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技術 アイロン

出願人 東芝ホームテクノ株式会社
発明者 栗林正人高木均小林幸久笠原浩文庭山晃一石山豊石渡隆
出願日 2017年8月3日 (2年1ヶ月経過) 出願番号 2017-151153
公開日 2019年2月21日 (6ヶ月経過) 公開番号 2019-025254
状態 未査定
技術分野 アイロン
主要キーワード 湾曲長孔 螺旋溝状 開閉棒 可動室 タンク組立体 シリンダー部材 開閉杆 被覆部位
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年2月21日)のものです。
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図面 (20)

課題

噴出範囲ストロークが異なる蒸気噴出させることができる使い勝手の良いアイロンを提供する。

解決手段

スチームを噴出させる流路101として、集中側流路101Aと分散側流路101Bをそれぞれ独立して複数設ける。切替手段75により、集中側流路101Aが開状態となるように切替えると、スチーム集中噴出孔9Aから集中スチームS1がピンポイントに噴出し、分散側流路101Bが開状態となるように切替えると、スチーム分散噴出孔9Bから分散スチームS2が広範囲に噴出する。また、付勢体により切替手段75を特定の方向に付勢させることで、常に分散側流路101Bだけが開き、それ以外の集中側流路101Aは必ず閉状態となるように規制できる。

概要

背景

従来、この種のアイロンとして、例えば特許文献1には、ヒータで加熱したベースに2つの気化室区画して設け、一方の気化室は、タンクから直接供給される水を利用してスチームを発生させる通常スチーム用とし、もう一方の気化室は、タンクからポンプ装置を介して供給される水を利用してスチームを発生させる増量スチーム用として、それぞれの気化室から噴出部となる複数のスチーム孔を通して、衣類などにスチームを噴出させるものが知られている。

概要

噴出範囲ストロークが異なる蒸気を噴出させることができる使い勝手の良いアイロンを提供する。スチームを噴出させる流路101として、集中側流路101Aと分散側流路101Bをそれぞれ独立して複数設ける。切替手段75により、集中側流路101Aが開状態となるように切替えると、スチーム集中噴出孔9Aから集中スチームS1がピンポイントに噴出し、分散側流路101Bが開状態となるように切替えると、スチーム分散噴出孔9Bから分散スチームS2が広範囲に噴出する。また、付勢体により切替手段75を特定の方向に付勢させることで、常に分散側流路101Bだけが開き、それ以外の集中側流路101Aは必ず閉状態となるように規制できる。

目的

本発明は上記問題点に鑑み、噴出範囲やストロークが異なる蒸気を噴出させることができる使い勝手の良いアイロンを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

蒸気噴出孔を有し、加熱されるベースと、液体貯留するタンクと、前記タンクからの液体を気化させる気化室と、前記タンクの側面部に設けられる操作可能な切替手段と、前記切替手段を付勢する付勢体と、を備え、前記タンクからの液体をそれぞれの前記気化室に導いて、前記噴出孔から蒸気を噴出させる流路が別々に複数設けられ、前記切替手段により前記流路の何れか一つを開状態に切替える構成としたことを特徴とするアイロン

請求項2

前記切替手段の表面をローレット形状に形成したことを特徴とする請求項1記載のアイロン。

技術分野

0001

本発明は、スチーム噴出させて衣類などのしわ伸ばしを行なうアイロンに関する。

背景技術

0002

従来、この種のアイロンとして、例えば特許文献1には、ヒータで加熱したベースに2つの気化室区画して設け、一方の気化室は、タンクから直接供給される水を利用してスチームを発生させる通常スチーム用とし、もう一方の気化室は、タンクからポンプ装置を介して供給される水を利用してスチームを発生させる増量スチーム用として、それぞれの気化室から噴出部となる複数のスチーム孔を通して、衣類などにスチームを噴出させるものが知られている。

先行技術

0003

特開2007−202812号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に示すアイロンでは、気化室を二つに分けているため、ボタン操作によってポンプ装置を動作させることにより、ベースの掛け面から安定して増量スチームを噴出させることができる。しかし、スチームは掛け面に形成した全ての噴出孔から噴出するため、衣類に付いた頑固なシワに対しては、圧力の高い蒸気ピンポイントで集中的に吹き付けることができず、蒸気の噴出範囲ストローク切替えることができる使い勝手の良いアイロンが求められていた。

0005

本発明は上記問題点に鑑み、噴出範囲やストロークが異なる蒸気を噴出させることができる使い勝手の良いアイロンを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、上記目的を達成するために、蒸気の噴出孔を有し、加熱されるベースと、液体貯留するタンクと、前記タンクからの液体を気化させる気化室と、前記タンクの側面部に設けられる操作可能な切替手段と、前記切替手段を付勢する付勢体と、を備え、前記タンクからの液体をそれぞれの前記気化室に導いて、前記噴出孔から蒸気を噴出させる流路が別々に複数設けられ、前記切替手段により前記流路の何れか一つを開状態に切替える構成としたことを特徴とする。

0007

また本発明は、前記切替手段の表面をローレット形状に形成したことを特徴とする。

発明の効果

0008

請求項1の発明によれば、蒸気を噴出させるための流路をそれぞれ独立して複数設け、切替手段により開状態となる一つの流路を選択的に切替えることで、噴出範囲やストロークが異なる蒸気を噴出させることができる。また、付勢体によって切替手段を特定の方向に付勢させることで、常に一つの流路だけが開き、それ以外の流路は必ず閉状態となるように規制することができ、切替手段が途中で止まることを防いで、使い勝手の良いアイロンを提供できる。

0009

請求項2の発明によれば、切替手段の操作時における指当りがよく、滑りを抑制して操作性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0010

本発明の第一実施形態のアイロンを示すアイロン本体の平面図である。
同上、アイロン本体の側面図である。
同上、アイロン本体の側面側から見た縦断面図である。
同上、気化室蓋を取り外した状態のベースとその周辺の要部構成を示す部分平面図である。
同上、気化室蓋を取り外した状態のベースを上面側から見た全体平面図である。
同上、気化室蓋を取り付けた状態のベースを上面側から見た全体平面図である。
同上、ベースを構成する基体の下面側から見た全体底面図である。
同上、ベースを構成する掛け面部材の上面側から見た全体平面図である。
同上、タンク組立体の要部縦断面図である。
同上、タンク組立体の内部構成を示す要部平面図である。
同上、タンク組立体の内部構成を示す要部斜視図である。
同上、図11とは別な方向から見たタンク組立体の内部構成を示す要部斜視図である。
同上、図12外郭部材カバー部材を取り付けた要部斜視図である。
同上、タンク組立体の内部構成を示す要部縦断面図である。
同上、貯留室からポンプ装置を経て噴出孔に至る一連経路を示す図である。
本発明の第二実施形態のアイロンを示すアイロン本体の平面図である。
同上、アイロン本体の側面図である。
同上、アイロン本体の側面側から見た縦断面図である。
同上、アイロン本体の正面側から見た縦断面図である。
本発明の第三実施形態のアイロンを示すアイロン本体の側面側から見た縦断面図である。
同上、通水路を閉じた状態のタンク通水部の要部拡大断面図である。
同上、通水路を開けた状態のタンク通水部の要部拡大断面図である。
本発明の第四実施形態のアイロンを示すベースの基体内面を示す要部斜視図である。
同上、ベースの掛け面部材内面を示す要部斜視図である。
同上、気化室からの蒸気流路を示す要部断面図である。
従来の気化室からの蒸気流路を示す要部断面図である。
本発明の第五実施形態のアイロンを示すアイロン本体の平面図である。
同上、アイロン本体の側面図である。
同上、アイロン本体の側面側から見た縦断面図である。
同上、アイロン本体の正面側から見たタンク組立体の縦断面図である。
同上、ベースを構成する基体の平面図である。
同上、通水継手遮熱板を上面側から見た平面図である。
同上、図32のA−A線断面図である。
同上、図32のB−B線断面図である。
同上、ベースを構成する掛け面部材の下面側から見た全体平面図である。
同上、変形例として、ベースを構成する基体の平面図である。
同上、通水継手と遮熱板を上面側から見た平面図である。
同上、図37のC−C線断面図である。
同上、図37のD−D線断面図である。
本発明の第六実施形態のアイロンを示すアイロン本体の平面図である。
同上、アイロン本体の側面図である。
同上、アイロン本体の側面側から見た縦断面図である。
同上、気化室蓋を取り外した状態のベースの平面図である。

0011

以下、本発明の好ましいアイロンの実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。

0012

図1図15は、本発明の第一実施形態のアイロンを示している。まず、図1図3に基づいてアイロンの全体構成から説明すると、1はアイロン本体であり、このアイロン本体1は図示しない載置台着脱自在に載置される。アイロン本体1の後部には凹状の受電部2が設けられ、アイロン本体1を載置台に載置して、受電部2を載置台の給電部(図示せず)に嵌合させたときに、載置台からの電源電圧が受電部2を通してアイロン本体1に供給される構成となっている。なお、本実施形態は載置台を中継してアイロン本体1に給電を行なうコードレス式のアイロンであるが、載置台を用いずに電源電圧をアイロン本体1に直接供給するコード付きのアイロンでも構わない。

0013

アイロン本体1は、加熱手段としてヒータ3を埋設した金属製のベース4を下部に備えている。ベース4は、ダイキャスト成形品による基体5の底面に、プレート状の掛け面部材6が具備された構成を有し、掛け面部材6に固着された締結部材7によって、基体5に密着固定される。ベース4の内部には、ヒータ3の近傍に位置して蒸気室すなわち気化室8が形成され、この気化室8に連通する噴出孔9が、ベース4の下面をなす掛け面部材6に開口形成される。また、ベース4は金属板状の気化室蓋10を備え、基体5に取付け固定された気化室蓋10により、気化室8の上面が形成される。なお、気化室8はベース4に形成されずに、別体であってもよい。その場合も、気化室8で液体となる水を加熱気化させるために、ヒータ3若しくは別な加熱手段が設けられる。

0014

11はベース4の上部を覆うように設けられた樹脂製のカバーであり、12はカバー11の上方に固定して設けられ、側面から見て後端開放した略U字状に形成された把手である。把手12の前方には、液体を貯留するカセットタンクとなるタンク組立体13が、アイロン本体1に対して着脱可能に設けられる。アイロン本体1のタンクに相当する容器たるタンク組立体13は、例えば合成樹脂で形成され、上面から見た形状が略U字状で、その両側が把手11の前端部側から後端部側にかけて跨るように配置される。14はタンク組立体13の前部に設けられた開閉自在な注水口蓋であり、ここからタンク組立体13内に液体である水を収容したり、タンク組立体13内の不要水を廃棄したりすることが可能になる。

0015

アイロン本体1に対するタンク組立体13のロック機構は、タンク組立体13の一側面にやや突出してタンクロック釦15を設け、タンク組立体13の内部で上下動する昇降体16が、弾性部材であるスプリング17により常時下方に付勢され、昇降体16の上部に突設したロック部18が、把手12の前部に形成した孔部19に係止することで構成される。これにより、スプリング17の付勢に抗してタンクロック釦15を押動操作すると、昇降体16が押し上げられてロック部18と孔部19との係止状態解除され、アイロン本体1からタンク組立体13を離脱させることが可能になる。なお、本実施形態では着脱式のカセットタンクとなるタンク組立体13について説明しているが、アイロン本体1と一体の固定式のタンクであってもよい。

0016

タンク組立体13の前面には、注液口としての注水口21が開口形成され、この注水口21に臨んで、ヒンジ22を中心として回動する開閉可能な注水口蓋14が設けられる。注水口蓋14の上端部とタンク組立体13の前面との間には、注水口蓋14を指で開けやすくするのに、凹状の指掛け部23が形成される。そして、この指掛け部23に指を差し入れて、ヒンジ22を中心として注水口蓋14をタンク組立体13の前方に回動させると、開放した注水口21からタンク組立体13の内部に水を適宜注入することができ、その後で注水口蓋14を反対側に回動させると、注水口蓋14が注水口21を密着状態で塞ぐことにより、注水口21からの水の漏出を防止する構成となっている。

0017

25は、前記把手12と、把手12の上部に配置される把手カバー26との二部品からなるハンドルとしての握り部である。把手部に相当する棒状の握り部25は、アイロン本体1の腹部27との間に空洞28を有しており、握り部25の後部には、アイロン本体1の後部から空洞28に手を差し入れて、握り部25を手で握ることができるように、空洞28に連通する開口部29が開口形成される。つまり、ここでの握り部25は、その後部がアイロン本体1のどの部位にも連結せずに、開口部29を形成して開放した形状を有する。また、ここでいう腹部27とは、タンク組立体13の両側を除く握り部25に対向したアイロン本体1の平坦状の中央上面部を指すものであり、本実施形態では、カバー11上に取付けられる把手12の基部12Aとして形成される。把手12は、この基部12Aの他に、基部12Aの前側でU字状に立上がる連結部12Bと、連結部12Bより後側に延び、握り部25の下面部を形成する延設部12Cとからなり、延設部12Cを把手カバー26で覆うことで、アイロン本体1の握り部25が構成される。

0018

31は、アイロン本体1の上部に設けられた操作部で、これはスチーム/ドライ切替レバー31Aや、増量スチーム用のショットボタン31Bや、霧吹き用のミストボタン31Cや、温度設定/切ボタン31Dや、増量スチーム時の集中/分散(集中/全面)切替レバー31Eにより構成される。また、握り部25の上部前側には、表示部として複数のLEDを並べた温度表示ランプ32が設けられており、温度設定/切ボタン31Dによる設定温度や、温度検知手段(図示せず)で検知されるベース4の温度などが温度表示ランプ32で表示される。また、握り部25の内部には、ヒータ3を適宜通断電制御することにより、ベース4を所定の温度に維持するように制御する温度制御装置33が設けられる。

0019

次に、図4図8を併せて参照して、ベース4とその周辺の構成について詳しく説明する。ベース4の基体5には、加熱手段となるヒータ3が上面から見て略U字状に屈曲して埋設され、基体5の上面側には、スチームを発生させるための気化室8として、第1気化室に相当する集中側気化室8Aと、第2気化室に相当する分散側気化室8Bが、それぞれ形成される。集中側気化室8Aと分散側気化室8Bは、何れも基体5の上側でラビリンス状の折返し部を有する通路空間として形成され、屈曲したヒータ3の一側近傍に集中側気化室8Aが配置され、ヒータ3の他側近傍に分散側気化室8Bが配置される。これにより、ヒータ3からの熱を2つの気化室8A,8Bに略等しく供給できる。

0020

本実施形態では、基体5の上面に集中側ラビリンス凹部34Aと分散側ラビリンス凹部34Bをそれぞれ形成し、これらのラビリンス凹部34A,34Bの上面開口を共通の気化室蓋10で覆うことで、ベース4の内部で集中側気化室8Aと分散側気化室8Bをそれぞれ区画形成している。また、気化室8A,8Bの容積を増やすために、気化室蓋10には、基体5に形成した集中側ラビリンス凹部34Aと分散側ラビリンス凹部34Bにそれぞれ対向して、何れも上方に膨らんだ集中側ラビリンス膨出部35Aと分散側ラビリンス膨出部35Bが形成される。

0021

集中側気化室8Aの一端をなす入口には、複数の突起状の滴下受け部36Aが設けられ、集中側気化室8Aの他端をなす出口には、基体5と掛け面部材6との間の集中側蒸気空間37Aに連通する蒸気排出孔38Aが形成される。また、分散側気化室8Bの一端をなす入口には、複数の突起状の滴下受け部36Bが設けられ、分散側気化室8Bの他端をなす出口には、基体5と掛け面部材6との間の別な分散側蒸気空間37Bに連通する蒸気排出孔38Bが形成される。集中側蒸気空間37Aは、基体5の下面に形成した集中側上凹部39Aと、この集中側上凹部39Aに対向して、掛け面部材6の上面に形成した凹状の集中側膨出部40Aとにより、基体5の下側でベース4の前方寄りに形成される。また、分散側蒸気空間37Bは、基体5の下面に形成した分散側上凹部39Bと、この分散側上凹部39Bに対向して、掛け面部材6の上面に形成した凹状の分散側膨出部40Bとにより、基体5の下側で集中側蒸気空間37Aを除くベース4のほぼ全体に形成される。そして、気化室8となる集中側気化室8Aと分散側気化室8Bとの間と同様に、蒸気空間37となる集中側蒸気空間37Aと分散側蒸気空間37Bとの間は、お互いに完全に区画されている。

0022

掛け面部材6の裏面側には、図示しない布地などに当接する水平で略平坦なベース4の掛け面41と、掛け面41の後端から上方に傾斜する傾斜面42が形成される。掛け面41の先端側領域には、スチーム集中噴出部となる複数のスチーム集中噴出孔9Aが設けられる。これとは別に、掛け面41の先端側領域以外の周囲領域には、スチーム分散噴出部となる複数のスチーム分散噴出孔9Bが設けられる。スチーム集中噴出孔9Aは、全て集中側蒸気空間37Aに連通して開口形成され、スチーム分散噴出孔9Bは、全て分散側蒸気空間37Bに連通して開口形成され、何れも前述の噴出孔9に相当する。

0023

本実施形態では、複数のスチーム集中噴出孔9Aが掛け面41の中央部前方寄り一箇所に集中して設けられ、この複数のスチーム集中噴出孔9Aの後方に分散して、掛け面41のほぼ全体に複数のスチーム分散噴出孔9Bが設けられる。ここでのスチーム分散噴出孔9Bは、掛け面41にだけ設けられているが、一部を傾斜面42に設けてもよい。また、スチーム集中噴出孔9Aとスチーム分散噴出孔9Bは、個々に全て同じ大きさと形状を有するが、掛け面41の部位に応じて異なる大きさや形状にしてもよく、その数を各々適宜変更して構わない。

0024

こうしたベース4の内部構造により、集中側気化室8Aの滴下受け部36Aに滴下した水は、集中側気化室8A内でヒータ3により加熱されてスチームとなり、そこから集中側蒸気空間37Aを通して、掛け面41の中心部のスチーム集中噴出孔9Aより集中してスチームが噴出される一方で、別な分散側気化室8Bの滴下受け部36Bに滴下した水は、集中側気化室8B内でヒータ3により加熱されてスチームとなり、そこから分散側蒸気空間37Bを通して、掛け面41の周辺部のスチーム分散噴出孔9Bより分散してスチームが噴出される。また、集中側気化室8Aに連なる蒸気排出孔38Aの開口面積を、分散側気化室8Bに連なる蒸気排出孔38Bの開口面積よりも小さくし、且つスチーム集中噴出孔9Aの一つを、蒸気排出孔38Aと隣接して蒸気排出孔38Aの真下に設けることで、蒸気排出孔38Aに集中して高い圧力で排出されるスチームが、そのままスチーム集中噴出孔9Aから増加した噴射圧で外部に噴出される。その結果、蒸気排出孔38Aから噴出するスチームの噴出範囲やストローク(噴出長)を、蒸気排出孔38Bから噴出するスチームの噴出範囲やストロークへと変えることができる。

0025

気化室蓋10の上面側には、タンク組立体13と気化室8A,8Bとの間を繋ぐ2つの通液路として、タンク組立体13から集中側気化室8Aに液体を流通する第1通液路としての集中側通水路46Aと、タンク組立体13から分散側気化室8Bに液体を流通する第2通液路としての分散側通水路46Bが各々並んで設けられる。集中側通水路46Aの流入口は、第1弁体となる集中側オートバルブ47Aに連通接続し、集中側通水路46Aの流出口は、集中側気化室8Aの滴下受け部36Aに臨んで開口している。また、分散側通水路46Bの流入口は、第2弁体となる分散側オートバルブ47Bに連通接続し、分散側通水路46Bの流出口は、分散側気化室8Bの滴下受け部36Bに臨んで開口している。

0026

オートバルブ47A,47Bは、タンク組立体13をアイロン本体1から取り外したときに、カバー11の上面に露出する。また、集中側通水路46Aの流出口からの液体は、気化室蓋10に開口形成した集中側通水口48Aを通して、集中側気化室8Aの滴下受け部36Aに滴下され、分散側通水路46Bの流出口からの液体は、気化室蓋10に開口形成した分散側通水口48Bを通して、分散側気化室8Bの滴下受け部36Bに滴下される構成となっている。

0027

ベース4には、気化室8が気化可能な温度に上昇していない状態で、滴下受け部36に液体が滴下されるのを防止するために、ベース4の温度を感知して変形す感熱応動体として、集中側オートバルブ47Aを開閉するバイメタル49Aと、分散側オートバルブ47Bを開閉するバイメタル49Bが設けられる。これらのバイメタル49A,49Bは、基体5の上面に設けた凹状の集中側バイメタル収納室50Aと分散側バイメタル収納室50Bにそれぞれ収納され、ベース4が液体の気化温度よりも低い場合は、バイメタル49A,48Bが復帰状態となって、オートバルブ47A,47Bを共に閉塞するのに対し、ベース4が液体の気化温度以上になると、バイメタル49A,49Bが反転状態となって、オートバルブ47A,47Bを共に開放し、集中側オートバルブ47Aを通過した水が、集中側通水路46Aを通って集中側気化室8Aの滴下受け部36Aに滴下され、分散側オートバルブ47Bを通過した水が、分散側通水路46Bを通って分散側気化室8Bの滴下受け部36Bに滴下される構成となっている。

0028

次に、前述の図1図3並びに図9図14の各図に基づいて、タンク組立体13の内部構成を説明すると、51はスチーム/ドライ切替レバー31Aに連動する弁装置、52はショットボタン31Bに連動するポンプ装置、53はミストボタン31Cに連動するミスト噴出装置である。注水口21の下方にはミスト噴出装置53の噴出口54が配置され、ミストボタン31Cを押動操作する毎に、タンク組立体13内の水が霧状のミストとして噴出口54から噴出される。

0029

タンク組立体13の内部には、注水口21からの水を収容する貯留室55と、温度設定/切ボタン31Dを除く操作部31やその可動機構を収容する機構可動室56とを上下に区画する仕切部材57が設けられる。液体の貯留空間となる貯留室55は、平面視で略U字状をなすタンクケース58と、このタンクケース58の下面開口を塞ぐ平板状のタンクベース59とにより形成され、タンク組立体13の前側で仕切部材57がタンクケース58と一体的に形成される。

0030

弁装置51は、スチーム/ドライ切替レバー31Aの操作に伴い、タンク組立体13の内部で仕切部材57を水密状態で貫通して鉛直方向に可動するニードル機構61と、ニードル機構61の下端に位置して、タンクベース59に装着された弁体(図示せず)とを主な構成要素とする。ここでは、ニードル機構61の上下動に伴い弁体が開閉するようになっており、弁体が開いた状態では、貯留室55に貯留する水が分散側通水路46Bを通して分散側気化室8Bに送り出され、前述のようにスチーム分散噴出孔9Bから通常量のスチーム(通常スチーム)が噴出する構成となっている。

0031

ポンプ装置52は、ショットボタン31Bの押動操作に連動して、一時的に多量の液体を集中側気化室8Aまたは分散側気化室8Bへ送り込む液体供給装置として、タンク組立体13の内部に設けられる。このポンプ装置52は、仕切部材57に形成した凹状のシリンダー保持部64に対して回動自在に収容保持される円筒状の回転体としてのシリンダー部材65と、シリンダー部材65の内部を水密状態で鉛直方向に摺動自在に設けられたピストン66と、ショットボタン31Bがタンク組立体13から常時突出するように、ショットボタン31Bの下部に当接するピストン66を上方に付勢するスプリングなどの弾性体67と、を備えている。

0032

シリンダー部材65の開口した上部外周には、集中/分散切替レバー31Eに係合する係合片68と、係合片68とは別の位置に突出する爪69A,69Bがそれぞれ一体形成される。また、集中/分散切替レバー31Eは、使用者が指を押し当てることができる程度の大きさを有する摘み70と、この摘み70と一体に設けられ、シリンダー部材65の係合片68に係合する基部71とにより構成される。タンク組立体13の外観面を形成し、タンクケース58の左右両側に取付けられたタンク組立体13の外郭部材72には、基部71から摘み70をタンク組立体13の外部に露出させるためのスライド溝73が形成され、スライド溝73に沿ってタンク組立体13の前後方向に、摘み70の先端面を指で押しながらスライド操作すると、それに連動してシリンダー部材65が回動する構成となっている。このように本実施形態では、集中/分散切替レバー31Eのスライド操作により、シリンダー保持部64に対してシリンダー部材65が回動する二重筒構造が、タンク組立体13の内部に組み込まれており、上述したシリンダー部材65と集中/分散切替レバー31Eは、ベース4の掛け面41からのスチームの噴出を、スチーム集中噴出孔9Aまたはスチーム分散噴出孔9Bの何れかに切替える手動操作が可能な切替手段75として形成される。

0033

なお、上述した係合片68の形状や数は、図10に示したものに限定されず、要は集中/分散切替レバー31Eとシリンダー部材65が連動すればよく、集中/分散切替レバー31Eとシリンダー部材65を一部品で構成してもよい。また好ましくは、指先が触れる摘み70の先端面となる表面には、凹凸状のローレット目76が形成される。

0034

78は、シリンダー部材65を上から押さえ込むように、当該仕切部材57の上面に取付け固定された固定部材たるカバー部材である。このカバー部材78は、爪69A,69Bにそれぞれ係脱可能なロック部となるストッパー79A,79Bが、ブロック状のカバー本体80から突出して一体に形成される。本実施形態のストッパー79A,79Bは、何れも爪69A,69Bよりも弾性変形しやすく、爪69A,69Bに向けて先端に突起を有する弾性片として形成されるが、一方のストッパー79Aは他方のストッパー79Bよりも長片状に形成され、その分容易に弾性変形するようになっている。こうした爪69A,69Bおよびストッパー79A,79Bの数や形状は特に限定されず、集中/分散切替レバー31Eの摘み70を指で押し当ててスライドさせたときに、シリンダー部材65が連動して爪69A,69Bにストッパー79A,79Bが当接すると、ストッパー79A,79Bが弾性変形して爪69A,69Bに係脱できる構造であればよい。

0035

タンク組立体13の内部には、シリンダー部材65の回動を一方向に付勢するために、付勢体となるトーションばね81を備える。トーションばね81は、その一端がシリンダー部材65に巻装され、他端が仕切部材57に形成した突片82に連結される。これにより、集中/分散切替レバー31Eをトーションばね81の回転付勢に抗して、指で動かして逆方向にスライドさせると、集中/分散切替レバー31Eに係合するシリンダー部材65が連動して回転して、シリンダー部材65の爪69A,69Bがカバー部材78のストッパー79A,79Bに係合ロックし、集中/分散切替レバー31Eから指を離した後も、集中/分散切替レバー31Eが元の位置に戻るのを規制する。一方、爪69A,69Bとストッパー79A,79Bが係合ロックした状態から、集中/分散切替レバー31Eをトーションばね81の回転付勢方向にスライドさせると、爪69A,69Bとストッパー79A,79Bとの係合が解除され、トーションばね81の付勢力で集中/分散切替レバー31Eが元の位置に戻る。なお、トーションばね81に代わる別な付勢体を用いてもよい。

0036

図10に示すように、シリンダー保持部64の底面部には、一つの給水孔83と、2つの集中側吐水孔84Aおよび分散側吐水孔84Bが、所定の間隔を置いて各々開口形成される。給水孔83は、タンク組立体13の内部で貯留室55と連通している。また、図14に示すように、タンク組立体13の内部で、集中側吐水孔84Aは集中側吐水路85Aに連通し、分散側吐水孔84Bは別な分散側吐水路85Bに連通しており、本体1の前部にタンク組立体13を装着すると、集中側吐水路85Aの先端開口が集中側オートバルブ47Aに水密状態で連通すると共に、分散側吐水路85Bの先端開口も分散側オートバルブ47Bに水密状態で連通する構成となっている。なお図10では、集中側吐水孔84Aおよび分散側吐水孔84Bの開口領域を斜線で示している。

0037

また、回転するシリンダー部材65の底面部には、集中/分散切替レバー31Eの操作位置に拘らず、シリンダー部材65の内部と給水孔83とを連通可能にする1つの湾曲長孔86と、集中/分散切替レバー31Eを第1位置である「集中」側に切替え操作したときに、シリンダー部材65の内部と集中側吐水孔84Aとを連通可能にする集中ガイド孔87Aと、集中/分散切替レバー31Eを第2位置である「分散」側に切替え操作したときに、シリンダー部材65の内部と分散側吐水孔84Bとを連通可能にする分散ガイド孔87Bが、各々開口形成される。

0038

図10は、集中/分散切替レバー31Eが「集中」側に位置しているときのタンク組立体13内部の状態を実線で示し、集中/分散切替レバー31Eが「分散」側に位置しているときのタンク組立体13内部の状態を一点鎖線で示している。集中/分散切替レバー31Eが「集中」側、すなわち摘み70がアイロン本体1の前方に位置している場合は、トーションばね81の付勢に抗してシリンダー部材65が一の方向に回動し、切替手段75の爪69A,69Bがストッパー79A,79Bを乗り越えて係合ロックする。そのため、湾曲長孔86を通してシリンダー部材65の内部と給水孔83が連通すると共に、集中ガイド孔87Aと集中側吐水孔84Aとの孔位置が一致して、シリンダー部材65の内部と集中側吐水孔84Aが連通する。それに対して、集中/分散切替レバー31Eが「分散」側、すなわち摘み70が後方に位置している場合は、切替手段75の爪69A,69Bとストッパー79A,79Bとの係合ロックが解除され、トーションばね81の付勢力によりシリンダー部材65が他の方向に回動する。そのため、湾曲長孔86を通してシリンダー部材65の内部と給水孔83が連通すると共に、分散ガイド孔87Bと分散側吐水孔84Bとの孔位置が一致して、シリンダー部材65の内部と分散側吐水孔84Bが連通する構成となっている。

0039

図14にも示すように、シリンダー保持部64の底面部には、下方に延びる集中側筒部89Aと分散側筒部89Bが一体に形成される。これらの筒部89A,89Bは、共通するパッキン90に水密状態で装着され、集中側筒部89Aの内部からパッキン90の内部を貫いて、先端(下端)を開口した集中側吐水路85Aが形成され、分散側筒部89Bの内部からパッキン90の内部を貫いて、同様に先端を開口した分散側吐水路85Bが形成される。集中側吐水路85Aの基端側には、集中側吐水孔84Aを閉じる方向にスプリング91Aでボール弁92Aを常時付勢する集中側弁機構が設けられ、分散側吐水路85Bの基端側には、分散側吐水孔84Bを閉じる方向にスプリング91Bでボール弁92Bを常時付勢する分散側弁機構が設けられる。

0040

これらの弁機構により、ショットボタン31Bを押動操作してポンプ装置52を動作させない限り、ポンプ装置52からタンク組立体13の外部への水の吐出を防止できる一方で、弾性体67に抗してショットボタン31Bを押動操作すると、貯留室55からシリンダー部材65の内部に送り込まれた水が押し出され、集中/分散切替レバー31Eを「集中」側に位置させた場合は、スプリング91Aの弾性に抗してボール弁92Aが集中側吐水孔84Aを開いて、集中側吐水路85Aから集中側オートバルブ47Aに水が大量に吐出され、また集中/分散切替レバー31Eを「分散」側に位置させた場合は、スプリング91Bの弾性に抗してボール弁92Bが分散側吐水孔84Bを開いて、分散側吐水路85Bから分散側オートバルブ47Bに水が大量に吐出される構成となっている。

0041

タンク組立体13の内部には、弁装置51やポンプ装置52を通して送り出される貯留室55内の水を、タンクベース59の下面側に露出して装着された集中側吐出口と分散側吐出口(何れも図示せず)に導く導流部94が設けられる。導流部94は、タンク組立体13の内底面となるタンクベース59の上面に形成した取付け凹部95と、この取付け凹部92に適合する形状で、弁装置51やポンプ装置52に臨んで配設される板状の押さえ部材96とにより構成される。押さえ部材96はタンクベース59と同じ熱可塑性樹脂からなり、前述した弁装置61の弁体をタンクベース59に押し付けるために、取付け凹部92に超音波溶着で取付け固定されている。また、タンク組立体13をアイロン本体1に装着した状態では、集中側吐水路85Aに通じるタンクベース59の集中側吐出口と集中側オートバルブ47Aが、水密状態で連通すると共に、分散側吐水路85Bに通じるタンクベース59の分散側吐出口と分散側オートバルブ47Bが、水密状態で連通する構成となっている。

0042

図15は、貯留室55からポンプ装置52を経て噴出孔9に至る流体の経路を示したものである。同図において、101は、ポンプ装置52の出口となる吐出孔84を基端として、そこから気化室8を経て噴出孔9に至る一続きの流路である。本実施形態では、アイロン本体1の内部に2つの流路101、すなわち切替手段75の集中/分散切替レバー31Eが「集中」側に位置しているときに、ポンプ装置52からの水が集中側吐出孔84Aを通して集中側気化室8Aに導かれ、そこでヒータ3により加熱気化された水が、スチーム集中噴出孔9Aから集中スチームS1として噴出する第1流路としての集中側流路101Aと、切替手段75の集中/分散切替レバー31Eが「分散」側に位置しているときに、ポンプ装置52からの水が分散側吐出孔84Bを通して集中側気化室8Bに導かれ、そこでヒータ3により加熱気化された水が、スチーム分散噴出孔9Bから分散スチームS2として噴出する第2流路としての集中側流路101Bと、をそれぞれ備えている。

0043

集中側吐出孔84Aからスチーム集中噴出孔9Aに至る集中側流路101Aは、水通路となる集中側吐水路85Aや集中側通水路46Aの他に、蒸気通路となる集中側蒸気空間37Aを含んで構成され、その途中に集中側オートバルブ47Aや、集中側気化室8Aが配設される。また、分散側吐出孔84Bからスチーム分散噴出孔9Bに至る分散側流路101Bは、水通路となる分散側吐水路85Bや分散側通水路46Bの他に、蒸気通路となる分散側蒸気空間37Bを含んで構成され、その途中に分散側オートバルブ47Bや、分散側気化室8Bが配設される。集中側流路101Aと分散側流路101Bは、気化室8や噴出孔9を含めて、それぞれが別々に区画して設けられており、切替手段75により集中ガイド孔87Aの位置を集中側吐出孔84Aに一致させて、集中側流路101Aを開状態に切替えた場合には、その先端出口となるスチーム集中噴出孔9Aから、噴出範囲が狭くストロークの長い集中スチームS1が噴出し、切替手段75により分散ガイド孔87Bの位置を分散側吐出孔84Bに一致させて、分散側流路101Bを開状態に切替えた場合には、その先端出口となるスチーム分散噴出孔9Bから、スチーム集中噴出孔9Aとは別な領域で、噴出範囲が広くストロークの短い分散スチームS2が噴出するようになっている。

0044

なお、切替手段75によりその一つだけを開状態にし、残りの全てを閉状態に切替えできる流路101の数は、アイロン本体1のスペース許す限り、2つ以上幾つあっても構わない。その場合も、各流路101は途中で繋がらないように、気化室8や噴出孔9を含めて、それぞれが別々に区画して設けられ、切替手段により開状態となる一つの流路101を選択的に切替えることで、流路101毎に噴出範囲やストロークが異なるスチームを、ベース4の異なる領域から衣類などに効果的に噴出させることができる。

0045

次に上記構成において、特にスチーム機能に関する作用を説明すると、注水口蓋14を開閉して、所定量の水をタンク組立体13の貯留室55に収容し、そのタンク組立体13をアイロン本体1の前方にセットする。続いて、アイロン本体1を載置台に載置し、アイロン本体1に電源電圧を供給している給電状態で、温度設定/切ボタン31Dを押動操作し、アイロン掛け対象物となる布地などに合わせた温度を設定する。これによりアイロン本体1の内部では、温度検知手段で検知されるベース4の温度が、温度設定/切ボタン31Dで設定した温度に近付くように、温度制御装置33がヒータ3を通断電制御して、集中側気化室8Aや分散側気化室8Bを含むベース4を加熱する。

0046

ここで使用者がスチーム機能を利用する場合は、スチーム/ドライ切替レバー31Aを「スチーム」側に切替えると、それに連動して弁装置51のニードル機構61が上昇して弁体が開き、導流部94から分散用オートバルブ47Bを通して、分散側通水路46Bへの水の流通が可能となる。なお、スチーム/ドライ切替レバー31Aを「ドライ」側に切替えると、ニードル機構61が下降して弁体が閉じ、タンク組立体13内部から分散側通水路46Bへの水の流通が遮断され、この場合は全ての噴出孔9からスチームが噴出しないドライアイロンとして、アイロン本体1を使用できる。

0047

ヒータ3によりベース4への加熱を開始した直後は、ベース4が水の気化温度にまで到達せず、ベース4に装着されたバイメタル49A,49Bは復帰状態にあって、オートバルブ47A,47Bは共に閉塞する。したがってこの場合は、スチーム/ドライ切替レバー31Aを「スチーム」側に切替えた状態でも、タンク組立体13内からの水の流通はオートバルブ47Bで遮断され、そこから先のスチーム分散噴出孔9Bから、アイロン掛け時などに気化されない湯滴が噴出するのを防止できる。

0048

その後、ベース4が十分に加熱されて、水の気化温度以上に上昇すると、それまで復帰状態にあったバイメタル49A,49Bが反転状態に変形し、オートバルブ47A,47Bは共に開放する。したがってこの場合は、スチーム/ドライ切替レバー31Aを「スチーム」側に切替えた状態で、タンク組立体13内部の水がオートバルブ47Bを通して通水路46Bに導かれ、分散側気化室8Bで発生したスチームが、それに対応するスチーム分散噴出孔9Bから噴出できるようになる。

0049

一方、スチームの噴出を一時的に増量させるいわゆるショット噴出を行なうには、タンク組立体13の上部に突出したショットボタン31Bを押動操作する。このとき、使用者が操作する集中/分散切替レバー31Eの位置に応じて、スチームの噴出を「集中」または「分散」の何れかに切替えることができる。

0050

具体的には、タンク組立体13の一側部に突出した集中/分散切替レバー31Eの摘み70を、「分散」側から「集中」側に動かすと、トーションばね81の付勢に抗してシリンダー部材65が一の方向に回動し、爪69A,69Bがストッパー79A,79Bを乗り越えて、爪69A,69Bとストッパー79A,79Bが係合する位置に、シリンダー部材65および集中/分散切替レバー31Eが保持される。これにより、湾曲長孔86を通してシリンダー部材65の内部と給水孔83が連通すると共に、集中ガイド孔87Aを通してシリンダー部材65の内部と集中側吐水孔84Aが連通する一方で、分散側吐水孔84Bがシリンダー部材65の底面部で塞がれる。したがって、弾性体67の反発力によりショットボタン31Bと共にピストン66が押し上げられると、タンク組立体13の内部で、貯留室55に貯留した水が給水孔83を通ってシリンダー部材65の内部に吸込まれ、次に弾性体67の反発力に抗して、ショットボタン31Bと共にピストン66を押動操作すると、シリンダー部材65の内部に吸込まれた水が、集中側吐水孔84Aから集中側吐水路85Aを通して吐出され、ベース4の上面側で集中側オートバルブ47Aから集中側通水路46Aに導かれる。

0051

そのため、集中/分散切替レバー31Eが「集中」側に位置する場合は、集中側通水路46Aに導かれた水だけが一時的に増えて、集中側気化室8Aの滴下受け部36Aに滴下し、その集中側気化室8Aで気化されたスチームが、集中側蒸気空間37Aからスチーム集中噴出孔9Aに導かれて、掛け面41の一領域に設けたスチーム集中噴出孔9Aから、噴出範囲が狭くストロークの長いスチームS1を布地などに集中して噴出することができる。

0052

また、集中側吐水路85Aに設けられたボール弁92Aは、シリンダー部材65の内圧に応じて可動し、シリンダー部材65の内部に水を吸込むときには、集中側吐水路85Aを閉じる一方で、シリンダー部材65の内部から水を吐出するときには、集中側吐水路85Aを開く構成となっている。

0053

一方、集中/分散切替レバー31Eを、「集中」側から「分散」側の位置に動かすと、シリンダー部材65の爪69A,69Bとストッパー79A,79Bとの係合が解除され、トーションばね81の付勢力によりシリンダー部材65が他の方向に回動し、シリンダー部材65および集中/分散切替レバー31Eが所定の位置に保持される。これにより、湾曲長孔86を通してシリンダー部材65の内部と給水孔83が連通すると共に、分散ガイド孔87Bを通してシリンダー部材65の内部と分散側吐水孔84Bが連通する一方で、集中側吐水孔84Aがシリンダー部材65の底面部で塞がれる。したがって、弾性体67の反発力によりショットボタン31Bと共にピストン66が押し上げられると、タンク組立体13の内部で、貯留室55に貯留した水が給水孔83を通ってシリンダー部材65の内部に吸込まれ、次に弾性体67の反発力に抗して、ショットボタン31Bと共にピストン66を押動操作すると、シリンダー部材65の内部に吸込まれた水が、分散側吐水孔84Bから分散側吐水路85Bを通して吐出され、ベース4の上面側で分散側オートバルブ47Bから分散側通水路46Bに導かれる。

0054

そのため、集中/分散切替レバー31Eが「分散」側に位置する場合は、分散側通水路46Bに導かれた水だけが一時的に増えて、分散側気化室8Bの滴下受け部36Bに滴下し、その分散側気化室8Bで気化されたスチームが、分散側蒸気空間37Bからスチーム分散噴出孔9Bに導かれて、スチーム集中噴出孔9Aとは別な掛け面41の広い領域に設けたスチーム分散噴出孔9Bから、噴出範囲が広くストロークの短いスチームS2を布地などに分散して噴出することができる。

0055

また、分散側吐出路80Bに設けられたボール弁92Bは、シリンダー部材65の内圧に応じて可動し、シリンダー部材65の内部に水を吸込むときには、分散側吐出路80Bを閉じる一方で、シリンダー部材65の内部から水を吐出するときには、分散側吐出路80Bを開く構成となっている。

0056

本実施形態では、アイロンの使用用途に応じて、切替手段75の操作により、ショット噴出を「集中」と「分散」の何れかに切替えできる利点を有する。例えば、上述した「集中」側のショット(増量スチーム)噴出は、ハンガーに吊るした状態の衣服のしわ伸ばしや、衣類の頑固なしわ伸ばしや、ミスト機能代替に最適である。一方、「分散」側のショット噴出は、アイロン掛けの状態での衣類のしわ伸ばしや、化学繊維などのしわになりにくい繊維のしわ伸ばしに最適である。

0057

一般に、ハンガーに吊るしたままの衣類は、掛け面41を衣類に押し付けるプレスができないため、シワが伸びにくく、従来の掛け面全体からスチームを噴出させるものでは、その分スチーム圧が低下して、しっかりとしわを伸ばすことができない。しかし、本実施形態のような「集中」側のショット噴出では、掛け面41の一領域に集中配置したスチーム集中噴出孔9Aから、スチーム圧を上げてスチームを噴出するので、プレスの代替として衣類のしわ伸ばしを良好に行なうことが可能になり、「分散」側のショット噴出では、布地に対して広範囲に水分を与えることが可能になる。

0058

なお本実施形態では、増量スチーム用のショットボタン31Bを押動操作したときに、スチームが「集中」または「分散」の何れかから噴出するが、スチーム/ドライ切替レバー31Aを「スチーム」側に切替え、ショットボタン31Bを押動操作しない通常のスチーム噴出時にも、「集中」または「分散」の何れかからスチームが噴出する構成としてもよい。さらに、集中側流路101Aや分散側流路101Bの他に、別な流路101を付加することにより、切替手段75を切替えて、「集中」または「分散」以外の掛け面41の領域で、「集中」や「分散」とは異なる噴出範囲とストロークのスチームを噴出させることもできる。

0059

本実施形態では、アイロン本体1の正面から見て右側側部に、切替手段75の使用者が操作する操作レバーとして、スライド操作可能な集中/分散切替レバー31Eを設け、これと対向する左側側部に、アイロン本体1からタンク組立体13を離脱させる操作ボタンとして、押動操作可能なタンクロック釦15を設けている。その理由は、使用者が右利きである場合、集中/分散切替レバー31Eが握り部25より前方に位置してアイロン本体1の右側側部にあると、アイロン掛けなどで握り部25を右手で握りながら、親指で摘み70の先端面をスライド操作すれば、ベース4からのスチームの噴出を、集中または分散の何れかに容易に切替えできるだけでなく、タンクロック釦15がアイロン本体1の左側側部にあると、アイロン本体1の正面側からタンク組立体13の両側面を右手で挟んだ状態から、そのまま親指でタンクロック釦15を押せば、タンク組立体13をアイロン本体1から簡単に取外しことができるからである。

0060

したがって、使用者が左利きの場合は、アイロン本体1の右側側部にタンクロック釦15を配置し、アイロン本体1の左側側部に集中/分散切替レバー31Eを配置すればよく、またこれらの右利きと左利きに適した2種類のタンク組立体13を用意して、使用者の利き手に応じて、その一方をアイロン本体1に装着する構成としてもよい。これにより、握り部25を手で握った状態から、必要に応じて集中/分散切替レバー31Eを操作して、ベース4の異なる領域からスチームを簡単に噴出させることができ、使い勝手の良好なアイロンを提供できる。

0061

本実施形態では、利用者が操作できるように外部に露出する集中/分散切替レバー31Eと、その集中/分散切替レバー31Eと連携して回動するシリンダー部材65とを備えた切替手段75を構成し、シリンダー部材65の回動位置に応じて、シリンダー部材65に吸込まれた水を、スチーム集中噴出孔9Aから集中スチームS1として、またはスチーム分散噴出孔9Bから分散スチームS2として、選択的に噴出させるアイロンであって、特にスチーム集中噴出孔9Aから集中スチームS1を噴出させる方向に、集中/分散切替レバー31Eをスライド操作させると、シリンダー部材65の爪69A,69Bを乗り越えて係止するストッパー79A,79Bを、タンク組立体13内部のカバー部材80と一体に設けている。これにより、シリンダー部材65の爪69A,69Bがストッパー79A,79Bを乗り越える位置にまで、集中/分散切替レバー31Eを一旦操作させてしまえば、切替手段75が中途半端な位置にならず、ストッパー79A,79Bで決められた位置に切替手段75を係合ロックすることができる。

0062

また切替手段75には、スチーム分散噴出孔9Bからスチームを噴出させる方向に、シリンダー部材65の回動を常時付勢するトーションばね81を備えている。そのため、集中/分散切替レバー31Eをスライド操作して、シリンダー部材65の爪69A,69Bとストッパー79A,79Bとの係合ロックを解除すると、トーションばね81の付勢力がシリンダー部材65に作用して、スチーム分散噴出孔9Bから分散スチームS2を噴出させる位置に、シリンダー部材65を含む切替手段75を付勢することができる。

0063

このように本実施形態では、ストッパー79A,79Bと付勢体となるトーションばね81との併用により、集中/分散切替レバー31Eに指を触れていない状態では、切替手段75をベース4から集中スチームS1を噴出させる位置と、ベース4から分散スチームS2を噴出させる位置の何れかに置くことができ、切替手段75の意図しない状態でのスチーム噴出を防止できる。とりわけ、トーションばね81によって切替手段75を特定の方向に付勢させることで、シリンダー部材65の爪69A,69Bとストッパー79A,79Bとの係合ロックを解除した状態では、常に一つの分散側流路101Bだけが開き、それ以外の集中側流路101Aは必ず閉状態となるように規制することができ、切替手段75が途中で止まるのを防止できる。

0064

集中/分散切替レバー31Eの摘み70の先端表面には、凹凸状のローレット目76が形成される。これにより、摘み70の先端面に指を押し当てて、集中/分散切替レバー31Eを前後にスライド操作するときに、指が滑って操作しにくくなるのを抑制できる。また、摘み70は通常、トーションばね81の付勢によりスライド溝73の後側である「分散」側に位置していて、そこからスライド溝73に沿って前方にスライド操作すると、スライド溝73の前側である「集中」側で、シリンダー部材65の爪69A,69Bとストッパー79A,79Bが係合して、その位置に集中/分散切替レバー31Eがセットされるようになっている。そのため、普段はスチーム分散噴出孔9Bから分散スチームS2を広範囲に噴出させ、必要な時に集中/分散切替レバー31Eをアイロン本体1の前方にスライド操作させて、スチーム集中噴出孔9Aから集中スチームS1をピンポイントに噴出させることが可能になる。

0065

また、ストッパー79A,79Bは、何れも爪69A,69Bよりも弾性変形しやすい弾性片として形成される。ストッパー79A,79Bの弾性率は、カバー部材78の塊状のカバー本体80に対して、ストッパー79A,79Bを形成する切込みの度合いで決定され、切り込みが深く、ストッパー79A,79Bが長く形成されるほど、弾性変形しやすくなる。そのため、集中/分散切替レバー31Eをスライド操作して、ストッパー79A,79Bと爪69A,69Bとを係合ロックさせたり、あるいはその係合ロックを解除させたりすると、爪69A,69Bよりも先にストッパー79A,79Bが弾性変形して、切替手段75に加える力を低減することができる。

0066

以上のように、本実施形態のアイロンは、蒸気となるスチームの噴出孔9を複数有し、ヒータ3によって加熱されるベース4と、液体である水を貯留する貯留室55を備えたタンクとなるタンク組立体13と、ベース4に形成され、タンク組立体13からの水を加熱気化させる気化室8と、ベース4の上面側を覆うカバー11と、このカバー11上に配設し、把手12と把手カバー26とからなる空洞28を有する握り部25と、タンクの右または左の側面部に設けられ、手動で操作可能な切替レバーとしての集中/分散切替レバー31Eを含む切替手段75と、切替手段75を特定の一方向に回転付勢する付勢体としてのトーションばね81と、を備えている。そして、ここではタンク組立体13からの水を、ポンプ装置52の各吐出孔84からそれぞれの気化室8に導いて、噴出孔9からスチームを噴出させる複数の流路101として、集中側気化室8Aとスチーム集中噴出孔9Aを含む集中側流路101Aと、分散側気化室8Bとスチーム分散噴出孔9Bを含む分散側流路101Bが別々に設けられ、切替手段75により集中側流路101Aと分散側流路101Bの何れか一つを開状態に切替える構成としている。

0067

この場合、スチームを噴出させるための流路101として、集中側流路101Aと分散側流路101Bをそれぞれ独立して複数設け、切替手段75により開状態となる一つの流路101、すなわち集中側流路101Aと分散側流路101Bの何れかを選択的に切替えることで、噴出範囲やストロークが異なる集中スチームS1と分散スチームS2の何れかを噴出させることができる。また、トーションばね81によって切替手段75を特定の方向に付勢させることで、切替手段75を係合ロックさせない限り、常に一つの流路である分散側流路101Bだけが開き、それ以外の流路である集中側流路101Aは必ず閉状態となるように規制することができ、切替手段75が途中で止まることを防いで、使い勝手の良いアイロンを提供できる。

0068

また本実施形態では、切替手段75の表面をローレット目76による凹凸のローレット形状で形成している。

0069

この場合、切替手段75の操作時における指当りがよく、滑りを抑制して操作性を向上させることができる。

0070

図16図19は、本発明の第二実施形態のアイロンを示している。なお、第一実施形態のアイロンと共通する構成には、同一の符号を付し、同一の説明は重複を避けるため極力省略する。

0071

本実施形態では、ベース4の掛け面41に衣服との摩擦を減らすための摺動剤111が施されている。それとは別に、ベース4内でヒータ3により加熱される液体との親水性を高めるために、水が滴下される気化室8の内壁全体には、親水性の被膜形成剤112が被覆形成される。被膜形成剤112は、コロイダルシリカのような珪素系の無機化合物であり、この被膜形成剤112を硬度の高い水113で希釈している。

0072

スチーム/ドライ切替レバー31Aに連動する弁装置51は、仕切部材57に形成された筒状の支持体115により、直立状態で摺動自在に支持されたスチーム開閉体たるスチーム開閉棒116と、支持体115の凹部底面上に設けられたパッキン117と、このパッキン117を支持体の凹部底面側に常時付勢して、機構可動室56の密着状態を保護する付勢部材としてのスプリング118と、を備えて前述のニードル機構61が構成される。スチーム開閉棒116の下端に形成した弾性を有する弁体119は、タンク組立体13の底部に形成した流出孔120の中心部に臨んで設けられている。

0073

弁装置51の下部には、気化室に連通する導水路たる通水継手121が設けられる。通水継手121はカバー11の上面側に配置され、通水継手121とベース4との間には、ベース4からの熱を遮断する遮熱板122が介在する。この遮熱板122の下方には、気化室8の上面開口部を覆う気化室蓋10が設けられる。124は、通水継手121の途中に設けられたノズルであり、このノズル124を開閉する開閉弁125が、前記遮熱板122と気化室蓋10に共通して設けられた開口部126より、ベース4の凹部となるバイメタル収納部50に向けて下方に突出している。バイメタル収納部50には、感熱応動体に相当する反転式のバイメタル49が収容され、バイメタル収納部50の近傍にある気化室8が所定温度に達すると、バイメタル49がバイメタル収納部50の内部で反転し、スプリング127の付勢に抗して開閉弁125を押し上げることにより、ノズル124を開く構成となっている。

0074

握り部25の内部に設けた温度制御装置33は、温度設定/切ボタン31Dを構成する設定釦131のスイッチ部132や、温度表示ランプ32に相当する複数の発光ダイオードすなわちLED133の他に、現在の設定温度を記憶保持し、設定釦131の設定を可能にするコンデンサなどの蓄電装置134などを、パターン配線を施した基板135の上面に実装して構成される。LED133の光は、握り部25の表面に貼付されたシート状の温度表示銘板136を透過し、現在の設定温度を表示する構成となっている。

0075

タンク組立体13の外部に液体が流出する流出孔120の表面には、撥水性被膜137が被覆形成される。ここでは撥水性被膜137として、フッ素樹脂系の塗膜を塗布している。

0076

本実施形態では、スチーム/ドライ切替レバー31Aを「スチーム」側に切替え操作すると、それに連動して弁装置51のスチーム開閉棒116が上昇し、弁体119が流出孔120を開く。このとき、気化室8が所定温度に達していれば、バイメタル49が反転してノズル124が開いた状態となり、タンク組立体13の内部に収容した水が、流出孔120からノズル124を通して気化室8に滴下し、噴出孔9から通常量のスチームを噴出させることができる。

0077

一方、スプリング118の付勢に抗して、スチーム/ドライ切替レバー31Aを「ドライ」側に切替え操作すると、スチーム開閉棒116が下降して弁体119が流出孔120を閉塞し、タンク組立体13の内部から気化室8への水の流通が遮断される。したがって、この場合は全ての噴出孔9からスチームが噴出しないドライアイロンとして、アイロン本体1を使用できる。

0078

通常量のスチームの噴出時には、タンク組立体13内部の水が、流出孔120を通して気化室8に滴下されるが、従来はこの流出孔120の表面に、被膜形成成分として酸化銅被膜などの親水性被膜を施して、流出孔120を水が通りやすくする提案がなされていた。しかし、流出孔120は小孔状であるため、水の表面張力が作用して、流出孔120より水が滴下せず、噴出孔9からスチームが出なかったり、間歇的にしかスチームが出なかったりする問題があった。

0079

また、アイロン掛けの際には、ヒータ3でベース4を加熱することによるアイロン本体1自体の温度上昇により、タンク組立体13内部の水も温まって気泡が発生する。この気泡が小孔状の流出孔120に絡まると、やはり噴出孔9からスチームが出なかったり、間歇的にしかスチームが出なかったりする問題が生じ、スチームを円滑に噴出させるために、スチーム/ドライ切替レバー31Aを切替え操作して気泡の絡みを取ったり、アイロン本体1を前後に強く振って、表面張力を破ってスチームを強制的に噴出させたりして、使い勝手が悪かった。

0080

そこで本実施形態では、こうした欠点を除去して、煩わしい動作を行なわなくても、安定して噴出孔9からスチームを噴出させるために、流出孔120の表面に親水性被膜ではなく撥水性被膜137を施している。この撥水性被膜137により、タンク組立体13の内部から流出孔120に達した水と、流出孔120の表面との相互間引力が弱まるため、小孔状の流出孔120に表面張力を張らすことなく、スムーズに水を滴下させることができる。また特に、撥水性被膜137としてフッ素樹脂系の塗膜を施すことにより、タンク組立体13内の水温が上昇して気泡が発生しても、フッ素樹脂の流動性により流出孔120に気泡が絡まず、スムーズに水を滴下できる。そのため、煩わしい動作を行なわなくても、安定してスムーズに噴出孔9からスチームを噴射することができ、使い勝手の良いアイロンを提供できる。

0081

さらに本実施形態では、ベース4の内部で気化室8に親水性の被膜形成剤112を付着させているので、ショットボタン31Bを押す度に、ポンプ装置52から加熱された気化室8に水が速い速度で大量に滴下しても、そこで親水性の被膜形成剤112に触れた水が拡散して、噴出孔9に達するまでの途中で確実に気化する。これにより、噴出孔9から湯滴を残さずにスチームだけを噴出させることができ、衣類などを快適にアイロン掛けすることが可能となる。

0082

なお、こうした本実施形態の技術的特徴を、第一実施形態のアイロンに適用することも可能である。例えば、第一実施形態のアイロンでは、気化室8を集中側気化室8Aと分散側気化室8Bに区画して形成する関係で、集中側気化室8Aの滴下受け部36Aから集中側噴出孔9Aに至る集中側通路44Aと、分散側気化室8Bの滴下受け部36Bから分散側噴出孔9Bに至る分散側通路44Bの距離が十分確保できなくなるが、集中側通路44Aや分散側通路44Bの内壁全体を親水性の被膜形成剤112で覆うことで、集中側噴出孔9Aや分散側噴出孔9Bから何れも湯滴を残さずに、スチームだけを噴出させることができる。

0083

なお、被膜形成剤112は気化室8の内壁全体だけでなく、基体5に形成した蒸気排出孔38A,38Bおよび上凹部39A,39Bや、掛け面部材6に形成した膨出部40A,40Bおよび噴出孔9A,9Bなどを含めて、少なくともベース4の内部で水やスチームが接触し得る全ての内壁表面塗布形成してもよい。

0084

また、ルドクス(Ludox:登録商標)、水113としての純水、コントレックス(Contrex:登録商標)を、それぞれ1:6:0・7の割合で混合した混合液を、被覆部位に付着加熱させて、親水性被膜となる被膜形成剤112を形成してもよい。ルドックス(型番:HS-40)は、コロイダルシリカ水分散体防汚性、透明性、親水性に優れ、高温化であっても表面親水性を維持できるコーティング組成物であり、コントレックスは、その成分が500mlあたり、カルシウム234mg、マグネシウム37mgを含んだ硬水であり、ベース4内での親水性を高めるために、カルキを付ける目的で添加される。これによりベース4の内壁表面全体には、密着性と親水性に優れた被膜形成剤112が形成される。

0085

図20図22は、本発明の第三実施形態のアイロンを示している。なお、第一実施形態および第二実施形態のアイロンと共通する構成には、同一の符号を付し、同一の説明は重複を避けるため極力省略する。

0086

アイロン本体1の全体構成を示す図20において、141はアイロン本体1の内部に組み込まれる電動振動子としての振動モータである。この振動モータ141は、ここには図示されていない温度制御装置33からの制御信号を受けて動作し、それにより発生する機械的な振動を、適切な伝達機構142を経由して給水路である前述の遮熱板122に付与するものである。なお、振動モータ141の可動部を遮熱板122に直接連結できる場合は、伝達機構142を不要にしてもよい。図20では、伝達機構142による振動モータ141から遮熱板122への振動の伝達経路を矢印で示している。

0087

144は、タンク組立体13の底部に設けられ、弁装置51の下部を含むタンク通水部である。また145は、カバー11の上面側に設けられ、通水継手121を含む通水部である。タンク通水部144と通水部145は、タンク組立体13をアイロン本体1に装着したときに、互いに接触する位置に設けられる。通水継手121の下側には遮熱板122が取付け固定されており、タンク組立体13をアイロン本体1に装着した状態では、振動モータ141により遮熱板122に振動を加えると、その振動が通水継手121からタンク通水部144に伝わる構成となっている。

0088

その他、図20では一部の構成を図示せずに省略しているが、第1実施形態や第2実施形態と同様の構成を備えている。

0089

図21は、タンク組立体13からの通水路を閉じた状態でのタンク通水部144を示しており、図22はタンク組立体13からの通水路を閉じた状態でのタンク通水部144を示している。弁装置51のニードルとなる弁体119は、バルブ146の中央に開口形成された流出孔120に臨んで設けられ、弁装置51の弁座となるバルブ146は、タンク組立体13の底部に装着される。

0090

上述のように、スプリング118の付勢に抗して、スチーム/ドライ切替レバー31Aを「ドライ」側に切替え操作すると、図21に示すように、弁装置51のスチーム開閉棒116が下降して、弁体119が弾性変形した状態でバルブ146に接し、流出孔120を水密に閉塞する。これにより、タンク組立体13の内部から気化室8への通水路は遮断され、全ての噴出孔9からスチームが噴出しないドライアイロンとして、アイロン本体1を使用できる。

0091

一方、スチーム/ドライ切替レバー31Aを「スチーム」側に切替え操作すると、図22に示すように、弁装置51のスチーム開閉棒116が上昇して、弁体119がバルブ146から離れ、弁体119の外周面とバルブの内周面146との間に隙間147が形成される。これにより、タンク組立体13の内部から気化室8への通水路は開状態となり、気化室8が所定温度に達して、バイメタル49が反転していれば、隙間147から流れる水がノズル124を通して気化室8に滴下し、噴出孔9から通常量のスチームを噴出させることができる。

0092

ここで、通常の使用時であれば、バルブ146に設けた小さな流出孔120の隙間147から、水が問題なく通過するが、前述のようにヒータ3でベース4を加熱することによるアイロン本体1自体の温度上昇により、タンク組立体13内部の水も温まって気泡Bが発生し、バルブ146に気泡Bが付着して取れなくなると、隙間147が気泡Bで塞がれて、隙間147から水が出なくなる現象が発生する。

0093

そこで本実施形態でも、安定して噴出孔9からスチームを噴出させるために、遮熱板122に振動を加えることにより、タンク組立体13の弁装置51に設けたバルブ146にも振動を伝えて、バルブ146に付着する気泡Bを排除する振動子としての振動モータ141を設けている。

0094

これにより、タンク組立体13内部の水が温まった状態で、タンク組立体13からの通水路を形成するバルブ146を振動モータ141で振動させることができ、水中に発生した気泡Bをバルブ146に付着させることなく、気泡Bが隙間147を塞ぐ現象を防いで、安定して噴出孔9からスチームを噴出させることができる。

0095

それに加えて、第二実施形態における撥水性被膜137(ここでは図示せず)を、流出孔120の表面に形成すれば、さらに安定して噴出孔9からスチームを噴出させることができる。

0096

また、本実施形態のアイロンが、載置台を中継してアイロン本体1に給電を行なうコードレス式アイロンである場合は、アイロン本体1を載置台に置いた給電時に、振動モータ141を通電する構成とするのが好ましい。つまり、握り部25を手で握って、載置台からアイロン本体1を離脱させるアイロン掛けの際に、振動モータ141を通電しない状態とすることで、握り部25に機械的な振動を伝えずに、使用時の不快感を与えないようにすることができる。

0097

さらに、アイロン本体1を載置台に置いた給電時に、温度検知手段(図示せず)で検知されるベース4の温度が所定値に達したら、振動モータ141を通電動作するように制御するのが好ましい。気泡Bは、タンク組立体13内部の水の温度とバルブ146の温度との差により発生するところも大きいため、ベース4の温まり状態により、ベース4が所定の温度に達したら、振動モータ141を動作させることにより、気泡Bを効果的に排除することができ、併せて不要な振動モータ141の動作を回避して、動作音の不快さを少なくすることができる。

0098

なお、こうした本実施形態の技術的特徴を、第一実施形態や第二実施形態のアイロンに適用することも可能である。

0099

図23図25は、本発明の第四実施形態のアイロンを示している。なお、第一実施形態〜第三実施形態のアイロンと共通する構成には、同一の符号を付し、同一の説明は重複を避けるため極力省略する。

0100

図23は、基体5の内面すなわち下面側を見た図であり、図24は、掛け面部材6の内面すなわち上面側を見た図である。第二実施形態や第三実施形態のベース4は、これらの図示した基体5の内面と掛け面部材6の内面を向い合せて取付け固定することで構成される。

0101

図23および図24において、38は気化室8の出口に開口形成される蒸気排出孔、39は基体5の下面に形成した上凹部、40は掛け面部材6の上面に形成した凹状の膨出部40であり、ここでは部分的に対向する上凹部39と膨出部40とにより、気化室8から噴出孔9に至る蒸気の流路となるショット蒸気経路151が、ベース4の内部に形成される。なお、図中の矢印Sは蒸気の流れを示している。

0102

ショット蒸気通路151は、気化室8から少なくとも1つの噴出孔9に向けて蒸気を噴出する機構に相当するもので、蒸気排出孔38を基端として、複数の噴出孔9の中で、特定の噴出孔9−1に向けて延設される蒸気導入部152と、この蒸気導入部152と連通し、特定の噴出孔9−1を取り囲んで設けられる蒸気溜め部153と、蒸気溜め部153の底面より特定の噴出孔9−1に向けて螺旋溝状に設けられる渦流発生部154と、蒸気溜め部153と連通し、蒸気溜め部153から特定の噴出孔9−1以外の噴出孔9−2に向けて延設される蒸気案内部155と、により構成される。また、蒸気案内部155に達した蒸気が、特定の噴出孔9−1に向けて集中して流れ込むように、掛け面部材6の上面側には、特定の噴出孔9−1とその周辺の蒸気案内部155の一部を覆うキャップ156が配設される。

0103

特定の噴出孔9−1は掛け面41の前方略中央に設けられ、それ以外の噴出孔9−2は、掛け面41の前方周囲に設けられているが、どの噴出孔9を特定の噴出孔9−1とするのかは特に限定されず、特定の噴出孔9−1を複数設けてもよい。上述したショット蒸気通路151の中で、蒸気溜め部153と渦流発生部154は、特定の噴出孔9−1から噴出する蒸気に渦を発生させる渦流発生手段に相当する。

0104

次に、上記構成について、その作用を図25に基づき説明する。また比較として、従来の気化室8からの蒸気流路を図26に示す。これらの図中の矢印Sは、蒸気の流れを示している。

0105

まず、従来の蒸気流路について説明すると、ベース4を所定の温度に加熱した状態で、ショットボタン31Bが押動操作されると、ポンプ装置52が連動して気化室8に一時的に大量の水が送り出され、気化室8で水が加熱気化される。これにより、気化室8で発生した蒸気は、蒸気排出孔38からショット蒸気通路151’に進入するが、従来は気化室8からの蒸気をショット蒸気通路151’に沿って噴出孔9に直接導いて、噴出孔9から布地などに噴出させる構成となっていたため、噴出孔9付近で蒸気が拡散してしまい、布地などへの浸透力落ちるという問題があった。そのため、シャツなどに付いた頑固なしわを取る場合は、ショットボタン31Bを複数回操作する必要があり、不便であった。

0106

これに対して本実施形態の蒸気流路は、気化室8で発生した蒸気が、蒸気排出孔38からショット蒸気通路151に進入するまでは、従来と同じものの、蒸気導入部152から特定の噴出孔9−1付近の蒸気溜め部153に導かれた蒸気は、そこで一旦貯留され、次に螺旋状の渦流発生部154に沿って特定の噴出孔9−1に向けて流れ込み、その噴出孔9−1から布地などに向けて渦を巻いて噴出される。このように本実施形態では、特定の噴出孔9−1から噴出する蒸気に渦を巻かせるために、特定の噴出孔9−1の上部に蒸気溜め部153と渦流発生部154とによる流路を備え、それにより噴出される蒸気に渦を巻かせ、その蒸気自体に推進力を持たせることで、布などへの蒸気の浸透力を上昇させることが可能になる。

0107

つまり本実施形態では、少なくとも一つの噴出孔9と、その噴出孔9に気化室8からの蒸気を導く経路となるショット蒸気通路151を設けたアイロンにおいて、特定の噴出孔9−1から噴出する蒸気に渦を巻かせるための渦流発生手段として、蒸気溜め部153と渦流発生部154を備えている。

0108

これにより、特定の噴出孔9−1から噴出する蒸気に渦を巻かせて推進力を持たせることができ、従来よりも浸透力の強い蒸気噴出を実現することが可能となる。

0109

さらに、少なくとも特定の噴出孔9−1に対向して、渦流発生部154の一部を覆う蓋部材としてのキャップ156を設けることにより、蒸気案内部155から特定の噴出孔9−1に向けて、蒸気を分散させずに集中して流し込むことが可能となり、特定の噴出孔9−1から、さらに浸透力の強い蒸気噴出を実現することが可能となる。

0110

なお、こうした本実施形態の技術的特徴を、第一実施形態〜第三実施形態のアイロンに適用することも可能である。

0111

図27図39は、本発明の第五実施形態のアイロンを示している。なお、第一実施形態〜第四実施形態のアイロンと共通する構成には、同一の符号を付し、同一の説明は重複を避けるため極力省略する。

0112

図27図35の各図において、本実施形態では、第二実施形態で説明した摺動剤111が、ベース4の掛け面41に施されている。また図示しないが、第二実施形態のように気化室8ひいてはベース4の内壁全体に親水性の被膜形成剤112を施し、バルブ146に開口形成した流出孔120の表面に撥水性被膜137を施してもよい。

0113

タンク組立体13の底部には、前述のノズル部となるバルブ146が設けられ、このバルブ146に開口形成した小孔状の流出孔120を、開閉装置であるニードル機構61の開閉杆161により開閉し、気化室8への水の供給を制御する構成となっている。この開閉杆161は下端に弁体119を有し、スチーム/ドライ切替レバー31Aの操作と連携して、流出孔120を開閉するように筒状の支持体115に沿って上下動すると共に、ニードル機構61を構成するスチーム継手162とロックばね163により、上下に固定される。またバルブ146の下方には、通常スチームの噴出時に、流出孔120を通過した水の流路となる開口164が設けられる。

0114

本実施形態では、掛け面41から増量スチームを発生させるための複数の増量スチーム釦として、タンク組立体13の上部に集中ショットボタン31BAと分散ショットボタン31BBが並んで設けられる。タンク組立体13の内部には、集中ショットボタン31BAに連動する集中ポンプ装置52Aと、分散ショットボタン31BBに連動する分散ポンプ装置52Bが設けられる。ここでは第一実施形態のようなミストボタン31Cや、それに連動するミスト噴出装置53は設けられていないが、タンク組立体13にそうした構成を組み込んでも構わない。

0115

集中ポンプ装置52Aは、仕切部材57と一体に形成される固定したシリンダー部材65Aと、シリンダー部材65Aの内部を水密状態で鉛直方向に摺動自在に設けられたピストン66Aと、集中ショットボタン31BAがタンク組立体13から常時突出する位置に復帰するように、集中ショットボタン31BAの下部に当接するピストン66Aを上方に付勢するスプリングなどの増量スチーム釦ばねとなる弾性体67Aと、を備え、集中ポンプ装置52Aの底部に装着されるパッキン90Aには、シリンダー部材65Aの内部と連通する開口171Aが設けられる。

0116

分散ポンプ装置52Bは、仕切部材57と一体に形成される固定したシリンダー部材65Bと、シリンダー部材65Bの内部を水密状態で鉛直方向に摺動自在に設けられたピストン66Bと、分散ショットボタン31BBがタンク組立体13から常時突出する位置に復帰するように、分散ショットボタン31BBの下部に当接するピストン66Bを上方に付勢するスプリングなどの増量スチーム釦ばねとなる弾性体67Bと、を備え、分散ポンプ装置52Bの底部に装着されるパッキン90Bには、シリンダー部材65Bの内部と連通する開口171Bが設けられる。

0117

前述のバルブ146の下方に設けた第1の開口164と、分散ポンプ装置52Bの下方に設けた第2の開口171Bは、タンク組立体13の内部に設けた合流部172に連通して、バルブ146と分散ポンプ装置52Bから流出する水を合流するように構成している。なお、弾性材料からなるパッキン90A,90Bは、タンク組立体13をカバー11に装着したときに、カバー11との水密性を確保するためのものである。ベース4とカバー11との間に配設される通水継手121は、タンク組立体13内部の水を気化室8に導くもので、タンク組立体13をカバー11に装着したときに、タンク組立体13の合流部172と通水継手121に組み込まれた分散側通水路46Bが連通する。この分散側通水路46Bは、流入口に分散側オートバルブ47Bを備える一方で、流出口となる水出口173Bを有する。

0118

一方、集中ポンプ装置52Aの下方に設けた第3の開口171Aは、タンク組立体13の内部で合流部172とは別な液流部(図示せず)に連通する。この液流部は、タンク組立体13をカバー11に装着したときに、通水継手121に組み込まれた集中側通水路46Aに連通する。この集中側通水路46Aは、流入口に集中側オートバルブ47Aを備える一方で、流出口となる水出口173Aを有する。

0119

その他、前記集中ポンプ装置52Aは、シリンダー部材65Aの底面部に、入水口となる一つの集中側給水孔83Aと、出水口となる一つの集中側吐水孔84Aをそれぞれ有する。タンク組立体13の内部で、集中側給水孔83Aは貯留室55と連通し、集中側吐水孔84Aは、集中側吐水路85Aを介して開口171Aに連通する。また、集中側給水孔83Aを開閉する弁体として鋼球176Aが設けられ、集中側吐水孔84Aを開閉する別な弁体として、前述のボール弁92Aに相当する鋼球177Aが設けられる。

0120

同様に、前記分散ポンプ装置52Bは、シリンダー部材65Bの底面部に、入水口となる一つの分散側給水孔83Bと、出水口となる一つの分散側吐水孔84Bをそれぞれ有する。タンク組立体13の内部で、分散側給水孔83Bは貯留室55と連通し、分散側吐水孔84Bは、分散側吐水路85Bを介して開口171Bに連通する。また、分散側給水孔83Bを開閉する弁体として鋼球176Bが設けられ、分散側吐水孔84Bを開閉する別な弁体として、前述のボール弁92Bに相当する鋼球177Bが設けられる。

0121

ベース4の基体5に形成された気化室8は、第一実施形態と同様に、第1気化室に相当する集中側気化室8Aと、第2気化室に相当する分散側気化室8Bに分けて構成される。ここでも集中側気化室8Aと分散側気化室8Bは壁で仕切られており、蒸気が行き来できないように構成される。また、集中側気化室8Aの蒸気排出孔38Aは、掛け面41の前方中央部に配設される複数のスチーム集中噴出孔9Aに連通し、分散側気化室8Bの蒸気排出孔38Bは、掛け面41の全周と傾斜面42にも配設される複数のスチーム分散噴出孔9Bに連通する。集中側気化室8Aからスチーム集中噴出孔9Aに至る蒸気通路と、分散側気化室8Bからスチーム分散噴出孔9Bに至る蒸気通路も、それぞれ蒸気が行き来できないように仕切られている。

0122

本実施形態では、集中ポンプ装置52Aから集中側気化室8Aに至る水の通路と、分散ポンプ装置52Bから分散側気化室8Bに至る水の通路が、それぞれ別個に設けられている関係で、第二実施形態で説明したバイメタル49や、バイメタル収納部50や、ノズル124や、開閉弁125や、開口部126や、スプリング127が、通路の数に合せて2つずつ設けられている。

0123

具体的には、通水継手121の内部で、集中ポンプ装置52Aから集中側気化室8Aに至る第1通路の途中には、ノズル124Aが設けられ、このノズル124Aを開閉する開閉弁125Aが、遮熱板122と気化室蓋10に共通して設けられた開口部126Aより、バイメタル収納部50Aに向けて下方に突出している。バイメタル収納部50Aにはバイメタル49Aが収容され、バイメタル収納部50Aの近傍にある気化室8Aが所定温度に達すると、バイメタル49Aがバイメタル収納部50Aの内部で反転し、スプリング127Aの付勢に抗して開閉弁125Aを押し上げることにより、ノズル124Aを開く構成となっている。

0124

同様に、通水継手121の内部で、分散ポンプ装置52Bから分散側気化室8Bに至る第2通路の途中には、ノズル124Bが設けられ、このノズル124Bを開閉する開閉弁125Bが、遮熱板122と気化室蓋10に共通して設けられた開口部126Bより、バイメタル収納部50Bに向けて下方に突出している。バイメタル収納部50Bにはバイメタル49Bが収納され、バイメタル収納部50Bの近傍にある気化室8Bが所定温度に達すると、バイメタル49Bがバイメタル収納部50Bの内部で反転し、スプリング127Bの付勢に抗して開閉弁125Bを押し上げることにより、ノズル124Bを開く構成となっている。

0125

次に、上記構成におけるアイロン掛け時の動作を説明すると、先ず掛け面41の全面より蒸気を噴出する全面スチームにおいては、使用者がアイロン本体1を給電状態にして、温度設定/切ボタン31Dへの押動操作により任意の温度に設定すると、ヒータ3への通電が行われてベース4の温度が上昇する。そして、ベース4がある温度以上に達すると、バイメタル49A,49Bが反転して開閉弁125A,125Bを押し上げ、ノズル124A,124Bを開放させる。

0126

また、分散ショットボタン31BBを指で押し下げると、ピストン66Bが連動してシリンダー部材65Bの内部に吸込まれた水の圧力が上がり、鋼球176Bが押し下げられて分散側給水孔83Bが密閉シールされ、別の鋼球177Bが押し下げられて分散側吐水孔84Bが開く。そのため、ノズル124Bが開いている場合には、開口171Bから合流部172を通って、通水継手121の水出口173Bより分散側気化室8Bに水が強制的に流れ、ヒータ3で加熱された分散側気化室8Bの熱量により、水が瞬時に気化して蒸気となり、分散側気化室8Bの蒸気排出孔38Bから出た蒸気が、スチーム分散噴出孔9Bを通して掛け面41の全体から増量スチームとして噴出される。

0127

その後、分散ショットボタン31BBから指を離すと、弾性体67Bの反発力によりショットボタン31BBと共にピストン66Bが押し上げられ、シリンダー部材65Bの内部の圧力が下がる。その際に、鋼球176Bが押し上げられて分散側給水孔83Bが開くのに対し、鋼球177Bが押し上げられて分散側吐水孔84Bが密閉シールされるので、貯留室55に貯留した水が分散側給水孔83Bを通してシリンダー部材65Bの内部に吸込まれる。以上の分散ショットボタン31BBへの操作を繰り返すことで、通常以上の噴出力を持ったスチームを掛け面41の全面より発生させることができる。

0128

同様に、掛け面41の一部から蒸気を噴出する集中スチームにおいては、集中ショットボタン31BAを指で押し下げると、ピストン66Aが連動してシリンダー部材65Aの内部に吸込まれた水の圧力が上がり、鋼球176Aが押し下げられて集中側給水孔83Aが密閉シールされ、別の鋼球177Aが押し下げられて集中側吐水孔84Aが開く。そのため、ノズル124Aが開いている場合には、開口171Aから集中側オートバルブ47Aを通って、通水継手121の水出口173Aより集中側気化室8Aに水が強制的に流れ、ヒータ3で加熱された集中側気化室8Aの熱量により、水が瞬時に気化して蒸気となり、集中側気化室8Aの蒸気排出孔38Aから出た蒸気が、スチーム集中噴出孔9Aを通して掛け面41の一部から増量スチームとして噴出される。

0129

その後、集中ショットボタン31BAから指を離すと、弾性体67Aの反発力により集中ショットボタン31BAと共にピストン66Aが押し上げられ、シリンダー部材65Aの内部の圧力が下がる。その際に、鋼球176Aが押し上げられて集中側給水孔83Aが開くのに対し、鋼球177Aが押し上げられて集中側吐水孔84Aが密閉シールされるので、貯留室55に貯留した水が集中側給水孔83Aを通してシリンダー部材65Aの内部に吸込まれる。以上の集中ショットボタン31BAへの操作を繰り返すことで、通常以上の噴出力を持ったスチームを掛け面41の一部より発生させることができる。

0130

こうして本実施形態では、ポンプ装置52と気化室8を2つずつ設けたことにより、増量スチームの噴出範囲を掛け面41の全体と掛け面41の一部とに切替えることができる。具体的には、例えば大きい布地に対しては、分散ショットボタン31BBにより分散ポンプ装置52Bを動作させて、分散側気化室8Bで一時的に増量したスチームを、掛け面41全体のスチーム分散噴出孔9Bから噴出させる全面増量スチームを使用することで、布地に万遍なく水分を与え、部分的にシワが付いている布地の細かい個所に対しては、集中ショットボタン31BAにより集中ポンプ装置52Aを動作させて、集中側気化室8Aで一時的に増量したスチームを、掛け面41の一部のスチーム集中噴出孔9Aから噴出させる集中増量スチームを使用することで、布地に集中的に水分を与えることができる。そのため、布地の種類や状態によって、増量スチームの噴出範囲の使い分けが可能となり、アイロン掛けの時間を短縮させることができる。

0131

また、ベース4の基体5に形成される2つの気化室8として、分散側気化室8Bの容積を集中側気化室8Aの容積よりも大きく形成することで、集中ポンプ装置52Aを動作させた場合と、分散ポンプ装置52Bを動作させた場合に、掛け面41から噴出する増量スチームの勢いを変えることが可能となる。特に、前述の全面増量スチームよりも集中増量スチームでは、勢いのよいスチームをスチーム集中噴出孔9Aから噴出させることができるため、頑固なシワでもスチーム集中噴出孔9Aからのスチームを利用してシワをのばすことができ、使い勝手の良いアイロンを提供できる。

0132

以上のように、本実施形態のアイロンは、気化室8を有するベース4と、ベース4の下面として配置した掛け面41と、ベース4の上方に設けられ、上部に把手12を有するハンドルとしての握り部25と、ベース4の上方に配置した貯水用のカセットタンクたるタンク組立体13と、ベース4の上方に配置され、このベース4の温度によってタンク組立体13からの液体である水の供給を調整する開閉装置としてのバイメタル49や開閉弁125と、タンク組立体13からの水を気化室8に導く通水継手121と、タンク組立体13からの水を気化室8へ一度に多く供給するポンプ装置52と、を備え、ポンプ装置52と気化室8とを2つずつ設け、第1ポンプ装置となる集中ポンプ装置52Aを動作させると、タンク組立体13からの水が第1気化室となる集中側気化室8Aに圧送され、掛け面41の第1噴出孔となるスチーム集中噴出孔9Aから部分的な増量スチームが噴出し、第2ポンプ装置となる分散ポンプ装置52Bを動作させると、タンク組立体13からの水が第2気化室となる分散側気化室8Bに圧送され、掛け面41の第2噴出孔となるスチーム分散噴出孔9Bから増量スチームが噴出する構成となっている。

0133

そのため、集中ポンプ装置52Aを動作させた場合と、分散ポンプ装置52Bを動作させた場合に、掛け面41からの増量スチームの噴出範囲を変えることができ、第一実施形態のような集中/分散切替レバー31Eを不要にして、増量スチームの噴出範囲を使い分けることが可能となる。

0134

また本実施形態では、分散側気化室8Bで発生するスチームを、掛け面41の全体からスチーム分散噴出孔9Bを通して噴出させる一方で、集中側気化室8Aで発生するスチームを、掛け面41の一部からスチーム集中噴出孔9Aを通して噴出させる構成とし、分散側気化室8Bを集中側気化室8Aよりも大きく形成している。

0135

そのため、集中ポンプ装置52Aを動作させた場合と、分散ポンプ装置52Bを動作させた場合に、掛け面41から噴出する増量スチームの勢いを変えることができ、増量スチームの勢いを使い分けることが可能となる。

0136

さらに本実施形態では、動作させるポンプ装置52の選択により、集中側気化室8Aからスチーム集中噴出孔9Aを通して、掛け面41の一部からのスチームの噴出と、分散側気化室8Bからスチーム分散噴出孔9Bを通して、掛け面41の全体からのスチームの噴出とを選択実行できるように構成している。

0137

そのため、集中ショットボタン31BAと分散ショットボタン31BBのどちらかを操作して、動作させるポンプ装置52を選択するだけで、そのまま所望の噴出範囲でスチームを噴射させることができる。

0138

次に、本実施形態の別な変形例を図36図39に示す。これらの各図において、本例の通水継手121は、オートバルブ47や、開閉弁125や、開口部126や、スプリング127を一つにする一方で、ノズル124A,124Bと水出口173A,173Bをそのまま二つ配設して、水出口173Aを集中側気化室8Aに連通させ、水出口173Bを分散側気化室8Bに連通させている。

0139

これに伴い、ベース4に形成される凹状のバイメタル収納部50と、そのバイメタル収納部50に収納されるバイメタル49も、開閉弁125の下方に一つだけ配設する。また、タンク組立体13に組み込まれるポンプ装置52も一つだけとし、ショットボタン31Bを指で押し下げると、ピストン66Aが連動してシリンダー部材65の内部の水圧が上昇し、鋼球176が押し下げられて給水孔83が密閉シールされ、別の鋼球177が押し下げられて吐水孔84が開くのに対し、ショットボタン31Bから指を離すと、弾性体67の反発力によりショットボタン31と共にピストン66が押し上げられ、シリンダー部材65の内部の圧力が下がることにより、鋼球176が押し上げられて集中側給水孔83が開くのに対し、鋼球177が押し上げられて吐水孔84が密閉シールされる構成となっている。

0140

開閉弁125から水出口173Bに至るノズル124Bの底面には、開閉弁125側を低く、水出口173B側を高くした傾斜面180が部分的に形成され、ノズル124Bの内部でこの傾斜面180上に、弁体である鋼球181が転動自在に配設される。この鋼球181は、アイロン本体1が水平状態にある場合は、開閉弁125側に移動して水出口173Bを開放し、アイロン本体1が鉛直状態にある場合は、水出口173B側に移動して水出口173Bを塞ぐように構成される。一方、開閉弁125から水出口173Aに至るノズル124Aは、弁体を設けずに常時開放した状態となっている。

0141

そして本例では、アイロン本体1が水平、つまりアイロン台(図示せず)に敷いた衣類などに掛け面41を押し付けて、アイロン掛け作業をする時には、鋼球181がノズル124Bの前方に移動し、水出口173Bが開放状態になるので、ショットボタン31Bを押し下げると、シリンダー部材65の内部の水が、ノズル124Aを通って集中側気化室8Aに滴下されると共に、ノズル124Bを通って分散側気化室8Bにも滴下され、スチーム集中噴出孔9Aとスチーム分散噴出孔9Bを通して、掛け面41の全体から増量スチームが噴射される。

0142

また、アイロン本体1が自立、つまりハンガー(図示せず)に掛っている衣類などに掛け面41を向けたときには、鋼球181がノズル124Bの後方に移動して水出口173Bを塞ぐので、ショットボタン31Bを押し下げると、シリンダー部材65の内部の水はノズル124Aにしか流れずに、集中側気化室8Aに滴下され、スチーム集中噴出孔9Aを通して、掛け面41の一部から増量スチームが噴射される。

0143

したがってこの場合も、気化室8を2つに分けて設けたことにより、増量スチームの噴出範囲を掛け面41の全体と掛け面41の一部とに切替えることができる。そのため、布地の種類や状態によって、増量スチームの噴出範囲の使い分けが可能となり、アイロンかけ時間を短縮させることができる。

0144

また、アイロン本体1の姿勢により、集中側気化室8Aからスチーム集中噴出孔9Aを通して、掛け面41の一部からスチームを噴出させる動作と、分散側気化室8Bからスチーム分散噴出孔9Bを通して、掛け面41の全体からスチームを噴出させる動作が自動的に選択されるので、使用者側でいちいち選択することなく、所望の噴出範囲にスチームを噴射させることができる。

0145

さらにこの場合も、分散側気化室8Bの容積を集中側気化室8Aの容積よりも大きく形成することで、掛け面41から噴出する増量スチームの勢いを変えることができ、増量スチームの勢いを使い分けることが可能となる。

0146

なお、こうした本実施形態の技術的特徴を、第一実施形態〜第四実施形態のアイロンに適用することも可能である。

0147

図40図43は、本発明の第六実施形態のアイロンを示している。なお、第一実施形態〜第五実施形態のアイロンと共通する構成には、同一の符号を付し、同一の説明は重複を避けるため極力省略する。

0148

本実施形態では、タンク組立体13に組み込まれるポンプ装置52を一つだけにし、通水継手121のオートバルブ47や、ノズル124や、開閉弁125や、開口部126や、スプリング127や、水出口173も一つだけにし、ベース4の気化室8も一つだけにして、この気化室8の蒸気排出孔38を通して、掛け面41に開口形成した全ての噴出孔9からスチームを噴出させる構成となっている。但し、これらの構成は、第一実施形態〜第五実施形態で説明したように、適宜複数に増やしても構わない。

0149

増量スチームの使用回数やスチーム噴出の持続時間を増やすには、気化室8を有するベース4の重量を増やして、熱容量を確保することが、従来から行なわれていた。しかし、ベース4と共にアイロン本体1の重量も増加するため、アイロン掛け作業をする時や、アイロン本体1を自立させて使用する時には、手首に負担がかかり、使い勝手が悪い。

0150

そこで本実施形態では、簡単な構成で増量スチームの使用回数やスチーム噴出の持続時間を増やすことができるように、気化室8の周囲に断熱材191を配置している。断熱材191は、アイロン本体1の内部から飛び出さないように、気化室8の近傍に形成した凹部192に収納保持される。

0151

この場合、開閉弁125がノズル124を開いた状態で、ショットボタン31Bが押動操作されると、通水継手121の水出口173から気化室8に滴下した水が気化され、全ての噴出孔9を通して掛け面41から増量したスチームが噴出するが、断熱材191を気化室8の周囲に配置したことにより、ベース4からの放熱量が断熱材191で抑えられ、ベース4の温度低下を遅延させることができる。そのため、断熱材191を付加しただけの簡単な構成で、増量スチームの使用回数やスチーム噴出の持続時間を増加させることができる。また、コードレス式のアイロンでは、ベース4の温度低下が遅れる分だけ、アイロン本体1への給電回数も減り、省エネルギー効果を得ることができる。

0152

断熱材191には、酢酸ナトリウムを使用する。酢酸ナトリウムは刺激を与えることで結晶化し、その際に発生する熱(凝固熱)を利用して、気化室6の温度低下を遅延させることができる。断熱材191を構成する酢酸ナトリウムに刺激を与えるものとして、好ましくは感熱応動体に相当するバイメタル193を使用する。バイメタル193は、断熱材191と共に凹部192に収納保持され、ヒータ3への通電によりベース4が所定の温度以上に加熱されると、バイメタル193が反転して断熱材191に刺激力を与えることができる。

0153

このように、本実施形態では断熱材191の材質を酢酸ナトリウムとすることで、アイロン本体1の重量が殆ど増加することなく、増量スチームの使用回数やスチーム噴出の持続時間を増加させることができる。したがって、アイロン本体1の使用時に手首の負担が緩和され、使い勝手の良いアイロンを提供できる。また、バイメタル193を適宜選定することで、断熱材191に対して所望の温度で刺激を与えることが可能になる。

0154

なお、こうした本実施形態の技術的特徴を、第一実施形態〜第五実施形態のアイロンに適用することも可能である。

実施例

0155

以上、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。

0156

4ベース
8気化室
8A 集中側気化室(気化室)
8B 分散側気化室(気化室)
9噴出孔
9Aスチーム集中噴出孔(噴出孔)
9B スチーム分散噴出孔(噴出孔)
13タンク組立体(タンク)
75切替手段
76ローレット目(ローレット形状)
81トーションばね(付勢体)
101流路
101A 集中側流路(流路)
101B 分散側流路(流路)

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