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課題

本発明の目的は、画像濃度が濃いシートの処理不良の発生をより低減できる画像形成システムを提供することである。

解決手段

画像データに応じてシートに画像を形成する画像形成装置と、画像が形成された複数枚のシートからなるシート束に処理を施すシート処理装置と、シートに形成する画像データの画像処理を行う画像処理装置と、前記画像データのうちの設定された算出領域の画像濃度を算出する画像濃度算出手段と、前記画像データのうちの前記シート処理装置で施す処理に応じた領域を前記算出領域として前記画像濃度算出手段に設定し、前記画像濃度算出手段により算出された前記算出領域の画像濃度に応じて前記画像形成装置の画像形成条件を変える制御手段と、を有する。

概要

背景

従来の画像形成システムでは、画像が形成されたシート綴じ等の処理不良を防ぐために、画像濃度が濃すぎることによるシートのカールなどの異常を事前に判断していた。特許文献1では、プリント開始前プリント画像の平均ビデオカウントを算出し、所定のビデオカウントをオーバーしている場合にプリントスタートせず、UI警告画面をだしていた。これにより、ステイプルされずにジョブが終了したり、ジョブが中断することを防ぐようになっていた。

概要

本発明の目的は、画像濃度が濃いシートの処理不良の発生をより低減できる画像形成システムを提供することである。画像データに応じてシートに画像を形成する画像形成装置と、画像が形成された複数枚のシートからなるシート束に処理を施すシート処理装置と、シートに形成する画像データの画像処理を行う画像処理装置と、前記画像データのうちの設定された算出領域の画像濃度を算出する画像濃度算出手段と、前記画像データのうちの前記シート処理装置で施す処理に応じた領域を前記算出領域として前記画像濃度算出手段に設定し、前記画像濃度算出手段により算出された前記算出領域の画像濃度に応じて前記画像形成装置の画像形成条件を変える制御手段と、を有する。

目的

本発明の目的は、画像濃度が濃いシートの処理不良の発生をより低減できる画像形成システムを提供する

効果

実績

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牽制数
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請求項1

画像データに応じてシートに画像を形成する画像形成装置と、画像が形成された複数枚のシートからなるシート束に処理を施すシート処理装置と、シートに形成する画像データの画像処理を行う画像処理装置と、前記画像データのうちの設定された算出領域画像濃度を算出する画像濃度算出手段と、前記画像データのうちの前記シート処理装置で施す処理に応じた領域を前記算出領域として前記画像濃度算出手段に設定し、前記画像濃度算出手段により算出された前記算出領域の画像濃度に応じて前記画像形成装置の画像形成条件を変える制御手段と、を有することを特徴とする画像形成システム

請求項2

前記シート束のシート搬送方向と直交する幅方向の一方の角部または他方の角部を綴じコーナー綴じモードと、前記シート束のシート幅方向の中央を基準とした対称位置の2か所を綴じるダブル綴じモードと、を備え、前記制御手段は、前記画像データのうちの前記綴じモードに応じた綴じ領域を前記算出領域として前記画像濃度算出手段に設定し、前記画像濃度算出手段により算出された前記算出領域の画像濃度が閾値以上である場合に前記画像形成装置の画像形成条件を変えることを特徴とする請求項1に記載の前記画像形成システム。

請求項3

前記シート処理装置は、シート搬送方向と交差する方向に移動され、処理トレイ積載されたシートの端部が挿入される綴じ待機位置で待機するステイプラを備え、前記制御手段は、前記コーナー綴じモードにおいて、一方のコーナー綴じモードの綴じ位置に応じた綴じ領域の画像濃度が、閾値より大きく、他方のコーナー綴じモードの綴じ位置に応じた綴じ領域の画像濃度より大きい場合、前記ステイプラの綴じ待機位置を、前記一方のコーナー綴じモードの綴じ位置に応じた綴じ待機位置から他方のコーナー綴じモードの綴じ位置に応じた綴じ待機位置に変えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。

請求項4

前記シート処理装置は、シート搬送方向と交差する方向に移動され、処理トレイに積載されたシートの端部が挿入される綴じ待機位置で待機するステイプラを備え、前記制御手段は、前記ダブル綴じモードにおいて、一方の綴じ位置に応じた綴じ領域の画像濃度が、閾値より大きく、他方の綴じ位置に応じた綴じ領域の画像濃度より大きい場合、前記ステイプラの綴じ待機位置を、一方の綴じ位置に応じた綴じ待機位置から他方の綴じ位置に応じた綴じ待機位置に変えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。

請求項5

前記画像形成装置は、画像が形成されたシートの表裏反転させるよう搬送する搬送手段を備え、前記制御手段は、一方の綴じ領域の画像濃度が、閾値より大きく、他方の綴じ領域の画像濃度より小さい場合、前記搬送手段によりシートを反転搬送することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の画像形成システム。

請求項6

前記画像形成装置は、前記画像データに応じて像担持体露光する露光手段と、シートに画像を定着させる定着手段と、シートを反転搬送する搬送手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像濃度算出手段により算出された前記算出領域の画像濃度が閾値以上である場合に、前記画像形成条件として、前記露光手段による画像形成濃度を薄く、前記定着手段による定着制御温度を低く、もしくは前記搬送手段によりシートを反転搬送する、少なくとも1つを変更することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成システム。

請求項7

前記制御手段は、ページ毎またはシート束のうち所定のページの画像データのうちの前記シート処理装置で施す処理に応じた領域を前記算出領域として前記画像濃度算出手段に設定することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の画像形成システム。

請求項8

前記制御手段は、1ページ分の画像データを複数の領域に分割し、前記分割した複数の領域のうちの前記シート処理装置で施す処理に応じた領域を前記算出領域として前記画像濃度算出手段に設定することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の画像形成システム。

技術分野

0001

本発明は、シートに画像を形成し、画像が形成されたシートに処理を施す画像形成システムに関する。

背景技術

0002

従来の画像形成システムでは、画像が形成されたシートの綴じ等の処理不良を防ぐために、画像濃度が濃すぎることによるシートのカールなどの異常を事前に判断していた。特許文献1では、プリント開始前プリント画像の平均ビデオカウントを算出し、所定のビデオカウントをオーバーしている場合にプリントスタートせず、UI警告画面をだしていた。これにより、ステイプルされずにジョブが終了したり、ジョブが中断することを防ぐようになっていた。

先行技術

0003

特開2003−150005号公報

発明が解決しようとする課題

0004

従来技術では、プリント画像の平均ビデオカウントに基づいてトナーののり量過多を判断していた。そのため、プリント画像の一部、特にステイプルの綴じ位置である搬送方向におけるシート後端の領域のみが濃く、シート中央やシート先頭の画像が薄い場合に、画像全体の平均ビデオカウントが所定のビデオカウントを下回り、シートの綴じ等の処理不良の予防精度が十分とはいえなかった。

0005

本発明の目的は、画像濃度が濃いシートの処理不良の発生をより低減できる画像形成システムを提供することである。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するため、本発明は、画像データに応じてシートに画像を形成する画像形成装置と、画像が形成された複数枚のシートからなるシート束に処理を施すシート処理装置と、シートに形成する画像データの画像処理を行う画像処理装置と、前記画像データのうちの設定された算出領域の画像濃度を算出する画像濃度算出手段と、前記画像データのうちの前記シート処理装置で施す処理に応じた領域を前記算出領域として前記画像濃度算出手段に設定し、前記画像濃度算出手段により算出された前記算出領域の画像濃度に応じて前記画像形成装置の画像形成条件を変える制御手段と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0007

本発明によれば、画像濃度が濃いシートの処理不良の発生をより低減できる。

図面の簡単な説明

0008

実施例の画像形成システムの概略図
実施例の画像形成システムの構成図
実施例の画像形成システムのブロック図
(a)(b)は実施例の画像形成システムのブロック図
実施例の画像形成システムの画像データに対する処理を示すブロック図
実施例の画像形成システムの処理部の構成図
実施例の画像形成システムの綴じ位置と画像領域対応関係を示す図
実施例1の画像形成システムのジョブ実行フローチャート
実施例2の画像形成システムのジョブ実行フローチャート

実施例

0009

以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。

0010

<画像形成システムの構成>
図1を参照して、本実施形態の画像形成システム1000の全体構成について説明する。画像形成システム1000は、自動原稿読み取り装置200、画像形成装置100、シート処理装置400およびUI(ユーザ・インタフェース)装置600を備える。

0011

原稿読み取り装置200は、原稿台ガラス上に載置された原稿を読み取って画像データを出力する。画像形成装置100は、原稿読み取り装置200から出力された画像データやネットワークを介して接続された外部装置から入力された画像データに従って記録材(シート)に画像を形成する。シート処理装置400は、画像形成装置100から排出された記録材を受け取り、記録材(シート)を整え束ねる処理や、複数枚のシートからなるシート束を綴じるステイプル処理などのシート束を形成する処理を施す。UI装置600は、タッチパネル付き液晶ディスプレイを有し、GUIグラフカル・ユーザ・インタフェース)により、ユーザへの情報提示印刷モードや処理モードの指定などのジョブ入力操作の受付を行う。

0012

<画像形成装置の構成>
図2を参照して画像形成装置100の具体的な構成と画像形成動作について説明する。101y〜101kはそれぞれイエローマゼンダシアンブラックプロセスユニットであり、感光ドラム像担持体)や現像器帯電ローラなどによって構成されている。プロセスユニット101kの中央部には感光ドラム102kが収められており、ドラムモータ(不図示)によって回転駆動される。103kは帯電ローラであり、高圧印加して感光ドラム102kの表面を一様に帯電するものである。104kはレーザダイオードから変調出力されたレーザを、ポリゴンミラー回転体を使用して長手方向(感光ドラムの軸方向)に走査するレーザスキャナユニット露光手段)である。レーザスキャナユニット104kは、一様に帯電された感光ドラム102k上に入力画像情報に従ってレーザ露光を行い、静電潜像を形成する。105kは現像器であり、トナーとキャリアからなる二成分現像剤によって、静電潜像に応じた可視トナー像を感光ドラム上に形成する。106kはトナーが充填されたトナーボトルであり、現像器105kに対してトナーを供給する。107kは一次転写ローラでありY、M、C、K各色を逐次重ね合わせる為に無端ベルト状部材である中間転写体108に対して感光ドラムから一次転写するためのものである。109kは補助帯電ブラシであり、一次転写ローラで転写しきれなかった転写残トナーが一様な電荷を持つよう帯電するものである。

0013

プロセスユニット101y〜101kに含まれる構成要素、感光ドラム102k、帯電ローラ103k、現像器105k、補助帯電ブラシ109kに関しては、ブラック(K)についてのみ述べたが、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)も共通である。これ以降、感光ドラム102、帯電ローラ103、現像器105、補助帯電ブラシ109と記述した場合、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色を含むものとする。

0014

中間転写体108に一次転写されたトナー像は、二次転写ローラ110によってシート上に二次転写される。二次転写ローラ110で転写しきれなかった残トナーや、シート上に転写することを意図しない調整用のトナー像は、中間転写体クリーナ111によって回収される。112は中間転写体上に作像されたパターン濃淡変化を検出するパターン濃度検知センサである。

0015

シートは給紙カセット113に収納されており、給紙ローラ114によって搬送され、レジストローラ115によって斜行補正された後、二次転写ローラ110に送られる。シートは二次転写ローラ110でトナー像を転写された後、定着手段としての定着ローラ117および加圧ローラ118によってトナー像を熱定着される。その後、シートは、排紙フラッパ119によって排紙パス120を経由してシート処理装置400に送られるか、反転搬送ローラ122に送られる。

0016

反転搬送ローラ122に送られたシートは、搬送手段としての反転搬送ローラ122の逆転反転フラッパ123の回動によって表裏反転されて再給送部124に送られ、再度二面目画像形成をした後、シート処理装置400に送られる。

0017

<ブロック図>
図3は、画像形成システム1000の制御ブロックの全体構成を示すブロック図であり、ビデオコントローラ部550と、エンジンコントローラ部350およびフィニッシャコントローラ部450に大別される。

0018

ビデオコントローラ部550とエンジンコントローラ部350は、それぞれ三線式シリアル通信IF555,355を備えており、CPU351はこれを介して画像形成動作における制御指示プリントジョブデータ送受信を行う。

0019

ビデオコントローラ部550からエンジンコントローラ部350に対しては、主に入力された画像データのサイズや解像度、使用するシートの種類(普通紙や厚紙等)といった、プリントジョブに関する情報の通知が行われる。

0020

また、エンジンコントローラ部350からビデオコントローラ部550に対しては、画像形成装置本体が準備動作状態プリント可能状態かといった装置の状態や、給紙カセット113内のシートの有無のような消耗品の状態などの情報の通知が行われる。

0021

ビデオコントローラ部550において、RAM553は一時的なデータを格納するメモリであり、不揮発性記憶部556は入力画像データ等を格納するハードディスクドライブである。ネットワークIF部557は、外部コンピュータ(不図示)との間で画像データの受け渡しを行うLANインタフェースである。ネットワークIF部557を介して入力された画像データは、画像圧縮伸張部559にてデータの圧縮を施して不揮発性記憶部556に格納する。

0022

この際、画像データがネットワークIF部を介して入力されたページ記述言語(PDL:Page Discription Languate)である場合には、ラスターイメージプロセッサとしてのRIP部560にて、PDLコードラスターイメージデータ展開を行った上で、圧縮を施す。

0023

画像処理部554では、入力された画像データに対して、画像形成装置の特性に合わせた画像処理を施す。なお、画像処理部554の詳細は図5を用いて後述する。ビデオコントローラ部550(画像処理装置)では、画像形成装置本体の動作と同期して、不揮発性記憶部556に記憶された画像データをRAM553へ読出し圧縮伸張部559による伸張を行い、画像処理部554による画像処理を施した後に、エンジンコントローラ部350のレーザ駆動部354へ画像信号送出する。

0024

エンジンコントローラ部350において、CPU351はエンジンコントローラ部350を構成する各部に指示を行うCPU(中央演算処理装置)である。ROM352は制御プログラムとしてのファームウェアを格納するROM(読取専用メモリ)である。RAM353はエンジンコントローラ部350の制御プログラムの作業用データを格納するランダムアクセスメモリである。

0025

レーザ駆動部354は、ビデオコントローラ部550の画像処理部554と接続されており、画像処理部554から送出される画像信号に基づいて図4(a)に示すポリゴンミラー回転体を駆動するモータ3541とレーザ素子(レーザダイオード)3542を駆動するためのPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成する。ヒータ制御部356は、画像形成装置100に備わる図4(a)の定着ヒータ3543、定着ローラ駆動モータ3544および各種センサ(不図示)と接続され、エンジンコントローラ部350では制御プログラムに基づくCPU351の指示に従い、画像形成装置100の定着部の制御を行う。

0026

フィニッシャコントローラ部450とエンジンコントローラ部350は、それぞれ三線式のシリアルオプション通信IF458,308を備えており、CPU351はこれを介して画像形成動作における処理指示を行う。

0027

エンジンコントローラ部350からフィニッシャコントローラ部450に対しては、主に画像データのサイズや使用するシートの種類(普通紙や厚紙等)、処理モード(奥綴じ、手前綴じや中央綴じ等)といった、プリントジョブに関する情報の通知が行われる。

0028

また、フィニッシャコントローラ部450からエンジンコントローラ部350に対しては、シート処理装置本体が準備動作状態か処理可能状態かといった装置の状態や、ステイプラ針の有無のような消耗品の状態などの情報の通知が行われる。

0029

フィニッシャコントローラ部450において、RAM453は一時的なデータを格納するメモリである。処理制御部454はエンジンコントローラ部350からの指示に基づいて、図4(b)に示すステイプラ移動モータ4541やステイプラ綴じモータ4542を駆動して処理を実行するためのPWM信号を生成する。

0030

<画像処理部の構成>
図5は、ビデオコントローラ部550の画像処理部554と、エンジンコントローラ部350のレーザ駆動部354において、画像データに対して施す処理の流れを示す図である。

0031

ビデオコントローラ部550の不揮発性記憶部556に圧縮されて格納されていた入力画像データは、圧縮伸張部559にて伸張された後に、まず画像処理部554における画像入力部501に入力される。

0032

色変換部502では、入力画像データの各色成分に対応する色空間を、画像形成装置で印刷できる色成分に対応する色空間に変換する。本実施例では画像入力部501に入力された画像データはR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色の輝度値で構成されるが、これを色変換部502にて画像形成装置のトナーの色であるY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の濃度値に変換する。

0033

画素カウント部503(画像濃度算出手段)では、ビデオコントローラ部550で画像処理する画像データに対して任意の領域(設定された算出領域)の画像濃度を算出する。具体的には、画素カウント部503では、Y,M,C,Kの色成分毎に、各色の画像データを構成する各画素の濃度値を積算する。本実施例では、各画素の濃度値は8bit(0〜255)の階調を有する。一例として、Yの画像データの1画素目濃度値が100で、2画素目濃度値が50であれば、1画素目と2画素目の積算値は150となる。このような画素値の積算を、既定の領域内の全ての画素に対して、全ての色成分について行う。

0034

本実施例では、既定の領域とは任意にエンジンコントローラ部350からページ毎に設定可能としている。例えばA4(297mm×210mm)サイズで1200dpiの画像データの全面を設定した場合、297mm=14032画素、210mm=9921画素となるため、画素カウント部503では、1ページあたり1つの色成分について14032×9921=139211472画素分の積算を行う。同様にしてA4の後端(搬送方向が長辺と直交する方向のとき)30mm部分を設定した場合、297mm=14032画素、30mm=1417画素となり、1ページあたり1つの色成分について14032×1417=19883344画素分の積算となる。また、この領域は複数設定できる構成であり、1ページに対して上述した全面の領域設定と後端30mmの設定を同時並列に実行できる。

0035

画素カウント部503にて算出された画素カウント値は画素カウント部503内部のレジスタ(不図示)に記憶されている。エンジンコントローラ部のCPU351はシリアル通信IF355,555を介して前述のレジスタから画素カウント値を読み出し取得する。

0036

なお、画素カウントを行う領域は、分割数を指定して主走査方向、副走査方向に分割した領域をカウントするような方式であっても構わない。

0037

階調補正処理部504では、入力画像データの階調と、画像形成装置が出力する画像の階調(トナーの濃度)とを一致させるために、画像形成装置が有する階調特性を打消すべく画像データを補正する、階調補正処理を行う。

0038

図5中間調生成部505では、階調補正処理部504にて階調補正処理を施された1画素の濃度が8bit(0〜255)の多値表現される画像データに対して中間調処理を行い、1画素の濃度が1bit(0〜1)の2値で表現される画像データに変換する。中間調処理としては、誤差拡散法ディザ法など様々な手法が知られているが、本発明ではいずれの方法を用いてもよい。

0039

バッファメモリ制御部506では、中間調生成部505で生成されたY,M,C,Kの色成分毎の画像データを一時的に格納する。

0040

図中の320は、エンジンコントローラ部350のレーザ駆動部354からビデオコントローラ部のバッファメモリ制御部506に送出される画像リクエスト信号を示し、それぞれの色成分毎に設けられている。

0041

エンジンコントローラ部350では、制御プログラムに基づきCPU351が画像形成装置本体の動作に同期してレーザ駆動部354に指示することで、レーザ駆動部354は画像リクエスト信号をバッファメモリ制御部506に送出する。

0042

画像リクエスト信号が送出されると、対応する色成分の画像データがビデオコントローラ部550のバッファメモリ制御部506からエンジンコントローラ部350のレーザ駆動部354へ送出される。

0043

<シート処理装置の構成>
図6(a)に示すように、シート処理装置400の内部には複数枚のシートを束ね、その複数枚のシートからなるシート束に綴じなどの処理を施すための処理トレイ部を有する。また、図6(b)に示すように、シート処理装置400は、ガイドレール57に沿って、シート搬送方向と交差する方向に移動され、所定の綴じ待機位置で待機し、シート束に綴じ処理を施すステイプラ44を備えている。

0044

シート処理装置は、内部に受け入れたシートを搬送機構(不図示)によりラック45まで戻し突き当てることによりシート後端を揃える。ラック45はシート後端を突き当てる固定部材後端規制部45bと、押し出し機構(不図示)により処理トレイ43上に積載したシート束を積載トレイ46に押し出し排出できるように可動に構成された押し出し部45aからなる。後端を揃えた後、シートは搬送方向と直交する幅方向に可動するよう構成された一対の整合板42a,42bを駆動することによって押し揃えられる。本実施例では、図6(a)に示すように一対の整合板42a,42bは、装置奥側(シートの幅方向の一方側)の整合板42aと、装置手前側(シートの幅方向の他方側)の整合板42bからなる。さらにジョブモードステイプルモードであった場合に、移動機構(不図示)によりシート搬送方向と交差する方向に移動するステイプラ44により、後述するジョブモードに応じた綴じ位置でシート束へ綴じ処理を実施する。その後、押し出し部45aによりシート束を積載トレイ46へ排出し載置する。

0045

<シート処理装置の綴じ位置>
以下に本実施例のシート処理装置の基本的な処理モード(ジョブモード)における、ステイプル時の綴じ位置について図6(b)および図7(a)、図7(c)を参照して説明する。なお、以下は一例にすぎず本発明の実施可能な範囲を限定するものではない。

0046

シート処理装置400はジョブモードがステイプルモードであった場合に、ステイプラ44を綴じ処理の実施のために所定の綴じ待機位置に移動し、更に所定の綴じ位置で綴じ処理を実施する。綴じ待機位置と綴じ位置は通常、コーナー綴じの場合は同じ位置であるが、ダブル綴じのようにシート束の複数個所に綴じ処理を施す場合に異なる位置となる。ここでは、ステイプルモードとして、シート束のシート搬送方向と直交する幅方向の一方の角部または他方の角部を綴じるコーナー綴じモードと、シート束のシート幅方向の中央を基準とした対称位置の2箇所を綴じるダブル綴じモードと、を備えている。

0047

本実施例では図6(b)に示すように、コーナー綴じモード2種(フロントコーナー53、リアコーナー56)、ダブル綴じモード1種(フロント54、リア55)の綴じ待機位置がある。ステイプラ44はジョブ開始前はホームポジション51で待機しており、ステイプラ移動機構(不図示)をステイプラ移動モータ4541により駆動することで、ガイドレール57に沿って綴じ待機位置に移動される。各綴じモードに応じた綴じ待機位置に移動するタイミングは、綴じモードが指定されたジョブのシートを受け取る際に、シートを受け取るよりも前のタイミングで予め綴じ待機位置に移動させておくように制御される。なお、ダブル綴じの場合は、2つの綴じ待機位置のうちの一方の綴じ待機位置に移動させておくように制御される。

0048

更に本実施例では、図7(a)に示すシートに対する綴じ位置コーナー綴じモード2種(図7(a)のリアコーナー綴じ位置C1、フロントコーナー綴じ位置C2)、図7(c)に示す中央ダブル綴じモード1種(図7(c)の綴じ位置D1、D2の一対)の綴じ位置がある。図6(b)に示した各綴じ待機位置から図7(a)又は図7(c)に示した綴じ位置にステイプラ44を移動させる際には、図6(c)に示すようにステイプラ44の開口部に処理トレイ43および処理トレイ43に積載されたシート束Sの端部が挿入された状態を維持しつつ移動される。そのため、移動によるステイプラ44とシート束Sの新たな干渉心配はない。ステイプラを綴じ待機位置から綴じ位置に移動するタイミングは、シート束が処理トレイ43に積載完了し、綴じ処理を行うタイミングで綴じ待機位置から綴じ位置に移動するように制御される。ステイプラは綴じ位置で綴じ処理を施した後、ジョブが継続し後続のシート束がある場合には、再び綴じ待機位置に予め戻しておいて、処理トレイ上に搬送されてくるシートを待ち受ける。

0049

〔実施例1〕
以下に本発明を適用した、シートの画像濃度に応じて処理不良を低減すべく画像形成条件を変える画像形成システムについて説明する。まず図7(a)、図7(c)を参照して本発明の技術的な思想について説明する。

0050

図7(a)、図7(c)は前述したとおり処理モード(コーナー綴じモード、ダブル綴じモード)に応じたステイプラ44の綴じ位置を示すものである。このような綴じ位置にシートの異常変形、例えば丸まり(カール)が発生した場合、ステイプラの開口部およびその移動経路に干渉することで、シートの詰まりジャム)や綴じのズレ空打ちといった処理不良になることがある。このようなステイプラ44に干渉しうるシート上の領域を、図7(b)、図7(d)にそれぞれ領域Pc,Pdとして示した。

0051

一方、シートのカールなどの異常は、画像濃度が濃いと、多量のトナーが定着することによるシートの異常変形の大きなものが発生しやすいことが知られている。つまり、シートの領域Pcや領域Pdの画像濃度が濃すぎると、ステイプラ44に干渉し処理不良が発生する可能性が高い。ここで、シートの領域Pcや領域Pdをステイプラの開口部と重複する部分だけでなく、その近傍も含めて矩形の領域としているのは、画素が一般的に主走査と副走査の単位で構成されること、また、シートの変形がある程度の緩やかさをもっている場合が一般的なためである。よって本実施例では、コーナー綴じモードの場合、シート角部のカールを予測検知すべく、シート後端部から搬送方向の長さVcでシート奥端部から幅方向の長さHcの領域(図7(b)に示すハッチング領域Pc)の画像濃度を算出する。また、中央ダブル綴じモードの場合、シートの後端のカールを予測検知すべく、シート後端部から搬送方向の長さVdでシートの幅方向全体の長さ分の領域(図7(d)に示すハッチング領域Pd)の画像濃度を算出する。この時、ステイプラ44の中央ダブル綴じに干渉する領域を単一のシート幅で設定してもよいが、本実施例ではシート幅を長さHdで4つに分割して4つの領域Pdの各画像濃度を算出する。これにより、中央ダブル綴じにおいて、ステイプラに干渉しにくいコーナー部(リヤコーナー綴じのシート角部領域とフロントコーナー綴じのシート角部領域)と、ステイプラに干渉しやすい中央部(ダブル綴じのシート中央2つの領域)を区別して、より精度よく判断をすることを図っている。

0052

本発明は、上述のような画像濃度とシートの異常変形の関係に着目したもので、画像データからシートの異常変形が起こりそうな領域の画像濃度を検出し、所定の濃度以上の場合に画像形成条件を自動的に変更することで、処理不良の低減を図る。

0053

以上のような本発明の技術的な思想を適用した画像形成システムの例を次で説明する。エンジンコントローラ部350のCPU351が行う動作フロー図8を参照して説明する。図8は実施例1の画像形成システムのジョブ実行フローチャートであり、画像濃度の検出と画像形成条件の変更を行う動作フローである。エンジンコントローラ部350のCPU351(制御手段)は、図8に示す動作フローに従って、画像データからシートの異常変形が起こりそうな領域の画像濃度を検出し、所定の濃度以上の場合に画像形成条件を変更する。

0054

図8の動作フローが開始されると、S1001でエンジンコントローラ部350のCPU351はシリアル通信IF355を介してビデオコントローラ部550よりこれから画像形成する対象のジョブ情報を取得する。このジョブ情報には、例えばシートサイズや綴じモード指定の情報が含まれる。つぎにS1002で取得したジョブ情報を参照して綴じモードが指定されているかどうかを判断する。ここで綴じジョブがNoならば、S1110に進み、画像形成動作を行う。S1113でジョブの最終紙かどうかを判断し、NoならばS1110に戻り、次ページの画像形成を行い、Yesならばジョブ完了でフローを終了するという一般的な画像形成装置の動作を行う。

0055

一方、S1002でYes、つまり綴じジョブであった場合には、S1003に進む。S1003では綴じモードが中央ダブル綴じ(図7(c)中の2か所綴じ)かどうかを判断し、YesであればS1004に進む。S1004ではS1001で取得したジョブ情報のシートサイズに基づき、例えばシート中央から±60mmをステイプラ干渉領域とした場合の主走査方向(シート幅方向)の画像濃度検出サイズHdをシリアル通信IF355を介してビデオコントローラ部550に設定する。S1003でNoであった場合はS1104に進む。S1104ではシートサイズに基づき、例えばリアコーナー綴じモードであればシート奥(フロントコーナー綴じモードであればシート手前)から50mmをステイプラ干渉領域とした場合の主走査方向の画像濃度検出サイズHcをシリアル通信IF355を介してビデオコントローラ部550に設定する。そしてS1005でフローは合流し、シートサイズに基づき、例えばシート後端から50mmをステイプラ干渉領域とした場合の副走査方向(シート搬送方向)の画像濃度検出サイズVをシリアル通信IF355を介してビデオコントローラ部550に設定する。ここで副走査方向の画像濃度検出サイズVは、図7(b)、図7(d)に示す長さVcおよび長さVdに相当するもので、S1004およびS1104の主走査方向に対する長さHd、Hcのように長さVを綴じモードに応じた異なる値で設定してもかまわない。

0056

つぎにS1006へすすみ、画像形成するページの、前記S1004、S1104、S1005により設定した画像濃度検出サイズに基づき検出された、対象領域(設定された算出領域Pc,Pd)の画像ビデオカウントをシリアル通信IF355を介してビデオコントローラ部550より取得し、算出する。ここで、本実施例では図7(d)で示したように、中央ダブル綴じの綴じモードの場合は、複数の領域(4つの領域Pd)に分割して検出するようにしたので、複数の領域の画像ビデオカウントを積算して合計値を算出する。このとき、シート中央部の綴じ位置を含む2つの領域Pdよりも、干渉しにくいシートコーナー部の2つの領域Pdは所定の重みづけ係数(例えば0.5)を画像ビデオカウントにかけた上で、シート中央部の画像ビデオカウントと足し合わせシート幅分(4つの領域Pdの合計値)の画像ビデオカウントを算出するとよい。

0057

そしてS1007へ進み、算出した画像ビデオカウントと所定の閾値Cthを比較する。S1007において、算出した画像ビデオカウントが所定の閾値以上であれば、画像形成条件を変更する。すなわち、算出した画像ビデオカウントが閾値Cth以上であれば、YesでS1008に進み、画像濃度が高いことによるシート異常が発生すると予測し、シート異常を抑制すべくトナー載り量抑制モード、例えば画像形成濃度マイナス20%濃度で画像形成するようレーザ駆動部354を設定する。さらにS1009に進み、S1008同様にシート異常を抑制すべく定着温度抑制モード、例えば通常の画像形成時に比べて定着制御温度をマイナス5℃の定着目標温度で定着を行うようにヒータ制御部356を設定する。その後、S1010へ進む。一方、S1007において所定の閾値Cth以上でなければ、画像形成条件を変えること無くNoでS1010に進む。

0058

一方、図7(a)で示したように、2種のコーナー綴じモードのうち、リアコーナー綴じモードの場合は、S1106に対象領域であるリアコーナーの領域Pcの画像ビデオカウントを取得し、算出する。なお、フロントコーナー綴じモードの場合も、同様に対象領域(フロントコーナーの領域Pc)の画像ビデオカウントを取得し、算出する。そしてS1007へ進み、算出した画像ビデオカウントと所定の閾値Cthを比較する。S1007において、算出した画像ビデオカウントが所定の閾値Cth以上であれば、前述したように画像形成条件を変更する。一方、S1007において所定の閾値Cth以上でなければ、画像形成条件を変えること無くNoでS1010に進む。なお、コーナー綴じモードの場合に、算出した画像ビデオカウントと比較する閾値Cthは、中央ダブル綴じモードの場合の比較対象となる閾値Cthとは異なる。

0059

その後、S1010で1ページ分の画像形成を行い、S1011へ進む。S1011ではS1010で画像形成したページがジョブのシート束最終紙であったかを判断する。シート束の最終紙であった場合は、YesとしてS1012でオプションIF部308,458を介して処理制御部454へシート束を綴じるように指示を出す。シート束最終紙でなかった場合には、NoとしてS1006に戻り、次ページを画像形成すべくS1006〜S1010のフローを繰り返す。S1012でシート束を綴じるようにした後、S1013でジョブの最終束であったかを判断する。ジョブの最終束であった場合にはYesとしてジョブ完了のためフローを終了し、ジョブの最終束でなかった場合にはNoとしてS1006へ戻る。

0060

本実施例によれば、シート処理装置で施す処理に応じた画像濃度の算出領域を設定し、前記算出領域の画像濃度に応じて画像形成条件を変えることにより、本構成を用いない場合に比べて、画像濃度が濃いシートの処理不良の発生を低減できる。

0061

〔実施例2〕
エンジンコントローラ部350のCPU351が行う動作フローを図9を参照して説明する。図9は実施例2の画像形成システムのジョブ実行フローチャートであり、綴じ待機位置を考慮した画像濃度の検出と画像形成条件の変更を行う動作フローである。

0062

図9の動作フローが開始されると、S2001でエンジンコントローラ部350のCPU351はシリアル通信IF355を介してビデオコントローラ部550よりこれから画像形成する対象のジョブ情報を取得する。このジョブ情報には、例えばシートサイズや綴じモード指定の情報が含まれる。つぎにS2002で取得したジョブ情報を参照して綴じモードが指定されているかどうかを判断する。ここで綴じジョブがNoならば、S2110に進み、画像形成動作を行う。S2113でジョブの最終紙かどうかを判断し、NoならばS2110に戻り、次ページの画像形成を行い、Yesならばジョブ完了でフローを終了するという一般的な画像形成装置の動作を行う。

0063

一方、S2002でYes、つまり綴じジョブであった場合には、S2003に進む。S2003では綴じモードが中央ダブル綴じ(図7(c)中の2か所綴じ)かどうかを判断し、YesであればS2004に進む。S2004ではS2001で取得したジョブ情報のシートサイズに基づき、例えばシート中央から±60mmをステイプラ干渉領域とした場合の主走査方向(シート幅方向)の画像濃度検出サイズHdをシリアル通信IF355を介してビデオコントローラ部550に設定する。S2003でNoであった場合はS2104に進む。S2104ではシートサイズに基づき、例えばシート奥(リアコーナー綴じモード)から50mmをステイプラ干渉領域とした場合の主走査方向の画像濃度検出サイズHcr、およびシート手前(フロントコーナー綴じモード)から50mmをステイプラ干渉領域とした場合の主走査方向の画像濃度検出サイズHcfを、シリアル通信IF355を介してビデオコントローラ部550に設定する。すなわち、リアコーナーとフロントコーナーの両方の場合の綴じ領域を画像濃度検出領域として設定する。そしてS2005でフローは合流し、シートサイズに基づき、例えばシート後端から50mmをステイプラ干渉領域とした場合の副走査方向(シート搬送方向)の画像濃度検出サイズVを、シリアル通信IF355を介してビデオコントローラ部550に設定する。ここで副走査方向の画像濃度検出サイズVは、図7(b)、図7(d)に示す長さVcおよび長さVdに相当するもので、S2004およびS2104の主走査方向に対する長さHd、Hcr、Hcfのように長さVを綴じモードに応じた異なる値で設定してもかまわない。

0064

つぎにS2006へすすみ、RAM353に第1の綴じ領域における1シート束内の最大ビデオカウントを一時記憶しておくための変数PcsMAX、第2の綴じ領域におけるシート束内の最大ビデオカウントを一時記憶しておくための変数PcnMAX、を0で初期化する。

0065

ここで、PcsMAXは、ユーザーが指定したジョブ開始時の綴じモードの綴じ領域(第1の綴じ領域)の最大画像濃度の変数である。例えば、ジョブ開始時がリアコーナー綴じモードの場合、そのリアコーナーの綴じ領域(図7(b)中の領域Pc)の最大画像濃度である。このPcsMAXに対してPcnMAXは、前述の綴じ領域(第1の綴じ領域)とは逆側の綴じ領域(第2の綴じ領域)の最大画像濃度の変数である。例えば、ジョブ開始時がリアコーナー綴じモードの場合、シート搬送方向と直交する幅方向の中央を基準とした、第1の綴じ領域とは対称位置となる第2の綴じ領域なので、フロントコーナーの綴じ領域の最大画像濃度の変数である。また、中央ダブル綴じモードの場合、2つある綴じ領域のうち、ステイプラの綴じ待機位置の初期位置がフロント側の綴じ領域である場合、このフロント側の綴じ領域が第1の綴じ領域であり、これに対し逆側のリア側の綴じ領域が第2の綴じ領域である。

0066

S2007では画像形成する次ページの、前記S2004、S2104、S2005により設定した画像濃度検出サイズに基づき検出された、対象領域(設定された算出領域Pc,Pd)の画像ビデオカウントをシリアル通信IF355を介してビデオコントローラ部550より取得し、算出する。ここで、本実施例ではコーナー綴じモードの場合には主走査方向に長さHcrと長さHcfを設定しているので、設定に応じた複数のビデオカウントが取得できる。S2008で所定の閾値Nページ目以降かを判定し、YesであればS2009に進み、NoであればS2012に進む。ここで所定の閾値Nは、例えばステイプラ44の開口部のサイズ(シート束の積載方向の長さ)が、シートの変形に対してマージンが無くなり始める積載厚さに基づく閾値とする。より具体的には、ステイプラ44の開口部のサイズがシート束20ページの厚さがステイプラ44の開口サイズの例えば16mmからシートカール許容量の例えば10mmを差し引いた6mmの積載厚さを閾値Nとする。

0067

S2009で、S2001で取得したジョブ情報に基づく綴じモードの綴じ領域について、S2007で取得したビデオカウントを参照し、閾値Cthと比較する。比較結果がYesであればS2010に進み、NoであればS2012に進む。S2010ではS2009同様に、綴じモードと、その綴じモードに応じた綴じ領域のビデオカウントを参照してRAM353に格納されているPcsMAXより大きいかを判定する。例えば、綴じモードがコーナー綴じモードである場合、そのコーナー綴じモードに応じたコーナー部(シート角部)の綴じ領域のビデオカウントが、RAM353に格納されているPcsMAXより大きいかを判定する。一方、綴じモードが中央ダブル綴じモードである場合、初期の綴じ待機位置となるフロント側の綴じ領域のビデオカウントが、RAM353に格納されているPcsMAXより大きいかを判定する。このS2010の判定結果がYesであればS2011に進み、NoであればS2012に進む。S2011では前記取得したビデオカウントのうち、前記綴じモードに応じた綴じ領域(第1の綴じ領域)のビデオカウントの値を新たな綴じ領域(第1の綴じ領域)の最大ビデオカウントPcsMAXとして格納し、さらに、前記綴じモードと逆側の綴じ領域(第2の綴じ領域)のビデオカウントの値を新たなPcnMAXとして格納する。

0068

以上のS2007からS2011までのフローを、S2012で束最終紙に至るまで繰り返し行う。S2012でシート束の最終紙まで繰り返したならば、YesとしてS2013へ進み、そうでないならばNoでS2007へ戻る。

0069

S2013でRAM353に格納した最大ビデオカウントPcsMAXと所定の閾値Cthを比較して、PcsMAXの方が大きければS2016へ進み、そうでなければS2014へ進む。S2014でRAM353に格納した最大ビデオカウントPcsMAXとPcnMAXを比較して、PcsMAXの方が大きければ、S2015へ進み、そうでなければS2114へ進む。すなわち、綴じモードに応じた一方の綴じ領域の画像濃度PcsMAXが、閾値Cthより大きく、シート幅方向の中央を基準とした逆側の綴じ領域の画像濃度PcnMAXより小さい場合、S2015に進む。一方、綴じモードに応じた一方の綴じ領域の画像濃度PcsMAXが、閾値Cthより大きく、シート幅方向の中央を基準とした逆側の綴じ領域の画像濃度PcnMAXより大きい場合、S2114に進む。

0070

S2015では、画像形成するジョブに対してシートに画像形成した後、そのシートを必ず反転パスを通して表裏を反転させてから排紙する反転パス排紙モードに設定する。これは、反転パスを搬送することで、シートの矯正を図る動作となる。

0071

一方、S2114では、オプションIF部308,458を介して処理制御部454へシート束を綴じる前の綴じ待機位置を変更する指示を出す。すなわち、その綴じモードの初期の綴じ待機位置とは逆側の綴じ待機位置に、ステイプラを待機させるように指示を出す。例えば、リアコーナー綴じモードの場合、リアコーナ部とは逆側のフロントコーナー部を綴じるための綴じ待機位置にステイプラを待機させるよう指示を出す。また中央ダブル綴じモードの場合、初期の綴じ待機位置がフロント側である場合、そのフロント側とは逆側のリア側の綴じ待機位置にステイプラを待機させるよう指示を出す(逆位置待機モード)。これは、ジョブ開始時の綴じモード(例えばリアコーナー綴じ)の綴じ領域の画像濃度が高く、シート異常の発生が予測され、それに比べて逆側(例えばフロントコーナー綴じ)の綴じ領域の画像濃度は低く、シート異常の発生がないと予測される場合に、ステイプラ44の開口部に対して、よりシート異常の影響を回避すべく行うものである。

0072

前記したようにラック45にシート後端を突き当てる際にステイプラ44の開口部とシートの干渉の恐れがあり、その後であればステイプラ44の開口部にシートが入り込んだ後となるため、シート異常の発生したシートがステイプラ44の開口部から外れた状態で綴じ処理をしてしまうという事態を回避することができる。

0073

そしてS2016で1ページ分の画像形成を行い、S2017へ進む。S2017では直前で画像形成したシートがジョブのシート束の最終ページであるかどうかを判定する。シート束の最終ページであった場合は、YesとしてS2018へ進み、NoであればS2016に戻り、画像形成を繰り返す。S2018ではオプションIF部308,458を介して処理制御部454へシート束を綴じるように指示を出す。S2018でシート束を綴じるようにした後、S2019でジョブの最終束であったかを判断する。ジョブの最終束であった場合にはYesとしてジョブ完了のためフローを終了し、ジョブの最終束でなかった場合にはNoとしてS2016へ戻る。

0074

本実施例によれば、シート処理装置で施す処理に応じた画像濃度の算出領域を設定し、前記算出領域の画像濃度に応じて画像形成条件を変えることにより、本構成を用いない場合に比べて、画像濃度が濃いシートの処理不良の発生を低減できる。

0075

なお、前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であってもよい。これらの画像形成装置とシート処理装置を有する画像システムに本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。

0076

100 …画像形成装置
104 …レーザスキャナユニット
117 …定着ローラ
118 …加圧ローラ
122 …反転搬送ローラ
123 …反転フラッパ
124 …再給送部
200 …自動原稿読み取り装置
350 …エンジンコントローラ部
351 …CPU
354 …レーザ駆動部
356 …ヒータ駆動
400 …シート処理装置
450 …フィニッシャコントローラ部
454 …処理制御部
503 …画素カウント部
550 …ビデオコントローラ部
554 …画像処理部
1000 …画像形成システム

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