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技術 物品搬送装置

出願人 三菱重工機械システム株式会社
発明者 長松純一土居川範幸山内純也
出願日 2017年10月12日 (2年1ヶ月経過) 出願番号 2017-198343
公開日 2019年5月16日 (6ヶ月経過) 公開番号 2019-073294
状態 未査定
技術分野 容器詰包装操作 包装位置への供給I(物品の供給) コンベヤ間の分岐・合流,特殊移送2
主要キーワード ラップアラウンド方式 移送領域 搬送始点 段ボールケーサ 取出領域 スラット群 容器群 カムレール
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

プッシャで押される物品、例えば飲料入りペットボトルつぶれたとしても、物品を所定の位置まで押し込むことのできる物品搬送装置を提供すること。

解決手段

本発明の物品搬送装置4は、物品群Gを第一方向に連続的に搬送する第一搬送部10と、第一方向に搬送される物品群Gを、第一方向と交差する第二方向に向きを変えて、所定の移送領域まで搬送する第二搬送部20と、を備える。 そして、第二搬送部20が、第二方向において、物品群Gの搬送を始める搬送始点から搬送を終える搬送終点まで移動しながら、物品群Gを移送領域に押し込む充填プッシャ40と、移送領域の範囲における、充填プッシャ40の搬送終点の位置を調整する終点調節機構30と、を備えることを特徴とする。

概要

背景

従来から、一群製品ダンボール箱梱包するのに、段ボールシートからダンボール箱を成形しながら、集積した製品を包み込むようにして包装するラップアラウンド方式段ボールケーサが用いられている。
このような段ボールケーサについては、近年、様々な改良がされている。例えば特許文献1には、構成する部品の数を抑えて、保守作業設置作業を円滑に行うことができる段ボールケーサが記載されている。

概要

プッシャで押される物品、例えば飲料入りペットボトルつぶれたとしても、物品を所定の位置まで押し込むことのできる物品搬送装置を提供すること。本発明の物品搬送装置4は、物品群Gを第一方向に連続的に搬送する第一搬送部10と、第一方向に搬送される物品群Gを、第一方向と交差する第二方向に向きを変えて、所定の移送領域まで搬送する第二搬送部20と、を備える。 そして、第二搬送部20が、第二方向において、物品群Gの搬送を始める搬送始点から搬送を終える搬送終点まで移動しながら、物品群Gを移送領域に押し込む充填プッシャ40と、移送領域の範囲における、充填プッシャ40の搬送終点の位置を調整する終点調節機構30と、を備えることを特徴とする。

目的

本発明は、プッシャで押される物品、例えば飲料入りのペットボトルがつぶれたとしても、物品を所定の位置まで押し込むことのできる物品搬送装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

物品を第一方向に連続的に搬送する第一搬送部と、前記第一方向に搬送される前記物品を、前記第一方向と交差する第二方向に向きを変えて、所定の移送領域まで搬送する第二搬送部と、を備え、前記第二搬送部は、前記第二方向において、前記物品の搬送を始める搬送始点から前記物品の搬送を終える搬送終点まで移動しながら、前記物品を前記移送領域に押し込む充填プッシャと、前記移送領域の範囲における、前記充填プッシャの前記搬送終点を調整する終点調節機構と、を備えることを特徴とする物品搬送装置

請求項2

前記充填プッシャに所定値より大きな負荷がかかると、前記充填プッシャを前記移送領域から離れる向きに移動させる退避機構を備える、請求項1に記載の物品搬送装置。

請求項3

前記終点調節機構は、前記退避機構の前記第二方向における位置を調整することで、前記充填プッシャの前記搬送終点の位置を調整する、請求項2に記載の物品搬送装置。

請求項4

前記退避機構は、前記充填プッシャを前記移送領域から離れる向きに移動させるシリンダ機構を備え、前記終点調節機構は、前記シリンダ機構の前記第二方向の位置を調整することで、前記充填プッシャの前記搬送終点の位置を調整する、請求項2又は請求項3に記載の物品搬送装置。

請求項5

前記終点調節機構は、ねじ軸と、前記ねじ軸に噛み合い、前記ねじ軸に対して相対的に回転する移動体と、前記移動体の回転を規制しつつ、前記移動体の前記ねじ軸の軸線方向への移動を許容する案内部と、を備え、前記移動体に前記シリンダ機構が係合されている、請求項4に記載の物品搬送装置。

請求項6

前記第二搬送部は、前記充填プッシャが倣って前記第一方向と前記第二方向のそれぞれに移動するカムレールを備え、前記退避機構は、前記カムレールを、前記移送領域から離れる向きに移動させることで、前記充填プッシャを退避させる、請求項4又は請求項5に記載の物品搬送装置。

技術分野

0001

本発明は、ペットボトル段ボール箱に箱詰めする段ボールケーサに適用するのに好適な物品搬送装置に関するものである。

背景技術

0002

従来から、一群製品ダンボール箱梱包するのに、段ボールシートからダンボール箱を成形しながら、集積した製品を包み込むようにして包装するラップアラウンド方式の段ボールケーサが用いられている。
このような段ボールケーサについては、近年、様々な改良がされている。例えば特許文献1には、構成する部品の数を抑えて、保守作業設置作業を円滑に行うことができる段ボールケーサが記載されている。

先行技術

0003

特開2013−245002号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、ラップアラウンド方式の段ボールケーサは、通常、折られた段ボールシートのフラップに外側から圧力を加えることで、シール剤接着強度を確保する。このとき、段ボール箱の内側に収容された物品がフラップを介して外側からの圧力に抵抗することで、シール剤に必要な圧力を加える。ところが、圧力が加えられるフラップと物品の間隔が広すぎると、当該物品は圧力に抵抗できないので、所望する接着強度が得られない。したがって、梱包される物品は、上流側の搬送路から段ボールシートの所定の位置に移送されなければならない。

0005

物品の所定の位置への移送は、プッシャと称される部材で、移送方向の最も後方の物品を介して移送方向の前方に向けて押す。このとき、一群をなす物品は、自身より後方の物品から圧力を受けるので、物品の強度が低ければ、物品は変形する。例えば、ペットボトル入りの飲料であれば、ペットボトルが移送方向につぶれるように変形する。一群の物品が移送方向に複数の列をなしていれば、列の数に対応するペットボトルがつぶれてしまうので、プッシャで所定の距離だけ物品を押し込んだとしても、移送方向の最も前方に位置するペットボトルは、所定の位置まで到達しない。こうなると、フラップとペットボトルの間隔が広すぎるので、シール剤に必要な圧力を加えることができない。
上より、本発明は、プッシャで押される物品、例えば飲料入りのペットボトルがつぶれたとしても、物品を所定の位置まで押し込むことのできる物品搬送装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の物品搬送装置は、物品を第一方向に連続的に搬送する第一搬送部と、第一方向に搬送される物品を、第一方向と交差する第二方向に向きを変えて、所定の移送領域まで搬送する第二搬送部と、を備える。
そして、第二搬送部が、第二方向において、物品の搬送を始める搬送始点から物品の搬送を終える搬送終点まで移動しながら、物品を移送領域に押し込む充填プッシャと、移送領域の範囲における、充填プッシャの搬送終点を調整する終点調節機構と、を備えることを特徴とする。

0007

本発明の物品搬送装置は、充填プッシャに所定値より大きな負荷がかかると、充填プッシャを移送領域から離れる向きに移動させる退避機構を備えることが好ましい。

0008

本発明の物品搬送装置における終点調節機構は、退避機構の第二方向における位置を調整することで、充填プッシャの搬送終点の位置を調整することが好ましい。

0009

本発明の物品搬送装置における退避機構は、充填プッシャを移送領域から離れる向きに移動させるシリンダ機構を備え、終点調節機構は、シリンダ機構の第二方向の位置を調整することで、充填プッシャの搬送終点の位置を調整することが好ましい。

0010

本発明の物品搬送装置における終点調節機構は、ねじ軸と、ねじ軸に噛み合い、ねじ軸に対して相対的に回転する移動体と、移動体の回転を規制しつつ、移動体のねじ軸の軸線方向への移動を許容する案内部と、を備え、移動体にシリンダ機構が係合されていることが好ましい。

0011

本発明の物品搬送装置における第二搬送部は、充填プッシャが倣って第一方向と第二方向のそれぞれに移動するカムレールを備え、退避機構は、カムレールを、移送領域から離れる向きに移動させることで、充填プッシャを退避させることが好ましい。

発明の効果

0012

本発明によれば、第二搬送部が、物品を移送領域に押し込む充填プッシャの終点を調整する終点調節機構を備えることにより、充填プッシャの搬送終点の位置を調整して、物品の押し込む量を調節できる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の実施形態に係る段ボールケーサの全体概略機能を説明する斜視図である。
本発明の実施形態に係る搬送装置の特徴部分を簡略化して示す平面図である。
本発明の実施形態に係る搬送装置の特徴部分の動作を示す平面図である。
本発明の実施形態に係る搬送装置の特徴部分の動作を示す平面図である。
本発明の実施形態に係る搬送装置特徴部分を簡略化して示す正面図である。
本発明の実施形態に係る搬送装置の特徴部分を簡略化して示す側面図である。

実施例

0014

以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、本発明の物品搬送装置をラップアラウンド方式の段ボールケーサに適用したものである。

0015

段ボールケーサ100は、図1に示すように、第一方向である搬送方向Xの上流側αXから搬送される複数の物品70を所定の数の物品群Gごとに第二ライン6に供給する第一ライン1と、第一ライン1から供給された物品群Gを段ボールシート80に供給し、かつケースCに梱包して下流側βXに搬送する第二ライン6と、を備える。物品70は、プラスチック容器からなる。

0016

物品群Gは、図1に示すように、第一ライン1が備える搬送装置4により搬送方向Xに搬送されるとともに、搬送方向Xに交差、典型的には直交する第二方向である搬送方向Yに搬送されることで、第二ライン6を上流側αYから下流側βYに搬送される段ボールシート80に供給される。
物品搬送装置4は、図2に示すように、充填プッシャ40が物品群Gを段ボールシート80に押し込むときの位置を調節する終点調節機構30を備える。これにより、搬送装置4は、充填プッシャ40により押し込まれる物品70が微小量だけつぶれたとしても、物品群Gを段ボールシート80の適切な位置に供給できる。

0017

先に、段ボールシート80について説明し、次に段ボールケーサ100の各要素について説明する。
なお、本実施形態において物品70、段ボールシート80及びケースCの搬送される方向を基準として上流側(α)、下流側(β)が定義されるものとし、上流側(α)及び下流側(β)は、相対的な位置関係を示している。
また、本実施形態では、物品群Gが、図2に示すように、6列4行に並んだ24個の物品70により構成されているが、物品群Gを構成する物品70の数は任意である。

0018

[段ボールシート80]
段ボールシート80は、図1及び図2に示すように、物品70が載せられる矩形の底面81と、底面81の一対の縁から延びる側面82,82と、一方の側面82から延びる上蓋83と、底面81及び上蓋83の一対の縁から延びる外フラップ84,84と、それぞれの側面82,82の両側の縁から延びる内フラップ85,85と、を備える。それぞれの外フラップ84と底面81の境界には、折り曲げ線86が形成されている。

0019

段ボールシート80は、図2に示すように、搬送方向Yの上流側αY折り曲げ線86が第二ライン6に設定される基準線Bと一致するように、第二ライン6に搬送される。
段ボールシート80は、底面81に物品群Gが載せられると、まず内フラップ85,85が折り曲げ線86,86で折り曲げられる。次に、外フラップ84,84が折り曲げ線86,86で折り曲げられる。

0020

[第一ライン1]
第一ライン1は、図1に示すように、第二ライン6に供給する物品70を搬送方向Xの上流側αXから下流側βXに連なる搬送路2と、搬送路2により搬送される物品70を所定の数ごとに集積して物品群Gを形成するグルーピング領域3と、グルーピング領域3において形成された物品群Gを第二ライン6に移送する搬送装置4と、を備える。

0021

搬送路2は、物品70を4行に並べながら、搬送方向Xの上流側αXから下流側βXに搬送する。これらの物品70は、グルーピング領域3を搬送される過程で6列×4行の24個ずつの物品群Gを構成する。

0022

[搬送装置4]
搬送装置4は、図2に示すように、グルーピング領域3で形成された物品群Gを搬送方向Xの上流側αXから下流側βXに向けて搬送する第一搬送部10と、第一搬送部10で搬送される物品群Gを搬送方向Yの上流側αYから下流側βYに向けて所定の移送領域まで搬送する第二搬送部20と、充填プッシャ40の第二ライン6における搬送終点の位置を調節する終点調節機構30と、を備える。この搬送終点の位置は、充填プッシャ40の押し込みが止まる、物品群Gの搬送を終える位置である。

0023

[第一搬送部10]
第一搬送部10は、物品群Gを搬送方向Xの上流側αXから下流側βXに連続的に搬送する。
第一搬送部10は、図2に示すように、搬送方向Yに沿って配置された一対のスプロケット11,11と、所定の距離をおいて一対のスプロケット11,11よりも搬送方向Xの下流側βXに配置された一対のスプロケット12,12と、対応するスプロケット11とスプロケット12を夫々連結する一対のコンベヤチェーン13,13と、を備える。スプロケット11は、図示を省略する駆動源により回転駆動される。

0024

さらに、第一搬送部10は、図6(a)、(b)に示すように、一対のコンベヤチェーン13の間に固定され、搬送方向Yに沿って延びるスラット15を備える。スラット15には物品群Gが載っており、スプロケット11とスプロケット12の回転に伴って、物品群Gは搬送方向Xの上流側αXから下流側βXに走行する。

0025

図5に示すように、複数のスラット15が一対のコンベヤチェーン13,13に固定されている。一つの物品群Gは、複数のスラット15からなるスラット群16に載せられる。
スラット群16のうちで、最も下流側βXのスラット15には第一ガイド51が設けられ、最も上流側αXのスラット15には第二ガイド52が設けられている。そして、第一ガイド51が設けられているスラット15と、第二ガイド52が設けられているスラット15の間のスラット15の何れかに、充填プッシャ40が固定されている。したがって、スラット15が走行すると、充填プッシャ40も走行する。

0026

第一ガイド51は、図6(b)に示すように、搬送方向Yに沿って延びており、第二ライン6に移送される物品群Gを側方からガイドする。第二ガイド52も同様である。

0027

[第二搬送部20]
第二搬送部20は、第一搬送部10における搬送方向Xと直交する搬送方向Yに向けて物品群Gを搬送する。第二搬送部20は、充填プッシャ40の移動を案内するカムレール21と、物品群Gを押し込んで搬送する充填プッシャ40と、を備えている。

0028

[カムレール21]
カムレール21は、図2に示すように、充填プッシャ40の移動を案内する第一カムレール22と、第一カムレール22の下流側βXに連なる第二カムレール23と、を備えている。充填プッシャ40は、カムフォロア47が第一カムレール22、第二カムレール23の順で摺動する。第一カムレール22は搬送方向Yの位置が固定されるが、第二カムレール23は第一カムレール22と連なる部分を揺動軸Sとして揺動運動可能とされる。

0029

第二搬送部20は、図2に示すように、第二カムレール23を動作させるアクチュエータ25を備えている。アクチュエータ25は、往復移動するピストンロッド25Bを備えており、例えばエアシリンダから構成される。
また、第二搬送部20は、充填プッシャ40の搬送方向Yの下流側βYへの移動を規制する規制板24を備える。

0030

[第一カムレール22]
第一カムレール22は、図6(a),(b)に示すように、スラット15より下方において、第一搬送部10上に配置されている。第二カムレール23も同様である。
第一カムレール22は、搬送方向Xの上流側αXから下流側βXに向けて、次第に第二ライン6に近づく傾斜面からなるカム面22Aを備える。
充填プッシャ40のカムフォロア47はこのカム面22Aに摺動することで、充填プッシャ40は搬送方向Xの下流側βXに移動しながら搬送方向Yの下流側βYに向けて移動するが当接する。第二カムレール23のカム面23Aも同様である。

0031

[第二カムレール23]
第二カムレール23は、図2に示すように、搬送位置P4と退避位置P5との間を往復移動可能とされる。第二カムレール23は、通常の運転時には搬送位置P4に設けられるが、充填プッシャ40に過剰な負荷が加わると、退避位置P5まで移動して搬送位置P4から退避する。この退避移動は、アクチュエータ25が行う。
第二カムレール23は、第一カムレール22と同様に、搬送方向Xの上流側αXから下流側βXに向けて、次第に第二ライン6に近づく傾斜面からなるカム面23Aを備える。
第二カムレール23は、第一カムレール22のカム面22Aを摺動したカムフォロア47が続けてカム面23Aを摺動できるように配置される。

0032

[アクチュエータ25]
アクチュエータ25は、図2に示すように、シリンダ本体25Aと、シリンダ本体25Aに対して進退移動する出力軸としてのピストンロッド25Bと、を備える。アクチュエータ25は、例えば復動式のエアシリンダからなる。
アクチュエータ25は、図3図4に示すように、ピストンロッド25Bが第二カムレール23とピン結合により連結され、シリンダ本体25Aの基端25Cが終点調節機構30の移動体32とピン結合により連結されている。

0033

アクチュエータ25は、第二カムレール23を搬送位置P4又は退避位置P5に保つ。また、アクチュエータ25は、第二カムレール23を搬送位置P4から退避位置P5へ移動させ、また、退避位置P5から搬送位置P4へ移動させる。
このようにアクチュエータ25は、搬送位置P4から退避位置P5まで大きなストロークで第二カムレール23を移動させる。

0034

ここで、図示は省略するが、アクチュエータ25に加わる負荷を検知する手段を設けるとともに、負荷の閾値を予め定めておく。この閾値は、段ボールケーサ100が正常に運転しているときのアクチュエータ25に加わる負荷を超える値として設定される。
アクチュエータ25は、段ボールケーサ100が正常に運転しているときには、加わる負荷が閾値に達しないので、第二カムレール23を搬送位置P4に保つ。
一方、段ボールケーサ100に異常が発生し、アクチュエータ25に閾値に達する負荷が加わると、上記検知手段がこれを検知する。アクチュエータ25は、検知手段の検知結果に基づいて、第二カムレール23を搬送位置P4から退避位置P5に強制的に移動させ、その位置を保つ。

0035

以上のように、物品搬送装置4は、閾値に達する負荷が生じたことを検知すると、アクチュエータ25により、第二カムレール23を退避位置P5に退避させる。これにより、充填プッシャ40に過剰な負荷が生じるのを避けることで、物品搬送装置4が破損するのを避けることができる。しかも、この退避機構は、復動式のエアシリンダからなるアクチュエータ25により実現されるので、過剰な負荷が生じそうになると第二カムレール23が退避位置P5に向けて移動するようにピストンロッド25Bを迅速に動作させることができる。

0036

[充填プッシャ40]
次に、充填プッシャ40は、図6(a)に示すように、物品群Gの搬送を始める搬送始点P0から物品群Gの搬送を終える搬送終点P1まで物品群Gを搬送する。
充填プッシャ40は、図2及び図6(a)に示すように、物品群Gと接して押し込むプレート41と、プレート41を支持するロッド43と、ロッド43が取り付けられ、かつ、搬送方向Yに沿ってスラット15にスライド可能に取り付けられているスライダ45と、スライダ45に取り付けられた、第一カムレール22及び第二カムレール23と摺動するカムフォロア47と、を備える。

0037

プレート41は、その表面が搬送方向Xに沿うようにロッド43に取り付けられており、4行の物品70に対応する表面積を有している。ロッド43はスラット15に沿って配置されている。
充填プッシャ40は、原則として、図6(a)に示すように、搬送方向Yの上流側αYの搬送始点P0からプレート41の表面が基準線Bと一致する搬送終点P1まで移動して停止する。搬送終点P1まで移動した充填プッシャ40は、搬送始点P0まで戻る。
なお、搬送終点P1は一定ではなく、次に説明する終点調節機構30により、微小量の範囲で調節できる。

0038

[終点調節機構30]
終点調節機構30は、充填プッシャ40の第二ライン6における搬送終点P1を前後の所定範囲で調節する。
終点調節機構30は、図2に示すように、搬送方向Yにアクチュエータ25を往復移動させる可動部31と、可動部31の動作を案内する案内部35と、を備える。

0039

[可動部31]
可動部31は、図2に示すように、アクチュエータ25の基端25Cと係合されるナット状の移動体32と、移動体32と噛み合うねじ軸33と、移動体32と案内部35のスライダ36を連結する連結片34と、を備える。

0040

移動体32は、図2に示すように、ねじ軸33を回転させることにより、ねじ軸33の軸線に沿って、上流側αYから下流側βYへ、又は、下流側βYから上流側αYへと変位することで、連結されているアクチュエータ25を同様の向きに移動させる。

0041

ねじ軸33は、周囲におねじが切られている軸本体33Aと、頭に相当し、ねじ軸33を回転する際に操作する操作部33Bと、を備える。軸本体33Aは搬送方向Yに沿って設けられる。
ねじ軸33は、正転時計回りとする)し又は逆転反時計回りとする)させることが可能であるが、その軸線方向には移動しないように、操作部33Bが第一搬送部10に支持されている。
なお、軸本体33Aは、移動体32が移動する範囲におねじが切られていればよい。

0042

後述するようにナットに相当する移動体32はその回転が拘束されており、ねじ軸33の軸線方向の移動が規制されている。したがって、例えば、操作部33Bを介してねじ軸33を正転させると、移動体32は操作部33Bの側に近づく、つまり、搬送方向Yの上流側αYに移動する。また、例えば、操作部33Bを介してねじ軸33を逆転させると、移動体32は操作部33Bの側から遠ざかる、つまり、搬送方向Yの下流側βYに移動する。

0043

以上の移動体32の移動に伴って、アクチュエータ25も移動し、アクチュエータ25に連結される第二カムレール23も移動する。なお、この移動は、第二カムレール23が搬送位置P4にいるときに行われる。

0044

具体的には、プレート41を搬送終点P1で停止させるときには、図2に示すように、移動体32が基準位置V1に位置する。
そして、プレート41を搬送終点P1よりも前方の前進位置P2で停止させるときには、図3に示すように、移動体32を前進位置V2に位置させる。
さらに、プレート41を搬送終点P1よりも後方の後退位置P3で停止させるときには、図4に示すように、移動体32を後退位置V3に位置させる。
前進位置P2と後退位置P3の間を移動するプレート41のストロークは、アクチュエータ25のピストンロッド25Bが移動するストロークに比べて微小である。

0045

終点調節機構30は、移動体32を、前進位置V2と後退位置V3の間の任意の位置で停止することができる。このため、アクチュエータ25の動作とは関わらずに、段ボールシート80に供給する物品70に応じて、第二カムレール23、ひいては充填プッシャ40の位置を任意に調整することができる。

0046

[案内部35]
案内部35は、図2に示すように、可動部31の移動体32と連結片34を介して剛結合されるスライダ36と、スライダ36の搬送方向Yへ移動を案内するガイドレール37と、を備える。
スライダ36は、ガイドレール37に沿って摺動するので、連結される移動体32の回転を規制しつつ、搬送方向Yへの移動を許容する。
ガイドレール37は、ねじ軸33の軸本体33Aと平行に搬送方向Yに沿って配置されている。

0047

[規制板24]
規制板24は、図3に示すように、充填プッシャ40のプレート41を前進位置P2で停止させたときに、カムフォロア47と当接する。これにより、プレート41が前進位置P2よりも前に出るのを防ぐことができる。

0048

[第二ライン6]
第二ライン6は、図1に示すように、積載された段ボールシート80の束から段ボールシート80を1枚取り出して、その段ボールシート80を二つ折りにして、成形装置8に供給するシート取出領域7と、シート取出領域7から段ボールシート80を受取り、搬送装置4により搬送された物品群Gが充填された後に、搬送中の段ボールシート80をケースCに成形する成形装置8とを備える。
成形装置8は、図1に示すように、物品群Gが充填された段ボールシート80の両側の外フラップ84と内フラップ85に接着材を塗布して、これらを圧着して、段ボールシート80からケースCを成形する。成形装置8は、搬送方向Xの上流側αXの一部が、第二搬送部20により移送領域にまで搬送された物品群Gを受け取ることができるように、移送領域に配置される。

0049

[搬送装置4の動作]
次に、充填プッシャ40の停止位置を調節するときの搬送装置4の動作について説明する。
搬送装置4は、基本的に、図2に示すように、充填プッシャ40のプレート41が、基準線Bと同一線上に搬送終点P1を設定する。ただし、物品70のサイズ及び種類などに応じて、搬送終点P1を変えたいことがあり、終点調節機構30はこの要請応える。
以下、プレート41の第二ライン6における停止位置を、搬送終点P1から前進位置P2に変更する場合と、搬送終点P1から後退位置P3に変更する場合を分けて説明する。

0050

まず、搬送終点P1を前進位置P2に変更するには、図3に示すように、移動体32を基準位置V1から前進位置V2に移動させる。これにより、第二カムレール23は、アクチュエータ25を介する移動体32の移動に追従して搬送方向Yに前進する。これにより、プレート41の表面を前進位置P2に一致させて、充填プッシャ40を停止させることができる。

0051

一方、搬送終点P1を後退位置P3に変更するには、図4に示すように、移動体32を基準位置V1から後退位置V3に移動させる。これにより、第二カムレール23は、アクチュエータ25を介する移動体32の移動に追従して搬送方向Yに後退する。これにより、プレート41の表面を後退位置P3に一致させて、充填プッシャ40を停止させることができる。

0052

[搬送装置4の効果]
次に、搬送装置4の奏する効果について説明する。
搬送装置4は、物品群Gを押し込む充填プッシャ40の第二ライン6における停止位置を、前進位置P2と後退位置P3の範囲で調節することができるので、物品群Gを段ボールシート80に押し込む量を調節できる。
したがって、物品70につぶれが生じることが想定される場合に、それに応じて充填プッシャ40が押し込み位置を前進位置P2と後退位置P3の範囲で任意に調節すれば、物品群Gを段ボールシート80に対して適切な位置に充填できる。したがって、搬送群Gを構成する物品70と段ボールシート80のフラップとの間隔が広くなってシール剤の接着強度が得られないという不具合を解消できる。

0053

次に、搬送装置4は、充填プッシャ40が倣う第二カムレール23を動作させるアクチュエータ25の位置を変更することにより、物品群Gを押し込む量を調節する。このように、搬送装置4は、アクチュエータ25を利用するので、物品群Gを押し込む量を調節するのに加える部材を最小限に抑えることができる

0054

また、搬送装置4は、ねじ軸33を回転させるだけで、充填プッシャ40が押し込む位置を調節できるので、搬送装置4を構成する部材を取り外したりする手間をかける必要がない。したがって、搬送装置4は、物品群Gを押し込む量を調節するのに要する、作業者の負担を抑えることができる。

0055

また、搬送装置4は、アクチュエータ25を利用して物品群Gを押し込む量を調節することにしているが、第二カムレール23を退避させるというアクチュエータ25の本来の機能を維持できる。
つまり、アクチュエータ25により第二カムレール23が揺動運動するストロークに比べて、充填プッシャ40における前進位置P2と後退位置P3の間のストロークは微小である。したがって、アクチュエータ25を前進位置P2と後退位置P3の範囲で移動させたとしても、第二カムレール23を必要な退避位置P5に退避させることができる。

0056

以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることができる。

0057

以上の搬送装置4は、ねじ軸33を手動で回転させることを想定しているが、回転電機を用いるなどして回転させてもよい。

0058

また、搬送装置4は、第二カムレール23を退避させるアクチュエータ25としてエアシリンダの例を説明したが、本発明はこれに限らず、例えば回転力を出力する電動モータと、電動モータの回転運動直線運動に変換する機構と、を組み合わせて第二カムレール23を動作させることもできる。また、リニアモータを用いて、第二カムレール23を退避させることもできる。
これらの電動モータを用いて第二カムレール23を退避させる場合にも、電導モータの位置を移動することによって、充填プッシャ40を前進位置P2と後退位置P3の範囲で移動させることができる。

0059

また、アクチュエータ25の位置は搬送装置4における位置に限るものでなく、例えば、ねじ軸33の操作部33Bが取り付けられている架台にアクチュエータ25の基端25Cを連結させ、ピストンロッド25Bを第二カムレール23に連結することができる。

0060

1 第一ライン
2搬送路
3グルーピング領域
4搬送装置
6 第二ライン
7シート取出領域
8成形装置
10 第一搬送部
11,12スプロケット
13コンベヤチェーン
15スラット
16スラット群
20 第二搬送部
21カムレール
22 第一カムレール
22Aカム面
23 第二カムレール
23A カム面
24規制板
25アクチュエータ
25Aシリンダ本体
25Bピストンロッド
25C基端
30終点調節機構
31可動部
32 移動体
33 ねじ軸
33A 軸本体
33B 操作部
34連結片
35 案内部
36スライダ
37ガイドレール
40充填プッシャ
41プレート
43ロッド
45 スライダ
47カムフォロア
51 第一ガイド
52 第二ガイド
70容器
80段ボールシート
81 底面
82 側面
83上蓋
84外フラップ
85内フラップ
86 線
100段ボールケーサ
B基準線
Cケース
S揺動軸
容器群
P0搬送始点
P1 搬送終点
P2前進位置
P3後退位置
P4 搬送位置
P5退避位置
V1基準位置
V2 前進位置
V3 後退位置
X 搬送方向
Y 搬送方向
αX上流側
αY 上流側
βX 下流側
βY 下流側

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