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技術 防蟻用メッシュシート

出願人 ユニチカ株式会社
発明者 室谷 浩紀田代 こゆ
出願日 2017年6月12日 (1年8ヶ月経過) 出願番号 2017-114807
公開日 2019年1月10日 (1ヶ月経過) 公開番号 2019-000003
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード 金属製フィラメント 融点熱可塑性ポリマー 接着一体 熱風溶接機 芯鞘型ポリエステル繊維 中心線間 高融点ポリプロピレン メッシュ体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2019年1月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

課題

防蟻用の薬剤を用いない防蟻用シートを得る。

解決手段

低融点熱可塑性ポリマーと、この低融点熱可塑性ポリマーよりも高融点の高融点熱可塑性ポリマーとが複合化された複合型熱融着性繊維にてメッシュ体が構成されている。溶融固化された低融点熱可塑性ポリマーによって、メッシュ体における複合型熱融着性繊維同士が接着されている。

概要

背景

建物などにシロアリ侵入するのを防止するために、防蟻シートが用いられている。

従来の防蟻シートは、たとえば特許文献1に記載されているように、防蟻用の薬剤練り込んだ合成樹脂シートが一般的に用いられている。あるいは、シート材防蟻剤を塗布したものも知られている。

概要

防蟻用の薬剤を用いない防蟻用シートを得る。低融点熱可塑性ポリマーと、この低融点熱可塑性ポリマーよりも高融点の高融点熱可塑性ポリマーとが複合化された複合型熱融着性繊維にてメッシュ体が構成されている。溶融固化された低融点熱可塑性ポリマーによって、メッシュ体における複合型熱融着性繊維同士が接着されている。

目的

本発明は、このような問題点を解決して、防蟻用の薬剤を用いない防蟻用シートを得ることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
- 件
牽制数
- 件

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請求項1

低融点熱可塑性ポリマーと、この低融点熱可塑性ポリマーよりも高融点の高融点熱可塑性ポリマーとが複合化された複合型熱融着性繊維にてメッシュ体が構成され、溶融固化された低融点熱可塑性ポリマーによって、メッシュ体における複合型熱融着性繊維同士が接着されていることを特徴とする防蟻メッシュシート

請求項2

複合型熱融着性繊維は、部に低融点熱可塑性ポリマーが配されるとともに、芯部に高融点熱可塑性ポリマーが配された芯鞘型熱融着性繊維であることを特徴とする請求項1記載の防蟻用メッシュシート。

請求項3

複合型熱融着性繊維がポリアミド系重合体またはポリエステル系重合体にて構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の防蟻用メッシュシート。

請求項4

複合型熱融着性繊維が、連続繊維であり、複数本の複合型熱融着性繊維によって構成されるマルチフィラメントの形態にてメッシュ体が構成され、溶融固化された低融点熱可塑性ポリマーによって、マルチフィラメントにおける複合型熱融着性繊維同士が接着されて一体化されているとともに、メッシユ体を構成するマルチフィラメント同士の交差点において、溶融固化された低融点熱可塑性ポリマーによってマルチフィラメント同士が接着一体化されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の防蟻用メッシュシート。

技術分野

0001

本発明は防蟻メッシュシートに関する。

背景技術

0002

建物などにシロアリ侵入するのを防止するために、防蟻シートが用いられている。

0003

従来の防蟻シートは、たとえば特許文献1に記載されているように、防蟻用の薬剤練り込んだ合成樹脂シートが一般的に用いられている。あるいは、シート材防蟻剤を塗布したものも知られている。

先行技術

0004

特許第5376259号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、防蟻用の薬剤は毒性が強いという問題点がある。また、このため何らかの原因で防蟻剤がシートから分離した場合には、建物や住宅環境に悪影響を及ぼすおそれがある。

0006

防蟻用の薬剤を用いない方法としては、シロアリが食いちぎらないような硬い素材、例えば、金属製フィラメントを用いてメッシュシートを作成することが考えられる。しかし、金属は長期に亘っての使用に対して錆びる、重いため取扱い性に劣る等の問題がある。

0007

そこで、本発明は、このような問題点を解決して、防蟻用の薬剤を用いない防蟻用シートを得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、以下の事項を要旨とする。

0009

(1)低融点熱可塑性ポリマーと、この低融点熱可塑性ポリマーよりも高融点の高融点熱可塑性ポリマーとが複合化された複合型熱融着性繊維にてメッシュ体が構成され、溶融固化された低融点熱可塑性ポリマーによって、メッシュ体における複合型熱融着性繊維同士が接着されていることを特徴とする防蟻用メッシュシート。

0010

(2)複合型熱融着性繊維は、部に低融点熱可塑性ポリマーが配されるとともに、芯部に高融点熱可塑性ポリマーが配された芯鞘型熱融着性繊維であることを特徴とする(1)の防蟻用メッシュシート。

0011

(3)複合型熱融着性繊維がポリアミド系樹脂またはポリエステル系樹脂にて構成されていることを特徴とする(1)または(2)の防蟻用メッシュシート。

0012

(4)複合型熱融着性繊維が、連続繊維であり、複数本の複合型熱融着性繊維によって構成されるマルチフィラメントの形態にてメッシュ体が構成され、溶融固化された低融点熱可塑性ポリマーによって、マルチフィラメントにおける複合型熱融着性繊維同士が接着されて一体化されているとともに、メッシユ体を構成するマルチフィラメント同士の交差点において、溶融固化された低融点熱可塑性ポリマーによってマルチフィラメント同士が接着一体化されていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかの防蟻用メッシュシート。

発明の効果

0013

本発明の防蟻用メッシュシートは、低融点熱可塑性ポリマーと、この低融点熱可塑性ポリマーよりも高融点の高融点熱可塑性ポリマーとが複合化された複合型熱融着性繊維にてメッシュ体が構成され、溶融固化された低融点熱可塑性ポリマーによって、メッシュ体における複合型熱融着性繊維同士が接着されているものであるために、メッシユ体を構成する繊維が硬く、の力でこれを食い破ることができないので、薬剤を用いることなしに、防蟻シートを得ることができる。また、溶融固化された低融点熱可塑性ポリマーによって、メッシュ体における複合型熱融着性繊維同士が接着されているものであるために、メッシュ目ずれが生じることがなく、このためメッシュの目が開いた部分から蟻の侵入が発生することを確実に防止することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の実施の形態の防蟻用メッシュシートを示す図である。

実施例

0015

本発明の実施の形態の防蟻用メッシュシートは、たとえば図1に示すように、複合型熱融着性繊維1にて織製された織物とすることができる。この図1の例では、経糸2と緯糸と3とがメッシュ状に平織りされることで、シートが構成されている。図1のメッシュシートでは、目合(経糸と緯糸との中心線間の距離)は約1mm、目開き(経糸と緯糸とが交差して形成される孔の天地幅または左右幅)は約0.6mmである。このほかにも、編物や不織布によってシートを構成することもできる。

0016

経糸2および緯糸3を構成する複合型熱融着性繊維1は、いずれも、低融点熱可塑性ポリマーと、この低融点熱可塑性ポリマーよりも高融点の高融点熱可塑性ポリマーとが複合化された連続繊維であるフィラメントにて構成することができる。そして、経糸2と緯糸3との各交差点において低融点熱可塑性ポリマーが溶融固化されることによって、この交差点において経糸2と緯糸3とが接着により一体化されている。4は、その溶融固化部である。メッシュにおける経糸2同士の間隔および緯糸3同士の間隔は、シロアリが通過できないように、シロアリのサイズ以下であれば良い。よって、この間隔は、たとえば1mm程度に設定することが好ましい。

0017

経糸2と緯糸3との各交差点において低融点熱可塑性ポリマーが溶融固化されることによって、この交差点において経糸2と緯糸3とが接着により一体化されていることで、メッシュの目ずれ、すなわちシロアリが通過できる程度に目が開いてしまうことを、確実に防止することができる。この点に関したとえば金属製のフィラメントにてメッシユシートを構成した場合は、メッシュがシロアリによって食いちぎられることはないが、メッシュの目ずれを防止することが困難であるために、効果的な防蟻性能を発揮させることは困難である。

0018

複合型熱融着性繊維1は、マルチフィラメントの形態であっても構わないし、モノフィラメントの形態であっても構わない。製織性やメッシュシートの交差点強力を考慮すると、マルチフィラメントを用いることが好ましい。すなわち、マルチフィラメントは、複数本の複合型熱融着性繊維が収束してなるものであり、熱処理前は、柔軟性を有するため、製織しやすい。さらには、加熱処理により低融点熱可塑性ポリマーのみを溶融固化させた際には、高融点熱可塑性ポリマーは、熱を付されても溶融することなく繊維形態を維持するため、溶融固化した低融点熱可塑性ポリマーの母体中に存在し、メッシュ体の強度や剛性を向上させ、また、経糸と緯糸との交差点においては、それぞれのマルチフィラメントを構成する低融点熱可塑性ポリマーが溶融固化により全体が強固に一体化し、交差点をより強固に接着一体化させることができる。モノフィラメントの場合、1本のフィラメントによって経糸および緯糸を構成するため、1本のフィラメントの径が大きく、マルチフィラメントに比べると柔軟性を有せず、また、経糸と緯糸の交差点においてはモノフィラメント同士の接点のみが熱の付与により熱接着一体化するため、マルチフィラメントの方が交差点において全体としてより強固に接着一体化するのである。

0019

マルチフィラメントである場合には、マルチフィラメントを構成する複合型熱融着性繊維の単繊維繊度は、5〜12デシテックス程度がよく、フィラメント数は50〜150本程度がよく、たとえば830d/96fのマルチフィラメントを好適に用いることができる。繊維1の複合形態としては、鞘部に低融点熱可塑性ポリマーが配され、芯部に高融点熱可塑性ポリマーが配された芯鞘型熱融着性繊維が挙げられる。そのほかにも、低融点熱可塑性ポリマーと高融点熱可塑性ポリマーとが半々に配されたサイドバイサイド型熱融着性繊維などが挙げられる。複合型熱融着性繊維1における低融点熱可塑性ポリマーと高融点熱可塑性ポリマーとの質量比率は、シロアリに食いちぎられないための所要の硬さや、耐久性や、接着性などを考慮して、例えば、高融点熱可塑性ポリマー/低融点熱可塑性ポリマーの比率で2/8〜8/2がよく、5/5〜3/1がより好ましく、さらには3/1が特に好適である。

0020

複合型熱融着性繊維における低融点熱可塑性ポリマーと高融点熱可塑性ポリマーとは、溶融紡糸による製糸性を有することが必要であり、シロアリが分泌する蟻酸に溶解されないことが必要であり、また上述のようにシロアリに食いちぎられないための所要の硬さを有することが必要である。さらに経糸2と緯糸3との交差点における接着一体性を考慮すると、両ポリマーが互いに同種類の重合体であることが好ましい。たとえば、ポリエステル系重合体ポリアミド系重合体ナイロン)、ポリオレフィン系重合体ポリブチラール系重合体ポリアクリル系重合体、ポリエチレン酢酸ビニル共重合体ポリウレタン重合体などが挙げられる。なかでも、設置場所に応じて、メッシュシートを一部屈曲させて設置する場合には、屈曲させやすく設置場所に応じた形状に馴染みやすいという点で両ポリマーがいずれもポリアミド系重合体であることが好ましく、強度や剛性に優れ、さらに硬さにも優れ、耐候性も併せ持つという点で両ポリマーがいずれもポリエステル系重合体であることが好ましい。

0021

複合型熱融着性繊維1の繊度、強度、伸度などは、本発明の目的が達成される限り特に制限されない。

0022

複合型熱融着性繊維1の断面形状は、所期の性能が損なわれない範囲であれば、丸断面、異形断面、中空断面等のいずれであってもよい。

0023

複合型熱融着性繊維1における低融点熱可塑性ポリマーおよび高融点熱可塑性ポリマーには、それぞれ独立して、熱安定剤結晶核剤艶消剤顔料耐光剤、耐候剤、滑剤酸化防止剤抗菌剤香料可塑剤染料界面活性剤難燃剤表面改質剤、各種無機有機電解質などの添加剤が含有されていてもよい。

0024

複合型熱融着性繊維1としての芯鞘型熱融着性繊維は、市販品として入手可能である。たとえば、ユニチカ社製の「MELSET登録商標)」が使用できる。

0025

複合型熱融着性繊維1として、低融点熱可塑性ポリマーおよび高融点熱可塑性ポリマーの融点、両者の質量比率、繊度、強度および伸度等の物性がそれぞれ異なる2種類以上の複合型熱融着性繊維が使用されてもよい。

0026

熱接着成分としての低融点熱可塑性ポリマーの融点は、繊維形成成分としての高融点熱可塑性ポリマーの融点より20℃以上低いことが好ましい。このような温度特性とすることにより、熱処理に付されても高融点熱可塑性ポリマーの物性は影響を受けず、ストリング形態を良好に保持させることができるという利点がある。低融点熱可塑性ポリマーの融点は、加工性や各種物性等を考慮すると、80〜160℃の範囲内であることが好ましい。低融点熱可塑性ポリマーが明確な融点を有さないときは、該低融点熱可塑性ポリマーの軟化点を融点とみなすことができる。

0027

低融点熱可塑性ポリマーと高融点熱可塑性ポリマーとの具体的な好ましい組み合わせは、両者の相溶性熱接着性を考慮すると、低融点ポリエステル高融点ポリエステル低融点ポリプロピレン高融点ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレン、低融点ナイロンと高融点ナイロン、などが挙げられる。

0028

芯鞘型の複合型熱融着性繊維1としては、具体的には、融点が240℃以上の高融点ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)が芯部に配され、融点が110〜200℃の低融点の共重合ポリエステルが鞘部に配された芯鞘型ポリエステル繊維や、融点180℃以上の高融点ポリアミドが芯部に配され、融点80〜150℃の低融点ポリアミドが鞘部に配された芯鞘型ポリアミド繊維が好適に用いられる。

0029

熱融着成分である低融点熱可塑性ポリマーを溶融させる方法としては、熱処理が挙げられる。熱処理は、低融点熱可塑性ポリマーの融点より高い雰囲気温度を保持する処理である。これによって、複合型熱融着性繊維において、熱融着成分である低融点熱可塑性ポリマーの溶融・固化により、図1示す経糸2と緯糸3同士を接着させることができる。また熱融着成分である低融点熱可塑性ポリマーを均一に溶融させて固化させることで、経糸2と緯糸3との表面を低融点熱可塑性ポリマーにて均一に覆うことができる。

0030

別種の低融点熱可塑性ポリマーをそれぞれ含有する2種類以上の複合型のフィラメントを用いる場合は、融点が最も高い低融点熱可塑性ポリマーの融点を基準とし、この融点が最も高い低融点熱可塑性ポリマーの当該融点より高い雰囲気温度で熱処理を施せばよい。熱処理時における雰囲気温度は、低融点熱可塑性ポリマーの融点より高く、かつ高融点熱可塑性ポリマーの融点より低い温度が好ましい。雰囲気温度が高すぎると、コスト面で不利となるばかりでなく、高融点熱可塑性ポリマーが熱によるダメージを受け、経糸2および緯糸3の強度の低下が起こる。雰囲気温度は、低融点熱可塑性ポリマーの融点をMpLと表したとき、MpL+5℃以上、MpL+20℃未満が好ましい。

0031

熱処理を施す時間は、低融点熱可塑性ポリマーが充分に溶融する時間であればよい。ただし、熱処理時間が長すぎると、コスト面で不利となるばかりでなく、高融点熱可塑性ポリマーが熱によるダメージを受け、繊維1全体として強度の低下を起こすようになる。このため、熱処理時間は、30秒間〜5分間が好ましく、より好ましくは1分間〜3分間である。熱処理を施すための加熱の方法は、特に限定されないが、アイロン熱風溶接機熱風乾燥機テンターマシーンなど周知の手段を用いることができる。

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