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技術 レバースイッチ装置

出願人 株式会社東海理化電機製作所
発明者 堀田陽平
出願日 2017年7月11日 (3年10ヶ月経過) 出願番号 2017-135674
公開日 2019年2月7日 (2年3ヶ月経過) 公開番号 2019-018595
状態 未査定
技術分野
  • -
主要キーワード 初動操作 自動復帰動作 回転移動速度 移動接点 レバー長 左ターン ターン操作 筐体内壁
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

操作性、操作感を低下させずに、操作レバーの回転移動時の逆点灯を抑制するレバースイッチ装置を提供する。

解決手段

筐体20と、筐体20に収容され、第1の回転軸L1の回りに操作可能な操作レバー10による回転操作の方向に回転移動可能に支持され、操作レバー10の回転に伴う遠心力により筐体内20に形成された筐体内壁部27と当接可能とされた当接部材100を備え、第1の回転軸L1の回りの回転操作の中立位置に自動復帰するブラケット30と、を有し、ブラケット30は、当接部材100を介して、筐体内壁部27から当接により摩擦力を付与される構成とする。

概要

背景

従来の技術として、主に自動車ステアリングホイール近傍に装着され、ヘッドランプターンシグナルランプ等の操作に用いられるレバースイッチ装置が知られている。例えば、レバースイッチ装置は、自動車のステアリングコラムに設置したスイッチベースに固設する筐体とこれに基部を枢着し、ステアリング軸に対して周方向及び軸方向に揺動する操作レバーとから構成されている。

この中で、自動車用の操作レバーとして、操作フィーリングを低下させず、しかも、ブラケット左折指示位置または右折指示位置から中立位置へ戻る際に、中立位置で一層止まり易くする構成の操作レバーが開示されている(特許文献1参照)。この操作レバーは、操作レバーにより回動操作されるブラケットに凸部を設け、ユニットケースカバー部に、その凸部の移動方向の両側に位置させて弾性変形可能なブレーキ用凸部を2個設ける。ブラケットが中立位置にある状態では、凸部は二つのブレーキ用凸部間に位置し、ブラケットが左折指示位置に位置された状態では、凸部は一方のブレーキ用凸部を越えた位置に位置される。キャンセル機構を介してブラケットが中立位置へ戻される方向へ回動されると、凸部が一方のブレーキ用凸部に当たることでブラケットの勢いが弱められ、ブラケットは中立位置で止まり易くなる、とされている。

概要

操作性、操作感を低下させずに、操作レバーの回転移動時の逆点灯を抑制するレバースイッチ装置を提供する。筐体20と、筐体20に収容され、第1の回転軸L1の回りに操作可能な操作レバー10による回転操作の方向に回転移動可能に支持され、操作レバー10の回転に伴う遠心力により筐体内20に形成された筐体内壁部27と当接可能とされた当接部材100を備え、第1の回転軸L1の回りの回転操作の中立位置に自動復帰するブラケット30と、を有し、ブラケット30は、当接部材100を介して、筐体内壁部27から当接により摩擦力を付与される構成とする。

目的

本発明の目的は、操作性、操作感を低下させずに、操作レバーの回転移動時の逆点灯を抑制するレバースイッチ装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

筐体と、前記筐体に収容され、回転軸の回りに操作可能な操作レバーによる回転操作の方向に回転移動可能に支持され、前記操作レバーの回転に伴う遠心力により前記筐体内に形成された筐体内壁部と当接可能とされた当接部材を備え、前記回転軸の回りの回転操作の中立位置に復帰するブラケットと、を有し、前記ブラケットは、前記当接部材を介して、前記筐体内壁部から前記当接により摩擦力を付与されることを特徴とするレバースイッチ装置

請求項2

前記筐体は、前記当接部材と当接可能な節度山を、前記筐体内壁部において前記中立位置を挟んだ両側に備えていることを特徴とする請求項1に記載のレバースイッチ装置。

請求項3

前記当接部材は、前記操作レバーの手動操作時においては前記節度山と当接せず、前記操作レバーが前記中立位置に復帰する時において前記節度山と当接して前記摩擦力を前記ブラケットに付与することを特徴とする請求項1又は2に記載のレバースイッチ装置。

技術分野

0001

本発明は、操作レバーを備えたレバースイッチ装置に関する。

背景技術

0002

従来の技術として、主に自動車ステアリングホイール近傍に装着され、ヘッドランプターンシグナルランプ等の操作に用いられるレバースイッチ装置が知られている。例えば、レバースイッチ装置は、自動車のステアリングコラムに設置したスイッチベースに固設する筐体とこれに基部を枢着し、ステアリング軸に対して周方向及び軸方向に揺動する操作レバーとから構成されている。

0003

この中で、自動車用の操作レバーとして、操作フィーリングを低下させず、しかも、ブラケット左折指示位置または右折指示位置から中立位置へ戻る際に、中立位置で一層止まり易くする構成の操作レバーが開示されている(特許文献1参照)。この操作レバーは、操作レバーにより回動操作されるブラケットに凸部を設け、ユニットケースカバー部に、その凸部の移動方向の両側に位置させて弾性変形可能なブレーキ用凸部を2個設ける。ブラケットが中立位置にある状態では、凸部は二つのブレーキ用凸部間に位置し、ブラケットが左折指示位置に位置された状態では、凸部は一方のブレーキ用凸部を越えた位置に位置される。キャンセル機構を介してブラケットが中立位置へ戻される方向へ回動されると、凸部が一方のブレーキ用凸部に当たることでブラケットの勢いが弱められ、ブラケットは中立位置で止まり易くなる、とされている。

先行技術

0004

特開2005−231402号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、特許文献1のレバースイッチ装置は、操作レバーが左折又は右折位置から中立位置に戻るときに、弾性変形可能なブレーキ用凸部とブラケットの凸部が当接する。これによりブラケットの勢いが弱められ、ブラケットは中立位置で止まり易くなる。しかし、中立位置において接触抵抗を増加させる事で、操作レバー投入初動操作時に操作力が重くなる為、操作力の狙い値を定める際に節度山形状以外に接触抵抗部の寄与を考慮する必要が有る為、狙い通りの操作カを出す事が困難である。したがって、ブラケットは中立位置で止まり易くして、操作レバーの行き過ぎによる逆点灯を低減させることができるが、初動操作時に操作力が重くなり操作性、操作感が低下するという問題があった。

0006

従って、本発明の目的は、操作性、操作感を低下させずに、操作レバーの回転移動時の逆点灯を抑制するレバースイッチ装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

[1]本発明は、上記目的を達成するために、筐体と、前記筐体に収容され、回転軸の回りに操作可能な操作レバーによる回転操作の方向に回転移動可能に支持され、前記操作レバーの回転に伴う遠心力により前記筐体内に形成された筐体内壁部と当接可能とされた当接部材を備え、前記回転軸の回りの回転操作の中立位置に復帰するブラケットと、を有し、前記ブラケットは、前記当接部材を介して、前記筐体内壁部から前記当接により摩擦力を付与されることを特徴とするレバースイッチ装置を提供する。

0008

[2]また、前記筐体は、前記当接部材と当接可能な節度山を、前記筐体内壁部において前記中立位置を挟んだ両側に備えていることを特徴とする上記[1]に記載のレバースイッチ装置であってもよい。

0009

[3]また、前記当接部材は、前記操作レバーの手動操作時においては前記節度山と当接せず、前記操作レバーが前記中立位置に復帰する時において前記節度山と当接して前記摩擦力を前記ブラケットに付与することを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のレバースイッチ装置であってもよい。

発明の効果

0010

本発明によれば、操作性、操作感を低下させずに、操作レバーの回転移動時の逆点灯を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0011

図1は、本発明の実施の形態に係るレバースイッチ装置が搭載された車両内部の概略図である。
図2は、レバースイッチ装置の外観を示す斜視図である。
図3は、レバースイッチ装置の、図1で示すA−A断面図である。
図4は、レバースイッチ装置の上部筐体を外した状態で、操作レバーが中立位置CPにあるときの斜視図である。
図5は、操作レバーが中立位置CPにあるとき、レバースイッチ装置の上部筐体を外した状態で、図4で示すB方向から見た上平面図である。
図6(a)は、ブラケット(当接部材)が中立位置CPにあるときの当接部材と筐体内壁部との位置関係を示す上平面図であり、図6(b)は、ブラケット(当接部材)がTL左ターン)操作されているときの当接部材と筐体内壁部との位置関係を示す上平面図であり、図6(c)は、ブラケット(当接部材)が中立位置CPに復帰しているときの当接部材と筐体内壁部との位置関係を示す上平面図であり、図6(d)は、ブラケット(当接部材)が中立位置CPを越えた位置での当接部材と筐体内壁部との位置関係を示す上平面図である。

実施例

0012

(本発明の実施の形態)
本発明の実施の形態に係るレバースイッチ装置1は、筐体20と、筐体20に収容され、第1の回転軸L1の回りに操作可能な操作レバー10による回転操作の方向に回転移動可能に支持され、操作レバー10の回転に伴う遠心力により筐体内20に形成された筐体内壁部27と当接可能とされた当接部材100を備え、第1の回転軸L1の回りの回転操作の中立位置に復帰するブラケット30と、を有し、ブラケット30は、当接部材100を介して、筐体内壁部27から当接により摩擦力を付与されるように概略構成されている。

0013

また、ブラケット30は、筐体20内に形成された節度壁25に対して弾性力を付与する節度ピース36を備え、節度ピース36を介して、節度壁25から弾性力の反力を付与されるように構成されている。これにより、操作レバー10による回転操作時の中立位置への復帰および節度感が付与される。

0014

本実施の形態では、操作レバー10を右折又は左折操作した後に、ステアリングを戻すときに、操作レバー10が中立位置に復帰(自動復帰)するオートキャンセル機構を備えたレバースイッチ装置として説明するが、操作レバーが右折又は左折位置ラッチされないモーメンタリ機構を備えたものにも本発明は適用可能である。また、ワイパースイッチやその他のレバースイッチにも適用可能である。

0015

(レバースイッチ装置1の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係るレバースイッチ装置が搭載された車両内部の概略図である。図2は、レバースイッチ装置の外観を示す斜視図である。

0016

レバースイッチ装置1は、例えば、車両5のウインカー方向指示器)やヘッドランプを操作することが可能な操作装置である。このレバースイッチ装置1は、図1に示すように、車両のステアリング6の近傍に装着され、ステアリングコラムを覆うステアリングコラムカバー7から突出するように配置されている。図1紙面において右側に突出して配置されたレバースイッチ装置1は、例えば、方向指示器及びヘッドランプ等を操作するものである。本実施の形態では、右ハンドルの車両を前提とし、右側に突出した方向指示器等を操作することが可能なレバースイッチ装置1について説明する。

0017

ここで、図1、2で示すように、第1の回転軸L1の回りの第1の回転操作の方向は、矢印TL方向、及び矢印TL方向とは逆方向となる矢印TR方向の操作を示している。この矢印TL方向の操作は、例えば、車両5の左側のウインカー(方向指示器)を点滅させる左折操作である。また矢印TR方向の操作は、例えば、右側のウインカー(方向指示器)を点滅させる右折操作である。すなわち、第1の回転操作は、左折又は右折のためのウインカー(方向指示器)操作であり、操作レバー10のターン操作である。

0018

一方、図1、2で示す第2の回転軸L2の回りの第2の回転操作の方向は、矢印D方向、及び矢印D方向とは逆方向となる矢印P方向の操作を示している。この矢印D方向の操作は、例えば、車両5のヘッドランプの光軸を上向きに切り替える操作(ディマHU操作)である。また矢印P方向の操作は、例えば、操作を維持している間、ヘッドライトの光軸を上向きに切り替える操作(パッシング操作)である。レバースイッチ装置1は、例えば、矢印P方向の操作に対しては、操作が終了した後に中立位置に復帰するモーメンタリースイッチとして構成されている。またレバースイッチ装置1は、例えば、矢印D方向の操作に対しては、操作が終了した後、中立位置に復帰せず、矢印D方向に操作レバー10が操作された状態が維持されるように構成されている。すなわち、第2の回転操作は、ヘッドランプの光軸を切り替える操作であり、操作レバー10のディマ操作である。

0019

上述の第1の操作方向(第1の回転操作)は、図2に示すレバースイッチ装置1の筐体20の上面が、操作者に向くように車両5に配置されるので、操作者から見て図1の上下方向に操作する方向となる。この上方向の操作は、矢印TL方向の操作であり、下方向の操作は、矢印TR方向の操作である。また第2の操作方向は、車両の前後方向に操作する方向となる。この前方向の操作は、矢印D方向の操作であり、操作レバー10を操作者から遠ざけるような操作となる。また後方向の操作とは、矢印P方向の操作であり、操作レバー10を操作者側に引き寄せるような操作となる。

0020

なお、この矢印TL方向及び矢印TR方向の操作により操作レバー10が形成する操作面と、矢印D方向及び矢印P方向の操作により操作レバー10が形成する操作面とは、交差し、実質的に直交する。

0021

(操作レバー10の構成)
図3は、レバースイッチ装置の、図1で示すA−A断面図である。操作レバー10は、ブラケット30に収容され、第1の回転操作(ターン操作)によりブラケット30と一体となって第1の回転軸L1の回りに回転移動可能で、かつ、第1の回転軸L1と交差する第2の回転軸L2の回りの第2の回転操作(ディマ操作)の方向にブラケット30とは独立に回転移動可能に構成、配置されている。

0022

操作レバー10は、ブラケット30の中に挿入されて収容される挿入部11、操作者がターン操作やディマ操作のために把持するレバー本体12、及び、挿入部11とレバー本体12との間に位置し、操作レバー10のディマ操作の回転中心である第2の回転軸L2となる回転軸部13から概略構成されている。

0023

回転軸部13は、第2の回転軸L2の両方向に突出して形成され、挿入部11がブラケット30の中に挿入されることにより、ブラケット30の支持穴部30aに回転可能に支持される。

0024

図3に示すように、挿入部11の下側にはディマ駆動突起部14が形成されている。このディマ駆動突起部14は、下部筐体22の穴部22aを通して突出し、ディマ検出用固定接点61と摺動しながら電気的に接触する移動接点52と嵌合している。操作レバー10がブラケット30の中で第2の回転軸L2の回りに回転移動すると移動接点52は図3に示すB方向にスライド駆動される。これにより、移動接点52とディマ検出用の固定接点61は接続、非接続状態に制御される。なお、基板60に形成された接点パターンにより、ディマ検出用の固定接点61は、ディマ検出オン、パッシング検出オン、オフ状態に制御される。

0025

操作レバー10の挿入部11の先端には、ディマ節度ピース16がスプリング17を介して挿入される挿入穴15が形成されている。このディマ節度ピース16は、操作レバー10がブラケット30に組み付けられた状態で、スプリング17によりブラケット内節度壁33へ向かって付勢される。これにより、第2の回転軸L2の回りのディマ操作時に必要な節度感を付与することができる。

0026

(筐体20の構成)
上部筐体21は、下部筐体22と一体とされることで内部にブラケット30等を収容可能とする箱形状とされている。図3に示すように、内部上面にはブラケット30の回転軸部32を回転可能に支持する支持穴部21bが形成されている。上部筐体21はブラケット30の上部を回転可能に支持し、下部筐体22がブラケット30の下部を回転可能に支持して、上部筐体21と下部筐体22とでブラケット30を挟み込むように収容する。

0027

下部筐体22は、内部にブラケット30等を収容可能とする箱形状とされている。図3に示すように、内部下面には、第1の回転軸L1を中心として、ブラケット30の環状壁部34を回転可能に支持する環状溝部22cが形成されている。下部筐体22の内部は、ブラケット30が環状溝部22cの回りに所定角度(ターン操作に必要な角度)だけ回転移動できるように内部空間が形成されている。

0028

(ブラケット30の構成)
ブラケット30は、第1の回転軸L1に沿って回転軸部32が突出して形成され、また、図3に示すように、環状壁部34が形成されている。これにより、ブラケット30は、第1の回転軸L1の回りに所定角度(ターン操作に必要な角度)だけ回転移動可能な状態で筐体20の中に収容される。

0029

ブラケット30には、図3に示す第2の回転軸L2に沿って、操作レバー10の回転軸部13と回転可能に嵌合して支持する支持穴部30aが形成されている。これにより、ブラケット30は、ブラケット内部に、第2の回転軸L2の回りの第2の回転操作(ディマ操作)の方向にブラケット30と独立に回転移動可能な状態で、操作レバー10を収容する。

0030

図3に示すように、挿入部11の下側にはターンスイッチ駆動突起部38が形成されている。このターンスイッチ駆動突起部38は、下部筐体22の穴部22dを通して突出し、ターンスイッチ検出用の固定接点62と摺動しながら電気的に接触する移動接点53と嵌合している。操作レバー10がブラケット30と共に第1の回転軸L1の回りに回転移動すると移動接点53は図3での紙面垂直方向にスライド駆動される。これにより、移動接点53とターンスイッチ検出用の固定接点62は接続、非接続状態に制御される。なお、基板60に形成された接点パターンにより、ターンスイッチ検出用の固定接点62は、左折操作検出オン、右折操作検出オン、オフ状態(スイッチ位置中立状態)に制御される。

0031

図4は、レバースイッチ装置の上部筐体を外した状態での外観を示す斜視図である。また、図5は、レバースイッチ装置の上部筐体を外した状態で、操作レバーが中立位置CPにあるときに図4のC方向から見た上平面図である。図4に示すように、ブラケット30に立設されたキャンセルレバー軸39に回転可能に支持されたキャンセルレバー54は、スプリング51が所定の張力で両側から下部筐体22の方向に付勢しており、これにより回転操作の中立位置に保持される。詳細は図示省略するが、操作レバー10が左折又は右折位置に操作されることによりキャンセルレバー54がラッチ(保持)される。その後にステアリング6が戻されることにより、ステアリング6側からキャンセルレバー54のラッチ状態解除され、節度ピース36がV字形状に形成された節度壁25の中立位置CP(中央位置)に戻ろうとすることにより操作レバー10が中立位置に復帰する。

0032

(節度ピース36と節度壁25による自動復帰力、節度感の発生)
図3図5に示すように、下部筐体22には、節度ピース36に対応して節度壁25が形成されている。この節度ピース36と節度壁25により、ブラケット30は、下部筐体22に対して第1の回転操作の中立位置CPに保持される。

0033

ブラケット30の先端には、節度ピース36がスプリング37を介して挿入される挿入穴35aが形成されている。この節度ピース36は、操作レバー10がブラケット30及び筐体20(下部筐体22)に組み付けられた状態で、スプリング37により下部筐体22の節度壁25へ向かって付勢される。これにより、第1の回転軸L1の回りのターン操作時に必要な節度感を付与することができる。

0034

また、図5に示すように、節度壁25は、第1の回転操作の中立位置CPに対して対称な形状で形成されている。中立位置CPの中央部において、節度ピース36と節度壁25との反力は最も弱く、中立位置CPから回転操作方向に離れるにしたがって節度ピース36と節度壁25との反力は強くなるように、V字形状のカム面として節度壁25の形状が設定されている。これにより、操作レバーが回転操作された状態では、常に、中立位置CPに自動復帰するような回転方向の自動復帰力がブラケット30(操作レバー10)に作用する。

0035

また、節度壁25において、中立位置CP、左折位置、右折位置等において、節度の変化を付与するための山部、谷部を形成することにより、節度感をブラケット30(操作レバー10)に付与することができる。

0036

(筐体20の構成、当接部材100と筐体内壁部27による摺動抵抗の発生)
図3図5に示すように、上部筐体21には、当接部材100に対応して筐体内壁部27が形成されている。

0037

ブラケット30の先端には、当接部材100がスプリング110を介して挿入される挿入穴35bが形成されている。この当接部材100は、ブラケット30内において、スプリング110の弾性力、すなわちバネ力fにより付勢されて後端部100bが当接面35cに当接している。この当接状態は、ブラケット30(操作レバー10)が回転運動をしていないときは維持される。一方、ブラケット30(操作レバー10)が第1の回転軸L1を中心として回転運動をしているときは、遠心力Fにより、当接部材100は、筐体内壁部27に向かって移動する。これにより、所定の条件の下で、当接部材100の先端部100aと筐体内壁部27が当接し、ブラケット30は、筐体内壁部27から摩擦力を付与されて摺動抵抗を受ける。なお、当接部材100は、樹脂等により形成されるが、遠心力により移動することから、比重の大きい金属等により形成することも効果的である。

0038

図5に示すように、筐体内壁部27は、例えば、第1の回転操作の中立位置CPに対して対称な形状で形成されている。中立位置CPの中央部には谷部27bが形成され、第1の回転軸L1の右折方向(TR方向)および左折方向(TL方向)に、当接部材100と当接可能な節度山である山部27c、27dが形成されている。

0039

この山部27c、27dの先端部27e、27fは、操作レバー10、すなわち、ブラケット30が回転移動していないときには、当接部材100の先端部100aとは当接しない。また、ブラケット30の回転移動速度が小さい場合にも当接部材100の先端部100aとは当接しない。

0040

一方、操作レバー10、すなわち、ブラケット30の回転移動速度が大きい場合、例えば、オートキャンセル動作により操作レバー10が中立位置CPに復帰(自動復帰)する場合には、当接部材100が遠心力Fにより筐体内壁部27に向かって移動する。この当接部材100の移動により、その先端部100aは筐体内壁部27の山部27c、27dと当接可能な状態となる。したがって、操作レバー10が中立位置CPに復帰(自動復帰)する時に、当接部材100と山部27cまたは山部27dとが当接することにより、摩擦力、摺動抵抗がブラケット30に対して付与されて、ブラケット30(操作レバー10)は減速する。

0041

また、操作レバー10が中立位置CPを越えて移動した場合には、この当接部材100の移動により、当接部材100と山部27dまたは山部27cとの当接により、摩擦力、摺動抵抗がブラケット30に対して付与されて、ブラケット30(操作レバー10)には中立位置CPに戻る方向に引き戻される。

0042

図5に示すように、当接部材100と第1の回転軸L1との距離(レバー長)をr、角速度をω、質量をmとする。当接部材100が角速度ωで回転運動すると、当接部材100に作用する遠心力Fは、F=mrω2=mv2/r と表される。ただし、vは、線速度。図3に示したように、この遠心力Fがバネ力f以上のときに、当接部材100は筐体内壁部27に向かって移動し、当接部材100の先端部100aは筐体内壁部27の山部27c、27dと当接可能な状態となる。

0043

操作レバー投入の初動操作時、すなわち、操作レバー10を中立位置CPから右折操作、左折操作を開始する時は、一例として、線速度v=100mm/s、レバー長r=100mmのとき、角速度ω1は、ω1=1[rad/s]=0.15[rps]となる。また、当接部材100に作用する遠心力F1は、F1=m×10−4[N]となる。

0044

一方、操作レバー10の復帰時、すなわち、操作レバー10が右折位置、または左折位置から中立位置CPへ復帰する時は、一例として、ステアリング回転速度が2[rps]で、ブラケットカム回転比を0.4とした場合は、角速度ω2は、ω2=0.8[rps]となる。当接部材100に作用する遠心力F2は、F2=5.3m×10−4[N]となる。

0045

上記の例の場合、操作レバー投入の初動操作時においてバネ力f>遠心力F1となり、一方、操作レバー10の復帰時においてバネ力f<遠心力F2となるように、バネ力f、当接部材100の質量mを設定する。このような設定により、操作レバー投入の初動操作時には当接部材100が筐体内壁部27(山部27cまたは山部27d)と当接しない。一方、操作レバー10の復帰時には当接部材100が筐体内壁部27(山部27cまたは山部27d)と当接する。これにより、摩擦力、摺動抵抗がブラケット30に対して付与される。

0046

(レバースイッチ装置1のターン操作、自動復帰動作、当接部材100の作用)
図1、2で示すように、第1の回転操作(ターン操作)により、操作レバー10が例えば、矢印TL方向に左折操作されると、操作レバー10は、第1の回転軸L1の回りに回転移動する。図3で示したブラケット30は、操作レバー10と一体となって回転し、ターンスイッチ駆動突起部38も第1の回転軸L1の回りに回転移動する。これにより、移動接点53とターンスイッチ検出用の固定接点62が接続状態とされ、左折操作検出オンに制御され、左折ランプが点灯する。

0047

操作レバー10が中立位置CPで停止している時には、図6(a)で示すように、当接部材100と筐体内壁部27は当接していない。

0048

操作レバー10が例えば、矢印TL方向に左折操作される操作レバー投入の初動操作時には、図6(b)で示すように、角速度ω1が小さく当接部材100に作用する遠心力F1が小さいので、当接部材100は筐体内壁部27側には移動しない。このため、当接部材100は、その先端部100aと筐体内壁部27の山部27dと距離dを隔てて通過する。

0049

操作レバー10の左折操作が完了すると、操作レバー10が第1の回転軸L1の回りに回転操作された状態で、図4で示すキャンセルレバー54が内部機構により保持されることにより、操作レバー10が傾倒状態でラッチ(保持)される。なお、操作レバー10がモーメンタリースイッチとして構成されている場合は、操作レバー10は傾倒状態でラッチ(保持)されない。

0050

ステアリング6が左折操作から戻されることにより、ステアリング6側からキャンセルレバー54が駆動されて、オートキャンセル機構が作用することにより、ラッチ状態が解除されて操作レバー10が中立位置CPの方向に駆動される。これにより、スプリング37及びスプリング51の弾性力により、操作レバー10が中立位置CPに自動復帰する。

0051

操作レバー10が中立位置CPに自動復帰する場合、図6(c)で示すように、角速度ω2が大きく当接部材100に作用する遠心力F2が大きいので、当接部材100は筐体内壁部27側に移動する。このため、当接部材100は、その先端部100aと筐体内壁部27の山部27dとが当接することにより、摩擦力、摺動抵抗を受ける。すなわち、回転移動するブラケット30に摩擦力、摺動抵抗が作用するので、図6(c)に示すように、中立位置CPで停止しやすい状態となる。これにより、逆点灯(右折ランプの点灯)を抑制することができる。

0052

中立位置CPを過ぎても当接部材100(ブラケット30)の角速度が大きい場合は、図6(d)に示すように、当接部材100の先端部100aと筐体内壁部27の山部27cとが当接する。これにより、回転移動するブラケット30には中立位置CPに引き戻す方向の摩擦力、摺動抵抗が作用する。これにより、操作レバー10が中立位置CPを越えて回転移動することを抑制することができ、逆点灯(右折ランプの点灯)を抑制することができる。

0053

上記の説明は、操作レバー10の左折操作であるが、操作レバー10の右折操作の場合も同様であり、操作レバー10の自動復帰時において、中立位置CPで停止しやすい状態となり、逆点灯(右折ランプの点灯)を抑制することができる。

0054

(実施の形態の効果)
本発明の実施の形態に係るレバースイッチ装置によれば、次のような効果を有する。
(1)本実施の形態に係るレバースイッチ装置1は、筐体20と、筐体20に収容され、回転軸L1の回りの操作レバー10による回転操作の方向に回転移動可能に支持され、操作レバー10の回転に伴う遠心力により筐体内20に形成された筐体内壁部27と当接可能とされた当接部材100を備え、回転軸L1の回りの中立位置に復帰するブラケット30と、を有し、ブラケット30は、当接部材100を介して、筐体内壁部27から当接により摩擦力を付与されるように概略構成されている。当接部材100を備え、レバー回転速度に応じて摺動抵抗の発生量可変させる機構を有しているので、操作性、操作感を低下させずに、操作レバーの回転移動時の逆点灯を抑制するレバースイッチ装置を提供することができる。
(2)レバー回転速度が大きい程、強い摺動抵抗を発生させる事が出来る。一般的にステアリング操舵速度が速い程、レバー復帰時の回転速度が速くなり、逆点灯時間が大きくなる傾向がある為、回転速度が速い時に効果的に逆点灯を低減させることが可能となる。
(3)ユーザが意図して操作レバーを投入する初動操作時(中立位置から右折操作または左折操作)はレバー回転速度が遅い為、当接部材と筐体内壁部27の山部27c、27dが接触せず摺動抵抗が発生しない。これにより操作力の狙い値を設定する際に摺動抵抗の寄与を無視して考える事が可能となり、設定が容易となる効果を有する。

0055

以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。

0056

また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0057

1…レバースイッチ装置、5…車両、6…ステアリング、7…ステアリングコラムカバー
10…操作レバー、11…挿入部、12…レバー本体、13…回転軸部、14…ディマ駆動突起部、15…挿入穴、16…ディマ節度ピース、17…スプリング、20…筐体、21…上部筐体、21b…支持穴部、22…下部筐体、22a…穴部、22c…環状溝部、22d…穴部、25…節度壁、27…筐体内壁部、27b…谷部、27c、27d…山部、27e、27f…先端部、30…ブラケット、30a…支持穴部、31…突起部、32…回転軸部、33…ブラケット内節度壁、34…環状壁部、35a、35b…挿入穴、35c…当接面、36…節度ピース、37…スプリング、38…ターンスイッチ駆動突起部、39…キャンセルレバー軸、51…スプリング、52…移動接点、53…移動接点、54…キャンセルレバー、60…基板、61…固定接点、62…固定接点、100…当接部材、100a…先端部、100b…後端部、110…スプリング

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