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課題・解決手段
本発明は、無線リソーススケジューリング方法、装置及びシステムを提供し、該方法は、第1タイプ端末デバイスは、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスに、リソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定することと、第1タイプ端末デバイスは、確定した結果に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定することと、を含み、ここで、第1タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、第1タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して第2タイプ端末デバイスと通信し、第2タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備える。それによって、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスは、第1タイプ端末デバイスに対してスケジューリングすることができ、そのため、端末間の干渉を避け、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証し、V2Vシステムの通信キャパシティを拡張することができる。
概要
背景
カーネットワーキングは、すでに線通信技術の発展の人気分野になっており、その中、V2Xは車両−車両(Vehicle−to−Vehicle、V2Vと略称する)通信、車両−道路(Vehicle to Infr−astructure、V2Iと略称する)通信、及び車両−歩行者(Vehicle−to−Pedestrian、V2Pと略称する)通信などを含み、カーネットワーキング分野の無線伝送技術への最も影響を及ぼす技術であり、ここで、V2V通信はV2X通信技術のコアでもある。V2Vは、車両と車両との間の無線通信によって、車両間で車載レーダー、カメラなどのセンサー情報を共有することができ(即ちSensor Sharing)、車両の感知範囲を、数十メートルのような視覚距離範囲から数百メートルのような非視覚距離範囲まで拡張し、それによって、車両の運転安全性を大幅に向上させ、補助運転と自動運転を効果的に実現する。
しかし、V2V通信システムは複雑な無線通信システムであり、多くの技術的課題に直面しており、その中の一つの技術的課題としては、数百メートルの範囲内で数百台の車両のセンサ共有情報を同時に送信するのをサポートすると共に、非常に低い遅延と非常に高いデータ伝送の信頼性を維持する必要があり、そのため、端末間の干渉を効果的に抑制することができるV2Vリソーススケジューリング技術を採用する必要がある。
従来のV2V技術IEEE 802.11pは、セルラーネットワークと協働されていないため、単なるアドホック(Ad−Hoc)ネットワーキングとスケジューリング方式を採用するしかない。しかし、このようなスケジューリング方式の効率が低く、端末数の増加に伴い、V2V通信の遅延が徐々に増加し、伝送成功率が徐々に低下することになる。
3GPPにおいて研究、標準化している、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)に基づくV2X技術は、IEEE 802.11pより良好なV2V伝送性能を実現することが期待され、それは、LTEセルラーネットワークにおける基地局を介してV2V端末に対して集中スケジューリング(Centralized Scheduling)することができるため、V2V伝送効率を大幅に引き上げ、V2V伝送遅延を減少し、伝送成功率を向上させる。
このような基地局の集中スケジューリングとAd Hoc自発スケジューリングとの組み合わせたスケジューリング技術は、すでにLTED2D規格に採用されており、そのため、従来のLTE V2X技術案は、主にLTE D2Dの設計を参考している。LTE V2Vシステムは、LTEネットワークと車載ユニット(OBU:On board Unit)によって構成され、図1は従来のV2Vシステムの配置シーンである。
LTE基地局がカバレージされているシーン(In Coverageシーンと称する)において、まず、基地局がOBU端末にV2Vの伝送に必要とするサイドリンク(Sidelink)リソースを割り当ててから、端末は基地局により割り当てられたリソースを用いてSidelinkデータ及びそれの伝送パラメータを伝送する。
LTE基地局のカバレージが安定しなく、信号が途切れがち(Partial coverageシーンと称する)になり、基地局がリアルタイム的、動的に端末にSidelinkリソースを割り当てることができない場合、基地局によって一つの準静的なリソースプール(Resource Pool)情報を周期的にブロードキャストし、OBU端末は、カバレージされる時にこのリソースプール情報が受信してから、カバレージされなくても、該リソースプールからSidelinkリソースをランダムに選択して、V2Vデータ及びその伝送パラメータを送信することできる。
LTE基地局が完全にカバレージされていないシーン(Out of Coverageシーン)において、OBU端末は、基地局からのブロードキャストメッセージ内のリソースプール情報が偶にも受信さえできない。この場合、端末内に静的に記憶されている予め設定されているリソースプールから、Sidelinkリソースをランダムに選択し、V2Vデータ及びその伝送パラメータを送信するしかできない。
しかし、リソースプールからSidelinkリソースをランダムに選択してV2Vデータ及びその伝送パラメータを伝送することは、OBU端末間のリソース衝突と干渉の発生を避けることができず、V2Vデータの伝送の成功率を低下させてしまう。複数回の再送を利用して伝送成功率を引き上げようとした場合、伝送の遅延の拡大も引き起こされる。高成功率と低遅延を同時に実現するために、同一のカバレージ範囲における、同時にV2V信号を送信する車両の数を制限しなければならず、それによって車両のビッグトラフィックのV2V通信を実現することができない。
そのため、OBU端末間の干渉を低減し、V2V通信効率を向上させるために、In coverageソーンの割合を増加させ、Out of Coverageシーンの割合をできる限り減少する必要がある。それに対して、キャリアの基地局のカバレージとキャパシティは、従来タイプの端末(例えば携帯電話)の密度分布によって計画されており、OBU端末への良いカバレッジを確保することが困難である。より深刻なのは、キャリアはコストの問題を考えて、V2Vサービスをサポートするための基地局のアップグレードとネットワークの最適化をしようともしない場合、OBU端末は、完全にOut of Coverageシーンにある可能性があり、このような場合、LTEV2V技術においてリソースプールのランダム的選択、又はIEEE 802.11pに採用されているLBT(LISTENBEFORE TALK)しか利用することができず、その性能がIEEE 802.11pより優れるようになるのは困難である。
概要
本発明は、無線リソーススケジューリング方法、装置及びシステムを提供し、該方法は、第1タイプ端末デバイスは、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスに、リソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定することと、第1タイプ端末デバイスは、確定した結果に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定することと、を含み、ここで、第1タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、第1タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して第2タイプ端末デバイスと通信し、第2タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備える。それによって、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスは、第1タイプ端末デバイスに対してスケジューリングすることができ、そのため、端末間の干渉を避け、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証し、V2Vシステムの通信キャパシティを拡張することができる。
目的
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請求項1
無線リソーススケジューリング方法であって、第1タイプ端末デバイスは、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスに、リソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定することと、前記第1タイプ端末デバイスは、確定した結果に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定することと、を含み、ここで、前記第1タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備えることを特徴とする、前記無線リソーススケジューリング方法。
請求項2
前記第1タイプ端末デバイスは、前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信することと、前記第1タイプ端末デバイスは、前記第2タイプ端末デバイスにより送信された端末レベルリソースプール情報を受信することと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項3
前記第1タイプ端末デバイスは、確定した結果に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定することは、前記基地局にリソーススケジューリング要求情報を送信することを確定した場合、前記基地局に第1リソーススケジューリング要求情報を送信することと、前記基地局から送信されたリソース割り当て情報を受信した場合、前記基地局から送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、前記基地局から送信されたリソース割り当て情報が受信されていない場合、前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確認し、前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信しないことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報及び/又は前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リンクリソースを確定することと、を含むことを特徴とする、請求項2に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項4
前記第1タイプ端末デバイスは、確定した結果に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定することは、前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求を送信することを確定した場合、前記第2タイプ端末デバイスに第2リソーススケジューリング要求情報を送信すること、又は、前記第2タイプ端末デバイスにより送信された有効なリソース割り当て情報を受信した場合、前記第2タイプ端末デバイスにより送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースを前記リンクリソースとして確定し、前記第2タイプ端末デバイスにより送信された有効なリソース割り当て情報が受信されていない場合、前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求を送信するか否かを確定し、前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求を送信しないことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報及び/又は前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リンクリソースを確定すること、を含むことを特徴とする、請求項2に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項5
前記第1タイプ端末デバイスは、確定した結果に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定することは、前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信することを確定した場合、前記基地局に第3リソーススケジューリング要求情報を送信し、前記第2タイプ端末デバイスに第4リソーススケジューリング要求情報を送信することと、前記基地局から送信された、前記第3リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報を受信することと、前記第2タイプ端末デバイスにより送信された、前記第4リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報を受信することと、前記第3リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報と、前記第4リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報に基づいて、前記リンクリソースを確定することと、を含むことを特徴とする、請求項2に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項6
前記第1タイプ端末デバイスは、確定した結果に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定することは、前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスとにリソーススケジューリング要求を送信しないことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報と前記端末レベルリソースプール情報とに基づいて、前記リンクリソースを確定すること、を含むことを特徴とする、請求項2に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項7
前記セルレベルリソースプール情報と前記端末レベルリソースプール情報とに基づいて、前記リンクリソースを確定することは、前記セルレベルリソースプール情報と前記端末レベルリソースプール情報とに基づいて、優先的に採用するリソースプールを自ら選択し、前記優先的に採用するリソースプールから前記リンクリソースを確定すること、又は、前記基地局の設定に基づいて優先的に採用するリソースプールを選択し、前記優先的に採用するリソースプールから前記リンクリソースを確定することを含むことを特徴とする、請求項3、4又は6に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項8
前記優先的に採用するリソースプールを自ら選択し、優先的に採用するリソースプールから前記リンクリソースを確定することは、前記端末レベルリソースプール情報が有効であることを確定した場合、前記端末レベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定すること、又は、前記端末レベルリソースプール情報が無効であり、且つ前記セルレベルリソースプール情報が有効であることを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定すること、又は、前記端末レベルリソースプール情報が無効であり、且つ前記セルレベルリソースプール情報が無効である場合、予め設定されているリソースプールの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定すること、を含むことを特徴とする、請求項7に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項9
前記優先的に採用するリソースプールを自ら選択し、優先的に採用するリソースプールから前記リンクリソースを確定することは、前記端末レベルリソースプール情報が無効であることを確定した場合、前記端末レベルリソースプール情報により指示されているリソースと、前記セルレベルリソースプール指示情報により指示されているリソースとの共同部分の中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定すること、を含むことを特徴とする、請求項7に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項10
前記第1タイプ端末デバイスは、前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定することは、前記第1タイプ端末デバイスは、前記第1タイプ端末デバイスが前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスのカバレージ範囲内にあると共に有効な接続があるか否か、前記第1タイプ端末デバイスの移動速度、前記基地局の信号カバレージ状況、及び前記第2タイプ端末デバイスの信号カバレージ状況のうちの少なくとも一つに基づいて、前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定すること、を含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項11
前記第1タイプインターフェースは、Uuインターフェースであり、及び/又は、前記第2タイプインターフェースは、V2Vインターフェース又はV2Iインターフェースであることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項12
無線リソーススケジューリング方法であって、第2タイプ端末デバイスは、第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求情報を受信することと、前記第1タイプ端末デバイスがリソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するリンクリソースを確定するために、前記第2タイプ端末デバイスは、前記第1タイプ端末デバイスに前記リソース割り当て情報を送信することと、を含み、ここで、前記第2タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信する、前記無線リソーススケジューリング方法。
請求項13
前記第2タイプ端末デバイスは、前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信したか否かを確定することをさらに含み、ここで、前記第2タイプ端末デバイスは、前記第1タイプ端末デバイスにリソース割り当て情報を送信することは、前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信したことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに端末レベルリソースプール情報を送信することと、前記リソーススケジューリング要求情報、前記セルレベルリソースプール情報、及び前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リソース割り当て情報を確定することと、前記第1タイプ端末デバイスに前記リソース割り当て情報を送信することと、を含むことを特徴とする請求項12に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項14
前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信したことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに端末レベルリソースプール情報を送信することは、前記セルレベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部のリソースを端末レベルリソースプールとして確定することと、前記第1タイプ端末デバイスに前記端末レベルリソースプールを指示する端末レベルリソースプール情報を送信することと、を含むことを特徴とする請求項13に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項15
前記第2タイプ端末デバイスは、前記基地局に構成情報を送信することをさらに含み、前記構成情報は、前記基地局が前記構成情報に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに対していスケジューリングを行うために、前記第2タイプ端末デバイスの関連構成を指示することを特徴とする請求項14に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項16
前記構成情報は、端末レベルリソースプール情報、前記第2タイプ端末デバイスの位置情報、前記第2タイプ端末デバイスの信号カバレージ能力情報のうちのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項15に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項17
前記第2タイプ端末デバイスは、前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信したか否かを確定することをさらに含み、ここで、前記第2タイプ端末デバイスは、前記第1タイプ端末デバイスにリソース割り当て情報を送信することは、前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報が受信されていないことを確定した場合、予め設定されているリソースプールに基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに端末レベルリソースプール情報を送信することと、前記リソーススケジューリング要求情報、前記予め設定されているリソースプール、及び前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リソース割り当て情報を確定することと、前記第1タイプ端末デバイスに前記リソース割り当て情報を送信することと、を含むことを特徴とする請求項12に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項18
前記予め設定されているリソースプールに基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに端末レベルリソースプール情報を送信することは、前記予め設定されているリソースプールの中の一部のリソースを端末レベルリソースプールとして確定することと、前記第1タイプ端末デバイスに、前記端末レベルリソースプールを指示する端末レベルリソースプール情報を送信することと、を含むことを特徴とする請求項17に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項19
前記第1タイプインターフェースは、Uuインターフェースであり、及び/又は、前記第2タイプインターフェースは、V2Vインターフェース又はV2Iインターフェースであることを特徴とする請求項12〜18のいずれか1項に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項20
無線リソーススケジューリング方法であって、基地局は、第1タイプ端末デバイスと第2タイプ端末デバイスとに、セルレベルリソースプール情報を送信することと、前記基地局は、前記第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求を受信することと、前記第1タイプ端末デバイスが前記リソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定するために、前記基地局は、前記リソーススケジューリング要求に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスにリソース割り当て情報を送信することと、を含み、ここで、前記基地局は、第1タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信し、前記基地局は、第1タイプインターフェースを介して、前記第2タイプ端末デバイスと通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信することを特徴とする前記無線リソーススケジューリング方法。
請求項21
前記基地局は、前記第2タイプ端末デバイスにより送信された構成情報を受信することをさらに含み、前記構成情報は、前記基地局が前記構成情報に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに対していスケジューリングを行うために、前記第2タイプ端末デバイスの関連構成を指示することを特徴とする請求項20に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項22
前記構成情報は、端末レベルリソースプール情報、前記第2タイプ端末デバイスの位置情報、前記第2タイプ端末デバイスの信号カバレージ能力情報のうちのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項21に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項23
前記第1タイプインターフェースはUuインターフェースであり、及び/又は、前記第2タイプインターフェースは、V2Vインターフェース又はV2Iインターフェースである、ことを特徴とする請求項20〜22のいずれか1項に記載の無線リソーススケジューリング方法。
請求項24
装置であって、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定するように構成されるリソース設定モジュール、を含み、ここで、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記装置は、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備え、前記リソース設定モジュールは、確定した結果に基づいて、その他の装置と通信するためのリンクリソースを確定するように構成されることを特徴とする前記装置。
請求項25
前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信するように構成される受信モジュールをさらに含み、前記受信モジュールは、前記第2タイプ端末デバイスにより送信された端末レベルリソースプール情報を受信するように構成される、ことを特徴とする請求項24に記載の装置。
請求項26
前記リソース設定モジュールが前記基地局にリソーススケジューリング要求情報を送信することを確定した場合、前記基地局に第1リソーススケジューリング要求情報を送信するように構成される送信モジュールをさらに含み、ここで、前記リソース設定モジュールは、前記受信モジュールが前記基地局から送信されたリソース割り当て情報を受信した場合、前記基地局から送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、前記受信モジュールが前記基地局から送信されたリソース割り当て情報が受信されていない場合、前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定し、前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信しないことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報及び/又は前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リンクリソースを確定する、ように構成されることを特徴とする請求項25に記載の装置。
請求項27
前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求を送信することを確定した場合、前記第2タイプ端末デバイスに第2リソーススケジューリング要求情報を送信するように構成される送信モジュールをさらに含み、ここで、前記リソース設定モジュールは、前記受信モジュールが前記第2タイプ端末デバイスにより送信された有効なリソース割り当て情報を受信した場合、前記第2タイプ端末デバイスにより送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、前記受信モジュールが前記第2タイプ端末デバイスにより送信された有効なリソース割り当て情報が受信されていない場合、前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求を送信するか否かを確定し、前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求を送信しないことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報及び/又は前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リンクリソースを確定する、ように構成されることを特徴とする請求項25に記載の装置。
請求項28
前記リソース設定モジュールが前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信することを確定した場合、前記基地局に第3リソーススケジューリング要求情報を送信し、前記第2タイプ端末デバイスに第4リソーススケジューリング要求情報を送信するように構成される送信モジュールをさらに含み、ここで、前記受信モジュールは、前記基地局から送信された、前記第3リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報を受信し、前記第2タイプ端末デバイスにより送信された、前記第4リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報を受信するように構成され、ここで、前記リソース設定モジュールは、前記第3リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報と、前記第4リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報とに基づいて、前記リンクリソースを確定する、ように構成されることを特徴とする請求項25に記載の装置。
請求項29
前記リソース設定モジュールは、さらに、前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求を送信しないことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報と前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リンクリソースを確定するように構成されることを特徴とする請求項25に記載の装置。
請求項30
前記リソース設定モジュールは、前記セルレベルリソースプール情報と前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、優先的に採用するリソースプールを自ら選択し、前記優先的に採用するリソースプールから前記リンクリソースを確定し、又は、前記基地局の設定に基づいて、優先的に採用するリソースプールを選択し、前記優先的に採用するリソースプールから前記リンクリソースを確定する、ように構成されることを特徴とする請求項26、27又は29に記載の装置。
請求項31
前記リソース設定モジュールは、前記端末レベルリソースプール情報が有効であることを確定した場合、前記端末レベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、前記端末レベルリソースプール情報が無効であり、且つ前記セルレベルリソースプール情報が有効であることを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、前記端末レベルリソースプール情報が無効であり、且つ前記セルレベルリソースプール情報が無効であることを確定した場合、予め設定されているリソースプールの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定する、ように構成されることを特徴とする請求項30に記載の装置。
請求項32
前記リソース設定モジュールは、さらに、前記端末レベルリソースプール情報が無効であることを確定した場合、前記端末レベルリソースプール情報により指示されているリソースと、前記セルレベルリソースプール指示情報により指示されているリソースとの共同部分の中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定する、ように構成されることを特徴とする請求項30に記載の装置。
請求項33
前記リソース設定モジュールは、前記装置は前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスのカバレージ範囲内にあると共に有効な接続があるか否か、前記装置の移動速度、前記基地局の信号カバレージ状況及び前記第2タイプ端末デバイスの信号カバレージ状況、のうちの少なくとも一つに基づいて、前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定する、ように構成されることを特徴とする請求項24〜32に記載の装置。
請求項34
前記第1タイプインターフェースは、Uuインターフェースであり、及び/又は、前記第2タイプインターフェースは、V2Vインターフェース又はV2Iインターフェースである、ことを特徴とする請求項24〜33に記載の装置。
請求項35
請求項36
装置であって、第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求情報を受信するように構成される受信モジュールと、前記第1タイプ端末デバイスが前記リソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するリンクリソースを確定するために、前記第1タイプ端末デバイスにリソース割り当て情報を送信するように構成される送信モジュールと、を含み、ここで、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記装置は、第2タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信する、ことを特徴とする前記装置。
請求項37
前記受信モジュールが前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信したか否かを確定するように構成されるリソーススケジューリングモジュールをさらに含み、ここで、前記送信モジュールは、前記リソーススケジューリングモジュールが前記受信モジュールが前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信したことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに端末レベルリソースプール情報を送信するように構成され、前記リソーススケジューリングモジュールは、さらに、前記リソーススケジューリング要求情報、前記セルレベルリソースプール情報、及び前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リソース割り当て情報を確定するように構成され、前記送信モジュールは、前記第1タイプ端末デバイスに前記リソース割り当て情報を送信するように構成される、ことを特徴とする請求項36に記載の装置。
請求項38
前記リソーススケジューリングモジュールは、前記セルレベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部のリソースを端末レベルリソースプールとして確定するように構成され、ここで、前記送信モジュールは、前記第1タイプ端末デバイスに前記端末レベルリソースプールを指示する端末レベルリソースプール情報を送信するように構成される、ことを特徴とする請求項37に記載の装置。
請求項39
前記送信モジュールは、前記基地局は、構成情報を送信するように構成され、前記構成情報は、前記基地局が前記構成情報に基づいて前記第1タイプ端末デバイスに対してスケジューリングを行うために、前記装置の関連構成を指示する、ことを特徴とする請求項38に記載の装置。
請求項40
前記構成情報は、端末レベルリソースプール情報、前記装置の位置情報、前記装置の信号カバレージ能力情報のうちのいずれか一つを含む、ことを特徴とする請求項39に記載の装置。
請求項41
前記受信モジュールが前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信したか否かを確定するように構成されるリソーススケジューリングモジュールをさらに含み、ここで、前記送信モジュールは、前記リソーススケジューリングモジュールが前記受信モジュールが前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信していないことを確定した場合、予め設定されているリソースプールに基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに端末レベルリソースプール情報を送信するように構成され、前記リソーススケジューリングモジュールは、さらに、前記リソーススケジューリング要求情報、前記予め設定されているリソースプール、及び前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リソース割り当て情報を確定するように構成され、前記送信モジュールは、さらに、前記第1タイプ端末デバイスに前記リソース割り当て情報を送信するように構成される、ことを特徴とする請求項36に記載の装置。
請求項42
前記リソーススケジューリングモジュールは、前記予め設定されているリソースプールの中の一部のリソースを端末レベルリソースプールとして確定するように構成され、ここで、前記送信モジュールは、前記第1タイプ端末デバイスに前記端末レベルリソースプールを指示する端末レベルリソースプール情報を送信するように構成される、ことを特徴とする請求項42に記載の装置。
請求項43
前記第1タイプインターフェースは、Uuインターフェースであり、及び/又は、前記第2タイプインターフェースは、V2Vインターフェース又はV2Iインターフェースである、ことを特徴とする請求項35〜42のいずれか1項に記載の装置。
請求項44
前記第1タイプ端末デバイスは、車載デバイスOBUであり、及び/又は、前記装置は、路側ユニットRSUである、ことを特徴とする請求項35〜43のいずれか1項に記載の装置。
請求項45
装置であって、第1タイプ端末デバイスと第2タイプ端末デバイスとに、セルレベルリソースプール情報を送信するように構成される送信モジュールと、前記第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求を受信するように構成される受信モジュールと、前記リソーススケジューリング要求に基づいて、リソース割り当て情報を確定するように構成されるリソーススケジューリングモジュールと、を含み、ここで、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信し、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して、前記第2タイプ端末デバイスを通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信し、前記送信モジュールは、前記第1タイプ端末デバイスが前記リソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定するために、前記第1タイプ端末デバイスに前記リソース割り当て情報を送信するように構成される、ことを特徴とする前記装置。
請求項46
前記受信モジュールは、前記第2タイプ端末デバイスにより送信された構成情報を受信するように構成され、前記構成情報は、前記装置が前記構成情報に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに対してスケジューリングを行うために、前記第2タイプ端末デバイスの関連構成を指示する、ことを特徴とする請求項45に記載の装置。
請求項47
前記構成情報は、端末レベルリソースプール情報、前記第2タイプ端末デバイスの位置情報、前記第2タイプ端末デバイスの信号カバレージ能力情報、のうちのいずれか一つを含む、ことを特徴とする請求項46に記載の装置。
請求項48
前記第1タイプインターフェースは、Uuインターフェースであり、及び/又は、前記第2タイプインターフェースは、V2Vインターフェース又はV2Iインターフェースである、ことを特徴とする請求項45〜47のいずれか1項に記載の装置。
請求項49
前記装置は基地局であり、及び/又は、前記第1タイプ端末デバイスは、車載ユニットOBUであり、及び/又は前記第2タイプ端末デバイスは、路側ユニットRSUである、ことを特徴とする請求項45〜48のいずれか1項に記載の装置。
請求項50
無線リソーススケジューリングシステムであって、請求項24〜35のいずれか1項に記載の装置、請求項36〜44のいずれか1項に記載の装置、及び請求項45〜49のいずれか1項に記載の装置を含む、前記無線リソーススケジューリングシステム。
技術分野
0001
本発明は移動通信分野に関し、特に無線リソーススケジューリング方法、装置及びシステムに関する。
背景技術
0002
カーネットワーキングは、すでに線通信技術の発展の人気分野になっており、その中、V2Xは車両−車両(Vehicle−to−Vehicle、V2Vと略称する)通信、車両−道路(Vehicle to Infr−astructure、V2Iと略称する)通信、及び車両−歩行者(Vehicle−to−Pedestrian、V2Pと略称する)通信などを含み、カーネットワーキング分野の無線伝送技術への最も影響を及ぼす技術であり、ここで、V2V通信はV2X通信技術のコアでもある。V2Vは、車両と車両との間の無線通信によって、車両間で車載レーダー、カメラなどのセンサー情報を共有することができ(即ちSensor Sharing)、車両の感知範囲を、数十メートルのような視覚距離範囲から数百メートルのような非視覚距離範囲まで拡張し、それによって、車両の運転安全性を大幅に向上させ、補助運転と自動運転を効果的に実現する。
0003
しかし、V2V通信システムは複雑な無線通信システムであり、多くの技術的課題に直面しており、その中の一つの技術的課題としては、数百メートルの範囲内で数百台の車両のセンサ共有情報を同時に送信するのをサポートすると共に、非常に低い遅延と非常に高いデータ伝送の信頼性を維持する必要があり、そのため、端末間の干渉を効果的に抑制することができるV2Vリソーススケジューリング技術を採用する必要がある。
0004
従来のV2V技術IEEE 802.11pは、セルラーネットワークと協働されていないため、単なるアドホック(Ad−Hoc)ネットワーキングとスケジューリング方式を採用するしかない。しかし、このようなスケジューリング方式の効率が低く、端末数の増加に伴い、V2V通信の遅延が徐々に増加し、伝送成功率が徐々に低下することになる。
0005
3GPPにおいて研究、標準化している、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)に基づくV2X技術は、IEEE 802.11pより良好なV2V伝送性能を実現することが期待され、それは、LTEセルラーネットワークにおける基地局を介してV2V端末に対して集中スケジューリング(Centralized Scheduling)することができるため、V2V伝送効率を大幅に引き上げ、V2V伝送遅延を減少し、伝送成功率を向上させる。
0006
このような基地局の集中スケジューリングとAd Hoc自発スケジューリングとの組み合わせたスケジューリング技術は、すでにLTED2D規格に採用されており、そのため、従来のLTE V2X技術案は、主にLTE D2Dの設計を参考している。LTE V2Vシステムは、LTEネットワークと車載ユニット(OBU:On board Unit)によって構成され、図1は従来のV2Vシステムの配置シーンである。
0007
LTE基地局がカバレージされているシーン(In Coverageシーンと称する)において、まず、基地局がOBU端末にV2Vの伝送に必要とするサイドリンク(Sidelink)リソースを割り当ててから、端末は基地局により割り当てられたリソースを用いてSidelinkデータ及びそれの伝送パラメータを伝送する。
0008
LTE基地局のカバレージが安定しなく、信号が途切れがち(Partial coverageシーンと称する)になり、基地局がリアルタイム的、動的に端末にSidelinkリソースを割り当てることができない場合、基地局によって一つの準静的なリソースプール(Resource Pool)情報を周期的にブロードキャストし、OBU端末は、カバレージされる時にこのリソースプール情報が受信してから、カバレージされなくても、該リソースプールからSidelinkリソースをランダムに選択して、V2Vデータ及びその伝送パラメータを送信することできる。
0009
LTE基地局が完全にカバレージされていないシーン(Out of Coverageシーン)において、OBU端末は、基地局からのブロードキャストメッセージ内のリソースプール情報が偶にも受信さえできない。この場合、端末内に静的に記憶されている予め設定されているリソースプールから、Sidelinkリソースをランダムに選択し、V2Vデータ及びその伝送パラメータを送信するしかできない。
0010
しかし、リソースプールからSidelinkリソースをランダムに選択してV2Vデータ及びその伝送パラメータを伝送することは、OBU端末間のリソース衝突と干渉の発生を避けることができず、V2Vデータの伝送の成功率を低下させてしまう。複数回の再送を利用して伝送成功率を引き上げようとした場合、伝送の遅延の拡大も引き起こされる。高成功率と低遅延を同時に実現するために、同一のカバレージ範囲における、同時にV2V信号を送信する車両の数を制限しなければならず、それによって車両のビッグトラフィックのV2V通信を実現することができない。
0011
そのため、OBU端末間の干渉を低減し、V2V通信効率を向上させるために、In coverageソーンの割合を増加させ、Out of Coverageシーンの割合をできる限り減少する必要がある。それに対して、キャリアの基地局のカバレージとキャパシティは、従来タイプの端末(例えば携帯電話)の密度分布によって計画されており、OBU端末への良いカバレッジを確保することが困難である。より深刻なのは、キャリアはコストの問題を考えて、V2Vサービスをサポートするための基地局のアップグレードとネットワークの最適化をしようともしない場合、OBU端末は、完全にOut of Coverageシーンにある可能性があり、このような場合、LTEV2V技術においてリソースプールのランダム的選択、又はIEEE 802.11pに採用されているLBT(LISTENBEFORE TALK)しか利用することができず、その性能がIEEE 802.11pより優れるようになるのは困難である。
0012
本発明は、無線リソーススケジューリング方法、装置及びシステムを提供し、V2V通信の成功率を引き上げ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの通信キャパシティを拡張することが可能である。
0013
第1方面において、無線リソーススケジューリング方法を提供し、
第1タイプ端末デバイスは、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスに、リソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定することと、
前記第1タイプ端末デバイスは、確定した結果に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定することと、
を含み、ここで、前記第1タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備える。
0014
第2方面において、無線リソーススケジューリング方法を提供し、
第2タイプ端末デバイスは、第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求情報を受信することと、
前記第1タイプ端末デバイスがリソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するリンクリソースを確定するために、前記第2タイプ端末デバイスは、前記第1タイプ端末デバイスに前記リソース割り当て情報を送信することと、
を含み、ここで、前記第2タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信する。
0015
第3方面において、無線リソーススケジューリング方法を提供し、
基地局は、第1タイプ端末デバイスと第2タイプ端末デバイスとに、セルレベルリソースプール情報を送信することと、
前記基地局は、前記第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求を受信することと、
前記第1タイプ端末デバイスが前記リソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定するために、前記基地局は、前記リソーススケジューリング要求に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスにリソース割り当て情報を送信することと、
を含み、ここで、前記基地局は、第1タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信し、前記基地局は、第1タイプインターフェースを介して、前記第2タイプ端末デバイスと通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信する。
0016
第4方面において、装置を提供し、
基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定するように構成されるリソース設定モジュール、
を含み、ここで、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記装置は、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備え、
前記リソース設定モジュールは、確定した結果に基づいて、その他の装置と通信するためのリンクリソースを確定するように構成される。
0017
第5方面において、装置を提供し、
第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求情報を受信するように構成される受信モジュールと、
前記第1タイプ端末デバイスが前記リソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するリンクリソースを確定するために、前記第1タイプ端末デバイスにリソース割り当て情報を送信するように構成される送信モジュールと、
を含み、ここで、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記装置は、第2タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信する。
0018
第6方面において、装置を提供し、
第1タイプ端末デバイスと第2タイプ端末デバイスとに、セルレベルリソースプール情報を送信するように構成される送信モジュールと、
前記第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求を受信するように構成される受信モジュールと、
前記リソーススケジューリング要求に基づいて、リソース割り当て情報を確定するように構成されるリソーススケジューリングモジュールと、
を含み、ここで、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信し、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して、前記第2タイプ端末デバイスを通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信し、
前記送信モジュールは、前記第1タイプ端末デバイスが前記リソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定するために、前記第1タイプ端末デバイスに前記リソース割り当て情報を送信するように構成される。
0019
第7方面におて、無線リソーススケジューリングシステムを提供し、第4方面における装置、第5方面における装置、及び第6方面における装置を含む。
0020
本発明の実施例における構成要件に基づいて、第1タイプ端末デバイスは、基地局又はリソーススケジューリング機能の備える第2タイプ端末デバイスに、リソーススケジューリング要求を選択して送信することができる。それによって、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスは、第1タイプ端末デバイスに対してスケジューリングすることができ、そのため、端末間の干渉を避け、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証し、V2Vシステムの通信キャパシティを拡張することができる。
図面の簡単な説明
0021
従来技術におけるLTEV2Vシステムの配置シーンを示す図である。
本発明の実施例におけるLTE V2Vシステムの配置シーンを示す図である。
本発明の実施例に基づくシステムアーキテクチャを示す図である。
本発明の実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法の例示的なフローチャートである。
本発明の実施例に基づくリソース割り当てとリソースプールの区分けとの衝突のシーンを示す図である。
本発明の一つの具体的な実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法の例示的なフローチャートである。
本発明の実施例に基づく第1タイプ端末デバイスのリソースを選択する方法の例示的なフローチャートである。
本発明のもう一つの実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法の例示的なフローチャートである。
本発明の実施例に基づくリソースプールの区分け方法を示す図である。
本発明のもう一つの実施例に基づくリソースプールの区分け方法を示す図である。
本発明のもう一つの具体的な実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法の例示的なフローチャートである。
本発明のさらなる実施例の無線リソーススケジューリング方法の例示的なフローチャートである。
本発明の実施例に基づく装置の例示的なブロック図である。
本発明の実施例に基づく装置の別の一つの例示的なブロック図である。
本発明の実施例に基づく装置のもう一つの例示的なブロック図である。
本発明のもう一つの実施例に基づく装置の例示的なブロック図である。
本発明のさらなる実施例に基づく装置の例示的なブロック図である。
本発明のさらなる実施例に基づく装置の別の一つの例示的なブロック図である。
本発明のさらなる実施例に基づく装置の例示的なブロック図である。
本発明のさらなる実施例に基づく装置の例示的なブロック図である。
本発明のさらなる実施例に基づく装置の例示的なブロック図である。
実施例
0022
より明確に本発明の実施例の技術案を説明するため、上記において、実施例の説明に必要とする図面を簡単に説明し、明らかに、上記の説明の図面はただ本発明より開示される幾つかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、これらの図面に基づいてその他の図面が得ることができる。
0023
下記において、本発明の実施例の図面を結合し、本発明の実施例の技術案を明確的、全面的に説明し、当然、説明されている実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者は、創造的な労力を払わずに得られた全てのその他の実施例は、本発明の範囲内である。
0024
図2は、先行技術におけるLTEV2Vシステムの配置シーンを示す図である。図2において、車載ユニット(OBU:On board Unit)と路側ユニット(RSU:Road Side Unit)との間に通信可能である。選択肢として、RSUは、V2X端末機能を備えるスマート交通信号灯、交通ポスターなどのデバイスであり、OBUにスマート交通情報を提供することが可能であり、OBUを装着する車両の交通効率を向上させるようにする。RSUは、常に路辺に装着し、車両に対して良好なカバレージをすることが可能であり、移動基地局のカバレージ不良地帯を補い、しかもネットワークにバックホールする必要とせず、キャリアに依存せず、交通管理部により低コスト的に密集して設定することが可能である。
0025
本発明の実施例において、RSUは、V2X信号の送受信機能、及び基地局によってスケジューリングされる機能以外に、OBUをスケジューリングする機能を備え、OBU端末が基地局のカバレージされていない(Out of Coverage)場合、基地局の代わりに、静的な/準静的なリソースプール内のサイドリンク(Sidelink)リソースをランダム選択方式でSidelinkリソーススケジューリング方式に変換し、基地局のOut of CoverageシーンをRSUのカバレージ(In Coverage)シーンに変換することに相当する。
0026
図3は、本発明の実施例に基づくシステムアーキテクチャを示す図である。図3に示すように、該システムは、基地局と二つのタイプの端末(又は端末デバイスと称する)から構成されることが可能であり、それらの間で2種類のエアインターフェースを介して互いに通信を行う。
0027
図3に示されているシステムにおいて、第1種類のインターフェースは、基地局と端末との間におけるコアインターフェース(AI1を略称することができる)であり、選択肢として、該第1種類のインターフェースは、セルラー移動通信システムにおけるUuインターフェースであっても良く、第2種類のインターフェースは、端末と端末との間におけるコアインターフェース(AI2と略称する)であり、選択肢として、該第2種類のインターフェースは、Sidelinkコアインターフェースであっても良く、例えばV2Vインターフェース、V2Iインターフェースなどであっても良い。
0028
基地局は、少なくともAI1を介して二つのタイプの端末と通信することが可能であり、AI1を介して端末のSidelinkリソーススケジューリング要求を受信し、AI1を介して対応するリソース割り当て情報を端末に送信することが可能であり、端末がリソース割り当て情報に基づいて、それの送信するAI2データ、及び伝送パラメータのリソースを設定するようにする。
0029
タイプ1端末は、AI1を介して基地局にAI2リソーススケジューリング要求(Scheduling Request)を行い、AI2を介してタイプ2端末にAI2リソーススケジューリング要求を行い、基地局から送信されたAI2リソース割り当て(Resource Grant)情報、及びセルレベルAI2リソースプール(Resource Pool)情報を受信し、AI2を介してタイプ2端末からのAI2リソース割り当て(Resource Grant)情報、及びタイプ2端末レベルAI2リソースプール情報を受信することが可能であり、セルレベルAI2リソースプール、タイプ2端末レベルAI2リソースプール又は予め設定されているリソースプールから、AI2リソースを自ら選択し、その他のタイプ1端末にデータ及びそれの伝送パラメータを送信することが可能であり、別の端末(タイプ1端末であっても良く、タイプ2端末であっても良い)より送信されたAI2データ及びそれの伝送パラメータを受信することが可能である。
0030
タイプ2端末は、AI2を介してタイプ1端末からのAI2リソーススケジューリング要求(Scheduling request)を受信し、タイプ1端末のためにAI2リソースをスケジューリングし、AI2を介して対応するリソース割り当て(Resource grant)情報を該タイプ1端末に送信することが可能であり、またAI1を介して基地局からのセルレベルAI2リソースプール情報を受信し、該セルレベルAI2リソースプール情報に基づいて、タイプ2端末レベルAI2リソースプールを区分け、AI2を介して該リソースプール情報をタイプ1端末に送信することが可能である。
0031
なお、本発明の実施例において、セルレベルリソースプールは、基地局により配置されたものであり、セルレベルリソースプール情報は、基地局から端末に送信する、端末が基地局のカバレージ範囲内にない時に使用可能なリソースを指示するための情報である。端末レベルリソースプールは、リソースをスケジューリングする機能を備える、端末がセルレベルリソースプールから区分けされたものであり、端末がスケジューリング機能を備える該端末の部分のカバレージされているシーンにある時に、使用可能なリソースであり、端末レベルリソースプール情報は、スケジューリング機能を備える端末から端末に送信するものであり、該端末が該スケジューリング機能を備える端末の部分のカバレージされているシーンにある時に使用可能なリソースを指示するための情報である。
0033
S110において、第1タイプ端末デバイスは、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスに、リソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定する。ここで、前記第1タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備える。
0034
S120において、前記第1タイプ端末デバイスは、確定した結果に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定する。
0035
そのため、本発明の実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法において、第1タイプ端末デバイスは、基地局又はリソーススケジューリング機能の備える第2タイプ端末デバイスに、リソーススケジューリング要求を選択して送信することができる。それによって、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスは、第1タイプ端末デバイスに対してスケジューリングすることができ、そのため、端末間の干渉を避け、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証し、V2Vシステムの通信キャパシティを拡張することが可能である。
0036
また、さらに、第2タイプ端末デバイスは、無線リソーススケジューリングにおいて、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)接続方式を利用せず、メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)層での直接伝送方式を利用し、限られた物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)と物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Upwnlink Control Channel)を占用せず、基地局との多層スケジューリングと連携スケジューリングができる。そのため、第1タイプ端末デバイスが、基地局のカバレージされていない、又は基地局の部分にカバレージされているシーンにある場合でも、端末間の干渉を避け、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減することが可能である。
0037
一例として、第1タイプ端末デバイスは、上記のOBUであっても良く、第2タイプ端末デバイスは、上記のRSUであっても良い。
0038
一例として、第1タイプインターフェースは、上記の第1種類のインターフェースに対応し、第1タイプインターフェースは、Uuインターフェースであっても良く、第2タイプインターフェースは、上記の第2種類のインターフェースに対応し、第2タイプインターフェースは、V2Vインターフェース又はV2Iインターフェースであっても良い。
0039
選択肢として、第1タイプ端末デバイスは、前記第1タイプ端末デバイスが前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスのカバレージ範囲内にあると共に有効な接続があるか否か、前記第1タイプ端末デバイスの移動速度、前記基地局の信号カバレージ状況及び前記第2タイプ端末デバイスの信号カバレージ状況の情報のうちの少なくとも一つに基づいて、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定する。
0040
例えば、第1タイプ端末デバイスが、基地局のカバレージ範囲内であるが、第2タイプ端末デバイスのカバレージ範囲内ではなく、基地局と有効な接続がある場合、第1タイプ端末デバイスは、基地局にスケジューリング要求情報を送信し、又は、第1タイプ端末デバイスが、基地局のカバレージ範囲内にあると共に、第2タイプ端末デバイスのカバレージ範囲内にもある場合、第1タイプ端末デバイスは、両者のうちのカバレージの強いほうを選択して、リソーススケジューリング要求情報を送信することが可能である。又は、例えば、第1タイプ端末デバイスの移動速度が遅い場合、基地局にリソーススケジューリング要求情報を選択して送信することが可能であり、基地局にリンクリソースの割り当てを要求する。第1タイプ端末デバイスは、基地局の信号カバレージの強度が一定の閾値より低い場合、第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を選択して送信することが可能であり、第2タイプ端末デバイスにリンクリソースの割り当てを要求する。
0041
なお、第1タイプ端末デバイスが基地局又は第2タイプ端末デバイスのカバレージ範囲内にあると共に、有効な接続をしている場合でも、第1タイプ端末デバイスは、基地局にリソーススケジューリング要求情報を送信しないだけではなく、第2タイプ端末デバイスにでもリソーススケジューリング要求情報を送信しないように選択することが可能であり、リソースプール情報に基づいて、必要とするリンクリソースを確定する。
0042
また、さらに、第1タイプ端末デバイスは、基地局にもリソーススケジューリング要求情報を送信し、第2タイプ端末デバイスにもリソーススケジューリング要求情報を送信することが可能であり、基地局から送信された、リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報、及び第2タイプ端末デバイスにより送信された、リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報を受信し、その後に基地局と第2タイプ端末デバイスとによりそれぞれ送信されたリソース割り当て情報に基づいて、リンクリソースを確定する。例えば、基地局と第2タイプ端末デバイスによりそれぞれ送信された有効なリソース割り当て情報を同時に受信した場合、第1タイプ端末デバイスは、第2タイプ端末デバイスにより送信されたリソース割り当て情報に基づいて、必要とするリンクリソースを確定し、又は基地局から送信されたリソース割り当て情報に基づいて、必要とするリンクリソースを確定することが可能であり、本発明においては、これについて限定しない。
0043
本発明の実施例において、選択肢として、第1タイプ端末デバイスは、基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信し、また第2タイプ端末デバイスにより送信された端末レベルリソースプール情報を受信することが可能である。
0044
また、さらに選択肢として、第1タイプ端末デバイスが基地局にリソーススケジューリング要求情報を送信することを確定した場合、基地局に第1リソーススケジューリング要求情報を送信する。
0045
基地局から送信されたリソース割り当て情報を受信した場合、基地局から送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、
基地局から送信されたリソース割り当て情報が受信されていない場合、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定し、基地局と第2タイプ端末デバイスとにリソーススケジューリング要求情報を送信しないことを確定した場合、セルレベルリソースプール情報及び/又は端末レベルリソースプール情報に基づいて、リンクリソースを確定する。
0046
なお、第1タイプ端末デバイスは、基地局から送信されたリソース割り当て情報を受信した場合、該リソース割り当て情報が有効か否かを確定することもでき、有効であると確認した場合、該リソース割り当て情報により指示されているリソースをリンクリソースとして確定する。ここで、リソース割り当て情報が有効であることは、該リソース割り当て情報により指示されているリソースが予め設定されているリソースプール内にあるが、セルレベルリソースプール内にないと理解することが可能であり、本発明はこれについて限定しない。
0047
選択肢として、第1タイプ端末デバイスが基地局から送信されたリソース割り当て情報が受信されていないことは、第1タイプ端末デバイスが基地局に一回にリソーススケジューリング要求情報を送信した後の予め設定されている時間内に、基地局から送信されたリソース割り当て情報が成功に受信されていないと理解しても良く、又は、第1タイプ端末デバイスは、基地局にN回にリソーススケジューリング要求情報を送信したが、基地局から送信されたリソース割り当て情報がずっと受信されていないと理解しても良く、ここで、予め設定されている時間は、実際のニーズにより設定されても良く、Nの値も実際のニーズにより設定されても良く、本発明においては、これについて限定しない。
0048
本発明の実施例において、選択肢として、第1タイプ端末デバイスは、前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求を送信することを確定した場合、前記第2タイプ端末デバイスに第2リソーススケジューリング要求情報を送信する。
0049
前記第2タイプ端末デバイスにより送信された有効なリソース割り当て情報を受信した場合、前記第2タイプ端末デバイスにより送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースを前記リンクリソースとして確定する。
0050
前記第2タイプ端末デバイスにより送信された有効なリソース割り当て情報が受信されていない場合、前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求を送信するか否かを確定する。
0051
前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスとに、リソーススケジューリング要求を送信しないことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報及び/又は前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リンクリソースを確定する。
0052
選択肢として、第2タイプ端末デバイスにより送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースが、前記セルレベルリソースプール情報により指示されているリソース内にあり、しかも第2タイプ端末デバイスにより送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースが、端末レベルリソースプール情報により指示されているリソース内にない場合、該リソース割り当て情報が有効なリソース割り当て情報であると見なすことができる。第2タイプ端末デバイスにより送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースのすべて又は一部が、セルレベルリソースプール情報により指示されているリソース内になく、又は第2タイプ端末デバイスにより送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースが、端末レベルリソースプール情報により指示されているリソース内にある場合、該リソース割り当て情報が無効なリソース割り当て情報であるとみなすことができる。本発明は、これに限定されない。
0053
本発明の実施例において、選択肢として、第1タイプ端末デバイスが、セルレベルリソースプール情報と端末レベルリソースプール情報とに基づいて、リンクリソースを確定する時に、セルレベルリソースプール情報と端末レベルリソースプール情報とに基づいて、優先的に採用するリソースプールを自ら選択することが可能であり、優先的に採用するリソースプールの中からリンクリソースを確定し、又は、第1タイプ端末デバイスは、基地局の設定に基づいて、優先的に採用するリソースプールを選択することが可能であり、優先的に採用する該リソースプールの中からリンクリソースを確定する。
0054
選択肢として、第1タイプデバイスは、標準規格の、又はデフォルトのルールに基づいて、優先的に採用するリソースプールを自ら選択することが可能である。基地局は、RRCシグナリングによって該基地局の設定を第1タイプ端末デバイスに送信することができる。
0055
選択肢として、一つの実施例として、上記に記載されている第1タイプ端末デバイスは、優先的に採用するリソースプールを自ら選択することができ、優先的に採用するリソースプールからリンクリソースを確定し、具体的に下記のルールに従って、リソースを自ら選択することができる。
0056
前記端末レベルリソースプール情報が有効であることを確定した場合、前記端末レベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、
前記端末レベルリソースプール情報が無効であり、且つ前記セルレベルリソースプール情報が有効であることを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、
前記端末レベルリソースプール情報が無効であり、且つ前記セルレベルリソースプール情報が無効であることを確定した場合、予め設定されているリソースプールの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定する。
0057
具体的に、第1タイプ端末デバイスは、デフォルトのルール又は基地局の設定に基づいて、優先的に採用するリソースプールを選択することができ、セルレベルリソースプールを優先的に採用することを確定した場合、有効なセルレベルリソースプール情報を受信したか否かを確定し、有効なセルレベルリソースプール情報が受信された場合、セルレベルリソースプールの中からリソースを自ら選択し、有効なセルレベルリソースプール情報が受信されていない場合、有効な端末レベルリソースプール情報を受信したか否かを確定し、有効な端末レベルリソースプール情報が受信された場合、端末レベルリソースプールの中からリソースを選択し、有効な端末レベルリソースプール情報が受信されていない場合、予め設定されているリソースプールの中からリソースを選択する。端末レベルリソースプールを優先的に採用することを確定した場合、有効な端末レベルリソースプール情報を受信したか否かを確定し、有効な端末レベルリソースプール情報が受信された場合、端末レベルリソースプールの中からリソースを選択し、有効な端末レベルリソースプール情報が受信されていない場合、有効なセルレベルリソースプール情報を受信したか否かを確定し、有効なセルレベルリソースプール情報が受信された場合、セルレベルリソースプールの中からリソースを選択し、有効なセルレベルリソースプール情報が受信されていない場合、予め設定されているリソースプールの中からリソースを選択する。
0058
また、さらに、端末レベルリソースプール情報が無効である場合、第1タイプ端末デバイスは、端末レベルリソースプール情報により指示されているリソースと、セルレベルリソースプールにより指示されているリソースとの共同部分の中の一部又はすべてのリソースをリンクリソースとして確定することができる。つまり、第1タイプ端末デバイスは、端末レベルリソースプールとセルレベルリソースプールとの共通部分からリソースデータ及びその伝送パラメータをを選択する。
0059
選択肢として、端末レベルリソースプール情報が有効であることは、端末レベルリソースプール情報により指示されている端末レベルリソースプールが、セルレベルリソースプール情報により指示されているセルレベルリソースプール内にあることを理解することが可能であり、端末レベルリソースプールにより指示されているリソースプールの一部又はすべてが、セルレベルリソースプール情報により指示されているセルレベルリソースプール内にない場合、該端末レベルリソースプール情報が無効であると見なしても良く、セルレベルリソースプール情報が有効であることは、第1タイプ端末デバイスが該セルレベルリソースプール情報を成功に受信したことを理解しても良く、本発明はこれに限定されない。
0060
選択肢として、一例として、端末レベルリソースプールを優先的に採用し、且つ端末レベルリソースプール情報が有効であることを確定した場合でも、第1タイプ端末デバイスは、直接に自ら又は基地局の設定に基づいて、セルレベルリソースプールの中からリソースを選択し、又はセルレベルリソースプールを優先的に採用してもよく、セルレベルリソースプール情報が有効であることを確定した場合でも、第1タイプ端末デバイスは、直接に自ら又は基地局の設定に基づいて、端末レベルリソースプールの中からリソースを選択しても良い。
0061
そのため、本発明の実施例におけるリソーススケジューリング方法を採用し、図5に示されているリソーススケジューリングとリソースプールの区分けとの衝突が発生した場合でも、第1タイプ端末は、衝突の可能性があるリソースを使用することを主動的に回避することができ、システム性能の低減を避ける。
0062
具体的に、図5において、RSUのカバレージ範囲は、二つの隣接セルの接合点に跨っている場合、「RSUがセルAのカバレージ内にあり、RSUのカバレージ範囲内にある幾つかの端末がセルBカバレージ内にある」という状況が現れる可能性がある。この場合、RSUが該端末に送信しているスケジューリング情報及び端末レベルリソースプール情報は、Aセルのセルレベルリソースプールに基づいて選択と区分けするものであり、端末の所在しているBセルのセルレベルリソースプールと衝突する可能性があり、この時、端末がまだAセルのスケジューリングとリソースプールを任意に使用する場合、Bセルのスケジューリング又はリソースプールの区分けを妨害する可能性がある。それに対して本発明の実施例におけるリソーススケジューリング方法を採用し、RSUのスケジューリングと端末レベルリソースプールの区分は、基地局と衝突した場合、端末は、基地局と衝突しないリソーススケジューリングとリソースプールだけを採用してデータ及びそれの伝送パラメータの送信を行い、システム性能の低下を避ける。
0063
図6は、本発明の一つの具体的な実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法であり、この例は、当業者に本発明の実施例をよりよく理解させるためのものであり、本発明の実施例の範囲を制限するわけではない。図6における方法は、タイプ1端末(上記の第1タイプ端末デバイスと対応する)により実施され、図6に示すように、方法200は、S201〜S210を含む。
0064
S201において、AI1を介して基地局から送信されたセルレベルAI2リソースプール情報を受信する。
0065
AI1は、基地局とタイプ1端末との間のインターフェースである。
0066
S202において、AI2を介してタイプ2端末から送信されたタイプ2端末レベルAI2リソースプール情報を受信する。
0067
AI2は、タイプ2とタイプ1端末との間のインターフェースである。
0068
S203において、タイプ1端末は、基地局にAI2リソーススケジューリング要求を行うか、それともタイプ2端末にAI2リソーススケジューリング要求を行うかを選択する。
0069
S204において、基地局にAI2リソーススケジューリング要求を行うことを決定した場合、タイプ1端末は、AI1を介してAI2リソーススケジューリング要求を基地局に送信する。
0070
S205において、タイプ1端末は、基地局から有効なAI2リソース割り当て情報が受信されたか否かを判断する。
0071
S206において、基地局のリソース割り当て情報に基づいて、AI2信号を送信する。
0072
具体的に、タイプ1端末が基地局からの有効なAI2リソース割り当て情報を受信した場合、該リソース割り当て情報により指示されているリソースを用いて、その他のタイプ1端末にAI2データ及びそれの伝送パラメータを送信する。基地局からの有効なAI2リソース割り当て情報が受信されていない場合、S203に戻り、どちらにAI2リソーススケジューリング要求を行うかを改めて選択する。
0073
S207において、タイプ2端末にAI2リソーススケジューリング要求を行うことを決定した場合、タイプ1端末は、AI2を介してAI2リソーススケジューリング要求をタイプ2端末に送信する。
0074
S208において、タイプ1端末は、タイプ2端末から有効なAI2リソース割り当て情報を受信したか否かを判断する。
0075
S209において、タイプ2端末のリソース割り当て情報に基づいて、AI2信号を送信する。
0076
具体的に、タイプ1端末がタイプ2端末からの有効なAI2リソース割り当て情報を受信した場合、該リソース割り当て情報により指示されているリソースを用いて、その他のタイプ1端末にAI2データ及びそれの伝送パラメータを送信する。タイプ2端末からの有効なAI2リソース割り当て情報が受信されていない場合、S203に戻り、どちらにAI2リソーススケジューリング要求を行うかを改めて選択する。
0077
S210において、S203で、タイプ1端末が基地局又はタイプ2端末にAI2リソーススケジューリング要求をもう行わないことを決定した場合、AI2リソースプールの中からリソースを自ら選択し、AI2データ及びそれの伝送パラメータを送信する。
0079
S211において、タイプ1端末は、セルレベルリソースプールを優先的に採用するか、それともタイプ2端末レベルリソースプールを優先的に採用するかを選択する。
0080
選択肢として、S211において、タイプ1端末は、上記の方法に基づいて、どちらのリソースプールを優先的に採用するかを選択することができる。
0081
S212において、タイプ1端末がセルレベルリソースプールを優先的に採用すると確定した場合、有効なセルレベルAI2リソースプール情報を受信したか否かを判断する。
0082
S213において、有効なセルレベルAI2リソースプール情報を受信したと確定した場合、セルレベルリソースプール中からリソースを選択してAI2信号の送信を行う。
0083
S214において、有効なセルレベルAI2リソースプール情報が受信されていないと確定した場合、有効なタイプ2端末レベルAI2リソースプール情報を受信したか否かを確定する。
0084
S215において、S214で有効なタイプ2端末レベルAI2リソースプール情報を受信したと確定した場合、タイプ2端末レベルAI2リソースプール中からリソースを選択してAI2信号の送信を行う。
0085
S216において、タイプ1端末がタイプ2端末レベルリソースプールを優先的に採用すると確定した場合、有効なタイプ2端末レベルAI2リソースプール情報を受信したか否かを判断する。
0086
S217において、有効なタイプ2端末レベルAI2リソースプール情報を受信したと確定した場合、タイプ2端末レベルリソースプールの中からリソースを選択しAI2信号の送信を行う。
0087
S218において、有効なタイプ2端末レベルAI2リソースプール情報が受信されていないと確定した場合、有効なセルレベルAI2リソースプール情報を受信したか否かを確定する。
0088
S219において、S218で有効なセルレベルAI2リソースプール情報を受信したと確定した場合、セルレベルAI2リソースプールの中からリソースを選択してAI2信号の送信を行う。
0089
S220において、S214で有効なタイプ2端末レベルAI2リソースプール情報が受信されていないと確定した場合、又は、S219で有効なセルレベルAI2リソースプール情報が受信されていないと確定した場合、予め設定されているAI2リソースプールの中からリソースを選択してAI2信号の送信を行う。
0090
なお、上記の各フローの項番の前後は実施する順番の前後と意味するわけではなく、各フローの実施順番は機能と内部のロジックにより確定すべきであり、本発明の実施例の実施過程に対する限定になるわけではない。
0091
方法200におけるタイプ1端末は、上記の第1タイプ端末デバイスと対応し、タイプ2端末は、上記の第2タイプ端末デバイスと対応し、AI1は、第1タイプインターフェースと対応し、AI2は、上記の第2タイプインターフェースと対応し、セルレベルAI2リソースプールは、上記のセルレベルリソースプールと対応し、タイプ2端末レベルAI2リソースプールは、上記の端末レベルリソースプールと対応する。
0092
そのため、本発明の実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法において、第1タイプ端末デバイスは、基地局又はリソーススケジューリング機能の備える第2タイプ端末デバイスに、リソーススケジューリング要求を選択して送信することができる。それによって、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスは、第1タイプ端末デバイスに対してスケジューリングすることができ、そのため、端末間の干渉を避け、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証し、V2Vシステムの通信キャパシティを拡張することが可能である。
0093
以上、図4〜図7を結合して第1タイプ端末デバイス側から、本発明の実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法を詳しく説明し、以下において、図8〜図11を結合して第2タイプ端末デバイス側から、本発明のもう一つの実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法を詳しく説明する。なお、第1タイプ端末デバイス側において説明した第2タイプ端末デバイスと第1タイプ端末デバイスとのインタラクション及び相関特性、機能等は、第2タイプ端末デバイス側における説明と対応し合い、簡潔のため、適切に重複を省略する。
0095
S310において、第2タイプ端末デバイスは、第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求情報を受信し、ここで、前記第2タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信する。
0096
S320において、前記第1タイプ端末デバイスが前記リソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するリンクリソースを確定するために、前記第2タイプ端末デバイスは、前記第1タイプ端末デバイスにリソース割り当て情報を送信する。
0097
そのため、本発明の実施例に基づくリソーススケジューリング方法において、第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備え、端末が基地局の部分のカバレージされている、又は基地局のカバレージされていないシーンにある場合、基地局の代わりに、端末にリソースを送信して動的にスケジューリングを行うことができ、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証する。
0098
また、さらに、第2タイプ端末デバイスのリソースに対するスケジューリングは、基地局の第1タイプインターフェースにおけるスケジューリング作業を分担し、セルラーネットワークPDCCHとPUCCHのネットワーク負荷を減少し、多くの制御チャネルリソースをセルラー通信サービスに残してあげることができ、且つ、基地局のカバレージ範囲内に複数の第2タイプ端末デバイスを配置することによって、複数の周波数多重化エリアが形成され、より詳細化した周波数多重化によって、より高い周波数利用効率を実現する。
0099
本発明の実施例において、好ましく、第2タイプ端末デバイスは、基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信したか否かを確定することができ、基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信したと確定した場合、セルレベルリソースプール情報に基づいて、第1タイプ端末デバイスに端末レベルリソースプール情報を送信し、リソーススケジューリング要求情報、前記セルレベルリソースプール情報、及び前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、リソース割り当て情報を確定し、その後、第1タイプ端末デバイスにリソース割り当て情報を送信する。
0100
具体的に、第2タイプ端末デバイスは、基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信した時に、セルレベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部のリソースを端末レベルリソースプールと確定することができ、第1タイプ端末デバイスに、端末レベルリソースプールを指示する端末レベルリソースプール情報を送信する。又は、言い換えれば、第2タイプ端末デバイスは、セルレベルリソースプール情報を受信した後に、セルレベルリソースプールの中からさらに一回の区分けを実施することが可能であり、セルレベルリソースプールの中から、スケジューリングための一部のリソースを取り出し、残りのリソースを端末レベルリソースプールとし、第1タイプ端末デバイスによってその中からリソースを自ら選択して使用する。
0101
例を挙げて説明すると、第2タイプ端末デバイスがセルレベルリソースプール情報(第2タイプ端末デバイスが基地局のカバレージ内にある(In Coverageシーン))を受信した場合、図9に示すように、第2タイプ端末デバイスは、セルレベルリソースプール情報により指示されているセルレベルリソースプールにおいて一部のリソースを端末レベルリソースプールとすることができ、残りの部分は、第2タイプ端末デバイスが第1タイプ端末デバイスを動的なリソーススケジューリングすることに用いられることができる。
0102
また、さらに、第2タイプ端末デバイスは、基地局に構成情報を送信し、該構成情報は、該第2タイプ端末デバイスの関連構成を指示し、基地局が構成情報に基づいて、第1タイプ端末デバイスをスケジューリングするようにする。
0103
具体的に、第2タイプ端末デバイスにより送信された構成情報は、端末レベルリソースプール情報、前記第2タイプ端末デバイスの位置情報、前記第2タイプ端末デバイスの信号カバレージ能力情報のうちのいずれか一つを含むことができる。
0104
そのため、第2タイプ端末デバイスが基地局に自身の構成情報を報告することによって、基地局と第2タイプ端末デバイスとの間の連携スケジューリングを実現することができる。
0105
本発明の実施例において、選択肢として、第2タイプ端末デバイスが基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報が受信されていない場合、予め設定されているリソースプールに基づいて、第1タイプ端末デバイスに端末レベルリソースプール情報を送信し、前記リソーススケジューリング要求情報、前記予め設定されているリソースプールと前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、リソース割り当て情報を確定し、その後、第1タイプ端末デバイスにリソース割り当て情報を送信する。
0106
具体的に、第2タイプ端末デバイスは、予め設定されているリソースプールの中の一部のリソースを端末レベルリソースプールとして確定し、第1タイプ端末デバイスに、端末レベルリソースプールを指示する端末レベルリソースプール情報を送信する。
0107
例を挙げて説明すると、第2タイプ端末デバイスが基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報(第2タイプ端末デバイスが基地局のカバレージ範囲内にない(Out of Coverageシーン))が受信されていない場合、図10に示すように、第2タイプ端末デバイスは、予め設定されているリソースプールにおいて一部のリソースを端末レベルリソースプールとし、残りのリソースは、第2タイプ端末デバイスが第1タイプ端末デバイスをスケジューリングすることに用いられることができる。
0108
選択肢として、一例として、前記第1タイプインターフェースはUuインターフェースであり、及び/又は、前記第2タイプインターフェースは、V2Vインターフェース又はV2Iインターフェースである。
0109
図11は、本発明のもう一つの具体的な実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法であり、この例は、当業者に本発明の実施例をよりよく理解させるためのものであり、本発明の実施例の範囲を制限するわけではない。図11における方法は、タイプ2端末(上記の第2タイプ端末デバイスに対応する)によって実施され、図11に示すように、方法400は、S401〜S413を含む。
0110
S401において、AI1を介して基地局から送信されたセルレベルAI2リソースプール情報を受信する。
0111
S402において、タイプ2端末は、基地局から送信されたセルレベルAI2リソースプール情報を受信したか否かを判断する。
0112
S403において、タイプ2端末はセルレベルAI2リソースプール情報が受信した場合、該セルレベルAI2リソースプール情報に基づいて、タイプ2端末レベルリソースプールを区分けする。
0113
S404において、タイプ2端末は、AI2を介してタイプ2端末レベルリソースプール情報をタイプ1端末に送信する。
0114
S405において、タイプ2端末は、AI1を介して自身の構成情報を基地局に報告する。
0116
S407において、タイプ2端末は、タイプ1端末からのAI2リソーススケジューリング要求を受信したか否かを判断する。
0117
S408において、タイプ2端末がタイプ1端末からのAI2リソーススケジューリング要求を受信した場合、セルレベルAI2リソースプールとタイプ2端末レベルAI2リソースプールに基づいて、該タイプ1端末のためにAI2リソースをスケジューリングし、対応するAI2リソース構成情報をAI2を介して該タイプ1端末に送信する。
0118
S409において、タイプ2端末は、セルレベルAI2リソースプール情報が受信されていない場合、予め設定されているAI2リソースプールに基づいて、タイプ2端末レベルAI2リソースプールを区分けする。
0119
S410において、タイプ2端末は、AI2を介してタイプ2端末レベルリソースプール情報をタイプ1端末に送信する。
0120
S411において、タイプ2端末は、AI2を介してタイプ1端末からのAI2リソーススケジューリング要求を持続的に監視する。
0121
S412において、タイプ2端末は、タイプ1端末からのAI2リソーススケジューリング要求を受信したか否かを判断する。
0122
S413において、タイプ2端末は、タイプ1端末からのAI2リソーススケジューリング要求を受信した場合、予め設定されているAI2リソースプールとタイプ2端末レベルAI2リソースプールに基づいて、該タイプ1端末のためにAI2リソースをスケジューリングし、対応するAI2リソース構成情報をAI2を介して該タイプ1端末に送信する。
0123
なお、方法400におけるタイプ1端末は、上記の第1タイプ端末デバイスに対応し、タイプ2端末は、上記の第2タイプ端末デバイスに対応し、AI1は上記の第1タイプインターフェースに対応し、AI2は上記の第2タイプインターフェースに対応し、S405は選択可能なステップであり、即ちタイプ2端末は、基地局に自身の構成情報を報告しなくても良い。
0124
そのため、本発明の実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法において、第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備え、端末が基地局の部分のカバレージされている、又は基地局のカバレージされていないシーンにある場合、基地局の代わりに、端末にリソース送信するして動的にスケジューリングを行い、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証する。
0126
S410において、基地局は、第1タイプ端末デバイスと第2タイプ端末デバイスとに、セルレベルリソースプール情報を送信し、ここで、前記基地局は、第1タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信し、前記基地局は、第1タイプインターフェースを介して、前記第2タイプ端末デバイスと通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信する。
0127
S420において、前記基地局は、前記第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求を受信する。
0128
S430において、前記第1タイプ端末デバイスが前記リソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定するために、前記基地局は、前記リソーススケジューリング要求に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスにリソース割り当て情報を送信する。
0129
そのため、本発明の実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法において、基地局は、第2タイプ端末デバイスにセルレベルリソースプール情報を送信することができ、第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備え、そのため、端末デバイスが基地局のカバレージ範囲内にある場合、基地局によって端末デバイスに対してスケジューリングを行うことができ、端末デバイスは、端末が基地局の部分のカバレージされている、又は基地局のカバレージされていないシーンにある場合、第2タイプ端末デバイスによって、端末にリソースを送信して動的にスケジューリングすることができる。そのため、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証することができる。
0130
本発明の実施例において、選択肢として、基地局は、第2タイプ端末デバイスにより送信された構成情報を受信することが可能であり、前記構成情報は、前記第2タイプ端末デバイスの関連構成を指示し、前記基地局が前記構成情報に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに対してスケジューリングを行うようにする。
0131
本発明の実施例において、選択肢として、前記構成情報は、端末レベルリソースプール情報、前記第2タイプ端末デバイスの位置情報、前記第2タイプ端末デバイスの信号カバレージ能力情報のうちのいずれか一つを含む。
0132
選択肢として、一例として、前記第1タイプインターフェースは、Uuインターフェースであり、及び/又は、前記第2タイプインターフェースはV2Vインターフェース、又はV2Iインターフェースである。
0133
そのため、本発明の実施例に基づく無線リソーススケジューリング方法において、基地局は、第2タイプ端末デバイスにセルレベルリソースプール情報を送信することができ、第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備え、そのため、端末デバイスが基地局カバレージ範囲内にある場合、基地局によって端末デバイスに対してスケジューリングを行うことができ、端末デバイスは、端末が基地局の部分のカバレージされている、又は基地局のカバレージされていないシーンにある場合、第2タイプ端末デバイスによって、端末の送信するリソースに対して動的にスケジューリングすることができる。そのため、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証することができる。
0134
以下、図13を結合して本発明の実施例に基づく装置を詳しく説明し、図に示すように、装置10は、リソース設定モジュール11を含む。
0135
リソース設定モジュール11は、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定するように構成され、ここで、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記装置は、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して前記基地局と通信し、前記第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備える。
0136
前記リソース設定モジュール11は、確定した結果に基づいて、その他の装置と通信するためのリンクリソースを確定するように構成される。
0137
そのため、本発明の実施例における装置は、基地局、又はリソーススケジューリング機能の備える第2タイプ端末デバイスに、リソーススケジューリング要求情報を選択して送信することができる。それによって、基地局及び/又は第2タイプ端末デバイスは、第1タイプ端末デバイスに対してスケジューリングすることができ、そのため、端末間の干渉を避け、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証し、V2Vシステムの通信キャパシティを拡張することができる。
0138
選択肢として、図14に示すように、前記装置は、受信モジュール12をさらに含む。
0139
受信モジュール12は、前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信するように構成される。
0140
前記受信モジュール12は、前記第2タイプ端末デバイスにより送信された端末レベルリソースプール情報を受信するように構成される。
0141
選択肢として、図15に示すように、前記装置は、送信モジュール13をさらに含む。
0142
送信モジュール13は、前記リソース設定モジュール11が前記基地局にリソーススケジューリング要求情報を送信することを確定した場合、前記基地局に第1リソーススケジューリング要求情報を送信するように構成され、
ここで、前記リソース設定モジュール11は、
前記受信モジュール12が前記基地局から送信されたリソース割り当て情報を受信した時に、前記基地局から送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、
前記受信モジュール12が前記基地局から送信されたリソース割り当て情報が受信されていない場合、前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定し、
前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスとに、リソーススケジューリング要求情報を送信しないことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報及び/又は前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リンクリソースを確定する、ように構成される。
0143
本発明の実施例において、選択肢として、送信モジュール13は、前記第2タイプ端末デバイスに、リソーススケジューリング要求を送信することを確定した場合、前記第2タイプ端末デバイスに第2リソーススケジューリング要求情報を送信するように構成される。
0144
ここで、前記リソース設定モジュール11は、
前記受信モジュール12が前記第2タイプ端末デバイスにより送信された有効なリソース割り当て情報を受信した場合、前記第2タイプ端末デバイスにより送信されたリソース割り当て情報が指示するリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、
前記受信モジュール12が前記第2タイプ端末デバイスにより送信された有効なリソース割り当て情報が受信されていない場合、前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求を送信するか否かを確定し、
前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスに、リソーススケジューリング要求を送信しないことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報及び/又は前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リンクリソースを確定する、ように構成される。
0145
本発明の実施例において、選択肢として、送信モジュール13は、前記リソース設定モジュール11が前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスとにリソーススケジューリング要求情報を送信することを確定した場合、前記基地局に第3リソーススケジューリング要求情報を送信し、前記第2タイプ端末デバイスに第4リソーススケジューリング要求情報を送信するように構成される。
0146
ここで、前記受信モジュール12は、
前記基地局から送信された、前記第3リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報を受信し、
前記第2タイプ端末デバイスにより送信された、前記第4リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報を受信するように構成され、
ここで、前記リソース設定モジュール11は、
前記第3リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報と、前記第4リソーススケジューリング要求情報に対応するリソース割り当て情報に基づいて、前記リンクリソースを確定するように構成される。
0147
本発明の実施例において、選択肢として、前記リソース設定モジュール11は、
前記基地局と前記第2タイプ端末デバイスとにリソーススケジューリング要求を送信しないことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報と前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リンクリソースを確定するように構成される。
0148
本発明の実施例において、選択肢として、前記リソース設定モジュール11は、具体的に、
前記セルレベルリソースプール情報と前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、優先的に採用するリソースプールを自ら選択し、
前記優先的に採用するリソースプールの中から前記リンクリソースを確定し、又は、
前記基地局の設定に基づいて、優先的に採用するリソースプールを選択し、
前記優先的に採用するリソースプールの中から前記リンクリソースを確定する、ように構成される。
0149
本発明の実施例において、選択肢として、前記リソース設定モジュール11は、具体的に
前記端末レベルリソースプール情報が有効であることを確定した場合、前記端末レベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、
前記端末レベルリソースプール情報が無効であり、且つ前記セルレベルリソースプール情報が有効であることを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定し、又は、
前記端末レベルリソースプール情報が無効であり、且つ前記セルレベルリソースプール情報が無効であることを確定した場合、予め設定されているリソースプールの中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定する、ように構成される。
0150
本発明の実施例において、選択肢として、前記リソース設定モジュール11は、
前記端末レベルリソースプール情報が無効であることを確定した場合、前記端末レベルリソースプール情報により指示されているリソースと、前記セルレベルリソースプール指示情報により指示されているリソースとの共同部分の中の一部又はすべてのリソースを前記リンクリソースとして確定する、ように構成される。
0151
本発明の実施例において、選択肢として、前記リソース設定モジュール11は、具体的に、
前記装置が前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスのカバレージ範囲内にあると共に有効な接続があるか否か、前記装置の移動速度、前記基地局の信号カバレージ状況と前記第2タイプ端末デバイスの信号カバレージ状況、のうちの少なくとも一つに基づいて、前記基地局及び/又は前記第2タイプ端末デバイスにリソーススケジューリング要求情報を送信するか否かを確定する、ように構成される。
0152
本発明の実施例において、選択肢として、前記第1タイプインターフェースはUuインターフェースであり、及び/又は、前記第2タイプインターフェースはV2Vインターフェース又はV2Iインターフェースである。
0153
本発明の実施例において、選択肢として、前記装置は、車載ユニットOBUであり、及び/又は、前記第2タイプ端末デバイスは路側ユニットRSUである。
0154
なお、本発明の実施例において、リソース設定モジュール11はプロセッサにより実現されても良く、受信モジュール12は受信機により実現されても良く、送信モジュール13は送信機により実現されても良い。図16に示すように、装置100は、プロセッサ101、受信機102、送信機103と記憶装置104を含むことが可能である。ここで、記憶装置104は、プロセッサ101により実行されるコード等を記憶するように構成されることが可能である。
0156
図13〜図15に示されている装置10、又は図16に示されている装置100は、上記図4における方法の実施例で実現する各フローを実現することが可能であり、重複を避けるために、ここでそれ以上説明しない。
0158
受信モジュール21は、第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求情報を受信するように構成され、ここで、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第1タイプインターフェースを介して基地局と通信し、前記装置は、第2タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信する。
0159
送信モジュール22は、前記第1タイプ端末デバイスが前記リソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するリンクリソースを確定するために、前記第1タイプ端末デバイスにリソース割り当て情報を送信するように構成される。
0160
そのため、本発明の実施例に基づく装置は、リソーススケジューリング機能を備え、端末が基地局の部分にカバレージされている、又は基地局のカバレージされていないシーンにある場合、基地局の代わりに、端末にリソースを送信して動的にスケジューリングを行うことができ、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証する。
0161
本発明の実施例において、選択肢として、図18に示すように、前記装置は、リソーススケジューリングモジュール23をさらに含む。
0162
リソーススケジューリングモジュール23は、前記受信モジュールが前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信したか否かを確定するように構成され、
ここで、前記送信モジュール22は、具体的に、前記リソーススケジューリングモジュールが前記受信モジュールで前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信したことを確定した場合、前記セルレベルリソースプール情報に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに端末レベルリソースプール情報を送信するように構成される。
0163
前記リソーススケジューリングモジュール23は、前記リソーススケジューリング要求情報、前記セルレベルリソースプール情報と前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リソース割り当て情報を確定するように構成され、
前記送信モジュール22は、前記第1タイプ端末デバイスに前記リソース割り当て情報を送信するように構成される。
0164
本発明の実施例において、選択肢として、前記リソーススケジューリングモジュール23は、具体的に、
前記セルレベルリソースプール情報により指示されているリソースの中の一部のリソースを端末レベルリソースプールとして確定するように構成され、
ここで、前記送信モジュール22は、具体的に、
前記第1タイプ端末デバイスに前記端末レベルリソースプールを指示する端末レベルリソースプール情報を送信するように構成される。
0165
本発明の実施例において、選択肢として、前記送信モジュール22は、
前記基地局は構成情報を送信するように構成され、前記構成情報は、前記装置の関連構成を指示し、前記基地局が前記構成情報に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに対してスケジューリングを行うようにする。
0166
本発明の実施例において、選択肢として、前記構成情報は、端末レベルリソースプール情報、前記装置の位置情報、前記装置の信号カバレージ能力情報のうちのいずれか一つを含む。
0167
本発明の実施例において、選択肢として、リソーススケジューリングモジュール23は、前記受信モジュールが前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報を受信しているか否かを確定するように構成される。
0168
ここで、前記送信モジュール22は、具体的に、前記リソーススケジューリングモジュール23が前記受信モジュール21で前記基地局から送信されたセルレベルリソースプール情報が受信されていないことを確定した場合、予め設定されているリソースプールに基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに端末レベルリソースプール情報を送信するように構成される。
0169
前記リソーススケジューリングモジュール23は、前記リソーススケジューリング要求情報、前記予め設定されているリソースプールと前記端末レベルリソースプール情報に基づいて、前記リソース割り当て情報を確定するように構成される。
0170
前記送信モジュール22は、前記第1タイプ端末デバイスに前記リソース割り当て情報を送信するように構成される。
0171
本発明の実施例において、選択肢として、前記リソーススケジューリングモジュール23は具体的に、
前記予め設定されているリソースプールの中の一部のリソースを端末レベルリソースプールとして確定するように構成され、
ここで、前記送信モジュール22は、具体的に、
前記第1タイプ端末デバイスに前記端末レベルリソースプールを指示する端末レベルリソースプール情報を送信するように構成される。
0172
本発明の実施例において、選択肢として、前記第1タイプインターフェースはUuインターフェースであり、及び/又は、前記第2タイプインターフェースはV2Vインターフェース又はV2Iインターフェースである。
0173
本発明の実施例において、選択肢として、前記第1タイプ端末デバイスは車載デバイスOBUであり、及び/又は、前記装置は路側ユニットRSUである。
0174
なお、本発明の実施例において、受信モジュール21は受信機により実現されても良く、送信モジュール22は送信機により実現されても良く、リソース設定モジュール23はプロセッサにより実現されても良い。図19に示すように、装置200は、プロセッサ201、受信機202、送信機203と記憶装置204を含むことが可能である。ここで、記憶装置204は、プロセッサ201により実行されるコード等を記憶するように構成されることが可能である。
0175
装置200内の各コンポーネントはバスシステムシステム205によって接続されており、ここでバスシステム205は、データバス以外に、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含む。
0176
図17又は図18に示されている装置20、又は図19に示されている装置200は、上記図8における方法の実施例で実現する各フローを実現することが可能であり、重複を避けるために、ここでそれ以上説明しない。
0177
以下において図20を結合して、本発明のさらなる実施例に基づく装置を詳しく説明し、図20に示すように、該装置30は、送信モジュール31、受信モジュール32、及びリソーススケジューリングモジュール33を含む。
0178
送信モジュール31は、第1タイプ端末デバイスと第2タイプ端末デバイスとに、セルレベルリソースプール情報を送信するように構成され、ここで、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して、前記第1タイプ端末デバイスと通信し、前記装置は、第1タイプインターフェースを介して、前記第2タイプ端末デバイスを通信し、前記第1タイプ端末デバイスは、第2タイプインターフェースを介して前記第2タイプ端末デバイスと通信する。
0179
受信モジュール32は、前記第1タイプ端末デバイスにより送信されたリソーススケジューリング要求を受信するように構成される。
0180
リソーススケジューリングモジュール33は、前記リソース前記スケジューリング要求に基づいて、リソース割り当て情報を確定するように構成される。
0181
前記送信モジュール31は、前記第1タイプ端末デバイスが前記リソース割り当て情報に基づいて、その他の第1タイプ端末デバイスと通信するためのリンクリソースを確定するために、前記第1タイプ端末デバイスに前記リソース割り当て情報を送信するように構成される。
0182
そのため、本発明の実施例に基づく装置は、第2タイプ端末デバイスにセルレベルリソースプール情報を送信することができ、第2タイプ端末デバイスは、リソースのスケジューリング機能を備え、そのため、該装置と第2タイプ端末デバイスとは、両方とも端末にリソースを送信して動的にスケジューリングを行うことができる。それによって、伝送成功率を向上させ、伝送遅延を低減し、V2Vシステムの性能と信頼性を保証することができる。
0183
本発明の実施例において、選択肢として、前記受信モジュール32は、
前記第2タイプ端末デバイスにより送信された構成情報を受信するように構成され、前記構成情報は、前記装置が前記構成情報に基づいて、前記第1タイプ端末デバイスに対してスケジューリングを行うために、前記第2タイプ端末デバイスの関連構成を指示する。
0184
本発明の実施例において、選択肢として、前記構成情報は、端末レベルリソースプール情報、前記第2タイプ端末デバイスの位置情報、前記第2タイプ端末デバイスの信号カバレージ能力情報のうちのいずれか一つを含む。
0185
本発明の実施例において、選択肢として、前記第1タイプインターフェースはUuインターフェースであり、及び/又は、前記第2タイプインターフェースはV2Vインターフェース又はV2Iインターフェースである。
0186
本発明の実施例において、選択肢として、前記装置は基地局であり、及び/又は、前記第1タイプ端末デバイスは車載ユニットOBUであり、及び/又は前記第2タイプ端末デバイスは路側ユニットRSUである。
0187
注意すべきものとして、本発明の実施例において、送信モジュール31は送信機により実現されても良く、受信モジュール32は受信機により実現されても良く、リソーススケジューリングモジュール33はプロセッサ301により実現されても良い。図21に示すように、装置300は、プロセッサ301、受信機302、送信機303と記憶装置304を含むことが可能である。ここで、記憶装置304は、プロセッサ301により実行されるコード等を記憶するように構成されることが可能である。
0188
装置300内の各コンポーネントはバスシステムシステム305によって接続されており、ここでバスシステム305は、データバス以外に、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含む。
0189
図20に示されている装置30、又は図21に示されている装置300は、上記の図12における方法の実施例で実現する各フローを実現することが可能であり、重複を避けるために、ここでそれ以上説明しない。
0190
本発明の実施例は、無線リソーススケジューリングシステムをさらに提供し、上記の図13〜図15のいずれか一つの図面に示されている装置10、前述図17又は図18に示されている装置20、及び図20に示されている装置30を含む。
0191
本願に開示されている実施例に説明されている各例示的なユニット及びアルゴリズムのステップを結合し、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの結合を用いて実現することができると、当業者であれば理解できる。これらの機能がハードウェアの形式かそれともソフトウェアの形式で実施するかについては、技術案の特定応用と設計制約によるものである。当業者は、各特定応用に応じて異なる方法を用いて、説明されている機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えていると見なすべきではない。
0192
当業者は、説明の便利と簡潔上、上記に記載されているシステム、装置及びユニットの具体的な動作については、上記の方法実施例の対応されているフローを参照することができ、ここでそれ以上述べない。
0193
本願に提供されている幾つかの実施例において、開示されているシステム、装置及び方法は、その他の方式で実現されても良い。例えば、上記に記載されている装置の実施例は単なる例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分け方が、単なるロジック的な機能分けであり、実際、実現する時に他の分け方があっても良く、例えば、複数のユニット又はコンポーネントを別のシステムへ統合、又は集成しても良く、又は幾つかの技術特徴を省略、又は実施しなくても良い。また、明示され、又は議論されている各構成部分の互い的なカップリング、又は直接のカップリング、又は通信接続は、幾つかのインターフェース、装置、又はユニットの間接のカップリング又は通信によって接続されても良く、電気的、機械的、又はその他の形式であっても良い。
0194
上記で分離コンポーネントとして説明したユニットは、物理的に分離されるものであっても良く、そうではないものであっても良い。ユニットとして示されるコンポーネントは物理ユニットであっても良く、そうではないものであっても良い。一箇所に配置されても良く、複数のネットワークユニットに配布しても良い。実際のニーズに応じて、その中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現しても良い。
0195
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合しても良く、各ユニットはそれぞれ単独なユニットとしても良く、二つ又は二つ以上のユニットを一つのユニットに統合しても良い。
0196
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの方式で実現し、しかも独立な製品として販売又は使用する場合、コンピュータ読み取り可能の記憶媒体に記憶しても良い。これによって、本発明の技術案が事実上、言い換えれば先行技術に貢献した部分がソフトウェア製品の形で具現でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パソコン、サーバ、またはネットワーク装置などであっても良い)に本発明の各実施例の全部または一部の前記方法を実行させための複数の命令を含む。上記の記憶媒体は、USBメモリ、移動記憶媒体、読み取り専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)、ランダムアクセス記憶装置(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又はコンパクトディスクなどの各種のプログラムコードが記憶できる媒体を含む。
0197
上記に記載されているのは、単なる本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明はそれに限らず、当業者が本発明に開示されている範囲内において、容易に想到し得る変形又は入れ替えは、全て本発明の範囲内に含まれるべきである。そのため、本発明の範囲は、記載されている特許請求の範囲に準じるべきである。