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技術 給電装置

出願人 矢崎総業株式会社
発明者 関野司堂下憲一加藤伸次長谷川省悟
出願日 2017年9月8日 (2年3ヶ月経過) 出願番号 2017-172596
公開日 2019年3月28日 (8ヶ月経過) 公開番号 2019-048492
状態 未査定
技術分野 車両用電気・流体回路 車両用座席 相対的移動部分間の電線ケ-ブル配列
主要キーワード 湾曲半径 係止作業 作業側 ハーネス部分 電線部分 スライドシート ロック受け 導出方向
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

組立てに際してワイヤハーネスケースに容易に収容することができる給電装置を提供する。

解決手段

給電装置1が、ワイヤハーネスとケース3とを備え、ケース3には、ワイヤハーネスにおける一端側部分21を除く部分の少なくとも一部を収容するとともに、一端側部分21を一端側導出口31aから導出させた第1収容部と、一端側部分21を、所定の延在方向D12に延在させて収容するとともに保持する第2の部分46(第2収容部)と、が設けられており、少なくとも一部が延在方向D12に延びるように第2の部分46(第2収容部)に配置されるとともに、一端側部分21が沿わされて固定されることで当該一端側部分21を延在方向D12に延在するように案内する案内部材6、を更に備えている。

概要

背景

従来、車両のスライドシート電装機器が設けられる場合、バッテリ等の電源から電装機器に電力を供給する給電装置が用いられている(特許文献1参照)。給電装置は、電源と電装機器とを電気的に接続するためのワイヤハーネスと、車両フロアに設置され、ワイヤハーネスを収容するケースと、を備えている。このような給電装置では、ワイヤハーネスは、その電源側の一端側部分がケース内に保持された状態で収容され、その他端側部分が、スライドシートのスライド移動に応じてケースに対して出し入れされるように構成されている。

ここで、ワイヤハーネスにおける電源側の一端側部分は、何らかの保持構造によってケース内に保持されることがある。このため、この一端側部分は、保持構造による保持作業を円滑に行うための作業余長を含む長さに設定されていることが多い。

概要

組立てに際してワイヤハーネスをケースに容易に収容することができる給電装置を提供する。給電装置1が、ワイヤハーネスとケース3とを備え、ケース3には、ワイヤハーネスにおける一端側部分21を除く部分の少なくとも一部を収容するとともに、一端側部分21を一端側導出口31aから導出させた第1収容部と、一端側部分21を、所定の延在方向D12に延在させて収容するとともに保持する第2の部分46(第2収容部)と、が設けられており、少なくとも一部が延在方向D12に延びるように第2の部分46(第2収容部)に配置されるとともに、一端側部分21が沿わされて固定されることで当該一端側部分21を延在方向D12に延在するように案内する案内部材6、を更に備えている。

目的

本発明は、組立てに際してワイヤハーネスをケースに容易に収容することができる給電装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

スライドシート給電を行うワイヤハーネスと、車両フロア取付けられて前記ワイヤハーネスを収容するケースと、を備え、前記ケースには、前記ワイヤハーネスにおける一端側部分を除く部分の少なくとも一部を収容するとともに、前記一端側部分を一端側導出口から導出させた第1収容部と、前記一端側部分を、所定の延在方向に延在させて収容するとともに保持する第2収容部と、が設けられており、少なくとも一部が前記延在方向に延びるように前記第2収容部に配置されるとともに、前記一端側部分が沿わされて固定されることで当該一端側部分を前記延在方向に延在するように案内する案内部材、を更に備えていることを特徴とする給電装置

請求項2

前記延在方向が、前記一端側導出口からの導出方向と交差し且つ前記車両フロアに沿った方向であることを特徴とする請求項1に記載の給電装置。

請求項3

前記第2収容部が、前記車両フロアの側と反対側とのうちの一方の側が開放されて設けられており、前記ケースが、前記第2収容部における開放された側を覆って、当該第2収容部の内部に前記一端側部分を位置付ける覆い部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給電装置。

請求項4

前記第2収容部には、前記案内部材が、前記一端側部分のうち当該案内部材に固定された部分とともに前記延在方向に延びた姿勢で嵌め込まれる嵌め込み空間が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の給電装置。

請求項5

前記一端側部分が、前記第1収容部の側の第1ハーネス部分と、当該第1ハーネス部分にコネクタ接続された第2ハーネス部分とで構成され、前記第2収容部の内部に、前記第1ハーネス部分の第1コネクタが、前記延在方向に沿った嵌合方向から前記第2ハーネス部分の第2コネクタが嵌合する姿勢で固定されることで、前記第2収容部の内部に前記一端側部分が保持されており、前記案内部材が、前記第1ハーネス部分を前記延在方向へと延在させて当該第1ハーネス部分の前記第1コネクタへと向かわせる部材であることを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載の給電装置。

請求項6

前記一端側部分は、前記一端側導出口から出た後、前記延在方向に沿うように湾曲した状態で前記第2収容部に収容されており、前記案内部材が、前記一端側部分における湾曲の外側に位置するように前記第2収容部に配置されることを特徴とする請求項1〜5のうち何れか一項に記載の給電装置。

技術分野

0001

本発明は、車両フロアに設置され、スライドシート給電を行う給電装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、車両のスライドシートに電装機器が設けられる場合、バッテリ等の電源から電装機器に電力を供給する給電装置が用いられている(特許文献1参照)。給電装置は、電源と電装機器とを電気的に接続するためのワイヤハーネスと、車両フロアに設置され、ワイヤハーネスを収容するケースと、を備えている。このような給電装置では、ワイヤハーネスは、その電源側の一端側部分がケース内に保持された状態で収容され、その他端側部分が、スライドシートのスライド移動に応じてケースに対して出し入れされるように構成されている。

0003

ここで、ワイヤハーネスにおける電源側の一端側部分は、何らかの保持構造によってケース内に保持されることがある。このため、この一端側部分は、保持構造による保持作業を円滑に行うための作業余長を含む長さに設定されていることが多い。

先行技術

0004

特開2016−136811号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、一端側部分における作業余長は、上述したような保持作業には有効である反面、この余長部分を含む一端側部分をケース内に収める際に、余長部分が拡がってしまうこと等により邪魔になることがある。例えば、ケースにワイヤハーネスの収容部における作業側開放して設け、その開放側を覆う覆い部を設けることが考えられる。このような場合、作業者は、一端側部分において拡がりがちな余長部分が収容部の縁と覆い部との間に噛み込まれないように、余長部分を収容部の内側に押し込みながら覆い部を閉める必要がある。このような作業は、作業者にとって非常に煩雑なものであることが多い。

0006

そこで、本発明は、組立てに際してワイヤハーネスをケースに容易に収容することができる給電装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明の給電装置は、スライドシートに給電を行うワイヤハーネスと、車両フロアに取付けられて前記ワイヤハーネスを収容するケースと、を備え、前記ケースには、前記ワイヤハーネスにおける一端側部分を除く部分の少なくとも一部を収容するとともに、前記一端側部分を一端側導出口から導出させた第1収容部と、前記一端側部分を、所定の延在方向に延在させて収容するとともに保持する第2収容部と、が設けられており、少なくとも一部が前記延在方向に延びるように前記第2収容部に配置されるとともに、前記一端側部分が沿わされて固定されることで当該一端側部分を前記延在方向に延在するように案内する案内部材、を更に備えていることを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明の給電装置では、ワイヤハーネスの一端側部分は、第2収容部に、案内部材に沿わされて固定された状態で収容される。この案内部材を用いることにより、一端側部分の第2収容部への収容に際し、この一端側部分に何らかの作業余長が設けられていたとしても、収容の邪魔になりがちな作業余長の拡がりが抑えられる。これにより、組立てに際してワイヤハーネスをケースに容易に収容することができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の一実施形態にかかる給電装置を示す図である。
図1に示されているケースにおけるベースを、車両フロアの側から見た底面図である。
図2に示されている第2の部分(第2収容部)を示す拡大図である。
図3に示されている第2の部分において、第1ハーネス部分の第1コネクタ係止固定される様子を示す図である。
図1図4に示されている実施形態の給電装置と比較するための比較例を示す図である。
図4に示されている案内部材に対する別例を、図4と同等な拡大図で示す図である。

実施例

0010

以下、本発明の一実施形態について説明する。

0011

図1は、本発明の一実施形態にかかる給電装置を示す図である。

0012

図1に示す本実施形態の給電装置1は、自動車に搭載されて、車両フロア10側からスライドシート11(図1中に模式的に示す。)にワイヤハーネス2を配索し、スライドシート11に取り付けられた電装機器(着座センサスピーカ等)に給電を行う装置である。なお、給電装置1のワイヤハーネス2は、給電だけでなく信号伝送も行う。また、図1中の矢印Xは自動車の前後方向と平行であり、矢印Yは自動車の上下方向と平行であり、矢印Zは自動車の幅方向と平行である。また、本実施形態では、ワイヤハーネス2は、複数本電線と、これら電線を覆ったコルゲートチューブ2aと、電線の両端部に取り付けられたコネクタと、を備えたものである。なお、ここで言うワイヤハーネス2の「電線部分」とは、フロア側のコネクタと接続されるまでの部分を指し、フロア側のコネクタから先の車両側の電線は含まない。

0013

図1に示すスライドシート11は、前記自動車の乗員が着座するものであり、車両フロア10に取り付けられたシートレール9にスライド自在に取り付けられている。このことにより、スライドシート11は、車両フロア10に対して矢印X方向にスライド自在となっている。

0014

図1に示す給電装置1は、車両フロア10に取り付けられるケース3と、該ケース3に出し入れ自在に収容されるワイヤハーネス2と、を備えている。

0015

ケース3は、合成樹脂製のベース部4と、合成樹脂製のカバー部5とが上下方向に組み付けられて構成されている。ベース部4は、ケース3の下半部を構成し、カバー部5は、ケース3の上半部を構成する。ケース3は、矢印X方向に延びた余長収容部31(第1収容部)と、余長収容部31の長手方向の一端に連なった電源側導出部32及び負荷側導出部33で構成されている。

0016

余長収容部31は、車両フロア10の側とは反対側が開放されており、ワイヤハーネス2の長手方向中間部分、即ち、電源側となる一端部分21とシート側となる他端部分22とを除く余長部分23をU字状に曲げた状態で収容する部位である。カバー5が閉じられることで、余長収容部31の内部に余長部分23が位置付けられる。余長収容部31は、シートレール9と平行に配置されている。余長収容部31には、一端側部分21を電源側導出部32へと導出させる一端側導出口31aが設けられている。

0017

電源側導出部32は、ワイヤハーネス2の長手方向の一端側部分21を余長収容部31における一端側導出口31aから車両フロア10の側に導く部位である。電源側導出部32は、余長収容部31の長手方向の一端に一端側導出口31aを介して連なり、余長収容部31の長手方向に対し垂直方向かつ車両フロア10に沿った方向に延びている。また、この電源側導出部32には、ワイヤハーネス2の一端側部分21をこのケース3からフロア側の外部へと導出させるフロア側導出口32aが設けられている。

0018

本実施形態では、ワイヤハーネス2の一端側部分21が、余長収容部31の側の第1ハーネス部分211と、当該第1ハーネス部分211にコネクタ接続された第2ハーネス部分212とで構成されている。余長収容部31の一端側導出口31aからは第1ハーネス部分211が導出され、電源側導出部32において第2ハーネス部分212にコネクタ接続された後、フロア側導出口32aから第2ハーネス部分212が導出される。

0019

フロア側導出口32aから導出された第2ハーネス部分212は、その端部に設けられた不図示のコネクタが、電源側と接続されたフロア側ワイヤハーネスのコネクタと接続される。また、このコネクタは、ホイールハウスの近傍など、自動車の搭乗者に踏まれ難い位置に配置される。

0020

負荷側導出部33は、ワイヤハーネス2の長手方向の他端側部分22を、余長収容部31から180度折り返してシートレール9の長手方向の一端に導く部位である。負荷側導出部33は、余長収容部31の長手方向の一端に連なり、そこからU字状に延びている。負荷側導出部33の余長収容部31から離れた端部には、シートレール9の長手方向の一端に向かって開口した負荷側導出口33aが設けられている。また、上記電源側導出部32と負荷側導出部33とは、上下に交差しており、負荷側導出部33が電源側導出部32の上側を通っている。

0021

負荷側導出口33aから導出されたワイヤハーネス2は、シートレール9内を通されてスライドシート11に向かって配索され、その端部の不図示のコネクタが、シート側コネクタと接続される。スライドシート11がスライド移動してシート位置が変わることにより、負荷側導出口33aから導出されるワイヤハーネス2の長さが変化する。このことにより、余長収容部31内のワイヤハーネス2の長さも変位する。

0022

図2は、図1に示されているケースにおけるベースを、車両フロアの側から見た底面図である。

0023

ベース部4は、図2に示すように、本体部41と、この本体部41にヒンジ43を介して連なった覆い部42と、を一体に有している。本体部41は、上記余長収容部31の下半部(カバー部5が上半部を構成する。)を構成する第1の部分45と、覆い部42と共に上記電源側導出部32を構成する第2の部分46(第2収容部)と、を有している。更に、本体部41は、上記負荷側導出部33の下半部(カバー部5が上半部を構成する。)を構成する第3の部分47と、シートレール9に固定される固定部48と、を有している。

0024

第2の部分46は、車両フロア10の側が開放されて設けられている。具体的には、第2の部分46では、ベース部4の底面における第1の部分45や第3の部分47よりも、ベース部4の厚み方向について一部が低く形成されており、その低くなった部分が、車両フロア10の側に向かって開放されている。そして、この低くなって開放された部分がワイヤハーネス2の一端側部分21等の収容に利用される。そして、ベース部4には、第2の部分46における開放された側を覆うように覆い部42が設けられている。余長収容部31からこの第2の部分46へと導出されたワイヤハーネス2の一端側部分21は、覆い部42が閉じられると、この第2の部分46の内部に位置付けられる。

0025

図3は、図2に示されている第2の部分(第2収容部)を示す拡大図である。

0026

図3に示すように、ワイヤハーネス2の一端側部分21における第1ハーネス部分211は、余長収容部31の一端側導出口31aから部分的に突出したコルゲートチューブ2aの端部開口から更に延出した電線部分である。第1ハーネス部分211の先端には第2ハーネス部分212の第2コネクタ212aと嵌合する第1コネクタ211aが設けられている。

0027

第2の部分46のフロア側導出口32aの近傍には、第1ハーネス部分211の第1コネクタ211aを固定するための係止部44が設けられている。他方、第1コネクタ211aには、この係止部44と係止するコネクタ側係止部211a−1が設けられている。第2の部分46では、コネクタ側係止部211a−1が係止部44に係止されることで第1ハーネス部分211の第1コネクタ211aが係止固定される。

0028

図4は、図3に示されている第2の部分において、第1ハーネス部分の第1コネクタが係止固定される様子を示す図である。

0029

この図4に示されるように、給電装置1のケース3では、第1ハーネス部分211の第1コネクタ211aがベース部4における第2の部分46の係止部44に係止固定されることで、第1ハーネス部分211が第2の部分46に保持される。また、第2ハーネス部分212の第2コネクタ212aは、第1コネクタ211aに嵌合する。本実施形態では、第1コネクタ211aの係止固定により、ワイヤハーネス2において電源側となる、第1ハーネス部分211及び第2ハーネス部分212からなる一端側部分21が第2の部分46に保持される。

0030

ここで、一端側導出口31aのコルゲートチューブ2aの端部開口から第1コネクタ211aに至るまでの第1ハーネス部分211の経路は、次のような経路となっている。即ち、第1ハーネス部分211は、まず、一端側導出口31aからシートレール9の長手方向、つまりはスライドシート11のスライド方向と略一致する導出方向D11に導出される。その後、第1ハーネス部分211は、その導出方向D11と交差し且つ車両フロア10に沿った延在方向D12に沿うように湾曲している。また、湾曲に当たっては、第1コネクタ211aの係止部44への係止作業の便を図るため作業余長211bが設けられつつ湾曲している。このように湾曲した後、第1ハーネス部分211は、延在方向D12に延在して第1コネクタ211aに至る。

0031

また、第1コネクタ211aは、延在方向D12に沿った嵌合方向D13から第2ハーネス部分212の第2コネクタ212aが嵌合する姿勢で固定される。これにより、第2の部分46には、ワイヤハーネス2の電源側の一端側部分21が、上記の延在方向D12に延在するように収容されるとともに保持される。

0032

そして、本実施形態では、この一端側部分21における第1ハーネス部分211の第2の部分46への収容に、次のような案内部材6が用いられる。この案内部材6は、上記の延在方向D12に延びるように第2の部分46に配置されるとともに、第1ハーネス部分211が沿わされて固定されることで当該第1ハーネス部分211を延在方向D12に延在するように案内する部材である。案内部材6は丸棒状に形成され、第1ハーネス部分211は、案内部材6にテープ61で固定される。

0033

また、第2の部分46には、案内部材6が、第1ハーネス部分211のうち当該案内部材6に固定された部分とともに延在方向D12に延びた姿勢で嵌め込まれる嵌め込み空間461が形成されている。本実施形態では、第1ハーネス部分211の作業余長211bを利用して第1コネクタ211aが係止部44に係止固定された後、第1ハーネス部分211の一部が案内部材6にテープ61で固定される。そして、固定された部分とともに案内部材6が嵌め込み空間461に嵌め込まれる。

0034

ここで、本実施形態では、案内部材6は、第1ハーネス部分211における湾曲の外側に位置するように第2の部分46に配置される。このような配置により、嵌め込み空間461を区画する第2の部分46の内面には、案内部材6が接した状態となる。

0035

覆い部42は、ヒンジ43を中心に回動自在であり、第2の部分46及び第3の部分47に重なる。覆い部42のヒンジ43から離れた端部には、ロック部42a(図2参照)が設けられている。また、第2の部分46のヒンジ43から離れた端部には、ロック部42aが係止するロック受け部41aが設けられている。ロック部42aがロック受け部41aに係止することにより、覆い部42が第2の部分46及び第3の部分47に重なった状態が維持される。

0036

また、覆い部42は、第2の部分46及び第3の部分47に重なった状態で、係止部44が設けられた部分を覆うとともに第2の部分46との間にワイヤハーネス2における一端側部分21を位置付ける。覆い部42は、第2の部分46に重なることで、第2の部分46と共に上記電源側導出部32を構成する。上記フロア側導出口32aは、第2の部分46と覆い部42とが重ねられることで構成される。

0037

図5は、図1図4に示されている実施形態の給電装置と比較するための比較例を示す図である。この比較例は、上述した案内部材6が用いられていない点が、上述の実施形態と異なっている。図5には、比較例の給電装置7が、図4と同等の拡大図で示されている。また、この図5では、図4に示されている構成要素と同等な構成要素については、図4と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素については重複説明を省略する。

0038

上述したように、この比較例の給電装置7では、第2の部分76には、ワイヤハーネス2の電源側の一端側部分21における第1ハーネス部分211が案内部材6を用いずに、単純に押し込まれた状態で収容される。このため、この比較例の給電装置7では、第2の部分76には、案内部材6のための嵌め込み空間は設けられていない。

0039

ここで、上述の実施形態と同様に、第1ハーネス部分211には、第1コネクタ211aの係止部44への係止固定の作業のために作業余長211bが設けられている。そして、第1ハーネス部分211が第2の部分76に単純に押し込まれた状態で収容されるが、作業余長211bを有する第1ハーネス部分211は、その押込みに逆らって周囲に拡がりがちとなる。このため、作業者は、第1ハーネス部分211において拡がりがちな余長部分211bが第2の部分76の縁と覆い部42との間に噛み込まれないように、余長部分211bを第2の部分76の内側に押し込みながら覆い部42を閉める必要がある。このような作業は、作業者にとって非常に煩雑なものであることが多い。

0040

以上に説明した比較例に対し、図1図4に示されている実施形態の給電装置1では、ワイヤハーネス2の一端側部分21は、第2の部分46に、案内部材6に沿わされて固定された状態で収容される。この案内部材6を用いることにより、一端側部分21の第2の部分46への収容に際し、この一端側部分21に作業余長211bが設けられていたとしても、収容の邪魔になりがちな作業余長211bの拡がりが抑えられる。これにより、組立てに際してワイヤハーネス2をケース3に容易に収容することができる。

0041

ここで、本実施形態では、第2の部分46における一端側部分21の延在方向D12が、一端側導出口31aからの導出方向D11と交差し且つ車両フロア10に沿った方向となっている。第2の部分46において一端側部分21をこのような延在方向D12に延在させることとすると、次のような点において好適である。即ち、車両フロア10の側では、シートレール9と交差する方向に離れた位置に電源等の機器が配置されている。一端側部分21を上記の延在方向D12に延在させることで、給電装置1のフロア側導出口32aからの一端側部分21を、上記のような電源等の機器からのワイヤハーネスと良好な作業性の下でコネクタ接続させることができる。その一方で、第2の部分46において一端側部分21が一端側導出口31aからの導出方向D11から上記の延在方向D12へと湾曲することとなるので、一端側部分21には延在方向D12から外れて拡がろうとする応力が生じ易くなる。本実施形態によれば、一端側部分21が、この延在方向D12に延びるように配置される案内部材6に沿わされて固定されるので、上記のような応力による一端側部分21の拡がりを効果的に抑制することができる。

0042

また、本実施形態では、第2の部分46が、車両フロア10の側が開放されて設けられており、ケース3が、第2の部分46の開放された側を覆って、当該第2の部分46の内部に一端側部分21を位置付ける覆い部42を備えている。本実施形態によれば、一端側部分21の第2の部分46の収容及び保持の作業を、覆い部42を開いた状態で良好な作業性の下で行うことができる。そして、上述したように、案内部材6によって作業余長211bの拡がりが抑えられることから、第2の部分46の縁と覆い部42との間への作業余長211bの噛み込みを抑えて覆い部42を閉じることができる。このように、本実施形態の給電装置1によれば、ワイヤハーネス2をケース3に一層容易に収容することができる。

0043

また、本実施形態では、第2の部分46には、案内部材6が、一端側部分21のうち当該案内部材6に固定された部分とともに上記の延在方向D12に延びた姿勢で嵌め込まれる嵌め込み空間461が形成されている。本実施形態によれば、案内部材6を、これに固定された一端側部分21の一部とともに、上記の嵌め込み空間461への嵌め込みによって安定した姿勢で第2の部分46に収容することができる。これにより、案内部材6の収容も含めて、ワイヤハーネス2をケース3に一層容易に収容することができる。

0044

また、本実施形態では、一端側部分21が、余長収容部31の側の第1ハーネス部分211と、当該第1ハーネス部分211にコネクタ接続された第2ハーネス部分212とで構成されている。そして、第2の部分46の内部に、第1ハーネス部分211の第1コネクタ211aが、上記の延在方向D12に沿った嵌合方向D13から第2ハーネス部分212の第2コネクタ212aが嵌合する姿勢で固定される。これにより、第2の部分46の内部に一端側部分21が保持されている。そして、案内部材6が、第1ハーネス部分211を延在方向D12へと延在させて当該第1ハーネス部分211の第1コネクタ211aへと向かわせる部材となっている。

0045

本実施形態では、第2の部分46による一端側部分21の保持が、第1ハーネス部分211の第1コネクタ211aの固定により行われる。この第1コネクタ211aの固定作業を容易ならしめるために、本実施形態では、第1ハーネス部分211に、第1コネクタ211aの自由な取り回しに十分な作業余長211bが設けられている。本実施形態によれば、このような作業余長211bを設けつつも、その作業余長211bが一端側部分21の第2の部分46への収容の妨げとならないように、上記の案内部材6を用いて一端側部分6を第2の部分46に収容することができる。このように、本実施形態によれば、第1コネクタ211aによる一端側部分21の保持も含めて、ワイヤハーネス2をケース3に一層容易に収容することができる。

0046

また、本実施形態では、一端側部分21は、一端側導出口31aから出た後、延在方向D12に沿うように湾曲した状態で第2の部分46に収容されている。そして、案内部材6は、一端側部分21における湾曲の外側に位置するように第2の部分46に配置されている。

0047

上記のように湾曲した一端側部分21には、ワイヤハーネス2が真っ直ぐな状態に戻ろうとする復元力により湾曲の外側へと向かう応力が発生しがちとなる。本実施形態によれば、このような応力が発生したとしても第2の部分46の内面には、湾曲の外側に位置するように配置された案内部材6が押し付けられる。これにより、例えば、車両の移動に伴ってワイヤハーネス2に振動が生じたとしても、第2の部分46の内面に擦り付けられる等といった事態から、案内部材6により一端側部分21を保護することができる。また、本実施形態によれば、一端側部分21における湾曲の内側が略フリーな状態となるので、例えば湾曲半径を大きくとること等により応力自体を抑えることもできる。

0048

尚、以上に説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の給電装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。

0049

例えば、上述した実施形態では、本発明にいう案内部材の一例として、一端側部分21における湾曲の外側に位置するように第2の部分46に配置された案内部材6が例示されている。しかしながら、本発明にいう案内部材は、これに限るものではなく、以下に説明するような別例であってもよい。

0050

図6は、図4に示されている案内部材に対する別例を、図4と同等な拡大図で示す図である。尚、図6では、図4に示されている構成要素と同等な構成要素については、図4と同じ符号が付されており、以下では、それら同等な構成要素については重複説明を省略する。

0051

この別例の給電装置8では、ワイヤハーネス2の電源側の一端側部分21における第1ハーネス部分211がテープ91で固定される案内部材9が、第1ハーネス部分211における湾曲の内側に位置するように第2の部分86に配置されている。また、この配置の違いから、案内部材9が、第1ハーネス部分211において案内部材9に固定された部分とともに嵌め込まれる嵌め込み空間861が、図中で上方に若干ずれた位置に設けられている。

0052

この別例によっても、上述した実施形態と同様に、ワイヤハーネス2をケース3に容易に収容することができることは言うまでもない。ただし、上述した実施形態は、第1ハーネス部分211における湾曲の外側に位置するように配置された案内部材6による、一端側部分21の保護や、一端側部分21に発生する応力の抑制の観点から好適である点は上述した通りである。

0053

また、上述の実施形態や別例では、本発明にいう一端部分の延在方向の一例として、一端側導出口31aからの導出方向D11と交差し且つ車両フロア10に沿った延在方向D12が例示されている。しかしながら、本発明にいう延在方向はこれに限るものではなく、例えば一端側導出口からの導出方向そのままに延在する方向等であってもよい。ただし、延在方向を上記のような方向とすることで、給電装置のワイヤハーネスにおける一端側部分と、車両フロアの側の電源等の機器からのワイヤハーネスとを良好な作業性の下でコネクタ接続できて好適である点は上述した通りである。

0054

また、上述の実施形態や別例では、本発明にいう第2収容部の一例として、車両フロア10の側が開放されて設けられた第2の部分46,86が例示されている。しかしながら、本発明にいう第2収容部は、これに限るものではなく、車両フロア10とは反対側が開放されて設けられたもの等であってもよい。

0055

また、上述の実施形態や別例では、本発明にいう案内部材の一例として、丸棒状の案内部材6,9が例示されている。しかしながら、本発明にいう案内部材は、これに限るものではなく、角棒状の部材であってもよく、あるいは、ワイヤハーネスの一端側部分の湾曲した収容形状に応じてL字状に折れ曲がった形状や、湾曲した形状の部材等であってもよい。本発明にいう案内部材は、その具体的な形状は、ワイヤハーネスの一端側部分における収容形状に応じて任意に設定し得る。

0056

1,8給電装置
2ワイヤハーネス
3ケース
6,9案内部材
10車両フロア
11スライドシート
21 一端側部分
31余長収容部(第1収容部)
31a 一端側導出口
42 覆い部
46,86 第2の部分(第2収容部)
211 第1ハーネス部分
211a 第1コネクタ
211b作業余長
212 第2ハーネス部分
212a 第2コネクタ
D11導出方向
D12 延在方向

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