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技術 真空遮断器、その為の固定留め具及び関連方法

出願人 イートンコーポレーション
発明者 マーティン・ベルナルデュス・ヨハネス・リューセンカンプジュン・ヤンユーチェン・リー
出願日 2016年3月31日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2017-552967
公開日 2018年4月26日 (2年6ヶ月経過) 公開番号 2018-511920
状態 特許登録済
技術分野 消弧付高圧スイッチで吹付け手段のないもの
主要キーワード 固定留め具 管状シールド 端部蓋 接点並び 内部突起 金属端 絶縁能力 フレキシブルアーム
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題・解決手段

固定留め具(100)は真空遮断器(2)用である。真空遮断器(2)は管状セラミック部材(10)、管状シールド部材(30)及び一対の分離可能接点(4)を含む。シールド部材(30)はセラミック部材(10)に対して内側に配置される。分離可能接点(4)はシールド部材(30)に対して内側に配置される。固定留め具(100)は、セラミック部材(10)に取り付けられたベース(101)とベース(101)から延びる少なくとも1つのフレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)を備える。フレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)はシールド部材(30)をセラミック部材(10)で保持するためにシールド部材(30)と係合する。

概要

背景

真空遮断器はしばしば電力回路遮断器切り替え装置として使用される。真空遮断器は通常、絶縁及び密封された真空室内に配置された分離可能電気接点を含む。真空室は典型的には例えば、限定されないが、多数の端部部材(例えば、限定されないが、金属端板、端部蓋シールカップなどの金属構成要素)に覆われて部分真空に引くことができるエンベロープを形成する電気的絶縁用の多数のセラミック部分(例えば、限定されないが、多数の管状セラミック部)を含む。セラミック部分は典型的には円筒形だが、他の適切な断面形状を利用しうる。

分離可能接点が真空遮断器を流れる電流で開いた場合、接点表面間に金属蒸気アークが生じる。このアークは、典型的には電流がゼロ交差を通過するのに伴い、電流が遮断されるまで続く。金属蒸気がセラミック絶縁体上で凝縮するのを防ぐため、略円筒形の金属蒸気シールドが典型的には接点と真空エンベロープ内部のセラミックの間に備えられる。

既知の真空遮断器は互いに結合された任意の数のセラミック絶縁体を含みうる。2つのセラミック絶縁体を使用する場合、真空遮断器内でセラミック絶縁体を並べるのに手間のかかる方法が必要となり、製造コストが非常に高価となる。さらに、典型的な単一のセラミック絶縁体は、蒸気シールドを保持するためにインサートが設置される溝をセラミック絶縁体の内部に有する。しかし、溝を機械加工することでセラミック絶縁体に微小な亀裂が生じ、これが絶縁の観点で弱い場所となる。真空遮断器を組み立てる別の方法は、セラミック絶縁体の中央の突起を利用して突起の周りで蒸気シールドを変形させることを含む。そのような構成の既知の欠点は、蒸気シールドが固定されておらず、また組み立てに複合工具が必要となることである。追加の設計には内部の突起の面の1つ又は複数を金属化して、蒸気シールドを突起にろう付けすることが含まれる。このような構成は製造するのが非常に高価になる。

したがって、真空遮断器及び真空遮断器用の固定留め具には改良の余地がある。

真空遮断器の組み立て方法にも改良の余地がある。

概要

固定留め具(100)は真空遮断器(2)用である。真空遮断器(2)は管状セラミック部材(10)、管状シールド部材(30)及び一対の分離可能接点(4)を含む。シールド部材(30)はセラミック部材(10)に対して内側に配置される。分離可能接点(4)はシールド部材(30)に対して内側に配置される。固定留め具(100)は、セラミック部材(10)に取り付けられたベース(101)とベース(101)から延びる少なくとも1つのフレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)を備える。フレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)はシールド部材(30)をセラミック部材(10)で保持するためにシールド部材(30)と係合する。

目的

このようにして、固定留め具100は有利なことにシールド部材30が保持される比較的堅固な構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

真空遮断器(2)用の固定留め具(100)であって、前記真空遮断器(2)が管状セラミック部材(10)、管状シールド部材(30)及び一対の分離可能接点(4)を備え、前記シールド部材(30)が前記セラミック部材(10)に対して内側に配置され、前記分離可能接点(4)が前記シールド部材(30)に対して内側に配置された固定留め具(100)であって、前記セラミック部材(10)に取り付けられる構造のベース(101)と、前記ベース(101)から延びる少なくとも1つのフレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)と、を備え、前記少なくとも1つのフレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)が、前記シールド部材(30)を前記セラミック部材(10)で保持するために、前記シールド部材(30)と係合する構造である、固定留め具(100)。

請求項2

前記ベース(101)が円環形であり、前記少なくとも1つのフレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)が複数のフレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)である、請求項1に記載の固定留め具(100)。

請求項3

前記複数のフレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)が各所定の位置(104、105、106、107、108、109)で前記ベース(101)から延び、前記所定の位置(104、105、106、107、108、109)が互いに対して等しく間隔が空いている、請求項2に記載の固定留め具(100)。

請求項4

前記複数のフレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)が第1フレキシブルアーム(120)、第2フレキシブルアーム(150)、第3フレキシブルアーム(160)、第4フレキシブルアーム(170)、第5フレキシブルアーム(180)及び第6フレキシブルアーム(190)を備える、請求項3に記載の固定留め具(100)。

請求項5

前記ベース(101)が円環形であり、前記ベース(101)が中心軸(110)を有し、前記少なくとも1つのフレキシブルアーム(120)が隆起部(121)と鉤爪部(127)を備え、前記鉤爪部(127)が前記ベース(101)から離れていて、前記シールド部材(30)を前記セラミック部材(10)で保持するために一部が前記シールド部材(30)の中へと延びており、前記隆起部(121)が前記鉤爪部(127)を前記ベース(101)へ接続しており、前記鉤爪部(127)と前記隆起部(121)のそれぞれが前記中心軸(110)に対して凹状となっている、請求項1に記載の固定留め具(100)。

請求項6

前記隆起部(121)が第1脚(122)、第2脚(124)及び第3脚(126)を備え、前記鉤爪部(127)が第4脚(128)、第5脚(130)及び第6脚(132)を備え、前記第1脚(122)が前記ベース(101)から延び、前記第2脚(124)が前記第1脚(122)を前記第3脚(126)へ接続し、前記第3脚(126)が前記第2脚(124)を前記第4脚(128)へ接続し、前記第4脚(128)が前記第3脚(126)を前記第5脚(130)へ接続し、前記第5脚(130)が前記第4脚(128)を前記第6脚(132)へ接続し、前記第6脚(132)が前記シールド部材(30)を前記セラミック部材(10)で保持するために少なくとも一部が前記シールド部材(30)の中へと延び、前記第2脚(124)が前記第3脚(126)に対して第1の角度(134)を成し、前記第5脚(130)が前記第6脚(132)に対して第2の角度(136)を成し、前記第2の角度(136)が90度未満であり、前記第1の角度(134)が前記第2の角度(136)より大きい、請求項5に記載の固定留め具(100)。

請求項7

管状セラミック部材(10)と、前記セラミック部材(10)に対して内側に配置された管状シールド部材(30)と、前記シールド部材(30)に対して内側に配置された一対の分離可能接点(4)と、請求項1から6のいずれか1項に記載の固定留め具(100)と、を備える真空遮断器(2)。

請求項8

前記セラミック部材(10)が壁部(12)と前記壁部(12)から内側へ延びる突起(14)を備え、前記固定留め具(100)が前記壁部(12)と前記突起(14)のそれぞれに対して完全に外側に配置される、請求項7に記載の真空遮断器(2)。

請求項9

前記セラミック部材(10)が壁部(12)と前記壁部(12)から内側へ延びる突起(14)を備え、前記少なくとも1つのフレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)が少なくとも部分的に前記突起(14)と前記シールド部材(30)の間に配置される、請求項7に記載の真空遮断器(2)。

請求項10

前記突起(14)が円環形であり、前記突起(14)が第1面(16)と第2面(18)を備え、前記第1面(16)が前記壁部(12)と平行な方向(17)を向いており、前記第2面(18)が前記第1面(16)と略垂直であり、前記ベース(101)が円環形円筒部(102)と前記円筒部(102)から外側へ延びる円環形平面部(103)を備え、前記平面部(103)が前記第1面(16)と略同じ高さであり、前記円筒部(102)が前記第2面(18)と略平行である、請求項9に記載の真空遮断器(2)。

請求項11

前記シールド部材(30)が円環形レッジ(34)を備え、前記レッジ(34)が前記平面部(103)と略平行であり、前記平面部(103)が前記レッジ(34)と略同じ高さであり、前記平面部(103)が前記レッジ(34)と前記第1面(16)の間に配置されている、請求項10に記載の真空遮断器(2)。

請求項12

請求項1から11のいずれか1項に記載の真空遮断器(2)を組み立てる方法であって、前記方法が前記セラミック部材(10)を供給するステップと、前記固定留め具(100)を前記セラミック部材(10)に取り付けるステップと、前記シールド部材(30)を前記セラミック部材(10)に対して内側に配置するステップと、前記シールド部材(30)を前記セラミック部材(10)で保持するために前記シールド部材(30)を前記固定留め具(100)へ押し込むステップであって、前記ベース(101)が前記セラミック部材(10)に取り付けられ、前記少なくとも1つのフレキシブルアーム(120、150、160、170、180、190)が前記シールド部材(30)と係合する、押し込むステップと、前記分離可能接点(4)を前記シールド部材(30)に対して内側に配置するステップと、を含む、方法。

請求項13

前記ベース(101)が円環形であり、前記方法がさらに、前記シールド部材(30)を押して部分的に前記ベース(101)を通過させるステップ、を含む、請求項12に記載の方法。

請求項14

前記セラミック部材(10)が壁部(12)と前記壁部(12)から内側へ延びる円環形突起(14)を備え、前記ベース(101)が円環形であり、前記取り付けるステップが前記ベース(101)を前記突起(14)へ重ねること、を含む、請求項12に記載の方法。

請求項15

前記シールド部材(30)が円環形レッジ(34)を備え、前記ベース(101)が円環形円筒部(102)と前記円筒部(102)から外側へ延びる円環形平面部(103)を備え、前記押し込むステップが前記平面部(103)が前記レッジ(34)と略同じ高さとなるように前記レッジ(34)を前記平面部(103)に重ねること、を含む、請求項14に記載の方法。

技術分野

0001

(関連出願の相互参照
本出願は、2015年4月13日に出願された米国特許出願第14/684,595号に対する優先権及びその利益を主張し、当該出願は参照により本願に援用される。

0002

本開示の概念は概して真空遮断器に関する。本開示の概念はまた真空遮断器用の固定留め具に関する。本開示の概念はさらに真空遮断器を組み立てる方法に関する。

背景技術

0003

真空遮断器はしばしば電力回路遮断器切り替え装置として使用される。真空遮断器は通常、絶縁及び密封された真空室内に配置された分離可能電気接点を含む。真空室は典型的には例えば、限定されないが、多数の端部部材(例えば、限定されないが、金属端板、端部蓋シールカップなどの金属構成要素)に覆われて部分真空に引くことができるエンベロープを形成する電気的絶縁用の多数のセラミック部分(例えば、限定されないが、多数の管状セラミック部)を含む。セラミック部分は典型的には円筒形だが、他の適切な断面形状を利用しうる。

0004

分離可能接点が真空遮断器を流れる電流で開いた場合、接点表面間に金属蒸気アークが生じる。このアークは、典型的には電流がゼロ交差を通過するのに伴い、電流が遮断されるまで続く。金属蒸気がセラミック絶縁体上で凝縮するのを防ぐため、略円筒形の金属蒸気シールドが典型的には接点と真空エンベロープ内部のセラミックの間に備えられる。

0005

既知の真空遮断器は互いに結合された任意の数のセラミック絶縁体を含みうる。2つのセラミック絶縁体を使用する場合、真空遮断器内でセラミック絶縁体を並べるのに手間のかかる方法が必要となり、製造コストが非常に高価となる。さらに、典型的な単一のセラミック絶縁体は、蒸気シールドを保持するためにインサートが設置される溝をセラミック絶縁体の内部に有する。しかし、溝を機械加工することでセラミック絶縁体に微小な亀裂が生じ、これが絶縁の観点で弱い場所となる。真空遮断器を組み立てる別の方法は、セラミック絶縁体の中央の突起を利用して突起の周りで蒸気シールドを変形させることを含む。そのような構成の既知の欠点は、蒸気シールドが固定されておらず、また組み立てに複合工具が必要となることである。追加の設計には内部の突起の面の1つ又は複数を金属化して、蒸気シールドを突起にろう付けすることが含まれる。このような構成は製造するのが非常に高価になる。

0006

したがって、真空遮断器及び真空遮断器用の固定留め具には改良の余地がある。

0007

真空遮断器の組み立て方法にも改良の余地がある。

0008

これらの要求などは、他の利益の中でも迅速で安価にシールド部材セラミック部材で確実に保持することを可能とする真空遮断器、真空遮断器用の固定留め具及び関連方法を対象とした本開示の概念の実施形態により満たされる。

0009

本開示の概念の一態様に従い、真空遮断器用の固定留め具が提供される。真空遮断器は管状セラミック部材、管状シールド部材及び一対の分離可能接点を含む。シールド部材はセラミック部材に対して内側に配置される。分離可能接点はシールド部材に対して内側に配置される。固定留め具は、セラミック部材に取り付けられる構造のベース及びベースから延びる少なくとも1つのフレキシブルアームを備える。フレキシブルアームは、シールド部材をセラミック部材で保持するため、シールド部材と係合する。

0010

本開示の概念の別の態様として、真空遮断器は管状セラミック部材、セラミック部材に対して内側に配置される管状シールド部材、シールド部材に対して内側に配置される一対の分離可能接点並びに、セラミック部材に取り付けられたベース及びベースから延びる少なくとも1つのフレキシブルアームを備える固定留め具を備える。フレキシブルアームは、シールド部材をセラミック部材で保持するため、シールド部材と係合する。

0011

本開示の概念の別の態様として、真空遮断器を組み立てる方法が提供される。真空遮断器は管状セラミック部材、管状シールド部材、一対の分離可能接点及び固定留め具を備える。固定留め具はベース及びベースから延びる少なくとも1つのフレキシブルアームを備える。方法は、セラミック部材を供給するステップ、固定留め具をセラミック部材に挿入するステップ、セラミック部材に対して内側にシールド部材を配置するステップ、シールド部材をセラミック部材で保持するためにシールド部材を固定留め具へ押し込むステップであって、ベースがセラミック部材に取り付けられ、フレキシブルアームがシールド部材と係合する、押し込むステップ及びシールド部材に対して内側に分離可能接点を配置するステップ、とを含む。

図面の簡単な説明

0012

本開示の概念は、好ましい実施形態の以下の説明を添付の図面とともに読むことで完全に理解することができる。
本開示の概念の実施形態に係る真空遮断器の簡略化された断面図であり、シールド部材がセラミック部材で保持されて示される。
図1の真空遮断器用の固定留め具の等角図である。
図2の線3−3に沿った固定留め具の断面図である。
図1の真空遮断器用のシールド部材の等角図である。
本開示の概念の実施形態に係る図1の真空遮断器の簡略化された断面図であり、シールド部材がセラミック部材で保持される前の状態が示される。
図1の真空遮断器の一部の拡大図である。

実施例

0013

図面に示され、以下の明細書で説明される特定の要素は本開示の概念の例示の実施形態過ぎないと理解されるべきである。したがって、本明細書で開示される実施形態に関連する特定の向きや他の物理的な特徴は、本開示の概念の範囲に関して制限していると考えられるべきではない。例えば、限定されないが、図示の実施形態において第2構成要素の「上に」置かれた第1構成要素は、別の実施形態では第2構成要素の「下に」又は「並んで」置くこともできる。

0014

本明細書で使用される場合、用語「数」は1又は1より大きい整数(すなわち複数)を意味する。

0015

本明細書で使用される場合、2つ以上の部品が互いに「接続されている」又は「結合されている」という文は、部品が直接、又は1つ若しくは複数の中間部品を介してのいずれかで接合されていることを意味する。

0016

本明細書で使用される場合、2つ以上の部品が互いに「係合する」という文は、部品が直接、又は1つ若しくは複数の中間部品若しくは構成要素を介してのいずれかで互いに接触し、及び/又は互いに対して力を及ぼしていることを意味する。

0017

本明細書で使用される場合、用語「外側の」は固定留め具のような一つの構成要素が、セラミック部材の内部円筒面又はセラミック部材の内部突起の任意の面のような別の構成要素の面を通って延在していない、ということを意味する。さらに、固定留め具のような構成要素はセラミック部材の壁部又は突起のような別の構成要素によって囲まれることがあり、それでもなお、セラミック部材の壁部及び突起の完全に「外側」に置かれうる。

0018

図1は本開示の概念の非制限的な実施形態に従う(簡略化して示される)真空遮断器2を示す。例の真空遮断器2は、(簡略化して示される)一対の分離可能接点4、単一の管状セラミック部材10、管状シールド部材30及び固定留め具100を含む。シールド部材30はセラミック部材10に対して内側に置かれている。分離可能接点4はシールド部材30に対して内側に置かれている。セラミック部材10は真空遮断器2に電気的絶縁を提供し、また真空を維持することを助ける。動作中に、電流が流れて分離可能接点4が開かれた場合、シールド部材30は金属蒸気(すなわち分離可能接点4の間に生じた金属蒸気)がセラミック部材10の上に堆積するのを防ぐ。

0019

固定留め具100はセラミック部材10とシールド部材30の間に置かれている。この後に非常に詳細に論じられるように、固定留め具100は有利なことにシールド部材30がセラミック部材10で保持されることを可能にする。したがって、真空遮断器2が異なる向きにある場合(例えば、真空遮断器2が異なる電気的切り替え装置(図示せず)で利用されている場合)、シールド部材30はセラミック部材10で確実に保持される。さらに、示されるように、固定留め具100はセラミック部材10の溝を利用することなくシールド部材30をセラミック部材10で保持することができる。そのため、溝がない(すなわち、それゆえにそのような溝の機械加工に関連する微小な亀裂による弱い場所がない)ため、有利なことに絶縁が改善される。

0020

図2は固定留め具100の等角図を示す。固定留め具100は円環形ベース101と、ベース101から延びる多数のフレキシブルアーム120、150、160、170、180、190(6個が示されている)を含む。ベース101は円環形円筒部102と、円筒部102から外側に延びる円環形平面部103を有する。示されるように、フレキシブルアーム120、150、160、170、180、190のそれぞれは互いに対して間隔が空いている。好ましくは、限定されないが、フレキシブルアーム120、150、160、170、180、190のそれぞれは互いに対して等しく間隔が空いている。より具体的には、ベース101は、好ましくは互いに対して等しく間隔が空いている複数の位置104、105、106、107、108、109を有する。すなわち、位置104から位置109への距離は、通常は位置104から位置105への距離と同じである。フレキシブルアーム120、150、160、170、180、190のそれぞれは位置104、105、106、107、108、109のうちの対応するものから延びているため、フレキシブルアーム120、150、160、170、180、190は互いに対して等しく間隔が空いている。したがって、フレキシブルアーム120からフレキシブルアーム190への距離は、通常はフレキシブルアーム120からフレキシブルアーム150への距離と同じである。

0021

その結果、シールド部材30は固定留め具100により均等に支持される。より具体的には、図1を参照すると、シールド部材30は固定留め具100のベース101を通って延在している。フレキシブルアーム120、150、160、170、180、190(図2)は、シールド部材30をセラミック部材10で保持するため、シールド部材30と係合する。図1に示されるように、フレキシブルアーム120は部分的にシールド部材30を支持する。同様に、フレキシブルアーム170は部分的にシールド部材30を支持する。フレキシブルアーム150、160、180、190(図2)も同様に部分的にシールド部材30を支持することが理解されるであろう。フレキシブルアーム120、150、160、170、180、190が互いに対して等しく間隔が空いているため、有利なことに固定留め具100上でシールド部材30を均等に支持することができる。

0022

図3を参照すると、フレキシブルアーム120は隆起部121と鉤爪部127を含む。示されるように、ベース101は中心軸110を有する。隆起部121と鉤爪部127のそれぞれは中心軸110に対して凹状となっている(すなわち、中心軸と対向し、内側へ曲げられている)。以下に非常に詳細に論じられるように、シールド部材30が真空遮断器2内で組み立てられる場合、隆起部121と鉤爪部127のそれぞれが共に動作してシールド部材30をセラミック部材10で保持する。

0023

引き続き図3を参照すると、鉤爪部127はベース101から離れている。隆起部121は鉤爪部127をベース101へ接続する。隆起部121は多数の脚122、124、126を含む。鉤爪部127は多数の脚128、130、132を含む。脚122はベース101から延びている。脚124は脚122を脚126へ接続する。脚126は脚124を脚128へ接続する。脚128は脚126を脚130へ接続する。脚130は脚128を脚132へ接続する。脚124は脚126に対して角度134を成している。脚130は脚132に対して角度136を成している。角度136は好ましくは90度未満である。示されるように、角度134は角度136より大きい。しかし、フレキシブルアーム(図示せず)が、シールド部材30をセラミック部材10で保持するという所望の機能を果たすために脚部材(図示せず)の間で任意の適切な代替の大きさ及び/又は角度を有することは本開示の概念の範囲内である。他のフレキシブルアーム150(図2)、160(図2)、170、180、190のそれぞれが好ましくはフレキシブルアーム120と略同様に構成されることが理解されるであろう。

0024

図4はシールド部材30の等角図を示す。示されるように、シールド部材30は環状溝32と円環形レッジ34を有する。図5を参照すると、セラミック部材10は壁部12と壁部12から内側へ延びる円環形突起14を含む。真空遮断器2を組み立てる方法はセラミック部材10を供給するステップ、固定留め具100をセラミック部材10に取り付けるステップ、セラミック部材10に対して内側にシールド部材30を配置するステップを含むことが理解されるであろう。次に、方法はシールド部材30を固定留め具100へ押し込むステップ、シールド部材30に対して内側に分離可能接点4(図1)を配置するステップを含む。シールド部材30は、シールド部材30をセラミック部材10で保持するため、固定留め具100へ押し込まれる。

0025

固定留め具100はまずセラミック部材10に挿入される。具体的には、固定留め具100のベース101はセラミック部材10へ取り付けるために突起14に重ねられる。シールド部材30が押されて一部がベース101を通り、レッジ34が平面部103と係合する。示されるように、シールド部材30が固定留め具100へ押し付けられる前は、フレキシブルアーム120、170(及び図2のフレキシブルアーム150、160、180、190)はベース101に対して略内側へ延びる。この位置では、フレキシブルアーム170はベース101の平面部103に対して100度から110度の間の角度172で延びている。

0026

引き続き図5を参照すると、組み立て中にシールド部材30はフレキシブルアーム120、170(及び図2のフレキシブルアーム150、160、180、190)を動かす。より具体的には、シールド部材30は中心軸36を有する。シールド部材30が固定留め具100へと押し込まれると、フレキシブルアーム120、170(及び図2で示されるフレキシブルアーム150、160、180、190)は中心軸36から離れる。

0027

説明のため、組み立てた真空遮断器2の拡大図を示す図6を参照する。示されるように、突起14は第1面16と、第1面16に略垂直な第2面18を有する。第1面16は壁部12と略平行な方向17を向いている。平面部103は第1面16と略同じ高さであり、またレッジ34とも略同じ高さである。固定留め具100の円筒部102(図2及び図3)は突起14の第2面18と略平行であることが理解されるであろう。さらに、平面部103はレッジ34と略平行であり、第1面16とレッジ34の間に置かれている。

0028

図6に示される位置では、フレキシブルアーム120は、シールド部材30をセラミック部材10で保持できるようにシールド部材30に押されている。示されるように、フレキシブルアーム120は突起14とシールド部材30の間に置かれている。より具体的には、脚122、128はそれぞれ突起14の第2面18と略平行である。脚124はシールド部材30から離れるように脚122から延びている。脚126はシールド部材30へ向かうように脚124から延びている。脚130はシールド部材30から離れるように脚128から延びている。脚132はシールド部材へ向かうように脚130から延びている。隆起部121と鉤爪部127のこの構成は、有利なことにシールド部材30をセラミック部材10で保持するのを助ける。

0029

加えて、固定留め具100は3つの接触箇所で突起14に保持されており、そのため有利なことに固定留め具100と突起14の間は比較的しっかりと接続されている。示されるように、平面部103は(図6の向きで)突起14の上部と略同じ高さであり、脚124及び/又は脚126が(図6の向きで)突起14の中央部で突起14と係合し、脚130及び/又は脚132が(図6の向きで)突起14の底部と係合する。このようにして、固定留め具100は有利なことにシールド部材30が保持される比較的堅固な構造を提供する。

0030

示されるように、隆起部121は第2面18と係合し、第2面18は逆に隆起部121に対して方向17と垂直な方向20へ力を及ぼす。脚132は隆起部121へ接続されているため、第2面18からの隆起部121への力は脚132をシールド部材30へと押し込む。より具体的には、脚132は脚130から延び、一部がシールド部材30の溝32へと延びる。他のフレキシブルアーム150、160、170、180、190(図2)のそれぞれの脚が、真空遮断器2が組み立てられる場合に同様に一部が溝32へと延びることが理解されるであろう。溝32と脚132の間の関係は、有利なことにシールド部材30が方向37へ動くことを防ぐ。しかし、適切な代替の真空遮断器(図示せず)では、シールド部材(図示せず)の中へは延びずにシールド部材上に置かれるフレキシブルアーム(図示せず)を利用しうることが理解されるであろう。

0031

真空遮断器2が円環形溝32及び円環形レッジ34と関連して説明されてきたが、本開示の概念はシールド部材(図示せず)を固定留め具100で保持し、結果的に突起14で保持するという所望の機能を果たすために任意の適切な代替構成を利用しうることが理解されるであろう。例えば、限定されないが、円環形レッジ34を利用するのではなく、シールド部材(図示せず)を固定留め具100で保持するという所望の機能を果たすために、シールド部材(図示せず)の胴部から外側へ延びる任意の数の突起(図示せず)を利用することは本開示の概念の範囲内である。加えて、円環形溝32を利用するのではなく、フレキシブルアーム120、150、160、170、180、190のそれぞれがその中及び/又はその上へと延びるような、細長い穴及び/又は突起(図示せず)を利用することは本開示の概念の範囲内である。さらに、ろう付け部材(例えば、限定されないが、図示しないワイヤワッシャ)並びに、固定留め具100及びろう付け部材(図示せず)へろう付けされる円筒形シールド部材(すなわち、図示しないが、溝若しくは細長い穴がない、及び/又はレッジがない)を利用することは本開示の概念の範囲内である。

0032

脚132が溝32の中へと延びるため、脚130、132は方向37へ引くことができず、シールド部材30は方向37へ引くことができない。脚132は溝32の中へと延び、溝32に力を及ぼす。さらに、脚130、132は、脚132が溝32の中へと延びる場合は脚130、132がシールド部材30と突起14の間に収まらないため、方向37へ引くことができず、有利なことにシールド部材30がセラミック部材10で保持される。別の言い方をすれば、脚130は接合部131で脚132と接続する。接合部131はシールド部材30と距離133だけ離れている。距離133は第2面18とシールド部材30の間の距離19より大きい。その結果、シールド部材30は隆起部121と鉤爪部127により部分的にセラミック部材10で保持される。

0033

シールド部材30はまた、シールド部材30のレッジ34により部分的にセラミック部材10で保持される。レッジ34が突起14の内径よりも大きな直径を持つため、シールド部材30は突起14を通して引くことができない。このようにして、有利なことにシールド部材30をセラミック部材10で保持することができる。

0034

フレキシブルアーム120(及びフレキシブルアーム150、160、170、180、190(図2))とレッジ34が共に動作してシールド部材30をセラミック部材10で保持するため、真空遮断器2は有利なことに異なる電気的切り替え装置(図示せず)において利用することができる。より具体的には、真空遮断器2が組み立てられる場合に、シールド部材30は方向37又は方向37と反対の方向へ引くことができない。その結果、真空遮断器2は電気的切り替え装置(図示せず)内で任意の向きに置くことができる。例えば、限定されないが、真空遮断器2は(示されるように)レッジ34を平面部103の上にして利用することができ、レッジを平面部と隣り合わせ(図示せず)にして利用することができ、又はレッジを平面部の下(図示せず)にして利用することができる。

0035

加えて、溝の機械加工の必要なしにシールド部材30を単一のセラミック部材10で保持することができるため、そのような溝に関連する絶縁の弱い場所を著しく小さくすることができる。説明のため、固定留め具100が壁部12と突起14のそれぞれの両方に対して完全に外側に置かれていることを示す図6を参照する。別の言い方をすれば、管状セラミック部材10が固定留め具100を囲んでいるが、固定留め具100に壁部12又は突起14の中へと延びる部分はまったくない。むしろ、固定留め具100は突起14の外面に置かれている。すなわち、固定留め具100に第1面16、第2面18又は壁部12(すなわち壁部12の内側円筒面)のいずれかの部分を通って延びる部分はまったくない。

0036

したがって、本開示の概念が、他の利益の中でも溝を利用することなくシールド部材30を単一のセラミック絶縁体10で保持することを可能とする、改良された(例えば、限定されないが、迅速で安価に組み立てられ、確実に保持される)真空遮断器2、その為の固定留め具100及び関連方法を提供し、真空遮断器2を異なる電気的切り替え装置(図示せず)において利用可能としつつ、有利なことに真空遮断器2の絶縁能力を改善することが理解されるであろう。

0037

本開示の概念の具体的な実施形態が詳細に説明されてきたが、これら詳細に対する様々な変更及び代替を本開示の全体の教示を踏まえて開発可能であることが当業者には理解されるであろう。したがって、開示された特定の配置は単なる例示であって、かつ、添付される請求の範囲の全容及びあらゆるすべての均等物により与えられる本開示の概念の範囲に関して限定しないことが意図されている。

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