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技術 建設機械及び建設機械のジャッキアップ方法

出願人 コベルコ建機株式会社
発明者 小泉幸雄渡邉拓也
出願日 2017年7月6日 (3年0ヶ月経過) 出願番号 2017-133128
公開日 2019年1月31日 (1年5ヶ月経過) 公開番号 2019-014573
状態 未査定
技術分野 ジブクレーン(門形、ケーブルクレーン) 洗車、保守、修理、アウトリガー
主要キーワード 油圧シリンダユニット 慎重さ ジャッキアップ量 クローラークレーン ジャッキアップ装置 水平方向外側 荷台床面 六角穴
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年1月31日)のものです。
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図面 (20)

課題

本発明は、ジャッキアップ量が大きい建設機械を提供することを課題とする。

解決手段

本発明に係る建設機械は、ベースフレームを有する下部走行体と、上記ベースフレーム上に旋回可能に配設される上部旋回体と、上記ベースフレームに配設される複数のジャッキアップ装置とを備える建設機械であって、上記ジャッキアップ装置が、上記ベースフレームに鉛直に取り付けられるシリンダ及びこのシリンダ内往復移動可能に配設されるロッドを有する油圧シリンダユニットと、地面に載置され、上記ロッドの下端に当接するフロートとを備え、上記ロッド及びフロートの少なくとも一方が、それ自身の他方に対する当接方向の長さを可変する伸縮機構を有することを特徴とする。

概要

背景

例えばクレーン油圧ショベル等の建設機械は、一般に、クローラー、タイヤ等の走行手段を有する下部走行体と、この下部走行体上に水平方向に旋回可能に設けられ、ブーム揺動可能に取り付けられる上部旋回体とを備える。特に、クローラーを有する建設機械は、一般道路を自走することが許されないため、トレーラー等に積載して作業現場まで輸送される。

このような建設機械は、例えば特開2007−230747号公報に記載されるように、下部走行体に設けられ、上部旋回体ごと下部走行体を持ち上げるジャッキアップ装置を備える。このジャッキアップ装置により下部走行体を持ち上げた状態で、トレーラーを下部走行体の下に移動させることで、建設機械をトレーラーに積載することができる。

通常、建設機械のジャッキアップ装置は、鉛直方向に伸縮する油圧シリンダを有する。建設機械は、上部旋回体の一部が下部走行体から水平方向外側に突出し、旋回時にジャッキアップ装置の上方に配置され得る。このため、ジャッキアップ装置は、非使用時に上部旋回体の底面より下方に配置されなければならない。また、ジャッキアップ装置は、建設機械の移動時に地面に当接しないよう、非使用時には底面に接触しないよう、クローラーの設置面よりも十分に高い位置に配置されなければならない。このため、ジャッキアップ装置は、非使用時における上下方向の長さが制限されるため、ジャッキアップ量を大きくすることが難しい。

このため、従来の建設機械では、トレーラーに積載する際にジャッキアップ装置のストローク不足して下部走行体を十分に地面から持ち上げることができないことがある。このような場合、地面のジャッキアップ装置のシリンダが配置される位置に枕木状の桁材を配置して、ジャッキアップ装置のストロークを補うことが行われている。また、建設機械をトレーラーから下ろす場合にも同様に桁材を配置することが必要である。

桁材を用いた建設機械の積みしは非常に煩雑であると共に、建設機械の重量を支持可能な桁材はそれ自体が重量物であることから、安全確保のために慎重さが要求される作業である。

概要

本発明は、ジャッキアップ量が大きい建設機械を提供することを課題とする。本発明に係る建設機械は、ベースフレームを有する下部走行体と、上記ベースフレーム上に旋回可能に配設される上部旋回体と、上記ベースフレームに配設される複数のジャッキアップ装置とを備える建設機械であって、上記ジャッキアップ装置が、上記ベースフレームに鉛直に取り付けられるシリンダ及びこのシリンダ内往復移動可能に配設されるロッドを有する油圧シリンダユニットと、地面に載置され、上記ロッドの下端に当接するフロートとを備え、上記ロッド及びフロートの少なくとも一方が、それ自身の他方に対する当接方向の長さを可変する伸縮機構を有することを特徴とする。

目的

本発明は、ジャッキアップ量が大きい建設機械及び建設機械のジャッキアップ方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ベースフレームを有する下部走行体と、上記ベースフレーム上に旋回可能に配設される上部旋回体と、上記ベースフレームに配設される複数のジャッキアップ装置とを備える建設機械であって、上記ジャッキアップ装置が、上記ベースフレームに鉛直に取り付けられるシリンダ及びこのシリンダ内往復移動可能に配設されるロッドを有する油圧シリンダユニットと、地面に載置され、上記ロッドの下端に当接するフロートとを備え、上記ロッド及びフロートの少なくとも一方が、それ自身の他方に対する当接方向の長さを可変する伸縮機構を有することを特徴とする建設機械。

請求項2

上記伸縮機構が上記ロッド又は上記フロートの本体に突退可能に配設され、上記フロート又は上記ロッドに当接する調節部材を有する請求項1に記載の建設機械。

請求項3

上記シリンダ及び上記フロート間に配置可能な受け具をさらに備え、上記調節部材が上記ロッド又は上記フロートの本体に螺合する請求項2に記載の建設機械。

請求項4

上記受け具が上記ロッドを平面視で一方側が開放するよう取り囲む請求項3に記載の建設機械。

請求項5

上記ジャッキアップ装置が上記受け具を配置した状態で上記調節部材の外周に着脱可能な補強部材をさらに有する請求項3又は請求項4に記載の建設機械。

請求項6

上記補強部材が、平面視で上記調節部材の一方側が開放している請求項5に記載の建設機械。

請求項7

ベースフレームを有する下部走行体と、上記ベースフレーム上に旋回可能に配設される上部旋回体と、上記ベースフレームに配設される複数のジャッキアップ装置とを備える建設機械のジャッキアップ方法であって、上記ジャッキアップ装置として、上記ベースフレームに鉛直に取り付けられるシリンダ及びこのシリンダ内に往復移動可能に配設されるロッドを有する油圧シリンダユニットと、地面に載置され、上記ロッドの下端に当接するフロートとを備え、上記ロッド及びフロートのいずれかそれ自身の他方に対する当接方向の長さを可変する伸縮機構を有するものを用い、上記ロッドを上記シリンダから突出させる第1工程と、上記第1工程後に、上記シリンダ又は上記下部走行体の下に堅固な受け具を配置する第2工程と、上記第2工程後に、上記ロッドを上記シリンダ内に後退させることにより上記受け具上に上記シリンダ又は上記下部走行体を載置する第3工程と、上記第3工程後に、上記伸縮機構を伸長する第4工程と、上記第4工程後に、上記ロッドを上記シリンダから突出させる第5工程とを備えることを特徴とする建設機械のジャッキアップ方法。

技術分野

0001

本発明は、建設機械及び建設機械のジャッキアップ方法

背景技術

0002

例えばクレーン油圧ショベル等の建設機械は、一般に、クローラー、タイヤ等の走行手段を有する下部走行体と、この下部走行体上に水平方向に旋回可能に設けられ、ブーム揺動可能に取り付けられる上部旋回体とを備える。特に、クローラーを有する建設機械は、一般道路を自走することが許されないため、トレーラー等に積載して作業現場まで輸送される。

0003

このような建設機械は、例えば特開2007−230747号公報に記載されるように、下部走行体に設けられ、上部旋回体ごと下部走行体を持ち上げるジャッキアップ装置を備える。このジャッキアップ装置により下部走行体を持ち上げた状態で、トレーラーを下部走行体の下に移動させることで、建設機械をトレーラーに積載することができる。

0004

通常、建設機械のジャッキアップ装置は、鉛直方向に伸縮する油圧シリンダを有する。建設機械は、上部旋回体の一部が下部走行体から水平方向外側に突出し、旋回時にジャッキアップ装置の上方に配置され得る。このため、ジャッキアップ装置は、非使用時に上部旋回体の底面より下方に配置されなければならない。また、ジャッキアップ装置は、建設機械の移動時に地面に当接しないよう、非使用時には底面に接触しないよう、クローラーの設置面よりも十分に高い位置に配置されなければならない。このため、ジャッキアップ装置は、非使用時における上下方向の長さが制限されるため、ジャッキアップ量を大きくすることが難しい。

0005

このため、従来の建設機械では、トレーラーに積載する際にジャッキアップ装置のストローク不足して下部走行体を十分に地面から持ち上げることができないことがある。このような場合、地面のジャッキアップ装置のシリンダが配置される位置に枕木状の桁材を配置して、ジャッキアップ装置のストロークを補うことが行われている。また、建設機械をトレーラーから下ろす場合にも同様に桁材を配置することが必要である。

0006

桁材を用いた建設機械の積みしは非常に煩雑であると共に、建設機械の重量を支持可能な桁材はそれ自体が重量物であることから、安全確保のために慎重さが要求される作業である。

先行技術

0007

特開2007−230747号公報

発明が解決しようとする課題

0008

上記不都合に鑑みて、本発明は、ジャッキアップ量が大きい建設機械及び建設機械のジャッキアップ方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る建設機械は、ベースフレームを有する下部走行体と、上記ベースフレーム上に旋回可能に配設される上部旋回体と、上記ベースフレームに配設される複数のジャッキアップ装置とを備える建設機械であって、上記ジャッキアップ装置が、上記ベースフレームに鉛直に取り付けられるシリンダ及びこのシリンダ内往復移動可能に配設されるロッドを有する油圧シリンダユニットと、地面に載置され、上記ロッドの下端に当接するフロートとを備え、上記ロッド及びフロートのいずれか一方が、それ自身の他方に対する当接方向の長さを可変する伸縮機構を有することを特徴とする。なお、「それ自身の他方に対する当接方向の長さを可変する」とは、ロッド又はフロート自体の長さが変化することを意味する。

0010

当該建設機械は、油圧シリンダユニットのロッド又はロッドに当接するフロートが伸縮機構を有するので、ロッドをシリンダから突出させた状態でシリンダ又は下部走行体の下に堅固な受け具を配置して受け具上にシリンダ又は下部走行体を載置すれば伸縮機構を伸長することができる。これにより当該建設機械は、油圧シリンダユニットのストロークを超える大きなジャッキアップ量を実現することができ、下部走行体をより高い位置までジャッキアップすることができる。

0011

当該建設機械において、上記伸縮機構が上記ロッド又は上記フロートの本体に突退可能に配設され、上記フロート又は上記ロッドに当接する調節部材を有してもよい。この構成によれば、上記伸縮機構が上記フロート又は上記ロッドに対する当接面を有する調節部材の突出及び後退によって上記ロッド又は上記フロートの長さを調節することで、ジャッキアップ量を増大できる。

0012

当該建設機械は、上記シリンダ及び上記フロート間に配置可能な受け具をさらに備え、上記調節部材が上記ロッド又は上記フロートの本体に螺合してもよい。この構成によれば、上記シリンダ及び上記フロート間に配置される受け具が比較的小さく取り扱いが容易である。また、上記ロッド又は上記フロートの本体に螺合する調節部材は、回転することで上記ロッド又は上記フロートに対して突退させて上記ロッド又は上記フロートの伸縮を容易且つ確実に実現することができる。

0013

当該建設機械において、上記受け具が上記ロッドを平面視で一方側が開放するよう取り囲んでもよい。この構成によれば、上記受け具の配置及び撤去が容易でありながら、上記シリンダを確実に支持することができる。

0014

当該建設機械において、上記ジャッキアップ装置が、上記受け具を配置した状態で、上記調節部材の外周に着脱可能な補強部材をさらに有してもよい。この構成によれば、補強部材を装着することで、調節部材を補強するのでロッドひいては油圧シリンダユニットの形を従来の建設機械のジャッキアップ装置と同様に小さくすることができる。

0015

当該建設機械において、上記補強部材が、平面視で上記調節部材の一方側が開放していてもよい。この構成によれば、上記補強部材の着脱が容易である。

0016

また、本発明の別の態様に係る建設機械のジャッキアップ方法は、ベースフレームを有する下部走行体と、上記ベースフレーム上に旋回可能に配設される上部旋回体と、上記ベースフレームに配設される複数のジャッキアップ装置とを備える建設機械のジャッキアップ方法であって、上記ジャッキアップ装置として、上記ベースフレームに鉛直に取り付けられるシリンダ及びこのシリンダ内に往復移動可能に配設されるロッドを有する油圧シリンダユニットと、地面に載置され、上記ロッドの下端に当接するフロートとを備え、上記ロッド及びフロートのいずれか一方がそれ自身の他方に対する当接方向の長さを可変する伸縮機構を有するものを用い、上記ロッドを上記シリンダから突出させる第1工程と、上記第1工程後に、上記シリンダ又は上記下部走行体の下に堅固な受け具を配置する第2工程と、上記第2工程後に、上記ロッドを上記シリンダ内に後退させることにより上記受け具上に上記シリンダ又は上記下部走行体を載置する第3工程と、上記第3工程後に、上記伸縮機構を伸長する第4工程と、上記第4工程後に、上記ロッドを上記シリンダから突出させる第5工程とを備えることを特徴とする。

0017

当該建設機械のジャッキアップ方法は、油圧シリンダユニットによって上記受け具上に上記シリンダ又は上記下部走行体を載置して上記ロッドと上記フロートとを離間させた状態で上記伸縮機構を伸長することにより、油圧シリンダユニットで下部走行体をより高い位置まで持ち上げることができる。

発明の効果

0018

以上のように本発明に係る建設機械及び建設機械のジャッキアップ方法は、ジャッキアップ量が大きい。

図面の簡単な説明

0019

本発明の一実施形態の建設機械を示す模式的側面図である。
図1の建設機械の下部走行体の模式的平面図である。
図1の建設機械のジャッキアップ装置の模式的部分断面側面図である。
図3のジャッキアップ装置の下端部分の模式的拡大断面図である。
図3のジャッキアップ装置の模式的A−A線断面図である。
図3のジャッキアップ装置によるジャッキアップの一工程を示す模式図である。
図3のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図6の次の工程を示す模式図である。
図3のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図7の次の工程を示す模式図である。
図3のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図8の次の工程を示す模式図である。
図3のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図9の次の工程を示す模式図である。
図3のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図10の次の工程を示す模式図である。
図3のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図11の次の工程を示す模式図である。
図3のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図12の次の工程を示す模式図である。
図3のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図13の次の工程を示す模式図である。
図3とは異なる実施形態に係るジャッキアップ装置の下端部分の模式的拡大断面図である。
図15のジャッキアップ装置によるジャッキアップの一工程を示す模式図である。
図15のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図16の次の工程を示す模式図である。
図15のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図17の次の工程を示す模式図である。
図15のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図18の次の工程を示す模式図である。
図15のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図19の次の工程を示す模式図である。
図15のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図20の次の工程を示す模式図である。
図15のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図21の次の工程を示す模式図である。
図15のジャッキアップ装置によるジャッキアップの図22の次の工程を示す模式図である。

実施例

0020

以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。

0021

[第一実施形態]
図1に、本発明に係る建設機械の一実施形態であるクローラークレーンを示す。

0022

当該建設機械は、自走可能な下部走行体1と、下部走行体上1に水平に旋回可能に設けられる上部旋回体2と、下部走行体1に配設される複数のジャッキアップ装置3と、上部旋回体2に設けられるクレーンアタッチメント作業具)4とを備える。

0023

下部走行体1は、図2に示すように、上部旋回体2を支持するメインフレーム5と、このメインフレーム5に設けられるクローラーフレーム6と、このクローラーフレーム6に配設される一対のクローラー(履帯)7とを有する。ジャッキアップ装置3は、メインフレーム5に取り付けられる。

0024

<ジャッキアップ装置>
ジャッキアップ装置3は、下部走行体1を持ち上げるトランスリフターである。当該建設機械は、ジャッキアップ装置3によって下部走行体1を持ち上げた状態でトレーラーを下部走行体1の下に移動させることでトレーラーに積載することができる。

0025

ジャッキアップ装置3は、図3に示すように、メインフレーム5に揺動アーム8を介して軸が鉛直になるよう取り付けられるシリンダ9及びこのシリンダ9内に往復移動可能に配設されるロッド10を有する油圧シリンダユニット11と、地面に載置され、ロッド10の下端に当接するフロート12とを備える。

0026

さらに図4に詳しく示すように、ジャッキアップ装置3のロッド10は、それ自身のフロート12に対する当接方向の長さを可変する伸縮機構として、ロッド本体13と、このロッド本体13の下端に鉛直方向に突退可能に螺合して配設され、フロート12に当接する調節部材14とを有する。

0027

また、ジャッキアップ装置3は、シリンダ9とフロート12との間に配置可能な堅固な受け具15と、調節部材14の外周に着脱可能な補強部材16とをさらに備える。

0028

(シリンダ)
シリンダ9は、ロッド10の外側の下端に、受け具15の上に載置できるよう、フロート12に対向する平坦支持面17を有する。この支持面17は、例えばシリンダ9の下端とロッドと10との隙間を埋めるブッシングフランジ状に外側に張り出して形成することができる。

0029

(ロッド)
ロッド10のロッド本体13は、下端に軸方向に開口するよう形成されるねじ穴18と、このねじ穴18の周囲に平坦で補強部材16に当接する下端面19とを有する。

0030

一方、ロッド10の調節部材14は、ロッド本体13のねじ穴18に螺合するねじ部20と、このねじ部20の下端に接続される頭部21とを有する。頭部21は、ロッド本体13の下端面19に対向して補強部材16に当接する平坦な上面22と、下方に膨らんだ球面状に形成されてフロート12に当接する下面23とを有する。

0031

また、調節部材14は、頭部に調節部材14を回転させるための工具係合可能な係合構造を有することが好ましい。この係合構造としては、例えば下端面に軸方向に形成される六角レンチ用の六角穴、外周に少なくとも一対形成されるスパナ用の平行面、径方向に貫通して軸状工具挿通可能な貫通穴等を採用することができる。

0032

このように、ロッド10が伸縮機構を有することによって、ジャッキアップ装置3(特に油圧シリンダユニット11)の上下方向の長さを大きくすることなく、そのジャッキアップ量を大きくすることができる。これにより、当該建設機械は、ジャッキアップ装置3によって下部走行体1をより高い位置まで持ち上げることができ、床面の高さが高いトレーラーにも容易に積載することができる。

0033

また、ロッド10の伸縮機構をロッド本体13とこのロッド本体13に螺合する調節部材14とによって構成することによって、ロッド10の伸縮が簡素でありながら、その伸縮容易且つ確実である。

0034

(フロート)
フロート12は、ロッド10の下端、つまり調節部材14の頭部21を受け入れる凹部24と、この凹部24の周囲にシリンダ9の支持面17に対向し、受け具15を載置可能な平坦な載置面25とを有する構成とすることができる。

0035

受け具15は、シリンダ9とフロート12との間に配置されることによって、シリンダ9ひいては当該建設機械の重量を支持し、ロッド10への負荷を一時的になくすために用いられる。当該建設機械では、受け具15によって建設機械を支持することによって、ロッド本体13に対して調節部材14を突出又は後退させることができる。

0036

受け具15は、図5に示すように、ロッド10の下部を平面視で一方側が開放するよう取り囲むよう形成されることが好ましい。具体的には、受け具15は、平面視でU字状に形成することができる。このように、受け具15の一方側が開放していることによって、受け具15の配置及び撤去が容易であり、当該建設機械のジャッキアップが簡単になる。また、受け具15がロッド10の下部を取り囲むことによって、シリンダ9ひいては当該建設機械の重量を確実に支持することができる。

0037

補強部材16は、調節部材14のねじ部に装着され、ロッド本体13の下端面と調節部材14の頭部21の上面22との間に挟み込まれる。これにより、調節部材14のねじ部20の折れを防止することができるので、ロッド10の径を従来のジャッキアップ装置のロッドの径と同様とすることができ、ジャッキアップ装置3が大型化しない。

0038

補強部材16は、図5に示すように、平面視で調節部材14の一方側が開放した例えばU字状等の形状を有することが好ましい。補強部材16がこのような形状を有することによって、補強部材16を調節部材14に容易に着脱することができる。

0039

<ジャッキアップ方法>
当該建設機械のジャッキアップ方法は、ロッド10をシリンダ9から突出させる第1工程と、この第1工程後に、シリンダ9の下に受け具15を配置する第2工程と、この第2工程後に、ロッド10をシリンダ9内に後退させることにより受け具15上にシリンダ9を載置する第3工程と、この第3工程後に、油圧シリンダユニット11の伸縮機構を伸長する第4工程と、この第4工程後に、ロッド10をシリンダ9から突出させる第5工程とを備える。

0040

第1工程では、図6に示すように、油圧シリンダユニット11のロッド10の直下にフロート12を配置して、図7に示すように、ロッド10をシリンダ9から突出させることによってシリンダ9ひいてはメインフレーム5を上方に持ち上げる。

0041

第2工程では、図8に示すように、フロート12の載置面25の上に受け具15を載置する。

0042

第3工程では、図9に示すように、ロッド10をシリンダ9内に後退させることによって、調節部材14に荷重がかからない状態にする。

0043

第4工程では、ロッド本体13から調節部材14を突出させて、ロッド10を伸長する。この第4工程は、調節部材14を補強部材16によって補強するために、図10に示すようにロッド本体13から調節部材14を補強部材16の長さ以上に突出させる工程と、図11に示すように調節部材14の頭部21の上面22に補強部材16を載置する工程と、図12に示すように補強部材16がロッド本体13の下端面19に当接するまで調節部材14をロッド本体13内に後退させる工程とを有してもよい。

0044

第5工程では、図13に示すように、ロッド10をシリンダ9から突出させることによって、シリンダ9ひいては下部走行体1を持ち上げる。その後、図14に示すように、受け具15をフロート12上から取り除いてもよい。

0045

<利点>
以上のように、当該建設機械は、油圧シリンダユニット11によって受け具15上にシリンダ9を載置してロッド10とフロート12とを離間させた状態でロッド10の調節部材14をロッド本体13に対して突出させることでロッド10を伸長することができる。これにより、当該建設機械は、ジャッキアップ装置3によりロッド10のシリンダ9に対する移動可能量よりも大きいジャッキアップ量で下部走行体1を持ち上げることができる。従って、当該建設機械は、荷台床面が比較的高いトレーラー等にも容易に積載することができる。

0046

[第二実施形態]
図15に、本発明の別の実施形態に係る建設機械のジャッキアップ装置3aの要部を示す。図15のジャッキアップ装置3aは、図3のジャッキアップ装置3に換えて用いることができる。つまり、本実施形態に係る建設機械は、図1の建設機械のジャッキアップ装置3を図15のジャッキアップ装置3aに置き換えたものである。このため、本実施形態の説明において、第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。

0047

<ジャッキアップ装置>
ジャッキアップ装置3aは、メインフレーム5に揺動アーム8を介して軸が鉛直になるよう取り付けられるシリンダ9及びこのシリンダ9内に往復移動可能に配設されるロッド10aを有する油圧シリンダユニット11aと、地面に載置され、ロッド10aの下端に当接するフロート12aとを備える。

0048

このジャッキアップ装置3aでは、ロッド10aは伸縮機構を有せず、フロート12aがそれ自身のロッド10aに対する当接方向の長さを可変する伸縮機構を有する。

0049

具体的には、フロート12aは、伸縮機構として、地面に載置されるフロート本体26と、このフロート本体26に螺合して配設され、ロッド10aに当接する調節部材27とを有する。

0050

フロート本体26は、上端に開口する鉛直なねじ穴28と、このねじ穴28の周囲に位置する平坦な載置面29とを有する。調節部材27は、フロート本体26のねじ穴28に螺合するねじ部30と、このねじ部30の上端に接続される頭部31とを有する。頭部31は、上側にロッド10aの下端を受け入れる凹部32を有すると共に、ねじ部30の上端に隣接し、フロート本体26の載置面29に対向する平坦な下面33を有する。

0051

また、ジャッキアップ装置3aは、シリンダ9とフロート12aとの間に配置可能な堅固な受け具34と、調節部材27のねじ部30の外周に着脱可能な補強部材35とをさらに備える。

0052

<ジャッキアップ方法>
当該建設機械のジャッキアップ方法は、ロッド10aをシリンダ9から突出させる第1工程と、この第1工程後に、シリンダ9の下に受け具34を配置する第2工程と、この第2工程後に、ロッド10aをシリンダ9内に後退させることにより受け具34上にシリンダ9を載置する第3工程と、この第3工程後に、油圧シリンダユニット11aの伸縮機構を伸長する第4工程と、この第4工程後に、ロッド10aをシリンダ9から突出させる第5工程とを備える。

0053

第1工程では、油圧シリンダユニット11aのロッド10aの直下にフロート12aを配置して、図16に示すように、ロッド10aをシリンダ9から突出させることによってシリンダ9ひいてはメインフレーム5を上方に持ち上げる。

0054

第2工程では、図17に示すように、フロート12aの載置面29の上に受け具34を載置する。

0055

第3工程では、図18に示すように、ロッド10aをシリンダ9内に後退させることによって、調節部材27に荷重がかからない状態にする。

0056

第4工程では、フロート本体26から調節部材27を突出させて、フロート12aを伸長する。この第4工程は、調節部材27を補強するために、図19に示すようにフロート本体26から調節部材27を補強部材35の長さ以上に突出させる工程と、図20に示すようにフロート本体26の載置面29に補強部材35を載置する工程と、図21に示すように補強部材35が調節部材27の頭部31の下面33に当接するまで調節部材27をフロート本体26内に後退させる工程とを有することが好ましい。

0057

第5工程では、図22に示すように、ロッド10aをシリンダ9から突出させることによって、シリンダ9ひいては下部走行体1を持ち上げる。その後、図23に示すように、受け具34をフロート12a上から取り除いてもよい。

0058

<利点>
以上のように、当該建設機械は、ジャッキアップ装置3aによりロッド10aのシリンダ9に対する移動可能量よりも大きいジャッキアップ量で下部走行体1を持ち上げることができる。

0059

[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。

0060

当該建設機械は、専用の受け具を有さず、例えば枕木状の木材等を下部走行体と地面との間に配置して受け具として使用するものであってもよい。

0061

当該建設機械における伸縮機構は、ねじを用いたものに限られない。また、当該建設機械における伸縮機構は、ロッド又はフロートに取り付けることによってロッド又はフロートを伸長させる着脱可能な調節部材を用いるものであってもよい。

0062

当該建設機械のジャッキアップ装置は、ロッド及びフロートの双方に伸縮機構を設けたものであってもよい。

0063

本発明に係る建設機械は、特にクローラークレーン等の公道を走行できない建設機械に好適に利用することができる。

0064

1下部走行体
2上部旋回体
3,3aジャッキアップ装置
4クレーンアタッチメント
5メインフレーム
6クローラーフレーム
7クローラー
8揺動アーム
9シリンダ
10,10aロッド
11,11a油圧シリンダユニット
12,12aフロート
13 ロッド本体
14調節部材
15受け具
16補強部材
17支持面
18ねじ穴
19下端面
20ねじ部
21 頭部
22 上面
23 下面
24 凹部
25 載置面
26 フロート本体
27 調節部材
28 ねじ穴
29 載置面
30 ねじ部
31 頭部
32 凹部
33 下面
34 受け具
35 補強部材

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