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技術 クリーム状整髪剤

出願人 株式会社ミルボン
発明者 瀧野雄介
出願日 2018年8月7日 (2年4ヶ月経過) 出願番号 2018-148593
公開日 2019年1月17日 (1年11ヶ月経過) 公開番号 2019-006780
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード B型粘度計 直鎖状飽和脂肪酸 浮遊感 セット力 カラーリング 脂肪酸アルカリ塩 ホホバ種子 液状エステル油
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年1月17日)のものです。
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課題

毛髪セット力を十分に確保しつつ、セット後の毛髪に対する引っ掛かりを抑制し、固体ロウ又は炭化水素等のセット力を保持する成分の配合量を低減可能なクリーム整髪剤を提供することを目的とする。

解決手段

本発明は、(A)固形のロウ又は炭化水素、(B)液状油、(C)ノニオン界面活性剤、(D)高級脂肪酸アニオン界面活性剤、(E)エチレングリコール平均付加モル数が32以下のポリエチレングリコール、及び(F)水が配合されたクリーム状整髪剤である。(A)固形のロウ又は炭化水素の配合量は、8質量%以下であるとよい。

概要

背景

従来から、毛髪をセットするための整髪剤として、再整髪性、毛髪への柔軟性等に優れるワックスのような固形整髪料幅広く用いられている。しかし、固形整髪料は、毛髪に均一に塗布することが難しい。

このような不都合に対し、毛髪全体に整髪剤を均一に塗布することが容易なエアゾールスプレー整髪剤が開発されている(特開2007−099683号公報参照)。しかし、毛髪のセット力を保持する成分である固体の油性成分を整髪剤原液中の溶媒に溶解させることは、常温では困難な場合がある。また、油性成分が析出することで、これらを十分に噴霧できない場合もある。

一方、整髪剤としては、剤型クリーム状とされたものもある。このようなクリーム状整髪剤は、ワックス状の剤型のものに比べてのばし易く、毛髪に均一に塗布することが容易であるという利点がある。クリーム状整髪剤は、セット力を保持する成分として固体のロウ又は炭化水素を含み、整髪剤をクリーム状とする成分として脂肪酸アルカリ塩等の乳化剤をさらに含んでいる(特開2011−102243号公報及び特開2013−040107号公報参照)。

しかし、クリーム状整髪剤では、剤型がクリーム状であるため、毛髪のセット力を向上させるためには、固体のロウ又は炭化水素等のセット力を保持する成分の配合量を多くする必要がある。一方、毛髪のセット力が向上すると、セット後の毛髪に指が引っ掛かりやすくなり、指通りが悪化するという不都合が生じる。

概要

毛髪のセット力を十分に確保しつつ、セット後の毛髪に対する引っ掛かりを抑制し、固体のロウ又は炭化水素等のセット力を保持する成分の配合量を低減可能なクリーム状整髪剤を提供することを目的とする。本発明は、(A)固形のロウ又は炭化水素、(B)液状油、(C)ノニオン界面活性剤、(D)高級脂肪酸アニオン界面活性剤、(E)エチレングリコール平均付加モル数が32以下のポリエチレングリコール、及び(F)水が配合されたクリーム状整髪剤である。(A)固形のロウ又は炭化水素の配合量は、8質量%以下であるとよい。なし

目的

本発明は、上記不都合に鑑みてなされたものであり、毛髪のセット力を十分に確保しつつ、セット後の毛髪に対する引っ掛かりを抑制し、固体のロウ又は炭化水素等のセット力を保持する成分の配合量を低減可能なクリーム状整髪剤を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

(A)固形ロウ又は炭化水素、(B)液状油、(C)ノニオン界面活性剤、(D)高級脂肪酸アニオン界面活性剤、(E)エチレングリコール平均付加モル数が32以下のポリエチレングリコール、及び(F)水が配合されたクリーム整髪剤

請求項2

上記(A)成分の配合量が8質量%以下である請求項1に記載のクリーム状整髪剤。

請求項3

上記(E)成分の配合量が3質量%以下である請求項1又は請求項2に記載のクリーム状整髪剤。

請求項4

上記(E)成分の配合量が1質量%以下である請求項3に記載のクリーム状整髪剤。

請求項5

上記(E)成分として液状のポリエチレングリコールが配合された請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のクリーム状整髪剤。

請求項6

(G)揮発性シリコーンがさらに配合され、上記(A)成分、上記(B)成分及び上記(G)成分の質量基準の配合量が、下記数式を満たす請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のクリーム状整髪剤。

請求項7

上記(A)成分の配合量が2質量%以上8質量%以下であり、上記(B)成分の配合量が0.5質量%以上10質量%以下であり、上記(G)成分の配合量が2.5質量%以上10質量%以下である請求項6に記載のクリーム状整髪剤。

技術分野

0001

本発明は、クリーム整髪剤に関する。

背景技術

0002

従来から、毛髪をセットするための整髪剤として、再整髪性、毛髪への柔軟性等に優れるワックスのような固形整髪料幅広く用いられている。しかし、固形整髪料は、毛髪に均一に塗布することが難しい。

0003

このような不都合に対し、毛髪全体に整髪剤を均一に塗布することが容易なエアゾールスプレー整髪剤が開発されている(特開2007−099683号公報参照)。しかし、毛髪のセット力を保持する成分である固体の油性成分を整髪剤原液中の溶媒に溶解させることは、常温では困難な場合がある。また、油性成分が析出することで、これらを十分に噴霧できない場合もある。

0004

一方、整髪剤としては、剤型がクリーム状とされたものもある。このようなクリーム状整髪剤は、ワックス状の剤型のものに比べてのばし易く、毛髪に均一に塗布することが容易であるという利点がある。クリーム状整髪剤は、セット力を保持する成分として固体のロウ又は炭化水素を含み、整髪剤をクリーム状とする成分として脂肪酸アルカリ塩等の乳化剤をさらに含んでいる(特開2011−102243号公報及び特開2013−040107号公報参照)。

0005

しかし、クリーム状整髪剤では、剤型がクリーム状であるため、毛髪のセット力を向上させるためには、固体のロウ又は炭化水素等のセット力を保持する成分の配合量を多くする必要がある。一方、毛髪のセット力が向上すると、セット後の毛髪に指が引っ掛かりやすくなり、指通りが悪化するという不都合が生じる。

先行技術

0006

特開2007−099683号公報
特開2011−102243号公報
特開2013−040107号公報

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は、上記不都合に鑑みてなされたものであり、毛髪のセット力を十分に確保しつつ、セット後の毛髪に対する引っ掛かりを抑制し、固体のロウ又は炭化水素等のセット力を保持する成分の配合量を低減可能なクリーム状整髪剤を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明者は、上記不都合を解決するために鋭意検討を重ねた結果、固形のロウ又は炭化水素が配合されたクリーム状整髪剤において、さらにエチレングリコール平均付加モル数が32以下のポリエチレングリコールを配合することで、上記不都合を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。

0009

すなわち、本発明は、
(A)固形のロウ又は炭化水素、
(B)液状油
(C)ノニオン界面活性剤
(D)高級脂肪酸アニオン界面活性剤
(E)エチレングリコールの平均付加モル数が32以下のポリエチレングリコール、及び
(F)水
が配合されたクリーム状整髪剤である。

0010

このようなクリーム状整髪剤によれば、(A)成分の配合量を低減しつつ、毛髪のセット力を十分に確保し、セット後の毛髪に対する指の引っ掛かりを抑制することが可能となる。

0011

上記(A)成分の配合量は、8質量%以下であるとよい。当該クリーム状整髪剤は、上記(E)エチレングリコールの平均付加モル数が32以下のポリエチレングリコールが配合されることで、上記(A)成分の配合量を8質量%以下と少なくした場合であっても、十分なセット力を確保しつつ、セット後の毛髪に対する指の引っ掛かり(指通りの悪化)を抑制することが可能となる。

0012

上記(E)成分の配合量は、3質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましい。上記配合量を3質量%以下とすることで、十分なセット力を確保しつつ、セット後の毛髪に対する指の引っ掛かりを抑制することが可能となる。特に、上記配合量を1質量%以下とすることで、セット後の毛髪に対する指の引っ掛かりをより適切に抑制することが可能となる。

0013

上記(E)成分として液状のポリエチレングリコールを配合するとよい。このように液状のポリエチレングリコールを配合することで、セット力をより適切にし、セット後の毛髪に対する指の引っ掛かりをより適切に抑制することが可能となる。

0014

本発明のクリーム状整髪剤には、
(G)揮発性シリコーンがさらに配合され、
上記(A)成分、上記(B)成分及び上記(G)成分の質量基準の配合量が、下記数式1を満たすとよい。

0015

当該クリーム状整髪剤は、上記(E)成分が配合されているから、十分なセット力を確保しつつ、セット後の毛髪に対する指の引っ掛かりを抑制することが可能となることに加えて、上記(G)揮発性シリコーンがさらに配合され、上記(A)成分、上記(B)成分及び上記(G)成分の配合量が上記数式を満たすことで、軽いスタイリング浮遊感のあるスタイリング)を実現することが可能となる。

0016

上記(A)成分の配合量が2質量%以上8質量%以下であり、上記(B)成分の配合量が0.5質量%以上10質量%以下であり、上記(G)成分の配合量が2.5質量%以上10質量%以下であることが好ましい。上記(A)成分、上記(B)成分及び上記(G)成分の配合量を、それぞれ上記範囲とすることで、十分なセット力の確保、セット後の毛髪に対する指の引っ掛かりの抑制、及び軽いスタイリングの実現という効果をバランスよく得ることが可能となる。

発明の効果

0017

本発明のクリーム状整髪剤は、(A)固形のロウ又は炭化水素、(B)液状油、(C)ノニオン界面活性剤、(D)高級脂肪酸系アニオン界面活性剤及び(F)水が配合され、さらに(E)エチレングリコールの平均付加モル数が32以下のポリエチレングリコールが配合されることにより、(A)固形のロウ及び炭化水素の配合量を少なくしても毛髪のセット力を十分に確保でき、毛髪に対する指の引っ掛かりを抑制することが可能となる。

0018

本発明のクリーム状整髪剤は、水中油滴型(O/W型)乳化物の形態とされた整髪剤である。当該クリーム状整髪剤は、(A)固形のロウ又は炭化水素、(B)液状油、(C)ノニオン界面活性剤、(D)高級脂肪酸系アニオン界面活性剤、(E)エチレングリコールの平均付加モル数が32以下のポリエチレングリコール、及び(F)水が配合されたものである。また、当該クリーム状整髪剤は、(G)揮発性シリコーンが配合されていることが好ましく、本発明の効果を損なわない範囲で、(H)その他の成分が任意に配合されたものでも良い。以下、当該クリーム状整髪剤について詳説する。

0019

<(A)固形のロウ又は炭化水素>
当該クリーム状整髪剤には、(A)成分として、固形のロウ、固形の炭化水素、又は固形のロウ及び固形の炭化水素が配合される。この(A)成分は、セット力の高い成分であり、25℃で固形のものである。(A)成分は、1種又は2種以上が用いられる。

0020

固形のロウとしては、例えば、キャンデリラロウミツロウモクロウカルナウバロウコメヌカロウラノリン等が挙げられる。

0021

固形の炭化水素としては、例えば、マイクロクリスタリンワックスパラフィンワセリンセレシン等が挙げられる。

0022

当該クリーム状整髪剤における(A)成分の配合量は、8質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、4質量%以下がさらに好ましい。当該クリーム状整髪剤は、(E)エチレングリコールの平均付加モル数が32以下のポリエチレングリコールが配合されることで、(A)成分の配合量を8質量%以下と少なくした場合であっても、毛髪のセット力を十分に確保しつつ、セット後の毛髪に対する指通りの悪化(指の引っ掛かり)を抑制することが可能となる。

0023

<(B)液状油>
当該クリーム状整髪剤に配合される(B)液状油は、25℃で液状の油脂、エステル油、又は炭化水素である。(B)液状油は、(A)固形のロウ又は炭化水素を溶解させるためのものである。

0024

(B)液状油は、1種又は2種以上が用いられる。(B)液状油としては、例えば、
マカデミアンナッツ油、ホホバ種子油、オリーブ油ローズヒップ油アボカド油、パーシック油、アーモンド種子油コーン油ヒマワリ種子油ハイブリッドヒマワリ油ヘーゼルナッツ油ヤシ油マンゴー種子油、アボカド油不ケン化物等の油脂;
ミリスチン酸ブチル2−エチルヘキサン酸アルキル(例えば2−エチルヘキサン酸セチルエチルヘキサン酸アルキル(C14−18)(括弧内の数値アルキル基炭素数である))、セバシン酸ジエチルリンゴ酸ジイソステアリルミリスチン酸2−ヘキシルデシルミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ポリプロピレングリコール−3ベンジルエーテル(ミリスチン酸PPG−3ベンジルエーテル)、パルミチン酸イソステアリルステアリン酸2−エチルヘキシルイソステアリン酸フィトステリルダイマージリノール酸ダイマージリノレイル等の液状エステル油
グリセリンモノセチルエーテルモノオレイルグリセリルエーテル等のアルキルグリセリルエーテル
植物性スクワランスクワラン流動パラフィン等の炭化水素;
等が挙げられる。

0025

当該クリーム状整髪剤における(B)液状油の配合量は、例えば0.5質量%以上10質量%以下であり、1.5質量%以上5質量%以下が好ましい。(B)液状油の含有量を上記範囲とすることで、当該クリーム状整髪剤の粘度調整や毛髪に塗布したときの感触の調節が容易となる。

0027

これらの中でも、(C)ノニオン界面活性剤として、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5モル以上15モル以下であるポリオキシエチレンセチルエーテルを配合すると良い。このポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテルポリオキシエチレンオレイルエーテルポリオキシエチレンベヘニルエーテル等が挙げられる。

0028

当該クリーム状整髪剤における(C)ノニオン界面活性剤の配合量は、例えば0.5質量%以上10質量%以下であり、2質量%以上5質量%以下が好ましい。(C)ノニオン界面活性剤の配合量を上記範囲とすることで、当該クリーム状整髪剤の乳化定性を高めることができ、当該クリーム状整髪剤の粘度調整や毛髪に塗布したときの感触の調節が容易となる。

0029

<(D)高級脂肪酸系アニオン界面活性剤>
当該クリーム状整髪剤に配合される(D)高級脂肪酸系アニオン界面活性剤は、(A)固形のロウ又は炭化水素の乳化を安定させるためのものである。(D)高級脂肪酸系アニオン界面活性剤は、高級脂肪酸のアニオンであり、当該アニオンの1種又は2種以上を含ませるために、高級脂肪酸塩、並びに/又は、高級脂肪酸及びこれを中和するアルカリを配合する。

0030

高級脂肪酸は、1種又は2種以上が用いられる。高級脂肪酸としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸イソステアリン酸等の直鎖状飽和脂肪酸;イソステアリン酸等の分枝飽和脂肪酸オレイン酸リノール酸等の直鎖状不飽和脂肪酸等が挙げられる。この高級脂肪酸の炭素数は、14以上20以下が良い。炭素数が14以上であると、皮膚に感じ刺激の抑制に良く、炭素数が20以下であると、クリームの感触を柔らかくするのに良い。

0031

上記高級脂肪酸塩は、1種又は2種以上が用いられると良い。この高級脂肪酸塩の形態としては、例えば、アルカリ金属塩アミン塩である。そのアルカリ金属塩は、ナトリウム塩カリウム塩等である。また、アミン塩は、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール塩、ジイソプロパノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等である。

0032

上記高級脂肪酸の中和用アルカリは、1種又は2種以上が用いられると良い。アルカリとしては、無機アルカリ及び有機アルカリのいずれも使用することができる。無機アルカリとしては、例えば、水酸化カリウム水酸化ナトリウムアンモニア等が挙げられる。有機アルカリとしては、例えば、アミノエチルプロパノールアルギニントリエタノールアミン等が挙げられる。

0033

(D)高級脂肪酸系アニオン界面活性剤における高級脂肪酸100質量部に対するアルカリの配合比は、1質量部以上20質量部以下であると良い。

0034

当該クリーム状整髪剤における(D)成分の配合量は、(D)成分を高級脂肪酸として換算したときに、例えば0.5質量%以上5質量%以下である。

0035

<(E)エチレングリコールの平均付加モル数が32以下のポリエチレングリコール>
当該クリーム状整髪剤に配合される(E)ポリエチレングリコールは、毛髪のセット力の向上、及びセット後に毛髪に対する指の引っ掛かりの抑制に寄与するものである。(E)ポリエチレングリコールは、エチレングリコールの平均付加モル数が32以下のものである。

0036

当該クリーム状整髪剤には、1種又は2種以上の(E)成分を配合すると良い。(E)成分としては、例えば、PEG−4(エチレングリコールの平均付加モル数が4のもの)、PEG−6(エチレングリコールの平均付加モル数が6のもの)、PEG−8(エチレングリコールの平均付加モル数が8のもの)、PEG−12(エチレングリコールの平均付加モル数が12のもの)、PEG−16(エチレングリコールの平均付加モル数が16のもの)、PEG−20(エチレングリコールの平均付加モル数が20のもの)、PEG−32(エチレングリコールの平均付加モル数が32のもの)等が挙げられる。(E)成分におけるエチレングリコールの平均付加モル数は、25以下が良く、20以下が好ましく、16以下がより好ましく、12以下がさらに好ましい。

0037

当該クリーム状整髪剤における(E)成分の配合量は、0.1質量%以上5質量%以下が好ましく、0.1質量%以上3質量%以下がより好ましく、0.1質量%以上1質量%以下がさらに好ましい。(E)ポリエチレングリコールの配合量を上記範囲とすることで、(A)成分の配合量を低減しつつ、十分なセット力を確保し、引っ掛かりを抑制することが可能となる。

0038

(E)ポリエチレングリコールは、固形及び液状のいずれでもよいが、液状のものがよい。(E)ポリエチレングリコールが液状であることで、毛髪のセット力が向上する。

0039

<(F)水>
当該クリーム状整髪剤における(F)水の配合量は、特に限定されないが、例えば40質量%以上である。

0040

<(G)揮発性シリコーン>
(G)揮発性シリコーンは、当該クリーム状整髪剤の任意成分であるが、当該クリーム状整髪剤に配合されることで、軽いスタイリング(浮遊感のあるスタイリング)を適切に実現することが可能となる。また、(G)揮発性シリコーンを(B)液状エステル油等の液状油(不揮発性油性成分)と併用することで、当該クリーム状整髪剤の粘度調節や毛髪への塗布性の調節がより容易となる。

0041

(G)揮発性シリコーンは、1種又は2種以上が用いられる。(G)揮発性シリコーンとしては、例えば、デカメチルシクロペンタシロキサンオクタメチルシクロテトラシロキサンドデカメチルシクロヘキサシロキサン等が挙げられる。これらの中でも、軽いスタイリング(浮遊感のあるスタイリング)をより適切に実現するためには、例えばデカメチルシクロペンタシロキサンを使用すると良い。

0042

当該クリーム状整髪剤における(G)揮発性シリコーンの配合量は、特に限定されないが、好ましくは1質量%以上15質量%以下、より好ましくは2.5質量%以上10質量%以下である。(G)揮発性シリコーンの配合量を上記範囲とすることで、軽いスタイリングを適切に実現し、かつ当該クリーム状整髪剤の粘度調節や毛髪への塗布性の調節がより容易となる。

0043

当該クリーム状整髪剤における(G)揮発性シリコーンの配合量は、下記数式2を満たすとよい。

0044

0045

当該クリーム状整髪剤は、(E)成分が配合されているから、毛髪のセット力を十分に確保しつつ、セット後の毛髪に対する指の引っ掛かりを抑制することが可能となることに加えて、(G)揮発性シリコーンがさらに配合され、(A)成分、(B)成分及び(G)成分の配合量が上記数式2を満たすことで、軽いスタイリング(浮遊感のあるスタイリング)を実現することが可能となる。このような効果をより適切に得るためには、(A)成分及び(B)成分の配合量はさらに、下記数式3を満たすことが好ましい。

0046

0047

上記数式2及び数式3を満たす場合、(A)成分の配合量としては2質量%以上8質量%以下、(B)成分の配合量としては0.5質量%以上10質量%以下、(G)成分の配合量としては2.5質量%以上10質量%以下が好ましい。

0048

<(H)その他の成分>
(H)その他の成分は、公知の整髪剤に配合されているものから適宜選定したものであると良い。(H)その他の成分としては、例えば、多価アルコール、高級脂肪酸系以外のアニオン界面活性剤、固形油脂液状炭化水素不揮発性シリコーン高分子化合物防腐剤香料等が挙げられる。

0049

当該クリーム状整髪剤に1種又は2種以上の多価アルコールを配合することで、毛髪の保湿性を向上させることができる。当該クリーム状整髪剤における多価アルコールの配合量は、例えば1質量%以上8質量%以下である。

0050

多価アルコールとしては、例えば、プロパンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコールプロピレングリコールジプロピレングリコールグリセリンジグリセリンブチレングリコール等が挙げられる。

0051

<pH>
当該クリーム状整髪剤のpHは、通常3以上9以下であり、5以上8以下がより好ましい。なお、pHの調整は、例えば有機酸無機酸、アルカリ金属水酸化物等を用いて行うことができる。

0052

<粘度>
当該クリーム状整髪剤の粘度は、例えば10,000mPa・s以上80,000mPa・s以下である。ここで、粘度は、B型粘度計において、粘度に応じて選定したローターを使用して25℃で計測した60秒後の値である。

0053

使用方法
当該クリーム状整髪剤は、毛髪のセット前に適量を手に取る等して、濡れている毛髪又は乾燥している毛髪に塗布することで、毛髪をスタイリングすることができる。当該クリーム状整髪剤は、パーマ処理カラーリング処理又はブリーチ処理履歴がある毛髪、及びそれらの処理の履歴がない毛髪のいずれにも使用することができる。

0054

以下、当該クリーム状整髪剤を実施例により説明する。だたし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、クリーム状整髪剤における各成分の配合量としては、全体で100質量%となるように各成分の配合量を質量%で示し、表1ではその質量%の表示を省略して数値のみで示している。

0055

評価方法
実施例、比較例及び参考例で行なった評価方法について説明する。

0056

(毛髪のセット力)
毛髪のセット力は、毛髪の整え易さとして評価者5人で評価した。各評価者には、評価基準よりも「良い」、評価基準と「同等」、又は評価基準よりも「悪い」のいずれかで評価してもらった。評者者5人の評価結果については、「良い」=「1点」、「同等」=「0点」、「悪い」=「−1点」とし、その合計点数として算出した。

0057

(毛髪の引っ掛かり(指通り))
毛髪の引っ掛かりは、セット後の毛髪の指通りとして評価者5人で評価した。各評価者には、評価基準よりも「良い」、評価基準と「同等」、又は評価基準よりも「悪い」のいずれかで評価してもらった。評者者5人の評価結果については、「良い」=「1点」、「同等」=「0点」、「悪い」=「−1点」とし、その合計点数として算出した。

0058

(スタイリングの軽さ)
スタイリングの軽さは、セット後の毛髪の浮遊感として評価者5人で評価した。各評価者には、評価基準よりも「良い」、評価基準と「同等」、又は評価基準よりも「悪い」のいずれかで評価してもらった。評者者5人の評価結果については、「良い」=「1点」、「同等」=「0点」、「悪い」=「−1点」とし、その合計点数として算出した。
なお、実施例1〜5、比較例1及び参考例については、スタイリングの軽さの評価は行っていない。

0059

(評価基準)
評価基準は、実施例1〜5、比較例1及び参考例については比較例1であり、実施例6〜9については実施例6である。

0060

<実施例1〜5、比較例1及び参考例>
実施例1〜5、比較例1及び参考例のクリーム状整髪剤を表1に示す組成で調製し、クリーム状O/W型乳化物の剤型とした。

0061

実施例1〜5、比較例1及び参考例のクリーム状整髪剤について、毛髪のセット力及び毛髪の引っ掛かりを評価した。その結果は、表1に示した。表1での「総合評価」とは、「毛髪のセット力」の点数と「セット後の毛髪の引っ掛かり(指通り)」の点数の加算値である。

0062

0063

ここで、表1の「エチルヘキサン酸アルキル(C14−18)」における(C14−18)とは、アルキルの炭素数が14〜18であることを意味している。
「ポリオキシエチレンセチルエーテル(10E.O.)」及び「ポリオキシエチレンセチルエーテル(6E.O.)」における(10E.O.)及び(6E.O.)とは、それぞれエチレンオキサイドの平均付加モル数が「10」及び「6」であることを意味している。
精製水の欄の「計100とする」とは、クリーム状整髪剤に配合される精製水以外の各成分に、精製水の量を加えて100質量%となるようにしたことを意味している。

0064

表1から明らかなように、実施例1〜5のクリーム状整髪剤は、評価基準である比較例1のクリーム状整髪剤に比べて、引っ掛かり(指通り)の評価がやや低いものの、セット力の評価が優れているため、総合評価がプラスとなった。

0065

ここで、実施例1〜5のクリーム状整髪剤と比較例1のクリーム状整髪剤とは、(A)成分の配合量が同じであるが、実施例1〜5のクリーム状整髪剤には(E)成分が配合されているのに対して、比較例1のクリーム状整髪剤には(E)成分が配合されていない。すなわち、実施例1〜5のクリーム状整髪剤は、(E)成分が配合されることで、(A)成分の配合量が少ない場合であっても好適なセット力を確保できている。

0066

また、実施例1〜5のクリーム状整髪剤は、(A)成分の配合量が5質量%を超え、かつ(E)成分が配合されていない参考例のクリーム状整髪剤に比べて、セット力の評価がやや劣るものの引っ掛かり(指通り)の評価が優れているため、総合評価で優っていた。すなわち、実施例1〜5のクリーム状整髪剤は、(E)成分が配合されることで、(A)成分の配合量が少ないにもかかわらず、(A)成分の配合量が3倍である参考例と遜色のないセット力を確保できると同時に、引っ掛かりが抑制され、指通りに優れたものとなっている。

0067

<実施例6〜9>
実施例6〜9のクリーム状整髪剤を表2に示す組成で調製し、クリーム状O/W型乳化物の剤型とした。
実施例6〜9のクリーム状整髪剤について、毛髪のセット力、毛髪の引っ掛かり及びスタイリングの軽さを評価した。その結果は、表2に示した。表2での「総合評価」とは、「毛髪のセット力」の点数、「セット後の毛髪の引っ掛かり(指通り)」の点数及び「セット後のスタイリングの軽さ」の点数の加算値である。

0068

0069

表2から明らかなように、実施例7,8のクリーム状整髪剤は、評価基準である実施例6のクリーム状整髪剤と比べて、総合評価が同等又はそれ以上となった。これ対して、実施例9のクリーム状整髪剤は、評価基準である実施例6のクリーム状整髪剤に比べて、総合評価が劣っていた。

実施例

0070

ここで、実施例9のクリーム状整髪剤は、上記数式2の条件を満たすものであるが、(A)成分及び(B)成分の配合量が多いために、上記数式3の条件を満たしていない。従って、上記数式2及び上記数式3の条件を満たすことで、セット力、引っ掛かり及びスタイリングの3項目の総合評価が優れたものとなることが理解できる。

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