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技術 ログ情報蓄積出力装置、ログ情報蓄積出力方法及びログ情報蓄積出力プログラム

出願人 富士電機株式会社
発明者 佐藤好邦築山学
出願日 2017年9月4日 (2年0ヶ月経過) 出願番号 2017-169207
公開日 2019年3月22日 (6ヶ月経過) 公開番号 2019-046215
状態 未査定
技術分野 デバッグ/監視
主要キーワード 保存件数 蓄積条件 バグ検出 動作プロセス 二次障害 出力条件設定 エラーレベル 一括出力
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年3月22日)のものです。
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図面 (6)

課題

アプリケーションエラーが発生した場合であっても迅速かつ正確なエラー解析を実行することができるログ情報蓄積出力装置、ログ情報蓄積出力方法及びログ情報蓄積出力プログラムを提供する。

解決手段

ログ情報蓄積部(12)は、段階的なレベルのいずれかが付与されたアプリケーションのログ情報を当該ログ情報のレベルにかかわらず蓄積する。出力条件設定部(13)は、ログ情報のレベルに応じた出力条件を設定する。ログ情報出力部(16)は、出力条件設定部(13)が設定した出力条件を満足するときに、ログ情報蓄積部(12)が蓄積したログ情報を出力する。

概要

背景

アプリケーションの開発や保守現場において、ソフトウェアの動作をログに残しておくことが一般的に行われている。ここでいうログとは、例えば、操作情報動作情報(内部動作、外部動作)、エラー情報などの事象記録媒体に記録する行為、及び/又は、その記録した情報を意味している。ログによって有用な情報を残しておき、それを解析することで、デバッグ時のバグ検出障害時の調査などに活用することができる。

一般的に、デバッグ時はアプリケーションの動作を詳細に把握するため、多くのログを出力するようになっているが、それらはしばしば冗長になる傾向があり、通常運用において、応答性の低下などの悪影響を及ぼすおそれがある。また、障害解析においても、ログの保存件数超過によって必要な情報が破棄されてしまい、且つ/又は、膨大なログ情報の中から必要な情報に辿り着くのに時間が掛かってしまうおそれがある。最悪のケースでは、ログの過剰出力により記録媒体の容量が不足して、動作に必要なファイルが作成できないなどの二次障害を招いてしまうおそれがある。

特許文献1には、機器を動作させる動作プロセス部と、動作プロセス部を監視してエラーを検出するエラー監視部と、動作プロセス部のログ情報を記憶するログ記憶部と、ログ管理部とを有するログ蓄積装置が開示されている。ログ管理部は、エラー監視部が動作プロセス部のエラーを検出したとき、当該エラーに係る動作プロセス部からの動作情報をログ情報としてログ記憶部に記憶管理する。あるいは、ログ管理部は、動作プロセス部に応じてその動作情報からログ情報として所定の標準ログ情報を抽出し、エラー監視部が動作プロセス部のエラーを検出したとき、当該エラーに係る動作プロセス部の動作情報から標準ログ情報より詳細な詳細ログ情報をログ情報として抽出するとともに、ログ情報をログ記憶部に記憶管理する。

概要

アプリケーションにエラーが発生した場合であっても迅速かつ正確なエラー解析を実行することができるログ情報蓄積出力装置、ログ情報蓄積出力方法及びログ情報蓄積出力プログラムを提供する。ログ情報蓄積部(12)は、段階的なレベルのいずれかが付与されたアプリケーションのログ情報を当該ログ情報のレベルにかかわらず蓄積する。出力条件設定部(13)は、ログ情報のレベルに応じた出力条件を設定する。ログ情報出力部(16)は、出力条件設定部(13)が設定した出力条件を満足するときに、ログ情報蓄積部(12)が蓄積したログ情報を出力する。

目的

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、アプリケーションにエラーが発生した場合であっても迅速かつ正確なエラー解析を実行することができるログ情報蓄積出力装置、ログ情報蓄積出力方法及びログ情報蓄積出力プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

段階的なレベルのいずれかが付与されたアプリケーションログ情報を当該ログ情報のレベルにかかわらず蓄積するログ情報蓄積部と、前記ログ情報のレベルに応じた出力条件を設定する出力条件設定部と、前記出力条件設定部が設定した前記出力条件を満足するときに、前記ログ情報蓄積部が蓄積した前記ログ情報を出力するログ情報出力部と、を有することを特徴とするログ情報蓄積出力装置

請求項2

前記ログ情報のレベルは、少なくとも、通常レベル警告レベルエラーレベルの3段階を含み、前記出力条件設定部は、前記出力条件として前記ログ情報がエラーレベルであることを設定する、ことを特徴とする請求項1に記載のログ情報蓄積出力装置。

請求項3

前記ログ情報出力部は、前記ログ情報蓄積部が蓄積した前記ログ情報が蓄積条件を満足するか否かを判定し、前記蓄積条件を満足するときに前記ログ情報蓄積部による前記ログ情報の蓄積を維持し、前記蓄積条件を満足しないときに前記ログ情報を破棄又は出力する、ことを特徴とする請求項2に記載のログ情報蓄積出力装置。

請求項4

前記ログ情報出力部は、前記ログ情報蓄積部が蓄積した前記ログ情報が前記蓄積条件を満足しない場合において、前記ログ情報が通常レベルであるときに前記ログ情報を破棄し、前記ログ情報が警告レベルであるときに前記ログ情報を出力する、ことを特徴とする請求項3に記載のログ情報蓄積出力装置。

請求項5

段階的なレベルのいずれかが付与されたアプリケーションのログ情報を当該ログ情報のレベルにかかわらず蓄積するログ情報蓄積ステップと、前記ログ情報のレベルに応じた出力条件を設定する出力条件設定ステップと、前記出力条件設定ステップで設定した前記出力条件を満足するときに、前記ログ情報蓄積ステップで蓄積した前記ログ情報を出力するログ情報出力ステップと、を有することを特徴とするログ情報蓄積出力方法

請求項6

前記ログ情報のレベルは、少なくとも、通常レベルと警告レベルとエラーレベルの3段階を含み、前記出力条件設定ステップでは、前記出力条件として前記ログ情報がエラーレベルであることを設定する、ことを特徴とする請求項5に記載のログ情報蓄積出力方法。

請求項7

前記ログ情報出力ステップでは、前記ログ情報蓄積ステップで蓄積した前記ログ情報が蓄積条件を満足するか否かを判定し、前記蓄積条件を満足するときに前記ログ情報蓄積ステップによる前記ログ情報の蓄積を維持し、前記蓄積条件を満足しないときに前記ログ情報を破棄又は出力する、ことを特徴とする請求項6に記載のログ情報蓄積出力方法。

請求項8

前記ログ情報出力ステップでは、前記ログ情報蓄積ステップで蓄積した前記ログ情報が前記蓄積条件を満足しない場合において、前記ログ情報が通常レベルであるときに前記ログ情報を破棄し、前記ログ情報が警告レベルであるときに前記ログ情報を出力する、ことを特徴とする請求項7に記載のログ情報蓄積出力方法。

請求項9

段階的なレベルのいずれかが付与されたアプリケーションのログ情報を当該ログ情報のレベルにかかわらず蓄積するログ情報蓄積ステップと、前記ログ情報のレベルに応じた出力条件を設定する出力条件設定ステップと、前記出力条件設定ステップで設定した前記出力条件を満足するときに、前記ログ情報蓄積ステップで蓄積した前記ログ情報を出力するログ情報出力ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするログ情報蓄積出力プログラム

技術分野

0001

本発明は、ログ情報蓄積出力装置、ログ情報蓄積出力方法及びログ情報蓄積出力プログラムに関する。

背景技術

0002

アプリケーションの開発や保守現場において、ソフトウェアの動作をログに残しておくことが一般的に行われている。ここでいうログとは、例えば、操作情報動作情報(内部動作、外部動作)、エラー情報などの事象記録媒体に記録する行為、及び/又は、その記録した情報を意味している。ログによって有用な情報を残しておき、それを解析することで、デバッグ時のバグ検出障害時の調査などに活用することができる。

0003

一般的に、デバッグ時はアプリケーションの動作を詳細に把握するため、多くのログを出力するようになっているが、それらはしばしば冗長になる傾向があり、通常運用において、応答性の低下などの悪影響を及ぼすおそれがある。また、障害解析においても、ログの保存件数超過によって必要な情報が破棄されてしまい、且つ/又は、膨大なログ情報の中から必要な情報に辿り着くのに時間が掛かってしまうおそれがある。最悪のケースでは、ログの過剰出力により記録媒体の容量が不足して、動作に必要なファイルが作成できないなどの二次障害を招いてしまうおそれがある。

0004

特許文献1には、機器を動作させる動作プロセス部と、動作プロセス部を監視してエラーを検出するエラー監視部と、動作プロセス部のログ情報を記憶するログ記憶部と、ログ管理部とを有するログ蓄積装置が開示されている。ログ管理部は、エラー監視部が動作プロセス部のエラーを検出したとき、当該エラーに係る動作プロセス部からの動作情報をログ情報としてログ記憶部に記憶管理する。あるいは、ログ管理部は、動作プロセス部に応じてその動作情報からログ情報として所定の標準ログ情報を抽出し、エラー監視部が動作プロセス部のエラーを検出したとき、当該エラーに係る動作プロセス部の動作情報から標準ログ情報より詳細な詳細ログ情報をログ情報として抽出するとともに、ログ情報をログ記憶部に記憶管理する。

先行技術

0005

特開2009−9464号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1のログ蓄積装置は、ログ管理部によってログ記憶部に記憶管理されるのが、エラーに係る動作プロセス部からの動作情報又はエラーに係る動作プロセス部の動作情報から標準ログ情報より詳細な詳細ログ情報であるため、エラー解析に要求される情報が不十分となり、エラー解析が難航するケースが少なくない。

0007

より具体的に、特許文献1のログ蓄積装置は、動作プロセス部にエラーが発生した場合に、当該エラー発生時点のログ情報及びそれ以降のログ情報は確認できるものの、エラー発生に至るまでの経緯(例えば外部からの事象やソフトウェア内部の動作状況など)を確認することができないので、エラー解析が行き詰ってしまう。

0008

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、アプリケーションにエラーが発生した場合であっても迅速かつ正確なエラー解析を実行することができるログ情報蓄積出力装置、ログ情報蓄積出力方法及びログ情報蓄積出力プログラムを提供することを目的の1つとする。

課題を解決するための手段

0009

本実施形態のログ情報蓄積出力装置は、その一態様では、段階的なレベルのいずれかが付与されたアプリケーションのログ情報を当該ログ情報のレベルにかかわらず蓄積するログ情報蓄積部と、前記ログ情報のレベルに応じた出力条件を設定する出力条件設定部と、前記出力条件設定部が設定した前記出力条件を満足するときに、前記ログ情報蓄積部が蓄積した前記ログ情報を出力するログ情報出力部と、を有することを特徴としている。

0010

本実施形態のログ情報蓄積出力方法は、その一態様では、段階的なレベルのいずれかが付与されたアプリケーションのログ情報を当該ログ情報のレベルにかかわらず蓄積するログ情報蓄積ステップと、前記ログ情報のレベルに応じた出力条件を設定する出力条件設定ステップと、前記出力条件設定ステップで設定した前記出力条件を満足するときに、前記ログ情報蓄積ステップで蓄積した前記ログ情報を出力するログ情報出力ステップと、を有することを特徴としている。

0011

本実施形態のログ情報蓄積出力プログラムは、その一態様では、段階的なレベルのいずれかが付与されたアプリケーションのログ情報を当該ログ情報のレベルにかかわらず蓄積するログ情報蓄積ステップと、前記ログ情報のレベルに応じた出力条件を設定する出力条件設定ステップと、前記出力条件設定ステップで設定した前記出力条件を満足するときに、前記ログ情報蓄積ステップで蓄積した前記ログ情報を出力するログ情報出力ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴としている。

発明の効果

0012

本発明によれば、アプリケーションにエラーが発生した場合であっても迅速かつ正確なエラー解析を実行することができるログ情報蓄積出力装置、ログ情報蓄積出力方法及びログ情報蓄積出力プログラムを提供することができる。

図面の簡単な説明

0013

第1実施形態によるログ情報蓄積出力装置の構成を示すブロック図である。
レベル付与部がレベルを付与したアプリケーションのログ情報の一例を示す図である。
ログ情報蓄積部によるログ情報の蓄積とログ情報出力部によるログ情報の一括出力の一例を示す図である。
第1実施形態によるログ情報蓄積出力装置の動作を示すフローチャートである。
第2実施形態によるログ情報蓄積出力装置の構成を示すブロック図である。

実施例

0014

≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態によるログ情報蓄積出力装置10の構成を示すブロック図である。ログ情報蓄積出力装置10は、アプリケーション装置20及び記録装置(記録媒体)30と接続されている。図1ではアプリケーション装置20を単一のブロックで描いているが、アプリケーション装置20を複数設けて、当該複数のアプリケーション装置20が協働して処理を実行してもよい。

0015

第1実施形態によるログ情報蓄積出力方法及びログ情報蓄積出力プログラムは、ログ情報蓄積出力装置10に設けられたコンピュータに後述する各種の処理ステップを実行させることにより実現される。

0016

アプリケーション装置20は、アプリケーション実行部21と、ログ情報取得部22と、レベル付与部23と、ログ情報出力部24とを有している。

0017

アプリケーション実行部21は、例えば、プラントシステム等においてソフトウェアプログラムによる種々の機能を発揮するためのアプリケーションを実行する。

0018

ログ情報取得部22は、例えば、アプリケーション実行部21が実行したアプリケーションの操作情報、動作情報(内部動作、外部動作)、エラー情報などの事象を含んだログ情報を取得する。

0019

レベル付与部23は、ログ情報取得部22が取得したアプリケーションのログ情報に段階的なレベルのいずれかを付与する。レベル付与部23は、ログ情報のレベルとして、通常レベルL1と警告レベルL2とエラーレベルL3のいずれかを付与する。なお、レベル付与部23が付与するログ情報のレベルは、通常レベルL1と警告レベルL2とエラーレベルL3の3段階に限定されるものではなく、ログ情報のレベルを4段階以上で設定することも可能である(少なくとも通常レベルL1と警告レベルL2とエラーレベルL3の3段階を含んでいればよい)。例えば、レベル付与部23が付与するログ情報のレベルを、重要度重篤度)が低い側から高い順に向かって順に、通常レベルL1−1、通常レベルL1−2、警告レベルL2−1、警告レベルL2−2、エラーレベルL3−1、エラーレベルL3−2の6段階で設定することも可能である。あるいは、レベル付与部23が付与するログ情報のレベルを、通常レベルL1’とエラーレベルL2’の2段階としてもよい。

0020

図2は、レベル付与部23がレベルを付与したアプリケーションのログ情報の一例を示す図である。図2の例では、時系列の古い側から新しい側に向かって順に、通常レベルL1が付与されたアプリケーションのログ情報AAAAA、通常レベルL1が付与されたアプリケーションのログ情報BBBBB、警告レベルL2が付与されたアプリケーションのログ情報CCCCC、通常レベルL1が付与されたアプリケーションのログ情報DDDDD、エラーレベルL3が付与されたアプリケーションのログ情報EEEEE、通常レベルL1が付与されたアプリケーションのログ情報FFFFF、警告レベルL2が付与されたアプリケーションのログ情報GGGGGが配置されている。

0021

ログ情報出力部24は、レベル付与部23がレベルを付与したアプリケーションのログ情報をログ情報蓄積出力装置10に出力する。

0022

ログ情報蓄積出力装置10は、ログ情報入力部(ログ情報受付部)11と、ログ情報蓄積部12と、一括出力条件設定部(出力条件設定部)13と、蓄積条件設定部14と、個別出力条件設定部15と、ログ情報出力部16とを有している。

0023

ログ情報入力部11には、アプリケーション装置20のログ情報出力部24が出力した段階的なレベル(通常レベルL1〜エラーレベルL3)のいずれかが付与されたアプリケーションのログ情報が入力される。ログ情報入力部11に入力したログ情報には、適宜、タイムスタンプなどの必要なデータ加工が行われてもよい。

0024

ログ情報蓄積部12は、ログ情報入力部11に入力したアプリケーションのログ情報を当該ログ情報のレベルにかかわらず蓄積(一時蓄積、仮蓄積)する。

0025

一括出力条件設定部13は、ログ情報蓄積部12が蓄積したログ情報を一括して出力するための一括出力条件(出力条件)を設定する。一括出力条件設定部13は、ログ情報のレベルに応じた一括出力条件として、アプリケーションのログ情報がエラーレベルL3であることを設定する。

0026

蓄積条件設定部14は、ログ情報蓄積部12によるログ情報の蓄積を維持するための蓄積条件を設定する。蓄積条件設定部14は、ログ情報蓄積部12の容量や蓄積時間に応じた蓄積条件を設定する。本明細書では、蓄積条件設定部14が、ログ情報蓄積部12の容量に応じた蓄積条件を設定するものとして説明する。より具体的に、蓄積条件設定部14は、図2に示すような直近の7つのログ情報に限ってログ情報蓄積部12によるログ情報の蓄積を維持し、新たなログ情報を蓄積するために押し出された古いログ情報の蓄積を解除する。例えば、図2で新たなログ情報HHHHHが蓄積される場合にはログ情報AAAAAの蓄積が解除される。

0027

個別出力条件設定部15は、蓄積条件設定部14が設定した蓄積条件から漏れることによって、ログ情報蓄積部12の蓄積が解除されたログ情報を個別に出力するための個別出力条件を設定する。個別出力条件設定部15は、ログ情報のレベルに応じた個別出力条件として、アプリケーションのログ情報が警告レベルL2であることを設定する。

0028

ログ情報出力部16は、一括出力条件設定部13が設定した一括出力条件を満足するときに、ログ情報蓄積部12が蓄積したログ情報を記録装置30に一括して出力する。ログ情報出力部16は、ログ情報蓄積部12に時々刻々と蓄積されるログ情報を監視しており、ログ情報が通常レベルL1か警告レベルL2である限りはログ情報の一括出力を行わないが、エラーレベルL3のログ情報を発見すると、当該エラーレベルL3のログ情報とそれ以前のログ情報の一括出力を行う。

0029

図3A〜図3Eは、ログ情報蓄積部12によるログ情報の蓄積とログ情報出力部16によるログ情報の一括出力の一例を示す図である。図3A〜図3Dでは、通常レベルL1のログ情報AAAAA、通常レベルL1のログ情報BBBBB、警告レベルL2のログ情報CCCCC、通常レベルL1のログ情報DDDDDがログ情報蓄積部12に順次蓄積される。図3Eでは、エラーレベルL3のログ情報EEEEEがログ情報蓄積部12に蓄積された直後に、ログ情報出力部16がログ情報蓄積部12によるログ情報の蓄積を解除して、その時点でログ情報蓄積部12が蓄積しているログ情報AAAAA〜ログ情報EEEEEを記録装置30に一括出力する。

0030

一括出力されたログ情報AAAAA〜ログ情報EEEEEは、エラー発生時点から時系列で遡ったものであるため、エラーの発生要因周辺機器に与える影響などのエラー解析を迅速かつ正確に実行して、適切な事後対策を施すことが可能になる。すなわち、通常時であれば、通常レベルL1のログ情報や稀に単発で発生する警告レベルL2のログ情報は重要度の低い情報であるが、エラー発生時には、エラー発生時点の直近のログ情報が通常レベルL1や警告レベルL2であってもエラー解析に非常に重要な役割を持つので、いつでもこれらのログ情報を出力可能としている。

0031

ログ情報出力部16は、ログ情報蓄積部12が蓄積したログ情報が、蓄積条件設定部14が設定した蓄積条件を満足するか否か(直近の7つのログ情報に該当するか否か)を判定する。ログ情報出力部16は、ログ情報が蓄積条件を満足する(直近の7つのログ情報に該当する)ときは、ログ情報蓄積部12によるログ情報の蓄積を維持し、ログ情報が蓄積条件を満足しない(直近の7つのログ情報に該当しない)ときは、当該ログ情報を破棄するか、又は記録装置30に出力する。

0032

ログ情報出力部16は、ログ情報が蓄積条件を満足しない(直近の7つのログ情報に該当しない)場合において、当該ログ情報が通常レベルL1であるときには当該ログ情報を破棄し、当該ログ情報が警告レベルL2であるときには当該ログ情報を記録装置30に出力する。蓄積条件設定部14が設定した蓄積条件から漏れることでログ情報蓄積部12の蓄積が解除されたログ情報であっても、警告レベルL2のログ情報は後のエラー解析に役立つことが想定されるので、記録装置30に個別に出力する。一方、蓄積条件設定部14が設定した蓄積条件から漏れることでログ情報蓄積部12の蓄積が解除されたログ情報のうち通常レベルL1のものを破棄することにより、ログ情報の過剰出力による記録装置30の容量不足などを効果的に防止することが可能になる。

0033

図4は、第1実施形態によるログ情報蓄積出力装置10の動作を示すフローチャートである。

0034

ステップST1では、ログ情報入力部11に、アプリケーション装置20のログ情報出力部24が出力した段階的なレベル(通常レベルL1〜エラーレベルL3)のいずれかが付与されたアプリケーションのログ情報が入力される。

0035

ステップST2では、ログ情報蓄積部12が、ログ情報入力部11に入力したアプリケーションのログ情報を当該ログ情報のレベルにかかわらず蓄積(一時蓄積、仮蓄積)する。

0036

ステップST3では、ログ情報出力部16が、ログ情報蓄積部12が蓄積したログ情報が、一括出力条件設定部13が設定した一括出力条件を満足するか否か(エラーレベルL3であるか否か)を判定する。判定の結果、ログ情報が一括出力条件を満足する(エラーレベルL3である)場合(ステップST3:Yes)はステップST4に進み、ログ情報が一括出力条件を満足しない(エラーレベルL3でない)場合(ステップST3:No)はステップST5に進む。

0037

ステップST4では、ログ情報出力部16が、ログ情報蓄積部12が蓄積したログ情報を記録装置30に一括して出力して、ステップST1に戻る。

0038

ステップST5では、ログ情報出力部16が、ログ情報蓄積部12が蓄積したログ情報が、蓄積条件設定部14が設定した蓄積条件を満足するか否か(直近の7つのログ情報に該当するか否か)を判定する。判定の結果、ログ情報が蓄積条件を満足する(直近の7つのログ情報に該当する)場合(ステップST5:Yes)はステップST1に戻り、ログ情報が蓄積条件を満足しない(直近の7つのログ情報に該当しない)場合(ステップST5:No)はステップST6に進む。

0039

ステップST6では、ログ情報出力部16が、蓄積条件を満足しなくなったログ情報(直近の7つのログ情報に該当せずに押し出されたログ情報)が通常レベルL1と警告レベルL2のいずれであるかを判定する。判定の結果、蓄積条件を満足しなくなったログ情報が通常レベルL1である場合はステップST7に進み、蓄積条件を満足しなくなったログ情報が警告レベルL2である場合はステップST8に進む。

0040

ステップST7では、ログ情報出力部16が、蓄積条件を満足しなくなった通常レベルL1のログ情報を破棄して、ステップST1に戻る。

0041

ステップST8では、ログ情報出力部16が、蓄積条件を満足しなくなった警告レベルL2のログ情報を記録装置30に個別に出力して、ステップST1に戻る。

0042

≪第2実施形態≫
図5は、第2実施形態によるログ情報蓄積出力装置10’の構成を示すブロック図である。図1の第1実施形態によるログ情報蓄積出力装置10と重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。第2実施形態では、第1実施形態において、アプリケーション装置20のレベル付与部23を省略して、その代わりに、ログ情報蓄積出力装置10’にレベル付与部17を設けている。アプリケーション装置20のログ情報出力部24は、ログ情報取得部22が取得したアプリケーションのログ情報にレベルを付与することなく、そのままログ情報蓄積出力装置10のログ情報入力部11に出力する。そして、ログ情報蓄積出力装置10のレベル付与部17が、ログ情報入力部11に入力したアプリケーションのログ情報に段階的なレベル(通常レベルL1〜エラーレベルL3)のいずれかを付与する。

0043

≪第3実施形態≫
第1、第2実施形態では、一括出力条件設定部(出力条件設定部)13が、ログ情報のレベルに応じた一括出力条件(出力条件)として、アプリケーションのログ情報がエラーレベルL3であることを設定する場合を例示している。しかし、一括出力条件設定部13が設定する一括出力条件には自由度があり、種々の設計変更が可能である。第3実施形態では、一括出力条件設定部13が、アプリケーションのログ情報にエラーレベルL3が付与されていなくても、直近のアプリケーションのログ情報に所定数以上又は所定割合以上で警告レベルL2が付与されていることを、一括出力条件に設定することができる。あるいは、一括出力条件設定部13は、複数のアプリケーションのログ情報に亘って警告レベルL2が連続していることを、一括出力条件に設定することができる。

0044

このように、本実施形態によれば、ログ情報蓄積部12が、段階的なレベルのいずれかが付与されたアプリケーションのログ情報を当該ログ情報のレベルにかかわらず蓄積し、一括出力条件設定部(出力条件設定部)13が、ログ情報のレベルに応じた一括出力条件を設定し、ログ情報出力部16が、一括出力条件設定部13が設定した一括出力条件を満足するときに、ログ情報蓄積部12が蓄積したログ情報を出力する。これにより、アプリケーションにエラーが発生した場合であっても迅速かつ正確なエラー解析を実行することが可能になる。すなわち、高い信頼性と応答性が要求されるアプリケーションであっても、ログ情報の過剰出力による応答性低下を回避しつつ、障害時の解析に必要なログ情報を多く残すことができる(一括出力条件に従って一括出力したログ情報、個別出力条件に従って個別出力したログ情報)。

0045

なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている構成要素の大きさや形状、機能などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。

0046

本発明のログ情報蓄積出力装置、ログ情報蓄積出力方法及びログ情報蓄積出力プログラムは、例えば、監視制御ソフトウェアなどの高い信頼性と応答性が要求されるアプリケーション装置と組み合わせて、当該アプリケーション装置のログ情報を蓄積・出力するために用いて好適である。

0047

10 10’ログ情報蓄積出力装置
11 ログ情報入力部(ログ情報受付部)
12 ログ情報蓄積部
13一括出力条件設定部(出力条件設定部)
14蓄積条件設定部
15 個別出力条件設定部
16 ログ情報出力部
17 レベル付与部
20アプリケーション装置
21アプリケーション実行部
22 ログ情報取得部
23 レベル付与部
24 ログ情報出力部
30記録装置(記録媒体)

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