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技術 左官工事用シートおよび塗壁仕上げ方法

出願人 清水豊
発明者 清水豊
出願日 2017年7月18日 (3年7ヶ月経過) 出願番号 2017-138951
公開日 2019年2月7日 (2年0ヶ月経過) 公開番号 2019-019556
状態 未査定
技術分野 建築物の仕上げ用具
主要キーワード 壁面位置 接着剤部材 日曜大工 カラーバリエーション ビニールクロス 塗布箇所 接着度 シート貼付
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年2月7日)のものです。
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図面 (16)

課題

本発明の目的は、熟練を必要とせずに簡単に塗り壁材の乾燥を防止することが可能な左官工事シートおよび塗壁仕上げ方法を提供することである。

解決手段

本発明は、塗り壁材の乾燥を防ぐためやモルタルコンクリート養生に使用される左官工事用シート100であって、硬質素材で形成され長手方向に伸張した壁面固定部10と、前記壁面固定部10の一端に設けられたフィルム状のシート部20を備えたことを特徴とする。

概要

背景

従来、塗壁仕上げに用いる壁材として、ビニールクロス等の壁紙、タイル、石、化粧合板等が用いられており、和室内装としては主に塗り壁が使用されてきた。近年は、健康・エコブームにより、塗り壁への注目が非常に高くなっており、様々な材質塗り壁材が使用されている。
塗り壁とは、下地の上に土などの素材を荒塗り中塗り上塗りと何層にも塗って仕上げた壁のことである。塗り壁の素材として、漆喰珪藻土セメントまたは合成樹脂等が使用されており、その中でも樹脂系塗り壁材は、カラーバリエーションが多く、耐候性がありさらに接着力が高く伸ばしやすいという特徴があるため、塗り壁材の材質のうち最も施工性が良く、DIY(日曜大工)から専門の建築現場の内装まで幅広く使用されている。
しかしながら、樹脂系塗り壁材は、施工性の高さから様々な模様をつけやすいものの、塗り壁材を塗布後、時間が経過すると塗り壁材の表面が乾いてきて膜を張り、固まるという現象が発生し、表面硬化後は塗り壁の仕上げができなくなってしまう。よって、塗り壁材を塗布する壁面の範囲が広い場合には短時間での作業を強いられるため、複数の職人を雇い、一度に短時間で施工する必要がある。

概要

本発明の目的は、熟練を必要とせずに簡単に塗り壁材の乾燥を防止することが可能な左官工事シートおよび塗壁仕上げ方法を提供することである。 本発明は、塗り壁材の乾燥を防ぐためやモルタルコンクリート養生に使用される左官工事用シート100であって、硬質な素材で形成され長手方向に伸張した壁面固定部10と、前記壁面固定部10の一端に設けられたフィルム状のシート部20を備えたことを特徴とする。

目的

しかしながら、特許文献1や特許文献2等の支柱パイプ等に養生シートを取り付ける方法では、塗り壁材を塗布する壁面周辺に支柱やパイプ等が必要となりそのうえ取り付け方法が大掛かりであるため塗り壁材の乾燥防止のための用途としては不向きである。
また塗り壁材が乾燥しないように養生シートを取付具を使用せずにそのまま壁面に密着させる方法も考えられるが、養生シート自体が薄くがないため、すぐに養生シート同士が密着して勝手に折り畳まれてしまうことや1度折り畳まれた養生シートを開くことが大変困難である等の問題が発生し、養生シートの扱いが大変難しく塗壁工事の作業性を著しく低下させてしまう。
コンクリートやモルタルの養生を行う際も同様で、コンクリートやモルタルを打設した後に、簡単に養生シートによってコンクリートやモルタルの露出面を覆う方法が望まれている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

壁面に塗り壁材を塗布して仕上げ塗壁仕上げ方法において、前記壁面に前記塗り壁材を塗布する塗布工程と、前記塗り壁材の塗布部分フィルム状のシートを空気が入らない状態で密着させるシート貼付・密着工程とを有することを特徴とする塗壁仕上げ方法。

請求項2

前記シート貼付・密着工程は、前記シートを前記塗り壁材の塗布部分を覆う位置まで移動させ前記塗り壁材に接着させるシート貼付工程と、前記塗り壁材と前記シートの間の空気を抜くように前記シートのうえからブラシ等のハケで撫でつけることで前記塗り壁材と前記シートを接着させるシート密着工程を有することを特徴とする請求項1記載の塗壁仕上げ方法。

請求項3

塗り壁材の乾燥を防ぐためやモルタルコンクリート養生に使用される左官工事用シートであって、硬質素材で形成され長手方向に伸張した壁面固定部と、前記壁面固定部の一端に設けられたフィルム状のシート部を備えたことを特徴とする左官工事用シート。

請求項4

前記壁面固定部には、壁面との接着を強固にするための複数の通孔が設けられていることを特徴とする請求項3記載の左官工事用シート。

請求項5

前記壁面固定部は、断面L字形状であることを特徴とする請求項3または4記載の左官工事用シート。

請求項6

前記壁面固定部は、壁面に固定される固定部と、前記固定部から略90度に突出して設けられた把持片から構成され、前記把持片は使用者が前記左官工事用シートをつかむためのものであることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項記載の左官工事用シート。

請求項7

前記壁面固定部は、壁面に固定される固定部と、前記固定部から略90度に突出して設けられた定規部から構成され、前記定規部はコンクリート等の基礎形成材の上面を綺麗にならすためのコテ当たり面であることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項記載の左官工事用シート。

請求項8

前記壁面固定部はプラスチック等の硬質な素材で形成され、前記シート部はポリエチレンフィルム等の薄くて軽いフィルム状の部材で形成されていることを特徴とする請求項3から7のいずれか一項記載の左官工事用シート。

技術分野

0001

本発明は、塗り壁で形成された壁面およびコンクリートモルタルで形成される床面の乾燥を防止するために使用する左官工事シートおよびその塗壁仕上げ方法に関する。

背景技術

0002

従来、塗壁仕上げに用いる壁材として、ビニールクロス等の壁紙、タイル、石、化粧合板等が用いられており、和室内装としては主に塗り壁が使用されてきた。近年は、健康・エコブームにより、塗り壁への注目が非常に高くなっており、様々な材質塗り壁材が使用されている。
塗り壁とは、下地の上に土などの素材を荒塗り中塗り上塗りと何層にも塗って仕上げた壁のことである。塗り壁の素材として、漆喰珪藻土セメントまたは合成樹脂等が使用されており、その中でも樹脂系塗り壁材は、カラーバリエーションが多く、耐候性がありさらに接着力が高く伸ばしやすいという特徴があるため、塗り壁材の材質のうち最も施工性が良く、DIY(日曜大工)から専門の建築現場の内装まで幅広く使用されている。
しかしながら、樹脂系塗り壁材は、施工性の高さから様々な模様をつけやすいものの、塗り壁材を塗布後、時間が経過すると塗り壁材の表面が乾いてきて膜を張り、固まるという現象が発生し、表面硬化後は塗り壁の仕上げができなくなってしまう。よって、塗り壁材を塗布する壁面の範囲が広い場合には短時間での作業を強いられるため、複数の職人を雇い、一度に短時間で施工する必要がある。

先行技術

0003

特開2012−147683号公報
特開2010−216112号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述の問題点に鑑み鋭意検討した結果、本願出願人は、樹脂系塗り壁材を使用する塗壁仕上げにおいて、塗り壁材を塗布後、左官工事用シートを塗り壁材の表面に密着させて固定させ乾燥を防ぐ方法を見出した。

0005

壁面にシートを取り付ける技術に関しては従来以下のものが存在する。
特許文献1は、「取付具」に関する発明であり、ネットNの上端部に位置する線材102を各支柱101の先端部に配置された各取付具10に設けられた第1フック2aおよび第2フック2bに掛けるだけで、ネットNを支柱101に取り付けられるものである。
特許文献2は、養生シート開閉装置に関する発明であり、養生シート23aの上端縁に備えたリング29を、前記一方の支持パイプ22aに備えた支持金具24に連結して、該一方の養生シート23aを支持パイプ22aで吊り下げ支持することにより、一方の養生シート23aが仮設足場5の外側において建物2の左右方向に張設したものである。

0006

しかしながら、特許文献1や特許文献2等の支柱やパイプ等に養生シートを取り付ける方法では、塗り壁材を塗布する壁面周辺に支柱やパイプ等が必要となりそのうえ取り付け方法が大掛かりであるため塗り壁材の乾燥防止のための用途としては不向きである。
また塗り壁材が乾燥しないように養生シートを取付具を使用せずにそのまま壁面に密着させる方法も考えられるが、養生シート自体が薄くがないため、すぐに養生シート同士が密着して勝手に折り畳まれてしまうことや1度折り畳まれた養生シートを開くことが大変困難である等の問題が発生し、養生シートの扱いが大変難しく塗壁工事の作業性を著しく低下させてしまう。
コンクリートやモルタルの養生を行う際も同様で、コンクリートやモルタルを打設した後に、簡単に養生シートによってコンクリートやモルタルの露出面を覆う方法が望まれている。

0007

そこで本発明の目的は、熟練を必要とせずに簡単に塗り壁材の乾燥を防止することが可能な左官工事用シートおよび塗壁仕上げ方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、塗り壁材の乾燥を防ぐためやモルタルやコンクリートの養生に使用される左官工事用シートであって、硬質な素材で形成され長手方向に伸張した壁面固定部と、前記壁面固定部の一端に設けられたフィルム状のシート部を備えたことを特徴とする。
また本発明は、壁面に塗り壁材を塗布して仕上げる塗壁仕上げ方法において、前記壁面に前記塗り壁材を塗布する塗布工程と、前記塗り壁材の塗布部分にフィルム状のシートを空気が入らない状態で密着させるシート貼付・密着工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、塗り壁材を塗布した後、フィルム状のシートを空気が入らない状態として塗り壁材に接着させることで、塗り壁材の表面が乾き固まってしまう等の乾燥を防ぐことが可能となり、塗布後一定時間経過したとしても、塗り壁材の仕上げを良好に行うことができる。

0009

本発明の左官工事用シートは、前記壁面固定部に壁面との接着を強固にするための複数の通孔が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、前記壁面固定部に壁面との接着を強固にするための複数の通孔を設けることで、塗り壁材やコンクリート、モルタル等の床材と左官工事用シートが通孔を介してより密着するため壁面固定部と壁面との接着度がより強くなる。よって、左官作業中に左官工事用シートが壁面から剥がれる等の問題が発生し難い。

0010

本発明の左官工事用シートは、前記壁面固定部が断面L字形状であることを特徴とする。
また本発明の左官工事用シートは、前記壁面固定部が壁面に固定される固定部と、前記固定部から略90度に突出して設けられた把持片から構成され、前記把持片は使用者が前記左官工事用シートをつかむためのものであることを特徴とする。
本発明によれば、左官工事用シートの壁面固定部が長手方向に伸長したL字形状をしており、壁面に固定される固定部から把持片が突出して設けられているため、職人等左官工事用シートを使用する使用者が固定部から突出した把持片をつかんで簡単に塗り壁材の塗布箇所に左官工事用シートを取り付けることが可能となる。

0011

本発明の左官工事用シートは、前記壁面固定部が壁面に固定される固定部と、前記固定部から略90度に突出して設けられた定規部から構成され、前記定規部はコンクリート等の基礎形成材の上面を綺麗にならすためのコテ当たり面であることを特徴とする。
本発明によれば、定規部をコンクリート等の基礎形成材の上面を綺麗にならすためのコテ当たり面とすることでコンクリートやモルタルで形成される床面の天面を水平に綺麗に仕上げることができ、かつシート部を養生用のシートとして使用することができる。よって、左官工事用シートを使用するだけで表面仕上げ工程および養生工程を行うことが可能となって、位置決め用定規や養生シートを別々に用意する手間を省くことが可能となる。

0012

本発明の左官工事用シートは、前記壁面固定部がプラスチック等の硬質な素材で形成され、前記シート部はポリエチレンフィルム等の薄くて軽いフィルム状の部材で形成されていることを特徴とする。
また本発明によれば、左官工事用シートとして形が歪みにくいプラスチック等の硬質な材質の壁面固定部を有し、壁面固定部の角部にフィルム状のシート部が設けられているため、シート部が薄く腰がない材質であっても、シート同士が密着して勝手に折り畳まれてしまい塗り壁材に接着できないといった取り扱い上の問題が発生せず、容易にシート部を塗り壁材の塗布箇所に接着することができる。

0013

本発明の塗壁仕上げ方法は、前記シート貼付・密着工程が前記シートを前記塗り壁材の塗布部分を覆う位置まで移動させ前記塗り壁材に接着させるシート貼付工程と、前記塗り壁材と前記シートの間の空気を抜くように前記シートのうえからブラシ等のハケで撫でつけることで前記塗り壁材と前記シートを接着させるシート密着工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、塗り壁材を塗布した後、フィルム状のシートを塗り壁材に接着させ、そして塗り壁材とシートの間の空気を抜くように前記シートのうえからブラシ等のハケで撫でつけることで塗り壁材とシートの密着性が高まり、より塗り壁材の乾燥を防ぐことが可能となる。

発明の効果

0014

本発明によれば、塗り壁材を塗布した後、フィルム状のシートを空気が入らない状態として塗り壁材に接着させることで、塗り壁材の表面が乾き固まってしまう等の乾燥を防ぐことが可能となり、塗布後一定時間経過したとしても、塗り壁材の仕上げを良好に行うことができる。
また本発明によれば、形が歪みにくいプラスチック等の硬質な材質の壁面固定部と、壁面固定部の角部にフィルム状のシート部が設けられた左官工事用シートを使用することで、フィルム状のシートが薄く腰がない材質であっても、シート同士が密着して勝手に折り畳まれてしまい塗り壁材に接着できないといった取り扱い上の問題が発生せず、容易にシートを塗り壁材の塗布箇所に接着することができる。

図面の簡単な説明

0015

本発明の第1の実施形態の左官工事用シート100を示す斜視図である。
上記実施形態の左官工事用シート100の壁面固定部10を示す斜視図である。
上記実施形態の左官工事用シート100の壁面固定部10を示す底面図である。
上記実施形態の左官工事用シート100のA−A断面図である。
上記実施形態の左官工事用シート100の取り付け例であり、樹脂系塗り壁材の塗布工程を示す写真である。
上記実施形態の左官工事用シート100の取り付け例であり、シート貼付工程を示す写真である。
上記実施形態の左官工事用シート100の取り付け例であり、シート密着工程を示す写真である。
上記実施形態の左官工事用シート100の取り付け例であり、シートを貼り付けた後の状態を示す写真である。
本発明の第2の実施形態の左官工事用シート200を示す斜視図である。
上記実施形態の左官工事用シート200の壁面固定部210を示す斜視図である。
上記実施形態の左官工事用シート200の取り付け例であり、床材を充填後、床材表面をシートで覆った状態の模式図である。
本発明の塗壁仕上げ方法を示すフロー図である。
本発明の床材天面仕上げ方法のフロー図である。
本発明の第2の実施形態の左官工事用シート200を基準線Cに合わせる状態を示す模式図である。
本発明の第2の実施形態の左官工事用シート200のその他の例を示す模式図である。

実施例

0016

以下、本発明を実施するための一形態について図面を引用しながら説明する。

0017

(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の左官工事用シート100を示す斜視図であり、図2は、上記実施形態の左官工事用シート100の壁面固定部10を示す斜視図である。図3は、上記実施形態の左官工事用シート100の壁面固定部10を示す底面図であり、図4は、上記実施形態の左官工事用シート100のA−A断面図である。

0018

本実施の形態の左官工事用シート100は、壁面に漆喰、珪藻土、セメントまたは合成樹脂等の塗り壁材を塗布後、塗り壁材の乾燥を防止するために使用する部材であり、左官工事用シート100を掴むための壁面固定部10と、壁面固定部10の角部13bから伸長した乾燥を防止するためのシート部20を備える(図1)。
左官工事用シート100は、長手方向に伸長した長尺状の部材で形成されている。

0019

壁面固定部10は、長手方向に伸長した長尺状の部材で断面がL字形状をしており、プラスチック等の硬質な材質で形成され、左官工事用シート100を掴むための把持片11と、把持片11の一端に接続され壁面に固定するための固定部13から構成される。
把持片11は長方形状をしており、把持片11は固定部13を基準として略90度に突出して設けられ、把持片11の下端11bは固定部13の一端に一体として設けられている。
固定部13は、背面13cを壁面側に取り付ける部材であって、壁面固定部10と同様の外形形状をした長尺状の部材で、固定部13の背面であって壁面固定部10の角部13bにシート部20が接着剤部材等によって接着されている。

0020

シート部20は、壁面に塗布された塗り壁材の乾燥を防止するために使用するフィルム状の部材であり、ポリエチレンフィルム等、薄くて軽い素材で形成されている。
またシート部20は、固定部13の背面であって壁面固定部10の角部13bに一端が取り付けられ、壁面固定部10の角部13bから外方に伸張して設けられている。

0021

図5は、上記実施形態の左官工事用シート100の取り付け例であり、樹脂系塗り壁材の塗布工程を示す写真であり、図6は、上記実施形態の左官工事用シート100の取り付け例であり、シート貼付工程を示す写真である。図7は、上記実施形態の左官工事用シート100の取り付け例であり、シート密着工程を示す写真であり、図8は、上記実施形態の左官工事用シート100の取り付け例であり、シートを貼り付けた後の状態を示す写真である。図12は、本発明の塗壁仕上げ方法を示すフロー図である。
塗壁工事において壁面に漆喰、珪藻土、セメントまたは合成樹脂等の塗り壁材を塗布して仕上げる場合、最初にコテ等の道具を使用して壁面に塗り壁材を塗布する(S1:塗布工程)。
次に、左官工事用シート100の壁面固定部10の把持片11を両方の指でつかみ、シート部20が塗り壁材の塗布部分を覆う上方位置まで壁面固定部10を移動させ、固定部13の背面13cを塗り壁材に接着させる(S2:シート貼付工程/シート貼付・密着工程)。塗り壁材は粘性が高いため、固定部13の背面13cに接着剤等の接着部材が設けられていなくても簡単に塗り壁材に左官工事用シート100を固定することができる。
そして、塗り壁材とシート部20の間の空気を抜くようにシート部20のうえからブラシ等のハケで撫でつけ、塗り壁材とシート部20を接着させる(S3:シート密着工程/シート貼付・密着工程)。
このように、塗り壁材を塗布した後、左官工事用シート100のシート部20を塗り壁材に接着させると、塗り壁材の表面が乾き固まってしまう等の乾燥を防ぐことが可能となり、塗布後一定時間経過したとしても、塗り壁材の仕上げを良好に行うことができる。また、塗り壁材の乾燥を防ぐことが可能であるため、塗り壁材を塗布する壁面の範囲が広い場合でも一度に短時間で施工する必要がなく、人件費を削減することが可能となる。
さらに左官工事用シート100の壁面固定部10は、形が歪みにくいプラスチック等の硬質な材質を使用しているため、シート部20が薄く腰がない材質であっても、シート同士が密着して勝手に折り畳まれてしまい塗り壁材に接着できないといった取り扱い上の問題が発生せず、容易にシート20を塗り壁材の塗布箇所に接着することができる。
また、左官工事用シート100の壁面固定部10が長手方向に伸長したL字形状をしているため職人等の使用者が固定部13から突出した把持片11をつかんで簡単に塗り壁材の塗布箇所に取り付けることが可能となる。

0022

(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施形態の左官工事用シート200を示す斜視図であり、図10は、上記実施形態の左官工事用シート200の壁面固定部210を示す斜視図である。
第1の実施形態の左官工事用シート100は、塗り壁材が塗布された壁面に装着して乾燥を防ぐためのものであったが、第2の実施形態の左官工事用シート200は、コンクリートやモルタルの養生を行うために使用するものであって、その他の構成は、第1の実施の形態と同様であり、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略する。

0023

本実施の形態の左官工事用シート200は、壁面固定部210と壁面固定部210の角部に設けられたシート部220から構成される。
壁面固定部210は、長手方向に伸長した長尺状の部材でかつ壁に固定される固定部23と、固定部23から略90度に突出して設けられた定規部21を備えた断面L字形状の部材であり、プラスチック等の硬質な材質で形成されており、固定部23と定規部21は一体成型され、軽量かつ簡単に量産可能となっている。

0024

固定部23は、壁面に固定する部材で、長手方向に伸長した長方形形状をしており、前記固定部23の上端23aは、定規部21の一端と接続されている。
固定部23には、左官工事用シート100と床材および壁との接着を強固にするための複数の通孔23c,23c・・・が長手方向に沿って等間隔に設けられている。
定規部21は、コンクリート等の基礎形成材の上面を綺麗にならすためのコテ当たり面であり、長手方向に伸長した長方形形状をしており、前記固定部23の上端23aから突出して設けられる。左官工事用シート200を壁面に取り付けた場合に定規部21にコテを当てて長手方向に移動することで水平に床材をならすことが可能となる。
シート部220は、コンクリートやモルタルの養生を行うために使用するフィルム状の部材であり、ポリエチレンフィルム等、透明性を有しかつ薄くて軽い素材で形成されている。
またシート部220は、固定部23の上端23aの背面であって壁面固定部210の角部に一端が取り付けられ、壁面固定部210の角部から外方に伸張して設けられている。

0025

図11は、上記実施形態の左官工事用シート200の取り付け例であり、床材を充填後、床材表面をシートで覆った状態の模式図であり、図13は、本発明の床材天面仕上げ方法のフロー図である。図14は、本発明の第2の実施形態の左官工事用シート200を基準線Cに合わせる状態を示す模式図である。
建築物の床の土台にコンクリートやモルタル等の床材を流し込んで前記床材の天面を綺麗に仕上げる床材天面仕上げ作業を行う場合、最初に壁面Pに床材を流しこむための基準線Cを出す墨出し工程(S11)を行う。
次に左官工事用シート200を前記基準線Cを基準として壁面Pに取り付ける取付工程(S12)を行う。左官工事用シート200の固定部23の上端23aを基準線Cに合わせるように壁面Pに取り付けるが、シート部220が透明性を有する材質で形成されているため、シート部220を介して基準線Cが視認可能であり、簡単に壁面Pに左官工事用シート200を取り付けることが可能となる。左官工事用シート200の固定部23を壁面Pに取り付けた後、シート部220を壁面Pを覆うように被覆させ、シート部220を壁面Pに接着剤等で取り付ける。
その後、床の土台に前記床材を流し込む床材流し込み工程(S13)を行う。具体的には、作業者が流し込みたい床材を固定部23の上端23aおよび定規部21の位置まで充填する。そうすると、床材の天面が凸凹のある不連続な状態となる。
そして、前記床材の天面を綺麗にならす天面ならし工程(S14)を行う。作業者がコテ等のならし用道具を使用して床材の天面を平坦にならしていくが、その際に定規部21に沿って、ならし用道具を移動させてならし作業を行う。定規部21があるため、作業者に熟練した技術がなくてもコテ当たり面周辺の天面を中心に容易、正確かつ綺麗に仕上げることが可能である。
次に、左官工事用シート200のシート部220を壁面Pから取り外し床材の表面を覆うようにかけて養生する養生工程(S15)を行う。
このように、左官工事用シート200を使用することで、コンクリートやモルタルで形成される床面の天面を水平に綺麗に仕上げることができ、さらにシート部220が透明性を有する素材で形成されているため、壁面Pに設けられた基準線Cに合わせて左官工事用シート200を簡単に取り付けることが可能となる。
またシート部220によって壁面が覆われているため、床材流し込み工程(S13)や天面ならし工程(S14)において壁面に床材が付着した場合でも壁面を汚すことがなく綺麗に作業を行うことができるうえ、養生工程(S15)においてはシート部220を壁面から外して養生用のシートとして使用することが可能となり、壁面汚れ防止用のシートと養生用のシートを兼用して使用することができる。

0026

(その他の例)
図15は、本発明の第2の実施形態の左官工事用シート200のその他の例を示す模式図である。
左官工事用シート200はさらに壁を覆うための汚れ防止用テープ230を備えてもよい。左官工事用シート200は、壁面固定部210と壁面固定部210の角部に設けられたシート部220と、シート部220の外側からシート部220を挟むように固定部23の背面に取り付けられた汚れ防止用テープ230を有する。
汚れ防止用テープ230は、壁面に床材が付着して汚れないようにするためのテープであり、長さが壁面固定部210の長さと略同一である長手方向に伸長した長方形形状をしており、固定部23の背面と汚れ防止用テープ230の下端との間でシート部220を挟持した状態で着脱可能に固定部23に固定されている。
汚れ防止用テープ230は、左官工事用シート200を壁面に取り付けた後でも壁面に記された基準線Cが前記汚れ防止用テープ230を介して目視可能であるように汚れ防止用テープ230の全部または一部が透明性を有する材質で形成されている。汚れ防止用テープ230のうち床材で隠れてしまう下端位置は不透明な材質でもよく、透明性を有する材質と透明性を有しない材質を組み合わせて形成してもよい。
汚れ防止用テープ230を使用する場合、シート部220を壁面Pを覆うように被覆させる必要はなく、天面ならし工程(S14)を行った後に、汚れ防止用テープ230を取り外すテープ取り外し工程(SA)を行う。汚れ防止用テープ230は、下端が着脱可能に固定されているため、汚れ防止用テープ230を上方、左方向もしくは右方向に引っ張ることで取り外すことができる。
テープ取り外し工程(SA)は、養生工程(S15)の前でも後でも途中でもよく、天面ならし工程(S14)の後であれば、いつ汚れ防止用テープ230を取り外してもよい。
このように、左官工事用シート200が汚れ防止用テープ230を備えることによって床材を流し込む位置よりも上方の壁面位置に床材が付着した場合でも、汚れ防止用テープ230によって壁面が覆われているため、基準線周辺の壁面を汚すことがなく、綺麗に作業を行うことができる。

0027

100,200左官工事用シート、
10,210 壁面固定部、
13,23 固定部、
13b 角部、
13c 背面、
11把持片、
20、220 シート部、
230汚れ防止用テープ、
21定規部、
23c通孔、
P 壁面、
C 基準線

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