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技術 着脱ルーフの構造

出願人 本田技研工業株式会社三和工業株式会社
発明者 木下将一岡義友谷口正将三上正彦
出願日 2017年8月29日 (2年9ヶ月経過) 出願番号 2017-164585
公開日 2019年3月22日 (1年3ヶ月経過) 公開番号 2019-043162
状態 未査定
技術分野 車両の内装・外装、防音・断熱 車両の非固定式屋根・保護カバー
主要キーワード 内張り部材 幌部材 ソフトトップ 貼付部材 係合操作 ワイヤ部材 サイド部材 巻方向
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (16)

課題

内張り部材ソフトトップにきれいに取り付けることが可能な着脱ルーフの構造を提供すること。

解決手段

車体のルーフに設けられたルーフ開口部に着脱可能に取り付けられる着脱ルーフの構造は、ルーフ開口部を覆う可撓性を有するソフトトップと、ソフトトップの車室側に設けられ、ソフトトップを補強する補強部材と、ソフトトップを構成する幌部材に対して車室側に取り付けられ、補強部材を覆う内張り部材と、着脱ルーフをルーフ開口部に着脱可能に取り付けるルーフサイドロックと、を備える。内張り部材は、車幅方向に沿った前側端部および後側端部において、当該内張り部材の取付部と幌部材の取付部との係合により、幌部材に取り付けられ、かつ、内張り部材の側端辺は、幌部材とルーフサイドロックの挟持部とにより挟持される。

概要

背景

車体に対して着脱可能なソフトトップは、一般に、ソフトトップの本体を構成する幌布補強部材により補強され、車室上部を覆うように構成されている。車体から取り外されたソフトトップは、車体の前後方向の軸を中心に折りたたまれ巻かれた状態で収納され、車体に取り付ける際には、折りたたまれ巻かれた状態からソフトトップの幌布が車室上部を覆うように車幅方向に展開され、ロック機構により車体に取り付けられる。この構成では、ソフトトップが車体に取り付けられた状態で幌布の補強部材が車室側にむきだしになる。特許文献1には、車室内美観性の観点から、補強部材を目隠しするように骨格部材(補強部材)に対して内張り布内張り部材)を取り付ける構成が開示されている。

概要

内張り部材をソフトトップにきれいに取り付けることが可能な着脱ルーフの構造を提供すること。車体のルーフに設けられたルーフ開口部に着脱可能に取り付けられる着脱ルーフの構造は、ルーフ開口部を覆う可撓性を有するソフトトップと、ソフトトップの車室側に設けられ、ソフトトップを補強する補強部材と、ソフトトップを構成する幌部材に対して車室側に取り付けられ、補強部材を覆う内張り部材と、着脱ルーフをルーフ開口部に着脱可能に取り付けるルーフサイドロックと、を備える。内張り部材は、車幅方向に沿った前側端部および後側端部において、当該内張り部材の取付部と幌部材の取付部との係合により、幌部材に取り付けられ、かつ、内張り部材の側端辺は、幌部材とルーフサイドロックの挟持部とにより挟持される。A

目的

本発明の目的は、ソフトトップの幌布と内張り部材との間に発生し得る相対的な位置ずれを抑制し、内張り部材をソフトトップに対してきれいに取り付けることが可能な着脱ルーフの構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車体のルーフに設けられたルーフ開口部に着脱可能に取り付けられる着脱ルーフの構造であって、前記ルーフ開口部を覆う可撓性を有するソフトトップと、前記ソフトトップの車室側に設けられ、前記ソフトトップを補強する補強部材と、前記ソフトトップを構成する幌部材に対して車室側に取り付けられ、前記補強部材を覆う内張り部材と、前記着脱ルーフを前記ルーフ開口部に着脱可能に取り付けるルーフサイドロックと、を備え、前記幌部材は、当該幌部材の前側端部および後側端部において、車幅方向に沿って取り付けられている取付手段を有し、前記内張り部材は、前記幌部材と対向している当該内張り部材の前側端部および後側端部において、車幅方向に沿って取り付けられている取付手段を有し、前記ルーフサイドロックは、前記内張り部材の側端辺を挟持する挟持部を有し、前記内張り部材は、車幅方向に沿った前側端部および後側端部において、当該内張り部材の前記取付手段と前記幌部材の取付手段との係合により、前記幌部材に取り付けられ、かつ、前記内張り部材の側端辺は、前記幌部材と前記挟持部とにより挟持されることを特徴とする着脱ルーフの構造。

請求項2

前記挟持部は、第1の摩擦係数を有する弾性部材により構成され、前記内張り部材の側端辺のうち前側の側端辺を挟持する側端辺挟持部と、前記弾性部材により構成され、前記内張り部材の側端辺のうち後側の側端辺を挟持する側端辺挟持部と、前記第1の摩擦係数よりも小さい第2の摩擦係数を有する樹脂部材により構成され、前記内張り部材の側端辺のうち、前側の側端辺および後側の側端辺の間の側部辺中央部を挟持する側端辺挟持部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の着脱ルーフの構造。

請求項3

前記幌部材は、当該幌部材の車幅方向の中央部において、車体の前後方向に沿って取り付けられている取付手段を更に有し、前記内張り部材は、前記幌部材と対向している当該内張り部材の車幅方向の中央部において、車体の前後方向に沿って取り付けられている取付手段を更に有し、前記内張り部材は、車幅方向の中央部において、当該内張り部材の前記取付手段と前記幌部材の取付手段との係合により、前記幌部材に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の着脱ルーフの構造。

請求項4

前記内張り部材の前側端部の車幅方向中央部には、前記着脱ルーフを前記ルーフ開口部に取り付ける係合機構との干渉を回避するための切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1または3に記載の着脱ルーフの構造。

請求項5

前記幌部材および前記内張り部材の前記取付手段は、面ファスナであり、前記幌部材は、前記ルーフ開口部の上方に露出する上面側の幌部材と、当該幌部材の前側端部および後側端部の近傍において、折り返しにより車内側に形成された下面側の幌部材と、により構成される二重構造を有し、前記幌部材の面ファスナは、縫合により前記下面側の幌部材に、車幅方向に沿って取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の着脱ルーフの構造。

請求項6

前記側部辺中央部を挟持する側端辺挟持部は、中空構造を有しており、前記中空構造の内部には、前記着脱ルーフを前記ルーフ開口部に着脱可能に取り付けるロック機構が含まれることを特徴とする請求項2に記載の着脱ルーフの構造。

技術分野

0001

本発明は、車体のルーフに設けられたルーフ開口部に着脱可能に取り付けられる着脱ルーフの構造に関する。

背景技術

0002

車体に対して着脱可能なソフトトップは、一般に、ソフトトップの本体を構成する幌布補強部材により補強され、車室上部を覆うように構成されている。車体から取り外されたソフトトップは、車体の前後方向の軸を中心に折りたたまれ巻かれた状態で収納され、車体に取り付ける際には、折りたたまれ巻かれた状態からソフトトップの幌布が車室上部を覆うように車幅方向に展開され、ロック機構により車体に取り付けられる。この構成では、ソフトトップが車体に取り付けられた状態で幌布の補強部材が車室側にむきだしになる。特許文献1には、車室内美観性の観点から、補強部材を目隠しするように骨格部材(補強部材)に対して内張り布内張り部材)を取り付ける構成が開示されている。

先行技術

0003

特開2005−132227号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、収納時において、ソフトトップは、内張り部材が幌布に対して外側になるように、車体の前後方向の軸を中心に折りたたまれ巻かれ、取り付け時において、折りたたまれ巻かれたソフトトップが収納時の巻方向とは逆の方向に展開されると、巻方向の相違に基づく周長差により、幌布と内張り部材との間に相対的な位置ずれが生じ得る。幌布に対して内張り部材を位置合わせしても、ソフトトップの収納および取り付け操作の繰り返しにより生じ得る、幌布と内張り部材との間の相対的な位置ずれにより、内張り部材をソフトトップに対してきれいに取り付けることは困難であった。

0005

本発明の目的は、ソフトトップの幌布と内張り部材との間に発生し得る相対的な位置ずれを抑制し、内張り部材をソフトトップに対してきれいに取り付けることが可能な着脱ルーフの構造を提供する。

課題を解決するための手段

0006

本発明の一つの側面に係る着脱ルーフの構造は、車体のルーフに設けられたルーフ開口部に着脱可能に取り付けられる着脱ルーフの構造であって、
前記ルーフ開口部を覆う可撓性を有するソフトトップと、
前記ソフトトップの車室側に設けられ、前記ソフトトップを補強する補強部材と、
前記ソフトトップを構成する幌部材に対して車室側に取り付けられ、前記補強部材を覆う内張り部材と、
前記着脱ルーフを前記ルーフ開口部に着脱可能に取り付けるルーフサイドロックと、を備え、
前記幌部材は、
当該幌部材の前側端部および後側端部において、車幅方向に沿って取り付けられている取付手段を有し、
前記内張り部材は、
前記幌部材と対向している当該内張り部材の前側端部および後側端部において、車幅方向に沿って取り付けられている取付手段を有し、
前記ルーフサイドロックは、
前記内張り部材の側端辺を挟持する挟持部を有し、
前記内張り部材は、車幅方向に沿った前側端部および後側端部において、当該内張り部材の前記取付手段と前記幌部材の取付手段との係合により、前記幌部材に取り付けられ、かつ、
前記内張り部材の側端辺は、前記幌部材と前記挟持部とにより挟持される
ことを特徴とする。

発明の効果

0007

本発明によれば、内張り部材をソフトトップにきれいに取り付けることが可能な着脱ルーフの構造を提供することが可能になる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の実施形態に係る着脱ルーフ付き車体構造を示す図。
着脱ルーフ付き車体構造から着脱ルーフを外した状態を示す図。
着脱ルーフ付き車体構造を車体上方から見た図。
着脱ルーフ付き車体構造を車体後方から見た状態を示す斜視図。
着脱ルーフの構成を示す斜視図。
着脱ルーフのソフトトップの構成を例示する図。
着脱ルーフのソフトトップの構成を例示する図。
内張り部材の構成を例示する図。
内張り部材の構成を例示する図。
ソフトトップの幌布に内張り部材を張り付けた状態を示す図。
ソフトトップの幌布に内張り部材を張り付けた状態を示す図。
(a)、(b)は着脱ルーフを固定するロック機構を示す図、(c)はロック機構で固定した着脱ルーフを車内側から見た状態を示す図。
ロック機構で固定した着脱ルーフを車内側から見た状態を示す図。
ロック機構で固定した着脱ルーフを車内側から見た状態を示す図。
ルーフサイドロックにおける、側端辺挟持部41aおよび側端辺挟持部41bの構成を例示する図。

実施例

0009

以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、添付図において、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向に従うものである。この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、以下の実施形態によって限定されるわけではない。

0010

実施形態に係る着脱ルーフ付き車体構造10について説明する。図1図2に示すように、着脱ルーフ付き車体構造10は、車体11の前両側部11aから車体後方に向けて傾斜状に延出された左右のフロントピラー12と、左右のフロントピラー12の間に架け渡されたフロントルーフレール14と、車体11の後両側部11bに設けられたロールバー15と、左のフロントピラー12およびロールバー15間に設けられた左のサイドドア21と、右のフロントピラー12およびロールバー15間に設けられた右のサイドドア21(図3参照)とを有する。

0011

着脱ルーフ付き車体構造10は、フロントルーフレール14およびロールバー15のリアルーフレール16で形成されたルーフ開口部23と、ルーフ開口部23に対して着脱可能に設けられた着脱ルーフ30とを有する。図1に示すように、ルーフ開口部23に着脱ルーフ30を取り付けることにより、ルーフ開口部23が覆われ、図2に示すように、着脱ルーフ30を取り外すことにより、ルーフ開口部23が開放状態になる。

0012

ルーフ開口部23は、フロントルーフレール14およびリアルーフレール16が所定間隔をおいて設けられ、フロントルーフレール14およびリアルーフレール16で車体11のルーフに形成されている。フロントルーフレール14に、ルーフ開口部23の前開口縁部24が形成されている。また、リアルーフレール16に、ルーフ開口部23の後開口縁部25が形成されている。前開口縁部24および後開口縁部25は車幅方向に形成され、互いに対向するように設けられている。

0013

ルーフ開口部23の前開口縁部24および後開口縁部25には、着脱ルーフ30が取り付けられた状態で、着脱ルーフ30とフロントルーフレール14およびリアルーフレール16との隙間を封止するシール部材26が設けられている。シール部材26は、前開口縁部24に設けられた前シール部材27(図3、4参照)と、後開口縁部25に設けられた後シール部材28(図2参照)とを有する。前シール部材27は、着脱ルーフ30の前縁部に当接することにより前縁部との密封性を確保可能に形成されている。後シール部材28は、着脱ルーフ30の後縁部に当接することにより後縁部との密封性を確保可能に形成されている。

0014

図2に示すように、リアルーフレール16は、左端部16aに設けられた左側の後係合孔35と、右端部16bに設けられた右側の後係合孔35とを有する。左右側の後係合孔35は、孔の中心軸がリアルーフレール16と交差する方向、すなわち、車体前後方向に向けて形成(開口)されている。

0015

また、図4に示すように、フロントルーフレール14は、左端部14aの係合部32に設けられた左側の前係合孔33と、右端部14bの係合部32に設けられた右側の前係合孔33とを有する。左右側の前係合孔33は、孔の中心軸がフロントルーフレール14と交差する方向、すなわち、車体前後方向に向けて形成(開口)されている。

0016

後述する左右のルーフサイドロック41(図5)のロック機構42をロック操作部67により動作させることにより、前ロックピン72が前係合孔33に係合し、後ロックピン77が後係合孔35と係合する。前ロックピン72および後ロックピン77の係合により、着脱ルーフ30がルーフ開口部23に保持される。また、ロック操作部67の操作ハンドルの位置を元に戻すように操作すると、前ロックピン72と前係合孔33との係合は解除され、また、後ロックピン77と後係合孔35との係合は解除される。

0017

図5は着脱ルーフ30の概略的な構成を示す図であり、着脱ルーフ30は、ルーフ開口部23に着脱ルーフ30を着脱可能に取り付けるための左右のルーフサイドロック41と、ルーフ開口部23を覆う可撓性を有するソフトトップ43(本体)と、ソフトトップ43の車室側に設けられ、ソフトトップ43を補強する複数の補強部材46と、ソフトトップ43を構成する幌部材101に対して車室側に取り付けられ、補強部材46を覆う内張り部材103とを有する。内張り部材103は複数の補強部材46を車内側から覆う。

0018

ソフトトップ43の前部には前ワイヤ部材44が設けられており、ソフトトップ43の後部には後ワイヤ部材45が設けられている。複数の補強部材46は、前ワイヤ部材44および後ワイヤ部材45に取り付けられ、ソフトトップ43が車内側に撓まないようにソフトトップ43を補強(支持)する。

0019

左右のルーフサイドロック41は、着脱ルーフ30をルーフ開口部23に着脱可能に取り付けるためのロック機構42を備えるとともに、ルーフサイドロック41は、内張り部材103の左右の側端辺を挟持するように構成されている。

0020

前ワイヤ部材44は、ソフトトップ43の前縁部43cを前開口縁部24の前シール部材27に向けて押圧する部材である。また、後ワイヤ部材45は、ソフトトップ43の後縁部43dを後開口縁部25の後シール部材28に向けて押圧する部材である。着脱ルーフ30がルーフ開口部23に設けられることにより、前開口縁部24に沿って、ソフトトップ43の前縁部43cが配置され、かつ、後開口縁部25に沿って後縁部43dが配置される。この状態において、ルーフ開口部23が着脱ルーフ30のソフトトップ43で上方から覆われる(図1参照)。

0021

ロック機構42は、左のルーフサイドロック41に設けられた左ロック部61と、右のルーフサイドロック41に設けられた右ロック部62とを備えている。左ロック部61は、左側の前係合孔33および左側の後係合孔35に、左のルーフサイドロック41における前ロックピン72および後ロックピン77をそれぞれ係合させる。右ロック部62は、右側の前係合孔33および右側の後係合孔35に、右のルーフサイドロック41における前ロックピン72および後ロックピン77をそれぞれ係合させる。左ロック部61,右ロック部62は左右対称の部材であり、以下、左ロック部61について説明する。

0022

左ロック部61は、左のルーフサイドロック41に回動自在に支持されたロック操作部67に連結された前ロッド71と、前ロッド71に連結された前ロックピン72と、前ロックピン72を移動可能(スライド可能)に支持する前サイド部材74とを有する。さらに、左ロック部61は、ロック操作部67に連結された後ロッド76と、後ロッド76に連結された後ロックピン77と、後ロックピン77を移動可能に支持する後サイド部材78と、を有する。

0023

操作ハンドルの回転操作により、ロック操作部67が回動することにより前ロックピン72および後ロックピン77が車体前後方向(左のルーフサイドロック41の長手方向)に向けて移動する。前ロックピン72は車体前方向を示す矢印A方向に移動(突出)し、後ロックピン77は車体後方向を示す矢印B方向に移動(突出)する。ロック操作部67の操作ハンドルの回転操作により移動した前ロックピン72および後ロックピン77の位置は保持される。この状態で、前ロックピン72が図4の前係合孔33に係合し、後ロックピン77が図2の後係合孔35と係合して、着脱ルーフ30がルーフ開口部23に取り付けられる。

0024

また、ロック操作部67の操作ハンドルの位置を元に戻すように操作すると、突出した前ロックピン72は退避する。すなわち、前ロックピン72は矢印B方向に移動に移動し、後ロックピン77は矢印A方向に移動する。この状態で、前ロックピン72と前係合孔33との係合は解除され、後ロックピン77と後係合孔35との係合は解除される。着脱ルーフ30はルーフ開口部23から取り外し可能となる。

0025

(ソフトトップ43における幌部材101の構成)
次に、着脱ルーフ30を構成するソフトトップ43の構成を図6A図6Bの参照により説明する。図6A図6Bに示すように、ソフトトップ43は、ソフトトップ43の本体を構成する部材として、ルーフ開口部23の上方に露出する幌部材101を有しており、幌部材101は、平面視において略矩形状に形成され、可撓性を有する布部材である。幌部材101の断面は、少なくとも一部が二重構造となるように構成されている。幌部材101は、幌部材101の前側端部および後側端部において、車幅方向に沿って取り付けられている取付部(例えば、面ファスナ)を有している。

0026

図6A(a)は幌部材101を車外側(上方側)から見た平面図であり、図6A(b)は、幌部材101の断面図を示す。図6A(b)では、幌部材101の前部および後部が二重構造となる構成が例示されている。図6A(c)は幌部材101を車内側(下方側)から見た平面図である。

0027

図6A(b)に示すように幌部材101の前部および後部は、ルーフ開口部23の上方(車外側)に露出する上面側の幌部材101aと、幌部材101の前側端部および後側端部の近傍において、折り返しにより車内側に形成された下面側の幌部材101bと、により構成される二重構造を有する。

0028

幌部材101の面ファスナ201は、縫合により下面側の幌部材101bに、車幅方向に沿って取り付けられる。すなわち、図6A(b)、(c)に示すように、下面側の幌部材101bには、面ファスナ201(取付部)が車幅方向に沿って取り付けられている(縫合されている)。下面側の幌部材101bに面ファスナ201を縫合することにより、縫合部位は上面側の幌部材101aに貫通せず、縫合部位が上面側の幌部材101aの表面に露出することを防止し、意匠性に優れた着脱ルーフ30の構成を可能にする。

0029

(幌部材101の構成例)
図6Bは、図6Aのソフトトップ43における幌部材101の他の構成例を示す図であり、幌部材101は、当該幌部材の車幅方向の中央部において、車体の前後方向に沿って取り付けられている取付部(例えば、面ファスナ201)を更に有する。
図6B(a)は幌部材101を車外側(上方側)から見た平面図であり、図6B(b)は、幌部材101の断面図を示し、図6B(c)は幌部材101を車内側(下方側)から見た平面図である。

0030

図6B(b)に示すように、幌部材101の車幅方向の中央部には、例えば、両面テープ接着剤などの貼付部材により面ファスナ201(取付部)が貼付されている。貼付部材による取り付けでは、貼付部位が幌部材101aの車外側に露出しないので、幌部材101の中央部を二重構造にすることなく、面ファスナ201を幌部材101に取り付けることができる。

0031

尚、車幅方向の中央部における面ファスナ201の取り付け構造として、幌部材101の前部および後部と同様に、幌部材101の中央部も二重構造にして、下面側の幌部材101bに面ファスナ201を縫合してもよい。二重構造とすることにより、縫合部位が上面側の幌部材101aの表面に露出することを防止し、意匠性に優れた着脱ルーフ30を構成することができる。

0032

(内張り部材103の構成)
次に、図7A図7Bの参照により、着脱ルーフ30を構成する内張り部材103の構成を説明する。図7A図7Bに示すように、着脱ルーフ30は、ソフトトップ43の本体を構成する幌部材101に対して車内側に取り付けられる内張り部材103を有しており、内張り部材103は、平面視において略矩形状に形成され、可撓性を有する布部材である。内張り部材103は、幌部材101と対向している内張り部材103の前側端部および後側端部において、車幅方向に沿って取り付けられている取付部(例えば、面ファスナ)を有している。

0033

図7A(a)は内張り部材103をソフトトップ43側(幌部材101側)から見た平面図であり、図7A(b)は内張り部材103の断面図を示し、図7A(c)は内張り部材103を車内側から見た平面図である。

0034

図7A(a)、図7A(b)に示すように、内張り部材103の前側端部および後側端部には、面ファスナ211(取付部)が車幅方向に沿って取り付けられている(縫合されている)。内張り部材103の面ファスナ211の位置は、図6A図6Bで説明した、幌部材101の前側端部および後側端部において、車幅方向に沿って取り付けられている面ファスナ201の位置と対応する位置である。内張り部材103に取り付けられた面ファスナ211が、幌部材101の下面側の幌部材101bに取り付けられた面ファスナ201と係合することにより、内張り部材103が幌部材101に取り付けられる。

0035

図7A(a)、図7A(c)に示すように、内張り部材103の前側端部の車幅方向中央部には、着脱ルーフ30をルーフ開口部23に取り付ける係合機構センターロック機構115およびロック係合金具116)との干渉を回避するための切欠き部105が形成されている。

0036

ここで、着脱ルーフ30の前縁部(ソフトトップ43の前縁部)をルーフ開口部23の前開口縁部24に取り付ける構成を図9の参照により説明する。図9(a)は、車体の前後方向の軸を中心に折りたたまれ巻かれたソフトトップ43がルーフ開口部23の上方に配置された概略配置を図示している。前シール部材27が前開口縁部24に設けられており、車体の前開口縁部24には、車幅方向の中央部にセンターロック機構115(図3図4)が設けられている。図9(a)において、破線で示す補強部材46は、着脱ルーフ30の車幅方向中央部に配置されている補強部材に対応するものであり、この補強部材46の前側端部には、センターロック機構115と係合可能な略L字形状のロック係合金具116(図3)が設けられている。

0037

図9(b)は、着脱ルーフ30の前縁部がルーフ開口部23の前開口縁部に装着された状態を車内側から見た概略構成図である。図9(b)では、構成をわかり易くするため、内張り部材103を省略している。係合操作として、まず、矢印117の方向にセンターロック機構115を回動させ、センターロック機構115の係合部(不図示)と、補強部材46のロック係合金具116とを係合させ、次に、矢印118の方向にセンターロック機構115を回動させることにより、センターロック機構115の位置が保持され、取り付けが完了する。

0038

センターロック機構115とロック係合金具116との係合により、車両の走行時における走行風風圧によりソフトトップ43が開いてしまうのを防止することができ、前シール部材27は、着脱ルーフ30の前縁部に当接することにより前縁部との密封性が確保される。

0039

図9(c)は、センターロック機構115の位置が保持され、取り付けが完了した状態を示す図であり、内張り部材103が図示されている。切欠き部105を内張り部材103の前側端部の車幅方向中央部に形成しておくことにより、係合機構(センターロック機構115およびロック係合金具116)との干渉を回避しつつ、内張り部材103を幌部材101に取り付けることができる。これにより、車内側の外観において、意匠性に優れた着脱ルーフ30を構成することができる。

0040

(内張り部材103の構成の構成例)
図7Bは、図7Aの内張り部材103の構成の他の構成例を示す図であり、内張り部材103は、幌部材101と対向している当該内張り部材103の車幅方向の中央部において、車体の前後方向に沿って取り付けられている取付部(例えば、面ファスナ211)を更に有し、内張り部材103は、車幅方向の中央部において、当該内張り部材の取付部(面ファスナ211)と幌部材101の取付部(面ファスナ201)との係合により、幌部材101に取り付けられる。

0041

図7B(a)は内張り部材103をソフトトップ43側(幌部材101側)から見た平面図であり、内張り部材103の車幅方向の中央部には、例えば、両面テープや接着剤などの貼付部材により面ファスナ201(取付部)が貼付されている。内張り部材103の面ファスナ211の位置は、図6Bで説明した、幌部材101の車幅方向の中央部に設けられた面ファスナ201の位置と対応する位置である。図7B(b)は内張り部材103の断面図を示し、図7B(c)は内張り部材103を車内側から見た平面図である。

0042

幌部材101および内張り部材103の前側端部および後側端部において、車幅方向に沿って取り付けられている面ファスナ201、211によって、内張り部材103を幌部材101に取り付けた場合、内張り部材103の車幅方向中央部では、内張り部材103は自重により車内側に撓みやすくなる。このような場合に、例えば、図7B(a)、図7B(b)に示すように、車幅方向の中央部に面ファスナ211を内張り部材103に貼付し、幌部材101の車幅方向の中央部の面ファスナ201と内張り部材103の面ファスナ211とを係合させることにより、車幅方向の中央部における内張り部材103の撓みを防止することが可能になる。

0043

車幅方向の中央部における面ファスナ201の取り付け位置は、車体の前後方向に沿ったものであり、着脱ルーフ30の収納時および取り付け時におけるソフトトップ43の巻方向および展開方向の相違に基づく周長差の影響を受けない。このため、ソフトトップ43の収納時および取り付け時において、着脱ルーフ30を構成するソフトトップ43幌部材101と、内張り部材103との間の相対的な位置ずれを抑制し、内張り部材103をソフトトップ43の幌部材101に対してきれいに取り付けることができる。

0044

(幌部材101および内張り部材103の取り付け)
図8Aは、図6Aに示した幌部材101および図7Aに示した内張り部材103を取り付けた状態を概略的に示す図であり、図8Bは、図6Bに示した幌部材101および図7Bに示した内張り部材103を取り付けた状態を概略的に示す図である。図8Bの構成は、幌部材101および内張り部材103の車幅方向の中央部に面ファスナ201、211が配置されている点で図8Aの構成と相違するが、その他の構成は共通となるため、以下、図8Aを用いて取り付け状態を説明し、図8Bについては、重複を避けるため説明を省略する。

0045

図8A(c)は、車内側から見た取り付け状態を示す図であり、図8A(a)は図8A(c)におけるAA断面を概略的に示し、図8A(b)は図8A(c)におけるBB断面を概略的に示している。図8A(a)、図8A(b)に示すように、幌部材101(101a、101b)の左右の側端辺は、左右のルーフサイドロック41に巻かれた状態で取り付けられている。

0046

ルーフサイドロック41は、内張り部材103の側端辺を挟持する挟持部(側端辺挟持部41a、側端辺挟持部41b)を有し、内張り部材103は、幌部材と対向している内張り部材103の前側端部および後側端部において、車幅方向に沿って取り付けられている取付部(例えば、面ファスナ211)と幌部材101の取付部(例えば、面ファスナ201)との係合により、幌部材101に取り付けられ、かつ、内張り部材103の側端辺は、幌部材101と挟持部(側端辺挟持部41a、側端辺挟持部41b)とにより挟持される。

0047

図8A(c)に示すように、左右のルーフサイドロック41は、内張り部材103の側端辺のうち前側の側端辺(前側側端辺)を挟持する側端辺挟持部41bと、内張り部材103の側端辺のうち後側の側端辺(後側側端辺)を挟持する側端辺挟持部41bと、内張り部材103の側端辺のうち、前側の側端辺および後側の側端辺の間の側端辺(側端辺中央部)を挟持する側端辺挟持部41aとを有する。前側の側端辺を挟持する側端辺挟持部41bと後側の側端辺を挟持する側端辺挟持部41bとは、同様の構成になっている。

0048

図8A(a)において、側端辺挟持部41bは、内張り部材103を挟持する挟持面810を有している。内張り部材103は、上面側において、面ファスナ201、211によってソフトトップ43を構成する幌部材101に取り付けられており、かつ、内張り部材103は、上面側の幌部材101と、下面側の側端辺挟持部41bの挟持面810と、により挟持されている。内張り部材103の前側の側端辺、後側の側端辺および車幅方向に沿った前側端部、後側端部は、内張り部材103の側部辺中央部に比べて、ソフトトップ43の収納および取り付けの繰り返し操作により、幌部材101と内張り部材103との間の相対的な位置ずれが生じやすい部位である。

0049

本発明の実施形態の構成では、車幅方向に沿った前側端部、後側端部において、内張り部材103の上面は面ファスナ201、211により幌部材101に取り付けられ、かつ、前側の側端辺、後側の側端辺において、内張り部材103は、幌部材101と側端辺挟持部41bの挟持面810とにより挟持される。係る構成によれば、着脱ルーフ30の収納時および取り付け時における巻方向および展開方向の相違に基づく周長差により、幌部材101と内張り部材103との間に発生し得る相対的な位置ずれを抑制することが可能になる。

0050

尚、図8A(a)では、内張り部材103の前側の側端辺および、車幅方向に沿った前側端部における取り付け構造を示しているが、内張り部材103の後側の側端辺および、車幅方向に沿った後側端部における取り付け構造においても同様である。

0051

図8A(b)において、側端辺挟持部41aは、内張り部材103の側端辺のうち、前側の側端辺および後側の側端辺の間の側端辺(側端辺中央部)を挟持する挟持面820を有している。内張り部材103は、上面側の幌部材101と、下面側の側端辺挟持部41bの挟持面820と、により挟持されている。実施形態の構成のように、内張り部材103を、上面側の幌部材101と、下面側の側端辺挟持部41bの挟持面820と、により挟持することにより、着脱ルーフ30の収納時および取り付け時における巻方向および展開方向の相違に基づく周長差により、幌部材101と内張り部材103との間に発生し得る相対的な位置ずれを抑制することが可能になる。また、内張り部材103の側辺部における車体の前後方向の撓みの発生を抑制することが可能になる。

0052

内張り部材103の側端辺(前側の側端辺、側端辺中央部、後側の側端辺)を、挟持ではなく、取付部によってソフトトップ43に取り付けてしまうと、ソフトトップ43を車体から取り外したり、取り付けたりする着脱操作の際に、内張り部材103が強く引っ張られて破れたり、取付部が変形したりする場合が生じ得る。しかしながら、本実施形態のように、側端辺挟持部41aの挟持面810および側端辺挟持部41bの挟持面820により、内張り部材103の側端辺を挟持する構成にすることで、内張り部材103の破れや側端辺挟持部41aおよび側端辺挟持部41bの変形を防止することができる。

0053

本実施形態の構成によれば、着脱ルーフ30の収納時および取り付け時における巻方向および展開方向の相違に基づく周長差により、幌部材101と内張り部材103との間に発生し得る相対的な位置ずれを抑制し、内張り部材をソフトトップにきれいに取り付けることが可能な着脱ルーフ構造を提供することが可能になる。

0054

図12は、ルーフサイドロック41における、側端辺挟持部41aおよび側端辺挟持部41bの構成を示す図である。側部辺中央部を挟持する側端辺挟持部41aは、中空構造を有しており、中空構造の内部には、着脱ルーフ30をルーフ開口部23に着脱可能に取り付けるロック機構が含まれる。側端辺挟持部41aの中空構造の内部には、図5で説明したロック機構42が設けられており、このロック機構42により着脱ルーフ30がルーフ開口部23に着脱可能に取り付けられる。

0055

側端辺挟持部41b(挟持面810)は、例えば、第1の摩擦係数を有するゴム等の弾性部材で構成されている。側端辺挟持部41a(挟持面820)は、例えば、第1の摩擦係数よりも小さい第2の摩擦係数を有する樹脂部材で構成されている。側端辺挟持部41bにおける挟持面810の第1の摩擦係数は、側端辺挟持部41aにおける挟持面820の第2の摩擦係数よりも大きく、また、側端辺挟持部41bの厚さは、側端辺挟持部41aの厚さに比べて薄く構成されている。挟持面810の第1の摩擦係数は挟持面820の第2の摩擦係数よりも大きいため、側端辺挟持部41b(挟持面810)は、より大きな摩擦力により内張り部材103を挟持することが可能である。

0056

内張り部材103の前側の側端辺、後側の側端辺および車幅方向に沿った前側端部、後側端部は、内張り部材103の側部辺中央部に比べて、ソフトトップ43の収納および取り付けの繰り返し操作により、幌部材101と内張り部材103との間に相対的な位置ずれが生じやすい部位である。このように、位置ずれが生じやすい部位に対応して、前側の側端辺(後側の側端辺)を挟持する側端辺挟持部41b(挟持面810)の第1の摩擦係数は、側部辺中央部を挟持する側端辺挟持部41a(挟持面820)の第2の摩擦係数よりも大きくなるように構成されており、側端辺挟持部41b(挟持面810)は、より大きな摩擦力により内張り部材103を挟持して、位置ずれを抑制する。

0057

本実施形態の構成によれば、車幅方向に沿った内張り部材103の前側端部および後側端部において、内張り部材103の上面を面ファスナ201、211により幌部材101に取り付け、かつ、幌部材101と側端辺挟持部41bの挟持面810とにより内張り部材103の前側の側端辺および後側の側端辺を挟持することにより、幌部材101と内張り部材103との間に発生し得る相対的な位置ずれを、より効果的に抑制することが可能になる。

0058

また、側端辺挟持部41bの厚さは、側端辺挟持部41aの厚さに比べて薄く構成されており、挟持面810を押圧するような外力が作用した場合、側端辺挟持部41bは、側端辺挟持部41aに比べて変形しやすい構造になっている。折りたたまれた着脱ルーフ30が展開され、ルーフ開口部23に取り付けられる際に、展開時に生じる張力や挟持面810を押圧する方向の力が内張り部材103から側端辺挟持部41bに作用しても、側端辺挟持部41bを変形可能な弾性部材で構成することで、張力に応じた変形を許容しつつ、内張り部材103を挟持して、位置ずれを抑制することができる。

0059

図10は、着脱ルーフ30がルーフ開口部23に取り付けられた状態を車内側から見た図である。図10運転席側におけるサンバイザー150の近傍を示している。図10(a)のように、車幅方向に沿った内張り部材103の前側端部を、前開口縁部24に設けられた前シール部材27上に位置させることにより、内張り部材103の前側端部120を車体の構成部材で隠せるので、車内側の外観において、意匠性に優れた着脱ルーフ30を構成することができる。

0060

また、図10(b)のように、車幅方向に沿った内張り部材103の前側端部を、前シール部材27の位置から車体後方側にずらし、前シール部材27上にソフトトップ43の幌部材101を位置させることにより、車体とソフトトップ43との間の段差を低減させることができる。これにより、車体およびソフトトップ43の間におけるシール性を、より一層高めることが可能になる。

0061

図11は、着脱ルーフ30がルーフ開口部23に取り付けられた状態を車内側から見た図であり、図10と同様に、運転席側におけるサンバイザー150の近傍を示している。図11(a)は、サンバイザー150が収納された状態を示し、図11(b)はサンバイザー150が展開された状態を示している。図11(b)に示すように、サンバイザー150の表面にも内張り部材103と同様の柄の布が貼付されている。このように、内張り部材103と同じ柄の布をサンバイザー150の表面に用いることにより、車内側の外観において、統一感を高め、より一層、意匠性に優れた着脱ルーフ30を構成することができる。

0062

本発明は、着脱ルーフのソフトトップでルーフ開口部を覆う着脱ルーフ付き車体構造を備えた車両への適用に好適である。

0063

<実施形態のまとめ>
構成1.上記実施形態の着脱ルーフの構造は、車体のルーフに設けられたルーフ開口部(23)に着脱可能に取り付けられる着脱ルーフ(例えば、30)の構造であって、
前記ルーフ開口部を覆う可撓性を有するソフトトップ(例えば、43)と、
前記ソフトトップ(43)の車室側に設けられ、前記ソフトトップ(43)を補強する補強部材(例えば、46)と、
前記ソフトトップ(43)を構成する幌部材(101)に対して車室側に取り付けられ、前記補強部材(46)を覆う内張り部材(例えば、103)と、
前記着脱ルーフ(30)を前記ルーフ開口部(23)に着脱可能に取り付けるルーフサイドロック(例えば、41)と、を備え、
前記幌部材(101)は、
当該幌部材(101)の前側端部および後側端部において、車幅方向に沿って取り付けられている取付手段(201)を有し、
前記内張り部材(103)は、
前記幌部材(101)と対向している当該内張り部材(103)の前側端部および後側端部において、車幅方向に沿って取り付けられている取付手段(211)を有し、
前記ルーフサイドロック(41)は、
前記内張り部材(103)の側端辺を挟持する挟持部(例えば、41a、41b)を有し、
前記内張り部材は、車幅方向に沿った前側端部および後側端部において、当該内張り部材(103)の前記取付手段(211)と前記幌部材の取付手段(201)との係合により、前記幌部材(101)に取り付けられ、かつ、
前記内張り部材(103)の側端辺は、前記幌部材(101)と前記挟持部(41a、41b)とにより挟持されることを特徴とする。

0064

構成1の実施形態によれば、着脱ルーフ30の収納時および取り付け時における巻方向および展開方向の相違に基づく周長差により、幌部材101と内張り部材103との間に発生し得る相対的な位置ずれを抑制することが可能になる。また、内張り部材103の側辺部における車体の前後方向の撓みの発生を抑制することが可能になる。車内側の外観において、意匠性に優れた着脱ルーフ30を構成することができる。

0065

また、構成1の実施形態によれば、挟持部(側端辺挟持部41aおよび側端辺挟持部41b)により、内張り部材103の側端辺を挟持する構成にすることで、内張り部材103の破れや挟持部(側端辺挟持部41aおよび側端辺挟持部41bの変形)を防止することができる。

0066

構成1の実施形態によれば、内張り部材をソフトトップにきれいに取り付けることが可能な着脱ルーフの構造を提供することが可能になる。

0067

構成2.上記実施形態の着脱ルーフ(例えば、30)の構造であって、
前記挟持部(41a、41b)は、
第1の摩擦係数を有する弾性部材により構成され、前記内張り部材(103)の側端辺のうち前側の側端辺を挟持する側端辺挟持部(41b)と、
前記弾性部材により構成され、前記内張り部材(103)の側端辺のうち後側の側端辺を挟持する側端辺挟持部(41b)と、
前記第1の摩擦係数よりも小さい第2の摩擦係数を有する樹脂部材により構成され、前記内張り部材(103)の側端辺のうち、前側端部および後側端部の間の側部辺中央部を挟持する側端辺挟持部(41a)と、
を有することを特徴とする。

0068

構成2の実施形態によれば、位置ずれが生じやすい部位に対応して、側端辺挟持部41bの第1の摩擦係数は、側端辺挟持部41aの第2の摩擦係数よりも大きくなるように構成されており、側端辺挟持部41b(挟持面810)は、より大きな摩擦力により内張り部材103を挟持して、位置ずれを抑制する。

0069

構成2の実施形態によれば、内張り部材103の前側端部および後側端部において、内張り部材103の上面を面ファスナ201、211により幌部材101に取り付け、かつ、幌部材101と側端辺挟持部41bの挟持面810とにより内張り部材103の側端辺を挟持することにより、幌部材101と内張り部材103との間に発生し得る相対的な位置ずれを、より効果的に抑制することが可能になる。

0070

構成3.上記実施形態の着脱ルーフ(例えば、30)の構造であって、
前記幌部材(101)は、
当該幌部材(101)の車幅方向の中央部において、車体の前後方向に沿って取り付けられている取付部(例えば、201)を更に有し、
前記内張り部材(103)は、
前記幌部材(101)と対向している当該内張り部材(103)の車幅方向の中央部において、車体の前後方向に沿って取り付けられている取付手段(例えば、211)を更に有し、
前記内張り部材(103)は、車幅方向の中央部において、当該内張り部材(103)の前記取付手段(211)と前記幌部材の取付手段(201)との係合により、前記幌部材(101)に取り付けられることを特徴とする。

0071

構成3の実施形態によれば、車幅方向の中央部における内張り部材103の撓みを防止することが可能になる。

0072

車幅方向の中央部における取付部(201)の取り付け位置は、車体の前後方向に沿ったものであり、着脱ルーフ30の収納時および取り付け時におけるソフトトップ43の巻方向および展開方向の相違に基づく周長差の影響を受けない。このため、ソフトトップ43の収納時および取り付け時において、着脱ルーフ30を構成するソフトトップ43幌部材101と、内張り部材103との間の相対的な位置ずれを抑制し、内張り部材103をソフトトップ43の幌部材101に対してきれいに取り付けることができる。

0073

構成4.上記実施形態の着脱ルーフ(例えば、30)の構造であって、
前記内張り部材(103)の前側端部の車幅方向中央部には、前記着脱ルーフ(30)を前記ルーフ開口部(23)に取り付ける係合機構(例えば、センターロック機構115およびロック係合金具116)との干渉を回避するための切欠き部105が形成されていることを特徴とする。

0074

構成4の実施形態によれば、切欠き部105を内張り部材103の前側端部の車幅方向中央部に形成しておくことにより、係合機構(115、116)との干渉を回避しつつ、内張り部材103を幌部材101に取り付けることができる。これにより、車内側の外観において、意匠性に優れた着脱ルーフ30を構成することができる。

0075

構成5.上記実施形態の着脱ルーフ(例えば、30)の構造であって、
前記幌部材(101)および前記内張り部材(103)の前記取付手段(201、211)は、面ファスナであり、
前記幌部材(101)は、
前記ルーフ開口部(23)の上方に露出する上面側の幌部材(101a)と、
当該幌部材(101)の前側端部および後側端部の近傍において、折り返しにより車内側に形成された下面側の幌部材(101b)と、により構成される二重構造を有し、
前記幌部材(101)の面ファスナ(201)は、縫合により前記下面側の幌部材(101b)に、車幅方向に沿って取り付けられることを特徴とする。

0076

構成5の実施形態によれば、下面側の幌部材101bに面ファスナ201を縫合することにより、縫合部位は上面側の幌部材101aに貫通せず、縫合部位が上面側の幌部材101aの表面に露出することを防止し、意匠性に優れた着脱ルーフ30の構成を可能にする。

0077

構成6. 上記実施形態の着脱ルーフ(例えば、30)の構造であって、
前記側部辺中央部を挟持する側端辺挟持部(例えば、41a)は、中空構造を有しており、
前記中空構造の内部には、前記着脱ルーフ(30)を前記ルーフ開口部(例えば、23)に着脱可能に取り付けるロック機構(例えば、42)が含まれることを特徴とする。

0078

構成6の実施形態によれば、着脱ルーフ30をルーフ開口部23に着脱可能に取り付けるとともに、内張り部材103の側部辺中央部を挟持することが可能になる。これにより、着脱ルーフ30をルーフ開口部23に取り付ける構成を用いて、内張り部材103をソフトトップ43の幌部材101に対してきれいに取り付けることが可能になる。

0079

23:ルーフ開口部、30:着脱ルーフ、41:ルーフサイドロック、
41a:側端辺挟持部、41b:側端辺挟持部、43:ソフトトップ、
46:補強部材、101:幌部材、103:内張り部材、105:切欠き部、
201、211:面ファスナ、810:挟持面、820:挟持面

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