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技術 床材の固定具

出願人 株式会社オノダネイル
発明者 中村成良
出願日 2017年8月31日 (2年9ヶ月経過) 出願番号 2017-167125
公開日 2019年3月22日 (1年3ヶ月経過) 公開番号 2019-044421
状態 未査定
技術分野 床の仕上げ
主要キーワード 切り離し端 両側長辺 押圧強度 上下軸線 隣接空間 二叉状 露呈部分 係止切り
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年3月22日)のものです。
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図面 (11)

課題

固定金具の強度向上を図ると共に、輸送時等における支持脚の損傷の発生を防ぎ、金属製下地材の場合も錆が発生するのを防止できる固定具を提供する。

解決手段

天板4の両側長尺縁から下向きに屈曲する押圧部5が設けられた固定金具2と、前記固定金具2の天板4における裏面に腕板10を重ねて固定する樹脂製の支持脚3とからなる床材の固定具1であって、前記固定金具2の天板4における長さ方向の両端部寄りの位置に、この天板4を形成する金属板の一部を下面側に向けて折り曲げた腕板係止部9を設け、前記天板4の裏面に重ねた腕板10の両端部を、前記腕板係止部9に係止して、固定金具2に支持脚3を取付る。

概要

背景

建物等に付設されるデッキ構築する場合、長さ方向の両側に凹溝が設けられた床材を使用し、この床材を根太大引き等の下地材に対して、固定具とねじを用いて固定する工法が知られている。

従来、上記のような工法において、床材を下地材上に固定するために広く一般に用いられる固定具は、特許文献1のように、金属板製の固定金具と、この固定金具の下面に取付け合成樹脂製の支持脚の組み合わせからなり、前記固定金具は、中間位置にねじ挿通孔が設けられた長方形天板と、この天板の両側長尺縁から下向きに屈曲するよう設けられ、隣接する床材の凹溝内にそれぞれ嵌めるための押圧部と、前記天板の長さ方向の両端から連なって下向きに屈曲する一対の脚体で形成されている。

また、支持脚は、固定金具の天板における裏面に重ねて取付ける腕板と、この腕板の下面中央部から下向きに所定高さ寸法で突出する脚柱からなり、前記腕板の中央部上面から脚柱の下面に貫通するよう前記ねじ挿通孔と連通させるための縦孔が設けられている。

上記固定金具の押圧部は、床材の凹溝内に位置させて下面を押圧したときの床材の固定強度を確保するために必要な長さに形成され、また、天板の両端に、固定具の長さ方向に対して自立を安定させるため、脚体が素材金属板から一体に打ち抜いて折り曲げ形成されているが、前記天板の長さを前記押圧部の長さに合わせると、前記脚体を設ける関係から素材金属板の使用量が長くなり、このため、従来の固定金具は、天板の長さを前記押圧部よりも短尺とし、その端部に脚体を連成することで、素材金属板の使用量削減を図っており、これにより、固定金具の両端は、天板の端部両側から押圧部の端部が突出し、この押圧部によって二叉構造になっている。

また、上記支持脚は、固定具を下地材上に仮置きしたときに自立させるものであり、脚柱は下端部の両側に一対の弾性脚開脚可能に設けられ、この脚柱と弾性脚の合計高さは、弾性脚が下地材の上に接地する状態で、固定金具の脚体が下地材から少し浮く程度に設定され、下地材上に載置した固定具を幅方向に対して安定よく自立させることになる。

この支持脚は、固定金具に対する取付けを行うため、その腕板を上記押圧部と同程度の長さに設定し、両端部を、脚体の根本部分に対して弾力的に外嵌する係止切り欠きを設けて二叉状とし、前記腕板を天板の下面に長さ方向を合わせて重ね合わせ、係止切り欠きを脚体の根本部分に外嵌して係止することで、天板のねじ挿通孔に縦孔を一致させた状態で、固定金具に支持脚が固定化される。

上記のような固定具を用いてデッキを構築するには、床材を載置した下地材の上面に固定具を位置させ、固定金具の一方押圧部を予め下地材に固定されている床材の凹溝に嵌め込んで弾性脚を下地材の上に接地させた仮置き状態とし、次に、ねじ挿通孔から支持脚の縦孔にセットしておいた垂直のねじを下地材にねじ込み、固定具を下地材に仮固定する。

この後、上記床材の横に新たな床材を並列状に配置し、その他方側面における凹溝下部を固定金具の他方押圧部と下地材の間に嵌め込み、この状態でねじを本締めすることで、固定金具の押圧部が凹溝の下面を押圧して床材を下地材に固定化し、このとき、弾性脚が開脚することで固定金具における脚体が下地材上に着座して押し広げられ、このような床材の並列配置と固定具およびねじを用いた下地材への固定作業を繰り返すことにより、多数枚の並列する床材でデッキを構築するものである。

このような固定具は、下地材上に安定よく仮置きした状態で仮固定でき、しかも一本のビスによる上からのねじ込みによって固定できるので、床材の固定作業が簡単であると共に、デッキの構築状態で、床材間の隙間から工具を挿入してビスを緩め、この工具で固定具を凹溝の長さ方向に沿って移動させ、凹溝の端部から取り出すことができるので、途中にある一枚の床材に損傷が生じた場合、この一枚の床材だけを取り外して取替えることができるという利点がある。

概要

固定金具の強度向上をると共に、輸送時等における支持脚の損傷の発生を防ぎ、金属製下地材の場合も錆が発生するのを防止できる固定具を提供する。天板4の両側長尺縁から下向きに屈曲する押圧部5が設けられた固定金具2と、前記固定金具2の天板4における裏面に腕板10を重ねて固定する樹脂製の支持脚3とからなる床材の固定具1であって、前記固定金具2の天板4における長さ方向の両端部寄りの位置に、この天板4を形成する金属板の一部を下面側に向けて折り曲げた腕板係止部9を設け、前記天板4の裏面に重ねた腕板10の両端部を、前記腕板係止部9に係止して、固定金具2に支持脚3を取付る。

目的

この発明の課題は、固定金具に対して脚体をなくすことで、腕板の端部に傷が付いたり折損による商品価値の低下や不良品の発生をなくし、固定金具の押圧部における床材固定力の低下発生をなくすことができると共に、下地材に錆を生じさせることのない床材の固定具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

中間位置にねじ挿通孔が設けられた長方形天板と、この天板の両側長尺縁から下向きに屈曲するよう設けられ、隣接する床材凹溝内にそれぞれ嵌めるための押圧部とで形成された固定金具と、前記固定金具の天板における裏面に重ねて取付け腕板と、この腕板の下面中央部から下向きに所定高さ寸法で突出する自立用の脚柱を有し、前記腕板の中央部上面から脚柱の下面に貫通するよう前記ねじ挿通孔と連通するための縦孔が設けられた樹脂製の支持脚とからなる床材の固定具であって、前記固定金具の天板における長さ方向の両端部寄りの位置に、この天板を形成する金属板の一部を下面側に向けて折り曲げた腕板係止部を設け、前記天板の裏面に重ねた腕板の両端部を、前記腕板係止部に係止することにより、固定金具の下面に支持脚を固定するようにした床材の固定具。

請求項2

上記固定金具の天板に設けた各腕板脚係止部が、天板に設けた打ち抜き孔と、この打ち抜き孔の周縁で天板における長さ方向の端部寄りの位置に設けられ、前記打ち抜き孔に該当する金属板の一部を天板の下面側へ折り曲げた係止爪で形成されている請求項1に記載の床材の固定具。

請求項3

上記固定金具の天板に設けた各腕板係止部が、天板に設けた打ち抜き孔と、この打ち抜き孔の周縁で天板における幅方向の一方側縁の位置に設けられ、前記打ち抜き孔に該当する金属板の一部を天板の下面側へ折り曲げた係止爪で形成されている請求項1に記載の床材の固定具。

請求項4

上記固定金具の天板に設けた各腕板係止部が、天板の長さ方向に距離を隔てて設けた一対の打ち抜き孔と、前記打ち抜き孔間の帯状部分をその上面が天板の下面よりも腕板の厚みに該当する分だけ下方に位置するように折り曲げた受け板部で形成され、前記天板の下面と受け板部の上面の間に腕板を挿入して係止するようになっている請求項1に記載の床材の固定具。

技術分野

0001

この発明は、デッキ材と称されているような側面に凹溝を有する長尺床材を、前記凹溝を利用して下地材に固定する床材の固定具、更に詳しくは、ねじの締め付けで床材を直接押圧固定する固定金具と、この固定金具の下面側に固定され、下地材上に固定具を仮置きしたときの自立状態を保持する樹脂支持脚との組み合わせからなる固定具に関する。

0002

特にこの発明は、固定金具の強度向上を図ると共に、輸送時等における支持脚の損傷の発生を防ぎ、更に、金属製大引きを用いた下地材の場合も錆が発生するのを防止できる固定具を提供せんとするものである。

背景技術

0003

建物等に付設されるデッキ構築する場合、長さ方向の両側に凹溝が設けられた床材を使用し、この床材を根太大引き等の下地材に対して、固定具とねじを用いて固定する工法が知られている。

0004

従来、上記のような工法において、床材を下地材上に固定するために広く一般に用いられる固定具は、特許文献1のように、金属板製の固定金具と、この固定金具の下面に取付け合成樹脂製の支持脚の組み合わせからなり、前記固定金具は、中間位置にねじ挿通孔が設けられた長方形天板と、この天板の両側長尺縁から下向きに屈曲するよう設けられ、隣接する床材の凹溝内にそれぞれ嵌めるための押圧部と、前記天板の長さ方向の両端から連なって下向きに屈曲する一対の脚体で形成されている。

0005

また、支持脚は、固定金具の天板における裏面に重ねて取付ける腕板と、この腕板の下面中央部から下向きに所定高さ寸法で突出する脚柱からなり、前記腕板の中央部上面から脚柱の下面に貫通するよう前記ねじ挿通孔と連通させるための縦孔が設けられている。

0006

上記固定金具の押圧部は、床材の凹溝内に位置させて下面を押圧したときの床材の固定強度を確保するために必要な長さに形成され、また、天板の両端に、固定具の長さ方向に対して自立を安定させるため、脚体が素材金属板から一体に打ち抜いて折り曲げ形成されているが、前記天板の長さを前記押圧部の長さに合わせると、前記脚体を設ける関係から素材金属板の使用量が長くなり、このため、従来の固定金具は、天板の長さを前記押圧部よりも短尺とし、その端部に脚体を連成することで、素材金属板の使用量削減を図っており、これにより、固定金具の両端は、天板の端部両側から押圧部の端部が突出し、この押圧部によって二叉構造になっている。

0007

また、上記支持脚は、固定具を下地材上に仮置きしたときに自立させるものであり、脚柱は下端部の両側に一対の弾性脚開脚可能に設けられ、この脚柱と弾性脚の合計高さは、弾性脚が下地材の上に接地する状態で、固定金具の脚体が下地材から少し浮く程度に設定され、下地材上に載置した固定具を幅方向に対して安定よく自立させることになる。

0008

この支持脚は、固定金具に対する取付けを行うため、その腕板を上記押圧部と同程度の長さに設定し、両端部を、脚体の根本部分に対して弾力的に外嵌する係止切り欠きを設けて二叉状とし、前記腕板を天板の下面に長さ方向を合わせて重ね合わせ、係止切り欠きを脚体の根本部分に外嵌して係止することで、天板のねじ挿通孔に縦孔を一致させた状態で、固定金具に支持脚が固定化される。

0009

上記のような固定具を用いてデッキを構築するには、床材を載置した下地材の上面に固定具を位置させ、固定金具の一方押圧部を予め下地材に固定されている床材の凹溝に嵌め込んで弾性脚を下地材の上に接地させた仮置き状態とし、次に、ねじ挿通孔から支持脚の縦孔にセットしておいた垂直のねじを下地材にねじ込み、固定具を下地材に仮固定する。

0010

この後、上記床材の横に新たな床材を並列状に配置し、その他方側面における凹溝下部を固定金具の他方押圧部と下地材の間に嵌め込み、この状態でねじを本締めすることで、固定金具の押圧部が凹溝の下面を押圧して床材を下地材に固定化し、このとき、弾性脚が開脚することで固定金具における脚体が下地材上に着座して押し広げられ、このような床材の並列配置と固定具およびねじを用いた下地材への固定作業を繰り返すことにより、多数枚の並列する床材でデッキを構築するものである。

0011

このような固定具は、下地材上に安定よく仮置きした状態で仮固定でき、しかも一本のビスによる上からのねじ込みによって固定できるので、床材の固定作業が簡単であると共に、デッキの構築状態で、床材間の隙間から工具を挿入してビスを緩め、この工具で固定具を凹溝の長さ方向に沿って移動させ、凹溝の端部から取り出すことができるので、途中にある一枚の床材に損傷が生じた場合、この一枚の床材だけを取り外して取替えることができるという利点がある。

先行技術

0012

特開2013−241778号公報

発明が解決しようとする課題

0013

ところで、上記のような従来の固定具は、固定金具における天板の両端部に、固定具の長さ方向に対して自立を補助するための脚体を設けているが、この脚体を設ける場合の素材金属板の使用量削減を図る観点から、両側の押圧部よりも天板を短く設定し、天板の端部から脚体を下向きに折り曲げているため、天板の端部両側から押圧部の端部が突出し、従って、固定金具の両端が二叉に大きく開口した構造になっている。

0014

上記のように、固定金具の両端が二叉に開口していると、固定金具に支持脚を組み合わせ、支持脚における腕板の係止切り欠きを脚体の根本部分に外嵌係止して固定具を組み立てると、前記腕板の端部が天板の端部から前記二叉に開口した部分に突出した露出状態になり、このため、複数個の固定具を同時に梱包した輸送時等において、外部からの衝撃や振動が加わると、金属製である固定金具が他の固定具における腕板の端部に衝突する場合があり、前記腕板は合成樹脂製であるので、固定金具が衝突すると腕板の端部に擦り傷が付いたり折損することになり、依って、固定具の商品価値が低下したり不良品になるという危惧がある。

0015

また、固定金具における押圧部は、全長が床材の押圧固定に必要な長さに形成されているが、その端部が天板の端部から突出した構造になっていると、この突出端部の床材押圧強度が低下することになり、固定具の使用時に、下地材が鋼製の大引きである場合、床材を締め付け固定したときのねじの引きつけ力が強いために、前記押圧部の突出端部がどうしても撓んでしまい、床材固定力の低下を招くことになる。

0016

更に、固定金具の両端に下向きの脚体を一体の材料から設けた構造は、天板を押圧部より短くして脚体を形成する場合の素材金属板の削減を考慮しているが、前記脚体は床材の凹溝下面から下地材に達する長さが必要になるので、固定金具と一体に脚体を設けた構造では素材金属板の削減に限界があり、また、金属製の脚体で仮置き時の固定具の長さ方向に対する自立の安定を補助するようにした構造は、脚体が下地材に着座した際に押し広げられるために該下地材の防錆処理層に傷を付けてしまい、このため、下地材に錆を発生させることになり、特に屋外にデッキを構築する場合に不都合が生じるという問題がある。

0017

そこで、この発明の課題は、固定金具に対して脚体をなくすことで、腕板の端部に傷が付いたり折損による商品価値の低下や不良品の発生をなくし、固定金具の押圧部における床材固定力の低下発生をなくすことができると共に、下地材に錆を生じさせることのない床材の固定具を提供することにある。

課題を解決するための手段

0018

上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、中間位置にねじ挿通孔が設けられた長方形の天板と、この天板の両側長尺縁から下向きに屈曲するよう設けられ、隣接する床材の凹溝内にそれぞれ嵌めるための押圧部とで形成された固定金具と、

0019

前記固定金具の天板における裏面に重ねて取付ける腕板と、この腕板の下面中央部から下向きに所定高さ寸法で突出する自立用の脚柱を有し、前記腕板の中央部上面から脚柱の下面に貫通するよう前記ねじ挿通孔と連通するための縦孔が設けられた樹脂製の支持脚とからなる床材の固定具であって、

0020

前記固定金具の天板における長さ方向の両端部寄りの位置に、この天板を形成する金属板の一部を下面側に向けて折り曲げた腕板係止部を設け、

0021

前記天板の裏面に重ねた腕板の両端部を、前記腕板係止部に係止することにより、固定金具の下面に支持脚を固定するようにしたものである。

0022

請求項2の発明は、上記固定金具の天板に設けた各腕板係止部が、天板に設けた打ち抜き孔と、この打ち抜き孔の周縁で天板における長さ方向の端部寄りの位置に設けられ、前記打ち抜き孔に該当する金属板の一部を天板の下面側へ折り曲げた係止爪で形成されているようにしたものである。

0023

請求項3の発明は、上記固定金具の天板に設けた各腕板係止部が、天板に設けた打ち抜き孔と、この打ち抜き孔の周縁で天板における幅方向の一方側縁の位置に設けられ、前記打ち抜き孔に該当する金属板の一部を天板の下面側へ折り曲げた係止爪で形成されているようにしたものである。

0024

請求項4の発明は、上記固定金具の天板に設けた各腕板係止部が、天板の長さ方向に距離を隔てて設けた一対の打ち抜き孔と、前記打ち抜き孔間の帯状部分をその上面が天板の下面よりも腕板の厚みに該当する分だけ下方に位置するように折り曲げた受け板部で形成され、前記天板の下面と受け板部の上面の間に腕板を挿入して係止するようにしたものである。

0025

ここで、固定金具における両端は、天板と押圧部を等しい長さにすることで切り離し端部に形成され、この固定金具の全長は、前記押圧部が床材の押圧固定に必要な長さを有するように設定され、前記天板は床材の長さ方向に沿って長い長方形となり、その中央のねじ挿通孔を挟む長さ方向の両側に小孔が設けられている。

0026

上記支持脚の腕板は、固定金具の全長よりも少し短い帯板状となり、ビス挿通孔を挟む両側の位置に、固定金具の天板における裏面に重ねたとき上記小孔に嵌合する突起が設けられ、前記天板に対して腕板を長さ方向及び幅方向に位置決めして固定できるようになっていると共に、この支持脚の脚柱は、上下軸線に沿ってビス孔が貫通する角形の筒状となり、腕板の下面から下端までの寸法は床材の凹溝下面から下地材までの高さよりも短く設定され、その下端部で幅方向の両側に、下部広がり状となる一対の弾性脚が下向きに突出するよう設けられ、下地材上に仮配置した固定具を前記弾性脚で倒れないように自立させることになる。

発明の効果

0027

この発明によると、天板とその両側に設けた押圧部で形成された固定金具と、前記天板の裏面に重ねて取付ける樹脂製の支持脚とからなる床材の固定具であって、前記固定金具の天板における両端部寄りの位置に支持脚係止部を設け、前記天板の裏面に重ねた腕板の両端部を前記支持脚係止部に係止することにより、固定金具の下面に支持脚を固定したので、固定金具の両端において、腕板の突出による露出部分の発生をなくすことができ、また、前記支持脚係止部が天板を貫通する部分を有しても、この貫通する部分を小さく設定することができると共に、腕板を天板の裏面側に位置させるので、天板外面への腕板の露出を最小限に抑えることができ、複数個の固定具を同時に梱包した輸送時等において、外部からの衝撃や振動が加わっても、金属製である固定金具が他の固定具における腕板に衝突する機会は少なく、合成樹脂製である腕板に擦り傷が付いたり折損するのを防ぐことができ、依って、輸送時等において、固定具に商品価値の低下や不良品が発生するのを抑えることができる。

0028

また、固定金具の天板と押圧部を同じ長さにしてこの固定金具の両端を切り離し端部とすることで、両側押圧部の両端における強度の低下を防ぐことができ、両側押圧部における床材固定力の向上が図れることになる。

0029

更に、固定金具の天板に取付けた支持脚によって、下地材上に仮配置した固定具を倒れないように自立させるようにしているので、従来の固定具が固定金具の両端に設けていた金属製の脚体を省くことができ、これにより、下地材に対する着座部分合成樹脂材料とすることで、鋼製下地材の防錆処理層に傷を付けることがなくなり、下地材に錆を発生させないので屋外にデッキを構築する場合に対応することができると共に、従来の固定具における脚体を省くことで、固定金具の形成に用いる素材金属板の使用量削減が図れることになる。

図面の簡単な説明

0030

この発明の第1の実施例を示す固定金具と支持脚の分解斜視図
この発明の第1の実施例を示す固定金具と支持脚を組み合わせた固定具の斜視図
図2の固定金具に支持脚の腕板を係止した部分を拡大して示す縦断面図
この発明の第2の実施例を示す固定金具の斜視図
この発明の第2の実施例を示す固定金具と支持脚を組み合わせた固定具の斜視図
図5の固定金具に支持脚の腕板を係止した部分を拡大して示す縦断面図
この発明の第3の実施例を示す固定金具の斜視図
この発明の第3の実施例を示す固定金具と支持脚を組み合わせた固定具の斜視図
第1の実施例の固定金具を用いた固定具の使用状態を示し、下地材の上に仮設置した縦断側面図
第1の実施例の固定金具を用いた固定具の使用状態を示し、下地材に床材を固定したデッキ構築時の縦断正面図

実施例

0031

以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。

0032

図示のように、この発明に係る床材の固定具1は、金属板を用いた固定金具2と、合成樹脂製の支持脚3との組み合わせからなり、前記固定金具2は、長方形となる天板4の両側長辺に、押圧部5、5を斜め下向きとなって外側へ張り出すように折り曲げて形成され、この固定金具2は、天板4と押圧部5、5が同じ長さで、床材aの押圧固定に必要な強度の板厚と押圧長さに設定され、その長さ方向の両端は切り離し端部になっている。

0033

上記固定金具2の天板4には、長さ方向に沿う中央位置にねじ6のねじ軸6aをねじ込み又は挿通させることができるねじ挿通孔7と、このねじ挿通孔7を挟む長さ方向の両側に小孔8と、長さ方向の両端部寄りの位置に、この天板4を形成する金属板の一部を下面側に向けて折り曲げた腕板係止部9とが設けられている。

0034

上記支持脚3は材料に合成樹脂を用い、固定金具2における天板4の下面に重ねて取付ける腕板10と、この腕板10の下面中央から下方に突出するねじ保持用の脚柱11と、前記脚柱11の下端部で固定金具2の幅方向に沿う両側の位置に設けられ、前記固定金具2を上部から押し下げたときに開脚可能となる一対の弾性脚12、12とで形成され、腕板10の中央位置から脚柱11の上下軸心に沿って、ねじ6のねじ軸6aをねじ込むことができる縦孔13が設けられている。

0035

上記腕板10は、固定金具2よりも少し短かい帯板状となり、天板4の下面に重ねた状態でその両端を上記腕板係止部9に係止することにより、固定金具2に対する支持脚3の取付けが行え、この状態で上記縦孔13がねじ挿通孔7と同軸心の配置となる。

0036

上記腕板10の上面で上記縦孔13を挟む両側の位置に突起14、14が設けられ、天板4の下面に重ねたときにこの突起14、14を天板4の小孔8、8に嵌め込むことにより、固定金具2に対する支持脚3の長さ方向と幅方向の位置決めが行えるようになっていると共に、図示の場合、この腕板10の両端を二又部10aに形成した例を示している。

0037

上記脚柱11の下端で幅方向の両側に設けた一対の弾性脚12、12は、図1のように、脚柱11の下端から外側へ下部広がりの傾斜状配置となるよう形成され、この両弾性脚12、12の下端は外方へ屈曲する接地片15になっており、前記弾性脚12、12が固定具1の仮設置時における自立状態を保持するためものであり、また、脚柱11の幅が両側に並列する床材a、a間に生じる目地隙間となる。

0038

上記支持脚3の脚柱11と一対の弾性脚12、12を含む上下寸法は、床材aに設けた凹溝bの下面と床材aの底面間である突部cの高さ寸法よりも少し高くなるように設定し、図9のように、下地材d上に固定具1を仮設置したとき、固定金具2の押圧部5を凹溝b内に位置させることができるようになっている。

0039

図1乃至図3は、固定金具2の天板4に設ける腕板係止部9の第1の実施例を示し、天板4の端部寄りの位置に角形の打ち抜き孔16を形成し、この打ち抜き孔16の周縁で天板4の長さ方向に沿う端部側の幅方向中央位置に、下向きに折れ曲がる係止爪17を設けて形成され、天板4の下面に重ねた腕板10の両端における二又部10aを、天板4の両端部に位置する前記係止爪17に対してそれぞれ弾力的に外嵌係止することで、天板4に対する腕板10の固定状態を保持するようになっている。

0040

図示の場合、係止爪17は天板4の長さ方向の中心側に向けて少し傾斜させ、前記係止爪17に対して二又部10aを外嵌した腕板10を下方に抜けないようにしたが、例えば、下方へ垂直に折り曲げた係止爪の下端部に突出段部を設け、腕板10における二又部10aの内端部をこの段部に係止することで下方に抜けないようにした構造であってもよい。

0041

図4乃至図6は、金具本体2の天板4に設ける腕板係止部9の第2の実施例を示し、天板4に角形の打ち抜き孔16を形成し、この打ち抜き孔16の周縁で天板4の幅方向に沿う一方側の位置に、幅方向の内側に向けて上記第1の実施例と同様の下向きに折れ曲がる係止爪17を設けて形成され、前記係止爪17は両打ち抜き孔16において相反する側縁に位置する配置になっている。

0042

この第2の実施例は、天板4の下面に重ねた腕板10端部における二又部10aの切れ目部分を係止爪17に嵌め合わせ、二又部10aの一方突片を係止爪17に係止することで、天板4に対する腕板10の固定状態を保持するようになっている。

0043

図7図8は、固定金具2の天板4に設ける腕板係止部9の第3の実施例を示し、天板4の端部寄りの位置に、天板4の長さ方向に距離を隔てて一対の打ち抜き孔18、18を設け、前記打ち抜き孔18、18間に残した帯状部分を天板4の下面側へ、腕板10の厚みに該当する分だけ下向きに突出する折曲げ部19にして腕板係止部9が形成され、前記天板4の下面に対する折曲げ部19の上面に生じた段差が腕板10の挿入係止部分となり、天板4の下面に重ねた腕板10の両端部をそれぞれの挿入係止部分に差し込むことで、天板4に対する腕板10の固定状態を保持するようになっている。

0044

上記のように、各実施例の腕板係止部9において、係止爪17や折曲げ部19は、天板4を形成する金属板の一部を下面側に向けて折り曲げて形成でき、これにより、腕板係止部9の設置において、固定金具2の両端からの突出物をなくすことで固定金具2の短尺化ができ、金属板の使用量削減でコスト的に有利であり、また、腕板10を形成する合成樹脂の弾性を利用して固定金具2への支持脚3の取付が行えるので、組み立て作業が簡単である。

0045

なお、支持脚3の腕板10の端部は、図示の二叉状10aとは別に、両端部を切り離し端部に形成しても各実施例の腕板係止部9に対応することができ、また、図1のように、固定金具2の天板4における両端部の上面に突部20を設けることにより、固定金具2を着色した製品としこれを多数個を同時包装した場合に、塗料による天板4同士の接着性を防ぐことで、包装袋からの取り出しが容易にできるようにしたり、両側押圧部5、5に所要数切り欠き21を設け、床材aにおける凹溝bの下面に対する押圧部5の下縁追従性を向上させるようにしてもよい。

0046

この発明の固定具1は、前記のような構成であり、長さ方向の両側に凹溝bが設けられた床材aを用い、この床材aを根太や大引き等の下地材dに対して並列状に並べてデッキを構築するとき、床材aを下地材dに固定するために使用される。

0047

前記固定具1は、図1乃至図3のように、固定金具2の天板4の下面に支持脚3を重ねて固定することで組み立てられている。

0048

その組み立ては、固定金具2の天板4の下面に長さ方向を合わせて支持脚3の腕板10を重ね、腕板10の両端を天板4の両端部に設けた腕板係止部9にそれぞれ係止し、上面の突起14を小孔8に嵌め合わせるようにすればよく、天板4のねじ挿通孔7に支持脚3の縦孔13が連通して同軸心状となる。

0049

上記固定具1は、図9のように、天板4のねじ挿通孔7から支持脚3の縦孔13にねじ6をねじ込んで建て込んでおき、床材aを支持する下地材dの上にこの固定具1を載置し、一方の押圧部5を先に固定されている床材aの凹溝b内に挿入し、一対の弾性脚12、12によって固定具1を下地材dの上に自立させ、仮置状態とする。

0050

このような固定具1の仮置状態でねじ6を下地材dに向けて途中までねじ込み、固定具1を仮固定の状態にし、次に、前記床材aの横に新たな床材aを並列状に配置して下地材dの上に載置し、この新たな床材aの下側突部cを他方押圧部5の下に差し込むようにする。

0051

前記床材aの横に新たな床材aを並列状に配置し、両側床材aとaの側面で仮固定となる固定具1の脚柱11を挟み込んだ状態で、両床材aとa間の目地隙間から工具を挿入してねじ6をねじ込み、ねじ6が固定金具2の天板4を介して固定具1全体を押し下げると、押し下げ力の加わった固定具1は、弾性脚12、12が押し下げるようにして天板4が下降し、図10のように、両押圧部5、5が両床材aとaの下側突部c、cを押し下げることで両床材aとaを下地材dに対して本固定するものであり、このとき、弾性脚12、12は、押し潰されて床材aと脚柱11間の空間に納まったり隣接空間逃げることになる。

0052

この本固定により、床材aと固定具1が結合固定化されることにより、両押圧部5、5で押し込まれた両床材aとaは、長さ方向及び幅方向に移動しないよう固定化され、床材aの縦ずれと横ずれ発生を確実に防止することができる。

0053

前記のような固定具1による床材aの固定を各下地材dの部分で行い、このようにして床材aを順次並列配置することで、デッキを構築することができる。

0054

構築後のデッキにおいて、損傷などの発生した固定具1を新たなものと取り換えるには、並列する両床材aとa間の隙間から工具を差し込んでねじ6を緩め、固定金具2による下地材d及び床材aとaに対する固定を解き、工具によって固定具1を床材aとa間の隙間の長さ方向に移動させ、この隙間の端部から固定具1を取り出す。

0055

前記した固定具1の取り出し作業と逆に、隙間の端部から新たな固定具1を挿入し、この新たな固定具1を工具で床材aとa間の隙間の長さ方向に移動させ、下地材dの上でねじ6をねじ込むことで床材aとaの固定が行えることになる。

0056

このような固定具1の取換え作業を利用して、損傷の生じた床材aを部分的に交換することも行え、取換えんとする床材aの両側において固定具1の取り外しを行い、床材aを取り除いた部分に新たな床材aを配置し、床材aとa間の隙間端部から挿入した固定具1を下地材dにねじ込み固定するようにすればよい。

0057

上記のように、この発明の固定具1は、固定金具2の天板4における両端部寄りの位置に腕板係止部9を設け、腕板10の両端を両腕板係止部9にそれぞれ係止することで、固定金具2に支持脚3を固定するので、天板4の両端に対する従来のような脚体の連成を省くことができ、天板4と両押圧部5を等しい長さにして固定金具2の両端を、強度的に優れた切り離し端部の構造にでき、これにより、床材aを押圧したときに両押圧部5の両端が広がるような事態の発生がなく、強固な床材固定強度を確保することができ、また、腕板係止部9の打ち抜き孔16や18は四方が閉じられているので、天板4の上面側における腕板10の露呈部分を少なくでき、複数の固定具1を同時に包装したとき、外部からの衝撃で他の固定金具4が腕板10の端部に傷を付けたり折損させるような事態の発生を減少させることができることになる。

0058

更に、下地材dの上面に対する接触は、合成樹脂製の支持脚3における弾性脚12だけであるので、下地材dが鋼製で防錆処理したものであっても、ねじ6の締め付けで支持脚3の弾性脚12が押し潰されて下地材dの上面を押圧したり摺動しても傷を付けることがなく、従って、この発明の固定具1は、屋外のデッキ構築に対応できることになる。

0059

1固定具
2固定金具
3支持脚
4天板
5押圧部
6 ねじ
6a ねじ軸
7 ねじ挿通孔
8小孔
9腕板係止部
10 腕板
11脚柱
12弾性脚
13縦孔
14突起
15接地片
16打ち抜き孔
17係止爪
18 打ち抜き孔
19折曲げ部
20 突部
21切り欠き

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