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技術 放射線画像撮影装置、放射線画像撮影システム及び情報処理方法

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 勝嶌和彦
出願日 2017年7月27日 (1年11ヶ月経過) 出願番号 2017-145009
公開日 2019年2月21日 (4ヶ月経過) 公開番号 2019-024673
状態 未査定
技術分野 放射線診断機器
主要キーワード 調整パラメーター 小病院 調整用パラメータ 検出器間距離 診断用画像データ 調整済み画像 コンソールアプリケーション 表示用画像処理
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

可搬型コンソールの代わりに携帯端末を用いた放射線画像撮影システムにおいて、撮影画像確認等の一連医療行為を効率よく行うことができるようにする。

解決手段

放射線画像撮影システム100が備える放射線画像撮影装置2は、携帯端末3からの要求に応じて、ウェブブラウザ表示可能なウェブコンテンツを生成するコンテンツ生成手段を備え、第1通信手段は、携帯端末3からの要求に応じて、ウェブコンテンツ及び画像データのうちの少なくとも一つを携帯端末に送信することが可能である。

概要

背景

近年、可搬型放射線画像撮影システムが開発されている。この可搬型の放射線画像撮影システムは、パネル状の放射線画像撮影装置FPD(Flat Panel Detector)とも称される)や、放射線照射装置積載された回診車ノート型PC等で構成された可搬型コンソール等で構成されるのが一般的である。このシステムを用いれば、ユーザー放射線技師等)が撮影現場へ当該システムを持って出向き、その場で撮影画像確認等の一連医療行為を行うことができる。このため、移動することが困難な患者放射線画像撮影を容易に行うことが可能となる。
しかし、可搬型の放射線画像撮影システムは高価であるため、撮影数が少ない小病院等では、それが導入の障壁となっている。そこで、専用の可搬型コンソールの代わりに携帯端末を用いることで、システムの製造コスト下げる試みがなされている(特許文献1,2参照)。

概要

可搬型コンソールの代わりに携帯端末を用いた放射線画像撮影システムにおいて、撮影や画像確認等の一連の医療行為を効率よく行うことができるようにする。放射線画像撮影システム100が備える放射線画像撮影装置2は、携帯端末3からの要求に応じて、ウェブブラウザ表示可能なウェブコンテンツを生成するコンテンツ生成手段を備え、第1通信手段は、携帯端末3からの要求に応じて、ウェブコンテンツ及び画像データのうちの少なくとも一つを携帯端末に送信することが可能である。

目的

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、可搬型コンソールの代わりに携帯端末を用いた放射線画像撮影システムにおいて、撮影や画像確認等の一連の医療行為を効率よく行うことができるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

放射線を受けることで放射線の線量に応じた量の電荷を発生させる複数の放射線検出素子二次元状に配列された基板を有する放射線検知部と、前記複数の放射線検出素子がそれぞれ発生させた電荷量を信号値として読み出し各信号値に基づいて画像データを生成する読み出し部と、ウェブブラウザを有する携帯端末通信可能な第1通信手段と、を備えた放射線画像撮影装置であって、前記携帯端末からの要求に応じて、前記ウェブブラウザで表示可能なウェブコンテンツを生成するコンテンツ生成手段を備え、前記第1通信手段は、前記携帯端末からの要求に応じて、前記ウェブコンテンツ及び前記画像データのうちの少なくとも一つを前記携帯端末に送信することが可能であることを特徴とする放射線画像撮影装置。

請求項2

外部システムから外部情報受信可能な第2通信手段と、前記外部情報及び前記画像データを記憶可能な記憶部と、を備え、前記第1通信手段は、前記携帯端末からの要求に応じて、前記ウェブコンテンツ、前記画像データ及び前記外部情報のうちの少なくとも一つを前記携帯端末に送信することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影装置。

請求項3

前記第2通信手段は、自動で又は前記携帯端末からの要求に応じて、前記画像データを前記外部システムに送信することが可能であることを特徴とする請求項2に記載の放射線画像撮影装置。

請求項4

前記コンテンツ生成手段は、前記外部システムから受信した情報を含めたウェブコンテンツを生成可能であることが可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。

請求項5

請求項1から4のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置と、表示部を有するとともに、前記放射線画像撮影装置と通信可能に接続された携帯端末と、を備えることを特徴とする放射線画像撮影システム

請求項6

ウェブブラウザを有する携帯端末と通信可能な第1通信手段と、外部システムから外部情報を受信可能な第2通信手段と、前記ウェブブラウザで表示可能なウェブコンテンツを生成するコンテンツ生成手段と、を備えた放射線画像撮影装置を用いた情報処理方法であって、前記放射線画像撮影装置に、前記外部システムから前記第2通信手段を用いて前記外部情報を受信させ、その後、前記放射線画像撮影装置に、前記外部情報を含むウェブコンテンツを生成させ、その後、前記ウェブコンテンツを、前記第1通信手段を用いて前記携帯端末へ送信させることを特徴とする情報処理方法。

技術分野

0001

本発明は、放射線画像撮影装置、この装置を備える放射線画像撮影システム及びこの装置を用いた情報処理方法に関する。

背景技術

0002

近年、可搬型の放射線画像撮影システムが開発されている。この可搬型の放射線画像撮影システムは、パネル状の放射線画像撮影装置(FPD(Flat Panel Detector)とも称される)や、放射線照射装置積載された回診車ノート型PC等で構成された可搬型コンソール等で構成されるのが一般的である。このシステムを用いれば、ユーザー放射線技師等)が撮影現場へ当該システムを持って出向き、その場で撮影画像確認等の一連医療行為を行うことができる。このため、移動することが困難な患者放射線画像撮影を容易に行うことが可能となる。
しかし、可搬型の放射線画像撮影システムは高価であるため、撮影数が少ない小病院等では、それが導入の障壁となっている。そこで、専用の可搬型コンソールの代わりに携帯端末を用いることで、システムの製造コスト下げる試みがなされている(特許文献1,2参照)。

先行技術

0003

特開2010−051523号公報
特開2016−101210号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1,2に記載のシステムは、放射線画像撮影装置が、病院ネットワークを介してコンソール等と通信するようになっており、通信ネットワーク整備されていない環境下では機能しない。
また、特許文献1,2に記載のシステムは、診断情報施設予約の入力・閲覧放射線画像撮影予約等を携帯端末の画面で行い、撮影した診断用画像を他の装置(特許文献1のシステムは放射線画像撮影装置の表示部、特許文献2のシステムは外部システム4の端末)に表示するので、行為に応じて確認に用いる装置を変える必要があり、撮影の効率が悪くなってしまう。
なお、端末装置撮影用アプリケーションインストールすることで、一の装置で各種情報や撮影した画像を確認する手法も考えられるが、対象に応じてアプリケーションの切り替えを行う必要が生じるので、やはり撮影の効率を高めることは困難である。

0005

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、可搬型コンソールの代わりに携帯端末を用いた放射線画像撮影システムにおいて、撮影や画像確認等の一連の医療行為を効率よく行うことができるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するため、本発明に係る放射線画像撮影装置は、
放射線を受けることで放射線の線量に応じた量の電荷を発生させる複数の放射線検出素子二次元状に配列された基板を有する放射線検知部と、
前記複数の放射線検出素子がそれぞれ発生させた電荷量を信号値として読み出し各信号値に基づいて画像データを生成する読み出し部と、
ウェブブラウザを有する携帯端末と通信可能な第1通信手段と、を備えた放射線画像撮影装置であって、
前記携帯端末からの要求に応じて、前記ウェブブラウザで表示可能なウェブコンテンツを生成するコンテンツ生成手段を備え、
前記第1通信手段は、前記携帯端末からの要求に応じて、前記ウェブコンテンツ及び前記画像データのうちの少なくとも一つを前記携帯端末に送信することが可能であることを特徴とする。

発明の効果

0007

本発明によれば、撮影や画像確認等の一連の医療行為を効率よく行うことができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の実施形態に係る放射線画像撮影システムの概略構成図である。
図1の放射線画像撮影システムを構成する放射線画像撮影装置を表すブロック図である。
図2の放射線画像撮影装置の記憶部に記憶される外部システム4連携設定テーブルである。
図1の放射線画像撮影システムを構成する携帯端末を表すブロック図である。
図4の携帯端末が表示するウェブコンテンツの一例である。
図4の携帯端末が表示するウェブコンテンツの一例である。
図1の放射線画像撮影システムの動作を表すラダーチャートである。

実施例

0009

以下、図を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。

0010

〔放射線画像撮影システムの構成〕
まず、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100の構成について説明する。図1は、本実施形態の放射線画像撮影システム100の概略構成図である。
本実施形態の放射線画像撮影システム100は、図1に示したように、放射線照射装置1や、放射線画像撮影装置2、携帯端末3等で構成されている。
また、放射線画像撮影システム100は、コンソールを必要とせず、外部システム4と直接通信することが可能となっている。なお、ここで言う外部システム4とは、明電子カルテシステムや、放射線科情報システム(Radiology Information System:RIS)、画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication System:PACS)、画像処理システム等の総称である。

0011

放射線照射装置1は、ジェネレーター11、放射線源12、操作卓13等を備えている。
ジェネレーター11は、設定された管電圧管電流照射時間(mAs値)等に応じた電圧を放射線源12に印加するようになっている。
放射線源12は、放射線を生成可能な図示しない回転陽極や回転陽極に電子ビームを照射するフィラメント等を有しており、ジェネレーター11から印加された電圧に応じた線量の放射線Xを発生させる。
操作卓13は、ユーザー(放射線技師等)が操作可能な操作部や曝射スイッチを備えている。そして、操作卓13は、操作部が操作されたことに基づいて、各種撮影条件(管電圧や管電流、照射時間、電流時間積等の放射線の照射に関する条件)を設定することが可能となっている。また、操作卓13は、曝射スイッチが操作されたことに基づいて、ジェネレーター11に対し放射線の照射開始(電圧の印加)等を指示するようになっている。
放射線照射装置1は、回診車に組み込まれて、移動可能に構成されることもある。

0012

放射線画像撮影装置2は、放射線照射装置1から放射線の照射を受けると、画像データを読み出すように構成されている。そして、読み出した画像データを自身で保持したり携帯端末3や外部システム4へ送信したりするようになっている。
放射線画像撮影装置2は、撮影台一体化された専用機型のものでも、可搬型(カセッテ型)のものであっても差し支えないが、放射線照射装置1を移動可能に構成する場合には、可搬型とすることが好ましい。
なお、放射線画像撮影装置2の詳細については後述する。

0013

携帯端末3は、放射線画像撮影装置2で撮影した放射線画像を確認するためのものである。携帯端末3の構成は、特に限定されるものでは無いが、持ち運びができる市販のスマートフォンタブレット端末等の携帯端末で構成するのが好ましい。
携帯端末3は、一又は複数の放射線画像撮影装置2や外部システム4と通信可能に接続可能となっており、放射線画像撮影装置2や外部システム4から受信した画像データに基づく表示用画像を表示可能となっている。
なお、この携帯端末3の詳細については後述する。

0014

〔放射線画像撮影装置の構成〕
次に、上記放射線画像撮影システム100を構成する放射線画像撮影装置2の詳細について説明する。図2は、放射線画像撮影装置2のブロック図である。
放射線画像撮影装置2は、図2に示したように、制御部21や、放射線検知部22、読み出し部23、通信部24、記憶部25等を備えて構成されており、各部21〜25はバス26によって接続されている。また、図示しない内蔵電源から各部21〜25へ電力が供給されるようになっている。

0015

制御部21は、CPU、RAM等で放射線画像撮影装置2の各部の動作を統括的に制御するように構成されている。具体的には、電源スイッチが入れられたことや、放射線照射装置1から所定の制御信号を受信したこと、放射線照射装置1から放射線を受けたこと等に基づいて、記憶部25に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該処理プログラムに従って各種処理を実行する。

0016

放射線検知部22は、放射線を受けることで放射線の線量に応じた量の電荷を発生させる複数の放射線検出素子が二次元状に配列された基板を有するものであればよく、従来公知のものを用いることができる。
すなわち、放射線画像撮影装置2は、シンチレーターを備え、シンチレーターが放射線を受けることで発した光を検知するいわゆる間接型のものであってもよいし、シンチレーター等を介さずに放射線を直接検知するいわゆる直接型のものであってもよい。
また、放射線画像撮影装置2は、放射線照射装置1からの信号に基づいて電荷の蓄積を開始する連携方式のものであってもよいし、放射線照射装置1からの信号なしに自ら放射線の照射を検知して電荷の蓄積を開始する非連携方式のものであっても良い。

0017

読み出し部23は、複数の放射線検出素子がそれぞれ発生させた電荷量を信号値として読み出し、各信号値に基づいて画像データを生成することが可能に構成されていればよく、従来公知のものを用いることができる。

0018

通信部24は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN(Local Area Network)、インターネット等の通信ネットワークを介して接続された携帯端末3との間でデータの送受信を行う。
なお、Bluetooth(登録商標)やNFC等の近距離無線通信等の通信インターフェース等を備え、例えば、近距離無線通信等を用いて、通信ネットワークから切り離された環境下でデータの送受信を行えるようにしてもよいし、携帯端末3と有線で接続してもよい。
また、公衆回線を介して通信するための図示しない公衆回線通信部を備え、携帯端末3以外の外部システム4と直接通信できるようにしてもよい。

0019

記憶部25は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム(各種画像処理プログラムや、ウェブサーバープログラム等)や、当該プログラムの実行に必要なパラメーターファイル等を記憶している。
また、記憶部25は、読み出し部23が生成した画像データを記憶することが可能であるとともに、撮影オーダー情報撮影対象患者情報撮影部位、撮影方向、各種撮影条件等)を画像データにづけて記憶しておくことが可能となっている。
なお、撮影時のコメント等を画像データと紐付けて記憶するようにしてもよい。

0020

また、記憶部25は、外部システム4連携設定テーブルを記憶している。この外部システム4連携設定テーブルは、例えば、図3に示したように、携帯端末3から要求された内容、外部システム4を構成する各種システムの中の連携する対象となるサーバー、連携するサーバーのURL、やり取りする情報の種別、情報に対して行う操作等を対応付けるテーブルである。

0021

このように構成された放射線画像撮影装置2の制御部21は、記憶部25に記憶されている処理プログラムに従って以下のような動作をする。
例えば、制御部21は、通信部24を用いて、携帯端末3から患者リスト診療情報外部情報)を受信したり、携帯端末3から画像データの調整内容を受信したりすることが可能となっている。
なお、診療情報とは、いわゆる電子カルテによって管理される患者に関する情報全般を含む。すなわち、患者の基本情報に加え、症状、検査診断治療計画、他に受診している医療機関主治医などの情報を含む。

0022

また、制御部21は、通信部24を用いて、生成した画像データや診療情報を携帯端末3へ送信することが可能となっている。なお、画像データの出力は、画像データが生成され次第自動で行うようにしてもよいし、外部からの送信の要求に基づいて行うようにしてもよい。また、画像データは分割して複数回に分けて出力するようにしてもよい。
制御部21や通信部24は、こうした動作を行うことにより、本発明における第1通信手段として機能する。

0023

また、制御部21は、携帯端末3のテザリング機能を用いることで、携帯端末3を介して、画像データや各種信号(患者リストや診療情報を要求する信号)を外部システム4へ送信することが可能となっている。
また、制御部21は、携帯端末3を介して、外部システム4から患者リストや診療情報を受信することが可能となっている。
すなわち、制御部21や通信部24、携帯端末3は、本発明における第2通信手段としても機能する。

0024

本実施形態の放射線画像撮影装置2は、第1通信手段によって携帯端末3との間で通信を行い、第2通信手段によって外部システム4との間で通信を行うようになっており、携帯端末3と外部システム4との間でやり取りされる情報は放射線画像撮影装置2を経由することとなる。すなわち、放射線画像撮影装置2は、本実施形態の放射線画像撮影システムにおいてゲートウェイをなしている。
なお、上述したように、放射線画像撮影装置2に公衆回線通信部を備えるようにする場合は、公衆回線通信部を外部システム4との通信用とし、通信部24を携帯端末3との通信用として使い分けるようにしてもよい。この場合、制御部21と公衆回線通信部とによって、本発明における第2通信手段が構成されることとなる。

0025

また、制御部21に、通信部24を用いて、外部システム4(PACS等)から一又は複数の過去画像データを取得する機能を持たせるようにしてもよい。過去画像データには、撮影条件(kV、mAs、SID、グリッドの有無や、付加フィルターの有無、種類、線源検出器間距離、グリッド要否、自動露光制御の有無等)や画像処理パラメーターが含まれる。
また、制御部21に、外部システム4との通信が途絶した場合に、通信再開した時点でデータのアップロードを再開させる機能を持たせてもよい。

0026

また、制御部21は、自動で又は携帯端末3からの要求に応じて、読み出し部23が生成したRaw画像データに対して所定の画像処理を実行し、少なくとも1種類の処理済画像データを生成することが可能となっている。すなわち、制御部21は、本発明における画像生成手段をなす。
ここで実行される画像処理は、大きく分けて補正処理表示用画像処理がある。補正処理には、オフセット補正ゲイン補正欠陥補正散乱線除去処理等がある。表示用画像処理には、ノイズ低減処理周波数処理階調処理空間変換処理(回転/反転)、解像度変換処理プレビュー用間引き画像作成のための処理)等がある。このようにすれば、様々な表示用画像(簡易な処理を適用したプレビュー画像データやフル処理を適用した診断用画像データ)を生成することが可能となる。

0027

なお、これらの画像処理機能を、放射線画像撮影装置2の代わりに携帯端末3や外部システム4に持たせるようにしてもよい。
また、画像処理機能を放射線画像撮影装置2、携帯端末3、外部システム4の内の2つ以上に持たせ、それぞれの処理性能や通信速度等に基づいて画像処理を実行する装置を決定するようにしてもよい。
更に、画像処理機能を放射線画像撮影装置2、携帯端末3、外部システム4の内の2つ以上に持たせ、処理順序依存性の無い複数の画像処理を、それぞれの装置に並行して実行させるようにしてもよい。

0028

また、制御部21は、携帯端末3からの要求に応じて、表示用画像を含むウェブコンテンツを生成することが可能となっている。すなわち、制御部21は、本発明におけるコンテンツ生成手段をなす。
なお、制御部21が生成するウェブコンテンツには、外部システム4から取得したデータを加工したものも含まれる。
また、ウェブコンテンツのデータに、ウェブブラウザ上で実行可能な処理プログラムを含めるようにしてもよい。ウェブコンテンツとして処理プログラムを送信する場合には、ウェブブラウザ上で実行可能なJavaScript(登録商標)やWebAssemblyの形式とすることが望ましい。
生成したウェブコンテンツは、制御部21が、通信部24を用いて、携帯端末3へ送信することとなる。

0029

また、処理済画像データを記憶させる際には、制御部21に、処理済画像データに処理を適用したパラメーターを含めるようにしてもよい。こうすることで、同じ画像データに対して再度画像処理を行う必要が生じたときに、迅速に処理を行うことができる。
また、処理済画像データのうち、処理コストが小さいものについては、記憶部25に記憶せずに、処理に用いるパラメーターだけ記憶しておくようにしてもよい。これは、処理コストが大きいものと比べたときに、その都度画像処理を行ってもそれほど手間にならない場合があるためであり、このようにすれば、放射線画像撮影装置2の記憶部25の容量を節約することができる。

0030

〔携帯端末の構成〕
次に、上記放射線画像撮影システム100を構成する携帯端末3の詳細について説明する。図4は携帯端末3の構成を表すブロック図である。
携帯端末3は、図4に示したように、制御部31や、通信部32、公衆回線通信部32A、記憶部33、表示部34、操作部35等を備えて構成されており、各部31〜35はバス36により接続されている。また、図示しない内蔵電源から各部31〜35へ電力が供給されるようになっている。

0031

制御部31は、CPU、RAM等で携帯端末3の各部の動作を統括的に制御するように構成されている。具体的には、操作部35から操作信号が入力されたことや放射線画像撮影装置2から各種信号やデータを受信したことに基づいて、記憶部33に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該処理プログラムに従って各種処理を実行したり、表示部34の表示内容を制御したりする。

0032

通信部32は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN(Local Area Network)、インターネット等の通信ネットワークを介して接続された外部機器(放射線画像撮影装置2や外部システム4)との間でデータの送受信を行う。
また、Bluetooth(登録商標)やNFC等の通信インターフェース等を備え、例えば、近距離無線通信等を用いて、通信ネットワークから切り離された環境下でデータの送受信を行えるようにしてもよいし、外部機器と有線で接続してもよい。

0033

公衆回線通信部32Aは、アンテナ等を有し、公衆回線用の電波を用いて外部システム4との間でデータの送受信を行う。
なお、上述したように、放射線画像撮影装置2に第2通信部を備えるようにする場合には、携帯端末3として、この公衆回線通信部32Aを備えないもの(Wi−fi専用のもの等)を用いてもよい。また、病院内ネットワークを利用できる環境にある場合には、公衆回線の代わりに病院内ネットワークを用いて外部システム4との通信を行うようにしてもよい。

0034

記憶部33は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム(システムプログラムやウェブブラウザ等のアプリケーションプログラム)、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやデータ等を記憶している。

0035

表示部34は、LCD等のモニターを備えて構成されており、制御部31から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示する。

0036

操作部35は、各種キーを備えたキーボードマウス等のポインティングデバイス、あるいは表示部34に積層されたタッチパネルを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作、あるいはタッチパネルに対するタッチ操作の位置に応じて入力された操作信号を制御部31に出力する。

0037

このように構成された携帯端末3の制御部31は、記憶部33に記憶されている処理プログラムに従って以下のような動作をする。
例えば、制御部31は、通信部32を用いて、放射線画像撮影装置2から各種ウェブコンテンツのデータを受信することが可能となっている。
また、制御部31は、ウェブブラウザ上で、操作部35に対する操作(入力操作選択操作)を受け付け、その内容(入力又は選択された撮影オーダー情報や画像データの調整指示)を放射線画像撮影装置2へ送信することが可能となっている。

0038

また、制御部31は、通信部32及び公衆回線通信部32Aを用いて、放射線画像撮影装置2と外部システム4との通信を中継することが可能となっている。すなわち、テザリング機能を有している。

0039

また、制御部31は、受信したウェブコンテンツのデータに基づいて、表示部34に、図5(a)に示したような、撮影オーダー情報のリスト画面Lや、図5(b)に示したような、診療情報画面I等を表示させることが可能となっている。
本実施形態の診療情報画面Iには、ベース領域I1と可変領域I2と、がある。ベース領域I1には、患者の情報や撮影条件等が表示される。一方、可変領域I2には、図6(a)に示したように、撮影した画像や、患者のカルテ等を表示することができる。また、可変領域I2は、図6(b)に示したように、複数種類の画像(例えば、同一患者の異なる部位等)を一度に表示することも可能である。

0040

表示部34に表示されるウェブコンテンツは、主に放射線画像撮影装置2によって生成されたものとなるが、外部システム4が生成したウェブコンテンツを表示するようにしてもよい。本実施形態のような診療情報画面Iを表示する場合には、例えば、ベース領域I1を放射線画像撮影装置2で生成するものとし、可変領域I2に外部システム4で生成したウェブコンテンツ、又は放射線画像撮影装置2が外部システム4から受信したデータを加工して生成したウェブコンテンツをはめ込むようにしてもよい。

0041

なお、リスト画面Lや、診療情報画面I等は、携帯端末3に別途インストールされるコンソールアプリケーションによって表示されるものとしてもよい。その場合は、放射線画像撮影装置2から画像データを受信し、記憶部25に記憶する機能を持たせるようにする。
従来は、表示内容を切り替える度に、アプリケーションやブラウザタブを切り替える必要があったが、本実施形態のように、放射線画像撮影装置2をゲートウェイとすることで、同一のタブあるいはアプリケーション上で、表示を切り替えることができるようになり、シームレスな操作が可能となる。

0042

また、放射線画像撮影装置2に、処理を適用したパラメーターを併せて記憶させる機能を持たせる場合には、過去画像からのパラメーターを自動で引き継ぐ場合と手動で調整する場合とで、オーバーレイ表示等の視認性を変えるようにしてもよい。
また、画像の調整を行う場合には、調整用パラメーターの現在値を表示するようにしてもよい。

0043

また、放射線画像撮影装置2に、外部システム4から過去画像データを取得する機能を持たせる場合には、その過去画像データに基づく過去画像を表示部34に表示するようにしてもよい。また、このような場合、表示部34に複数の過去画像の一覧を表示し、切替え可能できるようにしてもよいし、図6(b)に示したように、過去画像を今回撮影した画像と併せて表示するようにしてもよい。
また、過去画像と合わせて過去の撮影条件や処理パラメーターを表示(オーバーレイ等)できるようにしてもよい。こうすることで、過去にどのような撮影を行ったのか参考にすることができる。

0044

また、ウェブコンテンツにウェブブラウザ上で実行可能な処理プログラムを含めるようにする場合には、処理プログラムとして、放射線画像撮影装置2から受信した画像データに画像補正(ゲイン補正、オフセット補正、あるいは欠陥補正等)を行うための処理を含めるようにしてもよい。このようにすれば、放射線画像撮影装置2毎に生じる画像データの個体差補正することができる。
また、処理プログラムに、一度取得した処理プログラムをウェブブラウザ内にキャッシュしたり、バージョンが異なる場合のみ処理プログラムを再取得したりする処理を含めるようにしてもよい。このようにすれば、同じ画像処理を行う場合に、処理プログラムの受信の必要がなくなるので、表示の迅速化の観点から好ましい。

0045

また、処理プログラムに、処理の重要度や処理コストに応じて、実行する画像処理を一部省略する、もしくは一部の処理の実行を放射線画像撮影装置2に差し戻す処理を含めるようにしてもよい。このようにすれば、携帯端末3の制御部31に過度の負担がかかるのを防ぐことができる。
また、処理プログラムに、ウェブブラウザ終了あるいは撮影終了の操作に基づいて、記憶部33に記憶されている画像データやパラメーターを消去する処理を含めるようにしてもよい。このようにすれば、撮影終了後は、携帯端末3に患者の個人情報が残らなくなるので、セキュリティの観点から好ましい。

0046

〔放射線画像撮影システムの動作〕
次に、放射線画像撮影システム100の動作について説明する。図7は本実施形態に係る放射線画像撮影システム100を用いた放射線画像撮影から表示までの流れを表すラダーチャートである。

0047

図7に示したように、まず、ユーザーが、検査の開始を指示すると(ステップS1)、携帯端末3が撮影オーダー情報の入力画面のウェブコンテンツを要求する信号を放射線画像撮影装置2へ送信する(ステップS2)。
その後、放射線画像撮影装置2が信号を受信すると、検査リストを要求する信号を外部システム4へ送信する(ステップS3)。
その後、外部システム4が信号を受信すると、検査リストを放射線画像撮影装置2へ送信する(ステップS4)。

0048

その後、放射線画像撮影装置2が、検査リストを受信すると、それを保存し(ステップS5)、検査リストのウェブコンテンツを作成し、そのデータを携帯端末3へ送信する(ステップS6)。
その後、携帯端末3がデータを受信すると、そのデータに基づいて検査リストのウェブページ(リスト画面L、図5(a)参照)を表示する(ステップS7)。
なお、入力画面を携帯端末3にインストールされたアプリケーション等で表示する場合には、ステップS1の後、ステップS2において、携帯端末3が放射線画像撮影装置2から検査リストのデータを受信し、ステップS8において、アプリケーションがデータに基づいて表示することとなる。

0049

その後、ユーザーが、検査リストから撮影オーダー情報を選択すると(ステップS8)、携帯端末3が、診療情報のウェブコンテンツを要求する信号を放射線画像撮影装置2へ送信する(ステップS9)。
その後、放射線画像撮影装置2が信号を受信すると、診療情報を要求する信号を外部システム4へ送信する(ステップS10)。
その後、外部システム4が信号を受信すると、診療情報を放射線画像撮影装置2へ送信する(ステップS11)。
その後、放射線画像撮影装置2が、診療情報を受信すると、診療情報のウェブコンテンツを作成し、そのデータを携帯端末3へ送信する(ステップS12)。
その後、携帯端末3がデータを受信すると、そのデータに基づいて診療情報のウェブページ(診療情報画面I、図5(b)等参照)を表示する(ステップS13)。

0050

その後、ユーザーが、撮影の予約を指示すると(ステップS14)、携帯端末3が、放射線画像撮影装置2へ、待機を要求する信号を送信する(ステップS15)。
その後、放射線画像撮影装置2が信号を受信すると、撮影が可能な状態で待機する(ステップS16)。そして、撮影画面のウェブコンテンツを生成し、そのデータを携帯端末3へ送信する(ステップS17)。
その後、携帯端末3がデータを受信すると、そのデータに基づいて撮影画面のウェブページを表示する(ステップS18)。

0051

放射線画像撮影装置2が待機している状態で、ユーザーが撮影画面に表示された、患者名や撮影オーダー情報等を確認し、撮影操作、すなわち曝射スイッチを押下すると(ステップS19)、放射線照射装置1が患者(放射線画像撮影装置2)へ放射線を照射し、放射線画像撮影装置2が撮影(画像データの生成)を行い(ステップS20)、画像データを、診療情報と紐づけて記憶部33に記憶する(ステップS21)。そして、画像データに基づいて撮影画像のウェブコンテンツを作成し、そのデータを携帯端末3へ送信する(ステップS22)。
その後、携帯端末3がウェブコンテンツのデータを受信すると、そのデータに基づいて撮影画像のウェブページを表示する(ステップS23)。

0052

なお、放射線画像撮影装置2が画像処理機能を備えている場合には、ステップS21に前後して又はステップS21と並行して画像処理を行う(ステップS21a)。
また、撮影画像をアプリケーションで表示する場合には、ステップS22においてウェブコンテンツの作成は行わず、画像データを携帯端末3へ送信する。そして、携帯端末3が、受信した画像データを記憶し、ステップS23において、画像データに基づいて撮影画像を生成し表示する。

0053

ステップS23の後、ユーザーが携帯端末3に表示された撮影画像を確認する(ステップS24)。ここで、処理済画像を確認したユーザーが、画像の調整が必要であると判断する場合がある。そのような場合、ユーザーが、携帯端末3の操作部35を介して撮影画像対する画像調整を指示すると(ステップS24a)、携帯端末3が、撮影画像の調整内容を放射線画像撮影装置2へ送信する(ステップS24b)。そして、放射線画像撮影装置2が、調整パラメーター更新を受けて、画像データの再処理(調整)を行う(ステップS24c)。そして、画像調整によって得られた調整済画像データに基づいて調整済画像のウェブコンテンツを作成し、そのデータを携帯端末3へ送信する(ステップS24d)。その後、携帯端末3が受信したデータに基づいて調整済画像のウェブページを表示することとなる(ステップS24e)。
なお、画像の調整は、携帯端末3で行うようにしてもよい。

0054

ユーザーが携帯端末3に表示された調整済み画像を確認し、問題が無いと判断して、画像データの出力を指示すると(ステップS25)、携帯端末3が画像データの出力を要求する信号を放射線画像撮影装置2へ送信する(ステップS26)。
その後、放射線画像撮影装置2が信号を受信すると、画像データを外部システム4へ出力する(ステップS27)。
その後、外部システム4が画像データを受信すると、それを保存するとともに、診療情報に反映させる(ステップS28)。

0055

ステップS27の後、放射線画像撮影装置2が、診療情報を要求する信号を外部システム4へ送信する(ステップS29)。
その後、外部システム4が信号を受信すると、今回撮影された画像が反映された診療情報を放射線画像撮影装置2へ送信する(ステップS30)。
その後、放射線画像撮影装置2が診療情報を受信すると、診療情報画面のウェブコンテンツを生成し、そのデータを携帯端末3へ送信する(ステップS31)。
その後、携帯端末3がデータを受信すると、そのデータに基づいて診療情報画面のウェブページを表示する(ステップS32)。
なお、診療情報画面をアプリケーションで表示する場合には、最後に、必要に応じて、記憶していた画像データを消去するようにする。

0056

以上のように、本実施形態の放射線画像撮影システム100の放射線画像撮影装置2は、放射線を受けることで放射線の線量に応じた量の電荷を発生させる複数の放射線検出素子が二次元状に配列された基板を有する放射線検知部22と、複数の放射線検出素子がそれぞれ発生させた電荷量を信号値として読み出し、各信号値に基づいて画像データを生成する読み出し部23と、ウェブブラウザを有する携帯端末3と通信可能な第1通信手段と、外部システム4から外部情報を受信可能な第2通信手段と、外部情報及び画像データを記憶可能な記憶部25と、を備えたものであって、携帯端末3からの要求に応じて、ウェブブラウザで表示可能なウェブコンテンツを生成するコンテンツ生成手段を備え、第1通信手段は、携帯端末3からの要求に応じて、ウェブコンテンツ、画像データ及び外部情報のうちの少なくとも一つを携帯端末3に送信することが可能となっている。

0057

こうすることで、放射線画像撮影装置2が外部システム4から診療情報や過去の検査画像を取得し、診療情報及び今回撮影して得られた画像データからウェブコンテンツを生成する。このため、単一の端末で、さらにブラウザのタブやアプリケーションを切り替えることなく、各種画像を確認することができる。その結果、撮影や画像確認等の一連の医療行為を効率よく行うことができる。

0058

100放射線画像撮影システム
1放射線照射装置
11ジェネレーター
12放射線源
13操作卓
2放射線画像撮影装置
21 制御部(第1,第2通信手段、コンテンツ生成手段)
22放射線検知部
23読み出し部
24 通信部(第1,第2通信手段)
25 記憶部
26バス
3携帯端末
31 制御部
32 通信部
32A公衆回線通信部
33 記憶部
34 表示部
35 操作部
36 バス
Lリスト画面
I診療情報画面
I1ベース領域
I2可変領域
X 放射線

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