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技術 浮き屋根式円形タンクの解体方法

出願人 太平電業株式会社
発明者 須山尚貴瀧口愛
出願日 2017年10月5日 (2年8ヶ月経過) 出願番号 2017-194835
公開日 2019年4月25日 (1年2ヶ月経過) 公開番号 2019-065665
状態 特許登録済
技術分野 既存建築物への作業
主要キーワード 転倒防止材 引倒し ジャッキング 側壁片 油圧ジャッキ装置 可動ヒンジ 固定ヒンジ 円形タンク
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年4月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

浮き屋根円形タンク大型クレーンを使用することなく容易かつ短期間に解体することができる、浮き屋根式円形タンクの解体方法を提供する。

解決手段

側壁3に複数個の開口5を設け、浮き屋根を撤去し、撤去する側壁部分7の内側に補強材6を取り付け、タンク1の中心部と開口5との間の底板2上にレール8を設置し、補強材6の下部とレール8とを固定ヒンジ9を介して連結し、レール8に台車10と側壁引倒し手段11とを設置し、台車10と補強材6とを側壁支持材11により可動ヒンジ16を介して連結し、側壁部分7を切断して、側壁3から切り離し、側壁引倒し手段11により、台車10をレール8に沿ってタンク1の中心方向に移動させて、側壁部分7を、補強材6の固定ヒンジ9を支点としてタンク1内に引き倒し、側壁部分7を切断し、切断した側壁片タンク外搬出して、撤去する工程を備えている。

概要

背景

円形タンク解体方法の一例が特許文献1に開示されている。以下、この円形タンクの解体方法を従来解体方法といい、図面を参照しながら説明する。

図10は、従来解体方法を示す説明図であり、(a)は、タンク側壁に切断部を形成した状態を示す正面図、(b)は、タンク旋回手段と切断部にローラを設置した状態を示す正面図、(c)は、切断片撤去した後、タンクを旋回させる状態を示す正面図、図11は、図10(b)のA部拡大図である。

図10において、21は、円形状のタンク、22は、タンク21の側壁、23は、側壁22に形成した鋸歯状の切断部、24は、タンク21をタンク21の中心軸を中心として旋回させる旋回手段である。

旋回手段24は、タンク21の側壁に巻き付けられたワイヤ25と、ワイヤ25を引っ張るジャッキ26とからなっている。27は、切断部23に設置されたローラである。

従来解体方法によれば、以下のようにして、タンクが解体される。

先ず、図10(a)に示すように、タンク21の側壁22に、側壁22を溶断することによって、切断部23を鋸歯状に形成する。

次いで、図10(b)に示すように、タンク21の側壁22にタンク21をタンク21の中心軸を中心として旋回させる旋回手段24を設置する。さらに、タンク21の上部をジャッキ等により若干持ち上げた後、図11に示すように、切断部23にローラ27を設置する。

次いで、図10(c)に示すように、タンク21の側壁22の一部を切断し、切断片22aを撤去した後、旋回手段24によりタンク21をローラ27を介して切断片22a分だけ旋回させ、同様にして、側壁22の次の一部を切断し、切断片22aを撤去する。この作業を繰り返し行うことによって、タンク21を解体する。

概要

浮き屋根式円形タンクを大型クレーンを使用することなく容易かつ短期間に解体することができる、浮き屋根式円形タンクの解体方法を提供する。側壁3に複数個の開口5を設け、浮き屋根を撤去し、撤去する側壁部分7の内側に補強材6を取り付け、タンク1の中心部と開口5との間の底板2上にレール8を設置し、補強材6の下部とレール8とを固定ヒンジ9を介して連結し、レール8に台車10と側壁引倒し手段11とを設置し、台車10と補強材6とを側壁支持材11により可動ヒンジ16を介して連結し、側壁部分7を切断して、側壁3から切り離し、側壁引倒し手段11により、台車10をレール8に沿ってタンク1の中心方向に移動させて、側壁部分7を、補強材6の固定ヒンジ9を支点としてタンク1内に引き倒し、側壁部分7を切断し、切断した側壁片タンク外搬出して、撤去する工程を備えている。

目的

この発明の目的は、浮き屋根式円形タンクを大型クレーンを使用することなく容易かつ短期間に解体することができる、浮き屋根式円形タンクの解体方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

底板上に構築された円筒形状の側壁と、前記側壁の頂部に設けられた、前記側壁内に沿って昇降可能な浮き屋根とを備えた、浮き屋根式円形タンク解体方法において、下記工程、(a)前記側壁に、前記側壁の周方向に間隔をあけて複数個の開口を設ける工程。(b)前記浮き屋根を下降させて、前記底板上に着座させる工程。(c)前記浮き屋根を切断し、切断した屋根片を前記開口からタンク外搬出して、撤去する工程。(d)撤去する側壁部分の内側に補強材を取り付ける工程。(e)タンクの中心部と前記開口との間の前記底板上にレールを設置する工程。(f)前記補強材の下部と前記レールとを固定ヒンジを介して連結する工程。(g)前記レールに台車と側壁引倒し手段とを設置する工程。(h)前記台車と前記補強材とを側壁支持材により可動ヒンジを介して連結する工程。(i)撤去する前記側壁部分を切断して、前記側壁から切り離す切断工程。(j)前記側壁引倒し手段により、前記台車を前記レールに沿ってタンクの中心方向に移動させて、前記側壁部分を、前記補強材の下部を支点として、前記側壁支持材を介してタンク内に引き倒す工程。(k)前記側壁部分を切断し、切断した側壁片をタンク外に搬出して、撤去する工程。を備え、上記(d)工程から(k)工程を繰り返し行うことを特徴とする、浮き屋根式円形タンクの解体方法。

請求項2

前記側壁引倒し手段は、引き側ワイヤジャッキング装置繰出側ワイヤジャッキング装置とからなり、前記引き側ワイヤジャッキング装置と前記繰出し側ワイヤジャッキング装置との間に通されたワイヤは、前記台車に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の、浮き屋根式円形タンクの解体方法。

請求項3

前記側壁引倒し手段は、油圧ジャッキ装置からなり、前記油圧ジャッキ装置のロッドは、前記台車に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の、浮き屋根式円形タンクの解体方法。

請求項4

前記(i)工程は、前記側壁部分の下部コーナー部を円弧状に切断する操作を含むことを特徴とする、請求項1から3の何れか1つに記載の、浮き屋根式円形タンクの解体方法。

請求項5

前記(i)工程は、前記側壁と前記底板との間に側壁転倒防止材張り渡す操作を含むことを特徴とする、請求項1から4の何れか1つに記載の、浮き屋根式円形タンクの解体方法。

請求項6

前記開口は、8個であることを特徴とする、請求項1から4の何れか1つに記載の、浮き屋根式円形タンクの解体方法。

技術分野

0001

この発明は、浮き屋根円形タンク解体方法、特に、浮き屋根式円形タンクを大型クレーンを使用することなく容易かつ短期間に解体することができる、浮き屋根式円形タンクの解体方法に関するものである。

背景技術

0002

円形タンクの解体方法の一例が特許文献1に開示されている。以下、この円形タンクの解体方法を従来解体方法といい、図面を参照しながら説明する。

0003

図10は、従来解体方法を示す説明図であり、(a)は、タンク側壁に切断部を形成した状態を示す正面図、(b)は、タンク旋回手段と切断部にローラを設置した状態を示す正面図、(c)は、切断片撤去した後、タンクを旋回させる状態を示す正面図、図11は、図10(b)のA部拡大図である。

0004

図10において、21は、円形状のタンク、22は、タンク21の側壁、23は、側壁22に形成した鋸歯状の切断部、24は、タンク21をタンク21の中心軸を中心として旋回させる旋回手段である。

0005

旋回手段24は、タンク21の側壁に巻き付けられたワイヤ25と、ワイヤ25を引っ張るジャッキ26とからなっている。27は、切断部23に設置されたローラである。

0006

従来解体方法によれば、以下のようにして、タンクが解体される。

0007

先ず、図10(a)に示すように、タンク21の側壁22に、側壁22を溶断することによって、切断部23を鋸歯状に形成する。

0008

次いで、図10(b)に示すように、タンク21の側壁22にタンク21をタンク21の中心軸を中心として旋回させる旋回手段24を設置する。さらに、タンク21の上部をジャッキ等により若干持ち上げた後、図11に示すように、切断部23にローラ27を設置する。

0009

次いで、図10(c)に示すように、タンク21の側壁22の一部を切断し、切断片22aを撤去した後、旋回手段24によりタンク21をローラ27を介して切断片22a分だけ旋回させ、同様にして、側壁22の次の一部を切断し、切断片22aを撤去する。この作業を繰り返し行うことによって、タンク21を解体する。

先行技術

0010

特開昭62−185965号公報
特開平10−59691号公報

発明が解決しようとする課題

0011

上記従来解体方法によれば、大型クレーンを使用することなく円形タンクを解体することができるが、以下のような問題があった。

0012

(1)ローラ27の設置の際に、タンク21自体を持ち上げる必要があり、ローラ27の設置に時間と手間を要する。
(2)タンク21の側壁22の切断を低所で行うことができるが、側壁22の切断とタンク21の旋回とを交互に繰り返し行う必要があるので、タンク21の解体に時間と手間を要する。

0013

従って、この発明の目的は、浮き屋根式円形タンクを大型クレーンを使用することなく容易かつ短期間に解体することができる、浮き屋根式円形タンクの解体方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0014

この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。

0015

請求項1記載の発明は、底板上に構築された円筒形状の側壁と、前記側壁の頂部に設けられた、前記側壁内に沿って昇降可能な浮き屋根とを備えた、浮き屋根式円形タンクの解体方法において、下記工程、
(a)前記側壁に、前記側壁の周方向に間隔をあけて複数個の開口を設ける工程。
(b)前記浮き屋根を下降させて、前記底板上に着座させる工程。
(c)前記浮き屋根を切断し、切断した屋根片を前記開口からタンク外搬出して、撤去する工程。
(d)撤去する側壁部分の内側に補強材を取り付ける工程。
(e)タンクの中心部と前記開口との間の前記底板上にレールを設置する工程。
(f)前記補強材の下部と前記レールとを固定ヒンジを介して連結する工程。
(g)前記レールに台車と側壁引倒し手段とを設置する工程。
(h)前記台車と前記補強材とを側壁支持材により可動ヒンジを介して連結する工程。
(i)撤去する前記側壁部分を切断して、前記側壁から切り離す切断工程。
(j)前記側壁引倒し手段により、前記台車を前記レールに沿ってタンクの中心方向に移動させて、前記側壁部分を、前記補強材の下部を支点として、前記側壁支持材を介してタンク内に引き倒す工程。
(k)前記側壁部分を切断し、切断した側壁片をタンク外に搬出して、撤去する工程。
を備え、上記(d)工程から(k)工程を繰り返し行うことに特徴を有するものである。

0016

請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記側壁引倒し手段は、引き側ワイヤジャッキング装置繰出側ワイヤジャッキング装置とからなり、前記引き側ワイヤジャッキング装置と前記繰出し側ワイヤジャッキング装置との間に通されたワイヤは、前記台車に固定されていることに特徴を有するものである。

0017

請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記側壁引倒し手段は、油圧ジャッキ装置からなり、前記油圧ジャッキ装置のロッドは、前記台車に固定されていることに特徴を有するものである。

0018

請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1つに記載の発明において、前記(i)工程は、前記側壁部分の下部コーナー部を円弧状に切断する操作を含むことに特徴を有するものである。

0019

請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1つに記載の発明において、前記(i)工程は、前記側壁と前記底板との間に側壁転倒防止材張り渡す操作を含むことに特徴を有するものである。

0020

請求項6に記載の発明は、請求項1から4の何れか1つに記載の発明において、前記開口は、8個であることに特徴を有するものである。

発明の効果

0021

この発明によれば、浮き屋根式円形タンクを大型クレーンを使用することなく容易かつ短期間に解体することができる。

0022

また、この発明によれば、撤去する側壁部分を切断して、側壁から切り離す際に、側壁部分の下部コーナー部を円弧状に切断することによって、底板との干渉部分がなくなるので、側壁部分を円滑に引き倒すことができる。

0023

また、この発明によれば、撤去する側壁部分を切断して、側壁から切り離す際に、側壁と底板との間に側壁転倒防止材を張り渡すことによって、撤去する側壁部分の両側の側壁の転倒を防止することができる。

図面の簡単な説明

0024

この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、側壁に開口を設け、浮き屋根を底板上に着座させる工程を示す図であり、(a)は、平面図であり、(b)は、断面図である。
この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、浮き屋根をタンク外に搬出して、撤去する工程を示す図であり、(a)は、平面図であり、(b)は、断面図である。
この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、撤去する側壁部分の内側に補強材を取り付け、タンクの中心部と開口との間の底板上にレールを設置し、補強材の下部とレールとを固定ヒンジを介して連結し、レールに台車と側壁引倒し手段とを設置し、台車と補強材とを側壁支持材により可動ヒンジを介して連結する工程を示す図であり、(a)は、平面図であり、(b)は、断面図である。
この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、撤去する側壁部分を側壁から切り離す工程を示す図であり、(a)は、平面図であり、(b)は、断面図である。
この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、側壁引倒し手段により、台車をレールに沿ってタンクの中心方向に移動させて、側壁部分を、補強材の下部を支点として、側壁支持材を介してタンク内に引き倒す工程を示す図であり、(a)は、平面図であり、(b)は、断面図である。
この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、側壁部分を切断し、切断した側壁片をタンク外に搬出して、撤去し、この後、側壁部分をタンク内に引き倒す装置を盛り替える工程を示す図であり、(a)は、平面図であり、(b)は、断面図である。
図4(a)のA−A矢視図である。
図5(b)の部分拡大図である。
図8のB部拡大図である。
従来解体方法を示す説明図であり、(a)は、タンク側壁に切断部を形成した状態を示す正面図、(b)は、タンク旋回手段と切断部にローラを設置した状態を示す正面図、(c)は、切断片を撤去した後、タンクを旋回させる状態を示す正面図である。
図10(b)のA部拡大図である。

実施例

0025

この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。

0026

図1は、この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、側壁に開口を設け、浮き屋根を底板上に着座させる工程を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、断面図であり、図2は、この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、浮き屋根をタンク外に搬出して、撤去する工程を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、断面図であり、図3は、この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、撤去する側壁部分の内側に補強材を取り付け、タンクの中心部と開口との間の底板上にレールを設置し、補強材の下部とレールとを固定ヒンジを介して連結し、レールに台車と側壁引倒し手段とを設置し、台車と補強材とを側壁支持材を介して可動ヒンジを介して連結する工程を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、断面図であり、図4は、この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、撤去する側壁部分を側壁から切り離す工程を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、断面図であり、図5は、この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、側壁引倒し手段により、台車をレールに沿ってタンクの中心方向に移動させて、側壁部分を、補強材の下部を支点として、側壁支持材を介してタンク内に引き倒す工程を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、断面図であり、図6は、この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によって、側壁部分をタンク外に搬出して、撤去し、この後、側壁部分をタンク内に引き倒す装置を盛り替える工程を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、断面図である。

0027

図7は、図4(a)のA−A矢視図、図8は、図5(b)の部分拡大図、図9は、図8のB部拡大図である。

0028

図1から図9において、1は、タンクである。タンク1は、底板2上に構築された円筒形状の側壁3と、側壁3の頂部に設けられた、側壁3内に沿って昇降可能な浮き屋根4とを備えている。

0029

5は、側壁3の下部に、側壁3の周方向に間隔をあけて複数個(この例では、8個)設けられた開口である。

0030

6は、撤去する側壁部分7の内側に取り付けられた補強材である。補強材6は、側壁部分7をタンク1内に引き倒す際の側壁部分7の変形を防止する機能を有している(図7から図9参照)。

0031

8は、タンク1の中心部と開口5との間の底板2上に設置されたレールであり、後述する台車10が走行する。レール8の外側端は、開口5から若干、側壁3外に出ている。補強材6の下部とレール8とは、固定ヒンジ9を介して回動可能に連結されている(図9参照)。

0032

10は、レール8に沿って、後述する側壁引倒し手段11により走行する台車である。台車10は、例えば、レール8の両側をローラ(図示せず)により挟み込み、このローラを介してレール8に沿って走行する構造になっている。

0033

11は、側壁引倒し手段である。側壁引倒し手段11は、レール8の内側端に設置された引き側ワイヤジャッキング装置12と、レール8の外側端に設置された繰出し側ワイヤジャッキング装置13とからなっている(図8参照)。ワイヤジャッキング装置としては、例えば、特許文献2に開示されたものを使用することができる。引き側ワイヤジャッキング装置12と繰出し側ワイヤジャッキング装置13との間に通されたワイヤ14は、台車10に固定されている(図8図9参照)。

0034

台車10は、引き側ワイヤジャッキング装置12と繰出し側ワイヤジャッキング装置13とを同期して作動させてワイヤ14を引っ張ることにより、レール8に沿って走行する。

0035

なお、側壁引倒し手段11としては、ワイヤジャッキング装置以外に油圧ジャッキ装置であっても良い。この場合、油圧ジャッキ装置のロッドは、台車10に固定されている。

0036

15は、台車10と補強材6とを可動ヒンジ16を介して回動可能に連結する側壁支持材である(図8図9参照)。

0037

17は、側壁3と底板2との間に張り渡された側壁転倒防止材である。側壁転倒防止材17は、撤去する側壁部分7を引き倒す際に、側壁部分7の両側の側壁3の共倒れを防止する作用をする(図4から図6参照)。

0038

18は、開口5の手前に設置されたスロープであり、開口5と地面との段差をなくすものである。

0039

以上のように構成されている、この発明の、浮き屋根式円形タンクの解体方法によれば、以下のようにして、浮き屋根式円形タンクを解体することができる。

0040

先ず、図1(a)、(b)に示すように、側壁3に、側壁3の周方向に間隔をあけて複数個(この例では、8個)の開口5を設ける。また、開口5と地面との段差をなくすために、開口5の手前にスロープ18を設置する。

0041

次に、図2(a)、(b)に示すように、浮き屋根4を下降させて、底板2上に着座させる。そして、浮き屋根4を切断し、切断した屋根片(図示せず)を開口5からタンク1外に搬出して、撤去する。

0042

次に、図3(a)、(b)、図7に示すように、撤去する側壁部分7の内側に補強材6を取り付け、タンク1の中心部と開口5との間の底板2上にレール8を設置し、補強材6の下部とレール8とを固定ヒンジ9を介して回動可能に連結し、レール8に台車10と側壁引倒し手段11とを設置し、台車10と補強材6とを側壁支持材15により可動ヒンジ16を介して回動可能に連結する。

0043

次に、図4(a)、(b)、図7に示すように、撤去する側壁部分7を切断して、側壁3から切り離す。この際、側壁部分7の下部コーナー部を円弧状に切断して、底板2との干渉部分をなくす。これによって、側壁部分7を円滑に引き倒すことができる(図9参照)。図9において、側壁部分7の切断部分を(P)で示す。

0044

次に、図5(a)、(b)に示すように、側壁引倒し手段11により、台車10をレール8に沿ってタンク1の中心方向に移動させて、側壁部分7を、補強材6の下部、すなわち、固定ヒンジ9を支点として、側壁支持材15を介してタンク内に引き倒す。この際、側壁3と底板2との間に側壁転倒防止材17が張り渡されているので、撤去する側壁部分7の両側の側壁3の共倒れを防止することができる。

0045

次に、図6(a)、(b)に示すように、タンク1内に引き倒された側壁部分7を切断し、切断した側壁片(図示せず)をタンク1外に搬出して、撤去する。

0046

このようにして、最初の側壁部分7の撤去が完了したら、次の側壁部分7の撤去に備えて、タンク1内に引き倒す装置、すなわち、レール8、台車10等を盛り替える。

0047

以上のようにして、この発明によれば、浮き屋根式円形タンクを大型クレーンを使用することなく容易かつ短期間に解体することができる。

0048

また、この発明によれば、撤去する側壁部分7を切断して、側壁3から切り離す際に、側壁部分7の下部コーナー部を円弧状に切断することによって、底板2との干渉部分がなくなるので、側壁部分7を円滑に引き倒すことができる。

0049

また、この発明によれば、撤去する側壁部分7を切断して、側壁3から切り離す際に、側壁3と底板2との間に側壁転倒防止材17を張り渡すことによって、撤去する側壁部分7の両側の側壁3の共倒れを防止することができる。

0050

1:タンク
2:底板
3:側壁
4:浮き屋根
5:開口
6:補強材
7:側壁部分
8:レール
9:固定ヒンジ
10:台車
11:側壁引倒し手段
12:引き側ワイヤジャッキング装置
13:繰り出し側ワイヤジャッキング装置
14:ワイヤ
15:側壁支持材
16:可動ヒンジ
17:側壁転倒防止材
18:スロープ
21:タンク
22:側壁
23:切断部
24:旋回手段
25:ワイヤ
26:ジャッキ
27:ローラ

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