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技術 無半田接触式同軸ケーブル差込接続装置

出願人 テレフオンアクチーボラゲットエルエムエリクソン(パブル)
発明者 ゲットゥル・マクシミリアンシュトッレ・マンフレートハウンベルガー・トーマス
出願日 2016年3月18日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2017-549022
公開日 2018年4月26日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2018-511916
状態 拒絶査定
技術分野 嵌合装置及び印刷回路との接合
主要キーワード 電気的接触構造 内側環状突起 接触リブ テーパ状側面 分離円板 接触爪 接触隆起 緊締結合
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年4月26日)のものです。
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図面 (15)

課題・解決手段

差込接続装置(1)は、同軸ケーブル(2)を収容する外側筒導体(6)を有する。外側筒導体(6)の内部の中心に配置される同軸ケーブル(2)の内側導体(3)を収容する内部空洞(8)が設けられる。同軸ケーブル(2)の外側導体(4)と電気的に接触する少なくとも1つの接触内面(10)が外側筒導体(6)に設けられる。差込接続装置(1)は、外側筒導体(6)の内部に配置される少なくとも1つのスペーサ(12)を有し、スペーサ(12)は、外側筒導体(6)内に装入可能又は装入される同軸ケーブル(2)の外側導体(4)の先端と外側筒導体(6)との接触を阻止し又は中断し、かつ、外側筒導体(6)への同軸ケーブル(2)の装入状態では、先端に隣接する外側導体(4)の周壁(22)は、径方向に接触内面(10)に電気的に接触可能に又は接触し、好ましくは径方向のみに電気的に接触可能に又は接触する。

概要

背景

電流及び/又は電気信号を伝達するプラグ接続器は、通常電気導線の分離又は接続に用いられる。それらは、多線接続器又は単線接続器として構成される。

差込接続装置の技術分野では、内側導体外側導体及び通常外側導体保護材を有する同軸プラグ接続体に重要な意味があり、通常、内側導体は、電気的に/イオン化電流に対し誘電体を使用して外側導体から分離される。

極力簡単に同軸ケーブルを差込接続装置に接触できる構造が望ましい。特に、半田を使用せずにプラグ又はブッシュとして形成される差込接続装置に同軸ケーブルを接続することが望ましい。

下記特許文献1は、同軸ケーブルを収容する差込接続装置を示す。この差込接続装置では、内側導体と外側導体の間の誘電体を部分的に取り出せるので、内側導体も外側導体も自由に接近できる。もはや誘電体に直接接続しない外側導体部は、その後、径方向外側の周縁部に電気的に接触する。

特許文献1の差込接続装置では、同軸ケーブルに極めて煩雑な準備を行なわなければ差込接続装置に接触できない欠点がある。即ち、極めて正確な間隔で外側導体を誘電体から突出させないと、正確に再現可能に外側導体を電気的に接続できない。

概要

差込接続装置(1)は、同軸ケーブル(2)を収容する外側筒導体(6)を有する。外側筒導体(6)の内部の中心に配置される同軸ケーブル(2)の内側導体(3)を収容する内部空洞(8)が設けられる。同軸ケーブル(2)の外側導体(4)と電気的に接触する少なくとも1つの接触内面(10)が外側筒導体(6)に設けられる。差込接続装置(1)は、外側筒導体(6)の内部に配置される少なくとも1つのスペーサ(12)を有し、スペーサ(12)は、外側筒導体(6)内に装入可能又は装入される同軸ケーブル(2)の外側導体(4)の先端と外側筒導体(6)との接触を阻止し又は中断し、かつ、外側筒導体(6)への同軸ケーブル(2)の装入状態では、先端に隣接する外側導体(4)の周壁(22)は、径方向に接触内面(10)に電気的に接触可能に又は接触し、好ましくは径方向のみに電気的に接触可能に又は接触する。A

目的

本発明の課題は、極力簡単な方法で同軸ケーブルを装着でき、半田を使用せずに極力簡単に再現可能に同軸ケーブルを固定して、電気的接触構造を実現できる差込接続装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

中心軸線(7)上に配置される同軸ケーブル(2)を収容する外側筒導体(6)と、外側筒導体(6)の内部の中心軸線上に配置されて、同軸ケーブル(2)の内側導体(3)を収容する内部空洞(8)と、外側筒導体(6)に設けられて、同軸ケーブル(2)の外側導体(4)に電気的に接触する少なくとも1つの接触内面(10)とを備え、装入すべき又は装入される同軸ケーブル(2)と外側筒導体(6)の少なくとも一部とを機械的に固定して結合し又は結合可能な同軸ケーブル(2)を外側筒導体(6)内に電気的に接触させて収容する差込接続装置(1)において、差込接続装置(1)は、外側筒導体(6)の内部に配置される少なくとも1つのスペーサ(12)を有し、スペーサ(12)は、外側筒導体(6)内に装入可能な又は装入される同軸ケーブル(2)の外側導体(4)の先端と外側筒導体(6)との電気的接触を阻止し又は中断し、外側筒導体(6)内への同軸ケーブル(2)の装入状態では、外側導体(4)の先端に隣接する周壁(22)は、外側筒導体(6)の接触内面(10)に径方向に電気的に接触可能に又は接触し、好ましくは径方向のみで接触内面(10)に電気的に接触可能に又は接触することを特徴とする差込接続装置。

請求項2

外側筒導体(6)の接触内面(10)と、同軸ケーブル(2)の外側導体(4)の周壁(22)とを無半田で電気的に接触させた請求項1に記載の差込接続装置(1)。

請求項3

外側筒導体(6)内に装入可能な又は装入された同軸ケーブル(2)の外側導体(4)の先端かつ/又は外側導体(4)と内側導体(3)との間の誘電体(5)の少なくとも一部を支持する径方向突起(20)を、中心軸線(7)方向に突出して外側筒導体(6)に形成した請求項1又は2に記載の差込接続装置(1)。

請求項4

a)誘電材料により径方向突起(20)を形成し又は被覆しかつ誘電材料によりスペーサ(12)を形成し、b)径方向突起(20)とは別体のスペーサとしてスペーサ(12)を形成し、装入可能な同軸ケーブル(2)の外側導体(4)の先端とかつ/又は誘電体(5)の少なくとも一部と径方向突起(20)との間にスペーサ(12)を配置し、又はc)径方向突起(20)、スペーサ(12)又は差込接続装置(1)の誘電体(70)により、外側導体(4)を越えて突出する同軸ケーブル(2)の誘電体(5)の先端を支持し、外側筒導体(6)内に装入可能な又は装入された同軸ケーブル(2)の外側導体(4)の先端と外側筒導体(6)との電気的接触を阻止し又は中断する請求項3に記載の差込接続装置(1)。

請求項5

スペーサ(12)は、同軸ケーブル(2)の内側導体(3)を配置する開口部を中央に形成した円板を有し又は円板からなり、円板の外径は、装入可能な又は装入された同軸ケーブル(2)の外側導体(4)の外径より大きいか又はそれに等しい請求項3又は4に記載の差込接続装置(1)。

請求項6

スペーサ(12)は、収容すべき又は収容された同軸ケーブル(2)側に突出する円錐状又は角錐状の隆起部(60)を備え、隆起部(60)を貫通して形成される開口部は、中心軸線(7)の領域内で収容すべき又は収容された同軸ケーブル(2)の内側導体(3)を収容する請求項5に記載の差込接続装置(1)。

請求項7

外側筒導体(6)及び/又は接触内面(10)に対する径方向突起(20)の角度は、80°と100°の間の領域内、好ましくは85°と95°の間の領域内、より好ましくは90°である請求項3〜6の何れか1項に記載の差込接続装置(1)。

請求項8

複数の接触突起及び/又は複数の接触爪を接触内面(10)に設けた請求項1〜7の何れか1項に記載の差込接続装置(1)。

請求項9

中心軸線(7)周り周方向に一定角度間隔変位して、外側筒導体(6)の内壁(21)に複数の接触突起及び/又は複数の接触爪を接触内面(10)に配置した請求項8に記載の差込接続装置(1)。

請求項10

中心軸線(7)に対し平行に又は螺旋状に延びる切断縁を複数の接触突起及び/又は複数の接触爪に設けた請求項8又は9に記載の差込接続装置(1)。

請求項11

互いに接近する鋭角の一対のテーパ状側面(101,102)により複数の切断縁を形成した請求項10に記載の差込接続装置(1)。

請求項12

外側筒導体(6)と同軸ケーブル(2)との機械的固定構造は、加締結合及び/又は固定結合で構成され又はそれを有する請求項1〜11の何れか1項に記載の差込接続装置(1)。

請求項13

機械的固定構造を構成する外側筒導体(6)の端部(23)は、軸方向に接触内面(10)から離間し、外側筒導体(6)に装入可能な又は装入された同軸ケーブル(2)の外側導体(4)と外側筒導体(6)とは、接触内面(10)を介して電気的に接触する請求項1〜12の何れか1項に記載の差込接続装置(1)。

請求項14

外側筒導体(6)に装入可能な又は装入された同軸ケーブル(2)の外側導体(4)に電気的に接触する接触内面(10)を、外側筒導体(6)の端部(23)よりも内部空洞(8)の近くに形成した機械的固定構造を構成する請求項13に記載の差込接続装置(1)。

請求項15

外側筒導体(6)の端部(23)に形成される収容室内に固定環(50)をねじ連結して、固定環(50)と固定すべき同軸ケーブル(2)との間に径方向締付力を作用させて、中心軸線(7)から離間して径方向外側に外側筒導体(6)の端部(23)を拡径する請求項13又は14に記載の差込接続装置(1)。

請求項16

固定すべき同軸ケーブルの外側導体(4)は、外側筒導体(6)の端部(23)に嵌合されかつ外側筒導体(6)の端部(23)に固定環(50)を径方向に押圧して、固定すべき同軸ケーブル(2)と固定環(50)との間に径方向の締付力を作用する請求項13又は14に記載の差込接続装置(1)。

請求項17

外側筒導体(6)は、少なくとも機械的固定構造を形成する領域内に軸方向の切込みを備えかつ/又は固定環(50)と軸方向に重なる長さの一部分内に切込みを形成した請求項15又は16に記載の差込接続装置(1)。

請求項18

外側筒導体(6)と少なくとも1つの接触内面(10)とを一体に形成し又は複数に分割して形成した請求項1〜17の何れか1項に記載の差込接続装置(1)。

請求項19

外側筒導体(6)の接触内面(10)は、装入可能な又は装入される同軸ケーブル(2)の外側導体(4)の周壁(22)の外周領域に接触し、接触する外周領域は、先端から軸方向に0.5cmより短く、好ましくは0.3cmより短く、更に好ましくは0.2cmより短く延伸する請求項1〜18の何れか1項に記載の差込接続装置(1)。

技術分野

0001

本発明は、装入される同軸ケーブル電気的に接触する差込接続装置に関する。

背景技術

0002

電流及び/又は電気信号を伝達するプラグ接続器は、通常電気導線の分離又は接続に用いられる。それらは、多線接続器又は単線接続器として構成される。

0003

差込接続装置の技術分野では、内側導体外側導体及び通常外側導体保護材を有する同軸プラグ接続体に重要な意味があり、通常、内側導体は、電気的に/イオン化電流に対し誘電体を使用して外側導体から分離される。

0004

極力簡単に同軸ケーブルを差込接続装置に接触できる構造が望ましい。特に、半田を使用せずにプラグ又はブッシュとして形成される差込接続装置に同軸ケーブルを接続することが望ましい。

0005

下記特許文献1は、同軸ケーブルを収容する差込接続装置を示す。この差込接続装置では、内側導体と外側導体の間の誘電体を部分的に取り出せるので、内側導体も外側導体も自由に接近できる。もはや誘電体に直接接続しない外側導体部は、その後、径方向外側の周縁部に電気的に接触する。

0006

特許文献1の差込接続装置では、同軸ケーブルに極めて煩雑な準備を行なわなければ差込接続装置に接触できない欠点がある。即ち、極めて正確な間隔で外側導体を誘電体から突出させないと、正確に再現可能に外側導体を電気的に接続できない。

先行技術

0007

米国特許第8550843号公報

発明が解決しようとする課題

0008

従って、本発明の課題は、極力簡単な方法で同軸ケーブルを装着でき、半田を使用せずに極力簡単に再現可能に同軸ケーブルを固定して、電気的接触構造を実現できる差込接続装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

この課題は、独立請求項1に記載する差込接続装置により実現される。下位請求項は、本発明に係る差込接続装置の好適な実施の形態を記載する。

0010

本発明の差込接続装置は、外側筒導体と、中心軸線上に配置される外側筒導体内に装着される同軸ケーブルとを備える。差込接続装置は、外側筒導体の内部に中心整合して形成されかつ内側導体を収容する内部空洞を有する。装入すべき又は装入される同軸ケーブルの外側導体と電気的に接触する接触内面が外側筒導体に設けられる。外側筒導体の少なくとも1部分と、収容すべき又は収容される同軸ケーブルとを機械的固定構造により強固に接続し又は結合することができる。外側筒導体内に装入可能な又は装入される同軸ケーブルの外側導体の先端と、外側筒導体との電気的接触を阻止し又は中断する少なくとも1つのスペーサが外側筒導体の内部に配置される。装入状態では、同軸ケーブルの外側導体の先端に隣接する周壁は、外側筒導体内の接触内面に径方向に電気的に接触可能であり若しくは接触し又は径方向にのみ電気的に接触可能であり又は接触することが好ましい。特に、正確に設定された箇所でのみ同軸ケーブルの外側導体を接触内面に電気的に接触させることが有効である。径方向にのみ電気的に接触して、誘電材料で形成されるスペーサにより通電を阻止し、先端を介する長さ方向電流を阻止することが好ましい。

0011

また、本発明の差込接続装置では、中央軸線方向に突出する径方向突起が外側筒導体に設けられ、外側筒導体に装入可能な又は装入される同軸ケーブルの外側導体と内側導体の間の誘電体の少なくとも一部は、径方向突起に支持され又は外側導体の先端は、径方向突起により支持される。径方向突起の支持により、外側筒導体内の所定の停止位置(ストッパ)に同軸ケーブルを装入することができる。同軸ケーブルの誘電体の少なくとも一部のみを外側筒導体に当接させると、外側導体自体又は外側導体は、径方向突起に接触せず、径方向突起を導電性材料で構成できる。

0012

外側筒導体内に装入可能な又は装入される同軸ケーブルの外側導体の先端と外側筒導体との電気的な接触は、下記構造により阻止又は中断される:
a)誘電材料製の又は誘電材料で被覆される径方向突起によりスペーサを形成し;又は
b)外側導体の先端及び/又は装入可能な同軸ケーブルの誘電体の少なくとも一部と径方向突起との間に径方向突起とは別体のスペーサを配置し、又は
c)外側導体を越えて突出する同軸ケーブルの誘電体の先端を径方向突起、スペーサ又は差込接続装置の誘電体で支持する。

0013

その場合に、径方向突起は、同時にスペーサを兼用し又は例えば、径方向突起とは別体のスペーサを径方向突起上に支持することが好ましい。特に、外側導体を越えて誘電体が突出すると、通電可能な径方向突起又はスペーサと外側導体の先端との電気的接触を確実に回避できる。

0014

更に、収容すべき又は収容される同軸ケーブルの先端に向く円錐状又は四角錐等の角錐状の隆起部をスペーサに設け、中心軸線に沿ってスペーサの隆起部に形成される開口部内に同軸ケーブルの内側導体が配置される。これにより、収容すべき又は収容される同軸ケーブルの内側導体と外側導体との間の誘電体内に円錐状又は角錐状のスペーサ(分離円板)が少なくとも部分的に押し込まれる利点を生ずる。次に、外側筒導体の接触内面と径方向のみで接触する外側導体は、同軸ケーブルの環状断面を形成し、内側導体方向への外側導体の押圧が確実に阻止される。スペーサの隆起部は、接触内面の軸方向長さと同じ高さであることが好ましい。

0015

外側筒導体かつ/又は接触内面に対して、径方向突起は、角度80°と100°の間、好ましくは角度85°と95°の間、より好ましくは角度90°を形成する。それにより、同軸ケーブルは、外側筒導体内に中心整合して配置される。

0016

接触内面は、中心軸線を中心とする周方向に一定の角度間隔でかつ互いに離間して外側筒導体の内壁に形成される複数の接触突起接触隆起接触リブ)及び/又は複数の接触爪(接触ウェブ)を有する。複数の接触突起又は複数の接触爪により、同軸ケーブルの外側導体は、外側筒導体の接触内面に均一に電気的に接触する。

0017

圧着圧縮湾曲化、曲げ、襞寄せ化、波形化、溝形成等の加締結合及び/又は緊締締結締金等の固定結合により、差込接続装置の外側導体と接触内面との間に機械的固定構造を付加的に形成できる。固定構造は、螺着(ねじ結合)を含む。

0018

機械的に固定される端部に対し軸方向に離隔する外側筒導体の接触内面を介して、装入可能又は装入される同軸ケーブルの外側導体と、外側筒導体とを電気的に接触させる差込接続装置を構成することもできる。従って、同軸ケーブルに引張力が作用しても、電気的接触部に機械的変化又は電気的変化が生じない。電気的接触部は、外側筒導体と同軸ケーブルとの間で主要な電流が流れる電気連絡部である。これに対し、機械的固定部は、外側筒導体に同軸ケーブルを装入した後に径方向内側の締付力を外側筒導体に加えて、同軸ケーブルを外側筒導体に機械的に固定する固着部である。外側筒導体の端部に機械的締付力を作用し又は加えるとき、外側筒導体に装入可能な又は装入される同軸ケーブルの外側導体と、外側導体に接触する接触内面とを、外側筒導体の端部よりも内部空洞のより近くに配置することが好ましい。

0019

外側筒導体の端部に固定環収容室を形成し、外側筒導体の端部内の収容室内に固定環を回転装入して、径方向外側に向かって中心軸線から離れる方向に収容室を拡径することにより、固定環と固定すべき同軸ケーブルとの間に径方向締付力(圧接力)を作用する差込接続装置を構成することもできる。

0020

固定すべき同軸ケーブルの外側導体に外側筒導体の端部内面を接触させ、外側筒導体の端部に固定環をねじ連結して、固定環と固定すべき同軸ケーブルとの間に径方向締付力(圧接力)を作用させる構成を差込接続装置に付与してもよい。

0021

従って、装入可能又は装入される同軸ケーブルの外側導体の外周壁に外周領域を設けて、外側筒導体の接触内面を接触させる外周壁の外周領域は、外側導体の先端から軸方向に0.5cmよりも少なく、好ましくは0.3cmよりも少なくとも、特に好ましくは0.2cmよりも少なく延伸して差込接続装置を構成することもできる。これは、同軸ケーブルの始端で電気的に直接接触させて、特に内部変調歪特性を良好に確保できることを意味する。

図面の簡単な説明

0022

本発明の種々の実施の形態を図面について以下説明する。図面上同一の対象には、同一の参照符号を付する。複数の図面の該当する図は、以下を詳細に示す:

0023

同軸ケーブルの両端を接続する雄型プラグ(ブッシュ)の本発明による差込接続装置(コネクタ)の略示断面図
同軸ケーブルの両端を接続する雌型ジャックレセプタ)の本発明による差込接続装置(コネクタ)の略示断面図;
プラグ形式とブッシュ形式の同軸ケーブルの互いに螺合して両端を接続した差込接続装置の側面図;
電気的接触部を機械的固定部から分離して同軸ケーブルを装入した差込接続装置の断面図;
垂直に配置した複数の接触突起及び/又は複数の接触爪形式の接触内面を示す外側筒導体内壁の部分展開図;
電気的接触部と機械的固定部とを空間的に分離せずに外側筒導体に同軸ケーブルを装入し固定した差込接続装置の断面図;
電気的接触部を機械的固定部から分離し、接触内面を一体に形成した外側筒導体に同軸ケーブルを装入した差込接続装置の断面図;
外側筒導体内に同軸ケーブルを装入し、電気的接触部を機械的固定部から分離して、外側筒導体と同軸ケーブルの間に配置した固定環を回転して、外側筒導体を同軸ケーブルに機械的に固定する差込接続装置の断面図;
電気的接触部を機械的固定部から分離し、外側筒導体に装入した同軸ケーブル周りに回転して固定環を外側筒導体にねじ連結する差込接続装置の断面図;
4個の切込みを設けた外側筒導体及び/又は固定環の断面図;
同軸ケーブルの誘電体に押圧される角錐状断面又は円錐状断面の隆起部と、内側導体を収容する開口部とを有するスペーサを同軸ケーブルの先端に取り付けた実施の形態を示す断面図;
同軸ケーブルの誘電体のみに接触するスペーサを示す断面図;
外側導体を越えて突出する誘電体を備える同軸ケーブルを外側筒導体に装入した差込接続装置の断面図;
外側導体を越えて突出する誘電体を径方向突起に当接して同軸ケーブルを外側筒導体に装入した差込接続装置の他の断面図。

実施例

0024

図1Aは、外側筒導体6に同軸ケーブル2を装入したプラグ形式の本発明の差込接続装置(プラグコネクタ)1の略示断面図である。同軸ケーブル2は、内側導体3と、内側導体3を包囲する外側導体4と、内側導体3と外側導体4との間に配置される誘電体5とを有する。外側導体4の外側には、図示しない保護被覆シース)が設けられる。

0025

差込接続装置1は、外側筒導体6と、外側筒導体6に形成される内部空洞8とを備える。中心軸線7に沿って配置される同軸ケーブル2は、外側筒導体6内に嵌合される。同軸ケーブル2の内側導体3を装入する内部空洞8内には、例えば、ばね片が配置される。内部空洞8の中心も、外側筒導体6の内部、即ち中央軸線7上に配置することが好ましい。

0026

外側筒導体6の内側に設けられる少なくとも1つの接触内面10は、同軸ケーブル2の外側導体4に電気的に接触する。接触内面10は、外側筒導体6の内壁21の所定部分にのみ又は内壁21の領域全体に接触して軸方向に延伸する。外側筒導体6内に装入すべき又は収容される同軸ケーブル2の外側導体4と外側筒導体6の接触内面10を介して、全く半田を使用せずに、即ち完全に半田なしで外側筒導体6の内壁21と接触内面10とを電気的に接触することが好ましい。これは、半田を挿入せず又は介在させずに、特に外側導体4と接触内面10とを電気的に接続することを意味する。同軸ケーブル2の内側導体3についても、同様に無半田電気接続が行われる。即ち、半田を使用せずに、内側導体3は、内部空洞8に電気的に接続される。

0027

本発明の差込接続装置1の実施の形態は、所謂スペーサ12を備える。スペーサ12は、中央に開口部を形成した円板状の誘電体が好ましい。同軸ケーブル2の内側導体3は、スペーサ12の開口部内に配置される。スペーサ12は、収容すべき同軸ケーブル2を支持すると同時に、スペーサ12は、同軸ケーブル2の外側導体4の先端から外側筒導体6への電流を遮断する。同軸ケーブル2の外側導体4は、外側筒導体6の接触内面10と径方向にのみ接触する。

0028

スペーサ12を種々の直径で形成できる。外側筒導体6内に装入される同軸ケーブル2の直径よりもスペーサ12の直径を小さく形成できる。この場合に、スペーサ12は、間隙保持片となり、同軸ケーブル2の外側導体4の先端と外側筒導体6との間のイオン化電流を空気間隙により阻止する。

0029

図示しない保護被覆を除き、収容すべき同軸ケーブル2の直径に相当する寸法で、スペーサ12の直径を選択できる。また、スペーサ12は、同軸ケーブル2の誘電体5のみでなく、外側導体4も支持するので、接触内面10を介して径方向にのみ電流が流れる。

0030

収容すべき同軸ケーブル2の直径より大きい直径のスペーサ12でも勿論よい。スペーサ12の直径は、スペーサ12の厚みの係数10、特に係数20より大きいことが好ましい。また、円板状以外に、例えば、矩形状又はn角形状等の多角形断面をスペーサ12に付与してもよい。この場合に、外側筒導体6の内部でのスペーサ12の回転を確実に阻止できる。

0031

収容すべき同軸ケーブル2の先端とは逆のスペーサ12側に、例えば、導電性被覆を設けて、内部空洞8方向に進む漂遊電磁ノイズをより低減できる。

0032

適切な電気絶縁、誘電体5の支持、内側導体3の支持、径方向突起20との当接等種々の機能にスペーサ12が、有効である。また、半田を完全に省略して同軸ケーブル2を有する差込接続装置1の大量生産に適する。

0033

プラグ形式の差込接続装置1を相手片に機械的に強固に結合する接続ナット11も示す。外側筒導体6は、中心軸線7と平行に接続ナット11から突出する。

0034

相手片、即ちブッシュ形式の差込接続装置1’にプラグ形式の差込接続装置1を結合する差込接続装置が、外側筒導体6に対向して設けられる。

0035

この種のブッシュ形式の差込接続装置1’を図1Bに示す。図1Aに示す差込接続装置1と同様に、同軸ケーブル2は、差込接続装置1’に嵌合される。

0036

図1Cは、例えば、六角ナット等の接続ナット11で互いに結合したプラグ形式の差込接続装置1と、ブッシュ形式の差込接続装置1’とを示す。

0037

図2Aは、電気的接触部を機械的固定部から分離して、外側筒導体6に同軸ケーブル2を固定した本発明の差込接続装置1の断面を示す。この固定構造でも、同軸ケーブル2は、外側筒導体6内に装入される。同軸ケーブル2の外側導体4は、接触内面10を介して差込接続装置1の外側筒導体6に電気的に接続される。同軸ケーブル2の先端は、少なくとも部分的にスペーサ12に接触し支持される。図2Aに示す実施の形態では、スペーサ12は、少なくとも部分的に径方向突起20に支持される。径方向突起20を外側筒導体6と一体に形成し又は設けることが好ましい。また、中心軸線7を中心に径方向突起20を径方向に形成することが好ましい。径方向突起20を同時にスペーサ12として機能させてもよい。この場合に、非導電性材料で径方向突起20を形成し又は非導電性材料で被覆することが好ましい。従って、中心軸線7に対し平行な径方向突起20の軸方向厚みは、スペーサ12の厚みにほぼ等しいか又は相当する。スペーサ12は、径方向突起20より厚くても、薄くてもよい。

0038

同軸ケーブル2の内側導体3は、スペーサ12の開口部内に配置される。スペーサ12の開口部内に内側導体3を挿通すると、中心軸線7に直角なスペーサ12の径方向運動が制限される。例えば、外側筒導体6の内壁21に直接隣接し又は支持される大きさの直径をスペーサ12に付与できる。

0039

図2Aに示す例では、収容すべき同軸ケーブル2の直径とほぼ同一直径をスペーサ12に付与するので、スペーサ12と外側筒導体6の内壁21との間に径方向隙間が生じる。

0040

接触内面10は、外側筒導体6の内壁21に形成される。接触内面10は、径方向突起20の直上から開始し、収容すべき同軸ケーブル2に沿って軸方向に延びる。即ち、スペーサ12の周面に部分的に対向する接触内面10は、収容すべき同軸ケーブル2の外側導体4の一部とも部分的に接触可能である。また、スペーサ12の表面の上方から接触内面10を開始してもよい。

0041

中断部、特に軸方向の中断がなく接触内面10を形成することが好ましい。

0042

例えば、複数の接触突起かつ/又は複数の接触爪により接触内面10を形成できる。また、外側筒導体6と一体に接触内面10を形成できる。

0043

接触内面10を形成する複数の接触突起及び/又は複数の接触爪は、中心軸線7に対して平行に又は螺旋状に延びる切断縁を備えることが好ましい。図2Aに矢指する径方向締付力Fが加えられるとき、接触内面10は、収容される同軸ケーブル2の外側導体4内に押圧されて電気的接触部を形成する。

0044

複数の接触突起及び/又は複数の接触爪で形成される接触内面10の上端は、径方向外側から径方向内側に向かい斜め下方に径方向突起20と同一方向に突出するので、外側筒導体6内に同軸ケーブル2を装入する際の装入案内部となる。接触内面10の上側は、径方向突起20の最遠に配置される。接触内面10の上側を湾曲形状に形成してもよい。

0045

同軸ケーブル2の装入状態では、接触内面10は、外側導体4の先端に隣接する周壁22に接触する。接触内面10と周壁22とは、径方向でのみ接触する。接触内面10は、装入される同軸ケーブル2の外側導体4の周壁22に接触するが、接触内面10と周壁22との接触領域は、装入される同軸ケーブル2の外側導体4の周壁22の先端から始まり、スペーサ12から軸方向に0.5cmより少なく、好ましくは0.3cmより少なく、より好ましくは0.2cmより少なく離れて延伸する領域である。

0046

外側筒導体6の端部23は、内部空洞8から最遠端部にて部分的に径方向内側、即ち中心軸線7方向に屈曲し又は少なくとも一部分中心軸線7方向に延伸する。外側筒導体6の端部23は、機械的固定により差込接続装置1に収容される同軸ケーブル2に接続又は結合される。図2Aに示す実施の形態では、同軸ケーブル2に対する外側筒導体6の機械的固定は、例えば加締結合及び/又は緊締結合である。加締結合は、取外不能結合である。機械的に固定するとき、図2Aの矢指で示す締付力Fは、外側筒導体6の端部23に対し径方向内側に加えられる。径方向内側への締付力Fにより、外側筒導体6の端部23は、中心軸線7を圧縮する方向に径方向内側に押圧されて変形する。また、径方向内側への締付力Fにより、外側筒導体6の接触内面10は、外側筒導体6内に嵌合される同軸ケーブル2の外側導体4方向に押圧されて、外側筒導体6と同軸ケーブル2の外側導体4との間に電気的接触構造が形成される。この場合に、外側導体4を沿う電流は、接触内面10のみを含む最短距離を選択して流れるから、外側筒導体6の端部23も外側導体4に対し電気的に接触するか否かの事実は、重要ではない。加締結合及び/又は緊締結合を形成する際に正確に設定される締付力が生ずると、接触内面10を介する電気的接触構造を再現することができる。

0047

図2Aの矢指で示す締付力Fは、外側筒導体6の端部23に対し径方向内側に加えられるので、端部23と外側導体4との間に主機械的結合構造が形成され、接触内面10と外側導体4との間に主電気的接触構造が形成される。端部23と外側導体4との間の機械的結合領域から軸方向に離隔して、接触内面10と外側導体4との間の電気的接触領域を形成することが特に有効である。即ち、主機械的結合が形成される位置は、接触内面10から軸方向に離隔する。これは、同軸ケーブル2を伝達する振動が電気的接触構造に損傷を与え難い点で有利である。機械的固定位置は、電気的接触位置よりも更に内部空洞8から離間する。

0048

端部23は、接触内面10の延伸長さとほぼ同じ長さで延伸する。

0049

外側筒導体6及び/又は接触内面10と径方向突起20との角度は、70°と110°の間、好ましくは80°と100°の間、より好ましくは85°と95°の間の角度範囲、例えば90°に相当する。外側筒導体6内に同軸ケーブル2を装入して、外側筒導体6内に同軸ケーブル2を機械的に固定する状態では、外側筒導体6又は接触内面10と径方向突起20との間の角度は、90°であり、90°以外でも70°と110°の間、好ましくは80°と100°の間、より好ましくは85°と95°の間の範囲内で変更できる。その固定構造により、例えば、複数の接触突起及び/又は複数の接触爪を備える接触内面10を、同軸ケーブル2の外側導体4に押圧する状態に保持することができる。

0050

図2Bは、垂直に配置される複数の接触突起及び/又は複数の接触爪を形成した接触内面10を含む外側筒導体6の内壁21の展開図を示す。複数の接触突起及び/又は複数の接触爪は、中心軸線7を中心に同一半径で周方向に、中心軸線7に平行にかつ互いに一定角度間隔離間して外側筒導体6の内壁21に配置される。これは、隣り合う接触突起及び/又は接触爪をほぼ均一な周方向間隔で配置することを意味する。

0051

例えば、接触内面10にm箇の接触突起及び/又は接触爪を設けるとき、m値は、m≧2、好ましくはm≧3、より好ましくはm≧4、更に好ましくはm≧5、特に好ましくはm≧6であり、複数の接触突起及び/又はm箇の接触爪は、互いに角度α=360°÷mに相当する角度で周方向に配置される。

0052

複数の接触突起及び/又は複数の接触爪は、中心軸線7に対して平行に又は螺旋状に延びる切断縁を有する。互いに鋭角を構成する2側面101と102により複数の切断縁を形成することが好ましい。外側筒導体6と同一の材料により、切断縁、即ち接触内面10を形成することが好ましい。

0053

図3は、側筒導体6内に同軸ケーブル2を装入して空間的に分離せずに電気的接触と機械的固定とを行う本発明の差込接続装置1の他の実施の形態の断面を示す。図3の接触内面10は、図2Aよりも軸方向に長い。機械的に固定する締付力Fの方向を矢印で示す。接触内面10を形成する一部領域又は全領域に締付力Fを作用することができる。

0054

図3の実施の形態では、内側環状突起、幅狭部又は拡幅部のいずれも端部23に設けない外側筒導体6は、均一な外径と均一な内径を有する。

0055

図3の実施の形態では、スペーサ12の上方から接触内面10を形成して、外側筒導体6に対しスペーサ12に直接隣接して接触内面10を配置できる。また、スペーサ12の外径は、勿論外側筒導体6の内径よりも小さい。スペーサ12と外側筒導体6の間の間隙内に接着剤投入して、外側筒導体6の内部でスペーサ12を外側筒導体6に接着剤で固定できる。同様に、スペーサ12の下側、即ち同軸ケーブル2の先端とは逆側を径方向突起20に、接着結合によりスペーサ12を取外不能に固定できる。

0056

例えば、外側筒導体6の上方の端部、即ち端部23の上方の端部まで、接触内面10を延長できる。図3の実施の形態では、中心軸線7に平行にかつ軸方向に所定の間隔だけ、外側筒導体6の上端直前まで接触内面10を延長できる。接触内面10の長さを任意に選択できる。

0057

図4は、外側筒導体6内に同軸ケーブル2を収容し、電気的接触部を機械的固定部から分離し、接触内面10と外側筒導体6とを一体に形成した本発明の差込接続装置1の他の実施の形態の断面を示す。図4の例では、互いに分離する個別の扇状断面で接触内面10を構成し、径方向外側から径方向内側に押圧される各扇状断面部で外側導体4と外側筒導体6とを電気的に接触させることが好ましい。図4でも、径方向外側から内側に向かってスペーサ12方向に傾斜する接触内面10の上端40により、外側筒導体6内に同軸ケーブル2を極力容易に装入できる。図2Aの実施の形態と同様に、機械的な固定が行われる。

0058

図5Aは、外側筒導体6内に同軸ケーブル2を収容し、電気的接触位置を機械的接触位置から分離し、外側筒導体6と同軸ケーブル2の間で固定環50を回転して機械的に固定する本発明の差込接続装置1の実施の形態の断面を示す。中心軸線7から離れる方向に外側筒導体6の端部23は、径方向外側に拡径(拡幅)する。端部23の拡径形状テーパ状、円錐状又は湾曲状に形成できる。各断面で端部23の拡径を一定に選択することが好ましい。外側筒導体6に挿入される固定環50は、外側筒導体6の端部23内に収容される同軸ケーブル2方向に押圧されて機械的に固定される。

0059

外側筒導体6の端部23の内壁にねじを設けることが好ましい。端部23の内壁ねじに対応する外ねじが固定環50の外壁に形成される。固定環50自体に溝を形成することができる。軸方向下方に向かって固定環50をスペーサ12方向に回動するほど、より強力な締付力が径方向内側、即ち中心軸線7方向に作用して、強固な機械的固定が行われる。

0060

固定環50は、外側筒導体6の端部23の外径よりも大きい外径の拡径部を有する。拡径部を除く固定環50の縮径部の外径は、外側筒導体6の端部23の外径よりも小さい。固定環50を回転すると、締付力が固定環50に作用し、固定環50が発生する径方向内側への締付力により、固定環50は、外側導体4と外側筒導体6とに機械的に固定される。外側筒導体6の拡径部の頂端に固定環50の拡径部が当接するまで固定環50を回転装入できるので、外側筒導体6の拡径部の頂端をストッパとして用いることができる。

0061

図5Bは、外側筒導体6に同軸ケーブル2を収容し、電気的接触位置を機械的固定位置から分離し、外側筒導体6に対して固定環50を回転して、同軸ケーブル2を外側筒導体6に機械的に結合する本発明の差込接続装置1の他の実施の形態の断面を示す。固定環50の少なくとも一部分の内径は、外側筒導体6の端部23の外径よりも小さい。外側筒導体6の端部23の周壁に設けられる対応する外ねじに連結される内ねじを固定環50の内壁に形成することが好ましい。外側筒導体6の端部23の一部の外径よりも僅かに小さい内径を固定環50に形成すると、固定環50と外側筒導体6の間に機械的締付力が発生し、発生する締付力は、外側筒導体6の端部23を径方向内側に中心軸線7方向に押圧する。外側筒導体6の端部23の周壁は、僅かな円錐形状を有する。例えば、スペーサ12から離れて上方に向う程、端部23は、縮径され、端部23の頂部外径は、固定環50の内径よりも小さい。

0062

図5Cは、4個の切込み(スリット)を設けた外側筒導体6及び/又は固定環50の断面を示す。図5Bの外側筒導体6の断面に既に切込みを示す。切込みの形成により、径方向内側への締付け時に、隣り合う扇状断面部間の間隔が減少して、外側筒導体6の直径を縮径することができる。少なくとも部分的に切込みが設けられる固定環50も、締付時に同様に縮径することができる。外側筒導体6と固定環50との径方向重畳部に切込みを形成することが好ましい。その場合に、主に中心軸線7に平行な軸方向に切込みが形成される。接触内面10を形成する外側筒導体6の領域には切込みを形成しないことが好ましい。

0063

図6は、外側筒導体6に嵌合される同軸ケーブル2の先端(下端)に配置されるスペーサ12の実施の形態の断面を示す。複数の前記実施の形態に示す円板状のスペーサ12とは異なり、同軸ケーブル2の先端を向く円錐状又は角錐状の隆起部60が図6のスペーサ12に設けられ、中心軸線7方向に内側導体3を収容する開口部が隆起部60に設けられる。円錐状又は角錐状の隆起部60は、環状に形成され、周方向の中断部のないことが好ましい。勿論、隆起部に切込みを形成してもよい。収容すべき同軸ケーブル2の先端の誘電体5が形成される領域内にのみに隆起部60を形成することが好ましい。これは、隆起部60により外側導体4の先端の損傷防止を意味する。隆起部60により、収容すべき同軸ケーブル2をより良好に保持しかつ接触内面10に圧力が作用しても、径方向内側の中心軸線7方向への外側導体4の摺動を阻止できる利点がある。隆起部60のない箇所でのスペーサの厚みにほぼ相当する長さで、軸方向に隆起部60が突出することが好ましい。中心軸線7に平行な隆起部60の長手方向高さは、より大でもより小でもよい。

0064

隆起部60は、長さの一部又は全長にわたり一定の勾配を有する。また、隆起部60が長さの一部又は全長にわたり、n≧2として、n度の多項式で表示することもできる。

0065

図7Aは、スペーサ12上に同軸ケーブル2の誘電体5のみを配置するスペーサ12の実施の形態の断面を示す。同軸ケーブル2の外側導体4から中心軸線7方向に突出する誘電体5により、同軸ケーブル2が絶縁される。この絶縁構造では、導電性材料でスペーサ12を形成できる。図1Aから図5Bの何れかのスペーサとしてかつ隆起部なしで平坦にスペーサ12を形成することができる。また、径方向突起20をスペーサ12として構成し、誘電体5の先端を径方向突起20上に直接接触させてもよい。この場合に、径方向突起20とスペーサ12を一体に形成できる。径方向突起20に接触する径方向突起20とは別体のスペーサ12と、径方向突起20とを2部品で形成することが好ましい。

0066

図7Bは、外側導体4を越えて誘電体5を中心軸線7方向に突出させた同軸ケーブル2を収容する本発明の差込接続装置1の略示断面図を示す。この実施の形態では、同軸ケーブル2の誘電体5は、差込接続装置1の誘電体70に直接接触する。差込接続装置1の誘電体70は、スペーサ12として機能する。従って、別体のスペーサは、不要である。また、同軸ケーブル2の外側導体4の先端は、他の材料と電気的に接触しない。更に、同軸ケーブル2の誘電体5が外側導体4を越えて突出しない構造も可能であり、外側導体4の先端が同様に差込接続装置1の誘電体70に接触してもよい。原理的に、差込接続装置1の誘電体70内に外側導体4を突出させてもよい。

0067

図7Cは、同軸ケーブル2の誘電体5を外側導体4から突出させた同軸ケーブル2を収容する本発明の差込接続装置1の他の略示断面を示す。同軸ケーブル2の誘電体5は、外側筒導体6の径方向突起20上に支持される。外側導体4の先端は、外側筒導体6に対し電気的に接触しない。

0068

本発明は、前記実施の形態に限定されない。本発明の枠内で全て記載しかつ/又は示す特徴は互いに任意に組み合わせることができる。

0069

(1)・・差込接続装置、 (2)・・同軸ケーブル、 (3)・・内側導体、 (4)・・外側導体、 (5)・・誘電体、 (6)・・外側筒導体、 (7)・・中心軸線、 (8)・・内部空洞、 (10)・・接触内面、 (101,102)・・テーパ状側面、 (12)・・スペーサ、 (20)・・径方向突起、 (21)・・内壁、 (22)・・周壁、 (23)・・端部、 (60)・・隆起部、 (70)・・誘電体、 (50)・・固定環、

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