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図面 (6)

課題

ドアに設置する荷物受箱であっても、適切に受領印の押印を提供でき、また、適切に荷物の受け取りを判断することができる荷物受箱を提供する。

解決手段

荷物を配達した際には開閉扉11を開き、収納部21を伸ばす。収納部21は箱状部材22及び筒状部材23,24が入れ子状になっており、例えば箱状部材22の奥を押すことにより収納部21が伸びる。収納部21を伸ばすと、箱状部材22に設けられている押印部13が収納部21内に現れて受領印が押せる状態となるとともに、読取部14が収納部21内に現れて荷物の検出を開始し、さらに施錠部17が開閉扉11をロック可能な状態となる。配達員は、収納部21内に現れた押印部13で伝票などに受領印を押印し、配達する荷物を収納部21に入れ、開閉扉11を閉めれば良い。収納部21を伸ばさないと受領印が得られず、受領印の不正取得を防止することができる。

概要

背景

近年、インターネットを用いた通信販売物品交換などが普及し、流通する荷物が増大している。一般に、荷物の配送配達先に荷物を渡し、受領印を受けて完了する。しかし、配達員が荷物を配達しても、不在などにより荷物を渡せない場合には、配達した荷物を一旦持ち帰り、再配達している。近年、上述のように流通する荷物の増大とともに、再配達する荷物の量も増大し、さらに人手不足も相まって配達員にかかる負荷が増大し、問題となっている。このような問題に対して、再配達を少しでも減少させるため、不在時にも荷物を受け取るための荷物受箱脚光を浴びている。

荷物受箱としては、屋外に設置するものや、壁面にドアとは別に設置するものもあるが、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているように、ドアに開口を設けて設置するものも開発されている。屋外に設置するものでは、簡単に設置できそうではあるが、荷物受箱ごと盗難される危険性があり、例えばコンクリート打設などの大がかりな工事が必要になる場合がある。また、玄関などの壁面に別途設置する場合には、設置スペースを確保する必要があり、住宅事情によっては設置することができない。ドアに設置する構成では、ドアの開閉に支障を来さないように、折りたたみ式になっている。そのため、それほどの空間を必要とせず、ドアの加工あるいはドアの交換により荷物受箱を設置することができる。

一般に荷物が配達された際には、荷物を受け取ると、受け取ったことを認証するために受取人伝票押印あるいはサインする。上述の特許文献1や特許文献2には、そのような構成は設けられていなかった。特許文献3には荷物授受票発行手段が記載されている。しかし、単にそのような手段が存在するだけでは、第三者が伝票あるいは全く無関係の書類に押印して去ってしまい、実際には荷物が配達されていないといった不具合が生じる。また、従来のドアに併設する構成の荷物受箱では、実際に荷物が収納されているか否かや、いつ配達されたかを知る手段がなかった。

概要

ドアに設置する荷物受箱であっても、適切に受領印の押印を提供でき、また、適切に荷物の受け取りを判断することができる荷物受箱を提供する。荷物を配達した際には開閉扉11を開き、収納部21を伸ばす。収納部21は箱状部材22及び筒状部材23,24が入れ子状になっており、例えば箱状部材22の奥を押すことにより収納部21が伸びる。収納部21を伸ばすと、箱状部材22に設けられている押印部13が収納部21内に現れて受領印が押せる状態となるとともに、読取部14が収納部21内に現れて荷物の検出を開始し、さらに施錠部17が開閉扉11をロック可能な状態となる。配達員は、収納部21内に現れた押印部13で伝票などに受領印を押印し、配達する荷物を収納部21に入れ、開閉扉11を閉めれば良い。収納部21を伸ばさないと受領印が得られず、受領印の不正取得を防止することができる。

目的

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、ドアに設置する荷物受箱であっても、適切に受領印の押印を提供でき、また、適切に荷物の受け取りを判断することができる荷物受箱を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

ドアの一部に設けられた開口部に取り付けられる荷物受箱であって、荷物の収納及び取り出しの際に開閉するとともにロック可能な開閉手段と、前記ドアの内側方向に伸縮可能に形成され荷物を収納する収納手段と、受領印を内蔵した押印手段を有し、前記収納手段が伸ばされたことにより前記押印手段内の受領印が使用可能になることを特徴とする荷物受箱。

請求項2

前記収納手段は、伸ばした際に最奥部となる箱状部材と、1または複数の筒状部材とが、縮めた際に入れ子になるように構成されており、前記箱状部材に前記押印手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の荷物受箱。

請求項3

前記収納手段は、伸ばした際に最奥部となる箱状部材と、1または複数の筒状部材とが、縮めた際に入れ子になるように構成されており、最前部となる筒状部材に前記押印手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の荷物受箱。

請求項4

前記開閉手段のロックは、前記収納手段を伸ばすことにより作動し、前記ドアの内側に設けられた解除手段により解除されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の荷物受箱。

請求項5

前記収納手段は、伸ばした状態で収納手段内部から前記解除手段を操作可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の荷物受箱。

請求項6

さらに、前記収納手段が伸ばされたことにより少なくとも前記収納手段に収納された荷物を検出する読取手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の荷物受箱。

請求項7

前記収納手段は、伸ばした際に最奥部となる箱状部材と、1または複数の筒状部材とが、縮めた際に入れ子になるように構成されており、前記箱状部材に前記読取手段が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の荷物受箱。

請求項8

ドアの一部に設けられた開口部に取り付けられる荷物受箱であって、荷物の収納及び取り出しの際に開閉するとともにロック可能な開閉手段と、前記ドアの内側方向に伸縮可能に形成され荷物を収納する収納手段と、少なくとも前記収納手段に収納された荷物を検出する読取手段を有し、前記収納手段が展開されたことにより前記読取手段が動作することを特徴とする荷物受箱。

請求項9

前記収納手段は、伸ばした際に最奥部となる箱状部材と、1または複数の筒状部材とが、縮めた際に入れ子になるように構成されており、前記箱状部材に前記読取手段が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の荷物受箱。

請求項10

外部側から内部側へ貫通する開口部を有し、該開口部に請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の荷物受箱が設けられていることを特徴とするドア。

技術分野

0001

本発明は、配送された荷物を受け取るための荷物受箱と、荷物受箱が設けられたドアに関するものである。

背景技術

0002

近年、インターネットを用いた通信販売物品交換などが普及し、流通する荷物が増大している。一般に、荷物の配送は配達先に荷物を渡し、受領印を受けて完了する。しかし、配達員が荷物を配達しても、不在などにより荷物を渡せない場合には、配達した荷物を一旦持ち帰り、再配達している。近年、上述のように流通する荷物の増大とともに、再配達する荷物の量も増大し、さらに人手不足も相まって配達員にかかる負荷が増大し、問題となっている。このような問題に対して、再配達を少しでも減少させるため、不在時にも荷物を受け取るための荷物受箱が脚光を浴びている。

0003

荷物受箱としては、屋外に設置するものや、壁面にドアとは別に設置するものもあるが、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているように、ドアに開口を設けて設置するものも開発されている。屋外に設置するものでは、簡単に設置できそうではあるが、荷物受箱ごと盗難される危険性があり、例えばコンクリート打設などの大がかりな工事が必要になる場合がある。また、玄関などの壁面に別途設置する場合には、設置スペースを確保する必要があり、住宅事情によっては設置することができない。ドアに設置する構成では、ドアの開閉に支障を来さないように、折りたたみ式になっている。そのため、それほどの空間を必要とせず、ドアの加工あるいはドアの交換により荷物受箱を設置することができる。

0004

一般に荷物が配達された際には、荷物を受け取ると、受け取ったことを認証するために受取人伝票押印あるいはサインする。上述の特許文献1や特許文献2には、そのような構成は設けられていなかった。特許文献3には荷物授受票発行手段が記載されている。しかし、単にそのような手段が存在するだけでは、第三者が伝票あるいは全く無関係の書類に押印して去ってしまい、実際には荷物が配達されていないといった不具合が生じる。また、従来のドアに併設する構成の荷物受箱では、実際に荷物が収納されているか否かや、いつ配達されたかを知る手段がなかった。

先行技術

0005

特開平07−109878号公報
特許第2546812号公報
特許第4446103号公報

発明が解決しようとする課題

0006

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、ドアに設置する荷物受箱であっても、適切に受領印の押印を提供でき、また、適切に荷物の受け取りを判断することができる荷物受箱を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0007

本願請求項1に記載の発明は、ドアの一部に設けられた開口部に取り付けられる荷物受箱であって、荷物の収納及び取り出しの際に開閉するとともにロック可能な開閉手段と、前記ドアの内側方向に伸縮可能に形成され荷物を収納する収納手段と、受領印を内蔵した押印手段を有し、前記収納手段が伸ばされたことにより前記押印手段内の受領印が使用可能になることを特徴とする荷物受箱である。

0008

本願請求項2に記載の発明は、本願請求項1に記載の発明における前記収納手段が、伸ばした際に最奥部となる箱状部材と、1または複数の筒状部材とが、縮めた際に入れ子になるように構成されており、前記箱状部材に前記押印手段が設けられていることを特徴とする荷物受箱である。

0009

本願請求項3に記載の発明は、本願請求項1に記載の発明における前記収納手段が、伸ばした際に最奥部となる箱状部材と、1または複数の筒状部材とが、縮めた際に入れ子になるように構成されており、最前部となる筒状部材に前記押印手段が設けられていることを特徴とする荷物受箱である。

0010

本願請求項4に記載の発明は、本願請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発明における前記開閉手段のロックは、前記収納手段を伸ばすことにより作動し、前記ドアの内側に設けられた解除手段により解除されることを特徴とする荷物受箱である。

0011

本願請求項5に記載の発明は、本願請求項4に記載の発明における前記収納手段が、伸ばした状態で収納手段内部から前記解除手段を操作可能に構成されていることを特徴とする荷物受箱である。

0012

本願請求項6に記載の発明は、本願請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の発明の構成に、さらに、前記収納手段が伸ばされたことにより少なくとも前記収納手段に収納された荷物を検出する読取手段を有することを特徴とする荷物受箱である。

0013

本願請求項7に記載の発明は、本願請求項6に記載の発明における前記収納手段は、伸ばした際に最奥部となる箱状部材と、1または複数の筒状部材とが、縮めた際に入れ子になるように構成されており、前記箱状部材に前記読取手段が設けられていることを特徴とする荷物受箱である。

0014

本願請求項8に記載の発明は、ドアの一部に設けられた開口部に取り付けられる荷物受箱であって、荷物の収納及び取り出しの際に開閉するとともにロック可能な開閉手段と、前記ドアの内側方向に伸縮可能に形成され荷物を収納する収納手段と、少なくとも前記収納手段に収納された荷物を検出する読取手段を有し、前記収納手段が展開されたことにより前記読取手段が動作することを特徴とする荷物受箱である。

0015

本願請求項9に記載の発明は、本願請求項8に記載の発明における前記収納手段は、伸ばした際に最奥部となる箱状部材と、1または複数の筒状部材とが、縮めた際に入れ子になるように構成されており、前記箱状部材に前記読取手段が設けられていることを特徴とする荷物受箱である。

0016

本願請求項10に記載の発明は、外部側から内部側へ貫通する開口部を有し、該開口部に請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の荷物受箱が設けられていることを特徴とするドアである。

発明の効果

0017

本発明によれば、収納手段を伸ばさなければ受領印を押印できないことから、押印のみを目的とした不正使用を防止することができ、ドアに設置する伸縮自在の荷物受箱であっても、適切な受領印の押印を提供することができるという効果がある。また、収納手段が伸ばされてから少なくとも荷物の検出を行うので、必要なときに適切に、収納される荷物を検知することができる。

図面の簡単な説明

0018

本発明の第1の実施の形態を含む構成の一例を示す正面図及び背面図である。
本発明の第1の実施の形態を含む構成の一例を示す要部断面図である。
収納部の一例の要部外観図である。
本発明の第2の実施の形態を示す要部断面図である。
本発明の第3の実施の形態を示す要部断面図である。

実施例

0019

図1は、本発明の第1の実施の形態を含む構成の一例を示す正面図及び背面図、図2は、同じく要部断面図である。図中、1はドア、2は荷物受箱、11は開閉扉、12は取っ手、13は押印部、14は読取部、15はケーブル、16はスライドレール、17は施錠部、18は解錠つまみ、21は収納部、22は箱状部材、23,24は筒状部材である。

0020

ドア1の一部には開口が設けられ、その開口に荷物受箱2が設置されている。設置されている荷物受箱2は、ドア1の外部側から引き抜けず、また外部側から押して内側に外れないように取り付けられる。これにより、荷物受箱2を取り外して内部へ侵入するのを防ぐ。

0021

荷物受箱2は、開閉扉11と収納部21を含み、収納部21は伸縮可能に構成されている。開閉扉11は、通常の状態では閉じられており、収納部21への荷物の収納及び収納部21に収納されている荷物の取り出しの際に、取っ手12を把持してドア1の外側(正面側)へ開くことができる。収納部21に荷物がない状態では、この開閉扉11はロックされておらず、開閉することができる。開閉扉11を開き、収納部21を伸ばした後に開閉扉11を閉めると、施錠部17が開閉扉11をロックする。施錠部17によりロックされた状態では、開閉扉11は開けることができない。このロックされた状態は、ドア1の内側に設けられている解錠つまみ18を操作することにより解除することができる。解錠つまみ18によるロック解除後は開閉扉11は開閉自在となり、開閉扉11を開いて収納部21に収納されている荷物を取り出すことができる。

0022

施錠部17は、収納部21が伸ばされることにより作動して開閉扉11をロック可能とし、ロック可能な状態で開閉扉11を閉じると開閉扉11をロックする。そして、解錠つまみ18の操作によって開閉扉11のロックを解除する。施錠部17及び解錠つまみ18の構成としては、このような機能を実現する構成であればどのようなものでもよい。一例としては、特許文献1に記載されているロック機構などを用いることができる。別の例としては、電気錠により構成し、収納部21の伸張によりロック可能とし、収納部21の収縮及び解錠つまみ18の操作によりロック解除するように構成しても良い。

0023

収納部21は、受け取る荷物を収納することができ、上述のようにドア1の内側方向に伸縮可能に形成されている。この例では、収納部21は箱状部材22及び筒状部材23,24からなり、箱状部材22と筒状部材23,24とは、縮めた状態で入れ子になっている。箱状部材22と筒状部材23,筒状部材23と筒状部材24はスライドレール16によりそれぞれ所定の範囲で摺動自在に構成されている。収納部21に荷物が収納されていない状態で、この収納部21を縮めておくことにより、ドア1の開閉の際に収納部21が邪魔にならないようにしている。

0024

荷物を受け取る際には、収納部21が縮められた状態から、ドア1の屋内側に筒状部材23及び箱状部材22を摺動させることにより収納部21を伸ばすことができ、収納部21の内容積を増やすことができる。また逆に、荷物を取り出した後や使用しない場合には、収納部21が伸ばされた状態から、箱状部材22及び筒状部材23を摺動させることにより収納部21を縮めることができる。図2(A)に縮めた状態を、図2(B)に伸ばした状態を、それぞれ示している。この例では箱状部材22と入れ子状となる筒状部材が2つの場合を示しているが、これに限らず、筒状部材は1つ以上あれば伸縮可能に構成することができ、例えば1つまたは3つ以上であっても良い。

0025

なお、収納部21を縮めた状態及び伸ばした状態が維持されるように構成しておくとよく、例えばガイドレール16に収納部21を縮めた状態及び伸ばした状態に対応する嵌合部を設けておくと良い。また、収納部21を縮めた状態から不用意伸び出さないように係止機構を設けておくと良い。

0026

収納部21には、収納部21を伸ばした状態で収納部21の内部から解錠つまみ18を操作できるように構成しておくと良い。図3は、収納部の一例の要部外観図である。図中、31はスリットである。図3では、収納部21を伸ばした状態でスリット31の付近を示している。この例では、筒状部材24の解錠つまみ18側にスリット31を設けている。収納部21内から解錠する場合、このスリット31を通して解錠つまみ18を操作し、開閉扉11を解錠すればよい。

0027

図3の例では、例えば収納部21に子供が入り込み、開閉扉11が閉まってロックされ、閉じ込められた場合でも、収納部21内からスリット31を通して解錠つまみ18を操作することにより脱出することができる。

0028

なお、収納部21を縮めた状態では筒状部材23,24及び箱状部材22が入れ子になっていることから、このスリット31は筒状部材23及び箱状部材22によって閉じられており、開閉扉11を開いてもドア1の内部を見られることはない。また、収納部21を伸ばした後はスリット31は開口となるが、開閉扉11が閉まることにより、やはりドア1の内部が見られるなど、防犯上の不具合は発生しない。

0029

もちろん、収納部21内から開閉扉11のロックを解除する構成はスリットに限られるものではなく、収納部21内にロック解除ボタンを設けておき、このロック解除ボタンを押下することによってロックが解除されるように構成するなど、種々の構成であって良い。また、ロック解除の方法を収納部21内に表示しておくとよく、内部が暗いことを考慮して夜光塗料などで表示することも考えられる。

0030

この第1の実施の形態では、箱状部材22に押印部13及び読取部14が設けられている。押印部13は受領印を内蔵しており、例えば配達員が荷物を配達した際に配送伝票などに押印することができる。この押印部13は箱状部材22に設けられていることから、収納部21が伸ばされることにより押印部13が収納部21内に現れ、受領印が使用可能になる。そのため、配達員は荷物を収納するために収納部21を伸ばすことによって受領印を受けることができるようになる。単に開閉扉11を開いただけでは受領印を押印することができず、よって、押印のみを目的とした不正使用を防止することができ、適切な受領印の押印を提供している。なお、例えば押印部13にシャッターを設け、収納部21が伸ばされるとシャッターが開いて受領印を押印可能となるように構成され、あるいはさらに、受領印を押印後はシャッターが閉じる構成など、押印部13自体の構成としては様々な構成が適用可能である。

0031

読取部14は、収納部21が伸ばされたことにより動作し、少なくとも収納部21に収納された荷物を検出する。この読取部14による荷物の検出結果を用いることにより、例えば荷物を受け取った旨や日時などを表示したり、記録したり、あるいは通知することができる。一例として、別途、ランプ表示器を設けて荷物の受け取りを表示したり、印字機能を設けて印字出力したり、通信により外部へ通知してもよい。また、荷物の検出だけでなく、さらに荷物の画像を読み取っても良いし、荷物に貼り付けられている伝票を読み取り、さらに認識して、読み取りデータや認識結果を表示または印字出力し、またはデータとして残し、あるいは外部に転送してもよい。収納部21内には、読取部14の読み取り位置を表示しておき、その表示に従って荷物を収納部21に入れるようにガイドすると良い。

0032

読取部14の起動は、例えば箱状部材22と筒状部材23とが相対的に移動し、伸ばされた状態でスイッチが投入され、起動される構成とすれば良い。あるいは、施錠部17と連動し、収納部21が伸ばされたことにより施錠部17がロック可能な状態になる際の動作により読取部14が起動されたり、施錠部17がロック可能となった後に開閉扉11が閉じられてロックされたことにより起動されても良い。なお、この読取部14と押印部13とが連動するように構成しても良く、さらに、読取部14で荷物を検出すると押印部13が起動するように構成しても良い。

0033

この例では読取部14にケーブル15が接続されており、このケーブル15を通じて電力が供給される。また、検出結果やデータの外部とのやりとりを行う際に、このケーブル15を用いても良い。もちろん、ケーブル15を設けずに電池で駆動する構成でも良い。また、外部とのやりとりを行う場合に、無線により行う構成であって良いことは言うまでもない。

0034

このような荷物受箱2の使用方法の一例について説明しておく。収納部21に荷物が収納されていない状態では、ドア1の開閉の際に邪魔にならないように、図2(A)に示すように収納部21を縮めておく。この状態で開閉扉11は開閉自在であるが、風雨や虫などの侵入を防ぐため通常は閉じた状態を維持している。また、押印部13及び読取部14は筒状部材23,24に隠れており、開閉扉11を開いても受領印を押印することはできない。読取部14も荷物を検出することはない。

0035

配達員が荷物を配達したが不在の場合、配達員は開閉扉11を開き、収納部21を伸ばす。例えば箱状部材22の奥を押すことにより、箱状部材22及び筒状部材23がガイドレール16に沿って内側へ移動し、収納部21を伸ばすことができる。収納部21を伸ばしきると、図2(B)の状態となる。

0036

収納部21を伸ばすことにより、箱状部材22に設けられている押印部13が収納部21内に現れて受領印が押せる状態となるとともに、読取部14が収納部21内に現れ、荷物の検出を開始する。さらに、収納部21を伸ばすことにより施錠部17は開閉扉11をロック可能な状態となる。

0037

配達員は、収納部21を伸ばしたことにより現れた押印部13を用いて伝票などに受領印を押印し、配達する荷物を収納部21に入れる。読取部14は収納部21に収納された荷物を検出し、さらに読み取った画像やデータ等を取得する。例えば内部の時計機能により配達された日時を外部へ通知することができる。また、画像撮影できれば荷姿を保存することができる。なお、収納部21に荷物が収納されている場合に、その旨を表示するように構成しておくと、さらに良い。

0038

配達員が荷物を収納部21に入れた後、開閉扉11を閉める。収納部21を伸ばすことにより施錠部17は開閉扉11をロック可能な状態となっていることから、開閉扉11を閉めることにより、開閉扉11は施錠部17によってロックされる。これにより、収納部21に収納されている荷物が持ち去られるのを防ぐことができる。

0039

帰宅して配達されて収納部21に収納されている荷物を取り出す際には、ドア1の内側に設けられている解錠つまみ18を操作し、施錠部17のロックを解除する。解錠つまみ18によるロック解除後は開閉扉11は開閉自在となる。開閉扉11を開き、配達されて収納部21に収納されている荷物を取り出せばよい。このようにして、不在時にも荷物を受け取ることができる。

0040

収納部21から荷物を取り出した後は、収納部21の箱状部材22をドア1側へ押し、収納部21を縮めて図2(A)に示すような状態にしておけばよい。これにより通常のドア1の開閉や出入りをスムースに行うことができる。

0041

上述した第1の実施の形態では、収納部21に収納されている荷物を取り出す際にはドア1の外側から開閉扉11を開いて行った。しかしこれに限らず、例えば収納部21の箱状部材22に扉を設け、この扉から収納部21に収納されている荷物を取り出すように構成しても良い。この場合、荷物の取り出しはドア1の内側から行うことができる。

0042

また、上述した第1の実施の形態では、押印部13及び読取部14の両方を備えているが、押印部13あるいは読取部14のいずれか一方を設けた構成であっても良い。

0043

図4は、本発明の第2の実施の形態を示す要部断面図である。図中の符号は図1及び図2と同様であり、上述の第1の実施の形態と異なる部分について主に説明する。この第2の実施の形態では、収納部21を構成する箱状部材22及び筒状部材23,24の入れ子を逆にしており、押印部13を開閉扉11に近い側に配置した例を示している。

0044

収納部21は、この例でも入れ子状になっているが、内側から箱状部材22、筒状部材23,筒状部材24の順になっている。縮めた状態では上述の第1の実施の形態とほとんど変わりはない。この例においても、箱状部材22と筒状部材23,筒状部材23と筒状部材24はスライドレール16によりそれぞれ所定の範囲で摺動自在に構成されている。収納部21が縮められた状態から、ドア1の屋内側に筒状部材23及び箱状部材22を摺動させることにより収納部21を伸ばして収納部21の内容積を増やすことができる。伸ばした状態では、図4(B)に示すように、奥に行くに従って入れ子の重なり分だけ狭くなる形状となる。

0045

この例においても箱状部材22と入れ子状となる筒状部材が2つの場合を示しているが、筒状部材は1つ以上であればよく、筒状部材は1つまたは3つ以上であっても良い。また、収納部21を縮めた状態及び伸ばした状態が維持されるように構成しておくとよく、例えばガイドレール16に収納部21を縮めた状態及び伸ばした状態に対応する嵌合部を設けておくと良い。さらに、収納部21を縮めた状態から不用意に伸び出さないように係止機構を設けておくと良い。さらにまた、収納部21を伸ばした状態で収納部21の内部から解錠つまみ18を操作できる構成を設けておくとよい。

0046

この第2の実施の形態においては、押印部13は筒状部材24に設けられている。収納部21が伸ばされ、筒状部材24と筒状部材23及び箱状部材22との重なりがなくなると押印部13が収納部21内に現れ、受領印が使用可能になる。配達員は荷物を収納するために収納部21を伸ばすことによって受領印を受けることができるようになる。単に開閉扉11を開いただけでは受領印を押印することができず、よって、押印のみを目的とした不正使用を防止することができ、適切な受領印の押印を提供している。押印部13の構成は任意であり、収納部21が伸ばされるとシャッターが開いて受領印を押印可能となるように構成したり、あるいはさらに、受領印を押印後はシャッターが閉じる構成、それらを機械的に行う構成や電気的に行う構成など、様々な構成が適用可能である。

0047

読取部14については上述の第1の実施の形態と同様に箱状部材22に設けられているが、収納部21を縮めた際に筒状部材23,24と干渉しないように設けておく。図示の例では、箱状部材22の内側に取り付けられている。もちろんこれに限らず、箱状部材22の最奥部に設けたり、あるいは押印部13とともに筒状部材24に設けても良い。

0048

読取部14の起動は、収納部21が伸ばされることにより行えば良い。あるいは、施錠部17と連動し、収納部21が伸ばされたことにより施錠部17がロック可能に移行する動作により起動されたり、施錠部17がロック可能となった後に開閉扉11が閉じられてロックされたことにより起動されても良い。なお、この読取部14と押印部13とが連動するように構成しても良く、さらに、読取部14で荷物を検出すると押印部13が起動するように構成しても良い。

0049

この第2の実施の形態における荷物受箱2の使用方法については、ほぼ上述の第1の実施の形態と同様である。収納部21を伸ばした際に、上述の第1の実施の形態に比べて押印部13が収納部21の開閉扉11寄りに現れる。従って、配達員は荷物を収納部21に入れる前でなくても、荷物を収納部21に入れた後でも伝票に受領印を押印することができる。

0050

この第2の実施の形態においても、荷物を取り出す際の扉を箱状部材22に設けるなど、種々の変形が可能である。また、押印部13あるいは読取部14のいずれか一方を設けた構成であっても良い。

0051

図5は、本発明の第3の実施の形態を示す要部断面図である。図中の符号は図1及び図2と同様であり、上述の第1及び第2の実施の形態と異なる部分について主に説明する。この第3の実施の形態では、押印部13が収納部21とは別に設けられている。

0052

この押印部13は、挿入口から伝票などを挿入することにより受領印を押印する。この場合も、収納部21が伸ばされることによって押印部13は押印可能となる。例えば、収納部21が伸ばされて読取部14が起動するとともに押印部13が起動するように構成するほか、読取部14が荷物を検出すると押印部13による押印が可能になるように構成することができる。あるいは、収納部21が伸ばされて施錠部17が開閉扉11を施錠可能になると押印部13が押印可能となるように構成しても良い。

0053

いずれの場合も、単に開閉扉11を開いただけでは受領印を得ることはできず、収納部21が伸ばされた後でないと受領印を得ることができない。これによって、押印のみを目的とした不正使用を防止することができ、適切な受領印の押印を提供している。

0054

図5に示した例では押印部13は開閉扉11の内側に設けられている。これにより挿入口を保護することができる。もちろん、押印部13が開閉扉11の外側に設けられてもよく、その場合でも不正な押印を防ぐことができる。

0055

なお、収納部21の構成については上述の第1の実施の形態で示したように箱状部材22が外側となり筒状部材23,24が内側となる入れ子構造であっても、第2の実施の形態で示したように箱状部材22が内側となり筒状部材23,24が外側となる入れ子構造であっても良い。もちろん、筒状部材は1つ以上であればよく、筒状部材が1つまたは3つ以上であっても良い。また、この第3の実施の形態においても、上述の第1及び第2の実施の形態で述べた種々の変形が可能であることは言うまでもない。

0056

この第3の実施の形態における荷物受箱2の使用方法についても、ほぼ上述の第1及び第2の実施の形態と同様である。開閉扉11を開いて収納部21を伸ばした後、荷物を収納部21に入れ、伝票を押印部13に挿入して受領印を受け、開閉扉11を閉めれば良い。

0057

1…ドア、2…荷物受箱、11…開閉扉、12…取っ手、13…押印部、14…読取部、15…ケーブル、16…スライドレール、17…施錠部、18…解錠つまみ、21…収納部、22…箱状部材、23,24…筒状部材、31…スリット。

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