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課題・解決手段

皮膚を美白するための組成物及び方法は、シマレンガタケ細胞培養抽出物を含むスキンケア組成物を塗布する工程を含む。誘導因子、選択される炭水化物、及び最適な処理条件の使用を含むシマレンガタケを培養するための方法によって、細胞培養抽出物の皮膚美白特性の増大がもたらされる。

概要

背景

皮膚表面のメラニン改質は、特にUVへの曝露後ではメラニンの50%超が皮膚の外層に存在することから重要である。メラニン細胞によって生成されたメラニンはメラニン細胞から角化細胞移行し、表面から知覚される皮膚の色に寄与する。皮膚表面のメラニンの光学特性改変することにより、皮膚の色の外観を改変し、皮膚の色合いのより速やかな美白をもたらし、肌の色合いのばらつきをなくすことができる。

真菌類及び細菌類は、低品位炭褐炭又は亜炭(lignite)としても知られる)に作用してこれを液状化し得ることが知られている。これらの微生物は、石炭炭素源として利用するときに石炭をその増殖基質として利用することができ、ペルオキシダーゼなどの酵素代謝物質、及び錯体を形成する金属イオンを石炭構造から除去する天然キレート剤分泌により石炭の分解につながる。石炭の組成の一部は、木材に強度及び固さを与える助けとなる植物の細胞壁を構成する複雑なポリマーであるリグニンを多く含んだ、化石化した植物残留物である。

シマレンガタケ属は、サルノコシカケ科木質分解性大型菌類の一属である。この属は、シマレンガタケ1種からなる1属1種の属である。シマレンガタケは熱帯又は亜熱帯地域に比較的普通にみられ、様々な被子植物枯れ木に生育する。この種は特性が変わりやすいため、いくつかの同義語がある(Sheng−Hua Wu,「Cultural Studies of Four Polypores(Basidiomycotina)Collected in Taiwan」,Bulletine of National Museum of Natural Science,No.8,pp.65〜72,1996)。

米国特許第8,956,624号は、カワラタケからの抽出物で皮膚を処理するための組成物及び方法を開示している。米国特許第8,691,194号は、ファネロカエテ・クリソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)由来リグニンペルオキシダーゼの製造方法並びに皮膚及び毛髪の美白におけるその使用について開示している。米国特許第7,291,340号は、エクソフィアラ・モンソニイ(Exophiala monsonii)由来のメラニン分解性抽出物について開示している。米国特許第6,514,506号は、アスペルギルスフミガーツス(Aspergillus fumigatus)由来の酵素を含む美白組成物について教示している。米国特許第5,578,296号は、担子菌類培養物を用いたメラニンの分解について開示している。

真菌又は酵母エキスを含む、シミ修正するためのいくつかの市販の美容製品がこれまでに米国内で販売されている。これらの製品としては、Lacome Blanc Expert Melanolyser III(商標)Integral Whiteness Spot Eraser、Clinique Derma White Clinical Brightening Essence、及びEstee Lauder Cyberwhite EX Advanced Performance Brightening Essenceがある。

本発明は、白色腐朽菌の1種であるシマレンガタケがメラニン分解酵素を分泌し得るという発見に関連するものである。これらの酵素を、皮膚の美白に用いられるスキンケア組成物中に添加することができる。更に、本発明は、培養物の皮膚美白特性を最大化するために真菌を培養するための方法にも関する。

より正確な説明を期するために、本明細書に示される量的表現の一部は、「約」という用語で修飾されていない。用語「約」が明確に用いられていようといまいと、本明細書に記載する全ての量はその実際値を指すことを意味し、またこのような値の実験及び/又は測定条件による近似値を含む、当該技術分野における通常の技量に基づいて合理的に推測されるこのような値の近似値を指すことも意味することが理解される。

より正確な記載を提供するため、本明細書において、定量的表現の一部は約X量から約Y量の範囲として引用される。範囲が挙げられている場合、その範囲は、挙げられている上限及び下限に限定されず、約X量から約Y量の全範囲、又はその範囲内の任意の量若しくは範囲を含むと理解される。

本明細書に示されるすべての比率(%)は、特に断らないかぎりは組成物の総重量に対する重量比率である。

概要

皮膚を美白するための組成物及び方法は、シマレンガタケの細胞培養抽出物を含むスキンケア組成物を塗布する工程を含む。誘導因子、選択される炭水化物、及び最適な処理条件の使用を含むシマレンガタケを培養するための方法によって、細胞培養抽出物の皮膚美白特性の増大がもたらされる。

目的

本発明の実施形態において、又は水溶性基材ワイプとして使用されることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

皮膚を美白する方法であって、美白を必要としているヒトの皮膚に、化粧用として許容され得るキャリアと、皮膚を美白するうえで有効な量のシマレンガタケ細胞培養抽出物とを含む組成物を塗布する工程を含む、方法。

請求項2

前記皮膚の美白を必要としているヒトの皮膚が、紫外線により黒ずんだ皮膚、皮膚の色合いにむらがある皮膚、1つ又は2つ以上の色素斑メラニン加齢斑、日光斑、老年性黒子そばかす、単純黒子、色素沈着日光角化症脂漏性角化症肝斑ニキビ跡、及びこれらの2つ又は3つ以上の組み合わせを有する皮膚からなる群から選択されている、請求項1に記載の皮膚を美白する方法。

請求項3

前記皮膚の美白処理を必要としているヒトの皮膚が、1つ又は2つ以上の色素斑、メラニン斑、加齢斑、日光斑、そばかす、ニキビ跡、及びこれらの2つ又は3つ以上の組み合わせを有する皮膚からなる群から選択されている、請求項2に記載の方法。

請求項4

前記組成物が、約0.0001重量%〜約40重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、請求項1に記載の方法。

請求項5

前記組成物が、約0.01重量%〜約25重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、請求項4に記載の方法。

請求項6

前記組成物が、約0.1重量%〜約10重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、請求項5に記載の方法。

請求項7

請求項8

前記塗布する工程が、前記組成物を基材から前記皮膚に移行させることを含む、請求項1に記載の方法。

請求項9

前記基材が、ワイプ又はフェイシャルマスクを含む、請求項8に記載の方法。

請求項10

前記塗布する工程が、シマレンガタケの細胞培養抽出物と、更なる皮膚美白活性剤とを含む組成物を前記皮膚に塗布することを含む、請求項1に記載の方法。

請求項11

前記塗布する工程が、前記組成物を基材から前記皮膚に移行させることを更に含む、請求項10に記載の方法。

請求項12

前記基材が、ワイプ又はフェイシャルマスクを含む、請求項11に記載の方法。

請求項13

皮膚の美白を必要としている皮膚に、シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む組成物を、1日1回又は2回塗布する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。

請求項14

前記方法が、シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む2つ又は3つ以上の異なる組成物を、前記皮膚の美白を必要としている皮膚に塗布する工程を含む、請求項1に記載の方法。

請求項15

シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む前記2つ又は3つ以上の異なる組成物が、ローション、クレンザーマスクエッセンス、ワイプ、クリーム、セラム、及びゲルからなる群から独立して選択されている、請求項14に記載の方法。

請求項16

前記2つ又は3つ以上の異なる組成物のうちの1つがクレンザーであり、前記2つ又は3つ以上の異なる組成物のうちの別のものがローション又はクリームである、請求項15に記載の方法。

請求項17

前記細胞培養抽出物が、約500〜約2000U/mLのメラニン分解活性を有する、請求項1に記載の方法。

請求項18

前記細胞培養抽出物が、約600〜約1800U/mLのメラニン分解活性を有する、請求項17に記載の方法。

請求項19

前記細胞培養抽出物が、約1000〜約1800U/mLのメラニン分解活性を有する、請求項18に記載の方法。

請求項20

化粧用として許容され得るキャリアと、ヒトの皮膚を美白するうえで有効な量のシマレンガタケの細胞培養抽出物とを含む、スキンケア組成物

請求項21

前記組成物が、約0.0001重量%〜約40重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、請求項20に記載のスキンケア組成物。

請求項22

前記組成物が、約0.01重量%〜約25重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、請求項21に記載のスキンケア組成物。

請求項23

前記組成物が、約0.1重量%〜約10重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、請求項22に記載のスキンケア組成物。

請求項24

第2の皮膚美白剤を更に含む、請求項20に記載のスキンケア組成物。

請求項25

前記スキンケア組成物が、溶液、懸濁液、ローション、クリーム、セラム、エッセンス、ゲル、トナー、スティック、スプレー、軟膏、液体洗浄液、ペースト、フォーム、ムース、パウダー、シェービングクリーム、ワイプ、パッチストリップ、ヒドロゲル、フィルム形成製品、フェイシャルマスク、及びスキンマスクからなる群から選択される形態である、請求項20に記載のスキンケア組成物。

請求項26

前記細胞培養抽出物が、約500〜約2000U/mLのメラニン分解活性を有する、請求項20に記載のスキンケア組成物。

請求項27

前記細胞培養抽出物が、約600〜約1800U/mLのメラニン分解活性を有する、請求項26に記載のスキンケア組成物。

請求項28

前記細胞培養抽出物が、約1000〜約1800U/mLのメラニン分解活性を有する、請求項27に記載のスキンケア組成物。

請求項29

前記第2の皮膚美白剤が、チロシナーゼ阻害剤、メラニン分解剤、PAR−2アンタゴニストスクラブ剤日焼け止めレチノイド抗酸化物質トラネキサム酸トラネキサム酸セチルエステル塩酸塩皮膚漂白剤、リノール酸アデノシン一リン酸二ナトリウム塩カモミールエキスアラントイン乳白剤タルクシリカ亜鉛塩、及びこれらの混合物からなる群から選択されている、請求項24に記載のスキンケア組成物。

請求項30

水性液体培地中でシマレンガタケを培養するための方法であって、(a)液体培地にシマレンガタケを接種する工程と、(b)前記液体培地を約10g/mL〜約2000g/mLの量の誘導因子と混合する工程と、を含む、方法。

請求項31

前記誘導因子が、合成メラニン、セピアメラニン、3,4−ジメトキシベンジルアルコールリグニンベンジルアルコールケイ皮酸グアイアコールサリチル酸メチルベンゼンジオールベンゾキノン没食子酸サリチル酸オイゲノールコーヒー酸キシレノール、及びこれらの混合物からなる群から選択されている、請求項30に記載の方法。

請求項32

前記誘導因子が、3,4−ジメトキシベンジルアルコールである、請求項30に記載の方法。

請求項33

前記誘導因子が、約30mg/mL〜約1000mg/mLの量である、請求項30に記載の方法。

請求項34

前記誘導因子が、約200mg/mL〜約400mg/mLの量である、請求項33に記載の方法。

請求項35

前記誘導因子が、約245mg/mL〜約350mg/mLの量である、請求項34に記載の方法。

請求項36

前記液体培地のpHを約5〜約6に維持する工程を更に含む、請求項30に記載の方法。

請求項37

前記液体培地に窒素源を加える工程を更に含む、請求項30に記載の方法。

請求項38

前記窒素源が、米ぬか小麦ふすま硝酸アンモニウム酵母エキス、又はこれらの混合物からなる群から選択されている、請求項37に記載の方法。

請求項39

前記窒素源が、約0.1g/L〜約25g/Lの量で前記培地に加えられている、請求項38に記載の方法。

請求項40

前記窒素源が、約0.2g/L〜約20g/Lの量で前記培地に加えられている、請求項39に記載の方法。

請求項41

前記窒素源が、約5g/L〜約20g/Lの量で前記培地に加えられている、請求項40に記載の方法。

請求項42

前記液体培地をインキュベーターシェーカーにより約100rpm〜約200rpmの速度で振盪する工程を更に含む、請求項30に記載の方法。

請求項43

前記液体培地に炭素源を加える工程を更に含む、請求項30に記載の方法。

請求項44

前記炭素源が、グルコースデキストロース、又はこれらの混合物からなる群から選択されている、請求項43に記載の方法。

請求項45

前記炭素源が、約2.0g/L〜約20g/Lの量で前記液体培地に加えられている、請求項44に記載の方法。

請求項46

前記炭素源が、約5.0g/L〜約15g/Lの量で前記液体培地に加えられている、請求項45に記載の方法。

請求項47

前記炭素源が、約5g/L〜約10g/Lの量で前記培地に加えられている、請求項46に記載の方法。

請求項48

前記液体培地をメッシュスクリーン濾過する工程を更に含む、請求項30に記載の方法。

技術分野

0001

(関連出願の相互参照
本出願は、2015年9月29日出願の米国特許仮出願第62/234,232号、2015年9月29日出願の米国特許仮出願第62/234,239号、及び2015年9月29日出願の米国特許仮出願第62/234,247号に基づく利益を主張するものである。上記の関連する米国特許出願の完全な開示内容を、あらゆる目的のために参照により本出願に援用するものである。

0002

(発明の分野)
本発明は、有効量のシマレンガタケ細胞培養抽出物を使用した、皮膚の美白をはじめとする皮膚の外観を改善するための局所組成物に関する。

背景技術

0003

皮膚表面のメラニン改質は、特にUVへの曝露後ではメラニンの50%超が皮膚の外層に存在することから重要である。メラニン細胞によって生成されたメラニンはメラニン細胞から角化細胞移行し、表面から知覚される皮膚の色に寄与する。皮膚表面のメラニンの光学特性改変することにより、皮膚の色の外観を改変し、皮膚の色合いのより速やかな美白をもたらし、肌の色合いのばらつきをなくすことができる。

0004

真菌類及び細菌類は、低品位炭褐炭又は亜炭(lignite)としても知られる)に作用してこれを液状化し得ることが知られている。これらの微生物は、石炭炭素源として利用するときに石炭をその増殖基質として利用することができ、ペルオキシダーゼなどの酵素代謝物質、及び錯体を形成する金属イオンを石炭構造から除去する天然キレート剤分泌により石炭の分解につながる。石炭の組成の一部は、木材に強度及び固さを与える助けとなる植物の細胞壁を構成する複雑なポリマーであるリグニンを多く含んだ、化石化した植物残留物である。

0005

シマレンガタケ属は、サルノコシカケ科木質分解性大型菌類の一属である。この属は、シマレンガタケ1種からなる1属1種の属である。シマレンガタケは熱帯又は亜熱帯地域に比較的普通にみられ、様々な被子植物枯れ木に生育する。この種は特性が変わりやすいため、いくつかの同義語がある(Sheng−Hua Wu,「Cultural Studies of Four Polypores(Basidiomycotina)Collected in Taiwan」,Bulletine of National Museum of Natural Science,No.8,pp.65〜72,1996)。

0006

米国特許第8,956,624号は、カワラタケからの抽出物で皮膚を処理するための組成物及び方法を開示している。米国特許第8,691,194号は、ファネロカエテ・クリソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)由来リグニンペルオキシダーゼの製造方法並びに皮膚及び毛髪の美白におけるその使用について開示している。米国特許第7,291,340号は、エクソフィアラ・モンソニイ(Exophiala monsonii)由来のメラニン分解性抽出物について開示している。米国特許第6,514,506号は、アスペルギルスフミガーツス(Aspergillus fumigatus)由来の酵素を含む美白組成物について教示している。米国特許第5,578,296号は、担子菌類培養物を用いたメラニンの分解について開示している。

0007

真菌又は酵母エキスを含む、シミ修正するためのいくつかの市販の美容製品がこれまでに米国内で販売されている。これらの製品としては、Lacome Blanc Expert Melanolyser III(商標)Integral Whiteness Spot Eraser、Clinique Derma White Clinical Brightening Essence、及びEstee Lauder Cyberwhite EX Advanced Performance Brightening Essenceがある。

0008

本発明は、白色腐朽菌の1種であるシマレンガタケがメラニン分解酵素を分泌し得るという発見に関連するものである。これらの酵素を、皮膚の美白に用いられるスキンケア組成物中に添加することができる。更に、本発明は、培養物の皮膚美白特性を最大化するために真菌を培養するための方法にも関する。

0009

より正確な説明を期するために、本明細書に示される量的表現の一部は、「約」という用語で修飾されていない。用語「約」が明確に用いられていようといまいと、本明細書に記載する全ての量はその実際値を指すことを意味し、またこのような値の実験及び/又は測定条件による近似値を含む、当該技術分野における通常の技量に基づいて合理的に推測されるこのような値の近似値を指すことも意味することが理解される。

0010

より正確な記載を提供するため、本明細書において、定量的表現の一部は約X量から約Y量の範囲として引用される。範囲が挙げられている場合、その範囲は、挙げられている上限及び下限に限定されず、約X量から約Y量の全範囲、又はその範囲内の任意の量若しくは範囲を含むと理解される。

0011

本明細書に示されるすべての比率(%)は、特に断らないかぎりは組成物の総重量に対する重量比率である。

課題を解決するための手段

0012

本発明は、美白を必要としているヒトの皮膚に、化粧用として許容され得るキャリアと、皮膚を美白するうえで有効な量のシマレンガタケの細胞培養抽出物とを含む組成物を塗布することによって皮膚を美白する方法に関する。皮膚の美白を必要としているヒトの皮膚は、紫外線により黒ずんだ皮膚、皮膚の色合いにむらがある皮膚、1つ又は2つ以上の色素斑、メラニン加齢斑、日光斑、老年性黒子そばかす、単純黒子、色素沈着日光角化症脂漏性角化症肝斑ニキビ跡、及びこれらの組み合わせを有する皮膚を含み得る。本方法で使用される組成物は、約0.0001重量%〜約40重量%、又は0.01重量%〜約25重量%、又は約0.1重量%〜約10重量%のシマレンガタケの細胞培養抽出物を含むことができる。本方法で使用される組成物は、溶液、懸濁液、ローションクリームセラム、ゲルスティックスプレー軟膏液体洗浄液、ソープバー、シャンプーヘアコンディショナーペーストフォームパウダームースシェービングクリームヒドロゲル、又はフィルム形成製品の形態とすることができる。

0013

皮膚に組成物を塗布する工程は、組成物を基材から皮膚に移行させることを含み得る。基材は、ワイプ又はフェイシャルマスクであってよい。本方法で使用される組成物は、更なる皮膚美白活性剤を含むことができる。皮膚に組成物を塗布する方法は、シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む組成物を、1日1回又は2回塗布する工程を含み得る。組成物は、シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む2つ又は3つ以上の異なる組成物であってもよい。2つ又は3つ以上の異なる組成物は、独立して、ローション、クレンザーマスクエッセンス、ワイプ、クリーム、セラム、及びゲルであり得る。

0014

本方法で使用される細胞培養抽出物は、約500〜約2000U/mL、又は約600〜約1800U/mL、又は約1000〜約1800U/mLのメラニン分解活性を有することができる。

0015

本発明の別の態様は、水性液体培地中でシマレンガタケを培養する方法であって、液体培地にシマレンガタケを接種する工程と、液体培地を約10g/mL〜約2000g/mLの量の誘導因子と混合する工程と、を含む、方法を含む。誘導因子は、合成メラニン、セピアメラニン、3,4−ジメトキシベンジルアルコール、リグニン、ベンジルアルコールケイ皮酸グアイアコールサリチル酸メチルベンゼンジオールベンゾキノン没食子酸サリチル酸オイゲノールコーヒー酸キシレノール、及びこれらの混合物を含むことができる。誘導因子は、約30mg/mL〜約1000mg/mL、又は約200mg/mL〜約400mg/mL、又は約245mg/mL〜約350mg/mLの量で使用することができる。

0016

本培養する方法は、液体培地のpHを約5〜約6に維持する工程を更に含むことができる。更に、本培養する方法は、液体培地に窒素源を加える工程を含むことができる。窒素源は、米ぬか小麦ふすま硝酸アンモニウム、酵母エキス、又はこれらの混合物からなる群から選択することができる。窒素源は、約0.1g/L〜約25g/L、又は約0.2〜約20g/L、又は約5g/L〜約20g/Lの量で培地に加えられる。

0017

培養する方法は、液体培地をインキュベーターシェーカーにより約100rpmの速度で振盪する工程を更に含んでもよい。本方法は、液体培地に炭素源を加える工程を更に含むことができる。炭素源は、グルコースデキストロース、又はこれらの混合物であってよい。液体培地に加えられる炭素源の量は、約2.0g/L〜約20g/L、又は約5.0g/L〜約15g/L、又は約5g/L〜約10g/Lである。本培養する方法は、液体培地をメッシュスクリーン濾過する工程を更に含むことができる。

0018

本発明の別の態様は、化粧用として許容され得るキャリアと、ヒトの皮膚を美白するうえで有効な量のシマレンガタケの細胞培養抽出物とを含む、スキンケア組成物である。組成物は、約0.0001重量%〜約40重量%、又は約0.01重量%〜約25重量%、又は約0.1重量%〜約10重量%のシマレンガタケの細胞培養抽出物を含むことができる。スキンケア組成物は、第2の皮膚美白剤を含んでもよい。

図面の簡単な説明

0019

メラニンを退色させる効果を示す、シマレンガタケのMY993株と培養された一連のメラニン寒天プレート写真図である。
メラニンを退色させなかった白色腐朽菌と培養された一連のメラニン寒天プレートの写真図である。
シマレンガタケの培養抽出物(MY993株)が色素沈着を低減したことを示す、黒皮3D皮膚同等物モデルの写真図である。

0020

細胞培養抽出物
本明細書で使用するところの「細胞培養抽出物」とは、細胞培養プロセス後の微生物の細胞培養物から生成される物質を意味する。抽出物は、遠心分離された液体培地から調製することができる。次いで上清を濾過する。フィルターを通過した物質が細胞培養抽出物である。これは細胞培養濾液としても知られる。

0021

本発明は、真菌を培養することにより生成される細胞培養抽出物に関するものである。より詳細には、細胞培養抽出物はシマレンガタケの培養物から調製される。更により詳細には、細胞培養抽出物はシマレンガタケのMY993又はMY261株の培養物から調製される。真菌株MY993及びMY261はタイで発見され、2006年にタイ国立遺伝子生命工学研究センター(BIOTEC)の研究者によって最初に単離された。その結果、これらの真菌は形態学的手法によりいずれもシマレンガタケとして同定され、後にタイ王国バイオリソース研究センター(TBRC)(Thailand Science Park,Phaholyothin Road,Klong 1,Klongluang,Pathumthani 12120,Thailand)にそれぞれ、指定TBRC番号2014及び2015にて寄託された。真菌株MY993(TRBC2014)及びMY261(TBRC 2015)は、ブタペスト条約に基づき、ドイツ微生物細胞培養コレクション(Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH)(DSMZ)(ドイツ)に2016年8月18日に寄託され、それぞれDSM32358及びDSM32359の番号が付与されている。

0022

本発明に基づく細胞培養抽出物は、約500〜約2000U/mL、より詳細には約600〜約1800U/mL、更により詳細には約1000〜約1750U/mLのメラニン分解活性を有する。U/mLは、実施例3に詳細に示されるメラニン分解アッセイに述べられるような抽出物1mL当たりのメラニン分解酵素の単位を意味する。

0023

皮膚美白の方法
本発明は、美白を必要としている皮膚に、特定の真菌の細胞培養抽出物を含む組成物を塗布することにより皮膚を美白する方法に関する。より詳細には、本発明は、美白を必要としている皮膚に、シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む組成物を塗布することにより皮膚を美白する方法に関する。

0024

本明細書で使用するところの「皮膚を美白する」なる用語は、皮膚の色合い、皮膚の色、及び/若しくは皮膚の濃淡を明るくすること、光沢を与えること、白くすること、及び/若しくはむらをなくすこと、並びに/又は黄ばみの低減、並びに/又は、これらに限定されるものではないが、色素斑、メラニン斑、加齢斑、日光斑、老年性黒子、そばかす、単純黒子、色素沈着性日光角化症、脂漏性角化症、肝斑、ニキビ跡、炎症後色素過剰沈着、黒子、雀卵斑、これらの2つ又は3つ以上の組み合わせなどを含む、色素が過剰に沈着したシミ及び/若しくは患部を明るくすること、及び/若しくは薄くすることを一般的に指す。特定の実施形態では、「皮膚を美白する」とは、皮膚のつや、輝き、透明感、及び/若しくは発光感を高めること、及び/又は、よりつやのある、輝いた、透明感のある、若しくは発光感のある皮膚の色合いの外観、又はより黄色若しくは黄ばみの少ない皮膚の色合いを得ることも指す。特定の好ましい実施形態では、「皮膚を美白する」とは、皮膚の色合いを明るくかつ均一化し、皮膚のつやを増し、かつ/又は加齢斑を明るくすることを指す。

0025

本明細書で使用するところの「美白処理を必要としている皮膚」なる用語は、本明細書に参照により援用し、下記に更に詳述するColipaガイドライン(Guideline For The Colorimetric Determination Of Skin Colour TypingAnd Prediction Of The Minimal Erythemal Dose(Med)Without Uv Exposure:2007年刊行)に従って測定される個別類型角(Individual Typology Angle)(ITA)の測定値が41以下である皮膚、UVにより黒ずんだ皮膚を含む、黒ずんだ、かつ/若しくは黄ばんだ皮膚、むらのある皮膚の色合いを有する皮膚、又は、これらに限定されるものではないが、色素斑、メラニン斑、加齢斑、日光斑、老年性黒子、そばかす、単純黒子、色素沈着性日光角化症、脂漏性角化症、肝斑、ニキビ跡、炎症後色素過剰沈着、黒子、雀卵斑、これらの2つ若しくは3つ以上の組み合わせなどを含む、1つ若しくは2つ以上の色素が過剰に沈着したシミ及び/又は患部からなる群から選択される1つ又は2つ以上の性質を示す皮膚のことを一般的に指す。COLIPAガイドラインでは、皮膚色はITA値関数に基づき、非常に明るい皮膚(>55)、明るい皮膚(41〜55)、中間の色(28〜41)、及び褐色の皮膚(<28)として定義されている。特定の好ましい実施形態では、「皮膚の美白を必要としている皮膚」とは、ITA値が41未満、例えば約40以下、約35以下、約30以下、又はより好ましくは約28以下である皮膚を有する個人を指す。特定の他の好ましい実施形態では、本発明は、黄ばんだ、かつ/又は黒ずんだ皮膚から選択される、皮膚の美白処理を必要としている皮膚に使用するための組成物及び方法に関する。特定の他の好ましい実施形態では、本発明は、加齢斑、そばかす、ニキビ後に残る跡、及びこれらの2つ又は3つ以上の組み合わせからなる群から選択される、皮膚の美白処理を必要としている皮膚に使用するための組成物及び方法に関する。本明細書で使用するところの「加齢の徴候の改善を必要としている皮膚」とは、これらに限定されるものではないが、たるみ、ゆるみ、張りのなさ、荒れ、皺のある、薄くなった、及び、むらのある皮膚を意味する。加齢の徴候の改善とは、皮膚の堅さの改善、皮膚の肌理の改善、皮膚の皺の外観の改善、皮膚の色合いの改善、又は皮膚の外的刺激治療を意味する。

0026

本明細書で使用するところの「皮膚の色合いの改善」とは、皮膚の外観を明るくすることを意味する(例えば、色素沈着したシミ若しくは患部を明るくする、皮膚の黄ばみを低減する、及び/又は皮膚の色むらをなくすなど)。

0027

本明細書で使用するところの「化粧品として/皮膚科学的に許容され得る」とは、不要な毒性、不適合性不安定性、刺激、アレルギー反応などを伴うことなく、組織(例えば皮膚又は毛髪)と接触して使用するのに適していることを意味する。

0028

本明細書で使用するところの「安全かつ有効な量」とは、所望の作用を誘導するうえで充分であるが、細胞毒性などを含む重篤副作用が防止されるだけ充分に少ない抽出物又は組成物の量を意味する。化合物、抽出物又は組成物の安全かつ有効な量は、例えば、エンドユーザ年齢健康状態及び環境への曝露、処理の期間及び性質、使用される特定の抽出物、成分又は組成物、使用される特定の医薬的に許容され得るキャリア、及び同様の因子に応じて異なる。

0029

化合物、抽出物又は組成物の安全かつ有効な量は、例えば、エンドユーザの年齢、健康状態及び環境への曝露、処理の期間及び性質、使用される特定の抽出物、成分又は組成物、使用される特定の医薬的に許容され得るキャリア、及び同様の因子に応じて異なる。

0030

組成物の皮膚の美白における使用を含む実施形態において、「皮膚を美白するうえで有効な量」とは、下記に述べるような皮膚表皮同等物モデルにおける皮膚美白試験(ΔL)で0より大きいΔL値を得るうえで有効な抽出物の量を意味する。特定の好ましい実施形態では、皮膚を美白するうえで有効な量は、約1以上のΔL値を得るうえで有効な量である。

0031

皮膚を美白する方法で使用されるスキンケア組成物中の細胞培養抽出物の量は、スキンケア組成物の約0.001〜約40重量%までで異なり得る。より詳細には、この量はスキンケア組成物の約0.01〜約25重量%である。更により詳細には、この量はスキンケア組成物の約0.1〜約10重量%である。

0032

スキンケア組成物
本発明は、シマレンガタケの細胞培養抽出物及びキャリアを含むスキンケア組成物に関する。シマレンガタケの細胞培養抽出物は、スキンケア組成物中に、皮膚を美白するうえで充分な量で存在する。任意の適当なキャリアを、本発明に基づいてスキンケア組成物中に用いることができる。好ましくは、キャリアは化粧用として許容され得るキャリアである。当業者によれば認識されるように、化粧用として許容され得るキャリアは、不要な毒性、不適合性、不安定性、刺激、アレルギー反応などを伴うことなく、身体、特に皮膚と接触して使用するのに適したキャリアを含む。キャリアの安全かつ有効な量は、組成物の約50重量%〜約99.999重量%、好ましくは約80重量%〜約99.9重量%、より好ましくは約99.9重量%〜約95重量%、最も好ましくは約98重量%〜約99.8重量%である。

0033

キャリアは様々な形態のものであり得る。例えば、これらに限定されるものではないが、水中油型油中水型水中油中水型、及びシリコーン中水中油型などのエマルションの形態のキャリアが本明細書においては有用である。これらのエマルションは、例えば約100cps〜約200,000cpsの広範囲粘性のものであり得る。

0034

適当な化粧用として許容され得るキャリアの例としては、化粧用の溶液、懸濁液、ローション、クリーム、セラム、エッセンス、ゲル、トナー、スティック、スプレー、軟膏、液体洗浄液及びソープバー、シャンプー、ヘアコンディショナー、ペースト、フォーム、ムース、パウダー、シェービングクリーム、ワイプ、パッチストリップ、パウダードパッチ(powered patches)、マイクロニードルパッチバンデージ、ヒドロゲル、フィルム形成製品、フェイシャル及びスキンマスクメーキャップリキッドドロップ、及び化粧用フィルムなどに用いられる、化粧用として許容され得る溶媒並びに材料が挙げられる。これらの製品の種類は、溶液、懸濁液、マイクロエマルション及びナノエマルションなどのエマルション、ゲル、固形物リポソーム、他のカプセル化技術などを含むがこれらに限定されない、数種類の化粧用として許容され得るキャリアを含むことができる。

0035

以下はキャリアの非限定的な例である。当業者によれば他のキャリアを配合することもできる。一実施形態では、キャリアは水を含む。更なる一実施形態では、キャリアは、1つ又は2つ以上の水性又は有機溶媒を更に含んでもよい。有機溶媒の例としては、これらに限定されるものではないが、ジメチルイソソルビドミリスチン酸イロプロピルカチオン性アニオン性、及び非イオン性界面活性剤植物油鉱物油ワックスゴム、合成及び天然ゲル化剤アルカノールグリコール、及びポリオールが挙げられる。グリコールの例としては、これらに限定されるものではないが、グリセリンプロピレングリコールブチレングリコールペンタレングリコール、ヘキシレングリコールポリエチレングリコールポリプロピレングリコールジエチレングリコールトリエチレングリコールカプリルグリコール、グリセロールブタンジオール及びヘキサントリオール、並びにこれらのコポリマー及び混合物が挙げられる。アルカノールの例としては、これらに限定されるものではないが、約2個の炭素原子〜約12個の炭素原子(例えば約2個の炭素原子〜約4個の炭素原子)を有するもの、例えばイソプロパノール及びエタノールなどが挙げられる。ポリオールの例としては、これらに限定されるものではないが、約2個の炭素原子〜約15個の炭素原子(例えば約2個の炭素原子〜約10個の炭素原子)を有するもの、例えばプロピレングリコールなどが挙げられる。有機溶媒は、キャリア中に、キャリアの総重量に対して約1%〜約99.99%(例えば約20%〜約50%)の量で存在してよい。水は、キャリア中に、キャリアの総重量に対して約5%〜約95%(例えば約50%〜約90%)の量で存在してよい(使用の前に)。溶液は、約40〜約99.99%を含む任意の適当な量の溶媒を含むことができる。特定の好ましい溶液は、約50〜約99.9%、約60〜約99%、約70〜約99%、約80〜約99%、又は約90〜約99%の溶媒を含む。

0036

ローションはそのような溶液から作製され得る。ローションは、典型的には、溶媒以外に少なくとも1つの皮膚軟化剤を含む。ローションは、約1%〜約20%(例えば、約5%〜約10%)の皮膚軟化剤と、約50%〜約90%(例えば、約60%〜約80%)の水とを含むことができる。

0037

溶液から配合できる別の種類の製品はクリームである。クリームは、典型的には、約5%〜約50%(例えば、約10%〜約20%)の皮膚軟化剤と、約45%〜約85%(例えば、約50%〜約75%)の水とを含有する。

0038

更に、溶液から配合できる別の種類の製品は軟膏である。軟膏は、動物油、又は植物油、又は合成油、又は半固体の(10)炭化水素の単純なベースを含有し得る。軟膏は、約2%〜約10%の皮膚軟化剤と、約0.1%〜約2%の増粘剤とを含有し得る。

0039

本発明に有用な組成物はエマルションとして配合することもできる。キャリアがエマルションである場合、約1%〜約10%(例えば、約2%〜約5%)のキャリアが乳化剤を含有する。乳化剤は、非イオン性、アニオン性、又はカチオン性であってよい。

0040

ローション及びクリームを、エマルションとして配合することができる。かかるローションは通常、0.5%〜約5%の乳化剤を含有し、かかるクリームは通常、約1%〜約20%(例えば約5%〜約10%)の皮膚軟化剤を含有する。約20%〜約80%(例えば、約30%〜約70%)の水と、約1%〜約10%(例えば、約2%〜約5%)の乳化剤とを含有する。

0041

水中油型及び油中水型の、ローション及びクリームのような単相エマルションスキンケア製剤は、当該技術分野で周知であり、本発明に有用である。水中油中水型又は油中水中油型などの多相エマルション組成物もまた、本発明に有用である。一般に、そのような単相又は多相のエマルションは、必須成分として水、皮膚軟化剤、及び乳化剤を含有する。

0042

本発明の組成物は、ゲル(例えば、好適なゲル化剤を使用した水性、アルコール、アルコール/水、又は油ゲル)として配合することもできる。水性及び/又はアルコール性ゲル用の好適なゲル化剤には、天然ゴムアクリル酸及びアクリレートのポリマー及びコポリマー、並びにセルロース誘導体(例えば、ヒドロキシメチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロース)が挙げられるが、これらに限定されない。油(鉱油など)用の好適なゲル化剤としては、水素添加ブチレンエチレンスチレンコポリマー及び水素添加エチレン/プロピレン/スチレンコポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。このようなゲルは、典型的には、約0.1重量%〜約5重量%のこのようなゲル化剤を含有する。

0043

本発明の組成物は、固形配合物(例えば、ワックス系スティック、ソープバー組成物、パウダー、又はワイプ)に配合することもできる。本発明の組成物は、固体、半固体、又は可溶性基材(例えば、ワイプ、マスク、パッド手袋、又はストリップ)と組み合わせることもできる。

0044

本発明の組成物は、任意の様々な追加の化粧用活性剤を更に含んでよい。好適な追加の活性剤の例としては、皮膚美白剤、黒化剤、追加の老化防止剤トロポエラスチンプロモータコラーゲンプロモータ、抗ニキビ剤、光沢調整剤、抗微生物剤(例えば、抗酵母剤抗真菌剤及び抗菌剤)、抗炎症剤、抗寄生生物剤外用鎮痛剤日焼け止め剤光防護剤酸化防止剤角質溶解剤洗剤/界面活性剤、保湿剤栄養素ビタミンエネルギーエンハンサ抗発汗剤収斂剤防臭剤脱毛剤育毛強化剤、育毛遅延剤、安定剤、水和増進剤、有効性増進剤、抗たこ剤、皮膚コンディショニング剤抗セルライト剤悪臭防止剤(例えば、悪臭マスキング剤)又はpH改変剤などが挙げられる。

0045

様々な好適な追加の化粧用として許容され得る活性物質の例としては、以下が挙げられる。ヒドロキシ酸過酸化ベンゾイル、D−パンテノールUVフィルターアボベンゾン(Parsol 1789)、ビススリゾール二ナトリウム(Neo HeliopanAP)、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート(Uvinul A Plus)、エカスル(Mexoryl SX)、メチルアントラニレート、4−アミノ安息香酸(PABA)、シノキセートエチルヘキシルトリアゾン(Uvinul T150)、ホモサレート、4−メチルベンジリデンカンファー(Parsol 5000)、オクチルメトキシシンナメート(Octinoxate)、オクチルサリチレート(Octisalate)、パディメートO(Escalol 507)、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸(Ensulizole)、ポリシリコーン−15(Parsol SLX)、トロラミンサリチレート、ベモトリジノール(Tinosorb S)、ベンゾフェノン1−12、ジオキシベンゾン、ドロメトリゾールトリシロキサン(Mexoryl XL)、イスコトリジノール(UvasorbHEB)、オクトクリレンオキシベンゾン(Eusolex 4360)、スルイソベンゾン、ビソクトリゾール(Tinosorb M)、二酸化チタン酸化亜鉛が挙げられるが、これらに限定されない]、カロチノイドフリーラジカルスカベンジャースピントラップレチノイド及びレチノイド前駆体(例えば、(30)レチノールレチノイン酸及びパルミチン酸レチニル)、セラミド多価不飽和脂肪酸必須脂肪酸、酵素、酵素阻害剤;2,2−アジノビス(3−エチルベンゾチアゾリン6−スルホン酸)二アンモニウム塩(ABTS)及びバニリンなどの酵素調節剤ミネラルホルモン(例えば、エストロゲン)、ステロイド(例えば、ヒドロコルチゾン)、2−ジメチルアミノエタノール銅塩(例えば、塩化銅)、Cu:Gly−His−Lys、コエンザイムQ10などの銅含有ペプチドアミノ酸(例えば、プロリン)、ビタミン;ラクトビオン酸アセチルコエンザイムAナイアシンリボフラビンチアミンリボース電子輸送体(例えば、NADH及びFADH2)、並びに他の植物抽出物(例えば、オート麦アロエベラナツシロギクダイズシイタケの抽出物)、並びにこれらの誘導体及び混合物。

0046

特定の好ましい実施形態では、スキンケア組成物は、シマレンガタケの細胞培養抽出物と、少なくとも1つの更なる皮膚保湿活性剤とを含む。更なる皮膚保湿剤の例としては、グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンタレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、カプリルグリコール、グリセロール、ブタンジオール及びヘキサントリオール、又はこれらの混合物が挙げられる。

0047

特定の好ましい実施形態では、本発明の組成物は、シマレンガタケの細胞培養抽出物と、加齢の徴候を改善するための少なくとも1つの更なる剤とを含むスキンケア組成物である。加齢の徴候を改善する好適な追加の剤の例としては、トロポエラスチンプロモータ、コラーゲンプロモータ、レチノイド、ヒアルロン酸ジメチルアミノエタノール、N,N,N’,N’−テトラキス(2ーヒドロキシプロピルエチレンジアミンアルファヒドロキシ酸ポリヒドロキシ酸、及びこれらのうちの2つ又は3つ以上の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。

0048

「トロポエラスチンプロモータ」とは、本明細書で使用するとき、トロポエラスチンの生成を強化する生物活性を有する化合物の分類を指す。本発明によるトロポエラスチンプロモータとしては、人体におけるトロポエラスチンの生成を強化することができる全ての天然又は合成化合物が挙げられる。

0049

好適なトロポエラスチンプロモータの例としては、クロイチゴ抽出物ハグマノキ抽出物ナツシロギク抽出物キダチコミカンソウの抽出物、並びに銅及び/又は亜鉛構成成分を有する二金属錯体が挙げられるが、これらに限定されない。銅及び/又は亜鉛構成要素を有する二金属錯体は、例えば、クエン酸銅−亜鉛、シュウ酸銅−亜鉛、酒石酸銅−亜鉛、リンゴ酸銅−亜鉛、コハク酸銅−亜鉛、マロン酸銅−亜鉛、マレイン酸銅−亜鉛、アスパラギン酸銅−亜鉛、グルタミン酸銅−亜鉛、グルタル酸銅−亜鉛、フマル酸銅−亜鉛、グルカル酸銅−亜鉛、ポリアクリル酸銅−亜鉛、アジピン酸銅−亜鉛、ピメリン酸銅−亜鉛、スベリン酸銅−亜鉛、アゼライン酸銅−亜鉛、セバシン酸銅−亜鉛、ドデカン酸銅−亜鉛、又はこれらの組み合わせであってよい。好ましい実施形態では、トロポエラスチンプロモータは、クロイチゴ抽出物、ハグマノキ抽出物、ナツシロギク抽出物、及びこれらの組み合わせから選択される。特に好ましい実施形態では、トロポエラスチンプロモータは、クロイチゴ抽出物、ナツシロギク抽出物、及びこれらの組み合わせから選択される。

0050

「ハグマノキ抽出物」とは、ブルガリアソフィア所在のBilkoop社より販売されるハグマノキ水抽出物などの「ハグマノキ」の葉の抽出物を意味する。

0051

「クロイチゴ抽出物」とは、キイチゴ属の植物、好ましくは、セイヨウヤブイチゴから単離された化合物のブレンドを意味する。一実施形態では、上記の化合物は、植物の花から単離される。更なる実施形態では、上記の化合物は、乾燥させた植物の花から単離される。このような化合物は、植物の1つ又は2つ以上の部分(例えば、植物全体、植物の花、種子、根、根茎茎部果実及び/又は葉)から単離され得る。好ましい実施形態では、クロイチゴ抽出物は、クロイチゴ葉抽出物である。ある特に好適なクロイチゴ抽出物は、マルトデキストリンマトリクスを用いて、約5%〜約10%の活性になるように配合された水とエタノールとの混合物でセイヨウヤブイチゴの葉を抽出することによって生成されるものであり、Symrise Inc.(Teterboro,NJ)から市販されており、商標名「SymMatrix」として販売されている。

0052

「キダチコミカンソウ」の抽出物は、植物全体として収穫及び使用することができるか、又は場合により植物の1つ若しくは2つ以上の部分(例えば、植物の花、種子、根、根茎、、果実、及び/又は葉など)を使用することもできる。キダチコミカンソウの植物又はその部分は、粉末破砕又は粉砕することにより細かく砕くことができる。キダチコミカンソウの適当な粉砕形態のものが、Raintree Nutrition,Inc(CarsonCity,Nevada)より市販されている。好ましくは、キダチコミカンソウの低分子量画分、例えば約100,000ダルトンよりも大きい分子量を有する分子種を実質的に含まないようなキダチコミカンソウの画分が使用される。好ましくは、このような低分子量画分はキダチコミカンソウの植物から水抽出可能である。

0053

本発明の組成物は、化粧用として有効な量の1つ又は2つ以上のトロポエラスチンプロモータ(例えば、上記のもの)を含んでよい。上記の組成物は、活性物質に基づいて、好ましくは約0.1%〜約10%のトロポエラスチンプロモータ、より好ましくは約0.5%〜約5%のトロポエラスチンプロモータ、最も好ましくは約0.5%〜約2%のトロポエラスチンプロモータを含む。

0054

「コラーゲンプロモータ」とは、本明細書で使用するとき、コラーゲンの生成を強化する、生物活性を有する化合物を指す。本発明による「非レチノイドコラーゲンプロモータ」としては、レチノイドでもなくレチノイドに由来するものでもなく、かつ人体におけるコラーゲンの生成を強化することができる全ての天然又は合成化合物が挙げられる。

0055

好適なコラーゲンプロモータの例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない。レチノール、レチンアルデヒド及びレチノイン酸を含むレチノイド、ナツシロギクの抽出物、ツボクサの抽出物及びメナモミの抽出物、ダイズの抽出物、コラーゲン促進ペプチド、ウルソル酸、並びにアジアチコサイド

0056

ユニオン島ではViolette marronne、インドではGotu Kola又はインドツボクサ、北米ではCentella repanda、マダガスカルではTalapetrakaとしても知られているツボクサは、多形性草本であり、セリ科(Apiaceae)、特にチドメグサ亜科に属する。これは、熱帯全体に自生しており、海抜約600〜1200メートルの高度の多湿日陰の地域を好む。ツボクサは、3つの変種、Typica、Abyssinica及びFloridanaを有する。この草本は公知であり、その治癒鎮静鎮痛抗うつ抗ウイルス及び抗微生物特性のために使用されている。この草本の生物活性は、草本中のトリテルペン分子の存在に起因すると思われる。好適なツボクサの抽出物は、Bayer Consumer HealthCare(Basel,Switzerland)からTECAとして入手可能である。

0057

「メナモミの抽出物」とは、Sederma(Croda International Group(Edison,NJ))から入手可能なDarutosideを含む、メナモミ植物の様々な抽出物のうちのいずれかを意味する。

0058

好適なコラーゲン促進ペプチドとしては、以下のマトリカインペプチド(すなわち、細胞外マトリクスタンパク質の分解から誘導されるペプチド−コラーゲン、エラスチン又はプロテオグリカン)が挙げられ、それには、パルミトイルペンタペプチド[詳細には、Sederma(Croda International Group(Edison,NJ))製のMATRIXYLとして販売されるPal−Lys−Thr−Thr−Lys−Ser−OH]、Photomedex(Montgomeryville,PA)からPROCYTEとして入手可能なGH銅ペプチド、Sederma(Croda International Group(Edison,NJ))からBiopoeptide CLとして入手可能なパルミトイルGHKペプチド、Unipex(Quebec,Canada)からChronoline Tri Peptideとして入手可能なものなどの生体模倣テトラペプチド、及びDSM(Basel,Switzerland)からSyn−Collとして入手可能なパルミトイルトリペプチドが挙げられる。

0059

ウルソル酸は、五環式トリテルペン酸、Prunol、Malol、Urson、β−ウルソル酸及び3−β−ヒドロキシ−ウルサ−12−エン−28−酸としても知られている。これは、例えば、Sigma−Aldrich(St.Louis,MO)から市販されている。

0060

化学的に[6−[[3,4−ジヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)−5−(3,4,5−トリヒドロキシ−6−メチルオキサン−2−イルオキシオキサン−2−イル]オキシメチル]−3,4,5−トリヒドロキシオキサン−2−イル]10,11−ジヒドロキシ−9−(ヒドロキシメチル)−1,2,6a,6b,9,12a−ヘキサメチル−2,3,4,5,6,6a,7,8,8a,10,11,12,13,14b−テトラデカヒドロ−1H−ピセン−4a−カルボキシレート)としても知られているアジアチコサイドは、例えば、Bayer Sante Familiale Division Serdex,69,Boulevard Victor Hugo 93400 SAINT−OUEN Franceから市販されている。

0061

本発明の組成物は、化粧用として有効な量の1つ又は2つ以上のコラーゲンプロモータを含んでよい。上記の組成物は、活性物質に基づいて、好ましくは約0.1%〜約10%のコラーゲンプロモータ、より好ましくは約0.5%〜約5%のコラーゲンプロモータ、最も好ましくは約0.5%〜約2%のコラーゲンプロモータを含む。

0062

本発明の組成物は、少なくとも更なる皮膚美白活性剤を更に含んでよい。好適な皮膚美白活性剤の例としては、チロシナーゼ阻害物質、メラニン分解剤メラノソーム移動阻害剤(PAR−2アンタゴニストを含む)、剥離剤、日焼け止め剤、レチノイド、酸化防止剤、トラネキサム酸、トラネキサム酸セチルエステルヒドロクロリド皮膚白化剤、リノール酸アデノシン一リン酸二ナトリウム塩カモミール抽出物、アラントイン乳白剤タルク及びシリカ亜鉛塩など、並びにSolanoら、Pigment Cell Res.19(550〜571)及びAndoら、Int J Mol Sci 11(2566〜2575)に記載されているような他の剤が挙げられるが、これらに限定されない。

0063

好適なチロシナーゼ阻害物質の例としては、ビタミンC及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、コウジ酸アルブチンレゾルシノールヒドロキノンフラボン(例えば、カンゾウフラバノイドカンゾウ根抽出物クワ根抽出物ディオスコレア・コポジータ(Dioscorea Coposita)根抽出物、ユキノシタ科抽出物など)、エラグ酸サリチル酸塩及び誘導体、グルコサミン及び誘導体、フラーレンヒノキチオール、二酸、アセチルグルコサミン、5,5’−ジプロピルビフェニル−2,2’−ジオール(Magnolignan)、4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノール(4−HPB)、これらのうちの2つ又は3つ以上の組み合わせなどが挙げられるが、これらに限定されない。ビタミンCの誘導体の例としては、これらに限定されるものではないが、アスコルビン酸及びその塩、アスコルビン酸−2−グルコシドアスコルビン酸リン酸ナトリウムアスコルビン酸リン酸マグネシウム、及びビタミンCを濃縮した天然抽出物が挙げられる。ビタミンEの誘導体としては、これらに限定されるものではないが、α−トコフェロールβ−トコフェロールγ−トコフェロール、δ−トコフェロール、α−トコトリエノールβ−トコトリエノールγ−トコトリエノールδ−トコトリエノール、及びこれらの混合物、酢酸トコフェロールリン酸トコフェロール、及びビタミンE誘導体を濃縮した天然抽出物が挙げられる。レゾルシノール誘導体の例としては、レゾルシノール、4−置換レゾルシノール[例えば、4−ブチルレゾルシノールルシノール)、4−ヘキシルレゾルシノール(Synovea HR、Sytheon)、フェニルエチルレゾルシノール(Symwhite、Symrise)、1−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−3−(2,4−ジメトキシ−3−メチルフェニル)−プロパン(ニビトール、Unigen)などの4−アルキルレゾルシノール]、及びレゾルシノールを多く含む天然抽出物が挙げられるが、これらに限定されない。サリチル酸塩の例としては、4−メトキシカリウムサリチレート、サリチル酸、アセチルサリチル酸、4−メトキシサリチル酸及びこれらの塩が挙げられるが、これらに限定されない。特定の好ましい実施形態では、チロシナーゼ阻害物質としては、4−置換レゾルシノール、ビタミンC誘導体又はビタミンE誘導体が挙げられる。より好ましい実施形態では、チロシナーゼ阻害物質は、フェニルエチルレゾルシノール、4−ヘキシルレゾルシノール又はアスコルビル−2−グルコシドを含む。

0064

好適なメラニン分解剤の例としては、ペルオキシド及び酵素(例えば、ペルオキシダーゼ及びリグニナーゼ)が挙げられるが、これらに限定されない。特定の好ましい実施形態では、メラニン阻害剤としては、ペルオキシド及びリグニナーゼが挙げられる。

0065

好適なメラノソーム移動阻害剤の例としては、PAR−2アンタゴニスト(例えば、ダイズトリプシン阻害物質又はボーマンバーク阻害物質)、ビタミンB3及び誘導体(例えば、ナイアシンアミド)、必須ダイズ、全ダイズ、ダイズ抽出物が挙げられる。特定の好ましい実施形態では、メラノソーム移動阻害剤としては、ダイズ抽出物又はナイアシンアミドが挙げられる。

0066

剥離剤の例としては、アルファ−ヒドロキシ酸(例えば、乳酸グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸クエン酸又は前述のもののいずれかの任意の組み合わせ)、ベータ−ヒドロキシ酸(例えば、サリチル酸、ポリヒドロキシ酸、例えば、ラクトビオン酸及びグルコン酸)、及び機械的剥離剤(例えば、マイクロ皮膚擦傷剤)が挙げられるが、これらに限定されない。特定の好ましい実施形態では、剥離剤としては、グリコール酸又はサリチル酸が挙げられる。

0067

日焼け止めの例としては、アボベンゾン(Parsol 1789)、ビスジスリゾール二ナトリウム(Neo HeliopanAP)、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート(Uvinul A Plus)、エカムスル(Mexoryl SX)、メチルアントラニレート、4−アミノ安息香酸(PABA)、シノキセート、エチルヘキシルトリアゾン(Uvinul T150)、ホモサレート、4−メチルベンジリデンカンファー(Parsol 5000)、オクチルメトキシシンナメート(Octinoxate)、オクチルサリチレート(Octisalate)、パディメートO(Escalol 507)、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸(Ensulizole)、ポリシリコーン−15(Parsol SLX)、トロラミンサリチレート、ベモトリジノール(Tinosorb S)、ベンゾフェノン1〜12、ジオキシベンゾン、ドロメトリゾールトリシロキサン(Mexoryl XL)、イスコトリジノール(UvasorbHEB)、オクトクリレン、オキシベンゾン(Eusolex 4360)、スルイソベンゾン、ビソクトリゾール(Tinosorb M)、二酸化チタン、酸化亜鉛などが挙げられるが、これらに限定されない。

0068

レチノイドの例としては、レチノール(ビタミンAアルコール)、レチナールビタミンAアルデヒド)、酢酸レチニルプロピオン酸レチニルリノール酸レチニル、レチノイン酸、パルミチン酸レチニル、イソトレチノインタザロテンベキサロテンアダパレン、これらの2つ又は3つ以上の組み合わせなどが挙げられるが、これらに限定されない。特定の好ましい実施形態では、レチノイドは、レチノール、レチナール、酢酸レチニル、プロピオン酸レチニル、リノール酸レチニル、及びこれらの2つ又は3つ以上の組み合わせからなる群から選択される。特定のより好ましい実施形態では、レチノイドは、レチノールである。

0069

酸化防止剤の例としては、スルフヒドリル化合物及びその誘導体(例えば、メタ重亜硫酸ナトリウム及びN−アセチル−システイングルタチオン)、リポ酸及びジヒドロリポ酸スチルベノイド(例えば、レスベラトロル及び誘導体)、ラクトフェリン、鉄及び銅キレート剤、並びにアスコルビン酸及びアスコルビン酸誘導体(例えば、アスビル−2−グルコシド、パルミチン酸アスコルビル及びアスコルビルポリペプチド)などの水溶性酸化防止剤が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の組成物において使用するのに適した油溶性酸化防止剤としては、ブチル化ヒドロキシトルエン、レチノイド(例えば、レチノール及びパルミチン酸レチニル)、トコフェロール(例えば、酢酸トコフェロール)、トコトリエノール、及びユビキノンが挙げられるが、これらに限定されない。本発明の組成物において使用するのに適した酸化防止剤を含有する天然抽出物としては、フラボノイド及びイソフラボノイド並びにこれらの誘導体(例えば、ゲニステイン及びダイゼイン)を含有する抽出物、レスベラトロルを含有する抽出物などが挙げられるが、これらに限定されない。このような天然抽出物の例としては、ブドウ種子緑茶紅茶白茶マツ樹皮、ナツシロギク、パルテノライドを含まないナツシロギク、オート麦抽出物、クロイチゴ抽出物、ハグマノキ抽出物、ダイズ抽出物、グレープフルーツ抽出物、小麦胚抽出物、ヘスペレジンブドウ抽出物スベリヒユ抽出物リコカルコンカルコン、2,2’−ジヒドロキシカルコンサクラソウ抽出物、プロポリスなどが挙げられる。

0070

追加の化粧用活性剤は、任意の好適な量、例えば、組成物の約0.0001重量%〜約20重量%、例えば、約0.001重量%〜約10重量%、例えば、約0.01重量%〜約5重量%などの量で組成物中に存在してよい。特定の好ましい実施形態では、0.1%〜5%、他の好ましい実施形態では、1%〜2%の量である。

0071

本発明の組成物は、化粧用として有効な量の1つ又は2つ以上の抗炎症化合物を含んでよい。好適な抗炎症剤の例としては、置換レゾルシノール、(E)−3−(4−メチルフェニルスルホニル)−2−プロペンニトリル(例えば、Sigma−Aldrich(St.Louis,Missouri)から市販されている「Bay 11〜7082」、テトラヒドロクルクミノイド(例えば、Sabinsa Corporation(Piscataway,NJ)から入手可能なTetrahydrocurcuminoidCG)、以下に由来する抽出物及び物質[キハダ外皮抽出物(PCE)、非変性ダイズ(Glycine max)、ナツシロギク、ショウガ(Zingiber officinale)、イチョウ(Ginkgo biloba)、マデカソシド(Centella asiatica抽出物成分)、ハグマノキ(Cotinus coggygria)、西フキ抽出物(Petasites hybridus)、クコの実(Lycium barbarum)、マリアアザミ抽出物(Silybum marianum)、ハニーサックル(Lonicera japonica)、ペルーバルサム(Myroxylon pereirae)、セージ(Salvia officinalis)、クランベリー抽出物(Vaccinium oxycoccos)、アマランス油(Amaranthus cruentus)、ザクロ(Punica granatum)、イェルバ・マテ(Ilex paraguariensis葉抽出物)、白百合花抽出物(Lilium candidum)、オリーブ葉抽出物(Olea europaea)、フロレチンリンゴ抽出物)、オート麦粉(Aveena sativa)、Lifenol(ホップ、Humulus lupulus)抽出物、Bugrane P(Ononis spinosa)、リコカルコン(カンゾウ、Glycyrrhiza inflate抽出物成分)、Symrelief(ビサボロール及びショウガ抽出物)、これらの2つ又は3つ以上の組み合わせなど]が挙げられる。

0072

一実施形態では、抗炎症剤は、レゾルシノールである。特に好適な置換レゾルシノールとしては、4−ヘキシルレゾルシノール及び4−オクチルレゾルシノール、特に、4−ヘキシルレゾルシノールが挙げられる。4−ヘキシルレゾルシノールは、Sytheon(Lincoln Park,NJ)から「SYNVEA HR」として市販されている。4−オクチルレゾルシノールは、City ChemicalLLC(West Haven,Connecticut)から市販されている。

0073

「ナツシロギクの抽出物」とは、例えば、「PARTHENOLIDE FREE BIOACTIVEINGREDIENTS FROM FEVERFEW(TANACETUM PARTHENIUM)AND PROCESSESFOR THEIR PRODUCTION」と題された米国特許出願公開第2007/0196523号に記載の詳細に従って生成され得る、植物「Tanacetum parthenium」の抽出物を意味する(本明細書にこれらの全容を参照により援用する)。ある特に好適なナツシロギク抽出物は、Integrated Botanical Technologies(Ossining,NY)から約20%活性ナツシロギクとして市販されている。

0074

本発明の組成物は、キリ属の特定の種からの植物抽出物を更に含んでもよい。これらの抽出物及びヒトの皮膚を美白するための組成物を含む皮膚組成物におけるそれらの使用については、米国特許出願第20120045490号、同第20120045491号、及び同第20120045530号に開示されている(本明細書にこれらの全容を参照により援用する)。

0075

様々な他の材料が本発明の組成物中に存在してもよい。特定の好ましい実施形態では、組成物は、界面活性剤、キレート剤、皮膚軟化剤、保湿剤、コンディショナー防腐剤、乳白剤、芳香剤などからなる群から選択される1つ又は2つ以上の局所適用成分を含む。

0076

皮膚軟化剤とは、(例えば、潤滑剤として作用するために皮膚の表面又は角質層に残存することによって)皮膚の柔らかく、滑らかで、しなやかな外観を維持するのに役立つ化合物を意味する。好適な皮膚軟化剤の例としては、Handbook of Cosmetic Science and Technology(A.Barel、M.Paye及びH.Maibach編、2001年発行、Marcel Dekker,Inc New York,NY)の第35章399〜415ページ(Skin Feel Agents、G Zocchi著)に見られるものが挙げられ、例えば、ワセリンヘキシルデシルステアレート、並びに植物、ナッツ及び植物油(例えば、マカダミアナッツ油、米糠油ブドウ種子油パーム油、サクラソウ油、水素添加ピーナッツ、油及びアボカド油)が挙げられるが、これらに限定されない。

0077

保湿剤とは、皮膚の最上層含水量を増加させる意図の化合物(例えば、吸湿性化合物)を意味する。好適な保湿剤の例としては、Handbook of Cosmetic Science and Technology(A.Barel、M.Paye及びH.Maibach編、2001年発行、Marcel Dekker,Inc New York,NY)の第35章399〜415ページ(Skin Feel Agents、G Zocchi著)に見られるものが挙げられ、例えば、グリセリン、ソルビトール若しくはトレハロース(例えば、α,α−トレハロース、β,β−トレハロース、α,βートレハロース)又はこれらの塩若しくはエステル(例えば、トレハロース−6−ホスフェート)が挙げられるが、これらに限定されない。

0078

界面活性剤とは、洗浄又は乳化の意図の表面活性剤を意味する。好適な界面活性剤の例としては、Handbook of Cosmetic Science and Technology(A.Barel、M.Paye及びH.Maibach編、2001年発行、Marcel Dekker,Inc New York,NY)の第37章431〜450ページ(Classification of surfactants、L.Oldenhove de Guertechin著)に見られるものが挙げられ、例えば、サルフェートなどのアニオン性界面活性剤ベタインなどのカチオン性界面活性剤、ココグリシンナトリウムなどの両性界面活性剤アルキルポリグルコシドなどの非イオン性(noionic)界面活性剤が挙げられるが、これらに限定されない。

0079

好適なキレート化剤の例としては、本発明の組成物を保護及び保存することができるものが挙げられる。好ましくは、キレート剤は、エチレンジアミン四酢酸(「EDTA」)であり、より好ましくは、Dow Chemical Company(Midland,Michigan)から商標名「Versene 100XL」として市販されているEDTA四ナトリウムである。

0080

好適な防腐剤としては、例えば、パラベン四級アンモニウム種、フェノキシエタノールベンゾエートDMDヒダントイン有機酸が挙げられ、組成物の総重量に基づいて、約0〜約1%又は約0.05%〜約0.5%の量で組成物中に存在する。

0081

各種市販の真珠光沢又は不透明化剤はいずれも、組成物において使用するのに好適である。好適な真珠光沢又は不透明化剤の例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない。(a)約16〜約22個の炭素原子を有する脂肪酸及び(b)エチレン若しくはプロピレングリコールのいずれかのモノ又はジエステル、(a)約16〜約22個の炭素原子を有する脂肪酸、(b)式HO−(JO)a−H(式中、Jは、約2〜約3個の炭素原子を有するアルキレン基であり、aは2又は3である)のポリアルキレングリコールのモノ又はジエステル、約16〜約22個の炭素原子を含有する脂肪族アルコール、式:KCOOCH2L(式中、K及びLは、独立して、約15〜約21個の炭素原子を含有する)の脂肪族エステルシャンプー組成物不溶性無機固体、並びにこれらの混合物。

0082

皮膚に使用するのに適した任意の芳香剤組成物を、本発明に基づく組成物に使用することもできる。

0083

特定の好ましい実施形態では、本発明は、本発明の組成物を含む基材の形態である。任意の適当な基材を使用することができる。適当な基材及び基材材料の例は、例えばその全容を本明細書に参照により援用するところの米国特許第7452547号、及び米国特許出願公開第2009/0241242号に開示されている。

0084

特定の好ましい実施形態では、基材は、ワイプ、手袋、又はフェイシャルマスクである。好ましくは、このような実施形態は、上記に引用した参照文献において定義されるような水溶性基材で構成される。特定の実施形態では、水溶性基材はヒトユーザの顔面を覆うことでユーザの顔面の周囲にマスク基材として水溶性基材を配置することを容易とするようなサイズ及び形状を有することができる。例えば、水溶性マスク基材は、ユーザの口、、及び/又は両目に対する開口部を有することができる。あるいは、水溶性基材はこのような開口部を有さなくともよい。開口部のないこのような構成は、水溶性基材が皮膚の顔面以外の部分を覆って被せられるような本発明の実施形態において、又は水溶性基材がワイプとして使用されることを目的とするような場合に有用となり得る。水溶性基材は、角張った形状(例えば長方形)、又は円形若しくは楕円形のような円弧状の形状など、様々な形状を有することができる。特定の実施形態では、基材は、その全容を本明細書に援用するところの米国特許出願公開第2006/0141014号に述べられるような手袋である。本発明の一実施形態では、製品は、異なる形状の複数の水溶性基材を含む。

0085

必要としている皮膚に組成物を適用する、任意の好適な方法を用いてよい。例えば、組成物を、必要としている皮膚にパッケージから直接適用してもよく、必要としている皮膚に手で適用してもよく、拭き取り用品若しくはマスクなどの基材から移動させてもよく、又はこれらのうちの2つ若しくは3つ以上の組み合わせであってもよい。他の実施形態では、組成物は、スポイトチューブローラー、スプレー及びパッチを介して適用してもよく、浴、又はそうでなければ皮膚などに適用される水に添加してもよい。リーブオンクリーム、マスク及び/又はセラムなどを含むがこれらに限定されない様々な方法又は形態で、組成物を適用してもよい。

0086

更なる追加の実施形態では、本発明の方法は、シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む少なくとも2つの異なる組成物又は製品を皮膚に塗布する工程を含む。例えば、本方法は、シマレンガタケの抽出物を含む第1の組成物を、皮膚のバリア機能の改善を必要としている皮膚に塗布する工程と、皮膚の保水性及び保湿性を改善する工程と、次いで、第1の組成物とは異なるシマレンガタケの細胞培養抽出物を含む第2の組成物を、処理を必要としている皮膚に塗布する工程と、を含むことができる。特定の好ましい実施形態では、第1及び第2の組成物は、ローション、クレンザー、マスク、ワイプ、クリーム、セラム、ゲルなどからなる群から独立して選択することができる。特定の好ましい実施形態では、第1及び第2の組成物の少なくとも一方は、クレンザー、ローション、クリーム、化粧用フィルム、エッセンス、又はセラムであり、他方は、フェイシャルマスク又はワイプである。特定の他の好ましい実施形態では、第1及び第2の組成物の少なくとも一方はクレンザーであり、他方はローション又はクリームである。

0087

培養方法
本発明の別の態様は、真菌の培養を最適化する方法である。出願人らは、培地、pH、及び振盪条件を改変するために一連の実験を行って、予想外に改善された皮膚の美白特性を有する細胞培養抽出物を得た。

0088

本明細書で使用するところの「培地の改変」とは、培養物中に使用される成分の種類及び量を変えることを意味する。例えば、細胞培養物中に使用されるアンモニア源は、硝酸アンモニウム、米ぬか、小麦ふすま、酵母エキス、又はこれらの混合物とすることができる。牛肉エキストリプトンペプトンソイトン麦わらなどの有機窒素源、及び酒石酸アンモニウム硫酸アンモニウム塩化アンモニウム、又はこれらの混合物などの無機窒素源を、細胞培養プロセスにおけるアンモニア源として使用することもできる。培地中の窒素源の量は、約0.1g/L〜約25g/L、又は約0.2〜約20g/L、又は約5g/L〜約20g/Lとすることができる。培地中の炭素源の量も改変することができる。炭素の量は、約2〜約20g/L、又は約5〜約15g/L、又は約5〜約10g/Lの範囲とすることができる。炭素源は、グルコース又はデキストロース又はこれらの混合物からなる群から選択することができる。

0089

培地のpHは、緩衝系を加えることによって改変することができる。1つの系は、水酸化ナトリウム塩酸との組み合わせである。当該技術分野では周知の他の緩衝系を用いてpHを改変することもできる。

0090

培地を培養する方法は、振盪条件を変えることによって改変することができる。当業者には周知のインキュベーターシェーカーを使用して、培養中に培地を振盪することができる。シェーカーは、約100〜約200rpmの範囲に設定することができる。

0091

培地を改変する更なる方法としては、誘導因子を加えることによるものがある。誘導因子とは、培養される真菌のメラニン分解酵素の産生を促進する物質のことである。誘導因子の例としては、合成メラニン、セピアメラニン、ベラトリルアルコール、リグニン、1つ又は2つ以上のベンゼン又は同等の複素環を有する有機化合物、ベンジルアルコール、ケイ皮酸、グアイアコール、サリチル酸メチル、ベンゼンジオール、ベンゾキノン、没食子酸、サリチル酸、オイゲノール、コーヒー酸、キシレノール、
又はこれらの混合物が挙げられる。培地組成物に添加される誘導因子の量は、約10mg/L〜約2000mg/L、又は約30mg/L〜約1000mg/L、又は約200mg/L〜約400mg/L、又は約245mg/L〜約350mg/Lの範囲とすることができる。

0092

前述の説明及び図面は、本発明の代表的な実施形態を表すが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、それらに様々な追加、修正、及び置換を行い得ることが理解されよう。特に、本発明が、他の特定の形態、構造、配置、比率で、また他の要素、材料、及び構成要素を用いて、その趣旨又は本質的な特性から逸脱することなく具現化され得ることが、当業者には明らかとなるであろう。当業者は、本発明が、本発明の原理から逸脱することなく、特定の環境及び動作要件に特に適合される、本発明の実践において使用される、構造、配置、比率、材料、及び構成要素の多くの修正を伴って、並びに別の方法で、使用され得ることを認識するであろう。したがって、ここに開示される実施形態は、あらゆる点において、限定的なものではなく、例示的なものであるとみなされるべきであり、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって示され、前述の説明に限定されることはない。特許請求の範囲において、用語「含む/含んでいる」は、他の要素又は工程の存在を除外するものではないことは理解されよう。更に、単数形の参照は、複数性を排除するものではない。「a」、「an」、「第1の」、「第2の」等の用語は、複数性を排除するものではない。

0093

シマレンガタケのストックカルチャーを、ポテトデキストロース寒天培地(PDA)(pH6.0)で増殖させて維持した。このストックカルチャーから、直径0.7cmのコルクボーラーを使用して真菌菌糸を含む寒天の小さいブロックを切り出し、次いでこれを固体寒天上で継代培養してその後の実験で使用した。培養プレートはすべて、真菌の増殖が認められるまで3〜5日間、30℃でインキュベートした。液体ブロス培地中で継代培養するには、真菌菌糸を含むストックカルチャー寒天を最初に1.5cm×3.0cmに切断してから、更に小片に切断した後、50mLの液体ブロス培地中に接種して30℃で7〜9日間、インキュベートした。シマレンガタケ培養液の濾液を培養後のブロス培地から得て、下記実施例で述べるその後の実験に使用した。

0094

実施例1:メラニン寒天スクリーニング
シマレンガタケMY993株をメラニン寒天プレートで培養し、9日間インキュベートした。使用したメラニン寒天の組成を表1に示す。

0095

0096

メラニン寒天培地を表1に示す組成から調製した。すべての成分を1Lの水に加え、121℃で15分オートクレーブした。オートクレーブ後、寒天培地をペトリ皿プレート当たり20mL)に分注し、固化させた。

0097

真菌のストックカルチャーから、直径0.7cmのコルクボーラーを使用して真菌菌糸を含む寒天の小さいブロックを切り出し、次いで新鮮な寒天プレートの中心に真菌ブロックを置き、30℃で9日間インキュベートすることにより継代培養した。

0098

株番号MY993(シマレンガタケ)は、寒天中のメラニンを9日間かけて退色させ、5日目にいくらかの退色が認められ、7及び9日目に退色の増加がみられた。3、5、7、及び9日目の寒天プレートの写真図1に示す。

0099

これに対して、Ganoderma sp.(TDR 0003)、Lentinus sp.(TDR 0008)及びAmauroderma sp.(TRD 0023)などの他の白色腐朽菌株を同じ培地で培養したところ、9日間にわたってメラニンの退色の徴候はいっさい示さなかった。3、5、7、及び9日目のコントロールの寒天プレートを図2に示す。

0100

実施例2:条件ブロス培地中のシマレンガタケの活性
表2に示される組成物を含む1Lの水を使用した液体ブロス培地中でシマレンガタケを培養した。

0101

0102

シマレンガタケのストックカルチャーから、真菌菌糸を含む寒天の小さいブロックを最初に1.5cm×3.0cmの切片に切断してから、更に小片に切断した後、50mLのブロス培地中に接種し、100rpmの振盪速度のインキュベーターシェーカーを使用して30℃で9日間、インキュベートした。遠心分離後、上清を0.22μmのフィルターに通して濾過した後、メラニン分解活性アッセイにおいて試験した。シマレンガタケ培養物の濾液を、3、5、7、及び9日目に12,396gで5分間、遠心分離することによって採取した。

0103

実施例3:メラニン分解アッセイ
反応ミックス総体積250μL)が、90μLの合成メラミン(250mg/L、pH6.0)、110μLの蒸留水、及び50μLのシマレンガタケ培養濾液で構成された96ウェルプレートでメラニン分解アッセイを行った。次に、反応ミックスを37℃で1時間インキュベートし、分光光度計で540nmの吸光度を測定した。1単位のメラニン(U/mL)分解酵素活性を、37℃で1時間の間に540nmの吸光度を0.001だけ低下させる酵素の量として定義した。

0104

シマレンガタケ)の選択された各株は、3、5、7、及び9日目の培養濾液で高いメラニン分解活性を示し、活性は表3に示されるように7日目にピークとなった。

0105

0106

実施例4:ラッカーゼ酵素に対するメラニン分解活性の比較
白色腐朽菌は、ラッカーゼ酵素を分泌することが知られている。シマレンガタケの選択された株のラッカーゼ活性を測定した。2,2−アジノ−ビス−(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)(ABTS)アッセイによりラッカーゼ活性を測定し、下式を用いて計算した。すなわち、
活性=(ΔE×DF×Vt)/(Δt×Vs×d×ε420)

0107

50μLのシマレンガタケの培養濾液(Vs)のpHを、150μLの80mM酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5)によって5.5に調整した。すべての試料を適当な希釈率希釈係数=DF)で希釈した。50μLの5mM ABTS溶液を加えた後、吸光度の変化(ΔE)を、420nm、37℃で5分間(Δt)測定した。ラッカーゼ活性を、ε420=0.04321Lμmol−1cm−1の吸光係数層高さd=0.63cm、及び総液体体積Vt=250μLを用いて計算した。このアッセイは分光光度計で行った。ラッカーゼ酵素活性(U)は、37℃、pH5.5で1分当たり1μmolのABTSの酸化触媒する酵素の量として定義される。

0108

表4に示されるように、ラッカーゼ活性はメラニン分解活性とは相関しないことが見出された。このことは、ラッカーゼがシマレンガタケのメラニン分解活性の主要な促進因子ではないことを示唆している。

0109

0110

実施例5及び5A:増殖条件の最適化
培養物の成分のいくつかを変えることの影響を調べるために、2つのサイズの細胞培養物を比較した。最適化の前後の2つの1Lの液体ブロス培養物の成分を表5に示す。次いで、2回の別々の前後の実験を行って、前後のブロス組成物のメラニン分解活性を試験した。実施例5は50mLの細胞培養物であり、実施例5Aは5Lの細胞培養物である。実施例5及び5Aではいずれも、最適化の前後において同じ成分を同じ比率で使用した。最適化した配合では、酵母エキスを除去し、小麦ふすま及びベラトリルアルコールを加え、pHを6に高め、発酵通気速度を0.6vvm〜1.0vvmに設定した。各培養物を用いてシマレンガタケMY993株を増殖させた。遠心分離後、上清を0.22μmのフィルターに通して濾過した後、実施例3で用いたメラニン分解活性アッセイで試験した。

0111

表6に示されるように、シマレンガタケのメラニン分解活性は、50mLの実験室規模での増殖条件の最適化後には23%、5Lのバッチの培地の最適化後には778%の増加を示した。

0112

0113

0114

実施例6:増殖条件の最適化−誘導因子
誘導因子を加えることにより液体ブロス培地を改変した。誘導因子を高力価の促進因子のブロス培地に加えることにより、シマレンガタケによるメラニン分解酵素の産生が促進される。

0115

液体培地中に使用した成分を表7に示す。

0116

0117

表7の配合を用い、1Lの水及び表8に示されるような下記の誘導因子を使用して別々のブロスを調製した。

0118

0119

シマレンガタケMY993株を、表8に示される異なる誘導因子を異なる濃度で添加した培地をインキュベーターシェーカーを使用して100rpmの振盪速度で30℃でインキュベートして増殖させた。

0120

シマレンガタケMY993株のストックカルチャーから、真菌菌糸を含む寒天の小さいブロックを最初に1.5cm×3.0cmに切断してから、更に小片に切断した後、表に示される異なる誘導因子を異なる濃度で添加した50mLのブロス培地中に接種し、100rpmの振盪速度で30℃にてインキュベートし、100rpmの振盪速度のインキュベーターシェーカーを使用して30℃で9日間、インキュベートした。シマレンガタケ培養物の濾液を、1、3、5、及び7日目に12,396gで5分間、遠心分離することによって採取した。遠心分離後、上清を0.22μmのフィルターに通して濾過した後、実施例3で用いたメラニン分解活性アッセイで試験した。

0121

結果を表9にまとめた。245mg/Lのベアトリルアルコールが、7日目の培養濾液中でシマレンガタケMY993株抽出物中のメラニン分解酵素の産生を促進する最も効果的な誘導因子であることが示された。

0122

表9(1、3、5、及び7日目の培養濾液中のシマレンガタケMY993株のメラニン分解活性)

0123

0124

実施例7:窒素源及びpHの最適化
1Lの液体ブロス培養物を調製して細胞培養抽出物のメラニン分解活性に対する窒素源及びpHの影響を試験した。使用したブロスを表10に示す。

0125

0126

窒素源を表11に示す。

0127

0128

シマレンガタケMY993株を、異なる窒素源を添加した、4〜7の異なるpHを有する別々の培地中、インキュベーターシェーカーにより100rpmの振盪速度で30℃にてインキュベートして増殖させた。異なる条件のシマレンガタケMY993株の培養濾液を、1、3、5及び7日目に採取した。次いで、培養濾液を0.22μmのフィルターに通して濾過した後、実施例3で述べたメラニン分解活性アッセイで試験した。

0129

米ぬか及び小麦ふすまは硝酸アンモニウムよりも優れた誘導因子であることが示された。メラニン分解酵素の産生を促進するうえで小麦ふすまが酵母エキス(表12)に代わる最良の候補であることから、米ぬか及び小麦ふすまを用いた培養物をpH4、5、5.5、6及び7で調製した。pHの調整は、水酸化ナトリウム及び塩酸により行った。結果を表13に示す。7日目に、米ぬか及び小麦ふすまの両方がpH5〜6でメラニン分解活性の上昇を生じさせた。

0130

表12:異なる窒素源を添加した培地(pH5.5)から採取した1、3、5、及び7日目の培養濾液中のシマレンガタケMY993株のメラニン分解活性

0131

0132

表13:米ぬか及び小麦ふすまを添加した異なるpHの培地から採取した1、3、5、及び7日目の培養濾液中のシマレンガタケMY993株のメラニン分解活性

0133

0134

実施例8:培地の振盪速度の最適化
シマレンガタケMY993株を、小麦ふすまを添加したpH6.0の培地を、インキュベーターシェーカーにより100rpm、200rpmの振盪速度で及び静的条件下で、30℃にてインキュベートして増殖させた。

0135

異なる条件からのシマレンガタケMY993株の培養濾液を、1、3、5及び7日目に採取した。次いで、培養濾液を0.22μmのフィルターに通して濾過した後、上記実施例2で述べたアッセイを用いたメラニン分解活性アッセイで試験した。

0136

100rpmの振盪速度が、シマレンガタケからのメラニン分解酵素の産生を促進するための最適条件であることが観察された(表14)。

0137

表14:異なる振盪条件から採取した1、3、5、及び7日目の培養濾液中のシマレンガタケのメラニン分解活性

0138

0139

実施例9:グルコース及び小麦ふすまの濃度の最適化
0.2、1、2、5、10及び20g/Lの異なる濃度の小麦ふすまと、2.5、5及び10g/Lの異なる濃度のグルコースを添加した培地中でシマレンガタケMY993株を増殖させた。各培養物を、インキュベーターシェーカーにより100rpmの振盪速度で30℃にてインキュベートした。異なる条件からのシマレンガタケの培養濾液を、1、3、5及び7日目に採取した。次いで、培養濾液を0.22μmのフィルターに通して濾過した後、上記で述べたアッセイを用いたメラニン分解活性アッセイで試験した。

0140

10g/Lのグルコースが、シマレンガタケMY993株からのメラニン分解酵素の産生を促進するための最適条件であることが示された(表15)。

0141

20g/Lの小麦ふすまが、シマレンガタケMY993株からのメラニン分解酵素の産生を促進するための最適条件であることが示された(表15)。20g/Lの濃度では、培養物は過剰増殖する傾向にあることから大規模な発酵における使用には適しておらず、代わりに10g/Lの小麦ふすまを大規模(5L)生産用最終濃度として選択した。

0142

表15:異なる濃度のグルコースを添加した培地から採取した1、3、5、及び7日目の培養濾液中のシマレンガタケMY993株のメラニン分解活性

0143

0144

表16:異なる濃度の小麦ふすまを添加した培地から採取した1、3、5、及び7日目の培養濾液中のシマレンガタケMY993株のメラニン分解活性

0145

0146

実施例10:黒皮試験
市販の色素添加された表皮同等組織、すなわち、MatTek Corp社より販売されるMelanoDerm(商標)モデルを使用して以下の試験を行った。MelanoDerm(商標)モデルは、ヒト表皮多層の高度に分化したモデルを形成するように培養された正常ヒト由来表皮角化細胞(NHEK)及びメラニン細胞(NHM)で構成される。詳細には、それぞれ9mmの直径を有するMEL−300−B組織を以下の試験で使用した。シマレンガタケの培養濾液をMelanoDerm(商標)モデルに毎日局所的に塗布し、実験を8日間持続して行った。9日目に測定を行った。巨視的及び微視的な視覚的な組織の暗色化エンドポイントを、デジタルカメラにより写真を撮影することによって測定した。各組織の明度(Degree of Lightness)(L値)を、分光光度計(コニカミノルタ社CM−2600d)を使用して測定した。各試験試料のΔL(コントロールに対する明度)は下式に従って計算される。すなわち、ΔL=処理試料のL値−コントロール試料のL値。

0147

非処理(何も加えない皮膚モデル)、ブランク培地(真菌を含まない細胞培地)、MY993(1x:非希釈のもの)、及びMY993(0.5x:細胞培地で1/2の強度に希釈したもの)の4つの試料を試験した。結果を表17に示し、寒天培地プレート及びMelodermモデルの写真を図3に示す。ΔL及びMelodermモデルはいずれも、本発明に基づく抽出物が色素沈着を低減したことを示している。したがって、シマレンガタケの細胞培養抽出物は、皮膚に塗布される場合に皮膚の美白効果をもたらすものと予想される。

0148

0149

実施例11:
本発明に基づくスキンケア組成物を、表18に示される成分を使用して調製する。

0150

0151

表18に示される組成物は以下のようにして調製する。すなわち、プロセス容器に水を加える。混合を開始し、ヒドロキシエチルセルロースを加え、ヒドロキシエチルセルロースが溶解するまで混合を継続する。熱を加え、温度が85℃に達するまで混合を継続する。混合を続け、温度を85℃に維持しながらグリセリンを加える。GenaminBTLF及びTego Amid S18を加え、同様に、Brij721及びLanette C18 98〜100 MY、Savonol 82、並びにDow CorningAP8087も加える。組成物を85℃で更に10〜15分間混合する。次いで、組成物を熱から外し、混合を続けて40℃に冷却する。

0152

〔実施の態様〕
(1) 皮膚を美白する方法であって、美白を必要としているヒトの皮膚に、化粧用として許容され得るキャリアと、皮膚を美白するうえで有効な量のシマレンガタケの細胞培養抽出物とを含む組成物を塗布する工程を含む、方法。
(2) 前記皮膚の美白を必要としているヒトの皮膚が、紫外線により黒ずんだ皮膚、皮膚の色合いにむらがある皮膚、1つ又は2つ以上の色素斑、メラニン斑、加齢斑、日光斑、老年性黒子、そばかす、単純黒子、色素沈着性日光角化症、脂漏性角化症、肝斑、ニキビ跡、及びこれらの2つ又は3つ以上の組み合わせを有する皮膚からなる群から選択されている、実施態様1に記載の皮膚を美白する方法。
(3) 前記皮膚の美白処理を必要としているヒトの皮膚が、1つ又は2つ以上の色素斑、メラニン斑、加齢斑、日光斑、そばかす、ニキビ跡、及びこれらの2つ又は3つ以上の組み合わせを有する皮膚からなる群から選択されている、実施態様2に記載の方法。
(4) 前記組成物が、約0.0001重量%〜約40重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、実施態様1に記載の方法。
(5) 前記組成物が、約0.01重量%〜約25重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、実施態様4に記載の方法。

0153

(6) 前記組成物が、約0.1重量%〜約10重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、実施態様5に記載の方法。
(7) 前記組成物が、溶液、懸濁液、ローション、クリーム、セラム、ゲル、スティック、スプレー、軟膏、液体洗浄液、ソープバー、シャンプー、ヘアコンディショナー、ペースト、フォーム、パウダー、ムース、シェービングクリーム、ヒドロゲル、又はフィルム形成製品の形態である、実施態様1に記載の方法。
(8) 前記塗布する工程が、前記組成物を基材から前記皮膚に移行させることを含む、実施態様1に記載の方法。
(9) 前記基材が、ワイプ又はフェイシャルマスクを含む、実施態様8に記載の方法。
(10) 前記塗布する工程が、シマレンガタケの細胞培養抽出物と、更なる皮膚美白活性剤とを含む組成物を前記皮膚に塗布することを含む、実施態様1に記載の方法。

0154

(11) 前記塗布する工程が、前記組成物を基材から前記皮膚に移行させることを更に含む、実施態様10に記載の方法。
(12) 前記基材が、ワイプ又はフェイシャルマスクを含む、実施態様11に記載の方法。
(13) 皮膚の美白を必要としている皮膚に、シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む組成物を、1日1回又は2回塗布する工程を更に含む、実施態様1に記載の方法。
(14) 前記方法が、シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む2つ又は3つ以上の異なる組成物を、前記皮膚の美白を必要としている皮膚に塗布する工程を含む、実施態様1に記載の方法。
(15) シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む前記2つ又は3つ以上の異なる組成物が、ローション、クレンザー、マスク、エッセンス、ワイプ、クリーム、セラム、及びゲルからなる群から独立して選択されている、実施態様14に記載の方法。

0155

(16) 前記2つ又は3つ以上の異なる組成物のうちの1つがクレンザーであり、前記2つ又は3つ以上の異なる組成物のうちの別のものがローション又はクリームである、実施態様15に記載の方法。
(17) 前記細胞培養抽出物が、約500〜約2000U/mLのメラニン分解活性を有する、実施態様1に記載の方法。
(18) 前記細胞培養抽出物が、約600〜約1800U/mLのメラニン分解活性を有する、実施態様17に記載の方法。
(19) 前記細胞培養抽出物が、約1000〜約1800U/mLのメラニン分解活性を有する、実施態様18に記載の方法。
(20)化粧用として許容され得るキャリアと、ヒトの皮膚を美白するうえで有効な量のシマレンガタケの細胞培養抽出物とを含む、スキンケア組成物。

0156

(21) 前記組成物が、約0.0001重量%〜約40重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、実施態様20に記載のスキンケア組成物。
(22) 前記組成物が、約0.01重量%〜約25重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、実施態様21に記載のスキンケア組成物。
(23) 前記組成物が、約0.1重量%〜約10重量%の前記シマレンガタケの細胞培養抽出物を含む、実施態様22に記載のスキンケア組成物。
(24) 第2の皮膚美白剤を更に含む、実施態様20に記載のスキンケア組成物。
(25) 前記スキンケア組成物が、溶液、懸濁液、ローション、クリーム、セラム、エッセンス、ゲル、トナー、スティック、スプレー、軟膏、液体洗浄液、ペースト、フォーム、ムース、パウダー、シェービングクリーム、ワイプ、パッチ、ストリップ、ヒドロゲル、フィルム形成製品、フェイシャルマスク、及びスキンマスクからなる群から選択される形態である、実施態様20に記載のスキンケア組成物。

0157

(26) 前記細胞培養抽出物が、約500〜約2000U/mLのメラニン分解活性を有する、実施態様20に記載のスキンケア組成物。
(27) 前記細胞培養抽出物が、約600〜約1800U/mLのメラニン分解活性を有する、実施態様26に記載のスキンケア組成物。
(28) 前記細胞培養抽出物が、約1000〜約1800U/mLのメラニン分解活性を有する、実施態様27に記載のスキンケア組成物。
(29) 前記第2の皮膚美白剤が、チロシナーゼ阻害剤、メラニン分解剤、PAR−2アンタゴニスト、スクラブ剤、日焼け止め、レチノイド、抗酸化物質、トラネキサム酸、トラネキサム酸セチルエステル塩酸塩皮膚漂白剤、リノール酸、アデノシン一リン酸二ナトリウム塩、カモミールエキス、アラントイン、乳白剤、タルク、シリカ、亜鉛塩、及びこれらの混合物からなる群から選択されている、実施態様24に記載のスキンケア組成物。
(30)水性液体培地中でシマレンガタケを培養するための方法であって、(a)液体培地にシマレンガタケを接種する工程と、(b)前記液体培地を約10g/mL〜約2000g/mLの量の誘導因子と混合する工程と、を含む、方法。

0158

(31) 前記誘導因子が、合成メラニン、セピアメラニン、3,4−ジメトキシベンジルアルコール、リグニン、ベンジルアルコール、ケイ皮酸、グアイアコール、サリチル酸メチル、ベンゼンジオール、ベンゾキノン、没食子酸、サリチル酸、オイゲノール、コーヒー酸、キシレノール、及びこれらの混合物からなる群から選択されている、実施態様30に記載の方法。
(32) 前記誘導因子が、3,4−ジメトキシベンジルアルコールである、実施態様30に記載の方法。
(33) 前記誘導因子が、約30mg/mL〜約1000mg/mLの量である、実施態様30に記載の方法。
(34) 前記誘導因子が、約200mg/mL〜約400mg/mLの量である、実施態様33に記載の方法。
(35) 前記誘導因子が、約245mg/mL〜約350mg/mLの量である、実施態様34に記載の方法。

0159

(36) 前記液体培地のpHを約5〜約6に維持する工程を更に含む、実施態様30に記載の方法。
(37) 前記液体培地に窒素源を加える工程を更に含む、実施態様30に記載の方法。
(38) 前記窒素源が、米ぬか、小麦ふすま、硝酸アンモニウム、酵母エキス、又はこれらの混合物からなる群から選択されている、実施態様37に記載の方法。
(39) 前記窒素源が、約0.1g/L〜約25g/Lの量で前記培地に加えられている、実施態様38に記載の方法。
(40) 前記窒素源が、約0.2g/L〜約20g/Lの量で前記培地に加えられている、実施態様39に記載の方法。

0160

(41) 前記窒素源が、約5g/L〜約20g/Lの量で前記培地に加えられている、実施態様40に記載の方法。
(42) 前記液体培地をインキュベーターシェーカーにより約100rpm〜約200rpmの速度で振盪する工程を更に含む、実施態様30に記載の方法。
(43) 前記液体培地に炭素源を加える工程を更に含む、実施態様30に記載の方法。
(44) 前記炭素源が、グルコース、デキストロース、又はこれらの混合物からなる群から選択されている、実施態様43に記載の方法。
(45) 前記炭素源が、約2.0g/L〜約20g/Lの量で前記液体培地に加えられている、実施態様44に記載の方法。

実施例

0161

(46) 前記炭素源が、約5.0g/L〜約15g/Lの量で前記液体培地に加えられている、実施態様45に記載の方法。
(47) 前記炭素源が、約5g/L〜約10g/Lの量で前記培地に加えられている、実施態様46に記載の方法。
(48) 前記液体培地をメッシュスクリーンで濾過する工程を更に含む、実施態様30に記載の方法。

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