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課題・解決手段

内燃機関用冷却媒体ポンプであって、駆動軸(18)と、冷却媒体ポンプ羽根車(20)であって、冷却媒体ポンプ羽根車(20)は、駆動軸(18)上に少なくとも相対回動不能に配置されていて、冷却媒体ポンプ羽根車(20)を介して、冷却媒体ポンプ羽根車(20)を取り囲む圧送通路(12)へ冷却媒体が圧送可能である、冷却媒体ポンプ羽根車(20)と、位置調整可能な調整スライダ(28)であって、調整スライダ(28)を介して、冷却媒体ポンプ羽根車(20)の流出部(32)と圧送通路(12)との間の環状ギャップ(30)の通流横断面が調整可能である、調整スライダ(28)と、サイドチャンネルポンプ(56)であって、サイドチャンネルポンプ(56)は、サイドチャンネルポンプ羽根車(46)を有し、サイドチャンネルポンプ羽根車(46)は、駆動軸(18)上に少なくとも相対回動不能に配置されている、サイドチャンネルポンプ(56)と、サイドチャンネルポンプ(56)のサイドチャンネル(50)であって、サイドチャンネル(50)において、サイドチャンネルポンプ羽根車(46)の回転により圧力が形成可能である、サイドチャンネル(50)と、圧力通路(72)であって、圧力通路(72)を介して、サイドチャンネル(50)の出口(54)が、調整スライダ(28)の第1の圧力室(58)と流体接続可能である、圧力通路(72)と、弁(66)であって、弁(66)を介して、圧力通路(72)の通流横断面(70)が開閉可能である、弁(66)と、を備える、内燃機関用冷却媒体ポンプが公知である。特に軸方向でその構造スペース縮小するために、冷却媒体ポンプ羽根車(20)は、サイドチャンネルポンプ羽根車(46)と一体に形成されており、サイドチャンネル(50)は、第1のケーシング部分(40)内に形成されており、第1のケーシング部分(40)上に調整スライダ(28)が滑動式に案内されていることが提案される。

概要

背景

概要

内燃機関用冷却媒体ポンプであって、駆動軸(18)と、冷却媒体ポンプ羽根車(20)であって、冷却媒体ポンプ羽根車(20)は、駆動軸(18)上に少なくとも相対回動不能に配置されていて、冷却媒体ポンプ羽根車(20)を介して、冷却媒体ポンプ羽根車(20)を取り囲む圧送通路(12)へ冷却媒体が圧送可能である、冷却媒体ポンプ羽根車(20)と、位置調整可能な調整スライダ(28)であって、調整スライダ(28)を介して、冷却媒体ポンプ羽根車(20)の流出部(32)と圧送通路(12)との間の環状ギャップ(30)の通流横断面が調整可能である、調整スライダ(28)と、サイドチャンネルポンプ(56)であって、サイドチャンネルポンプ(56)は、サイドチャンネルポンプ羽根車(46)を有し、サイドチャンネルポンプ羽根車(46)は、駆動軸(18)上に少なくとも相対回動不能に配置されている、サイドチャンネルポンプ(56)と、サイドチャンネルポンプ(56)のサイドチャンネル(50)であって、サイドチャンネル(50)において、サイドチャンネルポンプ羽根車(46)の回転により圧力が形成可能である、サイドチャンネル(50)と、圧力通路(72)であって、圧力通路(72)を介して、サイドチャンネル(50)の出口(54)が、調整スライダ(28)の第1の圧力室(58)と流体接続可能である、圧力通路(72)と、弁(66)であって、弁(66)を介して、圧力通路(72)の通流横断面(70)が開閉可能である、弁(66)と、を備える、内燃機関用冷却媒体ポンプが公知である。特に軸方向でその構造スペース縮小するために、冷却媒体ポンプ羽根車(20)は、サイドチャンネルポンプ羽根車(46)と一体に形成されており、サイドチャンネル(50)は、第1のケーシング部分(40)内に形成されており、第1のケーシング部分(40)上に調整スライダ(28)が滑動式に案内されていることが提案される。

目的

スライダの戻しは、出口に対してピストン室開放することにより行われ、このことは、たいてい、電磁弁を介して、かつスライダの戻し力を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

内燃機関用冷却媒体ポンプであって、駆動軸(18)と、冷却媒体ポンプ羽根車(20)であって、該冷却媒体ポンプ羽根車(20)は、前記駆動軸(18)上に少なくとも相対回動不能に配置されていて、前記冷却媒体ポンプ羽根車(20)を取り囲む圧送通路(12)へ冷却媒体を圧送することができる、冷却媒体ポンプ羽根車(20)と、位置調整可能な調整スライダ(28)であって、前記冷却媒体ポンプ羽根車(20)の流出部(32)と前記圧送通路(12)との間の環状ギャップ(30)の通流横断面を調整することができる、調整スライダ(28)と、サイドチャンネルポンプ(56)であって、前記駆動軸(18)上に少なくとも相対回動不能に配置されているサイドチャンネルポンプ羽根車(46)を有する、サイドチャンネルポンプ(56)と、前記サイドチャンネルポンプ(56)のサイドチャンネル(50)であって、該サイドチャンネル(50)において、前記サイドチャンネルポンプ羽根車(46)の回転により圧力が形成可能である、サイドチャンネル(50)と、圧力通路(72)であって、前記サイドチャンネル(50)の出口(54)と、前記調整スライダ(28)の第1の圧力室(58)とを流体接続可能とする、圧力通路(72)と、弁(66)であって、前記圧力通路(72)の通流横断面(70)を開閉可能である、弁(66)と、を備える、内燃機関用冷却媒体ポンプにおいて、前記冷却媒体ポンプ羽根車(20)は、前記サイドチャンネルポンプ羽根車(46)と一体に形成されており、前記サイドチャンネル(50)は、第1のケーシング部分(40)内に形成されており、該第1のケーシング部分(40)上で前記調整スライダ(28)が滑動式に案内されていることを特徴とする、内燃機関用冷却媒体ポンプ。

請求項2

前記サイドチャンネルポンプ羽根車(46)の羽根(48)が、ラジアルポンプ羽根車として構成された前記冷却媒体ポンプ羽根車(20)の背面側に形成されていて、かつ前記サイドチャンネル(50)に軸方向で対向して配置されていることを特徴とする、請求項1記載の内燃機関用冷却媒体ポンプ。

請求項3

前記サイドチャンネル(50)の半径方向外側の境界壁(78)が、軸方向で前記冷却媒体ポンプ羽根車(20)へ向けて延在し、かつ前記サイドチャンネルポンプ羽根車(46)を半径方向で取り囲み、かつ前記調整スライダ(28)の外側の周壁(44)により半径方向で取り囲まれていることを特徴とする、請求項2記載の内燃機関用冷却媒体ポンプ。

請求項4

前記調整スライダ(28)は、前記第1のケーシング部分(40)の、軸方向に延在する環状の突出部(38)の外面(36)上に滑動式に案内されていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の内燃機関用冷却媒体ポンプ。

請求項5

前記第1の圧力室(58)は、前記調整スライダ(28)の、軸方向で前記冷却媒体ポンプ羽根車(20)とは反対の側に形成されており、第2の圧力室(64)を、前記第1のケーシング部分(40)が第1の軸方向側画定し、前記調整スライダ(28)がこれとは反対の軸方向側で画定することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の内燃機関用冷却媒体ポンプ。

請求項6

前記第1のケーシング部分(40)の前記環状の突出部(38)は、両方の前記圧力室(58,64)を半径方向内側で画定することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の内燃機関用冷却媒体ポンプ。

請求項7

前記圧力通路(72)は、前記第1のケーシング部分(40)の前記環状の突出部(38)を通って延在していることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の内燃機関用冷却媒体ポンプ。

請求項8

前記圧力通路(72)は、前記サイドチャンネルポンプ(56)の出口(54)から前記第1のケーシング部分(40)および第2のケーシング部分(62)を通って前記第1の圧力室(58)へ延在し、前記第2のケーシング部分(62)内に、前記弁(66)により制御される通流横断面(70)が形成されていることを特徴とする、請求項7記載の内燃機関用冷却媒体ポンプ。

請求項9

前記第1のケーシング部分(40)の前記環状の突出部(38)は、その軸方向の端部に段部(84)を有し、該段部(84)から、縮小された直径を有する環状の突出部(80)が、前記第2のケーシング部分(62)の対応する受容開口(82)内に軸方向にさらに延在し、前記第2のケーシング部分(62)には、前記第1のケーシング部分(40)が取り付けられていることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の内燃機関用冷却媒体ポンプ。

請求項10

前記第1のケーシング部分(40)は、ねじ(86)を用いて、前記第2のケーシング部分(62)に取り付けられていることを特徴とする、請求項9記載の内燃機関用冷却媒体ポンプ。

請求項11

前記第1のケーシング部分(40)内に接続通路(74)が形成されており、該接続通路(74)は、前記サイドチャンネル(50)から前記第1のケーシング部分(40)を通って前記第2の圧力室(64)へ延在することを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の内燃機関用冷却媒体ポンプ。

技術分野

0001

本発明は、内燃機関用冷却媒体ポンプであって、駆動軸と、冷却媒体ポンプ羽根車であって、冷却媒体ポンプ羽根車は、駆動軸上に少なくとも相対回動不能に配置されていて、冷却媒体ポンプ羽根車を介して、冷却媒体ポンプ羽根車を取り囲む圧送通路冷却媒体が圧送可能である、冷却媒体ポンプ羽根車と、位置調整可能な調整スライダであって、調整スライダを介して、冷却媒体ポンプ羽根車の流出部と圧送通路との間の環状ギャップ通流横断面が調整可能である、調整スライダと、サイドチャンネルポンプであって、サイドチャンネルポンプは、サイドチャンネルポンプ羽根車を有し、サイドチャンネルポンプ羽根車は、駆動軸上に少なくとも相対回動不能に配置されている、サイドチャンネルポンプと、サイドチャンネルポンプのサイドチャンネルであって、サイドチャンネルにおいて、サイドチャンネルポンプ羽根車の回転により圧力が形成可能である、サイドチャンネルと、圧力通路であって、圧力通路を介して、サイドチャンネルの出口が、調整スライダの第1の圧力室流体接続可能である、圧力通路と、弁であって、弁を介して、圧力通路の通流横断面が開閉可能である、弁と、を備える、内燃機関用冷却媒体ポンプに関する。

0002

この種の冷却媒体ポンプは、内燃機関において、圧送される冷却媒体の量を調整するために用いられ、これにより内燃機関の過熱が防止される。このポンプの駆動は、たいてい、ベルト駆動装置またはチェン駆動装置を介して行われ、冷却媒体ポンプ羽根車は、クランクシャフト回転数またはクランクシャフトの回転数に対する固定比率でもって駆動される。

0003

現代の内燃機関では、圧送される冷却媒体量が、内燃機関または自動車の冷却媒体所要量適合され得る。有害物質エミッションの増大を回避し、燃料消費量を減らすためには、特にエンジン冷間運転段階が短縮されるべきである。このことはとりわけ、この段階中に冷却媒体流が絞られるか、または完全に遮断されることにより行われる。

0004

冷却媒体量の調整に関して、様々なポンプ構成が知られている。電気式に駆動される冷却媒体ポンプの他に、クラッチ、特に流体動力学的なクラッチを介してその駆動装置に対し断接可能なポンプも周知である。特に低コストで簡単に形成される、圧送される冷却媒体流量の調整手段は、軸方向に摺動可能な調整スライダを用いることであり、この調整スライダは、冷却媒体ポンプ羽根車を越えて摺動されるようになっており、これにより、冷却媒体流量を減らすために、ポンプは、周囲の圧送通路内へ圧送するのではなく、閉じられたスライダに対して圧送することになる。

0005

このスライダの調整もまた様々な形で行われる。純粋に電気式の位置調整の他に、とりわけスライダの液圧式の位置調整が実証されている。液圧式の位置調整は、たいてい、液圧液で満たされる環状のピストン室を介して行われ、ピストン室のピストンは、スライダと結合されているので、この室を満たす際に、スライダは、羽根車を越えて摺動される。スライダの戻しは、出口に対してピストン室を開放することにより行われ、このことは、たいてい、電磁弁を介して、かつスライダの戻し力を提供するばねの作用を用いて行われる。

0006

スライダの移動に必要とされる冷却媒体量を追加的なピストン/シリンダユニットなどの追加的な圧送ユニットを介して供与しなくてよいようにするため、または作動用の別の液圧液を圧縮しなくてよいようにするためには、機械式に調整可能な冷却媒体ポンプが知られており、これらの冷却媒体ポンプの駆動軸上に第2の圧送羽根車が配置されており、第2の圧送羽根車を介して、スライダを変位させるための圧力が供与されるようになっている。これらのポンプは、たとえばサイドチャンネルポンプまたはサーボポンプとして構成される。

0007

このような、二次ポンプとして働くサイドチャンネルポンプを備えた冷却媒体装置は、独国特許出願公開第102012207387号明細書(DE 10 2012 207 387 A1)から公知である。このポンプの場合、ポンプの背面側にスライダが位置し、スライダは、環状チャンバ内の圧力を介して摺動可能であり、ばねを介して戻すことができる。この環状チャンバは、ケーシング内に形成されており、ケーシングも同様にスライダの背面側に配置されていて、ケーシング内には、サイドチャンネルポンプの第1のサイドチャンネルも配置されており、第1のサイドチャンネルは、相応に軸上に配置されたサイドチャンネルポンプ羽根車に対向して配置されている。サイドチャンネルポンプ羽根車に対向する側で、第2のサイドチャンネルが、別のケーシング部分内に形成されている。このポンプの場合、3ポート2位置切換弁を介して、第1の位置でサイドチャンネルポンプの吐出側が閉じられ、ポンプの吸込側は、冷却回路およびスライダと接続され、第2の位置で吐出側がスライダの環状チャンバと接続され、吸込側は、冷却回路と接続される。通路・流れガイドの詳細は、開示されていない。概略的に示された流れガイドは、現代の内燃機関においては技術的に多大な手間をもって実現することしかできない。さらに、概略的に示された流れガイドに関しても、選択された配置およびケーシング部分に基づいても、組付けに掛かる多大な手間やとりわけ多大な所要構造スペースが存在するので、この種のポンプは、シリンダクランクケースの対応するユニットに配置することや組み付けることができそうにない。

0008

したがって課題は、組付けに掛かる手間や必要とされる構造スペースが大幅に低減される、内燃機関用冷却媒体ポンプを提供することである。特に、軸方向の構造長さを短縮して、できるだけ追加的な管路の組付けの必要がないようにすべきであり、その結果、プラグインポンプとしてクランクケースの対応する軸方向に短い凹部への組込みが可能となる。

0009

この課題は、独立請求項1の特徴部に記載の構成を有する冷却媒体ポンプにより解決される。

0010

冷却媒体ポンプ羽根車が、サイドチャンネルポンプ羽根車と一体に形成されており、サイドチャンネルが、第1のケーシング部分内に形成されており、第1のケーシング部分上に調整スライダが滑動式に案内されていることにより、軸方向に必要とされる構造長さが大幅に短縮される。追加的に、軸上に羽根車を取り付ける組付けステップが省略される。構成部材製作も省略される。第1のケーシング部分は、流れのケーシングとしての機能だけではなくスライダに対する支持部としての機能も担うので、短い圧力通路が実現可能である。

0011

好適には、サイドチャンネルポンプ羽根車の羽根が、ラジアルポンプ羽根車として構成された冷却媒体ポンプ羽根車の背面側に形成されていて、かつサイドチャンネルに軸方向で対向して配置されている。羽根部分に対するサイドチャンネルの専ら軸方向の向きは、必要とされる半径方向の構造スペースを縮小する。というのも、半径方向外側のオーバーフロー通路が必要とされないからである。相応に、存在する構造スペースに対して最大の圧力を形成することができる。

0012

本発明の好適な態様によれば、サイドチャンネルの半径方向外側の境界壁が、軸方向で冷却媒体ポンプ羽根車へ向けて延在し、かつサイドチャンネルポンプ羽根車を半径方向で取り囲み、かつ調整スライダの半径方向外側の周壁により半径方向で取り囲まれる。この壁は、相応に、スライダと回転するサイドチャンネルポンプ羽根車との間のギャップ、ひいては圧力を形成する冷却媒体流と主ポンプの圧送流との間のギャップを塞ぐ。追加的に、この壁は、調整スライダ用のガイドとして用いられてよい。

0013

特に好適には、調整スライダは、第1のケーシング部分の、軸方向に延在する環状の突出部の外面上に滑動式に案内されている。この突出部は、相応に第1のケーシング部分の半径方向内側の領域に形成されていて、かつ相応に好ましくは機械加工された外面上で、調整スライダを内側で支持することを可能にする。調整スライダのこの内側の支持は、シリンダクランクケースの受容開口への組込みを簡単化し、この場合、シリンダクランクケースの内面を加工しなくてよい。さらに、そのような内側のガイドは、極めて正確な軸方向の移動をもたらし、その際、調整スライダの傾斜または傾倒が懸念されない、というのも使用される構造スペースがわずかであるにもかかわらず、十分に長いガイド面が常時提供されるからである。

0014

好適には、第1の圧力室は、調整スライダの、軸方向で冷却媒体ポンプ羽根車とは反対の側に形成されており、第2の圧力室を、第1のケーシング部分が第1の軸方向側画定し、調整スライダがこれとは反対の軸方向側で画定する。調整スライダの位置調整は、相応に完全に、専ら対応する圧力室に供給される液圧力を介して行うことができる。追加的な環状室またはピストン室を形成しなくてよい。圧力室への流体接続は、第1のケーシング部分による画定に基づいて、単一の簡単な孔を介して、このケーシング部分内に形成することができるので、追加的な管路は必要とされない。

0015

好適には、第1のケーシング部分の環状の突出部は、両方の圧力室を半径方向内側で画定する。相応に、この領域における追加的なシールは必要とされない。さらに、平滑な隙間のない滑動面が得られる。

0016

好適な態様では、圧力通路は、第1のケーシング部分の環状の突出部を通って延在するので、ここでも別の管路を組み付けなくてよく、第1の圧力室は、直接にケーシング内の孔を介してポンプのサイドチャンネルと流体接続することができる。

0017

好適には、圧力通路は、サイドチャンネルポンプの出口から第1のケーシング部分および第2のケーシング部分を通って第1の圧力室へ延在し、第2のケーシング部分内に、弁により制御される通流横断面が形成されている。調整スライダを制御するための接続通路および圧力通路を完全に形成することの他に、相応に調整弁をケーシング内に配置することができるので、ここでも弁に対する追加的な接続が省略される。

0018

好適には、第1のケーシング部分の環状の突出部は、その軸方向の端部に段部を有し、段部から、縮小された直径を有する環状の突出部が、第2のケーシング部分の対応する受容開口内に軸方向にさらに延在し、第2のケーシング部分には、第1のケーシング部分が取り付けられている。相応に、内側の突出部を介して両方のケーシング部分の相互の直接のセンタリングが生じ、これにより調整スライダの保持およびガイドが改善される。調整スライダは、わずかな公差をもって製作することができるので、両側の良好なガイドとともにスライダに沿った高い緊密性が達成可能である。

0019

第1のケーシング部分が、ねじを用いて、第2のケーシング部分に取り付けられていると、特に簡単で解離可能な取付けが得られる。

0020

本発明の特に好適な態様によれば、第1のケーシング部分内に接続通路が形成されており、接続通路は、サイドチャンネルから第1のケーシング部分を通って第2の圧力室へ延在する。接続通路は、短い穿孔により、または直接に鋳造時に製作することができる。各々の追加的な管路が省略され、相応に組付けが簡単化される。

0021

したがって、個々の構成部分の相互の軸方向の配置に基づいて、必要とされる軸方向の構造スペースが大幅に低減される、内燃機関用冷却媒体ポンプが提供される。追加的な管路が省略され、より少数の構成部分を使用すればよいので、ポンプを簡単に組み付けることができる。スライダが確実なガイドと支持とを有するので、ポンプは、高い信頼性を有する。相応に、本発明に係る冷却媒体ポンプは、簡単で低コストに製作可能であり、かつ組付け可能である。

0022

本発明に係る内燃機関用冷却媒体ポンプの1つの実施の態様を図示し、以下に記述する。

図面の簡単な説明

0023

本発明に係る冷却媒体ポンプの側面断面図である。
本発明に係る冷却媒体ポンプの、図1に対して回動した側面断面図である。

0024

本発明に係る冷却媒体ポンプは、アウタケーシング10を有し、アウタケーシング10内には渦巻き状の圧送通路12が形成されており、圧送通路12内に、やはりアウタケーシング10内に形成された軸方向のポンプ入口14を介して冷却媒体が吸い込まれる。冷却媒体は、圧送通路12を介して、アウタケーシング10内に形成された接線方向のポンプ出口16へ圧送され、そして内燃機関の冷却回路へと圧送される。このアウタケーシング10は、特にシリンダクランクケースにより形成されてよく、シリンダクランクケースは、残りの冷却媒体ポンプを収容するための凹部を有する。

0025

これに関して、圧送通路12の半径方向内側で、ラジアルポンプ羽根車として構成された冷却媒体ポンプ羽根車20が駆動軸18上に取り付けられており、冷却媒体ポンプ羽根車20が回転することにより、冷却媒体が圧送通路12内で圧送される。

0026

冷却媒体ポンプ羽根車20の駆動は、ベルト22を介して行われる。ベルト22は、ベルト車24を駆動し、ベルト車24は、駆動軸18の、冷却媒体ポンプ羽根車20とは反対側の軸方向端部に取り付けられている。ベルト車24は、複列式の玉軸受26を介して支持される。チェン駆動装置を介する駆動も同様に考えられる。

0027

冷却媒体ポンプから圧送される体積流量を変更可能にするために、調整スライダ28が使用される。調整スライダ28は、冷却媒体ポンプ羽根車20の流出部32と冷却媒体ポンプ羽根車20を取り囲む圧送通路12との間の環状ギャップ30内へ摺動可能であり、これにより、提供される通流横断面を調整する。

0028

調整スライダ28は、内側の中空円筒形の周壁34を介して、第1の内側のケーシング部分40の、軸方向に延在する環状の突出部38の機械加工された外面36上に滑動式に支持されている。この内側の周壁34は、半径方向外側の周壁44に対して同心に、調整スライダ28の底部42から延在する。半径方向外側の周壁44は、同一方向に同様に底部42から延在し、体積流量を調整するために環状ギャップ30内へ摺動される。

0029

この調整スライダ28を作動可能にするために、本発明によれば、冷却媒体ポンプ羽根車20の、ポンプ入口14とは反対側の軸方向側に、冷却媒体ポンプ羽根車20と一体にサイドチャンネルポンプ羽根車46が形成されており、サイドチャンネルポンプ羽根車46は、相応に冷却媒体ポンプ羽根車20とともに駆動される。このサイドチャンネルポンプ羽根車46は、羽根48を有する。羽根48は、サイドチャンネル50に軸方向で対向して配置されている。サイドチャンネル50は、第1の内側のケーシング部分40内に形成されており、第1の内側のケーシング部分40から、半径方向内側の領域でも、環状の突出部38が、調整スライダ28を支持するために、冷却媒体ポンプ羽根車20とは反対の側へ向けて軸方向に延在する。この第1のケーシング部分40内に、入口52および出口54が形成されているので、サイドチャンネルポンプ羽根車46は、軸方向で対向するサイドチャンネル50と相俟って、サイドチャンネルポンプ56を形成し、サイドチャンネルポンプ56を介して、冷却媒体の圧力が、サイドチャンネルポンプ56の入口52から出口54へ向けて増大される。

0030

サイドチャンネルポンプ56により提供される液圧は、第1の圧力室58または第2の圧力室64に供給することができる。第1の圧力室58は、調整スライダ28の、冷却媒体ポンプ羽根車20とは反対の側で、調整スライダ28の底部42と第2のケーシング部分62の接続面60との間に形成されており、第2の圧力室64は、調整スライダ28の底部42と第1のケーシング部分40との間に配置されている。サイドチャンネルポンプ56の圧力をこれらの圧力室58,64に的確に供給可能にするために、第2のケーシング部分62内に、弁66用の収容部65が配置されている。弁66は、3ポート2位置切換電磁弁として構成されていて、圧力室58,64に対する接続を有するので、弁66の閉鎖体68の位置に応じて、圧力通路72の通流横断面70が調整される。

0031

この圧力通路72は、サイドチャンネルポンプ56のサイドチャンネル50の出口54から、まず第1のケーシング部分40の、環状の突出部38を形成する半径方向内側領域内へ延在し、そこから軸方向に第2のケーシング部分62内へ延在する。第2のケーシング部分62には、電磁弁66の閉鎖体68により開閉可能である、圧力通路72の調整可能な通流横断面70が形成されている。この調整可能な通流横断面70から、圧力通路72は、さらに第1の圧力室58にまで延在する。第2の圧力室64は、第1のケーシング部分40内に形成された接続通路74を介して、サイドチャンネル50と接続されており、この場合、この接続通路74は、サイドチャンネル50からの入口52の領域から直接に第2の圧力室64へ延在する孔により形成されている。電磁弁66の、図示されていない第3の流れ接続部は、冷却媒体ポンプの吸込側へ通じる。

0032

冷却媒体ポンプが動作中に最大冷却媒体量を圧送すべき場合、電磁弁66が通電されず、これにより閉鎖体68がばね力に基づき圧力通路72の通流横断面70を閉鎖する位置へ摺動されることにより、冷却媒体ポンプ羽根車20の流出部32における環状ギャップ30は完全に開放される。その場合、第1の圧力室58内に冷却媒体による圧力が形成されず、圧力室58内に存在する冷却媒体は、電磁弁66の、図示されていない別の流れ接続部(この状態では開放されている)を介して、冷却媒体ポンプのポンプ入口14へと流出することができる。その代わりに、この状態で、サイドチャンネルポンプ56は、圧力通路72の閉じられた通流横断面70に対して圧送を行い、これにより、サイドチャンネル50全体に増大された圧力が形成され、この増大された圧力は、サイドチャンネルポンプ56の入口52の領域にも作用し、相応に接続通路74を介して第2の圧力室64内にも形成される。第2の圧力室64におけるこの増大された圧力の結果、調整スライダ28が環状ギャップ30を開放する位置へ摺動され、したがって冷却媒体ポンプの最大圧送を保証する圧力差が調整スライダ28の底部42に生じる。電磁弁66への給電が停止するとき、調整スライダ28は、相応に同一の位置を占めるので、この非常動作状態でも冷却媒体ポンプの最大圧送が保証され、そのために戻しばねまたは他の非液圧力は必要とはならない。

0033

第2の圧力室64の圧力の強すぎる増加は、とりわけ第1のケーシング部分40の、サイドチャンネル50を半径方向外側で画定し、かつサイドチャンネルポンプ羽根車46を直接に取り囲む境界壁78と調整スライダ28の半径方向外側の周壁44との間のギャップ76を介する漏れにより回避されるので、追加的にサイドチャンネルポンプ56により圧送される冷却媒体もまた冷却回路への圧送に利用される。第1の圧力室58からの冷却媒体は、図示されていない戻し通路を介して流出することができる。この戻し通路は、電磁弁66から第2のケーシング部分62を通り、続いて駆動軸18に沿って第1のケーシング部分40の内側で延在し、冷却媒体ポンプ羽根車20に設けられた孔を介して冷却媒体ポンプのポンプ入口14へ通じる。

0034

たとえば冷間運転段階中に当てはまるように、エンジン制御装置により冷却回路へ向かう冷却媒体流量の減少が要求されると、電磁弁66が通電され、これにより閉鎖体68は、圧力通路72の通流横断面70を開放し、第1の圧力室58と図示されていない戻し通路との間の通流横断面を減少させるか、または閉鎖する。相応に、サイドチャンネルポンプ56の出口54に生じる圧力も圧力通路72を通り、第1の圧力室58に供給される一方、同時に第2の圧力室64における圧力が低下する。というのも、入口52の領域では、冷却媒体の吸込みにより圧力低下が生じるからである。この場合、まず第2の圧力室64内に存在する冷却媒体も吸い出される。この状態で、相応に電磁弁66の別の位置と比べて逆の圧力差が調整スライダ28の底部42に作用し、これにより、調整スライダ28は、環状ギャップ30内へ摺動され、ひいては冷却回路への冷却媒体流が中断される。第1の圧力室58における圧力上昇が高められると、いくらか時間が経過した後で、サイドチャンネル50および第2の圧力室64における圧力も増大するが、しかし、これにより戻しがもたらされることはない。というのも、第2の圧力室64からの漏れが、第1の圧力室58からの漏れよりも大きくなって、変位のためには追加的に摩擦力を上回らなければならないからである。さらに、この状態では、サイドチャンネル50の出口54における圧力は、常時、接続通路74の領域における圧力よりも大きい。これに応じて、調整スライダ28は、所望の位置に留まり、過度に強い圧力上昇が生じることはない。

0035

調整可能な電磁弁66が使用されると、弁66を中間位置へ移動させることも可能であり、これにより、調整スライダ28の各々の位置に対して力の均衡が得られるので、環状ギャップ30の通流横断面の完全な調整が可能になる。

0036

冷却媒体ポンプ羽根車20とサイドチャンネルポンプ羽根車46との一体の構成によるコンパクトな構造と、第1のケーシング部分40および第2のケーシング部分62内に形成された、圧力通路72または戻し通路の通路部分の密な接続とを保証可能にするために、また調整スライダ28を介するわずかな漏れを保証し、そうして完全な調整機能を確保するために、第1のケーシング部分40は、直接に第2のケーシング部分62に取り付けられる。このことは、第1のケーシング部分40が、縮小された直径を有しかつ環状の突出部38からさらに冷却媒体ポンプ羽根車とは反対の側の端部へ延在する環状の突出部80でもって、第2のケーシング部分62の半径方向内側の受容開口82内へ、第1のケーシング部分40が突出部38,80の間に形成された段部84でもって第2のケーシング部分62の接続面60に当接するまで、挿入されることにより、行われる。この位置で、第1のケーシング部分40は、ねじ86を用いて、第2のケーシング部分62に取り付けられる。そのために、第1のケーシング部分40に複数の貫通孔88が形成されており、第2のケーシング部分62に、これに対向するねじ山付き袋穴90が形成されている。

0037

アウタケーシング10において両方のケーシング部分40,62を取り付け、これに基づいてアウタケーシング10内に調整スライダ28を配置するために、アウタケーシング10は、ポンプ入口14とは反対側の軸方向端部に、開口92を有し、開口92に、第2のケーシング部分62の環状の突出部94が、これが開口92の内壁に当接するように、入り込む。この中空円筒形の突出部94の半径方向外側に、軸方向溝96が形成されており、軸方向溝96には、シールリング98が配置されている。シールリング98は、第2のケーシング部分62をアウタケーシング10に取り付ける際に相応に圧縮され、その際、第2のケーシング部分62は、その接続面60でもって、アウタケーシング10の外壁100に当接する。

0038

この突出部94は、同時に調整スライダ28に対する後方ストッパ102として用いられ、調整スライダ28の外側の周壁44は、冷却媒体ポンプ羽根車20へ向いた側の端部でもって、幾分か拡大された直径へと続いている。底部42の内周および外周にそれぞれ半径方向溝104,106が形成されており、半径方向溝104,106に、それぞれ1つのピストンリング108,110が配置されており、ピストンリング108,110を介して、調整スライダ28は、半径方向内側の領域において第1のケーシング部分40の突出部38上に、かつ半径方向外側の領域において第2のケーシング部分62の、アウタケーシング10の開口92内へ突出する中空円筒形の突出部94の内壁に、滑動式に支持され、相応に密に案内されている。

0039

したがって、組付け後には、アウタケーシング10の開口92から、駆動軸18の後方の部分と、第2のケーシング部分62の、電磁弁66が収容されたかつベルト車24を支持する玉軸受26が被せ嵌められた後方の部分とだけが突出する。駆動軸18は、シール112を介在して、中心を合わせて両方のケーシング部分40,62を通って延在する。

0040

記述の冷却媒体ポンプは、極めてコンパクトに構成されているにもかかわらず、簡単かつ低コストで製造可能であり、組立可能である。というのも、部品数がわずかであるからである。調整スライダの圧力室とサイドチャンネルポンプとを液圧的に接続する追加的な管路を省略することができる。というのも、管路を、極めて短い距離にわたって簡単な孔として両方の内側のケーシング部分に形成することができるからである。調整スライダが内側の領域で、同時にサイドチャンネルを形成しつつ半径方向で画定するケーシング部分上に案内されることにより、調整スライダを、この境界壁に沿って、明確に規定された遊びと、これに伴う規定の漏れをもって案内することができる。サイドチャンネルポンプおよび実際の冷却媒体圧送ポンプ用の一体的な羽根車に基づく軸方向で極めて短い構造により、冷却媒体圧送ポンプは、特にクランクケースの開口に直接に配置するのに適している。

0041

独立請求項の権利保護範囲が記述の実施の態様に限定されるものではなく、権利保護範囲内で様々な変化形が考えられることは明確なはずである。したがって単一の圧力室を用いて、ばねを介して調整スライダの戻しを行ってもよい。

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