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技術 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法

出願人 キヤノン株式会社
発明者 角田仁
出願日 2017年8月7日 (2年8ヶ月経過) 出願番号 2017-152374
公開日 2019年2月28日 (1年2ヶ月経過) 公開番号 2019-030995
状態 未査定
技術分野 付属装置、全体制御 タイプライター等へのデジタル出力 ファクシミリ一般
主要キーワード 一次記憶領域 赤くなった 影補正 描画解像度 判定画像 美肌処理 画像描画命令 描画イメージ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年2月28日)のものです。
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図面 (8)

課題

画像処理装置から外部装置同一データに対する異なる複数の処理を依頼する場合の外部装置へのデータ転送量を削減すること。

解決手段

画像処理装置100では、中間データ生成部102が、PDLデータを指定された1又は複数の画像処理に応じたフォーマットに変換して中間データを生成し、中間データ送信部103が、中間データを外部装置110に送信して前記指定された画像処理を依頼する。そして、結果データ受信部104が、外部装置110から前記依頼した処理の結果を取得し、結果データ統合部105が、処理の結果をPDLデータに適用し、描画部106、出力色処理部107、中間処理部108を介して、プリンタエンジン109によりPDLデータの印刷を行う。

概要

背景

特許文献1には、画像処理装置入力画像を受け、入力画像に画像処理の前半を画像処理装置で実行し、画像処理の前半の結果を画像処理装置から外部装置転送し、画像処理の後半を外部装置で実行する技術が提案されている。特許文献1によれば、外部装置にて単一の画像処理を実行する際に、画像処理装置から外部装置へのデータ転送量を削減することができる。

概要

画像処理装置から外部装置に同一データに対する異なる複数の処理を依頼する場合の外部装置へのデータ転送量を削減すること。画像処理装置100では、中間データ生成部102が、PDLデータを指定された1又は複数の画像処理に応じたフォーマットに変換して中間データを生成し、中間データ送信部103が、中間データを外部装置110に送信して前記指定された画像処理を依頼する。そして、結果データ受信部104が、外部装置110から前記依頼した処理の結果を取得し、結果データ統合部105が、処理の結果をPDLデータに適用し、描画部106、出力色処理部107、中間処理部108を介して、プリンタエンジン109によりPDLデータの印刷を行う。

目的

本発明の目的は、外部装置に同一データに対する異なる複数の処理を依頼する場合の外部装置へのデータ転送量を削減し、外部装置への冗長データ転送を防止する仕組みを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1データに対して施すべき異なる複数の処理を指定可能な指定手段と、前記第1データを前記指定された処理に応じたフォーマットに変換して第2データを生成する生成手段と、前記第2データを外部装置に送信して前記指定された処理を依頼する依頼手段と、前記外部装置から前記依頼した処理の結果を取得する取得手段と、を有することを特徴とする情報処理装置

請求項2

前記生成手段は、前記第1データを前記指定された各処理で必要なフォーマットの和集合に対応するフォーマットに変換して第2データを生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。

請求項3

前記生成手段は、前記第1データを前記指定された各処理で必要なフォーマットの和集合に対応するフォーマットに変換する第1方法で生成される第2データのデータ量である第1データ量と、前記第1データを前記指定された処理ごとに必要なフォーマットに変換する第2方法で生成される前記処理ごとの第2データのデータ量の合計である第2データ量とを比較し、前記第1データ量が前記第2データ量よりも小さい場合には前記第1方法で第2データを生成し、前記第2データ量が前記第1データ量よりも小さい場合には前記第2方法で前記処理ごとの第2データを生成し、前記依頼手段は、前記第1方法で生成された前記第2データ又は前記第2方法で生成された前記処理ごとの第2データを外部装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。

請求項4

前記生成手段は、前記指定された複数の処理を複数のグループに分け、該グループごとに、前記第1データを該グループに含まれる処理に応じたフォーマットに変換して第2データを生成し、前記依頼手段は、前記グループごとに生成された第2データを外部装置に送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。

請求項5

前記生成手段は、前記指定された複数の処理を複数のグループに分ける際に、グループごとに生成される第2データのデータ量の合計が最小となるようにグループ分けを行うことを特徴とする請求項4に係る情報処理装置。

請求項6

前記取得手段により前記外部装置から取得された処理の結果を、前記第1データに適用する処理手段を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項7

前記第1データ及び前記第2データは、画像データであり、前記異なる複数の処理は、画像処理であり、前記取得手段により前記外部装置から取得された画像処理の結果を、前記第1データに適用して印刷処理を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項8

第1データに対して施すべき異なる複数の処理を指定可能な指定ステップと、前記第1データを前記指定された処理に応じたフォーマットに変換して第2データを生成する生成ステップと、前記第2データを外部装置に送信して前記指定された処理を依頼する依頼ステップと、前記外部装置から前記指定された処理の結果を取得する取得ステップと、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法

技術分野

0001

本発明は、外部装置にデータの処理を依頼する情報処理装置及び情報処理装置の制御方法に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、画像処理装置入力画像を受け、入力画像に画像処理の前半を画像処理装置で実行し、画像処理の前半の結果を画像処理装置から外部装置に転送し、画像処理の後半を外部装置で実行する技術が提案されている。特許文献1によれば、外部装置にて単一の画像処理を実行する際に、画像処理装置から外部装置へのデータ転送量を削減することができる。

先行技術

0003

特開2016−55562号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、上記特許文献1の構成を外部装置での複数の画像処理の実行に適応すると、外部装置で行う画像処理ごとに、適したデータ削減を行った画像データを外部装置に送信することになる。このため、外部装置で行う画像処理によっては、冗長データ転送が発生する可能性がある。

0005

本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、外部装置に同一データに対する異なる複数の処理を依頼する場合の外部装置へのデータ転送量を削減し、外部装置への冗長なデータ転送を防止する仕組みを提供することである。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、第1データに対して施すべき異なる複数の処理を指定可能な指定手段と、前記第1データを前記指定された処理に応じたフォーマットに変換して第2データを生成する生成手段と、前記第2データを外部装置に送信して前記指定された処理を依頼する依頼手段と、前記外部装置から前記依頼した処理の結果を取得する取得手段と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0007

本発明によれば、外部装置に同一データに対する異なる複数の処理を依頼する場合の外部装置へのデータ転送量を削減し、外部装置への冗長なデータ転送を防止することができる。

図面の簡単な説明

0008

本実施例を示す画像処理装置を含む画像処理システムの構成を例示する図
本実施例のPDLデータ及び中間データの一例を示す図
ユーザが画像処理の指定を選択するためのUIの一例を示す図
本実施例の外部装置で行う画像処理の一例を示す図
実施例1の画像フォーマット決定方法を説明する図
中間データ生成処理の一例を示すフローチャート
実施例2の画像フォーマットの決定方法を説明する図

0009

以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。

0010

図1は、本発明の一実施例を示す画像処理装置を含む画像処理システムの構成を例示する図である。
図1に示すように、画像処理装置100は、外部装置110及び、外部コンピュータ120と接続されている。実施例1のシステムは、前処理にあたる画像処理を画像処理装置100で行い、判定画像処理等を外部装置110で行うシステムであって、画像処理装置100で外部装置110が行う各判定画像処理で必要となる情報が全て含まれるような画像データを生成する。これにより、画像処理装置100から外部装置110への冗長なデータ転送を削減可能とする。

0011

画像処理装置100は、PDLデータ取得部101、中間データ生成部102、中間データ送信部103、結果データ受信部104、結果データ統合部105、描画部106、出力色処理部107、中間調処理部108、プリンタエンジン109を有する。
外部装置110は、中間データ受信部111、画像処理部112、結果データ送信部113を有する。

0012

画像処理装置100は、図示しないCPU、ROM及びRAMを内部に有する。画像処理装置100内のCPUがROMから画像処理装置100のプログラムをロードし、一次記憶領域としてRAMを利用して画像処理装置100のプログラムを実行することにより、画像処理装置100内の各部(101−109)の処理が実行される。外部装置110においても同様である。

0013

<PDLデータ取得部101>
PDLデータ取得部101は、外部コンピュータ120からPDLデータを受信すると、中間データ生成部102と結果データ統合部105に、PDLデータを出力する。
図2(a)は、PDLデータ取得部101が受信するPDLデータの一例を示す図である。
PDLデータの前半は、200、201のような画像処理の指定命令から構成される。
また、PDLデータの後半は、202〜207のような複数のオブジェクト描画命令から構成される。図2(a)の例では、200において輝度補正(後述する図4の410)、201において彩度補正図4の411)が指定されている。また、202〜207において6種類の描画命令が指定されている。

0014

まず、画像処理の指定命令について説明する。
画像処理の指定命令(例えば200、201)は、外部装置110で実行するユーザが指定した1以上の画像処理の指定を示す命令である。
図3は、ユーザが画像処理の指定を選択するためのユーザインタフェース(UI)の一例を示す図である。なお、図3(a)は画像処理装置100でのUI例、図3(b)は外部コンピュータ120でのUI例に対応する。

0015

図3(a)、図3(b)の例では、輝度補正(図4の410)、彩度補正(図4の411)が選択されている。
画像処理装置100は、PDLデータの受信時に、図3(a)のようなUIでの指定に基づいてPDLデータの前半部に画像処理の指定命令(例えば200、201)を追加する。また、外部コンピュータ120の場合、PDLデータの送信時に、図3(b)のようなUIでの指定に基づいてPDLデータの前半部に画像処理の指定命令(例えば200、201)を追加する。即ち、本実施例では、図3(a)又は(b)のようなUIにより、PDLデータに対して施すべき異なる複数の処理を指定可能である。

0016

次に、オブジェクトの描画命令について説明する。
文字の描画命令の一例を、図2(a)の202〜204に示す。文字描画命令は、描画色描画位置印字する文字のフォントデータなどの情報から構成される。
図形の描画命令の一例を、図2(a)の203に示す。図形描画命令は、描画色、図形の頂点などの情報から構成される。
画像描画命令の一例を、図2(a)の206−207に示す。画像描画命令は、画像フォーマットと画像データ列と描画位置などの情報から構成される。
図2(b)は、図2(a)の描画命令による描画部106での描画結果の一例を示す図である。
図2(a)202〜207の描画命令による描画結果が、それぞれ図2(b)の212〜217に相当する。

0017

<中間データ生成部102>
中間データ生成部102は、PDLデータ取得部101から受け取ったPDLデータから、中間データを生成して中間データ送信部103に出力する。なお、詳細は後述する。

0018

上述の中間データは、画像処理の制御命令処理対象データから構成されるデータである。処理対象データは、1以上の画像処理の制御命令に応じて描画命令から生成されるデータである。

0019

図2(c)は、図2(a)のPDLデータから生成された中間データの一例を示す図である。
図2(c)において、220、221には、PDLデータで指定された画像処理指定命令の情報が記載されている。

0020

また、226、227には、PDLデータの画像描画命令の画像フォーマットと画像データ部分が記載されている。ここで、画像1(226)については、画像描画1(206)と画像フォーマット及びデータ列が異なるのは、輝度補正410及び彩度補正411において必要な画像フォーマットに画像データを削減したためである。このように、PDLデータに高解像度なデータが埋め込まれているが、外部装置110での画像処理には低解像度の画像で十分な場合には、中間データ生成部102は解像度変換を行ってデータの削減を行う。処理対象データは、画像処理の制御命令に比してデータの容量が多いことから、指定された複数の画像処理に応じてこの処理対象データ適切に削減することで、画像処理装置100から外部装置110へのデータ通信量を削減することができる。

0021

<中間データ送信部103、中間データ受信部111>
中間データ送信部103は、中間データ生成部102から受け取った中間データを、外部装置110の中間データ受信部111に送信する。中間データ受信部111は、画像処理装置100の中間データ送信部103から受信した中間データを、画像処理部112に出力する。

0022

<画像処理部112>
画像処理部112は、中間データ受信部111から中間データを受け取り、中間データの画像処理の制御命令に基づいて、中間データの対象データに1以上の画像処理を実施することで結果データを生成し、結果データを結果データ送信部113に出力する。なお、詳細は後述する。ここで、結果データは、画像データに限られず、例えば、画像処理部112は画像を解析して輝度値変換テーブルなどの画像変換パラメータを生成してそれを出力してもよい。

0023

<結果データ送信部113、結果データ受信部104>
結果データ送信部113は、画像処理部112から受け取った結果データを、画像処理装置100の結果データ受信部104に送信する。結果データ受信部104は、外部装置110の結果データ送信部113から受信した結果データを、結果データ統合部105に出力する。

0024

<結果データ統合部105>
結果データ統合部105は、結果データ受信部104から結果データを、PDLデータ取得部101からPDLデータを受け取り、PDLデータの描画命令に結果データを適用(反映)したPDLデータを生成し、生成したPDLデータを描画部106に出力する。なお、詳細は後述する。

0025

結果データの適応としては、PDLデータの画像を結果データで置き換えてもよく、画像処理部112で述べたように、例えば結果データとして輝度値変換テーブル等が送られてきた場合は、それを適応する処理を行ってもよい。

0026

<描画部106>
描画部106は、結果データ統合部105から受け取ったPDLデータをもとに描画イメージ(ここではRGB画像とする)と属性イメージを作成し、出力色処理部107に出力する。ここで、属性イメージは、描画イメージの各画素が、文字、図形、画像のどの描画命令で描画されたかを保持する画像である。

0027

<出力色処理部107>
出力色処理部107は、描画部106から描画イメージと属性イメージを受け取り、プリンタエンジン109の色材色であるCMYKに色処理して中間調処理部108に出力する。出力色処理部107は、属性イメージにより描画イメージの画素ごとに色処理の結果を変えてもよい。例えば、文字や図形を描画したグレーの画素をKの色材のみで表現し、画像を描画したグレーの画素をCMYK全ての色材を用いて表現するように、描画イメージの画素ごとに色処理の結果を変えてもよい。

0028

<中間調処理部108、プリンタエンジン109>
中間調処理部108は、出力色処理部107から受け取った多値のCMYKイメージをプリンタエンジン109の色材の潜像画像である二値のCMYKイメージに変換し、プリンタエンジン109に出力する。
最後に、プリンタエンジン109は、中間調処理部から受け取った二値のCMYKイメージに基づいて各色材を紙などの出力媒体上に形成する(印刷処理を行う)。

0029

<例示する画像処理の説明>
以下、実施例1の詳細を記載するにあたり用いる画像処理の具体例として、画像処理部112の画像処理を例示し、それらの画像処理に必要な画像データについて説明を行う。
図4は、PDLデータの画像描画命令の各々の画像に対して、外部装置110で行う画像処理の一例を示す図である。
図4において、401は、各々の画像処理の名称を示す。402は、画像処理が必要とする解像度を示す。403は、画像処理が必要とする色版を示す。404は、画像処理が必要とするビット深度を示す。

0030

解像度402は、描画部106において画像データを描画する際に画像データが何倍に拡大されて描画されるかを示す。例えば、描画部106の描画解像度が一例として600dpiの場合、600dpiの画像データは等倍で描画されるが、60dpiの画像データは10倍に拡大されて描画される。
また、例えば、色版がGray、ビット深度が1bitの場合は各画素が1bitの輝度情報で表される画像であり、色版がRGB、ビット深度が8bitであれば、各画素がRGB各8bit(1画素あたり24bit)で表される画像であることを示す。

0031

図4の410〜415は、画像処理の具体例を示している。ここで、外部装置110内の画像処理部112では判定処理のみを行い、そこで得られたテーブルや座標などのパラメータを利用して、画像処理装置100の結果データ統合部105にてPDLデータの画像描画命令内の画像データに変更を行う。このように、計算量の多い判定処理を外部装置110で行い、画像処理装置100ではその結果に基づいた簡単な画像処理のみを行うことで、処理の負荷分散ができる。さらに、画像処理装置100から外部装置110に対象データとして判定に必要な画像だけを送信すれば済み、外部装置110から画像処理装置100ヘの結果データの転送量もパラメータだけになり、削減できる。

0032

図4を俯瞰すると、各々の画像処理401ごとに必要となる画像の解像度402、色版403、ビット深度404(以下、総称して「画像フォーマット」)が異なることがわかる。
例えば、輝度補正410は、黒潰れや白潰れやダイナミックレンジ補正するテーブルを生成する処理であり、精細な情報が不要のため解像度は75dpi、輝度のみを補正するため色版はGrayのみ、階調情報が必要なためビット深度は8bitである。

0033

また、彩度補正411は、赤みがかった画像などの画像のカラーバランスを補正するテーブルを生成する処理であり、輝度に加えて彩度の情報も必要なので色版はRGBであり、それ以外は輝度補正410と同じである。
また、美肌処理412は、人物画像の顔領域を検出してスムージング処理を行う範囲を求める処理であり、顔領域を特定するため解像度150dpi、色版RGB、ビット深度8bitの画像データが必要である。

0034

また、赤目補正413は、ストロボ撮影により人物などの目が赤くなった画像の補正する画素位置を求める処理であり、画像中の人物の目の赤い部分を特定するため、解像度が300dpiと美肌処理412に比して高解像度な画像が必要となっている。

0035

また、文字領域抽出414は、画像描画命令の画像内に存在する文字領域を抽出して、出力色処理部107がグレーをKの色材のみで描画するために画素位置を求める処理である。この例では、文字領域抽出414は、黒い文字を抽出するために、解像度600dpiと高い解像度の画像が必要であるが、黒かそれ以外かの情報があればよいので色版Gray、ビット深度1bitの画像で十分である。

0036

また、原稿影補正415は、カメラなどで撮像された原稿に対して影補正を行うパラメータを得る処理であり、解像度150dpi、色版Gray、ビット深度8bitの画像を必要とする。

0037

なお、これら画像処理は、画像処理装置100及び外部装置110の説明に用いる目的で例示したものであり、画像処理の種類401や、必要な画像フォーマット402〜404は、この例に限定されるものではない。また、画像フォーマットの種類も、ここに例示される解像度402、色版403、ビット深度404に限定されるものではない。

0038

<中間データ生成部102の詳細>
図5は、本実施例における中間データ生成部102の処理対象データの画像フォーマットの決定方法を具体的に説明するための図である。
本実施例における中間データ生成部102は、外部装置110で実行する各々の画像処理401が必要とする画像データの画像フォーマットの和集合の画像フォーマットに、画像データを変換して処理データとする。

0039

1つだけ画像処理が指定された場合の例として、赤目補正413のみが選択された場合の中間データの画像データの解像度及び画像フォーマットを選択する方法を、図5(a)に示す。

0040

図5(a)に示すように、赤目補正413は、解像度300dpi、色版RGB、ビット深度8bitの画像データを必要としている(図5(a)白丸)。そのため、中間データ生成部102は、PDLデータの描画命令の画像を解像度300dpi、色版RGB,ビット深度8bitまでデータを削減して処理対象データとする。

0041

次に、2つの画像処理が指定された場合に、一方の画像処理に必要な画像が、もう片方の画像処理に必要な画像を満たす場合の例として、輝度補正410と原稿影補正415が指定された例を図5(b)に示す。

0042

図5(b)に示すように、輝度補正410は、解像度75dpi、色版Gray、ビット深度8bitのデータを必要とする(図5(b)白丸)。また、原稿影補正415は、解像度150dpi、色版Gray、ビット深度8bitの画像を必要としている(図5(b)黒丸)。そのため、原稿影補正415が必要としてる画像を外部装置110に送信すれば、その画像から輝度補正410に必要な画像を外部装置110で生成することができる。よって中間データ生成部102は、PDLデータの描画命令の画像を、解像度150dpi、色版Gray、ビット深度8bitにまでデータを削減して処理対象データとする。

0043

最後に、2つの画像処理が指定された場合に、一方画像処理に必要な画像が、もう片方の画像処理に必要な画像を満たさず、その逆も満たさない場合の例として、文字領域抽出414と輝度補正410が選択された例を図5(c)に示す。

0044

図5(c)に示すように、文字領域抽出414は、解像度600dpi、色版Gray、ビット深度1bitの画像を必要とする(図5(c)白丸)。また、輝度補正410は、解像度75dpi、色版Gray、ビット深度8bitのデータを必要とする(図5(c)黒丸)。そのため、どちらかの処理に必要なデータを送っても、もう片方の処理を行うことができない。よって、中間データ生成部102は、PDLデータの描画命令の画像を、解像度600dpi、色版Gray、ビット深度8bitまでデータを削減して処理対象データとする。このように、中間データ生成部102は、外部装置110で実行する各々の画像処理401が必要とする画像データの画像フォーマットの和集合の画像フォーマットに、画像データを変換して処理データとする。

0045

<中間データ生成部102のフローチャート>
図6は、中間データ生成部102の処理の一例を説明するフローチャートである。なお、中間データ生成部102がソフトウェアとして実装されている場合には、画像処理装置100内のCPUがROMに格納されるプログラムを実行することにより、図6の処理が実現される。

0046

まずS601において、中間データ生成部102は、PDLデータ取得部101から処理対処のPDLデータに含まれる、画像処理指定命令を全て受信し、S602に処理を進める。
S602において、中間データ生成部102は、上記S601で受信した画像処理指定命令に基づいて、処理対象データの画像フォーマットを決定する。

0047

次にS603において、中間データ生成部102は、PDLデータ取得部101から処理対処のPDLデータに含まれる、描画命令を1つ受信する(以下「対象の描画命令」)。
次にS604において、中間データ生成部102は、対象の描画命令が画像描画命令か否かを判定する。中間データ生成部102は、対象の描画命令が画像描画命令でないと判定した場合(S604でNoの場合)、S603に処理を戻し、次の描画命令に処理を遷移させる。

0048

一方、上記S604において、中間データ生成部102は、対象の描画命令が画像描画命令であると判定した場合(S604でYesの場合)、S605に処理を進める。
S605において、中間データ生成部102は、対象の描画命令(画像描画命令)の画像データを、処理対象データの画像フォーマットに基づいてデータ削減し、処理対象データに加える。

0049

次にS606において、中間データ生成部102は、処理対処のPDLデータに含まれる全ての描画命令について処理を終了したか否かを判定する。中間データ生成部102は、まだ未処理の描画命令があると判定した場合(S606でNoの場合)、S603に処理を戻し、次の描画命令に処理を遷移させる。

0050

一方、上記S606において、中間データ生成部102は、処理対処のPDLデータに含まれる全ての描画命令について処理を終了したと判定した場合(S606でYesの場合)、本フローチャートの処理を終了する。

0051

<画像処理部112の詳細>
画像処理部112は、中間データに含まれる画像処理指定命令に応じて、図4に示される画像処理を中間データ内の処理対象データに対して実行する。なお、複数の画像処理が指定されている場合には、中間データ生成部102が、複数の画像処理が必要とする画像の条件の和集合の画像フォーマットで中間データを生成しているため、画像処理部112は内部で各々画像処理が適切に適応できるように変換する。

0052

画像処理部112で中間データの変換を行う例として、図5(c)の例において、文字領域抽出414が色版Gray、ビット深度1bitの画像に対してのみ実行可能とする場合について説明する。図5(c)の例では、中間データ生成部102は、PDLデータの描画命令の画像を、文字領域抽出414と輝度補正410の両方の画像処理が可能なように、解像度600dpi、色版Gray、ビット深度8bitの中間データに変換して送信している。よって、この場合、文字領域抽出414を実行する前に、画像処理部112は、中間データの処理対象データを、解像度600dpi、色版Gray、ビット深度8bitから、解像度600dpi、色版Gray、ビット深度1bitに変換する。

0053

画像処理部112で変換を行わない一例として、図5(b)の例において、輝度補正410が解像度75dpiでも解像度150dpiでも処理可能であると仮定する。図5(b)の例では、中間データ生成部102は、PDLデータの描画命令の画像を、輝度補正410と原稿影補正415の両方の画像処理が可能なように、解像度150dpi、色版Gray、ビット深度8bitの中間データに変換して送信している。この場合、画像処理部112は,
中間データ内の解像度150dpi、色版Gray、ビット深度8bitの処理対象データを解像度75dpiに変換することなく、輝度補正410を行う。

0054

<結果データ統合部105の詳細>
結果データ統合部105は、結果データの内容をPDLデータに適応する。例えば、画像処理指定で輝度補正410が指定されている場合は、結果データとして輝度補正410のテーブルが外部装置110から送られてくることから、それを利用してPDLデータの画像描画命令内の画像データに輝度補正410を行う。また、美肌処理412が指定されている場合は結果データとして顔領域の情報が外部装置110から送られてくることから、結果データ統合部105はそれを利用してPDLデータの画像描画命令内の画像データにぼかし処理を行う。

0055

以上のように、実施例1は、画像処理の前半を画像処理装置100で行い、画像処理の後半を外部装置110で行う構成を有する。また、複数の画像処理を単一の画像に実行する際に、画像処理装置100で画像処理の後半部で必要となる情報が全て含まれるような画像データを生成する。このような構成により、実施例1によれば、画像処理装置100から外部装置110への冗長なデータ転送を削減することが可能となる。

0056

上記実施例1の中間データ生成部102は、外部装置110で実行する各々の画像処理が必要とする画像データの条件の和集合の画像フォーマットに画像データを変換して処理データとした。しかし、指定される画像処理の組み合わせによっては1つの画像を複数の画像フォーマットで送信したほうがデータの削減ができる場合もある。

0057

実施例2では、中間データ生成部102において、画像を1つの画像フォーマットで送信した場合と、複数の画像フォーマットで送信した場合のデータ送信量を求めて、データ送信量で有利な送信方法を選択する構成について示す。以下、実施例2における中間データ生成部102の処理対象データの画像フォーマットの決定方法を、図5及び、図7を用いて説明する。

0058

図5(a)においては、選択された画像処理が赤目補正413の1つのみのため、中間データ生成部102はその画像処理が必要とする画像フォーマット(解像度300dpi、色版RGB,ビット深度8bit)までデータを削減して処理対象データとする。
図5(b)においては、選択された画像処理が輝度補正410と原稿影補正415であるが、原稿影補正415が必要とする解像度150dpi、色版Gray、ビット深度8bitの画像のみを送信する。外部装置110にて輝度補正410に必要な解像度75dpi、色版Gray、ビット深度8bitの画像を生成できるためである

0059

図5(c)を用いて、複数の画像フォーマットで送信するか否かを判定し、単一の画像フォーマットで送信する例を説明する。
図5(c)は、画像処理として、文字領域抽出414と輝度補正410が指定されている場合に対応する。

0060

初めに、中間データ生成部102は、2つの画像の画像フォーマットの和集合である、解像度600dpi、色版Gray、ビット深度8bitまで削減した画像データだけを送信した場合の画像データのデータ量を求める。

0061

次に、中間データ生成部102は、解像度75dpi、色版Gray、ビット深度8bitまで削減した画像データと、解像度600dpi、色版Gray、ビット深度1bitまで削減した画像データの双方を送った場合の合計のデータ量を求める。ここで、データ量の求め方としては実際に画像データを圧縮して求める方法でもよいが、画像データのサイズに想定される圧縮率を乗じた概算見積もる方法でもよい。

0062

そして、中間データ生成部102は、上述の1枚だけ送った場合と、2枚に分けて送った場合のデータ量を比較し、このうち、送信するデータ量が少ないほうを選択する。一例として、図5(c)の場合に、1枚だけ送ったほうがデータ量が少ないとすると、中間データ生成部102は、PDLデータの描画命令の画像を解像度600dpi、色版Gray、ビット深度8bitまでデータを削減して処理対象データとする。

0063

次に、図7(a)を用いて、複数の画像フォーマットで送信するか否かを判定し、複数の画像フォーマットで送信する例を説明する。
図7(a)は、文字領域抽出414(図7(a)白丸)と彩度補正411(図7(a)黒丸)を行う例に対応する。これらの処理をともに満たす画像は、解像度600dpi、色版RGB、ビット深度8bitの画像であり、中間データ生成部102でのデータ削減がほとんどできないことになる。

0064

一例として、図7(a)の場合に、1枚にして送るより、2種類の画像として送ったほうが、データ量が少ないと仮定する。この場合、中間データ生成部102は、PDLデータの描画命令の画像を解像度75dpi、色版RGB、ビット深度8bitまで削減した画像データと、解像度600dpi、色版Gray、ビット深度1bitまで削減した画像データに変換する。そして、中間データ生成部102は、その両方共を処理対象データとする。

0065

なお、3種類以上の画像処理が選択された場合に、一部の画像フォーマットについて統合しつつ、複数の画像フォーマットに処理対象データを分けてもよい。すなわち、中間データ生成部102が、指定された複数の画像処理を複数のグループに分け、該グループごとに、変換するフォーマットを決定して中間データを生成する。そして、中間データ送信部103が、グループごとに生成された中間データを外部装置110に送信するように構成する。なお、画像処理を複数のグループに分ける際に、グループごとに生成される中間データのデータ量の合計が最小となるようにグループ分けを行うものとする。

0066

以下、具体的に説明する。
図7(b)は、文字領域抽出414(図7(b)白丸)と彩度補正411(図7(b)黒丸)と美肌処理412(図7(b)白三角)が指定された場合の例である。これらの処理を行えるように外部装置110にデータを送信するにあたり、最も送信データ量が少なくなるデータの送信方法を求める。

0067

一例として、文字領域抽出414に必要な画像(解像度600dpi、色版Gray、ビット深度1bit)と、彩度補正411及び美肌処理412に必要な画像の和集合(解像度150dpi、色版RGB、ビット深度8bit)の画像を送信する場合にデータ量が最小となると仮定する。
この場合、中間データ生成部102は、PDLデータの描画命令の画像をこれらの組み合わせで削減して、削減した画像の両方を処理対象データとする。

0068

以上のように、実施例2で、中間データ生成部102において、画像を1つの画像フォーマットで送信した場合と、複数の画像フォーマットで送信した場合のデータ送信量を求め、データ送信量で有利な送信方法を選択する構成とする。このような構成により、画像処理の組み合わせによっては、実施例1よりもデータ送信量を削減することが可能となる。

0069

上より、各実施例によれば、計算量の多い画像処理を外部装置110に依頼して行う画像処理装置100で、異なる複数の画像処理を実行する際、画像処理装置100から外部装置110へのデータ転送量を削減し、冗長なデータ転送を防止することができる。

0070

なお、上記実施例では、本発明を画像処理装置に適用する場合について説明した。しかし、本発明は、外部装置にデータの処理を依頼する情報処理装置全般に適用可能であり、処理するデータも画像データに限定されるものではない。即ち、本発明によれば、計算量の多い処理を外部装置に依頼して行う情報処理装置で、異なる複数の処理を実行する際、情報処理装置から外部装置へのデータ転送量を削減し、冗長なデータ転送を防止することが可能となる。

0071

なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されていてもよい。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。

実施例

0072

(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。

0073

100画像処理装置
102中間データ生成部
103 中間データ送信部
104 中間データ受信部
105結果データ統合部
110 外部装置

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