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技術 IL−18結合分子

出願人 ノバルティスアーゲー
発明者 バードロフ,マイケルオットーブラネッティ,バーバラキャンベル,エマミシェルディーフェンバッハ-ストリーバー,ビートエーベルト,エディーナクンツ,クリスチャンカルステンシルヴェスターマーシャル,シルウィアロンドー,ジャン-ミシェルレネスレッピ,ジャン-マルクアルフレッドヴァンヒーク,ギノアンセルマス
出願日 2018年9月12日 (2年5ヶ月経過) 出願番号 2018-170754
公開日 2019年3月14日 (1年11ヶ月経過) 公開番号 2019-037230
状態 拒絶査定
技術分野 蛋白脂質酵素含有:その他の医薬 微生物、その培養処理 微生物による化合物の製造 生物学的材料の調査,分析 ペプチド又は蛋白質 抗原、抗体含有医薬:生体内診断剤 化合物または医薬の治療活性 突然変異または遺伝子工学
主要キーワード 根二乗平均 対比表 空白セル 代替フレーム フィッティングモデル 生成期間 診断用装置 ピクセル検出器
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課題

IL−18に特異的に結合する結合分子の提供。

解決手段

IL−18に特異的に結合し、IL−18/IL−18結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合せず、IL−18BPではない結合分子。特定のアミノ酸配列に規定されるIL−18上のIL−18エピトープに結合し、エピトープはアミノ酸Arg140およびGlu152を含む、結合分子。単離された抗体、単離された抗体の断片、単一の可変ドメイン抗体、二重もしくは多重特異的抗体多価抗体、二重可ドメイン抗体免疫コンジュゲートフィブロネクチン分子アドネクチン、DARPin、アビマー、アフィボディアンチカリン、アフィリンタンパク質エピトープ模倣体、またはそれらの組合せから選択される、前記請求項のいずれか一項に記載の結合分子。

概要

背景

インターロイキン18(IL−18)は、当初1989年にインターフェロンγ誘導因
子(IGIF)として記載された。IL−18は、IL−1ファミリーに関係し、IL−
1βに構造的に関係がある(Okamura Hら(1995)Nature;378:88〜91)。IL−18は
前駆体タンパク質(プロIL−18)としてマクロファージおよびT細胞によって主に生
成され、カスパーゼ−1による開裂の後に活性タンパク質として分泌される(Dinarello
CAら(1999)J Allergy Clin Immunol;103:11〜24)。正常な生理では、IL−18は
、IL−12との相乗効果で、リポ多糖LPS)などの微生物生成物による感染に続く
細胞媒介免疫誘導と関連する(Sareneva Tら(2000)J Immunol;165(4):1933〜8)
。IL−18による刺激の後、ナチュラルキラー(NK)細胞およびT細胞はサイトカイ
ンインターフェロンγ(INF−γ)を放出し、それは、マクロファージおよび他の細胞
活性化で重要な役割をする。IL−18は、インターフェロンγを誘導する能力に加え
て、様々な機能も有する。これらの生物学的特性には、NF−κBの活性化、Fasリガ
ンド発現、CCおよびCXCケモカイン両方の誘導、ならびにコンピテントヒト免疫欠損
ウイルスの生成の増加が含まれる。T細胞およびマクロファージでIFN−γ生成を誘導
するIL−18の能力のために、それはTh1型免疫応答で重要な役割を演じ、自然免疫
および獲得免疫の両方に関与する。

IL−18は、IL−18受容体(IL−18R)を通して、それぞれ遺伝子IL18
R1およびIL18RAPによってコードされるアルファおよびベータ鎖ヘテロマー
合体に高い親和性およびシグナルで結合する(Torigoe Kら(1997)J Biol Chem;272(4
1):25737〜42)。IL−18の生物活性は、天然に存在する高度に特異的な阻害剤であ
るIL−18結合タンパク質(IL18BP)によって負に調節される。この可溶性タン
パク質は遊離IL−18と複合体を形成し、IL−18受容体とのその相互作用を阻止し
、それによってその生物学的活性中和および阻害する(Dinarello CA(2000)Ann Rheu
m Dis;59増補1:i17〜20)。IL−18BPは、IL−18への高親和性結合を有する
構成的に分泌されるタンパク質である。IL−18BPの選択的mRNAスプライシング
変異体は、4つのアイソフォームをもたらす。優勢な「a」アイソフォームは、IL−1
8と比較して20倍のモル過剰で健全ヒト血清中に存在する(DinarelloおよびKaplans
ki(2005)Expert Rev Clin Immunol、1(4)、619〜632)。

その生理的役割は別として、IL−18は、様々な自己免疫性および炎症性の疾患を媒
介することが示されている。IL−18発現はいくつかの自己免疫性疾患、例えばクロー
ン病、乾癬慢性関節リウマチ多発性硬化症および心血管疾患上方制御されることが
実証されている(Braddockら(2004)Expert Opin Biol Ther;4(6):847〜860)。I
L−18は特定の炎症性疾患、例えば慢性閉塞性肺疾患COPD)(Imaokaら(2008)
Eur Respir;J31:287〜297)、特発性肺線維症(IPF)(Kitasatoら(2004)Am J
Resp Cell Mol Biol;31:619〜625)、マクロファージ活性化症候群(MAS)(Dinare
lloおよびKaplanski(2005)Expert Rev Clin Immunol;1(4):619〜632)、成人発症
スチル病AOSD)(ArletJBら(2006)Ann Rheum Dis 65(12):1596〜601)、お
よび全身性若年性特発性関節炎(SJIA)(Akashiら(1994)Br J Haematol;87(2)
:243〜50)でも上方制御される。

近年の研究は、血球貪食性リンパ組織球増多症(HLH)の遺伝性および獲得性の両方
の形態において、高い量のIL−18およびIFN−γを示している。HLHは、高い量
炎症性サイトカインを分泌する活性化リンパ球および組織球(Janka GEら(2007)Eur
J Paediatr;166:95〜109)ならびにNK細胞および細胞傷害性T細胞機能障害を特徴
とする。最も重要なことは、両方の形態がIL−18の無調節で特徴付けられることが示
されている(Mazodierら(2005)Immunobiology 106(10):3483〜89)。

概要

IL−18に特異的に結合する結合分子の提供。IL−18に特異的に結合し、IL−18/IL−18結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合せず、IL−18BPではない結合分子。特定のアミノ酸配列に規定されるIL−18上のIL−18エピトープに結合し、エピトープはアミノ酸Arg140およびGlu152を含む、結合分子。単離された抗体、単離された抗体の断片、単一の可変ドメイン抗体、二重もしくは多重特異的抗体多価抗体、二重可ドメイン抗体免疫コンジュゲートフィブロネクチン分子アドネクチン、DARPin、アビマー、アフィボディアンチカリン、アフィリンタンパク質エピトープ模倣体、またはそれらの組合せから選択される、前記請求項のいずれか一項に記載の結合分子。なし

目的

本発明は、本明細書で請求される1つまたは複数のクローニングベクターまたは発現ベ
クターを含む宿主細胞をさらに提供する

効果

実績

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請求項1

IL−18に特異的に結合し、IL−18/IL−18結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合せず、IL−18BPではない結合分子

請求項2

列番号1に規定されるIL−18上のIL−18エピトープに結合し、エピトープはアミノ酸Arg140およびGlu152を含む、請求項1に記載の結合分子。

請求項3

エピトープがアミノ酸Gln92、Pro93、Gly95、Pro143、Glu157またはGlu177のいずれか1つまたは複数をさらに含む、請求項2に記載の結合分子。

請求項4

エピトープがアミノ酸Lys89、Arg94、Met96、Phe138、Ser141、Gly144、His145、Asp146、Gln150またはLeu180のいずれか1つまたは複数をさらに含む、請求項2または3のいずれか一項に記載の結合分子。

請求項5

IL−18BPがIL−18に結合しているとき、IL−18との結合に関してIL−18BPと競合しない、前記請求項のいずれか一項に記載の結合分子。

請求項6

単離された抗体、単離された抗体の断片、単一の可変ドメイン抗体、二重もしくは多重特異的抗体多価抗体、二重可ドメイン抗体免疫コンジュゲートフィブロネクチン分子アドネクチン、DARPin、アビマー、アフィボディアンチカリン、アフィリンタンパク質エピトープ模倣体、またはそれらの組合せから選択される、前記請求項のいずれか一項に記載の結合分子。

請求項7

IL−18が配列番号1または配列番号2のアミノ酸37からアミノ酸193までを含む、前記請求項のいずれか一項に記載の結合分子。

請求項8

IL−18依存性インターフェロンガンマ(IFN−γ)の生成を阻害する、前記請求項のいずれか一項に記載の結合分子。

請求項9

100pM以下のKDでIL−18に結合する、前記請求項のいずれか一項に記載の結合分子。

請求項10

単離された完全ヒト抗体ヒト化抗体もしくはキメラ抗体またはその断片である、請求項1から9のいずれか一項に記載の結合分子。

請求項11

単離された完全ヒト抗体である、請求項10に記載の結合分子。

請求項12

抗体断片または単一の可変ドメイン抗体である、請求項10に記載の結合分子。

請求項13

Fab、Fab’、F(ab’)2、scFv、dAbまたはVHHである、請求項12に記載の結合分子。

請求項14

IL−18に対する第1の特異性および別のポリペプチド、例えばIL−12もしくはIL−1βに対する第2の特異性を含む、単離された二重特異的抗体またはその断片である、請求項1に記載の結合分子。

請求項15

突然変異したまたは化学的改変されたアミノ酸Fc領域を含む単離された抗体であり、突然変異したまたは化学的に改変されたアミノ酸Fc領域は、野生型Fc領域と比較してADCC活性を阻止しもしくは減少させ、かつ/または半減期を増加させる、請求項1に記載の結合分子。

請求項16

突然変異したまたは化学的に改変されたアミノ酸Fc領域がサイレントIgG1Fc領域である、請求項15に記載の単離された抗体。

請求項17

i.配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、およびii.配列番号4もしくは配列番号9もしくは配列番号10もしくは配列番号11もしくは配列番号12もしくは配列番号13またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、およびiii.配列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、およびiv.配列番号6またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、およびv.配列番号7またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、およびvi.配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、請求項10に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項18

配列番号9を含む重鎖可変領域H−CDR2を含む、請求項17に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項19

配列番号13を含む重鎖可変領域H−CDR2を含む、請求項17に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項20

配列番号16もしくは配列番号20またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメインを含む、請求項10に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項21

i.配列番号14もしくは配列番号22もしくは配列番号25もしくは配列番号28もしくは配列番号31もしくは配列番号34またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号16またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメイン、あるいはii.配列番号18もしくは配列番号37もしくは配列番号40またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号20またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメインを含む、請求項20に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項22

配列番号14またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号16またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメインを含む、請求項21に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項23

配列番号14における30位のアミノ酸リシン(Lys;K)が、アスパラギン(Asn;N)またはセリン(Ser;S)またはトレオニン(Thr;T)またはアラニン(Ala;A)またはグルタミン酸(Glu;E)またはヒスチジン(His;H)またはロイシン(Leu;L)またはグルタミン(Gln;Q)またはアルギニン(Arg;R)またはバリン(Val;V)またはチロシン(Tyr;Y)またはイソロイシン(Ile;I)から選択されるアミノ酸と置き換えられる、請求項22に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項24

配列番号18またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号20またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメインを含む、請求項21に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項25

i.配列番号43もしくは配列番号47もしくは配列番号50もしくは配列番号56またはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号45またはその保存的変異体を含む軽鎖、あるいはii.配列番号53もしくは配列番号100もしくは配列番号158またはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号160またはその保存的変異体を含む軽鎖を含む、請求項10に記載の単離された抗体。

請求項26

i.配列番号43またはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号45またはその保存的変異体を含む軽鎖、あるいはii.配列番号158またはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号160またはその保存的変異体を含む軽鎖を含む、請求項25に記載の単離された抗体。

請求項27

i.配列番号74またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、およびii.配列番号75もしくは配列番号76もしくは配列番号77もしくは配列番号78またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、およびiii.配列番号79またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、およびiv.配列番号80またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、およびv.配列番号81またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、およびvi.配列番号82またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、請求項10に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項28

配列番号85またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメイン、および配列番号83もしくは配列番号87もしくは配列番号90もしくは配列番号93またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメインを含む、請求項10に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項29

配列番号96もしくは配列番号103またはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号98またはその保存的変異体を含む軽鎖を含む、請求項10に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項30

i.配列番号106またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、およびii.配列番号107もしくは配列番号122またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、およびiii.配列番号108またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、およびiv.配列番号109またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、およびv.配列番号110またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、およびvi.配列番号111もしくは配列番号126またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、請求項10に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項31

i.配列番号106またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、およびii.配列番号107またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、およびiii.配列番号108またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、およびiv.配列番号109またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、およびv.配列番号110またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、およびvi.配列番号111またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、請求項10に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項32

i.配列番号112またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号114またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメイン、あるいはii.配列番号138またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号140またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメインを含む、請求項10に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項33

i.配列番号116またはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号118またはその保存的変異体を含む軽鎖、あるいはii.配列番号142またはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号144またはその保存的変異体を含む軽鎖を含む、請求項10に記載の単離された抗体。

請求項34

i.配列番号120またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、およびii.配列番号121またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、およびiii.配列番号123またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、およびiv.配列番号124またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、およびv.配列番号125またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、およびvi.配列番号127もしくは配列番号128もしくは配列番号129またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、請求項10に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項35

配列番号130またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号132もしくは配列番号147もしくは配列番号153またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメインを含む、請求項10に記載の単離された抗体またはその断片。

請求項36

配列番号134またはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号136もしくは配列番号150もしくは配列番号156またはその保存的変異体を含む軽鎖を含む、請求項10に記載の単離された抗体。

請求項37

請求項1から36のいずれか一項に記載の結合分子をコードする単離されたポリヌクレオチド

請求項38

重鎖可変ドメインをコードし、i.配列番号15または配列番号19または配列番号23または配列番号26または配列番号29または配列番号32または配列番号35または配列番号38または配列番号41または配列番号84または配列番号88または配列番号91または配列番号94または配列番号113または配列番号131または配列番号139または配列番号146または配列番号152と少なくとも90%同一であるか、ii.配列番号15または配列番号19または配列番号23または配列番号26または配列番号29または配列番号32または配列番号35または配列番号38または配列番号41または配列番号84または配列番号88または配列番号91または配列番号94または配列番号113または配列番号131または配列番号139または配列番号146または配列番号152を含むか、iii.配列番号15または配列番号19または配列番号23または配列番号26または配列番号29または配列番号32または配列番号35または配列番号38または配列番号41または配列番号84または配列番号88または配列番号91または配列番号94または配列番号113または配列番号131または配列番号139または配列番号146または配列番号152から本質的になる、請求項37に記載の単離されたポリヌクレオチド。

請求項39

軽鎖可変ドメインをコードし、i.配列番号17または配列番号21または配列番号24または配列番号27または配列番号30または配列番号33または配列番号36または配列番号39または配列番号42または配列番号86または配列番号89または配列番号92または配列番号95または配列番号115または配列番号133または配列番号141または配列番号148または配列番号154と少なくとも90%同一であるか、ii.配列番号17または配列番号21または配列番号24または配列番号27または配列番号30または配列番号33または配列番号36または配列番号39または配列番号42または配列番号86または配列番号89または配列番号92または配列番号95または配列番号115または配列番号133または配列番号141または配列番号148または配列番号154を含むか、iii.配列番号17または配列番号21または配列番号24または配列番号27または配列番号30または配列番号33または配列番号36または配列番号39または配列番号42または配列番号86または配列番号89または配列番号92または配列番号95または配列番号115または配列番号133または配列番号141または配列番号148または配列番号154から本質的になる、請求項37に記載の単離されたポリヌクレオチド。

請求項40

重鎖をコードし、i.配列番号44または配列番号48または配列番号51または配列番号54または配列番号57または配列番号97または配列番号101または配列番号104または配列番号117または配列番号135または配列番号143または配列番号149または配列番号155または配列番号159と少なくとも90%同一であるか、ii.配列番号44または配列番号48または配列番号51または配列番号54または配列番号57または配列番号97または配列番号101または配列番号104または配列番号117または配列番号135または配列番号143または配列番号149または配列番号155または配列番号159を含むか、iii.配列番号44または配列番号48または配列番号51または配列番号54または配列番号57または配列番号97または配列番号101または配列番号104または配列番号117または配列番号135または配列番号143または配列番号149または配列番号155または配列番号159から本質的になる、請求項37に記載の単離されたポリヌクレオチド。

請求項41

軽鎖をコードし、i.配列番号46または配列番号49または配列番号52または配列番号55または配列番号58または配列番号99または配列番号102または配列番号105または配列番号119または配列番号137または配列番号145または配列番号151または配列番号157または配列番号161と少なくとも90%同一であるか、ii.配列番号46または配列番号49または配列番号52または配列番号55または配列番号58または配列番号99または配列番号102または配列番号105または配列番号119または配列番号137または配列番号145または配列番号151または配列番号157または配列番号161を含むか、iii.配列番号46または配列番号49または配列番号52または配列番号55または配列番号58または配列番号99または配列番号102または配列番号105または配列番号119または配列番号137または配列番号145または配列番号151または配列番号157または配列番号161から本質的になる、請求項37に記載の単離されたポリヌクレオチド。

請求項42

請求項37から41のいずれか一項に記載の1つまたは複数のポリヌクレオチドを含むクローニングベクターまたは発現ベクター

請求項43

配列番号44または配列番号48または配列番号51または配列番号54または配列番号57または配列番号101または配列番号159または配列番号97または配列番号104または配列番号117または配列番号143または配列番号135または配列番号149または配列番号155または配列番号46または配列番号49または配列番号52または配列番号55または配列番号58または配列番号102または配列番号161または配列番号99または配列番号105または配列番号119または配列番号145または配列番号137または配列番号151または配列番号157の群から選択される少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む、請求項42に記載のクローニングベクターまたは発現ベクター。

請求項44

請求項42または43に記載の1つまたは複数のクローニングベクターまたは発現ベクターを含む宿主細胞

請求項45

請求項37から41のいずれか一項に記載の1つまたは複数のポリヌクレオチドを含む、安定して形質転換またはトランスフェクトされた宿主細胞。

請求項46

結合分子の生成に適する条件下で請求項44または45のいずれか一項に記載の宿主細胞を培養することを含む、結合分子を生成する方法。

請求項47

請求項1から36のいずれか一項に記載の結合分子または単離された抗体またはその断片、および医薬用担体を含み、任意選択で第2の治療化合物を含む医薬組成物

請求項48

静脈内、吸入または皮下投与可能な形態である、請求項47に記載の医薬組成物。

請求項49

療法に用いられる、請求項1から36のいずれか一項に記載の結合分子または請求項47もしくは48に記載の医薬組成物。

請求項50

哺乳動物患者におけるサルコイドーシス、特に肺サルコイドーシス血球貪食性リンパ組織球増多症(HLH)、家族性血球貪食性リンパ組織球増多症(FHL)および他の免疫不全症候群巨細胞動脈炎GCA)、慢性閉塞性肺疾患COPD)、成人発症スチル病AOSD)、全身性若年性特発性関節炎(SJIA)、重度喘息ブドウ膜炎地理萎縮1型糖尿病2型糖尿病またはアテローム硬化症および任意のその組合せを処置および/または予防する際に使用するための、請求項1から36のいずれか一項に記載の結合分子または請求項47もしくは48に記載の医薬組成物。

請求項51

哺乳動物患者におけるサルコイドーシス、特に肺サルコイドーシス、血球貪食性リンパ組織球増多症(HLH)、家族性血球貪食性リンパ組織球増多症(FHL)および他の免疫不全症候群、巨細胞動脈炎(GCA)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、成人発症スチル病(AOSD)、全身性若年性特発性関節炎(SJIA)、重度の喘息、ブドウ膜炎、地理的萎縮、1型糖尿病、2型糖尿病またはアテローム硬化症および任意のその組合せを処置および/または予防する方法であって、哺乳動物患者に、請求項1から36のいずれか一項に記載の結合分子または請求項47もしくは48に記載の医薬組成物の治療有効量を投与することを含む方法。

請求項52

哺乳動物患者がヒト患者である、請求項49から51のいずれか一項に記載の使用。

請求項53

IL−18および請求項1から36のいずれか一項に記載の結合分子を含む複合体。

請求項54

診断で使用するためまたは診断キットで使用するための、請求項1から36のいずれか一項に記載の結合分子または単離された抗体またはその断片。

請求項55

診断で使用するため、または試料中の遊離IL−18(すなわちIL−18BPに結合していないIL−18)の存在および/もしくは量を検出および/もしくは測定する際に使用するための、請求項1から36のいずれか一項に記載の結合分子または単離された抗体またはその断片。

請求項56

試料中の遊離IL−18(すなわちIL−18BPに結合していないIL−18)の存在および/または量を検出および/または測定するための方法であって、試料は任意選択でヒト試料であり、請求項1から36のいずれか一項に記載の結合分子または単離された抗体またはその断片と試料を接触させることを含む方法。

請求項57

試料が血液、任意選択でヒト血液である、請求項56に記載の方法。

請求項58

請求項1から36のいずれか一項に記載の結合分子もしくは単離された抗体もしくはその断片、および/または請求項53に記載の複合体を含み、任意選択で第1の対照化合物を含む診断キット。

請求項59

第1の対照化合物が遊離IL−18であり、マウス抗体125−2Hである第2の対照化合物を任意選択で含む、請求項58に記載の診断キット。

請求項60

請求項1から36のいずれか一項に記載の結合分子もしくは単離された抗体もしくはその断片、および/または請求項52に記載の複合体を含む、医療用または診断用装置

技術分野

0001

本発明は、サイトカインインターロイキン18(IL−18)に結合するが、インター
ロイキン18結合タンパク質(IL−18BP)内因性阻害剤との複合体中のIL−18
に結合しない結合分子、より詳しくは抗体またはその断片などの免疫グロブリンに関する
。本発明は、前記結合分子をコードするポリヌクレオチド、前記結合分子を含む医薬組成
物、前記結合分子を使用して疾患を処置および/または予防する方法、ならびにIL−1
8BPに結合していないIL−18の存在および/または量を検出および/または測定す
る方法にも関する。本発明の他の態様、目的および利点は、以下の記載から明らかとなる

背景技術

0002

インターロイキン18(IL−18)は、当初1989年にインターフェロンγ誘導因
子(IGIF)として記載された。IL−18は、IL−1ファミリーに関係し、IL−
1βに構造的に関係がある(Okamura Hら(1995)Nature;378:88〜91)。IL−18は
前駆体タンパク質(プロIL−18)としてマクロファージおよびT細胞によって主に生
成され、カスパーゼ−1による開裂の後に活性タンパク質として分泌される(Dinarello
CAら(1999)J Allergy Clin Immunol;103:11〜24)。正常な生理では、IL−18は
、IL−12との相乗効果で、リポ多糖LPS)などの微生物生成物による感染に続く
細胞媒介免疫誘導と関連する(Sareneva Tら(2000)J Immunol;165(4):1933〜8)
。IL−18による刺激の後、ナチュラルキラー(NK)細胞およびT細胞はサイトカイ
ンインターフェロンγ(INF−γ)を放出し、それは、マクロファージおよび他の細胞
活性化で重要な役割をする。IL−18は、インターフェロンγを誘導する能力に加え
て、様々な機能も有する。これらの生物学的特性には、NF−κBの活性化、Fasリガ
ンド発現、CCおよびCXCケモカイン両方の誘導、ならびにコンピテントヒト免疫欠損
ウイルスの生成の増加が含まれる。T細胞およびマクロファージでIFN−γ生成を誘導
するIL−18の能力のために、それはTh1型免疫応答で重要な役割を演じ、自然免疫
および獲得免疫の両方に関与する。

0003

IL−18は、IL−18受容体(IL−18R)を通して、それぞれ遺伝子IL18
R1およびIL18RAPによってコードされるアルファおよびベータ鎖ヘテロマー
合体に高い親和性およびシグナルで結合する(Torigoe Kら(1997)J Biol Chem;272(4
1):25737〜42)。IL−18の生物活性は、天然に存在する高度に特異的な阻害剤であ
るIL−18結合タンパク質(IL18BP)によって負に調節される。この可溶性タン
パク質は遊離IL−18と複合体を形成し、IL−18受容体とのその相互作用を阻止し
、それによってその生物学的活性中和および阻害する(Dinarello CA(2000)Ann Rheu
m Dis;59増補1:i17〜20)。IL−18BPは、IL−18への高親和性結合を有する
構成的に分泌されるタンパク質である。IL−18BPの選択的mRNAスプライシング
変異体は、4つのアイソフォームをもたらす。優勢な「a」アイソフォームは、IL−1
8と比較して20倍のモル過剰で健全ヒト血清中に存在する(DinarelloおよびKaplans
ki(2005)Expert Rev Clin Immunol、1(4)、619〜632)。

0004

その生理的役割は別として、IL−18は、様々な自己免疫性および炎症性の疾患を媒
介することが示されている。IL−18発現はいくつかの自己免疫性疾患、例えばクロー
ン病、乾癬慢性関節リウマチ多発性硬化症および心血管疾患上方制御されることが
実証されている(Braddockら(2004)Expert Opin Biol Ther;4(6):847〜860)。I
L−18は特定の炎症性疾患、例えば慢性閉塞性肺疾患COPD)(Imaokaら(2008)
Eur Respir;J31:287〜297)、特発性肺線維症(IPF)(Kitasatoら(2004)Am J
Resp Cell Mol Biol;31:619〜625)、マクロファージ活性化症候群(MAS)(Dinare
lloおよびKaplanski(2005)Expert Rev Clin Immunol;1(4):619〜632)、成人発症
スチル病AOSD)(ArletJBら(2006)Ann Rheum Dis 65(12):1596〜601)、お
よび全身性若年性特発性関節炎(SJIA)(Akashiら(1994)Br J Haematol;87(2)
:243〜50)でも上方制御される。

0005

近年の研究は、血球貪食性リンパ組織球増多症(HLH)の遺伝性および獲得性の両方
の形態において、高い量のIL−18およびIFN−γを示している。HLHは、高い量
炎症性サイトカインを分泌する活性化リンパ球および組織球(Janka GEら(2007)Eur
J Paediatr;166:95〜109)ならびにNK細胞および細胞傷害性T細胞機能障害を特徴
とする。最も重要なことは、両方の形態がIL−18の無調節で特徴付けられることが示
されている(Mazodierら(2005)Immunobiology 106(10):3483〜89)。

発明が解決しようとする課題

0006

天然の阻害剤によって調節されるIL−18などの標的のための治療分子の開発は、
非常に困難なことがある。全身または局所の総IL−18量の増加の存在は、生物学的活
性タンパク質(IL−18BPのないIL−18)のレベルを必ずしも反映しない。IL
−18の活性を中和することが潜在的に可能であるが、遊離IL−18およびIL−18
BPとの複合体のIL−18の両方に結合する治療的化合物は、生物学的に活性な遊離I
L−18だけに選択的に結合することができるものより高い用量が必要とされる。高い用
量で投与される必要がある治療的化合物は、より顕著な副作用につながることがあるか、
または免疫原性になることがある。高い投薬量は、高い生産費にもつながる。

0007

IL18BPに結合しているときのIL−18と競合する治療的化合物は、IL−18
無調節で特徴付けられる疾患/障害を患う患者に存在する、遊離/活性IL−18とIL
−18BP結合/不活性IL−18との微妙な平衡を妨げる可能性がある。

0008

最後に、総IL−18の構成成分としてIL−18BPのないIL−18を検出および
/または測定することが可能な診断ツール不在下で、遊離IL−18の無調節で特徴付
けられる疾患を調査することは非常に困難であろう。

課題を解決するための手段

0009

したがって一態様では、本発明はIL−18に特異的に結合する結合分子を提供し、そ
の結合分子はIL−18/IL−18結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合せ
ず、その結合分子はIL−18BPではない。

0010

この態様の一実施形態では、結合分子は、配列番号1に規定されるIL−18上のIL
−18エピトープに結合し、エピトープはアミノ酸Arg140およびGlu152を含
む。

0011

この態様の別の実施形態では、エピトープはアミノ酸Gln92、Pro93、Gly
95、Pro143、Glu157またはGlu177の任意の1つまたは複数をさらに
含むことができる。

0012

この態様のさらに別の実施形態では、エピトープはアミノ酸Lys89、Arg94、
Met96、Phe138、Ser141、Gly144、His145、Asp146
、Gln150またはLeu180の任意の1つまたは複数をさらに含むことができる。

0013

この態様の別の実施形態では、IL−18BPがIL−18に結合しているとき、結合
分子はIL−18との結合に関してIL−18BPと競合しない。

0014

この態様の別の実施形態では、結合分子は、単離された抗体、単離された抗体の断片、
単一の可変ドメイン抗体、二重もしくは多重特異的抗体多価抗体、二重可ドメイン
体、免疫コンジュゲートフィブロネクチン分子アドネクチン、DARPin、アビ
ー、アフィボディアンチカリン、アフィリンタンパク質エピトープ模倣体、またはそ
れらの組合せから選択される。

0015

この態様の別の実施形態では、結合分子はIL−18に結合し、IL−18は配列番号
1または配列番号2のアミノ酸37からアミノ酸193までを含む。

0016

この態様の別の実施形態では、結合分子はIL−18依存性インターフェロンガンマ
IFN−γ)の生成を阻害する。

0017

この態様の別の実施形態では、結合分子は100pM以下のKDでIL−18に結合す
る。

0018

この態様の別の実施形態では、本発明による結合分子は、単離された完全にヒトの、ヒ
ト化された、またはキメラの抗体またはその断片、好ましくは単離された完全にヒトの抗
体である。

0019

この態様の別の実施形態では、結合分子は、抗体断片または単一の可変ドメイン抗体、
好ましくはFab、Fab’、F(ab’)2、scFv、dAbまたはVHHである。

0020

この態様の別の実施形態では、結合分子はIL−18に対する第1の特異性および別の
ポリペプチド、例えばIL−12もしくはIL−1βに対する第2の特異性を含む、単離
された二重特異的抗体またはその断片である。

0021

この態様の別の実施形態では、結合分子は突然変異したまたは化学的改変されたアミ
ノ酸Fc領域を含む単離された抗体であり、突然変異したまたは化学的に改変されたアミ
ノ酸Fc領域は、野生型Fc領域と比較してADCC活性を阻止しもしくは減少させ、か
つ/または半減期を増加させる。好ましくは、突然変異したまたは化学的に改変されたア
ミノ酸Fc領域はサイレントIgG1 Fc領域である。

0022

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は以下を含む:
i.配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、および
ii.配列番号4もしくは配列番号9もしくは配列番号10もしくは配列番号11もし
くは配列番号12もしくは配列番号13またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−
CDR2、および
iii.配列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、および
iv.配列番号6またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、および
v.配列番号7またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、および
vi.配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3。

0023

好ましくは、抗体またはその断片は、配列番号9または配列番号13を含む重鎖可変
域H−CDR2を含む。

0024

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は、配列番号16もしくは配列番号20また
はその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメインを含む。

0025

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は以下を含む:
i.配列番号14もしくは配列番号22もしくは配列番号25もしくは配列番号28も
しくは配列番号31もしくは配列番号34またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメ
ン、および配列番号16またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメイン、あるいは
ii.配列番号18もしくは配列番号37もしくは配列番号40またはその保存的変異
体を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号20またはその保存的変異体を含む軽鎖可変
ドメイン。

0026

好ましくは、重鎖可変ドメインは、配列番号14またはその保存的変異体を含み、軽鎖
可変ドメインは配列番号16またはその保存的変異体を含み、任意選択で、配列番号14
における30位のアミノ酸リシン(Lys;K)は、アスパラギン(Asn;N)または
セリン(Ser;S)またはトレオニン(Thr;T)またはアラニン(Ala;A)ま
たはグルタミン酸(Glu;E)またはヒスチジン(His;H)またはロイシン(Le
u;L)またはグルタミン(Gln;Q)またはアルギニン(Arg;R)またはバリン
(Val;V)またはチロシン(Tyr;Y)またはイソロイシン(Ile;I)から選
択されるアミノ酸と置き換えられる。

0027

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は、配列番号18またはその保存的変異体を
含む重鎖可変ドメイン、および配列番号20またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメ
インを含む。

0028

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体であるとき、単
離された抗体またはその断片は以下を含む:
i.配列番号43もしくは配列番号47もしくは配列番号50もしくは配列番号56ま
たはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号45またはその保存的変異体を含む軽
鎖、あるいは
ii.配列番号53もしくは配列番号100もしくは配列番号158またはその保存的
変異体を含む重鎖、および配列番号160またはその保存的変異体を含む軽鎖。

0029

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体であるとき、単
離された抗体またはその断片は以下を含む:
i.配列番号43またはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号45またはその
保存的変異体を含む軽鎖、あるいは
ii.配列番号158またはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号160また
はその保存的変異体を含む軽鎖。

0030

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は以下を含む:
i.配列番号74またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、および
ii.配列番号75もしくは配列番号76もしくは配列番号77もしくは配列番号78
またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、および
iii.配列番号79またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、およ

iv.配列番号80またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、および
v.配列番号81またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、および
vi.配列番号82またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3。

0031

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は、配列番号85またはその保存的変異体を
含む軽鎖可変ドメイン、および配列番号83もしくは配列番号87もしくは配列番号90
もしくは配列番号93またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメインを含む。

0032

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体であるとき、単
離された抗体は、配列番号96もしくは配列番号103またはその保存的変異体を含む重
鎖、および配列番号98またはその保存的変異体を含む軽鎖を含む。

0033

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は以下を含む:
i.配列番号106またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、および
ii.配列番号107もしくは配列番号122またはその保存的変異体を含む重鎖可変
領域H−CDR2、および
iii.配列番号108またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、お
よび
iv.配列番号109またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、およ

v.配列番号110またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、および
vi.配列番号111もしくは配列番号126またはその保存的変異体を含む軽鎖可変
領域L−CDR3。

0034

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は以下を含む:
i.配列番号106またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、および
ii.配列番号107またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、およ

iii.配列番号108またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、お
よび
iv.配列番号109またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、およ

v.配列番号110またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、および
vi.配列番号111またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3。

0035

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は以下を含む:
i.配列番号112またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号
114またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメイン、あるいは
ii.配列番号138またはその保存的変異体を含む重鎖可変ドメイン、および配列番
号140またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメイン。

0036

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は以下を含む:
i.配列番号116もしくはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号118もし
くはその保存的変異体を含む軽鎖、または
ii.配列番号142もしくはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号144も
しくはその保存的変異体を含む軽鎖。

0037

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は以下を含む:
i.配列番号120またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、および
ii.配列番号121またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、およ

iii.配列番号123またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、お
よび
iv.配列番号124またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、およ

v.配列番号125またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、および
vi.配列番号127もしくは配列番号128もしくは配列番号129またはその保存
的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3。

0038

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体またはその断片
であるとき、単離された抗体またはその断片は、配列番号130またはその保存的変異体
を含む重鎖可変ドメイン、および配列番号132もしくは配列番号147もしくは配列番
号153またはその保存的変異体を含む軽鎖可変ドメインを含む。

0039

別の実施形態では、本発明の結合分子がIL−18に結合するがIL−18/IL−1
8結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない単離された抗体であるとき、単
離された抗体は、配列番号134またはその保存的変異体を含む重鎖、および配列番号1
36もしくは配列番号150もしくは配列番号156またはその保存的変異体を含む軽鎖
を含む。

0040

別の態様では、本発明による結合分子をコードする単離されたポリヌクレオチドが提供
される。

0041

この後の態様の一実施形態では、本発明による単離されたポリヌクレオチドは、重鎖可
変ドメインをコードし、ポリヌクレオチドは、
i.配列番号15または配列番号19または配列番号23または配列番号26または配
列番号29または配列番号32または配列番号35または配列番号38または配列番号4
1または配列番号84または配列番号88または配列番号91または配列番号94または
配列番号113または配列番号131または配列番号139または配列番号146または
配列番号152と少なくとも90%同一であるか、
ii.配列番号15または配列番号19または配列番号23または配列番号26または
配列番号29または配列番号32または配列番号35または配列番号38または配列番号
41または配列番号84または配列番号88または配列番号91または配列番号94また
は配列番号113または配列番号131または配列番号139または配列番号146また
は配列番号152を含むか、
iii.配列番号15または配列番号19または配列番号23または配列番号26また
は配列番号29または配列番号32または配列番号35または配列番号38または配列番
号41または配列番号84または配列番号88または配列番号91または配列番号94ま
たは配列番号113または配列番号131または配列番号139または配列番号146ま
たは配列番号152から本質的になる。

0042

この態様の別の実施形態では、本発明による単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖可変
ドメインをコードし、ポリヌクレオチドは、
i.配列番号17または配列番号21または配列番号24または配列番号27または配
列番号30または配列番号33または配列番号36または配列番号39または配列番号4
2または配列番号86または配列番号89または配列番号92または配列番号95または
配列番号115または配列番号133または配列番号141または配列番号148または
配列番号154と少なくとも90%同一であるか、
ii.配列番号17または配列番号21または配列番号24または配列番号27または
配列番号30または配列番号33または配列番号36または配列番号39または配列番号
42または配列番号86または配列番号89または配列番号92または配列番号95また
は配列番号115または配列番号133または配列番号141または配列番号148また
は配列番号154を含むか、
iii.配列番号17または配列番号21または配列番号24または配列番号27また
は配列番号30または配列番号33または配列番号36または配列番号39または配列番
号42または配列番号86または配列番号89または配列番号92または配列番号95ま
たは配列番号115または配列番号133または配列番号141または配列番号148ま
たは配列番号154から本質的になる。

0043

この態様の別の実施形態では、本発明による単離されたポリヌクレオチドは重鎖をコー
ドし、ポリヌクレオチドは、
i.配列番号44または配列番号48または配列番号51または配列番号54または配
列番号57または配列番号97または配列番号101または配列番号104または配列番
号117または配列番号135または配列番号143または配列番号149または配列番
号155または配列番号159と少なくとも90%同一であるか、
ii.配列番号44または配列番号48または配列番号51または配列番号54または
配列番号57または配列番号97または配列番号101または配列番号104または配列
番号117または配列番号135または配列番号143または配列番号149または配列
番号155または配列番号159を含むか、
iii.配列番号44または配列番号48または配列番号51または配列番号54また
は配列番号57または配列番号97または配列番号101または配列番号104または配
列番号117または配列番号135または配列番号143または配列番号149または配
列番号155または配列番号159から本質的になる。

0044

この態様の別の実施形態では、本発明による単離されたポリヌクレオチドは、軽鎖をコ
ードし、ポリヌクレオチドは、
i.配列番号46または配列番号49または配列番号52または配列番号55または配
列番号58または配列番号99または配列番号102または配列番号105または配列番
号119または配列番号137または配列番号145または配列番号151または配列番
号157または配列番号161と少なくとも90%同一であるか、
ii.配列番号46または配列番号49または配列番号52または配列番号55または
配列番号58または配列番号99または配列番号102または配列番号105または配列
番号119または配列番号137または配列番号145または配列番号151または配列
番号157または配列番号161を含むか、
iii.配列番号46または配列番号49または配列番号52または配列番号55また
は配列番号58または配列番号99または配列番号102または配列番号105または配
列番号119または配列番号137または配列番号145または配列番号151または配
列番号157または配列番号161から本質的になる。

0045

この態様の別の態様では、本明細書で請求される1つまたは複数のポリヌクレオチドを
含むクローニングベクターまたは発現ベクターが提供される。

0046

一実施形態では、本発明によるクローニングベクターまたは発現ベクターは、以下の群
から選択される少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む:配列番号44または配列番号
48または配列番号51または配列番号54または配列番号57または配列番号101ま
たは配列番号159または配列番号97または配列番号104または配列番号117また
は配列番号143または配列番号135または配列番号149または配列番号155また
は配列番号46または配列番号49または配列番号52または配列番号55または配列番
号58または配列番号102または配列番号161または配列番号99または配列番号1
05または配列番号119または配列番号145または配列番号137または配列番号1
51または配列番号157。

0047

本発明は、本明細書で請求される1つまたは複数のクローニングベクターまたは発現ベ
クターを含む宿主細胞をさらに提供する。

0048

本発明の別の態様では、本明細書で請求される1つまたは複数のポリヌクレオチドを含
む、安定して形質転換またはトランスフェクトされた宿主細胞が提供される。

0049

本発明は、結合分子を生成する方法であって、本明細書で請求される宿主細胞を、結合
分子を生成するのに適する条件下で培養することを含む方法をさらに提供する。

0050

別の態様では、本発明は、医薬担体、およびIL−18に結合するがIL−18/IL
−18結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない結合分子または単離された
抗体またはその断片を含み、結合分子はIL−18BPではない医薬組成物をさらに提供
する。

0051

好ましくは、本発明による医薬組成物は、静脈内に、吸入によりまたは皮下に投与可能
な形態である。

0052

本発明は、療法で使用するための、IL−18に結合するがIL−18/IL−18結
合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない結合分子であって、IL−18BP
ではない結合分子、またはその結合分子を含む医薬組成物をさらに提供する。

0053

本発明の別の態様では、哺乳動物患者におけるサルコイドーシス、特にサルコイド
シス、血球貪食性リンパ組織球増多症(HLH)、家族性血球貪食性リンパ組織球増多症
(FHL)および他の免疫不全症候群巨細胞動脈炎GCA)、慢性閉塞性肺疾患(C
OPD)、成人発症スチル病(AOSD)、全身性若年性特発性関節炎(SJIA)、重
度の喘息ブドウ膜炎地理萎縮、1型糖尿病2型糖尿病またはアテローム硬化症
よび任意のその組合せを処置および/または予防する際に用いられる、IL−18に結合
するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない結
合分子であって、IL−18BPではない結合分子、またはその結合分子を含む医薬組成
物が提供される。

0054

本発明の別の態様では、哺乳動物患者におけるサルコイドーシス、特に肺サルコイドー
シス、血球貪食性リンパ組織球増多症(HLH)、家族性血球貪食性リンパ組織球増多症
(FHL)および他の免疫不全症候群、巨細胞動脈炎(GCA)、慢性閉塞性肺疾患(C
OPD)、成人発症スチル病(AOSD)、全身性若年性特発性関節炎(SJIA)、重
度の喘息、ブドウ膜炎、地理的萎縮、1型糖尿病、2型糖尿病またはアテローム硬化症お
よび任意のその組合せを処置および/または予防する方法であって、哺乳動物患者に、I
L−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL−18BP)複合体
に結合しない結合分子であって、IL−18BPではない結合分子、またはその結合分子
を含む医薬組成物の治療有効量を投与することを含む方法が提供される。

0055

本発明のさらに別の態様では、哺乳動物患者におけるサルコイドーシス、特に肺サル
イドーシス、血球貪食性リンパ組織球増多症(HLH)、家族性血球貪食性リンパ組織
増多症(FHL)および他の免疫不全症候群、巨細胞動脈炎(GCA)、慢性閉塞性肺疾
患(COPD)、成人発症スチル病(AOSD)、全身性若年性特発性関節炎(SJIA
)、重度の喘息、ブドウ膜炎、地理的萎縮、1型糖尿病、2型糖尿病またはアテローム
化症および任意のその組合せを処置および/または予防するための医薬の製造における、
IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL−18BP)複合
体に結合しない結合分子であって、IL−18BPではない結合分子、またはその結合分
子を含む医薬組成物の使用が提供される。

0056

本発明の使用による一実施形態では、哺乳動物患者はヒト患者である。

0057

別の態様では、IL−18と、IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タ
ンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない結合分子であって、本発明によるIL−
18BPではない結合分子を含む複合体が提供される。

0058

別の態様では、本発明は、診断で使用するための、または診断キットで使用するための
、IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL−18BP)複
合体に結合しない結合分子または単離された抗体またはその断片を提供し、結合分子はI
L−18BPではない。

0059

さらに別の態様では、本発明は、診断で使用するため、または試料中の遊離IL−18
(すなわちIL−18BPに結合していないIL−18)の存在および/または量を検出
および/または測定する際に使用するための、IL−18に結合するがIL−18/IL
−18結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない結合分子または単離された
抗体またはその断片を提供し、結合分子はIL−18BPではない。

0060

本発明のさらなる態様では、試料中の遊離IL−18(すなわちIL−18BPに結合
していないIL−18)の存在および/または量を検出および/または測定するための方
法が提供され、試料は任意選択でヒト試料であり、この方法は、試料を、IL−18に結
合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合しない
結合分子または単離された抗体またはその断片と接触させることを含み、結合分子はIL
−18BPではない

0061

この態様の一実施形態では、試料はヒト血液である。

0062

別の態様では、本発明は、IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパ
ク質(IL−18BP)複合体に結合しない結合分子または単離された抗体またはその断
片を含む診断キットをさらに提供し、結合分子はIL−18BPではなく、および/また
は複合体はIL−18およびその結合分子を含み、キットは第1の対照化合物を任意選択
で含む。

0063

この態様の一実施形態では、第1の対照化合物は遊離IL−18であり、キットはマウ
ス抗体125−2Hである第2の対照化合物を任意選択で含む。

0064

本発明の別の態様では、IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク
質(IL−18BP)複合体に結合しない結合分子または単離された抗体またはその断片
を含む医療用または診断用装置が提供され、結合分子はIL−18BPではなく、および
/または複合体はIL−18およびその結合分子を含む。

図面の簡単な説明

0065

本明細書に例示される抗体の重鎖可変領域のCDRを示す図である。
本明細書に例示される抗体の軽鎖可変領域のCDRを示す図である。
LPS/IL−12によって誘導されるPBMCからのIFN−γ放出(生来のIL−18による刺激)に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、個々のドナーから新たに単離されたヒトPBMCからの生来のIL−18によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。生来のIL−18はLPS/IL−12処置によって刺激され、点線は、ヒトIL−18BPa−Fcの最大効力によって判定された、IL−18依存性の程度を表す。
LPS/IL−12によって誘導されるPBMCからのIFN−γ放出(生来のIL−18による刺激)に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、個々のドナーから新たに単離されたヒトPBMCからの生来のIL−18によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。生来のIL−18はLPS/IL−12処置によって刺激され、点線は、ヒトIL−18BPa−Fcの最大効力によって判定された、IL−18依存性の程度を表す。
LPS/IL−12によって誘導されるPBMCからのIFN−γ放出(生来のIL−18による刺激)に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、個々のドナーから新たに単離されたヒトPBMCからの生来のIL−18によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。生来のIL−18はLPS/IL−12処置によって刺激され、点線は、ヒトIL−18BPa−Fcの最大効力によって判定された、IL−18依存性の程度を表す。
LPS/IL−12によって誘導されるPBMCからのIFN−γ放出(生来のIL−18による刺激)に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、個々のドナーから新たに単離されたヒトPBMCからの生来のIL−18によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。生来のIL−18はLPS/IL−12処置によって刺激され、点線は、ヒトIL−18BPa−Fcの最大効力によって判定された、IL−18依存性の程度を表す。
組換えIL−18によって誘導されるPBMCからのIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、代表的な個々のドナーから新たに単離されたヒトPBMCからの組換えヒトIL−18(1nM)によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
組換えIL−18によって誘導されるPBMCからのIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、代表的な個々のドナーから新たに単離されたヒトPBMCからの組換えヒトIL−18(1nM)によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
ヒトIL−18によって誘導されるKG−1細胞からのIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、KG−1細胞からの組換えヒトIL−18(1nM)によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
ヒトIL−18によって誘導されるKG−1細胞からのIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、KG−1細胞からの組換えヒトIL−18(1nM)によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
ヒトIL−18によって誘導されるKG−1細胞からのIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、KG−1細胞からの組換えヒトIL−18(1nM)によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
カニクイザルIL−18によって誘導されるKG−1細胞からのIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、KG−1細胞からの組換えカニクイザルIL−18(0.2nM)によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
カニクイザルIL−18によって誘導されるKG−1細胞からのIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、KG−1細胞からの組換えカニクイザルIL−18(0.2nM)によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
カニクイザルIL−18によって誘導されるKG−1細胞からのIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、KG−1細胞からの組換えカニクイザルIL−18(0.2nM)によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
LPS/IL−12によって誘導されるヒトIL−18(生来のIL−18による刺激)およびヒト全血における以降のIFN−γ放出に及ぼす、本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。
LPS/IL−12によって誘導されるヒトIL−18(生来のIL−18による刺激)およびヒト全血における以降のIFN−γ放出に及ぼす、本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。
LPS/IL−12によって誘導されるヒトIL−18(生来のIL−18による刺激)およびヒト全血における以降のIFN−γ放出に及ぼす、本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。
LPS/IL−12によって誘導されるヒトIL−18(生来のIL−18による刺激)およびヒト全血における以降のIFN−γ放出に及ぼす、本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。
LPS/IL−12によって誘導されるヒトIL−18(生来のIL−18による刺激)およびヒト全血における以降のIFN−γ放出に及ぼす、本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。
ヒト全血におけるヒトIL−18によって誘導されるIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、個々のドナーからとられた全血からの組換えヒトIL−18によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
ヒト全血におけるヒトIL−18によって誘導されるIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、個々のドナーからとられた全血からの組換えヒトIL−18によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
ヒト全血におけるヒトIL−18によって誘導されるIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、個々のドナーからとられた全血からの組換えヒトIL−18によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
ヒト全血におけるヒトIL−18によって誘導されるIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、個々のドナーからとられた全血からの組換えヒトIL−18によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
ヒト全血におけるヒトIL−18によって誘導されるIFN−γ放出に及ぼす本発明の抗IL−18抗体およびその断片の影響を示す図である。データは、個々のドナーからとられた全血からの組換えヒトIL−18によって誘導されるIFN−γ放出の濃度依存的阻害を示し、各データポイントはn=4ウェルからの平均±SEMを表す。
IL−18/IL−18BP複合体への抗IL−18抗体および断片の結合を示す図である。(A)親のMOR08775およびMOR08776は、IL−18/IL−18BP複合体を認識しない。この実験では、MOR08775およびMOR08776は、ビオチン化IL−18/IL−18BP複合体とインキュベートした。
IL−18/IL−18BP複合体への抗IL−18抗体および断片の結合を示す図である。(B)実験は、非ビオチン化ヒトIL−18を使用したことを除いて、A)に示すのと同様の方法で実施した。MOR03207は抗リゾチーム抗体であり、125−2HはIL−18/IL−18BP複合体に結合する抗IL−18マウスIgGである。
抗IL−18抗体MOR8775、MOR8776(A)に結合するエピトープを示す図である。黒塗りセルは類似のエピトープをめぐって競合をする抗体を示し、空のセルは競合がないことを示す。
抗体MOR9464、MOR9464_N30K、MOR10222_N30S_M54IおよびMOR14431(B)に結合するエピトープを示す図である。黒塗りセルは類似のエピトープをめぐって競合をする抗体を示し、空のセルは競合がないことを示す。
A)IL−1β/IL−1R複合体の構造の上で作製されたIL−18/IL−18Rαのモデルに重ね合わせたIL−1β/IL−1R複合体の構造を示す図である。全ての構造は、リボンで表されている。重ね合わせのために、IL−18およびIL−1βの構造を使用した。IL−18Rα(面表示で示す)は、3つの免疫グロブリン様ドメイン、D1、D2およびD3を含む。IL−18(リボン表示で示す)の上で、部位1および2はIL−18Rα結合部位である。部位3は、IL−18Rβ結合部位である。
B)IL−1β/IL−1R複合体の構造の上で作製されたIL−18/IL−18Rα複合体のモデルを示す図である。IL−18Rα(面表示で示す)は、3つの免疫グロブリン様ドメイン、D1、D2およびD3を含む。IL−18(リボン表示で示す)の上で、部位1および2はIL−18Rα結合部位である。部位3は、IL−18Rβ結合部位である。
IL−18上に結合した、関連するアミノ酸の比較を示す図である。1)配列番号1のアミノ酸37〜193によるIL−18の配列。2)Kimら、(2000)Proc Natl Acad Sci;97(3):1190〜1195から(IL−18BPおよびヒトIL−18とのその複合体のモデル化)。3)Krummら、(2008)Proc Natl Acad Sci;2008 105(52):20711〜2071552から、表1。4)Katoら、(2003)Nature Struct. Biol. 2003;10(11):966〜971から;IL−18Rα結合に関与する残基。5)IL−18に結合したMOR9464のH/DxMS結果。
ヒトIL−18(Cαトレースおよび溶媒接触可能面で示す)とMOR9464_N30K(カーツーン表示で示す)の間の複合体の三次元構造の全体像を示す図である。
(A)成熟ヒトおよびカニクイザルIL−18(アミノ酸37〜193)の配列の配列アラインメントを示す図である。
(B)2つの種にわたって異なる6アミノ酸の空間充填表示を示す図である。E177は、抗体複合体界面に存在する唯一のものである。IL−18はCαトレースおよび溶媒接触可能面で示し、MOR9464_N30Kはカーツーン表示で示す。
IL−1β/IL−1R複合体の構造の上で作製されたIL−18/IL−18Rα複合体のモデルに重ね合わせたIL18/MOR9464_N30K複合体のリボン表示を示す図である。IL−18Rα構造は面表示で示し、MOR9464_N30K重鎖および軽鎖はそれぞれ暗灰色および淡灰色で示す。
ポックスウイルスからのIL−18BP(左)およびMOR9464_N30K抗体断片(右)に結合したヒトIL−18、ならびにそれらの重ね合わせ(中央)のリボン表示を示す図である。オーバーレイは、IL−18構造に基づく。IL−18はCαトレースおよび溶媒接触可能面で示し、MOR9464_N30KおよびポックスウイルスからのIL−18BPはカーツーン表示で示す。
MOR9464_N30K抗体断片(右)およびマウス125−2H抗体断片(右)に結合したヒトIL−18、ならびにそれらの重ね合わせ(中央)のリボン表示を示す図である。オーバーレイは、IL−18構造に基づく。IL−18はCαトレースおよび溶媒接触可能面で示し、MOR9464_N30Kおよび125−2Hはカーツーン表示で示す。
ポックスウイルスからのIL−18BPに結合したIL−18にオーバーレイされた125−2Hに結合したヒトIL−18のリボン表示を示す図である。オーバーレイは、IL−18構造に基づく。IL−18はCαトレースおよび溶媒接触可能面で示し、MOR9464_N30K、125−2HおよびポックスウイルスからのIL−18BPはカーツーン表示で示す。
MOR9464_N30K抗体断片に結合したヒトIL−18のリボン表示を示す図であり、エピトープおよびパラトープ残基は棒表示で表し、MOR9464_N30Kの30位のアミノ酸リシンとの特異的相互作用を示す。

実施例

0066

1.定義
この明細書の解釈のために、以下の定義が適用され、該当する限り、単数形で使用され
る用語は複数形も含み、逆もまた同じである。詳細な説明を通して、追加の定義が示され
る。

0067

用語「IL−18」は、IL−18ポリペプチド、インターロイキン18ポリペプチド
IFNガンマ誘導因子またはインターフェロンγ誘導因子またはIFN−γ誘導因子と
同義である。用語「IL−18」は、配列番号1のアミノ酸37〜193を含むヒトIL
−18を指す。この明細書全体で、プロまたは成熟の形態を意味することが明記されてい
ない限り、用語IL−18は、プロIL−18(プロテアーゼ開裂前の成熟IL−18の
前駆体)および成熟IL−18(プロテアーゼ開裂後)を互換的に包含する。

0068

用語cmIL−18は、配列番号2のアミノ酸37〜193を含むカニクイザルIL
−18を指す。

0069

用語「抗体」は、インタクトな免疫グロブリンまたはその機能的断片を指す。天然に存
在する抗体は、少なくとも2つの重(H)鎖および少なくとも2つの軽(L)鎖で通常構
成される四量体を一般的に含む。各重鎖は、重鎖可変領域(本明細書でVHと略す)なら
びに3つのドメイン(CH1、CH2およびCH3)で通常構成される重鎖定常領域で構
成される。重鎖は、IgG(IgG1、IgG2、IgG3およびIgG4サブタイプ
IgA(IgA1およびIgA2サブタイプ)、IgMおよびIgEを含む任意のアイ
ソタイプであってもよい。各軽鎖は、軽鎖可変領域(本明細書でVLと略す)および軽鎖
定常領域(CL)で構成される。軽鎖は、カッパ鎖およびラムダ鎖を含む。重鎖および軽
鎖可変領域は、一般的に抗原認識を担うが、重鎖および軽鎖定常領域は、免疫系の様々な
細胞(例えば、エフェクター細胞)および古典的補体系の第1構成成分(Clq)を含む
宿主組織または因子への免疫グロブリンの結合を媒介することができる。VHおよび
VL領域は、フレームワーク領域(FR)と呼ばれる、より保存されている領域が間に散
在する、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる超可変性の領域にさらに細分化することが
できる。各VHおよびVLは、アミノ末端からカルボキシ末端まで以下の順序で配列され
る3つのCDRおよび4つのFRで構成される:FR1、CDR1、FR2、CDR2、
FR3、CDR3、FR4。重鎖および軽鎖の可変領域は、抗原と相互作用する結合ドメ
インを含有する。

0070

本明細書で用いるように、抗体の「抗原結合部分」(または単に「抗原部分」)という
用語は、完全長またはIL−18に特異的に結合する能力を保持する抗体の1つまたは複
数の断片を指す。抗体の抗原結合機能は、完全長抗体の断片が遂行することができること
が示されている。抗体の「抗原結合部分」という用語に包含される結合性断片の例には、
Fab断片、VL、VH、CLおよびCH1ドメインからなる一価の断片;F(ab)2
断片、ヒンジ領域でジスルフィド架橋によって連結される2つのFab断片を含む二価
断片;VHおよびCH1ドメインからなるFd断片;抗体の単一のアームのVLおよびV
HドメインからなるFv断片;VHドメインからなるdAb断片(Wardら、(1989)Natu
re;341:544〜546);ならびに単離された相補性決定領域(CDR)が含まれる。

0071

さらに、Fv断片の2つのドメインVLおよびVHは別々の遺伝子によってコードされ
るが、それらは、組換え方法を使用して、VLおよびVH領域が対になって一価の分子(
単鎖Fv(scFv)として知られる;例えば、Birdら、(1988)Science 242:423〜42
6;およびHustonら、(1988)Proc Natl Acad Sc;85:5879〜5883を参照)を形成する単
一のタンパク質鎖としてそれらが作製されることを可能にする、フレキシブルリンカー
よって連結することができる。そのような単鎖抗体は、抗体の「抗原結合部分」という用
語に包含されることも意図される。これらの抗体断片は、当業者に公知である従来の技術
を使用して得られ、断片はインタクトな抗体と同様に有用性についてスクリーニングされ
る。

0072

この明細書全体において用語「単離された」は、免疫グロブリン、抗体またはポリヌク
レオチドが、場合によっては、それが天然に存在することができる環境と異なる物理的環
境に存在することを意味する。

0073

しかし、IL18ポリペプチドに特異的に結合する単離された抗体は、他の種からのI
L18(例えばカニクイザル(cm)IL−18)などの他の抗原との交差反応性を有す
ることができる。さらに、単離された抗体は、他の細胞物質および/または化学物質を実
質的に含まなくてもよい。

0074

この明細書全体で、CDRがChothiaの定義によって定義されるか、または両方
の定義によって定義されると明記されていない限り、相補性決定領域(「CDR」)はK
abatの定義によって定義される。Kabatの定義は抗体の残基を数えるための標準
であり、CDR領域を特定するために一般的に使用される(Kabatら、(1991)、5版、NI
H publication No. 91-3242)。Chothiaの定義はKabatの定義に類似するが
、特定の構造ループの位置を考慮する(Chothiaら、(1987)J. Mol. Biol.、196:901〜
17;Al-Lazikaniら、(1997)J.Mol.Biol. 273:927〜948)。

0075

慣例により、重鎖のCDR領域は一般的にH−CDR1、H−CDR2およびH−CD
R3と呼ばれ、軽鎖ではL−CDR1、LCDR2およびL−CDR3と呼ばれる。それ
らは、アミノ末端からカルボキシ末端の方向で順番に番号づけられる。

0076

本明細書で用いられる用語「モノクローナル抗体」または「モノクローナル抗体組成物
」は、単一分子組成抗体分子調製物を指す。モノクローナル抗体組成物は、特定のエ
ピトープについての単一の結合特異性および親和性を提示する。

0077

本明細書で用いるように、用語「ヒト抗体」は、フレームワークとCDR領域の両方が
ヒト起源の配列から誘導される可変領域を有する抗体を含むものとする。さらに、抗体が
定常領域を含有する場合は、定常領域もそのようなヒト配列、例えばヒト生殖細胞系配列
、またはヒト生殖細胞系配列の突然変異版、またはヒトフレームワーク配列分析から導か
れるコンセンサスフレームワーク配列を含有する抗体から誘導され、これは、例えば、Kn
appikら、(2000)J Mol Biol;296:57〜86に記載されている。

0078

本発明のヒト抗体は、ヒト配列によってコードされないアミノ酸残基を含むことができ
る(例えば、in vitroでのランダムもしくは部位特異的突然変異誘発、またはi
n vivoでの体細胞突然変異によって導入される突然変異)。しかし、本明細書で用
いるように、用語「ヒト抗体」は、マウスなどの別の哺乳動物種生殖細胞系から誘導さ
れたCDR配列がヒトフレームワーク配列に移植されている抗体を含まないものとする。

0079

用語「ヒトモノクローナル抗体」は、フレームワークとCDR領域の両方がヒト配列か
ら誘導される可変領域を有する、単一の結合特異性を提示する抗体を指す。

0080

本明細書で用いるように、用語「組換えヒト抗体」は、組換え手段によって調製、発現
、作製または単離される全てのヒト抗体、例えば、ヒト免疫グロブリン遺伝子に関してト
ランスジェニックもしくはトランスクロモソーム型である動物(例えば、マウス)から単
離された抗体、またはそれから調製されるハイブリドーマ、ヒト抗体を発現するように形
転換された宿主細胞から、例えばトランスフェクトーマから単離された抗体、組換え型
の組合せヒト抗体ライブラリーから単離された抗体、およびヒト免疫グロブリン遺伝子の
全体または一部のスプライシングを含む任意の他の手段によって調製、発現、作製または
単離される抗体を含む。そのような組換えヒト抗体は、フレームワークおよびCDR領域
がヒト生殖細胞系の免疫グロブリン配列から誘導される可変領域を有する。しかし特定の
実施形態では、そのような組換えヒト抗体は、in vitro突然変異誘発(または、
ヒトIg配列にトランスジェニックである動物が使用されるときはin vivo体細胞
突然変異誘発)にかけることができ、したがって、組換え抗体のVHおよびVL領域のア
ミノ酸配列は、ヒト生殖細胞系のVHおよびVL配列から誘導され、それに関係があるが
、in vivoでヒト抗体生殖細胞系レパートリーの中に本来存在することができない
配列である。

0081

語句「抗原を認識する抗体」および「抗原に特異的な抗体」は、本明細書において用語
「抗原に特異的に結合する抗体」と互換的に使用される。

0082

本明細書で用いるように、「IL−18に特異的に結合する」結合分子は、100nM
以下、10nM以下、1nM以下のKDでヒトIL−18に結合する結合分子を指すもの
とする。

0083

「IL−18以外の抗原と交差反応する」結合分子は、100nM以下、10nM以下
、1nM以下のKDでその抗原に結合する結合分子を指すものとする。「特定の抗原と交
差反応しない」結合分子は、標準の結合アッセイではこれらのタンパク質に対して本質的
に検出不能である結合を示す結合分子を指すものとする。

0084

本明細書で用いるように、用語「アンタゴニスト」は、ヒト血液細胞でのIL−18依
存性インターフェロンガンマ(IFN−γ)生成アッセイなどのヒト細胞アッセイにおい
て、IL−18の存在下でIL−18依存性シグナル伝達活性を阻害する結合分子を指す
ものとする。ヒト血液細胞でのIL−18依存性IFN−γ生成アッセイの例は、下の例
でより詳細に記載される。

0085

本明細書で用いるように、「アゴニスト活性」のない抗体は、ヒト血液細胞IFN−γ
生成アッセイなどの細胞ベースのアッセイで、IL−18の不在および/または存在下で
IL−18依存性シグナル伝達活性を有意に増加させない結合分子を指すものとする。そ
のようなアッセイは、下の例でより詳細に記載される。

0086

本明細書で用いるように、用語「Kassoc」または「Ka」は、特定の結合分子−
抗原相互作用の会合速度を指すものとし、本明細書で用いるように、用語「Kdis」ま
たは「Kd」は、特定の結合分子−抗原相互作用の解離速度を指すものとする。本明細書
で用いるように、用語「KD」は、Kd対Kaの比(すなわちKd/Ka)から得られ、
モル濃度(M)で表される解離定数を指すものとする。抗体のKD値は、当技術分野で十
分に確立されている方法を使用して判定することができる。抗体のKDを判定する方法は
、Biacore(登録商標)システムなどの表面プラズモン共鳴を使用することによる

0087

本明細書で用いるように、用語「親和性」は、単一の抗原部位での結合分子と抗原の間
の相互作用の強度を指す。

0088

本明細書で用いるように、抗体の「高い親和性」という用語は、標的抗原に対して1n
M以下のKDを有する抗体を指す。

0089

本明細書で用いるように、用語「対象」は、任意のヒトまたはヒト以外の動物を含む。

0090

用語「ヒト以外の動物」には、全ての脊椎動物、例えば哺乳動物および非哺乳動物、例
えばヒト以外の霊長類ヒツジイヌネコウマウシニワトリ両生類爬虫類
どが含まれる。

0091

本明細書で用いるように、用語「最適化されたヌクレオチド配列」は、そのヌクレオ
ド配列が、生成する細胞または生物体、一般に真核生物の細胞、例えばピキアパストリ
ス(Pichia pastoris)の細胞、チャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO)またはヒト
細胞で好ましいコドンを使用してアミノ酸配列をコードするように改変されたことを意味
する。最適化されるヌクレオチド配列は、「親」配列としても知られる出発ヌクレオチド
配列によって当初コードされたアミノ酸配列を完全に保持するように操作される。本明細
書では、最適化された配列は、CHO哺乳動物細胞で好ましいコドンを有するように操作
された;しかし、他の真核生物の細胞でのこれらの配列の最適化発現も、本明細書で想定
される。

0092

用語「同一性」は、少なくとも2つの異なる配列間の類似性を指す。この同一性は同一
パーセントで表すことができ、標準のアラインメントアルゴリズム、例えばBasic
Local Alignment Tool(BLAST)(Altshulら、(1990)J M
oI Biol;215:403〜410);Needlemanら、(1970)J MoI Biol;48:444〜453のアル
リズムまたはMeyersら、(1988)Comput Appl Biosci;4:11〜17のアルゴリズムによっ
て判定することができる。パラメータセットは、12のギャップペナルティ、4のギャ
拡張ペナルティおよび5のフレームシフトギャップペナルティによるBlosum62
スコアリングマトリックスであってもよい。2つのアミノ酸またはヌクレオチド配列間の
同一性パーセントは、ALIGNプログラムバージョン2.0)に組み込まれているE.
MeyersおよびW. Miller、(1989)CABIOS;4(1):1〜17のアルゴリズムを使用し、P
AM120重み付け基表、12のギャップ長ペナルティおよび4のギャップペナルティ
を使用して判定することもできる。同一性パーセントは、類似の長さの配列を比較するこ
とによって通常計算される。

0093

用語「免疫応答」は、侵入する病原体、病原体に感染した細胞もしくは組織、がん性
胞、または自己免疫性もしくは病理学的炎症の場合は正常なヒト細胞もしくは組織への選
択的な傷害、その破壊、またはヒトの体からの排除をもたらす、例えばリンパ球、抗原提
示細胞、食細胞顆粒球、および上の細胞または肝臓によって生成される可溶性巨大分子
(抗体、サイトカインおよび補体を含む)の作用を指す。

0094

シグナル伝達経路」または「シグナル伝達活性」は、細胞の1部分から細胞の別の部
分へのシグナルの伝達をもたらす、受容体への増殖因子の結合などのタンパク質間相互作
用によって一般に開始される、生化学因果関係を指す。一般に、伝達は、シグナル伝達
を引き起こす一連の反応における1つまたは複数のタンパク質の1つまたは複数のチロ
ン、セリンまたはトレオニン残基の特異的リン酸化を含む。最後から2番目過程は、遺
伝子発現の変化をもたらす核事象を一般的に含む。

0095

この明細書全体で、用語「中和する」およびその文法上の変異形は、結合タンパク質ま
たは場合によっては抗体の存在下で、標的の生物学的活性が完全に、または部分的に低減
されることを意味する。

0096

用語「核酸」または「ポリヌクレオチド」は、一本鎖または二本鎖の形態のデオキシ
ボ核酸(DNA)またはリボ核酸(RNA)およびそのポリマーを指す。特に限定されな
い限り、この用語は、参照核酸に類似した結合特性を有し、天然に存在するヌクレオチド
に類似の方法で代謝される、天然ヌクレオチドの公知の類似体を含有する核酸を包含する
。特に指示されない限り、特定の核酸配列は、明示的に示される配列だけでなく、保存的
に改変されたその変異体(例えば変性コドン置換)、対立遺伝子オルソログ、SNP、
および相補的な配列も暗に包含する。具体的には、変性コドン置換は、1つまたは複数の
選択される(または全ての)コドンの第3位が混合基および/またはデオキシイノシン
基で置換される配列を生成することによって達成することができる(Batzerら、Nucleic
Acid Res. 19:5081(1991);Ohtsukaら、J. Biol. Chem. 260:2605〜2608(1985);
およびRossoliniら、Mol. Cell. Probes 8:91〜98(1994))。

0097

「ポリヌクレオチド」または「核酸」のヌクレオチドは、塩基改変、例えばブロモウリ
ジンおよびイノシン誘導体リボース改変、例えばホスホロチオエートホスホジチオ
エート、ホスホロセレノエート、ホスホロジセレノエート、ホスホロアニロチオエート
ホスホラニデートおよびホスホロアミデートを含む改変を含むことができる。

0098

用語「ベクター」は、宿主細胞の形質転換またはトランスフェクションに適する任意の
分子または実体(例えば核酸、プラスミドバクテリオファージまたはウイルス)を意味
し、それに作動可能に連結される1つまたは複数の異種コード領域の発現を(宿主細胞と
一緒に)指示および/または制御する核酸配列を含有する。

0099

結合分子、抗体またはその断片をコードする配列の「保存的変異体」は、保存的なアミ
ノ酸改変を含む配列を指す。「保存的なアミノ酸改変」は、アミノ酸配列を含有する抗体
の結合特性に有意に影響を及ぼさないか変化させないアミノ酸改変を指すものとする。そ
のような保存的な改変には、アミノ酸の置換、付加および欠失が含まれる。保存的なアミ
ノ酸置換は、アミノ酸残基が類似の側鎖を有するアミノ酸残基で置き換えられるものであ
る。類似の側鎖を有するアミノ酸残基のファミリーは、当技術分野で規定されている。こ
れらのファミリーには、塩基性側鎖(例えば、リシン、アルギニン、ヒスチジン)、酸性
側鎖(例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸)、無電荷極性側鎖(例えば、グリシン
アスパラギン、グルタミン、セリン、トレオニン、チロシン、システイン、トリプトファ
ン)、無極性側鎖(例えば、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フ
ニルアラニン、メチオニン)、ベータ分枝状側鎖(例えば、トレオニン、バリン、イソ
ロイシン)、および芳香族側鎖(例えば、チロシン、フェニルアラニントリプトファン
、ヒスチジン)を有するアミノ酸が含まれる。部位特異的突然変異誘発およびPCR媒介
突然変異誘発などの、当技術分野で公知の標準技術によって、改変を本発明の結合タンパ
ク質に導入することができる。保存的なアミノ酸置換は、生物学的系での合成によってで
はなく、化学的ペプチド合成によって一般的に組み込まれる天然に存在しないアミノ酸残
基を包含することもできる。天然に存在しないアミノ酸には、ペプチド様物質、アミノ酸
部分の逆転または反転形態が含まれるが、これらに限定されない。

0100

用語「エピトープ」は、免疫系、例えば抗体またはその断片によって認識される抗原の
部分である。本明細書の中で、用語「エピトープ」は、立体構造エピトープおよび線状エ
ピトープの両方について互換的に使用される。立体構造エピトープが抗原のアミノ酸配列
の不連続な区分で構成されるが、線状エピトープは抗原のアミノ酸の連続的配列によって
形成される。

0101

用語「処置する」、「処置すること」、「処置」、「予防する」、「予防すること」ま
たは「予防」には、対象が障害を発症する危険または他の危険因子を低減する治療処置
予防処置および適用が含まれる。処置は障害の完全な治癒を必要とせず、症状または根底
にある危険因子の低減を包含する。

0102

2.結合分子
本明細書で用いられる用語「結合分子」は、IL−18ポリペプチドに特異的に結合す
る任意のタンパク質またはペプチドを意味する。「結合分子」には、限定されずに、抗体
およびその断片、例えば免疫学的に機能的な断片が含まれる。本明細書で用いられる抗体
または免疫グロブリン鎖の「免疫学的に機能的な断片」という用語は、完全長鎖に存在す
るアミノ酸の少なくともいくつかを欠くが、IL−18ポリペプチドに特異的に結合する
ことがなお可能である抗体の部分(その部分がどのように得られるか、合成されるかに関
係なく)を含む結合タンパク質の種である。そのような断片はIL−18ポリペプチドに
結合するという点で、生物学的に活性である。「結合分子」は、IL−18ポリペプチド
に特異的に結合し、IL−18ポリペプチドとIL−18受容体の相互作用をさらに中和
する可能性があるタンパク質を指す。

0103

本明細書で用いられる用語「結合分子」は、例えばWO2001/085201に記載
される、天然に存在するIL−18結合タンパク質および単離されたIL−18BPを排
除もする。

0104

本発明の結合分子はIL−18に特異的に結合し、結合分子はIL−18/IL−18
結合タンパク質(IL−18BP)複合体に結合せず、結合分子はIL−18BPではな
い。

0105

本明細書で用いるように、「IL−18/IL−18結合タンパク質(IL−18BP
)複合体に結合しない」という用語は、IL−18/IL−18結合タンパク質(IL−
18BP)複合体に1×10−5M以上のKDで結合する結合分子を指すものとする。

0106

結合分子がIL−18に結合するが、IL−18/IL−18結合タンパク質(IL−
18BP)複合体に結合しないかどうか評価する1つの方法が、本明細書において例証
セクション9に記載される。

0107

本発明の別の態様では、結合分子はIL−18に特異的に結合し、そこで、IL−18
BPがIL−18に結合しているときに、結合分子はIL−18との結合に関してIL−
18結合タンパク質(IL−18BP)と競合しない。

0108

用語「競合する」、「競合すること」および「交差競合する」、およびその文法上の変
異形態は本明細書で互換的に使用され、IL−18BPがIL−18に既に結合している
ときにIL−18との結合に関してIL−18BPと競合する結合分子の能力を意味する
。本発明の結合分子、例えば抗体またはその断片はこの意味で競合しない。結合分子間の
競合は、IL−18がIL−18BPに結合しているときにIL−18への特異的結合
ついて結合分子が試験されるアッセイによって判定される。いかなる疑いも避けるために
、結合分子がIL−18/IL−18BP複合体からIL18を置換することができるな
らば、その結合分子はIL−18結合に関してIL−18BPと競合する。

0109

本発明による結合分子はIL−18BPでなく、単離されたか天然に存在するIL−1
8BPのいずれでもない。

0110

結合分子は、本明細書で下に記載される通り、以下の足場から選択することができる:
抗体、抗体の断片、単一の可変ドメイン抗体、二重もしくは多重特異的抗体、多価抗体、
二重可変ドメイン抗体、免疫コンジュゲート、フィブロネクチン分子、アドネクチン、D
ARPin、アビマー、アフィボディ、アンチカリン、アフィリン、タンパク質エピトー
プ模倣体、またはそれらの組合せ。

0111

好ましくは、IL−18は配列番号1(ヒトIL−18)または配列番号2(カニクイ
ザルIL−18)のアミノ酸37からアミノ酸193までを含む。

0112

IL−18BP構造は単一のIg様ドメインで特徴付けられ、Ig様構造を有するサイ
トカイン受容体の細胞外セグメントに類似する。ヒトIL−18BPは、4つの異なるア
イソフォーム識別される。IL−18BPアイソフォームa(IL−18BPa)はI
L−18に最大の親和性を示し、速いオンレート、遅いオフレート、および399pMの
解離定数(KD)を有する。IL−18BPアイソフォームc(IL−18BPc)は、
C末端の最後の29アミノ酸を除いてIL−18BPaのIgドメイン共有する。IL
−18BPcのKDは、IL−18BPaより10倍低い(2.94nM)。それにもか
かわらず、IL−18BPaおよびIL−18BPcは、2のモル過剰でIL−18を>
95%中和する。IL−18BPアイソフォームbおよびdは完全なIgドメインを欠き
、IL−18に結合するかそれを中和する能力を欠く。マウスIL−18BPは2つのア
イソフォーム、cおよびdアイソフォームで知られ、同一のIgドメインを保有し、同様
に2のモル過剰でマウスIL−18を>95%中和する。しかし、ヒトIL−18BPa
と共通のC末端モチーフを共有するマウスIL−18Bpdも、ヒトIL−18を中和す
る(Kimら(2000)Proc Natl Acad Sci、97(3):1190〜1195)。

0113

この明細書全体で、用語「IL−18BP」は、天然に存在するか、単離されたか、ま
たは操作されたかどうかにかかわらず、あらゆるアイソフォームのヒト、マウスまたはウ
イルスのIL−18結合タンパク質、例えば、1つまたは複数のアミノ酸が挿入されるか
、異なる保存的置換と置き換えられるか、または欠失しているIL−18BP類似体(「
突然変異タンパク質」)を記載するWO2001/085201に開示されるIL−18
BP、IL−18BP融合タンパク質(例えば、IL−18BPと免疫グロブリン重鎖
域またはFcの融合タンパク質)およびペグ化IL−18BPなどの機能的誘導体を指す

0114

一実施形態では、IL−18に結合し、IL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18BPではない本発明による結合分子であって
、配列番号1に規定されるIL−18上のIL−18エピトープに結合し、エピトープは

a.配列番号1に規定されるIL−18の以下のアミノ酸に含まれ:
i.アミノ酸41および42およびアミノ酸87〜97;または
ii.アミノ酸138〜160;または
iii.アミノ酸177〜181;または
iv.アミノ酸41および42、アミノ酸87〜97、アミノ酸138〜160、お
よびアミノ酸177〜181;または
v.アミノ酸41、42、87;89;90;または
vi.アミノ酸93、94;95、96;または
vii.アミノ酸140;141;150;177;または
viii.アミノ酸92;93;94;138;140;152;157;または
ix.アミノ酸142;143;150;152;または
x.アミノ酸143;144;145;177;180;または
xi.アミノ酸41、42、87;89;90;93、94;95、96;140;
141;150;177;または
xii.アミノ酸92;93;94;138;140;142;143;144;1
45;150;152;157;177;180;または
xiii.アミノ酸41;42、87;89;90;92;93、94;95、96
;138;140;141;142;143;144;145;150;152;157
;177;180;または
b.a)に掲載される(i)〜(xiii)群のいずれか1つに規定されるアミノ酸の
少なくとも1、2、3、4個を含み、または
c.a)に掲載される(iv)〜(xii)群のいずれか1つに規定されるアミノ酸を
含む、
結合分子。

0115

別の実施形態では、IL−18に結合し、IL−18/IL−18結合タンパク質(I
L−18BP)複合体に結合せず、IL−18BPではない本発明による結合分子であっ
て、配列番号1に規定されるIL−18上のIL−18エピトープに結合し、エピトープ
はアミノ酸Arg140およびGlu152を含む結合分子。一実施形態では、エピトー
プはアミノ酸Gln92、Pro93、Gly95、Pro143、Glu157または
Glu177の任意の1つまたは複数をさらに含む。別の実施形態では、エピトープはア
ミノ酸Lys89、Arg94、Met96、Phe138、Ser141、Gly14
4、His145、Asp146、Gln150またはLeu180の任意の1つまたは
複数をさらに含む。

0116

本発明の一実施形態では、結合分子はIL−18に特異的に結合し、結合分子はIL−
18/IL−18結合タンパク質アイソフォームaまたはアイソフォームc(IL−18
BPaまたはIL−18BPc)複合体に結合せず、結合分子は以下から選択される:抗
体、抗体の断片、単一の可変ドメイン抗体、二重もしくは多重特異的抗体、多価抗体、二
重可変ドメイン抗体、免疫コンジュゲート、フィブロネクチン分子、アドネクチン、DA
RPin、アビマー、アフィボディ、アンチカリン、アフィリン、タンパク質エピトープ
模倣体、またはそれらの組合せ。好ましくは、IL−18は配列番号1(ヒトIL−18
)または配列番号2(カニクイザルIL−18)のアミノ酸37からアミノ酸193まで
を含む。より好ましくは、結合分子は、抗体またはその断片である。

0117

別の実施形態では、IL−18に結合し、IL−18/IL−18結合タンパク質アイ
フォームaまたはアイソフォームc(IL−18BPaまたはIL−18BPc)複合
体に結合せず、IL−18BPではない本発明による結合分子であって、配列番号1に規
定されるIL−18上のIL−18エピトープに結合し、エピトープはアミノ酸Arg1
40およびGlu152を含む結合分子。一実施形態では、エピトープはアミノ酸Gln
92、Pro93、Gly95、Pro143、Glu157またはGlu177の任意
の1つまたは複数をさらに含み、結合分子は以下から選択される:抗体、抗体の断片、単
一の可変ドメイン抗体、二重もしくは多重特異的抗体、多価抗体、二重可変ドメイン抗体
、免疫コンジュゲート、フィブロネクチン分子、アドネクチン、DARPin、アビマー
、アフィボディ、アンチカリン、アフィリン、タンパク質エピトープ模倣体、またはそれ
らの組合せ。

0118

別の実施形態では、IL−18に結合し、IL−18/IL−18結合タンパク質アイ
ソフォームaまたはアイソフォームc(IL−18BPaまたはIL−18BPc)複合
体に結合せず、IL−18BPではない本発明による結合分子であって、配列番号1に規
定されるIL−18上のIL−18エピトープに結合し、エピトープはアミノ酸Arg1
40およびGlu152を含み、結合分子は抗体またはその断片である結合分子。この実
施形態では、エピトープはアミノ酸Gln92、Pro93、Gly95、Pro143
、Glu157またはGlu177の任意の1つまたは複数をさらに含むことができる。

0119

本発明の結合分子は、IL−18生物活性の1つまたは複数、例えばTh1モジュレー
ション;Th2モジュレーション、NKモジュレーション、好中球モジュレーション、単
球−マクロファージ系統のモジュレーション、好酸球モジュレーション、B細胞モジュレ
ーション、サイトカインモジュレーション、ケモカインモジュレーション;細胞接着因子
モジュレーションおよび細胞補充モジュレーションを阻害することが可能である。一実施
形態では、本発明の結合分子は、好ましくはKG−1細胞で、IL−18依存性インター
フェロガンマ(IFN−γ)の生成を阻害する。本発明の別の実施形態では、本明細書
で下の実施例に規定されるアッセイで、結合分子は、KG−1細胞でのIL−18依存性
インターフェロンガンマ(IFN−γ)の生成を、10nM以下、または1nM以下、ま
たは100pM以下のIC50で阻害する。

0120

IL−18に特異的に結合する本発明の結合分子は、本明細書で下の実施例に規定され
るアッセイで、10nM以下の解離定数(KD)を有する。一実施形態では、KDは1n
M以下である。別の実施形態では、結合分子は100pM以下のKDを有し、結合分子は
抗体またはその断片である。

0121

本発明による結合分子は、結晶化結合分子、好ましくは制御放出結晶化結合分子および
/または無担体であってもよい。一実施形態では、結晶化結合分子は、抗体またはその断
片である。別の実施形態では、結晶化結合分子は、in vivoで可溶性対応物より大
きい半減期を有し、結晶化の後にその生物学的機能を保持する。

0122

本発明による結合分子は、結合分子およびIL−18を含む複合体の一部であってもよ
い。好ましくは、結合分子は、IL−18との複合体である抗体またはその断片である。

0123

最後に、本発明による結合分子は、ヒトIL−18との結合に関してマウス抗体125
−2Hと競合することもできる。

0124

2)抗体
本発明による結合分子は、後述するように、および図1、2に示すように単離され、構
造的に特徴付けられた抗体またはその断片を含む。

0125

2.1)ヒト抗体
本明細書で用いるように、抗体の可変領域または完全長鎖がヒト生殖細胞系免疫グロ
リン遺伝子を使用する系から得られる場合は、ヒト抗体またはその断片は、特定の生殖
胞系配列の「生成物」であるか、それから「誘導される」重鎖もしくは軽鎖可変領域また
は完全長重鎖もしくは軽鎖を含む。そのような系は、対象の抗原を有するヒト免疫グロブ
リン遺伝子を載せているトランスジェニックマウス免疫化すること、または対象の抗原
を有するファージの上に提示されるヒト免疫グロブリン遺伝子ライブラリースクリーニ
ングすることを含む。ヒト生殖細胞系免疫グロブリン配列の「生成物」であるか、それか
ら「誘導される」ヒト抗体またはその断片は、ヒト抗体のアミノ酸配列をヒト生殖細胞系
免疫グロブリンのアミノ酸配列と比較すること、およびヒト抗体の配列と配列が最も近い
(すなわち、最大の同一性%)ヒト生殖細胞系免疫グロブリン配列を選択することによっ
てそのように同定することができる。特定のヒト生殖細胞系免疫グロブリン配列の「生成
物」であるか、それから「誘導される」ヒト抗体は、例えば天然に存在する体細胞突然変
異または部位特異的突然変異の意図的導入のために、生殖細胞系配列と比較してアミノ酸
の差を含有することができる。しかし、選択されるヒト抗体は、ヒト生殖細胞系免疫グロ
ブリン遺伝子によってコードされるアミノ酸配列とアミノ酸配列が一般的に少なくとも9
0%同一であり、他の種の生殖細胞系免疫グロブリンアミノ酸配列(例えば、マウス生殖
細胞系配列)と比較するときにヒト抗体をヒトであると同定するアミノ酸残基を含有する
。特定の場合には、ヒト抗体は、生殖細胞系免疫グロブリン遺伝子によってコードされる
アミノ酸配列とアミノ酸配列が少なくとも60%、70%、80%、90%もしくは少な
くとも95%、または少なくとも96%、97%、98%もしくは99%さえも同一であ
ってよい。一般的に、特定のヒト生殖細胞系配列から誘導されるヒト抗体は、ヒト生殖細
胞系免疫グロブリン遺伝子によってコードされるアミノ酸配列からの、10以下のアミノ
酸の差を示す。特定の場合には、ヒト抗体は、生殖細胞系免疫グロブリン遺伝子によって
コードされるアミノ酸配列から、5以下、または4、3、2もしくは1以下のアミノ酸の
差さえも示すことができる。

0126

当業者に公知であるいくつかの方法によって、ヒト抗体を生成することができる。ヒト
抗体は、ヒト骨髄腫またはマウス−ヒトヘテロ骨髄腫細胞系を使用したハイブリドーマ方
法によって作製することができる(Kozbor、J Immunol;(1984)133:3001;Brodeur、M
onoclonal Isolated Antibody Production Techniques and Applications、51〜63、Marc
el Dekker Inc、1987)。代替方法には、両方ともヒト可変領域レパートリーを利用する
ファージライブラリーまたはトランスジェニックマウスの使用が含まれる(Winter G;
(1994)Annu Rev Immunol 12:433〜455、GreenLL、(1999)J Immunol Methods231:
11〜23)。

0127

それらのマウス免疫グロブリン遺伝子座がヒト免疫グロブリン遺伝子セグメントで置き
換えられた、トランスジェニックマウスのいくつかの系統が今では入手できる(Tomizuka
K、(2000)Proc Natl Acad Sci、97:722〜727;FishwildDM(1996)Nature Biotechn
ol 14:845〜851;Mendez MJ、(1997)Nature Genetics 15:146〜156)。抗原投与の結
果、そのようなマウスは、対象の抗体を選択することができるヒト抗体のレパートリーを
生成することが可能である。注目すべきは、ヒトリンパ球照射マウスに移植されるTr
imera(商標)系(Eren Rら、(1988)Immunology 93:154〜161)、ヒト(または
他の種)のリンパ球が大量のプールされたin vitro単離抗体生成手順に効果的に
通される、Selected Lymphocyte Isolated抗体系(SLA
M、Babcookら、Proc Natl Acad Sci(1996)93:7843〜7848)、続いて、解析された、
制限希釈および選択手順ならびにXenomouse(商標)(Abgenix Inc
)である。代替アプローチは、Morphodoma(商標)技術を使用するMorph
otek Incから入手できる。

0128

ヒト抗体およびその断片を生成するために、ファージディスプレイ技術を使用すること
ができる(McCafferty;(1990)Nature、348:552〜553およびGriffiths ADら(1994)E
MBO 13:3245〜3260)。この技術により、単離された抗体可変ドメイン遺伝子は、M13
またはfdなどの繊維状バクテリオファージタンパク質遺伝子の主要または副次的なコ
ートにインフレームクローニングされ、ファージ粒子の表面に機能的な単離抗体断片と
して提示される(通常、ヘルパーファージを用いて)。単離された抗体の機能特性に基づ
く選択は、これらの特性を示す単離された抗体をコードする遺伝子の選択をもたらす。フ
ァージディスプレイ技術は、疾患もしくは障害で苦しむ個体から、あるいは非免疫化ヒト
ドナーからとられるヒトB細胞から作製されるライブラリーから、抗原特異的抗体を選択
するために使用することができる(Marks;J Mol Bio(1991)222:581〜591)。Fcド
メインを含むインタクトなヒト単離抗体が所望の場合、ファージディスプレイによって誘
導された断片を所望の定常領域を含む哺乳動物発現ベクターに再クローンし、安定した発
現細胞系を確立することが必要である。

0129

HおよびL鎖可変領域を天然に存在する変異体に順次置き換え、向上した結合親和性
基づいて選択することによって、ヒトの単離された一次抗体の親和性が向上する結合親和
性を提供するために、親和性成熟技術(Marks;Biotechnol(1992)10:779〜783)を使
用することができる。「エピトープインプリンティング」などのこの技術の変形体も、今
では入手できる(WO93/06213;Waterhouse;Nucl AcidsRes(1993)21:2265
〜2266)。

0130

本発明の様々な(列挙される)実施形態が、本明細書に記載される。各実施形態で規定
される特色を他の特定の特色と組み合わせて、本発明のさらなる実施形態を提供すること
ができることが認識されよう。

0131

実施形態1:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL−
18BP)複合体に結合しない結合分子であって、単離されたヒト抗体またはその断片で
ある結合分子;好ましくは、単離されたヒトモノクローナル抗体またはその断片。

0132

実施形態2:配列番号1に規定されるIL−18上のIL−18エピトープに結合し、
エピトープは、
a.配列番号1に規定されるIL−18の以下のアミノ酸に含まれ:
i.アミノ酸41および42およびアミノ酸87〜97;または
ii.アミノ酸138〜160;または
iii.アミノ酸177〜181;または
iv.アミノ酸41および42、アミノ酸87〜97、アミノ酸138〜160、お
よびアミノ酸177〜181;または
v.アミノ酸41、42、87;89;90;または
vi.アミノ酸93、94;95、96;または
vii.アミノ酸140;141;150;177;または
viii.アミノ酸92;93;94;138;140;152;157;または
ix.アミノ酸142;143;150;152;または
x.アミノ酸143;144;145;177;180;または
xi.アミノ酸41、42、87;89;90;93、94;95、96;140;
141;150;177;または
xii.アミノ酸92;93;94;138;140;142;143;144;1
45;150;152;157;177;180;または
xiii.アミノ酸41;42、87;89;90;92;93、94;95、96
;138;140;141;142;143;144;145;150;152;157
;177;180;または
b.a)に掲載される(i)〜(xiii)群のいずれか1つに規定されるアミノ酸の
少なくとも1、2、3、4個を含み、または
c.a)に掲載される(iv)〜(xii)群のいずれか1つに規定されるアミノ酸を
含む、
実施形態1による単離されたヒト抗体またはその断片。

0133

実施形態3:配列番号1に規定されるIL−18上のIL−18エピトープに結合し、
エピトープはアミノ酸Arg140およびGlu152を含む、実施形態1による単離さ
れたヒト抗体またはその断片。

0134

実施形態4:エピトープはアミノ酸Gln92、Pro93、Gly95、Pro14
3、Glu157またはGlu177の任意の1つまたは複数をさらに含む、実施形態3
による単離されたヒト抗体またはその断片。

0135

実施形態5:エピトープはアミノ酸Lys89、Arg94、Met96、Phe13
8、Ser141、Gly144、His145、Asp146、Gln150またはL
eu180の任意の1つまたは複数をさらに含む、実施形態3および4による単離された
ヒト抗体またはその断片。

0136

実施形態6:IL−18は配列番号1または配列番号2のアミノ酸37からアミノ酸1
93までを含む、前記実施形態のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片

0137

実施形態7:IL−18依存性インターフェロンガンマ(INF−γ)の生成を阻害す
る、前記実施形態のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0138

実施形態8:100pM以下のKDでIL−18に結合する、前記実施形態のいずれか
1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0139

実施形態9:IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hとさらに競合する、
前記実施形態のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0140

実施形態10:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域
H−CDR1、配列番号4もしくは配列番号9もしくは配列番号10もしくは配列番号1
1もしくは配列番号12もしくは配列番号13またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域H−CDR2、配列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、
配列番号6またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号7または
その保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号8またはその保存的変異体
を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、前記実施形態のいずれか1つによる単離された
ヒト抗体またはその断片。

0141

実施形態11:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域
H−CDR1、配列番号4またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、配
列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号6またはそ
の保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号7またはその保存的変異体を
含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域
L−CDR3を含む、実施形態10による単離されたヒト抗体またはその断片。

0142

実施形態12:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域
H−CDR1、配列番号4またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、配
列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号6またはそ
の保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号7またはその保存的変異体を
含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域
L−CDR3を含み、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと競合する、
実施形態11による単離されたヒト抗体またはその断片。

0143

実施形態13:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域
H−CDR1、配列番号9またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、配
列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号6またはそ
の保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号7またはその保存的変異体を
含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域
L−CDR3を含む、実施形態10による単離されたヒト抗体またはその断片。

0144

実施形態14:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域
H−CDR1、配列番号9またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、配
列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号6またはそ
の保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号7またはその保存的変異体を
含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域
L−CDR3を含み、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと競合する、
実施形態13による単離されたヒト抗体またはその断片。

0145

実施形態15:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合し、
i.配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、
ii.配列番号9またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、
iii.配列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、
iv.配列番号6またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、
v.配列番号7またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、および
vi.配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、
実施形態13または14による単離されたヒト抗体またはその断片。

0146

好ましくは、この単離されたヒト抗体は単離された完全ヒト抗体またはその断片であり
、より好ましくは、単離された完全ヒトモノクローナル抗体またはその断片である。

0147

実施形態16:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域
H−CDR1、配列番号10またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、
配列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号6または
その保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号7またはその保存的変異体
を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領
域L−CDR3を含む、実施形態10による単離されたヒト抗体またはその断片。

0148

実施形態17:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域
H−CDR1、配列番号11またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、
配列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号6または
その保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号7またはその保存的変異体
を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領
域L−CDR3を含む、実施形態10による単離されたヒト抗体またはその断片。

0149

実施形態18:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域
H−CDR1、配列番号12またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、
配列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号6または
その保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号7またはその保存的変異体
を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領
域L−CDR3を含む、実施形態10による単離されたヒト抗体またはその断片。

0150

実施形態19:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域
H−CDR1、配列番号13またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、
配列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号6または
その保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号7またはその保存的変異体
を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領
域L−CDR3を含む、実施形態10による単離されたヒト抗体またはその断片。

0151

実施形態20:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域
H−CDR1、配列番号13またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、
配列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号6または
その保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号7またはその保存的変異体
を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領
域L−CDR3を含み、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと競合する
、実施形態19による単離されたヒト抗体またはその断片。

0152

実施形態21:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合し、
i.配列番号3またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、
ii.配列番号13またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、
iii.配列番号5またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、
iv.配列番号6またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、
v.配列番号7またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、および
vi.配列番号8またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、
実施形態19または20による単離されたヒト抗体またはその断片。

0153

好ましくは、この単離されたヒト抗体は単離された完全ヒト抗体またはその断片であり
、より好ましくは、単離された完全ヒトモノクローナル抗体またはその断片である。

0154

実施形態22:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号74またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域H−CDR1、配列番号75もしくは配列番号76もしくは配列番号77もしくは配列
番号78またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、配列番号79または
その保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号80またはその保存的変異
体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号81またはその保存的変異体を含む軽鎖可
変領域L−CDR2、配列番号82またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CD
R3を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0155

実施形態23:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号74またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域H−CDR1、配列番号75またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2
、配列番号79またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号80
またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号81またはその保存
的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号82またはその保存的変異体を含む
軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態22による単離されたヒト抗体またはその断
片。

0156

実施形態24:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号74またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域H−CDR1、配列番号76またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2
、配列番号79またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号80
またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号81またはその保存
的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号82またはその保存的変異体を含む
軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態22による単離されたヒト抗体またはその断
片。

0157

実施形態25:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号74またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域H−CDR1、配列番号77またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2
、配列番号79またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号80
またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号81またはその保存
的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号82またはその保存的変異体を含む
軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態22による単離されたヒト抗体またはその断
片。

0158

実施形態26:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号74またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域H−CDR1、配列番号78またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2
、配列番号79またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号80
またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号81またはその保存
的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号82またはその保存的変異体を含む
軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態22による単離されたヒト抗体またはその断
片。

0159

実施形態27:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号106またはその保存的変異体を含む重鎖可変
領域H−CDR1、配列番号107もしくは配列番号122またはその保存的変異体を含
む重鎖可変領域H−CDR2、配列番号108またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域H−CDR3、配列番号109またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR
1、配列番号110またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号
111もしくは配列番号126またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3
を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0160

実施形態28:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号106またはその保存的変異体を含む重鎖可変
領域H−CDR1、配列番号107またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CD
R2、配列番号108またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番
号109またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号110また
はその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号111またはその保存的
変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態27による単離されたヒト抗体
またはその断片。

0161

好ましくは、この単離されたヒト抗体またはその断片は単離された完全ヒト抗体または
その断片であり、より好ましくは、単離された完全ヒトモノクローナル抗体またはその断
片である。

0162

実施形態29:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号106またはその保存的変異体を含む重鎖可変
領域H−CDR1、配列番号122またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CD
R2、配列番号108またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番
号109またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号110また
はその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号126またはその保存的
変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単
離されたヒト抗体またはその断片。

0163

実施形態30:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号120またはその保存的変異体を含む重鎖可変
領域H−CDR1、配列番号121またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CD
R2、配列番号123またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番
号124またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号125また
はその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号127もしくは配列番号
128もしくは配列番号129またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3
を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0164

実施形態31:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号120またはその保存的変異体を含む重鎖可変
領域H−CDR1、配列番号121またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CD
R2、配列番号123またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番
号124またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号125また
はその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号127またはその保存的
変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態30による単離されたヒト抗体
またはその断片。

0165

実施形態32:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号120またはその保存的変異体を含む重鎖可変
領域H−CDR1、配列番号121またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CD
R2、配列番号123またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番
号124またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号125また
はその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号128またはその保存的
変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態30による単離されたヒト抗体
またはその断片。

0166

実施形態33:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号120またはその保存的変異体を含む重鎖可変
領域H−CDR1、配列番号121またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CD
R2、配列番号123またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番
号124またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号125また
はその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号129またはその保存的
変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態30による単離されたヒト抗体
またはその断片。

0167

上で概説されるCDR領域は、Kabatシステム(Kabat, E. A.ら、1991 Sequences
of Proteins of Immunological Interest、Fifth Edition、U.S. Department of Health
and Human Services、NIH Publication No. 91-3242)を使用して詳細に描写される。

0168

本発明の一部の他の実施形態では、ヒト抗体またはその断片は、Chothiaの定義
(Chothiaら、(1987)J Mol Biol 196:901〜17)を使用して詳細に描写されるCDR領
域を含む。

0169

実施形態34:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号59もしくは配列番号65もしくは配列番号6
6またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR1、配列番号60もしくは配列
番号67またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2、配列番号61または
その保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号62またはその保存的変異
体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号63またはその保存的変異体を含む軽鎖可
変領域L−CDR2、配列番号64またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CD
R3を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0170

実施形態35:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号59またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域H−CDR1、配列番号60またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2
、配列番号61またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号62
またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号63またはその保存
的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号64またはその保存的変異体を含む
軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態34による単離されたヒト抗体またはその断
片。

0171

実施形態36:IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと競合する、実施
形態35による単離されたヒト抗体またはその断片。

0172

実施形態37:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号65またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域H−CDR1、配列番号60またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2
、配列番号61またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号62
またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号63またはその保存
的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号64またはその保存的変異体を含む
軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態34による単離されたヒト抗体またはその断
片。

0173

実施形態38:IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと競合する、実施
形態37による単離されたヒト抗体またはその断片。

0174

実施形態39:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号66またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域H−CDR1、配列番号67またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2
、配列番号61またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号62
またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号63またはその保存
的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号64またはその保存的変異体を含む
軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態34による単離されたヒト抗体またはその断
片。

0175

実施形態40:IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと競合する、実施
形態39による単離されたヒト抗体またはその断片。

0176

実施形態41:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号68またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域H−CDR1、配列番号69またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR2
、配列番号70またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番号71
またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号72またはその保存
的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号73またはその保存的変異体を含む
軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態34による単離されたヒト抗体またはその断
片。

0177

実施形態42:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号162またはその保存的変異体を含む重鎖可変
領域H−CDR1、配列番号163またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CD
R2、配列番号164またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域H−CDR3、配列番
号165またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR1、配列番号166また
はその保存的変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR2、配列番号167またはその保存的
変異体を含む軽鎖可変領域L−CDR3を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単
離されたヒト抗体またはその断片。

0178

上記のように、Kabatの定義の下で、重鎖可変ドメイン(VH)のCDRアミノ酸
残基は、31〜35(H−CDR1)、50〜65(H−CDR2)および95〜102
(H−CDR3)と番号づけられ、軽鎖可変ドメイン(VL)のCDRアミノ酸残基は、
24〜34(L−CDR1)、50〜56(L−CDR2)および89〜97(L−CD
R3)と番号づけられる。Chothiaの下で、VHのCDRアミノ酸は、26〜32
(H−CDR1)、52〜56(H−CDR2)および95〜102(H−CDR3)と
番号づけられ、VLのアミノ酸残基は、26〜32(L−CDR1)、50〜52(L−
CDR2)および91〜96(L−CDR3)と番号づけられる。KabatおよびCh
othiaのCDR定義を組み合わせ、より長いループの挿入を考慮することによって、
CDRは、ヒトVHのアミノ酸残基26〜35(H−CDR1)、50〜65(H−CD
R2)および95〜102(H−CDR3)ならびにヒトVLのアミノ酸残基24〜34
(L−CDR1)、50〜56(L−CDR2)および89〜97(L−CDR3)から
なる。

0179

実施形態43:
IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL−18BP)複合
体に結合せず、配列番号14またはその保存的変異体を含む重鎖可変領域(VH)、およ
び配列番号16またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域(VL)を含み、重鎖可変領
域(VH)は、
i.配列番号14のアミノ酸26〜35に対応する重鎖可変領域H−CDR1;および
ii.配列番号14のアミノ酸50〜66に対応する重鎖可変領域H−CDR2;およ

iii.配列番号14のアミノ酸99〜108に対応する重鎖可変領域H−CDR3;
を含み、軽鎖可変領域(VL)は、
iv.配列番号16のアミノ酸23〜35に対応する軽鎖可変領域L−CDR1;およ

v.配列番号16のアミノ酸51〜57に対応する軽鎖可変領域L−CDR2;および
vi.配列番号16のアミノ酸90〜100に対応する軽鎖可変領域L−CDR3
を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0180

実施形態44:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと
競合する、実施形態43による単離されたヒト抗体またはその断片。

0181

実施形態45:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合し、任意選択で、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177またはLeu
180の任意の1つまたは複数をさらに含み、好ましくは、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177およびLeu
180をさらに含む、実施形態43または44による単離されたヒト抗体またはその断片

0182

実施形態46:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号18またはその保存的変異体を含む重鎖可変領
域(VH)、および配列番号20またはその保存的変異体を含む軽鎖可変領域(VL)を
含み、重鎖可変領域(VH)は、
i.配列番号18のアミノ酸26〜35に対応する重鎖可変領域H−CDR1;および
ii.配列番号18のアミノ酸50〜66に対応する重鎖可変領域H−CDR2;およ

iii.配列番号18のアミノ酸99〜108に対応する重鎖可変領域H−CDR3;
を含み、軽鎖可変領域(VL)は、
iv.配列番号20のアミノ酸23〜35に対応する軽鎖可変領域L−CDR1;およ

v.配列番号20のアミノ酸51〜57に対応する軽鎖可変領域L−CDR2;および
vi.配列番号20のアミノ酸90〜100に対応する軽鎖可変領域L−CDR3
を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0183

実施形態47:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと
競合する、実施形態46による単離されたヒト抗体またはその断片。

0184

実施形態48:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合する、実施形態46または47による単離され
たヒト抗体またはその断片。

0185

これらのヒト抗体の各々がIL18に結合することができ、その抗原結合特異性がCD
R1、2および3領域によって主に提供されると想定すると、H−CDR1、2および3
の配列ならびにL−CDR1、2および3の配列は「混合してマッチさせる」ことができ
(すなわち、異なるヒト抗体からのCDRを混合してマッチさせることができ)、H−C
DR1、2および3のセットならびにL−CDR1、2および3のセットを含有する各抗
体は、本発明の他の抗IL18結合分子を形成する。そのような「混合してマッチさせた
」抗体のIL18結合は、実施例の結合アッセイ(例えば、ELISA)を使用して試験
することができる。VHCDR配列を混合してマッチさせるとき、特定のVH配列から
のCDR1、CDR2および/またはCDR3配列は、構造的に類似したCDR配列(複
数可)で置き換えるべきである。同様に、VL CDR配列を混合してマッチさせるとき
、特定のVL配列からのCDR1、CDR2および/またはCDR3配列は、構造的に類
似したCDR配列(複数可)で置き換えるべきである。1つまたは複数のVHおよび/ま
たはVLCDR領域の配列を、本発明のヒト抗体について本明細書に示すCDR配列か
らの構造的に類似した配列で置換することによって、新規のVHおよびVL配列を作製す
ることができることは、当業者に容易に明白になる(図1および2)。

0186

別の態様では、本発明は、IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパ
ク質(IL−18BP)複合体に結合せず、配列番号14、18、22、25、28、3
1、34、37、40、83、87、90、93、112、130および138に示す配
列から選択されるVHアミノ酸配列ならびに配列番号16、20、85、114、132
、140、147および153に示す配列から選択されるVLアミノ酸配列を含む、単離
されたヒト抗体を提供する。本発明の他の抗体は、アミノ酸の欠失、挿入または置換によ
って突然変異したアミノ酸を含むが、上記の配列で表すCDR領域とCDR領域の少なく
とも60、70、80、90または95パーセントの同一性を有する。一部の実施形態で
は、上記の配列で表すCDR領域と比較したとき、CDR領域で1、2、3、4または5
個以下のアミノ酸がアミノ酸の欠失、挿入または置換によって突然変異している突然変異
アミノ酸配列をそれは含む。

0187

実施形態49:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号28に示す配列またはその保存的変異体から選
択される重鎖可変領域(VH)アミノ酸配列、および配列番号16に示す配列またはその
保存的変異体から選択される軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含む、実施形態1〜9
のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0188

実施形態50:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号28に示す配列またはその保存的変異体から選
択される重鎖可変領域(VH)アミノ酸配列、および配列番号16に示す配列またはその
保存的変異体から選択される軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含み、配列番号28に
おける30位のアミノ酸アスパラギン(Asn;N)は、リシン(Lys;K)またはセ
リン(Ser;S)またはトレオニン(Thr;T)またはアラニン(Ala;A)また
はグルタミン酸(Glu;E)またはヒスチジン(His;H)またはロイシン(Leu
;L)またはグルタミン(Gln;Q)またはアルギニン(Arg;R)またはバリン(
Val;V)またはチロシン(Tyr;Y)またはイソロイシン(Ile;I)またはグ
リシン(Gly;G)から選択されるアミノ酸と置き換えられる、実施形態49による単
離されたヒト抗体またはその断片。

0189

実施形態51:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと
競合する、実施形態49または50による単離されたヒト抗体またはその断片。

0190

実施形態52:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合し、任意選択で、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177またはLeu
180の任意の1つまたは複数をさらに含み、好ましくは、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177およびLeu
180をさらに含む、実施形態49〜51のいずれか1つによる単離されたヒト抗体また
はその断片。

0191

実施形態53:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号14に示す配列またはその保存的変異体から選
択される重鎖可変領域(VH)アミノ酸配列、および配列番号16に示す配列またはその
保存的変異体から選択される軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含む、実施形態1〜9
のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0192

実施形態54:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと
競合する、実施形態53による単離されたヒト抗体またはその断片。

0193

実施形態55:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合し、任意選択で、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177またはLeu
180の任意の1つまたは複数をさらに含み、好ましくは、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177およびLeu
180をさらに含む、実施形態53〜55のいずれか1つによる単離されたヒト抗体また
はその断片。

0194

実施形態56:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号14に示す配列またはその保存的変異体から選
択される重鎖可変領域(VH)アミノ酸配列、および配列番号16に示す配列またはその
保存的変異体から選択される軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含み、配列番号14に
おける30位のアミノ酸リシン(Lys;K)は、アスパラギン(Asn;N)またはセ
リン(Ser;S)またはトレオニン(Thr;T)またはアラニン(Ala;A)また
はグルタミン酸(Glu;E)またはヒスチジン(His;H)またはロイシン(Leu
;L)またはグルタミン(Gln;Q)またはアルギニン(Arg;R)またはバリン(
Val;V)またはチロシン(Tyr;Y)またはイソロイシン(Ile;I)またはグ
リシン(Gly;G)から選択されるアミノ酸と置き換えられる、実施形態53による単
離されたヒト抗体またはその断片。

0195

実施形態57:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと
競合する、実施形態56による単離されたヒト抗体またはその断片。

0196

実施形態58:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合し、任意選択で、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177またはLeu
180の任意の1つまたは複数をさらに含み、好ましくは、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177およびLeu
180をさらに含む、実施形態55または57のいずれか1つによる単離されたヒト抗体
またはその断片。

0197

実施形態59:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号18に示す配列またはその保存的変異体から選
択される重鎖可変領域(VH)アミノ酸配列、および配列番号20に示す配列またはその
保存的変異体から選択される軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含む、実施形態1〜9
のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0198

実施形態60:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと
競合する、実施形態59による単離されたヒト抗体またはその断片。

0199

実施形態61:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合し、任意選択で、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177またはLeu
180の任意の1つまたは複数をさらに含み、好ましくは、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177およびLeu
180をさらに含む、実施形態59または60のいずれか1つによる単離されたヒト抗体
またはその断片。

0200

実施形態62:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号40に示す配列またはその保存的変異体から選
択される重鎖可変領域(VH)アミノ酸配列、および配列番号20に示す配列またはその
保存的変異体から選択される軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含む、実施形態1〜9
のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0201

実施形態63:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号40に示す配列またはその保存的変異体から選
択される重鎖可変領域(VH)アミノ酸配列、および配列番号20に示す配列またはその
保存的変異体から選択される軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含み、
i.配列番号40における1位のアミノ酸グルタミン酸(Glu;E)がアミノ酸グル
タミン(Gln;Q)と置き換えられ、
ii.配列番号40における30位のアミノ酸アスパラギン(Asn;N)が、セリン
(Ser;S)またはトレオニン(Thr;T)またはアスパラギン酸(Asp;D)か
ら選択されるアミノ酸と置き換えられる、
実施形態62による単離されたヒト抗体またはその断片。

0202

実施形態64:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号40に示す配列またはその保存的変異体から選
択される重鎖可変領域(VH)アミノ酸配列、および配列番号20に示す配列またはその
保存的変異体から選択される軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含み、
i.配列番号40における1位のアミノ酸グルタミン酸(Glu;E)がアミノ酸グル
タミン(Gln;Q)と置き換えられ、
ii.配列番号40における30位のアミノ酸アスパラギン(Asn;N)が、セリン
(Ser;S)またはトレオニン(Thr;T)またはアスパラギン酸(Asp;D)か
ら選択されるアミノ酸と置き換えられ、
iii.配列番号40における54位のアミノ酸メチオニン(Met;M)が、チロシ
ン(Tyr;Y)またはアスパラギン(Asn;N)またはイソロイシン(Ile;I)
から選択されるアミノ酸と置き換えられる、
実施形態63による単離されたヒト抗体またはその断片。

0203

実施形態65:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと
競合する、実施形態62〜64による単離されたヒト抗体またはその断片。

0204

実施形態66:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合し、任意選択で、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177またはLeu
180の任意の1つまたは複数をさらに含み、好ましくは、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177およびLeu
180をさらに含む、実施形態65〜66のいずれか1つによる単離されたヒト抗体また
はその断片。

0205

実施形態67:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号40に示す配列またはその保存的変異体から選
択される重鎖可変領域(VH)アミノ酸配列、および配列番号20に示す配列またはその
保存的変異体から選択される軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含み、
i.配列番号40における1位のアミノ酸グルタミン酸(Glu;E)がアミノ酸グル
タミン(Gln;Q)と置き換えられ、
ii.配列番号40における31位のアミノ酸セリン(Ser;S)が、トレオニン(
Thr;T)またはアスパラギン(Asp;N)またはアラニン(Ala;A)から選択
されるアミノ酸と置き換えられる、
実施形態62による単離されたヒト抗体またはその断片。

0206

実施形態68:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号40に示す配列またはその保存的変異体から選
択される重鎖可変領域(VH)アミノ酸配列、および配列番号20に示す配列またはその
保存的変異体から選択される軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含み、
i.配列番号40における1位のアミノ酸グルタミン酸(Glu;E)がアミノ酸グル
タミン(Gln;Q)と置き換えられ、
ii.配列番号40における31位のアミノ酸セリン(Ser;S)が、トレオニン(
Thr;T)またはアスパラギン(Asp;N)またはアラニン(Ala;A)から選択
されるアミノ酸と置き換えられ、
iii.配列番号40における54位のアミノ酸メチオニン(Met;M)が、チロシ
ン(Tyr;Y)またはアスパラギン(Asn;N)またはイソロイシン(Ile;I)
から選択されるアミノ酸と置き換えられる、
実施形態67による単離されたヒト抗体またはその断片。

0207

実施形態69:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと
競合する、実施形態67または68による単離されたヒト抗体またはその断片。

0208

実施形態70:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1における規定されるIL−18上のArg1
40およびGlu152を含むエピトープに結合し、任意選択で、エピトープはアミノ酸
Lys89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe1
38、Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177または
Leu180の任意の1つまたは複数をさらに含み、好ましくは、エピトープはアミノ酸
Lys89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe1
38、Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177および
Leu180をさらに含む、実施形態67〜69のいずれか1つによる単離されたヒト抗
体またはその断片。

0209

実施形態72:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号22もしくは配列番号25もしくは配列番号2
8もしくは配列番号31もしくは配列番号34に示す配列またはその保存的変異体から選
択される重鎖可変領域(VH)アミノ酸配列、および配列番号16に示す配列またはその
保存的変異体から選択される軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含む、実施形態1〜9
のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0210

実施形態73:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号37に示す配列から選択される重鎖可変領域(
VH)アミノ酸配列、および配列番号20に示す配列またはその保存的変異体から選択さ
れる軽鎖可変領域(VL)アミノ酸配列を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単
離されたヒト抗体またはその断片。

0211

実施形態74:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号43、47、50、53、56、96、100
、103、116、134、142および158に示す配列またはその保存的変異体から
選択されるVHアミノ酸配列、および配列番号45、98、118、136、144、1
50、156および160に示す配列またはその保存的変異体から選択されるVLアミノ
酸配列を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片

0212

実施形態75:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号43に示す配列またはその保存的変異体から選
択されるVHアミノ酸配列、および配列番号45に示す配列またはその保存的変異体から
選択されるVLアミノ酸配列を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離されたヒ
ト抗体またはその断片。

0213

実施形態76:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと
競合する、実施形態75による単離されたヒト抗体またはその断片。

0214

実施形態77:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合し、任意選択で、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177またはLeu
180の任意の1つまたは複数をさらに含み、好ましくは、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177およびLeu
180をさらに含む、実施形態75または76のいずれか1つによる単離されたヒト抗体
またはその断片。

0215

実施形態78:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号158に示す配列またはその保存的変異体から
選択されるVHアミノ酸配列、および配列番号160に示す配列またはその保存的変異体
から選択されるVLアミノ酸配列を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離され
たヒト抗体またはその断片。

0216

実施形態79:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと
競合する、実施形態78による単離されたヒト抗体またはその断片。

0217

実施形態80:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合し、任意選択で、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177またはLeu
180の任意の1つまたは複数をさらに含み、好ましくは、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177およびLeu
180をさらに含む、実施形態78または79のいずれか1つによる単離されたヒト抗体
またはその断片。

0218

実施形態81:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号47もしくは配列番号50もしくは配列番号5
6に示す配列またはその保存的変異体から選択されるVHアミノ酸配列、および配列番号
45に示す配列またはその保存的変異体から選択されるVLアミノ酸配列を含む、実施形
態1〜9のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0219

実施形態82:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号53もしくは配列番号100に示す配列または
その保存的変異体から選択されるVHアミノ酸配列、および配列番号160に示す配列ま
たはその保存的変異体から選択されるVLアミノ酸配列を含む、実施形態1〜9のいずれ
か1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0220

実施形態83:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、IL−18との結合に関してマウス抗体125−2Hと
競合する、実施形態81または82による単離されたヒト抗体またはその断片。

0221

実施形態84:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号1に規定されるIL−18上のArg140お
よびGlu152を含むエピトープに結合し、任意選択で、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177またはLeu
180の任意の1つまたは複数をさらに含み、好ましくは、エピトープはアミノ酸Lys
89、Gln92、Pro93、Arg94、Gly95、Met96、Phe138、
Ser141、Pro143、Gly144、Glu157、Glu177およびLeu
180をさらに含む、実施形態81〜83のいずれか1つによる単離されたヒト抗体また
はその断片。

0222

実施形態85:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号96もしくは配列番号103に示す配列または
その保存的変異体から選択されるVHアミノ酸配列、および配列番号98に示す配列また
はその保存的変異体から選択されるVLアミノ酸配列を含む、実施形態1〜9のいずれか
1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0223

実施形態86:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号116に示す配列またはその保存的変異体から
選択されるVHアミノ酸配列、および配列番号118に示す配列またはその保存的変異体
から選択されるVLアミノ酸配列を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離され
たヒト抗体またはその断片。

0224

実施形態87:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号142に示す配列またはその保存的変異体から
選択されるVHアミノ酸配列、および配列番号144に示す配列またはその保存的変異体
から選択されるVLアミノ酸配列を含む、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離され
たヒト抗体またはその断片。

0225

実施形態88:IL−18に結合するがIL−18/IL−18結合タンパク質(IL
−18BP)複合体に結合せず、配列番号134に示す配列またはその保存的変異体から
選択されるVHアミノ酸配列、および配列番号136もしくは配列番号150もしくは配
列番号156に示す配列またはその保存的変異体から選択されるVLアミノ酸配列を含む
、実施形態1〜9のいずれか1つによる単離されたヒト抗体またはその断片。

0226

2.2)ヒト化またはキメラ抗体
本明細書に開示される本発明の明らかな代替物は、ヒト抗体の代わりにヒト化またはキ
メラ抗体を使用することである。

0227

ヒト疾患または障害の処置でのインタクトなヒト以外の抗体の使用は、今では確立され
ている免疫原性の問題の可能性を有する。すなわち、患者の免疫系は、ヒト以外のインタ
クトな単離された抗体を非自己と認識して、抗体応答を開始することができる。これは、
ヒト患者へのヒト以外の単離された抗体の複数回投与の後に特に明白である。これらの問
題を克服するために様々な技術が長年にわたって開発されており、一般には、免疫化動物
、例えばマウス、ラットまたはウサギからヒト以外の抗体を得る相対的容易さを保持しつ
つ、インタクトな単離された抗体でヒト以外の免疫原性シグネチャーを低減することを含
む。これを達成するために、大まかに2つのアプローチが使用されている。第1のものは
キメラ(chimeric)(時には「キメラ(chimaeric)」)抗体であり、それはヒト定常領
域と融合しているヒト以外の(例えばマウスなどのげっ歯動物)可変ドメインを一般に含
む。単離された抗体の抗原結合部位は可変領域の中に局在化するので、キメラの単離され
た抗体は抗原へのその結合親和性を保持するが、ヒト定常領域のエフェクター機能を獲得
し、したがって上記のものなどのエフェクター機能を発揮することができる。キメラ抗体
は、組換えDNA方法を使用して一般的に生成される。抗体をコードするDNA(例えば
cDNA)は、従来の手法を用いて(例えば、本発明の単離された抗体の重鎖および軽鎖
をコードする遺伝子に特異的に結合することが可能であるオリゴヌクレオチドプローブ
使用して)単離され、配列決定される。ハイブリドーマ細胞は、そのようなDNAの一般
的な供給源の役割をする。単離されると、DNAを発現ベクターに入れ、次に、さもなけ
れば免疫グロブリンタンパク質を生成しない大腸菌(E.coli)、COS細胞CHO細胞
または骨髄腫細胞などの宿主細胞にそれをトランスフェクトさせ、単離された抗体の合成
を得る。ヒトのLおよびH鎖コード配列を、対応するヒト以外(例えばマウス)のHお
よびL定常領域と置換することによって、DNAを改変することができる(Morrison;PN
AS 81、6851(1984))。

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