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技術 容器接続具、及び、接続器具

出願人 大和製罐株式会社
発明者 淺野稔浩飯野智勇服部美緒高橋直之須永直樹
出願日 2017年7月31日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2017-148413
公開日 2019年2月21日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2019-025057
状態 特許登録済
技術分野 医療品保存・内服装置
主要キーワード ヘッドスリーブ ストッパスリーブ 曲面間 立体形 外郭体 接続器具 ニードルシール タブ間
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (17)

課題

外径が異なる容器に対して接続可能であるとともに、簡単に容器に接続可能であり、かつ、接続状態姿勢を安定させることができる容器接続具、及び、この容器接続具を有する接続器具を提供すること。

解決手段

容器接続具10は、流路Lが形成された基部20と、基部20に対して設定された円上に配置された3つ以上の係合部30と、係合部30に連続して設けられ、容器を係合部30に案内可能な、曲面または円の軸線に対して傾斜する傾斜面に形成された内面を有する案内部40と、基部20に設けられ、案内部40を、円の軸線に近づく方向及び軸線から離れる方向に揺動可能に支持する腕部60と、を備える。

概要

背景

抗がん剤等の薬液収納されたバイアル等の容器から薬液をシリンジ採取する為に用いられる接続器具が知られている。接続器具は、容器に接続される容器接続具、及び、シリンジに接続されるシリンジ接続具を有している。容器接続具、及び、シリンジ接続具は、それぞれ内部に薬液が流動可能な流路を有している。容器接続具及びシリンジ接続具が互いに接続されると、これら流路が互いに接続されることにより、容器からシリンジまでの流路が形成される。そして、シリンジを操作すると、容器内の薬液がこの流路を通り、シリンジに移動する。

容器接続具は、容器接続具の針が容器の開口に設けられたゴム栓に突き刺さった状態で、係合部が容器の首部等に係合することにより、容器に接続される。係合部としては、2つのタブを有し、このタブの内面に形成された突出部で容器の首部を挟持する係合部が知られている(例えば、特許文献1参照。)。これら2つのタブは、互いに離間する方向に移動することにより互いの間の距離が広がる。

概要

外径が異なる容器に対して接続可能であるとともに、簡単に容器に接続可能であり、かつ、接続状態姿勢を安定させることができる容器接続具、及び、この容器接続具を有する接続器具を提供すること。容器接続具10は、流路Lが形成された基部20と、基部20に対して設定された円上に配置された3つ以上の係合部30と、係合部30に連続して設けられ、容器を係合部30に案内可能な、曲面または円の軸線に対して傾斜する傾斜面に形成された内面を有する案内部40と、基部20に設けられ、案内部40を、円の軸線に近づく方向及び軸線から離れる方向に揺動可能に支持する腕部60と、を備える。

目的

本発明は、外径が異なる容器に対して接続可能であるとともに、簡単に容器に接続可能である容器接続具、及び、この容器接続具を有する接続器具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

容器接続可能な容器接続具であって、流路が形成された基部と、前記基部に対して設定された円上に配置された係合部と、前記係合部に連続して設けられ、前記容器を前記係合部に案内可能な曲面に形成された、前記円の軸線側に面する案内面を有する案内部と、前記基部に設けられ、前記案内部を、前記円の前記軸線に近づく方向及び前記軸線から離れる方向に移動可能に支持する腕部と、を備える容器接続具。

請求項2

前記腕部は、一対設けられる請求項1に記載の容器接続具。

請求項3

前記腕部は、前記軸線を通り前記軸線に平行な第1仮想平面に対して対称に一対設けられ、前記案内部は、前記係合部から前記円の軸方向に延びており、前記案内面は、当該案内面の前記軸方向に前記係合部に対して反対側の端部から前記係合部に近づくにつれて、接線の前記第1仮想平面に対する傾斜角度が小さくなる曲面に形成される請求項1に記載の容器接続具。

請求項4

前記案内部及び前記係合部は、1つの前記腕部に、前記軸線を通り前記第1仮想平面と直交する第2仮想平面に対して対称に一対設けられる請求項3に記載の容器接続具。

請求項5

1つの前記腕部に設けられる一対の前記案内部は、連続して形成され、前記軸線を縦方向として前記軸線に対する水平方向の前記案内部の断面は、前記案内面の前記第2仮想平面側の一側端が、前記軸線に直交する方向のうち前記第2仮想平面に平行な方向に、前記案内面の前記第2仮想平面とは反対側の他側端に対して、前記軸線から離れた位置に位置しており、前記案内面の前記一側端は、直線または曲線に形成され、前記案内面は、前記一側端側から前記他側端側に向かうにつれて、曲率半径が小さくなる曲面に形成される請求項4に記載の容器接続具。

請求項6

前記案内面の前記一側端は、直線状に形成され、前記案内面の前記他側端の前記係合部側の端部の接線の前記第2仮想平面に対する傾斜角度は、前記案内面の前記一側端の延長線の前記第2仮想平面に対する傾斜角度より小さく、前記案内面の前記他側端の、前記係合部に対して反対側の端部の接線の前記第2仮想平面に対する傾斜角度は、前記案内面の前記一側端の延長線の前記第2仮想平面に対する傾斜角度より大きい請求項5に記載の容器接続具。

請求項7

前記腕部は、前記基部から前記円の軸方向に前記案内部に対して反対側に延出する第1の延出部と、前記第1の延出部に対して折り返されて前記案内部側に延出する第2の延出部と、を備える請求項1に記載の容器接続具。

請求項8

請求項1に記載の容器接続具と、前記容器接続具の基部に着脱可能に形成され、前記基部に取り付けられた状態において、前記基部の流路と連通するシリンジ接続具用流路を有するシリンジ接続具と、を備える接続器具

技術分野

0001

本発明は、容器に接続される容器接続具、及び、シリンジを容器に接続し、容器とシリンジとの間に流路を形成する接続器具に関する。

背景技術

0002

抗がん剤等の薬液収納されたバイアル等の容器から薬液をシリンジに採取する為に用いられる接続器具が知られている。接続器具は、容器に接続される容器接続具、及び、シリンジに接続されるシリンジ接続具を有している。容器接続具、及び、シリンジ接続具は、それぞれ内部に薬液が流動可能な流路を有している。容器接続具及びシリンジ接続具が互いに接続されると、これら流路が互いに接続されることにより、容器からシリンジまでの流路が形成される。そして、シリンジを操作すると、容器内の薬液がこの流路を通り、シリンジに移動する。

0003

容器接続具は、容器接続具の針が容器の開口に設けられたゴム栓に突き刺さった状態で、係合部が容器の首部等に係合することにより、容器に接続される。係合部としては、2つのタブを有し、このタブの内面に形成された突出部で容器の首部を挟持する係合部が知られている(例えば、特許文献1参照。)。これら2つのタブは、互いに離間する方向に移動することにより互いの間の距離が広がる。

先行技術

0004

特許第5509097号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上述の、2つのタブにより容器の首部を挟持する係合部を有する容器接続具には、以下の問題があった。すなわち、バイアル等の容器は、一般的に、首部の周面が曲面に形成される。この為、タブの突出部は、1点で首部に当接することとなる。2つのタブにより、周面が曲面となる首部を挟持することにより、容器接続具に対して容器が不安定となる問題がある。

0006

さらに、タブを容器に合わせて広げるためには、作業者両手で2つのタブを引き上げる作業をする必要がある。この為、容器に容器接続具を接続する場合、作業者は、容器を等に作業台容器を載置し、載置された容器に対して両手で広げた状態の容器接続具の位置を合わせ、2つのタブ間の距離を狭めて2つのタブにより容器の首部を挟持させることとなる。この為、作業工程が複雑となるという問題がある。

0007

本発明は、外径が異なる容器に対して接続可能であるとともに、簡単に容器に接続可能である容器接続具、及び、この容器接続具を有する接続器具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の一態様に係る容器接続具は、容器に接続可能な容器接続具であって、流路が形成された基部と、前記基部に対して設定された円上に配置された係合部と、前記係合部に連続して設けられ、前記容器を前記係合部に案内可能な曲面に形成された、前記円の軸線側に面する案内面を有する案内部と、前記基部に設けられ、前記案内部を、前記円の前記軸線に近づく方向及び前記軸線から離れる方向に移動可能に支持する腕部と、を備える。

発明の効果

0009

本発明によれば、外径が異なる容器に対して接続可能であるとともに、簡単に容器に接続可能である容器接続を提供できる。

図面の簡単な説明

0010

本発明の第1の実施形態に係る容器接続具を示す斜視図。
同容器接続具が容器に接続された状態を示す断面図。
同容器接続具を示す側面図。
同容器接続具を示す断面図。
同容器接続具を示す下面図。
同容器接続具の要部を示す断面図。
同容器接続具を示す下面図。
同容器接続具を同容器に接続する過程を示す断面図。
同容器接続具を同容器に接続する過程を示す断面図。
同容器接続具を同容器に接続する過程を示す断面図。
同容器接続具が、異なる容器に接続された状態を示す断面図。
本発明の第2の実施形態に係る容器接続具を含む接続器具を示す斜視図。
同容器接続具、及び、同接続器具のシリンジ接続具が接続された状態を示す斜視図。
同容器接続具及び同シリンジ接続具が接続された状態を示す断面図。
同容器接続具及び同シリンジ接続具が接続された状態を、同シリンジ接続具の外郭体が一部分解して示す斜視図。
同容器接続具が同容器に接続された状態を示す断面図。

実施例

0011

本発明の第1の実施形態に係る容器接続具10を、図1乃至図10を用いて説明する。容器接続具10は、容器5に接続可能に構成されている。
図1は、容器接続具10を示す斜視図である。図1では、容器接続具10を下方から見た状態を示している。図2は、容器接続具10が容器5に接続された状態を示す断面図である。図2では、容器接続具10及び容器5を、容器接続具10の基部20の軸線C1を通り軸線C1に平行な断面に沿って切断した状態を示している。

0012

図3は、容器接続具10を示す側面図である。図4は、容器接続具10を示す断面図である。図4は、図3に示された容器接続具10を、基部20の軸線回りに90度回転した状態を示している。図5は、容器接続具10を示す下面図である。図6は、容器接続具10の要部を示す断面図である。図7乃至図9は、容器接続具10を、容器5に接続する作業の工程を示す断面図である。図10は、容器接続具10が、別の容器5に接続された状態を示す断面図である。

0013

まず、容器接続具10が接続される容器5について説明する。容器5は、図2に示すように、液体を収容可能な有底筒状に形成されており、その上部に、開口端面より断面が小さい首部7を有している。

0014

容器5は、本実施形態では、一例として、円筒状に形成された胴部6、胴部6の底端に形成された底部8、胴部6の上端に形成された、胴部6より縮径され円筒状の首部7、及び、首部7の上端に形成され、首部7より広径された円筒状の開口端部9を有している。胴部6、首部7、開口端部9は、同軸上に配置されている。

0015

次に、容器接続具10について説明する。容器接続具10は、図1乃至図4に示すように、流路Lが形成された基部20、容器5の首部7に係合可能な係合部30及び容器5を係合部30に案内可能な案内部40を有し、基部20に対して揺動可能な複数の揺動部50、並びに、揺動部50を基部20に揺動可能に支持する腕部60を有している。

0016

基部20は、例えば、容器5内の液体を移動する先となる別の容器に接続可能に形成されてもよい。基部20は、本実施形態では、一例として、円筒状に形成されている。流路Lは、基部20と同軸に配置されている。
ここで、図5に示すように、揺動部50の係合部30の位置の説明の為に、円Xを設定する。円Xは、本実施形態では、一例として、基部20と同軸に設定されている。

0017

揺動部50は、好ましくは3つ以上、本実施形態では、一例として4つ設けられている。各揺動部50の係合部30は、基部20に対して設定された円Xの円周上に配置されている。さらに、本実施形態では、2つの揺動部50が一体に形成されており、揺動部構成部70を構成している。揺動部構成部70の説明の前に、まず、腕部60について説明する。

0018

腕部60は、図1乃至図3に示すように、本実施形態では、一例として2つ設けられている。一方の腕部60は、一方の揺動部構成部70を、その2つの係合部30を、基部20に設定された円Xの軸線C3側に近づく方向及び離れる方向に揺動可能に、基部20に支持している。他方の腕部60は、他方の揺動部構成部70を、その2つの係合部30を、基部20に設定された円Xの軸線C3側に近づく方向及び離れる方向に揺動可能に、基部20に支持している。なお、ここで言う揺動は、軸線C3に近づく方向及び離れる方向の移動の一例である。

0019

2つの腕部60は、基部20に設定された円Xの軸線C3回りに180度離れて配置されており、互いに、円Xの径方向に揺動可能に構成されている。2つの腕部60は、円Xの軸線C3を通り軸線C3に平行な第1仮想平面P1に対して対称に形成されている。すなわち、第1の仮想平面P1は、基部20の軸線C2を通り、軸線C2に平行な平面である。

0020

腕部60は、図1及び図3に示すように、その一端が基部20に接続され、他端が揺動部構成部70に接続されている。腕部60は、揺動部構成部70、すなわち揺動部50を揺動可能とする為に可撓性を有している。また、腕部60は、揺動部50が比較的小さな力で基部20に対して揺動部構成部70を揺動可能とする為に、その中途部が、腕部60の基部20側の一端よりも、揺動部構成部70に対して反対側に位置している。

0021

腕部60は、具体的には、基部20の中途部に形成され、基部20の径方向外側に延出した第1の部分61、第1の部分61に連続し、第1の部分61の基部側の一端よりも揺動部構成部70の反対側に延出した第2の部分62、第2の部分62に対して折り返され、揺動部構成部70側に延出した第3の部分63、及び、第3の部分63から揺動部構成部70側に延出した第4の部分64を有している。

0022

腕部60に対して外力が作用していない状態を、腕部60の初期状態とする。第1の部分61乃至第4の部分64について、腕部60の初期状態に基づいて説明する。
第1の部分61は、一例として、その両面が基部20の円Xの軸線C3に直交する平板状に形成されている。第2の部分62は、一例として、その両面が円Xの軸線C3に平行な平板状に形成されている。第1の部分61及び第2の部分62の間の第1の部65は、その両面が曲面に形成されている。

0023

第3の部分63は、一例として、その両面が第2の部分62の両面に平行な平面に形成されている。第3の部分63及び第2の部分62の間の第2の稜部66は、その両面が曲面に形成されている。第2の稜部66は、本実施形態では、一例として、基部20よりも20の軸方向に外側に位置している。
第4の部分64は、一例として、その両面が、円Xの軸線C3に直交する平面に形成された平板状に形成されている。第4の部分64及び第3の部分63の間の第3の稜部67は、その両面が曲面に形成されている。

0024

第1の部分61、第2の部分62、第3の部分63、及び第4の部分64は、一例として、一定の厚みを有している。さらに、本実施形態では、揺動部構成部70が、主に第2の稜部66を揺動中心として揺動するよう、第2の稜部66の厚みが、他の部分に比べて薄く形成されてもよい。
本実施形態では、2つの第1の部分61は、一体に形成されている。一体に形成された2つの第1の部分61は、基部20の断面より広い面積を有しており、基部20の周面から径方向外側に延出している。

0025

揺動部構成部70の説明に戻る。一方の揺動部構成部70及び他方の揺動部構成部70は、円Xの軸線C3を通り軸線C3に平行な第1仮想平面P1に対して対称に形成されている。
揺動部構成部70が有する2つの係合部30の一方を、第1の係合部30Aとし、他方の係合部30を第2の係合部30Bとし、以下説明をする。また、第1の係合部30Aに設けられた案内部40を、第1の案内部40Aとし、第2の係合部30Bに設けられた案内部40を第2の案内部40Bとして、以下説明する。

0026

第1の案内部40A及び第2の案内部40Bは、基部20に設定された円Xの軸線C3を通り、第1仮想平面P1に対して直交する第2仮想平面P2に対して、対称に形成されている。すなわち、第2仮想平面P2は、基部20の軸線C2を通り、軸線C2に平行な平面である。換言すると、揺動部構成部70は、この第2仮想平面P2に対して対称に形成されている。この為、第2の案内部40Bの構成は、第1の案内部40Aと同じ符号を付して説明を省略する。

0027

第1の案内部40Aは、円Xの軸線C3に沿って延びている。第1の案内部40Aの、軸線C3側に面する内面(案内面)41は、容器5の開口端部9に接触し、容器5を第1の係合部30Aまで案内可能な曲面に形成されている。この曲面は、曲率半径の中心が曲面の径方向外方に位置しており、軸線方向の上方から下方に向かって末広がりに形成されている。換言すると、係合部に近づくにつれて接線の第1仮想平面P1に対する傾斜角度が小さくなるように構成されている。

0028

内面41について、図6を用いて説明する。図6は、内面41に容器5の開口端部9が接触した状態を、内面41及び容器5の接点Aを通り、基部20に設定された円Xの軸線C3及び接点Aの接線Sに平行な断面に沿って切断した状態を示す断面図である。接点Aの接線Sは、図5中に1点鎖線で示されている。

0029

図6に示すように、内面41は、開口端部9が接触する接点Aを通る接線Sが、第1仮想平面P1に対して角度αで傾斜する曲面に形成されている。角度αは、90度未満である。

0030

内面41は、図6に示すように、その曲率中心Zが、内面41を挟んで平面P1の反対側に位置する曲面に形成されている。換言すると、内面41は、円Xの軸方向に上方から下方に向かって末広がり、すなわち、上方から下方に進むにつれて軸線C3から離れる形状に形成されている。さらに、換言すると、内面41は、下方から係合部30に近づくにつれて、内面41の接線Sの第1仮想平面P1に対する傾斜角度αが小さくなる曲面に形成されている。

0031

また、第1の案内部40Aの円Xの軸線Cに直交する断面では、図5に示すように、内面41の第2仮想平面P2側の一側端E1は、軸線C3に直交する方向のうち第2仮想平面P2に平行な方向に、内面41の第2仮想平面P2とは反対側の他側端E2に対して、軸線C3から離れた位置に位置している。

0032

また、内面41の一側端E1は、直線または曲線に形成されている。なお、本実施形態では、一側端E1は、直線に形成される。

0033

また、内面41は、一側端E1の近傍から他側端E2に向かうにつれて、曲率半径が小さくなる曲面に形成される。本実施形態では、内面41の一側端E1の近傍の範囲R1は、平面に形成されている。この平面は、一側端E1と平行な平面である。なお、平面に形成される範囲は、小さい。この範囲は、容器5が接触しない範囲である。

0034

この為、本実施形態では、内面41の一側端E1の近傍から、他側端E2までの範囲が曲面に形成されている。さらに、内面41の曲面に形成された範囲において、一側端E1側の一端が、最も曲率半径が大きく、他側端E2側に進むにつれて、曲率半径が小さくなる。そして、他側端E2の曲率半径が最も小さくなる。なお、一側端E1が曲線に形成される場合は、一側端E1の曲率半径が最も大きくなる。

0035

また、内面41の他側端E2の係合部30側の一端の接線Sの前記第1仮想平面P1に対する傾斜角度αは、内面41の一側端E1の延長線の第1仮想平面P1に対する傾斜角度αより小さい。また、内面41の他側端E2の、係合部30に対して反対側の一端すなわち下端の接線Sの第1仮想平面P1に対する傾斜角度αは、内面41の一側端E1の延長線の第1仮想平面P1に対する傾斜角度αより大きい。

0036

また、本実施形態では、図4に示すように、内面41の上端部R2では、一側端E1から他側端E2に向かうにつれて、接線Sの第1仮想平面P1に対する傾斜角度αが小さくなる。上端部R2は、内面41において係合部30の先端面31の近傍の範囲である。また、内面41の下端部R3では、一側端E1から他側端E2に向かうにつれて、接線Sの第1仮想平面P1に対する傾斜角度αが大きくなる。下端部R3は、内面41の下端の近傍の範囲である。

0037

さらに、本実施形態では、内面41は、一例として、最大で、開口端部9の外径が32mmである容器5D、すなわち口径が32mmの容器5Dを係合部30に案内可能に構成されている。図6Aでは、口径(開口端部9の外径)が13mmである容器5C、及び、口径が32mmである容器5Dを2点鎖線で示している。

0038

内面41及び容器5との接点Aは、容器接続具10を容器5に対して押し込むことにより、内面41内を移動する。接点Aの軌跡接触線S1とする。内面41及び容器5Dの接触線S1は、内面41の曲面に形成された範囲において、一側端E1の近傍に配置される。内面41及び容器5Cの接触線S1は、他側端E2の近傍に配置される。接触線S1は、図6Aに示すように下方から見たときに、第2仮想平面P2に平行な直線となる。

0039

このように、容器接続具10では、容器5の口径のサイズに応じて、容器5と内面41の接触位置が第1仮想平面P1の延在方向に異なる。具体的には、小径の容器5の場合は、接触線S1は第1仮想平面P1の延在方向に、一側端E1側に位置する。大径の容器5の場合は、接触線S1は第1仮想平面P1の延在方向に、他側端E2の近傍に位置する。

0040

また、内面41は、容器接続具10を容器5に接続する作業の進行によって、容器5によって押し広げられることにより、円Xの軸線C3から離れる。この為、内面41の同じ箇所での接線Sの第1仮想平面P1に対する傾斜角度αは、案内部40が容器5により押し広げられた状態では、案内部40が押し広げられていない状態に対して、増大する。

0041

しかしながら、内面41が曲面に形成されることにより、傾斜角度αの、容器接続具10の容器5への接続の進行によって生じる増大量緩和できる。さらに本実施形態では、内面41が上述した特徴を有する曲面に形成されることにより、内面41のいずれの部分においても、第1仮想平面P1に対する接線Sの傾斜角度αの、容器接続具10の容器5への接続の進行によって生じる増大量をさらに緩和できる。すなわち、角度αの増大幅を小さくできる。

0042

すなわち、容器接続具10を容器5の首部7に係合するべく、容器5の開口端部9を第1の案内部40Aの内面41に接触させた状態で容器接続具10を容器5側に押し込むと、第1の案内部40Aが、円Xの軸線C3から離れる方向に向かって押し広げられる。

0043

このように第1の案内部40Aが押し広げられることにより、内面41の、容器5との接点Aの位置が変化する。内面41は、接点Aの位置が変化しても、角度αが、上述のように大きく変化しない曲面に形成されている。本実施形態では、角度αは、略45度である。

0044

第2の案内部40Bの内面41も同様に、この内面41の容器5との接点Aでの接線Sの軸線C3対する傾斜角度αが、第2の案内部40Bの姿勢の変形に関わらず、大きく変化しない。

0045

また、第2の案内部40Bの内面41は、円Xの軸線C3に直交する断面に沿って切断された状態において、第1の案内部40Aの内面41とにより、おおよそV字状を形成している。換言すると、案内部40A,40Bの、円Xの軸線C3に直交する断面は、内面41の第2仮想平面P2側の一側端が、軸線C3に直交する方向のうち第2仮想平面P2に平行な方向に、内面41の第2仮想平面P2とは反対側の他側端に対して、軸線C3から離れた位置に位置している。

0046

第1の係合部30Aは、第1の案内部40Aの第1の部分61側の端部に形成されている。第1の係合部30Aは、図4に示すように、円Xの径方向内側から見た正面視では、第2の係合部30B側の一端が、他端に対して低く形成されている。第1の係合部30Aの先端面31は、円Xの軸線C3に面している。すなわち、第1の係合部30Aの先端面31及び第1の係合部30Aの外面の間の角度は鋭角である。先端面31は、平面でありかつ、その延長面が円Xの軸線C3に傾斜する傾斜面に形成されている。延長面が軸線C3に傾斜するとは、延長面と軸線Cとのなす角度が90度と異なる角度となることである。

0047

第2の係合部30Bは、第2仮想平面P2に対して第1の係合部30Aに対称に形成されている。この為、第2の係合部30Bの構成は、第1の係合部30Aと同じ符号を付して説明を省略する。第2の係合部30Bの先端面31は、第1の係合部30Aの先端面31とにより、図4に示すように、V字形状を形成している。

0048

次に、容器接続具10を容器5に接続する動作の一例を、図2図5図7乃至図9を用いて説明する。図7乃至図9では、容器接続具10及び容器5は、第2仮想平面P2に沿って切断した状態を示している。すなわち、図7乃至図9は、容器接続具10及び容器5を、円Xの軸線C3を通り軸線C3に平行な断面に沿って切断した状態を示している。

0049

まず、作業者は、容器5を、図7に示すように、作業台1上に載置する。作業台1の上面に直交する方向は、本実施形態では、上下方向、すなわち重力方向及びその逆方向に平行である。容器5が作業台1に載置されると、容器5の軸線C1は、上下方向に平行となる。

0050

作業者は、容器5を作業台1上に載置すると、基部20の軸線C2が上下方向と平行となる姿勢で、容器5に対して容器接続具10の位置を合わせて、容器接続具10を容器5側に移動させて容器5に接触させる。

0051

容器接続具10は、基部20の軸線C2が上下方向に平行または略平行となる姿勢で容器5の開口端部9に接触すると、2つの第1の案内部40Aの内面41、及び、2つの第2の案内部40Bの内面41が、容器5の開口端部9の外周部に接触する。すなわち、容器接続具10は、容器5に4点で接触する。

0052

作業者は、2つの第1の案内部40Aの内面41、及び、2つの第2の案内部40Bの内面41を容器5の開口端部9に接触させると、容器接続具10を、下方に押し込む。容器接続具10がさらに下方に押し込まれると、2つの第1の案内部40A、及び、2つの第2の案内部40Bは、容器5との接点Aから、円Xの軸線C3から離れる方向に、力を受ける。この力は、容器接続具10を下方に押し込むことにより容器5の開口端部9から受ける反作用のうち、円Xの軸線C3に直交する方向に作用する成分である。

0053

第1の案内部40A及び第2の案内部40Bが、円Xの軸線C3から離れる方向に力を受けることにより、すなわち、2つの揺動部構成部70が力を受けると、腕部60が撓む。腕部60が撓むことにより、2つの揺動部構成部70は、主に腕部60の第2の稜部66を中心として、軸線C3から離れる方向に揺動する。この揺動により、2つの揺動部構成部70が、広げられることにより、円Xの軸線C3に対する姿勢が変化する。

0054

なお、揺動部構成部70の姿勢が変化しても、4つの内面41の接点Aでの接線Sの第1仮想平面P1に対する傾斜角度αの、容器5に対して容器接続具10を押し込む作業を開始した時点からの増大量が小さい。この為、作業者は、容器接続具10を、略一定の力で押し込むことが可能となる。

0055

容器接続具10が容器5に対して所定位置まで押し込まれると、第1の係合部30A及び第2の係合部30Bが、図9に示すように、容器5の開口端部9の外周縁に接触する位置まで、2つの揺動部構成部70が押し広げられる。図5には、接点Aの接触線S1を2点鎖線で示している。接触線S1は、内面41の接点Aの軌跡である。接触線S1は、第2仮想平面P2に平行となる。

0056

容器接続具10がさらに下方に押し込まれると、第1の係合部30A及び第2の係合部30Bが容器5の開口端部9の外周面に接触するようになる。容器接続具10がさらに下方に押し込まれると、第1の係合部30A及び第2の係合部30Bが、容器5の開口端部9の外周面を下方に移動する。

0057

容器接続具10がさらに下方に押し込まれると、2つの第1の係合部30A及び2つの第2の係合部30Bが、容器5の首部7に対向する。第1の係合部30A及び第2の係合部30Bは、首部7に対向すると、図2に示すように、腕部60の復元力により、首部7に当接することによって首部7に係合する。

0058

このとき、2つの第1の係合部30Aの鋭角に形成された先端、及び、2つの第2の係合部30Bの鋭角に形成された先端が、首部7の外周面に接触する。すなわち、2つの第1の係合部30A及び2つの第2の係合部30Bの首部7に接触することにより、容器接続具10は、4点で首部7に接触することとなる。

0059

このように、容器接続具10は、容器5の開口端部9の外径に応じて押し広げられて2つの第1の係合部30A及び2つの第2の係合部30Bが首部7に係合するので、図10に示すように、異なる外径の開口端部9を有する別の容器5Aに対しても、容器接続具10を接続することができる。

0060

このように構成された容器接続具10は、2つの第1の案内部40A、及び、2つの第2の案内部40Bを有することにより、容器5を第1の係合部30A及び第2の係合部30Bに案内する過程では、容器5の開口端部9の外周縁に4点で接触する。このように、容器接続具10は、3点以上で容器5の開口端部9の外周縁に接触することにより、容器接続具10に対する容器5の相対的な移動を、接続具10の姿勢を安定させて案内することができる。

0061

さらに、容器接続具10は、2つの第1の係合部30A、及び、2つの第2の係合部30Bが首部7に係合する。この為、容器接続具10は、容器5に接続された状態、すなわち、2つの第1の係合部30A、及び、2つの第2の係合部30Bが首部7に係合した状態では、首部7に4点で接触する。この為、容器接続具10の、容器5への接続状態の姿勢を安定させることができる。

0062

さらに、容器接続具10は、容器5に対して一方向に押し込むだけで、容器5が2つの第1の係合部30A及び2つの第2の係合部30Bに案内されるので、簡単に、2つの第1の係合部30A,及び、2つの第2の係合部30Bを首部7に係合させることができる。さらに、内面41を曲面に形成することにより、容器接続具10の容器5への接続の進行によって生じる傾斜角度αの、増大量を緩和できるので、容器5を係合部30にスムーズに案内できる。

0063

さらに、2つの第1の案内部40Aの内面41、及び、2つの第2の案内部40Bの内面41が、接点Aでの接線Sの、第1仮想平面P1に対する傾斜角度αの変化量が小さい曲面に形成されている。すなわち、容器5に容器接続具10を押し込む作業を開始したときから、容器5に容器接続具10が係合された状態までの、第1仮想平面P1に対する接線Sの、図6に示すように見たときの傾斜角度αの増大量がより小さくなる曲面に形成されている。この為、容器接続具10を容器5に対して押し込むことにより容器5より受ける反作用の力のうち、2つの第1の案内部40A、及び、2つの第2の案内部40Bを押し広げる方向に作用する成分を略一定にできる。この為、作業者による、容器接続具10の押し込み力を略一定にできる。この為、容器接続具10を、容器5に対してスムーズに押し込むことができるので、容器接続具10を容器5にスムーズに係合させることができる。さらに、本実施形態では、第1仮想平面P1に対する、2つの第1の案内部40Aの内面41、及び、2つの第2の案内部40Bの内面41の接線Sの傾斜角度を略45に維持できるので、より容器接続具10を容器5にスムーズに係合できる。

0064

さらに、腕部60は、第2の部分62、及び、第3の部分63を有することにより、主に揺動部構成部70を揺動する揺動中心となる第2の稜部66から揺動部構成部70までの距離を長くできる。この為、腕部60の変形量を小さく抑えつつ、2つの第1の係合部30A及び2つの第2の係合部30bが容器5の首部7に係合する為に必要な揺動部構成部70の揺動角度を確保することができる。さらに、腕部60の変形量を小さく抑えることができるので、容器接続具10を押し込む力を小さく抑えることができる。

0065

また、容器接続具10の容器5への接続時に、小径の容器5の口部を案内部40の内面41の一側端E1に近い箇所に接触させ、大径の容器5の口部を内面41の他側端E2に近い箇所に接触させることができるため、すなわち、容器5のサイズに応じて容器5と接触する案内面41の位置を変えることができるため、内面41の形状において、小径の容器5が接触する部分を小径の容器5に適した形状とし、大径の容器5が接触する部分を大径の容器5に適した形状とすることで、容器5の外径が異なっても容易に接続することができる。

0066

次に、本発明の第2の実施形態に係る容器接続具10Aを有する接続器具80を、図11乃至図15を用いて説明する。接続器具80は、バイアル等の薬液を収容する容器5Bからシリンジ3に薬液を採取する際に用いられ、容器5Bとシリンジ3とを接続し、容器5B内とシリンジ3内との間に、薬液が流動する液体流路L1と、容器5内と後述する空気袋100内とを連通する気体流路L2とを形成する。

0067

なお、第1の実施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。容器接続具10Aは、本実施形態では、容器5Bに接続可能に構成されている。さらに、容器接続具10Aは、シリンジ接続具85に接続可能に構成されている。

0068

図11は、容器接続具10Aが、容器5Bに接続された状態、及び、シリンジ接続具85がシリンジ3に接続された状態を示す斜視図である。図11では、容器接続具10Aは、シリンジ接続具85から分離されている。図12は、容器5Bに接続された容器接続具10Aに、シリンジ3が取り付けられたシリンジ接続具85が接続された状態を示す斜視図である。

0069

図13は、容器接続具10Aがシリンジ接続具85に接続された状態を示す断面図である。図14は、容器接続具10Aがシリンジ接続具85に接続された状態を、シリンジ接続具85の外郭体90の一部を分解して示す斜視図である。図13及び図14では、容器接続具10Aは、基部20A以外の部分は、図示が省略されている。図15は、容器接続具10Aにシリンジ接続具85が接続された状態を切断して示す断面図である。図15では、基部20Aの図示が省略されている。

0070

容器5Bは、図15に示すように、内部に薬液を収容するバイアルである。容器5Bは、胴部6、底部8、首部7、開口端部9、及び、開口端部9の開口を液密シールするシール2を有している。シール2は、例えば、ゴムから形成されている。

0071

容器接続具10Aは、図14及び図15に示すように、液体流路L1の一部及び気体流路L2の一部を形成する基部20A、基部20Aに設けられた針部25、2つの揺動部構成部70、及び、揺動部構成部70を基部20Aに揺動可能に支持する2つの腕部60を有している。

0072

基部20Aは、図13に示すように、内部に液体流路L1の一部La(2点鎖線で示す)及び気体流路L2の一部Lb(2点鎖線で示す)を有する基部本体22、基部本体22を内側に収容する円筒状の基部キャップ23、及び、基部キャップ23の開口を液密かつ気密にシールする容器接続具用シール24を有している。

0073

基部本体22は、円柱状に形成されている。基部本体22内には、液体流路L1の一部La、及び気体流路L2の一部Lbが形成されている。一部Laは、基部本体22の上面に開口している。一部Lbは、基部本体22の外周部に形成された溝Mを介して上面に開口している。基部キャップ23は、基部本体22と同軸に配置されている。基部キャップ23の外周面には、後述するストッパスリーブ160の爪161が係合する凹部23bが形成されている。基部本体22及び基部キャップ23の先端の間には、隙間Gが設けられている。一部Lbは、溝Mを介して隙間Gに連通している。容器接続具用シール24は、この隙間G内に設けられている。容器接続具用シール24は、基部キャップ23の開口23aに対して、基部キャップ23内に変位可能に形成されている。容器接続具用シール24が変位すると、開口23aのシールが解除される。基部20Aの下端には、腕部60の第1の部分61が固定されている。

0074

針部25は、基部本体22の下端に形成されている。針部25には、一部La及び一部Lbが形成されている。針部25は、2つの第1の係合部30A及び2つの第2の係合部30Bが容器5Bの首部7に係合した状態において、シール2を突き破り、容器5B内に配置可能に形成されている。針部25は、基部本体22と同軸に配置されている。本実施形態では、円Xは、基部本体22と同軸に配置されている。すなわち、第1仮想平面P1及び第2仮想平面P2は、基部本体22の軸線及び針部25の軸線を通る平面となる。

0075

シリンジ接続具85は、図12乃至図15に示すように、シリンジ3が着脱可能に取り付けられるシリンジ取り付け部95を有し、シリンジ接続具85の外郭を規定する外郭体90、及び、外郭体90内に収納された空気袋100を有している。空気袋100は、外郭体90内と連通している。

0076

さらに、シリンジ接続具85は、外郭体90内に固定され、シリンジ取り付け部95を介してシリンジ3に連通するニードル110、及び、外郭体90内に移動可能に収納され、内側にニードル110の一部を収納する筒状のヘッドスリーブ120を有している。ヘッドスリーブ120は、容器接続具10Aの基部20Aの一部が挿入可能に形成されている。

0077

また、シリンジ接続具85は、外郭体90内に収納され、ヘッドスリーブ120の下端開口を選択的にシール可能に形成されたニードルシール130、外郭体90内に収納され、ニードルシール130を保持するニードルシールホルダ140、及び、ニードルシール130をヘッドスリーブ120に付勢する付勢部材150を有している。

0078

ニードルシールホルダ140は、筒状に形成されている。ニードルシールホルダ140は、下端にニードルシール130が固定されている。付勢部材150は、例えばコイルばねである。付勢部材150は、ニードルシールホルダ140の上端、及び、外郭体90に固定されている。付勢部材150がニードルシールホルダ140を上方に付勢することにより、ニードルシール130がヘッドスリーブ120の下端開口をシールする。

0079

また、シリンジ接続具85は、ヘッドスリーブ120を外郭体90に選択的に固定可能に、かつ、ヘッドスリーブ120及び容器接続具10Aの基部20Aを選択的に固定可能に形成されたストッパスリーブ160を有している。

0080

ストッパスリーブ160は、筒状に形成されており、内側にヘッドスリーブ120を配置している。ストッパスリーブ160は、ヘッドスリーブ120に固定されている。ストッパスリーブ160は、第1の爪161、及び、第2の爪162を有している。

0081

第1の爪161は、基部キャップ23の凹部23bに係合可能に形成されている。第2の爪162は、ヘッドスリーブ120が外郭体90内での移動範囲の下端にある状態において、外郭体90の内面に形成された例えば凸部と係合することにより、ヘッドスリーブ120の移動を規制可能に構成されている。第1の爪161及び第2の爪162は、ストッパスリーブ160の周方向に並んでおり、ストッパスリーブ160の径方向に内側に傾倒可能に構成されている。

0082

このように構成された接続器具80は、容器接続具10Aの基部20Aがヘッドスリーブ120内に挿入されて外郭体90内に押し上げられた状態では、図14に示すように、ストッパスリーブ160は、爪161が基部キャップ23の凹部23bに係合することにより、基部20Aに固定される。

0083

このように、容器接続具10Aは、ストッパスリーブ160により、外郭体90に固定される。ストッパスリーブ160及び容器接続具10Aの基部20Aの固定は、容器接続具10Aを、下方に下げることにより、解除される。具体的には、容器接続具10Aを下げると、外郭体90の内面に形成された突出部が第1の爪161を押圧することにより、第1の爪161が、凹部23bから出る方向に回転される。

0084

図13に示すように、容器接続具10Aの基部20Aがヘッドスリーブ120にストッパスリーブ160を介して固定され、容器接続具10Aが外郭体90内に押し上げられた状態では、ニードル110が、ニードルシール130、及び、容器接続具10Aの基部20Aの液体流路L1の一部La及び気体流路L2の一部Lbを気密にシールした容器接続具用シール24を通過する。この為、ニードル110を介して、容器5B内と、シリンジ3内とが連通するので、容器5B内及びシリンジ3内を連通する液体流路L1が形成される。

0085

容器接続具10Aの基部20Aがヘッドスリーブ120に固定され、容器接続具10Aが外郭体90内に押し上げられた状態では、基部20Aの容器接続具用シール24が下方に下がることにより基部20Aの開口23aのシールが解除され、かつ、ニードルシール130が下方に下がることによりヘッドスリーブ120の開口のシールが解除されることにより、基部20A内の気体流路Lb、溝M、隙間G、及び、外郭体90内が、連通する。この為、容器5B内と空気袋100との間に、気体が流動可能な気体流路L2が形成される。

0086

ヘッドスリーブ120が、外郭体90内の移動範囲の下端に配置された状態では、ヘッドスリーブ120の下端の開口は、ニードルシール130でシールされる。さらに、ニードル110の下端の開口は、ニードルシール130内に収容されることにより、シールされる。さらに、ストッパスリーブ160の第2の爪162が、外郭体90内の突出部に係合することにより、ヘッドスリーブ120が外郭体90に固定される。容器接続具10Aがヘッドスリーブ120内に挿入されると、基部キャップ23の外周面が第2の爪162を径方向外側に回転することにより、第2の爪162が軸方向内側に回転する。第2の爪162が回転することにより、第2の爪162と外郭体90の内面の突出部との係合が解除される。この為、容器接続具10Aがヘッドスリーブ120内に挿入されると、ヘッドスリーブ120を外郭体90内に押し上げることが可能となる。

0087

本実施形態では、第1の実施形態と同様の効果が得られる。なお、シリンジ接続具85は、第2の実施形態の構造に限定されない。要するに、シリンジ接続具85は、容器接続具10Aの基部20Aと接続可能に構成されればよい。シリンジ接続具85の他の構造の例としては、例えば、容器接続具10Aの基部20Aが嵌合可能な孔を有する形状であってもよい。さらには、基部20Aが嵌合された容器接続具10Aを固定する、爪等の固定機構を有してもよい。

0088

なお、第1の実施形態及び第2の実施形態では、2つの揺動部50が一体に形成された揺動部構成部70が1つの腕部60により、基部20に支持された。しかしながら、2つの揺動部50が一体に形成されることに限定されない。他の例では、揺動部構成部70は、2つの揺動部50に分離されてもよい。この場合、1つの腕部60が2つに分離され、それぞれ、揺動部50に接続される。すなわち、容器接続具10は、揺動部構成部70及び腕部60が、第2仮想平面P2に沿って切断された構成を有してもよい。

0089

また、第1の案内部40Aの内面41及び第2の案内部40Bの内面41は、曲面に形成された。しかしながら、内面41は、曲面であることに限定されない。他の例では、内面41は、容器5,5A,5Bを第1の係合部30A及び第2の係合部30Bに案内可能な、複数の平面部を有する傾斜面に形成されてもよい。

0090

これら複数の平面部は、それぞれの延長面が第1仮想平面P1に対して傾斜する。そして、その傾斜角度は、平面部によって異なる。さらに、平面部は、その延長面の第1仮想平面P1に対する傾斜角度が、係合部30に近い平面部ほど、小さくなる。すなわち、第1の実施形態及び第2の実施形態で説明された、曲面に形成された内面41を、複数の平面部により、近似させてしてもよい。さらに換言すると、このような複数の傾斜角度を有する傾斜面に形成された内面41は、係合部に近づくにつれて軸線に対する傾斜角度が小さくなるように構成されている。

0091

また、容器5,5A,5Bは、首部7を有し、第1の係合部30A及び第2の係合部30Bは、首部7に係合した。しかしながら、容器が首部7を有さず、例えば、樹脂等の比較的柔らかい材料で形成される場合では、第1の係合部30A及び第2の係合部30Bは、容器の外周部に食い込むことにより、容器に係合することができる。

0092

また、第1の実施形態及び第2の実施形態では、案内部40A,40Bの内面41は、接線が第1仮想平面P1に対して傾斜する曲面に形成された。他の例では、内面41は、接線Sが、基部20の軸線C3を通る曲面に形成されてもよい。または、内面41において、使用頻度が高いと想定される外径を有する容器5が接触する範囲の接線が、軸線C3とを通る曲面に形成されてもよい。

0093

また、第1の実施形態及び第2の実施形態では、案内部40の内面41を、立体形状に形成することで、その案内面41の一側端E1側の部分を小径の容器5のガイド可能な形状に形成し、他側端E2側の部分を、大径の容器5をガイド可能な形状に形成している。このように、口径の異なる容器5によってガイドする位置が変わり、かつ、容器5と接触する部分を、その容器5に適した、スムーズに係合部30まで案内可能な曲率を有する曲面に形成している。

0094

また、内面41は、その全範囲において、異なる口径の容器5に適する曲面に形成されているが、これに限定されない。他の例では、内面41は、例えば、一側端E1側の部分を、小径の口径を有する容器5に適した曲面に形成し、他側端E2側の部分を、大径の口径を有する容器5に適した曲面に形成し、これら曲面間の部分は、平面に形成されてもよい。すなわち、内面41は、小径の口径を有する容器5、及び大径の口径を有する容器5をスムーズにガイド可能な面に形成されてもよい。

0095

なお、第1の実施形態及び第2の実施形態のように、内面41の全域を曲面に形成することにより、肩部分の外径が開口端部9の外径より大きい容器5の当該肩部と内面41との接触を回避することができる。
なお、第1の仮想平面P1及び第2の仮想平面P2は、第1の実施形態では、基部20の軸線を通る平面であり、第2の実施形態では、基部本体22の軸線及び針部25の軸線を通る平面である。すなわち、第1の実施形態及び第2の実施形態では、円Xは、基部20,20Aの軸線を中心とする円である。しかしながら、円Xは、基部の軸線を通る円であることに限定されない。例えば、基部が複雑な形状を有し、軸線が直線とならない場合は、基部20のいずれかの断面(軸線に直交する断面)の中心を、円の中心に設定してもよい。円Xは、容器5を係合部30にスムーズに導くことができるように、その中心の位置が設定される。第1の実施形態及び第2の実施形態のように、基部が円筒、または、外観が円柱状である場合は、その軸線が円Xの中心に設定されることが、好ましい。

0096

なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。

0097

5,5A,5B…容器、10…容器接続具、10A…容器接続具、10B…容器接続具、20,20A…基部、30…係合部、41…内面、40…案内部、60…腕部、62…第2の部分(第1の延出部)、63…第3の部分(第2の延出部)、80…接続器具、85…シリンジ接続具、120…ニードル(シリンジ接続器具用流路)、C3…軸線、L,L1,L2流路、X…円、α…傾斜角度、P1…平面(第1仮想平面)、P2…平面(第2仮想平面)。

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