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技術 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法、記憶媒体、プログラム

出願人 キヤノン株式会社
発明者 木暮康人
出願日 2017年8月9日 (2年2ヶ月経過) 出願番号 2017-154606
公開日 2019年2月28日 (7ヶ月経過) 公開番号 2019-033437
状態 未査定
技術分野 テレビジョン方式
主要キーワード マッピング形式 ピクセル深度 マーカーサイズ 伝送仕様 サンプリング構造 切り出し後 黒帯画像 マーカー表示
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図面 (15)

課題

マーカーを配置する作業を自動化することでユーザの作業負担を軽減すること。

解決手段

画像処理装置は、入力画像を取得する取得手段と、入力画像を所定のアスペクト比切り出した切り出し領域を示すマーカーを入力画像に重畳して表示画像を生成する生成手段と、を備え、生成手段は、入力画像が、画像領域と、画像領域の周囲に配置された画像外領域とを含む画像である場合に、画像領域を所定のアスペクト比で切り出した切り出し領域を示すマーカーを入力画像に合成する。

概要

背景

映画撮影等において、アナモフィックレンズを用いて、映像を撮影することがある。アナモフィックレンズは、撮影画角アスペクト比を、光学的に変換して、カメラセンサに入力することが可能なレンズである。これにより、例えば、DCI4Kのアスペクト比(4096:2160)の画像を撮影可能なセンサで、従来のレンズを用いて撮影した場合よりも広い画角、例えば、映画で用いられるアスペクト比2.39:1(横:縦)の画像を記録することが可能となる。この場合、アナモフィックレンズによりアスペクト比2.39:1の撮影画角が横方向に光学的に縮小された画像が取得される。したがって、センサで取得された画像は、被写体が縦長に歪んだ状態となる。

アナモフィックレンズを用いて撮影された画像は、外部のディスプレイ電子ビューファインダー等の表示装置で表示される前に、アスペクト比をもとに戻す処理(デスクイーズ処理)が施されて、撮像装置から表示装置へ出力される。デスクイーズ処理で得られた画像のアスペクト比は、撮影画角と同等である。撮像装置から出力する画像のアスペクト比がデスクイーズ処理で得られた画像のアスペクト比と異なる場合、撮像装置は、デスクイーズ処理で得られた画像に黒帯レターボックス)を合成して、出力画像を生成する。例えば、デスクイーズ処理して得られた画像のアスペクト比が2.39:1であり、撮像装置から出力する画像のアスペクト比がDCI4Kのアスペクト比(4096:2160)であるものとする。この場合、撮像装置は、デスクイーズ処理して得られた画像の上下に黒帯を合成してDCI 4Kのアスペクト比の出力画像を生成する。例えば、特許文献1にはアスペクト比4:3の映像をアスペクト比16:9のワイド画面を有する表示装置に送信する場合に、映像の左右に黒帯を追加してワイド画面のサイズに合わせた映像を送信することが記載されている。

また、撮像装置から取得した画像のアスペクト比を調整して、画像を制作する場合がある。表示装置は、アスペクト比を調整した後の画像を調整するユーザが認識しやすくするため、表示装置の画面上に切り出し後の領域(切り出し領域)を示すマーカーアスペクトマーカー)を表示する機能を有する場合がある。このようなマーカーは、入力された画像の一部を切り出すように、位置が決定される。

概要

マーカーを配置する作業を自動化することでユーザの作業負担を軽減すること。画像処理装置は、入力画像を取得する取得手段と、入力画像を所定のアスペクト比で切り出した切り出し領域を示すマーカーを入力画像に重畳して表示画像を生成する生成手段と、を備え、生成手段は、入力画像が、画像領域と、画像領域の周囲に配置された画像外領域とを含む画像である場合に、画像領域を所定のアスペクト比で切り出した切り出し領域を示すマーカーを入力画像に合成する。

目的

本発明は、上記の問題点に鑑み、画像外領域が含まれる画像においても適切な位置にマーカーを配置することが可能な画像処理装置およびその制御方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

入力画像を取得する取得手段と、前記入力画像のうち、所定のアスペクト比の対象領域を示すマーカーを前記入力画像に重畳して表示画像を生成する生成手段と、を備え、前記入力画像が、画像領域と、前記画像領域の周囲に配置された画像外領域とを含む画像である場合、前記生成手段は、前記マーカーで示される前記対象領域が前記画像外領域を含まないように、前記マーカーを前記入力画像に合成することを特徴とする画像処理装置

請求項2

前記生成手段は、前記入力画像の縦方向及び横方向のサイズ情報に基づいて前記マーカーの大きさ及び位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。

請求項3

前記取得手段は、前記入力画像に付加された付加情報から前記サイズ情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。

請求項4

前記画像領域内の画像が、縦方向又は横方向の長さが縮小された縮小画像を元の長さに伸長させた伸長画像であるか否かを判定する判定手段をさらに有し、前記生成手段は、前記画像領域内の画像が伸長画像である場合に前記マーカーを前記入力画像に合成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項5

前記判定手段は、縮小画像であったことを示す情報が前記入力画像に付加されているか否かに基づいて前記画像領域内の画像が伸長画像であるか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。

請求項6

縦方向又は横方向の長さが縮小された縮小画像を入力し、前記縮小画像を元の長さに伸長することにより伸長画像を生成し、該伸長画像の周囲に画像外領域を付加することにより画像データを作成する作成手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項7

前記生成手段は、ユーザの指示に応じて前記マーカーの位置を移動させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項8

前記マーカーは、前記対象領域を示す前記所定のアスペクト比の枠状のマーカーであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項9

前記マーカーは、前記対象領域の上下又は左右の二辺を示すマーカーであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項10

前記取得手段は、外部の他装置から前記入力画像を取得することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項11

入力画像を取得する取得手段と、前記入力画像を所定のアスペクト比で切り出した切り出し領域を示すマーカーを前記入力画像に重畳して表示画像を生成する生成手段と、を備え、前記生成手段は、前記入力画像が、画像領域と、前記画像領域の周囲に配置された画像外領域とを含む画像である場合に、前記画像領域を前記所定のアスペクト比で切り出した切り出し領域を示すマーカーを前記入力画像に合成することを特徴とする画像処理装置。

請求項12

請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像処理装置と、前記表示画像を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする表示装置

請求項13

入力画像を取得する取得工程と、前記入力画像のうち、所定のアスペクト比の対象領域を示すマーカーを前記入力画像に重畳して表示画像を生成する生成工程と、を有し、前記入力画像が、画像領域と、前記画像領域の周囲に配置された画像外領域とを含む画像である場合、前記生成工程では、前記マーカーで示される前記対象領域が前記画像外領域を含まないように、前記マーカーを前記入力画像に合成することを特徴とする画像処理装置の制御方法

請求項14

入力画像を取得する取得工程と、前記入力画像を所定のアスペクト比で切り出した切り出し領域を示すマーカーを前記入力画像に重畳して表示画像を生成する生成工程と、を有し、前記生成工程では、前記入力画像が、画像領域と、前記画像領域の周囲に配置された画像外領域とを含む画像である場合に、前記画像領域を前記所定のアスペクト比で切り出した切り出し領域を示すマーカーを前記入力画像に合成することを特徴とする画像処理装置の制御方法。

請求項15

請求項13または請求項14に記載の画像処理装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムが格納されたコンピュータ読取り可能な記録媒体

請求項16

請求項13または請求項14に記載の画像処理装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。

技術分野

0001

本発明は、表示画像アスペクトマーカー重畳して表示することが可能な画像処理装置、及びその制御方法記憶媒体プログラムに関する。

背景技術

0002

映画撮影等において、アナモフィックレンズを用いて、映像を撮影することがある。アナモフィックレンズは、撮影画角アスペクト比を、光学的に変換して、カメラセンサに入力することが可能なレンズである。これにより、例えば、DCI4Kのアスペクト比(4096:2160)の画像を撮影可能なセンサで、従来のレンズを用いて撮影した場合よりも広い画角、例えば、映画で用いられるアスペクト比2.39:1(横:縦)の画像を記録することが可能となる。この場合、アナモフィックレンズによりアスペクト比2.39:1の撮影画角が横方向に光学的に縮小された画像が取得される。したがって、センサで取得された画像は、被写体が縦長に歪んだ状態となる。

0003

アナモフィックレンズを用いて撮影された画像は、外部のディスプレイ電子ビューファインダー等の表示装置で表示される前に、アスペクト比をもとに戻す処理(デスクイーズ処理)が施されて、撮像装置から表示装置へ出力される。デスクイーズ処理で得られた画像のアスペクト比は、撮影画角と同等である。撮像装置から出力する画像のアスペクト比がデスクイーズ処理で得られた画像のアスペクト比と異なる場合、撮像装置は、デスクイーズ処理で得られた画像に黒帯レターボックス)を合成して、出力画像を生成する。例えば、デスクイーズ処理して得られた画像のアスペクト比が2.39:1であり、撮像装置から出力する画像のアスペクト比がDCI4Kのアスペクト比(4096:2160)であるものとする。この場合、撮像装置は、デスクイーズ処理して得られた画像の上下に黒帯を合成してDCI 4Kのアスペクト比の出力画像を生成する。例えば、特許文献1にはアスペクト比4:3の映像をアスペクト比16:9のワイド画面を有する表示装置に送信する場合に、映像の左右に黒帯を追加してワイド画面のサイズに合わせた映像を送信することが記載されている。

0004

また、撮像装置から取得した画像のアスペクト比を調整して、画像を制作する場合がある。表示装置は、アスペクト比を調整した後の画像を調整するユーザが認識しやすくするため、表示装置の画面上に切り出し後の領域(切り出し領域)を示すマーカー(アスペクトマーカー)を表示する機能を有する場合がある。このようなマーカーは、入力された画像の一部を切り出すように、位置が決定される。

先行技術

0005

特開平07−203404号公報

発明が解決しようとする課題

0006

入力された画像を基準としてアスペクトマーカーを生成すると、撮像装置から画像を出力するために合成された黒帯を含む領域が切り出し後の画像領域として示されることがあった。例えば、上述したように、アナモフィックレンズを用いて撮影した2.39:1の画像に黒帯を合成した画像が入力された場合、上下に合成された画像外の黒帯画像画像外領域)を含む領域が、アスペクトマーカーによって示されることがある。ユーザは、撮影画角のうち指定したアスペクト比に対応する領域を確認したいことから、手動でアスペクトマーカーの位置や大きさを調整する必要があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、画像外領域が含まれる画像においても適切な位置にマーカーを配置することが可能な画像処理装置およびその制御方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の第一態様は、入力画像を取得する取得手段と、前記入力画像のうち、所定のアスペクト比の対象領域を示すマーカーを前記入力画像に重畳して表示画像を生成する生成手段と、を備え、前記入力画像が、画像領域と、前記画像領域の周囲に配置された画像外領域とを含む画像である場合、前記生成手段は、前記マーカーで示される前記対象領域が前記画像外領域を含まないように、前記マーカーを前記入力画像に合成することを特徴とする画像処理装置を提供する。

0008

本発明の第二態様は、入力画像を取得する取得手段と、前記入力画像を所定のアスペクト比で切り出した切り出し領域を示すマーカーを前記入力画像に重畳して表示画像を生成する生成手段と、を備え、前記生成手段は、前記入力画像が、画像領域と、前記画像領域の周囲に配置された画像外領域とを含む画像である場合に、前記画像領域を前記所定のアスペクト比で切り出した切り出し領域を示すマーカーを前記入力画像に合成することを特徴とする画像処理装置を提供する。

0009

本発明の第三態様は、入力画像を取得する取得工程と、前記入力画像のうち、所定のアスペクト比の対象領域を示すマーカーを前記入力画像に重畳して表示画像を生成する生成工程と、を有し、前記入力画像が、画像領域と、前記画像領域の周囲に配置された画像外領域とを含む画像である場合、前記生成工程では、前記マーカーで示される前記対象領域が前記画像外領域を含まないように、前記マーカーを前記入力画像に合成することを特徴とする画像処理装置の制御方法を提供する。

0010

本発明の第四態様は、入力画像を取得する取得工程と、前記入力画像を所定のアスペクト比で切り出した切り出し領域を示すマーカーを前記入力画像に重畳して表示画像を生成する生成工程と、を有し、前記生成工程では、前記入力画像が、画像領域と、前記画像領域の周囲に配置された画像外領域とを含む画像である場合に、前記画像領域を前記所定のアスペクト比で切り出した切り出し領域を示すマーカーを前記入力画像に合成することを特徴とする画像処理装置の制御方法を提供する。

0011

本発明の第五態様は、本発明に係る画像処理装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムが格納されたコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供する。
本発明の第六態様は、本発明に係る画像処理装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。

発明の効果

0012

本発明によれば、画像外領域が含まれる画像においても適切な位置にマーカーを配置することができる。

図面の簡単な説明

0013

実施例1の撮影システムの構成例を示すブロック図である。
実施例1の表示装置と撮影装置の各部構成例を示す図である。
実施例1の撮影装置における処理の流れの例を示す図である。
デスクイーズ処理の例を示す図である。
レターボックス映像を例示する図である。
実施例1の表示装置における処理の流れの例を示す図である。
アスペクトマーカー表示制御情報を例示する図である。
アスペクトマーカー表示制御情報の設定の第1の例を示す図である。
アスペクトマーカーの表示例を示す図である。
アスペクトマーカー表示制御情報の設定の第2の例を示す図である。
実施例2の表示装置と撮影装置の各部構成例を示す図である。
実施例2の表示装置における処理の流れの例を示す図である。
従来例における切り出しの例を示す図である。
従来例と本発明の実施例のアスペクトマーカーを例示する図である。

実施例

0014

以下、本発明の好ましい実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の構成については原則として同一の参照番号をふり、重複する説明は省略する。また、説明を具体化するために例示する数値等は、特に言及しない限りは、これに限定するものではない。
また、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって下記実施例の各構成が適宜修正又は変更されてもよい。

0015

<実施例1>
(撮影システムの全体構成)
図1は、実施例1の撮影システム1の構成例を示すブロック図である。撮影システム1は、表示装置100と、撮影装置101とで構成され、表示装置100及び撮影装置101は伝送路103を介して通信を行う。
撮影装置101は、表示装置100の外部の他装置である。この撮像装置101は、レンズ後玉が通常のレンズと比べて縦長となっているアナモフィックレンズ102を備え、アナモフィックレンズ102により横方向に1/1.33倍に縮小された映像が撮影される。以下では、横方向(又は縦方向)に縮小された縮小画像をアナモ撮影映像という。また、アナモ撮影映像の横方向の縮小倍率スクイーズ倍率という。なお、スクイーズ倍率は1/1.33倍に限定されず、1/2倍のように他の倍率であってもよい。
撮影装置101は、アナモ撮影映像をデスクイーズ処理してシネスコ映像(伸長画像)を生成し、シネスコ映像の周囲に黒帯(画像外領域)を追加してレターボックス映像(入力画像)を生成する。そして、撮影装置101は、伝送路103を介して表示装置100にレターボックス映像を送信する。
なお、伝送路103においては、SDI(Serial Digital Interface)伝送仕様準拠した伝送が行われるものとする。また、SDIは、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)により規格化されている。

0016

表示装置100は、撮影装置101から受信した映像がデスクイーズ処理されたか否かを判定し、デスクイーズ処理されたレターボックス映像であった場合、アスペクトマーカーをレターボックス映像に重畳させて表示させる。このアスペクトマーカーは、シネスコ映像を切り出してアスペクト比が16:9となるようにした場合の切り出し後の映像の範囲を示す。すなわち、アスペクトマーカーは、レターボックス映像を切り出した場合の切り出し領域とそれ以外の領域の境界を示す。なお、本実施例では、アスペクトマーカーのアスペクト比が16:9とワイド画面のアスペクト比と一致するものとする。なお、アスペクトマーカーの表示例に関しては後述する。

0017

(実施例1の表示装置と撮影装置の各部構成)
図2は、実施例1の表示装置100と撮影装置101の各部構成例を示す図である。
撮影装置101は、撮影部110と、デスクイーズ処理部111と、送信部112とを
有する。撮影部110は、アナモフィックレンズ102で撮影されたアナモ撮影映像を生成する。
デスクイーズ処理部111は、アナモ撮影映像(縮小画像)をデスクイーズ処理し、横長のシネスコ映像(伸長画像)とする。ここで本実施例においては、シネスコ映像のアスペクト比を2.39:1(所定のアスペクト比)であるものとする。
続いて、デスクイーズ処理部111は、EVF(Electric Viewfinder)の解像度、又は伝送路103を伝送する映像信号の解像度に応じてシネスコ映像を縮小する。さらに、デスクイーズ処理部111は、シネスコ映像の上下に隣接する黒帯(画像外領域)を付加したレターボックス映像(入力画像)を生成する。黒帯は、RGB値(0,0,0)の黒色帯状の画像を示している。なお、黒帯は、画像領域の周囲に設けられる帯状の領域であり、黒色以外の色であってもよい。
送信部112は、レターボックス映像を表示装置100に送信する。

0018

表示装置100は、IF部200、表示制御部203、表示部204、操作指示部205及び画像処理装置210を有する。また、画像処理装置210は、付加情報取得部201、画像処理部202、デスクイーズ処理判定部206及びアスペクトマーカー表示制御部207を有する。画像処理装置210は、アスペクトマーカーを生成し、映像信号に合成する機能を有する。
IF部200は、映像信号の入力IF(Interface)である。IF部200は、SDI伝送仕様で構成されるデータストリームを入力、デコード処理をし、アンシラリデータと映像信号(画像データ)とを付加情報取得部201へ出力する。

0019

ここでアンシラリデータとは、SDI伝送仕様で規定されている映像信号の伝送仕様や伝送する映像の各種特性を示す情報である。例えば、アンシラリデータには、伝送する映像のサンプリング構造ピクセル深度フレームレートタイムコード信号種別マッピング形式音声情報リンク種別解像度情報などの情報が含まれる。さらに、アンシラリデータには、ユーザが任意の情報を格納できる領域があり、本実施例では表示装置で使用される付加情報が格納される。本実施例においては、デスクイーズ処理機能の実施の有無を示すデスクイーズ処理情報および黒帯画像を付加したか否かを示す情報等が付加情報として映像信号に含まれるものとする。

0020

付加情報取得部201は、IF部200から取得した映像信号のアンシラリデータから、入力画像に関する情報を取得する。付加情報取得部201は、アンシラリデータからデスクイーズ処理情報と映像信号の解像度情報とを取得する。付加情報取得部201は、取得したデスクイーズ処理情報と映像信号の解像度情報とをデスクイーズ処理判定部206に出力する。解像度情報は、映像信号の垂直方向(縦方向)及び水平方向(横方向)の解像度(画素数)を示すサイズ情報である。また、付加情報取得部201は、映像信号を画像処理部202へ出力する。
デスクイーズ処理判定部206は、付加情報取得部201から入力されたデスクイーズ処理情報に基づいて映像信号が、デスクイーズ処理されたシネスコ映像であるか否かを判定する。デスクイーズ処理をされた映像であった場合、デスクイーズ処理判定部206は、付加情報取得部201から入力された解像度情報をアスペクトマーカー表示制御部207に出力する。一方で、デスクイーズ処理をされた映像でなかった場合、デスクイーズ処理判定部206は、アスペクトマーカー表示制御部207に解像度情報を出力しなくてもよい。

0021

アスペクトマーカー表示制御部207は、映像信号の解像度情報を用いてアスペクトマーカー表示制御情報を生成し、画像処理部202へ出力する。ここでアスペクトマーカー表示制御情報とは、画像領域内のシネスコ映像のアスペクト比を16:9のアスペクト比に変更した場合の映像(表示画像)の範囲を示すアスペクトマーカーの大きさ及び位置を
決定するための情報である。アスペクトマーカーは、シネスコ映像を指定されたアスペクト比の画像に切り出す場合の切り出し位置を示す画像であるとする。このアスペクトマーカー表示制御情報によって、アスペクトマーカーにより示される範囲の縦方向又は横方向のいずれか一方のサイズが画像領域のサイズに一致するようにアスペクトマーカーの大きさが設定される。さらに、アスペクトマーカー表示制御情報によって、アスペクトマーカーにより示される範囲が画像領域に内接するようにアスペクトマーカーを表示する位置が設定される。

0022

操作指示部205は、アスペクトマーカーを表示するか否かの指定やアスペクトマーカーの位置の指定等を受け付けインタフェースである。操作指示部205は、ユーザからの操作指示をアスペクトマーカー表示制御部207に出力する。
画像処理部202は、アスペクトマーカー表示制御情報に基づいてアスペクトマーカーをレターボックス映像に合成し、アスペクトマーカーを重畳させた状態のレターボックス映像を表示制御部203に入力する。アスペクトマーカーは、黒帯の部分に重ならないように合成される。なお、画像処理部202は、アスペクトマーカーの表示以外に、映像信号に対して各種画像処理を行ってもよい。
表示制御部203は、画像処理部202から入力されたレターボックス映像に基づいて表示部204に映像を表示する。
表示部204は、表示制御部203からの制御に応じてレターボックス映像を表示領域に表示させる。

0023

(撮影装置における処理の流れ)
まず、撮影装置における処理について説明する。
図3は、実施例1の撮影装置101における処理の流れの例を示す図である。
テップS300で撮影部110は、アナモフィックレンズ102で撮影されたアナモ撮影映像を取得する。例えば、アナモ撮影映像は、1/1.33倍のスクイーズ倍率となっており、被写体が縦長に歪んだ状態となっている。なお、上述のスクイーズ倍率は一例であり、他のスクイーズ倍率のアナモフィックレンズであってもよい。

0024

ステップS301でデスクイーズ処理部111は、アナモ撮影映像をデスクイーズ処理して横方向に引き伸ばし、横長映像とする。このデスクイーズ処理により、被写体の歪みが解消される。例えば、デスクイーズ処理部111は、アナモ撮影映像の横方向の長さをスクイーズ倍率(1/1.33倍)の逆数倍(1.33/1倍)に引き伸ばしたサイズの横長映像とする。
デスクイーズ後の横長映像は、シネスコ映像よりも横方向に少し長い(アスペクト比が大きい)ため、デスクイーズ処理部111は、横長映像の左端部及び右端部付近を切り出して取り除く。これによりアスペクト比2.39:1のシネスコ映像が生成される。
図4は、デスクイーズ処理の例を示す図である。図4には、デスクイーズ後の横長映像400と斜線部のシネスコ映像401とが示される。デスクイーズ後の横長映像400の斜線部と重ならない左右の部分を切り出して取り除く。例えば、デスクイーズ後の映像信号の解像度が5448×2160であった場合、デスクイーズ処理部111は、映像信号の解像度が5162×2160となるように左右の点線部を切り出し、横長映像の左端部及び右端部を取り除く。

0025

ステップS302でデスクイーズ処理部111は、シネスコ映像の上下に、映像信号の解像度に応じた幅の黒帯を付加し、レターボックス映像を生成する。
図5A及び図5Bは、レターボックス映像を例示する図である。図5Aは、解像度3840×2160の映像信号にシネスコ映像501aを収めたレターボックス映像500aである。
図5Aの左側の一列に列挙された数値が有効ライン数であり、上側の一行に列挙された
数値が有効サンプル数である。シネスコ映像は、網掛けされアスペクト比2.39:1の画像領域内に表示され、シネスコ映像の上下には黒帯502a(画像外領域)が付加される。なお、図5Bにおいても同様である。

0026

具体的には、デスクイーズ処理部111は、解像度3840×2160の映像信号と同じサイズの映像に、アスペクト比2.39:1のシネスコ映像501aを収納した場合に、シネスコ映像501aの左辺及び右辺が内接する大きさとする。さらに、デスクイーズ処理部111は、シネスコ映像501aをレターボックス映像500aの真ん中に配置する。さらに、デスクイーズ処理部111は、シネスコ映像501aの上側の有効ライン数1〜276の範囲と、下側の1885〜2160の範囲とに有効ライン数276の黒帯502aを付加する。なお、この場合のシネスコ映像501aの有効ライン数は、1608ラインとなる。これにより、解像度3840×2160のレターボックス映像500aが生成される。

0027

図5Bは、解像度4096×2160の映像信号にアスペクト比2.39:1のシネスコ映像501bを収めたレターボックス映像500bである。デスクイーズ処理部111は、解像度4096×2160の映像信号と同じサイズの映像に、アスペクト比2.39:1のシネスコ映像501bを収納した場合に、シネスコ映像501bの左辺及び右辺が内接する大きさとする。さらに、デスクイーズ処理部111は、シネスコ映像501bをレターボックス映像500bの真ん中に配置する。さらに、デスクイーズ処理部111は、シネスコ映像501bの上側の有効ライン数1〜224の範囲と、下側の1937〜2160の範囲とに有効ライン数224の黒帯502bを付加する。なお、この場合のシネスコ映像501bの有効ライン数は、1712ラインとなる。これにより、解像度4096×2160のレターボックス映像500bが生成される。このようにシネスコ映像の大きさ及び黒帯の幅は、映像信号の解像度によって決定される。

0028

図3に戻る。ステップS303で送信部112は、ステップS302で生成したレターボックス映像を表示装置100に送信する。

0029

(表示装置における処理の流れ)
次に、表示装置100における処理について説明する。
図6は、実施例1の表示装置100における処理の流れの例を示す図である。
ステップS600でIF部200は、撮影装置101から送信された映像信号(アンシラリデータを含む)を受信する。
ステップS601で付加情報取得部201は、アンシラリデータから付加情報のデスクイーズ処理情報と、映像信号の解像度情報とを取得し、デスクイーズ処理情報をデスクイーズ処理判定部206へ出力する。そして、付加情報取得部201は、映像信号を画像処理部202へ出力する。

0030

ステップS602でデスクイーズ処理判定部206は、デスクイーズ処理情報に基づいて、表示装置100から送信された映像信号がアナモ撮影映像をデスクイーズ処理した映像であるか否かを判定する。デスクイーズ処理された映像、すなわち、レターボックス映像である場合、ステップS603の処理に移行する。一方で、デスクイーズ処理した映像でなく、通常の映像であった場合、ステップS607の処理に移行する。なお、通常の映像とは、黒帯を含まないアスペクト比16:9の映像である。なお、デスクイーズ処理判定部206は、アンシラリデータに入力映像が黒帯が付加されたことを示す情報が付加されていた場合に、入力映像がレターボックス映像であると判定するものであってもよい。
ステップS603で付加情報取得部201は、映像信号の解像度情報をアスペクトマーカー表示制御部207に出力する。
ステップS604でアスペクトマーカー表示制御部207は、ユーザから操作指示部2
05を介してアスペクトマーカーを表示させる指示があったか否かを判定する。ユーザから指示があった場合、ステップS605の処理に移行し、指示がなかった場合、図6の処理を終了させる。

0031

ステップS605でアスペクトマーカー表示制御部207は、映像信号の解像度情報に基づいてアスペクトマーカー表示制御情報を生成し、画像処理部202に出力する。以下、アスペクトマーカー表示制御情報について具体例を挙げて説明する。
図7は、アスペクトマーカー表示制御情報を例示する図である。
図7の表の左側が映像信号の解像度情報(レターボックス映像の解像度)を示しており、右側がアスペクトマーカー表示制御情報を示している。
左側の映像信号の解像度情報は、縦方向の解像度を示す垂直解像度と、横方向の解像度を示す水平解像度とに分かれる。図7の左側には、上段に、図5Aに示したレターボックス映像500aの垂直解像度及び水平解像度が示され、下段に、図5Bに示したレターボックス映像500bの垂直解像度及び水平解像度が示される。
また、図7の右側には、レターボックス映像500aに対応するアスペクトマーカーの始点とアスペクトマーカーサイズ、レターボックス映像500bに対応するアスペクトマーカーの始点とアスペクトマーカーサイズが例示されている。ここでアスペクトマーカー制御情報の始点は、アスペクトマーカーの左上の画素座標(横の座標、縦の座標)を示しており、アスペクトマーカーサイズは、アスペクトマーカーの横方向及び縦方向の画素数(横方向の画素数×縦方向の画素数)を示している。なお、本実施例では、レターボックス映像500a又は500bの左上の画素を原点(0、0)とする座標系であるものとする。

0032

なお、アスペクトマーカー表示制御部207は、操作指示部205からの操作指示に応じてアスペクトマーカー表示制御情報を変更してもよい。例えば、アスペクトマーカー表示制御部207は、操作指示に応じてアスペクトマーカーの表示の有無、表示位置、形状(アスペクト比、サイズ)等を変更してもよい。

0033

次に、図5Aのレターボックス映像500aの場合のアスペクトマーカー表示制御情報を生成手順について説明する。
図8は、アスペクトマーカー表示制御情報の設定の第1の例を示す図である。
表示画面領域800は、表示部204の画面の表示領域を示しており、表示画面領域800の有効表示解像度は3849×2160であるものとする。この表示画面領域800には、上下に黒帯502aを付加したレターボックス映像500aが表示される。
表示画面領域800の解像度は3849×2160であるのに対し、レターボックス映像500aの解像度は3840×2160であり、レターボックス映像500aよりも表示画面領域800の方が横方向に若干長い。このため、アスペクトマーカー表示制御部207は、レターボックス映像500aが表示画面領域800の中央に表示されるように、レターボックス映像500aの左右に黒帯802を挿入する。

0034

アスペクトマーカー領域801は、アスペクトマーカーを配置する領域であり、シネスコ映像501aに内接する。
アスペクトマーカー表示制御部207は、シネスコ映像501aのアスペクト比2.39:1とレターボックス映像500aの解像度に基づいて、シネスコ映像501aの解像度3840×1602を求める。続いて、アスペクトマーカー表示制御部207は、アスペクトマーカー領域801の縦方向の長さがシネスコ映像501aに縦方向の長さと一致するように、アスペクトマーカーサイズを2848×1602とする。ここで、本実施例では、アスペクトマーカーの最小単位を32×18(横方向の画素数×縦方向の画素数)とし、これを拡大することでアスペクトマーカーサイズを調整するものとする。つまり、図8の例では、アスペクトマーカー表示制御部207は、32×18のアスペクトマーカ
ーを89倍に拡大する。なお、アスペクトマーカーの最小単位は32×18に限定されず、例えば16×9であってもよい。

0035

続いて、アスペクトマーカー表示制御部207は、レターボックス映像500aの中央にアスペクトマーカー801を配置した場合のアスペクトマーカーの左上の座標(497、280)を始点として特定する。
以上により、表示制御情報のアスペクトマーカーサイズ及び始点が特定される。
なお、アスペクトマーカー領域801の左上の縦方向の座標は、黒帯502aの幅に基づいて特定されてもよい。

0036

図6に戻る。ステップS606でアスペクトマーカー表示制御部207は、アスペクトマーカー表示制御情報に基づいてアスペクト比16:9の枠状の形状のアスペクトマーカーを表示させる。
次に、アスペクトマーカー表示制御情報に基づいてアスペクトマーカーを表示させた場合の表示例について説明する。
図9は、アスペクトマーカーの表示例を示す図である。
まず、アスペクトマーカー表示制御部207は、アスペクトマーカー表示制御情報の始点(497、280)に基づいてアスペクトマーカーの左上の頂点901の位置を(497、280)とする。続いて、アスペクトマーカー表示制御部207は、頂点901の位置とアスペクトマーカーサイズ2840×1602に基づいて、右上の頂点902の位置を(3344、280)とする。同様に、アスペクトマーカー表示制御部207は、左下の頂点903の位置を(497、1881)、右下の頂点904の位置を(3344、1881)とする。そして、アスペクトマーカー表示制御部207は、頂点901、頂点902、頂点903及び頂点904を結ぶアスペクトマーカー900を生成する。
アスペクトマーカー900をレターボックス映像500aに合成して重畳させて表示することにより、レターボックス映像を切り出した後の映像の範囲(切り出し領域)が明確となり、切り出し後の映像の構図を確認することができる。

0037

図6に戻る。ステップS602でデスクイーズ処理した映像でなかった場合(通常の映像の場合)、ステップS607の処理に移行する。
ステップS607でアスペクトマーカー表示制御部207は、ユーザから操作指示部205を介してアスペクトマーカーを表示させる指示があったか否かを判定する。ユーザから指示があった場合、ステップS608の処理に移行し、指示がなかった場合、図6の処理を終了させる。
ステップS608でアスペクトマーカー表示制御部207は、映像信号の解像度情報に基づいてアスペクトマーカー表示制御情報を生成し、画像処理部202に出力する。

0038

ステップS609でアスペクトマーカー表示制御部207は、アスペクトマーカー表示制御情報に基づいてアスペクトマーカーを表示させる。
図10は、アスペクトマーカー表示制御情報の設定の第2の例を示す図である。図10の例では、レターボックス映像500aと異なり表示画面領域1000には黒帯が表示されない。表示画面領域1000の有効表示解像度は、2160×4096であるものとする。アスペクトマーカー表示制御部207は、始点1002とアスペクトマーカーサイズとに基づいてアスペクト比が16:9のアスペクトマーカー1001を表示画面領域1000に表示させる。図10の場合、アスペクトマーカー1001の左右から少しはみ出た状態となっている。アスペクトマーカー1001を用いてアスペクトマーカー1001の左右から少しはみ出ている部分を切り出すことで映像のアスペクト比を調整することができる。

0039

以上のように、自動で生成されたアスペクトマーカーにより切り出し後の映像の構図を
確認することができるため、アスペクトマーカーを正しい位置に配置する操作が不要となり、ユーザの負担を軽減することができる。

0040

なお、アスペクトマーカー表示制御部207は、操作指示部205からのユーザの指示に応じて表示制御情報の始点の座標及びアスペクトマーカーサイズを変更してもよい。例えば、キーボードの左右のキーが押下された場合、アスペクトマーカー表示制御部207は、始点の座標を変更してアスペクトマーカーを左右にずらしてもよい。
なお、図6フローチャートでは、ステップS604及びステップS607でユーザからアスペクトマーカーを表示する指示があった場合にアスペクトマーカーを表示させたが、指示の有無を判定せず、自動でアスペクトマーカーを表示させてもよい。

0041

なお、アスペクトマーカーのアスペクト比が16:9としたが、これに限定されず、画像を表示するモニタのアスペクト比に応じてアスペクトマーカーのアスペクト比を変更してもよい。
また、アスペクト比2.39:1のシネスコ映像を基にレターボックス映像を生成する例について説明したが、他のアスペクト比の映像を基にレターボックス映像を生成してもよい。

0042

また、アスペクトマーカーを映像に重畳して表示する例について説明したが、これに限定されず、アスペクトマーカーを静止画に重畳させて表示してもよい。
また、上記実施例ではアナモ撮影映像は、横方向に縮小された映像であることを説明したが、縦方向に縮小された映像であってもよい。この場合、デスクイーズ処理では、アナモ撮影映像が縦方向に引き伸ばされた映像に基づいて、上記実施例と同様の処理によりアスペクトマーカーが生成される。

0043

また、上述の例では、レターボックス映像内のシネスコ映像の中央にアスペクトマーカーを配置したが、これに限定されない。例えば、アスペクトマーカーをシネスコ映像の左方向又は右方向にずらした位置に配置してもよい。また、操作指示部205におけるユーザの指示に応じてアスペクトマーカーの大きさを変更してもよい。
また、上述の例では、レターボックス映像に枠状のアスペクトマーカーを配置する例を説明したが、アスペクトマーカーの形状はこれに限定されない。例えば、切り出し後の画像の範囲の上下又は左右の二辺を示す直線をアスペクトマーカーとしてもよい。

0044

また、上述の例では、レターボックス映像の解像度情報に基づいてアスペクトマーカーの位置及び大きさを決定したが、画像分析により画像領域を特定し、画像領域に応じてアスペクトマーカーの位置及び大きさを決定してもよい。例えば、輝度値閾値を基準として、閾値以上の画素の領域を画像領域と特定し、閾値以下の画素の領域を黒帯と特定する。そして、特定された画像領域に応じて16:9のアスペクト比のアスペクトマーカーを拡大又は縮小し、画像領域に内接する位置にアスペクトマーカーを重畳させてもよい。また、R値G値B値のいずれかに閾値を設けて画像領域を特定してもよい。
また、上述の例では、アナモフィックレンズを用いて撮像されたアナモ撮影映像をデスクイーズ処理することでシネスコ映像を生成する例について説明したが、これに限定されない。例えば、アスペクト比16:9の映像を画像処理でアスペクト比2.39:1の映像に変換し、ノイズ処理を行うことでシネスコ映像を生成してもよい。この場合においても、上述の例と同様に生成されたシネスコ映像の上下に黒帯が付加され、レターボックス映像が生成される。
また、画像処理部202は、ユーザによる指示に応じてアスペクトマーカーの表示位置を移動させてもよい。

0045

<実施例2>
(実施例2の表示装置と撮影装置の各部構成)
実施例2においては、表示装置1100がデスクイーズ機能を有する点で実施例1と異なる。
図11は、実施例2の表示装置1100と撮影装置1110の各部構成例を示す図である。画像処理部1105が、デスクイーズ処理部1102を有する点で実施例1の画像処理装置210と異なる。なお、実施例1と同じ構成には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
撮影装置1110は、撮影部1111及び送信部1112を有する。撮影部1111は、アナモフィックレンズ102で撮影されたアナモ撮影映像を生成する。
送信部1112は、アナモ撮影映像を表示装置1100に送信する。

0046

IF部200は、撮影装置1110からアナモ撮影映像を受信する。また、IF部200は、他の撮影装置からアナモ撮影映像以外にも、アナモ撮影映像をデスクイーズ処理したレターボックス映像や通常のレンズで撮影された映像を受信してもよい。
付加情報取得部1101は、アナモ撮影映像と共に送信されたアンシラリデータからデスクイーズ処理情報、スクイーズ倍率情報及び映像信号の解像度情報を取得する。なお、デスクイーズ処理情報及びスクイーズ倍率情報は、付加情報である。
続いて、付加情報取得部1101は、デスクイーズ処理情報、スクイーズ倍率情報及び解像度情報をデスクイーズ処理判定部1103に送信し、映像信号をデスクイーズ処理部1102に送信する。ここで、スクイーズ倍率情報とは、アナモ撮影映像の縮小倍率(例えば、1/1.33倍)であり、アナモフィックレンズに応じて設定される情報である。なお、通常のレンズで撮影された場合、付加情報にスクイーズ倍率情報が含まれないものとする。また、デスクイーズ処理情報は、実施例1と同様にデスクイーズ処理の有無を示す情報である。

0047

デスクイーズ処理判定部1103は、デスクイーズ処理情報に基づいて映像信号がデスクイーズ処理されたか否かを判定し、さらにスクイーズ倍率情報の有無に基づいて映像信号がアナモ撮影映像か否かを判定する。ここでデスクイーズ処理情報がある場合、レターボックス映像であることになる。また、デスクイーズ処理情報がなく、スクイーズ倍率情報がある場合、アナモ撮影映像であることになる。また、デスクイーズ処理情報がなく、スクイーズ倍率情報もない場合、通常の映像であることになる。
レターボックス映像であった場合、デスクイーズ処理判定部1103は、付加情報取得部1101により入力された解像度情報をアスペクトマーカー表示制御部207に出力する。また、アナモ撮影映像であった場合、デスクイーズ処理判定部206は、スクイーズ倍率情報をデスクイーズ処理部1102に出力し、解像度情報をアスペクトマーカー表示制御部207に出力する。

0048

デスクイーズ処理部1102(作成部)は、デスクイーズ処理判定部1103からスクイーズ倍率情報が入力された場合、スクイーズ倍率情報に基づいてデスクイーズ処理を行う。すなわち、デスクイーズ処理部1102は、アナモ撮影映像(縮小画像)を元の長さに伸長することによりシネスコ映像(伸長画像)を作成する。さらに、デスクイーズ処理部1102は、シネスコ映像の上下に黒帯(画像外領域)を付加してレターボックス映像を作成する。そして、デスクイーズ処理部1102は、映像信号を画像処理部202に送信する。
一方で、デスクイーズ処理部1102は、デスクイーズ処理判定部1103からスクイーズ倍率情報が入力されなかった場合、映像信号に対して特に処理を行わなわず、映像信号をそのまま画像処理部202に送信する。

0049

図12は、実施例2の表示装置1100における処理の流れの例を示す図である。なお、図6と同じ処理に関しては適宜説明を省略する。
ステップS1200でIF部200は、映像信号を受信する。
ステップS1201で付加情報取得部1101は、アナモ撮影映像と共に送信されたアンシラリデータから付加情報のデスクイーズ処理情報及びスクイーズ倍率情報と、映像信号の解像度情報とを取得する。続いて、付加情報取得部1101は、スクイーズ倍率情報及び解像度情報をデスクイーズ処理判定部1103に送信し、映像信号をデスクイーズ処理部1102に送信する。

0050

ステップS1202でデスクイーズ処理判定部1103は、デスクイーズ処理情報に基づいて、入力された映像信号がデスクイーズ処理された映像か否かを判定する。
デスクイーズ処理された映像である場合、ステップS1203の処理に移行する。ここで、デスクイーズ処理された映像である場合、入力された映像信号はレターボックス映像であることになる。一方、デスクイーズ処理された映像でなかった場合、ステップS1207の処理に移行する。
ステップS1203で付加情報取得部1101は、映像信号の解像度情報をアスペクトマーカー表示制御部207に出力する。なお、その後のステップS1204〜S1206までの処理は、図6のステップS604〜S606と同様であるので説明を省略する。

0051

ステップS1202でデスクイーズ処理した映像でなかった場合、ステップS1207に移行し、デスクイーズ処理判定部1103は、スクイーズ倍率情報があるか否かを判定する。スクイーズ倍率情報があった場合、入力された映像信号はアナモ撮影映像であることになる。この場合、ステップS1208の処理に移行する。一方で、スクイーズ倍率情報がなかった場合、入力された映像信号は通常の映像であることになる。この場合、ステップS1209の処理に移行する。
なお、ステップS1209〜S1211までの処理は、図6のステップS607〜S609の処理と同じであるため、説明を省略する。

0052

ステップS1208でデスクイーズ処理部1102は、スクイーズ倍率情報に基づいて映像信号に対してデスクイーズ処理を行い、映像信号を画像処理部202に送信する。
次に、デスクイーズ処理に関して具体例を挙げて説明する。
例えば、デスクイーズ処理後の映像の解像度は、5448×2160であるものとする。デスクイーズ処理部1102は、シネスコ映像のアスペクト比に合わせて左右の部分を切り出し、映像の解像度を5162×2160とする。続いて、デスクイーズ処理部1102は、映像信号の解像度に応じて映像を縮小し、さらにシネスコ映像の上下に、映像信号の解像度に応じた幅の黒帯を付加してレターボックス映像を作成する。

0053

図12に戻る。その後のステップS1204〜S1206までの処理は、図6のステップS604〜S606と同様である。

0054

(効果)
以下では、従来例及び本発明の実施例における効果を比較する。
図13は、従来例における切り出しの例を示す図である。シネスコ映像1300は、アナモ撮影映像をデスクイーズ処理することにより作成されたアスペクト比2.39:1の映像である。この映像をワイド画面に映像を表示させる場合、作品映像1301のようにアスペクト比を16:9とする必要があるため、点線部分が切り出される。なお、図13では、シネスコ映像の上下に付加される黒帯を省略している。

0055

図14A及び図14Bは、従来例と本発明の実施例におけるアスペクトマーカーを例示する図である。図14Aは、従来例のアスペクトマーカー1401の表示例を示す図である。図14Aに示すようにアスペクトマーカー1401は初期状態画面いっぱいに広げられているため、ユーザは、アスペクトマーカー1401の大きさ及び位置を実際に切り
出しする範囲に合わせて調整する必要がある。これはユーザにとって煩雑な作業であった。

0056

一方で図14Bは、本発明の実施例のアスペクトマーカーの表示例を示す図である。レターボックス映像1400の解像度に応じてアスペクトマーカーの大きさが決定され、シネスコ映像1402の中央部にアスペクトマーカー1410が設けられる。これにより、アスペクトマーカーを配置する作業を省略できるため、ユーザにとって利便性が高い。

0057

本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

0058

100:表示装置、201:付加情報取得部、202:画像処理部、206:デスクイーズ処理判定部、207:アスペクトマーカー表示制御部

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