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技術 機械式駐車装置及びその制御装置、制御方法、並びに制御プログラム

出願人 三菱重工機械システム株式会社
発明者 野田整一遠藤友也波多野貴眞大倉徹也村上浩奈良拓馬
出願日 2017年10月13日 (2年8ヶ月経過) 出願番号 2017-199402
公開日 2019年5月16日 (1年1ヶ月経過) 公開番号 2019-073874
状態 特許登録済
技術分野 乗り物を格納するための建築物
主要キーワード 登録ID情報 効率優先モード 認証完了信号 効率モード 起動指示信号 管理員 台車走行路 車両搬送
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (14)

課題

複数のバースが共通のリフトを使用する構成を備える機械式駐車装置において、出庫効率を向上させること。

解決手段

機械式駐車装置は、同一階に設けられた複数の出庫バース7a、7bと、複数の出庫バース7a、7bに対して出庫車両搬出が可能とされた1台の出庫リフト8と、制御装置とを備えている。制御装置は、複数の出庫バース7a、7bのうち、空いている出庫バースを出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択する出庫効率優先モードをモードの一つとして有し、現在選択されているモードに基づいて出庫車両の搬出先バースを決定するバース決定部を備える。

概要

背景

従来、複数のバースが共通のリフトを使用する構成を備える機械式駐車装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、2つのバースに対して1つのリフトを設け、状況に応じて各バースを入庫バースまたは出庫バースとして使用することで、リフトの効率を向上させた機械式駐車装置が開示されている。
特許文献2には、複数のリフトの中間若しくは両側に対して入庫バースと出庫バースとを設置するレイアウトが開示されている。

概要

複数のバースが共通のリフトを使用する構成を備える機械式駐車装置において、出庫効率を向上させること。機械式駐車装置は、同一階に設けられた複数の出庫バース7a、7bと、複数の出庫バース7a、7bに対して出庫車両搬出が可能とされた1台の出庫リフト8と、制御装置とを備えている。制御装置は、複数の出庫バース7a、7bのうち、空いている出庫バースを出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択する出庫効率優先モードをモードの一つとして有し、現在選択されているモードに基づいて出庫車両の搬出先バースを決定するバース決定部を備える。

目的

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、複数のバースが共通のリフトを使用する構成を備える機械式駐車装置において、出庫効率を向上させることのできる機械式駐車装置及びその制御装置、制御方法、並びに制御プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

一階に設けられた複数の出庫バースと、複数の前記出庫バースに対して出庫車両搬出が可能とされた1台の出庫リフトと、制御装置と、を備え、前記制御装置は、複数の前記出庫バースのうち、空いている前記出庫バースを前記出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択する出庫効率優先モードをモードの一つとして有し、現在選択されている前記モードに基づいて前記出庫車両の搬出先バースを決定するバース決定手段を備える機械式駐車装置

請求項2

前記バース決定手段は、前記モードの一つとして、出庫予約がなされた前記出庫バースを前記搬出先バースとして選択する予約バース優先モードを備える請求項1に記載の機械式駐車装置。

請求項3

前記搬出先バースとして選択された前記出庫バースを報知するための報知手段を備える請求項1または2に記載の機械式駐車装置。

請求項4

前記出庫効率優先モードが選択されている場合において、前記バース決定手段は、複数の前記出庫バースのうち、出庫予約がなされた前記出庫バースが空いている場合には、前記出庫予約がなされた前記出庫バースを前記搬出先バースとして決定する請求項1から3のいずれかに記載の機械式駐車装置。

請求項5

前記出庫バース毎に設けられた操作盤を有し、前記制御装置は、前記搬出先バースとして決定された前記出庫バースに対応する前記操作盤から前記搬出先バースへの搬出を指示する起動指示入力操作が行われた場合に、前記出庫リフトに載置された出庫車両を前記搬出先バースへ移動させる機械制御手段を備える請求項1から4のいずれかに記載の機械式駐車装置。

請求項6

前記出庫効率優先モードが選択されている場合において、前記バース決定手段は、出庫車両が載置された前記出庫リフトが出口階に到着してから前記起動指示の入力操作が行われるまでの間に、出庫予約がなされた前記出庫バースが空き状態となった場合には、出庫予約がなされた前記出庫バースを前記搬出先バースとして決定する請求項5に記載の機械式駐車装置。

請求項7

前記モードを手動切り替えるためのモード切替手段を備える請求項1から6のいずれかに記載の機械式駐車装置。

請求項8

前記バース決定手段によって決定された前記搬出先バースを手動によって変更するための搬出先バース変更手段を備える請求項1から7のいずれかに記載の機械式駐車装置。

請求項9

複数の出庫バースと、複数の前記出庫バースに対して出庫車両の搬出が可能とされた1台の出庫リフトとを備える機械式駐車装置の制御装置であって、空いている前記出庫バースを前記出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択する出庫効率優先モードをモードの一つとして有し、現在選択されている前記モードに基づいて前記出庫車両の搬出先バースを決定するバース決定手段を備える機械式駐車装置の制御装置。

請求項10

複数の出庫バースと、複数の前記出庫バースに対して出庫車両の搬出が可能とされた1台の出庫リフトとを備える機械式駐車装置の制御方法であって、空いている前記出庫バースを前記出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択する出庫効率優先モードをモードの一つとして有し、現在選択されている前記モードに基づいて前記出庫車両の搬出先バースを決定する機械式駐車装置の制御方法。

請求項11

複数の出庫バースと、複数の前記出庫バースに対して出庫車両の搬出が可能とされた1台の出庫リフトとを備える機械式駐車装置によって実行される制御プログラムであって、空いている前記出庫バースを前記出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択する出庫効率優先モードをモードの一つとして有し、現在選択されている前記モードに基づいて前記出庫車両の搬出先バースを決定する処理を含む機械式駐車装置の制御プログラム。

技術分野

0001

本発明は、機械式駐車装置及びその制御装置制御方法、並びに制御プログラムに関するものである。

背景技術

0002

従来、複数のバースが共通のリフトを使用する構成を備える機械式駐車装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、2つのバースに対して1つのリフトを設け、状況に応じて各バースを入庫バースまたは出庫バースとして使用することで、リフトの効率を向上させた機械式駐車装置が開示されている。
特許文献2には、複数のリフトの中間若しくは両側に対して入庫バースと出庫バースとを設置するレイアウトが開示されている。

先行技術

0003

特開平5−214832号公報
特開平6−88455号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述のように、特許文献1、2には、複数のバースが共通のリフトを使用する構成が記載されている。しかしながら、いずれも複数の出庫バースが共通のリフトを使用する場合の具体的な出庫処理については開示されていない。

0005

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、複数のバースが共通のリフトを使用する構成を備える機械式駐車装置において、出庫効率を向上させることのできる機械式駐車装置及びその制御装置、制御方法、並びに制御プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の第一態様は、同一階に設けられた複数の出庫バースと、複数の前記出庫バースに対して出庫車両搬出が可能とされた1台の出庫リフトと、制御装置と、を備え、前記制御装置は、複数の前記出庫バースのうち、空いている前記出庫バースを前記出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択する出庫効率優先モードをモードの一つとして有し、現在選択されている前記モードに基づいて前記出庫車両の搬出先バースを決定するバース決定手段を備える機械式駐車装置である。

0007

上記機械式駐車装置によれば、出庫効率優先モードが選択されている場合には、空いている出庫バースを出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択することが可能となる。これにより、複数の出庫バースを効率的に利用して出庫処理を行うことが可能となる。

0008

上記機械式駐車装置において、前記バース決定手段は、前記モードの一つとして、出庫予約がなされた前記出庫バースを前記搬出先バースとして選択する予約バース優先モードを更に有していてもよい。

0009

上記機械式駐車装置によれば、予約バース優先モードが選択されている場合には、出庫予約がなされた出庫バースを搬出先バースとして選択することができる。

0010

上記機械式駐車装置は、前記搬出先バースとして選択された前記出庫バースを報知するための報知手段を備えていてもよい。

0011

上記機械式駐車装置によれば、搬送先バースとして選択された出庫バースを報知するための報知手段を有しているので、管理人利用者は出庫リフトによって搬送されてきた出庫車両がどの出庫バースに移動させられるのかを事前に知ることができる。

0012

上記機械式駐車装置のバース決定手段は、前記出庫効率優先モードが選択されている場合において、複数の前記出庫バースのうち、出庫予約がなされた前記出庫バースが空いている場合には、前記出庫予約がなされた前記出庫バースを前記搬出先バースとして決定することとしてもよい。

0013

上記機械式駐車装置によれば、出庫効率優先モードが選択されている場合であっても、出庫予約がなされた出庫バースが空いている場合には、その出庫バースを搬出先バースとして選択するので、出庫効率を向上させることに加えて、可能な限り利用者の意思を反映させた出庫処理を行うことが可能となる。

0014

上記機械式駐車装置は、前記出庫バース毎に設けられた操作盤を有し、前記制御装置は、前記搬出先バースとして決定された前記出庫バースに対応する前記操作盤から前記搬出先バースへの搬出を指示する起動指示入力操作が行われた場合に、前記出庫リフトに載置された出庫車両を前記搬出先バースへ移動させる機械制御手段を備えることとしてもよい。

0015

上記機械式駐車装置によれば、搬出先バースとして決定された出庫バースに対応する操作盤から搬出先バースへの搬出を指示する起動指示の入力操作がない限り、出庫リフト上に載置された出庫車両が出庫バースに移動されないため、安全性を確保することができる。

0016

上記機械式駐車装置のバース決定手段は、前記出庫効率優先モードが選択されている場合において、出庫車両が載置された前記出庫リフトが出口階に到着してから前記搬出先バースへの搬出を指示する起動指示の入力操作が行われるまでの間に、出庫予約がなされた前記出庫バースが空き状態となった場合には、出庫予約がなされた前記出庫バースを前記搬出先バースとして決定することとしてもよい。

0017

上記機械式駐車装置によれば、例えば、出庫リフトが出口階に到着したときには、出庫予約がなされた出庫バースが空き状態でないために他の出庫バースが搬出先バースとして決定され、その後、起動指示の入力操作が行われる前に、出庫予約がなされた出庫バースが空き状態に変化したときには、搬出先バースを出庫予約がなされた出庫バースに自動的に切り替えることが可能となる。
ここで、空き状態とは、出庫バースから出庫車両が完全に移動(退出)した状態をいう。

0018

上記機械式駐車装置は、前記モードを手動で切り替えるためのモード切替手段を更に備えることとしてもよい。

0019

上記機械式駐車装置によれば、管理人や利用者が手動でモードを切り替えることが可能となる。

0020

上記機械式駐車装置は、前記バース決定手段によって決定された前記搬出先バースを手動によって変更するための搬出先バース変更手段を備えていてもよい。

0021

上記機械式駐車装置によれば、搬出先バース変更手段を管理者や利用者が操作することにより、バース決定手段によって決定された搬送先バースを手動で変更することができる。これにより、利用者等が所望しない出庫バースが搬送先バースとして決定されてしまった場合であっても、その後において、搬出先バースを所望の出庫バースに変更することが可能となる。

0022

本発明の第二態様は、複数の出庫バースと、複数の前記出庫バースに対して出庫車両の搬出が可能とされた1台の出庫リフトとを備える機械式駐車装置の制御装置であって、空いている前記出庫バースを前記出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択する出庫効率優先モードをモードの一つとして有し、現在選択されている前記モードに基づいて前記出庫車両の搬出先バースを決定するバース決定手段を備える機械式駐車装置の制御装置である。

0023

本発明の第三態様は、複数の出庫バースと、複数の前記出庫バースに対して出庫車両の搬出が可能とされた1台の出庫リフトとを備える機械式駐車装置の制御方法であって、空いている前記出庫バースを前記出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択する出庫効率優先モードをモードの一つとして有し、現在選択されている前記モードに基づいて前記出庫車両の搬出先バースを決定する機械式駐車装置の制御方法である。

0024

本発明の第四態様は、複数の出庫バースと、複数の前記出庫バースに対して出庫車両の搬出が可能とされた1台の出庫リフトとを備える機械式駐車装置によって実行される制御プログラムであって、空いている前記出庫バースを前記出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択する出庫効率優先モードをモードの一つとして有し、現在選択されている前記モードに基づいて前記出庫車両の搬出先バースを決定する処理を含む機械式駐車装置の制御プログラムである。

発明の効果

0025

本発明によれば、複数のバースが共通のリフトを使用する構成を備える機械式駐車装置において、出庫効率を向上させることができるという効果を有する。

図面の簡単な説明

0026

本発明の一実施形態に係る複列式機械駐車装置概略構造を示す斜視図ある。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の駐車場出入口近傍の上面図である。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置において、駐車場出入口側から出庫バースを見た図である。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の操作盤の概略図である。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置の概略構成を示した図である。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置の機能ブロック図である。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の入庫時において制御装置によって実行される入庫処理の手順を示したフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の入庫時において制御装置によって実行される入庫処理の手順を示したフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の出庫時において制御装置によって実行される出庫処理の手順を示したフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の出庫時において制御装置によって実行される出庫処理の手順を示したフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の出庫時において制御装置によって実行される出庫処理の手順を示したフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車装置の出庫時において制御装置によって実行される出庫バース決定処理の手順を示したフローチャートである。
出庫準備完了画面の一例を示した図である。

実施例

0027

以下に、本発明に係る機械式駐車装置、その制御装置、制御方法、及び制御プログラムの一実施形態について、図面を参照して説明する。

0028

以下に、本発明に係る機械式駐車装置及びその制御装置、制御方法、並びに制御プログラムの一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態においては、機械式駐車装置としてコンベアによって車両の受け渡しをする複列式機械駐車装置を例に挙げて説明するが、本発明はこの例に限られず、例えば、平面往復式水平循環式等のパレット式の機械式駐車装置等でもよい。このように、本発明は、1つのリフトによって搬送された出庫車両の移動先として複数の出庫バースが選択可能とされている機械式駐車装置に対して広く適用することができる。

0029

図1は本発明の一実施形態に係る複列式機械駐車装置(以下、「機械式駐車装置」という。)10の概略構造を示す斜視図ある。図1に示すように、機械式駐車装置10は、複列式格納棚群12、13と、走行台車5とを備えている。複列式格納棚群12、13は、複数種の車両(大型車小型車等)を格納する複数種の格納棚22、23が連続的に配置されて多数の格納庫を構成している。各格納棚22、23は、前22a、23aと奥棚22b、23bとを備える複列式の格納棚群とされ、横送りコンベア15a、15b及び16a、16bがそれぞれ前後に配設されている。

0030

格納棚22、23は、後部の横送りコンベア15b、16bの幅を変えること等によって、大きさが異なる複数種の格納棚とされていてもよく、前部の横送りコンベア15a、16aと後部の横送りコンベア15b、16bの幅を揃えた格納棚とされていてもよい。
複列式格納棚群12、13間の台車走行路4には、1台または複数台の走行台車5が移動自在に配置されている。走行台車5は、複列式格納棚群12側と複列式格納棚群13側とに設けられたレール21上を走行することにより、複列式格納棚群12、13に沿って走行することができる。なお、複列式格納棚群12、13は階層構造になっており、これに対応して、走行台車5も各格納階に設けられている。

0031

複列式格納棚群13側の駐車場入口1には、横送りコンベア14a、14bを備えた入庫バース2aが設けられている。この入庫バースは、入庫用停車スペースである。複列式格納棚群13側には、入庫バース2aに停車された入庫車両を走行台車5に搬送する車両搬送手段として入庫リフト(昇降装置)3が設けられている。入庫リフト3は、横送りコンベア17a、17bを備えている。このような構成により、例えば、入庫バース2aに停車された入庫車両は、横送りコンベア14a、14b及び17a、17bによって入庫リフト3に移され、この入庫リフト3によって、車両を格納する所定の格納階まで運ばれ、横送りコンベア17a、17b及び18a、18bによって走行台車5に搬入される。入庫車両を載置した走行台車5は台車走行路4(例えば、レール21)を走行して所定の格納棚22(または23)まで移動する。その後、横送りコンベア15a、15b(または16a、16b)と、横送りコンベア18a、18bとによって、走行台車5上の入庫車両が所定の格納棚へ格納される。
なお、図1では、一つの入庫バース2aしか図示していないが、本実施形態に係る機械式駐車装置10は、図2に示すように、入庫リフト3を挟んで入庫バース2aと反対側にも入庫バース2bが設けられている。

0032

複列式格納棚群13側の駐車場出口9には、横送りコンベア20a、20bを備えた出庫バース7aが設けられている。出庫バース7aは、出庫用停車スペースである。更に、複列式格納棚群13側には、格納棚22、23に格納されていた車両を走行台車5から受け取り、出庫バース7aまで搬送する車両搬出手段として出庫リフト(昇降装置)8が設けられている。出庫リフト8は、横送りコンベア19a、19bを備えている。このような構成により、例えば、出庫車両は、横送りコンベア18a、18b及び19a、19bによって走行台車5から出庫リフト8に搬出され、出庫リフト8によって出庫バース7aが設けられる出口階まで運ばれ、横送りコンベア19a、19b及び20a、20bによって駐車場出口9の出庫バース7aに移される。なお、図1では、一つの出庫バース7aしか図示していないが、本実施形態に係る機械式駐車装置10は、図2に示すように、出庫リフト8を挟んで出庫バース7aと反対側にも出庫バース7bが設けられている。

0033

なお、本実施形態では、乗入階の下方に格納庫を設ける構造を例示したが、本発明の機械式駐車装置は、図1に示される構造に限定されず、例えば、乗入階の上方に格納庫を設ける地上式の機械式駐車装置とされてもよい。

0034

図2は、本実施形態に係る機械式駐車装置10の駐車場出入口6近傍の上面図、図3は、駐車場出入口6側から出庫バース7a、7bを見た図である。なお、図2において、入庫リフト3が備える横送りコンベア17a、17b及び出庫リフト8が備える横送りコンベア19a、19bは図示が省略されている。

0035

図2に示されるように、本実施形態に係る機械式駐車装置10は、図1に示した駐車場入口1と駐車場出口9とが共通階に設けられており、共通の駐車場出入口6において入出庫を行うことができるようになっている。なお、駐車場入口1と駐車場出口9との配置関係はこの例に限定されず、例えば、それぞれ専用の領域として設けられていても良いし、また、互いに別の階に設けることとしてもよい。

0036

図2、3に示すように、機械式駐車装置10は、複数の入庫バース2a、2b及び複数の出庫バース7a、7bを備えている。例えば、入庫バース2aは入庫バース2bよりも広めのスペースが確保されており、バリアフリーエリアとされている。これにより、例えば、車いす等による移動も可能とされている。同様に、出庫バース7aは出庫バース7bよりも広めのスペースが確保されている。

0037

各入庫バース2a、2bに対応して操作盤30a、30bがそれぞれ設けられている。同様に、各出庫バース7a、7bに対応して操作盤30c、30dがそれぞれ設けられている。操作盤30a、30bは、車両の入庫時において、主に管理人によって操作される。出庫操作盤30c、30dは、車両の出庫時において、主に管理人によって操作される。

0038

各入庫バース2a、2bの駐車場出入口6側には、自動扉34a、34bが設けられている。この自動扉34a、34bは、入庫バース2a、2bと駐車場出入口6との間を移動する際に用いられる出入口扉である。同様に、出庫バース7a、7bの駐車場出入口6側には、自動扉36a、36bが設けられている。この自動扉36a、36bは、駐車場出入口6と出庫バース7a、7bとの間を移動する際に用いられる出入口扉である。
自動扉34a、36aは、車いす等による移動がスムーズに行えるよう、自動扉34b、36bの幅よりも広めに設計されている。

0039

入庫バース2a、2b及び出庫バース7a、7bの各所には複数のカメラ(図示略)が設置されている。複数のカメラは、後述する主制御部50(図5参照)によって制御される。
更に、入庫バース2a、2b及び出庫バース7a、7bの各所には複数のセンサが設置されている。各種センサ検出信号は主制御部50に送信され、バース内の人物等の検知や、車両の位置等の検知が可能とされている。

0040

図4は、操作盤30(30a〜30d)の概略図である。以下、特に各操作盤30a〜30dを区別しない場合には、操作盤30として説明する。

0041

操作盤30は、IC(integrated circuit:集積回路カードリーダ301と、駐車券リーダ302と、シャッター303と、モニタ304と、タッチパネル305と、スイッチ306とを備えており、これらを介して管理人等による各種操作入力受け付ける。

0042

機械式駐車装置10の操作が許可されている管理者(または利用者)は、管理者(または利用者)を識別するためのICカード所持している。ICカードには、管理者の識別情報(以下「ID番号」という)が記録されている。ICカードリーダ301は、ICカードリーダ301の読取可能範囲にICカードを検出すると、ICカードから発信されたID番号を読み取る。読み取られたID番号は、後述する主制御部50(図5)に送信され、ユーザ認証に用いられる。

0043

駐車券リーダ302は、駐車券の挿入を受け付ける。
モニタ304は、文字や画像等を表示する液晶ディスプレイ装置LED等の表示ランプ等を備えている。また、音声合成装置による音声警報音ブザーを出すスピーカーと組み合わせ、種々の情報を管理人や利用者に提供するように構成されていてもよい。また、モニタ304は、対応する入庫バース2a、2b、出庫バース7a、7bに設けられた各カメラ(図示略)によって撮影された映像を表示する。このような構成により、管理人は、入庫時及び出庫時において、入庫バース2a、2b、出庫バース7a、7bの安全をカメラ映像からも確認することができる。

0044

タッチパネル305は、タッチパネル式の操作画面である。タッチパネル305には、入出庫予約に関する案内やボタン表示等が順次行われ、案内に従って管理者(または利用者)がタッチパネル305を操作することにより、入庫に関する入力操作または出庫に関する入力操作を容易に行うことができるようになっている。
スイッチ306は、機械式駐車装置10の動作を非常停止させる非常停止ボタン等である。

0045

図5は、本実施形態に係る機械式駐車装置10の制御装置100の概略構成を示した図である。本実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置100は、各操作盤30a〜30dにそれぞれ設けられた操作盤制御部40a〜40d(以下、各操作盤制御部40a〜40dを区別しない場合には、単に「操作盤制御部40」という。)及び主制御部50を備える。各操作盤制御部40は、操作盤30が備えるICカードリーダ301、駐車券リーダ302、タッチパネル305、モニタ304等に対する制御を行う。主制御部50は、各操作盤30a〜30dが備える各操作盤制御部40a〜40dと接続され、各操作盤制御部40a〜40dとの間で双方向通信が可能な構成とされている。主制御部50は、各操作盤制御部40a〜40dと情報の授受を行うことにより、機械式駐車装置10全体の制御を行う。

0046

各操作盤制御部40a〜40d及び主制御部50は、例えば、情報処理装置であり、CPU、CPUが実行するプログラム等を記憶するための補助記憶装置、各プログラム実行時のワーク領域として機能するメインメモリネットワークに接続するための通信インターフェース等を備えている。
そして、後述する各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラム(例えば、制御プログラム)の形式記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがメインメモリに読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク光磁気ディスクCD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。

0047

図6は、操作盤制御部40及び主制御部50の機能ブロック図を示した図である。なお、本実施形態において、操作盤制御部40a〜40dがそれぞれ有する機能は同じであるが、例えば、入庫に用いられる操作盤制御部40a、40bと出庫に用いられる操作盤制御部40c、40dとで搭載機能を異ならせるような構成とされていてもよい。図6に示されるように、操作盤制御部40は、操作画面制御部42と、通信部44と、記憶部46とを主な構成として備えている。
操作画面制御部42は、機械式駐車装置10の動作状態に応じた画面やユーザ認証の結果等をタッチパネル305に表示させる。

0048

通信部44は、ICカードリーダ301によって読み取られたID番号、ユーザによってタッチパネル305が操作されることにより入力された各種操作入力情報等を主制御部50に送信する。また、通信部44は、主制御部50から、機械式駐車装置10の動作状態を示す動作状態情報や、ユーザ認証の結果を示す認証結果情報等を受信する。
記憶部46は、操作盤制御部40で実行される各種プログラムやデータを記憶する。

0049

主制御部50は、通信部51、ユーザ認証部52、機械制御部53、バース決定部54、及び記憶部55を備える。
通信部51は、操作盤制御部40からのID番号、操作入力情報等を受信し、動作状態情報や認証結果情報を操作盤制御部40へ送信する。

0050

ユーザ認証部52は、通信部51が受信したID番号と記憶部55に予め登録されている登録ID情報とを照合して、ユーザ認証を行う。ユーザ認証部52によるユーザ認証の結果は、通信部51を介して操作盤制御部40に送信される。

0051

機械制御部53は、機械式駐車装置10が備える各機構、例えば、横送りコンベア14a、14b、15a、15b、16a、16b、17a、17b、18a、18b、19a、19b、20a、20b、走行台車5、入庫リフト3、出庫リフト8等を制御する。機械制御部53による各機構の動作状態を示す情報は動作状態情報等として通信部51を介して操作盤制御部40に送信される。

0052

バース決定部54は、出庫処理において、出庫リフトに載置されている出庫車両の搬出先バースを決定する。なお、詳細は後述する。
記憶部55は、主制御部50で実行される各種プログラムやデータ等を記憶する。例えば、記憶部55には、ユーザ認証に用いられる登録ID番号、後述の出庫バース決定処理において用いられる各種モード(例えば、出庫効率優先モード、予約バース優先モード)及び各種モードに基づく制御条件、入庫車両の格納棚の情報と駐車券情報とが関連付けられた駐車管理情報等が格納されている。

0053

〔入庫処理〕
次に、入庫時において、制御装置100によって実行される入庫処理について図を参照して説明する。図7及び図8は、制御装置100によって実行される入庫処理の手順を示したフローチャートである。

0054

まず入庫を行う場合、利用者は管理人の誘導に従い、図2の矢印Aの方向から入庫バース2aまたは2bに車両を入庫させる。以下の説明では、便宜上、入庫バース2aに車両を入庫させる場合について説明する。運転手は、車両を入庫バース2aの適切な位置に停車させると降車し、自動扉34aを通じて駐車場出入口6に移動する。

0055

利用者が入庫バース2aから退出したことが入庫バース2a内に設置されている各種センサ等によって検知されると(SA1)、主制御部50からの信号に基づき操作盤30aのタッチパネルに第1ユーザ認証画面が表示される(SA2)。
第1ユーザ認証画面に従い、管理人がICカードをICカードリーダ301に接触させると、ICカードに登録されているID番号が読み取られ(SA3)、主制御部50に送信される。主制御部50は、ID番号が入力されると、入力されたID番号が記憶部55に登録ID番号として登録されているか否かを判定することにより、操作盤30aを利用しようとしている者が正当権限を持つものであるか否かを判定する第1のユーザ認証を行う(SA4)。

0056

第1のユーザ認証が成功すると(SA4において「YES」)、第1認証完了信号が主制御部50から操作盤30aに送信される。操作盤30aの操作画面制御部42は、第1認証完了信号を受信すると、タッチパネル305に駐車券挿入画面を表示する(SA5)。駐車券挿入画面では、例えば、「駐車券を入れてください」といったガイダンス表示が行われる。管理人により、駐車券が駐車券リーダ302に挿入されると(SA6において「YES」)、操作画面制御部42は、タッチパネル305に入庫準備中を示す入庫準備中画面を表示する(SA7)。また、駐車券挿入完了信号が操作盤30aから主制御部50に送信される。主制御部50が駐車券挿入完了信号を受信すると、機械制御部53は入庫リフト3を入庫バース2aがある入口階に移動させる(SA8)。

0057

入庫リフト3が入口階に到着すると、操作盤30aの操作画面制御部42は、タッチパネル305に無人確認画面を表示する(SA9)。無人確認画面では、例えば、「車内に人がいないことを確認してください」といった車内無人確認を促すガイダンスとともに「無人確認ボタン」が表示される。このガイダンスに従って、運転手又は同乗者は、入庫バース2a内に人物等がいないことを確認し、タッチパネル305の「無人確認ボタン」を押す(SA10)。無人確認ボタンが押されると、操作画面制御部42は、タッチパネル305に第2ユーザ認証画面を表示させる(SA11)。

0058

管理人がICカードをICカードリーダ301に接触させると(図8のSA12において「YES」)、ID番号が操作盤30aから主制御部50に送信される。主制御部50では、第1のユーザ認証を行ったときのID番号と、ステップSA12で入力されたID番号とが一致するか否かを判定する第2のユーザ認証が行われる。そして、両者が一致した場合に、第2認証完了信号が主制御部50から操作盤30aに送信される(SA13において「YES」)。
操作盤30aが第2認証完了信号を受信すると、操作盤30aの操作画面制御部42は、タッチパネル305に安全確認画面を表示させる(SA14)。安全確認画面では、「モニタで場内の安全を確認してください」といった場内の安全確認を促すガイダンスとともに「安全確認ボタン」が表示される。また、この際、モニタ304には、入庫バース2a内に設置されている複数のカメラによって撮影された場内の映像が表示される。管理人は、入庫バース2a内に人がいないことを確認後、タッチパネル305に表示されている安全確認ボタンを押す。

0059

安全確認ボタンが押されると(SA15において「YES」)、続いて、操作画面制御部42は、タッチパネル305に、起動画面を表示する(SA16)。起動画面では、入庫バース2a内の安全確認を再度行わせるガイダンスとともに起動ボタンが表示される。また、この際、モニタ304には、入庫バース2a内に設置されている複数のカメラによって撮影された場内の映像が表示される。管理人は、モニタ304によって入庫バース2a内に人がいないことを確認すると、タッチパネル305に表示されている起動ボタンを押す。起動ボタンが押されると(SA17において「YES」)、起動指示信号が操作盤30aから主制御部50に送信される。

0060

主制御部50が起動指示信号を受信すると、機械制御部53は入庫車両の格納処理を行う(SA18)。また、入庫車両の格納処理と並行して、操作盤30aの駐車券リーダ302からは駐車券が排出される(SA19)。運転者または同乗者は駐車券を受け取ると、出庫の時まで駐車券を保管する。

0061

入庫車両の格納処理において、機械制御部53は、入庫バース2aと格納棚を区切る区画扉(図示略)を開き、入庫バース2aの横送りコンベア14a、14b及び入庫リフト3の横送りコンベア17a、17bを作動させる。これにより、入庫バース2aに停車されていた入庫車両は横送りされて入庫リフト3上に移動する。その後、機械制御部53は、入庫バース2aと入庫リフト3とを区切る区画扉(図示略)を閉め、入庫リフト3を所望の格納階まで昇降させる。そして、走行台車5、各横送りコンベアを作動させることで、所定の格納棚に入庫車両を格納させる。
入庫車両の格納処理が完了すると、駐車券情報と入庫車両と格納棚とが互いに関連付けられ、駐車管理情報として記憶部55に格納される(SA20)。

0062

〔出庫処理〕
続いて、出庫時において、制御装置100によって実行される出庫処理について図9〜12を参照して説明する。図9図11は、制御装置100によって実行される出庫処理の手順を示したフローチャート、図12はバース決定部54によって主に実行される出庫バース決定処理の手順を示したフローチャートである。なお、以下の説明では、便宜上、出庫バース7aに対応する操作盤30cから出庫予約を行う場合について説明する。

0063

出庫時においては、まず、運転者または同乗者が精算機等で事前に料金精算を済ませ、管理人に駐車券を渡す。管理人は、操作盤30cのタッチパネル305に表示されている第1ユーザ認証画面に従い、ICカードリーダ301にICカードを接触させる(図9のSB1、SB2)。

0064

ICカードから読み取られたID番号は主制御部50に送信され、入庫時と同様に、第1のユーザ認証が行われる。第1のユーザ認証が成功すると、第1認証完了信号が主制御部50から操作盤30cに送信される(SB3において「YES」)。操作盤30cの操作画面制御部42は、第1認証完了信号を受信すると、タッチパネル305に駐車券挿入画面を表示する(SB4)。駐車券挿入画面では、例えば、「駐車券を入れてください」といったガイダンス表示が行われる。管理人により、駐車券が駐車券リーダ302に挿入されると(SB5において「YES」)、駐車券情報が読み取られ(SB6)、主制御部50に送信される。主制御部50は、受信した駐車券情報から記憶部55の駐車管理情報を参照し、出庫車両が格納されている格納棚を特定する(SB7)。続いて、機械制御部53により、特定された格納棚から出庫車両を出口階まで移動させる出庫車両の搬送処理が行われる(SB8)。そして、出庫車両を載置した出庫リフト8が出庫バース7aのある出口階まで到達すると(SB9において「YES」)、主制御部50のバース決定部54は出庫バース決定処理を実行する(SB10)。

0065

以下、出庫バース決定処理について図12を参照して説明する。
まず、バース決定部54は、現在選択されているモードが予約バース優先モードか出庫効率優先モードかを判定する(SC1)。この結果、予約バース優先モードが選択されている場合には、出庫予約が入力された操作盤30cの出庫バース7aを搬出先バースとして決定する(SC2)。続いて、搬出先バースである出庫バース7aが空いているか否かを判定する(SC3)。この結果、空いていない場合には、空き状態となるまで待機状態となる。そして、搬出先バースとして決定した出庫バース7aが空き状態となると(SC3において「YES」)、搬出先バースの操作盤30cに対して出庫準備完了信号を送信する(SC4)。

0066

一方、出庫効率優先モードが選択されている場合には、複数の出庫バース7a、7bのうち、空き状態の出庫バースがあるか否かを判定する(SC5)。この結果、肯定判定の場合には、空き状態の出庫バースの中から、予め設定された条件に応じて搬出先バースを決定する。例えば、空き状態の出庫バースが複数存在した場合には、所定の条件に従っていずれか一つの出庫バースを搬出先バースとして決定する。所定の条件として、例えば、条件i)出庫予約がなされた操作盤に対応する出庫バースを搬出先バースとして優先的に選択する、条件ii)前回搬出先バースとして選択されなかった出庫バースを搬出先バースとして優先的に選択する等が挙げられる。
例えば、条件i)を採用する場合には、出庫効率優先モードが選択されている場合であっても、出庫予約がなされた出庫バースが空いている場合には、その出庫バースを搬出先バースとして選択することとなる。これにより、出庫効率を向上させることに加えて、可能な限り利用者の意思を反映させた出庫処理を行うことが可能となる。
なお、空き状態の出庫バースが1つであった場合には、空き状態の出庫バースを搬出先バースとして決定する。

0067

ステップSC5の判定結果が否定判定の場合には、空き状態の出庫バースがないため、搬出先バースが決定されるまで待機状態となる。ステップSC6において、搬出先バースが決定されると、ステップSC4に移行し、搬出先バースの操作盤に対して出庫準備完了信号を送信する。以下、上述の出庫バース決定処理において、搬出先バースとして出庫バース7bが決定された場合について説明する。

0068

この場合、主制御部50から操作盤30dに対して出庫準備完了信号が送信される。操作盤30dの操作画面制御部42は、主制御部50から出庫準備完了信号を受信すると(図10のSB11)、タッチパネル305に第2ユーザ認証画面を表示させる(SB12)。
また、主制御部50は、今まで管理員が出庫予約を行っていた操作盤30cに対して、出庫車両の搬出先バースとして出庫バース7bが選択された旨を示す信号を送信する。操作盤30cは、当該信号を受信すると、タッチパネル(報知手段)305の表示やスピーカ(報知手段)からの音声等によって、出庫バース7bから出庫車両が出庫されることを管理人や運転手に報知する。なお、報知手段は、表示画面に駐車券情報と搬出先バースの情報とを表示させることにより視覚的に搬出先バースを報知する操作盤30cのモニタ304、音声によって聴覚的に搬出先バースを報知するスピーカーなどに限定されることなく、搬出先バースを管理人等に通知するという目的を達成できる構成であればどのようなものでもよい。また、視覚的報知と聴覚的報知との両方を用いて搬出先バースを報知することとしてもよい。
搬出先バースが報知されることにより、搬出先バースが出庫バース7bになったことを知った管理人は、操作盤30dに移動し、出庫操作を引き続き行う。

0069

管理人は、操作盤30dのタッチパネル305に表示された第2ユーザ認証画面を確認すると、操作盤30dのICカードリーダ301にICカードを接触させる(ステップSB13において「YES」)。これにより、ステップSB2で入力された第1のユーザ認証のID番号と今回入力されたID番号とが一致するか否かが判定される。そして、両者が一致すると、主制御部50から操作盤30dに対して第2認証完了信号が送信される。

0070

操作盤30dが第2認証完了信号を受信すると、操作盤30dの操作画面制御部42は、タッチパネル305に「出庫準備完了画面」を表示させる(SB14)。出庫準備完了画面には、例えば、図13に示されるように、「出庫準備が完了しました。出庫処理を進めますか?」といったガイダンスとともに、確認ボタン25及び搬出先バースを手動で切り替えるための搬出先バース変更ボタン(搬出先バース指定手段)26が表示される。

0071

管理人は、運転手の意向に従って確認ボタン25または搬出先バース変更ボタン26を押す。これにより、例えば、確認ボタン25が押された場合には(SB15において「YES」)、操作盤30dの操作画面制御部42は、続いて、タッチパネル305に安全確認画面を表示させる(図11のSB16)。安全確認画面には、例えば、「モニタで場内の安全を確認してください」といった安全確認を促すガイダンスとともに、「安全確認ボタン」が表示される。このとき、出庫バース7b内に設けられている複数のカメラによって撮影された場内の画像がモニタ304に表示され、管理人はモニタ304によって場内確認を行う。

0072

管理人は、出庫バース7b内に人がいないことを確認後、タッチパネル305に表示されている安全確認ボタンを押す。安全確認ボタンが押されると(SB17において「YES」)、続いて、操作画面制御部42は、タッチパネル305に、起動画面を表示する(SB18)。起動画面では、出庫バース7b内の安全確認を再度行わせるガイダンスとともに起動ボタンが表示される。また、この際、モニタ304には、引き続き、出庫バース7b内に設置されている複数のカメラによって撮影された場内の映像が表示される。

0073

ここで、起動ボタンは、出庫リフト8に載置されている出庫車両を搬出先バース、すなわち、出庫バース7bへ搬出することを指示するための入力手段である。管理人は、モニタ304によって出庫バース7b内に人がいないことを確認すると、タッチパネル305に表示されている起動ボタンを押す。起動ボタンが押されると(SB19において「YES」)、起動指示信号が操作盤30dから主制御部50に送信される。

0074

主制御部50が起動指示信号を受信すると、機械制御部53は、出庫バース7bと格納棚を区切る区画扉を開き、出庫リフト8の横送りコンベア19a、19b及び出庫バース7bの横送りコンベア20a、20bを作動させる。これにより、出庫リフト8上に載置されていた出庫車両が横送りされて搬出先バースとして指定された出庫バース7bに移動する(SB20)。その後、機械制御部53は、出庫バース7bと出庫リフト8とを区切る区画扉(図示略)を閉める。運転者及び同乗者は自動扉36bを通じて出庫バース7bに進入して車両に乗り込み、車両を図2の矢印Bの方向に走行させることにより、出庫バース7bから退出する。

0075

一方、操作盤30dのタッチパネル305に表示された「出庫準備完了画面」(図13参照)において(図10のステップSB14)、搬出先バース変更ボタン26が管理人によって押された場合には(図10のSB22において「YES」)、操作盤30dから主制御部50に対して搬出先バース変更信号が送信される。主制御部50は、搬出先バース変更信号を受信すると、搬出先バースを他方の出庫バース7aに変更し(SB23)、変更後の搬出先バースである出庫バース7aが空き状態か否かを判定する(SB24)。そして、変更後の搬出先バースである出庫バース7aが空き状態であると判定すると(SB24において「YES」)、変更後の搬出先バースである出庫バース7aの操作盤30cに対して出庫準備完了信号を送信する。

0076

操作盤30cの操作画面制御部42は、主制御部50から出庫準備完了信号を受信すると(SB11)、タッチパネル305に第2ユーザ認証画面を表示させる(SB12)。
また、主制御部50は、今まで管理員が出庫予約を行っていた操作盤30dに対して、出庫車両の搬出先バースとして出庫バース7aが選択された旨を示す信号を送信する。操作盤30dは、当該信号を受信すると、タッチパネル305の表示や音声等によって、出庫バース7aから出庫車両が出庫されることを管理人や運転手に報知する(報知手段)。これにより、管理人は、操作盤30cに移動し、上述したようにステップSB13以降の出庫操作を引き続き行う。

0077

以上説明したように、本実施形態に係る機械式駐車装置、その制御装置、制御方法、及び制御プログラムによれば、空き状態にある出庫バースを搬出先バースとして優先的に選択する出庫効率優先モードと、出庫予約がなされた出庫バースを搬出先バースとして選択する予約バース優先モードとを有し、現在選択されているモードに基づいて出庫車両の搬出先バースを決定するバース決定部54を備える。これにより、例えば、出庫効率優先モードが選択されている場合には、空いている出庫バースを出庫車両の搬出先バースとして優先的に選択することが可能となり、複数の出庫バースを効率的に利用して出庫処理を行うことが可能となる。また、予約バース優先モードが選択されている場合には、出庫予約がなされた出庫バースを搬出先バースとして選択することにより、利用者の希望に沿った出庫バースから出庫車両を出庫させることが可能となる。

0078

また、本実施形態によれば、搬送先バースとして選択された出庫バースをモニタやスピーカ等によって視覚的または聴覚的に報知するので、管理人や利用者は出庫リフトによって搬送されてきた出庫車両がどの出庫バースに移動させられるのかを事前に知ることができる。

0079

また、本実施形態によれば、搬出先バースとして決定された出庫バースに対応する操作盤から搬出先バースへの搬出を指示する起動ボタンが押されない限り、出庫リフト8上に載置された出庫車両が出庫バースに移動されないため、安全性を確保することができる。

0080

更に、本実施形態によれば、バース決定部54によって決定された搬出先バースを手動によって変更するための搬出先バース変更ボタン(搬出先バース変更手段)26が各操作盤30のタッチパネル305に表示されるので、バース決定部54によって決定された搬送先バースを手動で変更することが可能となる。これにより、利用者等が所望しない出庫バースが搬送先バースとして決定されてしまった場合であっても、その後において、搬出先バースを所望の出庫バースに変更することが可能となる。
なお、搬出先バースを手動で変更するための手段については、上記例に限定されず、例えば、各操作盤30c、30dに物理的なボタンとして設けられていてもよいし、操作盤30c、30d以外の場所に設けられていても良い。このように、搬出先バース変更手段の態様については特に限定されることなく、搬出先バースを手動で変更可能な手段が操作盤あるいは機械式駐車装置10において管理人等が操作可能な場所に設けられていればよい。

0081

また、上述したように、予約バース優先モードや出庫効率優先モードでは、出庫リフトが出口階に到着した後も「起動ボタン」が管理人によって押されるまでは、出庫リフトに載置されている車両は搬出先バースに移動されずにそのままの状態で待機していることとなる。したがって、例えば、出庫リフト8が出口階に到着して、一旦、バース決定部54によって搬出先バースが決定された後も、「起動ボタン」が押されるまでは、出庫バース決定処理を繰り返し行うこととしてもよい。
例えば、図12のステップSC4の後段に、起動ボタンが押されたか否かを判定する処理を追加し、起動ボタンがおされていなければ、ステップSC1に戻って、以降の処理を繰り返し行うこととしてもよい。なお、起動ボタンが押された場合には、図12の出庫バース決定処理を終了する。

0082

例えば、出庫効率優先モードにおいて、2つの出庫バースが空いていた場合には、出庫予約がなされた方の出庫バースを優先的に搬出先バースに決定するという条件(上記条件i))が規定されていた場合を想定する。この場合において、例えば、出庫リフト8が到着した時点では、出庫予約がなされた方の出庫バースが空いておらず、他方の出庫バースが空いていた場合には他方の出庫バースが搬出先バースとして決定される。その後、起動ボタンが押されるまでに、出庫予約がなされた方の出庫バースも空き状態に変化した場合には、搬出先バースを出庫予約がなされた方の出庫バースに自動的に変更することとしてもよい。これにより、出庫効率優先モードが選択されていた場合でも、可能な限り出庫予約がなされた方の出庫バースが優先的に選択されるので、利用者の意思を可能な限り反映した出庫処理を実現することが可能となる。

0083

また、本実施形態において、モードは予め設定されたスケジュールに従って自動的に切り替えられてもよいし、例えば、操作盤30c、30dに管理者等がモードを手動で切り替えるためのモード切替ボタン(モード切替手段)を設けておき、管理人によってモード切替ボタンが操作された場合に、モードを切り替えることとしてもよい。

0084

また、モードをスケジューリングする場合には、駐車場が込み合う時間帯においては出庫効率モードを選択し、それ以外の時間帯において予約バース優先モードを選択することとしてもよい。また、時間帯だけではなく、季節、月、曜日などに応じてモード切替を行うこととしてもよい。

0085

また、管理人等が手動でモードを切り替えるためのモード切替ボタンは、例えば、操作盤30c、30dに物理的なボタンとして設けられていてもよいし、モード切替が可能なタイミングにおいて、タッチパネルに表示されるボタンであってもよい。このように、モード切替ボタンの態様については特に限定されることなく、手動でモードが切り替え可能な手段が操作盤あるいは機械式駐車装置10において管理人等が操作可能な場所に設けられていればよい。
このように、モードを利用者等が手動で切り替えるためのモード切替手段を設けることにより、管理人や利用者は所望のタイミングで予約バース優先モードと出庫効率優先モードとを切り替えることが可能となる。

0086

なお、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。

0087

例えば、上述の実施形態では、2つの出庫バース7a、7bに対して出庫リフト8からの搬出が可能な場合を例示して説明したが、出庫リフト8からの搬出が可能な出庫バースは3つ以上設けられていても良い。
この場合、上述した出庫準備完了画面(図13参照)において、搬出先バース変更ボタン26とともに、変更後の出庫バースを指定するための入力操作ボタン(搬出先バース指定手段)を表示させることとしてもよい。

0088

また、上記実施形態では、主制御部50と各操作盤30a〜30dに設けられた操作盤制御部40a〜40dの協働によって入庫処理及び出庫処理を実現する場合を例示して説明したが、例えば、操作盤制御部40a〜40dを設けずに、主制御部50が操作盤30a〜30dの制御を直接行うような構成としても良い。また、主制御部50及び操作盤制御部40a〜40dが備える機能は上記例に限定されず、例えば、主制御部50が備える機能の一部を操作盤制御部40a〜40dが備えるように構成したり、操作盤制御部40a〜40dが備える機能の一部を主制御部50が備えるように構成することも可能である。

0089

また、上記実施形態で説明した入庫処理又は出庫処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序入れ替えたりしてもよい。

0090

2a、2b入庫バース
3入庫リフト
7a、7b出庫バース
8出庫リフト
10機械式駐車装置
25確認ボタン
26搬出先バース変更ボタン
30(30a〜30d)操作盤
40(40a〜40d) 操作盤制御部
42 操作画面制御部
44通信部
46 記憶部
50 主制御部
51 通信部
52ユーザ認証部
53機械制御部
54 バース決定部
55 記憶部
100制御装置
304モニタ
305 タッチパネル

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