図面 (/)

技術 入力補助装置

出願人 インター・ラボ株式会社
発明者 三村貴志
出願日 2017年6月14日 (2年5ヶ月経過) 出願番号 2017-116523
公開日 2019年1月10日 (10ヶ月経過) 公開番号 2019-003362
状態 未査定
技術分野 キーボード等からの入力 データの入出力機構(インターフェイス)
主要キーワード Y座標 IDアプリケーション X座標 オス型コネクタ ID仕様 入力補助装置 SDA信号 SCL信号
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年1月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

ユーザーが普段から使い慣れ携帯型端末を、パーソナルコンピュータ等の入力装置とすることを容易に実現するための入力補助装置を提供する。

解決手段

入力補助装置1は、操作端末と接続される入力側インタフェース13と、情報処理装置が接続される出力側インタフェース14と、操作データ処理部15とを備えており、操作データ処理部15は、入力側インタフェース13から入力された操作データをもとに、HID(Human Interface Device)の仕様に基づいたレポートディスクリプタを生成し、出力側インタフェース14から出力する。

概要

背景

近年、スマートフォンが世の中に浸透しており、生まれた時からスマートフォンが身近に存在する、『スマネイティブ』と呼ばれる若年層が増えてきている。一方、オフィスや学校等では依然、デスクトップ型ノート型パーソナルコンピュータが多く使用されており、キーボードマウス入力操作が一般的である。スマホネイティブ世代は、キーボードやマウスよりもスマートフォンでの入力操作に長けていることがあり、文字入力操作は、いわゆる「フリック入力」という、タッチスクリーンに表示された特定の文字領域を指でスライド操作することで、効率的に文字入力を行うことができる。しかし、オフィスや学校等では、慣れしんだスマートフォンよりもキーボードやマウスでの入力操作が強要され、その操作に慣れていないうちは、書類作成などの作業に多くの時間がかかってしまう。

また、タブレット型の端末所有しているユーザーの場合、外出先で文字入力を行うために折り畳み式のキーボードを所有していることがあるが、外出時にそのキーボードを持ち歩かなければならず、不便である。

パーソナルコンピュータの操作を容易にするための手段が記載された下記の特許文献が存在する。下記特許文献の技術では、携帯型端末であるPDA11にHIDアプリケーションプログラム251とバーチャルドライバ253がインストールされている。HIDアプリケーションプログラム251は、PDA11で入力された操作データ(例えばジョグダイヤル操作データ)を、HID仕様の操作データ(例えばマウスホイールの操作データ)に変換する。さらにバーチャルドライバ253は、HID仕様の操作データをUSBのプロトコル準拠した操作データに変換し、変換したデータは、USBバスインタフェース281を介してパーソナルコンピュータに送信される。

概要

ユーザーが普段から使い慣れた携帯型端末を、パーソナルコンピュータ等の入力装置とすることを容易に実現するための入力補助装置を提供する。入力補助装置1は、操作端末と接続される入力側インタフェース13と、情報処理装置が接続される出力側インタフェース14と、操作データ処理部15とを備えており、操作データ処理部15は、入力側インタフェース13から入力された操作データをもとに、HID(Human Interface Device)の仕様に基づいたレポートディスクリプタを生成し、出力側インタフェース14から出力する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

操作端末が接続される入力側インタフェースと、情報処理装置が接続される出力側インタフェースと、操作データ処理部とを備える入力補助装置であって、前記操作データ処理部は、入力側インタフェースから入力された操作データをもとに、HID(Human Interface Device)の仕様に基づいたレポートディスクリプタを生成し、出力側インタフェースから出力することを特徴とする入力補助装置。

請求項2

前記操作データ処理部は、入力側マイクロコントローラと出力側マイクロコントローラとからなり、出力側マイクロコントローラは、前記入力側インタフェースから入力された操作データをもとに、HID(Human Interface Device)の仕様に基づいたレポートディスクリプタを生成し、出力側インタフェースから出力することを特徴とする請求項1に記載の入力補助装置。

請求項3

前記入力側インタフェースは、無線通信部を備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の入力補助装置。

技術分野

0001

本発明は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置入力補助装置に関するものである。

背景技術

0002

近年、スマートフォンが世の中に浸透しており、生まれた時からスマートフォンが身近に存在する、『スマネイティブ』と呼ばれる若年層が増えてきている。一方、オフィスや学校等では依然、デスクトップ型ノート型のパーソナルコンピュータが多く使用されており、キーボードマウス入力操作が一般的である。スマホネイティブ世代は、キーボードやマウスよりもスマートフォンでの入力操作に長けていることがあり、文字入力操作は、いわゆる「フリック入力」という、タッチスクリーンに表示された特定の文字領域を指でスライド操作することで、効率的に文字入力を行うことができる。しかし、オフィスや学校等では、慣れしんだスマートフォンよりもキーボードやマウスでの入力操作が強要され、その操作に慣れていないうちは、書類作成などの作業に多くの時間がかかってしまう。

0003

また、タブレット型の端末所有しているユーザーの場合、外出先で文字入力を行うために折り畳み式のキーボードを所有していることがあるが、外出時にそのキーボードを持ち歩かなければならず、不便である。

0004

パーソナルコンピュータの操作を容易にするための手段が記載された下記の特許文献が存在する。下記特許文献の技術では、携帯型端末であるPDA11にHIDアプリケーションプログラム251とバーチャルドライバ253がインストールされている。HIDアプリケーションプログラム251は、PDA11で入力された操作データ(例えばジョグダイヤル操作データ)を、HID仕様の操作データ(例えばマウスホイールの操作データ)に変換する。さらにバーチャルドライバ253は、HID仕様の操作データをUSBのプロトコル準拠した操作データに変換し、変換したデータは、USBバスインタフェース281を介してパーソナルコンピュータに送信される。

先行技術

0005

特開2005−182630号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記特許文献の技術では、携帯型端末にHIDアプリケーションプログラムとバーチャルドライバがインストールされている必要がある。しかし、本発明の背景技術に記載したスマートフォンの一般ユーザーにとって、オペレーティングシステム(OS)の制御に干渉するデバイスドライバを扱うことは難しく、また機種によっては、正規のものでないデバイスドライバをインストールすることが許されていない場合もある。

0007

本発明は、上記課題を鑑みて発明されたものであり、ユーザーが普段から使い慣れた携帯型端末をパーソナルコンピュータ等の入力装置とすることを、容易に実現するために発案された入力補助装置である。

課題を解決するための手段

0008

本発明の入力補助装置は、操作端末が接続される入力側インタフェースと、情報処理装置が接続される出力側インタフェースと、操作データ処理部とを備える入力補助装置であって、前記操作データ処理部は、入力側インタフェースから入力された操作データをもとに、HID(Human Interface Device)の仕様に基づいたレポートディスクリプタを生成し、出力側インタフェースから出力することを特徴とする。

0009

また、本発明の操作データ処理部は、入力側マイクロコントローラと出力側マイクロコントローラとからなり、出力側マイクロコントローラは、前記入力側インタフェースから入力された操作データをもとに、HID(Human Interface Device)の仕様に基づいたレポートディスクリプタを生成し、出力側インタフェースから出力することを特徴とする。

0010

また、本発明の入力側インタフェースは、無線通信部を備えていることを特徴とする。

発明の効果

0011

本発明によれば、ユーザーが普段から使い慣れた携帯型端末をパーソナルコンピュータ等の入力装置とすることを容易に実現することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の第1実施例における、入力補助装置と操作端末と情報処理装置の接続形態を表す図。
本発明の第1実施例における、入力補助装置1の詳細構成を表すブロック図。
本発明の第1実施例における、操作端末2の詳細構成を表すブロック図。
本発明における、情報処理装置3の詳細構成を表すブロック図。
本発明における、入力補助装置、携帯端末、情報処理装置との間の通信処理を表すシーケンス図。
本発明における、入力補助アプリケーションプログラムの第1の画面表示例。
本発明における、入力補助アプリケーションプログラムの第2の画面表示例。
本発明の第2実施例における、入力補助装置と操作端末と情報処理装置の接続形態を表す図。
本発明の第2実施例における、入力補助装置1の詳細構成を表すブロック図。
本発明の第2実施例における、操作端末2の詳細構成を表すブロック図。
本発明の第3実施例における、入力補助装置1の詳細構成を表すブロック図。

実施例

0013

まず、本発明の第1の実施例を説明する。

0014

図1は、本発明の第1の実施例における、入力補助装置1と操作端末2と情報処理装置3とを接続した様子を表した図である。操作端末2は例えばスマートフォンであり、タッチディスプレイ22を備えている。情報処理装置3は例えばデスクトップ型のパーソナルコンピュータである。入力補助装置1は、シリアル通信で操作端末2および情報処理装置3と通信し、電気信号を1ビット単位で逐次的に送受信する。シリアル通信の方式としては、USB(Universal Serial Bus)、RS−232C、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)、イーサネット登録商標)などが適用可能である。本実施例ではUSBの通信方式を例に挙げて説明するため、入力補助装置1は、USBケーブル4により操作端末2および情報処理装置3と接続されているものとする。

0015

図2は、図1の入力補助装置1の詳細構成を表すブロック図である。入力補助装置1は、その内部に入力側マイクロコントローラ11、出力側マイクロコントローラ12、入力側USBコネクタ13(メス型)、出力側USBコネクタ14(メス型)を備えている。入力側マイクロコントローラ11と入力側USBコネクタ13、出力側マイクロコントローラ12と出力側USBコネクタ15はそれぞれ、D+/D−の2つの信号線を用いて、パケット化されたデジタルデータを送受信する。図2においては、上記2つの信号線を簡略化して一本の破線で表している。入力側USBコネクタ13と出力側USBコネクタ14には、それぞれオス型コネクタを備えたUSBケーブル4が挿入される。

0016

図2の入力側マイクロコントローラ11と出力側マイクロコントローラ12は、アイスクエアド・シー(I2C:Inter-IntegratedCircuit)の方式でシリアルデータを送受信する機能を備えたマイクロコントローラである。I2Cの通信では、マスタ側デバイスが送信するクロックSCL信号)でデータ送受のタイミングをとり、スレーブ側のデバイスとデータ信号SDA信号)を送受信する。本実施例では、入力側マイクロコントローラ11がマスタ側のデバイス、出力側マイクロコントローラ12がスレーブ側のデバイスとする。図2において、SCL信号とSDA信号が流れる2つの信号線を簡略化して一本の実線で表している。本実施例では、入力側マイクロコントローラ11と出力側マイクロコントローラ12をまとめて操作データ処理部15とする。操作データ処理部15は、シリアルデータを送受信する機能を備えていれば良く、I2Cの方式に換えてSPI(Serial Peripheral Interface)や、1-Wire(登録商標)、UART等であっても良い。

0017

図3は、図1の操作端末2の詳細構成を表すブロック図である。操作端末2は、CPU21、ROM22、RAM23、不揮発性メモリからなる記憶部24、USBコントローラ25、USBコネクタ26を備えており、それぞれは実線で示す内部バスにより相互に接続されている。ROM22には、例えばAndroid(登録商標)のオペレーティングシステム(OS)のプログラムが記録されている。また記憶部24には、入力補助アプリケーションプログラムが記憶されており、ユーザーの操作に応じて、CPU21はその入力補助アプリケーションプログラムをRAM23にロードして実行する。USBコントローラ25は、例えばIC(IntegratedCircuit)で構成され、入力補助アプリケーションプログラムで生成された操作データを受け取り、USBの規格に準じた形式パケットフォーマット(以下、USBパケットと称する)に加工して、USBコネクタ26から出力する。

0018

図4は、図1の情報処理装置3の詳細構成を表すブロック図である。情報処理装置3は、例えばパーソナルコンピュータであり、CPU31、ROM32、RAM33、ハードディスクや不揮発性メモリからなる記憶部34を備え、実線で示す内部バスにより各々が相互に接続されている。内部バスには、入出力インタフェース35も接続されている。入出力インタフェース35には、例えばディスプレイ36やスピーカ37といった外部出力装置が接続されている。さらに、入出力インタフェース35には、USBコントローラ38とUSBコネクタ39を介してキーボードやマウスなどの外部入力装置を接続することができる。USBコネクタ39は複数設けられていても良い。また、USBコントローラ38とUSBコネクタ39は一例であり、他のシリアル通信(RS−232C、UART、イーサネット(登録商標)など)に対応したインタフェースに換えても良い。CPU31は、ROM32に記憶されているプログラム、または、記憶部34からRAM33にロードされたプログラムに従って、各種の処理を実行する。

0019

次に、図5のシーケンス図を参照して、入力補助装置1、操作端末2、情報処理装置3との間の通信について説明する。

0020

入力補助装置1と情報処理装置3がUSBケーブル4で接続されると、情報処理装置3のUSBコネクタ39の信号線(D+またはD−)の電位ハイレベルになり、情報処理装置3はUSB通信通信準備コンフィギュレーション)を開始する。同様に、入力補助装置1と操作端末2がUSBケーブル4で接続されると、操作端末2のUSBコネクタ26の信号線、D+またはD−の電位がハイレベルになり、操作端末2は通信準備(コンフィギュレーション)を開始する。図5のシーケンス図では、情報処理装置3が操作端末2よりも先に通信準備を開始しているが、実際はUSBケーブル4が接続された順に接続を開始する。

0021

続いて、操作端末2と情報処理装置3は、入力補助装置1に対してデバイスディスクリプタ転送するように要求する。デバイスディスクリプタにはUSB仕様バージョン情報データ転送における最大パケット長機器のIDなど、USB通信を確立するための基本的な情報が含まれており、入力側マイクロコントローラ11および出力側マイクロコントローラ12の図示しない不揮発性メモリなどに予め記録されている。

0022

情報処理装置3からのデバイスディスクリプタの転送要求は、入力補助装置1の出力側マイクロコントローラ12で受信される。続いて、出力側マイクロコントローラ12は情報処理装置3に対して、自己のデバイスディスクリプタと共に、HIDディスクリプタを送信する。HIDディスクリプタとは、そのデバイスがHID(Human Interface Device)クラスの装置であることを示す情報である。HIDディスクリプタを受信した情報処理装置3は、入力補助装置1をHIDクラスの装置であると認識する。すなわち、情報処理装置3は入力補助装置1を、キーボードやマウスなどの入力装置として認識することになる。

0023

一方、入力補助装置1の出力側マイクロコントローラ12は、操作端末2の方にはデバイスディスクリプタのみを送信し、HIDディスクリプタは送信しない。これは、操作端末2は入力補助装置1に対して、入力操作のデータを転送するのみであり、入力補助装置1がキーボードやマウスなどの装置であるかどうかを認識する必要が無いためである。

0024

デバイスディスクリプタとHIDディスクリプタを受信した情報処理装置3は、コンフィギュレーション完了通知を入力補助装置1に返信する。一方、デバイスディスクリプタを受信した操作端末2も、コンフィギュレーション完了通知を入力補助装置1に返信する。これにより、入力補助装置1と操作端末2と情報処理装置3との通信準備が整ったことになる。

0025

携帯端末2のユーザーが入力補助アプリケーションプログラムを介して情報処理装置3の入力操作を行う際には、携帯端末2のユーザーは、タッチディスプレイ22を操作して、入力補助アプリケーションプログラムを起動させる。入力補助アプリケーションプログラムの起動時に、上記の通信準備が完了していない場合は、入力補助アプリケーションプログラムは強制的に終了する。

0026

図6および図7は、入力補助アプリケーションプログラムの実行時にタッチディスプレイ22に表示されるGUI(Graphical User Interface)の例である。

0027

図6に示すとおり、本実施例においては、日本語入力に対応したキーボードの配列(109型配列)に従って、画面の上側に「Shift」キーや「Enter」キーなどのオプションキー群51と、画面の下側に日本語五十音を入力するためのメインキー群52を表示する。図6の例では、メインキー群52は、OSに標準搭載される日本語文字入力のIME(Input Method Editor)を呼び出して表示しているが、アルファベット直接入力するためのフルキーボードのGUIを表示しても良い。

0028

また図7のように、画面の下側に、マウス操作に対応したマウス操作画面70を表示させても良い。その場合、アプリケーションプログラムは、左クリックアイコン71がタップされたことを検出すると、マウスの左クリックがなされたと判断し、右クリックアイコン72がタップされたことを検出すると、マウスの右クリックがなされたと判断する。さらに、中央上部のホイールアイコン73が上下にスライド操作されると、マウスのホイールが上下に操作されたと判断され、マウスポインタ領域74をタッチした状態でスライド操作がされると、その軌跡に対応してマウスポインタのX座標Y座標更新されたと判断する。

0029

なお、図6および図7のオプションキー群51の領域には、入力モード切換えキー63を表示している。入力モード切換えキー63をタッチ操作すると、メインキー群52とマウス操作画面の表示が相互に切り換わる。

0030

次に、図5に戻って、通信準備が整った後の入力補助装置1、操作端末2、情報処理装置3の間の通信について説明する。通信準備が整った後、携帯端末2の入力補助アプリケーションプログラムは、タッチディスプレイ22に対するユーザーの入力操作があるまで待機する。

0031

次にユーザーが、例えば図6のメインキー群52から、フリック入力で『け』と入力した場合には、入力補助アプリケーションプログラムは操作データとして、アルファベットの『k』に対応する16進数で表される1バイトのキーコードと、『e』に対応する16進数で表される1バイトのキーコードを連続して生成する。それらのキーコードは、USBコントローラ25でUSBパケットのデータパケットに挿入されて送信される。同様に、『ゃ(小文字)』を入力した場合には、『x』『y』『a』のそれぞれに対応したキーコードが連続して生成され、同様の手順にて送信される。

0032

操作端末2から送信されたUSBパケットは入力側マイクロコントローラ11に入力される。そして、入力側マイクロコントローラ11はパケットデータをSDAの信号線を介して、そのまま出力側マイクロコントローラ12に送る。

0033

次に、出力側マイクロコントローラ12は、そのパケットデータから、入力補助アプリケーションで生成されたキーコードを抽出し、HID機器の仕様に基づいたレポートディスクリプタを生成する。例えば、アルファベットの『k』に対応するキーコードが抽出された場合は『k』に対応するキーコードが挿入されたレポートディスクリプタを生成し、『e』に対応するキーコードが抽出された場合は『e』に対応するキーコードが挿入されたレポートディスクリプタがそれぞれ生成される。レポートディスクリプタは、出力側マイクロコントローラ12からUSBパケットのデータパケットに挿入され、情報処理装置3に送信される。

0034

情報処理装置3は、入力補助装置1から送られたUSBパケットを受信し、CPU31においてレポートディスクリプタに含まれるキーコードを読み取ることで、HIDクラスの装置からの操作データと認識する。そして、情報処理装置3でワードプロセッサ等のアプリケーションプログラムが実行中の場合、このキーコードを利用して、文字入力処理が行われる。例えば、『k』と『e』のキーコードが送られてきたときに、情報処理装置3のオペレーティングシステムの入力モードが「ひらがな・ローマ字」の場合は、『け』の文字が表示される。また、入力モードが「半角英数・ローマ字」の場合は、『k』と『e』がそれぞれ表示される。この情報処理装置3での処理は、一般的なHIDクラスのキーボード装置を接続した場合と同様の処理である。

0035

また、入力補助アプリケーションプログラムは、図6および図7のオプションキー群51の各キーの領域がタッチ操作されている(入力操作がされている)間も、操作データとして、各キーに対応するキーコードを生成して、USBパケットのデータパケットに挿入して送信する。オプションキー群51とメインキー群52が同時に入力されている場合は、オプションキー群51の各キーに対応するキーコードと、メインキー群52の各文字に対応するキーコードが同一のUSBパケットのデータパケットに挿入されて入力補助装置1に送信される。

0036

上記の同時入力のキーコードが含まれたUSBパケットが操作端末2から送られてきた場合、入力補助装置1の出力側マイクロコントローラ12は、一つのレポートディスクリプタに複数のキーコードを挿入する。ただし、オプションキー群51のうち修飾キー(Alt、Shift、Ctrlなど)の入力があった場合、レポートディスクリプタの所定の1バイト分の領域(「修飾キービット」)にビットフラグを立てる。すなわち、各修飾キーに対応するビット部分が「1」になり、入力されていないキーのビット部分は「0」になる。

0037

一方、図7のように、入力補助アプリケーションプログラムでマウス操作画面70を表示させている場合は、左クリックアイコン71、右クリックアイコン72、ホイールアイコン73、マウスポインタ領域74のそれぞれに対する操作に応じて、マウスのボタンやホイールが操作されたこと、及びマウスポインタのX・Y座標の変化を示す操作データを生成する。それらのデータはUSBコントローラ24に出力されて、USBパケットのデータパケットの位置に挿入され、入力補助装置1に送信される。

0038

次に、入力補助装置側1では、USBパケットからマウスの操作データを含んだレポートディスクリプタを生成する。そのレポートディスクリプタには、マウスのボタン操作、X軸の移動量、Y軸の移動量をそれぞれ示す、各1バイト長のデータが含まれている。生成されたレポートディスクリプタは、出力側マイクロコントローラ12でUSBパケットのデータパケットに挿入されて、情報処理装置3に送信される。情報処理装置3では、送られてきたUSBパケットからマウスの操作データを抽出し、ボタン操作、マウスポインタ操作などに対応した処理を行う。

0039

第1の実施例では、操作端末2からキーボード操作、マウス操作に対応する操作データを送信し、入力補助装置1の操作データ処理部15では、その操作データをもとにHIDの仕様に基づいたレポートディスクリプタを生成して情報処理装置3に送信している。このため、操作端末2が実際はHIDクラスの装置でなくとも、情報処理装置3は、受信したレポートディスクリプタをHIDクラスの装置から送られてきたものと同様に扱うことができる。従って、ユーザーが普段から使い慣れた操作端末2に特別なデバイスドライバを導入することなしに、容易に情報処理装置3の入力装置とすることができる。

0040

次に、本発明の第2の実施例を説明する。

0041

図8は、本発明の第2の実施例における、入力補助装置1と操作端末2と情報処理装置3とを接続した様子を表した図である。第2の実施例では、入力補助装置1と操作端末2とが所定の無線通信規格に準じて無線通信を行う。無線通信規格の例として、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth Low Energy(登録商標)、ZigBee(登録商標)などを採用することが考えられる。入力補助装置1と情報処理装置3は、第1の実施例と同じく、USBケーブル4で有線接続されている。

0042

図9は、本発明の第2の実施例における、入力補助装置1の詳細構成を表すブロック図である。第1の実施例との相違点は、入力側USBコネクタ13に換えて、所定の無線通信規格に準拠した通信機能を有する無線通信部100を備えている点である。無線通信部100と入力側マイクロコントローラ11は、I2CやSPIなどの各種シリアル通信の方式で通信する。図9では、無線信号部100と入力側マイクロコントローラ11の通信に使用される信号線を簡略化して破線で表している。無線通信部100は、受信した無線信号をA/D変換したのち、シリアルデータを入力側マイクロコントローラ11に出力する。本実施例の場合、出力側USBコネクタ14をオス型コネクタとしている。このため、情報処理装置3のメス型USBコネクタにUSBケーブル4を介さず直接接続することができる。その他の構成は、第1の実施例と同様である。

0043

図10は、図8の操作端末2の詳細構成を表すブロック図である。本発明の第1の実施例との相違点は、所定の無線通信規格に準拠した通信機能を有する無線通信部200を備えている点である。無線通信部200は、CPU21で実行される入力補助アプリケーションプログラムで生成された操作データを受け取り、所定の無線通信規格に準じた形式のデータパケットに挿入したのち、そのデータパケットを無線信号に変換して入力補助装置1に送信する。

0044

本発明の第2の実施例では、操作端末2と入力補助装置1を無線接続しているため、有線の場合よりも操作端末2の取り回しが容易であり、ユーザーが自由な姿勢で入力操作を行うことができる。

0045

次に、本発明の第3の実施例を説明する。

0046

図11は、本発明の第3の実施例における入力補助装置1の詳細構成を表すブロック図である。第1の実施例および第2の実施例との相違点は、入力側マイクロコントローラ11および出力側マイクロコントローラ12の処理を、1つの入出力処理マイクロコントローラ90で行う点である。入出力マイクロコントローラ90は、シリアル通信を行うD+/D−の2つの信号線を、入力側(入力側USBコネクタ13の側)と出力側(出力側USBコネクタ14の側)にそれぞれ備えている。図11では、入力側と出力側のそれぞれの信号線を簡略化して破線で表している。入出力マイクロコントローラ90は、他の実施例の操作データ処理部15に相当する処理を行う。第3の実施例では、シリアル通信の制御回路を入力側と出力側で2つ備えるマイクロコントローラが必要となる。そのようなマイクロコントローラは比較的高価だが、入力補助装置1を小型化することができ、消費電力も抑えられるという効果がある。

0047

1…入力補助装置、 2…操作端末、 22…タッチディスプレイ、 3…情報処理装置、 4…USBケーブル、11…入力側マイクロコントローラ、 12…出力側マイクロコントローラ、 13…入力側USBコネクタ、 14…出力側USBコネクタ、 15…操作データ処理部、 21,31…CPU、 22,32…ROM、 23,33…RAM、 24,34…記憶部、 25,38…USBコントローラ、 26,39…USBコネクタ、 35…入出力インタフェース、36…ディスプレイ、 37…スピーカ、 61…オプションキー群、 62…メインキー群、 63…入力モード切換えキー、 71…左クリックアイコン、 72…右クリックアイコン、 73…ホイールアイコン、 74…マウスポインタ領域、 70…マウス操作画面、 90…入出力マイクロコントローラ、 100,200…無線通信部

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ