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図面 (12)

課題

スキン構造に対して強化材補剛するために用いられる、ハット型補剛材の製造において、プリフォーム乾燥繊維面取りアンダーカット構成を提供する方法を提供する。

解決手段

ハット型補剛材を製造する方法は、2つ以上の強化繊維層マンドレルの周囲に位置決めするステップを含む。本方法は、2つ以上の強化繊維層の、第1の端部の第1の積み重ねと、2つ以上の強化繊維層の、第2の端部の第2の積み重ねとを形成する、2つ以上の強化繊維層を切断するステップをさらに含み、第1および第2の積み重ねは、マンドレルに対して重なり合う関係になる。また、本方法は、2つ以上の強化繊維層の、第1の端部の第1の積み重ねと、第2の端部の第2の積み重ねとを、マンドレルに対して重なり合う関係から移動させるステップをさらに含む。

概要

背景

例えば、ハット形状補剛材と、スキン構造とによる、一体的に補剛された構造は、強化されるスキンとの境界面で応力が集中するのを低減するために、ハット形状の補剛材が、面取りされたフランジを有することがしばしば必要とされる。面取りされた構成、およびフランジのプライ縁部を囲い込む構成を実現するために、フランジに位置決めされたプライアンダーカットが使用される。プライ縁部を囲い込むことで、フランジに配置されたプライの縁部から露出した炭素繊維を囲い込む。例えば、炭素で作られた繊維は、プライ縁部で帯電する可能性があり、プライ縁部はその後、特に燃料タンクの近くで不必要な電送リスクが生じることなく放電できるように、繊維端部を密封し、接着し、かつ接地させる必要がある。

硬化複合補剛材フランジの面取りは、特に角度が浅いものに対しては、実際には実現するのが困難な場合がある。この工程は、特殊な製造工程を介して、かなりの経常的な費用、または非経常的な費用が生じ、かつ/または許容される補剛材の形状、例えば、面取り角度プリフォーム厚さ、曲率パッドアップ(pad−ups)に制限が生じる可能性がある。ハット型補剛材の、未硬化の複合フランジの面取りは通常、事前含浸された材料と比較して、乾燥した材料で実現するほうがより困難であり、最小面取り角度などの許容される形状にさらに制限が生じる可能性がある。

フランジを正方形にして、面取りなしで構成することは構造的に有効ではなく、ハット型補剛材とスキンとを1つの一体化した構造物として、一体成形することと両立しない場合がある。また、正方形のフランジ縁部は、繊維端部で容易に帯電する不備な設計であり、繊維端部が正方形の縁部で露出して、製造後に密封することが必要になる。

アンダーカット面取りフランジを作成するために、手作業または自動化工程により、千鳥配列にしたプライドロップを用いて、補剛材プリフォームの個々のプライを千鳥配列にしたレイアップを用いることができるが、このような工程を適用するには、通常はかなりの経常的、かつ/または非経常的な費用が生じる。プライごとのハンドレイアップの工程を用いると、高い経常費用が発生する。ネットトリミング制限機(net trim limitation machine)を使用した自動化工程を用いると、高い非経常的な機器費用がかかり、その後の補剛材形成に対し、実現可能な曲率、プライの傾斜その他の構成が制限される可能性もある。

レイアップに少数のプライのみが使用された、非常に薄いフランジの製造では、プリプレグ補剛材の面取りをアンダーカットするために、事後形成トリミングを使用することが実際に行われている。乾燥した強化材に対してこの工程を再現することはまだ実際には行われておらず、乾燥した繊維プライの縁部がほつれるリスクがあるために、浅い面取り角度に対しては困難である可能性が高い。

概要

スキン構造に対して強化材を補剛するために用いられる、ハット型補剛材の製造において、プリフォーム乾燥繊維に面取りアンダーカット構成を提供する方法を提供する。ハット型補剛材を製造する方法は、2つ以上の強化繊維層マンドレルの周囲に位置決めするステップを含む。本方法は、2つ以上の強化繊維層の、第1の端部の第1の積み重ねと、2つ以上の強化繊維層の、第2の端部の第2の積み重ねとを形成する、2つ以上の強化繊維層を切断するステップをさらに含み、第1および第2の積み重ねは、マンドレルに対して重なり合う関係になる。また、本方法は、2つ以上の強化繊維層の、第1の端部の第1の積み重ねと、第2の端部の第2の積み重ねとを、マンドレルに対して重なり合う関係から移動させるステップをさらに含む。なし

目的

スキン構造に対して強化材を補剛するために用いられる、ハット型補剛材の製造において、プリフォーム乾燥繊維に面取りアンダーカット構成を提供する

効果

実績

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請求項1

2つ以上の強化繊維層マンドレルの周囲に配置するステップと、前記2つ以上の強化繊維層を切断して、前記2つ以上の強化繊維層の第1の端部の第1の積み重ねと、前記2つ以上の強化繊維層の第2の端部の第2の積み重ねとを形成するステップであって、前記第1の積み重ねと前記第2の積み重ねとは、前記マンドレルに対して重なり合う関係である、ステップと、前記2つ以上の強化繊維層の、前記第1の端部の前記第1の積み重ね、および前記第2の端部の前記第2の積み重ねを、前記マンドレルに対して重なり合う関係から移動させるステップとを含む、ハット型補剛材を製造する方法。

請求項2

前記2つ以上の強化繊維層を前記マンドレルの周囲に配置する前記ステップが、前記2つ以上の強化繊維層が編組され、かつ前記2つ以上の強化繊維層が、前記マンドレルの周囲に同心に配置されることをさらに含む、請求項1に記載の製造する方法。

請求項3

前記2つ以上の強化繊維層を配置する前記ステップが、前記少なくとも2つ以上の強化繊維層と前記マンドレルとの間に位置決めされる少なくとも1つの追加の強化繊維層を前記マンドレルの周囲に配置するステップをさらに含み、前記2つ以上の強化繊維層を配置する前記ステップが、前記少なくとも2つ以上の強化繊維層と、前記少なくとも1つの追加の強化繊維層との間に位置決めされる切断プレートを配置するステップをさらに含む、請求項1または2に記載の製造する方法。

請求項4

前記マンドレルを、前記2つ以上の強化繊維層、前記切断プレート、および前記少なくとも1つの追加の強化繊維層と共に支持具の中に配置するステップをさらに含む、請求項3に記載の製造する方法。

請求項5

前記2つ以上の強化繊維層を切断する前記ステップが、前記2つ以上の強化繊維層を前記切断プレートと位置合わせして切断するステップを含む、請求項4に記載の製造する方法。

請求項6

前記第1の端部の前記第1の積み重ね、および前記第2の端部の前記第2の積み重ねを移動させる前記ステップが、前記第1の端部の前記第1の積み重ねの一部を、前記支持具の第1の部分と重なり合う第1の方向に延伸するように配置するステップと、前記第2の端部の前記第2の積み重ねの一部を、前記支持具の第2の部分と重なり合う第2の方向に延伸するように配置するステップとを含み、前記第1および第2の方向が、互いに反対方向に延伸する、請求項5に記載の製造する方法。

請求項7

前記切断プレートを除去するステップをさらに含む、請求項6に記載の製造する方法。

請求項8

前記第1の端部の前記第1の積み重ね、および前記第2の端部の前記第2の積み重ねを移動させる前記ステップが、前記第1の端部の前記第1の積み重ねの少なくとも1つの層の第1の端部片を、前記第1の方向に対して傾斜した関係で配置するステップと、前記第2の端部の前記第2の積み重ねの少なくとも1つの層の第2の端部片を、前記第2の方向に対して傾斜した関係で配置するステップとをさらに含む、請求項6または7に記載の製造する方法。

請求項9

第1の径方向充填部材を、前記少なくとも1つの追加の強化繊維層の最終層に隣接して、かつ前記2つ以上の強化繊維層の前記第1の端部の前記第1の積み重ねの最終層に隣接して配置するステップと、第2の径方向充填部材を、前記少なくとも1つの追加の強化繊維層の最終層に隣接して、かつ前記2つ以上の強化繊維層の前記第2の端部の前記第2の積み重ねの最終層に隣接して配置するステップとをさらに含む、請求項6〜8のいずれか一項に記載の製造する方法。

請求項10

少なくとも1つの複合スキンプライを、前記2つ以上の強化繊維層の前記第1の端部の前記第1の積み重ね、前記2つ以上の強化繊維層の前記第2の端部の前記第2の積み重ね、前記第1および第2の径方向充填部材、ならびに前記少なくとも1つの追加の強化繊維層の前記最終層に対して、重なり合う位置に配置するステップと、前記2つ以上の強化繊維層の前記第1の端部の前記第1の積み重ね、前記2つ以上の強化繊維層の前記第2の端部の前記第2の積み重ね、前記第1の端部の前記第1の積み重ねと、前記第2の端部の前記第2の積み重ねとの間に配置された前記2つ以上の強化繊維層の残り、前記第1および第2の径方向充填部材、ならびに前記少なくとも1つの追加の強化繊維層を含むプリフォーム組立体内に、樹脂注入するステップと、前記2つ以上の強化繊維層の前記第1の端部の前記第1の積み重ね、前記2つ以上の強化繊維層の前記第2の端部の前記第2の積み重ね、前記第1の端部の前記第1の積み重ねと、前記第2の端部の前記第2の積み重ねとの間に配置された前記2つ以上の強化繊維層の前記残り、前記第1および第2の径方向充填部材、ならびに前記少なくとも1つの追加の強化繊維層を含む、前記注入されたプリフォーム組立体を、前記少なくとも1つの複合スキンプライと一体成形するステップとをさらに含む、請求項9に記載の製造する方法。

請求項11

前記2つ以上の強化繊維層を前記マンドレルに配置する前記ステップが、前記2つ以上の強化繊維層を、前記マンドレルに配置された切断ノッチに対して重なり合う関係で配置するステップを含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の製造する方法。

請求項12

前記マンドレルと、前記2つ以上の強化繊維層とを支持具の中に配置するステップをさらに含む、請求項11に記載の製造する方法。

請求項13

前記第1の端部の前記第1の積み重ね、および前記第2の端部の前記第2の積み重ねを移動させる前記ステップが、前記2つ以上の強化繊維層の前記第1の端部の前記第1の積み重ねの一部を、前記支持具の第1の部分と重なり合う第1の方向に延伸するように配置するステップと、前記2つ以上の強化繊維層の前記第2の端部の前記第2の積み重ねの一部を、前記支持具の第2の部分と重なり合う第2の方向に延伸するように配置するステップとを含み、前記第1および第2の方向が、互いに反対方向に延伸する、請求項12に記載の製造する方法。

請求項14

前記2つ以上の強化繊維層の、前記第1の端部の前記第1の積み重ね、および前記第2の端部の前記第2の積み重ねを移動させる前記ステップが、前記第1の端部の前記第1の積み重ねの少なくとも1つの層の第1の端部片を、前記第1の方向に対して傾斜した関係で配置するステップと、前記第2の端部の前記第2の積み重ねの少なくとも1つの層の第2の端部片を、前記第2の方向に対して傾斜した関係で配置するステップとをさらに含む、請求項13に記載の製造する方法。

請求項15

支持具から前記マンドレルを除去するステップをさらに含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の製造する方法。

請求項16

少なくとも1つの追加の強化繊維層を第2のマンドレルの周囲に配置するステップをさらに含む、請求項15に記載の製造する方法。

請求項17

前記少なくとも1つの追加の強化繊維層を有する前記第2のマンドレルを、前記支持具の中に配置するステップをさらに含む、請求項16に記載の製造する方法。

請求項18

第1の径方向充填部材を、前記少なくとも1つの追加の強化繊維層の最終層に隣接して、かつ前記2つ以上の強化繊維層の前記第1の端部の前記第1の積み重ねの最終層に隣接して配置するステップと、第2の径方向充填部材を、前記少なくとも1つの追加の強化繊維層の前記最終層に隣接して、かつ前記2つ以上の強化繊維層の前記第2の端部の前記第2の積み重ねの最終層に隣接して配置するステップとをさらに含む、請求項17に記載の製造する方法。

請求項19

少なくとも1つの複合スキンプライを、前記2つ以上の強化繊維層の前記第1の端部の前記第1の積み重ねと、前記2つ以上の強化繊維層の前記第2の端部の前記第2の積み重ねと、前記第1および第2の径方向充填部材と、前記少なくとも1つの追加の強化繊維層の前記最終層とに対して、重なり合う位置に配置するステップをさらに含む、請求項18に記載の製造する方法。

請求項20

前記少なくとも1つの追加の強化繊維層、前記第1および第2の径方向充填部材、前記2つ以上の強化繊維層の前記第1の端部の前記第1の積み重ね、前記2つ以上の強化繊維層の前記第2の端部の前記第2の積み重ね、ならびに前記第1の端部の前記第1の積み重ねと、前記第2の端部の前記第2の積み重ねとの間に配置された前記2つ以上の強化繊維層の残りを含む、プリフォーム組立体内に樹脂を注入するステップと、前記少なくとも1つの追加の強化繊維層、前記第1および第2の径方向充填部材、前記2つ以上の強化繊維層の前記第1の端部の前記第1の積み重ね、前記2つ以上の強化繊維層の前記第2の端部の前記第2の積み重ね、ならびに前記第1の端部の前記第1の積み重ねと、前記第2の端部の前記第2の積み重ねとの間に配置された前記2つ以上の強化繊維層の残りを含む、前記注入されたプリフォーム組立体を、前記少なくとも1つの複合スキンプライと一体成形するステップとを含む、請求項19に記載の製造する方法。

技術分野

0001

本開示はハット型補剛材を製造する方法に関し、より詳細には、アンダーカット、および面取りしたフランジを有する、ハット型補剛材に関する。

背景技術

0002

例えば、ハット形状の補剛材と、スキン構造とによる、一体的に補剛された構造は、強化されるスキンとの境界面で応力が集中するのを低減するために、ハット形状の補剛材が、面取りされたフランジを有することがしばしば必要とされる。面取りされた構成、およびフランジのプライ縁部を囲い込む構成を実現するために、フランジに位置決めされたプライのアンダーカットが使用される。プライ縁部を囲い込むことで、フランジに配置されたプライの縁部から露出した炭素繊維を囲い込む。例えば、炭素で作られた繊維は、プライ縁部で帯電する可能性があり、プライ縁部はその後、特に燃料タンクの近くで不必要な電送リスクが生じることなく放電できるように、繊維端部を密封し、接着し、かつ接地させる必要がある。

0003

硬化複合補剛材フランジの面取りは、特に角度が浅いものに対しては、実際には実現するのが困難な場合がある。この工程は、特殊な製造工程を介して、かなりの経常的な費用、または非経常的な費用が生じ、かつ/または許容される補剛材の形状、例えば、面取り角度プリフォーム厚さ、曲率パッドアップ(pad−ups)に制限が生じる可能性がある。ハット型補剛材の、未硬化の複合フランジの面取りは通常、事前含浸された材料と比較して、乾燥した材料で実現するほうがより困難であり、最小面取り角度などの許容される形状にさらに制限が生じる可能性がある。

0004

フランジを正方形にして、面取りなしで構成することは構造的に有効ではなく、ハット型補剛材とスキンとを1つの一体化した構造物として、一体成形することと両立しない場合がある。また、正方形のフランジ縁部は、繊維端部で容易に帯電する不備な設計であり、繊維端部が正方形の縁部で露出して、製造後に密封することが必要になる。

0005

アンダーカット面取りフランジを作成するために、手作業または自動化工程により、千鳥配列にしたプライドロップを用いて、補剛材プリフォームの個々のプライを千鳥配列にしたレイアップを用いることができるが、このような工程を適用するには、通常はかなりの経常的、かつ/または非経常的な費用が生じる。プライごとのハンドレイアップの工程を用いると、高い経常費用が発生する。ネットトリミング制限機(net trim limitation machine)を使用した自動化工程を用いると、高い非経常的な機器費用がかかり、その後の補剛材形成に対し、実現可能な曲率、プライの傾斜その他の構成が制限される可能性もある。

0006

レイアップに少数のプライのみが使用された、非常に薄いフランジの製造では、プリプレグ補剛材の面取りをアンダーカットするために、事後形成トリミングを使用することが実際に行われている。乾燥した強化材に対してこの工程を再現することはまだ実際には行われておらず、乾燥した繊維プライの縁部がほつれるリスクがあるために、浅い面取り角度に対しては困難である可能性が高い。

発明が解決しようとする課題

0007

スキン構造に対して強化材を補剛するために用いられる、ハット型補剛材の製造において、プリフォーム乾燥繊維に面取りアンダーカット構成を提供する方法が必要とされている。この方法は、面取りアンダーカットフランジを製造する費用を低く抑え、かつ必要な種々のフランジの厚さ、および様々な面取り角度に対応できるように、汎用性を有していなければならない。

課題を解決するための手段

0008

1つの例は、2つ以上の強化繊維層マンドレルの周囲に位置決めするステップを含む、ハット型補剛材を製造する方法を含む。本方法は、2つ以上の強化繊維層の第1の端部の第1の積み重ねと、2つ以上の強化繊維層の第2の端部の第2の積み重ねとを形成する、2つ以上の強化繊維層を切断するステップをさらに含み、第1および第2の積み重ねは、マンドレルに対して重なり合う関係になる。また、本方法は、2つ以上の強化繊維層の、第1の端部の第1の積み重ねと、第2の端部の第2の積み重ねとを、マンドレルに対して重なり合う関係から移動させるステップをさらに含む。

0009

これまで述べてきた特徴、機能、および利点は、種々の実施形態において別個独立に達成することができ、あるいは以下の説明および図面を参照してさらなる詳細を見ることができる、さらに別の実施形態で組み合わせることができる。

図面の簡単な説明

0010

航空機の平面図である。
図1の2−2の線に沿った、航空機のの斜視断面図である。
強化繊維層をマンドレルの周囲に位置決めするステップと、2つの隣接する強化繊維層同士の間に切断プレートを配置して、マンドレル組立体を完成させるステップとを含む、ハット型補剛材を製造する方法の、第1の実施形態におけるステップを順次示す、マンドレルの概略断面図である。
切断するために支持具内で位置決めされた、図3のマンドレル組立体である。
図4の後の図であり、2つ以上の強化繊維層が切断されて、強化繊維層の、第1の端部の第1の積み重ねと、強化繊維層の、第2の端部の第2の積み重ねとを形成しており、第1および第2の積み重ねが、マンドレルに対して重なり合う関係から移動されている図である。
図5の後の図であり、切断プレートが除去され、径方向充填部材、および重なり合う複合スキンプライが取り付けられた図である。
強化繊維層をマンドレルの周囲に位置決めして、マンドレル組立体を完成させるステップを含む、ハット型補剛材を製造する方法の第2の実施形態におけるステップを示す、別のマンドレルの概略断面図である。
切断するために支持具内で位置決めされた、図7のマンドレル組立体である。
図8の後の図であり、強化繊維の2つ以上の層が、強化繊維層の、第1の端部の第1の積み重ねと、強化繊維層の、第2の端部の第2の積み重ねとに切断されて、第1および第2の積み重ねが、マンドレルに対して重なり合う関係から移動されている図である。
図9の後の図であり、図9のマンドレルが支持具から除去されて、第2のマンドレルの周囲に追加の強化繊維層が位置決めされた状態で、第2のマンドレルが支持具内にインサートされている図である。
図10の後の図であり、径方向充填部材、および重なり合う複合スキンプライが取り付けられている図である。
ハット型補剛材を製造する方法のフローチャートである。

実施例

0011

例えば、ハット型補剛材とスキン構造との、一体的に補剛された構造に対して説明したように、ハット型補剛材のフランジは、縁部を面取りすると応力集中が少なくなる。また、フランジのプライの縁部に沿って繊維を露出させるのではなく、ハット型補剛材のフランジ内にプライの縁部を囲い込むことによって、繊維の帯電を防止する性能が向上する。ハット型補剛材のフランジの、プライの縁部を囲い込むことなく、強化繊維がプライの縁部に沿って露出されていると、帯電のリスクを生じることなく放電できるように、繊維端部を密封し、接着し、かつ接地させることが必要になる。これは特に、燃料タンクの近くに配置された、ハット型補剛材のフランジについて重要である。

0012

結果として、ハット型補剛材のフランジのプライ縁部に沿った、応力集中を少なくし、帯電を防止するために、アンダーカット面取りフランジを有するハット型補剛材を製造する必要がある。費用削減のために、自動化工程の使用を適用でき、かつ経常的な手作業費用を削減でき、また、高い機器費用を必要としない方法を提供する必要がある。

0013

図1を参照すると、機体12と翼14とを有する航空機10が示されている。ハット型補剛材は、機体12のスキン、翼14、および/または尾部組立体16のスキンなどの航空機10の構造物を強化するために使用されることが多い強化構造物である。この例では、翼14の2−2の線に沿った断面が示され、これは、翼14内で見ることができる、ハット型補剛材が使用される例示的な箇所を示す。図2を参照すると、ハット型補剛材18は、翼14の長さLに沿って延伸する。ハット型補剛材18は、ハット部20と、この例では、翼14のスキン24に沿ってハット部20の両側から延伸する、フランジ22とを備える。

0014

航空機10の構造部、特に、大きな負荷を支持する構造部の製造において、この例では翼14のスキン24のような構造部を強化するために、ハット型補剛材18が使用される。また、このような構造部の製造において、強化用のハット型補剛材18と、翼14のスキン24との間のような一体成形取り付けを使用することは、翼14の、一体的に形成されたスキン24とハット型補剛材18との組立体の強度を高めるために有利である。

0015

図12で説明する、ハット型補剛材18を製造する方法36の、第1の実施形態Aは、アンダーカット面取りフランジ22を有し、翼14のスキン24と一体成形され、この例では図3図6で見ることができる。図12で説明する、ハット型補剛材18を製造する方法36の、第2の実施形態Bは、アンダーカット面取りフランジ22を有し、スキン24と一体成形され、この例では図7図11で見ることができる。

0016

ハット型補剛材18を製造する方法36の、第1の実施形態Aに対しては、図3の(a)において、マンドレル26が提供される。マンドレル26は、いくつかの形状のうちの1つで構成することができ、この例では、丸められた、または径方向の角部28が使用された、台形または長方形の形状のマンドレル26である。マンドレル26は、硬化工程によってマンドレル26の形状に不都合な変形をきたすことなく、複合材料の複数のプライを支持するように、金属、複合材ゴムシリコーン、またはセラミック材料などの、強度が十分な材料で構成することができる。ハット型補剛材18を製造する方法36の、第2の実施形態Bについては、図7の(a)において、マンドレル30が提供される。マンドレル30は、いくつかの形状のうちの1つで構成することができ、この例では、丸められた、または径方向の角部32が使用された、台形または長方形の形状のマンドレル30であり、切断ノッチ34が使用されている。マンドレル30は、マンドレル26に対して述べたように、硬化工程によってマンドレル30の形状に不都合な変形をきたすことなく、複合材料の複数のプライを支持するように、金属、セラミック、複合材料、あるいは中空かつ加圧されたゴム、またはシリコーン材料などの、強度が十分な材料で構成することができる。

0017

アンダーカット面取りフランジ22を有する、図12に示すハット型補剛材18を製造する方法36の、第1の実施形態A、および第2の実施形態Bのそれぞれを実施する際に行われる、さらに詳細なステップを説明する前に、第1の実施形態A、および第2の実施形態Bの両方に対する、ハット型補剛材18を製造するための共通のステップについて説明する。これらのステップにより、ハット型補剛材18用のアンダーカット面取りフランジの製造において、安価で信頼性の高い手法を提供する。

0018

第1の実施形態Aについて、図3の(d)、および図12を参照すると、ハット型補剛材18を製造する方法36は、2つ以上の強化繊維層38をマンドレル26の周囲に位置決めするステップ37を含む。繊維層38を位置決めしたうえで、方法36は、図4に示す切断具40で、切断線42が繊維層38を通って延伸するように、2つ以上の強化繊維層38を切断するステップ39を含む。繊維層38を切断線42に沿って切断すると、2つ以上の強化繊維層38の第1の端部の第1の積み重ね44が形成され、2つ以上の強化繊維層38の第2の端部の第2の積み重ね46も形成される。図4に見られるように、第1の端部の第1の積み重ね44、および第2の端部の第2の積み重ね46は両方とも、マンドレル26に対して重なり合う関係になっている。方法36は、例えば図5に見られるように、2つ以上の強化繊維層38の第1の端部の第1の積み重ね44と、第2の端部の第2の積み重ね46とを、マンドレル26に対して重なり合う関係から移動させるステップ41をさらに含む。本明細書でより詳細に説明されるように、2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44と、第2の端部の第2の積み重ね46とが、図5に示すように位置決めされて、この例では注入および硬化によって構成されるハット型補剛材18の、フランジ22用の繊維層を形成し、これについては本明細書でさらに詳細に説明される。方法36を使用することによって、フランジ22は、結果としてできたプライの縁部が完成したフランジ22内に囲い込まれるように、面取りされアンダーカットされる。

0019

第2の方法の実施形態Bについて、図7の(b)、および図12を参照すると、ハット型補剛材18を製造する方法36は、2つ以上の強化繊維層38をマンドレル30の周囲に位置決めするステップ37を含む。繊維層38を位置決めしたうえで、方法36は、図8に示す切断具40で、切断線42が繊維層38を通って延伸するように、2つ以上の強化繊維層38を切断するステップ39を含む。繊維層38を切断線42に沿って切断すると、2つ以上の強化繊維層38の第1の端部の第1の積み重ね44が形成され、2つ以上の強化繊維層38の第2の端部の第2の積み重ね46も形成される。図8に見られるように、第1の端部の第1の積み重ね44、および第2の端部の第2の積み重ね46は両方とも、マンドレル30に対して重なり合う関係になっている。方法36は、例えば図9に見られるように、2つ以上の強化繊維層38の第1の端部の第1の積み重ね44と、第2の端部の第2の積み重ね46とを、マンドレル30に対して重なり合う関係から移動させるステップをさらに含む。本明細書でより詳細に説明されるように、2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44と、第2の端部の第2の積み重ね46とが、図9に示すように位置決めされて、この例では注入および硬化によって構成されるハット型補剛材18の、フランジ22用の繊維層を形成し、これについては本明細書でさらに詳細に説明される。方法36を使用することによって、フランジ22は、結果としてできたプライの縁部が完成したフランジ22内に囲い込まれるように、面取りされアンダーカットされる。

0020

方法36の、2つ以上の強化繊維層38をマンドレル26の周囲に位置決めするステップ37の、第1の実施形態Aについて、図3図6、および図12を参照すると、この例には、2つ以上の強化繊維層38が編組され(図示せず)、かつ2つ以上の強化繊維層38が、図3の(d)に示すように、マンドレル26の周囲に同心に配置されることがさらに含まれる。強化繊維層は、編組、およびフィラメント巻を含む、いくつかの構成のうちのいずれか1つで配置され、炭素、ガラスアラミドケブラー繊維などのいくつかの材料のうちの1つで構成することができる。この例では、炭素繊維が用いられ、かつ自動編組機で用いる、繊維の編組配置が使用され、同心に位置決めされた層は、マンドレル26に直接編組することができる。あるいは、編組層は、マンドレル26とは別に編組して、後でマンドレル26に取り付けることができる。いずれの配置においても、自動化機器の利用は、2つ以上の強化繊維層38をマンドレル26に位置決めするステップ37に容易に適用することができる。

0021

図3をさらに参照すると、2つ以上の強化繊維層38を位置決めするステップ37は、図3の(b)−(d)に示すように、少なくとも1つの追加の強化繊維層48を位置決めすることをさらに含む。この例では、少なくとも1つの追加の強化繊維層48は、図3の(d)に示すように、マンドレル26の周囲に位置決めされた複数の追加の強化繊維層48を含み、少なくとも2つ以上の強化繊維層38と、マンドレル26との間に位置決めされる。この例では、少なくとも1つの追加の強化繊維層48が、図3の(b)に示すように、マンドレル26の周囲に位置決めされてから、図3の(d)に示すように、2つ以上の強化繊維層38がマンドレル26の周囲に位置決めされる。2つ以上の強化繊維層38を位置決めするステップ37は、図3の(c)に示すように、切断プレート50を位置決めすることをさらに含み、結果的に切断プレート50は、この例では図3の(d)に示すように、2つ以上の強化繊維層38と、少なくとも1つの追加の強化繊維層48との間に位置決めされる。切断プレート50は、金属または複合材などの強固な材料で構成されて、切断具40からくる衝撃を受けて、切断プレート50の下に位置決めされた少なくとも1つの追加の強化繊維層48に損傷が生じるのを防止する。

0022

図4および図12を参照すると、方法36は、この例では、2つ以上の強化繊維層38と、切断プレート50と、少なくとも1つの追加の強化繊維層48とを有するマンドレル26を、支持具52の中に位置決めするステップ37をさらに含む。方法36は、2つ以上の強化繊維層38を切断するステップ39をさらに含み、2つ以上の強化繊維層38の切断は、図4に示すように切断プレート50と位置を合わせて行われ、その結果は切断線42で示されている。

0023

図5および図12を参照すると、第1の端部の第1の積み重ね44、および第2の端部の第2の積み重ね46を移動させるステップ41は、第1の端部の第1の積み重ね44の部分54を、支持具52の第1の部分58と重なり合って、第1の方向56に延伸するように位置決めするステップを含む。ステップ41は、第2の端部の第2の積み重ね46の部分60を、支持具52の第2の部分64と重なり合って、第2の方向62に延伸するように位置決めすることをさらに含み、第1の方向56、および第2の方向62は、互いに反対方向に延伸する。第1の端部の第1の積み重ね44、および第2の端部の第2の積み重ね46を移動させるステップ41は、第1の端部の第1の積み重ね44の少なくとも1つの層68の、第1の端部片66を位置決めすることをさらに含み、第1の端部片66は、第1の方向56に対して傾斜した関係で、方向69に延伸する。第1の端部片66をこのように傾斜して延伸させることは、支持具52の傾斜壁71によって容易になる。同様に、ステップ41は、第2の端部の第2の積み重ね46の、少なくとも1つの層72の第2の端部片70を、第2の方向62に対して傾斜した関係で、方向73に位置決めすることをさらに含む。第2の端部片70をこのように傾斜して延伸させることは、支持具52の傾斜壁77によって容易になる。

0024

少なくとも2つの強化繊維層38内の各強化繊維層は、図3の(d)、および図4に示すように互いに同心になり、各強化繊維層の長さは、各層がマンドレル26から離れて位置決めされるにつれて増加する。したがって、第1の積み重ね44の少なくとも1つの層68は、2つ以上の強化繊維層38が切断される前に、図3の(d)、および図4に示すように、層65の一部として、マンドレル26から最も遠いところに事前に位置決めされたものである。したがって、第1の積み重ね44の少なくとも1つの層68は、2つ以上の強化繊維層38内の最も長い層65の一部であり、少なくとも1つの層68は、図3の(d)、および図4に示すように、支持具52に沿って、2番目に長い層67の一部だった第1の積み重ね44の層76よりも遠くに延伸する。図5に示すように、2つ以上の強化繊維層38が切断されて、第1の積み重ね44内に位置決めされていると、支持具52のさらに上方に位置決めされた層は、支持具52に沿って、より短い距離で延伸する。結果として、第1の積み重ね44の縁部79に面取り構成が付与されて、ハット型補剛材18の対応するフランジ22が面取りされる。

0025

2つ以上の強化繊維層38を貫通して切断が行われると、第1の積み重ね44は、図5に示すように、マンドレル26に対して重なり合う関係から移動される。第1の積み重ね44内の層は、図5に示すように、支持具52の湾曲75に関連する、半径の中心74の周囲で曲がっており、前述したように、面取りされた縁部79を形成するように延伸する。

0026

2つ以上の強化繊維層38内の強化繊維層は、前述の通り、図3の(d)、および図4に示すように互いに同心に位置決めされる。各強化繊維層の長さは、各層がマンドレル26から離れて位置決めされるにつれて増加する。したがって、第2の積み重ね46の少なくとも1つの層72は、2つ以上の強化繊維層38が切断される前に、図3の(d)、および図4に示すように、層65の一部として、マンドレル26から最も遠いところに事前に位置決めされたものである。したがって、第2の積み重ね46の少なくとも1つの層72は、少なくとも2つの強化繊維層38内の最も長い層65の一部であり、図3の(d)、および図4に示すように、支持具52に沿って、2番目に長い層67の一部だった第2の積み重ね46の層78よりも遠くに延伸する。図5に示すように、2つ以上の強化繊維層38が切断されて、第2の積み重ね46内に位置決めされていると、支持具52のさらに上方に位置決めされた層は、支持具52に沿って、より短い距離で延伸する。結果として、第2の積み重ね46の縁部80に面取り構成が付与されて、ハット型補剛材18の対応するフランジ22が面取りされる。

0027

少なくとも2つの強化繊維層38を貫通して切断が行われると、第2の積み重ね46は、マンドレル26に対して重なり合う関係から移動される。第2の積み重ね46の層は、図5に示すように、支持具52の湾曲した傾斜壁83に関連する、半径の中心81の周囲で曲がっており、前述したように、面取りされた縁部80を形成するように延伸する。

0028

第1の端部の第1の積み重ね44の中の、少なくとも1つの層68、ならびに第2の端部の第2の積み重ね46の中の、少なくとも1つの層72について、前述したように、これらはそれぞれ、第1の端部片66、および第2の端部片70をそれぞれ有し、方向69、および方向73にそれぞれ延伸する。方向69、および方向73が、第1の方向56、および第2の方向62に対してそれぞれ傾斜した関係で延伸し、少なくとも1つの層68、および少なくとも1つの層72が、それぞれ第1の積み重ね44、および第2の積み重ね46内で、支持具52に沿って他の層よりも長く延伸すると、少なくとも1つの層68、および少なくとも1つの層72は、残りの層を第1の積み重ね44、および第2の積み重ね46内にそれぞれ囲い込む。結果として、第1の積み重ね44、および第2の積み重ね46の囲い込まれた層に位置決めされた繊維は、第1の積み重ね44の縁部79の外側、または第2の積み重ね46の縁部80の外側に露出しない。この構成により、繊維がハット型補剛材18のフランジ22の縁部で露出するのを防止し、かつハット型補剛材18のフランジ22となる、縁部79または80の両方で生じる帯電を防止する。

0029

自動化工程で実施できる、2つ以上の強化繊維層38を切断するステップ39で、第1の端部の第1の積み重ね44、および第2の端部の第2の積み重ね46が形成される。方法36には、切断プレート50を除去するステップがさらに含まれ、これは、第1の積み重ね44、および第2の積み重ね46を、マンドレル26に対して重なり合う関係から移動させるステップ41を可能にするように実施することができる。この例では、切断プレート50を除去するステップと、第1の積み重ね44、および第2の積み重ね46をマンドレル26に対して重なり合う関係から移動させるステップとは、自動化工程において容易にすることができ、切断プレート50の下に膨張可能なブラダ(図示せず)を位置決めしてもよく、例えば、その結果ブラダは切断具40から保護され、切断プレート50の上方に位置決めされた2つ以上の強化繊維層38の切断が完了すると膨張する。ブラダの膨張によって、切断プレート50を支持具52から離して除去することができ、第1の積み重ね44、および第2の積み重ね46は、マンドレル26に対して重なり合う関係から移動されて、図6に示すように、支持具52と重なり合う関係に位置決めすることができる。

0030

切断プレート50を除去し、図6に示すように、第1の端部の第1の積み重ね44、および第2の端部の第2の積み重ね46を支持具と重なり合う関係に移動させて、ハット型補剛材18を製造する方法36は、この例では、少なくとも1つの追加の強化繊維層48の最終層84に隣接して、かつ2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44の最終層86に隣接して、第1の径方向充填部材82を位置決めするステップをさらに含む。この例では、最終層84は、マンドレル26から最も遠くに位置決めされた、少なくとも1つの追加の強化繊維層48の中の強化繊維層であり、第1の端部の第1の積み重ね44の最終層86は、支持具52の第1の部分58から最も遠くに位置決めされた、第1の端部の第1の積み重ね44の中の強化繊維層である。この例では、少なくとも1つの追加の強化繊維層48の最終層84に隣接して、かつ2つ以上の強化繊維層38の、第2の端部の第2の積み重ね46の最終層90に隣接して、第2の径方向充填部材88を位置決めするステップがさらに含まれる。この例では、最終層84は前述したように、マンドレル26から最も遠くに位置決めされた、少なくとも1つの追加の強化繊維層48の中の強化繊維層であり、第2の端部の第2の積み重ね46の最終層90は、支持具52の第2の部分64から最も遠くに位置決めされた、2つ以上の強化繊維層38の、第2の端部の第2の積み重ね46の強化繊維層である。

0031

ハット型補剛材18を製造する方法36は、少なくとも1つの複合スキンプライ92を、2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44と、2つ以上の強化繊維層38の、第2の端部の第2の積み重ね46と、第1の径方向充填部材82および第2の径方向充填部材88と、少なくとも1つの追加の強化繊維層48の最終層84とに対して、重なり合う位置に位置決めするステップをさらに含む。この例では、少なくとも1つの追加の強化繊維層48内の複数の層が使用され、かつ少なくとも1つの複合スキンプライ92内の複数の層が使用される。

0032

方法36には、2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44、2つ以上の強化繊維層38の、第2の端部の第2の積み重ね46、第1の端部の第1の積み重ね44と、第2の端部の第2の積み重ね46との間に位置決めされた、2つ以上の強化繊維層38の残り87、第1の径方向充填部材82および第2の径方向充填部材88、ならびに少なくとも1つの追加の強化繊維層48を含む、プリフォーム組立体の中に、樹脂を注入するステップがさらに含まれる。

0033

ハット型補剛材18を製造する方法36には、2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44、2つ以上の強化繊維層38の、第2の端部の第2の積み重ね46、第1の端部の第1の積み重ね44と、第2の端部の第2の積み重ね46との間に位置決めされた、2つ以上の強化繊維層38の残り87、第1の径方向充填部材82および第2の径方向充填部材88、ならびに少なくとも1つの追加の強化繊維層48を含む、注入したプリフォーム組立体を、少なくとも1つの複合スキンプライ92と一体成形するステップがさらに含まれ、その結果、スキン24の少なくとも1つの複合スキンプライ92と一体成形された、アンダーカット面取りフランジを有するハット型補剛材18が製造される。

0034

図7図11を参照すると、ハット型補剛材18を製造する方法36の、第2の実施形態Bのステップを見ることができる。先に述べたように、切断ノッチ34を有するマンドレル30が図7の(a)に示されており、アンダーカット面取りフランジ22を有するハット型補剛材18を製造するのに使用される。2つ以上の強化繊維層38をマンドレル30の周囲に位置決めするステップ37が、図7の(b)に示されている。図7の(b)に示すように、2つ以上の強化繊維層38をマンドレル30の周囲に位置決めするステップ37は、2つ以上の強化繊維層38を、マンドレル30に位置決めされた切断ノッチ34に対して重なり合う関係で位置決めすることをさらに含む。さらに、図8に示すように、マンドレル30と、2つ以上の強化繊維層とを支持具52の中に位置決めするステップが含まれる。

0035

切断具40で2つ以上の強化繊維層38を切断するステップ39が完了すると、図8に示すように、切断線42が繊維層38を通り、2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44、および2つ以上の強化繊維層38の、第2の端部の第2の積み重ね46が形成され、マンドレル30に対して重なり合う関係になる。図9を参照すると、第1の端部の第1の積み重ね44、および第2の端部の第2の積み重ね46を移動させるステップ41は、2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44の部分54を、支持具52の第1の部分58と重なり合って、第1の方向56に延伸するように位置決めするステップを含む。ステップ41は、2つ以上の強化繊維層38の、第2の端部の第2の積み重ね46の部分60を、支持具52の第2の部分64と重なり合って、第2の方向62に延伸するように位置決めすることをさらに含み、第1の方向56、および第2の方向62は、互いに反対方向に延伸する。

0036

図9を参照すると、2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44、および第2の端部の第2の積み重ね46を移動させるステップ41は、第1の端部片66を、第1の方向56に対して傾斜した関係で、方向69に延伸させるステップを含む。第1の端部片66をこのように傾斜して延伸させることは、支持具52の傾斜壁71によって容易になる。同様に、ステップ41は、第2の端部の第2の積み重ね46の、少なくとも1つの層72の第2の端部片70を、第2の方向62に対して傾斜した関係で、方向73に延伸するように位置決めすることをさらに含む。第2の端部片70をこのように傾斜して延伸させることは、支持具52の傾斜壁77によって容易になる。

0037

少なくとも2つの強化繊維層38内の各強化繊維層は、図7の(b)に示すように互いに同心になり、各強化繊維層の長さは、各層がマンドレル30から離れて位置決めされるにつれて増加する。したがって、第1の積み重ね44の少なくとも1つの層68は、2つ以上の強化繊維層38が切断される前に、図7の(b)に示すように、層65の一部として、マンドレル30から最も遠いところに事前に位置決めされたものである。したがって、第1の積み重ね44の少なくとも1つの層68は、2つ以上の強化繊維層38内の最も長い層65の一部であり、少なくとも1つの層68は、図7の(b)に示すように、支持具52に沿って、2番目に長い層67の一部だった第1の積み重ね44の層76よりも遠くに延伸する。図9に示すように、2つ以上の強化繊維層38が切断されて、第1の積み重ね44内に位置決めされていると、支持具52のさらに上方に位置決めされた層は、支持具52に沿って、より短い距離で延伸する。結果として、第1の積み重ね44の縁部79に面取り構成が付与されて、対応するフランジ22は、ハット型補剛材18が面取りされた構成になる。

0038

2つ以上の強化繊維層38を貫通して切断が行われると、第1の積み重ね44は、図9に示すように、マンドレル26に対して重なり合う関係から移動される。第1の積み重ね44内の層は、図9に示すように、支持具52の湾曲75に関連する、半径の中心74の周囲で曲がっており、前述したように、面取りされた縁部79を形成するように延伸する。

0039

2つ以上の強化繊維層38内の強化繊維層は、前述の通り、図7の(b)に示すように互いに同心に位置決めされる。各強化繊維層の長さは、各層がマンドレル30から離れて位置決めされるにつれて増加する。したがって、第2の積み重ね46の少なくとも1つの層72は、2つ以上の強化繊維層38が切断される前に、図3の(d)、および図4に示すように、層65の一部として、マンドレル26から最も遠いところに事前に位置決めされたものである。したがって、第2の積み重ね46の少なくとも1つの層72は、少なくとも2つの強化繊維層38内の最も長い層65の一部であり、図3の(d)に示すように、支持具52に沿って、2番目に長い層67の一部だった第2の積み重ね46の層78よりも遠くに延伸する。図9に示すように、2つ以上の強化繊維層38が切断されて、第2の積み重ね46内に位置決めされていると、支持具52のさらに上方に位置決めされた層は、支持具52に沿って、より短い距離で延伸する。結果として、第2の積み重ね46の縁部80に面取り構成が付与されて、対応するフランジ22は、ハット型補剛材18が面取りされた構成になる。

0040

少なくとも2つの強化繊維層38を貫通して切断が行われると、第2の積み重ね46は、マンドレル30に対して重なり合う関係から移動される。第2の積み重ね46の層は、図9に示すように、支持具52の湾曲した傾斜壁83に関連付けられる、半径の中心81の周囲で曲がっており、前述したように、面取りされた縁部80を形成するように延伸する。

0041

第1の端部の第1の積み重ね44の中の、少なくとも1つの層68、ならびに第2の端部の第2の積み重ね46の中の、少なくとも1つの層72について、前述したように、これらはそれぞれ、第1の端部片66、および第2の端部片70をそれぞれ有し、方向69、および方向73にそれぞれ延伸する。方向69、および方向73が、第1の方向56、および第2の方向62に対してそれぞれ傾斜した関係で延伸し、少なくとも1つの層68、および少なくとも1つの層72が、それぞれ第1の積み重ね44、および第2の積み重ね46内で、支持具52に沿って他の層よりも長く延伸すると、少なくとも1つの層68、および少なくとも1つの層72は、残りの層を第1の積み重ね44、および第2の積み重ね46内にそれぞれ囲い込む。結果として、第1の積み重ね44、および第2の積み重ね46の囲い込まれた層に位置決めされた繊維は、第1の積み重ね44の縁部79の外側、または第2の積み重ね46の縁部80の外側に露出しない。この構成により、強化繊維がハット型補剛材18のフランジ22の縁部で露出するのを防止し、かつハット型補剛材18のフランジ22となる、縁部79または80の両方において帯電を防止する。

0042

方法36の第2の実施形態Bでは、切断具40で2つ以上の強化繊維層38の切断することと、先に第1の実施形態Aについて述べたように、膨張可能なブラダで、第1の端部の第1の積み重ね44、および第2の端部の第2の積み重ね46を移動させることとの両方に、自動化工程を使用することができる。

0043

図9を参照すると、方法36は、第2の実施形態Bにおいて、支持具52からマンドレル30を除去するステップをさらに含む。さらに、少なくとも1つの追加の強化繊維層48を、第2のマンドレル94(図示せず)の周囲に位置決めするステップが含まれる。少なくとも1つの追加の強化繊維層48をこのように適用するには、この例におけるように、少なくとも1つの追加の強化繊維層48を第2のマンドレル94に自動編組すること、あるいは少なくとも1つの追加の強化繊維層48を第2のマンドレル94とは別に編組して、第2のマンドレル94に少なくとも1つの追加の強化繊維層48を位置決めすることが含まれ得る。繊維層48の構成には、異なる構成および材料を使用することができ、これは、2つ以上の強化繊維層38について先に説明した通りに使用することができる。この例では、少なくとも1つの追加の強化繊維層48に、複数の強化繊維層が使用されている。方法36は、図10に示すように、第2のマンドレル94を、少なくとも1つの追加の強化繊維層48と共に、支持具52に位置決めするステップをさらに含む。

0044

図11を参照すると、方法36は、少なくとも1つの追加の強化繊維層48の最終層84に隣接して、かつ2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44の最終層86に隣接して、第1の径方向充填部材82を位置決めするステップをさらに含む。方法36は、少なくとも1つの追加の強化繊維層48の最終層84に隣接して、かつ2つ以上の強化繊維層38の、第2の端部の第2の積み重ね46の最終層90に隣接して、第2の径方向充填部材88を位置決めするステップをさらに含む。

0045

方法36は、少なくとも1つの複合スキンプライ92を、2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44と、2つ以上の強化繊維層38の、第2の端部の第2の積み重ね46と、第1の径方向充填部材82および第2の径方向充填部材88と、少なくとも1つの追加の強化繊維層48の最終層84とに関して、重なり合う位置に位置決めするステップをさらに含む。方法36は、少なくとも1つの追加の強化繊維層48、第1の径方向充填部材82および第2の径方向充填部材88、2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44、2つ以上の強化繊維層38の、第2の端部の第2の積み重ね46、ならびに第1の端部の第1の積み重ね44と、第2の端部の第2の積み重ね46との間に位置決めされた、2つ以上の強化繊維層38の残り87を含む、プリフォーム組立体の中に、樹脂を注入するステップをさらに含む。樹脂の注入が完了すると、方法36は、注入されたプリフォーム組立体を、少なくとも1つの複合スキンプライ92と一体成形するステップをさらに含み、プリフォーム組立体は、少なくとも1つの追加の強化繊維層48、第1の径方向充填部材82および第2の径方向充填部材88、2つ以上の強化繊維層38の、第1の端部の第1の積み重ね44、2つ以上の強化繊維層38の、第2の端部の第2の積み重ね46、ならびに第1の端部の第1の積み重ね44と、第2の端部の第2の積み重ね46との間に位置決めされた、2つ以上の強化繊維層38の残り87を含む。

0046

様々な実施形態について述べてきたが、本開示は、それに限定されることを意図するものではない。開示した実施形態に対して変更を加えることができ、これも添付の特許請求の範囲内である。

0047

10航空機
12機体
14翼
16尾部組立体
18ハット型補剛材
20ハット部
22アンダーカット面取りフランジ
24スキン
26マンドレル
28 角部
30 マンドレル
32 角部
34切断ノッチ
36 方法
38 2つ以上の強化繊維層
40切断具
42切断線
44 第1の端部の第1の積み重ね
46 第2の端部の第2の積み重ね
48 追加の強化繊維層
50切断プレート
52支持具
54 第1の積み重ねの部分
56 第1の方向
58 支持具の第1の部分
60 第2の積み重ねの部分
62 第2の方向
64 支持具の第2の部分
65 層
66 第1の端部片
67 層
68 少なくとも1つの層
69 方向
70 第2の端部片
71傾斜壁
72 少なくとも1つの層
73 方向
74半径の中心
75湾曲
76 第1の積み重ねの層
77 傾斜壁
78 第2の積み重ねの層
79 縁部
80 縁部
81 半径の中心
82 第1の径方向充填部材
83 傾斜壁
84 少なくとも1つの追加の強化繊維層の最終層
86 第1の積み重ねの最終層
87 2つ以上の強化繊維層の残り
88 第2の径方向充填部材
90 第2の積み重ねの最終層
92複合スキンプライ
94 第2のマンドレル

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