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技術 ネットワークノード、無線デバイスおよびこれらにおいて実行される自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を処理する方法

出願人 テレフオンアクチーボラゲットエルエムエリクソン(パブル)
発明者 ベリストレム,アンドレアスアンデション,ホカンフルスコグ,ヨハンウィベリ,ニクラスチャン,チエン
出願日 2015年1月21日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2017-534580
公開日 2018年4月19日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2018-511190
状態 特許登録済
技術分野 エラーの検出、防止 移動無線通信システム 伝送一般の監視、試験
主要キーワード モバイルフォーン タイプ通信 ワイヤレス無線通信 ターンアラウンド時間 受信タイム IMEI番号 電力節約モード アンテナサイト
関連する未来課題
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図面 (7)

課題・解決手段

実施形態は、ネットワークノード(110)からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス(121)からの自動再送要求(ARQフィードバック情報を処理するための、無線通信ネットワーク(100)におけるネットワークノード(110)によって実行される方法に関連している。ネットワークノード(110)は無線デバイス(121)からのARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延インジケーションを取得する。次に、ネットワークノード(110)は、取得したダウンリンク処理遅延のインジケーションにしたがって、ダウンリンク送信が無線デバイス(121)によってまだ処理されていないときに、ダウンリンク送信に関連した無線デバイス(121)からのARQフィードバック情報を無効とみなす。ネットワークノード(110)の実施形態も記載されている。さらに、ここでの実施形態はとりわけ無線デバイス(110)と、ネットワークノード(110)からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス(121)からのARQフィードバック情報を処理するように無線通信ネットワーク(100)におけるネットワークノード(110)を可能ならしめる方法とに関連する。

概要

背景

典型的なワイヤレスまたは無線通信ネットワーク移動局端末および/またはユーザ装置(UE)としてしも知られている無線デバイスは、無線アクセスネットワーク(RAN)を介して一つ以上のコアネットワークと接続する。RANはセルエリアに分割される地理的なエリアカバーし、いくつかのネットワークでは、たとえば、NodeB、eNodeBまたはeNBとも呼ばれうる、基地局、たとえば、無線基地局(RBS)またはネットワークノードによって各セルエリアはサービスを提供される。
セルは、基地局サイトの無線基地局によって無線カバレッジを提供される地理的なエリアであるが、アンテナと無線基地局とが同じ場所に配置されていないケースではアンテナサイトによって提供される。
各セルは、セル内でブロードキャストされる、ローカル無線エリア内での識別情報によって、識別される。モバイルネットワークの全体において固有にセルを識別する他の識別情報もセル内でブロードキャストされる。一つの無線基地局は一つ以上のセルを有してもよい。基地局は、無線周波数上で動作するエアインターフェースを介して、基地局の範囲内にいるユーザ装置と、通信する。

ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)は第三世代移動通信システムであり、第二世代グローバルステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)から発展した。
UMTSテレトリアル無線アクセスネットワーク(UTRAN)は、ワイドバンド符号分割多元接続(WCDMA)および/またはハイスピードパケットアクセス(HSPA)を使用してユーザ装置と通信するRANである。第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)として知られるフォーラムにおいて、電話通信サプライヤーは、とりわけ、第三世代ネットワークおよびUTRANの規格を提案して合意し、エンハンスドデータレートおよび無線キャパシティについて調査をしている。たとえば、UMTSなどのいくつかのRANのバージョンでは、たとえば、地上回線マイクロウェーブによっていくつかの基地局は、無線ネットワーク制御装置(RNC)または基地局制御装置(BSC)など、それに接続された複数の基地局の様々な動作を管理し、協調させる制御ノードに、接続されてもよい。
RNCは典型的には一つ以上のコアネットワークに接続する。

エボルブドパケットシステム(EPS)のための規格は、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)において策定が完了しているが、この作業は次の3GPPリリースにおいて継続している。EPSは、ロングタームエボリューションLTE無線アクセスとして知られるエボルブドユニバーサルテレストリアル無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)や、システムアーキテクチャエボリューション(SAE)コアネットワークとして知られるエボルブドパケットコア(EPC)を含む。E−UTRAN/LTEは、基地局が、RNCではなく、EPCコアネットワークと直接的に接続する、3GPP無線アクセス技術改良型である。一般に、E−UTRAN/LTEにおいて、RNCの機能は、たとえば、LTEにおけるeNodeBなどの無線基地局とコアネットワークとの間で分散されている。
このように、EPSの無線アクセスネットワーク(RAN)は、RNCへの報告を実行しない無線基地局ノードを含む「フラット」なアーキテクチャを備えている。

RQ− 送信およびフィードバック
無線通信ネットワークにおける送エラーを処理する一つのアプローチは自動
ARQを使用する無線デバイスは受信されたデータパケットが誤っているかどうかを検出する。もし誤っていなければ、無線デバイスは、ポジティブアクノレッジメントACK)を送信することによって、受信データがエラーフリーであると宣言し、ネットワークノードに通知する。エラーが検出されると、無線デバイスは、受信されたデータを破棄し、ネガティブアクノレッジメント(NACKまたはNAK)を送信することによってネットワークノードに通知する。NAKに応答して、ネットワークノードは、無線デバイスへ同一の情報を再送してもよい。

今日、多くの無線通信ネットワークにおいて、前方誤り訂正符号化とARQとの組み合わせが使用されている。これは、一般に、ハイブリッドARQと呼ばれている。以下では、用語としてのARQが用いられるときはHARQもまた指していることが考慮されるべきである。

所与ダウンリンク(DL)送信から受信されたデータと、いずれかの潜在的な同一データの再送信は、ARQプロセスを形成または形づくっている。このデータの(再)送信の各受信は、このARQプロセスに属していると呼ばれる、ACK/NACKメッセージを生成する。所与のACK/NACKが正しいARQプロセスに対して送信側で関連付けられていることは重要であり、すなわちNACKの場合には正しいデータが再送され、または、ACKの場合には新しいデータがこのARQプロセスに関連付けられうる。

今日のLTEにおいてDLARQ送信のために、ARQフィードバック、つまり、ACK/NACKは、無線デバイスがアップリンクPUSCH送信をスケジュールされているかどうかに依存して、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のどちらかで、無線デバイスからネットワークノードへ送信される。

周波数分割複信FDD)を使用する無線通信ネットワークについては、一つのダウンリンク(DL)送信について送信されたARQフィードバックの受信は、ネットワークノードによりアップリンク(UL)で実行されるが、これは無線デバイスへの対応するダウンリンク送信に対して十分長い後の時点で行われる。LTEのケースでは、送信されたARQフィードバックのタイミングは、ひとつのDL送信からのフィードバックがアップリンクにおけるn+4番目サブフレームでネットワークノードによって受信されるようなタイミングであり、これは無線デバイスへの対応するDL送信がn番目のサブフレームで行われた場合である。これは、トータルで4msの遅延に相当する。これは、DLとULの処理遅延を含め、無線デバイスにおけるDLとULでの合算された伝搬遅延のために利用可能なトータルでの時間バジェットを設定する(これは0.67msになり、タイミングアドバンスプロシージャに考慮される)。

時分割複信(TDD)を使用する無線通信ネットワークについては、DLデータ送信からULフィードバック受信までの遅延は、FDDよりも大きくなり、LTEのケースでは、ハーフデュープレックスDL−UL分離を満たすために、n+4よりも大きくなることを意味する。これはまた、一つよりも多くの受信タイムインスタントまたはARQプロセスからフィードバックが同時に送信されることを招くかもしれない。しかし、無線デバイスがFDDまたはTDDのどちらを使用するかに依存せずに、ネットワークノードは予測可能な手法でもって動作してよく、つまり、DL送信からARQフィードバック受信までの遅延が固定され、かつ、標準規格で決定される。

なお、ダイナミックTDDを使用する無線通信ネットワークではオンデマンドのARQフィードバックを伴う非同期ARQプロトコルが必要とされうる。この場合、DL送信からARQフィードバック受信までの遅延は、固定されている必要もなければ、規格によって決められている必要もないが、その代わりにARQリクエストや対応するフィードバックのタイミングによって与えられる。

UEにおけるダウンリンク復号遅延
上述したように、無線デバイスにおいて許容されるトータルでの処理遅延は、標準規格によって定義されているようなあるアップリンクタイミングアドバンスのために固定され、かつ、決定されている。これは、ダウンリンク受信と関連したARQフィードバックの決定から、この決定されたARQフィードバックが送信されるまでの、無線デバイスにおける処理遅延が、ネットワークの観点から決定され、かつ、固定されていることを意味する。感覚的には、これは無線デバイスにおけるダウンリンクの復号遅延について「ワーストケースシナリオを反映している。しかしながら、これは、多くのケースにおいて、今日構築されているいくつかの無線通信ネットワークにおける1msのサブフレームよりもずっと小さくなるであろう。

概要

実施形態は、ネットワークノード(110)からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス(121)からの自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を処理するための、無線通信ネットワーク(100)におけるネットワークノード(110)によって実行される方法に関連している。ネットワークノード(110)は無線デバイス(121)からのARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延のインジケーションを取得する。次に、ネットワークノード(110)は、取得したダウンリンク処理遅延のインジケーションにしたがって、ダウンリンク送信が無線デバイス(121)によってまだ処理されていないときに、ダウンリンク送信に関連した無線デバイス(121)からのARQフィードバック情報を無効とみなす。ネットワークノード(110)の実施形態も記載されている。さらに、ここでの実施形態はとりわけ無線デバイス(110)と、ネットワークノード(110)からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス(121)からのARQフィードバック情報を処理するように無線通信ネットワーク(100)におけるネットワークノード(110)を可能ならしめる方法とに関連する。

目的

以下での実施形態の目的は無線通信ネットワークにおけるARQフィードバック情報の処理を改善することにある

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
1件

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請求項1

ネットワークノード(110)からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス(121)からの自動再送要求(ARQフィードバック情報を処理する無線通信ネットワーク(100)における前記ネットワークノード(110)によって実行される方法であって、前記方法は、前記無線デバイス(121)からの前記ARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延インジケーションを取得すること(301)と、前記取得されたダウンリンク処理遅延のインジケーションにしたがって、ダウンリンク送信が前記無線デバイス(121)によって処理されていないときに、前記無線デバイス(121)からの、前記ダウンリンク送信に関連した前記ARQフィードバック情報を無効とみなすこと(302)と、を有する方法。

請求項2

請求項1に記載の方法であって、さらに、無効とみなされた前記ARQフィードバック情報の再送信のための要求を送信すること(303)を有する、方法。

請求項3

請求項1または2に記載の方法であって、前記ダウンリンク処理遅延の前記インジケーションは、ARQフィードバックメッセージ無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージ、または、媒体アクセス制御(MAC)シグナリングメッセージのうちの一つにより、受信される、方法。

請求項4

請求項1または2に記載の方法であって、前記ダウンリンク処理遅延の前記インジケーションは、前記無線デバイス(121)の処理能力を示す情報に基づいて、前記ネットワークノード(110)によって決定される、方法。

請求項5

請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法であって、さらに、前記ダウンリンク処理遅延の前記インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、前記無線デバイス(121)からの前記ARQフィードバック情報を受信することを予想される時間を決定することを有する、方法。

請求項6

請求項1ないし5のいずれか一項に記載の方法であって、さらに、前記ダウンリンク処理遅延の前記インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、前記無線デバイス(121)からの前記ARQフィードバック情報を受信することを予想される時間と整合するように、前記無線デバイス(121)のアップリンク送信スケジュールすることを有する、方法。

請求項7

ネットワークノード(110)からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス(121)からの自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を処理するための、無線通信ネットワーク(100)における前記ネットワークノード(110)であって、前記ネットワークノード(110)は、前記無線デバイス(121)からの前記ARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延のインジケーションを取得し、前記ダウンリンク処理遅延の前記取得されたインジケーションにしたがって、ダウンリンク送信が前記無線デバイス(121)によって処理されていないときに、前記ダウンリンク送信に関連した前記無線デバイス(121)からの前記ARQフィードバック情報を無効とみなすように構成されたプロセッサ(510)を有する、ネットワークノード。

請求項8

請求項7に記載のネットワークノード(110)であって、さらに、無効とみなされた前記ARQフィードバック情報の再送についての要求を送信するように構成された送信機(501)を有する、ネットワークノード。

請求項9

請求項7または8に記載のネットワークノード(110)であって、さらに、ARQフィードバックメッセージ、無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージ、または、媒体アクセス制御(MAC)シグナリングメッセージにおいて、前記ダウンリンク処理遅延の前記インジケーションを受信するように構成された受信機(502)を有する、ネットワークノード。

請求項10

請求項7または8に記載のネットワークノード(110)であって、前記プロセッサ(510)は、さらに、前記無線デバイス(121)の処理能力を示す情報に基づいて前記ダウンリンク処理遅延の前記インジケーションを決定するように構成されている、ネットワークノード。

請求項11

請求項7ないし10のいずれか一項に記載のネットワークノード(110)であって、前記プロセッサ(510)は、さらに、前記ダウンリンク処理遅延の前記インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、前記無線デバイス(121)からのARQフィードバック情報を受信することを予想される時間を判定するように構成されている、ネットワークノード。

請求項12

請求項7ないし11のいずれか一項に記載のネットワークノード(110)であって、前記プロセッサ(510)は、さらに、前記ダウンリンク処理遅延の前記インジケーションに少なくとも部分的に基づいて、前記無線デバイス(121)からのARQフィードバック情報を受信することを予想される時間と整合するように、前記無線デバイス(121)のアップリンク送信をスケジュールするように構成されている、ネットワークノード。

請求項13

請求項7ないし12のいずれか一項に記載のネットワークノード(110)であって、さらに、メモリ(520)を有し、前記メモリは、前記プロセッサ(510)によって実行可能なインストラクションを含む、ネットワークノード。

請求項14

ネットワークノード(110)からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス(121)からの自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を処理することを無線通信ネットワーク(100)における前記ネットワークノード(110)に可能ならしめるための、前記無線デバイス(121)によって実行される方法であって、前記方法は、前記ARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延を決定すること(401)と、前記決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションを前記ネットワークノード(110)に送信すること(402)と、を有する方法。

請求項15

請求項14に記載の方法であって、前記ダウンリンク処理遅延は、前記無線デバイス(121)内の所定の値、および/または、前記無線デバイス(121)内の所定の値のセットからの値によって決定される、方法。

請求項16

請求項14に記載の方法であって、前記ダウンリンク処理遅延は、ダウンリンク送信に関連したARQフィードバック情報の決定と、前記無線デバイス(121)から前記ネットワークノード(110)への前記決定されたARQフィードバック情報の送信との間の、少なくとも一つの期間に基づいて、決定される、方法。

請求項17

請求項16に記載の方法であって、前記ダウンリンク処理遅延は、二つ以上のそのような期間に基づいて決定される、方法。

請求項18

請求項14に記載の方法であって、前記ダウンリンク処理遅延は、ダウンリンク処理に割り当てられる、前記無線デバイス(121)内の設定可能なリソースの量に基づいて、決定される、方法。

請求項19

請求項14ないし18のいずれか一項に記載の方法であって、前記決定されたダウンリンク処理遅延の前記インジケーションは、ARQフィードバックメッセージ、無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージ、または、媒体アクセス制御(MAC)シグナリングメッセージのうちの一つにより、送信される、方法。

請求項20

請求項19に記載の方法であって、前記決定されたダウンリンク処理遅延は、前記ダウンリンク送信の前記受信のサブフレーム番号に関連したサブフレーム番号と、前記ARQ情報の送信時間に関連したオフセット時間値と、前記決定されたダウンリンク処理遅延と、少なくとも一つの過去に決定されたダウンリンク処理遅延との間の差を示す差分値と、のうちの一つ以上によって、示される、方法。

請求項21

請求項14ないし20のいずれか一項に記載の方法であって、前記ダウンリンク送信の処理が実行された後の次の後続サブフレーム内で、前記決定されたダウンリンク処理遅延の前記インジケーションが送信される、方法。

請求項22

請求項14ないし20のいずれか一項に記載の方法であって、前記決定されたダウンリンク処理遅延の前記インジケーションは、前記ネットワークノード(110)によって前記ARQフィードバック情報の送信のためにスケジュールされた後続のサブフレーム内で送信される、方法。

請求項23

ネットワークノード(110)からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス(121)からの自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を処理することを無線通信ネットワーク(100)における前記ネットワークノード(110)に可能ならしめるための前記無線デバイス(121)であって、前記無線デバイス(121)は、前記ARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延を決定するように構成されたプロセッサ(610)と、前記決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションを前記ネットワークノード(110)に送信するように構成された送信機(601)と、を有する無線デバイス。

請求項24

請求項23に記載の無線デバイス(121)であって、前記プロセッサ(610)は、前記無線デバイス(121)内の所定の値、および/または、前記無線デバイス(121)内の所定の値のセットからの値によって、前記ダウンリンク処理遅延を決定するようにさらに構成されている、無線デバイス。

請求項25

請求項23に記載の無線デバイス(121)であって、前記プロセッサ(610)は、さらに、ダウンリンク送信に関連した前記ARQフィードバック情報の決定と、前記無線デバイス(121)から前記ネットワークノード(110)への前記決定されたARQフィードバック情報の送信との間の、少なくとも一つの期間に基づいて、前記ダウンリンク処理遅延を決定するように構成されている、無線デバイス。

請求項26

請求項25に記載の無線デバイス(121)であって、前記プロセッサ(610)は、さらに、そのような期間の二つ以上に基づいて前記ダウンリンク処理遅延を決定するように構成されている、無線デバイス。

請求項27

請求項23に記載の無線デバイス(121)であって、前記プロセッサ(610)は、さらに、ダウンリンク処理のために割り当てられる前記無線デバイス(121)内の設定可能なリソース量に基づいて、前記ダウンリンク処理遅延を決定するように構成されている、無線デバイス。

請求項28

請求項23ないし27のいずれか一項に記載の無線デバイス(121)であって、前記送信機(601)は、さらに、ARQフィードバックメッセージ、無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージ、または、媒体アクセス制御(MAC)シグナリングメッセージにおいて、前記決定されたダウンリンク処理遅延の前記インジケーションを送信するように構成されている、無線デバイス。

請求項29

請求項28に記載の無線デバイス(121)であって、前記決定されたダウンリンク処理遅延の前記インジケーションがARQフィードバックメッセージ内で送信されるときに、前記決定されたダウンリンク処理遅延は、前記ダウンリンク送信の前記受信のサブフレーム番号に関連したサブフレーム番号と、前記ARQ情報の送信時間に関連したオフセット時間値と、前記決定されたダウンリンク処理遅延と、少なくとも一つの過去に決定されたダウンリンク処理遅延との間の差を示す差分値と、のうちの一つ以上によって、示される、無線デバイス。

請求項30

請求項23ないし29のいずれか一項に記載の無線デバイス(121)であって、前記送信機(601)は、さらに、前記ダウンリンク送信の処理が実行された後の次の後続のサブフレーム内で、前記決定されたダウンリンク処理遅延の前記インジケーションを送信するように構成されている、無線デバイス。

請求項31

請求項23ないし30のいずれか一項に記載の無線デバイス(121)であって、前記送信機(601)は、さらに、前記ネットワークノード(110)によって前記ARQフィードバック情報を送信するためにスケジュールされた後続のサブフレーム内で、前記決定されたダウンリンク処理遅延の前記インジケーションを送信するように構成されている、無線デバイス。

請求項32

請求項23ないし31のいずれか一項に記載の無線デバイス(121)であって、さらに、メモリ(620)を有し、前記メモリは、前記プロセッサ(610)によって実行可能なインストラクションを含む、無線デバイス。

請求項33

コンピュータプログラムプロダクトであって、少なくとも一つのプロセッサにおいて実行されると、当該少なくとも一つプロセッサに、請求項1ないし6のいずれか一項に記載された方法、または、請求項14ないし22のいずれか一項に記載された方法を実行させる、インストラクションを有する、コンピュータプログラムプロダクト。

請求項34

請求項33に記載されたコンピュータプログラムプロダクトを含むキャリアであって、当該キャリアは、電気信号光信号無線信号またはコンピュータ可読記憶媒体の一つである、キャリア。

技術分野

0001

ここでの実施形態は無線通信ネットワークにおける自動再送要求(ARQフィードバック情報に関連する。とりわけ、ここでの実施形態は無線通信ネットワークにおけるネットワークノードと、当該ネットワークノードからのダウンリンク送信に関連した無線デバイスからのARQフィードバック情報を処理する方法とに関連する。さらに、ここでの実施形態はとりわけ無線デバイスと、当該ネットワークノードからのダウンリンク送信に関連した無線デバイスからのARQフィードバック情報を処理するように無線通信ネットワークにおけるネットワークノードを可能ならしめる方法とに関連する。

背景技術

0002

典型的なワイヤレスまたは無線通信ネットワーク、移動局端末および/またはユーザ装置(UE)としてしも知られている無線デバイスは、無線アクセスネットワーク(RAN)を介して一つ以上のコアネットワークと接続する。RANはセルエリアに分割される地理的なエリアカバーし、いくつかのネットワークでは、たとえば、NodeB、eNodeBまたはeNBとも呼ばれうる、基地局、たとえば、無線基地局(RBS)またはネットワークノードによって各セルエリアはサービスを提供される。
セルは、基地局サイトの無線基地局によって無線カバレッジを提供される地理的なエリアであるが、アンテナと無線基地局とが同じ場所に配置されていないケースではアンテナサイトによって提供される。
各セルは、セル内でブロードキャストされる、ローカル無線エリア内での識別情報によって、識別される。モバイルネットワークの全体において固有にセルを識別する他の識別情報もセル内でブロードキャストされる。一つの無線基地局は一つ以上のセルを有してもよい。基地局は、無線周波数上で動作するエアインターフェースを介して、基地局の範囲内にいるユーザ装置と、通信する。

0003

ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)は第三世代移動通信システムであり、第二世代グローバルステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)から発展した。
UMTSテレトリアル無線アクセスネットワーク(UTRAN)は、ワイドバンド符号分割多元接続(WCDMA)および/またはハイスピードパケットアクセス(HSPA)を使用してユーザ装置と通信するRANである。第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)として知られるフォーラムにおいて、電話通信サプライヤーは、とりわけ、第三世代ネットワークおよびUTRANの規格を提案して合意し、エンハンスドデータレートおよび無線キャパシティについて調査をしている。たとえば、UMTSなどのいくつかのRANのバージョンでは、たとえば、地上回線マイクロウェーブによっていくつかの基地局は、無線ネットワーク制御装置(RNC)または基地局制御装置(BSC)など、それに接続された複数の基地局の様々な動作を管理し、協調させる制御ノードに、接続されてもよい。
RNCは典型的には一つ以上のコアネットワークに接続する。

0004

エボルブドパケットシステム(EPS)のための規格は、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)において策定が完了しているが、この作業は次の3GPPリリースにおいて継続している。EPSは、ロングタームエボリューションLTE無線アクセスとして知られるエボルブドユニバーサルテレストリアル無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)や、システムアーキテクチャエボリューション(SAE)コアネットワークとして知られるエボルブドパケットコア(EPC)を含む。E−UTRAN/LTEは、基地局が、RNCではなく、EPCコアネットワークと直接的に接続する、3GPP無線アクセス技術改良型である。一般に、E−UTRAN/LTEにおいて、RNCの機能は、たとえば、LTEにおけるeNodeBなどの無線基地局とコアネットワークとの間で分散されている。
このように、EPSの無線アクセスネットワーク(RAN)は、RNCへの報告を実行しない無線基地局ノードを含む「フラット」なアーキテクチャを備えている。

0005

ARQ− 送信およびフィードバック
無線通信ネットワークにおける送エラーを処理する一つのアプローチは自動
ARQを使用する無線デバイスは受信されたデータパケットが誤っているかどうかを検出する。もし誤っていなければ、無線デバイスは、ポジティブアクノレッジメントACK)を送信することによって、受信データがエラーフリーであると宣言し、ネットワークノードに通知する。エラーが検出されると、無線デバイスは、受信されたデータを破棄し、ネガティブアクノレッジメント(NACKまたはNAK)を送信することによってネットワークノードに通知する。NAKに応答して、ネットワークノードは、無線デバイスへ同一の情報を再送してもよい。

0006

今日、多くの無線通信ネットワークにおいて、前方誤り訂正符号化とARQとの組み合わせが使用されている。これは、一般に、ハイブリッドARQと呼ばれている。以下では、用語としてのARQが用いられるときはHARQもまた指していることが考慮されるべきである。

0007

所与ダウンリンク(DL)送信から受信されたデータと、いずれかの潜在的な同一データの再送信は、ARQプロセスを形成または形づくっている。このデータの(再)送信の各受信は、このARQプロセスに属していると呼ばれる、ACK/NACKメッセージを生成する。所与のACK/NACKが正しいARQプロセスに対して送信側で関連付けられていることは重要であり、すなわちNACKの場合には正しいデータが再送され、または、ACKの場合には新しいデータがこのARQプロセスに関連付けられうる。

0008

今日のLTEにおいてDLARQ送信のために、ARQフィードバック、つまり、ACK/NACKは、無線デバイスがアップリンクPUSCH送信をスケジュールされているかどうかに依存して、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のどちらかで、無線デバイスからネットワークノードへ送信される。

0009

周波数分割複信FDD)を使用する無線通信ネットワークについては、一つのダウンリンク(DL)送信について送信されたARQフィードバックの受信は、ネットワークノードによりアップリンク(UL)で実行されるが、これは無線デバイスへの対応するダウンリンク送信に対して十分長い後の時点で行われる。LTEのケースでは、送信されたARQフィードバックのタイミングは、ひとつのDL送信からのフィードバックがアップリンクにおけるn+4番目サブフレームでネットワークノードによって受信されるようなタイミングであり、これは無線デバイスへの対応するDL送信がn番目のサブフレームで行われた場合である。これは、トータルで4msの遅延に相当する。これは、DLとULの処理遅延を含め、無線デバイスにおけるDLとULでの合算された伝搬遅延のために利用可能なトータルでの時間バジェットを設定する(これは0.67msになり、タイミングアドバンスプロシージャに考慮される)。

0010

時分割複信(TDD)を使用する無線通信ネットワークについては、DLデータ送信からULフィードバック受信までの遅延は、FDDよりも大きくなり、LTEのケースでは、ハーフデュープレックスDL−UL分離を満たすために、n+4よりも大きくなることを意味する。これはまた、一つよりも多くの受信タイムインスタントまたはARQプロセスからフィードバックが同時に送信されることを招くかもしれない。しかし、無線デバイスがFDDまたはTDDのどちらを使用するかに依存せずに、ネットワークノードは予測可能な手法でもって動作してよく、つまり、DL送信からARQフィードバック受信までの遅延が固定され、かつ、標準規格で決定される。

0011

なお、ダイナミックTDDを使用する無線通信ネットワークではオンデマンドのARQフィードバックを伴う非同期ARQプロトコルが必要とされうる。この場合、DL送信からARQフィードバック受信までの遅延は、固定されている必要もなければ、規格によって決められている必要もないが、その代わりにARQリクエストや対応するフィードバックのタイミングによって与えられる。

0012

UEにおけるダウンリンク復号遅延
上述したように、無線デバイスにおいて許容されるトータルでの処理遅延は、標準規格によって定義されているようなあるアップリンクタイミングアドバンスのために固定され、かつ、決定されている。これは、ダウンリンク受信と関連したARQフィードバックの決定から、この決定されたARQフィードバックが送信されるまでの、無線デバイスにおける処理遅延が、ネットワークの観点から決定され、かつ、固定されていることを意味する。感覚的には、これは無線デバイスにおけるダウンリンクの復号遅延について「ワーストケースシナリオを反映している。しかしながら、これは、多くのケースにおいて、今日構築されているいくつかの無線通信ネットワークにおける1msのサブフレームよりもずっと小さくなるであろう。

0013

以下での実施形態の目的は無線通信ネットワークにおけるARQフィードバック情報の処理を改善することにある。

0014

以下での実施形態の第一の観点によれば、この目的は、ネットワークノードからのダウンリンク送信に関連した、無線デバイスからの自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を処理するための、無線通信ネットワークにおけるネットワークノードによって実行される方法によって、達成される。ネットワークノードは無線デバイスからのARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延のインジケーションを取得する。次に、ネットワークノードは、取得したダウンリンク処理遅延のインジケーションにしたがって、ダウンリンク送信が無線デバイスによってまだ処理されていないときに、ダウンリンク送信に関連した無線デバイスからのARQフィードバック情報を無効とみなす

0015

以下での実施形態の第二の観点によれば、この目的は、ネットワークノードからのダウンリンク送信に関連した、無線デバイスからの自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を処理するための、無線通信ネットワークにおけるネットワークノードによって、達成される。ネットワークノードは、無線デバイスからのARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延のインジケーションを取得し、取得したダウンリンク処理遅延のインジケーションにしたがって、ダウンリンク送信が無線デバイスによってまだ処理されていないときに、ダウンリンク送信に関連した無線デバイスからのARQフィードバック情報を無効とみなすように構成されたプロセッサを有する。

0016

以下での実施形態の第三の観点によれば、この目的は、ネットワークノードからのダウンリンク送信に関連した、無線デバイスからの自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を無線通信ネットワークにおけるネットワークノードに処理させることを可能ならしめるために、無線デバイスによって実行される方法によって達成される。無線デバイスはARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延を決定する。さらに、無線デバイスは、決定したダウンリンク処理遅延のインジケーションをネットワークノードに送信する。

0017

以下での実施形態の第四の観点によれば、この目的は、ネットワークノードからのダウンリンク送信に関連した、無線デバイスからの自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を無線通信ネットワークにおけるネットワークノードに処理させることを可能ならしめるための、無線デバイスによって達成される。無線デバイスは、ARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延を決定するように構成されたプロセッサと、決定したダウンリンク処理遅延のインジケーションをネットワークノードに送信するように構成された送信機とを有する。

0018

以下の実施形態の第五の観点によれば、この目的は、少なくとも一つのプロセッサにおいて実行されると当該少なくとも一つのプロセッサに上述した方法を実行させる、インストラクションを含むコンピュータプログラムによって達成される。以下の実施形態の第六の観点によれば、この目的は、上述したコンピュータプログラムを含むキャリアによって達成され、ここで当該キャリアは、電気信号光信号無線信号またはコンピュータ可読記憶媒体の一つである。

0019

無線デバイスのダウンリンク処理遅延のインジケーションを取得し、無線デバイスから受信されたARQフィードバック情報の有効性を判定するためにインジケーションを使用することによって、ネットワークノードは、ARQフィードバックプロシージャによって無線通信ネットワークにおいて引き起こされる遅延を削減しつつ、受信されたARQフィードバック情報のタイミングの有効性を保証することが可能となる。よって、無線通信ネットワークにおけるARQフィードバック情報の処理が改善する。

図面の簡単な説明

0020

添付の図面を参照しながら例示的な実施形態の以下の詳細な説明を読むことによって、本実施形態の特徴および有利性が当業者に明らかになろう。
無線通信ネットワークにおけるネットワークノードおよび無線デバイスの実施形態を示すブロック図。
ARQプロセスについてのARQフィードバックプロシージャの一例を示す図。
ネットワークノードにおける方法の実施形態を示すフローチャート
無線デバイスにおける方法の実施形態を示すフローチャート。
ネットワークノードの実施形態を示すブロック図。
無線デバイスの実施形態を示すブロック図。

実施例

0021

図面は明確性のために概略的でかつ簡潔化されており、これらは以下で提供される実施形態の理解のために必須となる詳細を示しているにすぎず、他の詳細は省略されている。全体にわたって、同一の参照符号は、同一または対応する部分またはステップのために使用されている。

0022

図1は以下の実施形態が実装されうる無線通信ネットワーク100の一例を示している。図1においてはLTEネットワークとして図示されているが、無線通信ネットワーク100は、LTEアドバンスド、ワイドバンド符号分割多元接続(WCDMA)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション/エンハンスドデータレートフォーGSMエボリューション(GSM/EDGE)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマクロウェーブアクセス(WiMax)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)またはGSMネットワークまたは他の3GPPセルラーネットワークもしくはシステムの何れであってもよい。無線通信ネットワーク100はネットワークノード110を含む。

0023

ネットワークノード110は、たとえば、eNB、eNodeB、ホームノードB、ホームeNodeB、フェムト基地局(BS)、ピコBS、または、無線通信ネットワーク100における無線デバイスを収容可能な他のいずれかのネットワークユニットである。さらに、ネットワークノード110は、たとえば、無線基地局、基地局制御装置、ネットワーク制御装置リレーノードリピーターアクセスポイント無線アクセスポイントリモート無線ユニットRRU)、または、リモート無線ヘッド(RRH)であってもよい。さらに、ネットワークノード110は、そのカバレッジエリア内に位置している無線デバイスとのワイヤレス無線通信のための一つ以上のアンテナを有し、つまり、ネットワークノード110は、それの一つ以上のアンテナを使用して、そのセル115内の無線カバレッジを提供する。
無線デバイス121は、セル115内に位置している。

0024

無線デバイス121はネットワークノード110によってサービスを提供されるセル101内に存在するときに無線リンク131上でネットワークノード110を介して無線通信ネットワーク100内で通信するように構成されている。無線デバイス121、122は、たとえば、モバイルフォーンセルラーフォーンパーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォンタブレット、無線デバイスを装備したセンサラップトップマウント型装置(LME)、マシンタイプ通信MTC)デバイスD2D機能を有した無線デバイス、加入者宅内機器CPE)、その他の、いずれであってもよい。さらに、以下の実施形態では図1のシナリオに沿って記載されるが、このシナリオはここでの実施形態を限定するものと理解されてはならず、これは図解の目的のための一例にすぎないものと理解されなければならない。

0025

以下の実施形態の開発の一部として、無線デバイスのための実際の復号時間とそれによる処理遅延は、多くの異なる観点に依存するものであり、たとえば、無線デバイスにおける復号チップセット処理負荷、使用される変調および符号化方式(MCS)、空間多重化が使用されているか否か、干渉抑圧のレベルとしてどのレベルが必要とされるかなどに依存する。これは、個々の無線デバイスのセッション時間中にきわめて高速かつ動的に変化しうるものであり、時には、サブフレームまたは送信時間間隔(TTI)ベースで変化しうる。大抵のケースでは、無線デバイスのための処理遅延は、標準規格において許容されている4msよりもずっと小さくなることが安全であろう。比較として、たとえば、IEEE802.1acの標準規格が考慮され、この規格での対応する応答時間は約10マイクロ秒である。よって、今日使用されている4ms「ワーストケース」シナリオの解決手段は、どちらかといえば柔軟性のない解決手段であり、なぜなら、復号の実際のバリエーションを考慮していないからである。

0026

さらに、無線通信の将来の開発において、4msよりもさらに小さい値へと、遅延の要件が非常に厳格化することが想定される。これは、1msのラウンドトリップ時間RTT)と同程度の小ささか、または、ユーザープレーンにおけるエンドツーエンドの時間よりも小さいかもしれない。よって、たとえば、上述された「ワーストケース」シナリオのように、ARQフィードバック遅延が不必要に大きくなると、無線通信ネットワークにおける無線デバイスのための許容されるトータルでの処理時間の大部分がこれによって消費されてしまうだろう。今日使用されている1msのサブフレームよりも短いサブフレームをさらに仮定すると、ARQフィードバックを送信することについての遅延要件は、4msではなく、0.4msというように、より厳格なものとなろう。

0027

なお、これとの比較として、復号遅延要件を緩和するために興味あるケースが存在しうる。これは、たとえば、無線デバイスがローエンドデバイスまたはローコストMTCデバイスであるケースである。

0028

図2はARQプロセスについてのARQフィードバックプロシージャの一例を示している。図解のために、無線通信ネットワークはここではダウンリンクセントリクシリオにおいてダイナミックTDDモードで動作するものと仮定されている。ここで、マークを付与されていないサブフレームはダウンリンク(DL)サブフレームに対応しており、ドットを付与されたサブフレームはアップリンク(UL)サブフレームに対応しており、グリッドが付加されたサブフレームはスケジュールされていないサブフレームに対応している。

0029

図2によれば、DL割り当てとDLデータとの受信が10番目のサブフレームで受信されている。さらに、DL送信のためのDLデータはサブフレーム0、3−4、6−9、15−27で受信されている。ULグラントはサブフレームn=25で受信され、これによりARQフィードバックはUL上でサブフレーム30で、つまり、n+gで送信される。ここで、サブフレーム25でのULグラントの受信と、ARQフィードバックを含むサブフレーム30のUL送信との間の遅延は、gで示されており、無線デバイス121についてのダウンリンク処理遅延はkで示されている。この場合、遅延gがARQ送信に影響する一方で、これはARQの特性ではなく、一般のULスケジューリング/送信によるものである。

0030

この図示された例によれば、サブフレームn+gで送信されるARQフィードバック情報、つまり、ACK/NACKは、サブフレームn+g−kを含む、無線デバイス121によって受信されたDL送信に関連したARQ受信処理の正しい状態を反映していることが期待されうる。よって、サブフレームn+g−kの後で生じるいずれのDL送信も、ARQフィードバック情報に含まれることはできず、なぜならこれらのDL送信の結果は、ULサブフレーム、つまり、サブフレームn+gの組立の時には利用可能となってはいないからである。

0031

さらに、サブフレームn+g−kの後で生じるいずれのDL送信について、サブフレームn+g、つまり、サブフレーム30でのUL送信において送信される、ARQフィードバック情報またはARQフィードバック情報に存在するARQプロセスに関連した状態は、古いもしくは時機遅れたものとなろう。これは、無線デバイス121がより早い段階でこれらのARQプロセスについてのDL送信を受信しており、これらのACK/NACKはこれらのARQプロセスについての無線デバイス121へのARQフィードバック情報のうちで最新の利用可能なものだからである。ゆえに、ネットワークノード110は無線デバイスについてのkがどの程度あるかを知らないため、ネットワークノード110はARQフィードバック情報が非常に古いのか、または、時機に遅れているのか、ネットワークノード110が既に送信したDL送信に関するものであるが、対応するACK/NACKをUL送信に含めることが間に合わずに到着したのかを判定することができない。

0032

これは、たとえば、実際の送信エラーなしで現実に受信されたにもかかわらず、古いNACKが報告されてしまった場合、ネットワークノード110からの不必要な再送を招いてしまうだろう。他の問題は、エラーとなって受信されたデータについて、無線デバイス121からネットワークノード110へのデータのACKが生じしまうことにある。このエラーはより上位のレイヤー伝搬し、これらが訂正されるまでに非常に長い再送時間をもたらしてしまう。

0033

ここで記述される実施形態によれば、これらの問題は、無線デバイス121からダウンリンク処理遅延のインジケーションを取得し、無線デバイスから受信されたARQフィードバック情報の有効性を判定するために当該インジケーションを使用することによって、解決される。このように、ネットワークノード110は、受信されたARQフィードバック情報のタイミングの有効性を保証しつつ、ARQフィードバックプロシージャによって引き起こされる無線通信ネットワーク100における遅延を削減しうる。よって、無線通信ネットワーク100におけるARQフィードバック情報の処理が改善する。

0034

ネットワークノード110からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス121からの自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を処理する無線通信ネットワーク100におけるネットワークノード110によって実行される方法の実施形態の一例が、図3に示されたフローチャートを参照しながら、説明される。図3はネットワークノード110によって実行されるアクションまたは動作の一例を示している。本方法は以下のアクションを含みうる。

0035

アクション301
ネットワークノード110は無線デバイス121からのARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延のインジケーションを取得する。ダウンリンク処理遅延のインジケーションを取得することによって、ネットワークノード110は、ダウンリンク送信の受信が報告される最新の時間についての情報を取得する。

0036

いくつかの実施形態において、ダウンリンク処理遅延のインジケーションは、ARQフィードバックメッセージ無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージ、または、媒体アクセス制御(MAC)シグナリングメッセージのうちの一つにより、受信される。これは、ネットワークノード110は、たとえば、各ARQフィードバックメッセージごと、または、たとえば、RRCシグナリングもしくはMACシグナリングなど、上位レイヤーのシグナリングを使用することによってより頻繁に、ダウンリンク処理遅延について、無線デバイス121から報告を受信してもよいことを意味する。

0037

代替的に、いくつかの実施形態において、ネットワーク110は、無線デバイス121の処理能力を示す情報に基づいてダウンリンク処理遅延のインジケーションを決定してもよい。この情報は、たとえば、ネットワークノード110によって記憶されているか、アクセス可能であるか、または、抽出可能であればよい。換言すれば、これは、ネットワークノード110は、無線デバイス121についての事前の知識に基づいてダウンリンク復号遅延を決定してもよいことを意味する。

0038

無線デバイス121の処理能力を示す情報は、通信事業者ネットワークの内部または外部にあるそのような能力情報についての対応する適切なデータベース情報記憶装置とともに用いられる、たとえば、IMEI番号などの、無線デバイス121の特定デバイスモデルについての情報であってもよい。ここで、たとえば、異なるシナリオを満たすために、たとえば、異なるデバイスモデルに対応する、異なるダウンリンク復号遅延のセットが提供されてもよい。

0039

アクション302
アクション301でインジケーションが取得された後で、ネットワークノード110は、取得したダウンリンク処理遅延のインジケーションにしたがって、ダウンリンク送信が無線デバイス121によってまだ処理されていないことがわかると、ダウンリンク送信に関連した無線デバイス121からのARQフィードバック情報を無効とみなす。
これは、ネットワークノード110は、たとえば、無線デバイス121からのARQフィードバックメッセージまたは上位レイヤーシグナリングメッセージを処理するときに、ARQフィードバックメッセージがどのダウンリンク送信について最新の情報を有しているのかや、ARQフィードバックメッセージがどのダウンリンク送信について最新の情報を有していないのかについて判定するために、ダウンリンク送信の受信について報告される最新時間について知らせる、取得されたインジケーションを使用する。

0040

ゆえに、これは、ネットワークノード110に、復号されていない最新のダウンリンク送信のためのARQプロセスの状態に関連したARQフィードバックメッセージ内のARQフィードバック情報を無視させ、それが最新となるまで完全には信頼することができない。一例として、ネットワークノード110は、ネットワークノード110がARQフィードバック情報を受信したサブフレームについてのDL送信の再送信を実行することを控えてもよい。これは、ネットワークノード110が、無線デバイス121のダウンリンク処理遅延を把握でき、それによってネットワークノード110が受信したARQフィードバック情報のいくつかが最新のDL送信の結果を反映していないことから、不適切であると判定してもよい。

0041

有利であることに、ネットワークノード110は、つまり、無線デバイス121内でのダウンリンク処理遅延を通知されることによって、どの受信されたACK/NACKが時機に遅れたものであるかを知ることができるため、ネットワークノード110は、できる限り早く新しいARQフィードバック情報を要求することによって、新しい関連したARQフィードバック情報の送信の遅延を削減することができ、これは、提供されたARQフィードバック情報のタイミングの有効性を保証することができる。

0042

ダウンリンク処理遅延の知識は、また、ネットワークノード110を無線通信ネットワーク100における特定のサービスや動作モードの観点から適合させることができ、たとえば、ARQフィードバック情報についての高速なターンアラウンド時間を必要とするサービスまたはモードをダウンリンク処理遅延がサポートしていない場合に、そのようなサービスまたはモードはネットワークノード110によって提供されなくてもよい。いくつかの実施形態において、ARQフィードバック情報は、ネットワークノード110によって明示的に要求されてもよい。

0043

さらに、ダウンリンク処理遅延について気づかせることによって、ネットワークノード110は、また、ARQフィードバック情報を入力としている、ネットワークノード110内の異なる無線リソースマネージメント(RRM)機能の性能を改善することができる。そのようなRRM機能の一例はネットワーク110内のリンクアダプテーション(LA)アルゴリズムである。たとえば、ダウンリンク処理遅延を通じて、どのACK/NACKが有効であり、どのACK/NACKが古いものであるかについてより良い理解を有することによって、ネットワークノード110は、より高い品質のリンクアダプテーション入力を提供され、ゆえに、ネットワークノード110におけるチャネル符号化は従来よりも良い手法によりチャネル状態整合するようになろう。

0044

さらに、ユーザープレーンについては、これは、最小のARQフィードバック遅延とタイミングの有効性の保証との要件について、RTTができる限り短くなることも注目される。なお、ネットワークノード110は、無線デバイス121が高い能力を有したハイエンドの無線デバイスであるときに、RTTをできる限り小さく維持する一方で、ネットワークノード110は、無線デバイス121が、たとえば、MTCデバイスなどの、能力の限られたローエンドの無線デバイスであるときのように、緩和された遅延要件が適用されるときなど、より大きな遅延が許容されるときに、より大きなRTTを許容される。

0045

さらに、いくつかの実施形態によれば、ネットワークノード110は、ダウンリンク処理遅延のインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、無線デバイス121からのARQフィードバック情報を受信することを予想される時間を決定してもよい。たとえば、ネットワークノード110は、ダウンリンク処理遅延のインジケーションを使用して、ARQフィードバックメッセージ、つまり、ARQフィードバックメッセージおけるACK/NACKを期待できるサブフレームがどれであるかを判定してもよい。これは無線デバイス121がUL送信をスケジュールされているかどうかに依存して、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上で発生する。有利なことに、ネットワークノード110は毎サブフレームごとARQフィードバック情報を復号する必要がないように構成されてもよいため、これはネットワークノード110における処理リソースを節約するだろう。

0046

さらに、いくつかの実施形態によれば、ネットワークノード110は、ダウンリンク処理遅延のインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、無線デバイス121からのARQフィードバック情報を受信することを予想される時間と整合するように、無線デバイス121のアップリンク送信をスケジュールしてもよい。この場合に、ネットワークノード110は、無線デバイス121からネットワークノード110へARQフィードバック情報が送信される時間と整合するように、無線デバイス121のUL送信を有利に制御してもよい。これは、たとえば、ダイナミックTDDシステムにおいてUL/DLの使用量をより効率よくするために、ネットワークノード110によって使用されてもよい。

0047

アクション303
オプションとして、ネットワークノード110は、アクション302において無効とみなされたARQフィードバック情報の再送についての要求を送信してもよい。これはネットワークノード110に古いものとみなされたARQフィードバック情報について更新されたARQフィードバック情報を要求させることを可能ならしめる。

0048

ネットワークノード110からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス121からの自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を処理することを無線通信ネットワーク100におけるネットワークノード110に可能ならしめる、無線デバイス121によって実行される方法の実施形態の一例が、図4に示されたフローチャートを参照しながら、説明される。図4は無線デバイス121によって実行されるアクションまたは動作の一例を示している。本方法は以下のアクションを含みうる。

0049

アクション401
無線デバイス121はARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延を決定する。
ダウンリンク処理遅延は、ダウンリンク送信の受信に関連したARQフィードバック情報の決定から、決定されたARQフィードバック情報が送信されるまでの、無線デバイス121内での処理遅延を反映すべきである。

0050

いくつかの実施形態によれば、ダウンリンク処理遅延は無線デバイス121内の所定の値、および/または、無線デバイス121内の所定の値のセットからの値によって決定される。これは、ダウンリンク処理遅延が、無線デバイス121内で決定されてもよいし、または、事前に決定/事前に設定されてもよいことを意味する。代替的に、または、追加的に、異なるシナリオに対して最も役に立ちかつそれを満たすために、ダウンリンク処理遅延の異なる値のセットが無線デバイス121内に提供されていてもよい。たとえば、一つのダウンリンク送信レイヤーの受信中のダウンリンク処理遅延はk1に等しく、一方で、二つのダウンリンク送信レイヤーの受信中のダウンリンク処理遅延はk2に等しく、ここでk1とk2は等しくない。

0051

オプションとして、いくつかの実施形態によれば、無線デバイス121は、ダウンリンク送信に関連したARQフィードバック情報の決定と、ネットワークノード110から無線デバイス121への決定されたARQフィードバック情報の送信との間の、少なくとも一つの期間に基づいて、ダウンリンク処理遅延を決定してもよい。これは、無線デバイス121がDL送信の受信中に遭遇した実際の復号時間に基づいて、無線デバイス121がダウンリンク処理遅延を推定してもよいことを意味する。
たとえば、ダウンリンク処理遅延は、復号が完了して報告の準備が整った最新のものに基づいて、直接的に取得されてもよい。

0052

この場合、いくつかの実施形態によれば、ダウンリンク処理遅延は、そのような期間の二つ以上によって無線デバイス121によって決定されてもよい。これは、無線デバイス121がDL送信の受信中に遭遇した複数の実際の復号時間に基づいて、無線デバイス121がダウンリンク処理遅延を推定してもよいことを意味する。ここで、無線デバイス121は、たとえば、いくつかの実際の復号時間に基づいて、典型的な遅延について上限、中間値、または平均値を決定してもよい。

0053

いくつかの実施形態によれば、無線デバイス121は、ダウンリンク処理に対して割り当てられる無線デバイス121内の設定可能なリソースの量に基づいて、ダウンリンク処理遅延を決定してもよい。これは、無線デバイス121が、たとえば、DL送信のDLデータを復号するために無線デバイス121によって使用される処理パワーを動的に変更しうることを意味する。この場合、ダウンリンク処理遅延の異なる値が使用されうる。たとえば、無線デバイス121内でリアルタイムオンラインゲームが実行されて、動作しているときに、無線デバイス121は、ダウンリンク処理遅延を最小にするために、最大の処理パワーを使用してもよい。一方で、他の例によれば、メッセージングチャットアプリケーションが無線デバイス121内で実行されて動作しているか、または、無線デバイス121において電力節約モードが設定されているときに、ダウンリンク処理遅延は緩和されてもよく、無線デバイス121は、処理パワーの小さな部分だけを使用し、つまり、大きな処理遅延が伴う。

0054

アクション402
アクション401における決定の後で、無線デバイス121は、決定したダウンリンク処理遅延のインジケーションをネットワークノード110に送信する。これは、たとえば、ネットワークノード110へのARQフィードバックメッセージ、または、上位レイヤーのシグナリングメッセージを送信するときに、無線デバイス121は、決定したダウンリンク処理遅延のインジケーション、つまりダウンリンク送信の受信が報告される最新の時間についての情報を含めてもよいことを意味する。インジケーションを含めることによって、無線デバイス121は、たとえば、ARQフィードバックメッセージまたは上位レイヤーのシグナリングメッセージを処理するときに、どのダウンリンク送信について、ARQメッセージ内のARQフィードバック情報が最新の情報を有し、どのダウンリンク送信について、ARQメッセージ内のARQフィードバック情報が最新の情報を有していないかを、ネットワークノード110に判定させることを可能ならしめる。

0055

いくつかの実施形態によれば、無線デバイス121は、ARQフィードバックメッセージ、RRCシグナリングメッセージ、または、MACシグナリングメッセージの一つにおいて、決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションを送信してもよい。これは、無線デバイス121は、たとえば、いくつかのまたは各ARQフィードバックメッセージごと、または、たとえば、RRCシグナリングもしくはMACシグナリングなど、上位レイヤーのシグナリングを使用することによってより頻繁に、自己のダウンリンク処理遅延を、ネットワークノード110に対して、インジケートまたは報告してもよいことを意味する。

0056

たとえば、無線デバイス121の決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションが、たとえば、RRCまたはMACシグナリングなどの上位レイヤーのシグナリングを使用して送信されるときに、これは、たとえば、ARQフィードバックメッセージが属しているDLデータの送信の期間中など、無線デバイス121が設定されるとき、または設定された後のどちらかにおいて、実行されてもよいことを意味する。

0057

さらに、決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションにおいて、決定されたダウンリンク処理遅延は、ダウンリンク送信の受信のサブフレーム番号に関した絶対的なサブフレーム番号、ARQ情報の送信時間に関したオフセット時間値、および、決定されたダウンリンク処理遅延と少なくとも一つの過去に決定されたダウンリンク処理遅延との間の差分値のうちの一つ以上によって示されてもよい。
これは、無線デバイス121がARQフィードバックメッセージ内にARQフィードバック情報を含めてもよい一つの手法が、無線デバイス121によって報告されるARQプロセスのためのDL送信の受信の絶対的なサブフレーム番号を含めることであることを、意味する。たとえば、これは、図2に示された例において示されているサブフレームn+g−kであってもよい。また、無線デバイス121がARQフィードバックメッセージ内にARQフィードバック情報を含めてもよい他の手法は、ダウンリンク処理遅延の実際の値を含めることである。これは、たとえば、ARQフィードバックメッセージの送信時間に対するオフセット時間として、ネットワークノード110によって解釈される。たとえば、図2に示された例を参照すると、これは、ARQフィードバックメッセージ内に値kを含めることを含み、これはARQフィードバックメッセージの送信時間、つまり、n+gに対するオフセット時間として理解されうる。

0058

また、無線デバイス121がARQフィードバックメッセージ内にARQフィードバック情報を含めてもよい第三の手法は、以前に提供されたダウンリンク処理遅延の値に関連する差分値を含めることである。これは、ダウンリンク処理遅延に変更がなければ、無線デバイス121によって何らの差分値も提供することを要しない点で、有利性を有している。しかし、これはネットワークノード110と無線デバイス121とにダウンリンク処理遅延を異なるように理解させてしまうことがありうるため、以前に提供された差分値に関連した差分値を提供しないようにするために、注意が払われてもよいことに、注意すべきである。これは、たとえば、ダウンリンク処理遅延の公称値となる、差分値を関連付けられている参照値を持たせることによって、実行されてもよい。これは、たとえば、ネットワークノード110に対して、ARQフィードバックメッセージ内で定期的もしくは不定期の間隔で、または、たとえば、RRCもしくはMACシグナリングなどの上位レイヤーシグナリングを介して、通信されてもよい。

0059

さらに、いくつかの実施形態によれば、決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションは、ダウンリンク処理が実行された後の次に後続するサブフレームにおいて、無線デバイス121によって送信されてもよい。これは、無線デバイス121が、ARQフィードバック情報をARQフィードバックメッセージ内でできる限り早く、つまり、DL送信を復号してARQメッセージを組み立てた後の最初の潜在的なサブフレームにおいて、報告することを意味する。この場合、ネットワークノード110は、ARQフィードバック遅延を最小化するために、つまり、ARQフィードバック遅延をできる限り削減するために、決定されたダウンリンク処理遅延を有利に使用してもよい。

0060

オプションとして、決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションは、ネットワークノード110によってARQフィードバック情報の送信のためにスケジュールされた後続のサブフレームにおいて、無線デバイス121によって送信されてもよい。これは、無線デバイス121が、DL送信を復号してARQメッセージを組み立てた後のサブフレームのセットにおいてARQフィードバック情報を報告することを意味する。いくつかの実施形態によれば、ARQフィードバック情報は、また、後続のサブフレーム内のARQフィードバックメッセージ内に含まれていてもよい。

0061

ネットワークノード110からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス121からのARQフィードバック情報を処理するための、無線通信ネットワーク100における方法のアクションを実行するために、ネットワークノード110は図5に示される以下の構成を有してもよい。

0062

図5はネットワークノード110の実施形態を示すブロック図を示している。いくつかの実施形態によれば、ネットワークノード110は、送信モジュール501、受信モジュール502、および、プロセッサ510を有してもよい。送信モジュール501は、また、送信機または送信ユニットと呼ばれてもよいし、受信モジュール502は、また、受信機または受信ユニットと呼ばれてもよい。プロセッサ510は、また、処理モジュール処理ユニットまたは処理回路と呼ばれてもよく、送信モジュール501と受信モジュール502とを制御してもよい。オプションとして、プロセッサ510は、一つ以上の送信モジュール501および受信モジュール502を含んでもよく、および/または、以下で説明される機能を実行してもよい。

0063

プロセッサ510は、無線デバイス121からのARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延のインジケーションを取得するように構成されている。いくつかの実施形態によれば、受信モジュール502は、ARQフィードバックメッセージ、RRCシグナリングメッセージ、または、MACシグナリングメッセージの一つにおいて、決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションを受信してもよい。代替的に、いくつかの実施形態においては、プロセッサ510は、無線デバイス121の処理能力を示す情報に基づいてダウンリンク処理遅延のインジケーションを決定するように構成されていてもよい。

0064

プロセッサ510は、取得したダウンリンク処理遅延のインジケーションにしたがって、ダウンリンク送信が無線デバイス121によってまだ処理されていないとわかると、当該ダウンリンク送信に関連した無線デバイス121からのARQフィードバック情報を無効とみなすように構成されている。いくつかの実施形態によれば、プロセッサ510は、ダウンリンク処理遅延のインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、無線デバイス121からのARQフィードバック情報を受信することを予想される時間を決定するように構成されていてもよい。さらに、いくつかの実施形態によれば、プロセッサ510は、ダウンリンク処理遅延のインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、無線デバイス121からのARQフィードバック情報を受信することを予想された時間と整合するように、無線デバイス121のアップリンク送信をスケジュールするように構成されていてもよい。

0065

いくつかの実施形態によれば、送信モジュール501は、無効とみなされたARQフィードバック情報の再送についての要求を送信するように構成されていてもよい。

0066

ネットワークノード110からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス121からのARQフィードバック情報を処理するための実施形態は、たとえば、図5に示されたネットワークノード110のプロセッサ510のような一つ以上のプロセッサと、ここでの実施形態のアクションおよび機能を実行するためのコンピュータプログラムコードとを通じて実装されてもよい。上述のプログラムコードは、また、たとえば、ネットワークノード110のプロセッサ510にロードされたときにここでの実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードまたはコード手段を搬送するデータキャリア形式でもって、コンピュータプログラムプロダクトとして提供されてもよい。コンピュータプログラムコードは、たとえば、ネットワークノード110内の純粋なプログラムコードとして提供されてもよいし、サーバー上に提供されてネットワークノード110にダウンロードされてもよい。キャリアは、電気信号、光信号、無線信号または、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの電気メモリや、磁気テープCD−ROM、DVD、ブルーレイディスクその他などの、コンピュータ可読記憶媒体のうちの一つであってもよい。

0067

ネットワークノード110は、さらに、一つ以上のメモリモジュールまたはメモリユニットと呼ばれるか、または、これらを含みうるメモリ520を有していてもよい。メモリ520は、ネットワークノード110のプロセッサ510内でまたはプロセッサ510によって実行されたときに、ここで記載された方法を実行するための、実行可能なインストラクションとデータを記憶するために使用されるように構成されていてもよい。当業者であれば、上述されたプロセッサ510とメモリ520が、アナログ及びデジタル回路、および/または、たとえばメモリ520に記憶され、プロセッサ510などの一つ以上のプロセッサによって実行されると上述の方法を一つ以上のプロセッサに実行させるソフトウエアおよび/もしくはファームウエアを用いて構成された一つ以上のプロセッサ、の組み合わせと呼ばれてもよいことを、理解するであろう。プロセッサ510およびメモリ520は、また、処理手段と呼ばれてもよい。他のデジタルハードウエアだけでなく、これらのプロセッサの一つ以上は、単一の特定用途集積回路ASIC)、または、いくつかのプロセッサに含まれていてもよいし、様々なデジタルハードウエアは、システムオンチップ(SoC)の中に個別にパッケージ化または組み込まれ、いくつかの分離されたコンポーネントにわたって分散していてもよい。

0068

上述から、いくつかの実施形態が、たとえばプロセッサ510によって実行されると、ネットワークノード110からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス121からのARQフィードバック情報を処理するための方法を一つ以上のプロセッサに実行させるインストラクションを含む、コンピュータプログラムプロダクトを有してもよいことが、わかるであろう。また、いくつかの実施形態は、さらに、上述したコンピュータプログラムプロダクトを含むキャリアを含んでも良く、当該キャリアは、電気信号、光信号、無線信号またはコンピュータ可読記憶媒体の一つである。

0069

ネットワークノード110からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス121からの自動再送要求(ARQ)フィードバック情報を処理することを無線通信ネットワーク100におけるネットワークノード110に可能ならしめる、無線デバイス121において実行される方法のアクションを実行するために、無線デバイス121は図6に示された以下の構成を有してもよい。

0070

図6は無線デバイス121の実施形態を示すブロック図を示している。いくつかの実施形態によれば、無線デバイス121は、送信モジュール601、および、プロセッサ610を有している。無線デバイス121は、また、たとえば、ネットワークノード110からのダウンリンク送信を受信するための受信モジュール602を有していてもよい。送信モジュール601は、また、送信機または送信ユニットと呼ばれてもよいし、受信モジュール602は、また、受信機または受信ユニットと呼ばれてもよい。
プロセッサ610は、また、処理モジュール、処理ユニットまたは処理回路と呼ばれてもよく、送信モジュール601と受信モジュール602とを制御してもよい。オプションとして、プロセッサ610は、一つ以上の送信モジュール601および受信モジュール602を含んでもよく、および/または、以下で説明される機能を実行してもよい。

0071

プロセッサ610はARQフィードバック情報についてのダウンリンク処理遅延を決定するように構成されている。

0072

いくつかの実施形態によれば、プロセッサ610は、無線デバイス121内の所定の値、および/または、無線デバイス121内の所定の値のセットからの値によって、ダウンリンク処理遅延を決定するようにさらに構成されていてもよい。代替的に、プロセッサ610は、ダウンリンク送信に関連したARQフィードバック情報の決定と、ネットワークノード110から無線デバイス121への決定されたARQフィードバック情報の送信との間の、少なくとも一つの期間に基づいて、ダウンリンク処理遅延を決定するように構成されてもよい。この場合に、いくつかの実施形態にしたがって、プロセッサ610は、さらに、そのような期間の二つ以上に基づいてダウンリンク処理遅延を決定するように構成されていてもよい。他の代替案にしたがった、いくつかの実施形態によれば、プロセッサ610は、ダウンリンク処理のために割り当てられる無線デバイス121内の設定可能なリソース量に基づいて、ダウンリンク処理遅延を決定するように構成されていてもよい。

0073

送信機601は、決定したダウンリンク処理遅延のインジケーションをネットワークノード110に送信するように構成されている。

0074

いくつかの実施形態によれば、送信機601は、ARQフィードバックメッセージ、RRCシグナリングメッセージ、または、MACシグナリングメッセージの一つにおいて、決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションを送信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態によれば、決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションがARQフィードバックメッセージ内で送信されるときに、送信機601は、ダウンリンク送信の受信のサブフレーム番号に関した絶対的なサブフレーム番号、ARQ情報の送信時間に関したオフセット時間値、および、決定されたダウンリンク処理遅延と少なくとも一つの過去に決定されたダウンリンク処理遅延との間の差分値のうちの一つ以上によって、決定されたダウンリンク処理遅延を示してもよい。

0075

いくつかの実施形態によれば、送信機601は、ダウンリンク送信の処理が実行された後の次の後続のサブフレーム内で、決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションを送信するように構成されてもよい。オプションとして、送信機601は、ネットワークノード110によってARQフィードバック情報の送信のためにスケジュールされた後続のサブフレーム内で、決定されたダウンリンク処理遅延のインジケーションを送信するように構成されてもよい。

0076

ネットワークノード110からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス121からのARQフィードバック情報を処理するように無線通信ネットワーク100内のネットワークノード110を可能ならしめる実施形態は、たとえば、図6に示された無線デバイス121のプロセッサ610のような一つ以上のプロセッサと、ここでの実施形態のアクションおよび機能を実行するためのコンピュータプログラムコードとを通じて実装されてもよい。上述のプログラムコードは、また、たとえば、無線デバイス121のプロセッサ610にロードされたときにここでの実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードまたはコード手段を搬送するデータキャリアの形式でもって、コンピュータプログラムプロダクトとして提供されてもよい。コンピュータプログラムコードは、たとえば、無線デバイス121内の純粋なプログラムコードとして提供されてもよいし、サーバー上に提供されて無線デバイス121にダウンロードされてもよい。キャリアは、電気信号、光信号、無線信号または、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの電気メモリや、磁気テープ、CD−ROM、DVD、ブルーレイディスクその他などの、コンピュータ可読記憶媒体のうちの一つであってもよい。

0077

無線デバイス121は、さらに、一つ以上のメモリモジュールまたはメモリユニットと呼ばれるか、または、これらを含みうるメモリ620を有していてもよい。メモリ620は、無線デバイス121のプロセッサ610内で実行されたときに、ここで記載された方法を実行するための、実行可能なインストラクションとデータを記憶するために使用されるように構成されていてもよい。当業者であれば、上述されたプロセッサ610とメモリ620が、アナログ及びデジタル回路、および/または、たとえばメモリ620に記憶され、プロセッサ610などの一つ以上のプロセッサによって実行されると上述の方法を一つ以上のプロセッサに実行させるソフトウエアおよび/もしくはファームウエアを用いて構成された一つ以上のプロセッサ、の組み合わせと呼ばれてもよいことを、理解するであろう。プロセッサ610およびメモリ620は、また、処理手段と呼ばれてもよい。他のデジタルハードウエアだけでなく、これらのプロセッサの一つ以上は、単一の特定用途集積回路(ASIC)、または、いくつかのプロセッサに含まれていてもよいし、様々なデジタルハードウエアは、システムオンチップ(SoC)の中に個別にパッケージ化または組み込まれ、いくつかの分離されたコンポーネントにわたって分散していてもよい。

0078

上述から、いくつかの実施形態が、たとえばプロセッサ610によって実行されると、ネットワークノード110からのダウンリンク送信に関連した無線デバイス121からのARQフィードバック情報を処理することを、無線通信ネットワーク100内のネットワークノード110に可能ならしめるための方法を一つ以上のプロセッサに実行させる、インストラクションを含む、コンピュータプログラムプロダクトを有してもよいことが、わかるであろう。また、いくつかの実施形態は、さらに、上述したコンピュータプログラムプロダクトを含むキャリアを含んでも良く、当該キャリアは、電気信号、光信号、無線信号またはコンピュータ可読記憶媒体の一つである。

0079

添付の図面において図示された特定の実施形態の詳細な説明において使用された用語は、記述された方法、ネットワークノード110および無線デバイス121を限定することを意図されたものではなく、その代わりに、添付の特許請求の範囲の観点から解釈されるべきである。

0080

ここで使用されているように、用語としての「および/または」は、関連して列挙された項目の一つ以上の組み合わせのいずれかおよびすべてを含む。

0081

さらに、ここで使用されているように、一般的な略語「e.g.」はラテン語の「exempli gratia」から来ており、これは先に言及された項目の一般的な例を紹介または特定するために使用されており、そのような項目に限定することは意図されていない。ここで、ラテン語の「id est」から来た一般的な略語「i.e.」がここで使用されるときは、これはより一般的な言及から特定の項目を特定するために使用されているだろう。「および他のもの」または「その他等」を意味するラテン語の「et cetera」から来ている一般的な略語「etc.」は、列挙されたものと類似した他の特徴が存在することを示すために、ここでは使用されている。

0082

ここで使用されているように、単数形の”a”、”an”および”the”は、ことに明確な断りがない限り、複数形も含むことが意図されている。用語としての「有する」、「有している」、「含む」およびまたは「含んでいる」がこの明細書で使用されるときは、記述された特徴、アクション、整数、ステップ、動作、要素、および/または、コンポーネントの存在を特定するために使用されており、他の一つ以上の特徴、アクション、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネントおよび/またはこれらのグループの存在や追加を排除するものではない。

0083

他に定義がなければ、ここで使用されている技術用語及び科学用語を含むすべての用語は、記述された実施形態が属している技術分野における当業者によって一般的に理解されている意味と同様の意味を有している。さらに理解されるべきことは、用語は、一般的に使用されている辞書によって定義されているように、関連する技術における説明での意味と一貫した意味を有するものと解釈されるべきであり、ここで明示的に定義されない限り、理想的または過度公式的な感覚でもって解釈される必要は無い。

0084

ここでの実施形態は上述された好ましい実勢形態に限定されることはない。様々な置換、変形、等価物使用可能である。したがって、上述された実施形態は限定と解釈されるべきではない。

0085

略語
3GPP第三世代パートナーシッププロジェクト
ACKアクノレッジメント
ARQ自動再送要求
CIダウリンク制御情報
DLダウンリンク
DTX間欠送信
FDD周波数分割複信
HARQハイブリッドARQ
LAリンクアダプテーション
LTEロングタームエボリューション
MAC媒体アクセス制御
MSNメッセージシーケンス番号
MTCマシンタイプ通信
NACKまたはNAKネガティブアクノレッジメント
NDI新データインジケータ
NWネットワーク
PDSCH物理ダウンリンク共有チャネル
PUCCH物理アップリンク共通制御チャネル
PUSCH物理アップリンク共有チャネル
RRC無線リソース制御
RV冗長バージョン
RX 受信
TDD時分割複信
TTI送信時間間隔
UEユーザ装置
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