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技術 FIB検索器、FIB検索方法、及びプログラム

出願人 日本電信電話株式会社学校法人早稲田大学
発明者 南勇貴佐藤拓朗文鄭斉欣
出願日 2017年9月4日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2017-169835
公開日 2019年3月22日 (5ヶ月経過) 公開番号 2019-047384
状態 未査定
技術分野 広域データ交換 小規模ネットワーク(3)ループ,バス以外
主要キーワード 名前部分 検索器 センサー情報 識別手順 センシングデータ 階層化構造 stパケット エントリー情報
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年3月22日)のものです。
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図面 (13)

課題

コンテンツ指向ネットワークルータ装置が異なる事業者ノード蓄積された所望のコンテンツ収集し、事業者間をまたいで配信することを可能とするFIB検索器、FIB検索方法、及びプログラムを提供することを目的とする。

解決手段

本発明に係るFIB検索器及びFIB検索方法は、コンテンツ志向ネットワークにおいて、コンテンツのNaming構成をコンテンツに一義的に定められた事業者間で共通のContent Nameと事業者を区別可能なRouting情報を含むRouting Nameとからなる構成とし、受信したパケットに含まれているRouting Nameに対してFIB検索を実行し、その結果に基づきパケットを転送することとした。

概要

背景

現在、情報通信ネットワークではIPアドレス(TCP/IP)が使われており、コンテンツ所在地を特定するためにコンテンツを所持するホストの所在地を必要とする。コンテンツ指向ネットワークでは、コンテンツの名前を指定することでコンテンツを探索し、所在地を特定するため、コンテンツの命名方法(Naming方法)およびそのNaming方法に対応したシステムの構成が重要となる。非特許文献1ではコンテンツ指向ネットワークにおけるNamingの階層化構造について述べられている。

図1は、コンテンツ指向ネットワークの構成を説明する図である。ネットワークでは、メールサーバビデオサーバなど異なったサーバにコンテンツが蓄積され異なった事業者により運用されている。それぞれのコンテンツはゲートウェイを介して相互に連携して運用がなされる。

ここで、米国のPARC(パロアルト研究所)の提案するNaming構造について説明する。例えば、“name/parc.com/videos/WidgetA.mpg”の階層構造をもつNaming構成において、ビデオ“WidgetA.mpg”のバージョンが2でセグメントが0のビデオのNaming構成は“/parc.com/videos/WidgetA.mpg/2/0”というNamingで表す。ここで、“/”はネットワークの境界を表している。図2は、PARCの提案するNamingの階層化構造を説明する図である。図5は、従来のNaming構成を説明する図である。また、図6は、従来のNamingのprefixの内容を説明する図である。また、非特許文献2には、コンテンツ志向ネットワークにおけるNamingである3N(Named node namespace)について示されている。

このNamingの階層化構造は、図3に示したコンテンツ指向ネットワークのCS(Content Store)、PIT(Pending Interest Table)及びFIBで実現され得る。図3において、CSがコンテンツのV3でS0のコンテンツを蓄積し、FIBがFace0及び1にinterestパケットを送信することを示し、PITが検索されたコンテンツをFace0に戻すことを示している。

概要

コンテンツ指向ネットワークのルータ装置が異なる事業者のノードに蓄積された所望のコンテンツを収集し、事業者間をまたいで配信することを可能とするFIB検索器、FIB検索方法、及びプログラムを提供することを目的とする。本発明に係るFIB検索器及びFIB検索方法は、コンテンツ志向ネットワークにおいて、コンテンツのNaming構成をコンテンツに一義的に定められた事業者間で共通のContent Nameと事業者を区別可能なRouting情報を含むRouting Nameとからなる構成とし、受信したパケットに含まれているRouting Nameに対してFIB検索を実行し、その結果に基づきパケットを転送することとした。

目的

本発明は、上記課題を解決すべく、コンテンツ指向ネットワークのルータ装置が異なる事業者のノードに蓄積された所望のコンテンツを収集し、事業者間をまたいで配信することを可能とするFIB検索器、FIB検索方法、及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

コンテンツ指向ネットワークルータ装置が有するFIB(ForwardingInformationBase)を検索するFIB検索器であって、インタレスト(Interest)パケットを受信する受信部と、前記受信部が受信した前記インタレスパケットに、一義的に定められた事業者間で共通のコンテンツネーム(ContentName)と事業者を区別可能ルーティング情報を含むルーティングネーム(RoutingName)のうち前記ルーティングネームが含まれることを識別するルーティングネーム識別部と、前記ルーティングネーム識別部が前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれると判断した場合に、前記FIBの中から前記ルーティングネームに対応するプレフィックスを検索するFIB検索部と、を備えることを特徴とするFIB検索器。

請求項2

前記受信部が受信した前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれていることを識別するコンテンツネーム識別部をさらに備え、前記FIB検索部は、前記ルーティングネーム識別部が前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれないと判断し、前記コンテンツネーム識別部が前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれる判断した場合に、前記FIBの中から前記コンテンツネームに対応するプレフィックスを検索することを特徴とする請求項1に記載のFIB検索器。

請求項3

コンテンツ指向ネットワークのルータ装置が有するFIB(ForwardingInformationBase)を検索するFIB検索方法であって、インタレスト(Interest)パケットを受信する受信手順と、前記受信手順で受信した前記インタレスパケットに、一義的に定められた事業者間で共通のコンテンツネーム(ContentName)と事業者を区別可能なルーティング情報を含むルーティングネーム(RoutingName)のうち前記ルーティングネームが含まれることを識別するルーティングネーム識別手順と、前記ルーティングネーム識別手順で前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれると判断された場合に、前記FIBの中から前記ルーティングネームに対応するプレフィックスを検索するFIB検索手順と、を行うことを特徴とするFIB検索方法。

請求項4

前記受信手順で受信した前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれていることを識別するコンテンツネーム識別手順をさらに行い、前記FIB検索手順では、前記ルーティングネーム識別手順で前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれていないと判断され、前記コンテンツネーム識別手順で前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれると判断された場合に、前記FIBの中から前記コンテンツネームに対応するプレフィックスを検索することを特徴とする請求項3に記載のFIB検索方法。

請求項5

請求項3又は4に記載されるFIB検索方法をコンピュータに実行させるためのプログラム

技術分野

0001

本開示は、コンテンツ指向ネットワークにおいてコンテンツ要求に対するルーティングを行うために、コンテンツ指向ネットワークのルータ装置が有するFIB(Forwarding Information Base)を検索するFIB検索器、FIB検索方法、及びその方法をコンピュータに実現させるプログラムに関する。

背景技術

0002

現在、情報通信ネットワークではIPアドレス(TCP/IP)が使われており、コンテンツ所在地を特定するためにコンテンツを所持するホストの所在地を必要とする。コンテンツ指向ネットワークでは、コンテンツの名前を指定することでコンテンツを探索し、所在地を特定するため、コンテンツの命名方法(Naming方法)およびそのNaming方法に対応したシステムの構成が重要となる。非特許文献1ではコンテンツ指向ネットワークにおけるNamingの階層化構造について述べられている。

0003

図1は、コンテンツ指向ネットワークの構成を説明する図である。ネットワークでは、メールサーバビデオサーバなど異なったサーバにコンテンツが蓄積され異なった事業者により運用されている。それぞれのコンテンツはゲートウェイを介して相互に連携して運用がなされる。

0004

ここで、米国のPARC(パロアルト研究所)の提案するNaming構造について説明する。例えば、“name/parc.com/videos/WidgetA.mpg”の階層構造をもつNaming構成において、ビデオ“WidgetA.mpg”のバージョンが2でセグメントが0のビデオのNaming構成は“/parc.com/videos/WidgetA.mpg/2/0”というNamingで表す。ここで、“/”はネットワークの境界を表している。図2は、PARCの提案するNamingの階層化構造を説明する図である。図5は、従来のNaming構成を説明する図である。また、図6は、従来のNamingのprefixの内容を説明する図である。また、非特許文献2には、コンテンツ志向ネットワークにおけるNamingである3N(Named node namespace)について示されている。

0005

このNamingの階層化構造は、図3に示したコンテンツ指向ネットワークのCS(Content Store)、PIT(Pending Interest Table)及びFIBで実現され得る。図3において、CSがコンテンツのV3でS0のコンテンツを蓄積し、FIBがFace0及び1にinterestパケットを送信することを示し、PITが検索されたコンテンツをFace0に戻すことを示している。

先行技術

0006

Van Jacobson, Diana K. Smetters, James D. Thornton, Michael F. Plass, Nicholas H. Briggs, Rebecca L. Braynard, “Networking Named Content”, Proc. of the 5th International Conference on Emerging Networking Experiments and Technologies (CoNEXT ’09), Dec. 1−4, Rome, Italy
Jairo Lopez , “Seamless Mobility in Data Aware Networks (DAN/ICN)”, ICNRG Interim meeting, September 29, 2016“https://www.ietf.org/proceedings/interim−2016−icnrg−09/slides/slides−interim−2016−icnrg−09−sessa−seamless−mobility−in−data−aware−networks−danicn−lopez−jairo−00.pdf”(2017年7月6日検索)

発明が解決しようとする課題

0007

PARCの提案するNamingの階層化構造を利用したシステムは、InterestのNamingに従って、検索されたコンテンツを中継しながら、要求元クライアントの方向へコンテンツを転送することが可能である。しかし、ノードの事業者が異なる場合や、クライアントが移動した場合にはコンテンツを要求するクライントへ戻すことが出来ない。異なった事業者や移動するクライアントへ検索したデータを戻すためには、各ノードに名前を付しておくことが必要となる。

0008

図4は、異なった事業運用者によるネットワークの構成を説明する図である。Wasedaは早稲田の事業者によるネットワークであり、Campus、AP1、AP2はWasedaを構成するノードの一部である。各ノードはキャッシュする機能を有している。また、NTTは日本電信電話の事業者によるネットワークであり、BS1、AP3、AP4はNTTを構成するノードの一部である。BS1は中間ノードである。

0009

ここで、Namingの変換とデータローミングについて述べる。クライアントの要求に基づいて“/Waseda/campus/AP1/video/info.mpg”が早稲田AP1のNaming構造で早稲田のAP1にキャッシュされている。異なった事業者では異なったNaming方式を使う。このように、同じ場所で早稲田やNTTのような複数の事業者が存在する場合、Naming構造が異なることからそれぞれのルーティングが異なり、事業者間で相互に接続できない。例えば、災害時などにセンサーが生成するセンシングデータなどを異なる事業者が共有し、コンテンツとして運用することが求められるが、従来のシステム構成であると相互に通信ができず、当該要求の実現が困難である。このような要求を実現するためには、次のような作業が必要である。

0010

従来のNaming構成では事業者の異なるネットワークを接続するためにNaming構成をゲートウェイなどの機能を介して変換する必要がある。図5に示したように、早稲田のAP1のVideoコンテンツ“info.mpg”をNTT事業者のネットワークに配置した場合、事業者名の“Waseda/campus”を“NTT/BS1”に変換する。すなわち、図5のSolution1で示したように、事業者が変わればコンテンツの名前を変える必要がある。

0011

またホストが同じであった場合でも、コンテンツ名を変更する必要がある。また、FIBのコンテンツのNamingを更新することが必要となる。またSolution2に示したようにコンテンツ名をupdateすることが必要である。また、FIB中のコンテンツ名を更新するとともにルーティングテーブルを変更する必要がある。さらにSolution3で示したようにこれを実現するにはローミングサーバが必要となる。

0012

このように、従来のシステムで事業者を跨ぐような場合、インタレスパケット内のコンテンツの名前を変え、CS、PIT及びFIBの内容を更新する必要があり、さらにローミングサーバの設置が求められるのでコンテンツ指向ネットワークを実現することが困難である。

0013

すなわち、従来のシステムには、次のような課題があった。
情報通信ネットワークにおいてコンテンツの収集を行う際、異なった事業者間にまたがったノードを利用してコンテンツを収集可能であることがリソースの効率的な利用の観点から重要である。しかし、これまでクライアントが要求するコンテンツが異なった事業者のノードを介してルーティングする場合や、要求コンテンツが異なった事業者のノードの個々にキャッシュされている場合にクライアントの要求に基づいて個々のノードに蓄積したデータを収集し、配信することが困難という課題があった。

0014

そこで、本発明は、上記課題を解決すべく、コンテンツ指向ネットワークのルータ装置が異なる事業者のノードに蓄積された所望のコンテンツを収集し、事業者間をまたいで配信することを可能とするFIB検索器、FIB検索方法、及びプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0015

上記目的を達成するために、本発明に係るFIB検索器及びFIB検索方法は、コンテンツ志向ネットワークにおいて、コンテンツのNaming構成をコンテンツに一義的に定められた事業者間で共通のContent Nameと事業者を区別可能なRouting情報を含むRouting Nameとからなる構成とし、ルータ装置が、受信したパケットに含まれているRouting Nameに対してFIB検索を実行し、その結果に基づきパケットを転送することとした。

0016

具体的には、本発明に係るFIB検索器は、コンテンツ指向ネットワークのルータ装置が有するFIB(Forwarding Information Base)を検索するFIB検索器であって、
インタレスト(Interest)パケットを受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記インタレスパケットに、一義的に定められた事業者間で共通のコンテンツネーム(Content Name)と事業者を区別可能なルーティング情報を含むルーティングネーム(Routing Name)のうち前記ルーティングネームが含まれることを識別するルーティングネーム識別部と、
前記ルーティングネーム識別部が前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれると判断した場合に、前記FIBの中から前記ルーティングネームに対応するプレフィックスを検索するFIB検索部と、
を備えることを特徴とする。

0017

また、本発明に係るFIB検索方法は、コンテンツ指向ネットワークのルータ装置が有するFIB(Forwarding Information Base)を検索するFIB検索方法であって、
インタレスト(Interest)パケットを受信する受信手順と、
前記受信手順で受信した前記インタレスパケットに、一義的に定められた事業者間で共通のコンテンツネーム(Content Name)と事業者を区別可能なルーティング情報を含むルーティングネーム(Routing Name)のうち前記ルーティングネームが含まれることを識別するルーティングネーム識別手順と、
前記ルーティングネーム識別手順で前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれると判断された場合に、前記FIBの中から前記ルーティングネームに対応するプレフィックスを検索するFIB検索手順と、
を行うことを特徴とする。

0018

インタレストパケットに記載する要求コンテンツの名前をコンテンツネームと事業者を示すルーティングネームの2層構造とし、FIBにルーティングネームの転送先を記載したため、ルータ装置がインタレストパケットから要求コンテンツを有する事業者を判断できる。従って、本発明は、コンテンツ指向ネットワークのルータ装置が異なる事業者のノードに蓄積された所望のコンテンツを収集し、事業者間をまたいで配信することを可能とするFIB検索器及びFIB検索方法を提供することができる。

0019

本発明に係るFIB検索器は、前記受信部が受信した前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれていることを識別するコンテンツネーム識別部をさらに備え、
前記FIB検索部は、前記ルーティングネーム識別部が前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれないと判断し、前記コンテンツネーム識別部が前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれる判断した場合に、前記FIBの中から前記コンテンツネームに対応するプレフィックスを検索することを特徴とする。

0020

また、本発明に係るFIB検索方法は、前記受信手順で受信した前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれていることを識別するコンテンツネーム識別手順をさらに行い、
前記FIB検索手順では、前記ルーティングネーム識別手順で前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれていないと判断され、前記コンテンツネーム識別手順で前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれると判断された場合に、前記FIBの中から前記コンテンツネームに対応するプレフィックスを検索することを特徴とする。

0021

要求コンテンツの名前がコンテンツネームだけである従来のインタレストパケットにも対応することができる。

0022

本発明に係るプログラムは、前記FIB検索方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。前記FIB検索方法はコンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。

発明の効果

0023

本発明は、コンテンツ指向ネットワークのルータ装置が異なる事業者のノードに蓄積された所望のコンテンツを収集し、事業者間をまたいで配信することを可能とするFIB検索器、FIB検索方法、及びプログラムを提供することができる。

図面の簡単な説明

0024

コンテンツ指向ネットワークの構成を説明する図である。
PARCの提案するNamingの階層化構造を説明する図である。
CCNのCS、PIT及びFIBの構成を説明する図である。
異なった事業運用者によるネットワークの構成を説明する図である。
従来のNaming方式を使って異なった事業者間を接続する手法を説明する図である。
従来のNamingのprefixの内容を説明する図である。
本発明に係るFIB検索器で受信するインタレスパケットのNaming構成を説明する図である。
本発明に係るFIB検索器を用いて異なる事業者間を相互に接続する例を説明する図である。
本発明に係るFIB検索器で受信するインタレスパケットのNaming構成を説明する図である。
本発明に係るFIB検索器で受信するインタレスパケットのNaming構成を説明する図である。
本発明に係るFIB検索方法を説明するフローチャートである。
本発明に係るFIB検索器の構成を説明する図である。

実施例

0025

添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。

0026

前提条件
本実施形態のコンテンツ指向ネットワーク(CCN)では、ホストとルータ装置をあわせて「ノード」と呼ぶこととする。また、本実施形態のノードには名前が付されていて、事業者はそれぞれのノードを区別できるものとする。また、ルータ装置は、非特許文献1に記載されるように、CS、PIT、FIBを持ち、それらの情報に基づいてインタレストパケットおよびデータの転送を行うものとする(図3を参照。)。

0027

(目的)
本実施形態のCCNが達成すべき目的は、ルータ装置が自身が所属する事業者と異なった事業者のルータ装置に蓄積されるコンテンツを集めて、クライントの要求する一つのコンテンツを事業者間にまたがって配信することを可能とすることである。

0028

この目的を達成するためには、コンテンツのNaming構造が重要であり、Namingに対応したノードが必要となる。そして、CCNにおいては多くのクライアントが移動したり、ブロードキャストでのコンテンツ要求をした場合においても、各ノードは一義的に要求コンテンツをNaming構造から理解する必要がある。

0029

そこで、本実施形態では、コンテンツ共通のName(以下、Content Nameと呼ぶ)と事業者を区別するName(以下、Routing Nameと呼ぶ)に分けたNaming構成を想定し、それらを用いてCCNを実現する。図7は、それぞれのNaming構成を説明する図である。図7(a)はデータのコンテンツ共通のContent Nameであり、図7(b)は事業者を区別できるRouting Nameである。

0030

図12は、Content NameとRouting Nameを識別し、Nameによってデータを転送するためのFIB検索器を説明するブロック図である。本FIB検索器は、CCNのルータ装置が有するFIBを検索するFIB検索器であって、
インタレスト(Interest)パケットを受信する受信部11と、
受信部11が受信した前記インタレスパケットに、一義的に定められた事業者間で共通のコンテンツネーム(Content Name)と事業者を区別可能なルーティング情報を含むルーティングネーム(Routing Name)のうち前記ルーティングネームが含まれることを識別するルーティングネーム識別部12と、
ルーティングネーム識別部12が前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれると判断した場合に、FIB(Forwarding Information Base)の中から前記ルーティングネームに対応するプレフィックスを検索するFIB検索部14と、
を備える。

0031

本FIB検索器は、受信部11が受信した前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれていることを識別するコンテンツネーム識別部13をさらに備え、
FIB検索部14は、ルーティングネーム識別部12が前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれないと判断し、コンテンツネーム識別部13が前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれる判断した場合に、前記FIBの中から前記コンテンツネームに対応するプレフィックスを検索することを特徴とする。

0032

Interest packet受信部11はCCNにおいて通常用いられるInterest packetを受信するための機能部である。Routing Name識別部12はInterest packet中にRouting Nameが含まれているかどうか識別する機能部である。Content Name識別部13はInterest packetにRouting Nameが含まれていない場合にContent Nameが含まれているかどうか識別する機能部である。FIB検索部14はInterest packetにRouting NameもしくはContent Nameが含まれている場合にコンテンツ指向ルータのFIBにそれらのNameおよび対応するfaceが存在するか検索するための機能部である。
なお、ルータ装置のFIBに設定するRouting Nameのエントリネットワーク管理者が予め行うものとする。

0033

これらの機能部は通常のCCNのルータ装置が持っていても良いし、CCNのルータ装置の拡張部として別途配置されても良い。

0034

図8は、インタレスパケット内のコンテントの名前をContent NameとRouting Nameを用いて早稲田のネットワークとNTTのネットワークを識別し、相互を接続する例を説明する図である。

0035

図9は、Routing NameとContent Nameのそれぞれの記載内容について説明する図である。従来のNaming構成ではContent Nameのみが用いられており、インタレストパケットのコンテンツの名前部分にContent Nameのみが入る。本実施形態のNaming構成では、インタレストパケットのコンテンツの名前部分にContent Nameの他にRouting Nameも入る。当該Routing Nameには3N node name、IPアドレス、及びMACアドレスなどが入る。

0036

当該Routing NameにはExtended Node nameを付すことができ、そこには、Routing information namespaceとして事業者名やノードの位置情報なども入れることが可能である。図10は、Extended Node nameを付したRouting Nameの構成とContent Nameの構成の例を説明する図である。ある地域のセンサー情報が欲しいときには、Locationに住所経度及び緯度情報を記載する。必要なコンテンツを提供する事業者を指定する場合にProviderに事業者名(ID)を記載する。Providerに複数の事業者を指定しても良い。

0037

従来技術では、Content Nameに位置情報、事業者、アドレスコンテンツ提供者、その他の情報が記載されている場合がある。一例としてContent Nameに事業者が記載されている例を下に示す。
/NTT/Ubuntu/system16.04.iso
/Waseda/Ubuntu/system16.04.iso
しかし、Content Nameに事業者等が記載されている場合、コンテンツの保存場所を変更することが不可能である。

0038

この例では、クライントはNTTのサーバかWasedaのサーバからUbuntu imageをダウンロードできる。二つのUbuntu imageファイルの内容は同一であっても、Content Nameに事業者等が記載されている場合は、NTTとWasedaのデータは同一のものとして扱うことはできない。もし、あるクライアントがUbuntu imageをNTTから既にダウンロードしており、途中のノードに当該imageがキャッシュされていたとしても、imageをダウンロードするWasedaのクライアントはNTTのサーバにアクセスする必要がある。つまり、imageを毎回ダウンロードする必要があり、効率が悪いネットワークといえる。

0039

このような問題を解決するためには、コンテンツの名前をRouting NameとContent Nameで構成する。Routing Nameはフラット階層であり、Routing NameのそれぞれのindexからプロバイダやForwardingするノードを指定する。一方、Content Nameは階層化構造を有する。

0040

図11は、本実施形態のFIB検索方法を説明するフローチャートである。本FIB検索方法は、コンテンツ指向ネットワークのルータ装置が有するFIBを検索するFIB検索方法であって、
インタレスト(Interest)パケットを受信する受信手順S11と、
受信手順S11で受信した前記インタレスパケットに、一義的に定められた事業者間で共通のコンテンツネーム(Content Name)と事業者を区別可能なルーティング情報を含むルーティングネーム(Routing Name)のうち前記ルーティングネームが含まれることを識別するルーティングネーム識別手順S12と、
ルーティングネーム識別手順S12で前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれると判断された場合に、前記FIBの中から前記ルーティングネームに対応するプレフィックスを検索するFIB検索手順S14と、
を行うことを特徴とする。

0041

本FIB検索方法は、受信手順S11で受信した前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれていることを識別するコンテンツネーム識別手順S13をさらに行い、
FIB検索手順S14では、前記ルーティングネーム識別手順で前記インタレストパケットに前記ルーティングネームが含まれていないと判断され、前記コンテンツネーム識別手順で前記インタレストパケットに前記コンテンツネームが含まれると判断された場合に、前記FIBの中から前記コンテンツネームに対応するプレフィックスを検索することを特徴とする。

0042

CCNルータやCCNに参加するホストなどのノードにおいて、Interest packet受信部11を用いてInterest packetを受信する(ステップS11)。Routing Name識別部12は受信したInterestパケットにRouting Nameが含まれているかどうか識別を行う(ステップS12)。Routing Nameとして、例えば、経度及び緯度などのLocation informationが入っている場合は、Location informationとして記述されたNameを使ってFIB検索を行い(ステップS14)、FIBが該当するLocation informationに対応するfaceの情報を持っていればそのfaceに対してデータの転送を行う。

0043

Routing Nameが含まれていない場合は、Content Name識別部13によってContent Nameが含まれているかどうかの識別を行う(ステップS13)。Content Nameが含まれていない場合、Nameが含まれていないためroutingは行わない。Content Nameが含まれている場合はContent Nameから同様に検索並びに転送を行う(ステップS14)。

0044

Routing NameにNTT又はWasedaとある場合はNTT又はWasedaのノード及びサーバを使ってルーティングすることとなる。例えば、次のようなRouting Nameで記述される。
|#provider#:WASEDA−NET|#location#:nishiwaseda|#coordinates#:xxx.xxx−yyy.yyy|

0045

また、Routing NameにIPアドレスが使われている場合は、IPアドレスがそのルータを示すこととなり、そのルータに対応するfaceに対してデータの転送を行う。

0046

これらのルーティング情報を用いて、図3に示すFace0からFace2へinterestパケットの送信を行う。この際、検索時のマッチングロンゲストマッチングを用いることで、プロバイダ間の相互乗り入れを可能として、最良のルーティングを実現できる。例えば、Routing Nameにルーティング情報として、事業者名や場所情報が含まれている場合は、複数のNameのアンドを用いて検索することでより正確なルートでデータを転送できる。

0047

なお、Routing Nameにdestinationノード情報が記載されている場合は、ノードに保存されている事前エントリー情報を使ってコンテンツサーバへのアクセスも可能となる。各ノードに保存されているRouting情報を参照して、逐次Destinationに向かって伝送することができる。

0048

また、クライアントやコンテンツプロバイダーが移動する場合は、Routing Nameにおける自身の経度及び緯度情報を移動する度に変更することで、データを送信していたパスを途中で変更し、経路切り替えることも可能となり、効率的なコンテンツの配信が可能となる。その他、Routing Nameにノードの名前やdestinationの名前などの情報を記載することで、クライアントが移動しても、コンテンツを転送するルートを変更しながら配信することも可能となる。

0049

11:Interest packet受信部
12:Routing Name識別部
13:Content Name識別部
14:FIB検索部

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