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技術 複合シート並びに複合シートの製造装置及び製造方法

出願人 株式会社瑞光
発明者 福原武志
出願日 2018年12月25日 (1年6ヶ月経過) 出願番号 2018-240675
公開日 2019年4月25日 (1年2ヶ月経過) 公開番号 2019-063581
状態 特許登録済
技術分野 吸収性物品とその支持具
主要キーワード 未加工状態 押し込み変形 エンボス加工処理 シール突起 賦形ロール 吸引流路 角錐台状 案内ロール
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

肌に接した時の感触の柔らかさを保ちつつ、凹凸形状をつぶれにくくすることが容易である複合シート並びに複合シートの製造装置及び製造方法を提供する。

解決手段

第1のシート(52)は、一方の面が盛り上がり他方の面がくぼん湾曲部(53)と、湾曲部(53)に隣接する境界部(53k)と有する。第1のシート(52)の境界部(53k)に、湾曲部(53)の他方の面を覆うように、加熱することによって変形させたり溶着したりすることができる第2のシート(54)が接合されている。第2のシート(54)は、湾曲部(53)に対向する領域に、湾曲部(53)に接近するように第1のシート(52)側の内側面が盛り上がり第1のシート(52)とは反対側の外側面がくぼんだ突起部(55)と、突起部(55)のまわりを取り囲む平坦部(56)とを有する。

概要

背景

従来、吸収性物品の肌に接する表面シートに、凹凸形状を有する複合シートを用いることが提案されている。

例えば図9の断面図に示す複合シート7は、エンボスロールの間に挟まれて凹凸が形成された第1のシート3と第2のシート6が、接合部8で接合されている。第1のシート3は、接合部8に沿って窪み部3bが形成され、その周囲に相対的に突出する凸部3aが形成されている。第2のシート6は、接合部8に沿って第1のシート3とは反対側に突出する凸部6aが形成され、それ以外の部分に、相対的に窪む窪み部6bが形成されている。

図10は、複合シートの製造装置の説明図である。図10に示すように、表面に多数の凹状部24が配置された第1ロール21と、表面に多数の凸状部25が配置された第2ロール22と、表面に多数の凹状部26が配置された第3ロール23とを備える。第1のシート3を第1ロール21と第2ロール22との間を通過させ、凹状部24と凸状部25との噛み合わせによってエンボス加工処理を行う。次いで、第1のシート3を第2ロール22の凸状部25に保持した状態のまま、その外周に第2のシート6を導入し、これらシート3,6を第2ロール22と第3ロール23との間を通過させ、凸状部25と凹状部26との噛み合わせによってエンボス加工処理を行うと同時に、第2ロール22の凸状部25の先端部において接合部8を形成する(例えば、特許文献1参照)。

概要

肌に接した時の感触の柔らかさを保ちつつ、凹凸形状をつぶれにくくすることが容易である複合シート並びに複合シートの製造装置及び製造方法を提供する。第1のシート(52)は、一方の面が盛り上がり他方の面がくぼん湾曲部(53)と、湾曲部(53)に隣接する境界部(53k)と有する。第1のシート(52)の境界部(53k)に、湾曲部(53)の他方の面を覆うように、加熱することによって変形させたり溶着したりすることができる第2のシート(54)が接合されている。第2のシート(54)は、湾曲部(53)に対向する領域に、湾曲部(53)に接近するように第1のシート(52)側の内側面が盛り上がり第1のシート(52)とは反対側の外側面がくぼんだ突起部(55)と、突起部(55)のまわりを取り囲む平坦部(56)とを有する。

目的

本発明が解決しようとする課題は、肌に接した時の感触の柔らかさを保ちつつ、凹凸形状をつぶれにくくすることが容易である複合シート並びに複合シートの製造装置及び製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1のシートと第2のシートとが接合部で互いに接合され、前記第1のシートと前記第2のシートとのうち前記第1のシートのみが一方の外側面に露出する複合シートであって、前記第1のシートは、一方の面が盛り上がり他方の面がくぼん湾曲部と、前記湾曲部に隣接する境界部とを有し、前記接合部は、前記第1のシートの前記湾曲部を覆い前記湾曲部との間に空間を形成するように、前記第1のシートの前記境界部と前記第2のシートとを接合し、前記第2のシートは、加熱することによって変形させたり溶着したりすることができ、前記第1のシートの前記湾曲部に対向する領域に、前記湾曲部に接近するように、前記第1のシート側の内側面が盛り上がり前記第1のシートとは反対側の外側面がくぼんだ突起部と、前記突起部を取り囲む平坦部とを有することを特徴とする複合シート。

請求項2

前記平坦部の前記第1のシート側の面からの前記突起部の高さは、前記平坦部の前記第1のシート側の前記面からの前記湾曲部の前記他方の面の高さの30%以上であることを特徴とする、請求項1に記載の複合シート。

請求項3

請求項1又は2に記載の複合シートを製造する、複合シートの製造装置であって、円筒状の第1の外周面と、前記第1の外周面から径方向内側に後退する凹部とを有し、回転する第1のロールと、前記第1のロールの回転と同期しながら回転し、前記第1の外周面に対向する円筒状の第2の外周面と、前記第2の外周面から径方向外側に突出し前記第1のロールの前記凹部に遊びのある状態で挿入される押圧部とを有する第2のロールと、前記押圧部を加熱する第1の加熱部と、を備え、前記湾曲部と前記境界部とを有する前記第1のシートの前記湾曲部を前記第1のロールの前記凹部に収容し、前記第1のシートの前記境界部を前記第1のロールの前記第1の外周面に沿わせるとともに、前記第1のシートに、前記突起部が形成される前の前記第2のシートを重ねて前記湾曲部を覆う状態で、前記第1のロールの回転に伴って、前記第1及び第2のシートが前記第1のロールと前記第2のロールとの間を通過し、前記第1のロールの回転に伴って前記第1及び第2のシートが前記第1のロールと前記第2のロールとの間を通過するときに、前記第2のロールの前記押圧部が、前記第2のシートのうち前記湾曲部に対向する領域の中央部を加熱しながら前記凹部に押し込み変形させて、前記領域の前記中央部に前記突起部を形成するように構成されたことを特徴とする、複合シートの製造装置。

請求項4

前記第1の外周面に対向する円筒状の第3の外周面を有し、前記第1のロールと同期しながら回転する第3のロールと、前記第1のロールと前記第3のロールとのいずれか一方又は両方を加熱する第2の加熱部と、をさらに備え、前記第1及び第2のシートが、前記第1のロールと前記第3のロールとに挟まれ加熱されながら、前記第1のロールと前記第3のロールとの間を通過することによって、前記第1のシートの前記境界部と前記第2のシートとを互いに接合することができることを特徴とする、請求項3に記載の複合シートの製造装置。

請求項5

前記第1のロールの回転と同期しながら回転し、前記第1の外周面に対向する円筒状の第4の外周面と、前記第4の外周面から径方向外側に突出し前記第1のロールの前記凹部に挿入される凸部とを有する第4のロールを、さらに備え、前記湾曲部と前記境界部が形成される前の未加工状態の前記第1のシートを、前記第1のロールの前記凹部を覆うように前記第1の外周面に沿わせ、前記第1のシートが、前記第1のロールの回転に伴って前記第1のロールと前記第4のロールとの間を通過するとき、前記第4のロールの前記凸部が、前記第1のシートを前記凹部に押し込み変形させて、前記第1のシートに前記湾曲部と前記境界部を形成することを特徴とする、請求項3又は4に記載の複合シートの製造装置。

請求項6

請求項1又は2に記載の複合シートを製造する、複合シートの製造方法であって、前記湾曲部と前記境界部とを有する前記第1のシートの前記湾曲部を第1のロールの外周面から径方向内側に後退する凹部に収容し、前記第1のシートの前記境界部を前記第1のロールの前記外周面に沿わせるとともに、前記第1のシートに、前記突起部が形成される前の前記第2のシートを重ねて前記湾曲部を覆う状態で、前記第1のロールを回転させて、前記第1及び第2のシートを搬送する第1の工程と、前記第1の工程によって搬送されている前記第1及び第2のシートを、前記第1のロールと第2のロールとの間を通過させるとともに、前記第2のロールを前記第1のロールと同期しながら回転させ、前記第2のロールの外周面から径方向外側に突出する、加熱された状態である押圧部を、前記第1のロールの前記凹部に遊びのある状態で挿入することによって、前記第2のロールの前記押圧部が前記第2のシートのうち前記湾曲部に対向する領域の中央部を加熱しながら前記凹部に押し込み変形させて、前記領域の前記中央部に前記突起部を形成する第2の工程と、前記第2の工程の前、前記第2の工程の後、及び前記第2の工程と同時のうち、少なくともいずれかにおいて、前記第1のシートの前記境界部と前記第2のシートとを接合する第3の工程と、を備えたことを特徴とする、複合シートの製造方法。

請求項7

前記第3の工程において、前記第1の工程によって搬送されている前記第1及び第2のシートを、前記第1のロールと第3のロールとの間を通過させ、前記第1及び第2のシートを、前記第1のロールと前記第3のロールとで挟み加熱することによって、前記第1のシートの前記境界部と前記第2のシートとを接合することを特徴とする、請求項6に記載の複合シートの製造方法。

請求項8

前記第1の工程の前に、前記湾曲部と前記境界部が形成される前の未加工状態の前記第1のシートを、前記第1のロールの前記凹部を覆うように前記第1の外周面に沿わせた状態で、前記第1のロールと第4のロールとの間を通過させるとともに、前記第4のロールを前記第1のロールと同期しながら回転させ、前記第4のロールの外周面から径方向外側に突出する凸部を、前記第1のロールの前記凹部に挿入することによって、前記第4のロールの前記凸部が前記第1のシートを前記凹部に押し込み変形させて、前記第1のシートに前記湾曲部と前記境界部を形成する第4の工程を、さらに備えたことを特徴とする、請求項6又は7に記載の複合シートの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、複合シート並びに複合シートの製造装置及び製造方法に関し、詳しくは、第1のシートと第2のシートが接合された複合シート並びに複合シートの製造装置及び製造方法に関する。

背景技術

0002

従来、吸収性物品の肌に接する表面シートに、凹凸形状を有する複合シートを用いることが提案されている。

0003

例えば図9の断面図に示す複合シート7は、エンボスロールの間に挟まれて凹凸が形成された第1のシート3と第2のシート6が、接合部8で接合されている。第1のシート3は、接合部8に沿って窪み部3bが形成され、その周囲に相対的に突出する凸部3aが形成されている。第2のシート6は、接合部8に沿って第1のシート3とは反対側に突出する凸部6aが形成され、それ以外の部分に、相対的に窪む窪み部6bが形成されている。

0004

図10は、複合シートの製造装置の説明図である。図10に示すように、表面に多数の凹状部24が配置された第1ロール21と、表面に多数の凸状部25が配置された第2ロール22と、表面に多数の凹状部26が配置された第3ロール23とを備える。第1のシート3を第1ロール21と第2ロール22との間を通過させ、凹状部24と凸状部25との噛み合わせによってエンボス加工処理を行う。次いで、第1のシート3を第2ロール22の凸状部25に保持した状態のまま、その外周に第2のシート6を導入し、これらシート3,6を第2ロール22と第3ロール23との間を通過させ、凸状部25と凹状部26との噛み合わせによってエンボス加工処理を行うと同時に、第2ロール22の凸状部25の先端部において接合部8を形成する(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0005

特開2013−248012号公報

発明が解決しようとする課題

0006

図9に示した複合シート7は、第1のシート3側が肌に接する。第1のシート3と第2のシート6は、接合部8以外の部分が同じ側に突出し、浮いた状態となるため、クッション性を有している。

0007

しかしながら、第1のシート3が肌に接してつぶれるときに、第1のシート3が第2のシート6に重なるため、肌に接した時の感触が硬くなりやすい。柔らかい感触を得るためにシートの材質を柔らかくすると、凹凸形状がつぶれやすくなり、通気性が悪くなったり、べた付き感を生じたりする。そのため、肌に接した時の感触の柔らかさを保ちつつ、凹凸形状をつぶれにくくすることが困難である。

0008

かかる実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、肌に接した時の感触の柔らかさを保ちつつ、凹凸形状をつぶれにくくすることが容易である複合シート並びに複合シートの製造装置及び製造方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0009

本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した複合シートを提供する。

0010

複合シートは、第1のシートと第2のシートとが接合部で互いに接合され、前記第1のシートと前記第2のシートとのうち前記第1のシートのみが一方の外側面に露出する。(a)前記第1のシートは、一方の面が盛り上がり他方の面がくぼん湾曲部と、前記湾曲部に隣接する境界部とを有する。(b)前記接合部は、前記第1のシートの前記湾曲部を覆い前記湾曲部との間に空間を形成するように、前記第1のシートの前記境界部と前記第2のシートとを接合する。(c)前記第2のシートは、加熱することによって変形させたり溶着したりすることができ、前記第1のシートの前記湾曲部に対向する領域に、前記湾曲部に接近するように、前記第1のシート側の内側面が盛り上がり前記第1のシートとは反対側の外側面がくぼんだ突起部と、前記突起部を取り囲む平坦部とを有する。

0011

上記構成において、第1及び第2のシートの材質、湾曲部及び突起部の大きさや形状などを選択することによって、第1のシートと第2のシートとの間に、突起部のまわりを取り囲む空間を適宜に形成し、第1のシートの湾曲部の一方の面が肌に接した時の感触を柔らかくすることが容易である。また、第1のシートの湾曲部が変形するときに、湾曲部は、第2のシートの突起部で支えられる。第2のシートの突起部のまわりに平坦部を設けることによって、突起部をつぶれにくくすることができる。したがって、肌に接した時の感触の柔らかさを保ちつつ、第1のシートの湾曲部をつぶれにくくすることが容易である。

0012

好ましくは、前記平坦部の前記第1のシート側の面からの前記突起部の高さは、前記平坦部の前記第1のシート側の前記面からの前記湾曲部の前記他方の面の高さの30%以上である。

0013

この場合、第2のシートの突起部によって、第1のシートの湾曲部をつぶれにくくする効果を確実に得ることができる。

0014

また、本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した複合シートの製造装置を提供する。

0015

複合シートの製造装置は、上記複合シートを製造する、複合シートの製造装置であって、(a)円筒状の第1の外周面と、前記第1の外周面から径方向内側に後退する凹部とを有し、回転する第1のロールと、(b)前記第1のロールの回転と同期しながら回転し、前記第1の外周面に対向する円筒状の第2の外周面と、前記第2の外周面から径方向外側に突出し前記第1のロールの前記凹部に遊びのある状態で挿入される押圧部とを有する第2のロールと、(c)前記押圧部を加熱する第1の加熱部と、を備える。複合シートの製造装置は、前記湾曲部と前記境界部とを有する前記第1のシートの前記湾曲部を前記第1のロールの前記凹部に収容し、前記第1のシートの前記境界部を前記第1のロールの前記第1の外周面に沿わせるとともに、前記第1のシートに、前記突起部が形成される前の前記第2のシートを重ねて前記湾曲部を覆う状態で、前記第1のロールの回転に伴って、前記第1及び第2のシートが前記第1のロールと前記第2のロールとの間を通過し、前記第1のロールの回転に伴って前記第1及び第2のシートが前記第1のロールと前記第2のロールとの間を通過するときに、前記第2のロールの前記押圧部が、前記第2のシートのうち前記湾曲部に対向する領域の中央部を加熱しながら前記凹部に押し込み変形させて、前記領域の前記中央部に前記突起部を形成するように構成されている。

0016

上記構成において、第2のロールの押圧部は第1のロールの凹部に遊びのある状態で挿入されるので、第1のシートの湾曲部と第2のシートとの間に空間を形成し、第2のシートのうち湾曲部に対向する領域に、平坦部と、平坦部に取り囲まれた突起部とを形成することができる。

0017

上記構成によれば、肌に接した時の感触の柔らかさを保ちつつ、凹凸形状をつぶれにくくすることが容易である複合シートを、連続的に製造することができる。

0018

押圧部によって第2のシートを加熱しながら変形させることができ、第2のシートに容易に突起部を形成することができる。

0019

好ましくは、複合シートの製造装置は、(d)前記第1の外周面に対向する円筒状の第3の外周面を有し、前記第1のロールと同期しながら回転する第3のロールと、(e)前記第1のロールと前記第3のロールとのいずれか一方又は両方を加熱する第2の加熱部と、をさらに備える。複合シートの製造装置は、前記第1及び第2のシートが、前記第1のロールと前記第3のロールとに挟まれ加熱されながら、前記第1のロールと前記第3のロールとの間を通過することによって、前記第1のシートの前記境界部と前記第2のシートとを互いに接合することができる。

0020

この場合、第2のシートに押圧部を押し込む前と後のいずれか一方又は両方において、第1のシートの境界部と第2のシートとを接合することができる。

0021

好ましくは、複合シートの製造装置は、(f)前記第1のロールの回転と同期しながら回転し、前記第1の外周面に対向する円筒状の第4の外周面と、前記第4の外周面から径方向外側に突出し前記第1のロールの前記凹部に挿入される凸部とを有する第4のロールを、さらに備える。前記湾曲部と前記境界部が形成される前の未加工状態の前記第1のシートを、前記第1のロールの前記凹部を覆うように前記第1の外周面に沿わせ、前記第1のシートが、前記第1のロールの回転に伴って前記第1のロールと前記第4のロールとの間を通過するとき、前記第4のロールの前記凸部が、前記第1のシートを前記凹部に押し込み変形させて、前記第1のシートに前記湾曲部と前記境界部を形成する。

0022

この場合、未加工状態の第1のシートを用いて、湾曲部と境界部と凹部を形成することができる。

0023

さらに、本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した複合シートの製造方法を提供する。

0024

複合シートの製造方法は、上記複合シートを製造する、複合シートの製造方法であって、(i)前記第1のシートの前記湾曲部を第1のロールの外周面から径方向内側に後退する凹部に収容し、前記第1のシートの前記境界部を前記第1のロールの前記外周面に沿わせるとともに、前記第1のシートに、前記第2のシートを重ねて前記湾曲部を覆う状態で、前記第1のロールを回転させて、前記第1及び第2のシートを搬送する第1の工程と、(ii)前記第1の工程によって搬送されている前記第1及び第2のシートを、前記第1のロールと第2のロールとの間を通過させるとともに、前記第2のロールを前記第1のロールと同期しながら回転させ、前記第2のロールの外周面から径方向外側に突出する、加熱された状態である押圧部を、前記第1のロールの前記凹部に遊びのある状態で挿入することによって、前記第2のロールの前記押圧部が前記第2のシートのうち前記湾曲部に対向する領域の中央部を加熱しながら前記凹部に押し込み変形させて、前記領域の前記中央部に前記突起部を形成する第2の工程と、前記第2の工程の前、前記第2の工程の後、及び前記第2の工程と同時のうち、少なくともいずれかにおいて、前記第1のシートの前記境界部と前記第2のシートとを接合する第3の工程と、
を備える。

0025

上記方法において、押圧部は第1のロールの凹部に遊びのある状態で挿入されるので、第2のシートに、平坦部に取り囲まれた突起部を形成することができる。

0026

上記方法によれば、肌に接した時の感触を柔らかくし、かつ、表面の凹凸形状をつぶれにくくすることが容易である複合シートを連続的に製造することができる。

0027

押圧部によって第2のシートを加熱しながら変形させることができ、第2のシートに容易に突起部を形成することができる。

0028

好ましくは、前記第3の工程において、前記第1の工程によって搬送されている前記第1及び第2のシートを、前記第1のロールと第3のロールとの間を通過させ、前記第1及び第2のシートを、前記第1のロールと前記第3のロールとで挟み加熱することによって、前記第1のシートの前記境界部と前記第2のシートとを接合する。

0029

この場合、第1のロールを利用して、第1及び第2のシートを接合することができる。

0030

好ましくは、複合シートの製造方法は、(iv)前記第1の工程の前に、前記湾曲部と前記境界部が形成される前の未加工状態の前記第1のシートを、前記第1のロールの前記凹部を覆うように前記第1の外周面に沿わせた状態で、前記第1のロールと第4のロールとの間を通過させるとともに、前記第4のロールを前記第1のロールと同期しながら回転させ、前記第4のロールの外周面から径方向外側に突出する凸部を、前記第1のロールの前記凹部に挿入することによって、前記第4のロールの前記凸部が前記第1のシートを前記凹部に押し込み変形させて、前記第1のシートに前記湾曲部と前記境界部を形成する第4の工程を、さらに備える。

0031

この場合、未加工状態の第1のシートを用いて、湾曲部と境界部を形成することができる。

発明の効果

0032

本発明によれば、複合シートは、肌に接した時の感触の柔らかさを保ちつつ、凹凸形状をつぶれにくくすることが容易である。

図面の簡単な説明

0033

図1は複合シートのイメージ図である。(実施例1)
図2は複合シートの要部断面図である。(実施例1)
図3は複合シートの要部断面図である。(実施例1の変形例1)
図4は複合シートの要部断面図である。(実施例1の変形例2)
図5は複合シートの製造装置の説明図である。(実施例2)
図6は複合シートの製造装置の要部断面図である。(実施例2)
図7は複合シートの製造装置の要部断面図である。(実施例2)
図8は第1のロールの外周面の要部展開図である。(実施例2)
図9は複合シートの要部断面図である。(従来例1)
図10は複合シートの製造装置の説明図である。(従来例1)

実施例

0034

以下、本発明の実施の形態として実施例について、図面を参照しながら説明する。

0035

<実施例1> 実施例1の複合シート50について、図1図4を参照しながら説明する。

0036

図1は、複合シート50のイメージ図である。図2は、複合シート50の要部断面図である。図1及び図2に示すように、複合シート50は、第1のシート52と第2のシート54とが接合されている。第1及び第2のシート52,54は、適宜な材料を選択すればよい。第1及び第2のシート52,54の材質は、同じでも、異なっても構わない。第1及び第2のシート52,54には、例えば樹脂材料を含む不織布のように、加熱することによって変形させたり溶着したりすることができる材料を用いることが好ましい。複合シート50は、例えば生理用ナプキン失禁パッド使い捨ておむつ等の吸収性物品の肌に接する表面シートに用いることができる。

0037

第1のシート52には、一方の面53sが盛り上がり他方の面53tがくぼんだ湾曲部53と、湾曲部53に隣接する境界部53kとを有する。図1では、湾曲部53を格子状に配置した場合を例示しているが、千鳥状やハニカム状など、他のパターンで湾曲部を配置しても構わないし、形状や大きさの異なる複数種類の湾曲部を配置しても構わない。

0038

第2のシート54は、第1のシート52の湾曲部53を覆い湾曲部53との間に空間51を形成するように、第1のシート52の境界部53kに接合されている。詳しくは後述するが、例えば熱溶着によって、第1のシート52の境界部53kと第2のシート54とを接合する接合部58が、間欠的に形成されている。なお、熱溶着以外の方法で、例えば超音波溶着接着剤を用いた接着によって、第1のシート52の境界部53kと第2のシート54とを接合しても構わない。間欠的に接合部58を形成する代わりに、第1のシート52の境界部53kに沿って連続する接合部を形成しても構わない。接合部58の形状は、図示した円形に限らず、矩形十字形、星型など、適宜な形状を選択することができる。

0039

第2のシート54は、第1のシート52の湾曲部53に対向する領域54pに、突起部55と、平坦部56とを有する。突起部55は、湾曲部53に接近するように、第1のシート52側の内側面55sが盛り上がり、第1のシート52とは反対側の外側面55tがくぼんでいる。平坦部56は、突起部55を取り囲み、第2のシート54のうち第1のシート52の境界部53kに対向する領域54qとともに、平らに延在している。空間51は、突起部55のまわりを取り囲む。

0040

図1及び図2では、第2のシート54の突起部55の先端55aが、第1のシート52の湾曲部53から離れている場合を例示しているが、図3及び図4に示すように構成しても構わない。

0041

図3及び図4は、変形例の突起部55x,55yを示す複合シート50x,50yの要部断面図である。図3に示すように、突起部55xの先端55aが、第1のシートの湾曲部53の他方の面53tに接していても構わない。また、図4に示すように、突起部55yの先端に開口部55kが形成されても構わない。

0042

複合シート50,50x,50yは、第1及び第2のシート52,54の材質、湾曲部53及び突起部55,55x,55yの大きさや形状などを選択することによって、第1のシート52と第2のシート54との間に突起部55,55x,55yのまわりを取り囲む空間51を適宜に形成し、第1のシート52の湾曲部53の盛り上がっている一方の面53sが肌に接した時の感触を柔らかくすることが容易である。また、第1のシート52の湾曲部53が変形するときに、湾曲部53は、第2のシート54の突起部55,55x,55yで支えられる。第2のシート54の突起部55,55x,55yのまわりに平坦部56を設けることによって、突起部55,55x,55yをつぶれにくくすることができる。したがって、複合シート50,50x,50yは、肌に接した時の感触の柔らかさを保ちつつ、凹凸形状をつぶれにくくすることが容易である。

0043

図2に示すように、平坦部56の第1のシート52側の面56sからの湾曲部53の他方の面53tの高さをH1、第2のシート54の平坦部56の第1のシート52側の面56sからの突起部55の高さをH2とすると、H2≧0.3×H1とすることが好ましい。

0044

この場合、第2のシート54の突起部55によって、第1のシート52の湾曲部53をつぶれにくくする効果を確実に得ることができる。

0045

<実施例2> 次に、実施例2の複合シートの製造装置10(以下では、単に「製造装置10」ともいう。)及び製造方法について、図5図8を参照しながら説明する。実施例2の製造装置10を用いて、実施例1の複合シート50を製造することができる。

0046

図5は、複合シートの製造装置10の説明図である。図6は、図5の直線A−Aに沿って切断した要部断面図である。図7は、図5の直線B−Bに沿って切断した要部断面図である。

0047

図5に示すように、第1のロール12のまわりに、均等に、すなわち90°ごとに、第1の賦形ロール30、第1のシールロール16、第2の賦形ロール40、第2のシールロール18が配置されている。第1及び第2の賦形ロール30,40は、第1のロール12に関して対称に配置され、第1及び第2のシールロール16,18は、第1のロール12に関して対称に配置されている。各ロール12,16,18,30,40は、矢印12r,16r,18r,30r,40rの方向に、同期しながら回転駆動される。各ロール12,16,18,30,40には、加熱部として、模式的に図示されたヒータ13,17,19,38,48が内蔵されている。

0048

なお、第1のロール12のまわりに、第1及び第2のシールロール16,18や第1及び第2の賦形ロール30,40が均等に配置されていない構成とすることも可能である。

0049

第2の賦形ロール40は、本発明の「第2のロール」である。第2の賦形ロール40に内蔵されたヒータ48は、本発明の「第1の加熱部」である。第1及び第2のシールロール16,18は、本発明の「第3のロール」である。第1のロール12に内蔵されたヒータ13と、第1及び第2のシールロール16,18に内蔵されたヒータ17,19は、本発明の「第2の加熱部」である。第1の賦形ロール30は、本発明の「第4のロール」である。

0050

さらに、第1のロール12のまわりに、第1のロール12の外周面に沿って第1のシート52を導入するための第1の案内ロール14と、第1のロールの外周面に沿う第1のシート52の上に第2のシート54を導入するための第2の案内ロール15とが、配置されている。

0051

第1のロール12の外周面に沿って導入された第1のシート52は、第1のロール12の回転に伴って搬送され、第1のロール12と第1の賦形ロール30との間を通過した後、第1のシート52の上に第2のシート54が重ねられる。その後、第1及び第2のシート52,54は、第1のロール12と第1のシールロール16との間、第1のロール12と第2の賦形ロール40との間、第1のロール12と第2のシールロール18との間を通過し、複合シート50となって第1のロール12から搬出される。

0052

図6及び図7に示すように、第1のロール12には、第1のロール12の円筒状の外周面12aから径方向内側に後退した凹部12bと、凹部12bの底に連通する吸引流路12c,12dと、第1のロール12の外周面12aから径方向外側に突出する円筒状のシール突起2xとが形成されている。第1のロール12の外周面12aは、本発明の「第1の外周面」である。

0053

図8は、第1のロール12の外周面12aの要部展開図である。図8において符号12zで示すように、シール突起12xは5個を1組として、第1のロール12の軸方向(図8では上下方向)に一定間隔で設けられている。シール突起12xの組12zが軸方向に並ぶ列12u〜12wは、略半ピッチずれた状態で、第1のロール12の周方向図8では左右方向)に隣り合っている。略菱形に並んだ12個のシール突起12xによって取り囲まれた略菱形の領域12k内に、第1のロール12に形成される凹部(図8では不図示)が形成され、凹部の中心の位置は、軸方向に隣り合うシール突起12xの組12zの間の中点13a〜13cと一致する。

0054

図7に示すように、第1の賦形ロール30には、第1のロール12の凹部12bに対応して、第1の賦形ロール30の円筒状の外周面30aから径方向外側に突出し、先端34が平らである角錐台状の凸部32が形成されている。第1の賦形ロール30の凸部32の形状は、角錐台状以外、例えば直方体状、円筒状などであっても構わない。第1の賦形ロール30の外周面30aは、本発明の「第4の外周面」である。第1のロール12と第1の賦形ロール30とが同期しながら回転するとき、第1の賦形ロール30の凸部32が、第1のロール12の凹部12bに入り込む。このとき、第1の賦形ロール30の凸部32が、第1のロール12の外周面12aに沿って配置された第1のシート(図7では不図示)のうち第1のロール12の凹部12bを覆っている部分を加熱しながら、第1のロール12の凹部12bに押し込み変形させて、第1のシートに湾曲部を形成する。加熱しながら湾曲部を形成することができるように、第1のシート52には樹脂材料を含むものを用い、加熱温度は、第1のシート52の樹脂材料の融点より低くすることが好ましい。

0055

第1のロール12の凹部12bは、吸引流路12c,12dを介して負圧源に接続される。これによって、第1のロール12の外周面12aに沿って配置された第1のシートは第1のロール12の外周面12aに沿って吸着保持され、第1のシートに形成された湾曲部は、凹部12b内に収容された状態に保たれる。

0056

図6に示すように、第2の賦形ロール40には、第1のロール12の凹部12bに対応して、円筒状の外周面40aから径方向外側に突出する円錐状の押圧部42が形成されている。第2の賦形ロール40の外周面40aは、本発明の「第2の外周面」である。押圧部42の先端44はっていても丸くても構わない。押圧部42は、第1のロール12と第2の賦形ロール40が同期しながら回転するとき、第1のロール12の凹部12bに遊びのある状態で挿入される。

0057

これによって、第2の賦形ロール40の押圧部42は、第1のロール12の外周面12aに沿って配置されている第1及び第2のシート(図6では不図示)が第1のロール12と第2の賦形ロール40との間を通過するときに、第2のシートのうち第1のシートの湾曲部に対向する領域の中央部を、第1のシートの湾曲部側に加熱しながら押し込み、第2のシートを変形させて突起部を形成する。加熱しながら突起部を形成することができるように、第2のシート54には樹脂材料を含むものを用い、加熱温度は、第2のシート54の樹脂材料の融点より低くすることが好ましい。

0058

第2の賦形ロール40の押圧部42が第2のシートに押し込まれたときに、押圧部42の先端44が第2のシートを突き破ると、前述した図4のように、先端に開口部55kが形成された突起部55yを形成することができる。

0059

第2の賦形ロール40の押圧部42は、第1のロール12の凹部12bに遊びのある状態で挿入されるため、図1及び図2に示したように、第2のシート54のうち第1のシート52の湾曲部53に対向する領域の中央部に突起部55が形成され、突起部55のまわりが平坦部56で取り囲まれるようにすることができる。

0060

図5に示すように、第1及び第2のシールロール16,18は、第1のロール12の外周面に沿って配置された第1及び第2のシート52,54が、第1のロール12と第1及び第2のシールロール16,18との間を通過するときに、第1及び第2のシールロール16,18の円筒状の外周面と第1のロール12のシール突起12x(図6及び図7参照)との間に、第1及び第2のシート52,54を挟み込んで加熱し、第1及び第2のシート52,54を熱溶着して、第1及び第2のシート52,54を接合する接合部58(図1図4参照)を形成する。第1及び第2のシールロール16,18の外周面は、本発明の「第3の外周面」である。

0061

第1及び第2のシールロール16,18を用いて第1及び第2のシート52,54の熱溶着を繰り返すことによって、第1及び第2のシート52,54の接合部58に孔が開かないようにしつつ、第1及び第2のシート52,54を確実に接合することができる。

0062

なお、シールロールが2個の場合を例示したが、シールロールは1個でも、3個以上でも構わなし、後述するように、第1及び第2のシールロール16,18を無くすことも可能である。予め湾曲部が形成された第1のシートを用いる場合には、第1の賦形ロール30は省略することができる。

0063

第1及び第2の賦形ロール30,40にヒータ38,48を内蔵する代わりに、第1及び第2の賦形ロール30,40の外部に設けたヒータ等の加熱部によって、第1の賦形ロール30の凸部32や、第2の賦形ロール40の押圧部42を加熱するように構成しても構わない。

0064

第1のロール12にシール突起12xを形成する代わりに、第1及び第2のシールロール16,18の外周面に、シール突起を形成することも可能であるし、第1のロール12と第1及び第2のシールロール16,18の両方にシール突起を形成することも可能である。

0065

次に、製造装置10を用いて複合シート50を製造する工程について、図5図7を参照しながら説明する。

0066

(1)まず、第1のシート52の湾曲部を第1のロール12の凹部12bに収容し、第1のシート52の境界部を第1のロール12の外周面12aに沿わせるとともに、第1のシート52に、樹脂材料を含む第2のシート54を重ねて第1のシート52の湾曲部を覆う状態で、第1のロール12を回転させて、第1及び第2のシート52,54を搬送する。

0067

(1−1)具体的には、第1のロール12の外周面12aに沿って、第1の案内ロール14によって導かれた第1のシート52を配置し、第1のロール12と第1の賦形ロール30との間を通過させるとともに、第1の賦形ロール30を第1のロール12と同期しながら回転させ、第1の賦形ロール30の凸部32を、第1のロール12の凹部12bに挿入する。このとき、第1のシート52は、第1のロール12の凹部12bを覆っている部分に、第1の賦形ロール30の加熱された凸部32が押し込まれ、それによって変形し、第1のシート52に湾曲部が形成される。このとき、第1のシート52のうち湾曲部のまわりの第1のロール12の外周面12aに沿っている部分が境界部となる。

0068

(1−2)第1のシート52は、第1のロール12の凹部12bに湾曲部が収容された状態で搬送される。この第1のシート52の上に、第2の案内ロール15によって導かれた第2のシート54を、第1のシート52の湾曲部を覆うように重ね、第1のロール12の回転に伴って、第1及び第2のシート52,54を搬送する。

0069

(2)次いで、第1及び第2のシート52,54を、第1のロール12と第1のシールロール16との間を通過させ、第1及び第2のシート52,54を、第1のロール12のシール突起12xと第1のシールロール16の外周面とで挟み加熱することによって、第1のシート52の境界部と第2のシート54を接合する。

0070

(3)次いで、第1及び第2のシート52,54を、第1のロール12と第2の賦形ロール40との間を通過させるとともに、第2の賦形ロール40を第1のロール12と同期しながら回転させ、第2の賦形ロール40の押圧部42を、第1のロール12の凹部12bに遊びのある状態で挿入する。これによって、第2の賦形ロール40の加熱された押圧部42が、第2のシート54のうち湾曲部に対向する領域の中央部を加熱しながら凹部12bに押し込み、第2のシート54を変形させ、第2のシート54のうち第1のシート52の湾曲部に対向する領域の中央部に、湾曲部に接近するように第1のシート52側の内側面が盛り上がり第1のシート52とは反対側の外側面がくぼむ突起部が形成される。第1のシート52の湾曲部に対向する領域の中央部だけに突起部が形成されるので、突起部は第2のシート54の平坦部で取り囲まれる。

0071

(4)次いで、第1及び第2のシート52,54を、第1のロール12と第2のシールロール18との間を通過させ、第1及び第2のシート52,54を、第1のロール12のシール突起12xと第2のシールロール18の外周面とで挟み加熱することによって、第1のシート52の境界部と第2のシート54をさらに接合する。

0072

(5)次いで、接合された第1及び第2のシート52,54、すなわち複合シート50を、第1のロール12から搬出する。

0073

以上の工程によって、複合シート50を製造することができる。

0074

上記(1−2)の工程は、本発明の「第1の工程」である。上記(2)及び(4)の工程は、本発明の「第3の工程」である。上記(3)の工程は、本発明の「第2の工程」である。上記(1−1)の工程は、本発明の「第4の工程」である。

0075

上記(2)及び(4)の工程により、第1のロール12を利用して、第1及び第2のシート52,54を接合することができる。上記(2)及び(4)の工程は、いずれか一方のみでもよい。この場合、第1及び第2のシールロール16,18の一方は、省略することができる。

0076

上記(2)の工程により第1のシート52と第2のシート54とを接合した後に、上記(3)の工程により第2のシートに突起部を形成すると、第1のシートの湾曲部と第2のシートの突起部との位置合わせが容易である。

0077

上記(2)及び(4)の工程をなくし、第1及び第2のシート52,54が互いに接合されていない状態のまま第1のロール12から搬出された後に、別の装置を用いて第1のシート52の境界部と第2のシート54とを接合しても構わない。

0078

上記(3)の工程と同時に、第1及び第2のシート52,54を、第1のロール12の外周面12aと第2の賦形ロール40の外周面40aとで挟み加熱することによって、第1のシート52の境界部と第2のシート54とを接合しても構わない。この場合、本発明の「第3の工程」は、本発明の「第2の工程」と同時に行うことになり、第1及び第2のシールロール16,18を省略することが可能である。

0079

また、上記(1−1)及び(1−2)の工程に代え、予め湾曲部が形成された第1のシートの境界部を第1のロール12の外周面12aに沿わせ、かつ、第1のシートの湾曲部を第1のロール12の凹部12bに収容するとともに、第1のシートに第2のシートを重ね、第2のシートで湾曲部を覆った状態で、第1のロール12の回転と同期しながら第1及び第2のシートを搬送してもよい。この場合、樹脂材料を含まない第1のシートを用いることも可能である。

0080

第1のロール12の凹部12b、第1の賦形ロール30の凸部32、第2の賦形ロール40の押圧部42の形状や大きさ、各ロール12,16,18,30,40の回転数(第1及び第2のシート52,54の搬送速度)、凸部32や押圧部42の温度、第1及び第2のシート52,54の材質などを適宜に選択することによって、製造装置10を用いて、肌に接した時の感触の柔らかさを保ちつつ凹凸形状がつぶれにくい複合シートを、製造することができる。

0081

<まとめ> 以上に説明した複合シート50は、肌に接した時の感触の柔らかさを保ちつつ、凹凸形状をつぶれにくくすることが容易である。

0082

なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。

0083

例えば、本発明の複合シートは、吸収性物品以外の肌に接する表面シートに用いることもできるし、肌に接する表面シート以外に用いることもできる。

0084

10複合シートの製造装置
12 第1のロール
12a外周面(第1の外周面)
12b 凹部
13ヒータ(第2の加熱部)
16 第1のシールロール(第3のロール)
17 ヒータ(第2の加熱部)
18 第2のシールロール(第3のロール)
19 ヒータ(第2の加熱部)
30 第1の賦形ロール(第4のロール)
30a 外周面(第4の外周面)
40 第2の賦形ロール(第2のロール)
40a 外周面(第2の外周面)
42押圧部
48 ヒータ(第1の加熱部)
50,50x,50y 複合シート
51 空間
52 第1のシート
53湾曲部
53k境界部
53s 一方の面
53t 他方の面
54 第2のシート
54p 湾曲部に対向する領域
55,55x,55y突起部
55s 内側面
55t 外側面
56平坦部
56s 第1のシート側の面

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