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図面 (20)

課題・解決手段

試料受け入れ分析を行うデバイスであり、ここで分析は、溶液の使用を含む。このデバイスは、分析される試料を受け入れる試料受入部分と、溶液カプセルとを備える。溶液カプセルは、溶液カプセルが密閉された密封形態と、溶液カプセルと試料受入部分との間で流体連通を提供する流路を介して溶液カプセルの内容物が放出される放出形態と、を有する。デバイスは、さらに、アクチュエーターを備えた双安定放出機構を備える。双安定放出機構は、アクチュエーターに作用した力がしきい値に到達した場合にのみ解放し、アクチュエーターの作動は、密封形態から放出形態への溶液カプセルの一方向変更帰着する。(図2)

概要

背景

例えば人の指の皮膚のような、人間の皮膚の摩擦隆線(friction ridges)によって残された痕跡(impression)は、人の同一性に関する情報を含んでいる。指紋として知られている人の指の痕跡の外観は、それぞれの人に特有であり、人間の同一性を確認するために使用されてもよいことは広く知られている。他の人体部分の皮膚の痕跡の外観もまた、それぞれの人間に特有かもしれないし、よって人間の同一性を確認するために使用されるかもしれない。人間の皮膚のそのような痕跡は、人間の指の皮膚に特定しないとき、皮膚印刷(skin-prints)と呼ばれるかもしれない。

人間の皮膚によって残された痕跡の外観に加えて、痕跡は、さらなる情報を得るためにそれ自身検出されるかもしれない化学種を含んでいるかもしれない。

例えば、人がある物質を取り込んだとき(例えば摂取、吸入、注射により)、その物質は、代謝産物として知られる第2の物質を生じさせる人体によって物質代謝で変化されるかもしれない。特定の代謝産物の存在は、特定の取り込み物質を示すことができる。取り込み物質及び/又は代謝産物は、の中に存在するかもしれないし、それ自体、皮膚印刷例えば指紋の中に残るかもしれない。皮膚印刷におけるそのような代謝産物の検出は、(これらに限定されないが)例えば薬物使用のような、又は、薬剤治療計画あるいは治療計画コンプライアンスのような、最近の生活様式活動に関する非侵襲性検査方法として使用することができる。

重要なことは、皮膚印刷を取得することは、血液、唾液、及び尿等の他の体液を得ることよりもはるかに単純であり、より広範囲の状況でより実現可能である。これだけでなく、皮膚印刷の外観自体が皮膚印刷を提供する人の同一性の確認を提供することから、その物質又は皮膚印刷における物質が個人に関係しているというより大きな確実性もある。これは、皮膚印刷、特に指紋、の代用が外観から直ちに識別可能であり、一方、例えば尿の代用は、外観から直ちに識別可能ではないからである。このように、皮膚印刷における一もしくは複数の物質に関する検査は、一もしくは複数の物質と、皮膚印刷を提供する人間の同一性との間に直接のリンクを提供する。

したがって、皮膚の痕跡が取得される前あるいは後に、皮膚印刷が集められる基質を(無意識に、あるいは意識的に)汚すことができないことは重要である。基質は、皮膚印刷が取得されるほんの短期間でアクセス可能でなければならない。

また代謝産物検出は、信頼できるだけではなく、単純で、効率的で、ユーザーフレンドリーであることも望ましい。さらに、代謝産物の量は、存在する場合に、指紋において期待されるだろう量はマイクロリットルオーダーになりやすいことから、検査精度を最大にするために、皮膚印刷の分析される割合(proportion)を最大にすることが望ましい。

概要

試料受け入れて分析を行うデバイスであり、ここで分析は、溶液の使用を含む。このデバイスは、分析される試料を受け入れる試料受入部分と、溶液カプセルとを備える。溶液カプセルは、溶液カプセルが密閉された密封形態と、溶液カプセルと試料受入部分との間で流体連通を提供する流路を介して溶液カプセルの内容物が放出される放出形態と、を有する。デバイスは、さらに、アクチュエーターを備えた双安定放出機構を備える。双安定放出機構は、アクチュエーターに作用した力がしきい値に到達した場合にのみ解放し、アクチュエーターの作動は、密封形態から放出形態への溶液カプセルの一方向変更帰着する。()

目的

これだけでなく、皮膚印刷の外観自体が皮膚印刷を提供する人の同一性の確認を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

試料受け入れ分析するデバイスであって、ここで分析は、溶液の使用を含み、該デバイスは、分析される試料を受け入れる試料受入部分と、溶液カプセルであって、該溶液カプセルが密閉された密封形態、及び該溶液カプセルと試料受入部分との間で流体連通を提供する流路を介して溶液カプセルの内容物が放出される放出形態、を有する溶液カプセルと、アクチュエーターを含む双安定放出機構であって、該双安定放出機構はアクチュエーターに作用した力がしきい値力に達した事象のみにて放出し、アクチュエーターの作動は密封形態から放出形態への溶液カプセルの一方向変換帰着する、双安定放出機構と、を備えた、デバイス。

請求項2

溶液カプセルの放出形態は、一定割合で流路に流体を供給するように構成されている、請求項1に記載のデバイス。

請求項3

試料受入部分を有する本体部をさらに備え、密封形態から放出形態への溶液カプセルの一方向変換は、本体部に対する溶液カプセルの運動を含む、請求項1又は2に記載のデバイス。

請求項4

溶液カプセルは、回転装着部を介して当該デバイスの本体部に装着され、本体部に対する溶液カプセルの運動は、回転装着部周り回転運動を含む、請求項3に記載のデバイス。

請求項5

本体部に対する溶液カプセルの運動は、並進運動を含む、請求項3に記載のデバイス。

請求項6

溶液カプセル及び流路は、一定の流動率受動的に可能にする、請求項1から5のいずれかに記載のデバイス。

請求項7

双安定放出機構は、スリップラッチを備える、請求項1から6のいずれかに記載のデバイス。

請求項8

双安定放出機構は、穿孔部材と、アクチュエーターの作動の事象において穿孔部材によって刺し通されるように構成された穿孔可能表面とを有する、請求項1から7のいずれかに記載のデバイス。

請求項9

さらに本体部を備え、本体部は穿孔部材を有し、溶液カプセルは穿孔可能表面を有する、請求項8に記載のデバイス。

請求項10

穿孔部材は、一対のピアサーを有する、請求項8又は9に記載のデバイス。

請求項11

流路は、対のピアサーによって境界を付けられている、請求項10に記載のデバイス。

請求項12

特定の溶液に関して、流動率は、(a)対のピアサーのそれぞれによって決定される穿孔面積、(b)対のピアサーの各ピアサー間の隙間寸法、との組合せによって調節される、請求項10又は11に記載のデバイス。

請求項13

各ピアサーは、近位端及び遠位端を有し、遠位端は、近位端よりも鋭く形作られている、請求項9から12のいずれかに記載のデバイス。

請求項14

分析されるさらなる試料を受け入れるさらなる試料受入領域をさらに備える、請求項1から13のいずれかに記載のデバイス。

請求項15

試料受入部分を収容するハウジングをさらに備え、該ハウジングは、少なくとも第1部分及び第2部分を有し、第1部分及び第2部分は、i)試料受入部分がアクセス不可能である第1閉形態から、ii)試料受入部分において皮膚印刷捕獲を可能にするため試料受入部分へのアクセスが可能になる第1開形態へ、及び、続いてiii)試料受入部分が再びアクセス不可能である第2閉形態へ、互いに関連して移動可能であり、ここで当該デバイスは、さらに、第2閉形態に当該デバイスを保持する保持機構を備える、請求項1から14のいずれかに記載のデバイス。

請求項16

保持機構は、第2閉形態外への試料捕獲及び移送ユニット移動許可を無効にする、請求項15に記載のデバイス。

請求項17

試料を受け入れ分析するデバイスであって、ここで分析は、溶液の使用を含み、該デバイスは、溶液を使用し分析される試料を受け入れるウィッキング材料を含む第1試料受入部分と、非多孔質基質を含む第2試料受入部分と、を備えたデバイス。

請求項18

溶液カプセルであって、該溶液カプセルが密閉された密封形態、及び該溶液カプセルと第1試料受入部分との間で流体連通を提供する流路を介して溶液カプセルの内容物が放出される放出形態、を有する溶液カプセルと、アクチュエーターを含む双安定放出機構であって、アクチュエーターは当該アクチュエーターに作用した力がしきい値力に達した事象のみにて作動し、アクチュエーターの作動は密封形態から放出形態への溶液カプセルの一方向変換に帰着する、双安定放出機構と、をさらに備えた、請求項17に記載のデバイス。

請求項19

添付図面を参照して上述したデバイス。

背景技術

0001

例えば人の指の皮膚のような、人間の皮膚の摩擦隆線(friction ridges)によって残された痕跡(impression)は、人の同一性に関する情報を含んでいる。指紋として知られている人の指の痕跡の外観は、それぞれの人に特有であり、人間の同一性を確認するために使用されてもよいことは広く知られている。他の人体部分の皮膚の痕跡の外観もまた、それぞれの人間に特有かもしれないし、よって人間の同一性を確認するために使用されるかもしれない。人間の皮膚のそのような痕跡は、人間の指の皮膚に特定しないとき、皮膚印刷(skin-prints)と呼ばれるかもしれない。

0002

人間の皮膚によって残された痕跡の外観に加えて、痕跡は、さらなる情報を得るためにそれ自身検出されるかもしれない化学種を含んでいるかもしれない。

0003

例えば、人がある物質を取り込んだとき(例えば摂取、吸入、注射により)、その物質は、代謝産物として知られる第2の物質を生じさせる人体によって物質代謝で変化されるかもしれない。特定の代謝産物の存在は、特定の取り込み物質を示すことができる。取り込み物質及び/又は代謝産物は、の中に存在するかもしれないし、それ自体、皮膚印刷例えば指紋の中に残るかもしれない。皮膚印刷におけるそのような代謝産物の検出は、(これらに限定されないが)例えば薬物使用のような、又は、薬剤治療計画あるいは治療計画コンプライアンスのような、最近の生活様式活動に関する非侵襲性検査方法として使用することができる。

0004

重要なことは、皮膚印刷を取得することは、血液、唾液、及び尿等の他の体液を得ることよりもはるかに単純であり、より広範囲の状況でより実現可能である。これだけでなく、皮膚印刷の外観自体が皮膚印刷を提供する人の同一性の確認を提供することから、その物質又は皮膚印刷における物質が個人に関係しているというより大きな確実性もある。これは、皮膚印刷、特に指紋、の代用が外観から直ちに識別可能であり、一方、例えば尿の代用は、外観から直ちに識別可能ではないからである。このように、皮膚印刷における一もしくは複数の物質に関する検査は、一もしくは複数の物質と、皮膚印刷を提供する人間の同一性との間に直接のリンクを提供する。

0005

したがって、皮膚の痕跡が取得される前あるいは後に、皮膚印刷が集められる基質を(無意識に、あるいは意識的に)汚すことができないことは重要である。基質は、皮膚印刷が取得されるほんの短期間でアクセス可能でなければならない。

0006

また代謝産物検出は、信頼できるだけではなく、単純で、効率的で、ユーザーフレンドリーであることも望ましい。さらに、代謝産物の量は、存在する場合に、指紋において期待されるだろう量はマイクロリットルオーダーになりやすいことから、検査精度を最大にするために、皮膚印刷の分析される割合(proportion)を最大にすることが望ましい。

0007

上述の背景技術に対して、試料受け取り分析するためのデバイスが提供される。ここで分析は、溶液の使用を含み、デバイスは、以下のものを備える。即ち、
分析される試料を受け入れ試料受入部分と、
溶液カプセルであって、該溶液カプセルが密閉された密封形態、及び該溶液カプセルと試料受入部分との間で流体連通を提供する流路を介して溶液カプセルの内容物が放出される放出形態、を有する溶液カプセルと、
アクチュエーターを含む双安定放出機構であって、該双安定放出機構はアクチュエーターに作用した力がしきい値力に達した事象のみにて解放(releases)し、アクチュエーターの作動は密封形態から放出形態への溶液カプセルの一方向変更(one-way conversion)に帰着する、双安定放出機構と、
を備える。

0008

この構成において、皮膚印刷、最も可能性のある指紋、は確実に受け取られ、1つ以上の化学種の存在に関して信頼性をもって分析することができる。

0009

さらなる態様では、試料を受け取り分析するためのデバイスが提供される。ここで分析は、溶液の使用を含み、デバイスは、以下のものを備える。即ち、
溶液を使用して分析される試料を受け入れるためのウィッキング材料を備えた第1試料受入部分と、
非多孔質基質を備えた第2試料受入部分と、
を備える。

0010

この構成において、デバイスは、化学分析用のもの及び光学的分析用の別のものという、2つの皮膚印刷、最も可能性のある2つの指紋、を集めることに使用可能である。

図面の簡単な説明

0011

発明の第1実施形態によるデバイスの斜視図を示す。
図1のデバイスの分解立体図を示す。
図1のデバイスの斜視図であって、幾つかの部品が削除され、内部特徴を示すように切り取られた部分を有する斜視図である。
図1のデバイス内に存在する横方向流動型基質の斜視図を示す。
図1のデバイスの溶液カプセルを示す。
表面を削除し内側特徴を明らかにした、図5の溶液カプセルを示す。
デバイスの他の部品に関する図5のカプセルの一部を示す。
カプセルを除去した図1のデバイスに示す。
カプセルが初期形態の状態にある図1のデバイスのカプセルアセンブリを示す。
カプセルがその後の形態の状態にある図1のデバイスのカプセルアセンブリを示す。
カプセルが初期形態の状態にあるカプセルアセンブリの横断面図を示す。
カプセルが初期形態の状態にある図1のデバイスにおける部品の図を示す。
デバイスの構成部である一対のピアサーに集中した、図1のデバイスの部品の拡大図を示す。
一対のピアサーの横断面図を示す。
原位置において引き剥がし片を有する、図1のデバイスの変更を示す。
第1及び第3の両形態において現れるようなシャッターを有し、並びに、初期形態における溶液カプセルを有する図1のデバイスを示す。
第3形態におけるシャッター、及びその後の形態における溶液カプセルを有する図1のデバイスを示す。
内部斜視から図1のデバイスの部品を示す。
発明の第2実施形態によるデバイスの斜視図を示す。
開示の第3実施形態による基質の斜視図を示す。
開示の第3実施形態によるハウジングの下側部分の斜視図を示す。

実施例

0012

発明の特定の実施形態は、例示のみの方法によって添付図面に関して記述されるだろう。

0013

第1実施形態;
第1実施形態に従い、図1に示されるように、試料を受け入れ分析するデバイス1が存在する。第1実施形態は、図2において分解立体図で示される。

0014

デバイスは、ハウジング2と、ハウジング2内に存在し基質4の形態における試料受入材を備える。ハウジング2は、上側部分31及び下側部分32を有する本体部3を備える。下側部分32は、基質4の形状を反映するくぼみ33を備える。ハウジング2はまた、溶液カプセル5を備えた溶液カプセルアセンブリ50を備える。ハウジング2は、基質4の皮膚印刷受入領域42と境を接する試料窓6をさらに備える。
試料窓6の寸法は、指紋等の皮膚印刷におけるエリアの少なくとも一部の受け入れを許可するように構成されてもよい。ハウジング2はさらに、結果窓7、及び本体部3に対して摺動可能なシャッター10を備える。

0015

基質4は、"Fusion5"(商標)等の多孔性ウィッキング(wicking)材料である。溶液カプセル5における脆弱封入部材(enclosing member)54は、ポリプロピレン層及びアルミニウム層を備えた層状材料である。溶液カプセルアセンブリ50(脆弱な封入部材54を除く)は、ポリプロピレンである。ハウジング2の残りの部品は、高密度ポリスチレン(HDPS)である。

0016

ポリプロピレン層及びアルミニウム層を備えた層状材料は、清潔にかつ予想通りに貫通するように選択される。

0017

図1のデバイス1は、上側部分32及び溶液カプセルアセンブリ50が横断面で示され、シャッター10がすべて削除された状態で、図3において再び示される。これは、図1よりも、いくつかの内側特徴をより明らかにする。

0018

基質4は、ハウジング2に装着され、ハウジング2に対して一定位置に存在する。ハウジング2は、基質4を保護することを意図している。ハウジングは、基質4に存在するかもしれない光分解の影響を受け易い物質を保護するために不透明であってもよい。

0019

図4に分離して示される基質4は、皮膚印刷受入領域42、溶液受入領域43、及び分析領域44を備える。分析領域44は、結果ライン45及び制御ライン46を備え、それらの両方は結果窓7内に存在する。分析領域44は、さらに、結果ライン45及び制御ライン46に下流に、吸収溶液シンク47を備え、これは、横方への流れ検査において前のパーツを既に通過した流体を単に吸収するように作用する。基質4の溶液受入領域43は、開口435を備えてもよい。

0020

基質4の溶液受入領域43は、幅が可変である。開口435の近くで、溶液受入領域43は、最も狭い部分である。皮膚印刷受入領域42の方への距離とともに、溶液受入領域43の幅が増加する。

0021

溶液受入領域43は、一定幅の部分、及び分析領域44の方へ幅が狭くなる部分を有してもよい。分析領域44は、一定幅であってもよい。吸収性シンク47の幅は、再びより広くなってもよい。

0022

シャッター10は、基質の方へ内側に面する内面10a、及び外側に面する外面10bを備える。シャッター10は、シャッター10の摺動援助のため、シャッターの外面10bに取っ手(図示せず)をさらに備えてもよい。

0023

シャッター10は、第1位置から、第2位置へ、及び第3位置へ、本体部3に対して移動可能である。

0024

第1位置(図16に示される)では、試料窓6は、シャッター10によってカバーされ、結果窓7は、シャッター10によってカバーされていない。第2位置(図1に示される)では、試料窓6は、シャッター10によってカバーされず、結果窓7は、シャッター10によってカバーされる。第3位置(それは図16に示される第1位置と同じに見える)では、試料窓6は、シャッター10によって再びカバーされ、結果窓7は、シャッター10によってカバーされない。

0025

したがって、外側から見たとき、図示した実施形態の場合では、第1及び第3位置は、同一に見えるかもしれない。しかしながら、一旦、第3位置になると、シャッターは、第2位置へ再び移動することができない点で、第3位置は第1位置と異なる。

0026

このようにして、試料窓6がシャッター10によってカバーされた形態における第1実施形態のデバイス1をユーザーが受け取ったならば、ユーザーは、シャッター10を第2位置へ移動させることを試みるだろう。もしこれが可能でない場合、シャッター10は、既に第3位置にあるからである。したがって、試料窓6によって境を接する皮膚印刷受入領域42はアクセス不能であることから、デバイス1は使用可能ではない。このことは、既に使用されたデバイス1の再使用、あるいは改ざんされたかもしれないデバイス1の使用(したがって、デバイスを使用して得られる結果に影響を及ぼすかもしれない起こり得る汚染)を防止する。

0027

一方、ユーザーがシャッター10を第2位置へ移動することができれば、このことは、デバイス1が以前に使用されておらず、及び、試料窓6によって境を接する皮膚印刷受入領域42が以前に露出されていないことをユーザーに示す。

0028

第1位置とは異なる第3位置は、シャッターが第2位置の後に第1位置に戻るのを防ぎ、また第3位置においてシャッターを保持する、一もしくは複数の内部スナップ式形態によって達成されてもよい。

0029

試料窓6は、ハウジング2の本体部3における開口を備える。その結果、試料窓6は、皮膚印刷受入領域42と境を接する。試料窓6よって皮膚印刷受入領域42は、シャッター10が第2位置にある場合にのみアクセスすることが可能である。

0030

基質4の分析領域44の少なくとも一部は、結果窓7によって境を接する。

0031

溶液カプセルアセンブリ50(図9及び10を参照)は、カプセル縁56、ヒンジ57、及び溶液カプセル5を備える。カプセル縁56は、ベース3における対応の位置決ソケット(380)(図18を参照)へ受け入れられる、カプセル縁の下側(図18を参照)における位置決めピン(680)を介してベース3の上側部分31に取り付けられている。溶液カプセル5は、ヒンジ57を介してカプセル縁56に接続される。カプセル縁56は、カプセル縁56の反対側に存在する一対の傾斜した保護部分58,59を備える。傾斜した保護部分58、59は、カプセル5の側面へのアクセスを防止するように作用し、及び、傾斜した保護部分58、59間の距離よりも大きい物体によってカプセル縁56に対するカプセル5の移動を防止するように作用する。

0032

分離して図5に示されるカプセル5は、側壁521、522、523、524、及び実質的に平面のベース53を有する実質的に固いカップ部分51を備える。側壁521、522、523、524及び平面のベース53は共に、平面のベース53に実質的に対向する開放端を有するカップ形状の貯槽を提供する。溶液カプセル5は、開放端を密閉するように、カップ部分51の開放端の周囲あるいはその近くに留められる脆弱な封入部材54をさらに備える。このようにして、一旦、脆弱な封入部材54がカップ部分51の開放端を密閉すれば、カップ部分51における溶液を溶液カプセル5内に密閉することができる。あるいはまた、脆弱な封入部材54がカップ部分51の開放端を既に密閉した後、溶液がカプセル5に注入されてもよい。

0033

脆弱な封入部材54を除いて、溶液カプセルアセンブリ50(カプセル縁56、ヒンジ57、及び溶液カプセル5を備える)は、単一ピース成型されてもよい。

0034

図6は、溶液カプセル5の固いカップ部分51を示す。固いカップ部分51の側壁は、第1、第2、第3、及び第4の側壁521、522、523、524を備える。第1及び第2側壁521、522は、実質的に等しい長さで、互いに平行である。第3及び第4側壁523、524は、実質的に等しい長さで、互いに平行である。第1及び第2側壁521、522は、第3及び第4側壁523、524よりも長い。第1及び第2側壁521、522は、第3及び第4側壁523、524に垂直である。ヒンジ57は、第1側壁521に隣接する。

0035

側壁の開放端は、それぞれの側壁521、522、523、524における各主面に大部分が垂直である密閉面525を備える。脆弱な封入部材54(図示せず)は、連続溶着密閉(continuous weld seal)を含む締結によって密閉面525に留められる。密閉面は、脆弱な封入部材54を受け入れる前に、三角形断面を有する直立部分528を備える。直立部分528は、脆弱な封入部材54が密閉面525に溶着されるプロセスの間に脆弱な封入部材54へ溶けるように構成されている。

0036

脆弱な封入部材54におけるポリプロピレン層は、対面する2つのポリプロピレン表面が熱溶着プロセス下で共に溶けるために、ポリプロピレンのカプセルアセンブリ50のポリプロピレン直立部分528に隣接して配向される。

0037

第2側壁522は、ヒンジ57の反対側である第2側壁522から内側に突出した一対の突出エレメント526、527を備える。一対の突出エレメント526、527は、実質的に互いに平行である。

0038

ハウジング2は、溶液カプセルアセンブリ50に位置している上側部分、及び本体部3の上側部分31に位置している下側部分を含む凹部60(図8を参照)を備える。

0039

デバイス1は、溶液カプセルが位置する凹部60をより明白に示すために、溶液カプセルアセンブリ50のカプセル5が削除された状態で図8に示されている。

0040

凹部60は、溶液カプセル5のカップ部分51の側壁521、522、523、524よりもわずかに大きく寸法設定された側壁621、622、623、624を備える。凹部60の側壁621、622、623、624は、第1、第2、第3、及び第4の側壁621、622、623、624を備える。第1及び第2側壁621、622は、実質的に等しい長さで、互いに平行である。第3及び第4側壁623、624は、実質的に等しい長さで、互いに平行である。第1及び第2側壁621、622は、第3及び第4側壁623、624よりも長い。第1及び第2側壁521、522は、第3及び第4側壁523、524に垂直である。凹部60の第1、第2、第3、及び第4側壁621、622、623、624は、カプセル5の第1、第2、第3、及び第4側壁521、522、523、524にそれぞれ隣接し平行である。ヒンジ57は、第1側壁621に隣接する。

0041

凹部60はまた、本体部3の表面、特に本体部3の下側部分32の内表面から形成されたベース3aを備える。

0042

凹部60の側壁621、622、623、624の深さは、カップ部分51の側壁521、522、523、524の深さに類似する。溶液カプセルアセンブリ50が本体部3の上側部分31に固定して取り付けられていることから、溶液カプセル5は、ヒンジ57及びカプセル縁56を介して本体部3に枢動可能に装着される。溶液カプセル5の配向は、脆弱な封入部材54がベース3aに面するような状態である。

0043

凹部60の第2側壁622は、凹部60の第1側壁621に対向し、凹部60は、第2側壁622の内部から突出する突起66を備える。突起66(図12を参照)は、凹部60の第2側壁622から凹部60の内側の方へ延在する。凹部60の第1側壁621と突起66の最も奥の表面との間の寸法は、溶液カプセル5の対応する外側寸法(例えば溶液カプセル5の第1側壁521と溶液カプセル5の第2側壁522との間の距離)よりもわずかに小さい。

0044

凹部60の第3及び第4側壁623、624の下端は、突起629a、629bである。

0045

溶液カプセル5の初期形態において(例えば図9及び図11を参照)、溶液カプセル5の第1側壁521に隣接した溶液カプセル5の第1端58は、凹部60の第1端68にて凹部60の第1側壁621の上方へ実質的に突出しない。また初期形態において、溶液カプセル5の第2側壁522に隣接した溶液カプセル5の第2端59は、凹部60の第2端69にて凹部60の第2側壁621から実質的に突き出て位置する。突起66は、凹部69の第2端への溶液カプセル5の第2端の移動を制限するので、溶液カプセル5の第2端59は、凹部60の第2側壁622から突き出て位置する。そうであるから、脆弱な封入部材54はベース3aに面するが、脆弱な封入部材54は、ベース3aと平行ではない。むしろ、脆弱な封入部材54は、カプセルの第1端から溶液カプセル5の第2端へ傾斜する。

0046

突起66の場所及び寸法は、突起66によって提供されるような移動に対する抵抗乗り越えるために、溶液カプセル5の実質的に平面のベース53の第2端59に、一旦、特定のしきい値力がかけられた場合のみ、溶液カプセル5の第2端59が凹部60の第2端69へ移動すること(ヒンジ57周りの回転によって)を可能にするように、構成されている。これは、スリップラッチ(slip latch)として当該技術分野において知られている。しきい値力は、例えば10ニュートンであるかもしれない。一旦、移動に対する抵抗を乗り越え、よって溶液カプセル5の第2端59が凹部60へ移動するように、指定されたしきい値力がかけられたならば、溶液カプセル5のその後の形態(すなわち、溶液カプセル5の初期形態に続く形態)が達成される。図10に示される、この、その後の形態では、脆弱な封入部材54は、ベース3aと実質的に平行であるかもしれない。

0047

図6において明らかなように、溶液カプセル5は、一対のイヤー529a、529bを備える。イヤー529a、529bは、カプセル5の第3及び第4側壁523、524から外側へ延在し、その結果、一方のイヤー529aの外端から他方のイヤー529bの外端までの寸法は、凹部60の幅よりも広い。溶液カプセル5のイヤー529a、529bは、図18に示すように、凹部60の移動止め629a、629b内にそれぞれ受け入れられるように位置する。したがって、イヤー529a、529bは、溶液カプセル5がカプセル縁56に対して持ち上げられるのを防止する。

0048

本体部3は、さらに、一対のピアサー91、92を備える(図13及び図14を参照)。第1実施形態では、ピアサーは、およそ1mmの距離にて相隔てられている。2つのピアサー91、92の各々は、近位端91a、92a及び遠位端91b、92bを備える。各ピアサーの近位端91a、92aは、凹部60内のベース3aに固定され、あるいはベース3aから突出する。各ピアサーの近位端91a、92aは、凹部60の側壁621、622、623、624に対して実質的に中央に存在してもよい。各ピアサーの遠位端91b、92bは、凹部60内のベース3aから突き出て位置する。各ピアサーの遠位端91b、92bは、先のった形状等の、刺し通す機能(piercing feature)あるいは刺し通す外形(piercing profile)を備える。

0049

ピアサー91、92の位置は、溶液カプセル5の初期形態では、ピアサーがカプセル5の脆弱な封入部材54から遠く離れているような、及び、溶液カプセル5のその後の形態では、ピアサーがカプセル5の脆弱な封入部材54を通り突出する(それにより穿孔する)ような、位置である。

0050

基質4は、本体部3のベース3aに平行である。基質4の溶液受入領域43の開口435は、対のピアサー91、92を囲む。

0051

デバイスの使用について、以下に詳細に記述する。しかしながら、ピアサー91、92の特徴は、それらの要求される機能性によって一部分決定される。したがって、以下の段落では、ピアサー91、92の特徴を説明するためにデバイス1の使用におけるいくつかの態様について記述する。ピアサーのそれらの態様は、図14に図示される。

0052

ピアサー91、92間の距離は、バッファーカプセル(buffer capsule)5がその後の形態(脆弱な封入部材54が2つのピアサー91、92のそれぞれの領域で刺し通すような)に入ったとき、バッファーカプセル5に存在する溶液が2つのピアサー91、92の間で引き出され、かつ、2つのピアサー91、92間の溶液に存在する表面張力によって、対のピアサー91、92を囲む基質4の溶液受入領域43によって吸収されるようにバッファーカプセル5から外へ溶液滴(a drop of solution)を引き出す毛管引力作用が生じる、ように構成される。溶液の滴下が2つのピアサー91、92間から放出された直後に、バッファーカプセル5の内側及び外側の圧力を等しくするために、周囲の空気がバッファーカプセル5に入る機会を可能にする、2つのピアサー間での溶液の欠如が存在する。一旦、圧力が等しくなれば、2つのピアサー91、92間でさらに溶液滴が引き出され、そして同じプロセスが繰り返される。

0053

第2側壁522の内側へ突出する対の突出エレメント526、527間のエリア内に存在する脆弱な封入部材54のエリアに対のピアサー91、92が合致するように、対のピアサー91、92は、溶液カプセル5に対して位置決めされる。(この関係は、図7から明らかであり、図7では、脆弱な封入部材54を含む種々の部品は明瞭さのために削除されている。)したがって、使用(さらに以下に記述するように)において、ピアサー91、92が脆弱な封入部材54を刺し通すとき、接合部における引張力(strain force)は減じられ、このことは、横力(transverse forces)の結果として接合部が機能しなくなることを防止する。

0054

さらに、一旦、穿孔が生じれば、溶液カプセル5から外への流路の場所が正確に知られているように、対のピアサー91、92は、溶液カプセル5に対して位置決めされる。

0055

基質4は、溶液を引き出す(あるいは導く(wicks))ウィッキング材料を備えることから、溶液受入領域43に受け取られた溶液は、その領域から皮膚印刷受入領域42の方へ、そして分析領域44に向かって引き込まれる。

0056

基質4(図4を参照)は、横方向流動分析(lateral flow analysis)用に構成することができ、これは当該技術において知られている。以下には、本実施形態の内容における横方向流動方法の簡潔な説明を述べる。この横方向流動技術における変更は、請求範囲権利範囲内にある。

0057

横方向流動型の免疫学的測定法(immunoassays)は、家庭用検査、ポイントオブケア検査(point of care testing)、あるいは実験室アプリケーション用で、試料中における標的分析物の存在あるいは欠如を迅速に検出する単純な検査である。横方向流動型デバイス(lateral flow devices)は、移動相(例えば緩衝液)が毛管作用によって反応行列(reaction matrix)へ流れることができる固体支持体を好ましくは利用し、ここで反応行列は、標的分析物の存在あるいは欠如を示すために、検査場所で色変更あるいは色差等の検出可能な信号が生成可能なところである。ここで使用されるように、用語「毛管作用(capillary action)」は、分子間の表面張力及び引力のような特性により、横方向検査デバイスを横切って分子が引き込まれるプロセスを指す。

0058

ここに記述されるような横方向流動型デバイスは、免疫学的測定法、即ち0.1pgから1μgまでの検査対象を含む試料を分析する方法、において使用するためのものである。免疫学的測定法は、競合結合分析物(competitive binding assay)を含み、ここで検査対象に結合しない(not bound)任意のラベル(label)が付けられたプローブ(例えば抗体)は、検査場所において識別可能な信号を提供し、一方、検査対象へ結合する任意のラベルが付けられたプローブ、例えば免疫複合体の形態における、は、検査場所を通過し、検査場所において識別可能な信号を提供しない。試料に存在する検査対象分子の数が増加するとき、検査場所を通過する結合しないラベルの付されたプローブの量は、減少する。したがって、試料中における検査対象のレベルが高いほど、検査場所での識別可能な信号は、弱くなるだろう。このようなデバイス/方法は、定性検査、即ち試料が関与する検査対象を含んでいるか否か、の実行を可能にする。このようなデバイス/方法はまた、検査場所で信号強度を測定することによって定量検査の実行を可能にしてもよく、それによって、信号強度がより高くなるほど、試料中の検査対象の量は、より少なくなる。

0059

第1実施形態の内容において、その後の形態への溶液カプセル5の移動は、制御された様式において溶液が溶液受入領域43に放出されることに帰着する。溶液は、皮膚印刷受入領域42の方へ基質を下って引き込まれる(導かれる)。溶液は、皮膚印刷受入領域42において存在可能な、皮膚印刷受入領域42における皮膚印刷に存在するかもしれない関与する検査対象等の、化学種を溶かすように選択されている。その溶液(これは関与する検査対象を含んでいる、あるいは含んでいない、かもしれない)は、分析領域44へ基質4を下って引き込まれ続ける。基質4の分析領域44は、より小さいエリアへ溶液を集中させるのを支援するために、皮膚印刷受入領域42と比較して減じられた幅を有してもよい。分析領域44は、ラベルを有する競合結合分析物を含む。もし存在するならば、関与する検査対象は、ラベル付けられた分析物に結合するだろう。ラベルは、蛍光性のタグを備えてもよい。分析領域44は、さらに、結果窓7内に位置決めされた結果ライン45を備える。結果ライン45は、さらに分子、タンパク質−検査対象複合体、を備え、これは基質4における適所に固定される(動けなくされる)。タンパク質−検査対象複合体は、分析物(assay)が、関与する検査対象にまだ結合していない事象(event)において分析物と結合するように選ばれる。したがって、関与する検査対象が存在する場合、利用可能な全ての分析結合場所は塞がれ(occupied)、さらなる分子は分析物と結合できず、よって分析物は通過する。しかしながら、関与する検査対象が不在の場合には、さらなる分子は、基質における適所に固定された分析物と結合する。分析物はラベル付けされているので、一旦、十分な分析物が適所に固定されれば、ラベルは、例えば色の変化によって明らかになる。即ち、結果ライン45は、色を変更するように見える。ラベルは、蛍光性であってもよい。

0060

結果ライン45に加えて、さらに制御ライン46が存在してもよい。制御ライン46は、緩衝液に存在する制御分析物(control assay)を捕らえるように構成されてもよい。制御ライン46の目的は、結果ライン45が色を変更しない(関与する検査対象の不十分な存在を示す)ときでさえ、反応条件が予想通りだったことを示すことであってもよい。

0061

特別な検査対象への適切な感度のために、皮膚印刷を溶かすために使用される溶液の特定量(specific volume)が使用されねばならないことは明らかであろう。デバイス1は、溶液カプセル5における溶液の特定量を供給してもよい。さらに、溶液の特定量がすべて放出され、検査の終わりにて溶液カプセル5にいずれの特定量の溶液も残らないことを保証するために、溶液カプセル5及び溶液放出機構は構成される必要がある。さらに、結合効率を最大にするために、予測可能流動率(flow rate)において溶液を放出するような方法において、溶液放出機構は構成される必要がある。

0062

図示の実施形態におけるデバイスは、約92mmの長さ、約32mmの幅、及び、約6mmの厚さであり、溶液カプセルアセンブリの領域における厚みでは9.5mmまで増加する。試料窓6は、約15mm×15mmである。他の寸法が可能であり、添付の請求範囲内にある。

0063

第1実施形態における使用;
以下の章では、使用における、デバイスの第1実施形態について記述する。
デバイス1は、第1位置におけるシャッター10、及び初期形態(図16に示されたような)における溶液カプセル5を設けている。溶液カプセル5には、正確な量の溶液が供給されている。この量は、人の指紋に存在すると予想されるであろう一もしくは複数の成分を効率的に溶解するように選ぶことができる。より具体的には、それは、検査で検出するように構成された少なくとも関与する化学種を効率的に溶かすために選択されてもよい。

0064

検査を行なうためにデバイスが使用されることになっている場合、シャッター10は、第1位置から第2位置(図1に示すように)へ移動される。これを行うことで、皮膚印刷受入領域42と境を接する、その前にはシャッターによって隠されていた試料窓6は、露出される。ユーザーは、恐らく他の当事者ガイドの下で、皮膚印刷受入領域42に皮膚印刷(最もありそうなものは指紋)を適用する。

0065

一旦、皮膚印刷が皮膚印刷受入領域42に適用されたならば、シャッター10は、第2の位置から第3位置(デバイスが再び図16に示すのと同じに見えるような)に移動される。第3位置では、試料窓6及び皮膚印刷受入領域42は、シャッター10によって再び隠される。代わりに、結果窓7は露出される。また、一旦シャッターが第3位置に存在すれば、シャッターは、第2位置へ戻ることができない。

0066

続いて、ユーザーあるいは他の当事者は、溶液カプセル5の平面のベース53に力を加える。その力がしきい値力(例えば10ニュートン)を超える場合には、溶液カプセル5は、溶液が溶液カプセル5内に密閉される初期形態から、脆弱な封入部材において一対の刺し通された穴を生成するために脆弱な封入部材54が対のピアサー91、92によって刺し通される、その後の形態へ移動する。これは図17に示される。

0067

上述したように、ピアサー91、92間の距離は、バッファーカプセル5がその後の形態に入ったときにバッファーカプセル5に存在する溶液が2つのピアサー91、92間で引き出されるように、構成される。2つのピアサー91、92間で溶液に存在する表面張力は、毛管引力作用を始める。この毛管引力作用は、対のピアサー91、92を囲む、基質4の溶液受入領域43によって吸収される溶液滴(少量の溶液)をバッファーカプセル5の外へ引き込む作用である。溶液滴が2つのピアサー91、92間から放出された直後に、バッファーカプセル5の内側及び外側の圧力を等しくするために、周囲の空気がバッファーカプセル5に入る機会を可能にする溶液の欠如が2つのピアサー間に存在する。一旦、圧力が等しくなれば、2つのピアサー91、92間でさらに溶液滴が引き出され、そして同じプロセスが繰り返される。このように、基質4の溶液受入領域43への溶液の放出は、受動的ではあるが、一定の割合で制御される。

0068

溶液カプセル外への溶液の流動率(rate of flow)は、とりわけ、ピアサー91、92間の幅、及び溶液カプセル5から分配されている溶液の粘度によって影響を受ける。これは、一つには、流路が2つのピアサー91、92によって境界を付けられる(bounded)からである。第1実施形態では、ピアサーは、1mmの距離で互いに隔てられている。次の特性、10%のメタノール、10mMのリン酸緩衝液、0.05%のTween 80、pH7.4 を有する300μlの水溶液が分配される場合、これは、およそ1分から2分の期間にわたり一定の割合で溶液カプセルを出ると予想されるだろう。

0069

溶液カプセル5を出た後、溶液は、溶液受入領域43から皮膚印刷受入領域42へ基質を下って引かれる。ピアサーはほんの1mmで隔てられているので、溶液カプセルの外へ溶液が置かれる場所は、正確である。このようにして、変動は減じられ、結果はより一致する。溶液の源から離れていく距離と共に基質4の幅が広くなることは、皮膚印刷受入領域42が、より広くなることによって、溶液を吸収するより大きな容量を有することから、皮膚印刷受入領域42の方へ溶液を引き込むように作用する。溶液は、皮膚印刷受入領域42から、皮膚印刷に存在するかもしれない化学種を溶かすように作用する。溶液は、溶かされた化学種と共に、基質4をさらに下って引き込まれる。皮膚印刷受入領域42と分析領域44との間の、基質がより細くなる(thinner)ところで、溶液は、より小さなエリアへ集中されるようになる。

0070

上述に近似した割合で溶液を分配するように溶液カプセルを構成することによって、皮膚印刷受入領域に置かれた、平均サイズの人の指紋における化学種を溶解すること、及び、それらの化学種を分析領域44の方へ運ぶことにおいて、比較的高い効率が存在する。

0071

関与する検査対象が皮膚印刷(例えば指紋)に存在し、溶液と共に分析領域44へ運ばれる場合には、皮膚印刷受入領域42の下流だが結果ライン45の上流における分析領域44に存在する、ラベルが付けられた競合結合分析物と、検査対象は結合するであろう。溶液が引き降ろされる共に、ラベルが付けられた競合結合分析物は、基質4をさらに下って引かれる。

0072

ラベルが付けられた競合結合分析物が検査対象と結合していれば(検査対象が存在するので)、溶液が結果ライン45に到達したとき、その結合場所(binding sites)は塞がれるだろうし、それは、結果ライン45において動けなくされている(immobilised)タンパク質−検査対象複合体と結合しない。したがって、ラベルが付けられた複合体は、吸収性シンク47の方へ結果ライン(及び制御ライン)を通過するだろう。

0073

一方、ラベルが付けられた競合結合分析物が検査対象と結合していなければ(検査対象が存在しないので)、溶液が結果ライン45に到達したとき、他方では、その結合場所は、利用可能であり、結果ライン45において動けなくされたタンパク質−検査対象複合体と結合するだろう。したがって、ラベルが付けられた複合体は、結果ラインで目に見えるようになるだろう。

0074

結果ラインで何が起こっても、緩衝液に存在する制御分析物(またラベル付けされた)は、制御ライン46で動けなくされた複合体と結合するだろう。したがって、ラベルが付けられた制御分析物は、制御ライン46で目に見えるようになるだろう。このことは、検査が成功した、つまり結果ライン45が肯定的な結果あるいは否定的な結果を示すという信頼をユーザーに提供する。

0075

第2実施形態;
発明の第2実施形態は、図19に説明されている。この実施形態は、第1実施形態と大部分が類似しており、第2皮膚印刷受入領域41bをさらに備える。第2皮膚印刷受入領域41bは、横方向流動型基質4に依存しないかもしれない第2基質に位置決めされてもよい。例えば、第2基質は、ガラスであってもよい。

0076

第2皮膚印刷受入領域41bは、試料窓6に隣接する第2試料窓6bによって境を接してもよい。横方向流動技術のためにウィッキング材料基質を必要とする第1皮膚印刷受入領域とは異なり、第2皮膚印刷受入領域41bは、非多孔質基質を含んでもよい。

0077

両方の試料窓6、6b、及び両方の皮膚印刷受入領域41、41bは、シャッター10の第1位置においてシャッター10によって隠され、シャッター10の第2位置において露出され、シャッター10の第3位置においてシャッター10によって再び隠されてもよい。

0078

第2実施形態は、開封明示特性(tamper evident feature)をもたらしたときのみ、シャッター10が第3位置から解放可能であるというさらなる特徴を備えるという場合であってもよい。そのような状況での第3位置からの解放は、シャッターが第2位置に戻ることを可能にしてもよく、それにより、2回目の第2試料窓6b及び第2皮膚印刷受入領域41bの露出を行ってもよい。このことは、第2皮膚印刷受入領域41bにおける皮膚印刷の同一性を確認するために、認可されたユーザーが第2皮膚印刷受入領域41bにおける皮膚印刷の画像(image)を分析することを可能にしてもよい。

0079

第2実施形態の他の態様は、第1実施形態とは異なるように明確に記述していないところ、及び/又は図示していないところにおいて、第1実施形態におけるそれらのものと同一であってもよい。

0080

第2実施形態における使用;
第2実施形態の使用は、シャッターが第2位置にあるとき、ユーザーは、試料窓6によって境を接する第1皮膚印刷受入領域41に皮膚印刷をセット(place)するだけでなく、第2試料窓6bによって境を接する第2皮膚印刷受入領域41bに皮膚印刷をセットすることも要求される以外、大部分は第1実施形態のそれと同じである。

0081

さらに、横方向流動技術を使用する皮膚印刷の分析は、第1実施形態のように実行されてもよく、さらに追加して、皮膚印刷の同一性に関する分析は、第2皮膚印刷受入領域41bにおける皮膚印刷を、例えばデータベースにおける皮膚印刷と比較することによって、別々に得るようにしてもよい。

0082

第2実施形態の使用は、第2皮膚印刷受入領域41bにおける第2皮膚印刷の分離した分析を含んでもよい。この分離した分析は、開封明示特性をもたらすことを含んでもよく、第3位置からシャッター10を解放する。分離した分析は、撮影された画像を、例えばデータベースにおける画像と比較するために、第2皮膚印刷を撮影することを備えてもよい。この分析は、必要に応じて、横方向流動分析とは異なる時間及び場所で実行されてもよい。

0083

第3実施形態;
図21は、本開示の第3実施形態のハウジング2の本体部3の下側部分32’を示す。第3実施形態の下側部分32’の比較は、図21図2に示された最下部品と比較することによって第1実施形態の下側部分32とで行うことができる。図20は、第3実施形態で使用される基質4’を示す。これは、図4に図示されるような第1実施形態の基質4に匹敵する。

0084

第3実施形態の下側部分32’と第1実施形態の下側部分32との間に3つの主な相違点がある。

0085

第1に、第3実施形態において、ピアサー91’、92’ の空間的関係が第1実施形態のものと異なる。特に、第3実施形態では、第1実施形態のピアサー91、92よりもピアサー91’、92’は、より離れて位置する。好ましくは、ピアサーは、およそ9mmの距離によって離れて位置している。

0086

第2に、第2実施形態のくぼみ33’は、第1実施形態のくぼみ33とは異なる形状を有する。第1実施形態におけるように、くぼみ33’は、基質4’の形状を反映してもよい。したがって、第3実施形態の基質4’(図20)は、第1実施形態の基質4とは異なる形状であってもよい。

0087

第3に、第3実施形態の下側部分32’は、ロケータ部品34’を備え、これは下側部分32’のくぼみ33’内に基質4を位置決めし及び/又は保持するように作用する。

0088

第1実施形態の基質4のように、第3実施形態の基質4’は、一定幅の部分、及び分析領域44の方へ幅を狭くする部分を有する溶液受入領域43’を有する。分析領域44は、一定幅であってもよい。吸収性シンク47の幅は、再び広いものであってもよい。

0089

しかしながら、第1実施形態の基質4とは異なり、溶液受入領域43’は、その長さのほとんどにおいて、一定幅を有する皮膚印刷受入領域42の部分と同じ幅である。皮膚印刷受入領域42から最も遠い端部の方へ先細りになるのではなくむしろ、その代わりに、皮膚印刷受入領域42から最も遠い溶液受入領域43’の上記端部は、丸まった角部を有する。

0090

基質4’の溶液受入領域43’は、一対の開口435’、435”を備えてもよく、それぞれピアサー91’、92’の開口である。

0091

異なって記述されたところを除き、第3実施形態における部品は、第1実施形態のものと同じであってもよい。

0092

代替物
本発明は、第1あるいは第2実施形態におけるいずれの特別な態様に制限されるものではない。多くの代替態様が添付の請求範囲における権利範囲内にあると考えられる。以下のものは、請求範囲の権利範囲内にある代替態様の包括的ではないリストである。

0093

特に制御された割合で特定量の流体を放出するための、溶液カプセル5(及び溶液が放出される機構)における能力は、種々の異なる方法で達成されてもよい。特に、本発明は、凹部60に対する溶液カプセル5の特別なヒンジ状回転運動に制限されない。例えば、回転動作があるところでは、ピボット等の他の手段によって達成される必要がある。これは、例えば、溶液カプセル5の反対端から伸びる軸を備えるかもしれない。あるいはまた、それは、溶液カプセル5の各側面にある一対の突起部、及び、この対の突起部を受け入れその回転を可能にするように構成した凹部60における対応の一対のソケット部によって達成されてもよい。図示した実施形態では、旋回アレンジメント(pivoting arrangement)は、一体成形ヒンジ(living hinge)によって提供され、これによって、カプセルアセンブリ50を単一の成型ピース(脆弱な封入部材54を除いて)で形成可能にしている。

0094

実際に、本発明は、溶液カプセル5の回転運動に制限されていない。代わりに、例えば、初期形態からその後の形態までの溶液カプセルの移動は、並進運動によるものでもよい。例えば、第1の並進運動位置では、溶液カプセルからの出口は、阻止部材(blocking member)に一致してもよく、一方、第2の並進運動位置では、溶液カプセルからの出口は、基質4の溶液受入領域43に流体が引き込まれることができるチャネルと一致してもよい。そのようなアレンジメントは、スリップラッチ(slip latch)、あるいは代わりの、一方向で2つの放出機構(binary release mechanism)の使用を含んでもよい。

0095

同様に、スリップラッチは、存在する場合(where present)、第1実施形態に関して記述したもの以外の別の手段によって達成されてもよい。

0096

さらに、本発明は、一対の穿孔部材(piercing member)を必要とすることに制限されない。単一の穿孔部材であってもよく、脆弱な封入部材54において1つを超える開口を生成するような方法で恐らく構成されてもよい。あるいはまた、存在する場合、単一の穿孔部材は、流体を中へ引き込む目的を果たすことができる部分であって、この部分内の溶液に存在する表面張力によって、基質4の溶液受入領域43によって吸収されるべきバッファーカプセル5外へ溶液滴を引き出す毛管引力作用に帰着する部分を備えてもよい。

0097

加えて、基質の皮膚印刷受入領域43が使用前に保護される技術は、第1実施形態に関して論じた通りではない場合もある。例えば、第1実施形態の変化例で図15に示すもののように、シャッター10は、第1実施形態に関するシャッター10の第2及び第3位置に対応する2つの位置のみを有してもよい。第1シャッター位置の代わりに、使用前に皮膚印刷受入領域43を保護するための引き剥がし片(tear off strip)があってもよい。このように、シャッター10は、一度のみで、第2位置から第3位置へ一方向のみにて移動する能力を単に必要とする。

0098

特定の実施形態は、溶液カプセル5から溶液受入領域43への流体の流動率の受動的制御を利用しているが、能動的制御が使用されるかもしれないことはありえる。例えば、2態様(binary fashion)にて作動するように構成され、溶液カプセル5から溶液受入領域43へ一定割合で溶液を供給する一定流体速度ポンプ(constant fluid rate pump)があってもよい。

0099

ヒンジ状の溶液カプセル及び対のピアサーは、双安定の放出機構を達成するための1つの選択肢である。他の選択肢が可能であり、請求範囲の権利範囲内にある。用語「双安定の放出(bistable release)」は、2つの状態のみ、つまり完全にオンあるいは完全にオフのいずれか、を必要とすることを意図する。家庭電気スイッチが2つの安定状態(two stable states)のみ(オンあるいはオフ)を有するように構成されているのと同じ態様において、本開示の放出機構は、2つの条件(two conditions)のみ、その両方が安定している、を有することを意図する。しきい値力未満の力の作用は、双安定の放出機構が作動されないことに帰着し、一方、しきい値力以上の力の作用は、双安定の放出機構が完全に作動されていることに帰着する。部分的な作動は、可能でない。しかしながらそれは、一旦、双安定の放出機構が作動されれば、全ての溶液が瞬間的に分配されるということを言うのではない。むしろ、発明の好ましい実施形態では、カプセルから溶液受入領域への溶液の放出は、何十あるいは何百秒にわたって行われる。しかしながら、その作動における2つの特質(binarynature)は、作動において、作動時点から溶液カプセルの溶液が空になり、そして全ての溶液が基質に存在するまで流動率が一定である(デバイスがほぼ水平方向に保持されていると仮定して)、というようなものである。

0100

このようにして、最適な流動率(flow rate)を選ぶことによって、横方向流動分析の目的に関して溶液の効率的な使用を最大にすることができる。

0101

溶液の流動率(rate of flow)は特別の状況において重要であるかもしれないし、また、溶液カプセルに供給された流体の量が特別の状況において重要であるかもしれないけれども、本発明は、もちろん、特定の量あるいは流動率に制限されない。要求される溶液の流動率及び量は、他にも変数はあるが、皮膚印刷受入領域の面積、横方向流動分析のために基質に存在する材料の量、及び検査における所望の感度、を含む要因と関係があるかもしれない。

0102

横方向流動型デバイスの検査場所における検出可能な信号は、検出可能な信号の任意の形態であってもよく、ここで挙げた例に制限されない。検出可能な信号は、例えば蛍光性のマーカーによるものであってもよい。

0103

さらに別の実施形態は、図19に図示された第2実施形態における変形例である。さらなる実施形態は、2つの皮膚印刷受入領域を備えてもよく、ここで両方の皮膚印刷受入領域は、横方向流動分析用に構成されている。換言すると、平行に2つの横方向流動型検査小片が平行に存在してもよい。このデバイスは、適用されるべき2つの皮膚印刷用で、それぞれに一つの皮膚印刷受入領域があり、一方の直後に他方が適用されるように意図されてもよい。しかしながら、2つの検査小片用の分析ステップは、異なる時点で実行されるように意図されてもよい。例えば、皮膚印刷が適用された直後に一方が作動されてもよく、他方はその後に作動されてもよい。

0104

他の代替案及び変更例もまた、添付の請求範囲における権利範囲内にある。

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