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技術 ハンディ型の物理量測定装置

出願人 KOA株式会社
発明者 池野智一
出願日 2017年10月16日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2017-199996
公開日 2019年5月16日 (5ヶ月経過) 公開番号 2019-074390
状態 未査定
技術分野 測定値の指示 流体の速度、物体の対流体相対速度の測定 運動の有無または方向の指示または記録
主要キーワード 風速測定装置 各表示機 風速情報 風速検出 流量検知用 風速測定 物理量変化 送風領域
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重要な関連分野

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図面 (10)

課題

特に、直感的に、物理量変化分布境界識別可能ハンディ型物理量測定装置を提供することを目的とする。

解決手段

本発明におけるハンディ型の物理量測定装置(1)は、把持可能な本体部(2)と、前記本体部に支持された表示機能部(3)と、を有し、表示機能部は、物理量検出部(5)と、物理量検出部の測定値変化に応じて、表示状態が変化する発光部(4)と、有することを特徴とする。本発明では、表示機能部は、前記本体部の両端に配置されることが好ましい。

概要

背景

下記の特許文献1には、風力簡易的に確認することが可能な簡易風向計に関する発明が開示されている。

また、下記の特許文献2には、領域ごとに流れる風を検知する風情報検知装置を備え、該風情報検知装置によって検知された風情報を、各領域に設けられたLED等の表示状態によって報知する報知システムに関する発明が開示されている。

概要

特に、直感的に、物理量変化分布境界識別可能ハンディ型物理量測定装置を提供することを目的とする。本発明におけるハンディ型の物理量測定装置(1)は、把持可能な本体部(2)と、前記本体部に支持された表示機能部(3)と、を有し、表示機能部は、物理量検出部(5)と、物理量検出部の測定値変化に応じて、表示状態が変化する発光部(4)と、有することを特徴とする。本発明では、表示機能部は、前記本体部の両端に配置されることが好ましい。

目的

本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、特に、直感的に、物理量変化の分布や境界を識別可能なハンディ型の物理量測定装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

把持可能な本体部と、前記本体部に支持された表示機能部と、を有し、前記表示機能部は、物理量検出部と、前記物理量検出部の測定値変化に応じて、表示状態が変化する発光部と、を有することを特徴とするハンディ型物理量測定装置

請求項2

前記表示機能部は、前記本体部の両端に配置されることを特徴とする請求項1に記載のハンディ型の物理量測定装置。

請求項3

前記表示機能部は、前記本体部の両端より内側の前記両端の間にも配置されることを特徴とする請求項2に記載のハンディ型の物理量測定装置。

請求項4

複数の前記表示機能部の各物理量検出部は、物理量変化に対して、同じ感度に設定されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のハンディ型の物理量測定装置。

請求項5

前記本体部の端部に配置される前記表示機能部では、前記本体部の端部側から前記発光部及び前記物理量検出部の順に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のハンディ型の物理量測定装置。

請求項6

前記物理量検出部は、窓を有するハウジングの内部に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のハンディ型の物理量測定装置。

請求項7

前記物理量検出部は、風速検出部であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のハンディ型の物理量測定装置。

請求項8

前記ハンディ型の物理量測定装置を、物理量変化を測定したい箇所に移動させ、前記表示機能部における発光部の表示状態の変化に基づいて、物理量変化の状況を認識可能としたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のハンディ型の物理量測定装置。

請求項9

複数の前記表示機能部を有する前記ハンディ型の物理量測定装置を、物理量変化を測定したい箇所に移動させ、各表示機能部における発光部の表示状態の違いに基づいて、物理量変化の状況を認識可能としたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のハンディ型の物理量測定装置。

技術分野

0001

この発明は、ハンディ型物理量測定装置に関する。

背景技術

0002

下記の特許文献1には、風力簡易的に確認することが可能な簡易風向計に関する発明が開示されている。

0003

また、下記の特許文献2には、領域ごとに流れる風を検知する風情報検知装置を備え、該風情報検知装置によって検知された風情報を、各領域に設けられたLED等の表示状態によって報知する報知システムに関する発明が開示されている。

先行技術

0004

特開2009−201966号公報
特許第5504777号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の発明では、いずれも、使用者が測定したい範囲の風の分布境界を、簡単に且つ直感的に識別することができない。

0006

特許文献1では、粉状物液状物噴出させ、噴出状態に基づいて、風力を把握している。このため、大まかな風力を把握することしかできず、上記した風の分布や境界を直感的に識別することは難しい。しかも、粉状物や液状物を噴出させるため、室内や試験場等で使用することができず、使い勝手が悪い。

0007

また、特許文献2では、風情報検知装置を歩道に固定しているため、使用者が知りたい箇所の風の状況を自由に測定できない。しかも、特許文献2では、風情報検知装置と、LEDパネルとの距離が離れている。このため、歩道を歩く通行人感じる風の状況と、LEDの表示とが異なりやすく、通行人の感覚とLEDの表示との間にずれが生じやすい。したがって、特許文献2の構成では、使用者が測定したい範囲の風の分布や境界を、簡単に且つ直感的に識別することができない。

0008

そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、特に、直感的に、物理量変化の分布や境界を識別可能なハンディ型の物理量測定装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明におけるハンディ型の物理量測定装置は、把持可能な本体部と、前記本体部に支持された表示機能部と、を有し、前記表示機能部は、物理量検出部と、前記物理量検出部の測定値変化に応じて、表示状態が変化する発光部と、を有することを特徴とする。

0010

本発明では、前記表示機能部は、前記本体部の両端に配置されることが好ましい。

0011

本発明では、前記表示機能部は、前記本体部の両端より内側の前記両端の間にも配置されている構成にできる。

0012

本発明では、複数の前記表示機能部の各物理量検出部は、物理量変化に対して、同じ感度に設定されていることが好ましい。

0013

本発明では、前記本体部の端部に配置される前記表示機能部では、前記本体部の端部側から前記発光部及び前記物理量検出部の順に配置されていることが好ましい。

0014

本発明では、前記物理量検出部は、窓を有するハウジングの内部に配置されていることが好ましい。

0015

本発明では、前記物理量検出部は、風速検出部であることが好ましい。

0016

本発明におけるハンディ型の物理量測定装置は、前記ハンディ型の物理量測定装置を、物理量変化を測定したい箇所に移動させ、前記表示機能部における発光部の表示状態の変化に基づいて、物理量変化の状況を認識可能としたことを特徴とする。

0017

また、本発明におけるハンディ型の物理量測定装置は、複数の前記表示機能部を有する前記ハンディ型の物理量測定装置を、物理量変化を測定したい箇所に移動させ、各表示機能部における発光部の表示状態の違いに基づいて、物理量変化の状況を認識可能としたことを特徴とする。

発明の効果

0018

本発明のハンディ型の物理量測定装置によれば、簡単に且つ直感的に、物理量変化の状況(物理量変化の分布や境界等)を識別することが可能である。

図面の簡単な説明

0019

本発明の第1実施形態におけるハンディ型の風速測定装置の概略斜視図である概念図である。
第1実施形態におけるハンディ型の風速測定装置の概略ブロック図である。
第1実施形態のハンディ型の風速測定装置に用いられる風速検出部の回路図である。
本発明の第2実施形態におけるハンディ型の風速測定装置の概略斜視図である概念図である。
第2実施形態におけるハンディ型の風速測定装置を用いて、風速測定の状況を説明するための概念図である。
本発明の第3実施形態におけるハンディ型の風速測定装置の概略斜視図である概念図である。
第3実施形態における風速測定装置の構造を具体的に示したものであり、図7Aは、正面図であり、図7Bは、斜視図である。
風速検出部と、フルカラーLEDとがユニット化された一例を示す概略図である。
図7とは異なる風速測定装置の構造を具体的に示したものであり、図7Aは、正面図であり、図7Bは、斜視図である。

実施例

0020

以下、本発明の一実施形態(以下、「実施形態」と略記する。)について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。

0021

図1は、本発明の第1実施形態におけるハンディ型の風速測定装置の概略斜視図である概念図である。図2は、第1実施形態におけるハンディ型の風速測定装置の概略ブロック図である。図3は、第1実施形態のハンディ型の風速測定装置に用いられる流量センサの回路図である。

0022

図1に示すように、本実施形態における風速測定装置1は、筒状の本体部2と、本体部2の一方の端部2a(図1では、図示左端部)に設けられた表示機能部3と、を有して構成される。

0023

図1に示す本体部2は、例えば、円筒状であるが、形状を限定するものではない。例えば、本体部2は、角型であってもよい。本体部2の表面2bの全体、或いはその一部は、操作者(使用者)が、手で把持することの可能な把持部である。

0024

また、本体部2は、材質を限定するものでなく、例えば、金属や樹脂、木製等で形成可能である。

0025

図1に示す表示機能部3は、発光部4と、発光部4に近接して配置された風速検出部(風速センサ)5と、を有して構成される。

0026

図1に示す風速測定装置1は、操作者が手に持って、測定したい箇所の風速を直に測定することが可能なハンディ型の風速測定装置である。

0027

図2は、風速測定装置1の制御系統を示す。図2に示すように、風速検出部5と、マイコン7と、フルカラーLED8とが、電気的に接続されている。フルカラーLED8は、RGB3色のLEDを一つのパッケージにまとめ、フルカラーを出せるように構成されたLEDである。なお、フルカラーLED8は、一例であり、本実施形態では、既存の発光素子を用いることができる。

0028

風速検出部5にて測定された風速情報は、マイコン7に送信される。マイコン7には、例えば、以下の表1に示す風速と、LED表示色との関係を紐付け対応関係が記憶されている。そして、マイコン7では、風速検出部5の風速情報に基づいて、赤、緑、及び青の各色のLEDの明るさを制御する。これにより、フルカラーLED8は、風速に対応した色にて発光する。

0029

フルカラーLED8は、図1に示す発光部4の内部に配置されている。発光部4の表面は、例えば、透明或いは半透明の材質で形成されている。そして、フルカラーLED8が発光することで、発光部4の表面が、フルカラーLED8の発光色或いは、それに近い色にて発光する。或いは、発光部4の表面に窓が設けられており、窓を通して、フルカラーLED8の発光色を見ることができる構成であってもよい。

0030

0031

本実施形態では、表1に示すように、風速に応じて、発光部4の表示色が変化する。なお、「表示色」とは、色相のみならず、明度(濃度)を含む概念である。また、本実施形態では、上記の表示色の変化や、色の点滅等も含めた表示状態を変化させることができる。

0032

また、本実施形態では、風速検出部5における風速の測定原理を特に限定するものではないが、以下では、風速の測定原理の一例を、図3の回路図を用いて説明する。

0033

図3に示すように、風速検出部5は、流量検知用抵抗素子43と、温度補償用抵抗素子44と、抵抗器46、47とでブリッジ回路48を構成している。図3に示すように、流量検知用抵抗素子43と抵抗器46とで第1の直列回路49を構成し、温度補償用抵抗素子44と抵抗器47とで第2の直列回路50を構成している。そして、第1の直列回路49と第2の直列回路50とが、並列に接続されてブリッジ回路48を構成している。

0034

図3に示すように、第1の直列回路49の出力部51と、第2の直列回路50の出力部52とが、夫々、差動増幅器アンプ)53に接続されている。ブリッジ回路48には、差動増幅器53を含めたフィードバック回路54が接続されている。フィードバック回路54には、トランジスタ(図示せず)等が含まれる。

0035

抵抗器46、47は、流量検知用抵抗素子43、及び温度補償用抵抗素子44よりも抵抗温度係数(TCR)が小さい。流量検知用抵抗素子43は、例えば、所定の周囲温度よりも所定値だけ高くなるように制御された加熱状態で、所定の抵抗値Rs1を有し、また、温度補償用抵抗素子44は、例えば、前記の周囲温度にて、所定の抵抗値Rs2を有するように制御されている。なお、抵抗値Rs1は、抵抗値Rs2よりも小さい。流量検知用抵抗素子43と第1の直列回路49を構成する抵抗器46は、例えば、流量検知用抵抗素子43の抵抗値Rs1と同様の抵抗値R1を有する固定抵抗器である。また、温度補償用抵抗素子44と第2の直列回路50を構成する抵抗器47は、例えば、温度補償用抵抗素子44の抵抗値Rs2と同様の抵抗値R2を有する固定抵抗器である。

0036

なお、図3に示す流量検知用抵抗素子43は、風を受けるように構成されており、温度補償用抵抗素子44は、風の影響を受けず、風の温度で抵抗値が決まるように構成される。

0037

無風状態から風が吹くと、風は、流量検知用抵抗素子43まで伝わる。このとき、発熱抵抗である流量検知用抵抗素子43の温度は低下するため、流量検知用抵抗素子43が接続された第1の直列回路49の出力部51の電位が変動する。これにより、差動増幅器53により差動出力が得られる。そして、フィードバック回路54では、差動出力に基づいて、流量検知用抵抗素子43に駆動電圧印加する。この駆動電圧に基づいて、マイコン7では、風速を検知(演算)することができる。

0038

図4は、本発明の第2実施形態におけるハンディ型の風速測定装置の概略斜視図である概念図である。図4に示す風速測定装置10では、本体部2の両端に、夫々、第1の表示機能部11と、第2の表示機能部12とが配置されている。第1の表示機能部11と、第2の表示機能部12とは、夫々、図1に示す表示機能部3と同様に、発光部4と風速検出部5とを有して構成される。

0039

図4に示す各風速検出部5は、風速に対して同じ感度に設定されている。したがって、第1の表示機能部11の風速検出部5と、第2の表示機能部12の風速検出部5に当たる風速が同じであれば、第1の表示機能部11の発光部4、及び、第2の表示機能部12の発光部4を、同じ表示色で発光させることができる。

0040

例えば、図5に示すように、エアコン60の空気吹出部(図示せず)から吹き出される風速の状況(風速の分布や境界等)を調べるために、図4に示す風速測定装置10を用いる。図5に示すように、風速測定装置10を略上下方向に立てた状態となるように手で握り、風速測定装置10を、例えば、(c)の位置に持っていく。(c)の位置では、風が流れていない。したがって、風速測定装置10の第1の表示機能部11の風速検出部5、及び、第2の表示機能部12の風速検出部5は共に風を検出せず、表1に基づいて、第1の表示機能部11及び第2の表示機能部12の各発光部4は共に、消灯した状態である。

0041

次に、図5に示す(c)の位置から(b)の位置に、風速測定装置10を移動させる。このとき、風速測定装置10の上側に向けられた第1の表示機能部11は、エアコン60からの送風領域A内にあり、風速測定装置10の下側に向けられた第2の表示機能部12は、送風領域Aの外側に位置する。このため、第1の表示機能部11の風速検出部5には強い風が当たり、第2の表示機能部12の風速検出部5には、第1の表示機能部の風速検出部よりも弱い風が当たる(或いは無風である)。このため、表1に基づいて、例えば、第1の表示機能部11の発光部4は、強い風速を示す赤色に発光し、第2の表示機能部12の発光部4は、弱い風速を示す青色に発光する(或いは消灯した状態である)。このように、第1の表示機能部11と、第2の表示機能部12とで、発光部4の表示色が違っているため、(b)の測定位置において、直感的に、第1の表示機能部11付近の高さ位置では風が強く、第2の表示機能部12の付近の高さ位置では、風が弱いとの風速分布を識別できる。或いは、(b)の測定位置において、第1の表示機能部11と第2の表示機能部12との間の高さ位置に、風の強弱の境界が存在することを識別できる。

0042

また、図5に示す(b)の位置から(a)の位置に、風速測定装置10を移動させる。このとき、風速測定装置10の下側に向けられた第2の表示機能部12は、エアコン60からの送付領域A内にあり、風速測定装置10の上側に向けられた第1の表示機能部11は、送風領域Aの外側に位置する。このため、第2の表示機能部12には強い風が当たり、第1の表示機能部11には弱い風が当たる(或いは、無風である)。このため、表1に基づいて、例えば、第2の表示機能部12の発光部4は、強い風速を示すオレンジに発光し、第1の表示機能部11の発光部4は、弱い風速を示す青色に発光する(或いは消灯した状態である)。このため、(a)の測定位置において、直感的に、第2の表示機能部12の高さ位置では、風が強く、第1の表示機能部11の位置では、風が弱くなる風速の分布を識別できる。或いは、(a)の測定位置において、第1の表示機能部11と第2の表示機能部12との間の高さ位置に、風の強弱の境界が存在することを識別できる。

0043

また、(b)の位置と(a)の位置でも、強い風を示す表示色が異なっているため、(b)と(a)との間でも風速は一様ではなく、多少、風速に違いがあることを認識することができる。

0044

また、本実施形態では、風速分布や境界を認識し、その認識に基づいて、例えば、風速計を辺りに設置すればよいか適切に知ることができる。

0045

図6は、本発明の第3実施形態におけるハンディ型の風速測定装置の概略斜視図である概念図である。図6に示す風速測定装置20は、図4に示す風速測定装置10の変形例であり、図6では、表示機能部23、24、25が3か所に配置されている。すなわち、図6に示す風速測定装置20では、表示機能部23、24が、本体部2の両側の端部2a、2cに配置されると共に、本体部2の両端より内側の両端の間の位置にも1カ所、表示機能部25が配置されている。

0046

図6では、本体部2は、第1の本体部21と、第2の本体部22とに分離した構成とされており、第1の本体部21と第2の本体部22との間に、1つの表示機能部25が挟まれている。

0047

図6に示す3つの表示機能部23、24、25の各風速検出部5は、いずれも同じ感度に調整されている。図6に示すように、表示機能部23、24、25を3か所に配置すれば、図4に示すように、表示機能部11、12を2か所とした構成に比べて、風速の分布や境界をより直感的に把握しやすくなる。

0048

なお、図1に示すように、表示機能部3が1か所のみ配置された風速測定装置1においても、風速測定装置1を、図5に示す(a)から(b)、及び(c)へ移動させることで、表示機能部3の発光部4の表示色が変る。このため、各位置に応じた表示色の違いにより、直感的に、風速の分布や境界を識別することができる。

0049

ただし、図4図6に示すように、風速測定装置10、20に、表示機能部を複数箇所、配置することで、更に、直感的に、風速の分布や境界を識別しやすくなる。すなわち、複数の表示機能部が設けられた構成では、各表示機能部の表示色が異なれば、その位置から風速測定装置を移動させなくても、風速分布や境界をより直感的に識別することができる。

0050

表示機能部は、風速測定装置を構成する本体部の端部に配置されることが好ましい。特に、図4図6に示すように、表示機能部は、本体部2の両端に配置されることが好ましい。また、図1図4及び図6に示すように、本体部の端部に配置された表示機能部では、本体部2の端部側から発光部4及び風速検出部5の順に配置されることが好ましい。

0051

操作者が、風速測定装置を手に持って、風速を測定したい箇所に移動させるとき、表示機能部側を、風速を測定したい箇所にかざして、風速を測定する。このため、風速測定装置を本体部2の端部に配置することで、測定者が測定したい箇所の風速を適切に測ることができる。

0052

図6に示す風速測定装置20の具体的な形状について図7を用いて説明する。図7Aの正面図、及び図7Bの斜視図に示すように、本体部2は、第1の本体部21と第2の本体部22とで構成される。第1の本体部21の図示左端部には、第1の発光部4aが設けられ、更に、第1の発光部4aの左端部に、風速検出部5aが配置されている。また、第2の本体部22の図示右端部には、第2の発光部4bが設けられ、更に、第2の発光部4bの右端部に、第2の風速検出部5bが配置されている。また、第1の本体部21の図示右端部に第3の発光部4cが配置され、第3の発光部4cと第2の本体部22との間に第3の風速検出部5cが配置されている。

0053

図7A及び図7Bに示すように、各風速検出部5a、5b、5cは、周方向に沿って複数の窓を有するハウジング26a、26b、26cの内部に配置されている。

0054

図7A及び図7Bに示すように、第1の風速検出部5aを収容する第1のハウジング26aは、円板状の基部26a1と、円板状の天井部26a2と、基部と天井部とを周方向に間隔を空けて繋ぐ複数本の柱部26a3と、を有して構成される。柱部26a3と柱部26a3との間が窓27aである。基部26a1は、第1の発光部4aの左端部に接合されている。

0055

第2の風速検出部5bを収容する第2のハウジング26b、及び、第3の風速検出部5cを収容する第3のハウジング26cも同様の構成である。第2のハウジング26bは、その基部26b1が、第2の発光部4bの右端部に接合されている。第3のハウジング26cは、第2の本体部22の左端部から突き出した複数本の柱部26c3と、基部26c1とを有し、天井部は、第2の本体部22が兼ねている。

0056

図7Bに示すように、各ハウジングの各基部には、夫々、貫通孔28が設けられており、貫通孔28を通じて、各風速検出部5a、5b、5cが、基部と天井部との間の空間に位置している。

0057

ここで、図8に示すように、例えば、風速検出部5と、フルカラーLED8とは、共通のセンサ基板29に配置されている。マイコン7を、センサ基板29に設置することができる。図8に示すフルカラーLED8は、各発光部4a、4b、4c(図7参照)の内部に位置しており、フルカラーLED8が発光することで、各発光部4a、4b、4cが、所定の色に表示される。そして、図8に示す風速検出部5(図7では、風速検出部5a、5b、5c)は、各ハウジング26a、26b、26cの基部と天井部との間の空間に突き出した状態で支持される。図7A及び図7Bに示すように、各ハウジング26a、26b、26cには複数の窓27a、27b、27cが設けられている。したがって、風は、各窓27a、27b、27cを通して各風速検出部5a、5b、5cにまで届くようになっている。既に図3を用いて説明した風速検出部5の流量検知用抵抗素子43は、外部に露出しており、風の影響を受けて抵抗値が変化する。

0058

図7A及び図7Bに示す構成により、各風速検出部5a、5b、5cにて、夫々、適切に風速を検知することができる。また、風速検出部5a、5b、5cは、複数本の柱部や天井部を備えたハウジング26a、26b、26cの内側に配置されているので、風速検出部5a、5b、5cを外部接触等から適切に保護することができる。

0059

或いは、風速測定装置は、図9に示す構造であってもよい。図9では、各発光部4a、4b、4cの端部に円柱状のセンサ設置部30a、30b、30cが設けられており、各センサ設置部30a、30b、30cの外周面に、風速検出部5a、5b、5cが配置されている。図9の構成では、フルカラーLED8と、風速検出部5は、個別に設けられており、センサ設置部30a、30b、30cや本体部2の内側に設けられたマイコン7(図2参照)を介して、フルカラーLED8と、風速検出部5とが電気的に接続されている。

0060

例えば、図9にて設けられた各風速検出部5a、5b、5cでは、流量検知用抵抗素子43(図3参照)が基板の外側、温度補償用抵抗素子44(図3参照)が基板の内側に配置されるなどして、流量検知用抵抗素子43が風の影響を直接受けるように配置され、温度補償用抵抗素子44が風の影響を受けないように配置される。

0061

或いは、各風速検出部5a、5b、5cは、流量検知用抵抗素子43が設けられた風速センサであり、温度補償用抵抗素子44は、温度センサとして別個に設けられていてもよい。すなわち、各センサ設置部30a、30b、30cには、風速センサと温度センサとが設けられている。

0062

このように、風速センサと温度センサとを別個に設ける構成では、各センサ設置部30a、30b、30cに、一つの温度センサと、複数の風速センサとを設けた構成とすることができる。例えば、スイッチング回路を用いて、一つの温度センサと、複数の風速センサとで、図3に示す回路を構成することができる。

0063

以上のように、図9では、各表示機能部23、24、25に、夫々、複数の風速検出部5a、5b、5cが設けられているが、各表示機能部23、24、25の風速検出部5a、5b、5cにおいて夫々、最も大きな風速値に基づいて、各発光部4a、4b、4cの表示色を制御することができる。

0064

図7図9に示す風速測定装置の表示機能部の構造は、図1に示すように、表示機能部3が本体部2の一方の端部のみに設けられた構造、図4に示すように、本体部2の両端に表示機能部11、12を設けた構造に夫々、適用することができる。

0065

以上、詳述したように、本実施形態におけるハンディ型の風速測定装置は、把持可能な本体部と、本体部にて支持された表示機能部と、有している。また、表示機能部は、風速検出部と、風速検出部の測定値変化に応じて、表示状態が変化する発光部と、有する。

0066

そして、本実施形態のハンディ型の風速測定装置を、風速変化を測定したい箇所に移動させる。風速を検知することで、発光部は、その風速に応じた表示状態を示す。このとき、表示状態の変化に基づいて、操作者は、直感的に、風速変化の分布や境界等の状況を認識することができる。すなわち、本実施形態では、操作者が直接、風速を測定したい箇所に風速測定装置を持っていきながら発光部の表示状態の変化を見ることができるので、直感的に、風速変化を認識しやすい。例えば、数値グラフにて風速を表示する場合と異なって、風速を色で表示することで、より直感的に風速変化を認識しやすい。このような、機能及び効果は、図1に示すように、表示機能部が一つのみ設けられた構造及び表示機能部が複数設けられた構造の双方において得ることができる。

0067

また、図4図6図7及び図9に示すように、複数の表示機能部を有するハンディ型の風速測定装置を、物理量変化を測定したい箇所に移動させると、各表示機能部における発光部の表示状態の違いを検出することができる。このように、一度に多点の風速を測定することができる。このとき、表示状態の違いにより、更に直感的に、風速変化の分布や境界を認識することができる。すなわち、例えば、図4のように、本体部2の両端に表示機能部11、12が設けられた構成では、各表示機能部11、12の表示色が異なることで、表示機能部11側と、表示機能部12側とで、風速変化に分布が生じており、また、表示機能部11と、表示機能部12との間に風速の境界があることを直感的に認識することができる。また、風速の分布が、時々刻々と変化する場合、一つの表示機能部を有する構成では、風速分布や境界を測定しづらい。これに対して、表示機能部を複数設けた構成では、風速の分布が、時々刻々と変化する場合でも、一度に多点の風速を測定できるので、風の強い場所と風の弱い場所との分布や境界のおおよその見当をつけやすい。

0068

本実施形態の風速測定装置は、ハンディ型であり、風速を測定したい場所に自由に移動させて計測が可能である。例えば、図5に示したエアコン60以外にも、空気清浄器や、換気扇等の風速状況を測定することができる。また、家庭用のみならず、試験分析のために産業用として本実施形態の風速測定装置を用いることもできる。

0069

また、測定時、操作者がずっと風速測定装置を手に持っていなくても、風速測定装置を、任意の場所に設置して風速測定を行えるようにしてもよい。また、表示機能部を本体部から伸縮自在に支持し、手が届きにくいような場所の風速を測定する場合は、表示機能部を本体部から延ばした状態で測定することも可能である。

0070

上記では、風速測定装置について説明したが、風速以外の物理量変化の測定に適用することができる。例えば、ガス流や、水等の液体を対象とした流速変化を測定するものであってもよい。或いは、流速以外に、温度変化湿度変化、及び、圧力変化等の物理量変化を検出する構成であってもよい。

0071

本発明のハンディ型の物理量測定装置によれば、直感的に、物理量変化の分布や境界を識別することができる。よって、本発明の物理量測定装置を、家庭用、産業用等として、簡便に用いることができる。

0072

また、本発明のハンディ型の物理量測定装置としては、風速や、温度変化、湿度変化、及び、圧力変化等の物理量変化を検出することが可能である。

0073

1、10、20風速測定装置
2、21、22 本体部
3、11、12、23、24、25表示機能部
4発光部
5風速検出部
7マイコン
8フルカラーLED
26a、26b、26cハウジング
27a、27b、27c 窓
29センサ基板
30a、30b、30cセンサ設置部
43流量検知用抵抗素子
44温度補償用抵抗素子
60 エアコン

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