆動装置を得ることが可能となる。

0010

駆動シャフト(22)は第1回転体(25)内を貫通している。これにより、駆動シャフト(22)が第1回転体(25)の外部に配置された構成に比べて、シート用駆動装置の大型化を抑制できる。

0011

なお、シート用駆動装置は、以下の構成であってもよい。
すなわち、駆動シャフト(22)は、当該駆動シャフト(22)の回転中心軸線が第2の回転中心軸線と略一致した状態で第2回転体(26)を貫通していることが望ましい。

0012

これにより、第1回転体(25)、第2回転体(26)、継ぎ手(23)及び駆動シャフト(22)が、略同軸上に配置された構成となるので、継ぎ手(23)が設けられたことに伴うシート用駆動装置の大型化が抑制され得る。

0013

継ぎ手(23)は、オルダム式継ぎ手であることが望ましい。これにより、当該継ぎ手(23)は、撓み継ぎ手に比べて大きな回転力を第1可動部(13、17)及び第2可動部(14、18)に伝達することが可能となる。

0014

さらに、当該継ぎ手(23)では、第1可動部(13、17)に伝達される回転位相と第2可動部(14、18)に伝達される回転位相とのずれが、撓み継ぎ手に比べて小さい。したがって、当該シート用駆動装置では、第1可動部(13、17)及び第2可動部(14、18)を確実に同期させて稼働させることができ得る。

0015

当該シート用駆動装置は、電動モータ(21)及び第1回転体(25)が駆動シャフト(22)の長手方向中央より当該長手方向一端側に位置しているシート用駆動装置に適用されることが望ましい。

0016

すなわち、当該継ぎ手(23)が設けられていない構成において、電動モータ(21)及び第1回転体(25)が駆動シャフト(22)の長手方向中央より当該長手方向一端側に位置していると、第1回転体(25)の回転中心軸線と駆動シャフト(22)の回転中心軸線とのずれ量(以下、駆動側ずれ量という。)が僅かであっても、駆動シャフト(22)の長手方向他端と第2可動部(14、18)とのずれ量(以下、稼働側ずれ量という。)は、駆動側ずれ量に比べて大きくなる。

0017

これに対して、当該シート用駆動装置では、継ぎ手(23)により駆動側ずれ量が吸収されるので、稼働側ずれ量が過度に大きくなってしまうことを抑制でき得る。したがって、当該シート用駆動装置は、電動モータ(21)及び第1回転体(25)が駆動シャフト(22)の長手方向中央より当該長手方向一端側に位置しているシート用駆動装置に適用されることが望ましい。

0018

因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。

図面の簡単な説明

0019

第1実施形態に係る乗物用シートを示す図である。
第1実施形態に係るスライド装置を示す図である。
第1実施形態に係る第1スライドユニットの構成を示す図である。
第1実施形態に係るシート用駆動装置の分解図である。
第1実施形態に係るシート用駆動装置の構造を示す図である。
第1実施形態に係るシート用駆動装置を示す図である。
Aは第1実施形態に係る継ぎ手の正面図である。Bは図7Aの右側面図である。Cは図7Aの左側面図である。Dは第1実施形態に係る継ぎ手の斜視図である。
Aは図8Bの左側面図である。Bは第1実施形態に係る第1回転体の正面図である。
Aは第1実施形態に係る第2回転体の正面図である。Bは図9Aの右側面図である。
第2実施形態に係るバックフレームの正面図である。
第2実施形態に係るシート用駆動装置の構造を示す図である。

実施例

0020

以下の説明は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。

0021

少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされている場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。

0022

各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものであって、本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。各方向は、本実施形態に係る乗物用シートを車両に組み付けた状態における方向を意味する。

0023

(第1実施形態)
1.乗物用シートの概要
本実施形態は、図1に示す乗物用シート1にシート用駆動装置が適用された例である。当該乗物用シート1は、シート本体2及びスライド装置10(図2参照)等を備える。シート本体2は、少なくともシートクッション3を有する。シートクッション3は、着席者臀部を支持するための部位である。

0024

スライド装置10は、シート本体2を平行移動可能な状態で支持する。なお、本実施形態に係るシート本体2には、シートバック5が設けられている。シートバック5は、シートクッション3に着席した者の背部を支持するための部位である。

0025

2.スライド装置の構成
スライド装置10は、図2に示されるように、第1スライドユニット11及び第2スライドユニット12、並びにシート用駆動装置20等を少なくとも備える。第1スライドユニット11は、シート幅方向一端側(本実施形態では右端側)に配設されている。

0026

第2スライドユニット12は、シート幅方向他端側(本実施形態では左端側)に配設されている。第1スライドユニット11及び第2スライドユニット12は、シート本体2を移動可能に支持するユニットである。

0027

2.1スライドユニット
第1スライドユニット11は、固定レール11A、可動レール11B及びスライド機構13(図3参照)等を少なくとも有する。固定レール11Aは乗物に対して固定されるレール部材である。可動レール11Bは、シート本体2を支持するとともに、固定レール11Aに対してスライド可能な部材である。

0028

スライド機構13は、図3に示されるように、ネジ棒13A及びナット部13B等を少なくとも有する。ネジ棒13Aは、ナット部13Bの雌ねじ穴を貫通しているとともに、当該雌ねじと噛み合っている。

0029

本実施形態では、ネジ棒13Aは回転可能に可動レール11Bに支持され、かつ、ナット部13Bは回転不可の状態で固定レール11Aに固定されている。このため、ネジ棒13Aが回転すると、可動レール11Bは、ねじの原理により、当該ネジ棒13Aの回転に連動して固定レール11Aに対してスライド変位する。

0030

可動レール11Bの長手方向端部には動力供給ユニット13Cが設けられている。動力供給ユニット13Cは、シート用駆動装置20から供給された回転力をネジ棒13Aに供給する。

0031

本実施形態に係る動力供給ユニット13Cは、ウォーム13D及びウォームホィールヘリカル歯車)13E等を有して構成されている。ウォーム13Dは、シート用駆動装置20から回転力を受けて回転する。

0032

ウォームホィール13Eは、ウォーム13Dと噛み合って回転するとともに、ネジ棒13Aに回転力を伝達する。なお、動力供給ユニット13Cは、可動レール11Bに固定され、当該可動レール11Bと共に固定レール11Aに対して変位する。

0033

第2スライドユニット12との構造は、第1スライドユニット11と同一である。つまり、第2スライドユニット12は、図2に示されるように、固定レール12A、可動レール12B及びスライド機構14等を有する。

0034

スライド機構13、14それぞれは、上記のごとく、シート用駆動装置20から回転力を受けて可動レール11B、12Bと共にスライド変位する。そこで、以下、スライド機構13を第1可動部13ともいう。スライド機構14を第2可動部14ともいう。

0035

2.2シート用駆動装置
<シート用駆動装置の搭載位置>
シート用駆動装置20は、図2に示されるように、ブラケット15に支持されている。ブラケット15は、第1可動部13と第2可動部14との間を渡すように延びて架橋された部材である。

0036

つまり、ブラケット15は、シート幅方向に延びて延び方向一端側(本実施形態では、右端側)が第1可動部13に連結され、かつ、延び方向他端側(本実施形態では、左端側)が第2可動部14に連結されている。

0037

シート用駆動装置20は、ブラケット15の長手方向中央より当該長手方向一端側(本実施形態では、右端側)の位置にて当該ブラケット15に支持されている。つまり、本実施形態では、後述する電動モータ21及び第1回転体25は、駆動シャフト22の長手方向中央より当該長手方向一端側に位置する。

0038

<シート用駆動装置の構造>
シート用駆動装置20は、図4に示されるように、電動モータ21、駆動シャフト22及び継ぎ手23等を少なくとも備える。電動モータ21は、第1可動部13及び第2可動部14に供給する回転力を発生する動力源である。

0039

電動モータ21の出力軸21Aにはウォーム24が一体化されている。図5に示されるウォームホィール(ヘリカル歯車)25は、ウォーム24と噛み合うである。つまり、ウォームホィール25は、電動モータ21で発生した回転力が入力され、当該回転力により回転する第1回転体を構成する。

0040

なお、ウォーム24及びウォームホィール25(以下、第1回転体25ともいう。)は、歯車ケーシング27(図6参照)内に回転可能に収納されている。歯車ケーシング27には、電動モータ21が装着されている。

0041

ワッシャ27Aは、図5に示されるように、第1回転体25に作用するスラスト荷重を受けるスラスト軸受部である。当該ワッシャ27Aは、継ぎ手ケーシング27Bと歯車ケーシング27とにより挟持されている。

0042

そして、シート用駆動装置20は、歯車ケーシング27を介してブラケット15に装着されている。なお、本実施形態に係るシート用駆動装置20、つまり歯車ケーシング27は、ゴム等の弾性部材を介してブラケット15に装着されている。

0043

継ぎ手23は、図5に示されるように、第1回転体25から第2回転体26に回転力を伝達するカップリングである。第2回転体26は、第1回転体25の回転中心軸線と略平行な回転中心軸線を有し、かつ、継ぎ手23を介して伝達された回転力を受けて回転する。

0044

駆動シャフト22は、第2回転体26から回転力を受けて回転するとともに、当該第2回転体26の回転中心軸線と略平行な方向に延びて第1回転体25内を貫通する駆動軸である。

0045

そして、駆動シャフト22の長手方向一端(本実施形態では、右端)に第1可動部13のウォーム13Dが連結されている。駆動シャフト22の長手方向他端(本実施形態では、左端)に第2可動部14のウォーム(図示せず。)が連結されている。

0046

つまり、電動モータ21で発生した回転力は、ウォーム24→第1回転体25→継ぎ手23→第2回転体26→駆動シャフト22→第1可動部13及び第2可動部14の順に伝達される。したがって、電動モータ21の回転及び停止に同期して、第1可動部13と第2可動部14とが同時に稼働及び停止する。

0047

なお、第2回転体26及び継ぎ手23は、継ぎ手ケーシング27B内に収納されている。第2回転体26に設けられた鍔状のフランジ部26Cは、継ぎ手ケーシング27Bの内壁滑り接触可能なスラスト軸受部である。

0048

本実施形態に係る駆動シャフト22は、図5に示されるように、当該駆動シャフト22の回転中心軸線が第2回転体26の回転中心軸線と略一致した状態で第2回転体26を貫通している。

0049

なお、駆動シャフト22の断面形状は、正六角形等の多角形状である。第2回転体26には、駆動シャフト22の断面形状と略合同穴形を有する貫通穴が設けられている。このため、第2回転体26と駆動シャフト22とは、互いの回転中心軸線が一致した状態で一体的に回転する。

0050

なお、図5に示された一点鎖線は、駆動シャフト22の回転中心軸線を示している。図5においては、第2回転体26の回転中心軸線と駆動シャフト22の回転中心軸線とが重なっており、第1回転体25の回転中心軸線と駆動シャフト22の回転中心軸線とは、紙面垂直方向にずれている。

0051

本実施形態に係る継ぎ手23は、第1回転体25の回転中心軸線(以下、第1軸線という。)と第2回転体26の回転中心軸線(以下、第2軸線という。)とのずれを吸収可能なオルダム方式の継ぎ手である。

0052

すなわち、当該継ぎ手23には、図7A〜図7Dに示されるように、第1軸穴23A及び第2軸穴23Bが設けられている。第1軸穴23Aは、第1回転体25に設けられた軸部25A(図5参照)が嵌り込む穴である。第2軸穴23Bは、第2回転体26に設けられた軸部26A(図5参照)が嵌り込む穴である。

0053

軸部25A(以下、第1軸部25Aという。)には、第1軸線を挟んで互いに平行な2つの平面部25B(図8A及び図8B参照)が設けられている。軸部26A(以下、第2軸部26Aという。)には、第2軸線を挟んで互いに平行な2つの平面部26B(図9A及び図9B参照)が設けられている。

0054

第1軸穴23Aには、第1軸部25Aの平面部25Bが滑り接触する平面部23C(図7B参照)が設けられている。第2軸穴23Bには、第2軸部26Aの平面部26Bが滑り接触する平面部23D(図7C参照)が設けられている。

0055

第1軸線又は第2軸線と直交する仮想面投影された平面部23Cの仮想法線は、当該仮想面に投影された平面部23Dの仮想法線と交差(本実施形態では、直交)している。これにより、第1軸線が第2軸線に対してずれている場合であっても、当該ずれが継ぎ手23にて吸収される。

0056

3.本実施形態に係る乗物用シート(特に、シート用駆動装置)の特徴
本実施形態に係るシート用駆動装置20では、第1回転体25の回転中心軸線と第2回転体26の回転中心軸線とのずれは、継ぎ手23により吸収される。つまり、当該シート用駆動装置20では、第1回転体25の回転中心軸線と駆動シャフト22の回転中心軸線とのずれが吸収され得る。

0057

したがって、本実施形態に係るシート用駆動装置20は、第1回転体25の回転中心軸線と駆動シャフト22の回転中心軸線とのずれに起因する問題の発生を抑制でき得る。因みに、第1可動部13のウォームと第2可動部14のウォームとの芯ずれは、駆動シャフト22が撓むことにより吸収され得る。

0058

駆動シャフト22は第1回転体25内を貫通している(図5参照)。これにより、駆動シャフト22が第1回転体25の外部に配置された構成に比べて、シート用駆動装置20の大型化を抑制できる。

0059

駆動シャフト22は、当該駆動シャフト22の回転中心軸線が第2回転体26の回転中心軸線と略一致した状態で第2回転体26を貫通している(図5参照)。これにより、第1回転体25、第2回転体26、継ぎ手23及び駆動シャフト22が略同軸上に配置された構成となるので(図5参照)、継ぎ手23が設けられたことに伴うシート用駆動装置20の大型化が抑制され得る。

0060

継ぎ手23は、オルダム式継ぎ手である。これにより、当該継ぎ手23は、撓み継ぎ手に比べて大きな回転力を第1可動部13及び第2可動部14に伝達することが可能となる。

0061

さらに、本実施形態に係る継ぎ手23では、第1可動部13に伝達される回転位相と第2可動部14に伝達される回転位相とのずれが、撓み継ぎ手に比べて小さい。したがって、当該シート用駆動装置20では、第1可動部13及び第2可動部14を確実に同期させて稼働させることができ得る。

0062

本実施形態に係るシート用駆動装置20は、電動モータ21及び第1回転体25が駆動シャフト22の長手方向中央より当該長手方向一端側に位置している。
すなわち、継ぎ手23が設けられていない構成において、電動モータ21及び第1回転体25が駆動シャフト22の長手方向中央より当該長手方向一端側に位置していると、第1回転体25の回転中心軸線と駆動シャフト22の回転中心軸線とのずれ量(以下、駆動側ずれ量という。)が僅かであっても、駆動シャフト22の長手方向他端と第2可動部14とのずれ量(以下、稼働側ずれ量という。)は、駆動側ずれ量に比べて大きくなる。

0063

これに対して、本実施形態では、継ぎ手23により駆動側ずれ量が吸収されるので、稼働側ずれ量が過度に大きくなってしまうことを抑制でき得る。したがって、本実施形態に係るシート用駆動装置20は、電動モータ21及び第1回転体25が駆動シャフト22の長手方向中央より当該長手方向一端側に位置している乗物用シート1に適用されると、特に好適である。

0064

(第2実施形態)
本実施形態は、乗物用シート1のシートバック5を揺動変位させるためのシート用駆動装置にシート用駆動装置20を適用したものである。

0065

すなわち、本実施形態に係るシート用駆動装置20は、図10に示されるように、バックフレーム5Aのサイドフレーム5Bに支持されている。バックフレーム5Aはシートバック5の骨格を構成する部材である。

0066

サイドフレーム5Bは、バックフレーム5Aの一部を構成する部材であって、当該バックフレーム5Aのシート幅方向端部において、略上下方向に延びる部材である。したがって、シート用駆動装置20は、駆動シャフト22の長手方向中央より当該長手方向一端側に位置する。

0067

なお、本実施形態に係るシート用駆動装置20は、第1リクライナ17及び第2リクライナ18に回転力を供給する。第1リクライナ17及び第2リクライナ18は、バックフレーム5Aをシートクッション3に対して揺動させる機構である。

0068

第1リクライナ17は、バックフレーム5Aのシート幅方向一端側に配置されている。第2リクライナ18は、バックフレーム5Aのシート幅方向他端側に配置されている。つまり、本実施形態では、第1リクライナ17が第1可動部に相当し、第2リクライナ18が第2可動部に相当する。

0069

なお、シート用駆動装置20の構成は、図11に示されるように、第1実施形態に係るシート用駆動装置20と同じである。上述の実施形態と同一の構成要件等は、上述の実施形態と同一の符号を付したので、重複する説明は省略する。

0070

(その他の実施形態)
上述の実施形態に係るシート用駆動装置20は、スライド装置10又は電動式リクライナに適用された例であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、オットマン装置ヘッドレスト稼働装置又はランバーサポート装置等の乗物用シートに設けられた可動装置に適用可能である。

0071

上述の実施形態に係る第1回転体はウォームホィールであった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第1回転体25がピニオン等の平歯車であってもよい。

0072

上述の実施形態に係る継ぎ手23はオルダム式の継ぎ手であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、撓み継ぎ手等のその他方式の継ぎ手であってもよい。

0073

上述の実施形態に係るシート用駆動装置20は、駆動シャフト22の長手方向中央より当該長手方向一端側に位置していた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、シート用駆動装置20は、駆動シャフト22の長手方向中央に配置された構成であってもよい。

0074

上述の実施形態では、駆動シャフト22の回転中心軸線が第2回転体26の回転中心軸線と略一致した状態で第2回転体26を貫通していた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、駆動シャフト22が第2回転体26の外部に配置された状態で当該第2回転体26から回転力を受ける構成であってもよい。

0075

上述の実施形態に係るスライド機構13、14は、ネジ棒13Aを回転させる方式であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、スライド機構13、14は、ネジ棒13Aが固定レール11A、12Aに固定され、可動レール11B、12Bに装着されたナット部13Bが回転する方式であってもよい。

0076

上述の実施形態では、車両用の乗物用シートを適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、鉄道車両船舶及び航空機等の乗物に用いられるシート、並びに劇場家庭用等に用いられる据え置き型シートにも適用できる。

0077

さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。

0078

1…乗物用シート2…シート本体 3…シートクッション
5…シートバック5A…バックフレーム5B…サイドフレーム
11… 第1スライドユニット12… 第2スライドユニット
13…スライド機構(第1可動部) 14… スライド機構(第2可動部)
15…ブラケット20…シート用駆動装置21…電動モータ
22…駆動シャフト23…継ぎ手23A… 第1軸穴
23B… 第2軸穴 23C…平面部23D… 平面部
24…ウォーム25… 第1回転体(ウォームホィール)
25A… 第1軸部 25B… 平面部 26… 第2回転体
26A… 第2軸部 26B… 平面部

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