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技術 捻挫防止、衝撃吸収バランスソール及び履物

出願人 浙江吉利控股集団有限公司浙江吉利汽車研究院有限公司
発明者 リシュフ
出願日 2016年11月22日 (2年11ヶ月経過) 出願番号 2017-558533
公開日 2018年7月12日 (1年4ヶ月経過) 公開番号 2018-518232
状態 特許登録済
技術分野 履物及びその付属品、製法、装置
主要キーワード 反発運動 戻り装置 衝撃吸収システム 弾性シリンダ 軟質材料製 バランスビーム 衝撃吸収要素 ロールトルク
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年7月12日)のものです。
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図面 (17)

課題・解決手段

本発明は、捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)及び履物を提供する。前記捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)は、上部ソール(11)と下部ソール(12)を含み、上部ソール(11)と下部ソール(12)との間にキャビティ(13)が設けられ、前記キャビティ(13)内には、圧縮可能で反発可能な複数の衝撃吸収要素(14)が埋め込まれる。ソール(10)の衝撃吸収要素(14)は、地面から足への衝突緩衝することができ、良好な衝撃吸収効果を有する。各列の2つの衝撃吸収要素(14)を接続するバランスビーム(15)は、道路平らでない場合又はユーザーが石を踏みつける場合、反対のロールトルクを提供することができる。上記の反対のロールトルクは、ソール(10)がさらに転倒するのを防ぐことができ、従って歩行時のバランス安定性を向上させる。これにより、捻挫の発生をさらに効果的に防止することができ、スポーツによる負傷を回避することができる。

概要

背景

人々の生活水準の向上に伴い、ますます多くの人々がスポーツや健康に注目し始め、ランニングは、最も人気のあるフィットネス運動の1つとして徐々に人々の日常レジャー生活を変えている。そして全国各地マラソンブームに従って、ますます多くの若者だけでなく、中年高齢者までランニング運動に参加して、ランニングの社会的普及率は年々上昇している。しかし、ランニングという運動は、体に対して、いくつか損傷をもたらし、例えば、足首に害を及ぼすことがある。一旦、運動者に損傷が生じた場合、体に与える影響は大きく、走者回復するまでに1週間かそれ以上の時間が掛かり、さらに生理学的及び心理的ダメージが引き起こされる。

は主にバンプソールで構成される。靴が快適であるかどうかは、まずソールに依存する。ソールは、地面と直接接触する靴の部分であり、地面の摩擦による影響を直接受けるとともに、足に地面の反作用力を与える。ソールは特に、運動の衝撃力による負傷を避け、運動や競技の目的を達成するために、十分な衝撃吸収機能を持つ必要がある。運動中、両足を効果的に保護できるだけでなく、疲労感を軽減できることが望ましい。

そのため、エアクッション付きのスニーカーが最初に発明された。そのようなスニーカーは、足と地面の間の衝撃に対する緩衝材として作用し、膝又は足首への負傷を軽減することができる。しかし、エアクッションはあまりにも厚く柔らかいので、靴が石や他人の足を踏みつけると、ソールが一定の角度転倒し、足首を挫き、つまり一般的に捻挫と呼ばれている。さらに、衝撃吸収シールが壊れると、空気が漏れ、靴が衝撃吸収効果を失う。

その後、ハイカットを有するバスケットボールシューズが登場し、ハイカットによって靴の上部を足首の上のに固定している。このように、ソールの転倒の程度を低下させ、運動による足首への負傷を軽減することができる。しかし、ランニングシューズの場合、軽量でフィット感があり、良く衝撃を緩衝することが最も重要であるため、ランニングシューズがバスケットボールシューズのようなハイカットのあるものとして設計されると、追加された材料はシューズの総重量を著しく増加させ、シューズが、特に長距離ランニングに適さなくなる。

しかしながら、現在のランニングシューズは、特にレーストラックなどの舗装路面用に設計されているため、全面的なフィットネスにおける日常の道路に適していない。さらに、一般的なランニングシューズのソールは硬く、変形が少なく、足と地面との間に平行を保つのには不利であり、足首を捻挫する傾向がある。

したがって、軽量でフィット感があり、衝撃緩衝機能が良く、運動中に足首を捻挫しない新しいランニングシューズを提供する必要がある。

概要

本発明は、捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)及び履物を提供する。前記捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)は、上部ソール(11)と下部ソール(12)を含み、上部ソール(11)と下部ソール(12)との間にキャビティ(13)が設けられ、前記キャビティ(13)内には、圧縮可能で反発可能な複数の衝撃吸収要素(14)が埋め込まれる。ソール(10)の衝撃吸収要素(14)は、地面から足への衝突を緩衝することができ、良好な衝撃吸収効果を有する。各列の2つの衝撃吸収要素(14)を接続するバランスビーム(15)は、道路が平らでない場合又はユーザーが石を踏みつける場合、反対のロールトルクを提供することができる。上記の反対のロールトルクは、ソール(10)がさらに転倒するのを防ぐことができ、従って歩行時のバランス安定性を向上させる。これにより、捻挫の発生をさらに効果的に防止することができ、スポーツによる負傷を回避することができる。

目的

したがって、軽量でフィット感があり、衝撃緩衝機能が良く、運動中に足首を捻挫しない新しいランニングシューズを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

上部ソール(11)と下部ソール(12)を含み、前記上部ソール(11)と前記下部ソール(12)との間にキャビティ(13)が設けられ、前記キャビティ(13)内には、圧縮可能で反発可能な複数の衝撃吸収要素(14)が埋め込まれており、前記複数の衝撃吸収要素(14)の上端部は前記上部ソール(11)に接続し、前記複数の衝撃吸収要素(14)の下端部は前記下部ソール(12)に接続し、前記複数の衝撃吸収要素(14)はソール(10)の左右両側に分布し、各々の2つの対応する衝撃吸収要素(14)は一列に並び、第1のバランスビーム(15)によって接続されることを特徴とする捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項2

前記ソール(10)内の前記複数の衝撃吸収要素(14)は、2つの行と複数の列に分布しており、各行の前記複数の衝撃吸収要素(14)は独立して、前記ソール(10)の前後方向に沿って、間隔を置いて配置されており、各列の2つの衝撃吸収要素(14)は、第1のバランスビーム(15)によって、前記ソール(10)の左右の方向に接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項3

前記複数の衝撃吸収要素(14)は、前記ソール(10)の踵部分だけに埋め込まれることを特徴とする請求項1に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項4

前記複数の衝撃吸収要素(14)は、前記ソール(10)の踵部分及び前足部分に同時に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項5

前記第1のバランスビーム(15)は、各列の2つの衝撃吸収要素(14)の中央部に接続することを特徴とする請求項1に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項6

第2のバランスビーム(16)が、前記各列の2つの衝撃吸収要素(14)の上端部を接続することを特徴とする請求項1に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項7

前記上部ソール(11)が変形し難い硬質材料からなり、前記下部ソール(12)が変形しやすい軟質材料からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項8

シューズパッド層(17)が前記上部ソール(11)の上に配置され、耐摩耗層(18)が前記下部ソール(12)の下に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項9

前記複数の衝撃吸収要素(14)はコイルバネであることを特徴とする請求項1に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項10

弾性材(19)が衝撃吸収要素(14)の各列の周囲領域に取り付けられ、前記キャビティ(13)内の前記衝撃吸収要素(14)の列の周囲領域が前記弾性材(19)で完全に充填されることを特徴とする請求項9に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項11

各コイルバネ内に弾性シリンダ(20)があり、前記コイルバネが前記弾性シリンダ(20)に被覆され、前記キャビティ(13)の他の部分は空のままである、ことを特徴とする請求項9に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項12

弾性材(21)が、前記衝撃吸収要素(14)の各列の周囲領域を包み、前記弾性材(21)は、前記衝撃吸収要素(14)の各列の周囲領域を一層包むのみで、前記キャビティ(13)の他の部分は空のままであることを特徴とする請求項9に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)。

請求項13

ソール(10)とバンプ(30)を含み、前記バンプ(30)が前記ソール(10)と接続し、前記ソール(10)が請求項1〜12のいずれか1項に記載の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール(10)であることを特徴とする履物

請求項14

発電装置(40)をさらに含み、前記発電装置(40)は、コイルブッシング(41)と、永久磁石(42)と、バッテリー(43)を含み、前記コイルブッシング(41)のコイルは、前記バッテリー(43)と接続し、前記コイルブッシング(41)と前記永久磁石(42)の一方は、上部ソール(11)に接続され、前記コイルブッシング(41)と永久磁石(42)の他方は、下部ソール(12)に接続され、前記コイルブッシング(41)は、永久磁石(42)に対して相対的に移動するとき、永久磁石(42)上を覆うことを特徴とする請求項13に記載の履物。

請求項15

前記コイルブッシング(41)及び前記永久磁石(42)は、前記ソール(10)のキャビティ(13)内に取り付けられ、前記ソール(10)の踵部分に配置され、前記バッテリー(43)は、前記バンプ(30)に配置されていることを特徴とする請求項14に記載の履物。

請求項16

前記バッテリー(43)は、電気機器充電するために使用される充電インターフェース(44)を備えていることを特徴とする請求項14に記載の履物。

技術分野

0001

本発明は、履物の技術分野に関し、特に、捻挫防止、衝撃吸収バランスソール及び履物に関する。

背景技術

0002

人々の生活水準の向上に伴い、ますます多くの人々がスポーツや健康に注目し始め、ランニングは、最も人気のあるフィットネス運動の1つとして徐々に人々の日常レジャー生活を変えている。そして全国各地マラソンブームに従って、ますます多くの若者だけでなく、中年高齢者までランニング運動に参加して、ランニングの社会的普及率は年々上昇している。しかし、ランニングという運動は、体に対して、いくつか損傷をもたらし、例えば、足首に害を及ぼすことがある。一旦、運動者に損傷が生じた場合、体に与える影響は大きく、走者回復するまでに1週間かそれ以上の時間が掛かり、さらに生理学的及び心理的ダメージが引き起こされる。

0003

は主にバンプとソールで構成される。靴が快適であるかどうかは、まずソールに依存する。ソールは、地面と直接接触する靴の部分であり、地面の摩擦による影響を直接受けるとともに、足に地面の反作用力を与える。ソールは特に、運動の衝撃力による負傷を避け、運動や競技の目的を達成するために、十分な衝撃吸収機能を持つ必要がある。運動中、両足を効果的に保護できるだけでなく、疲労感を軽減できることが望ましい。

0004

そのため、エアクッション付きのスニーカーが最初に発明された。そのようなスニーカーは、足と地面の間の衝撃に対する緩衝材として作用し、膝又は足首への負傷を軽減することができる。しかし、エアクッションはあまりにも厚く柔らかいので、靴が石や他人の足を踏みつけると、ソールが一定の角度転倒し、足首を挫き、つまり一般的に捻挫と呼ばれている。さらに、衝撃吸収シールが壊れると、空気が漏れ、靴が衝撃吸収効果を失う。

0005

その後、ハイカットを有するバスケットボールシューズが登場し、ハイカットによって靴の上部を足首の上のに固定している。このように、ソールの転倒の程度を低下させ、運動による足首への負傷を軽減することができる。しかし、ランニングシューズの場合、軽量でフィット感があり、良く衝撃を緩衝することが最も重要であるため、ランニングシューズがバスケットボールシューズのようなハイカットのあるものとして設計されると、追加された材料はシューズの総重量を著しく増加させ、シューズが、特に長距離ランニングに適さなくなる。

0006

しかしながら、現在のランニングシューズは、特にレーストラックなどの舗装路面用に設計されているため、全面的なフィットネスにおける日常の道路に適していない。さらに、一般的なランニングシューズのソールは硬く、変形が少なく、足と地面との間に平行を保つのには不利であり、足首を捻挫する傾向がある。

0007

したがって、軽量でフィット感があり、衝撃緩衝機能が良く、運動中に足首を捻挫しない新しいランニングシューズを提供する必要がある。

発明が解決しようとする課題

0008

本発明の目的は、良好な衝撃吸収効果を有し、運動のバランス安定性を改善し、かつ足首の捻挫を効果的に防止し、スポーツによる負傷を回避することができる捻挫防止及び衝撃吸収バランスソールを提供することである。

課題を解決するための手段

0009

本発明の一つの実施形態では、上部ソールと下部ソールを含み、この上部ソールとこの下部ソールとの間にキャビティが設けられた捻挫防止及び衝撃吸収バランスソールが提供される。このキャビティ内には、圧縮可能で反発可能な複数の衝撃吸収要素が埋め込まれており、これらの複数の衝撃吸収要素の上端部は上部ソールに接続し、複数の衝撃吸収要素の下端部は下部ソールに接続する。これらの複数の衝撃吸収要素は、ソールの左右両側に分布し、各々の2つの対応する衝撃吸収要素は、一列に並び、第1のバランスビームによって接続される。

0010

一つの実施形態では、ソール内の複数の衝撃吸収要素は、2つの行と複数の列に分布している。各列の複数の衝撃吸収要素は独立して、ソールの前後方向に沿って、間隔を置いて配置されており、各列の2つの衝撃吸収要素は、第1のバランスビームによってソールの左右の方向に接続されている。

0011

別の実施形態では、前記複数の衝撃吸収要素は、前記ソールの踵部分だけに埋め込まれる。

0012

さらに別の実施形態では、前記複数の衝撃吸収要素は、前記ソールの踵部分及び前足部分に同時に取り付けられる。

0013

一つの実施形態では、前記第1のバランスビームは、各列の2つの衝撃吸収要素の中央部に接続する。

0014

別の実施形態では、第2のバランスビームは、各列の前記2つの衝撃吸収要素の上端部を接続する。

0015

一つの実施形態では、前記上部ソールは変形し難い硬質材料からなり、前記下部ソールは変形しやすい軟質材料からなる。

0016

一つの実施形態では、シューズパッド層が前記上部ソールの上に配置され、耐摩耗層が前記下部ソールの下に配置される。

0017

一つの実施形態では、前記複数の衝撃吸収要素はコイルバネである。

0018

一つの実施形態では、弾性材が衝撃吸収要素の各列の周囲領域に取り付けられ、キャビティ内の衝撃吸収要素の列の周囲領域が弾性材で完全に充填される。

0019

別の実施形態では、各コイルバネ内に弾性シリンダがあり、この弾性シリンダにコイルバネが被覆され、キャビティの他の部分は空のままである。

0020

さらに別の実施形態では、弾性材は、衝撃吸収要素の各列の周囲領域から包み込まれ、その弾性材は、衝撃吸収要素の各列の周囲領域を一層包むのみで、キャビティの他の部分は空のままである。

0021

本発明は、ソールとバンプを含み、前記バンプが前記ソールと接続し、前記ソールが上述の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソールである履物をさらに提供する。

0022

一つの実施形態では、前記履物は、発電装置をさらに含み、前記発電装置は、コイルブッシングと、永久磁石と、バッテリーを含み、前記コイルブッシングのコイルは、前記バッテリーと接続し、前記コイルブッシングと前記永久磁石の一方は、上部ソールに接続され、コイルブッシングと永久磁石の他方は、下部ソールに接続され、前記コイルブッシングは、永久磁石に対して相対的に移動するときに、永久磁石上を覆うことができる。

0023

別の実施形態では、前記コイルブッシング及び永久磁石は、前記ソールのキャビティ内に取り付けられ、前記ソールの踵部分に配置される。前記バッテリーは、前記バンプに配置されている。

0024

さらに別の実施形態では、前記バッテリーは、電気機器充電するために使用される充電インターフェースも備えている。

発明の効果

0025

従来のランニングシューズと比較して、上記の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール及び履物は、ソール内に衝撃吸収要素が配置されることによって、地面から足への衝撃を緩衝することができ、良好な衝撃吸収効果を有する。さらに、各列の2つの衝撃吸収要素を接続するバランスビームは、道路が平らでない場合やユーザーが石を踏みつける場合、反対のロールトルクを生成する。上記の反対のロールトルクは、ソールがさらに転倒するのを防ぐことができるため、歩行時のバランス安定性を向上させる。これにより、捻挫の発生をさらに効果的に防止することができ、スポーツによる負傷を回避することができる。

図面の簡単な説明

0026

図1は、本発明の第1実施形態における履物の構造模式図である。
図2は、図1における捻挫防止及び衝撃吸収バランスソールの分解模式図である。
図3は、図1におけるソールの圧縮されていない衝撃吸収システムの模式図である。
図4は、図1におけるソールの圧縮された衝撃吸収システムの模式図である。
図5は、図1におけるソールの衝撃吸収システムの、ランナーが平らでない道を踏みつける場合の模式図である。
図6は、図1におけるソールの衝撃吸収システムの、ランナーがバランスを失った場合の模式図である。
図7は、本発明の第2実施形態における履物の構造模式図である。
図8は、図7における捻挫防止及び衝撃吸収バランスソールの分解模式図である。
図9は、本発明の第3実施形態における履物の構造模式図である。
図10は、本発明の第4実施形態における履物の構造模式図である。
図11は、図10における下部ソールの上面図を示す。
図12は、本発明の第5実施形態における履物の構造模式図である。
図13は、図12における下部ソールの上面図を示す。
図14は、本発明の実施形態6の履物の構造模式図である。
図15は、図14における下部ソールの上面図を示す。
図16は、本発明の実施形態7における履物の構造模式図である。

実施例

0027

以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。本発明の好ましい実施形態の以下の説明は、例示と説明のみを目的として本明細書に提示されていることに留意されたい。包括的であること、又は開示された具体的な形態に限定されることを意図するものではない。
〈第1の実施形態〉

0028

図1は、本発明の第1の実施形態における履物の構造模式図を示す。図2は、図1の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソールの分解模式図である。図1及び図2に示されるように、前記履物は、ソール10とバンプ30を含み、バンプ30は、接着又は縫合によって、ソール10と接続されている。ソール10は、上部ソール11と下部ソール12を含み、上部ソール11と下部ソール12との間にキャビティ13が設けられ、キャビティ13内には、圧縮且つ反発可能な複数の衝撃吸収要素14が埋め込まれている。これらの複数の衝撃吸収要素14の上端部は上部ソール11に接続し、複数の衝撃吸収要素14の下端部は下部ソール12に接続する。複数の衝撃吸収要素14はソール10の左右両側に分布し、各々の2つの対応する衝撃吸収要素14は、一列に並び、第1のバランスビーム15を介して、衝撃吸収システムを形成するように接続されている。第1のバランスビーム15はある程度の剛性を有し、金属又は非金属などの硬い細い棒からなる。

0029

より具体的には、図2に示すように、ソール10内の複数の衝撃吸収要素14は、2つの行と複数の列に分布している。各行の複数の衝撃吸収要素14は、独立して、ソール10の前後方向に沿って、間隔を置いて配置されている。すなわち、各行の複数の衝撃吸収要素14は、互いに独立しており、互いに接続されていない。一方、各列の二つの衝撃吸収要素14は、ソール10の左右方向(列に平行する)に沿って第1のバランスビーム15を介して接続されている。

0030

この実施形態では、複数の衝撃吸収要素14は、ソール10の踵部分に単に埋め込まれている。このようにして、三列の衝撃吸収要素14は、ソール10の踵部分に捻挫防止及び衝撃吸収効果を与える。図1及び図2は、衝撃吸収要素14の3列のみを示しているが、当業者は、説明目的のために、衝撃吸収要素の量を制限するものではないことを理解することができる。ソールの踵部分に埋め込まれた衝撃吸収システムは、履物の体積を減少させるだけでなく、走行中の地面からの衝突を緩衝して衝撃を吸収し、ランナーを捻挫から保護する。

0031

この実施形態では、第1のバランスビーム15は、各列の2つの衝撃吸収要素14の中央部に接続する。図1及び図2に示されるように、中央部は衝撃吸収要素14の中間の高さの位置を指す。また、中央部は衝撃吸収要素14の内側を指す。第1のバランスビーム15の存在により、衝撃吸収要素14は衝突を効果的に緩衝し、地面からの衝撃を吸収することができるので、ランナーを足首捻挫から保護することができる。

0032

さらに、別の実施形態では、第2のバランスビーム16が、前記各列の各2つの衝撃吸収要素14の上端部を接続する。第2のバランスビーム16は、さらに、ランナーが石又は平らでない道路を踏みつける以外の自己の原因により足首を捻挫するのを防ぐことができる。また、第2のバランスビーム16は一定の剛性を有しており、金属や非金属などの硬い細い棒からなる。

0033

この実施形態では、複数の衝撃吸収要素14は、コイルバネ、金属又は非金属であってもよい。コイルバネは、円柱形截頭錐形円錐形円錐台形又は他の形状にすることができる。第1のバランスビーム15の両端は、溶接、結合又は一体成形により対応するコイルバネに固定されている。第2のバランスビーム16の2つの端部も同様に、対応するコイルバネに固定される。コイルバネの一端(上端)が上部ソール11に固定され、コイルバネの他端(下端)が下部ソール12に固定されている。コイルバネとそれに対応するバランスビームとの固定接続の安定性を保証するために、上部ソール11及び/又は下部ソール12は固定点において、溝又はラグボスを備える。コイルバネの端部は、溝内に埋め込まれて固定されるか、又はラグボスに被覆される。

0034

図3及び図4に示すように、ソールに均一荷重が加えられると、第1のバランスビーム15及び第2のバランスビーム16は応力を受けず、ソールの複数の衝撃吸収要素14はすべて路面に対して垂直な方向の圧力を受ける。この場合、衝撃吸収要素14は通常圧縮され、緩衝及び衝撃吸収効果を実現する。

0035

図5に示すように、ソール10の一方の側が物体を踏みつけると、下部ソール12は変形する傾向、すなわち物体を踏みつけない他方の側に転倒する傾向がある。次いで、剛性の第1のバランスビーム15は、転倒傾向と反対のロールトルクを生じ、ロールトルクは、ソール10が物体を踏みつけた側に下向きの力を生じさせ、反対側に上向きの力を引き起こす。このようにして、転倒の傾向が減少し、これによりランナーの足首が捻挫するのを防ぐことができる。

0036

図6に示すように、この状況では、道路は平らであるが、足の重量は片側にシフトする。これに対応して、上部ソール11は、足がシフトする一方の側に転倒する傾向があり、第2のバランスビーム16が一方の側への上向きの力と他方の側への下向きの力とを生じさせる。すなわち、第2のバランスビーム16は、転倒の傾向が減少し、ランナーの足首が捻挫することを防ぐ反対のロールトルクを上部ソール11に提供する。

0037

この実施形態では、上部ソール11は変形しにくい硬質材料からなり、下部ソール12は変形しやすい軟質材料からなる。下部ソール12の材質は柔らかく、第1のバランスビーム15もある程度の弾性を有し、弾性が限界に達した後でのみ、ソール10の転倒を防止することができる。従って、弾性限界の範囲内では、下部ソール12は柔らかいので、下部ソール12及び第1のバランスビーム15の弾性は共に履物を水平に保つことができる。下部ソール12がより大きな物体を踏みつけると、下部ソール12の変形が大きくなり、この場合、第1のバランスビーム15の弾性が限界を超える。この状況で、第1のバランスビーム15は、ソールの転倒を防止して、ランナーの足首を捻挫するのを防止することができる。一方、上部ソール11は、硬質材料からなり、足部に対して水平方向の支持を維持することができる。

0038

本発明の衝撃吸収システムは、従来の履物の衝撃吸収システムと比較して、従来とは全く反対の考え方を有する。すなわち、従来の履物の衝撃吸収システムは足に近い側に取り付けられる一方、本発明における履物の衝撃吸収システムは道路に近い側に取り付けられている。このようにして、本発明の衝撃吸収システムは、道路からの振動の大部分を吸収することができ、捻挫を有効に回避することができる。

0039

本実施形態における履物の衝撃吸収システムは、スニーカー、バスケットボールシューズ、ランニングシューズ、運動レジャーシューズ又は革靴に適用することができ、高さが増加する靴又はハイヒールの靴にも適用できる。高さが増加する靴又はハイヒールの靴では、の高さが増加し、踵は一般的に硬質材料で作られる。これらの靴は、バランスを失い、捻挫が発生する傾向があるときに、歩行中のユーザーに負荷を与える。これに対して、本発明の衝撃吸収装置は、歩行中のバランスを改善し、捻挫を回避することができる。
〈第2の実施形態〉

0040

図7は、本発明の実施例2における履物の構造模式図を示す。図8は、図7の捻挫防止及び衝撃吸収バランスソールの分解模式図である。図7及び図8を参照する。この実施形態における履物は、前記の第1の実施形態のものと同様であり、相違点は、この実施形態において、衝撃吸収要素14がソール10の踵部分及び前足部分に取り付けられることである。図7及び図8は、8列の衝撃吸収要素14のみを示している。この設計は、ソール10の踵部分及び前足部分の両方を捻挫防止及び衝撃吸収効果を有するようにする。衝撃吸収システムをソールの踵部分及び前足部分に埋め込むことにより、足への応力をソール全体に分散させることができ、第1の実施形態で踵にストレスが集中することを改善することができる。さらに、衝撃吸収システムは、運動中に地面からの振動を緩衝し、捻挫を回避することができ、したがってユーザーの足を保護することができる。
〈第3の実施形態〉

0041

図9は、本発明の第3の実施形態における履物の模式図を示す。図9に示すように、本実施形態の履物は、第2の実施形態の履物と同様であり、相違点は、本実施形態において、履き心地を向上させるために軟質材料製のシューズパッド層17を上部ソール11の上に配置することである。一方、ソールの耐摩耗性及び耐スリップ性を向上させるために、下部ソール12の下方に耐摩耗層18を設置する。
〈第4の実施形態〉

0042

図10は、本発明の実施形態4における履物の模式図を示す。図11は、図10に示される下部ソールの上面図を示す。図10及び図11に示すように、本実施形態の履物は、実施形態2と同様であり、相違点は、この実施形態において、キャビティ13内に、各列の衝撃吸収要素14の周囲に弾性材19が設けられていることである。キャビティ13内の衝撃吸収要素14の列の周囲領域は、弾性材19で完全に充填されている。弾性材19は、柔らかいゴム材料からなる。一実施形態では、これは、良好な弾性及び柔軟性を有するエチレン酢酸ビニルコポリマーEVA)からなる。この実施形態では、衝撃吸収要素14の周囲が弾性材19で充填されているため、足への応力はより均一になり、第1及び第2の実施形態で説明したように応力が衝撃吸収要素14に集中するという欠点を克服し、ソールの安定性及び捻挫防止効果を向上させる。
〈第5の実施形態〉

0043

図12は、本発明の実施形態5における履物の模式図を示す。図13は、図12に示される下部ソールの上面図を示す。図12及び図13に示すように、本実施形態の履物は、第2の実施形態と同様であり、相違点は、この実施形態において、キャビティ13内に、各コイルバネに弾性シリンダ20が設けられていることである。衝撃吸収要素14として作用するコイルバネは、弾性シリンダ20を被覆している。キャビティ13の他の部分は空のまま(図示せず)である。弾性シリンダ20は、柔らかいゴム材料からなる。この実施形態では、これは、良好な弾性及び柔軟性を有するエチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)からなる。この実施形態では、衝撃吸収要素14として作用するコイルバネが弾性シリンダ20を被覆しており、弾性シリンダ20は、コイルバネの圧縮及び反発運動のための案内を提供することができ、従って、ソールの安定性及び捻挫防止効果を向上させる。
〈第6の実施形態〉

0044

図14は、本発明の実施形態6における履物の模式図を示す。図15は、図14に示された下部ソールの上面図を示す。図14及び図15に示すように、本実施形態の履物は、第2の実施形態と同様であり、相違点は、本実施形態において、キャビティ13内に、各列の衝撃吸収要素14の周囲を弾性材21が包み、キャビティ13の他の部分は空のまま(図示せず)であることである。この実施形態では、弾性材21は、各列の衝撃吸収要素14の周囲を包む弾性材21が一層のみ存在する。弾性材21は柔らかいゴム材料からなる。例えば、これは、良好な弾性及び柔軟性を有するエチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)からなる。この実施形態では、衝撃吸収要素14の周囲を弾性材21が包み、弾性材21が衝撃吸収要素14の境界を制限し、それらの上下伸縮のための案内を提供し、従ってソールの安定性及び捻挫防止効果を向上させる。
〈第7の実施形態〉

0045

図16は、本発明の第7の実施形態の履物の模式図を示す。図16に示すように、本実施形態の履物は、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様である。第1の実施形態及び第2の実施形態において、衝撃吸収システムは、ソールを往復運動させる。第7の実施形態と第1及び第2の実施形態との相違点は、上記の特徴に基づき、本実施形態の踵部分及び/又は前足部分に往復圧電発電装置40があることである。歩行中、踵部分の往復運動は、発電装置40を自己発電させることができる。また、リチウム電池のようなバッテリー43はバンプ30に配置される。バッテリー43のアノード及びカソードは発電装置40のアノード及びカソードと電気的に接続されており、発電装置40はバッテリー43を充電する。一実施形態では、バッテリー43にはUSB充電器のような充電インターフェース44も装備されている。緊急時に携帯電話などの電気機器を充電することができる。

0046

発電装置40は、コイルブッシング41と永久磁石42を備え、コイルブッシング41のコイルがバッテリー43に接続されている。コイルブッシング41と永久磁石42の一方が上部ソール11に接続し、コイルブッシング41と永久磁石42の他方が下部ソール12に接続される。すなわち、コイルブッシング41が上部ソール11に接続される場合、永久磁石42は下部ソール12に接続される。永久磁石42が上部ソール11に接続される場合、コイルブッシング41は下部ソール12に接続される。一実施形態では、コイルブッシング41は上部ソール11に接続され、永久磁石42は下部ソール12に接続される。この状況で、上部ソール11と下部ソール12の間の相対的な移動により、コイルブッシング41が永久磁石42に対して相対的に移動し、且つコイルブッシング41が永久磁石42上を覆うようになる。コイルブッシング41と永久磁石42の間の往復運動は、磁力線を切断して発電する。上述した衝撃吸収要素14とバランスビーム15、16とを備える衝撃吸収システムは、往復圧電発電装置40の戻り装置として働く。

0047

以上の説明から明らかなように、本発明の実施形態によれば、捻挫防止及び衝撃吸収バランスソール及びそれを備えた履物が提供され、以下の効果を奏する。第1に、ソールの衝撃吸収要素は、地面から足への衝突を緩衝することができ、良好な衝撃吸収効果を有する。第2に、各列の2つの衝撃吸収要素を接続するバランスビームは、道路が平らでない場合又はユーザーが石を踏みつける場合、反対のロールトルクを提供することができる。第3に、ソールがさらに転倒するのを防ぐことができ、従って歩行時のバランス安定性を向上させる。これにより、捻挫の発生をさらに効果的に防止することができ、スポーツによる負傷を回避することができる。

0048

上記は本発明の好ましい実施形態に過ぎず、いかなる形態においても本発明に限定されるものではな、本発明は、その好ましい実施形態を参照して例として示したが、本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明の技術的解決の範囲から逸脱することなく、上記に開示された技術内容を利用して、同等の実施形態に対するいくつかの変更又は修正を行うことができるが、本発明の技術的詳細に従った上記の実施形態に対する任意の簡単な変更、均等な変更及び修正は、依然として本発明の技術的解決の範囲内にある。

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