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技術 万年筆

出願人 株式会社パイロットコーポレーション
発明者 菅原良昌横須賀極一郎芳野清隆鈴木孝洋
出願日 2017年6月29日 (4年0ヶ月経過) 出願番号 2017-127562
公開日 2019年1月24日 (2年5ヶ月経過) 公開番号 2019-010759
状態 特許登録済
技術分野 ペン・筆 シャープペンシル及び出没式、複式筆記具
主要キーワード 開閉蓋付き フッ素系グリス 回転カム機構 軸径方向 弾発部材 ペンポイント 押さえバネ 捻りコイルバネ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年1月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

気密性が高い開閉蓋付き万年筆を得ることを目的とする。

解決手段

軸筒の内部にペンペン芯とを重ねたペン先を前方に有した筆記体を前後動可能に収容し、弾性を有し筒状の弾性先首前端部に蓋体弾発部材弾発力で当接させて前記軸筒の前方を閉塞し、前記軸筒に設けた操作部を操作することにより前記筆記体のペン先部にて前記蓋体を押動して開放する構造の開閉蓋付きの万年筆であって、前記弾性先首における前記蓋体と接触する前端部に、外縁部と内縁部と該外縁部と該内縁部との間に形成した溝部とを設け、当該外縁部の前端面と当該内縁部の前端面にグリスが塗布され、前記溝部にグリスが充填されたことを特徴とする開閉蓋付きの万年筆。

概要

背景

従来より、軸筒の前方に蓋体を設けることでインキの乾燥防止や埃の侵入を防止する構造の万年筆は知られており、当該万年筆は軸筒に設けた操作体を操作することにより、軸筒内筆記体前進移動させてペン先で蓋体を押し開き、軸筒からペン先を突出させる構造の万年筆が、特許文献1(実開昭58−39889号公報)や特許文献2(特開2007−118347号公報)で開示されている。
特許文献1や特許文献2に見られる万年筆では、軸筒に対して蓋体が前後方向へ傾斜して配設されており、当該蓋体の後端側が軸棒係止され、当該軸棒を基点にして開閉する構造である。蓋体が閉じた状態においては、蓋体の裏面が軸筒の内部に配設した弾性を有する弾性先首前端部に対して当接して、気密を保つ構造となっている。

概要

気密性が高い開閉蓋付きの万年筆を得ることを目的とする。軸筒の内部にペンペン芯とを重ねたペン先を前方に有した筆記体を前後動可能に収容し、弾性を有し筒状の弾性先首の前端部に蓋体を弾発部材弾発力で当接させて前記軸筒の前方を閉塞し、前記軸筒に設けた操作部を操作することにより前記筆記体のペン先部にて前記蓋体を押動して開放する構造の開閉蓋付きの万年筆であって、前記弾性先首における前記蓋体と接触する前端部に、外縁部と内縁部と該外縁部と該内縁部との間に形成した溝部とを設け、当該外縁部の前端面と当該内縁部の前端面にグリスが塗布され、前記溝部にグリスが充填されたことを特徴とする開閉蓋付きの万年筆。

目的

本発明では、前記問題点を鑑みて、気密性が高い開閉蓋付きの万年筆を得ることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

軸筒の内部にペンペン芯とを重ねたペン先を前方に有した筆記体を前後動可能に収容し、弾性を有し筒状の弾性先首前端部に蓋体弾発部材弾発力で当接させて前記軸筒の前方を閉塞し、前記軸筒に設けた操作部を操作することにより前記筆記体のペン先部にて前記蓋体を押動して開放する構造の開閉蓋付き万年筆であって、前記弾性先首における前記蓋体と接触する前端部に、外縁部と内縁部と該外縁部と該内縁部との間に形成した溝部とを設け、当該外縁部の前端面と当該内縁部の前端面にグリスが塗布され、前記溝部にグリスが充填されたことを特徴とする開閉蓋付きの万年筆。

技術分野

0001

本発明は、軸筒の内部に筆記体を収容し、開閉可能な蓋体で軸筒の前方を密閉する構造の開閉蓋付き万年筆に関する。

背景技術

0002

従来より、軸筒の前方に蓋体を設けることでインキの乾燥防止や埃の侵入を防止する構造の万年筆は知られており、当該万年筆は軸筒に設けた操作体を操作することにより、軸筒内の筆記体を前進移動させてペン先で蓋体を押し開き、軸筒からペン先を突出させる構造の万年筆が、特許文献1(実開昭58−39889号公報)や特許文献2(特開2007−118347号公報)で開示されている。
特許文献1や特許文献2に見られる万年筆では、軸筒に対して蓋体が前後方向へ傾斜して配設されており、当該蓋体の後端側が軸棒係止され、当該軸棒を基点にして開閉する構造である。蓋体が閉じた状態においては、蓋体の裏面が軸筒の内部に配設した弾性を有する弾性先首前端部に対して当接して、気密を保つ構造となっている。

先行技術

0003

実開昭58−39889号公報
特開2007−118347号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで前記構造の万年筆では、蓋体を、バネ弾発力で弾性先首に当接させて閉塞させることから、気密性を向上させるためには、バネの弾発力を高く設定することが一つの手法として考えられる。
しかしながら、前記万年筆では、筆記体が、軸筒の内部に配設したスプリングにより後方へ弾発されており、操作体を操作して軸筒からペン先を突出させる際には、このスプリングの弾発力に加えて、蓋体を閉塞する前記バネの弾発力にも対抗して操作する必要があることから、蓋体を閉塞するバネの弾発力を高く設定することで、操作性を悪くしてしまう虞があった。
また、前記構造の万年筆では、ペンの先端へ設けた硬いペンポイントが蓋体に摺接しながら、当該蓋体を開閉する構造になっていることから、筆記体が前進する際には、ペンポイントがバネの弾発力で強く閉じられた蓋体の裏面に摺接して当該蓋体の裏面をすり減らしてしまったり、筆記体が後退する際にも、蓋体の前端部にペンポイントが触れてしまい、同じく該蓋体の裏面をすり減らしてしまったり、結果的に、蓋体による気密性を悪くしてしまう虞があった。

0005

本発明では、前記問題点を鑑みて、気密性が高い開閉蓋付きの万年筆を得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、
「軸筒の内部にペンとペン芯とを重ねたペン先を前方に有した筆記体を前後動可能に収容し、弾性を有し筒状の弾性先首の前端部に蓋体を弾発部材の弾発力で当接させて前記軸筒の前方を閉塞し、前記軸筒に設けた操作部を操作することにより前記筆記体のペン先部にて前記蓋体を押動して開放する構造の開閉蓋付きの万年筆であって、前記弾性先首における前記蓋体と接触する前端部に、外縁部と内縁部と該外縁部と該内縁部との間に形成した溝部とを設け、当該外縁部の前端面と当該内縁部の前端面にグリスが塗布され、前記溝部にグリスが充填されたことを特徴とする開閉蓋付きの万年筆。」である。

0007

弾性先首の前端部に設ける溝部は、当該溝部に充填するグリスを保持させるよう、深さやを設定すればよく、またその断面形状は特に限定されるものではなく、V形状やU形状や半円形状や四角形状など適宜選定することができる。
弾性先首は、ニトリルゴムフッ素ゴムシリコンゴムなどの弾性材料成形することができる。
グリスは、フッ素系グリスシリコン系グリスがインキへの影響が少なく好適である。
また、弾性先首の外縁部と内縁部を、蓋体が当接した際に弾性変形されるように形成することにより、蓋体がバネで弾性先首の前端部に当接した状態において、弾性先首の溝部内のグリスが蓋体の裏面に押し付けられるように密着して、軸筒内の気密性を向上させることができる。
外縁部および内縁部を弾性変形させる場合、その肉厚は、弾性先首を成形する弾性材料の硬度や形状、また蓋体を弾性先首に当接させるバネの弾発力などを考慮して適宜設定すればよい。

発明の効果

0008

本発明によれば、気密性が高い開閉蓋付きの万年筆を得ることができる。

図面の簡単な説明

0009

図1は、本実施の形態の万年筆を示す縦断面図である。
図2は、要部拡大図である。
図3は、図2の内部を前方から見た図である。
図4は、図2のA−A線断面図である。
図5は、弾性先首の前端面を前方から見た図である。
図6は、ペン先が没入した状態を示す前方断面図である。
図7は、ペン先が没入した状態における後方断面図である。
図8は、ペン先が突出した状態における後方断面図である。
図9は、ペン先が突出した状態を示す前方断面図である。

実施例

0010

次に図を用いて、本実施の形態の万年筆について説明を行う。
本実施の形態では、ペン先がある方を前方と表現し反対側を後方と表現する。
図1は、本実施の形態の万年筆を示す縦断面図で、図2は、要部拡大図である。図3は、図2の内部を前方から見た図で、図4は、図2のA−A線断面図である。図5は、弾性先首の前端面を前方から見た図である。図6は、ペン先が没入した状態における前方断面図であり、図7は、ペン先が没入した状態における後方断面図である。

0011

万年筆1は、前軸2と後軸3とを螺合した軸筒4の後方部にノック体5を配設し、ペン先6の後方にインキタンク7を備えた筆記体8を内部に収容している。
ペン先6は、ペン61とペン芯62とで構成し、ペン61の先端には、ビッカース硬さが700HVオスミウム基合金で成形したペンポイント61aを設けてあり、耐摩耗性を向上させている。

0012

前軸2の前方部には先端開口9aを有する先端カバー9を固設し一体としてある。
また、先端カバー9の内側となる前軸2の前方部には中空パイプ10を装着してあり、中空パイプ10の前方には弾性を有し前後が開口する弾性先首11を装着し、弾性先首11の前端部111を押さえバネ12により弾発された蓋体13で閉塞してある。

0013

図に示す通り、万年筆1は、押さえバネ12として捻りコイルバネを使用している。この押さえバネ12は、第一アーム12aを蓋体13の係止部13aに係止してあり、コイル部12bを蓋体13の支持部13bと共に中空パイプ10に固設した軸棒15で軸着してあり、第二アーム12cを中空パイプ10の側面に当接させている。

0014

前記弾性先首11の前端部111には、外縁部112と内縁部113と該外縁部112と該内縁部113との間に設けた半円形状の溝部114とを設けてあり、当該外縁部112の前端面112aと当該内縁部113の前端面113aにはフッ素系のグリスGを塗布し、溝部114にも同じくグリスGを充填してある。したがって、蓋体13が、弾性先首11の前端部111に当接する際には、押さえバネ12による弾性先首11の前端部111と蓋体13との密着性に加えて、グリスGが前端部111と蓋体13との微細な隙間を埋めることによる密着性が得られて、気密性を向上させることができる。
尚、本実施の形態では、弾性先首11をニトリルゴム(ショアA硬度70)で成形し、外縁部112および内縁部113の厚みが最小となる箇所(前端面112a,113aの近傍)が0.13mmとなるよう薄肉で形成してあることから、蓋体13が、押さえバネ12の弾発力で弾性先首11の前端部111に当接した際には、外縁部112と内縁部113が軸方向(後方)および軸径方向に弾性変形して、溝部114に充填されたグリスGが、蓋体13の裏面13cに押し付けられるように密着して、軸筒内の気密性を向上させることができる。

0015

図7に示すように、後軸3の後端開口部3aより突出したノック体5は、有底の薄肉の金属材からなるノックカバー16を両端が開口した筒状の樹脂材からなるノック部材17に被着してある。また、ノック部材17の内部には、筆記体8の後端に当接したスライダ18を摺動可能に配設してあり、スライダ18とノック部材17との間にはバネ19を配設し双方が離間する方向へ弾発してある。尚、スライダ18は後端に凸部18aを形成しノック部材17の内面には凸部17aを形成して当接するようにしてある。

0016

また、ノック部材17には、前端部に第一大径部17bを形成し、ノック体5を軸筒4に配設した状態で後軸3の内側となる位置に第二大径部17cを形成し、後端部に薄肉の第三大径部17dを形成してある。図に示すようにノック部材17とノックカバー16とは、ノックカバー16の内面16aにノック部材17の第二大径部17cと第三大径部17dとが密接するように圧入してある。尚、ノックカバー16を装着した状態でノック部材17の第一大径部17bはノックカバー16の前端から突出している。また、ノック部材17の第一大径部17bの外面には円周状の溝部17eを設けてあり、溝部17eにはOリング20を嵌着してある。図に示すように、スプリング14で弾発された筆記体8に当接したスライダ18とバネ19の弾発力によりノック体5が後退し、後軸4の後部内面4aにOリング20が密着した状態となっている。

0017

図8は、ノック体をノック操作したときの後部拡大図である。図に示すように軸筒4の後部にあるノック体5を前方へ押圧することにより、詳述はしないが、軸筒内に配した回転カム機構(図示せず)が作動して、筆記体8のペン先6が前方移動しながら蓋体13が軸棒15を軸心に回転して開かれる(図9参照)。

0018

図9を用いて前記操作時における万年筆の前方部を説明すると、筆記体8のペン先6の前方移動によって弾性先首11の前端部111を密閉していた蓋体13が開かれ、先端カバー9の先端開口9aからペン先6が突出される。この時、スプリング14は、前軸2の内面に形成した突部2aと筆記体8の段部8aとの間で圧縮される。

0019

再度ノック体5をノック操作することにより、ペン先6は先端開口9aに没入し、押さえバネ12の弾発力により蓋体13が弾性先首11の前端部111に当接して、軸筒を密閉する(図2図6参照)。

0020

1…万年筆、
2…前軸、2a…内段
3…後軸、3a…後端開口部、
4…軸筒、4a…後部内面、
5…ノック体、
6…ペン先、61…ペン、61a…ペンポイント、62…ペン芯、62a…前方部、
7…インキタンク、
8…筆記体、8a…外段
9…先端カバー、9a…先端開口、
10…中空パイプ、
11…弾性先首、111…前端部、112…外縁部、112a…前端面、113…内縁部、113a…前端面、114…溝部、
G…グリス、
12…押さえバネ、12a…第一アーム、12b…コイル部、12c…第二アーム、
13…蓋体、13a…係止部、13b…支持部、13c…裏面、
14…スプリング、
15…軸棒、
16…ノックカバー、16a…内面、
17…ノック部材、17a…凸部、17b…第一大径部、17c…第二大径部、17d…第三大径部、17e…溝部、17f…最大径部、
18…スライダ、18a…凸部、
19…バネ、
20…Oリング。

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