図面 (/)

技術 脳神経刺激装置電極の取付け

出願人 サルーダ・メディカル・ピーティーワイ・リミテッド
発明者 ジョン・ルイス・パーカーゲリット・エデュアルド・ジーメル
出願日 2016年5月31日 (3年8ヶ月経過) 出願番号 2018-513698
公開日 2018年6月21日 (1年8ヶ月経過) 公開番号 2018-516149
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード 軸方向電極 モジュール制御装置 正味ゼロ 可変振幅 刺激力 活用変化 半球間 経皮電気神経刺激
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年6月21日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題・解決手段

脳神経刺激装置電極アレイ取付けは、第1の大脳半球での所望の標的構造に少なくとも第1の電極位置決めするステップと、対側大脳半球での対応する標的構造に少なくとも第2の電極を位置決めするステップとを含む。電気刺激は、第1の電極から所望の標的構造に印加される。電気刺激に応答して第2の電極で観察された神経応答が記録される。記録された神経応答を参照して、第1の電極および第2の電極の少なくとも1つの取付けが評価される。

概要

背景

神経調節は、療法効果をもたらすために生物学的組織電気刺激印加することを含む。神経調節は、経皮電気神経刺激(TENS)や経頭蓋磁気刺激TMS)などによる非侵襲性となり得、または深部脳刺激(DBS)の場合のように1つもしくは複数の電極および制御刺激装置の埋込みを必要とする場合には高侵襲性になり得る。DBSは後期パーキンソン病の最も有効な治療法となっているが、皮質下核の深くへの2本のリード線の埋込み、および胸部に埋め込まれた1つまたは複数のパルス発生器への接続を必要とする高侵襲性の療法である。多様な疾病治療するために多くのDBS電極標的構造が研究されており、電極の好ましい位置は、治療されている疾病により異なる。パーキンソン病の場合、好ましい標的は、淡蒼球(GPi)および視床下核(STN)の内節である。GPiは、ハンチントン病およびトゥレット障害に関する標的にもされており、側坐核は、慢性うつ病およびアルコール依存に関する標的とされており、脳弓視床下部、およびマイネルト基底核は、アルツハイマー病の標的とされている。

パーキンソン病は、黒質でのドーパミン放出細胞に影響を及ぼす変性疾患である。大脳基底核の機能およびこの変性がパーキンソン病にどのように関係しているかについて述べる多くの理論が提案されているが、そのような理論は全て、パーキンソン病の全ての側面を述べるにはかなり不十分であり、DBSのメカニズムの理解に相当な研究努力が注がれている。

DBSおよび大脳基底核のメカニズムについて理解できていない1つの大きい理由は、刺激に対する神経組織の直接の応答を測定することが難しいことである。知見の大半は、遠心構造での単一セル測定に基づいており、近年まで、標的構造の直接の複合応答を適切に測定することは不可能であった。なぜなら、刺激部位の近くで記録するとき、大きいアーチファクト電気的および電極アーチファクト)が組織応答を覆い隠す傾向があるからである。

この観点から、DBS電極アレイの埋込みは、典型的には、定位脳手術によってアレイを標的構造に挿入して、3次元座標によって定義される位置に電極アレイを位置決めするかまたは物理的に取り付けることを含む。しかし、患者間解剖学的および神経学的なばらつきがあること、および対象の神経構造に対する各電極接点のサイズが比較的大きいことを前提とすると、一般に、定位脳手術による位置決めは、療法効果も刺激力の最小化も最適にしない。したがって、外科的埋込み後、デバイス取付けは、典型的には、試行錯誤による刺激パラメータ臨床的な探索と、最良の療法効果をもたらすアレイの電極および刺激パラメータの選択とをさらに含む。

本明細書に含まれている文献、行為、材料、デバイス、物品などの任意の論述は、単に本発明に関する文脈を提供する目的のためのものである。これらの事項の任意のものまたは全てが、先行技術の基礎の一部を成すこと、または本出願の各クレーム優先日前に存在していた本発明に関連する分野における共通の一般知識であったことを認めるものとみなすべきではない。

本明細書を通じて、「含む」という語またはその活用変化は、記載された要素、整数、もしくはステップ、または要素、整数、もしくはステップの群の包含示唆するが、任意の要素、整数、もしくはステップ、または要素、整数、もしくはステップの群の除外を示唆しないことを理解されたい。

本明細書において、ある要素が選択肢の列挙の「少なくとも1つ」であり得るという記述は、その要素が列挙された選択肢のうちの任意の1つであり得るか、または列挙された選択肢のうちの2つ以上の任意の組合せであり得るものと理解されるべきである。

概要

脳神経刺激装置電極アレイの取付けは、第1の大脳半球での所望の標的構造に少なくとも第1の電極を位置決めするステップと、対側大脳半球での対応する標的構造に少なくとも第2の電極を位置決めするステップとを含む。電気刺激は、第1の電極から所望の標的構造に印加される。電気刺激に応答して第2の電極で観察された神経応答が記録される。記録された神経応答を参照して、第1の電極および第2の電極の少なくとも1つの取付けが評価される。

目的

本発明に関する文脈を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
- 件
牽制数
- 件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

脳神経刺激装置電極アレイを取り付ける方法であって、第1の大脳半球での所望の標的構造に少なくとも第1の電極位置決めするステップと、対側大脳半球での対応する標的構造に少なくとも第2の電極を位置決めするステップと、前記第1の電極から前記所望の標的構造に電気刺激印加するステップと、前記電気刺激に応答して前記第2の電極で観察された神経応答を記録するステップと、前記記録された神経応答を参照して、前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも1つの前記取付けを評価するステップとを含む方法。

請求項2

神経刺激装置深部脳刺激装置を含む、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記標的構造が視床下核を含む、請求項2に記載の方法。

請求項4

前記第1の電極が、前記記録された神経応答を参照して、前記記録された神経応答の最大値を求めることによって取り付けられる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。

請求項5

前記第2の電極が、前記記録された神経応答を参照して、前記記録された神経応答の最大値を求めることによって取り付けられる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。

請求項6

前記取付けが術中の電極の位置決めを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。

請求項7

前記対側大脳半球において、前記第2の電極から前記対応する標的構造にさらなる電気刺激を印加するステップと、前記第1の電極を用いて、前記標的構造からのさらなる対側応答を記録するステップと、前記記録されたさらなる対側応答を参照して、前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも1つの前記取付けを評価するステップとをさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。

請求項8

前記取付けが術後の電極の選択を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。

請求項9

前記取付けを評価するステップが、現在の取付けを過去の取付けと比較して、経時変化に関して前記取付けを監視するステップを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。

請求項10

脳神経刺激装置デバイスであって、第1の大脳半球での所望の標的構造に位置決めされるように構成された少なくとも第1の電極と、対側大脳半球での対応する標的構造に位置決めされるように構成された少なくとも第2の電極と、前記第1の電極から前記所望の標的構造に電気刺激を印加するように構成されたパルス発生器と、前記電気刺激に応答して前記第2の電極で観察された神経応答を記録するように構成された測定回路構成と、前記記録された神経応答を参照して、前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも1つの取付けを評価するための処理装置とを含む脳神経刺激装置デバイス。

請求項11

神経刺激装置が深部脳刺激装置を含む、請求項10に記載の脳神経刺激装置デバイス。

請求項12

前記電極が視床下核に位置決めされるように構成される、請求項11に記載の脳神経刺激装置デバイス。

請求項13

前記処理装置が、前記記録された神経応答の最大値を求めることによって前記第1の電極を取り付けるように構成される、請求項10〜12のいずれか一項に記載の脳神経刺激装置デバイス。

請求項14

前記処理装置が、前記記録された神経応答の最大値を求めることによって前記第2の電極を取り付けるように構成される、請求項10〜13のいずれか一項に記載の脳神経刺激装置デバイス。

請求項15

前記処理装置が術中の電極の位置決めを提供するように構成される、請求項10〜14のいずれか一項に記載の脳神経刺激装置デバイス。

請求項16

前記処理装置が、前記対側大脳半球において、前記第2の電極から前記対応する標的構造にさらなる電気刺激を印加し、前記第1の電極を用いて、前記標的構造からのさらなる対側応答を記録し、かつ前記記録されたさらなる対側応答を参照して、前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも1つの前記取付けを評価するようにさらに構成される、請求項10〜15のいずれか一項に記載の脳神経刺激装置デバイス。

請求項17

前記処理装置が術後の電極の選択を提供するように構成される、請求項10〜16のいずれか一項に記載の脳神経刺激装置デバイス。

請求項18

前記処理装置が、現在の取付けを過去の取付けと比較することによって前記取付けを評価して、経時変化に関して前記取付けを監視するように構成される、請求項10〜17のいずれか一項に記載の脳神経刺激装置デバイス。

請求項19

脳神経刺激装置電極アレイを取り付けるための非一時的なコンピュータ可読媒体であって、第1の大脳半球での所望の標的構造に位置決めされた第1の電極から前記所望の標的構造に電気刺激を印加するためのコンピュータプログラムコード手段と、前記電気刺激に応答して、対側大脳半球での対応する標的構造にある第2の電極で観察される神経応答を記録するためのコンピュータプログラムコード手段と、前記記録された神経応答を参照して、前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも1つの取付けを評価するためのコンピュータプログラムコード手段とを含む非一時的なコンピュータ可読媒体。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に援用される2015年5月31日出願のオーストラリア仮特許出願第2015902021号明細書の利益を主張する。

0002

本発明は、脳における神経調節に関し、特に、深部脳刺激装置(DBS電極アレイの埋込みを最適化するため、および/または埋め込まれたDBSアレイの術後の取付けを最適化するために、刺激に起因する脳内の活動を監視するための方法に関する。

背景技術

0003

神経調節は、療法効果をもたらすために生物学的組織電気刺激印加することを含む。神経調節は、経皮電気神経刺激(TENS)や経頭蓋磁気刺激TMS)などによる非侵襲性となり得、または深部脳刺激(DBS)の場合のように1つもしくは複数の電極および制御刺激装置の埋込みを必要とする場合には高侵襲性になり得る。DBSは後期パーキンソン病の最も有効な治療法となっているが、皮質下核の深くへの2本のリード線の埋込み、および胸部に埋め込まれた1つまたは複数のパルス発生器への接続を必要とする高侵襲性の療法である。多様な疾病治療するために多くのDBS電極標的構造が研究されており、電極の好ましい位置は、治療されている疾病により異なる。パーキンソン病の場合、好ましい標的は、淡蒼球(GPi)および視床下核(STN)の内節である。GPiは、ハンチントン病およびトゥレット障害に関する標的にもされており、側坐核は、慢性うつ病およびアルコール依存に関する標的とされており、脳弓視床下部、およびマイネルト基底核は、アルツハイマー病の標的とされている。

0004

パーキンソン病は、黒質でのドーパミン放出細胞に影響を及ぼす変性疾患である。大脳基底核の機能およびこの変性がパーキンソン病にどのように関係しているかについて述べる多くの理論が提案されているが、そのような理論は全て、パーキンソン病の全ての側面を述べるにはかなり不十分であり、DBSのメカニズムの理解に相当な研究努力が注がれている。

0005

DBSおよび大脳基底核のメカニズムについて理解できていない1つの大きい理由は、刺激に対する神経組織の直接の応答を測定することが難しいことである。知見の大半は、遠心構造での単一セル測定に基づいており、近年まで、標的構造の直接の複合応答を適切に測定することは不可能であった。なぜなら、刺激部位の近くで記録するとき、大きいアーチファクト電気的および電極アーチファクト)が組織応答を覆い隠す傾向があるからである。

0006

この観点から、DBS電極アレイの埋込みは、典型的には、定位脳手術によってアレイを標的構造に挿入して、3次元座標によって定義される位置に電極アレイを位置決めするかまたは物理的に取り付けることを含む。しかし、患者間解剖学的および神経学的なばらつきがあること、および対象の神経構造に対する各電極接点のサイズが比較的大きいことを前提とすると、一般に、定位脳手術による位置決めは、療法効果も刺激力の最小化も最適にしない。したがって、外科的埋込み後、デバイスの取付けは、典型的には、試行錯誤による刺激パラメータ臨床的な探索と、最良の療法効果をもたらすアレイの電極および刺激パラメータの選択とをさらに含む。

0007

本明細書に含まれている文献、行為、材料、デバイス、物品などの任意の論述は、単に本発明に関する文脈を提供する目的のためのものである。これらの事項の任意のものまたは全てが、先行技術の基礎の一部を成すこと、または本出願の各クレーム優先日前に存在していた本発明に関連する分野における共通の一般知識であったことを認めるものとみなすべきではない。

0008

本明細書を通じて、「含む」という語またはその活用変化は、記載された要素、整数、もしくはステップ、または要素、整数、もしくはステップの群の包含示唆するが、任意の要素、整数、もしくはステップ、または要素、整数、もしくはステップの群の除外を示唆しないことを理解されたい。

0009

本明細書において、ある要素が選択肢の列挙の「少なくとも1つ」であり得るという記述は、その要素が列挙された選択肢のうちの任意の1つであり得るか、または列挙された選択肢のうちの2つ以上の任意の組合せであり得るものと理解されるべきである。

課題を解決するための手段

0010

第1の態様によれば、本発明は、脳神経刺激装置電極アレイを取り付ける方法であって、
第1の大脳半球での所望の標的構造に少なくとも第1の電極を位置決めするステップと、
対側大脳半球での対応する標的構造に少なくとも第2の電極を位置決めするステップと、
第1の電極から所望の標的構造に電気刺激を印加するステップと、
電気刺激に応答して第2の電極で観察された神経応答を記録するステップと、
記録された神経応答を参照して、第1の電極および第2の電極の少なくとも1つの取付けを評価するステップと
を含む方法を提供する。

0011

第2の態様によれば、本発明は、脳神経刺激装置デバイスであって、
第1の大脳半球での所望の標的構造に位置決めされるように構成された少なくとも第1の電極と、
対側大脳半球での対応する標的構造に位置決めされるように構成された少なくとも第2の電極と、
第1の電極から所望の標的構造に電気刺激を印加するように構成されたパルス発生器と、
電気刺激に応答して第2の電極で観察された神経応答を記録するように構成された測定回路構成と、
記録された神経応答を参照して、第1の電極および第2の電極の少なくとも1つの取付けを評価するための処理装置
を含む脳神経刺激装置デバイスを提供する。

0012

本発明は、第1の大脳半球での所望の標的構造に第1の電極から電気刺激を印加するようにさらに構成され、さらに、電気刺激に応答して、対側大脳半球での対応する標的構造に位置決めされた第2の電極で観察された記録された神経応答を受信し、かつ記録された神経応答を参照して第1の電極および第2の電極の少なくとも1つの取付けを評価するように構成された、コンピュータソフトウェアコンピュータプログラムコード手段を含むコンピュータプログラム製品、非一時的なコンピュータ可読媒体、または上記ソフトウェアもしくは製品の制御下で動作するコンピューティングデバイスを提供する。

0013

神経刺激装置は、深部脳刺激装置を含むことがある。

0014

標的構造は、視床下核を含むことがある。

0015

したがって、本発明は、同側刺激および対側神経応答測定によって深部脳電極の取付けを行うことを可能にする。本発明のいくつかの実施形態は、同側刺激電極の埋込みがSTNの尾側部などの所望の位置に達したときに、観察される対側神経応答がピークに達するという認識の下で、記録された神経応答を参照して第1の電極を取り付けることができる。追加または代替の実施形態は、対側記録電極の埋込みがSTNの尾側部などの所望の位置に達したときに、観察される対側神経応答がピークに達するという認識の下で、記録された神経応答を参照して第2の電極を取り付けることができる。したがって、長手方向および軸方向での位置決めを術中に最適化することができ、例えば、同側電極および対側電極の位置決めを交互に繰り返して最適化することができる。さらに、いくつかの実施形態では、第2の電極から刺激が印加され、第1の電極によって対側応答が記録されるように、第1の電極と第2の電極との役割を逆にする追加のステップにより、電極の取付けがさらに最適化されることがある。術後の長手方向電極選択および/または軸方向電極選択および/または周方向電極選択もそのようにして行うことができる。

0016

神経測定は、好ましくは、本出願人による国際公開第2012/155183号パンフレットの教示に従って得られ、その特許文献の内容が参照により本明細書に援用される。

0017

標的構造への第1の電極の取付けを評価することにより、本発明のいくつかの実施形態は診断法を提供することができる。疾病状態診断するために、対側神経応答の存在、振幅、形態、および/または潜伏期を健康的な範囲と比較し、および/または経時変化について監視することができる。例えば、対側応答の欠如または異常な形態は、パーキンソン病の徴候ではないことがあるが、半球間神経接続性の問題を示すことがあり、これは、同様の臨床的に観察可能な徴候を誘発する可能性がある。したがって、本発明によって提供される対側応答の形態に関する知識は、いくつかの実施形態では、単に対象の疾病のみにとどまらない診断ツールとして使用することができ、したがって、療法によって治療することができない徴候を別個識別することができるようにし、かつDBS/レボドパ療法に対する補足となる手段の選択を補助し得るようにすることがある。本発明の方法は、いくつかの実施形態では、刺激の療法効果を決定するため、薬剤の療法効果を決定するため、および/または疾病状態を監視するために適用することができる。その後、診断に基づいて療法応答を命令、要求、および/または管理することができる。

0018

以下、添付図面を参照して本発明の一例を述べる。

図面の簡単な説明

0019

埋込式の深部脳刺激装置を示す。
埋込式の神経刺激装置のブロック図である。
埋込式の刺激装置と脳組織との相互作用を示す概略図である。
一方の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。
一方の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。
一方の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。
一方の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。
一方の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。
一方の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。
逆側の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。
逆側の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。
逆側の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。
逆側の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。
逆側の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。
逆側の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。

実施例

0020

図1は、埋込式の深部脳刺激装置100を概略的に示す。刺激装置100は、患者の胸部の適切な位置に埋め込まれた電子モジュール110と、脳内に埋め込まれ、適切なリード線によってモジュール110に接続された2つの電極アセンブリ150、152とを含む。埋込式の神経デバイス100のいくつかの動作態様は、外部制御デバイス(図示せず)によって再構成可能である。さらに、埋込式の神経デバイス100は、データを収集する役割を果たし、収集されたデータは外部デバイス伝送される。

0021

図2は、埋込式の神経刺激装置100のブロック図である。モジュール110は、バッテリ112および遠隔測定モジュール114を含む。本発明の実施形態では、外部デバイスと電子モジュール110との間で電力および/またはデータを伝送するために、遠隔測定モジュール114により、赤外線(IR)、電磁気容量性、および誘導性の伝送などの任意の適切なタイプの経皮伝送が使用されることがある。

0022

モジュール制御装置116は、患者設定120および制御プログラム122などを記憶する関連するメモリ118を有する。制御装置116は、パルス発生器124を制御して、患者設定120および制御プログラム122に従って電流パルスの形態で刺激を発生させる。電極選択モジュール126は、発生されたパルスを電極アレイ150および152の適切な電極に切り替えて、選択された電極の周囲の組織に電流パルスを送達する。測定回路構成128は、電極選択モジュール126によって選択された電極アレイの検知電極で検知された神経応答の測定値を得るように構成される。

0023

図3は、埋込式の刺激装置100の電極アレイ150と神経組織180(この場合には視床下核)との相互作用を示す概略図である。しかし、代替実施形態は、任意の適切な脳構造に隣接して位置決めすることができる。図3には示されていないが、対側大脳半球においてアレイ152が同様に動作する。電極選択モジュール126は、周囲の神経組織180に電流パルスを送達するために電極アレイ150の刺激電極2を選択し、また、正味ゼロ電荷移動を維持するために刺激電流回収するためにアレイ150の戻り電極4を選択する。

0024

神経組織180への適切な刺激の送達は、療法の目的で、同側と対側との両方の大脳半球における関連する神経経路に沿って伝播する複合活動電位を含む神経応答を誘起する。

0025

さらに、デバイス100は、神経組織180内を伝播する複合活動電位(CAP)の存在および強度を検知するように構成され、ここで、そのようなCAPが電極2および4からの刺激によって誘起されるか、そうではなく例えばアレイ152の対側電極によって誘起されるかは関係ない。このために、電極選択モジュール126により、アレイ150の任意の電極を測定電極6および測定基準電極8として機能するように選択することができる。測定電極6および8によって検知された信号は、測定回路構成128に渡され、測定回路構成128は、例えば、内容が参照により本明細書に援用される本出願人による国際公開第2012155183号パンフレットの教示に従って動作することがある。

0026

本発明では、刺激されている同側大脳半球に対して対側大脳半球で神経応答を観察し得ることが認識されている。理論によって拘束されることを意図するものではないが、これは、対側STNで見られる対側応答が、刺激されている同側STNの最も尾側の部分から逆側の大脳半球への投射由来することを示唆する。

0027

さらに、本発明では、STNが標的とされるときに、そのような対側応答の観察を使用してリード線の一方または両方の配置を最適化し得ることが認識されている。したがって、この実施形態では、電極150および152の外科的配置は、以下のように実施される。まず、リード線150および152の両方が、定位脳手術を使用してそれらのおよその位置に埋め込まれる。次いで、同側のリード線150に刺激が送達されると共に、対側のリード線152で記録が行われる。同側のリード線は、外科医によって漸進的に配置変更され、さらなる刺激が送達され、観察される対側応答の振幅が監視される。同側刺激電極150が理想的にSTNの深くに位置するとき、刺激に対して対側でリード線152によって観察される応答は最大値に達する。したがって、リード線150を移動させ、リード線152を介して対側での応答を観察して、対側応答での最大値を識別する(その時点で、同側の電極は理想的に位置されているとみなすことができる)ことにより、刺激リード線に関してリード線150の配置が最適化される。

0028

対側の第2のリード線152の配置は、リード線152および150の役割を逆にして上記のステップを繰り返すことによって調節することができる。さらに、電極が記録電極であるとき、一方または両方の電極の位置が改良されることがある。すなわち、記録電極が理想的な位置に移動したとき、観察される応答が最大になる。

0029

図4a〜4fは、所与の刺激に対する同側応答および対側応答を示す。特に、図4aおよび4bは、同側電極E1およびE2に送達される可変振幅の刺激に応答して同側電極E3およびE4で観察された同側応答を示し、ここで、電極E1〜E4は全てリード線150によって支持され、E1が同側STNに最も深く挿入されており、E4が最も浅く挿入されている。図4c〜4fは、対側リード線152によって支持された電極E5〜E8で観察された対側応答を示し、E5が対側STNに最も深く挿入され、E8が最も浅く挿入されている。

0030

図4c〜4fにおいて、観察された対側での応答が同時に生じ、E5〜E8の任意の電極間伝播遅延が生じていないことは注目に値する。また、対側応答のタイミングは、同側電極E4で刺激から最も遠くで記録された同側応答のタイミングとほぼ一致する。理論によって拘束されることを意図するものではないが、同側リード線においてE1/E2での刺激源から最も遠い電極E4まで取られた経路は、対側でのE1/E2から電極E1〜E4までの神経経路とほぼ同じ距離または遅延であると考えることができる。

0031

電極アレイ150および152を定位置に留めた状態で、(図4の場合のようにアレイ150ではなく)アレイ152によって逆側の半球にも刺激が印加された。図5a〜5fは、逆側の半球に印加された刺激に対する同側応答および対側応答を示す。特に、図5a〜5dは、リード線152の同側電極E5およびE6に可変振幅の刺激が送達されたのに応答して、リード線150の同側電極E1〜E4で観察された対側応答を示す。ここでも、E1は対側STNに最も深く挿入され、E4は最も浅く挿入された。図5eおよび5fは、リード線152によって支持された電極E7およびE8で観察された同側応答を示し、E5が同側STNに最も深く挿入されており、E8が最も浅く挿入されている。

0032

図5は、対側の効果が双方向性であり、したがって刺激と記録との役割がアレイ間交番され得ることを示す。図5a〜5dは、対側応答が刺激振幅に比例して再び増加し、再び同時に生じることを示す。しかし、図5a〜5dで見られる対側応答は、図4c〜4fでは見られないマルチピーク形態を示す。また、対側応答のピークは、同側ECAPのピークと位置が合わない。したがって、対側応答のいくつかの態様は一方的である。図4および5の結果が得られた患者は片側のパーキンソン病の硬直を示していたことに留意されたい。さらに、対側応答の差は、各半球での異なる伝導速度に起因する可能性が高いことに留意されたい。同側刺激によって測定したときに伝導速度が最も低い側では、対側応答が到来するのもより遅く、これは、第2のピークが図5a〜5dのみで見える理由を説明していると思われる。

0033

脳内の電極位置およびSTNの標的化に関して利用可能ないくつかの自由度がある。そのような自由度は、電極アレイの深さ、アレイに沿った電極の位置(すなわち、従来の刺激電極では1〜4)、電極の向き、または放射状に分布された電極アレイからの電極の選択、ならびにSTNの内外軸および背腹軸に対する電極アレイの位置を含む。任意のまたは全てのそのような因子は、本発明に従って最適化されるか、または少なくとも改善もしくは監視されることがある。

0034

埋込みが完了した後、本発明に従って臨床的取付けを行うこともできる。DBSプログラムパラメータおよび電極選択の目標は、最もロバストな療法効果をもたらす領域を効率的に活性化することである。STNの最も尾側の部分は、運動機能に関連すると識別されており、したがって多くの場合にDBSの標的となる。したがって、プログラムパラメータおよび電極配置の調節は、現行技法への補足として対側応答を見ることによって行うことができる。STNで観察される対側応答を最大化することがSTNの同側尾部区域の最大の刺激に対応する。

0035

広範に述べた本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく、特定の実施形態において示される本発明に対して多くの変形形態および/または修正形態がなされ得ることが当業者に理解されるであろう。したがって、本実施形態は、あらゆる点で例示的なものであり、限定または制約ではないとみなされるべきである。

0036

100深部脳刺激装置、神経刺激装置、刺激装置
110電子モジュール
150、152電極アセンブリ、電極アレイ、電極、リード線
112バッテリ
114遠隔測定モジュール
116モジュール制御装置
118メモリ
120患者設定
122制御プログラム
124パルス発生器
126 電極選択モジュール
128測定回路構成
180神経組織
2刺激電極
4戻り電極
6測定電極
8測定基準電極

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

この 技術と関連性が強い技術

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い法人

該当するデータがありません

この 技術と関連性が強い人物

該当するデータがありません

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ