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技術 遊技機

出願人 株式会社三共
発明者 小倉敏男
出願日 2017年7月12日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2017-135927
公開日 2019年2月7日 (9ヶ月経過) 公開番号 2019-017444
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等) 弾玉遊技機の表示装置
主要キーワード 抑制設定 ノイズ表示 レバー引 空きコネクタ 振動設定 消音レベル 注意マーク 振動態様
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年2月7日)のものです。
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図面 (20)

課題

基本設計基板管理の負担が増加することを防ぐとともに、不正が行われることを防止することができる遊技機を提供する。

解決手段

遊技媒体始動領域を通過したことを検出可能な第1検出部と、所定の変化を検出可能な第2検出部と、第1接続部と第2接続部とを有する主制御手段と、第2接続部と接続される第3接続部を有する中継手段とを備え、主制御手段は、第1検出部が第1接続部に接続され、第2検出部が第3接続部を介して第2接続部に接続される第1接続方法と、第1検出部と第2検出部とが第1接続部に接続される第2接続方法とをとることが可能であって、第1接続部の数が第1検出部の数と同じである場合は、第1接続方法をとる。

概要

背景

遊技機として、遊技媒体である遊技球発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技球が入賞すると、所定の入賞価値遊技者に与えるように構成されたものがある。さらに、識別情報可変表示(「変動」ともいう。)可能な可変表示手段が設けられ、可変表示手段において識別情報の可変表示の表示結果特定表示結果となった場合に、所定の遊技価値を遊技者に与えるように構成されたものがある(いわゆるパチンコ機)。

また、所定の遊技媒体を1ゲームに対して所定数賭数を設定した後、遊技者がスタートレバーを操作することにより可変表示装置による識別情報の可変表示を開始し、遊技者が各可変表示装置に対応して設けられた停止ボタンを操作することにより、その操作タイミングから予め定められた最大遅延時間の範囲内で識別情報の可変表示を停止し、全ての可変表示装置の可変表示を停止したときに導出された表示結果にしたがって入賞が発生し、入賞に応じて予め定められた所定の遊技媒体が払い出され、特定入賞が発生した場合に、遊技状態を所定の遊技価値を遊技者に与える状態にするように構成されたものがある(いわゆるスロット機)。

なお、入賞価値とは、入賞領域への遊技球の入賞に応じて賞球を払い出したり得点景品を付与したりすることである。また、遊技価値とは、特定表示結果となった場合に遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装置の状態が、打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態になることや、遊技者にとって有利な状態になるための権利を発生させたりすることや、賞球払出の条件が成立しやすくなる状態になることである。

パチンコ遊技機では、始動入賞口に遊技球が入賞したことにもとづいて可変表示手段において開始される特別図柄(識別情報)の可変表示の表示結果として、あらかじめ定められた特定の表示態様導出表示された場合に、「大当り(有利状態)」が発生する。なお、導出表示とは、図柄を停止表示させることである。大当りが発生すると、例えば、大入賞口が所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態移行する。そして、各開放期間において、所定個(例えば10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成する。そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例えば16ラウンド)に固定されている。なお、各開放について開放時間(例えば29秒)が決められ、入賞数が所定個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口は閉成する。以下、各々の大入賞口の開放期間をラウンドということがある。

そのような遊技機において、引用文献1には、3つの始動領域(例えば、第1始動口〜第3始動口)を設け、遊技媒体が第1始動口を通過すると第1特別図柄の可変表示を行い、遊技媒体が第2始動口または第3始動口を通過すると第2特別図柄の可変表示を行うようにすることが記載されている。

概要

基本設計基板管理の負担が増加することを防ぐとともに、不正が行われることを防止することができる遊技機を提供する。遊技媒体が始動領域を通過したことを検出可能な第1検出部と、所定の変化を検出可能な第2検出部と、第1接続部と第2接続部とを有する主制御手段と、第2接続部と接続される第3接続部を有する中継手段とを備え、主制御手段は、第1検出部が第1接続部に接続され、第2検出部が第3接続部を介して第2接続部に接続される第1接続方法と、第1検出部と第2検出部とが第1接続部に接続される第2接続方法とをとることが可能であって、第1接続部の数が第1検出部の数と同じである場合は、第1接続方法をとる。

目的

なお、入賞価値とは、入賞領域への遊技球の入賞に応じて賞球を払い出したり得点や景品を付与したりすることである

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

遊技媒体始動領域を通過したことにもとづいて可変表示を行い、遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機であって、遊技媒体が始動領域を通過したことを検出可能な第1検出部と、所定の変化を検出可能な第2検出部と、第1接続部と第2接続部とを有する主制御手段と、前記第2接続部と接続される第3接続部を有する中継手段と、選択された特定演出を前記有利状態において実行可能な特定演出実行手段と、特定演出の実行中において所定演出を実行可能な所定演出実行手段と、所定演出の実行の有無を変更可能な変更手段と、異常報知を実行可能な異常報知手段と、を備え、前記異常報知手段は、異常報知中に前記変更手段によって所定演出の実行の有無が変更されたときに、異常報知を継続して実行可能であり、前記主制御手段は、前記第1検出部が前記第1接続部に接続され、前記第2検出部が前記第3接続部を介して前記第2接続部に接続される第1接続方法と、前記第1検出部と前記第2検出部とが前記第1接続部に接続される第2接続方法とをとることが可能であって、前記第1接続部の数が前記第1検出部の数と同じである場合は、前記第1接続方法をとることを特徴とする遊技機。

技術分野

0001

本発明は、遊技媒体が複数の始動領域のいずれかを通過したことにもとづいて可変表示を行うパチンコ遊技機等の遊技機に関する。

背景技術

0002

遊技機として、遊技媒体である遊技球発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技球が入賞すると、所定の入賞価値遊技者に与えるように構成されたものがある。さらに、識別情報を可変表示(「変動」ともいう。)可能な可変表示手段が設けられ、可変表示手段において識別情報の可変表示の表示結果特定表示結果となった場合に、所定の遊技価値を遊技者に与えるように構成されたものがある(いわゆるパチンコ機)。

0003

また、所定の遊技媒体を1ゲームに対して所定数賭数を設定した後、遊技者がスタートレバーを操作することにより可変表示装置による識別情報の可変表示を開始し、遊技者が各可変表示装置に対応して設けられた停止ボタンを操作することにより、その操作タイミングから予め定められた最大遅延時間の範囲内で識別情報の可変表示を停止し、全ての可変表示装置の可変表示を停止したときに導出された表示結果にしたがって入賞が発生し、入賞に応じて予め定められた所定の遊技媒体が払い出され、特定入賞が発生した場合に、遊技状態を所定の遊技価値を遊技者に与える状態にするように構成されたものがある(いわゆるスロット機)。

0004

なお、入賞価値とは、入賞領域への遊技球の入賞に応じて賞球を払い出したり得点景品を付与したりすることである。また、遊技価値とは、特定表示結果となった場合に遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装置の状態が、打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態になることや、遊技者にとって有利な状態になるための権利を発生させたりすることや、賞球払出の条件が成立しやすくなる状態になることである。

0005

パチンコ遊技機では、始動入賞口に遊技球が入賞したことにもとづいて可変表示手段において開始される特別図柄(識別情報)の可変表示の表示結果として、あらかじめ定められた特定の表示態様導出表示された場合に、「大当り(有利状態)」が発生する。なお、導出表示とは、図柄を停止表示させることである。大当りが発生すると、例えば、大入賞口が所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態移行する。そして、各開放期間において、所定個(例えば10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成する。そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例えば16ラウンド)に固定されている。なお、各開放について開放時間(例えば29秒)が決められ、入賞数が所定個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口は閉成する。以下、各々の大入賞口の開放期間をラウンドということがある。

0006

そのような遊技機において、引用文献1には、3つの始動領域(例えば、第1始動口〜第3始動口)を設け、遊技媒体が第1始動口を通過すると第1特別図柄の可変表示を行い、遊技媒体が第2始動口または第3始動口を通過すると第2特別図柄の可変表示を行うようにすることが記載されている。

先行技術

0007

特開2010−125084号公報

発明が解決しようとする課題

0008

しかし、他の遊技機と始動領域の数が異なると主基板仕様も異なるため、基本設計基板管理の負担が増加するおそれがある。また、始動領域が多い遊技機に対応した仕様の主基板を、始動領域が少ない遊技機に単純に適用すると、空きコネクタが生じるため、不正が行われるおそれがある。

0009

そこで、本発明は、基本設計や基板管理の負担が増加することを防ぐとともに、不正が行われることを防止することができる遊技機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

(1)本発明による遊技機は、遊技媒体が始動領域を通過したことにもとづいて可変表示(例えば、特別図柄や演出図柄の変動表示)を行い、遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り遊技状態など)に制御可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機1、パチンコ遊技機901など)であって、遊技媒体が始動領域(例えば、第1始動入賞口13や第2始動入賞口14、第3始動入賞口)を通過したことを検出可能な第1検出部(例えば、第1始動口スイッチ13aや第2始動口スイッチ14a、第3始動入賞口スイッチ14b)と、所定の変化を検出可能な第2検出部(例えば、ゲートスイッチ32aやカウントスイッチ23、一般入賞口スイッチ、磁気センサ電波センサ等の検出装置)と、第1接続部(例えば、第1コネクタ310aや第2コネクタ310b、第3コネクタ310c)と第2接続部(例えば、主基板側多極コネクタ310d)とを有する主制御手段(例えば、主基板31)と、第2接続部と接続される第3接続部(例えば、インタフェース基板側多極コネクタ330)を有する中継手段(例えば、インターフェース基板33)と、選択された特定演出(例えば、楽曲や当該楽曲の動画など)を有利状態において実行可能な特定演出実行手段(例えば、図20に示すステップS90634の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、特定演出の実行中において所定演出(例えば、大入賞口入賞演出や大入賞口開放時演出など)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、図24に示す大入賞口入賞演出処理や、図25に示す大入賞口開放時演出処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、所定演出の実行の有無を変更可能な変更手段(例えば、図18に示すステップS90414、S90415、S90423〜S90426の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、異常報知(例えば、玉抜きエラー報知など)を実行可能な異常報知手段(例えば、図14に示すエラー報知処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、を備え、異常報知手段は、異常報知中に変更手段によって所定演出の実行の有無が変更されたときに(例えば、停止フラグオン状態となったときなど)、異常報知を継続して実行可能であり(例えば、図26(B)、図28参照)、
主制御手段は、第1検出部が第1接続部に接続され、第2検出部が第3接続部を介して第2接続部に接続される第1接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよび第3始動口スイッチ14bがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続され、ゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介して主基板31に接続される接続方法。図4参照)と、第1検出部と第2検出部とが第1接続部に接続される第2接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続される接続方法。図3参照)とをとることが可能であって、第1接続部の数が第1検出部の数と同じである場合は、第1接続方法をとる(例えば、第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310c(すなわち3つのコネクタ)に対して、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよび第3始動口スイッチ(すなわち3つの始動口スイッチ)が設けられている場合には、図4に示す接続方法が適用される)ことを特徴とする。
そのような構成によれば、基本設計や基板管理の負担が増加することを防ぐとともに、不正が行われることを防止することができる。また、特定演出の実行中に所定演出が実行されることによって特定演出の妨げとなり、特定演出による演出効果が低下してしまうことを防止できる。

0011

(2)また、他の態様の遊技機は、遊技媒体が始動領域を通過したことにもとづいて可変表示(例えば、特別図柄や演出図柄の変動表示)を行い、遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り遊技状態など)に制御可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機1、パチンコ遊技機901など)であって、遊技媒体が始動領域(例えば、第1始動入賞口13や第2始動入賞口14、第3始動入賞口)を通過したことを検出可能な第1検出部(例えば、第1始動口スイッチ13aや第2始動口スイッチ14a、第3始動入賞口スイッチ14b)と、所定の変化を検出可能な第2検出部(例えば、ゲートスイッチ32aやカウントスイッチ23、一般入賞口スイッチ、磁気センサ、電波センサ等の検出装置)と、第1接続部(例えば、第1コネクタ310aや第2コネクタ310b、第3コネクタ310c)と第2接続部(例えば、主基板側多極コネクタ310d)とを有する主制御手段(例えば、主基板31)と、第2接続部と接続される第3接続部(例えば、インタフェース基板側多極コネクタ330)を有する中継手段(例えば、インターフェース基板33)と、選択された特定演出(例えば、楽曲など)を有利状態において実行可能な特定演出実行手段(例えば、図20に示すステップS90634の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、特定演出の実行中において所定演出(例えば、大入賞口入賞演出や大入賞口開放時演出など)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、図24に示す大入賞口入賞演出処理や、図25に示す大入賞口開放時演出処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、所定演出の実行態様(例えば、図19に示す態様など)を変更可能な変更手段(例えば、図18に示すステップS90423〜S90426の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、異常報知(例えば、玉抜きエラー報知など)を実行可能な異常報知手段(例えば、図14に示すエラー報知処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、を備え、異常報知手段は、異常報知中に変更手段によって所定演出の実行態様が変更されたときに(例えば、抑制フラグがオン状態となったときなど)、異常報知を継続して実行可能であり(例えば、図26(B)、図28参照)、主制御手段は、第1検出部が第1接続部に接続され、第2検出部が第3接続部を介して第2接続部に接続される第1接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよび第3始動口スイッチ14bがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続され、ゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介して主基板31に接続される接続方法。図4参照)と、第1検出部と第2検出部とが第1接続部に接続される第2接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続される接続方法。図3参照)とをとることが可能であって、第1接続部の数が第1検出部の数と同じである場合は、第1接続方法をとる(例えば、第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310c(すなわち3つのコネクタ)に対して、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよび第3始動口スイッチ(すなわち3つの始動口スイッチ)が設けられている場合には、図4に示す接続方法が適用される)ことを特徴とする。
そのような構成によれば、基本設計や基板管理の負担が増加することを防ぐとともに、不正が行われることを防止することができる。また、特定演出の実行中に所定演出が実行されることによって特定演出の妨げとなり、特定演出による演出効果が低下してしまうことを防止できる。

0012

(3)また、他の態様の遊技機は、遊技媒体が始動領域を通過したことにもとづいて可変表示(例えば、特別図柄や演出図柄の変動表示)を行い、遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り遊技状態など)に制御可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機1、パチンコ遊技機901など)であって、遊技媒体が始動領域(例えば、第1始動入賞口13や第2始動入賞口14、第3始動入賞口)を通過したことを検出可能な第1検出部(例えば、第1始動口スイッチ13aや第2始動口スイッチ14a、第3始動入賞口スイッチ14b)と、所定の変化を検出可能な第2検出部(例えば、ゲートスイッチ32aやカウントスイッチ23、一般入賞口スイッチ、磁気センサ、電波センサ等の検出装置)と、第1接続部(例えば、第1コネクタ310aや第2コネクタ310b、第3コネクタ310c)と第2接続部(例えば、主基板側多極コネクタ310d)とを有する主制御手段(例えば、主基板31)と、第2接続部と接続される第3接続部(例えば、インタフェース基板側多極コネクタ330)を有する中継手段(例えば、インターフェース基板33)と、選択された特定演出(例えば、楽曲や当該楽曲の動画など)を有利状態において実行可能な特定演出実行手段(例えば、図20に示すステップS90634の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、特定演出の実行中において所定演出(例えば、大入賞口入賞演出や大入賞口開放時演出など)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、図24に示す大入賞口入賞演出処理や、図25に示す大入賞口開放時演出処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、所定演出の実行の有無を変更可能な変更手段(例えば、図18に示すステップS90414、S90415、S90423〜S90426の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、異常報知(例えば、玉抜きエラー報知など)を実行可能な異常報知手段(例えば、図14に示すエラー報知処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、を備え、異常報知手段は、異常報知中に変更手段によって所定演出の実行の有無が変更されたときに(例えば、停止フラグがオン状態となったときなど)、異常報知を継続して実行可能であり(例えば、図26(B)、図28参照)、
主制御手段は、第1検出部が第1接続部に接続され、第2検出部が第3接続部を介して第2接続部に接続される第1接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよび第3始動口スイッチ14bがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続され、ゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介して主基板31に接続される接続方法。図4参照)と、第1検出部と第2検出部とが第1接続部に接続される第2接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続される接続方法。図3参照)とをとることが可能であって、第1接続部の数が第1検出部の数よりも多い場合は、第2接続方法をとる(例えば、第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310c(すなわち3つのコネクタ)に対して、第1始動口スイッチ13aおよび第2始動口スイッチ14a(すなわち2つの始動口スイッチ)が設けられている場合には、図3に示す接続方法が適用される)ことを特徴とする。
そのような構成によれば、基本設計や基板管理の負担が増加することを防ぐとともに、不正が行われることを防止することができる。また、特定演出の実行中に所定演出が実行されることによって特定演出の妨げとなり、特定演出による演出効果が低下してしまうことを防止できる。

0013

(4)また、他の態様の遊技機は、遊技媒体が始動領域を通過したことにもとづいて可変表示(例えば、特別図柄や演出図柄の変動表示)を行い、遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り遊技状態など)に制御可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機1、パチンコ遊技機901など)であって、遊技媒体が始動領域(例えば、第1始動入賞口13や第2始動入賞口14、第3始動入賞口)を通過したことを検出可能な第1検出部(例えば、第1始動口スイッチ13aや第2始動口スイッチ14a、第3始動入賞口スイッチ14b)と、所定の変化を検出可能な第2検出部(例えば、ゲートスイッチ32aやカウントスイッチ23、一般入賞口スイッチ、磁気センサ、電波センサ等の検出装置)と、第1接続部(例えば、第1コネクタ310aや第2コネクタ310b、第3コネクタ310c)と第2接続部(例えば、主基板側多極コネクタ310d)とを有する主制御手段(例えば、主基板31)と、第2接続部と接続される第3接続部(例えば、インタフェース基板側多極コネクタ330)を有する中継手段(例えば、インターフェース基板33)と、選択された特定演出(例えば、楽曲など)を有利状態において実行可能な特定演出実行手段(例えば、図20に示すステップS90634の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、特定演出の実行中において所定演出(例えば、大入賞口入賞演出や大入賞口開放時演出など)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、図24に示す大入賞口入賞演出処理や、図25に示す大入賞口開放時演出処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、所定演出の実行態様(例えば、図19に示す態様など)を変更可能な変更手段(例えば、図18に示すステップS90423〜S90426の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、異常報知(例えば、玉抜きエラー報知など)を実行可能な異常報知手段(例えば、図14に示すエラー報知処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、を備え、異常報知手段は、異常報知中に変更手段によって所定演出の実行態様が変更されたときに(例えば、抑制フラグがオン状態となったときなど)、異常報知を継続して実行可能であり(例えば、図26(B)、図28参照)、主制御手段は、第1検出部が第1接続部に接続され、第2検出部が第3接続部を介して第2接続部に接続される第1接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよび第3始動口スイッチ14bがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続され、ゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介して主基板31に接続される接続方法。図4参照)と、第1検出部と第2検出部とが第1接続部に接続される第2接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続される接続方法。図3参照)とをとることが可能であって、第1接続部の数が第1検出部の数よりも多い場合は、第2接続方法をとる(例えば、第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310c(すなわち3つのコネクタ)に対して、第1始動口スイッチ13aおよび第2始動口スイッチ14a(すなわち2つの始動口スイッチ)が設けられている場合には、図3に示す接続方法が適用される)ことを特徴とする。
そのような構成によれば、基本設計や基板管理の負担が増加することを防ぐとともに、不正が行われることを防止することができる。また、特定演出の実行中に所定演出が実行されることによって特定演出の妨げとなり、特定演出による演出効果が低下してしまうことを防止できる。

0014

また、後述する発明を実施するための形態には、以下の(5)〜(13)に係る発明が含まれる。従来より、遊技機の一例として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞したことに基づいて、所定の遊技価値を付与可能としたパチンコ遊技機がある。また、遊技機の他の一例として、メダルコイン、あるいは、パチンコ遊技機と同様の遊技球といった遊技媒体を用いて1ゲームに対する所定数の賭数を設定した後、遊技者がスタートレバーを操作することにより可変表示装置による表示図柄の可変表示を開始し、導出された表示結果に基づいて所定の遊技価値を付与可能としたスロットマシンがある。このような遊技機として、特開2013−183860号公報に示されているような、所定の遊技価値として付与された大当り中に遊技者によって選択された楽曲を再生する遊技機がある。また、特開2012−45233号公報に示されているような、大当り中において大入賞口に遊技球が入賞したことに応じて、入賞演出を行う遊技機がある。しかしながら、大当り中において、楽曲の再生といった特定演出と、入賞演出といった所定演出とを実行可能に構成した場合、特定演出の実行中に所定演出が実行されることによって特定演出の妨げとなり、特定演出による演出効果が低下してしまうおそれがあった。この点に鑑み、特定演出の実行中に所定演出が実行されることによって特定演出の妨げとなり、特定演出による演出効果が低下してしまうことを防止できる遊技機の提供が求められている。

0015

(5)上記目的を達成するため、第1の観点に係る遊技機は、遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り遊技状態など)に制御可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機901など)であって、選択された特定演出(例えば、楽曲や当該楽曲の動画など)を有利状態において実行可能な特定演出実行手段(例えば、図20に示すステップS90634の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、特定演出の実行中において所定演出(例えば、大入賞口入賞演出や大入賞口開放時演出など)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、図24に示す大入賞口入賞演出処理や、図25に示す大入賞口開放時演出処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、所定演出の実行の有無を変更可能な変更手段(例えば、図18に示すステップS90414、S90415、S90423〜S90426の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、異常報知(例えば、玉抜きエラー報知など)を実行可能な異常報知手段(例えば、図14に示すエラー報知処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、を備え、異常報知手段は、異常報知中に変更手段によって所定演出の実行の有無が変更されたときに(例えば、停止フラグがオン状態となったときなど)、異常報知を継続して実行可能である(例えば、図26(B)、図28参照)ことを特徴とする。
このような構成によれば、特定演出の実行中に所定演出が実行されることによって特定演出の妨げとなり、特定演出による演出効果が低下してしまうことを防止できる。

0016

(6)上記目的を達成するため、第2の観点に係る遊技機は、遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り遊技状態など)に制御可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機901など)であって、選択された特定演出(例えば、楽曲など)を有利状態において実行可能な特定演出実行手段(例えば、図20に示すステップS90634の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、特定演出の実行中において所定演出(例えば、大入賞口入賞演出や大入賞口開放時演出など)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、図24に示す大入賞口入賞演出処理や、図25に示す大入賞口開放時演出処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、所定演出の実行態様(例えば、図19に示す態様など)を変更可能な変更手段(例えば、図18に示すステップS90423〜S90426の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、異常報知(例えば、玉抜きエラー報知など)を実行可能な異常報知手段(例えば、図14に示すエラー報知処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、を備え、異常報知手段は、異常報知中に変更手段によって所定演出の実行態様が変更されたときに(例えば、抑制フラグがオン状態となったときなど)、異常報知を継続して実行可能である(例えば、図26(B)、図28参照)ことを特徴とする。
このような構成によれば、特定演出の実行中に所定演出が実行されることによって特定演出の妨げとなり、特定演出による演出効果が低下してしまうことを防止できる。

0017

(7)上記(5)または(6)の遊技機において、遊技者の所定動作(例えば、プッシュボタン9031Bに対する押下操作(単純押し)など)と該所定動作とは異なる特定動作(例えば、スティックタコトローラ9031Aを5秒間継続して引く操作など)とを検出可能であり、有利状態において所定動作が検出されたことにもとづいて、有利状態における演出態様を変更可能であり(例えば、図20に示すステップS90628の処理により楽曲名を示す画像を移動可能である、図22(B)参照)、変更手段は、有利状態において特定動作が検出されたことにもとづいて、所定演出の実行態様を変更可能である(例えば、図18に示すステップS90401にてYesで、ステップS90412にてYes、あるいは、ステップS90421にてYesであるときに、停止フラグ、あるいは、抑制フラグのオンオフ状態切り替え可能である)ことを特徴とする。
このような構成によれば、遊技者が所定動作とは異なる特定動作を行うことにより、所定演出の実行態様を変更できるので、遊技者の意図しない実行態様の変更を防ぐことができ、演出効果が低下してしまうことを防止できる。

0018

(8)上記(7)の遊技機において、有利状態であっても、特定動作の開始タイミングによっては、所定演出の実行態様が変更されない(例えば、大当り終了指定コマンドを受信する5秒前から大当り終了指定コマンドを受信するときまでの期間内に遊技者によるレバー引き操作が開始され、レバー引き操作が継続された場合、レバー引き操作の計時処理における計時結果が5秒以上とならないので、停止フラグのオン・オフ状態が切り替えられることがない)ことを特徴とする。
このような構成によれば、所定演出の実行態様を好適に変更することができる。

0019

(9)上記(7)または(8)の遊技機において、有利状態において特定動作が検出されたことにもとづいて、複数の所定演出(例えば、大入賞口に遊技球が入賞したことを報知する入賞音を出力する演出、ラウンド遊技における残りの入賞数を示す残り入賞数表示を行う演出、大入賞口が開放したことを報知する大入賞口開放音を出力する演出など)の実行態様が変更されることを特徴とする。
このような構成によれば、演出効果を向上させることができる。

0020

(10)上記(7)から(9)のいずれかの遊技機において、特定動作の検出途中(例えば、特定動作が開始されてから2秒あるいは5秒が経過するまでの期間など)では、所定演出の実行態様が変更手段による変更後の所定演出の実行態様になる(例えば、図29参照)ことを特徴とする。
このような構成によれば、演出効果を向上させることができる。

0021

(11)上記(5)から(10)のいずれかの遊技機において、異常報知中に変更手段によって所定演出の実行態様が変更されたときに、異常報知の認識し易さが変化する(例えば、図28(C)に示すように玉抜きエラー表示と玉抜きエラー報知音の出力とが行われているときに、レバー引き5秒を検出して停止フラグがオン状態となったことにより、図28(D1)に示すように残り入賞数表示が終了し、大入賞口への入賞が発生しても通常入賞音(入賞音)が出力されない一方、玉抜きエラー表示と玉抜きエラー報知音の出力とは継続して行われるなど)ことを特徴とする。
このような構成によれば、所定演出の実行態様の変更に応じた異常報知が可能であり、違和感を与えることを防止できる。

0022

(12)上記(5)から(11)のいずれかの遊技機において、特定期間(例えば、大当り遊技状態における期間など)において楽曲を再生可能楽曲再生手段(例えば、図20に示すステップS90634の処理を実行する演出制御用CPU90120など)を備え、
特定期間において再生される楽曲を複数種類の楽曲(例えば、図21(C)に示す楽曲A〜Fなど)のうちから選択可能であり、楽曲再生手段は、楽曲選択時においては選択中の楽曲の一部であって該楽曲の先頭とは異なる特定部を再生する(例えば、演出制御用CPU90120が図20のステップS90628を実行することなど)ことを特徴とする。
このような構成によれば、楽曲選択時の演出効果を向上させることができる。

0023

(13)上記(5)から(12)のいずれかの遊技機において、有利状態への制御履歴(例えば、第1制御履歴や第2制御履歴など)を表示可能な表示手段(例えば、図30参照)をさらに備え、遊技者の特別動作(例えば、スティックボタコントローラ9031Aの操作桿に設けられたトリガボタンに対する遊技者の押下操作など)を検出可能であり、
特別動作を検出したことにもとづいて、制御履歴の表示態様を切り替え可能である(例えば、図30参照)ことを特徴とする。
このような構成によれば、遊技者の好みに応じた表示態様で制御履歴を表示できる。

図面の簡単な説明

0024

パチンコ遊技機を正面からみた正面図である。
遊技制御基板(主基板)の回路構成例を示すブロック図である。
2つの始動口が設けられている遊技機に主基板を適用する場合の始動口スイッチおよびゲートスイッチの接続例を示す説明図である。
3つの始動口が設けられている遊技機に主基板を適用する場合の始動口スイッチおよびゲートスイッチの接続例を示す説明図である。
この実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。
パチンコ遊技機に搭載された各種の制御基板などを示す構成図である。
特別図柄プロセス処理の一例を示すフローチャートである。
始動入賞判定処理の一例を示すフローチャートである。
特別図柄通常処理の一例を示すフローチャートである。
変動パターン設定処理の一例を示すフローチャートである。
変動パターンの一例を示す説明図である。
変動パターンの決定例を示す説明図である。
演出制御メイン処理の一例を示すフローチャートである。
エラー報知処理の一例を示すフローチャートである。
演出制御プロセス処理の一例を示すフローチャートである。
音量状況表示処理の一例を示すフローチャートである。
音量状況表示処理の一例を示すフローチャートである。
特定動作検出処理の一例を示すフローチャートである。
停止フラグ・抑制フラグのオン・オフ状態における所定演出の実行態様の設定例を示す図である。
大当り中楽曲決定処理の一例を示すフローチャートである。
大当り中に再生可能な楽曲の一例などを示す図である。
大当り中に再生可能なデータの構成例などを示す図である。
大当り中演出処理の一例を示すフローチャートである。
大入賞口入賞演出処理の一例を示すフローチャートである。
大入賞口開放時演出処理の一例を示すフローチャートである。
大入賞口開放音や玉抜きエラー表示などの実行タイミングを示す図である。
スーパーリーチ演出中において音量変更操作ありの場合の演出例を示す図である。
大入賞口開放音や玉抜きエラー表示などの演出例を示す図である。
変形例における大入賞口開放音や玉抜きエラー表示などの演出例を示す図である。
変形例における大当り遊技状態への制御履歴の表示態様切り替え例を示す図である。

実施例

0025

以下、実施形態の一例を、図面を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機1を正面からみた正面図である。パチンコ遊技機1は、縦長の方形状に形成された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取り付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り付けられる機構板(図示せず)と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤6を除く)とを含む構造体である。

0026

ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4や、打球を発射する打球操作ハンドル操作ノブ)5が設けられている。また、ガラス扉枠2の背面には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。なお、遊技盤6は、それを構成する板状体と、その板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤6の前面には、打ち込まれた遊技球が流下可能な遊技領域7が形成されている。

0027

余剰球受皿(下皿)4を形成する部材には、例えば下皿本体の上面における手前側所定位置(例えば下皿の中央部分)などに、スティック形状棒形状)に構成され、遊技者が把持して複数方向(前後左右)に傾倒操作が可能なスティックコントローラ122が取り付けられている。また、打球供給皿(上皿)3を形成する部材には、例えば上皿本体の上面における手前側の所定位置(例えばスティックコントローラ122の上方)などに、遊技者が押下操作などにより所定の指示操作を可能なプッシュボタン120が設けられている。

0028

遊技領域7の中央付近には、液晶表示装置(LCD)で構成された演出表示装置9が設けられている。演出表示装置9の表示画面には、第1特別図柄または第2特別図柄の可変表示に同期した演出図柄の可変表示を行う演出図柄表示領域がある。よって、演出表示装置9は、演出図柄の可変表示を行う可変表示装置に相当する。演出図柄表示領域には、例えば「左」、「中」、「右」の3つの装飾用演出用)の演出図柄を可変表示する図柄表示エリアがある。

0029

演出表示装置9の表示画面の右上方部には、演出図柄と後述する特別図柄および普通図柄とに次ぐ第4図柄を表示する第4図柄表示領域9c,9dが設けられている。この実施の形態では、後述する第1特別図柄の変動表示に同期して第1特別図柄用の第4図柄の変動表示が行われる第1特別図柄用の第4図柄表示領域9cと、第2特別図柄の変動表示に同期して第2特別図柄用の第4図柄の変動表示が行われる第2特別図柄用の第4図柄表示領域9dとが設けられている。

0030

演出表示装置9の右方には、識別情報としての第1特別図柄を可変表示する第1特別図柄表示器(第1可変表示部)8aが設けられている。この実施の形態では、第1特別図柄表示器8aは、0〜9の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で実現されている。すなわち、第1特別図柄表示器8aは、0〜9の数字(または、記号)を可変表示するように構成されている。また、演出表示装置9の右方(第1特別図柄表示器8aの右隣)には、識別情報としての第2特別図柄を可変表示する第2特別図柄表示器(第2可変表示部)8bも設けられている。第2特別図柄表示器8bは、0〜9の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で実現されている。すなわち、第2特別図柄表示器8bは、0〜9の数字(または、記号)を可変表示するように構成されている。

0031

第1特別図柄または第2特別図柄の可変表示は、可変表示の実行条件である第1始動条件または第2始動条件が成立(例えば、遊技球が第1始動入賞口13または第2始動入賞口14を通過(入賞を含む)したこと)した後、可変表示の開始条件(例えば、保留記憶数が0でない場合であって、第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示が実行されていない状態であり、かつ、大当り遊技が実行されていない状態)が成立したことにもとづいて開始され、可変表示時間(変動時間)が経過すると表示結果(停止図柄)を導出表示する。なお、遊技球が通過するとは、入賞口やゲートなどのあらかじめ入賞領域として定められている領域を遊技球が通過したことであり、入賞口に遊技球が入った(入賞した)ことを含む概念である。また、表示結果を導出表示するとは、図柄(識別情報の例)を最終的に停止表示させることである。

0032

演出表示装置9の下方には、第1始動入賞口13を有する入賞装置が設けられている。第1始動入賞口13に入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、第1始動口スイッチ13aによって検出される。

0033

第1始動入賞口(第1始動口)13を有する入賞装置の下方には、遊技球が入賞可能な第2始動入賞口14を有する可変入賞球装置15が設けられている。第2始動入賞口(第2始動口)14に入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、第2始動口スイッチ14aによって検出される。可変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされる。可変入賞球装置15が開状態になることによって、遊技球が第2始動入賞口14に入賞可能になり(始動入賞しやすくなり)、遊技者にとって有利な状態になる。可変入賞球装置15が開状態になっている状態では、第1始動入賞口13よりも、第2始動入賞口14に遊技球が入賞しやすい。また、可変入賞球装置15が閉状態になっている状態では、遊技球は第2始動入賞口14に入賞しない。したがって、可変入賞球装置15が閉状態になっている状態では、第2始動入賞口14よりも、第1始動入賞口13に遊技球が入賞しやすい。以下、第1始動入賞口13と第2始動入賞口14(および後述する第3始動入賞口)とを総称して始動入賞口または始動口ということがある。

0034

第2特別図柄表示器8bの上方には、第2始動入賞口14に入った有効入賞球数すなわち第2保留記憶数を表示する4つの表示器からなる第2特別図柄保留記憶表示器18bが設けられている。第2特別図柄保留記憶表示器18bは、有効始動入賞がある毎に、点灯する表示器の数を1増やす。そして、第2特別図柄表示器8bでの可変表示が開始される毎に、点灯する表示器の数を1減らす。

0035

また、第2特別図柄保留記憶表示器18bのさらに上方には、第1始動入賞口13に入った有効入賞球数すなわち第1保留記憶数(保留記憶を、始動記憶または始動入賞記憶ともいう。)を表示する4つの表示器からなる第1特別図柄保留記憶表示器18aが設けられている。第1特別図柄保留記憶表示器18aは、有効始動入賞がある毎に、点灯する表示器の数を1増やす。そして、第1特別図柄表示器8aでの可変表示が開始される毎に、点灯する表示器の数を1減らす。

0036

また、演出表示装置9の表示画面の下部には、第1保留記憶数を表示する第1保留記憶表示部18cと、第2保留記憶数を表示する第2保留記憶表示部18dとが設けられている。なお、第1保留記憶数と第2保留記憶数との合計である合計数合算保留記憶数)を表示する領域(合算保留記憶表示部)が設けられるようにしてもよい。そのように、合計数を表示する合算保留記憶表示部が設けられているようにすれば、可変表示の開始条件が成立していない実行条件の成立数の合計を把握しやすくすることができる。

0037

演出表示装置9は、第1特別図柄表示器8aによる第1特別図柄の可変表示時間中、および第2特別図柄表示器8bによる第2特別図柄の可変表示時間中に、装飾用(演出用)の図柄としての演出図柄の可変表示を行う。第1特別図柄表示器8aにおける第1特別図柄の可変表示と、演出表示装置9における演出図柄の可変表示とは同期している。また、第2特別図柄表示器8bにおける第2特別図柄の可変表示と、演出表示装置9における演出図柄の可変表示とは同期している。また、第1特別図柄表示器8aにおいて大当り図柄が停止表示されるときと、第2特別図柄表示器8bにおいて大当り図柄が停止表示されるときには、演出表示装置9において大当りを想起させるような演出図柄の組み合わせが停止表示される。

0038

また、図1に示すように、可変入賞球装置15の下方には、大入賞口を形成する特別可変入賞球装置20が設けられている。特別可変入賞球装置20は開閉板を備え、第1特別図柄表示器8aに特定表示結果が導出表示されたときと、第2特別図柄表示器8bに特定表示結果が導出表示されたときに、特定遊技状態に制御される。特定表示結果とは予め定められた表示結果であり、例えば、本実施の形態では、大当り図柄がある。特定遊技状態とは、遊技者にとって有利な第1状態と遊技者にとって不利な第2状態とに変化可能な可変入賞手段を第1状態に変化させることであり、本実施の形態では、開状態と閉状態とに変化可能な特別可変入賞球装置20を開状態とする大当り遊技状態がある。例えば、特定表示結果として大当り図柄が導出表示されたとき、特定遊技状態として大当り遊技状態に制御される。各特定遊技状態において、閉状態とされている開閉版がソレノイド21によって開放状態に制御されることによって、入賞領域となる大入賞口が開放状態になる。大入賞口に入賞した遊技球はカウントスイッチ23で検出される。

0039

演出表示装置9の左方には、普通図柄を可変表示する普通図柄表示器10が設けられている。この実施の形態では、普通図柄表示器10は、0〜9の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で実現されている。すなわち、普通図柄表示器10は、0〜9の数字(または、記号)を可変表示するように構成されている。また、小型の表示器は、例えば方形状に形成されている。

0040

遊技球がゲート32を通過しゲートスイッチ32aで検出されると、普通図柄表示器10の表示の可変表示が開始される。そして、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄。例えば、図柄「7」。)である場合に、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。すなわち、可変入賞球装置15の状態は、普通図柄の停止図柄が当り図柄である場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態(第2始動入賞口14に遊技球が入賞可能な状態)に変化する。普通図柄表示器10の近傍には、ゲート32を通過した入賞球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄保留記憶表示器41が設けられている。ゲート32への遊技球の通過がある毎に、すなわちゲートスイッチ32aによって遊技球が検出される毎に、普通図柄保留記憶表示器41は点灯するLEDを1増やす。そして、普通図柄表示器10の可変表示が開始される毎に、点灯するLEDを1減らす。さらに、通常状態に比べて大当りとすることに決定される確率が高い状態である確変状態(通常状態と比較して、特別図柄の変動表示結果として大当りと判定される確率が高められた状態)では、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数が高められる高ベース状態へ移行することがある。

0041

遊技盤6の下部には、入賞しなかった打球が取り込まれるアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部および左右下部には、所定の音声出力として効果音音声発声する4つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、前面枠に設けられた枠LED28が設けられている。

0042

遊技機には、遊技者が打球操作ハンドル5を操作することに応じて駆動モータを駆動し、駆動モータの回転力を利用して遊技球を遊技領域7に発射する打球発射装置(図示せず)が設けられている。打球発射装置から発射された遊技球は、遊技領域7を囲むように円形状に形成された打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。遊技球が第1始動入賞口13に入り第1始動口スイッチ13aで検出されると、第1特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、特別図柄の可変表示が終了し、第1の開始条件が成立したこと)、第1特別図柄表示器8aにおいて第1特別図柄の可変表示(変動)が開始されるとともに、演出表示装置9において演出図柄の可変表示が開始される。すなわち、第1特別図柄および演出図柄の可変表示は、第1始動入賞口13への入賞に対応する。第1特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第1保留記憶数が上限値に達していないことを条件として、第1保留記憶数を1増やす。

0043

遊技球が第2始動入賞口14に入り第2始動口スイッチ14aで検出されると、第2特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、特別図柄の可変表示が終了し、第2の開始条件が成立したこと)、第2特別図柄表示器8bにおいて第2特別図柄の可変表示(変動)が開始されるとともに、演出表示装置9において演出図柄の可変表示が開始される。すなわち、第2特別図柄および演出図柄の可変表示は、第2始動入賞口14への入賞に対応する。第2特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第2保留記憶数が上限値に達していないことを条件として、第2保留記憶数を1増やす。

0044

なお、図1に示す例では、第1始動入賞口13と第2始動入賞口14との2つの始動入賞口が設けられ、遊技球が第1始動入賞口13を通過(入賞を含む)したことにより、第1特別図柄の可変表示の実行条件である第1始動条件が成立し、第2始動入賞口14を通過(入賞を含む)したことにより、第2特別図柄の可変表示の実行条件である第2始動条件が成立するように構成されているが、このような構成に限らず、始動入賞口が3つ(または3以上)設けられていてもよいし、1つのみ設けられていてもよい。例えば、第1始動入賞口13および第2始動入賞口14に加えて、第3始動入賞口を設けるとともに、遊技球が第3始動入賞口に入賞したことを検出可能な第3始動口スイッチを設け、第3始動口スイッチにより遊技球が検出されたことにより、第1始動条件または第2始動条件が成立するようにしてもよい。すなわち、3つ目の始動入賞口は、第1特別図柄の可変表示と第2特別図柄の可変表示とのいずれかに対応付けられるようにする。なお、始動入賞口が1つのみ設けられる場合には、特別図柄も1種類となる。詳細については後述するが、この実施の形態では、始動入賞口の数が1〜3のいずれであっても、適用可能な遊技制御基板(主基板)31が用いられている。

0045

この実施の形態では、確変大当りとなった場合には、遊技状態を高確率状態に移行するとともに、遊技球が始動入賞しやすくなる(すなわち、特別図柄表示器8a,8bや演出表示装置9における可変表示の実行条件が成立しやすくなる)ように制御された遊技状態である高ベース状態に移行する。高ベース状態である場合には、例えば、高ベース状態でない場合と比較して、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高められたり、可変入賞球装置15が開状態となる時間が延長されたりして、始動入賞しやすくなる。

0046

なお、可変入賞球装置15が開状態となる時間を延長する(開放延長状態ともいう)のでなく、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められる普通図柄確変状態に移行することによって、高ベース状態に移行してもよい。普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)となると、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。この場合、普通図柄確変状態に移行制御することによって、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められ、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高まる。したがって、普通図柄確変状態に移行すれば、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数が高められ、始動入賞しやすい状態(高ベース状態)となる。すなわち、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数は、普通図柄の停止図柄が当り図柄である場合や、特別図柄の停止図柄が確変図柄である場合等に高められ、遊技者にとって不利な状態から有利な状態(始動入賞しやすい状態)に変化する。なお、開放回数が高められることは、閉状態から開状態になることも含む概念である。

0047

また、普通図柄表示器10における普通図柄の変動時間(可変表示期間)が短縮される普通図柄時短状態に移行することによって、高ベース状態に移行してもよい。普通図柄時短状態では、普通図柄の変動時間が短縮されるので、普通図柄の変動が開始される頻度が高くなり、結果として普通図柄が当りとなる頻度が高くなる。したがって、普通図柄が当たりとなる頻度が高くなることによって、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高くなり、始動入賞しやすい状態(高ベース状態)となる。

0048

また、特別図柄や演出図柄の変動時間(可変表示期間)が短縮される時短状態(特別図柄時短状態)に移行することによって、特別図柄や演出図柄の変動時間が短縮されるので、特別図柄や演出図柄の変動が開始される頻度が高くなり(換言すれば、保留記憶の消化が速くなり)、無効な始動入賞が生じてしまう事態を低減することができる。したがって、有効な始動入賞が発生しやすくなり、結果として、大当り遊技が行われる可能性が高まる。

0049

図2は、主基板(遊技制御基板)31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図2は、払出制御基板37および演出制御基板80等も示されている。主基板31には、プログラムにしたがってパチンコ遊技機1を制御する遊技制御用マイクロコンピュータ遊技制御手段に相当)560が搭載されている。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ゲーム制御遊技進行制御)用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段としてのRAM55、プログラムにしたがって制御動作を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。

0050

また、RAM55は、その一部または全部が電源基板910において作成されるバックアップ電源によってバックアップされている不揮発性記憶手段としてのバックアップRAMである。すなわち、遊技機に対する電力供給が停止しても、所定期間(バックアップ電源としてのコンデンサ放電してバックアップ電源が電力供給不能になるまで)は、RAM55の一部または全部の内容は保存される。

0051

乱数回路503は、特別図柄の可変表示の表示結果により大当りとするか否か判定するための判定用乱数を発生するために用いられるハードウェア回路である。また、ゲートスイッチ32a、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23からの検出信号を遊技制御用マイクロコンピュータ560に与える入力ドライバ回路58も主基板31に搭載されている。また、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、および大入賞口を形成する特別可変入賞球装置20を開閉するソレノイド21を遊技制御用マイクロコンピュータ560からの指令にしたがって駆動する出力回路59も主基板31に搭載されている。

0052

また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、特別図柄を可変表示する第1特別図柄表示器8a、第2特別図柄表示器8b、普通図柄を可変表示する普通図柄表示器10、第1特別図柄保留記憶表示器18a、第2特別図柄保留記憶表示器18bおよび普通図柄保留記憶表示器41の表示制御を行う。

0053

この実施の形態では、演出制御基板80に搭載されている演出制御手段(演出制御用マイクロコンピュータで構成される。)が、中継基板77を介して遊技制御用マイクロコンピュータ560から演出内容を指示する演出制御コマンドを受信し、演出図柄を可変表示する演出表示装置9の表示制御を行う。また、演出制御基板80に搭載されている演出制御手段が、ランプドライバ基板35を介して、枠側に設けられている枠LED28の表示制御を行うとともに、音声出力基板70を介してスピーカ27からの音出力の制御を行う。

0054

次に、各種スイッチの接続方法について説明する。図3は、2つの始動口が設けられている遊技機に主基板を適用する場合の始動口スイッチおよびゲートスイッチの接続例を示す説明図である。また、図4は、3つの始動口が設けられている遊技機に主基板を適用する場合の始動口スイッチおよびゲートスイッチの接続例を示す説明図である。

0055

上述したように、この実施の形態では、始動入賞口の数が1〜3のいずれであっても、適用可能な主基板31が用いられている。すなわち、図3図4に示すように、始動入賞口の数が異なる遊技機に適用する場合でも、主基板31の回路構成は同じである。

0056

図3、4に示すように、主基板31には、始動口スイッチを含む各種スイッチと接続可能な第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310cと、インタフェース基板33と接続される主基板側多極コネクタ310dとが搭載されている。

0057

また、図2には図示されていないが、カウントスイッチ23と、主基板31との間には、インタフェース基板330が設けられている。インタフェース基板33は、遊技機固有の基板であり、遊技機の特性に応じて回路構成が設計される。インタフェース基板330は、インタフェース基板側多極コネクタ330が搭載され、インタフェース基板側多極コネクタ330および主基板側多極コネクタ310dを介して、主基板31と接続される。したがって、例えば、カウントスイッチ23は、インタフェース基板33に設けられた入力用コネクタ(例えば、インタフェース基板側多極コネクタ330に対応する)に接続され、カウントスイッチ23からの検出信号は、インタフェース基板330を介して、主基板31に入力される。なお、一般入賞口スイッチや磁気センサ、電波センサなどの検出装置を設ける場合にも、それらの検出装置の検出信号は、インタフェース基板330を介して、主基板31に入力される。

0058

この実施の形態では、図1に示すように、第1始動入賞口13と第2始動入賞口14との2つの始動入賞口が設けられているため、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびゲートスイッチ32aは、図3に示す接続方法により接続されている。

0059

具体的には、第1始動口スイッチ13aが第1コネクタ310aに接続され、第2始動口スイッチ14aが第2コネクタ310bに接続され、ゲートスイッチ32aが第3コネクタ310cに接続されている。すなわち、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびゲートスイッチ32aのいずれも、インタフェース基板33を介することなく主基板31に接続されている。

0060

図4には、第1始動入賞口13、第2始動入賞口14および第3始動入賞口の3つの始動入賞口が設けられている遊技機に、この実施の形態の主基板31が用いられる場合の例が示されている。

0061

図4では、第1始動口スイッチ13aが第1コネクタ310aに接続され、第2始動口スイッチ14aが第2コネクタ310bに接続され、第3始動口スイッチ14bが第3コネクタ310cに接続され、ゲートスイッチ32aがインタフェース基板33に接続されている。すなわち、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよび第3始動口スイッチ14bは、インタフェース基板33を介することなく主基板31に接続され、ゲートスイッチ32aは、インタフェース基板33を介して主基板31に接続されている。

0062

この実施の形態では、主基板31に設けられた第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310cは、各始動口スイッチと接続可能であるとともに、ゲートスイッチ32aとも接続可能であるように構成されている。また、ゲートスイッチ32aは、第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310cとインタフェース基板33の入力用コネクタとのいずれにも接続可能であるように構成されている。したがって、始動入賞口の数が異なる場合でも、主基板31を適用させることができるとともに、始動口スイッチが接続される第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310cに何も接続されていない状態が生じることを回避することができ、不正が行われることを防止することができる。

0063

なお、この実施の形態の主基板31を始動入賞口の数が1つの遊技機に適用させる場合には、例えば、ゲートスイッチ32aが第2コネクタに接続され、カウントスイッチ23が第3コネクタに接続される。このように、第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310cは、各始動口スイッチやゲートスイッチ32aに加えて、複数種類の検出装置(例えば、一般入賞口スイッチ、磁気センサ、電波センサ等の検出装置)を接続可能に構成されている。また、ゲートスイッチ32aやカウントスイッチ23を含む複数種類の検出装置は、第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310cとインタフェース基板33の入力用コネクタとのいずれにも接続可能であるように構成されている。

0064

また、この実施の形態では、図3に示すように、インタフェース基板33に設けられた入力用コネクタのうち、電気部品(例えば、検出装置を含む複数種類の装置)が接続されていない入力用コネクタはグラウンドに接続される。例えば、始動口スイッチが接続されていない第3コネクタ310cをグラウンドに接続することも可能であるが、第3コネクタ310cを空きコネクタとしないことにより、遊技に与える影響が大きい始動口スイッチに関する不正の対策強化することができる。

0065

なお、この実施の形態では、ゲートスイッチ32aを第3コネクタ310cに接続する例を用いて説明しているが(図3参照)、ゲートスイッチ32aに代えて、または加えて、例えば、カウントスイッチ23や、他の装置を第3コネクタ310cに接続するようにしてもよい。この場合、インタフェース基板33を介さずに主基板31に接続することにより、ノイズ等の不具合や不正の発生を抑えることが期待できるため、重要度が高い装置を優先して接続することが望ましい。

0066

また、この実施の形態の主基板31は、複数種類の遊技機に適用可能であるが、遊技機ごとに用いるコードやハーネスが異なると接続ミスが生じるおそれがある。そこで、例えば、コードやハーネスとコネクタとを、接続する(または接続可能な)組み合わせにより色や柄を統一し、接続先を判断しやすくするようにしてもよい。

0067

以上に説明したように、この実施の形態では、遊技媒体が始動領域(例えば、第1始動入賞口13や第2始動入賞口14、第3始動入賞口)を通過したことを検出可能な第1検出部(例えば、第1始動口スイッチ13aや第2始動口スイッチ14a、第3始動入賞口スイッチ14b)と、所定の変化を検出可能な第2検出部(例えば、ゲートスイッチ32aやカウントスイッチ23、一般入賞口スイッチ、磁気センサ、電波センサ等の検出装置)と、第1接続部(例えば、第1コネクタ310aや第2コネクタ310b、第3コネクタ310c)と第2接続部(例えば、主基板側多極コネクタ310d)とを有する主制御手段(例えば、主基板31)と、第2接続部と接続される第3接続部(例えば、インタフェース基板側多極コネクタ330)を有する中継手段(例えば、インターフェース基板33)とを備えており、主制御手段は、第1検出部が第1接続部に接続され、第2検出部が第3接続部を介して第2接続部に接続される第1接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよび第3始動口スイッチ14bがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続され、ゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介して主基板31に接続される接続方法。図4参照)と、第1検出部と第2検出部とが第1接続部に接続される第2接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続される接続方法。図3参照)とをとることが可能である。

0068

そして、第1接続部の数が第1検出部の数と同じである場合は、第1接続方法をとり、第1接続部の数が第1検出部の数よりも多い場合は、第2接続方法をとるように構成されている(例えば、第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310c(すなわち3つのコネクタ)に対して、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよび第3始動口スイッチ(すなわち3つの始動口スイッチ)が設けられている場合には、図4に示す接続方法が適用され、第1始動口スイッチ13aおよび第2始動口スイッチ14a(すなわち2つの始動口スイッチ)が設けられている場合には、図3に示す接続方法が適用される)。そのため、基本設計や基板管理の負担が増加することを防ぐとともに、不正が行われることを防止することができる。

0069

一般的に、他の遊技機と始動領域の数が異なる場合には、主基板の仕様が異なり、基本設計や基板管理の負担が増加するおそれがある。また、始動領域が多い遊技機に対応した仕様の主基板を、始動領域が少ない遊技機に単純に適用すると、空きコネクタが生じるため、不正が行われるおそれがある。例えば、3つの始動領域(すなわち3つの検出スイッチ)が設けられた遊技機に対応した主基板として、3つの検出スイッチをそれぞれ接続可能な3つのコネクタを設ける仕様とすることが考えられる。ここで、この主基板を単純に2つの始動領域(すなわち2つの検出スイッチ)が設けられた遊技機に適用しようとすると、3つのコネクタのうち1つが何も接続されていない状態となる。このような状態では、空きコネクタを狙った不正が行われるおそれがある。特に、始動領域の検出スイッチや接続されるコネクタに対する不正については、遊技に与える影響が大きいため、対策が必要である。

0070

そこで、この実施の形態では、上記のように第1接続方法と第2接続方法とをとることが可能な主基板(すなわち、始動領域の数が異なる遊技機に適用可能な主基板)を用いることで、基本設計や基板管理の負担が増加することを防ぐとともに、不正が行われることを防止している。

0071

また、この実施の形態では、少なくとも複数の第2検出部の一部(例えば、ゲートスイッチ32aやカウントスイッチ23、一般入賞口スイッチ、磁気センサ、電波センサなどの検出装置うちのいずれか)を、第1接続部(例えば、第1コネクタ310aや第2コネクタ310b、第3コネクタ310c)と、第3接続部(例えば、インタフェース基板側多極コネクタ330)とのいずれにも接続可能な構成としている(例えば、第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310c(すなわち3つのコネクタ)に対して、第1始動口スイッチ13aおよび第2始動口スイッチ14a(すなわち2つの始動口スイッチ)が設けられている場合には、ゲートスイッチ32aが第3コネクタ310cに接続され、図3に示す接続方法が適用される)。そのような構成により、第1接続部の数が第1検出部の数よりも多い場合は、第2接続方法をとることができる。

0072

また、この実施の形態では、第2接続方法をとる場合、中継手段(例えば、インタフェース基板33)に設けられた接続部(例えば、入力用コネクタ)のうち、電気部品(例えば、検出装置を含む複数種類の装置)が接続されていない接続部はグラウンドに接続される(図3参照)。第1接続部の数が第1検出部の数よりも多い場合には、第1検出部が接続されていない第1接続部(例えば、第3コネクタ310c)が存在することになるが、当該第1接続部はグラウンドに接続されず、いずれかの電気部品が接続され、中継手段の接続部がグラウンドに接続される。このような構成により、遊技に与える影響が大きい第1検出部や第1接続部に対する不正の対策を強化することができる。

0073

なお、上記の実施の形態では、演出装置を制御する回路が搭載された基板として、演出制御基板80、音声出力基板70およびランプドライバ基板35が設けられているが、演出装置を制御する回路を1つの基板に搭載してもよい。さらに、演出表示装置9等を制御する回路が搭載された第1の演出制御基板(表示制御基板)と、その他の演出装置(ランプ、LED、スピーカ27など)を制御する回路が搭載された第2の演出制御基板との2つの基板を設けるようにしてもよい。

0074

また、上記の実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、演出制御用マイクロコンピュータ100に対して直接コマンドを送信していたが、遊技制御用マイクロコンピュータ560が他の基板(例えば、図3に示す音声出力基板70やランプドライバ基板35など、または音声出力基板70に搭載されている回路による機能とランプドライバ基板35に搭載されている回路による機能とを備えた音/ランプ基板)に演出制御コマンドを送信し、他の基板を経由して演出制御基板80における演出制御用マイクロコンピュータ100に送信されるようにしてもよい。その場合、他の基板においてコマンドが単に通過するようにしてもよいし、音声出力基板70、ランプドライバ基板35、音/ランプ基板にマイクロコンピュータ等の制御手段を搭載し、制御手段がコマンドを受信したことに応じて音声制御ランプ制御に関わる制御を実行し、さらに、受信したコマンドを、そのまま、または例えば簡略化したコマンドに変更して、演出表示装置9を制御する演出制御用マイクロコンピュータ100に送信するようにしてもよい。その場合でも、演出制御用マイクロコンピュータ100は、上記の実施の形態における遊技制御用マイクロコンピュータ560から直接受信した演出制御コマンドに応じて表示制御を行うのと同様に、音声出力基板70、ランプドライバ基板35または音/ランプ基板から受信したコマンドに応じて表示制御を行うことができる。

0075

また、上記の実施の形態においては、変動時間およびリーチ演出の種類や擬似連の有無等の変動態様を示す変動パターンを演出制御用マイクロコンピュータ100に通知するために、変動を開始するときに1つの変動パターンコマンドを送信する例を示したが、2つ乃至それ以上のコマンドにより変動パターンを演出制御用マイクロコンピュータ100に通知するようにしてもよい。具体的には、2つのコマンドにより通知する場合、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、1つ目のコマンドでは擬似連の有無、滑り演出の有無など、リーチとなる以前(リーチとならない場合には所謂第2停止の前)の変動時間や変動態様を示すコマンドを送信し、2つ目のコマンドではリーチの種類や再抽選演出の有無など、リーチとなった以降(リーチとならない場合には所謂第2停止の後)の変動時間や変動態様を示すコマンドを送信するようにしてもよい。この場合、演出制御用マイクロコンピュータ100は2つのコマンドの組合せから導かれる変動時間にもとづいて変動表示における演出制御を行うようにすればよい。なお、遊技制御用マイクロコンピュータ560の方では2つのコマンドのそれぞれにより変動時間を通知し、それぞれのタイミングで実行される具体的な変動態様については演出制御用マイクロコンピュータ100の方で選択を行うようにしてもよい。2つのコマンドを送る場合、同一のタイマ割込内で2つのコマンドを送信する様にしてもよく、1つ目のコマンドを送信した後、所定期間が経過してから(例えば次のタイマ割込において)2つ目のコマンドを送信するようにしてもよい。なお、それぞれのコマンドで示される変動態様はこの例に限定されるわけではなく、送信する順序についても適宜変更可能である。このように2つ乃至それ以上のコマンドにより変動パターンを通知するようにすることで、変動パターンコマンドとして記憶しておかなければならないデータ量を削減することができる。

0076

また、上記の実施の形態において、「割合が異なる」とは、A:B=70%:30%やA:B=30%:70%のような関係で割合が異なるものだけにかぎらず、A:B=100%:0%のような関係で割合が異なるもの(すなわち、一方が100%の割り振りで他方が0%の割り振りとなるようなもの)も含む概念である。

0077

また、上記の実施の形態では、例えば「1」〜「9」の複数種類の特別図柄や演出図柄、普通図柄を可変表示し表示結果を導出表示する場合を示したが、可変表示は、そのような態様にかぎられない。例えば、可変表示される図柄と導出表示される図柄とが必ずしも同じである必要ななく、可変表示された図柄とは異なる図柄が導出表示されるものであってもよい。また、必ずしも複数種類の図柄を可変表示する必要はなく、1種類の図柄のみを用いて可変表示を実行するものであってもよい。この場合、例えば、その1種類の図柄表示を交互に点灯および点滅を繰り返すことによって、可変表示を実行するものであってもよい。そして、この場合であっても、その可変表示に用いられる1種類の図柄が最後に導出表示されるものであってもよいし、その1種類の図柄とは異なる図柄が最後に導出表示されるものであってもよい。

0078

また、上記の実施の形態では、遊技機としてパチンコ機を例にしたが、本発明を、メダルが投入されて所定の賭け数が設定され、遊技者による操作レバーの操作に応じて複数種類の図柄を回転させ、遊技者によるストップボタンの操作に応じて図柄を停止させたときに停止図柄の組合せが特定の図柄の組み合わせになると、所定数のメダルが遊技者に払い出されるスロット機に適用することも可能である。

0079

また、上記の実施の形態では、遊技機として遊技媒体を使用するものを例にしたが本発明による遊技機は、所定数の景品としての遊技媒体を払い出す遊技機に限定されず、遊技球等の遊技媒体を封入し景品の付与条件が成立した場合に得点を付与する封入式の遊技機に適用することもできる。

0080

また、上記の実施の形態では、大当り種別として確変大当りや通常大当りがあり、大当り種別として確変大当りと決定されたことにもとづいて、大当り遊技終了後に確変状態に制御される遊技機を示したが、そのような遊技機に限定されない。例えば、内部に所定の確変領域が設けられた特別可変入賞球装置(1つだけ設けられた特別可変入賞球装置内に確変領域が設けられていてもよいし、複数設けられた特別可変入賞球装置のうちの一部に確変領域が設けられていてもよい)を備え、大当り遊技中に特別可変入賞球装置内における確変領域を遊技球が通過したことにもとづいて確変が確定し、大当り遊技終了後に確変状態に制御される遊技機に上記の実施の形態で示した構成を適用することもできる。

0081

本発明は、以上に説明したものに限られるものではない。また、その具体的な構成は、上述の実施形態や後述の他の形態例に加えて、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。

0082

また、上述した実施の形態及び各変形例に示した構成、後述の形態例及び各変形例に示した構成のうち、全部又は一部の構成を任意に組み合わせることとしてもよい。

0083

なお、今回開示された上述の実施形態及び後述の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明及び後述の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

0084

本発明の遊技機としては、他にも、遊技媒体が始動領域を通過したことにもとづいて可変表示(例えば、特別図柄や演出図柄の変動表示)を行い、遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り遊技状態など)に制御可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機1、パチンコ遊技機901など)であって、遊技媒体が始動領域(例えば、第1始動入賞口13や第2始動入賞口14、第3始動入賞口)を通過したことを検出可能な第1検出部(例えば、第1始動口スイッチ13aや第2始動口スイッチ14a、第3始動入賞口スイッチ14b)と、所定の変化を検出可能な第2検出部(例えば、ゲートスイッチ32aやカウントスイッチ23、一般入賞口スイッチ、磁気センサ、電波センサ等の検出装置)と、第1接続部(例えば、第1コネクタ310aや第2コネクタ310b、第3コネクタ310c)と第2接続部(例えば、主基板側多極コネクタ310d)とを有する主制御手段(例えば、主基板31)と、第2接続部と接続される第3接続部(例えば、インタフェース基板側多極コネクタ330)を有する中継手段(例えば、インターフェース基板33)と、選択された特定演出(例えば、楽曲や当該楽曲の動画など)を有利状態において実行可能な特定演出実行手段(例えば、図20に示すステップS90634の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、特定演出の実行中において所定演出(例えば、大入賞口入賞演出や大入賞口開放時演出など)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、図24に示す大入賞口入賞演出処理や、図25に示す大入賞口開放時演出処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、所定演出の実行の有無を変更可能な変更手段(例えば、図18に示すステップS90414、S90415、S90423〜S90426の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、異常報知(例えば、玉抜きエラー報知など)を実行可能な異常報知手段(例えば、図14に示すエラー報知処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、を備え、異常報知手段は、異常報知中に変更手段によって所定演出の実行の有無が変更されたときに(例えば、停止フラグがオン状態となったときなど)、異常報知を継続して実行可能であり(例えば、図26(B)、図28参照)、
主制御手段は、第1検出部が第1接続部に接続され、第2検出部が第3接続部を介して第2接続部に接続される第1接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよび第3始動口スイッチ14bがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続され、ゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介して主基板31に接続される接続方法。図4参照)と、第1検出部と第2検出部とが第1接続部に接続される第2接続方法(例えば、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよびゲートスイッチ32aがインタフェース基板33を介することなく主基板31に接続される接続方法。図3参照)とをとることが可能であって、第1接続部の数が第1検出部の数と同じである場合は、第1接続方法をとる(例えば、第1コネクタ310a、第2コネクタ310bおよび第3コネクタ310c(すなわち3つのコネクタ)に対して、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14aおよび第3始動口スイッチ(すなわち3つの始動口スイッチ)が設けられている場合には、図4に示す接続方法が適用される)ことを特徴とする遊技機が挙げられる。

0085

上記遊技機によれば、基本設計や基板管理の負担が増加することを防ぐとともに、不正が行われることを防止することができる。また、特定演出の実行中に所定演出が実行されることによって特定演出の妨げとなり、特定演出による演出効果が低下してしまうことを防止できる。

0086

また、上記遊技機では、遊技状況を把握して遊技興趣の低下を防止する点より、特定演出の実行中や新たな特定演出が実行された場合であっても、異常報知実行手段による異常報知が継続して実行可能であってもよい。さらに、特定演出の実行中において所定演出が実行されていても、異常報知実行手段による異常報知が継続して実行可能であってもよい。さらに、変更手段による所定演出の実行の有無が変更されても、異常報知実行手段による異常報知が継続して実行可能であってもよい。

0087

また、上記遊技機では、遊技状況を把握して遊技興趣の低下を防止する点より、特定演出の実行にもとづいて異常報知実行手段による異常報知の態様が変化してもよい。また、新たな特定演出が実行された場合、特定演出の実行中における所定演出の実行にもとづいて、異常報知実行手段による異常報知の態様が変化してもよい。さらには、変更手段による所定演出の実行の有無の変更により、異常報知実行手段による異常報知の態様が変化してもよい。

0088

また、上記遊技機では、基板上で空きコネクタが生じることが原因となる不正を抑制できるとともに、異常報知中に変更手段によって所定演出の実行の有無が変更されたり、所定演出の実行態様が変更されたとしても、異常報知を継続して実行可能であることから、動作の信頼性に優れる。また、不正により、意図的に異常報知を中断させることを抑制できる。

0089

さらに、特定演出の実行中に所定演出が実行されることによって特定演出の妨げとなり、特定演出による演出効果が低下してしまうことを防止できる遊技機として、例えば、遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り遊技状態など)に制御可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機901など)であって、選択された特定演出(例えば、楽曲や当該楽曲の動画など)を前記有利状態において実行可能な特定演出実行手段(例えば、図48に示すステップS90634の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、特定演出の実行中において所定演出(例えば、大入賞口入賞演出や大入賞口開放時演出など)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、図52に示す大入賞口入賞演出処理や、図53に示す大入賞口開放時演出処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、所定演出の実行の有無を変更可能な変更手段(例えば、図46に示すステップS90414、S90415、S90423〜S90426の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、異常報知(例えば、玉抜きエラー報知など)を実行可能な異常報知手段(例えば、図42に示すエラー報知処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、を備え、異常報知手段は、異常報知中に変更手段によって所定演出の実行の有無が変更されたときに(例えば、停止フラグがオン状態となったときなど)、異常報知を継続して実行可能である(例えば、図54(B)、図56参照)、ことを特徴とする遊技機が挙げられる。さらには、遊技者にとって有利な有利状態(例えば、大当り遊技状態など)に制御可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機901など)であって、選択された特定演出(例えば、楽曲など)を有利状態において実行可能な特定演出実行手段(例えば、図48に示すステップS90634の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、特定演出の実行中において所定演出(例えば、大入賞口入賞演出や大入賞口開放時演出など)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、図52に示す大入賞口入賞演出処理や、図53に示す大入賞口開放時演出処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、所定演出の実行態様(例えば、図47に示す態様など)を変更可能な変更手段(例えば、図46に示すステップS90423〜S90426の処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、異常報知(例えば、玉抜きエラー報知など)を実行可能な異常報知手段(例えば、図42に示すエラー報知処理を実行する演出制御用CPU90120など)と、を備え、異常報知手段は、異常報知中に変更手段によって所定演出の実行態様が変更されたときに(例えば、抑制フラグがオン状態となったときなど)、異常報知を継続して実行可能である(例えば、図54(B)、図56参照)、ことを特徴とする遊技機が挙げられる。以下に、これらの遊技機の形態例を他の形態例として説明する。

0090

(他の形態例)
以下、図面を参照しつつ、一の実施形態を詳細に説明する。図5は、パチンコ遊技機の正面図であり、主要部材配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)901は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)902と、遊技盤902を支持固定する遊技機用枠(台枠)903とから構成されている。遊技盤902には、ガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域が形成されている。この遊技領域には、遊技媒体としての遊技球が、所定の打球発射装置から発射されて打ち込まれる。

0091

遊技盤902の所定位置(図5に示す例では、遊技領域の右側方)には、第1特別図柄表示装置904Aと、第2特別図柄表示装置904Bとが設けられている。第1特別図柄表示装置904Aと第2特別図柄表示装置904Bはそれぞれ、例えば7セグメントやドットマトリクスのLED(発光ダイオード)等から構成され、可変表示ゲームの一例となる特図ゲームにおいて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(特別識別情報)である特別図柄(「特図」ともいう)が、変動可能に表示(可変表示)される。例えば、第1特別図柄表示装置904Aと第2特別図柄表示装置904Bはそれぞれ、「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号、あるいは数字や記号に限定されない各セグメントの点灯パターン等から構成される複数種類の特別図柄を可変表示する。以下では、第1特別図柄表示装置904Aにおいて可変表示される特別図柄を「第1特図」ともいい、第2特別図柄表示装置904Bにおいて可変表示される特別図柄を「第2特図」ともいう。

0092

第1特別図柄表示装置904Aや第2特別図柄表示装置904Bにより可変表示される複数種類の特別図柄には、それぞれを識別するための図柄番号が付されていればよい。一例として、「−」の記号を示す特別図柄には図柄番号として「0」が付されている他、複数種類の点灯パターンに対する図柄番号として「1」〜「9」が付されていればよい。

0093

遊技盤902における遊技領域の中央付近には、画像表示装置905が設けられている。画像表示装置905は、例えばLCD(液晶表示装置)等から構成され、各種の演出画像を表示する表示領域を形成している。画像表示装置905の画面上では、特図ゲームにおける第1特別図柄表示装置904Aによる第1特図の可変表示や第2特別図柄表示装置904Bによる第2特図の可変表示のそれぞれに対応して、例えば3つといった複数の可変表示部となる飾り図柄表示エリアにて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(装飾識別情報)である飾り図柄が可変表示される。この飾り図柄の可変表示も、可変表示ゲームに含まれる。

0094

一例として、画像表示装置905の画面上には、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア905L、905C、905Rが配置されている。そして、特図ゲームにおいて第1特別図柄表示装置904Aにおける第1特図の変動と第2特別図柄表示装置904Bにおける第2特図の変動のうち、いずれかが開始されることに対応して、「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア905L、905C、905Rにおいて飾り図柄の変動(例えば上下方向のスクロール表示)が開始される。その後、特図ゲームにおける可変表示結果として確定特別図柄が停止表示されるときに、画像表示装置905における「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリアにて、飾り図柄の可変表示結果となる確定飾り図柄(最終停止図柄)が停止表示される。

0095

このように、画像表示装置905の画面上では、第1特別図柄表示装置904Aにおける第1特図を用いた特図ゲーム、または、第2特別図柄表示装置904Bにおける第2特図を用いた特図ゲームと同期して、各々が識別可能な複数種類の飾り図柄の可変表示を行い、可変表示結果となる確定飾り図柄を導出表示(あるいは単に「導出」ともいう)する。なお、例えば特別図柄や飾り図柄といった、各種の表示図柄を導出表示するとは、飾り図柄等の識別情報を停止表示(「完全停止表示」や「最終停止表示」ともいう)して可変表示を終了させることである。これに対して、飾り図柄の可変表示を開始してから可変表示結果となる確定飾り図柄が導出表示されるまでの可変表示中には、飾り図柄の変動速度が「0」となって、飾り図柄が停留して表示され、例えば微少揺れ伸縮などを生じさせる表示状態となることがある。このような表示状態は、仮停止表示ともいい、可変表示における表示結果が確定的に表示されていないものの、スクロール表示や更新表示による飾り図柄の変動が進行していないことを遊技者が認識可能となる。なお、仮停止表示には、微少な揺れや伸縮なども生じさせず、所定時間(例えば1秒間)よりも短い時間だけ、飾り図柄を完全停止表示することなどが含まれてもよい。

0096

画像表示装置905の画面上には、第1保留表示部905HRと、第2保留表示部905HLとが配置されている。第1保留表示部905HRは、第1特図保留記憶数を特定可能に表示する。第1特図保留記憶数は、第1特別図柄表示装置904Aにおける第1特図を用いた特図ゲームに対応する可変表示の保留数である。第2保留表示部905HLは、第2特図保留記憶数を特定可能に表示する。第2特図保留記憶数は、第2特別図柄表示装置904Bにおける第2特図を用いた特図ゲームに対応する可変表示の保留数である。特図ゲームに対応した可変表示の保留は、普通入賞球装置906Aが形成する第1始動入賞口や、普通可変入賞球装置906Bが形成する第2始動入賞口を、遊技球が通過(進入)することによる始動入賞に基づいて発生する。すなわち、特図ゲームや飾り図柄の可変表示といった可変表示ゲームを実行するための始動条件(「実行条件」ともいう)は成立したが、先に成立した開始条件に基づく可変表示ゲームが実行中であることやパチンコ遊技機901が大当り遊技状態に制御されていることなどにより、可変表示ゲームの開始を許容する開始条件が成立していないときに、成立した始動条件に対応する可変表示の保留が行われる。

0097

例えば、第1始動入賞口を遊技球が通過(進入)する第1始動入賞の発生により、第1特別図柄表示装置904Aによる第1特図を用いた特図ゲームの始動条件(第1始動条件)が成立したときに、当該第1始動条件の成立に基づく第1特図を用いた特図ゲームを開始するための第1開始条件が成立しなければ、第1特図保留記憶数が1加算インクリメント)され、第1特図を用いた特図ゲームの実行が保留される。また、第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)する第2始動入賞の発生により、第2特別図柄表示装置904Bによる第2特図を用いた特図ゲームの始動条件(第2始動条件)が成立したときに、当該第2始動条件の成立に基づく第2特図を用いた特図ゲームを開始するための第2開始条件が成立しなければ、第2特図保留記憶数が1加算(インクリメント)され、第2特図を用いた特図ゲームの実行が保留される。これに対して、第1特図を用いた特図ゲームの実行が開始されるときには、第1特図保留記憶数が1減算(デクリメント)され、第2特図を用いた特図ゲームの実行が開始されるときには、第2特図保留記憶数が1減算(デクリメント)される。なお、第1始動入賞が発生したときに、第1特図保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)に達していれば、第1始動条件は成立せず、その始動入賞に基づく特図ゲームは無効とされ、賞球の払出しのみが行われてもよい。また、第2始動入賞が発生したときに、第2特図保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)に達していれば、第2始動条件は成立せず、その始動入賞に基づく特図ゲームは無効とされ、賞球の払出しのみが行われてもよい。

0098

第1保留表示部905HRでは、第1特図を用いた特図ゲームの保留記憶に対応する保留表示が行われる。第2保留表示部905HLでは、第2特図を用いた特図ゲームの保留記憶に対応する保留表示が行われる。第1特図保留記憶数と第2特図保留記憶数とを加算した可変表示の保留記憶数は、特に、合計保留記憶数ともいう。単に「特図保留記憶数」というときには、通常、第1特図保留記憶数、第2特図保留記憶数及び合計保留記憶数のいずれも含む概念を指すが、特に、これらの一部(例えば第1特図保留記憶数と第2特図保留記憶数を含む一方で合計保留記憶数は除く概念)を指すこともあるものとする。

0099

第1保留表示部905HRや第2保留表示部905HLとともに、あるいは第1保留表示部905HRや第2保留表示部905HLに代えて、特図保留記憶数を表示する表示器を設けるようにしてもよい。図5に示す例では、第1保留表示部905HRや第2保留表示部905HLとともに、第1特別図柄表示装置904A及び第2特別図柄表示装置904Bの上部に、特図保留記憶数を特定可能に表示するための第1保留表示器9025Aと第2保留表示器9025Bとが設けられている。第1保留表示器9025Aは、第1特図保留記憶数を特定可能に表示する。第2保留表示器9025Bは、第2特図保留記憶数を特定可能に表示する。第1保留表示器9025Aと第2保留表示器9025Bはそれぞれ、例えば第1特図保留記憶数と第2特図保留記憶数のそれぞれにおける上限値(例えば「4」)に対応した個数(例えば4個)のLEDを含んで構成されている。

0100

画像表示装置905の下方には、普通入賞球装置906Aと、普通可変入賞球装置906Bとが設けられている。普通入賞球装置906Aは、例えば所定の玉受部材によって常に一定の開放状態に保たれる始動領域(第1始動領域)としての第1始動入賞口を形成する。普通可変入賞球装置906Bは、図6に示す普通電動役物用のソレノイド9081によって垂直位置となる閉鎖状態傾動位置となる開放状態とに変化する一対の可動翼片を有する電動チューリップ型役物(普通電動役物)を備え、第2始動入賞口を形成する。

0101

一例として、普通可変入賞球装置906Bでは、普通電動役物用のソレノイド9081がオフ状態であるときに可動翼片が垂直位置となることにより、第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)しない閉鎖状態にする。その一方で、普通可変入賞球装置906Bでは、普通電動役物用のソレノイド9081がオン状態であるときに可動翼片が傾動位置となることにより、第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)できる開放状態にする。なお、普通可変入賞球装置906Bは、ソレノイド9081がオフ状態であるときに通常開放状態となり、第2始動入賞口を遊技球が進入(通過)できる一方、ソレノイド9081がオン状態であるときの拡大開放状態よりも遊技球が進入(通過)しにくいように構成してもよい。このように、普通可変入賞球装置906Bは、第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)可能な開放状態または拡大開放状態といった第1可変状態と、遊技球が通過(進入)不可能な閉鎖状態または通過(進入)困難な通常開放状態といった第2可変状態とに、変化できるように構成されている。

0102

普通入賞球装置906Aに形成された第1始動入賞口に進入した遊技球は、例えば図6に示す第1始動口スイッチ9022Aによって検出される。普通可変入賞球装置906Bに形成された第2始動入賞口に進入した遊技球は、例えば図6に示す第2始動口スイッチ9022Bによって検出される。第1始動口スイッチ9022Aによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球(景品遊技媒体)として払い出され、第1保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)以下であれば、第1始動条件が成立する。第2始動口スイッチ9022Bによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出され、第2保留記憶数が所定の上限値以下であれば、第2始動条件が成立する。

0103

なお、第1始動口スイッチ9022Aによって遊技球が検出されたことに基づいて払い出される賞球の個数と、第2始動口スイッチ9022Bによって遊技球が検出されたことに基づいて払い出される賞球の個数は、互いに同一の個数であってもよいし、異なる個数であってもよい。パチンコ遊技機901は、賞球となる遊技球を直接に払い出すものであってもよいし、賞球となる遊技球の個数に対応した得点を付与するものであってもよい。

0104

普通入賞球装置906Aと普通可変入賞球装置906Bの下方には、特別可変入賞球装置907が設けられている。特別可変入賞球装置907は、図6に示す大入賞口扉用となるソレノイド9082によって開閉駆動される大入賞口扉を備え、その大入賞口扉によって開放状態と閉鎖状態とに変化する特定領域としての大入賞口を形成する。

0105

一例として、特別可変入賞球装置907では、大入賞口扉用のソレノイド9082がオフ状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を閉鎖状態として、遊技球が大入賞口を通過(進入)できなくなる。その一方で、特別可変入賞球装置907では、大入賞口扉用のソレノイド9082がオン状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を開放状態として、遊技球が大入賞口を通過(進入)しやすくなる。このように、特定領域としての大入賞口は、遊技球が通過(進入)しやすく遊技者にとって有利な開放状態と、遊技球が通過(進入)できず遊技者にとって不利な閉鎖状態とに変化する。なお、遊技球が大入賞口を通過(進入)できない閉鎖状態に代えて、あるいは閉鎖状態の他に、遊技球が大入賞口を通過(進入)しにくい一部開放状態を設けてもよい。

0106

大入賞口を通過(進入)した遊技球は、例えば図6に示すカウントスイッチ23によって検出される。カウントスイッチ9023によって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば15個)の遊技球が賞球として払い出される。こうして、特別可変入賞球装置907において開放状態となった大入賞口を遊技球が通過(進入)したときには、例えば第1始動入賞口や第2始動入賞口といった、他の入賞口を遊技球が通過(進入)したときよりも多くの賞球が払い出される。したがって、特別可変入賞球装置907において大入賞口が開放状態となれば、その大入賞口に遊技球が進入可能となり、遊技者にとって有利な状態となる。その一方で、特別可変入賞球装置907において大入賞口が閉鎖状態となれば、大入賞口に遊技球を通過(進入)させて賞球を得ることが不可能または困難になり、遊技者にとって不利な状態となる。

0107

遊技盤902の所定位置(図5に示す例では、遊技領域の左側方)には、普通図柄表示器9020が設けられている。一例として、普通図柄表示器9020は、第1特別図柄表示装置904Aや第2特別図柄表示装置904Bと同様に7セグメントやドットマトリクスのLED等から構成され、特別図柄とは異なる複数種類の識別情報である普通図柄(「普図」あるいは「普通図」ともいう)を変動可能に表示(可変表示)する。このような普通図柄の可変表示は、普図ゲーム(「普通図ゲーム」ともいう)と称される。普通図柄表示器9020の上方には、普図保留表示器9025Cが設けられている。普図保留表示器9025Cは、例えば4個のLEDを含んで構成され、通過ゲート9041を通過した有効通過球数としての普図保留記憶数を表示する。

0108

遊技盤902の表面には、上記の構成以外にも、遊技球の流下方向や速度を変化させる風車及び多数の障害釘が設けられている。また、第1始動入賞口、第2始動入賞口及び大入賞口とは異なる入賞口として、例えば所定の玉受部材によって常に一定の開放状態に保たれる単一または複数の一般入賞口が設けられてもよい。この場合には、一般入賞口のいずれかに進入した遊技球が所定の一般入賞球スイッチによって検出されたことに基づき、所定個数(例えば10個)の遊技球が賞球として払い出されればよい。遊技領域の最下方には、いずれの入賞口にも進入しなかった遊技球が取り込まれるアウト口が設けられている。

0109

遊技機用枠903の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ908L、908Rが設けられており、さらに遊技領域周辺部には、遊技効果ランプ909が設けられている。パチンコ遊技機901の遊技領域における各構造物(例えば普通入賞球装置906A、普通可変入賞球装置906B、特別可変入賞球装置907等)の周囲には、装飾用LEDが配置されていてもよい。遊技機用枠903の右下部位置には、遊技媒体としての遊技球を遊技領域に向けて発射するために遊技者等によって操作される打球操作ハンドル(操作ノブ)が設けられている。例えば、打球操作ハンドルは、遊技者等による操作量(回転量)に応じて遊技球の弾発力を調整する。

0110

遊技領域の下方における遊技機用枠903の所定位置には、賞球として払い出された遊技球や所定の球貸機により貸し出された遊技球を、打球発射装置へと供給可能に保持(貯留)する上皿(打球供給皿)が設けられている。遊技機用枠903の下部には、上皿から溢れた余剰球などを、パチンコ遊技機901の外部へと排出可能に保持(貯留)する下皿が設けられている。

0111

下皿を形成する部材には、例えば下皿本体の上面における手前側の所定位置(例えば下皿の中央部分)などに、遊技者が把持して傾倒操作が可能なスティックボタコントローラ9031Aが取り付けられている。スティックボタコントローラ9031Aの下部における下皿の本体内部などには、操作桿に対する傾倒操作(動作)を検出(検知)する傾倒方向センサユニットを含むコントローラセンサユニット9035Aが設けられていればよい。

0112

上皿を形成する部材には、例えば上皿本体の上面における手前側の所定位置(例えばスティックボタコントローラ9031Aの上方)などに、遊技者が押下操作などにより所定の指示操作(動作)を可能なプッシュボタン9031Bが設けられている。プッシュボタン9031Bは、遊技者からの押下操作などによる所定の指示操作を、機械的、電気的、あるいは、電磁的に、検出できるように構成されていればよい。

0113

パチンコ遊技機901には、例えば図6に示すような主基板9011、演出制御基板9012、音声制御基板9013、ランプ制御基板9014といった、各種の制御基板が搭載されている。また、パチンコ遊技機901には、主基板9011と演出制御基板9012との間で伝送される各種の制御信号中継するための中継基板9015なども搭載されている。その他にも、パチンコ遊技機901における遊技盤などの背面には、例えば払出制御基板、情報端子基板発射制御基板、インタフェース基板、タッチセンサ基板などといった、各種の基板が配置されている。

0114

主基板9011は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機901における遊技の進行を制御するための各種回路が搭載されている。主基板9011は、主として、特図ゲームにおいて用いる乱数の設定機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の入力を行う機能、演出制御基板9012などからなるサブ側の制御基板に宛てて、指令情報の一例となる制御コマンドを制御信号として出力して送信する機能、ホール管理コンピュータに対して各種情報を出力する機能などを備えている。また、主基板9011は、第1特別図柄表示装置904Aと第2特別図柄表示装置904Bを構成する各LED(例えばセグメントLED)などの点灯/消灯制御を行って第1特図や第2特図の可変表示を制御することや、普通図柄表示器9020の点灯/消灯/発色制御などを行って普通図柄表示器9020による普通図柄の可変表示を制御することといった、所定の表示図柄の可変表示を制御する機能も備えている。

0115

主基板9011には、例えば遊技制御用マイクロコンピュータ90100やスイッチ回路90110、ソレノイド回路90111などが搭載されている。スイッチ回路90110は、遊技球検出用の各種スイッチからの検出信号を取り込んで遊技制御用マイクロコンピュータ90100に伝送する。ソレノイド回路90111は、遊技制御用マイクロコンピュータ90100からのソレノイド駆動信号を、普通電動役物用のソレノイド9081や大入賞口扉用のソレノイド9082に伝送する。

0116

演出制御基板9012は、主基板9011とは独立したサブ側の制御基板であり、中継基板9015を介して主基板9011から伝送された制御信号を受信して、画像表示装置905、スピーカ908L、908R及び遊技効果ランプ909や装飾用LEDといった演出用の電気部品による演出動作を制御するための各種回路が搭載されている。すなわち、演出制御基板9012は、画像表示装置905における表示動作や、スピーカ908L、908Rからの音声出力動作の全部または一部、遊技効果ランプ909や装飾用LEDなどにおける点灯/消灯動作の全部または一部といった、演出用の電気部品に所定の演出動作を実行させるための制御内容を決定する機能を備えている。

0117

音声制御基板9013は、演出制御基板9012とは別個に設けられた音声出力制御用の制御基板であり、演出制御基板9012からの指令や制御データなどに基づき、スピーカ908L、908Rから音声を出力させるための音声信号処理を実行する処理回路などが搭載されている。ランプ制御基板9014は、演出制御基板9012とは別個に設けられたランプ出力制御用の制御基板であり、演出制御基板9012からの指令や制御データなどに基づき、遊技効果ランプ909や装飾用LEDなどにおける点灯/消灯駆動を行うランプドライバ回路などが搭載されている。

0118

図6に示すように、主基板9011には、ゲートスイッチ9021、始動口スイッチ(第1始動口スイッチ9022Aおよび第2始動口スイッチ9022B)、カウントスイッチ9023といった、各種スイッチからの検出信号を伝送する配線が接続されている。なお、各種スイッチは、例えば「センサ」と称されるものなどのように、遊技媒体としての遊技球を検出できる任意の構成を有するものであればよい。また、主基板9011には、第1特別図柄表示装置904A、第2特別図柄表示装置904B、普通図柄表示器9020などの表示制御を行うための指令信号を伝送する配線が接続されている。

0119

主基板9011から演出制御基板9012に向けて伝送される制御信号は、中継基板9015によって中継される。中継基板9015を介して主基板9011から演出制御基板9012に対して伝送される制御コマンドは、例えば電気信号として送受信される演出制御コマンドである。演出制御コマンドには、例えば画像表示装置905における画像表示動作を制御するために用いられる表示制御コマンドや、スピーカ908L、908Rからの音声出力を制御するために用いられる音声制御コマンド、遊技効果ランプ909や装飾用LEDの点灯動作などを制御するために用いられるランプ制御コマンドが含まれている。これらの演出制御コマンドはいずれも、例えば2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマンドの分類)を示し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「1」となり、EXTデータの先頭ビットは「0」となるように、予め設定されていればよい。

0120

主基板9011に搭載された遊技制御用マイクロコンピュータ90100は、例えば1チップのマイクロコンピュータであり、遊技制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM(Read Only Memory)90101と、遊技制御用のワークエリアを提供するRAM(Random Access Memory)90102と、遊技制御用のプログラムを実行して制御動作を行うCPU(Central Processing Unit)90103と、CPU90103とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路90104と、I/O(Input/Output port)90105とを備えて構成される。

0121

一例として、遊技制御用マイクロコンピュータ90100では、CPU90103がROM90101から読み出したプログラムを実行することにより、パチンコ遊技機901における遊技の進行を制御するための処理が実行される。このときには、CPU90103がROM90101から固定データを読み出す固定データ読出動作や、CPU90103がRAM90102に各種の変動データを書き込んで一時記憶させる変動データ書込動作、CPU90103がRAM90102に一時記憶されている各種の変動データを読み出す変動データ読出動作、CPU90103がI/O90105を介して遊技制御用マイクロコンピュータ90100の外部から各種信号の入力を受け付け受信動作、CPU90103がI/O90105を介して遊技制御用マイクロコンピュータ90100の外部へと各種信号を出力する送信動作なども行われる。

0122

なお、遊技制御用マイクロコンピュータ90100を構成する1チップのマイクロコンピュータは、少なくともCPU90103の他にRAM90102が内蔵されていればよく、ROM90101や乱数回路90104、I/O90105などは外付けされてもよい。

0123

遊技制御用マイクロコンピュータ90100では、例えば乱数回路90104などにより、遊技の進行を制御するために用いられる各種の乱数値を示す数値データが更新可能にカウントされる。遊技の進行を制御するために用いられる乱数は、遊技用乱数ともいう。遊技用乱数は、乱数回路90104などのハードウェアによって更新されるものであってもよいし、遊技制御用マイクロコンピュータ90100のCPU90103が所定のコンピュータプログラムを実行することでソフトウェアによって更新されるものであってもよい。例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ90100におけるRAM90102の所定領域(遊技制御カウンタ設定部など)に設けられたランダムカウンタや、RAM90102とは別個の内部レジスタに設けられたランダムカウンタに、所定の乱数値を示す数値データを格納し、CPU90103が定期的または不定期的格納値を更新することで、乱数値の更新が行われるようにしてもよい。

0124

遊技制御用マイクロコンピュータ90100が備えるROM90101には、ゲーム制御用のプログラムの他にも、遊技の進行を制御するために用いられる各種の選択用データ、テーブルデータなどが格納されている。例えば、ROM90101には、CPU90103が各種の判定や決定、設定を行うために用意された複数の判定テーブルや決定テーブル、設定テーブルなどを構成するデータが記憶されている。また、ROM90101には、CPU90103が主基板9011から各種の制御コマンドとなる制御信号を送信するために用いられる複数のコマンドテーブルを構成するテーブルデータや、変動パターンを複数種類格納する変動パターンテーブルを構成するテーブルデータなどが、記憶されている。遊技制御用マイクロコンピュータ90100が備えるRAM90102には、パチンコ遊技機901における遊技の進行などを制御するために用いられる各種データが書換可能に一時記憶される。

0125

演出制御基板9012には、プログラムに従って制御動作を行う演出制御用CPU90120と、演出制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM90121と、演出制御用CPU90120のワークエリアを提供するRAM90122と、画像表示装置905における表示動作の制御内容を決定するための処理などを実行する表示制御部90123と、演出制御用CPU90120とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路90124と、I/O90125とが搭載されている。

0126

一例として、演出制御基板9012では、演出制御用CPU90120がROM90121から読み出した演出制御用のプログラムを実行することにより、演出用の電気部品による演出動作を制御するための処理が実行される。このときには、演出制御用CPU90120がROM90121から固定データを読み出す固定データ読出動作や、演出制御用CPU90120がRAM90122に各種の変動データを書き込んで一時記憶させる変動データ書込動作、演出制御用CPU90120がRAM90122に一時記憶されている各種の変動データを読み出す変動データ読出動作、演出制御用CPU90120がI/O90125を介して演出制御基板9012の外部から各種信号の入力を受け付ける受信動作、演出制御用CPU90120がI/O90125を介して演出制御基板9012の外部へと各種信号を出力する送信動作なども行われる。

0127

演出制御用CPU90120、ROM90121、RAM90122は、演出制御基板9012に搭載された1チップの演出制御用マイクロコンピュータに含まれてもよい。演出制御基板9012には、画像表示装置905に対して映像信号を伝送するための配線や、音声制御基板9013に対して音番号データを示す情報信号としての効果音信号を伝送するための配線、ランプ制御基板9014に対してランプデータを示す情報信号としての電飾信号を伝送するための配線などが接続されている。さらに、演出制御基板9012には、スティックボタコントローラ9031Aに対する遊技者の操作行為を検出したことを示す情報信号としての操作検出信号を、コントローラセンサユニット9035Aから伝送するための配線や、プッシュボタン9031Bに対する遊技者の操作行為を検出したことを示す情報信号としての操作検出信号を、プッシュセンサ9035Bから伝送するための配線も接続されている。

0128

演出制御基板9012では、例えば乱数回路90124やRAM90122の所定領域に設けられた演出用ランダムカウンタなどにより、演出動作を制御するために用いられる各種の乱数値を示す数値データが更新可能にカウントされる。こうした演出動作を制御するために用いられる乱数は、演出用乱数ともいう。一例として、演出制御基板9012の側では、飾り図柄の可変表示における停止図柄決定用の乱数値や、予告演出決定用の乱数値といった、各種の演出決定用の乱数値を示す数値データがカウント可能に制御される。

0129

図6に示す演出制御基板9012に搭載されたROM90121には、演出制御用のプログラムの他にも、演出動作を制御するために用いられる各種のテーブルデータなどが格納されている。例えば、ROM90121には、演出制御用CPU90120が各種の判定や決定、設定を行うために用意された複数の判定テーブルや決定テーブルを構成するテーブルデータ、各種の演出制御パターンを構成するパターンデータなどが記憶されている。演出制御パターンは、例えば演出制御プロセスタイマ判定値と対応付けられた演出制御実行データ(表示制御データ、音声制御データランプ制御データ操作検出制御データなど)や終了コードなどを含んだプロセスデータから構成されている。

0130

図6に示す演出制御基板9012に搭載されたRAM90122には、演出動作を制御するために用いられる各種データが記憶される。詳しくは、このRAM90122には、演出動作を制御するために用いられる各種データを保持する領域として、例えば、演出制御用データ保持エリアが設けられている。この演出制御用データ保持エリアは、演出制御フラグ設定部と、演出制御タイマ設定部と、演出制御カウンタ設定部と、演出制御バッファ設定部とを備えている。この演出制御フラグ設定部には、例えば画像表示装置905の画面上における演出画像の表示状態などといった演出動作状態や主基板9011から送信された演出制御コマンド等に応じて状態を更新可能な複数種類のフラグが設けられている。例えば、演出制御フラグ設定部には、複数種類のフラグそれぞれについて、フラグの値を示すデータや、オン状態あるいはオフ状態を示すデータが記憶される。

0131

演出制御基板9012に搭載された表示制御部90123は、演出制御用CPU90120からの表示制御指令などに基づき、画像表示装置905における表示動作の制御内容を決定する。例えば、表示制御部90123は、画像表示装置905の表示画面内に表示させる演出画像の切換タイミングを決定することなどにより、飾り図柄の可変表示や各種の演出表示を実行させるための制御を行う。一例として、表示制御部90123には、VDP(Video Display Processor)、CGROM(Character Generator ROM)、VRAM(Video RAM)、LCD駆動回路などが搭載されていればよい。なお、VDPは、GPU(Graphics Processing Unit)、GCL(Graphics Controller LSI)、あるいは、より一般的にDSP(Digital Signal Processor)と称される画像処理用マイクロプロセッサであってもよい。CGROMは、例えば書換不能な半導体メモリであってもよいし、フラッシュメモリなどの書換可能な半導体メモリであってもよく、あるいは、磁気メモリ光学メモリといった、不揮発性記録媒体のいずれかを用いて構成されたものであればよい。

0132

演出制御基板9012に搭載されたI/O90125は、例えば主基板9011などから伝送された演出制御コマンドを取り込むための入力ポートと、演出制御基板9012の外部へと各種信号を伝送するための出力ポートとを含んで構成される。例えば、I/O90125の出力ポートからは、画像表示装置905へと伝送される映像信号や、音声制御基板9013へと伝送される指令(効果音信号)、ランプ制御基板9014へと伝送される指令(電飾信号)などが出力される。

0133

パチンコ遊技機901においては、遊技媒体としての遊技球を用いた所定の遊技が行われ、その遊技結果に基づいて所定の遊技価値が付与可能となる。遊技球を用いた遊技の一例として、パチンコ遊技機901における筐体前面の右下方に設置された打球操作ハンドルが遊技者によって所定操作(例えば回転操作)されたことに基づいて、所定の打球発射装置が備える発射モータなどにより、遊技媒体としての遊技球が遊技領域に向けて発射される。遊技領域を流下した遊技球が、普通入賞球装置906Aに形成された第1始動入賞口(第1始動領域)を通過(進入)すると、図6に示す第1始動口スイッチ9022Aによって遊技球が検出されたことなどにより第1始動条件が成立する。その後、例えば前回の特図ゲームや大当り遊技状態が終了したことなどにより第1開始条件が成立したことに基づいて、第1特別図柄表示装置904Aによる第1特図を用いた特図ゲームが開始される。

0134

また、遊技球が普通可変入賞球装置906Bに形成された第2始動入賞口(第2始動領域)を通過(進入)すると、図6に示す第2始動口スイッチ9022Bによって遊技球が検出されたことなどにより第2始動条件が成立する。その後、例えば前回の特図ゲームや大当り遊技状態が終了したことなどにより第2開始条件が成立したことに基づいて、第2特別図柄表示装置904Bによる第2特図を用いた特図ゲームが開始される。ただし、普通可変入賞球装置906Bが第2可変状態としての通常開放状態や閉鎖状態であるときには、第2始動入賞口を遊技球が通過困難または通過不可能である。

0135

通過ゲート9041を通過した遊技球が図6に示すゲートスイッチ9021によって検出されたことに基づいて、普通図柄表示器9020にて普通図柄の可変表示を実行するための普図始動条件が成立する。その後、例えば前回の普図ゲームが終了したことといった、普通図柄の可変表示を開始するための普図開始条件が成立したことに基づいて、普通図柄表示器9020による普図ゲームが開始される。この普図ゲームでは、普通図柄の変動を開始させた後、所定時間が経過すると、普通図柄の可変表示結果となる確定普通図柄を停止表示(導出表示)する。このとき、確定普通図柄として特定の普通図柄(普図当り図柄)が停止表示されれば、普通図柄の可変表示結果が「普図当り」となる。その一方、確定普通図柄として普図当り図柄以外の普通図柄が停止表示されれば、普通図柄の可変表示結果が「普図ハズレ」となる。普通図柄の可変表示結果が「普図当り」となったことに対応して、普通可変入賞球装置906Bを構成する電動チューリップの可動翼片が傾動位置となる開放制御や拡大開放制御が行われ、所定時間が経過すると垂直位置に戻る閉鎖制御や通常開放制御が行われる。

0136

第1特別図柄表示装置904Aによる第1特図を用いた特図ゲームが開始されるときや、第2特別図柄表示装置904Bによる第2特図を用いた特図ゲームが開始されるときには、特別図柄の可変表示結果を、予め定められた特定表示結果としての「大当り」にするか否かが、その可変表示結果を導出表示する以前に決定(事前決定)される。そして、可変表示結果の決定に基づく所定割合で、変動パターンの決定などが行われ、可変表示結果や変動パターンを指定する演出制御コマンドが、図6に示す主基板9011の遊技制御用マイクロコンピュータ90100から演出制御基板9012に向けて伝送される。

0137

こうした可変表示結果や変動パターンの決定に基づいて特図ゲームが開始された後、例えば変動パターンに対応して予め定められた可変表示時間が経過したときには、可変表示結果となる確定特別図柄が導出表示される。第1特別図柄表示装置904Aや第2特別図柄表示装置904Bによる特別図柄の可変表示に対応して、画像表示装置905の画面上に配置された「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア905L、905C、905Rでは、特別図柄とは異なる飾り図柄(演出図柄)の可変表示が行われる。「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア905L、905C、905Rで可変表示される飾り図柄は、それぞれ左図柄、中図柄、右図柄ともいう。第1特別図柄表示装置904Aによる第1特図を用いた特図ゲームや、第2特別図柄表示装置904Bによる第2特図を用いた特図ゲームにおいて、特別図柄の可変表示結果となる確定特別図柄が導出表示されるときには、画像表示装置905において飾り図柄の可変表示結果となる確定飾り図柄が導出表示される。

0138

特別図柄の可変表示結果として予め定められた大当り図柄が導出表示されたときには、可変表示結果(特図表示結果)が「大当り」(特定表示結果)となり、遊技者にとって有利な特定遊技状態(有利状態)としての大当り遊技状態に制御される。すなわち、大当り遊技状態に制御されるか否かは、可変表示結果が「大当り」となるか否かに対応しており、その可変表示結果を導出表示する以前に決定(事前決定)される。特別図柄の可変表示結果として、大当り図柄が導出表示されず、ハズレ図柄が導出表示されたときには、可変表示結果(特図表示結果)が「ハズレ」(非特定表示結果)となる。

0139

第1特別図柄表示装置904Aまたは第2特別図柄表示装置904Bに大当り図柄が停止表示(導出)されて可変表示結果が「大当り」となる場合には、画像表示装置905の表示領域において、予め定められた大当り組合せとなる確定飾り図柄が導出表示される。一例として、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア905L、905C、905Rにおける所定の有効ライン上に同一の飾り図柄が揃って停止表示されることにより、大当り組合せとなる確定飾り図柄が導出表示されればよい。

0140

大当り遊技状態では、大入賞口が開放状態となって特別可変入賞球装置907が遊技者にとって有利な状態となる。そして、所定の開放上限時間(例えば29.5秒間または0.1秒間)が経過するまでの期間、あるいは所定個数(例えば10個)の遊技球が大入賞口に進入して入賞球が発生するまでの期間にて、大入賞口を継続して開放状態とするラウンド遊技(単に「ラウンド」ともいう)が実行される。こうしたラウンド遊技の実行期間以外の期間では、大入賞口が閉鎖状態となり、入賞球が発生困難または発生不可能となる。大当り遊技状態におけるラウンド遊技は、所定の上限回数(例えば「15」など)に達するまで繰返し実行される。

0141

可変表示結果が「大当り」となる場合には、大当り種別が「非確変」、「確変」のいずれかとなる場合が含まれていればよい。大当り種別が「非確変」または「確変」となった場合には、大当り遊技状態におけるラウンド遊技として、特別可変入賞球装置907を遊技者にとって有利な状態(大入賞口を開放状態)とする上限時間が比較的に長い時間(例えば29.5秒間など)となる通常開放ラウンドが実行される。なお、大当り種別には「突確」となる場合が含まれてもよく、大当り種別が「突確」となった場合には、大当り遊技状態におけるラウンド遊技として、特別可変入賞球装置907を遊技者にとって有利な状態(大入賞口を開放状態)とする上限時間が比較的に短い時間(例えば0.1秒間など)となる短期開放ラウンドが実行されるようにしてもよい。

0142

大当り遊技状態が終了した後には、所定の確変制御条件が成立したことに基づいて、可変表示結果が「大当り」となる確率(大当り確率)が通常状態よりも高くなる確変状態に制御されることがある。確変状態は、所定回数(例えば200回)の可変表示が実行されること、または可変表示の実行回数が所定回数に達する以前に大当り遊技状態が開始されることなど、所定の確変終了条件が成立するまで継続するように制御される。なお、確変終了条件は、可変表示の実行回数にかかわらず、次回の大当り遊技状態が開始されるときに成立するようにしてもよい。大当り遊技状態が終了した後には、平均的な可変表示時間が通常状態よりも短くなる時短状態に制御されることがある。時短状態は、所定回数(例えば100回)の可変表示が実行されたこと、または可変表示の実行回数が所定回数に達する以前に大当り遊技状態が開始されることなど、所定の時短終了条件が成立するまで継続するように制御される。一例として、大当り種別が「非確変」である場合に大当り遊技状態が終了した後には、遊技状態が時短状態となる。一方、大当り種別が「確変」である場合に大当り遊技状態が終了した後には、遊技状態が確変状態となる。

0143

確変状態や時短状態では、通常状態よりも第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)しやすい有利変化態様で、普通可変入賞球装置906Bを第1可変状態(開放状態または拡大開放状態)と第2可変状態(閉鎖状態または通常開放状態)とに変化させる。例えば、普通図柄表示器9020による普図ゲームにおける普通図柄の変動時間(普図変動時間)を通常状態のときよりも短くする制御や、各回の普図ゲームで普通図柄の可変表示結果が「普図当り」となる確率を通常状態のときよりも向上させる制御、可変表示結果が「普図当り」となったことに基づく普通可変入賞球装置906Bにおける可動翼片の傾動制御を行う傾動制御時間を通常状態のときよりも長くする制御、その傾動回数を通常状態のときよりも増加させる制御により、普通可変入賞球装置906Bを有利変化態様で第1可変状態と第2可変状態とに変化させればよい。なお、これらの制御のいずれか1つが行われるようにしてもよいし、複数の制御が組み合わせられて行われるようにしてもよい。このように、普通可変入賞球装置906Bを有利変化態様で第1可変状態と第2可変状態とに変化させる制御は、「高開放制御」(「高ベース制御」ともいう)と称される。こうした確変状態や時短状態に制御されることにより、次に可変表示結果が「大当り」となるまでの所要時間が短縮され、通常状態よりも遊技者にとって有利な特別状態となる。なお、確変状態にて確変制御が行われるときでも、高開放制御が行われない場合があってもよい。

0144

画像表示装置905において、最終停止図柄(例えば左図柄、中図柄、右図柄のうちの中図柄)となる図柄以外の飾り図柄が、所定時間継続して大当り組合せと一致している状態で停止、揺動拡大縮小もしくは変形している状態、または、複数の飾り図柄が同一図柄で同期して変動したり、表示位置が入れ替わっていたりして、最終結果が表示される前で大当り発生の可能性が継続している状態(以下、これらの状態を「リーチ状態」という。)において行われる演出を、「リーチ演出」という。リーチ演出として、画像表示装置905の画面上に飾り図柄とは異なるキャラクタ画像人物等を模した演出画像)を表示させることや、背景画像の表示態様を変化させること、飾り図柄とは異なる動画像再生表示させることといった、飾り図柄の変動態様を変化させることとは異なる演出動作が実行されてもよい。画像表示装置905における表示動作のみならず、スピーカ908L、908Rによる音声出力動作や、遊技効果ランプ909などの発光体における点灯動作(点滅動作)などを、リーチ態様となる以前の動作態様とは異なる動作態様とすることが、リーチ演出に含まれていてもよい。リーチ状態やその様子を「リーチ態様」という。さらに、リーチ演出を含む可変表示を「リーチ可変表示」という。そして、画像表示装置905の画面上で変動表示される図柄の表示結果が大当り組合せでない場合には「ハズレ」となり、変動表示状態は終了する。

0145

リーチ演出における演出動作としては、互いに動作態様(演出態様)が異なる複数種類の演出パターン(「リーチパターン」ともいう)が、予め用意されていればよい。そして、それぞれのリーチ演出における演出態様に応じて、「大当り」となる可能性(「信頼度」、あるいは「大当り信頼度」ともいう)が異なる。すなわち、複数種類のリーチ演出のいずれが実行されるかに応じて、可変表示結果が「大当り」となる可能性を異ならせることができる。この実施の形態では、一例として、ノーマルのリーチ演出(ノーマルリーチ)とスーパーのリーチ演出(スーパーリーチ)が予め設定されている。そして、スーパーリーチにおけるリーチ演出が実行された場合には、ノーマルリーチにおけるリーチ演出が実行された場合に比べて、可変表示結果が「大当り」となる可能性(大当り期待度)が高くなる。なお、スーパーリーチとなるリーチ演出には、他のスーパーリーチに比べて大当り期待度が高くなる特定のリーチ演出を実行するスーパーリーチを含む複数種類のリーチ演出があってもよい。この実施の形態では、一例として、スーパーリーチとなるリーチ演出には、スーパーリーチA’、スーパーリーチB’、スーパーリーチC’といったリーチ演出があり、スーパーリーチA’よりもスーパーリーチB’、スーパーリーチB’よりもスーパーリーチC’が大当り期待度の高いリーチ演出となっている。

0146

飾り図柄の可変表示中には、リーチ演出あるいは「擬似連」などの可変表示演出とは異なり、例えば所定の演出画像を表示することや、メッセージとなる画像表示や音声出力などのように、飾り図柄の可変表示動作とは異なる演出動作により、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態となる可能性があることや、スーパーリーチによるリーチ演出が実行される可能性があること、可変表示結果が「大当り」となる可能性があることなどを、遊技者に予め告知するための予告演出が実行されることがある。

0147

予告演出となる演出動作は、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア905L、905C、905Rの全部にて飾り図柄の可変表示が開始されてから、飾り図柄の可変表示態様がリーチ態様となるより前(「左」及び「右」の飾り図柄表示エリア905L、905Rにて飾り図柄が仮停止表示されるより前)に実行(開始)されるものであればよい。また、可変表示結果が「大当り」となる可能性があることを報知する予告演出には、飾り図柄の可変表示態様がリーチ態様となった後に実行されるものが含まれていてもよい。このように、予告演出は、特別図柄や飾り図柄の可変表示が開始されてから可変表示結果となる確定特別図柄や確定飾り図柄が導出されるまでの所定タイミングにて、大当り遊技状態となる可能性を予告できるものであればよい。こうした予告演出を実行する場合における演出動作の内容(演出態様)に対応して、複数の予告パターンが予め用意されている。

0148

第1特別図柄表示装置904Aまたは第2特別図柄表示装置904Bにハズレ図柄が停止表示(導出)されて可変表示結果が「ハズレ」となる場合には、可変表示態様が「非リーチ」(「通常ハズレ」ともいう)となる場合と、可変表示態様が「リーチ」(「リーチハズレ」ともいう)となる場合とが含まれている。可変表示態様が「非リーチ」となる場合には、飾り図柄の可変表示が開始されてから、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態とならずに、リーチにならない所定の飾り図柄の組合せ(非リーチ組合せ)が停止表示(導出)される。可変表示態様が「リーチ」となる場合には、飾り図柄の可変表示が開始されてから、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態となった後にリーチ演出が実行され、最終的に大当り組合せとはならない所定の飾り図柄の組合せ(リーチ組合せ)が停止表示(導出)される。非リーチ組合せやリーチ組合せを構成する飾り図柄は、ハズレ図柄となる特別図柄とともに、非特定表示結果に含まれればよい。

0149

この実施の形態では、大当り遊技状態において、例えば大入賞口に遊技球が入賞したことを報知する入賞音(通常入賞音、オーバー入賞音)を出力したり、ラウンド遊技における残りの入賞数を示す残り入賞数表示を行ったりする大入賞口入賞演出や、大入賞口が開放したことを報知する大入賞口開放音を出力する大入賞口開放時演出などといった所定演出が実行可能に設定されている。そして、大当り遊技状態において、スティックボタコントローラ9031Aを手前に所定時間継続して引く長引きといった遊技者の特定動作が検出されたことにより、所定演出の実行態様を変更することができるようになっている。例えば、所定演出が実行可能な態様(後述する通常時の実行態様)から、遊技者がスティックボタコントローラ9031Aを5秒間継続して引くことにより所定演出の実行不可能な態様(後述する停止時の実行態様)に変更されたり、遊技者がスティックボタコントローラ9031Aを2秒間継続して引くことにより所定演出が抑制される態様(後述する抑制時の実行態様)に変更されたりする。所定演出の実行態様は、所定演出の実行の有無、あるいは、所定演出を実行する場合における当該所定演出の演出態様(例えば、音量出力レベルや明るさレベル、表示サイズ、表示透過度、表示色、音質など)である。なお、この実施の形態では、大当り遊技状態において、所定演出とは異なり、例えば、遊技者の操作などにより選択された楽曲や、当該楽曲のPV(Promotion Video)、MV(Music Video)などの動画の再生といった特定演出を実行可能に設定されている。

0150

次に、パチンコ遊技機901の動作(作用)を説明する。

0151

主基板9011では、所定の電源基板からの電力供給が開始されると、遊技制御用マイクロコンピュータ90100が起動し、CPU90103によって遊技制御メイン処理となる所定の処理が実行される。遊技制御メイン処理を開始すると、CPU90103は、割込み禁止に設定した後、必要な初期設定を行う。この初期設定では、例えばRAM90101がクリアされる。また、遊技制御用マイクロコンピュータ90100に内蔵されたCTC(カウンタ/タイマ回路)のレジスタ設定を行う。これにより、以後、所定時間(例えば、2ミリ秒)ごとにCTCから割込み要求信号がCPU90103へ送出され、CPU90103は定期的にタイマ割込み処理を実行することができる。初期設定が終了すると、割込みを許可した後、ループ処理に入る。なお、遊技制御メイン処理では、パチンコ遊技機901の内部状態を前回の電力供給停止時における状態に復帰させるための処理を実行してから、ループ処理に入るようにしてもよい。

0152

このような遊技制御メイン処理を実行したCPU90103は、CTCからの割込み要求信号を受信して割込み要求を受け付けると、割込み禁止状態に設定して、所定の遊技制御用タイマ割込み処理を実行する。遊技制御用タイマ割込処理には、例えばスイッチ処理やメイン側エラー処理情報出力処理、遊技用乱数更新処理、特別図柄プロセス処理、普通図柄プロセス処理、コマンド制御処理といった、パチンコ遊技機901における遊技の進行などを制御するための処理が含まれている。

0153

スイッチ処理は、スイッチ回路90110を介してゲートスイッチ9021、第1始動口スイッチ9022A、第2始動口スイッチ9022B、カウントスイッチ9023といった各種スイッチから入力される検出信号の状態を判定する処理である。メイン側エラー処理は、パチンコ遊技機901の異常診断を行い、その診断結果に応じて必要ならば警告を発生可能とする処理である。情報出力処理は、例えばパチンコ遊技機901の外部に設置されたホール管理用コンピュータに供給される大当り情報始動情報確率変動情報などのデータを出力する処理である。遊技用乱数更新処理は、主基板9011の側で用いられる複数種類の遊技用乱数のうち、少なくとも一部をソフトウェアにより更新するための処理である。

0154

一例として、主基板9011の側で用いられる遊技用乱数には、特図表示結果決定用の乱数値MR’1と、大当り種別決定用の乱数値MR’2と、変動パターン決定用の乱数値MR’3と、普図表示結果決定用の乱数値MR’5とが含まれていればよい。特図表示結果決定用の乱数値MR’1は、特図ゲームにおける特別図柄などの可変表示結果を「大当り」として大当り遊技状態に制御するか否かの決定に用いられる乱数値である。大当り種別決定用の乱数値MR’2は、可変表示結果を「大当り」とする場合に、大当り種別を「非確変」、「確変」のいずれかといった、複数種別のいずれかに決定するために用いられる乱数値である。変動パターン決定用の乱数値MR’3は、特別図柄や飾り図柄の可変表示における変動パターンを、予め用意された複数パターンのいずれかに決定するために用いられる乱数値である。普図表示結果決定用の乱数値MR’5は、普図ゲームにおける普通図柄の可変表示結果を「普図当り」として普通可変入賞球装置906Bに形成された第2始動入賞口を閉鎖状態(通常開放状態)よりも高い頻度で遊技球が通過(進入)しやすい開放状態(拡大開放状態)に制御するか否かの決定に用いられる乱数値である。

0155

遊技制御用タイマ割込処理に含まれる特別図柄プロセス処理では、RAM90102に設けられた特図プロセスフラグの値をパチンコ遊技機901における遊技の進行状況に応じて更新し、特別図柄表示装置904における表示動作の制御や、特別可変入賞球装置907における大入賞口の開閉動作設定などを、所定の手順で行うために、各種の処理が選択されて実行される。普通図柄プロセス処理は、普通図柄表示器9020における表示動作(例えばセグメントLEDの点灯、消灯など)を制御して、普通図柄の可変表示や普通可変入賞球装置906Bにおける可動翼片の傾動動作設定などを可能にする処理である。普通図柄プロセス処理では、時短制御に伴う高開放制御として、普通図柄表示器9020による普図ゲームにおける普通図柄の変動時間(普図変動時間)を通常状態のときよりも短くする制御や、各回の普図ゲームで普通図柄の可変表示結果が「普図当り」となる確率を通常状態のときよりも向上させる制御、可変表示結果が「普図当り」となったことに基づく普通可変入賞球装置906Bにおける可動翼片の傾動制御を行う傾動制御時間を通常状態のときよりも長くする制御、その傾動回数を通常状態のときよりも増加させる制御の一部または全部が行われる。

0156

コマンド制御処理は、主基板9011から演出制御基板9012などのサブ側の制御基板に対して制御コマンドを伝送させる処理である。一例として、コマンド制御処理では、RAM90102に設けられた送信コマンドバッファの値によって指定されたコマンド送信テーブルにおける設定に対応して、I/O90105に含まれる出力ポートのうち、演出制御基板9012に対して演出制御コマンドを送信するための出力ポートに制御データをセットした後、演出制御INT信号の出力ポートに所定の制御データをセットして演出制御INT信号を所定時間にわたりオン状態としてからオフ状態とすることなどにより、コマンド送信テーブルでの設定に基づく演出制御コマンドの伝送を可能にする。コマンド制御処理を実行した後には、割込み許可状態に設定してから、遊技制御用タイマ割込み処理を終了する。

0157

図7は、特別図柄プロセス処理の一例を示すフローチャートである。この特別図柄プロセス処理において、CPU90103は、まず、始動入賞判定処理を実行する(ステップS90101)。始動入賞判定処理を実行した後、CPU90103は、RAM90102の所定領域(遊技制御フラグ設定部など)に設けられた特図プロセスフラグの値に応じて、ステップS90110〜S90117の処理のいずれかを選択して実行する。

0158

図8は、始動入賞判定処理として、図7のステップS90101にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す始動入賞判定処理を開始すると、CPU90103は、まず、普通入賞球装置906Aが形成する第1始動入賞口に対応して設けられた第1始動口スイッチ9022Aからの検出信号に基づき、第1始動口スイッチ9022Aがオンであるか否かを判定する(ステップS90201)。このとき、第1始動口スイッチ9022Aがオンであれば(ステップS90201;Yes)、第1特図を用いた特図ゲームの保留記憶数である第1特図保留記憶数が、所定の上限値(例えば「4」)となっているか否かを判定する(ステップS90202)。このとき、CPU90103は、RAM90102の所定領域(遊技制御カウンタ設定部など)に設けられた第1保留記憶数カウンタの格納値である第1保留記憶数カウント値を読み取ることにより、第1特図保留記憶数を特定できればよい。ステップS90202にて第1特図保留記憶数が上限値ではないときには(ステップS90202;No)、RAM90102の所定領域(遊技制御バッファ設定部など)に設けられた始動口バッファの格納値である始動口バッファ値を、「1」に設定する(ステップS90203)。

0159

ステップS90201にて第1始動口スイッチ9022Aがオフであるときや(ステップS90201;No)、ステップS90202にて第1特図保留記憶数が上限値に達しているときには(ステップS90202;Yes)、普通可変入賞球装置906Bが形成する第2始動入賞口に対応して設けられた第2始動口スイッチ9022Bからの検出信号に基づき、第2始動口スイッチ9022Bがオンであるか否かを判定する(ステップS90204)。このとき、第2始動口スイッチ9022Bがオンであれば(ステップS90204;Yes)、第2特図を用いた特図ゲームの保留記憶数である第2特図保留記憶数が、所定の上限値(例えば「4」)となっているか否かを判定する(ステップS90205)。このとき、CPU90103は、RAM90102の所定領域(遊技制御カウンタ設定部など)に設けられた第2保留記憶数カウンタの格納値である第2保留記憶数カウント値を読み取ることにより、第2特図保留記憶数を特定できればよい。ステップS90205にて第2特図保留記憶数が上限値ではないときには(ステップS90205;No)、始動口バッファ値を「2」に設定する(ステップS90206)。

0160

ステップS90203、S90206の処理のいずれかを実行した後には、始動口バッファ値に応じた保留記憶数カウント値を1加算するように更新する(ステップS90207)。例えば、始動口バッファ値が「1」であるときには第1保留記憶数カウント値を1加算する一方で、始動口バッファ値が「2」であるときには第2保留記憶数カウント値を1加算する。こうして、第1保留記憶数カウント値は、第1始動入賞口を遊技球が通過(進入)して第1特図を用いた特図ゲームに対応した第1始動条件が成立したときに、1増加(インクリメント)するように更新される。また、第2保留記憶数カウント値は、第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)して第2特図を用いた特図ゲームに対応した第2始動条件が成立したときに、1増加(インクリメント)するように更新される。こうして、第1始動条件が成立したときには第1特図保留記憶数が1増加するように更新され、第2始動条件が成立したときには第2特図保留記憶数が1増加するように更新される。このときには、RAM90102の所定領域(遊技制御カウンタ設定部など)に設けられた合計保留記憶数カウンタの格納値である合計保留記憶数カウント値を、1加算するように更新する(ステップS90208)。

0161

ステップS90208の処理を実行した後に、CPU90103は、始動入賞の発生時に対応した所定の遊技用乱数を抽出する(ステップS90209)。一例として、ステップS90209の処理では、乱数回路90104やRAM90102の所定領域(遊技制御カウンタ設定部など)に設けられたランダムカウンタ等によって更新される数値データのうちから、特図表示結果決定用の乱数値MR’1や大当り種別決定用の乱数値MR’2、変動パターン決定用の乱数値MR’3を示す数値データが抽出される。こうして抽出された各乱数値を示す数値データが保留データとして、始動口バッファ値に応じた特図保留記憶部における空きエントリの先頭にセットされることで記憶される(ステップS90210)。

0162

ステップS90210の処理では、例えば始動口バッファ値が「1」であるときに、保留データが第1特図保留記憶部にセットされる一方、始動口バッファ値が「2」であるときに、保留データが第2特図保留記憶部にセットされる。第1特図保留記憶部は、普通入賞球装置906Aが形成する第1始動入賞口を遊技球が通過(進入)して第1始動入賞が発生したものの、未だ開始されていない特図ゲーム(第1特別図柄表示装置904Aにおける第1特図を用いた特図ゲーム)について保留記憶として記憶する。第2特図保留記憶部は、普通可変入賞球装置906Bが形成する第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)して第2始動入賞が発生したものの、未だ開始されていない特図ゲーム(第2特別図柄表示装置904Bにおける第2特図を用いた特図ゲーム)について保留記憶として記憶する。

0163

第1特図保留記憶部は、例えば第1始動入賞口への入賞順(遊技球の検出順)に保留番号と関連付けて、その遊技球の通過(進入)による第1始動条件の成立に基づいてCPU90103が乱数回路90104等から抽出した特図表示結果決定用の乱数値MR’1や大当り種別決定用の乱数値MR’2、変動パターン決定用の乱数値MR’3を示す数値データなどを保留データとして、その記憶数が所定の上限値(例えば「4」)に達するまで記憶する。第2特図保留記憶部は、例えば第2始動入賞口への入賞順(遊技球の検出順)に保留番号と関連付けて、その遊技球の通過(進入)による第2始動条件の成立に基づいてCPU90103が乱数回路90104等から抽出した特図表示結果決定用の乱数値MR’1や大当り種別決定用の乱数値MR’2、変動パターン決定用の乱数値MR’3を示す数値データなどを保留データとして、その記憶数が所定の上限値(例えば「4」)に達するまで記憶する。

0164

ステップS90210の処理に続いて、予め用意された始動口入賞指定コマンドを演出制御基板9012に対して送信するための設定を行う(ステップS90211)。その後、予め用意された保留記憶数通知コマンドを演出制御基板9012に対して送信するための設定を行う(ステップS90213)。さらに、始動口バッファ値が「1」であるか「2」であるかを判定する(ステップS90214)。このとき、始動口バッファ値が「2」であれば(ステップS90214;「2」)、始動口バッファをクリアして、その格納値を「0」に初期化してから(ステップS90215)、始動入賞判定処理を終了する。これに対して、始動口バッファ値が「1」であるときには(ステップS90214;「1」)、始動口バッファをクリアして、その格納値を「0」に初期化してから(ステップS90216)、ステップS90204の処理に進む。これにより、第1始動口スイッチ9022Aと第2始動口スイッチ9022Bの双方が同時に有効な遊技球の始動入賞を検出した場合でも、確実に双方の有効な始動入賞の検出に基づく処理を完了できる。

0165

普通入賞球装置906Aが形成する第1始動入賞口を通過(進入)した遊技球が第1始動口スイッチ9022Aにより検出されて始動入賞(第1始動入賞)が発生したときには、図8に示すステップS90202の処理で第1特図保留記憶数が上限値に達していないと判定されることにより、第1始動条件が成立する。第1始動条件は、第1特別図柄表示装置904Aによる第1特図を用いた特図ゲームを実行するための条件である。第1始動条件が成立したときには、図8に示すステップS90203の処理で始動口バッファ値を「1」に設定してからステップS90211の処理による送信設定を行うことで、主基板9011から演出制御基板9012に対して第1始動口入賞指定コマンドが送信される。また、始動口バッファ値が「1」であるときに図8に示すステップS90213の処理による送信設定を行うことで、主基板9011から演出制御基板9012に対して第1保留記憶数通知コマンドが送信される。

0166

普通可変入賞球装置906Bが形成する第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球が第2始動口スイッチ9022Bにより検出されて始動入賞(第2始動入賞)が発生したときには、図8に示すステップS90205の処理で第2特図保留記憶数が上限値に達していないと判定されることにより、第2始動条件が成立する。第2始動条件は、第2特別図柄表示装置904Bによる第2特図を用いた特図ゲームを実行するための条件である。第2始動条件が成立したときには、図8に示すステップS90206の処理で始動口バッファ値を「2」に設定してからステップS90211の処理による送信設定を行うことで、主基板9011から演出制御基板9012に対して第2始動口入賞指定コマンドが送信される。また、始動口バッファ値が「2」であるときに図8に示すステップS90213の処理による送信設定を行うことで、主基板9011から演出制御基板9012に対して第2保留記憶数通知コマンドが送信される。

0167

演出制御基板9012の側では、第1始動口入賞指定コマンドを受信することで第1始動条件の成立を検知でき、第2始動口入賞指定コマンドを受信することで第2始動条件の成立を検知できる。このように、第1始動口入賞指定コマンドは、第1始動条件の成立を通知する演出制御コマンドである。第2始動口入賞指定コマンドは、第2始動条件の成立を通知する演出制御コマンドである。第1保留記憶数通知コマンドは、第1特図保留記憶数を通知する。第2保留記憶数通知コマンドは、第2特図保留記憶数を通知する。この実施の形態において、第1保留記憶数通知コマンドや第2保留記憶数通知コマンドは、第1始動入賞口と第2始動入賞口とのいずれを遊技球が通過(進入)して始動入賞が発生したかを通知するとともに、第1特図保留記憶数と第2特図保留記憶数とのいずれが増加したかを指定する保留通知情報として送信される。

0168

なお、第1保留記憶数通知コマンドや第2保留記憶数通知コマンドは、第1開始条件と第2開始条件のいずれかが成立したときに、特図ゲームの実行が開始されることなどに対応して送信されるようにしてもよい。あるいは、保留記憶数が増加したときに、第1特図保留記憶数または第2特図保留記憶数が増加したことを示す保留記憶数加算指定コマンド(第1保留記憶数加算指定コマンドまたは第2保留記憶数加算指定コマンド)を送信する一方、保留記憶数が減少したときに、第1特図保留記憶数または第2特図保留記憶数が減少したことを示す保留記憶数減算指定コマンド(第1保留記憶数減算指定コマンドまたは第2保留記憶数減算指定コマンド)を送信するようにしてもよい。第1保留記憶数通知コマンドや第2保留記憶数通知コマンドに代えて、あるいは第1保留記憶数通知コマンドや第2保留記憶数通知コマンドとともに、合計保留記憶数を通知する合計保留記憶数通知コマンドを送信するようにしてもよい。すなわち、合計保留記憶数の増加(または減少)を通知するための合計保留記憶数通知コマンドが用いられてもよい。

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