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技術 ライトパイプおよび照明装置

出願人 日亜化学工業株式会社
発明者 河野洋平
出願日 2017年10月17日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2017-201041
公開日 2019年5月16日 (5ヶ月経過) 公開番号 2019-075297
状態 未査定
技術分野 面状発光モジュール 照明装置の配光に係わる部品細部及び防護 非携帯用の照明装置またはそのシステム
主要キーワード 環状方向 可変構造 一体成形物 円形リング状 ミドルモード 電流値制御 スリガラス 照射径
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (17)

課題

簡単な構成で発光面のサイズを変化させることができるライトパイプおよび照明装置を提供する。

解決手段

ライトパイプは、光出射面をもつ出射端部と、前記出射端部における前記光出射面の反対面から突出した柱状導光部と、前記出射端部の前記反対面から突出するとともに、前記柱状導光部と離間して前記柱状導光部の周囲を同心状に囲む1又は2以上の環状導光部と、を備えている。

概要

背景

入射した点光源の光を側面で複数回反射させることで均一な発光面を得ることができるライトパイプと呼ばれる導光部材が知られている。

概要

簡単な構成で発光面のサイズを変化させることができるライトパイプおよび照明装置を提供する。ライトパイプは、光出射面をもつ出射端部と、前記出射端部における前記光出射面の反対面から突出した柱状導光部と、前記出射端部の前記反対面から突出するとともに、前記柱状導光部と離間して前記柱状導光部の周囲を同心状に囲む1又は2以上の環状導光部と、を備えている。A

目的

本発明は、簡単な構成で発光面のサイズを変化させることができるライトパイプおよび照明装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

光出射面をもつ出射端部と、前記出射端部における前記光出射面の反対面から突出した柱状導光部と、前記出射端部の前記反対面から突出するとともに、前記柱状導光部と離間して前記柱状導光部の周囲を同心状に囲む1又は2以上の環状導光部と、を備えたライトパイプ

請求項2

前記1又は2以上の環状導光部として互いに離間した2以上の環状導光部を備える請求項1記載のライトパイプ。

請求項3

前記1又は2以上の環状導光部は、前記柱状導光部と空隙を介して離間している請求項1または2に記載のライトパイプ。

請求項4

前記2以上の環状導光部は、互いに空隙を介して離間している請求項2記載のライトパイプ。

請求項5

前記出射端部、前記柱状導光部、および前記1又は2以上の環状導光部は、樹脂材料で一体に形成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載のライトパイプ。

請求項6

リフレクタと、光源と、前記リフレクタと前記光源との間に配置された請求項1〜5のいずれか1つに記載のライトパイプと、を備え、前記光源は、前記柱状導光部の突出方向の端に対向して配置された少なくとも1つの中央LEDと、前記1の環状導光部の突出方向の端に対向するとともに前記1の環状導光部に沿って環状に配置された複数の周辺LED、または前記2以上の環状導光部それぞれの突出方向の端に対向するとともに前記2以上の環状導光部それぞれに沿って環状に配置された複数の周辺LEDと、を有する照明装置

請求項7

前記複数の周辺LEDは、環状方向に交互に配置された第1LEDと第2LEDとを含み、前記第1LEDの発光色と前記第2LEDの発光色とは異なる請求項6記載の照明装置。

技術分野

0001

本発明は、ライトパイプおよび照明装置に関する。

背景技術

0002

入射した点光源の光を側面で複数回反射させることで均一な発光面を得ることができるライトパイプと呼ばれる導光部材が知られている。

先行技術

0003

特開2014−126604号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、簡単な構成で発光面のサイズを変化させることができるライトパイプおよび照明装置を提供する。

課題を解決するための手段

0005

本発明の一態様によれば、ライトパイプは、光出射面をもつ出射端部と、前記出射端部における前記光出射面の反対面から突出した柱状導光部と、前記出射端部の前記反対面から突出するとともに、前記柱状導光部と離間して前記柱状導光部の周囲を同心状に囲む1又は2以上の環状導光部と、を備えている。

発明の効果

0006

本発明の一態様によれば、簡単な構成で発光面のサイズを変化させることができる。

図面の簡単な説明

0007

本発明の実施形態の照明装置の斜視図。
本発明の実施形態の照明装置の側面図。
本発明の実施形態の照明装置の断面図。
本発明の実施形態のライトパイプの断面図。
本発明の実施形態のライトパイプの斜視図。
本発明の実施形態の光源の平面図。
本発明の実施形態のライトパイプとLEDとの配置関係を表す平面図。
本発明の実施形態のリフレクタの断面斜視図。
本発明の実施形態のライトパイプ内を導光される光の光線図。
本発明の実施形態のライトパイプ内を導光される光の光線図。
本発明の実施形態のライトパイプ内を導光される光の光線図。
本発明の実施形態のライトパイプを使ったシミュレーションによる照度分布図
本発明の実施形態のライトパイプを使ったシミュレーションによる相対照度分布図。
本発明の実施形態のライトパイプを使って得られた発光面の画像。
本発明の実施形態のライトパイプを使って得られた発光面の画像。
本発明の実施形態のライトパイプを使って得られた発光面の画像。

実施例

0008

以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ要素には同じ符号を付している。

0009

図1は、本発明の実施形態の照明装置100の斜視図である。
図2は、照明装置100の側面図である。
図3は、照明装置100の断面図である。

0010

照明装置100は、光源10と、ライトパイプ20と、拡散板30と、リフレクタ40とを備えている。

0011

ライトパイプ20は光源10とリフレクタ40との間に配置され、拡散板30はライトパイプ20とリフレクタ40との間に配置されている。

0012

まず、ライトパイプ20について説明する。

0013

図4Aはライトパイプ20の断面図であり、図4Bはライトパイプ20の光入射面側から見た斜視図である。

0014

ライトパイプ20は、出射端部24と、1つの柱状導光部21と、1又は2以上の環状導光部22、23とを有する。図4A及びBに示す例では、2つの環状導光部22、23が設けられた構造を示す。

0015

ライトパイプ20は、光源10から発光される光に対して透過性をもつ透明材料からなる。例えば、出射端部24、柱状導光部21、および環状導光部22、23は、樹脂材料で一体に形成されている。その樹脂として、例えば、PMMA(polymethyl methacrylate)等のアクリル、PC(polycarbonate)などが挙げられる。または、ライトパイプ20は、ガラスから形成されてもよい。

0016

ライトパイプ20の全体の外観円柱または円錐台形状に形成され、その円柱または円錐台の一部に軸方向に延びる溝26、27が形成されている。光入射面側において、溝27の幅は溝26の幅よりも大きく形成されている。

0017

ライトパイプ20の軸方向の一端部に、出射端部24が設けられている。出射端部24は、例えば円形の光出射面24aをもつ。

0018

柱状導光部21は、出射端部24における光出射面24aの反対面から光出射面24aと反対側に突出している。柱状導光部21の中心軸は、光出射面24aの中心に一致している。柱状導光部21の突出長さ(軸方向長さ)は、出射端部24の厚さよりも大きい。柱状導光部21の突出長さを大きくすることにより、光路長を確保して光の拡散効果を高めることができる。

0019

柱状導光部21の突出方向の端には、図4Bに示すように、例えば円形状の光入射面21aが形成されている。光入射面21aの面積は、光出射面24aの面積よりも小さい。なお、光出射面24aおよび光入射面21aの形状は、円形に限らず、楕円、歪んだ円、またはコーナーをもつ形状であってもよい。

0020

柱状導光部21と同じく、出射端部24における光出射面24aの反対面から光出射面24aと反対側に環状導光部22、23が突出している。ライトパイプ20は例えば金型を使った樹脂成形で形成される。その樹脂成形品と金型との離型時の抜き勾配を確保するため、柱状導光部21、および環状導光部22、23は、溝26、27の幅が出射端部24の側から光入射面21a、22a、23aの側に向かって広くなるように側面がわずかに傾斜しつつ、出射端部24から突出している(延びている)。

0021

環状導光部22は、柱状導光部21と離間して、柱状導光部21の周囲を同心状に囲んでいる。柱状導光部21と環状導光部22との間には、環状の溝26が形成され、その溝26内は空隙になっている。つまり、環状導光部22は、空隙を介して、柱状導光部21と離間している。これにより、柱状導光部21内に入射した光は、柱状導光部21と溝26との界面(柱状導光部21の側面)で全反射を繰り返して、出射端部24に導かれる。

0022

例えば、環状導光部22は、柱状導光部21の周囲を同心円状に連続して囲んでいる。その環状導光部22の突出方向の端には、図4(b)に示すように、光入射面22aが形成されている。光入射面22aは、柱状導光部21の光入射面21aの周囲を例えば同心円状に連続して囲む円形リング状に形成されている。

0023

環状導光部23は、環状導光部22と離間して、環状導光部22の周囲を同心状に囲んでいる。環状導光部22と環状導光部23との間には、環状の溝27が形成され、その溝27内は空隙になっている。つまり、環状導光部23は、空隙を介して、環状導光部22と離間している。これにより、環状導光部22内に入射した光は、環状導光部22と溝(空隙)26との界面(環状導光部22の内周面)、および環状導光部22と溝(空隙)27との界面(環状導光部22の外周面)で全反射を繰り返して、出射端部24に導かれる。

0024

例えば、環状導光部23は、環状導光部22の周囲を同心円状に連続して囲んでいる。その環状導光部23の突出方向の端には、図4Bに示すように、光入射面23aが形成されている。光入射面23aは、環状導光部22の光入射面22aの周囲を例えば同心円状に連続して囲む円形リング状に形成されている。なお、光入射面22a、23aの形状は、円形リングに限らず、楕円、歪んだ円、またはコーナーをもつリング形状であってもよい。

0025

光入射面23aの外径は光入射面22aの外径よりも大きく、光入射面22aの外径は光入射面21aの直径よりも大きい。環状導光部22、23の突出長さ(軸方向長さ)は、出射端部24の厚さよりも大きい。環状導光部22、23の突出長さを大きくすることにより、光路長を確保して光の拡散効果を高めることができる。

0026

図4Aに示すように、溝(空隙)26、27は、光入射面21a、22a、23aの側から出射端部24の側に向かって延び、光出射面24aには達していない。軸方向において、溝26、27が形成されていない部分が出射端部24となる。柱状導光部21および環状導光部22、23は、各々の間に溝26、27を隔てて、出射端部24に一体的に形成されている。

0027

環状導光部22、23における環状とは円(真円)に限らず、楕円、歪んだ円、またはコーナーをもつ環状であってもよい。したがって、環状導光部22、23は、柱状導光部21を同心円状に囲むことに限らず、同心状であればよい。

0028

また、環状導光部22と柱状導光部21は、それらの軸方向のすべての領域にわたって離間していることが望ましいが、環状導光部22と柱状導光部21とが一部繋がっていてもよい。つまり、光出射面24aから出射される光の色ムラ照度ムラに実質的な影響がないように、環状導光部22と柱状導光部21との間の大部分に溝(空隙)26が形成され、一部は繋がっていてもよい。

0029

同様に、環状導光部22と環状導光部23は、それらの軸方向のすべての領域にわたって離間していることが望ましいが、環状導光部22と環状導光部23とが一部繋がっていてもよい。つまり、光出射面24aから出射される光の色ムラや照度ムラに実質的な影響がないように、環状導光部22と環状導光部23との間の大部分に溝(空隙)27が形成され、一部は繋がっていてもよい。

0030

次に、図5Aを参照して、光源10について説明する。

0031

光源10は、複数のLED(Light Emitting Diode)を有する点状光源である。複数のLEDは、基板15に実装されている。複数のLEDは、1又は複数の中央LED11と、その中央LED11の周辺に配置された複数の周辺LED12、13とを有する。

0032

図5Aに示す例では、例えば4つの中央LED11が基板15の中央部に配置されている。その中央LED11の周辺に複数の周辺LED12が環状に配置され、さらに周辺LED12の周辺に複数の周辺LED13が環状に配置されている。

0033

周辺LED12の数は中央LED11の数よりも多く、周辺LED13の数は周辺LED12の数よりも多い。

0034

これらLED11、12、13のそれぞれは、基板15に形成された配線電気接続されている。

0035

LED11、12、13は、ベアチップまたはパッケージングされた状態(チップサイズパッケージも含む)で、基板15に例えば表面実装されている。

0036

LED11、12、13は、ライトパイプ20の光入射面21a、22a、23aに対向配置される。

0037

図5Bは、LED11、12、13と、ライトパイプ20の光入射面21a、22a、23aとの配置関係を示す平面図である。

0038

複数の中央LED11は、柱状導光部21の光入射面21aに対向して配置されている。複数の周辺LED12は、環状導光部22の光入射面22aに対向しつつ、その光入射面22aに沿って環状に配置されている。複数の周辺LED13は、環状導光部23の光入射面23aに対向しつつ、その光入射面23aに沿って環状に配置されている。

0039

複数の中央LED11は第1LED11aと第2LED11bとを含む。複数の周辺LED12は第1LED12aと第2LED12bとを含む。複数の周辺LED13は第1LED13aと第2LED13bとを含む。図5Bにおいて、第1LED11a、12a、13aには“1”を付し、第2LED11b、12b、13bには“2”を付している。

0040

第1LED11aの発光色(色温度)と、第2LED11bの発光色(色温度)とは互いに異なる。例えば、第1LED11aおよび第2LED11bの一方の発光色は白色であり、他方は電球色である。

0041

第1LED12aの発光色(色温度)と、第2LED12bの発光色(色温度)とは互いに異なる。例えば、第1LED12aおよび第2LED12bの一方の発光色は白色であり、他方は電球色である。

0042

第1LED13aの発光色(色温度)と、第2LED13bの発光色(色温度)とは互いに異なる。例えば、第1LED13aおよび第2LED13bの一方の発光色は白色であり、他方は電球色である。

0043

図5Bの例では、4つの中央LED11は、2つの第1LED11aと2つの第2LED11bとを含み、第1LED11aと第2LED11bが光入射面21aの中心まわりに交互に配置されている。

0044

周辺LED12における第1LED12aと第2LED12bは、光入射面22aに沿って環状方向に交互に配置されている。

0045

周辺LED13における第1LED13aと第2LED13bは、光入射面23aに沿って環状方向に交互に配置されている。
このように、第1LED11a、12a、13aと第2LED11b、12b、13bを交互に配置することで、混色性を高めることができる。

0046

図1および図3に示すように、拡散板30がライトパイプ20の光出射面24aに対向して配置されている。拡散板30は例えばスリガラスから形成されている。拡散板30は、ライトパイプ20の光出射面24aから出射された光をさらに拡散させ混色させる。

0047

図6は、リフレクタ40の断面斜視図である。

0048

図3および図6に示すように、リフレクタ40は、筒部41と、筒部41のまわりに広がった反射面43と、反射面43のまわりに広がった反射面42と、上面44とを有する。反射面43と反射面42とは段差を形成して連続している。

0049

筒部41の軸方向の一端(下端)に開口41aが形成され、その開口41a内側、または開口41aの近傍に拡散板30が配置されている。筒部41の他端(上端)は閉じている。

0050

反射面43と反射面42とは、筒部41の中心軸に対する傾斜角度、または曲率が互いに異なる。

0051

リフレクタ40は、例えば樹脂材料(例えばPMMA)の一体成形物である。反射面42には、金属膜(例えばアルミニウム膜)が形成されている。反射面43にも同様の金属膜を形成してもよい。

0052

光源10から出射された光は、ライトパイプ20に入射する。中央LED11から出射された光は、柱状導光部21の光入射面21aに入射する。周辺LED12から出射された光は、環状導光部22の光入射面22aに入射する。周辺LED13から出射された光は、環状導光部23の光入射面23aに入射する。

0053

中央LED11、周辺LED12、および周辺LED13は独立して制御可能である。さらに、中央LED11における第1LED11aと第2LED11bとを独立して制御可能であり、周辺LED12における第1LED12aと第2LED12bとを独立して制御可能であり、周辺LED13における第1LED13aと第2LED13bとを独立して制御可能である。ここで制御とは、LEDのオンオフ制御電流値制御を含む。

0054

したがって、実施形態によれば、中央LED11だけを発光させるスモールモードと、中央LED11と周辺LED12とを発光させ、周辺LED13は発光させないミドルモードと、中央LED11、周辺LED12、および周辺LED13を発光させるラージモードの3つの駆動モードを切り替えて選択可能である。

0055

図7Aは、スモールモードのときのライトパイプ20内を導光される光の光線図(シミュレーション)である。

0056

スモールモードのとき、光源10においては中央LED11のみが発光される。その中央LED11から出射された光は光入射面21aから柱状導光部21に入射し、環状導光部22、23には入射しない。柱状導光部21内に入射した光は、柱状導光部(樹脂)21と溝(空隙)26との界面(柱状導光部21の側面)で全反射を繰り返して、出射端部24に導かれる。出射端部24に導かれた光は、柱状導光部21の直径よりも広がり、光出射面24aから出射する。

0057

図7Bは、ミドルモードのときのライトパイプ20内を導光される光の光線図(シミュレーション)である。

0058

ミドルモードのとき、光源10においては中央LED11および周辺LED12が発光され、周辺LED13は発光しない。中央LED11から出射された光は光入射面21aから柱状導光部21に入射し、周辺LED12から出射された光は光入射面22aから環状導光部22に入射する。光は環状導光部23には入射しない。

0059

柱状導光部21内に入射した光は、柱状導光部(樹脂)21と溝(空隙)26との界面(柱状導光部21の側面)で全反射を繰り返して、出射端部24に導かれる。

0060

環状導光部22に入射した光は、環状導光部(樹脂)22と溝(空隙)26との界面(環状導光部22の内周面)、および環状導光部(樹脂)22と溝(空隙)27との界面(環状導光部22の外周面)で全反射を繰り返して、出射端部24に導かれる。

0061

出射端部24において、光は環状導光部22の外径よりも広がり、光出射面24aから出射する。ミドルモードにおける光出射面24aでの発光面のサイズ(面積、直径)は、スモールモードにおける光出射面24aでの発光面のサイズ(面積、直径)よりも大きい。

0062

図7Cは、ラージモードのときのライトパイプ20内を導光される光の光線図(シミュレーション)である。

0063

ラージモードのとき、光源10においては中央LED11、周辺LED12、および周辺LED13が発光される。中央LED11から出射された光は光入射面21aから柱状導光部21に入射し、周辺LED12から出射された光は光入射面22aから環状導光部22に入射し、周辺LED13から出射された光は光入射面23aから環状導光部23に入射する。

0064

柱状導光部21内に入射した光は、柱状導光部(樹脂)21と溝(空隙)26との界面(柱状導光部21の側面)で全反射を繰り返して、出射端部24に導かれる。

0065

環状導光部22に入射した光は、環状導光部(樹脂)22と溝(空隙)26との界面(環状導光部22の内周面)、および環状導光部(樹脂)22と溝(空隙)27との界面(環状導光部22の外周面)で全反射を繰り返して、出射端部24に導かれる。

0066

環状導光部23に入射した光は、環状導光部(樹脂)22と溝(空隙)27との界面(環状導光部23の内周面)、および環状導光部(樹脂)22と環状導光部23の外部(空気)との界面(環状導光部23の外周面)で全反射を繰り返して、出射端部24に導かれる。

0067

光は、出射端部24で広がり、光出射面24aのほぼ全面から出射する。ラージモードにおける光出射面24aでの発光面のサイズ(面積、直径)は、ミドルモードにおける光出射面24aでの発光面のサイズ(面積、直径)よりも大きい。

0068

柱状導光部21の側面、環状導光部22、23の側面(内周面および外周面)での光反射の繰り返しにより光を混色させ、点光源であるLEDの粒感や色ムラを抑制することができる。

0069

また、柱状導光部21、環状導光部22、および環状導光部23から出射端部24に入射した光は出射端部24で広がることで、柱状導光部21、環状導光部22、および環状導光部23のそれぞれを導光された光の境界(影)を見えにくくし、照度ムラや色ムラを抑制することができる。

0070

また、出射端部24の厚さの調整により、光出射面24aにおける発光面のサイズを制御できる。出射端部24を厚くすると発光面のサイズを大きくでき、出射端部24を薄くすると発光面のサイズを小さくできる。

0071

ライトパイプ20の光出射面24aから出射した光は、図3に示す拡散板30に入射する。拡散板30に入射した光は、拡散板30でさらに広げられる。その拡散板30から出射した光の一部は、リフレクタ40の筒部41の内部を上方に進み、筒部41の上面や側面からリフレクタ40内に入射し、さらにリフレクタ40の上面44から外部に出射する。

0072

拡散板30からの出射光の他の一部は、筒部41の側面で屈折して、さらに反射面43で反射して上方に導かれ、リフレクタ40の上面44から外部に出射する。

0073

拡散板30からの出射光のさらに他の一部は、筒部41の側面で屈折してリフレクタ40の上面44に向かい、そのリフレクタ40の上面44で反射して反射面42に向かい、その反射面42で反射して上方に導かれ、リフレクタ40の上面44から外部に出射する。

0074

図3に例示する構造のリフレクタ40を用いた照明装置100によれば、平行光を照射することができる。このような平行光を照射する照明装置100を複数組み合わせることで、無影灯ステム構築することができる。

0075

以上説明した実施形態によれば、ライトパイプ20の発光面(LES:Light Emitting Surface)のサイズを変化させることができ、照明装置100の照射範囲を制御することができる。

0076

ライトパイプ20自体には可変構造は不要であり、LEDの配置位置に依存した発光制御によって発光面のサイズを変化させることができ、構成の複雑化をまねかない。また、柱状導光部21の直径、環状導光部22、23の径方向の幅を小さくすることで、ライトパイプ20の長さ(高さ)を抑えつつも、柱状導光部21内、および環状導光部22、23内での全反射回数を多くできる。これは、照明装置100全体のサイズを抑えつつも、混色性を向上させて色ムラや照度ムラを抑えた均一光の発光面を可能にする。

0077

図8Aは本発明の実施形態のライトパイプ20を使ったシミュレーションによる照度分布図である。シミュレーションにおいて、ライトパイプ20は材料としてPMMAを用い、高さを18mm、溝26、27の深さを15mm、柱状導光部21の光入射面21aの直径を6.4mm、環状導光部22の光入射面22aの外径を12mm、環状導光部23の光入射面23aの外径を20mm、光入射面21a、22a、23aの側における溝26の幅を0.5mm、溝27の幅を1.3mm、出射端部24の光入射面24aの直径を16mmに設定している。また、LED11、12、13は上面視において一辺が2.1mmの正方形のものを用いる。中央LED11を4個配置し、周辺LED12を直径10mmの同心円状に10個配置し、周辺LED13を直径18mmの同心円状に16個配置している。

0078

縦軸照度[lx]は、ライトパイプ20の光出射面24aから1.1mの距離に位置する照射面における照度を表す。横軸は、その照射面の中心を基準(0)にした距離[mm]を表す。

0079

実線はスモールモードを、破線はミドルモードを、1点鎖線はラージモードを表す。

0080

図8Bは、図8Aの各モードにおいて、中心位置の照度を基準(100%)にした場合の相対照度分布図である。

0081

図9Aは、同シミュレーションにおけるスモールモードのときの照射面の画像である。
図9Bは、同シミュレーションにおけるミドルモードのときの照射面の画像である。
図9Cは、同シミュレーションにおけるラージモードのときの照射面の画像である。

0082

図8Bにおいて、相対照度50%における照射径は、スモールモードのときの照射径が69mm、ミドルモードのときの照射径が106mm、ラージモードのときの照射径が162mmである。このシミュレーションの結果より、実施形態のライトパイプ20を使って、照射範囲のサイズを可変できることを確認できる。また、図9A図9Cに示すように、色ムラや照度ムラを抑えた発光面を得ることができる。

0083

中央LED11の発光輝度、周辺LED12の発光輝度、および周辺LED13の発光輝度は、ライトパイプ20の発光面(光出射面24a)での照度が均一になるように適宜制御することができる。

0084

例えば、図5Bに示す例では、周辺LED13は周辺LED12よりもLED同士の間隔が広く、周辺LED12は中央LED11よりもLED同士の間隔が広い。この場合、例えば、ミドルモードにおいては周辺LED12の輝度を中央LED11の輝度よりも高くし、ラージモードにおいては周辺LED13の輝度を周辺LED12の輝度よりも高くし、周辺LED12の輝度を中央LED11の輝度よりも高くすることで、発光面での面内照度分布を均一にすることができる。

0085

以上説明した実施形態では、1つの柱状導光部21と2つの環状導光部22、23を設け、発光面のサイズを3段階に変えることができるようにしたが、1つの環状導光部を設けることもできるし、3以上の環状導光部を設けることで発光面のサイズを4段階以上に変えることもできる。

0086

溝26、27内は空隙にすることに限らず、導光部21〜23の材料の屈折率よりも低い屈折率をもつ材料を溝26、27内に充填してもよい。

0087

以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。本発明の上述した実施形態を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての形態も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものである。

0088

10…光源、11〜13…LED、20…ライトパイプ、21…柱状導光部、22,23…環状導光部、21a,22a,23a…光入射面、24…出射端部、24a…光出射面、26,27…溝、30…拡散板、40…リフレクタ、100…照明装置

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