図面 (/)

技術 作業用走行車

出願人 三菱マヒンドラ農機株式会社
発明者 石橋 俊之木村 敦
出願日 2017年7月11日 (1年8ヶ月経過) 出願番号 2017-135445
公開日 2019年2月7日 (1ヶ月経過) 公開番号 2019-017252
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード 警報表示領域 水検出センサ 上位ルーチン 退出位置 風量情報 レバー角 水抜き作業 水混入
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年2月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

適切なタイミングで燃料タンク整備を促す作業用走行車を提供する。

解決手段

燃料タンクとエンジンとの間の燃料供給経路に介在し、燃料に含まれる水分を分離して貯留するセジメンタと、セジメンタに溜まった水分量を検出する水検出センサと、を備えるコンバインであって、水検出センサの検出水分量に基づいて、セジメンタの水抜き作業の要否や、水抜き作業が実施されたか否かを判断するとともに、水抜き作業の発生頻度を特定し、特定した発生頻度が所定頻度よりも高いとき、燃料タンクの整備を促す報知を行う。

概要

背景

コンバインなどの作業用走行車では、燃料タンクエンジンとの間の燃料供給経路セジメンタを介設し、該セジメンタで燃料に含まれる水分を分離及び貯留している(例えば、特許文献1参照)。また、セジメンタに溜まった水分量を検出する水分量検出手段を備え、該水分量検出手段の検出水分量に基づいて、セジメンタの水抜き作業を促す報知を行う作業用走行車も知られている。

概要

適切なタイミングで燃料タンクの整備を促す作業用走行車を提供する。燃料タンクとエンジンとの間の燃料供給経路に介在し、燃料に含まれる水分を分離して貯留するセジメンタと、セジメンタに溜まった水分量を検出する水検出センサと、を備えるコンバインであって、水検出センサの検出水分量に基づいて、セジメンタの水抜き作業の要否や、水抜き作業が実施されたか否かを判断するとともに、水抜き作業の発生頻度を特定し、特定した発生頻度が所定頻度よりも高いとき、燃料タンクの整備を促す報知を行う。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
- 件
牽制数
- 件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

燃料タンクエンジンとの間の燃料供給経路に介在し、燃料に含まれる水分を分離して貯留するセジメンタと、前記セジメンタに溜まった水分量を検出する水分量検出手段と、を備える作業用走行車であって、前記水分量検出手段の検出水分量に基づいて、前記セジメンタの水抜き作業の要否を判断する水抜き作業要否判断手段と、前記水分量検出手段の検出水分量に基づいて、前記水抜き作業が実施されたか否かを判断する水抜き作業実施判断手段と、前記水抜き作業要否判断手段及び前記水抜き作業実施判断手段のうち少なくとも一方によって判断される前記水抜き作業の発生頻度を特定し、該特定した発生頻度が所定頻度よりも高いとき、前記燃料タンクの整備を促す報知を行う燃料タンク整備報知手段と、を備えることを特徴とする作業用走行車。

請求項2

前記燃料タンク整備報知手段は、前記水抜き作業実施判断手段によって前記水抜き作業が実施されたと判断された後、前記水抜き作業要否判断手段によって次回の前記水抜き作業が必要と判断されるまでの時間に基づいて前記水抜き作業の発生頻度を特定することを特徴とする請求項1に記載の作業用走行車。

請求項3

前記燃料タンク整備報知手段は、前記水抜き作業要否判断手段及び前記水抜き作業実施判断手段のうち少なくとも一方によって判断される前記水抜き作業の単位時間あたりの発生回数に基づいて前記水抜き作業の発生頻度を特定することを特徴とする請求項1に記載の作業用走行車。

請求項4

前記水抜き作業要否判断手段によって水抜き作業が必要と判断されたとき、前記水抜き作業を促す報知を行う水抜き作業報知手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業用走行車。

技術分野

0001

本発明は、セジメンタを備えるコンバインなどの作業用走行車に関する。

背景技術

0002

コンバインなどの作業用走行車では、燃料タンクエンジンとの間の燃料供給経路にセジメンタを介設し、該セジメンタで燃料に含まれる水分を分離及び貯留している(例えば、特許文献1参照)。また、セジメンタに溜まった水分量を検出する水分量検出手段を備え、該水分量検出手段の検出水分量に基づいて、セジメンタの水抜き作業を促す報知を行う作業用走行車も知られている。

先行技術

0003

特開2016−214098号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、燃料に含まれる水分は、主に結露などで燃料タンクに溜まった水分であり、燃料タンクに溜まった水分量が多い場合、セジメンタの水抜き報知が頻繁に発生し、作業に支障を来す虞がある。なお、このような問題を解決するために、燃料タンクに溜まった水分量を検出し、該検出水分量に基づいて、燃料タンクの整備を促す報知を行うことが考えられるが、燃料タンクに溜まった水分量を検出する検出手段は、セジメンタに溜まった水分量を検出する検出手段に比べて高価であるため、大幅なコストアップとなる虞がある。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、燃料タンクとエンジンとの間の燃料供給経路に介在し、燃料に含まれる水分を分離して貯留するセジメンタと、前記セジメンタに溜まった水分量を検出する水分量検出手段と、を備える作業用走行車であって、前記水分量検出手段の検出水分量に基づいて、前記セジメンタの水抜き作業の要否を判断する水抜き作業要否判断手段と、前記水分量検出手段の検出水分量に基づいて、前記水抜き作業が実施されたか否かを判断する水抜き作業実施判断手段と、前記水抜き作業要否判断手段及び前記水抜き作業実施判断手段のうち少なくとも一方によって判断される前記水抜き作業の発生頻度を特定し、該特定した発生頻度が所定頻度よりも高いとき、前記燃料タンクの整備を促す報知を行う燃料タンク整備報知手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の作業用走行車であって、前記燃料タンク整備報知手段は、前記水抜き作業実施判断手段によって前記水抜き作業が実施されたと判断された後、前記水抜き作業要否判断手段によって次回の前記水抜き作業が必要と判断されるまでの時間に基づいて前記水抜き作業の発生頻度を特定することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の作業用走行車であって、前記燃料タンク整備報知手段は、前記水抜き作業要否判断手段及び前記水抜き作業実施判断手段のうち少なくとも一方によって判断される前記水抜き作業の単位時間あたりの発生回数に基づいて前記水抜き作業の発生頻度を特定することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業用走行車であって、前記水抜き作業要否判断手段によって水抜き作業が必要と判断されたとき、前記水抜き作業を促す報知を行う水抜き作業報知手段を備えることを特徴とする。

発明の効果

0006

請求項1の発明によれば、セジメンタの水抜き作業の発生頻度を特定し、該特定した発生頻度が所定頻度よりも高いとき、燃料タンクの整備を促す報知を行うので、燃料タンクに溜まった水分量を検出する検出手段を設けなくても、適切なタイミングで燃料タンクの整備を促すことができる。
また、請求項2の発明によれば、水抜き作業が実施されたと判断された後、次回の水抜き作業が必要と判断されるまでの時間に基づいて水抜き作業の発生頻度を特定できる。
また、請求項3の発明によれば、水抜き作業の単位時間あたりの発生回数に基づいて水抜き作業の発生頻度を特定できる。
また、請求項4の発明によれば、セジメンタの水抜き作業が必要と判断したとき、セジメンタの水抜き作業を促す報知を行うので、セジメンタの水抜き作業を怠ってエンジンを故障させることも防止できる。

図面の簡単な説明

0007

本発明の実施形態に係るコンバインの左側面図である。
本発明の実施形態に係るコンバインの平面図である。
本発明の実施形態に係るコンバインの燃料供給経路を示す図である。
本発明の実施形態に係るコンバインの操縦部を示す平面図である。
本発明の実施形態に係るコンバインの液晶表示部の表示画面を示す図であり、(a)は通常表示画面に異常報知(セジメンタ水センサ作動(注意))が表示された状態を示す図、(b)は通常表示画面に異常報知(セジメンタ水センサ作動)が縮小表示された状態を示す図、(c)は通常表示画面に異常報知(セジメンタ水センサ作動(警告))が表示された状態を示す図である。
本発明の実施形態に係るコンバインの制御装置入出力を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係るコンバインの制御装置の報知制御メインルーチン)を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るコンバインの制御装置のセジメンタ水抜き報知制御を示すフローチャートである。
セジメンタ水抜き報知制御のなかで実行されるエンジン始動時処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るコンバインの制御装置の燃料タンク整備報知制御(燃タン整備報知制御)を示すフローチャートである。

実施例

0008

以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1図3において、1はコンバイン(作業用走行車)であって、該コンバイン1は、茎稈を刈り取る刈取部2と、茎稈から穀粒脱穀して選別する脱穀部3と、選別した穀粒を貯留する穀粒タンク4と、穀粒タンク4内の穀粒を機外搬出するオーガ5と、脱穀済の排稈を後処理する後処理部6と、オペレータ乗車する操縦部7と、クローラ式走行部8とを備えて構成されている。

0009

操縦部7の下方には、エンジン9が搭載されている。図3に示すように、エンジン9は、燃料タンク10から供給される燃料で燃焼動作し、該燃焼動作に伴って出力されるエンジン動力がコンバイン1の各部に伝動される。燃料タンク10からエンジン9に至る燃料供給経路11には、燃料タンク10内の燃料を吸入してエンジン9に送る燃料ポンプ12と、燃料ポンプ12の上流側で燃料に含まれる水分を分離するセジメンタ13と、燃料ポンプ12の下流側で燃料を濾過する燃料フィルタ14と、が設けられている。

0010

セジメンタ13は、燃料から分離した水分を貯留する水貯留部13aと、該水貯留部13aに溜まった水分量を検出する水検出センサ13b(図6参照:水分量検出手段)と、を備える。本実施形態の水検出センサ13bは、水貯留部13aに溜まった水分量が水抜き作業を必要としないレベルのときはOFF状態を維持し、水貯留部13aに溜まった水分量が水抜き作業を必要とするレベルを超えるとON状態切り換わるON/OFFスイッチであるが、水貯留部13aに溜まった水分量を多段階又は無段階に検出するものであってもよい。なお、燃料に含まれる水分は、主に燃料タンク10内に結露などで溜まった水分である。

0011

図4に示すように、操縦部7には、オペレータが座る運転席15が設けられるとともに、その近傍には、マルチステアリングレバー16、主変速レバー17、副変速レバー18、液晶表示部19などが配置されている。

0012

マルチステアリングレバー16は、運転席15の前方右側に配置されるジョイスティック型操作レバーであり、その前後方向の操作に基いて刈取部2を昇降させる刈取昇降操作具と、その左右方向の操作に基いて機体の向きを変化させる操向操作具とに兼用される。

0013

主変速レバー17及び副変速レバー18は、運転席15の左側方に配置されている。一方の主変速レバー17は、走行速度を無段変速する無段変速操作具と、前後進切換える前後進切換操作具とを兼ねており、他方の副変速レバー18は、主変速レバー17による変速レンジを段階的に切換える有段変速操作具である。

0014

液晶表示部19は、液晶パネル19aにタッチパネル19bを積層させたタッチパネル式液晶ディスプレイであり、運転席15の前方左右中央部に配置されている。液晶表示部19は、後述する制御装置20(図6参照:表示制御部)に接続され、該制御装置20によって表示制御される。

0015

図5に示すように、制御装置20は、液晶表示部19に複数のタッチ操作ボタン21a〜21eを表示させるとともに、各タッチ操作ボタン21a〜21eのタッチ操作に応じて液晶表示部19の表示画面を切り換える。切換可能な表示画面には、各種の設定操作が可能な設定画面(図示せず)と、カメラ画像を表示するカメラ画像表示画面(図示せず)と、作業に必要な情報をシンプルに表示するシンプル表示画面(図示せず)と、作業に必要な情報を詳細に表示する通常表示画面A(図5の(b)参照)とが含まれている。

0016

図5の(b)に示すように、通常表示画面Aには、タッチ操作ボタン21a〜21eを表示するタッチ操作ボタン表示領域aと、機体に係る情報のうち、重要度が高い基本情報群を表示する基本情報表示領域bと、機体に係る情報のうち、基本情報群bよりも重要度が低い附属情報群を表示する附属情報表示領域cと、各種の警報を表示する警報表示領域dと、が含まれており、タッチ操作ボタン表示領域aは、通常表示画面Aの左端部に確保され、基本情報表示領域bは、タッチ操作ボタン表示領域aを除く通常表示画面Aの左半部に確保され、附属情報表示領域cは、タッチ操作ボタン表示領域aを除く通常表示画面Aの右半部に確保され、警報表示領域dは、通常表示画面Aの下端部に確保されている。ちなみに、本実施形態の基本情報群には、方向指示器情報、作業灯情報、エンジン回転情報、車速情報燃料情報エンジン負荷率情報、タンク量情報などが含まれ、附属情報群には、機体の傾き情報チャフシーブ開度情報唐箕風量情報などが含まれている。

0017

図5の(a)に示すように、制御装置20は、機体に異常が発生したとき、液晶表示部19に異常報知H1を表示させる。図5の(a)に示す異常報知H1は、セジメンタ13の水抜き作業を促すための報知(以下、適宜、セジメンタ報知ともいう)であり、前述した水検出センサ13bのONに応じて表示される。異常報知H1は、基本情報表示領域b及び附属情報表示領域cに重なるポップアップウインドウにより表示され、その表示領域内には、異常内容を示す「セジメンタ水センサ作動」と、対処方法を示す「セジメンタ内に水が溜まっています。セジメンタのドレンから水抜きをしてください」と、報知レベルを示す「注意」と、が含まれている。なお、本発明の異常報知は、セジメンタ13の水抜き作業を促す異常報知H1(H2、Hsを含む)に限らず、様々な異常を報知するものが含まれる。

0018

図5の(a)、(b)に示すように、異常報知H1は、人為操作に応じた拡大表示と縮小表示との表示切換えが可能となっている。つまり、異常報知H1の表示当初は、図5の(a)に示す拡大表示で異常に対する注意を喚起するが、発生しても作業の継続が可能な異常である場合は、異常報知H1を縮小表示に切り換えることで、作業に必要な基本情報表示領域bや附属情報表示領域cの表示を優先させることができる。本実施形態では、図5の(a)に示す異常報知H1をタッチ操作(タップ操作)すると、図5の(b)に示すように、画面下部の警報表示領域dに縮小状態の異常報知Hsが表示される。縮小状態の異常報知Hsでは、異常に対する対処方法は表示されず、異常内容のみが表示される。また、縮小状態の異常報知Hsをタッチ操作すると、図5の(a)に示す拡大された異常報知H1に切り換わる。

0019

このような異常報知縮小表示機能によれば、作業に必要な基本情報表示領域bや附属情報表示領域cの表示を優先し、作業を継続することが可能であるが、異常が発生していることを忘れ、異常に対する対応を怠る虞がある。そこで、本発明の実施形態に係る制御装置20は、所定条件に基づいて、縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させる。これにより、異常に対する確実且つ迅速な対応を促すことができる。なお、本実施形態では、異常報知H1を所定の人為操作に応じて縮小表示状態に切り換えるとともに、所定条件に基づいて自動的に拡大表示状態に戻すが、異常報知H1を所定の人為操作に応じて非表示状態に切り換えるとともに、所定条件に基づいて自動的に再表示するようにしてもよい。

0020

また、本実施形態の制御装置20は、所定条件に応じて、縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させるとき、異常報知H2の表示内容を変更する。例えば、図5の(c)に示すように、異常対応の重要度や緊急性を示す文字列を「注意」から「警告」に変更するとともに、対処方法を示す文字列を「このまま使用するとエンジンが故障するおそれがあります。セジメンタの水を抜いてくだいさい」のように、セジメンタ13の水抜き作業を強く奨励する口調に変更する。これにより、異常に対する対応が後回しになったり、忘れてしまうことを抑制できる。

0021

縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させる所定条件は、機体操作又は機体動作とすることができる。例えば、エンジン9が再始動されたことを条件として縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させる。このようにすると、脱穀刈取作業中を避けつつ、作業始めのタイミングで拡大状態の異常報知H2を表示させることができる。また、刈取クラッチ又は作業機(脱穀)クラッチが切り状態から入り状態に切り換わったことを条件として縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させる。このようにすると、脱穀刈取作業中を避けつつ、刈始めのタイミングで拡大状態の異常報知H2を表示させることができる。また、刈取クラッチ又は作業機(脱穀)クラッチが入り状態から切り状態に切り換わったことを条件として縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させてもよい。このようにすると、脱穀刈取作業中を避けつつ、刈終わりのタイミングで拡大状態の異常報知H2を表示させることができる。

0022

また、刈取部2が所定高さ以上(穀稈刈取作業では使用しない高さ)に上昇したことを条件として縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させてもよい。このようにすると、脱穀刈取作業中を避けつつ、刈終わりのタイミングで拡大状態の異常報知H2を表示させることができる。また、刈取部2が所定高さ以下に下降したことを条件として縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させてもよい。このようにすると、脱穀刈取作業中を避けつつ、刈始めのタイミングで拡大状態の異常報知H2を表示させることができる。

0023

また、マルチステアリングレバー16が所定角度上左右に傾倒操作旋回操作)されたことを条件として縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させてもよい。このようにすると、脱穀刈取作業中を避けつつ、旋回始めのタイミングで拡大状態の異常報知H2を表示させることができる。

0024

また、オーガ5の排出クラッチが切り状態から入り状態、又は入り状態から切り状態に切り換わったことを条件として縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させてもよい。このようにすると、脱穀刈取作業中を避けつつ、穀粒排出作業時に拡大状態の異常報知H2を表示させることができる。また、穀粒排出作業時は、通常表示画面Aのタンク籾量情報を確認するため、異常報知H2に気付き易いという利点がある。

0025

また、オーガ5が移動操作昇降操作又は旋回操作)されたことを条件として縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させてもよい。このようにすると、脱穀刈取作業中を避けつつ、穀粒排出作業時に拡大状態の異常報知H2を表示させることができる。

0026

また、副変速レバー18が操作されたことを条件として縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させてもよい。このようにすると、脱穀刈取作業中を避けつつ、作業走行から路上走行へ切り換える作業終わり、又は路上走行から作業走行へ切り換える作業始めのタイミングで拡大状態の異常報知H2を表示させることができる。

0027

また、縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させる所定条件は、収穫物の検出又は非検出であってもよい。例えば、刈取部2から脱穀部3に至る穀稈搬送経路に設けられる穀稈検出センサ38(図6参照)、又は脱穀部3の内部に設けられる選別物検出センサ39(図6参照)がOFFからON、又はONからOFFへ切り換わることを条件として縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させてもよい。このようにすると、脱穀刈取作業中を避けつつ、作業始めや作業終わりのタイミングで拡大状態の異常報知H2を表示させることができる。

0028

また、縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させる所定条件は、機体の位置であってもよい。例えば、3以上のGPS衛星から受信したGPS信号に基づいて機体の位置(緯度及び経度)を特定し、該特定した位置が圃場進入位置又は退出位置であることを条件として縮小表示状態の異常報知Hsを自動的に拡大表示させてもよい。このようにすると、脱穀刈取作業中を避けつつ、作業始め又は作業終わりのタイミングで拡大状態の異常報知H2を表示させることができる。

0029

また、本実施形態の制御装置20は、機体の異常を検知し、最初の異常報知H1を液晶表示部19に表示する場合であっても、無条件に異常報知H1を表示するのではなく、車速が所定速度以下であることを条件として最初の異常報知H1を表示させるようになっている。このようにすると、走行中に異常報知H1が表示されることに起因する不具合が防止される。

0030

ところで、燃料に含まれる水分は、前述したように、主に結露などで燃料タンク10に溜まった水分であり、燃料タンク10に溜まった水分量が多い場合、セジメンタ13の水抜き報知である異常報知H1が頻繁に表示され、作業に支障を来す虞がある。なお、このような問題を解決するために、燃料タンク10に溜まった水分量を検出し、該検出水分量に基づいて、燃料タンク10の整備を促す報知を行うことが考えられるが、燃料タンク10に溜まった水分量を検出する検出手段は、セジメンタ13に溜まった水分量を検出する検出手段に比べて高価であり、大幅なコストアップとなる虞がある。

0031

そこで、本発明の実施形態に係る制御装置20は、水検出センサ13bの検出水分量に基づいて、セジメンタ13の水抜き作業の要否を判断(以下、適宜、水溜り検出ともいう)するとともに、セジメンタ13の水抜き作業が実施されたか否かを判断(以下、適宜、水抜き検出ともいう)し、これらの判断に基づいて水抜き作業の発生頻度を特定する。そして、制御装置20は、特定した発生頻度が所定頻度よりも高いとき、燃料タンク10に多くの水分が溜まっていると判定し、燃料タンク10の整備(水抜き作業)を促す報知(以下、適宜、燃料タンク報知又は燃タン報知ともいう)を行う。

0032

水抜き作業の発生頻度は、例えば、セジメンタ13の水抜き作業が実施されたと判断した後、次回水抜き作業が必要と判断されるまでの計測時間に基づいて特定することができ、計測時間が所定時間よりも短いとき、水抜き作業の発生頻度が高いと判定することができる。また、水抜き作業の発生頻度は、水抜き作業の単位時間あたりの発生回数に基づいて特定するようにしてもよく、この場合には、水抜き作業の単位時間あたりの発生回数が所定回数よりも多いとき、水抜き作業の発生頻度が高いと判定することができる。なお、燃料タンク10の整備を促す異常報知は、図示を省略するが、セジメンタ13の水抜きを促す異常報知H1と同等のものであり、例えば、異常内容として「燃料タンク異常」を表示し、対処方法として「燃料タンク内に水が溜まっています。燃料タンクのドレンから水抜きをしてください」を表示する。

0033

つぎに、上記のような液晶表示部19の表示動作を実現する制御装置20の入出力構成及び制御手順について、図6以降を参照して説明する。

0034

図6に示すように、制御装置20は、CPUなどの制御プロセッサやRAM、ROMなどの記憶部を備えて構成されており、その入力側には、前述した水検出センサ13b、マルチステアリングレバー16(レバー角センサ)、主変速レバー17(レバー角センサ)、タッチパネル19b、穀稈検出センサ38及び選別物検出センサ39の他に、エンジン9の回転を検出するエンジン回転センサ31と、作業機クラッチの入り/切りを検出する作業機クラッチ検出センサ32と、刈取クラッチの入り/切りを検出する刈取クラッチ検出センサ33と、刈取部2の高さを検出する刈取部高さ検出センサ34と、排出クラッチの入り/切りを検出する排出クラッチセンサ35と、オーガ5の昇降操作や旋回操作を行うオーガリモコン36と、副変速レバー18の操作を検出する走行副変速検出センサ37と、GPS信号を受信するGPS40(受信モジュール)と、車速を検出する走行回転センサ41と、が接続される一方、制御装置20の出力側には、前述した液晶パネル19aの他に、異常報知に合わせて音を鳴らすためのブザー42が接続されている。

0035

そして、本実施形態の制御装置20は、ハードウエアソフトウエアとの協働により実現される機能的な構成として、異常判断手段、異常報知表示手段(水抜き作業報知手段)、異常報知表示切換手段、異常報知再表示手段、表示内容変更手段、水抜き作業要否判断手段、水抜き作業実施判断手段及び燃料タンク整備報知手段を備えており、以下、制御装置20のメインルーチンである報知制御と、異常判断手段、異常報知表示手段(水抜き作業報知手段)、異常報知表示切換手段、異常報知再表示手段、表示内容変更手段、水抜き作業要否判断手段及び水抜き作業実施判断手段を実現するセジメンタ水抜き報知制御と、燃料タンク整備報知手段を実現する燃料タンク整備報知制御(以下、適宜、燃タン整備報知制御ともいう)の具体的な制御手順を説明する。

0036

図7に示すように、報知制御では、サブルーチンであるセジメンタ水抜き報知制御(S1)及び燃料タンク整備報知制御(S2)を繰り返し実行する。

0037

図8に示すように、セジメンタ水抜き報知制御では、後述するエンジン始動時処理(S21)を実行した後、今回実行時における水検出センサ13bのON/OFFと、前回実行時における水検出センサ13bのON/OFFとを判断する(S22、S23、S24)。

0038

ここで、今回実行時及び前回実行時において水検出センサ13bがいずれもOFFであると判断した場合は、セジメンタ報知フラグに「0」を記憶するとともに(S25)、液晶表示部19におけるセジメンタ報知の表示はなしとして(S26)、上位ルーチン復帰する。また、今回実行時において水検出センサ13bがOFFで、且つ前回実行時において水検出センサ13bがONであると判断した場合は、水抜き検出を履歴に記憶した後(S27)、ステップS25、S26を実行して上位ルーチンへ復帰する。

0039

また、今回実行時及び前回実行時において水検出センサ13bがいずれもONであると判断した場合は、セジメンタ報知フラグの記憶値を判断し(S28)、また、今回実行時において水検出センサ13bがONで、且つ前回実行時において水検出センサ13bがOFFであると判断した場合は、水溜り検出を履歴に記憶した後(S29)、セジメンタ報知フラグの記憶値を判断する(S28)。

0040

ステップS28において、セジメンタ報知フラグの記憶値が「0」であると判断した場合は、機体走行停止状態(所定速度以下)であるか否かを判断し(S30)、該判断結果がYESである場合は、セジメンタ報知フラグに「1」を記憶するとともに(S31)、液晶表示部19にセジメンタ報知(注意:H1)を表示させた後(S32)、上位ルーチンへ復帰するが、ステップS30の判断結果がNOである場合は、ステップS25、S26を実行して上位ルーチンへ復帰する。

0041

一方、ステップS28において、セジメンタ報知フラグの記憶値が「0」以外であると判断した場合は、セジメンタ報知フラグの記憶値を再び判断し(S33)、該判断結果が「1」又は「3」である場合は、液晶表示部19のタッチ操作を判断する(S34)。ここで、タッチ操作無しと判断した場合は、セジメンタ報知フラグの記憶値を現状のまま維持するとともに(S35)、液晶表示部19に表示しているセジメンタ報知(注意又は警告:H1又はH2)も現状のまま維持して(S36)、上位ルーチンへ復帰する。一方、ステップS33において、タッチ操作有りと判断した場合は、セジメンタ報知フラグに「2」を記憶するとともに(S37)、液晶表示部19に表示しているセジメンタ報知(注意又は警告:H1又はH2)を縮小状態のセジメンタ報知(縮小:Hs)に切り換えた後(S38)、上位ルーチンへ復帰する。

0042

また、ステップS33において、セジメンタ報知フラグの記憶値が「2」であると判断した場合も、液晶表示部19のタッチ操作を判断する(S39)。ここで、タッチ操作有りと判断した場合は、セジメンタ報知フラグの記憶値を縮小前の記憶値に戻すとともに(S40)、液晶表示部19に表示している縮小状態のセジメンタ報知(縮小:Hs)を拡大状態のセジメンタ報知(注意又は警告:H1又はH2)に切り換えて(S41)、上位ルーチンへ復帰する。

0043

一方、ステップS39において、タッチ操作無しと判断した場合は、前述した複数の所定条件のうち、条件を満たす所定条件の有無を判断し(S42)、該判断結果が無しの場合は、セジメンタ報知フラグの記憶値を現状のまま維持するとともに(S43)、液晶表示部19に表示している縮小状態のセジメンタ報知(縮小:Hs)も現状のまま維持して(S44)、上位ルーチンへ復帰する。一方、ステップS42において、有りと判断した場合は、セジメンタ報知フラグに「3」を記憶するとともに(S45)、液晶表示部19に表示している縮小状態のセジメンタ報知(縮小:Hs)を拡大状態のセジメンタ報知(警告:H2)に切り換えた後(S46)、上位ルーチンへ復帰する。

0044

図9に示すように、エンジン始動時処理では、今回実行時におけるエンジン駆動状態と、前回実行時におけるエンジン駆動状態とを判断する(S10、S11)。ここで、今回実行時においてエンジン9が駆動状態で、且つ前回実行時においてエンジン9が非駆動状態であると判断した場合は、セジメンタ報知フラグの記憶値を判断するが(S12)、それ以外の場合は、そのまま上位ルーチンへ復帰する。そして、ステップS12において、セジメンタ報知フラグの記憶値が「1」以外であると判断した場合は、そのまま上位ルーチンへ復帰するが、セジメンタ報知フラグの記憶値が「1」であると判断した場合は、セジメンタ報知フラグに「3」を記憶した後(S13)、上位ルーチンへ復帰する。

0045

図10に示すように、燃タン整備報知制御では、まず、今回実行時における水検出センサ13bのON/OFFを判断する(S50)。ここで、今回実行時において水検出センサ13bがOFFであると判断すると、燃タン報知フラグに「0」を記憶するとともに(S51)、液晶表示部19における燃タン報知の表示はなしとして(S52)、上位ルーチンへ復帰する。

0046

一方、今回実行時において水検出センサ13bがONであると判断した場合は、燃タン報知フラグの記憶値を判断し(S53)、ここで、記憶値が「0」であると判断した場合は、前回実行時における水検出センサ13bのON/OFFを判断し(S54)、該判断結果がONの場合は、そのまま上位ルーチンへ復帰するが、OFFであると判断した場合は、セジメンタ13に対する水の混入が頻繁であるか否か、即ち水溜まり検出の頻度が高いか否かを判断する(S55)。本実施形態では、セジメンタ水抜き報知制御で記憶される水溜り検出及び水抜き検出の履歴を参照し、前回の水抜き検出から今回の水溜まり検出までの時間が所定時間よりも短い場合に水混入が頻繁であると判定する。そして、ステップS55の判断結果がYESの場合は、燃タン報知フラグに「1」を記憶するとともに(S56)、液晶表示部19に燃タン報知を表示させた後(S57)、上位ルーチンへ復帰するが、ステップS55の判断結果がNOである場合は、ステップS51、S52を実行して上位ルーチンへ復帰する。

0047

一方、ステップS53において、記憶値が「0」以外であると判断した場合は、液晶表示部19のタッチ操作を判断する(S58)。ここで、タッチ操作無しと判断した場合は、燃タン報知フラグの記憶値を現状のまま維持するとともに(S59)、液晶表示部19に表示している燃タン報知も現状のまま維持して(S60)、上位ルーチンへ復帰する。一方、ステップS58において、タッチ操作有りと判断した場合は、燃タン報知フラグに「0」を記憶するとともに(S61)、液晶表示部19に表示している燃タン報知を非表示状態に切り換えた後(62)、上位ルーチンへ復帰する。

0048

叙述の如く構成された本実施形態によれば、燃料タンク10とエンジン9との間の燃料供給経路11に介在し、燃料に含まれる水分を分離して貯留するセジメンタ13と、セジメンタ13に溜まった水分量を検出する水検出センサ13bと、を備えるコンバイン1であって、水検出センサ13bの検出水分量に基づいて、セジメンタ13の水抜き作業の要否を判断するとともに、水抜き作業が実施されたか否かを判断し、これらの判断に基づいて特定される水抜き作業の発生頻度が所定頻度よりも高いとき、燃料タンク10の整備を促す報知を行うので、燃料タンク10に溜まった水分量を検出する検出手段を設けなくても、適切なタイミングで燃料タンク10の整備を促すことができる。

0049

1コンバイン
2 刈取部
3脱穀部
4穀粒タンク
5オーガ
7操縦部
9エンジン
10燃料タンク
11燃料供給経路
13セジメンタ
13a水貯留部
13b水検出センサ
16マルチステアリングレバー
17主変速レバー
18副変速レバー
19液晶表示部
19a液晶パネル
19bタッチパネル
20 制御装置

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ページトップへ

この 技術と関連性が強い 技術

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い法人

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い人物

該当するデータがありません

この 技術と関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ