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技術 コンバイン

出願人 井関農機株式会社
発明者 市丸智之井原靖村本恭平上路嘉隆上田光瑠藤田靖
出願日 2017年8月30日 (2年6ヶ月経過) 出願番号 2017-164979
公開日 2019年3月22日 (11ヶ月経過) 公開番号 2019-041594
状態 特許登録済
技術分野 収穫機本体(6)(機枠、駆動) 脱穀機要素4(籾処理) 収穫機本体(4)(コンバイン)
主要キーワード 略山形形状 通電操作 回動規制部材 貯留容量 被係合部材 走行側 回転規制部材 内部配管
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (17)

課題

グレンタンク貯留容量を確保すると共に、尿素水タンク尿素水溶液を容易に給水することができるコンバインを提供する。

解決手段

エンジン(E)から排出される排気ガス浄化する排気浄化装置(20)を設け、排気浄化装置(20)の尿素水タンク(25)をグレンタンク(7)の後壁と揚穀部(8A)の間の空間に配置し、グレンタンク(7)の後壁が尿水タンク(25)の給水口(25A)に干渉することなく、グレンタンク(7)がその後側に配置された上下方向の支軸(30)を中心として、機体上の収納位置と機体外側方開放位置とに亘り回動する構成とした。

概要

背景

従来のコンバインでは、エンジン燃焼された排気ガス中の未燃焼ガス酸化する酸化触媒と、この酸化触媒通過後の排気ガス中の窒素酸化物浄化するSCR触媒を備え、穀粒貯留するグレンタンク後壁に凹部を形成し、この凹部にSCR触媒に供給する尿素水溶液を貯留する尿素水タンクを配置する技術が知られている。(特許文献1)
また、脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間に尿素水タンクを配置する技術も知られている。(特許文献2)

概要

グレンタンクの貯留容量を確保すると共に、尿素水タンクに尿素水溶液を容易に給水することができるコンバインを提供する。エンジン(E)から排出される排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、排気浄化装置(20)の尿素水タンク(25)をグレンタンク(7)の後壁と揚穀部(8A)の間の空間に配置し、グレンタンク(7)の後壁が尿水タンク(25)の給水口(25A)に干渉することなく、グレンタンク(7)がその後側に配置された上下方向の支軸(30)を中心として、機体上の収納位置と機体外側方開放位置とに亘り回動する構成とした。

目的

本発明の主たる課題は、グレンタンクの貯留容量を確保すると共に、尿素水タンクに尿素水溶液を容易に給水することができるコンバインを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

穀稈脱穀選別する脱穀装置(4)の右側方前部に操縦者搭乗する操縦部(5)を配置し、該操縦部(5)の下部にエンジン(E)を配置し、前記操縦部(5)の後側に脱穀選別された穀粒貯留するグレンタンク(7)を配置し、該グレンタンク(7)の後側に貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)の揚穀部(8A)を配置したコンバインにおいて、前記エンジン(E)から排出される排気ガス浄化する排気浄化装置(20)を設け、該排気浄化装置(20)には、エンジン(E)から排出される排気ガス中の未燃焼ガス酸化する触媒であるDOC(21)と、該DOC(21)通過後の排気ガス中の窒素酸化物尿素水から発生するアンモニア還元して浄化するSCR触媒(22)と、該DOC(21)とSCR触媒(22)の接続管(12)内に尿素水を噴射する噴射装置(23)と、該噴射装置(23)に尿素水を供給する供給装置(24)と、該供給装置(24)によって供給する尿素水を貯留する尿素水タンク(25)を備え、該尿素水タンク(25)を前記グレンタンク(7)の後壁と揚穀部(8A)の間の空間に配置し、前記グレンタンク(7)の後壁が尿水タンク(25)の給水口(25A)に干渉することなく、該グレンタンク(7)がその後側に配置された上下方向の支軸(30)を中心として、機体上の収納位置と機体外側方開放位置とに亘り回動する構成としたことを特徴とするコンバイン。

請求項2

前記給水口(25A)を尿素水タンク(25)の右側の部位に形成した請求項1記載のコンバイン。

請求項3

前記尿素水タンク(25)を、グレンタンク(7)の底部と揚穀部(8A)の下部とを連通する連通部(18)の上側に配置した置台(40)に支持した請求項1又は2記載のコンバイン。

請求項4

前記置台(40)を、前記連通部(18)の後部の左側に設けられた第1支持部材(41)と、前記連通部(18)の後部の右側に設けられた第2支持部材(42)で支持した請求項3記載のコンバイン。

請求項5

前記グレンタンク(7)の後壁と前記揚穀部(8A)との間の空間における尿素水タンク(25)よりも上側の部位に前記支軸(30)を設け、この支軸(30)に被係合部材(32)を外嵌し、前記グレンタンク(7)の後壁に被係合部材(32)に向かって延出する回動規制部材(35)を設け、前記グレンタンク(7)が機体上の収納位置にある場合は、前記回動規制部材(35)は被係合部材(32)と離間し、前記グレンタンク(7)が機体外側方の開放位置にある場合には、前記回動規制部材(35)が被係合部材(32)に係合してグレンタンク(7)の開放位置を規制する構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。

技術分野

0001

本発明は、排気浄化装置を備えたコンバインに関するものである。

背景技術

0002

従来のコンバインでは、エンジン燃焼された排気ガス中の未燃焼ガス酸化する酸化触媒と、この酸化触媒通過後の排気ガス中の窒素酸化物浄化するSCR触媒を備え、穀粒貯留するグレンタンク後壁に凹部を形成し、この凹部にSCR触媒に供給する尿素水溶液を貯留する尿素水タンクを配置する技術が知られている。(特許文献1)
また、脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間に尿素水タンクを配置する技術も知られている。(特許文献2)

先行技術

0003

特開2017−104083号公報
特開2017−112992号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、特許文献1に開示された技術では、グレンタンクの後壁に凹部を形成するために、グレンタンクの貯留容量が減少し、穀粒の排出作業を頻繁に行わねばならず、収穫作業能率が低下する問題がある。
また、特許文献2の技術では、グレンタンクを機体上の収納位置から機体外側方開放位置に回動させる場合に、グレンタンクの左壁の後部と尿素水タンクの干渉を防止するために、グレンタンクの左右方向の幅を小さくする必要がありグレンタンクの貯留容量が減少する問題がある。

0005

そこで、本発明の主たる課題は、グレンタンクの貯留容量を確保すると共に、尿素水タンクに尿素水溶液を容易に給水することができるコンバインを提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、穀稈脱穀選別する脱穀装置(4)の右側方前部に操縦者搭乗する操縦部(5)を配置し、該操縦部(5)の下部にエンジン(E)を配置し、前記操縦部(5)の後側に脱穀選別された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を配置し、該グレンタンク(7)の後側に貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガ(8)の揚穀部(8A)を配置したコンバインにおいて、
前記エンジン(E)から排出される排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、該排気浄化装置(20)には、エンジン(E)から排出される排気ガス中の未燃焼ガスを酸化する触媒であるDOC(21)と、該DOC(21)通過後の排気ガス中の窒素酸化物を尿素水から発生するアンモニア還元して浄化するSCR触媒(22)と、該DOC(21)とSCR触媒(22)の接続管(12)内に尿素水を噴射する噴射装置(23)と、該噴射装置(23)に尿素水を供給する供給装置(24)と、該供給装置(24)によって供給する尿素水を貯留する尿素水タンク(25)を備え、該尿素水タンク(25)を前記グレンタンク(7)の後壁と揚穀部(8A)の間の空間に配置し、前記グレンタンク(7)の後壁が尿水タンク(25)の給水口(25A)に干渉することなく、該グレンタンク(7)がその後側に配置された上下方向の支軸(30)を中心として、機体上の収納位置と機体外側方の開放位置とに亘り回動する構成としたことを特徴とするコンバインである。

0007

請求項2記載の発明は、前記給水口(25A)を尿素水タンク(25)の右側の部位に形成した請求項1記載のコンバインである。

0008

請求項3記載の発明は、前記尿素水タンク(25)を、グレンタンク(7)の底部と揚穀部(8A)の下部とを連通する連通部(18)の上側に配置した置台(40)に支持した請求項1又は2記載のコンバインである。

0009

請求項4記載の発明は、前記置台(40)を、前記連通部(18)の後部の左側に設けられた第1支持部材(41)と、前記連通部(18)の後部の右側に設けられた第2支持部材(42)で支持した請求項3記載のコンバインである。

0010

請求項5記載の発明は、前記グレンタンク(7)の後壁と前記揚穀部(8A)との間の空間における尿素水タンク(25)よりも上側の部位に前記支軸(30)を設け、この支軸(30)に被係合部材(32)を外嵌し、前記グレンタンク(7)の後壁に被係合部材(32)に向かって延出する回動規制部材(35)を設け、前記グレンタンク(7)が機体上の収納位置にある場合は、前記回動規制部材(35)は被係合部材(32)と離間し、前記グレンタンク(7)が機体外側方の開放位置にある場合には、前記回動規制部材(35)が被係合部材(32)に係合してグレンタンク(7)の開放位置を規制する構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバインである。

発明の効果

0011

請求項1記載の発明によれば、エンジン(E)から排出される排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、排気浄化装置(20)には、エンジン(E)から排出される排気ガス中の未燃焼ガスを酸化する触媒であるDOC(21)と、DOC(21)通過後の排気ガス中の窒素酸化物を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒(22)と、DOC(21)とSCR触媒(22)の接続管(12)内に尿素水を噴射する噴射装置(23)と、噴射装置(23)に尿素水を供給する供給装置(24)と、供給装置(24)によって供給する尿素水を貯留する尿素水タンク(25)を備え、尿素水タンク(25)をグレンタンク(7)の後壁と揚穀部(8A)の間の空間に配置し、グレンタンク(7)の後壁が尿素水タンク(25)の給水口(25A)に干渉することなく、グレンタンク(7)がその後側に配置された上下方向の支軸(30)を中心として、機体上の収納位置と機体外側方の開放位置とに亘り回動する構成としたので、支軸(30)を中心としてグレンタンク(7)を機体上の収納位置と機体外側方の開放位置に亘り容易に回動させることができ、また、グレンタンク(7)の後壁に凹部を形成する必要がないので、グレンタンク(7)の貯留容量を確保することができる。また、グレンタンク(7)と揚穀部(8A)の間に形成された空間を有効に活用することができ、尿素水タンク(25)に尿素水を容易に補給することができる。

0012

請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、給水口(25A)を尿素水タンク(25)の右側の部位に形成したので、機体外側から、尿素水タンク(25)に尿素水をより容易に補給することができる。

0013

請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、尿素水タンク(25)を、グレンタンク(7)の底部と揚穀部(8A)の下部とを連通する連通部(18)の上側に配置した置台(40)に支持したので、グレンタンク(7)と揚穀部(8A)の間に形成される空間をより有効に活用することができる。

0014

請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明による効果に加えて、置台(40)を、連通部(18)の後部の左側に設けられた第1支持部材(41)と、連通部(18)の後部の右側に設けられた第2支持部材(42)で支持したので、尿素水タンク(25)をグレンタンク(7)の底部と揚穀部(8A)の下部とを連通する連通部(18)の上側に強固に支持することができる。

0015

請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、グレンタンク(7)の後壁と揚穀部(8A)との間の空間における尿素水タンク(25)よりも上側の部位に支軸(30)を設け、この支軸(30)に被係合部材(32)を外嵌し、グレンタンク(7)の後壁に被係合部材(32)に向かって延出する回動規制部材(35)を設け、グレンタンク(7)が機体上の収納位置にある場合は、回動規制部材(35)は被係合部材(32)と離間し、グレンタンク(7)が機体外側方の開放位置にある場合には、回動規制部材(35)が被係合部材(32)に係合してグレンタンク(7)の開放位置を規制する構成としたので、グレンタンク(7)が過度に回動するのを防止して、グレンタンク(7)の後壁と尿素水タンク(25)の給水口(25A)の干渉をより確実に防止することができる。

図面の簡単な説明

0016

コンバインの左側面図である。
コンバインの右側面図である。
浄化装置を説明する右側面図である。
浄化装置を説明する平面図である。
浄化装置を説明する背面図である。
尿素水溶液タンクを支持する置台を説明する(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は右側面図である。
尿素水溶液タンクを説明する背面図である。
尿素水溶液タンクを説明する右側面図である。
回転規制部材を説明する平面図である。
グレンタンクと排出オーガの揚穀部の間に設けられた尿素水溶液タンクを説明する平面図である。
排気管の上部に設けられた内側案内部のシャッタを説明する(a)は背面図、(b)は右側面図である。
走行装置の右側面図である。
上部転輪の背面図である。
上部転輪の内側転輪を説明する(a)は左側面面図、(b)は背面図である。
上部転輪の外側転輪を説明する(a)は左側面面図、(b)は背面図である。
上部転輪を断面した背面図である。

実施例

0017

本発明について図面を参照しつつ説明する。なお、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明する。

0018

図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面走行する左右一対クローラ2Aからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を刈取る刈取装置3が設けられ、刈取装置3の後側左部に刈取られた穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。これにより、脱穀装置4の右側方前部に操縦部5が配置される。

0019

操縦部5の下側にはエンジンEを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側には脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する上下方向に延在する揚穀部8Aと前後方向に延在する横排出オーガ8Bからなる排出オーガ8が設けられている。

0020

図3〜5に示すように、脱穀装置4の右壁の下部とグレンタンク7の左壁の上部は、脱穀装置4で脱穀・選別処理された穀粒を搬送する1番揚穀筒9で連結されている。また、脱穀装置4の右壁における1番揚穀筒9の後側の部位には、刺さり粒等の2番物を脱穀装置4の選別装置に搬送する2番揚穀筒10が設けられている。

0021

エンジンEで燃焼された排気ガスは、排気浄化装置20によって排気ガス中の不純物が浄化された後に外部に排気される。排気浄化装置20は、排気ガス中の未燃焼ガスを酸化する触媒であるDOC21と、DOC21から排気された排気ガス中の窒素酸化物を尿素水溶液(以下、尿素水と言う。)から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒22と、DOC21とSCR触媒22の接続管12内に尿素水を噴射する噴射装置23と、噴射装置23に尿素水を供給する供給装置24と、供給装置24に供給される尿素水を貯留する尿素水タンク25とから形成されている。

0022

エンジンEの排気口と、排気ガス流通方向を上下方向に向けて配置したDOC21の下部に形成された流入口は、可撓性の部分を有した接続管11で接続されている。DOC21の上部に形成された流出口と排気ガス流通方向を前後方向に向けて配置したSCR触媒22の後部に形成された流入口は、可撓性の部分を有した接続管12で接続されている。また、接続管12における上流側の部位には、噴射装置23が設けられている。SCR触媒22の前部に形成された流出口には、排気管50が接続される。

0023

機体側面視において、DOC21とSCR触媒22は、グレンタンク7の前壁と1番揚穀筒9の間に配置されている。左右方向において、DOC21とSCR触媒22は、脱穀装置4とグレンタンク7の間に配置され、より詳細には、SCR触媒22はグレンタンク7の右下がり傾斜に形成された底壁の下側に配置されている。これにより、グレンタンク7の容量を減少させることなくDOC21とSCR触媒22を配置でき、また、DOC21とSCR触媒22に雨水や直射日光洗車時の高圧水が直接当たることを抑制することができる。

0024

噴射装置23の吸水口と供給装置24の送水口は、可撓性の接続管13で接続されている。また、接続管13の前部は、噴射装置23よりも高い位置に配置されている。これにより、尿素水が凍結した場合においても、所定量の凍結していない尿素水を噴射装置23に供給することができる。なお、エンジンE冷却後の高温冷却水ラジエータに戻す接続管(図示省略)を、接続管13に沿わせて配置している。これにより、接続管13内の尿素水の凍結を防止することができ、また、凍結した接続管13内および尿素水タンク25内の尿素水を溶かすことができる。

0025

前後方向において、供給装置24は、噴射装置23の後側における1番揚穀筒9の下部と2番揚穀筒10の下部の間に配置され、より詳細には、2番揚穀筒10の近傍に配置されている。左右方向において、供給装置24は、2番揚穀筒10の下部とグレンタンク7の間、より詳細には、グレンタンク7の底部における右下がり傾斜に形成された底壁の下側に配置されている。これにより、1番揚穀筒9を迂回させて1番揚穀筒9の右側に接続管13を容易に配置することができる。また、グレンタンク7の右下がり傾斜の底壁の下側に形成された空間を有効活用することもできる。

0026

供給装置24の吸水口と尿素水タンク25の送水口は、可撓性の接続管14で接続されている。また、接続管14は、供給装置24よりも高い位置に配置されている。これにより、尿素水が凍結した場合においても、所定量の凍結していない尿素水を供給装置24に供給することができる。なお、供給装置24の吸水口と尿素水タンク25の送水口の間の内部配管には、開閉バルブが設けられ、この開閉バルブには開閉バルブを通電操作するハーネス15が接続されている。これにより、尿素水タンク25内に貯留された尿素水が所定の温度範囲よりも低温あるいは高温になった場合に、開閉バルブを閉じて尿素水タンク25から供給装置24への尿素水の供給を停止することができる。なお、尿素水の温度は、尿素水タンク25の上部に設けられたセンサー25Bにより測定される。

0027

前後方向において、尿素水タンク25は、グレンタンク7の後壁と揚穀部8Aの間に形成された空間に配置されている。左右方向において、尿素水タンク25は、グレンタンク7の左右方向の中心よりも右側に偏移した位置に配置され、尿素水タンク25の給水口25Aは、尿素水タンク25の右側の部位に形成された右下がり傾斜の傾斜壁に形成されている。これにより、機体の外側から、尿素水タンク25の給水口25Aへ尿素水を容易に給水することができ、また、尿素水タンク25が外部と衝突して破損するのを防止することができる。

0028

グレンタンク7の底部には、グレンタンク7から漏下した穀粒を後側に搬送する搬送螺旋が設けられ、搬送螺旋の後部には、前側連通部16が形成されている。また、揚穀部8Aの下部には、後側連通部17が形成されている。グレンタンク7が機体フレーム1上の収納位置にある場合には、前側連通部16と後側連通部17は連通し、グレンタンク7の前部が機体フレーム1の右側に移動した開放位置にある場合には、前側連通部16と後側連通部17の連通は解除される。なお、本明細書では、前側連通部16と後側連通部17を総称して、連通部18と言う。また、エンジンEの回転を揚穀部8A内の搬送螺旋に伝動するテンションクラッチテンションアームを支持する支軸は、機体フレーム1に設けられたステーに設けられている。

0029

上下方向において、尿素水タンク25は、連通部18の上側に配置され、また、尿素水タンク25の送水口は、供給装置24の吸水口よりも上側に配置されている。これにより、連通部18の上側に形成された空間を有効に活用することができ、尿素水タンク25から供給装置24に尿素水を容易に供給することができる。また、脱穀装置4の後壁の下部には、エンジンEに供給する軽油を貯留する燃料タンク26が配置されている。

0030

図6に示すように、尿素水タンク25は、連通部18の上側に設けられた板状の置台40に支持され、置台40の左部は、機体フレーム1における後側連通部17の左側から上側に延在した後に、湾曲して右側に延在する第1支持部材41に固定され、置台40の右部は、機体フレーム1における後側連通部17の右側、より詳細には、後側連通部17の右側から上側に延在した後に、湾曲して前側に延在する第2支持部材42に固定されている。なお、側面視において、第1支持部材41は、第2支持部材42よりも前側に設けられている。これにより、前後方向に延在する連通部18を第1支持部材41と第2支持部材42の間に配置でき、また、後側連通部17がグレンタンク7を開放位置に移動する場合に障害になるのを防止することができる。

0031

図7〜9に示すように、グレンタンク7は、揚穀部8Aを縦軸回動自在に支持するフレームに設けられた上下方向に延在する第1支軸(請求項における「支軸」)30と、前側連通部16と後側連通部17の分離面の外側部に設けられた上下方向に延在する第2支軸31とを中心として回動する。なお、第1支軸30と第2支軸31は、上下方向に延在する同一軸心上に設けられている。

0032

左右方向において、第1支軸30と第2支軸31は、尿素水タンク25の左右方向の中心よりも給水口25A側に偏移した位置に設けられ、前後方向において、第1支軸30と第2支軸31は、尿素水タンク25の前後方向の中心よりも後側に偏移した位置に設けられている。また、グレンタンク7の後壁における上部と第1支軸30は、連結部材(図示省略)を介して回動自在に連結され、グレンタンク7の後壁の下部に固定した前側連通部16の後端部と後側連通部17の前端部は、第2支軸31を介して回動自在に連結されている。これにより、グレンタンク7を第1支軸30と第2支軸31を中心として回動させて機体フレーム1上の収納位置から機体フレーム1外側方の開放位置に、又は、開放位置から収納位置に容易に移動させることができる。

0033

第1支軸30の下部には、被係合部材32が外嵌されている。また、グレンタンク7の後壁にはグレンタンク7の回動を規制する回動規制部材35が設けられている。回動規制部材35は、グレンタンク7の後壁における被係合部材32に対向する部位よりも上側に設けられた第1支軸30に向かって突出する略山形形状に形成された支持部36と、支持部36の後端部から第1支軸30に向かって延在する略へ字形状に形成された規制部37から構成されている。

0034

支持部36は、板状のプレート折曲げて形成されており、平面視において、左右方向に延在する第1辺36Aと、第1辺36Aの右端部から後方右側に延在する第2辺36Bと、第2辺36Bの右端部から右側に延在する第3辺36Cと、第3辺36Cの右端部から前方右側に延在する第4辺36Dと、第4辺36Dの右端部から右側に延在する第5辺36Eから形成されている。また、第1辺36Aと第5辺36Eは、ボルト等の締結手段によってグレンタンク7の後壁に着脱自在に固定されている。これにより、規制部37の係合部37Bと被係合部材32の係合位置を調整してグレンタンク7の回動角度を調整することができる。

0035

規制部37は、板状のプレートを折曲げて形成されており、平面視において、支持部36の第4辺36Dに沿って延在する移動部37Aと、移動部37Aの後端部か後方右側に延在する係合部37Bから形成されている。また、移動部37Aは、ボルト等の締結手段によって支持部36の第4辺36Dに着脱自在に固定されている。これにより、規制部37の係合部37Bと被係合部材32の係合位置を調整してグレンタンク7の回動角度を調整することができる。

0036

図10に示すようにグレンタンク7が収納位置にある場合には、規制部36の係合部37Bは、被係合部材32から離間している。一方、グレンタンク7が開放位置にある場合には、規制部36の係合部37Bは、被係合部材32に接当して、グレンタンク7の回動を規制する。これにより、グレンタンク7が過度に回動するのを抑制してグレンタンク7の後壁が尿素水タンク25の給水口25Aに干渉することを防止しすることができ、グレンタンク7の貯留容量を確保して、グレンタンク7を第1支軸30と第2支軸31を中心として容易に回動させることができる。

0037

図11に示すように、排気管50の排気口には、後側が開放された内側テールカバー51が設けられ、内側テールカバー51の外側には、後側が開放された外側テールカバー52が設けられている。これにより、排気管50から排気された排気ガスによって、外側テールカバー52が過度に高温にならず、外側テールカバー52に堆積した藁屑等の粉塵発火するのを防止することができる。なお、内側テールカバー51は、排気管50の排気口の前部に固定され、外側テールカバー52は、内側テールカバー51の前部に設けられた連結部材53を介して内側テールカバー51に着脱自在に固定されている。

0038

外側テールカバー52の後部には、左右方向に延在する支軸55が設けられている。支軸55には、板状のプレートを略反対への字状に折曲げて形成したシャッタ56の下部が回転自在に外嵌され、シャッタ56の上部は、内側テールカバー51の内周形状に合わせた略台形形状に形成されている。また、側面視において、内側テールカバー51における支軸55の上側には、内側テールカバー51の内周部に延出するピン57が設けられている。これにより、排気管50の排気口から排気ガスが外部に排出される場合は、シャッタ56が支軸55の軸心周りに反時計方向に回転して、内側テールカバー51の内周部を開放状態にする。一方、排気管50の排気口から排気ガスが外部に排出されていない場合には、シャッタ56が支軸55の軸心周りに時計方向に回転して、内側テールカバー51の内周部を閉塞状態にする。これにより、排気ガスが外部に排出されていない場合は、排気管50内に雨水が侵入するのを防止することができる。

0039

図12に示すように、機体フレーム1の前後方向の中間部には、機体の左右方向の高さを調整するローリングシリンダ60が設けられ、ローリングシリンダ60の後側には、機体の前後方向の高さを調整するピッチングシリンダ61が設けられている。

0040

機体フレーム1の下側に設けられた前後方向に延在する走行フレーム62には、走行装置2のクローラ2Aの走行側内周面に当接する複数の下側転輪63が設けられている。また、ローリングシリンダ60のロッド先端部と走行フレーム62の後部は、アーム64で連結されている。

0041

側面視において、アーム64は、ローリングシリンダ60のロッド先端部から走行フレーム62に向かう直線状に延在する上側アーム64Aと、上側アーム64Aの下部から走行フレーム62の後部に向かって略へ字形状に形成された下側アーム64Bから形成されている。また、下側アーム64Bの頂部には、走行装置2のクローラ2Aの反走行側の内周面に当接する上側転輪65が設けられ、下側アーム64Bの前部は、上側アーム64Aの下部に設けられた左右方向に延在する支軸64Cに回転自在に固定されている。

0042

図13〜15に示すように、上側転輪65は、走行フレーム62に支持された内側転輪66に、外側転輪67がボルト等の締結手段によって固定され一体的に形成されている。なお、クローラ2Aの内周部に当接する外側転輪67の左右方向の接触幅は、内側転輪66の左右方向の接触幅よりも大きく形成されている。これにより、ローリングシリンダ60を操作して機体の左右方向の高さを調整することができる。

0043

内側転輪66の外側転輪67を固定する部位には、所定の直径を有する円周部66Aと周方向に120度間隔を隔てて径方向に突出する突出部66Bから形成されている。また、突出部66Bには、締結手段を挿通する開口部66Cが形成されている。

0044

外側転輪67には、内側転輪66の円周部66Aを挿通可能な所定の直径を有する円周状の開口部67Aと、周方向に120度間隔を隔てて内側転輪66の突出部66Bを挿通可能な略半円弧状切欠き部67Bから形成されている。また、切欠き部67Bと切欠き部67Bの間には、締結手段を固定する締結部67Cが形成されている。

0045

図16に示すように、外側転輪67を内側転輪66に固定する場合は、先ず、外側転輪67の開口部67A及び切欠き部67Bと内側転輪66の円周部66A及び突出部66Bの位置を合わせて、外側転輪67を内側転輪66外側から内側に移動させる。次に、外側転輪67を120度回転させて、外側転輪67の締結部67Cと内側転輪66の開口部66Cの位置を合わせる。次に、外側から締結手段を内側転輪66の開口部66Cと外側転輪67の締結部67Cに挿通して締結する。これにより、クローラ2Aの交換作業を容易に行うことができる。

0046

4脱穀装置
5操縦部
7グレンタンク
8排出オーガ
8A 揚穀部
12接続管
18 連通部
20排気浄化装置
21DOC
22SCR触媒
23噴射装置
24供給装置
25尿素水タンク
25A 給水口
30 第1支軸(支軸)
32被係合部材
35回動規制部材
40置台
41 第1支持部材
42 第2支持部材
E エンジン

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