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技術 コンバイン

出願人 井関農機株式会社
発明者 井原靖市丸智之上路嘉隆村本恭平上田光瑠藤田靖
出願日 2017年8月31日 (2年6ヶ月経過) 出願番号 2017-166676
公開日 2019年3月22日 (11ヶ月経過) 公開番号 2019-041635
状態 未査定
技術分野 収穫機本体(4)(コンバイン) 排気の後処理 脱穀機要素4(籾処理)
主要キーワード 略山形形状 通電操作 回動規制部材 貯留容量 被係合部材 走行側 穀粒通路 回転規制部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年3月22日)のものです。
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図面 (17)

課題

グレンタンク貯留容量を確保して収穫作業能率を高めると共に、尿素水タンクからSCR触媒側へ配索されたホース耐久性を高めることができるコンバインを提供する。

解決手段

エンジン(E)の排気ガス浄化する排気浄化装置(20)を備え、グレンタンク(7)の一側に穀粒排出装置(8)の揚穀部(8A)を備えたコンバインにおいて、排気浄化装置(20)には、エンジン(E)から排出される排気ガス中の窒素酸化物尿素水から発生するアンモニア還元して浄化するSCR触媒(22)を備え、尿素水を貯蔵する尿素水タンク(25)をグレンタンク(7)の側壁と揚穀部(8A)の間の空間に配置する。また、尿素水タンク(25)を、グレンタンク(7)の底部と揚穀部(8A)の下部を連通する連通部(18)の上側に配置する。

概要

背景

従来のコンバインでは、エンジン燃焼された排気ガス中の未燃焼ガス酸化する酸化触媒と、この酸化触媒通過後の排気ガス中の窒素酸化物尿素水から発生するアンモニア浄化するSCR触媒を備え、穀粒貯留するグレンタンク後壁に凹部を形成し、この凹部内に尿素水タンクを収容する技術が知られている。(特許文献1)
また、脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間に尿素水タンクを配置する技術も知られている。(特許文献2)

概要

グレンタンクの貯留容量を確保して収穫作業能率を高めると共に、尿素水タンクからSCR触媒側へ配索されたホース耐久性を高めることができるコンバインを提供する。エンジン(E)の排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を備え、グレンタンク(7)の一側に穀粒排出装置(8)の揚穀部(8A)を備えたコンバインにおいて、排気浄化装置(20)には、エンジン(E)から排出される排気ガス中の窒素酸化物を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒(22)を備え、尿素水を貯蔵する尿素水タンク(25)をグレンタンク(7)の側壁と揚穀部(8A)の間の空間に配置する。また、尿素水タンク(25)を、グレンタンク(7)の底部と揚穀部(8A)の下部を連通する連通部(18)の上側に配置する。

目的

本発明の主たる課題は、グレンタンクの貯留容量を確保して収穫作業の能率を高めると共に、尿素水タンクからSCR触媒側へ配索されたホースの耐久性を高めることができるコンバインを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

エンジン(E)の排気ガス浄化する排気浄化装置(20)を備え、穀粒排出装置(8)の揚穀部(8A)をグレンタンク(7)の一側に備えたコンバインにおいて、前記排気浄化装置(20)には、エンジン(E)から排出される排気ガス中の窒素酸化物尿素水から発生するアンモニア還元して浄化するSCR触媒(22)を備え、尿素水を貯蔵する尿素水タンク(25)を前記グレンタンク(7)の側壁と揚穀部(8A)の間の空間に配置したことを特徴とするコンバイン。

請求項2

前記尿素水タンク(25)を、前記グレンタンク(7)の底部と揚穀部(8A)の下部を連通する連通部(18)の上側に配置した請求項1に記載のコンバイン。

請求項3

前記尿素水タンク(25)を、前記連通部(18)の側方に設けられた支持部材(41,42)で支持した請求項2に記載のコンバイン。

請求項4

前記支持部材(41,42)を、前記連通部(18)の一側に配置された第1支持部材(41)と、前記連通部(18)の他側に配置された第2支持部材(42)で構成した請求項3に記載のコンバイン。

請求項5

前記グレンタンク(7)を、その一側に配置された上下方向の支持軸(30)に回動自在に支持し、このグレンタンク(7)が前記尿素水タンク(25)およびこの尿素水タンク(25)の給水口(25A)に干渉することなく、前記支持軸(30)を中心として回動する構成とした請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンバイン。

請求項6

前記支持軸(30)を中心とするグレンタンク(7)の回動角度規制する回動規制部材(35)を設けた請求項5に記載のコンバイン。

請求項7

前記エンジン(E)から排出される排気ガス中の未燃焼ガス酸化するDOC(21)を、排気ガス流動経路における前記SCR触媒(22)の上手側の部位に備えた請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンバイン。

技術分野

0001

本発明は、排気浄化装置を備えたコンバインに関するものである。

背景技術

0002

従来のコンバインでは、エンジン燃焼された排気ガス中の未燃焼ガス酸化する酸化触媒と、この酸化触媒通過後の排気ガス中の窒素酸化物尿素水から発生するアンモニア浄化するSCR触媒を備え、穀粒貯留するグレンタンク後壁に凹部を形成し、この凹部内に尿素水タンクを収容する技術が知られている。(特許文献1)
また、脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間に尿素水タンクを配置する技術も知られている。(特許文献2)

先行技術

0003

特開2017−104083号公報
特開2017−112992号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、特許文献1に開示された技術では、グレンタンクの後壁に凹部を形成するために、グレンタンクの貯留容量が減少し、穀粒の排出作業を頻繁に行わねばならず、収穫作業能率が低下する問題がある。

0005

また、グレンタンクを、後側に配置した縦軸を中心として、機体上の作業位置と機体外側方メンテナンス位置に亘って回動させるときに、尿素水タンクがグレンタンクと一体で回動する。このため、尿素水タンクからSCR触媒側へ配索されたホースの位置が変化し、このホースの損傷や劣化を来たしやすくなる欠点がある。

0006

また、特許文献2の技術では、グレンタンクを機体上の作業位置から機体外側方のメンテナンス位置に回動させる場合に、グレンタンクの左壁の後部と尿素水タンクの干渉を防止するために、グレンタンクの左右方向の幅を小さくする必要がありグレンタンクの貯留容量が減少する問題がある。

0007

そこで、本発明の主たる課題は、グレンタンクの貯留容量を確保して収穫作業の能率を高めると共に、尿素水タンクからSCR触媒側へ配索されたホースの耐久性を高めることができるコンバインを提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決した本発明は次のとおりである。

0009

すなわち、請求項1に記載の発明は、エンジン(E)の排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を備え、穀粒排出装置(8)の揚穀部(8A)をグレンタンク(7)の一側に備えたコンバインにおいて、前記排気浄化装置(20)には、エンジン(E)から排出される排気ガス中の窒素酸化物を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒(22)を備え、尿素水を貯蔵する尿素水タンク(25)を前記グレンタンク(7)の側壁と揚穀部(8A)の間の空間に配置したことを特徴とするコンバインである。

0010

請求項2に記載の発明は、前記尿素水タンク(25)を、前記グレンタンク(7)の底部と揚穀部(8A)の下部を連通する連通部(18)の上側に配置した請求項1に記載のコンバインである。

0011

請求項3に記載の発明は、前記尿素水タンク(25)を、前記連通部(18)の側方に設けられた支持部材(41,42)で支持した請求項2に記載のコンバインである。

0012

請求項4に記載の発明は、前記支持部材(41,42)を、前記連通部(18)の一側に配置された第1支持部材(41)と、前記連通部(18)の他側に配置された第2支持部材(42)で構成した請求項3に記載のコンバインである。

0013

請求項5に記載の発明は、前記グレンタンク(7)を、その一側に配置された上下方向の支持軸(30)に回動自在に支持し、このグレンタンク(7)が前記尿素水タンク(25)およびこの尿素水タンク(25)の給水口(25A)に干渉することなく、前記支持軸(30)を中心として回動する構成とした請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンバインである。

0014

請求項6に記載の発明は、前記支持軸(30)を中心とするグレンタンク(7)の回動角度規制する回動規制部材(35)を設けた請求項5に記載のコンバインである。

0015

請求項7に記載の発明は、前記エンジン(E)から排出される排気ガス中の未燃焼ガスを酸化するDOC(21)を、排気ガス流動経路における前記SCR触媒(22)の上手側の部位に備えた請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンバインである。

発明の効果

0016

請求項1に記載の発明によれば、グレンタンク7の側壁と揚穀部8Aの間の空間を有効利用して尿素水タンク25を配置でき、グレンタンク7の側壁に尿素水タンク25を収容するための凹部を形成する必要がないので、グレンタンク(7)の貯留容量を確保することができ、収穫作業の能率を高めることができる。

0017

請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、グレンタンク7の底部と揚穀部8Aの下部を連通する連通部18の上側に形成された空間を有効利用して尿素水タンク25を配置できる。

0018

請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、尿素水タンク25を、連通部18の側方に設けられた支持部材41,42によって連通部18の上側に強固に支持することができる。

0019

請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果を奏するうえで、尿素水タンク25を、連通部18の一側に配置された第1支持部材41と、連通部18の他側に配置された第2支持部材42によって連通部18の上側に更に強固に支持することができる。

0020

請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、グレンタンク7を上下方向の支持軸30回りに回動させても、このグレンタンク7が尿水タンク25およびこの尿素水タンク25の給水口25Aに干渉しないので、この尿素水タンク25および給水口25Aが破損しにくく、また、グレンタンク7を回動させても尿素水タンク25からSCR触媒22側へ配索されたホースが動かないので、このホースの耐久性が高まる。

0021

請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の効果に加えて、グレンタンク7が過度に回動するのを防止して、グレンタンク7と尿素水タンク25および給水口25Aの干渉をより確実に防止することができる。

0022

請求項7に記載の発明によれば、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、エンジンEから排出される排気ガス中の未燃焼ガスをDOC21で酸化し、酸化後の排気ガス中の窒素酸化物をSCR触媒22で還元することで、排気ガスの浄化を促進することができる。

図面の簡単な説明

0023

コンバインの左側面図である。
コンバインの右側面図である。
浄化装置を説明する右側面図である。
浄化装置を説明する平面図である。
浄化装置を説明する背面図である。
尿素水溶液タンクを支持する置台を説明する図であり、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は右側面図である。
尿素水溶液タンクを説明する背面図である。
尿素水溶液タンクを説明する右側面図である。
回転規制部材を説明する右側面図である。
グレンタンクを支持する支持軸の周辺部を説明する平面図である。
排気管の上部に設けられた内側案内部のシャッタを説明する図であり、(a)は背面図、(b)は右側面図である。
走行装置の左側面図である。
上部転輪周辺の背面図である。
上部転輪の内側転輪を説明する図であり、(a)は左側面面図、(b)は背面図である。
上部転輪の外側転輪を説明する図であり、(a)は左側面面図、(b)は背面図である。
上部転輪の断面図である。

実施例

0024

本発明について図面を参照しつつ説明する。なお、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明する。

0025

図1,2に示すように、コンバインには、機体フレーム1の下側に土壌面走行する左右一対クローラ2Aからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場穀稈を刈取る刈取装置3が設けられ、刈取装置3の後側左部に刈取られた穀稈を脱穀選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。これにより、脱穀装置4の右側前部に操縦部5が配置される。

0026

操縦部5の下側にはエンジンEを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側には脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する上下方向に延在する揚穀部8Aと前後方向に延在する横排出オーガ8Bからなる排出オーガ(請求項の「穀粒排出装置」)8が設けられている。

0027

図3〜5に示すように、脱穀装置4の右壁の下部とグレンタンク7の左壁の上部は、脱穀装置4で脱穀・選別処理された穀粒を搬送する1番揚穀筒9で連通されている。また、脱穀装置4の右壁における1番揚穀筒9の後側の部位には、刺さり粒等の2番物を脱穀装置4の2番処理室に戻す2番揚穀筒10が設けられている。

0028

エンジンEで燃焼された排気ガスは、排気浄化装置20によって浄化された後に外部に排気される。排気浄化装置20は、排気ガス中の未燃焼ガスを酸化する触媒であるDOC21と、DOC21から排出された排気ガス中の窒素酸化物を尿素水溶液(以下、尿素水と言う。)から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒22と、DOC21とSCR触媒22の接続管12内に尿素水を噴射する噴射装置23と、噴射装置23に尿素水を供給するポンプである供給装置24と、供給装置24に供給される尿素水を貯蔵する尿素水タンク25とから形成されている。

0029

エンジンEの排気口と、排気ガス流通方向を上下方向に向けて配置したDOC21の下部に形成された流入口は、可撓性の部分を有した接続管11で接続されている。DOC21の上部に形成された流出口と排気ガス流通方向を前後方向に向けて配置したSCR触媒22の後部に形成された流入口は、可撓性の部分を有した接続管12で接続されている。また、接続管12における上流側の部位には、噴射装置23が設けられている。SCR触媒22の前部に形成された流出口には、排気管50が接続される。

0030

機体側面視において、DOC21とSCR触媒22は、グレンタンク7の前壁と1番揚穀筒9の間に配置されている。左右方向において、DOC21とSCR触媒22は、脱穀装置4とグレンタンク7の間に配置され、より詳細には、SCR触媒22はグレンタンク7の右下がり傾斜に形成された底壁の下側に配置されている。これにより、グレンタンク7の容量を減少させることなくDOC21とSCR触媒22を配置でき、また、DOC21とSCR触媒22に雨水や直射日光洗車時の高圧水が直接当たることを抑制することができる。

0031

噴射装置23の吸水口と供給装置24の送水口は、可撓性の接続管13で接続されている。また、接続管13の前部は、噴射装置23よりも高い位置に配置されている。これにより、尿素水が凍結した場合においても、所定量の凍結していない尿素水を噴射装置23に供給することができる。なお、エンジンE冷却後の高温冷却水ラジエータに戻す接続管(図示省略)を、接続管13に沿わせて配置している。これにより、接続管13内の尿素水の凍結を防止することができ、また、凍結した接続管13内および尿素水タンク25内の尿素水を溶かすことができる。

0032

前後方向において、供給装置24は、噴射装置23の後側における1番揚穀筒9の下部と2番揚穀筒10の下部の間に配置され、より詳細には、2番揚穀筒10の近傍に配置されている。左右方向において、供給装置24は、2番揚穀筒10の下部とグレンタンク7の間、より詳細には、グレンタンク7の底部における右下がり傾斜に形成された底壁の下側に配置されている。これにより、1番揚穀筒9を迂回させて1番揚穀筒9の右側に接続管13を容易に配置することができる。また、グレンタンク7の右下がり傾斜の底壁の下側に形成された空間を有効活用することもできる。

0033

供給装置24の吸水口と尿素水タンク25の送水口は、可撓性の接続管14で接続されている。また、接続管14は、供給装置24よりも高い位置に配置されている。これにより、尿素水が凍結した場合においても、所定量の凍結していない尿素水を供給装置24に供給することができる。なお、供給装置24の吸水口と尿素水タンク25の送水口の間の内部配管には、開閉バルブが設けられ、この開閉バルブには開閉バルブを通電操作するハーネス15が接続されている。これにより、尿素水タンク25内に貯留された尿素水が所定の温度範囲よりも低温あるいは高温になった場合に、開閉バルブを閉じて尿素水タンク25から供給装置24への尿素水の供給を停止することができる。なお、尿素水の温度は、尿素水タンク25の上部に設けられたセンサー25Bにより測定される。

0034

前後方向において、尿素水タンク25は、グレンタンク7の後壁(請求項の「側壁」)と揚穀部8Aの間に形成された空間に配置されている。左右方向において、尿素水タンク25は、グレンタンク7の左右方向の中心よりも右側に偏移した位置に配置され、尿素水タンク25の給水口25Aは、尿素水タンク25の右側上部に形成された右下がり傾斜の傾斜壁から右上がり傾斜姿勢に突出して形成されている。これにより、機体の外側から、尿素水タンク25の給水口25Aへ尿素水を容易に給水することができ、また、尿素水タンク25が外部の障害物衝突して破損するのを防止することができる。

0035

グレンタンク7の底部には、グレンタンク7から漏下した穀粒を後側に搬送する搬送螺旋が設けられ、この搬送螺旋におけるグレンタンク7の後側壁から後方へ突出した部位の外周には、筒状の前側連通部16が設けられている。また、揚穀部8Aの下部には、L字型穀粒通路が形成されると共に、グレンタンク7の底部に設けられた搬送螺旋の後端部と揚穀部8Aに内装された搬送螺旋の下端部を連動するベベルギヤ連動機構(図示省略)を内蔵した後側連通部17が設けられている。グレンタンク7が機体フレーム1上の収納位置(収穫作業位置)にある場合には、前側連通部16の後端面と後側連通部17の前端面が接合され、この前側連通部16と後側連通部17は連通する。一方、グレンタンク7が外側方へ回動し、このグレンタンク7の前部が機体フレーム1の右側に移動した開放位置(メンテナンス位置)に移動した場合には、前側連通部16の後端面と後側連通部17の前端面の接合が分離され、前側連通部16と後側連通部17の連通は解除される。なお、本明細書では、前側連通部16と後側連通部17を総称して、連通部18と言う。また、エンジンEの回転を揚穀部8A内の搬送螺旋に伝動するテンションクラッチテンションアームを支持する支持軸は、機体フレーム1に設けられたステーに設けられている。

0036

尿素水タンク25は、連通部18の上側に配置され、また、尿素水タンク25の送水口は、供給装置24の吸水口よりも上側に配置されている。これにより、連通部18の上側に形成された空間を有効に活用することができ、尿素水タンク25から供給装置24に尿素水を容易に供給することができる。また、脱穀装置4の後壁の下部には、エンジンEに供給する軽油を貯蔵する燃料タンク26が配置されている。

0037

図6に示すように、尿素水タンク25は、連通部18の上側に設けられた板状の置台40に支持され、置台40の左部は、機体フレーム1における後側連通部17の左側方から上側に延在した後に、湾曲して右側に延在する第1支持部材41に固定され、置台40の右部は、機体フレーム1における後側連通部17の右側方、より詳細には、後側連通部17の右側方から上側に延在した後に、湾曲して前側に延在する第2支持部材42に固定されている。なお、側面視において、第1支持部材41は、第2支持部材42よりも前側に設けられている。これにより、前後方向に延在する連通部18を第1支持部材41と第2支持部材42の間に配置でき、また、後側連通部17がグレンタンク7を開放位置に移動する場合に障害になるのを防止することができる。なお、第1支持部材41と第2支持部材42を支持部材と総称する。

0038

図7〜9に示すように、グレンタンク7は、揚穀部8Aを縦軸回動自在に支持するフレームに設けられた上下方向に延在する第1支持軸(請求項の「支持軸」)30と、前側連通部16と後側連通部17の分離面の外側部に設けられた上下方向に延在する第2支持軸31を中心として左右方向に回動する。なお、第1支持軸30と第2支持軸31は、上下方向に延在する同一軸心上に設けられている。すなわち、前側連通部16の後端外側部と後側連通部17の前端外側部は、第2支持軸31を介して回動自在に連結されている。

0039

左右方向において、第1支持軸30と第2支持軸31は、尿素水タンク25の左右方向の中心よりも給水口25A側に偏移した位置に設けられ、前後方向において、第1支持軸30と第2支持軸31は、尿素水タンク25の前後方向の中心よりも後側に偏移した位置に設けられている。また、グレンタンク7の後壁における上部と第1支持軸30は、連結部材(図示省略)を介して回動自在に連結され、グレンタンク7の後壁の下部に固定した前側連通部16の後端部と後側連通部17の前端部は、第2支持軸31を介して回動自在に連結されている。これにより、グレンタンク7を第1支持軸30と第2支持軸31を中心として回動させて機体フレーム1上の収納位置から機体フレーム1外側方の開放位置に、又は、開放位置から収納位置に容易に移動させることができる。

0040

第1支持軸30の下部には、被係合部材32が外嵌されている。また、グレンタンク7の後壁にはグレンタンク7の回動を規制する回動規制部材35が設けられている。回動規制部材35は、グレンタンク7の後壁における被係合部材32に対向する部位よりも上側に設けられた第1支持軸30に向かって突出する略山形形状に形成された支持部36と、支持部36の後端部から第1支持軸30に向かって延在する略へ字形状に形成された規制部37から構成されている。

0041

支持部36は、板状のプレート折曲げて形成されており、平面視において、左右方向に延在する第1辺36Aと、第1辺36Aの右端部から後方右側に延在する第2辺36Bと、第2辺36Bの右端部から右側に延在する第3辺36Cと、第3辺36Cの右端部から前方右側に延在する第4辺36Dと、第4辺36Dの右端部から右側に延在する第5辺36Eから形成されている。また、第1辺36Aと第5辺36Eは、ボルト等の締結手段によってグレンタンク7の後壁に着脱自在に固定されている。これにより、規制部37の係合部37Bと被係合部材32の係合位置を調整してグレンタンク7の回動角度を調整することができる。

0042

規制部37は、板状のプレートを折曲げて形成されており、平面視において、支持部36の第4辺36Dに沿って延在する移動部37Aと、移動部37Aの後端部か後方右側に延在する係合部37Bから形成されている。また、移動部37Aは、ボルト等の締結手段によって支持部36の第4辺36Dに着脱自在に固定されている。これにより、規制部37の係合部37Bと被係合部材32の係合位置を調整してグレンタンク7の回動規制角度を調整することができる。

0043

図10に示すようにグレンタンク7が収納位置にある場合には、規制部36の係合部37Bは、被係合部材32から離間している。一方、グレンタンク7が開放位置にある場合には、規制部36の係合部37Bは、被係合部材32に接当して、グレンタンク7の回動を規制する。これにより、グレンタンク7が過度に回動するのを抑制してグレンタンク7の後壁が尿素水タンク25の給水口25Aに干渉することを防止することができ、グレンタンク7の貯留容量を確保して、グレンタンク7を第1支持軸30と第2支持軸31を中心として容易に回動させることができる。

0044

図11に示すように、排気管50の排気口には、後側が開放された内側テールカバー51が設けられ、内側テールカバー51の外側には、後側が開放された外側テールカバー52が設けられている。これにより、排気管50から排気された排気ガスによって、外側テールカバー52が過度に高温にならず、外側テールカバー52に堆積した藁屑等の粉塵発火するのを防止することができる。なお、内側テールカバー51は、排気管50の排気口の前部に固定され、外側テールカバー52は、内側テールカバー51の前部に設けられた連結部材53を介して内側テールカバー51に着脱自在に固定されている。

0045

外側テールカバー52の後部には、左右方向に延在する支持軸55が設けられている。支持軸55には、板状のプレートを略反対への字状に折曲げて形成したシャッタ56の下部が回転自在に外嵌され、シャッタ56の上部は、内側テールカバー51の内周形状に合わせた略台形形状に形成されている。また、側面視において、内側テールカバー51における支持軸55の上側には、内側テールカバー51の内周部に延出するピン57が設けられている。これにより、排気管50の排気口から排気ガスが外部に排出される場合は、シャッタ56が支持軸55の軸心周りに反時計方向に回転して、内側テールカバー51の内周部を開放状態にする。一方、排気管50の排気口から排気ガスが外部に排出されていない場合には、シャッタ56が支持軸55の軸心周りに時計方向に回転して、内側テールカバー51の内周部を閉塞状態にする。これにより、排気ガスが外部に排出されていない場合は、排気管50内に雨水が侵入するのを防止することができる。

0046

図12に示すように、機体フレーム1の前後方向の中間部には、機体の左右方向の高さを調整するローリングシリンダ60が設けられ、ローリングシリンダ60の後側には、機体の前後方向の高さを調整するピッチングシリンダ61が設けられている。

0047

機体フレーム1の下側に設けられた前後方向に延在する走行フレーム62には、走行装置2のクローラ2Aの走行側内周面に当接する複数の下側転輪63が設けられている。また、ローリングシリンダ60のロッド先端部と走行フレーム62の後部は、アーム64で連結されている。

0048

側面視において、アーム64は、ローリングシリンダ60のロッド先端部から走行フレーム62に向かう直線状に延在する上側アーム64Aと、上側アーム64Aの下部から走行フレーム62の後部に向かって略へ字形状に形成された下側アーム64Bから形成されている。また、下側アーム64Bの頂部には、走行装置2のクローラ2Aの反走行側の内周面に当接する上側転輪65が設けられ、下側アーム64Bの前部は、上側アーム64Aの下部に設けられた左右方向に延在する支持軸64Cに回転自在に固定されている。

0049

図13〜15に示すように、上側転輪65は、走行フレーム62に支持された内側転輪66に、外側転輪67がボルト等の締結手段によって固定され一体的に形成されている。なお、クローラ2Aの内周部に当接する外側転輪67の左右方向の接触幅は、内側転輪66の左右方向の接触幅よりも大きく形成されている。これにより、ローリングシリンダ60を操作して機体の左右方向の高さを調整することができる。

0050

内側転輪66の外側転輪67を固定する部位には、所定の直径を有する円周部66Aと周方向に120度間隔を隔てて径方向に突出する突出部66Bから形成されている。また、突出部66Bには、締結手段を挿通する開口部66Cが形成されている。

0051

外側転輪67には、内側転輪66の円周部66Aを挿通可能な所定の直径を有する円周状の開口部67Aと、周方向に120度間隔を隔てて内側転輪66の突出部66Bを挿通可能な略半円弧状切欠き部67Bから形成されている。また、切欠き部67Bと切欠き部67Bの間には、締結手段を固定する締結部67Cが形成されている。

0052

図16に示すように、外側転輪67を内側転輪66に固定する場合は、先ず、外側転輪67の開口部67A及び切欠き部67Bと内側転輪66の円周部66A及び突出部66Bの位置を合わせて、外側転輪67を内側転輪66外側から内側に移動させる。次に、外側転輪67を120度回転させて、外側転輪67の締結部67Cと内側転輪66の開口部66Cの位置を合わせる。次に、外側から締結手段を内側転輪66の開口部66Cと外側転輪67の締結部67Cに挿通して締結する。これにより、クローラ2Aの交換作業を容易に行うことができる。

0053

7グレンタンク
8排出オーガ(穀粒排出装置)
8A 揚穀部
18 連通部
20排気浄化装置
21DOC
22SCR触媒
25尿素水タンク
25A 給水口
30 第1支持軸(支持軸)
35回動規制部材
41 第1支持部材(支持部材)
42 第2支持部材(支持部材)
E エンジン

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