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技術 1又は複数の表皮タンパク質を制御するためのシステム及び方法

出願人 ロレアル
発明者 カベルロット,エリサミラー,ゼインボウマンアレンルイズ,レティシア
出願日 2015年12月15日 (3年9ヶ月経過) 出願番号 2017-551565
公開日 2018年3月15日 (1年6ヶ月経過) 公開番号 2018-507077
状態 拒絶査定
技術分野 打撃またはバイブレーションマッサージ 髪止め具 ブラシ製品及びその製法 マッサージ装置
主要キーワード 振動ブラシ ピーク振動 非剛性材料 ロジック部品 電気駆動モーター 標的周波数 取り付けアーム 動作構造
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重要な関連分野

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図面 (20)

課題・解決手段

開示される実施形態は、皮膚の老化効果タンパク質レベル対処する皮膚刺激装置及び方法を提供する。特に、周期機械的歪みは、特定の効果を生成するために、皮膚内の特定のタンパク質を制御するのに使用される。非限定的な例として、開示される実施形態は、皮膚におけるある特定のタンパク質(例えば、ヒアルロナンシンターゼ3(HAS3);フィブロネクチントロポエラスチン;procoll1;インテグリン、など)の生成を増加させるのに使用することができ、表皮結合を増加させることによるアンチエイジング効果をもたらす。

概要

背景

概要

開示される実施形態は、皮膚の老化効果タンパク質レベル対処する皮膚刺激装置及び方法を提供する。特に、周期機械的歪みは、特定の効果を生成するために、皮膚内の特定のタンパク質を制御するのに使用される。非限定的な例として、開示される実施形態は、皮膚におけるある特定のタンパク質(例えば、ヒアルロナンシンターゼ3(HAS3);フィブロネクチントロポエラスチン;procoll1;インテグリン、など)の生成を増加させるのに使用することができ、表皮結合を増加させることによるアンチエイジング効果をもたらす。

目的

一実施形態において、開示される技術及び方法論は、皮膚の老化効果にタンパク質レベルで対処する皮膚刺激器具及び方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

1又は複数の皮膚タンパク質を調節するための方法であって、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な性質及び持続時間の機械的歪みを、皮膚の部分に、前記皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含み、前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、前記皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む、方法。

請求項2

前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、フィラグリントランスグルタミナーゼ1(TGK1);糖タンパク質(CD44);ケラチン10(K10);ケラチン14(K14);テナシンC;球状アクチン(アクチンG);フィブリル状アクチン(アクチンF);及びシンデカン1からなる群より選択される1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、コラーゲン4(Coll4);コラーゲン7(Coll7);ラミニンV;及びパーレカンからなる群より選択される1又は複数の真皮表皮接合部タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、かつヒアルロナンシンターゼ3(HAS3);フィブロネクチントロポエラスチン;procoll1;インテグリン;及びデコリンからなる群より選択される1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、フィラグリン;糖タンパク質(CD44);ケラチン10(K10);ケラチン14(K14);球状アクチン(アクチンG);及びフィブリル状アクチン(アクチンF)からなる群より選択される1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、コラーゲン7(Coll7);ラミニンV;及びパーレカンからなる群より選択される1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、かつフィブロネクチン;トロポエラスチン;procoll1;及びデコリンからなる群より選択される1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む、請求項1に記載の方法。

請求項4

前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、前記皮膚の部分に接触して周期的機械的歪みを適用するように構成されるワークピースに連結した運動の源を含む器具を使用することを含む、請求項1に記載の方法。

請求項5

前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、前記ワークピースが、ブラシ、塗布具、及びエンドエフェクタからなる群より選択されることを含む、請求項4に記載の方法。

請求項6

前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、振動震動往復、回転、周期的、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される運動で前記ワークピースを動かすことを含む、請求項4に記載の方法。

請求項7

前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、角振動運動で前記ワークピースを動かすことを含む、請求項4に記載の方法。

請求項8

前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、前記皮膚の部分が、前記皮膚の部分に接触するように構成される前記ワークピースの接触エリアと実質的に等しいサイズであることを含む、請求項4に記載の方法。

請求項9

前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、前記皮膚の部分に垂直に作動力を適用すること及び前記皮膚の部分の面内で機械的せん断力を適用することを含む、請求項1に記載の方法。

請求項10

前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、前記持続時間が約1分間〜約60分間であることを含む、請求項1に記載の方法。

請求項11

前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、前記機械的歪みを、前記皮膚の部分に、前記処置時間の間に実質的な中断をすることなく、適用することを含む、請求項1に記載の方法。

請求項12

1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすように構成される、周期的機械的歪み部品を含む器具であって、前記周期的機械的歪み部品が、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な性質及び持続時間の機械的歪みを、皮膚の部分に、前記皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用するように構成され;前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、前記皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む、器具。

請求項13

前記周期的機械的歪み部品が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすように構成されるエンドエフェクタに動作可能に連結された回路を含む、請求項12に記載の器具。

請求項14

前記周期的機械的歪み部品が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの前記誘導を引き起こすことに関連するデューティサイクルを変化させるように構成される回路を含む、請求項12に記載の器具。

請求項15

前記周期的機械的歪み部品が、前記皮膚の部分に接触するように構成されるワークピースに連結された運動の源を含み、前記運動の源及び前記ワークピースが、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な前記皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすように構成される、請求項12に記載の器具。

請求項16

前記ワークピースが、ブラシ、塗布具、及びエンドエフェクタからなる群より選択される、請求項15に記載の器具。

請求項17

前記器具が、振動、震動、往復、回転、周期的、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される運動で前記ワークピースを動かすように構成される、請求項15に記載の器具。

請求項18

前記器具が、角振動運動で前記ワークピースを動かすように構成される、請求項15に記載の器具。

請求項19

前記角振動運動が約3度〜約17度の振幅を含む、請求項18に記載の器具。

請求項20

前記皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な前記持続時間が、約1分間〜約60分間である、請求項12に記載の器具。

請求項21

前記器具が、前記皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な前記持続時間の後に、前記皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を停止するように構成される、請求項12に記載の器具。

請求項22

前記周期的機械的歪み部品を、処置時間について、前記ピーク繰り返し又は振動周波数で作動させるように構成される、ユーザにより作動される入力をさらに含む、請求項12に記載の器具。

請求項23

前記処置時間が、前記皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間である、請求項22に記載の器具。

請求項24

前記ユーザにより作動される入力が、ワークピースの角振動運動の振幅を制御するように構成される、請求項22に記載の器具。

請求項25

前記ユーザにより作動される入力が、1又は複数のボタンディスプレイ上の1又は複数のアイコン、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項22に記載の器具。

請求項26

前記周期的機械的歪み部品を制御及び電力供給するための1又は複数の制御コマンドを発生させるように構成される回路を含む、請求項12に記載の器具。

請求項27

前記回路が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な前記皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすよう前記周期的機械的歪み部品に命令するように構成される、請求項26に記載の器具。

請求項28

前記回路が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な前記皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすよう前記周期的機械的歪み部品に命令するように構成され、前記機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、前記皮膚の部分における真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用すること;約50ヘルツ〜約100ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、前記皮膚の部分における1又は複数の表皮関連タンパク質、1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質、及び1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、適用すること;及び約100ヘルツ〜約140ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質又は真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、前記皮膚の部分における真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することからなる群より選択される2以上の処置動作を含む、請求項26に記載の器具。

請求項29

前記回路が、連続的、同時的、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される様式で適用される前記2以上の処置動作を含んで、前記皮膚の部分に前記機械的歪みを適用するよう前記周期的機械的歪み部品に命令するように構成される、請求項28に記載の器具。

技術分野

0001

概要
この概要は、以下の詳細な説明でさらに説明される概念の選択を簡略化された形で紹介するために提供される。この概要は、特許請求の範囲に記載の発明特定事項の重要な特徴を特定することを意図するものでもなければ、特許請求の範囲に記載の発明特定事項の範囲を決定する助けとして使用されることを意図するものでもない。

課題を解決するための手段

0002

一つの態様において、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するための方法が提供される。一つの実施形態において、この方法は、
1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な性質及び持続時間の機械的歪みを、皮膚の部分に、皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む。

0003

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む。

0004

一つの態様において、器具が提供される。一つの実施形態において、この器具は、
1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすように構成される、周期的機械的歪み部品を含み、
周期的機械的歪み部品が、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な性質及び持続時間の機械的歪みを、皮膚の部分に、皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用するように構成される。

0005

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む。

0006

一つの態様において、周期的機械的歪み部品を制御及び電力供給するための1又は複数の制御コマンドを発生するように構成されるアンチエイジング回路が提供される。一つの実施形態において、アンチエイジング回路は、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすように構成される器具に動作可能に連結可能である。

0007

図面の簡単な説明

0008

開示される実施形態の前述の態様及び付随する利点の多くは、添付の図面と合わせて以下の詳細な説明を参照することによってよりよく理解されるために、より容易に理解されるだろう。

0009

図1は、ある特定の皮膚タンパク質を含む、ヒト皮膚図式的表示である。

0010

図2は、開示される実施形態に係る皮膚タンパク質の制御を示す実験データを要約する。

0011

図3は、本明細書中に開示される実施形態に係るパーソナルケア器具の1つの例の斜視図である。

0012

図4A、4B、及び4Cは、本明細書中に開示される実施形態に係るエンドエフェクタの一実施形態の斜視図、側面図、及び上面図をそれぞれ示す。

0013

図5A及び5Bは、端部及びベース部を含む、本明細書中に開示される実施形態に係るエンドエフェクタの別の実施形態の斜視図を示す。

0014

図6は、本明細書に記載されるエンドエフェクタの実施形態に係る器具及びエンドエフェクタを含むシステムの一実施形態を示す。

0015

図7は、本明細書に記載されるエンドエフェクタの実施形態に係る器具及びエンドエフェクタを含むシステムの別の実施形態を示す。

0016

図8は、ブロック図式の形で、本明細書に記載される器具の実施形態に係る器具の動作構造の一例を示す。

0017

図9A及び9Bは、皮膚の部分に対する器具及びエンドエフェクタを備えるシステムの一実施形態の無負荷状態及び負荷状態をそれぞれ示す。

0018

図10A−10Cは、開示される実施形態を試験するのに使用される実験システムを示す。

0019

図11−17Cは、開示される実施形態にしたがい得られた皮膚タンパク質の実験データをグラフで示す。
図11−17Cは、開示される実施形態にしたがい得られた皮膚タンパク質の実験データをグラフで示す。
図11−17Cは、開示される実施形態にしたがい得られた皮膚タンパク質の実験データをグラフで示す。
図11−17Cは、開示される実施形態にしたがい得られた皮膚タンパク質の実験データをグラフで示す。
図11−17Cは、開示される実施形態にしたがい得られた皮膚タンパク質の実験データをグラフで示す。
図11−17Cは、開示される実施形態にしたがい得られた皮膚タンパク質の実験データをグラフで示す。
図11−17Cは、開示される実施形態にしたがい得られた皮膚タンパク質の実験データをグラフで示す。

0020

詳細な説明

0021

人がを取ると、皮膚の機械的及び視覚的特徴が変化する。時間の経過とともに、表皮分化が減少し、細胞がよりゆっくりと再生され、真皮表皮接合部(DEJ)で結合が減少し、真皮レベルで、弾力性及びハリを付与する構造タンパク質繊維(コラーゲン及びエラスチンなど)が断片化し、数が少なくなる。その結果、皮膚の弾力性及び反発性が失われ、さらに色の均一性が失われ、顔色が鈍くなる。

0022

これらの老化効果戦うために、皮膚処置が提案されているが、魅力的な解決策は存在しない。

0023

一実施形態において、開示される技術及び方法論は、皮膚の老化効果にタンパク質レベル対処する皮膚刺激器具及び方法を提供する。例えば、一実施形態において、周期的機械的歪みを採用する技術及び方法論が、数ある中でも、末端分化の減少、結合の増加、表皮再生の減少、DEJ結合の減少、及び細胞外マトリクスタンパク質(ECM)の減少を含む特定の効果を生成するように、皮膚内の特定のタンパク質を制御するために使用される。

0024

一実施形態において、開示されるように周期的機械的歪みを適用することの累積的効果は、1又は複数のアンチエイジング効果を含む。例えば、皮膚に特定のストレスを適用することにより、皮膚細胞は、ある特定のタンパク質の生成をアップレギュレートすること(増加すること)によって、ストレスに反応するだろう。皮膚に適用されるストレスのタイプは、細胞がストレスを受けている皮膚内の位置に影響を与えるだろう。さらに、ストレスの性質及び持続時間は、どのタンパク質がどの程度アップレギュレートされるかに影響を与えるだろう。達成可能な利益の非限定的な例として、ある特定の開示される実施形態を使用して、皮膚におけるインテグリンの生成をアップレギュレートすることができ、このことが、表皮結合を増加させることにより、アンチエイジング効果をもたらす。

0025

開示される実施形態によれば、数ある中でも、(例えば、エンドエフェクタ、振動ブラシなどを介して)特定の周波数で適用される周期的機械的歪みを使用して、皮膚内の多数のタンパク質を制御することができることが判明している。開示される実施形態は、真皮及び表皮中の細胞の周波数応答刺激して、若い健康な皮膚に関連するタンパク質の生成を誘導する技術及び方法論を採用する。ヒト皮膚細胞(具体的には真皮線維芽細胞)は、細胞骨格再構築及び細胞外マトリクスタンパク質の生成の増加で、組織の歪みに応答する。体内の多くの細胞(例えば、内耳の細胞)は、特定の繰り返し周波数での刺激に応答する機械的受容体をそれらの細胞膜に有する。一実施形態において、開示される技術及び方法論は、皮膚における特定の周波数の個別の差歪みを組み合わせることによって、皮膚に見られる複数の細胞タイプから増殖の増加及び修復活性を誘導し、これによりアンチエイジング効果を生成する。

0026

概して、1又は複数の皮膚タンパク質を調節(例えば、アップレギュレート)するための方法が開示される。この方法は、周期的機械的歪みを皮膚の部分に適用することを含む。周期的機械的歪みは、1又は複数の皮膚タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な性質及び持続時間である。周期的機械的歪みの性質、特にピーク振動周波数に依存して、皮膚タンパク質は、選択的にアップレギュレートされるか又は実質的にアップレギュレートされない。この方法を実施するための器具もまた、この方法を実施するよう器具に命令するように構成される回路とともに、提供される。

0027

ある実施形態において、この方法の結果は、皮膚の部分に及ぼすアンチエイジング効果である。これに関して、ある特定の有益皮膚タンパク質が選択的にアップレギュレートされ、一方で非有益(又はさほど有益でない、又は有害でさえある)皮膚タンパク質は実質的にアップレギュレートされない。

0028

開示される実施形態は、表皮、DEJ、及び真皮を含む皮膚の3つの特定のエリアのうち1又は複数に向けられており、これらのエリアのそれぞれは、具体的には図1及び2に開示され、以下のとおり要約されるように、その特有の関連タンパク質を有する。

0029

表皮関連タンパク質は、フィラグリントランスグルタミナーゼ1(TGK1);糖タンパク質(CD44);ケラチン10(K10);ケラチン14(K14);テナシン(tenacin)C;球状アクチン(アクチンG);フィブリル状アクチン(アクチンF);及びシンデカン1を含む。

0030

真皮表皮接合部関連タンパク質は、コラーゲン4(Coll 4);コラーゲン7(Coll 7);ラミニンV;及びパーレカンを含む。

0031

真皮関連タンパク質は、ヒアルロナンシンターゼ3(HAS3);フィブロネクチントロポエラスチン;procoll1;インテグリン;及びデコリンを含む。

0032

皮膚の任意の単一の層に関連しない、開示される実施形態にしたがい調節することのできる1つのさらなる皮膚タンパク質は、マトリクスメタロプロテイナーゼ−1(MMP1)である。MMP1は、コラーゲンを破壊することが知られている有害なタンパク質である。したがって、MMP1のアップレギュレーションは従来、皮膚に有害であると考えられている。

0033

関心の対象となる皮膚タンパク質は、皮膚に様々な質を提供する。いくつかの例は以下のとおりである。

0034

ヒアルロン酸(HAS3)及び受容体(CD44)は、老化及び閉経の間にダウンレギュレートされる。それ故に、それらのアップレギュレーションは、表皮及び真皮の萎縮に対して作用することによって、アンチエイジングであると考えられる。

0035

湿疹喘息、及び皮膚アレルギー発症する可能性の減少が、フィラグリンのアップレギュレーションに起因する。フィラグリン発現の減少又は完全な消失の結果としての皮膚バリア機能撹乱は、アレルゲン経皮的伝達を強化する。それ故にフィラグリンは、主要な皮膚防御メカニズムであり、さもなければ異常な免疫応答を誘発し得る外来環境物質侵入から身体を保護する。

0036

インテグリンβ1及びシンデカン1のアップレギュレーションによる細胞接着の制御。

0037

フィブロネクチンのアップレギュレーションに起因する、傷害の部位での血小板広がり好中球単球線維芽細胞、及び内皮細胞創傷領域への接着及び移動、並びに組織の肉芽形成による表皮細胞の移動の促進。

0038

フィブロネクチン及びテナシンCのアップレギュレーションに起因する創傷治癒の向上。

0039

トロポエラスチン及びColl 4のアップレギュレーションに起因する皮膚の弾力性の増加。

0040

ラミニンVとColl 4の両方をアップレギュレートすることによる基底膜補強。基底膜は機械的バリアとして働き、悪性細胞がより深部の組織に浸潤するのを防止する。

0041

シンデカンをアップレギュレートすることによる腫瘍細胞系統細胞増殖の防止(例えば、上皮由来の腫瘍細胞系統、S115において、シンデカン1エクトドメインは、通常の上皮細胞の増殖に影響を与えることなく、S115細胞の増殖を抑制する(Zhang Yら、The Journal of Biological Chemistry 2013))。

0042

インテグリンβ1とシンデカン1の両方をアップレギュレートすることによる細胞接着の制御。

0043

本明細書で使用されるように、用語「タンパク質」、「バイオマーカー」、及び「マーカー」は、開示される実施形態に関連する皮膚タンパク質を説明するために同義に使用される。

0044

本明細書中に開示されるある特定の実施形態を区別する1つの特徴は、周期的機械的歪みのピーク周波数である。周期的機械的歪みが振動を含む場合、ピーク周波数は、周期的機械的歪みのピーク振動周波数(POF)である。特に、異なるPOF範囲が、異なるエリアにおいて異なる程度で皮膚タンパク質に影響を与えることが、実験的に決定されている(図2に要約されるように)。

0045

一つの実施形態において、約30ヘルツ〜約50ヘルツの「低周波数」範囲のPOFは、図2の「ブラシ40Hz」列のデータにより示されるように、真皮表皮接合部関連タンパク質、及び真皮関連タンパク質を実質的にアップレギュレートすることなく、表皮関連タンパク質に主に影響を与える。一つの実施形態において、約50ヘルツ〜約100ヘルツの「中間周波数」範囲のPOFは、図2の「ブラシ60Hz」及び「ブラシ90Hz」列のデータにより示されるように、皮膚タンパク質:表皮関連タンパク質、真皮表皮接合部関連タンパク質、及び真皮関連タンパク質の3つの層全てに影響を与える。一つの実施形態において、約100ヘルツ〜約140ヘルツの「高周波数」範囲のPOFは、図2の「ブラシ120Hz」列のデータにより示されるように、表皮関連タンパク質及び真皮表皮接合部関連タンパク質に影響を与えるが、真皮関連タンパク質には実質的に影響を与えない。

0046

本明細書で使用されるように、用語「約」は、値を修飾するのに使用される場合、値が5%だけ上げられ又は下げられ、開示される実施形態内にとどまることができることを示す。

0047

本明細書で使用されるように、皮膚タンパク質の文脈における、用語「実質的に影響を与えない」は、2つ以下の関連タンパク質がアップレギュレートされることを示す。例えば、図2の低周波数POFの結果は、1つのDEJ関連タンパク質(Coll 4)及び2つの真皮関連タンパク質(HAS3及びインテグリン)がアップレギュレートされることを示す。しかしながら、DEJ及び真皮に関連するタンパク質はほとんどアップレギュレートされないため、低周波数POFの方法は、DEJ関連又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えないと認められる。

0048

低周波数、中間周波数、及び高周波数のピーク振動周波数に関連する特定の態様及び実施形態は、以下により詳細に個々に説明される。本明細書中に開示される方法、装置、及び他の態様に関連する共通の要素をここで説明する。したがって、これらの原理は、任意の周波数での動作に適用することができる。

0049

一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、皮膚の部分に垂直に作動力を適用すること及び皮膚の部分の面内で機械的せん断力を適用することを含む。これに関して、通常の作動力は、機械的歪みの源を皮膚の部分に接触させるように働き、機械的せん断力は周期的機械的歪みを提供する。この実施形態の一例は、本明細書の実施例において開示されるように、ブラシ又はエンドエフェクタワークピースの使用である。

0050

一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、持続時間が約1分間〜約60分間であることを含む。一つの実施形態において、持続時間は1分間〜30分間の範囲である。一つの実施形態において、持続時間は約1分間〜約10分間の範囲である。一つの実施形態において、持続時間は約1分間〜約5分間の範囲である。一つの実施形態において、持続時間は約2分間より長い。以下にさらに詳細に論じられるように、ある実施形態において、機械的歪みの適用の持続時間は、器具によって(例えば、回路を介して)制御される。

0051

本明細書中に開示される方法は、機械的歪みが、実質的に連続して実質的に同じ皮膚の部分に適用される場合に、最適に動作する。この動作原理は、標的化された皮膚細胞に対して動作するのに十分な刺激力を可能にする。時間及び集中させた位置の組み合わせは、所望のアップレギュレーションを生成する。したがって、一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、処置時間の間に実質的な中断をすることなく(例えば、1秒より長いブレイクなしに)、機械的歪みを皮膚の部分に適用することを含む。

0052

一つの実施形態において、方法は、周期的機械的歪みを適用して、皮膚の部分内で、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な、少なくとも2つの異なる特徴を有する機械的歪みの誘導を引き起こすことを含む。

0053

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することは、2以上の処置動作を作動させることを含む。例えば、一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、
約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分における真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用すること;
約50ヘルツ〜約100ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、皮膚の部分における1又は複数の表皮関連タンパク質、1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質、及び1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、適用すること;及び
約100ヘルツ〜約140ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質又は真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分における真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用すること
からなる群より選択される2以上の処置動作を含む。

0054

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、2以上の処置動作を同時的に又は連続的に作動させることを含む。例えば、一つの実施形態において、第1のピーク繰り返し又は振動周波数が第1の処置期間に適用され、次いで第2のピーク繰り返し又は振動周波数が第2の処置期間に適用される。さらなる実施形態において、異なる又は類似の性質のさらなる処置期間が含まれる。このようなマルチパート処置は、ユーザが2以上の周波数からのタンパク質アップレギュレーションの恩恵を受けることを可能にする。

0055

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、少なくとも第1の領域及び第2の領域を有する空間的にパターン化された刺激を発生させることを含み、第2の領域は、第1の領域とは異なる強度、位相振幅パルス周波数、ピーク繰り返し周波数、又は電力分布のうち少なくとも1つを有する。

0056

一実施形態において、説明される技術及び方法論が、2以上の周波数の同時的な適用を含む。

0057

<低周波数歪み>

0058

一実施形態において、ピーク繰り返し又は振動周波数は、約30ヘルツ〜約50ヘルツの「低周波数」範囲にある。このPOFは、図2の「ブラシ40Hz」列のデータにより示されるように、真皮表皮接合部関連タンパク質、及び真皮関連タンパク質を実質的にアップレギュレートすることなく、表皮関連タンパク質に主に影響を与える。

0059

したがって、一つの態様において、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するための方法が提供される。一つの実施形態において、この方法は、
1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な性質及び持続時間の機械的歪みを、皮膚の部分に、皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用すること、を含む。

0060

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む。

0061

本明細書の他の箇所で開示される方法及び器具は、全て適用可能であり、低周波数の態様及び実施形態に関連する。

0062

一つの実施形態において、ピーク繰り返し又は振動周波数は約40ヘルツである。

0063

一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、フィラグリン;トランスグルタミナーゼ1(TGK1);糖タンパク質(CD44);ケラチン10(K10);ケラチン14(K14);テナシンC;球状アクチン(アクチンG);フィブリル状アクチン(アクチンF);及びシンデカン1からなる群より選択される1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、コラーゲン4(Coll 4);コラーゲン7(Coll 7);ラミニンV;及びパーレカンからなる群より選択される1又は複数の真皮表皮接合部タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、かつヒアルロナンシンターゼ3(HAS3);フィブロネクチン;トロポエラスチン;procoll1;インテグリン;及びデコリンからなる群より選択される1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む。

0064

一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、フィラグリン;糖タンパク質(CD44);ケラチン10(K10);ケラチン14(K14);球状アクチン(アクチンG);及びフィブリル状アクチン(アクチンF)からなる群より選択される1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、コラーゲン7(Coll 7);ラミニンV;及びパーレカンからなる群より選択される1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、かつフィブロネクチン;トロポエラスチン;procoll1;及びデコリンからなる群より選択される1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む。

0065

<中間周波数歪み>

0066

上述のように、一つの実施形態において、ピーク繰り返し又は振動周波数は、約50ヘルツ〜約100ヘルツの「中間周波数」範囲にある。このPOFは、図2の「ブラシ60Hz」及び「ブラシ90Hz」列のデータにより示されるように、表皮関連タンパク質、真皮表皮接合部関連タンパク質、及び真皮関連タンパク質(すなわち、3つの皮膚層全て)に影響を与える。したがって、このPOF範囲は、皮膚の3つの層全てにおいて関心の対象となるタンパク質の最も有意なアップレギュレーションを提供するように、実験的に決定されている。

0067

したがって、一つの態様において、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するための方法が提供される。一つの実施形態において、この方法は、皮膚の部分において1又は複数の皮膚タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な性質及び持続時間の機械的歪みを、皮膚の部分に適用することを含む。

0068

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約50ヘルツ〜約100ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、皮膚の部分において1又は複数の皮膚タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、適用することを含む。

0069

本明細書の他の箇所で開示される方法及び器具は、全て適用可能であり、中間周波数の態様及び実施形態に関連する。

0070

一つの実施形態において、ピーク繰り返し又は振動周波数は約60ヘルツである。一つの実施形態において、ピーク繰り返し又は振動周波数は約90ヘルツである。

0071

一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約50ヘルツ〜約100ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、フィラグリン;トランスグルタミナーゼ1(TGK1);糖タンパク質(CD44);ケラチン10(K10);ケラチン14(K14);テナシンC;球状アクチン(アクチンG);フィブリル状アクチン(アクチンF);及びシンデカン1からなる群より選択される1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、適用することを含む。

0072

さらなる実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約50ヘルツ〜約100ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、コラーゲン4(Coll 4);コラーゲン7(Coll 7);ラミニンV;及びパーレカンからなる群より選択される1又は複数の真皮表皮接合部タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、適用することを含む。

0073

さらなる実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約50ヘルツ〜約100ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、ヒアルロナンシンターゼ3(HAS3);フィブロネクチン;トロポエラスチン;procoll1;及びインテグリンからなる群より選択される1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、適用することを含む。一つの実施形態において、デコリンは実質的にアップレギュレートされない。

0074

一つの実施形態においてMMP1は実質的にアップレギュレートされない。

0075

<高周波数歪み>

0076

上述のように、一つの実施形態において、ピーク繰り返し又は振動周波数は、約100ヘルツ〜約140ヘルツの「高周波数」範囲にある。図2の「ブラシ120Hz」列のデータに示されるように、このPOFは、真皮関連タンパク質を実質的にアップレギュレートすることなく、表皮関連タンパク質及び真皮表皮接合部関連タンパク質に主に影響を与える。

0077

したがって、一つの態様において、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するための方法が提供される。一つの実施形態において、この方法は、1又は複数の表皮関連タンパク質又は真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な性質及び持続時間の機械的歪みを、皮膚の部分に、皮膚の部分において1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む。

0078

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約100ヘルツ〜約140ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質又は真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分において1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む。

0079

本明細書の他の箇所で開示される方法及び器具は、全て適用可能であり、低周波数の態様及び実施形態に関連する。

0080

一つの実施形態において、ピーク繰り返し又は振動周波数は約120ヘルツである。

0081

一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約100ヘルツ〜約140ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、フィラグリン;トランスグルタミナーゼ1(TGK1);糖タンパク質(CD44);ケラチン10(K10);ケラチン14(K14);テナシンC;球状アクチン(アクチンG);フィブリル状アクチン(アクチンF);シンデカン1;コラーゲン4(Coll 4);コラーゲン7(Coll 7);ラミニンV;及びパーレカンからなる群より選択される1又は複数の表皮関連タンパク質又は真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、ヒアルロナンシンターゼ3(HAS3);フィブロネクチン;トロポエラスチン;procoll1;インテグリン;及びデコリンからなる群より選択される1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む。

0082

一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約100ヘルツ〜約140ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、フィラグリン;トランスグルタミナーゼ1(TGK1);糖タンパク質(CD44);ケラチン10(K10);ケラチン14(K14);テナシンC;シンデカン1;コラーゲン4(Coll 4);及びコラーゲン7(Coll 7)からなる群より選択される1又は複数の表皮関連又は真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、ヒアルロナンシンターゼ3(HAS3);フィブロネクチン;トロポエラスチン;及びデコリンからなる群より選択される1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む。

0083

一つの実施形態においてMMP1は実質的にアップレギュレートされない。

0084

<器具>

0085

器具(例えば、電動ブラシ)は、開示される方法を実施するのに使用することのできる装置の1つのクラスである。

0086

ある実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、皮膚の部分に接触して周期的機械的歪みを適用するように構成されるワークピースに連結した運動の源を有する器具を使用することを含む。本明細書中に開示される有利な効果を生成するのに十分な、適切な機械的歪みが適用され得る限り、任意の運動の源(例えば、モーター)を、ワークピースとの任意の組み合わせで使用することができる。

0087

適用される周期的機械的歪みは、動作中に、少なくとも1つの共通のポジションを通って循環する。したがって、一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、振動、震動往復、回転、周期的、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される運動でワークピースを動かすことを含む。一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、角振動運動でワークピースを動かすことを含む。

0088

一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、皮膚の部分が、皮膚の部分に接触するように構成されるワークピースの接触エリアと、実質的に等しいサイズであることを含む。

0089

一つの実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、ワークピースが、ブラシ、塗布具、及びエンドエフェクタからなる群より選択されることを含む。任意のサイズ及び構成のブラシを使用することができる。例示的なブラシは、Clarisonicにより販売される、その洗浄器具とともに使用するためのブラシである。例示的なブラシ系ワークピースが以下に詳細に説明される。任意のタイプの塗布具を使用することができる。例示的な塗布具は、エラストマー塗布具及び処方物塗布具を含む。エンドエフェクタは、開示される実施形態にしたがい最適化された周期的機械的歪みを適用するように、特に設計される。代表的なエンドエフェクタが、以下にさらに詳細に説明される。

0090

一つの態様において、器具が提供される。本明細書中に開示される低周波数実施形態に関連する、一つの実施形態において、この器具が、
1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすように構成される、周期的機械的歪み部品を含み、
周期的機械的歪み部品が、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な性質及び持続時間の機械的歪みを、皮膚の部分に、皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用するように構成される。

0091

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用することを含む。

0092

本明細書中に開示される中間周波数実施形態に関連する、一つの実施形態において、この器具が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすように構成される、周期的機械的歪み部品を含む。

0093

一実施形態において、周期的機械的歪み部品が、皮膚の部分における1又は複数の表皮関連タンパク質、真皮表皮接合部関連タンパク質、又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な性質及び持続時間の機械的歪みを、皮膚の部分に、適用するように構成される。

0094

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約50ヘルツ〜約100ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、皮膚の部分における1又は複数の表皮関連タンパク質、真皮表皮接合部関連タンパク質、又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、適用することを含む。

0095

本明細書中に開示される高周波数実施形態に関連する、一つの実施形態において、この器具が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすように構成される、周期的機械的歪み部品を含む。

0096

一実施形態において、周期的機械的歪み部品が、1又は複数の表皮関連タンパク質又は真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な性質及び持続時間の機械的歪みを、皮膚の部分に、皮膚の部分における1又は複数の真皮関連タンパク質を実質的にアップレギュレートすることなく、適用するように構成される。例えば、動作中に、複数の接触点を備えるエンドエフェクタが、皮膚の部分に接触し、周期的機械的歪みを送達し、周期的機械的歪みが次に皮膚の部分内の定常波を刺激する。

0097

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、約100ヘルツ〜約140ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質又は真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分における1又は複数の真皮関連タンパク質を実質的にアップレギュレートすることなく、適用することを含む。

0098

一つの実施形態において、周期的機械的歪み部品が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすように構成されるエンドエフェクタに動作可能に連結された回路を含む。

0099

一つの実施形態において、周期的機械的歪み部品が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすことに関連するデューティサイクルを変化させるように構成される回路を含む。

0100

一つの実施形態において、周期的機械的歪み部品が、皮膚の部分に接触するように構成されるワークピースに連結された運動の源を含み、運動の源及びワークピースが、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすように構成される。これに関して、ブラシ及びエンドエフェクタの例示的な実施形態は、運動の源としてモーターを含む。一つの実施形態において、ワークピースが、ブラシ、塗布具、及びエンドエフェクタからなる群より選択される。

0101

繰り返し機械的歪みを引き起こす任意の運動を、器具に組み込むことができる。一つの実施形態において、器具が、振動、震動、往復、回転、周期的、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される運動でワークピースを動かすように構成される。

0102

一つの実施形態において、以下の例示的な実施形態に関連してさらに詳細に説明されるように、器具が、角振動運動でワークピースを動かすように構成される。一つの実施形態において、角振動運動が約3度〜約17度の振幅を含む。一つの実施形態において、振幅が約8度であり、これはClarisonic電動器具標準の振幅である。

0103

一つの実施形態において、皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間は、約1分間〜約60分間である。一つの実施形態において、器具が、皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間の後に、皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を停止するように構成される。したがって、一つの実施形態において、器具は、それが周期的機械的歪みを提供する限りにおいて、電力遮断し、又は他の方法で器具の動作を停止するように構成される。ある実施形態において、この処置期間の持続時間は調整可能である。一つの実施形態において、持続時間は約1分間〜約60分間の範囲である。一つの実施形態において、持続時間は約1分間〜約30分間の範囲である。一つの実施形態において、持続時間は約1分間〜約10分間の範囲である。一つの実施形態において、持続時間は約1分間〜約5分間の範囲である。一つの実施形態において、持続時間は約2分間より長い。

0104

一つの実施形態において、器具は、周期的機械的歪み部品を、処置時間について、ピーク繰り返し又は振動周波数で作動させるように構成される、ユーザにより作動される入力をさらに含む。ユーザにより作動される入力は、器具の動作を制御するのに十分な入力を提供するための任意のメカニズムであることができる。一つの実施形態において、ユーザにより作動される入力は、1又は複数のボタンである。一つの実施形態において、ユーザにより作動される入力は、少なくとも1つのアイコンを含むタッチスクリーンである。

0105

器具は、周期的機械的歪みの性質を制御するように構成することもできる。一つの実施形態において、ユーザにより作動される入力が、ワークピースの角振動運動の振幅を制御するように構成される。

0106

一つの実施形態において、器具が、周期的機械的歪み部品を制御及び電力供給するための1又は複数の制御コマンドを発生させるように構成される回路を含む。

0107

一つの実施形態において、回路が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすよう周期的機械的歪み部品に命令するように構成される。

0108

一つの実施形態において、回路が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な、皮膚の部分内の、少なくとも2つの異なる特徴を有する機械的歪みの誘導を引き起こすよう周期的機械的歪み部品に命令するように構成される。

0109

一実施形態において、機械的歪みを皮膚の部分に適用することが、
約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分における真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用すること;
約50ヘルツ〜約100ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、皮膚の部分における1又は複数の表皮関連タンパク質、1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質、及び1又は複数の真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、適用すること;及び
約100ヘルツ〜約140ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質又は真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分における真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用すること
からなる群より選択される2以上の処置動作を含む。

0110

さらなる実施形態において、回路が、連続的、同時的、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される様式で適用される2以上の処置動作を含んで、皮膚の部分に機械的歪みを適用するよう周期的機械的歪み部品に命令するように構成される。例えば、一つの実施形態において、回路が、第1のピーク繰り返し又は振動周波数を、第1の処置期間について、連続的に適用し、次いで第2のピーク繰り返し又は振動周波数を、第2の処置期間について、適用するよう、器具に命令を提供するように構成される。さらなる実施形態において、異なる又は類似の性質のさらなる処置期間が含まれる。このようなマルチパート処置は、ユーザが2以上の周波数からのタンパク質アップレギュレーションの恩恵を受けることを可能にする。

0111

一実施形態において、説明される技術及び方法論は、回路が2以上の周波数を同時的に適用するように構成されていることを含む。

0112

<ブラシ>

0113

ここで図3を参照すると、開示される実施形態に係る、ブラシワクピースを有する器具22の1つの例が示されている。器具22は、ハンドル部分26及びワークピース取り付け部分28を有する本体24を含む。ワークピース取り付け部分28は、ワークピース20を器具22に選択的に取り付けるように構成される。器具本体24は、器具22の動作構造を収容する。オンオフボタン36は、器具を選択的に作動するように構成される。いくつかの実施形態において、器具はまた、ワークピース28の振動の周波数及び振幅を制御するように構成されるプログラムされたマイクロコントローラ又はプロセッサなどの制御回路に連結された電力調整又はモード制御ボタン38を含んでよい。図3に示されるタイプのブラシは、Clarisonic(Redmond、WA)により製造される。米国特許第7,786,626号及び7,157,816号は、両方共それらの全体が参照により本明細書に組み込まれ、開示される実施形態において有用な振動ブラシに関連する例示的な開示である。

0114

<エンドエフェクタ>

0115

一実施形態において、複数の接触点を備えるエンドエフェクタが、刺激周波数で皮膚の部分を刺激するために使用され、ここで接触点は、刺激周波数の逆数に基づく互いからの標的距離をおいて位置する。一実施形態において、刺激周波数で皮膚の部分を刺激するためのシステムは、刺激周波数の逆数に基づく互いからの距離をおいて位置する複数の接触点を備えるエンドエフェクタ及び器具を含む。一実施形態において、刺激周波数で皮膚の部分を刺激するための方法は、モーターの動作を作動させて、エンドエフェクタの端部に動きを付与すること、及び力を適用して、皮膚の部分に向かってエンドエフェクタを付勢し、刺激周波数付近での皮膚の部分の周期的刺激を引き起こすことを含む。周期的刺激の例には、皮膚の部分において誘導される周期的機械的歪み、皮膚の部分に誘導される周期的圧力波などが含まれる。

0116

エンドエフェクタ100の一実施形態が図4A〜4Cに示される。エンドエフェクタ100は接触点102を含む。一実施形態において、接触点102は、回転楕円形多角形円筒形円錐形、平面形、放物線形、及び規則的又は不規則な形状を含む様々な形状、構成、及び幾何学的形状をとることができる。

0117

エンドエフェクタ100はまた、接触エリア104を含む。接触点102のそれぞれは、接触エリア104の1つに位置する。一実施形態において、接触点102は、互いからの標的距離106をおいて位置する。例えば、一実施形態において、接触点102は、刺激周波数の逆数から決定される互いからの標的距離106をおいて位置する。図4A〜4Cに示される特定の実施形態において、接触点102は、互いから等距離にある(すなわち、接触点102間の距離106が全ておおむね同じであり、例えば互いの±5%以内である)接触点を含む。エンドエフェクタ100は、接触エリア104間に位置する中央部分108を含む。図4A〜4Cは、X、Y、及びZ方向を備える座標システムを示す。接触エリア104の接触点102が、Z方向に下方にある平坦物体に接触エリア104が接触する点になるように、Z方向に中央部分108が接触エリア104から押し下げられる。

0118

エンドエフェクタ100は、中央部分108の反対側に中央支持部110を含む。図4Bに見られるように、接触エリア104は、中央支持部110から片持ち状に出ているエンドエフェクタ100の部分に位置する。一つの実施形態において、エンドエフェクタ100は非剛性材料で作られる。非剛性材料のいくつかの例としては、プラスチック(例えば、ポリウレタン)、エラストマー材料(例えば熱可塑性エラストマー)、ゴム材料、及びそれらの任意の組み合わせが含まれる。一つの例において、エンドエフェクタ100の非剛性材料は、米国材料試験協会(ASTM規格D2240によって定義される、約10ショアA〜約60ショアAの範囲の硬度を有する。エンドエフェクタ100が非剛性材料で作られ、接触エリア104が中央支持部110から片持ち状に出ているエンドエフェクタ100の部分に位置する場合、接触エリア104を備えるエンドエフェクタ100の部分は、接触エリア104のZ方向の動きをいくらか可能にするばね様の質を有する。

0119

図4A及び4Cに示される実施形態において、エンドエフェクタ100は締結具穴112を含む。一つの実施形態において、機械的締結具(例えば、ねじ、ボルトリベットなど)が締結具穴112に配置されて、エンドエフェクタ100を別の部品に機械的に締結する。一つの実施形態において、エンドエフェクタ100は、エンドエフェクタを動かすように構成されるモーターに連結可能である。一つの例において、エンドエフェクタ100がモーターに連結可能であり、モーターが動作しているときに、モーターは、エンドエフェクタ100をZ方向の軸の周り回転運動で振動させる。

0120

一つの実施形態において、エンドエフェクタ100を使用して、皮膚の部分を刺激周波数で刺激する。一つの実施形態において、エンドエフェクタ100を使用して、標的周波数で皮膚の部分内の周期的応答を誘導する。一つの実施形態において、エンドエフェクタ100を使用して、適用される電位に応答して、周期的機械的歪みを皮膚の部分に適用する。一実施形態において、器具302は、エンドエフェクタを駆動することに関連するデューティサイクルを管理するように構成される。例えば一実施形態において、器具302は、エンドエフェクタを駆動することに関連するデューティサイクルを管理するように構成される回路を含む。

0121

一つの例において、刺激周波数は皮膚の部分の条件に基づいて選択される。例えば、刺激周波数は、刺激周波数での皮膚の部分の周期的機械的歪みによって作動されるアンチエイジング効果に基いて選択される。接触点102は、刺激周波数の逆数に基づく互いからの標的距離をおいて位置する。例えば、60Hzの刺激周波数では、刺激周波数の逆数(すなわち、周期)は0.0167秒毎サイクルである。2.0メートル毎秒の伝搬速度では、波長は0.0333メートル毎秒、又は3.33cm毎秒である。周波数に基づく波長距離の他の例を表1に示す。

0122

0123

一つの実施形態において、接触点102は、刺激周波数の逆数の整数増加分である互いからの距離をおいて位置する。上記の60Hzの例を使用すると、刺激周波数の逆数の1つの整数増加分は3.33cmである。したがって、この60Hzの例において、接触点102間の距離106は3.33cmである。110Hzの刺激周波数の別の例を使用すると、波長は1.82cm毎秒である。刺激周波数の逆数の1つの整数増加分は3.64cmである。したがって、この100Hzの例において、接触点102間の距離106は3.64cmである。周波数及び周波数の逆数の整数増加分の多くの他の例が可能である。

0124

エンドエフェクタ200の別の実施形態を図5A及び5Bに示す。エンドエフェクタ200は、端部202及びベース部204を含む。端部202は、接触点206及び接触エリア208を含む。接触点206のそれぞれは、接触エリア208の1つに位置する。ベース部204は、器具の駆動ハブ(図示されず)に係合するように構成される駆動アセンブリ210を含む。一つの例において、器具は、駆動ハブに動作可能に連結されるモーターを含む。エンドエフェクタ200が器具に解放可能に連結され、駆動アセンブリ210が駆動ハブに係合されると、モーターの動作が駆動ハブの動きを引き起こし、この動きが駆動アセンブリに伝達されてエンドエフェクタを動かす。

0125

図5Aに示されるように、エンドエフェクタ200の端部202は、中央支持部212を介してエンドエフェクタ200のベース部204に連結される。接触エリア206は、中央支持部212から片持ち状に出ている端部202の部分に位置する。一つの実施形態において、端部202は非剛性材料で作られ、接触エリア208及び接触エリア208を備える端部202の部分は、接触エリア208の動きをいくらか可能にするばね様の質を有する。一つの例において、ベース部204の一部又は全部が剛性材料で作られる。この例において、ベース部204の一部又は全部が非剛性材料で作られているにもかかわらず、接触エリア208を備える端部202の部分は、それらのばね様の質を保つ。

0126

エンドエフェクタ200がモーターに連結されておりモーターが動作しているときに、エンドエフェクタ200及びモーターのシステムは共鳴周波数を有する。システムの共鳴周波数は、モーターの動作パラメーター、モーターの質量、及びエンドエフェクタ200の質量などの、システムの特徴の関数である。一つの実施形態において、エンドエフェクタ200は、特定のモーターにより駆動されて、刺激周波数で皮膚の部分を刺激するように設計される。一つの例において、エンドエフェクタ200の質量は、エンドエフェクタ200及び特定のモーターのシステムが刺激周波数に基づく共鳴周波数を有するように選択される。一つの例において、エンドエフェクタ200の質量を選択することは、端部202又はベース部204のうち1又は複数の質量を選択することを含む。刺激周波数に基づく共鳴周波数の一つの例において、共鳴周波数は刺激周波数とほぼ同じである。刺激周波数に基づく共鳴周波数の他の例において、共鳴周波数は刺激周波数の整数増加分である。

0127

図5Bは、連結リング214も含むエンドエフェクタ200を示す。連結リング214は、エンドエフェクタ200を、モーターを含む器具などの別の物体に連結するように構成される。モーターを含む器具に連結されたエンドエフェクタの例を、以下により詳細に説明する。

0128

本明細書に記載されるエンドエフェクタの実施形態は、図6に示されるシステム300などのシステムにおいて使用可能である。システム300は、器具302及びエンドエフェクタ304を含む。図6に示される器具302はハンドルの形態である。しかしながら、器具302は、他のあらゆる形態をとることができる。器具302は駆動ハブ306を含む。器具302は、モーターの動作が駆動ハブ306の動きを引き起こすように、駆動ハブ306に動作可能に連結されているモーター(図示されず)を含む。器具302は、1又は複数のユーザ入力メカニズム308を含む。一つの実施形態において、モーターの動作は、1又は複数のユーザ入力メカニズム308によって受信されたユーザ入力に基づく。いくつかの例において、1又は複数のユーザ入力メカニズム308によって受信されたユーザ入力は、モーターの動作を開始すること、モーターの動作特徴を変化させること、及びモーターの動作を停止することのうち、1又は複数を引き起こす。

0129

一実施形態において、図6に示されるエンドエフェクタ304は、端部310及びベース部316を含む。端部は複数の接触点312を含む。一つの実施形態において、複数の接触点312は、刺激周波数の逆数に基づく互いからの距離をおいて位置する。複数の接触点312のそれぞれは、複数の接触エリア314の1つに位置する。ベース部316は、端部310に中央支持部318を介して連結される。ベース部は、器具302の駆動ハブ306に係合するように構成される駆動アセンブリ320を含む。

0130

一実施形態において、エンドエフェクタ304は、器具302に物理的に連結可能である。エンドエフェクタ304が器具302に連結される場合、器具302のモーターの動作が駆動ハブ306の動きを引き起こし、この動きがエンドエフェクタ304の駆動アセンブリ320に伝達されてエンドエフェクタを動かすように、エンドエフェクタ304の駆動アセンブリ320は器具302の駆動ハブ306に係合される。一つの実施形態において、モーターの動作は、エンドエフェクタ304を標的周波数及び振幅で動かす慣性の量でエンドエフェクタ304に振動運動を付与する。一つの例において、モーターは、約60Hz〜約120Hzの範囲の周波数でエンドエフェクタ304を駆動するように構成される。別の例において、モーターは、ピークツーピーク運動の約2°〜約7°の範囲の角度振幅でエンドエフェクタ304を駆動するように構成される。エンドエフェクタ304のこのような振動運動が、皮膚の部分に適用されると、刺激周波数付近での皮膚の部分内の周期的刺激を生成する。いくつかの例において、振動周波数は刺激周波数付近である。他の例において、振動周波数は刺激周波数と異なる。一つの例において、周期的刺激は、標的バイオマーカーのある特定のアンチエイジング効果を刺激する、刺激周波数での周期的機械的歪みである。

0131

一実施形態において、エンドエフェクタ304は、器具302に1又は複数の通信インターフェイスを介して通信的に連結される。

0132

器具402及びエンドエフェクタ404を備えるシステム400の別の例が図7に示される。図7に示される器具402は、ユーザの指が器具402の周りを握ることで、ユーザの手のひらに保持されることが意図される、手持ち式器具の形態である。器具402は手持ち式器具の形態であるが、器具402は他のあらゆる形態をとることができる。器具402は駆動ハブ406を含む。器具402は、モーターの動作が駆動ハブ406の動きを引き起こすように、駆動ハブ406に動作可能に連結されたモーター(示されず)を含む。器具402は1又は複数のユーザ入力メカニズム408を含む。一つの実施形態において、モーターの動作は、1又は複数のユーザ入力メカニズム408によって受信されたユーザ入力に基づく。いくつかの例において、1又は複数のユーザ入力メカニズム408によって受信されたユーザ入力は、モーターの動作を開始すること、モーターの動作特徴を変化させること、及びモーターの動作を停止することのうち、1又は複数を引き起こす。

0133

図7に示されるエンドエフェクタ404は、端部410及びベース部416を含む。端部は複数の接触点412を含む。一つの実施形態において、複数の接触点412は、刺激周波数の逆数に基づく互いからの距離をおいて位置する。複数の接触点412のそれぞれは、複数の接触エリア414の1つに位置する。ベース部416は、端部410に中央支持部418を介して連結される。ベース部は、器具402の駆動ハブ406に係合するように構成される駆動アセンブリ420を含む。

0134

一つの実施形態において、エンドエフェクタ404は、器具302及び器具402の両方で交換可能に使用可能である。言い換えれば、この特定の例において、エンドエフェクタ404の駆動アセンブリ420は、器具302の駆動ハブ306及び器具402の駆動ハブ406の両方と別個係合可能である。一つの実施形態において、器具302及び器具402は、異なるモーターサイズ、異なるモーター慣性などの、異なる特徴を有する。このような場合、エンドエフェクタ404及び器具302を備えるシステムは、エンドエフェクタ404及び器具402を備えるシステムとは異なる共鳴周波数を有する。エンドエフェクタと器具の異なる組み合わせでの共鳴周波数の違いのために、いくつかの実施形態において、エンドエフェクタは、(エンドエフェクタの特定の質量を選択することなどにより)特定の器具及び/又はモーターとともに動作して標的共鳴周波数を有するように設計される。

0135

一つの実施形態において、エンドエフェクタ404は器具402に動作可能に連結可能である。例えば、エンドエフェクタ404が器具402に連結される場合に、器具402のモーターの動作が駆動ハブ406の動きを引き起こし、この動きがエンドエフェクタ404の駆動アセンブリ420に伝達されてエンドエフェクタを動かすように、エンドエフェクタ404の駆動アセンブリ420は、器具402の駆動ハブ406に係合される。一つの実施形態において、モーターの動作は、エンドエフェクタ404を標的周波数及び振幅で動かす慣性の量で、エンドエフェクタ304に振動運動を付与する。一つの例において、モーターは、エンドエフェクタ404を約60Hz〜約120Hzの範囲の周波数で駆動するように構成される。別の例において、モーターは、エンドエフェクタ404をピークツーピーク運動の約2°〜約7°の範囲の角度振幅で駆動するように構成される。エンドエフェクタ404のこのような振動運動は、皮膚の部分に適用されると、刺激周波数付近での皮膚の部分内の周期的刺激を生成する。いくつかの例において、振動周波数は刺激周波数付近である。他の例において、振動周波数は刺激周波数と異なる。一つの例において、周期的刺激は、標的バイオマーカーのある特定のアンチエイジング効果を刺激する、刺激周波数での周期的機械的歪みである。

0136

図8は、ブロック図式の形で、器具500の動作構造の一例を示す。器具302及び器具402などの、本明細書に記載される器具の他の実施形態は、いくつかの例において、図8に示される動作構造などの動作構造を含む。一つの実施形態において、器具500は、駆動モーターアセンブリ502、充電式電池などの電力貯蔵源510、及び駆動制御部508を含む。一つの例において、駆動制御部508は、1又は複数のユーザインターフェイスメカニズム(例えば、図6の1又は複数のユーザインターフェイスメカニズム308及び図7の1又は複数のユーザインターフェイスメカニズム408)に連結されるか又はそれを含む。駆動制御部570は、電力貯蔵源510から駆動モーターアセンブリ502に電力を選択的に伝えるように構成され配置される。一実施形態において、駆動制御部508は、駆動モーターアセンブリ502への電力の送達を制御するように構成される、プログラムされたマイクロコントローラ又はプロセッサなどの制御回路に連結された、電力調整又はモード制御ボタンを含む。一実施形態において、駆動モーターアセンブリ502は、エンドエフェクタなどの取り付けられたヘッドを、駆動ギヤアセンブリを介して駆動する、電気駆動モーター504(又は単にモーター504)を含む。

0137

一つの実施形態において、エンドエフェクタが器具500に連結されると(例えば、図6においてエンドエフェクタ304が器具302に連結されると)、駆動モーターアセンブリ502は、第1の回転方向及び第2の回転方向に、エンドエフェクタに振動運動を付与するように構成される。一つの実施形態において、駆動モーターアセンブリ502は、振動運動を器具500の駆動ハブに伝達するように構成される駆動シャフト506(取り付けアームとも呼ばれる)を含む。器具500は、エンドエフェクタを音波周波数で振動させるように構成される。一実施形態において、器具500は、エンドエフェクタを約60Hz〜約120Hzの周波数で振動させる。エンドエフェクタを振動させるために器具500により採用され得る、駆動モーターアセンブリ502の1つの例が、米国特許第7,786,646号において示され説明される。しかしながら、これが、1つのこのような器具の構造及び動作の単なる一例であり、塗布具ヘッドのその意図される用途及び/又は特徴、例えばその慣性の特性など、に部分的に依存して、このような器具の構造、動作周波数及び振動振幅を変化させることができることが理解されるべきである。本開示の一実施形態において、周波数範囲は、近共鳴でエンドエフェクタを駆動するように選択される。したがって、選択された周波数範囲は、取り付けられたヘッドの慣性の特性に部分的に依存する。取り付けられたヘッドを近共鳴で駆動することが、負荷状態で(例えば、皮膚に接触するとき)、適切な振幅で、取り付けられたヘッドを駆動する能力を含む、多くの利益を提供することが理解されるだろう。器具の設計パラメーターについてのより詳細な議論については、米国特許第7,786,646号を参照されたい。

0138

図9A及び9Bは、皮膚の部分602に対するシステム600の無負荷状態及び負荷状態をそれぞれ示す。このシステムは、エンドエフェクタ606に連結された器具604を含む。エンドエフェクタ606は複数の接触点608を含む。一つの実施形態において、複数の接触点608は、刺激周波数の逆数に基づく互いからの距離をおいて位置する。複数の接触点608のそれぞれは、複数の接触エリア610の1つに位置する。エンドエフェクタは、複数の接触エリア610の間に位置する中央部分612を有する。エンドエフェクタ606は、中央部分612の反対側に位置する中央支持部614を介して、器具604に連結される。接触エリア610を含むエンドエフェクタ606の部分は、中央支持部614から片持ち状に出ている。

0139

図9Aに示される実施形態において、システム600は無負荷状態である(すなわち、エンドエフェクタ606が皮膚の部分に接触していない)。器具は、エンドエフェクタ606を動かすモーターを含む。一つの実施形態において、モーターは、軸616の周りでエンドエフェクタ606に振動運動を付与する。モーターが動作しているときに、システム600は、所望の刺激周波数に基づく共鳴周波数を有する。一つの実施形態において、刺激周波数は、刺激周波数での皮膚の部分内の周期的刺激によって刺激されるアンチエイジング効果に基いて選択される。図6Aに示されるように、エンドエフェクタ606はカップ形状を有し、ここで接触点608は、中央部分612よりも、皮膚の部分602の近くに位置する。図6Aに示される点から、システム600が皮膚の部分602まで下がると、接触点608は、皮膚の部分608に接触するシステム600の第1の部分である。

0140

図9Bに示される実施形態において、力618がシステム600に適用されて、エンドエフェクタ606を皮膚の部分602に向かって付勢する。一つの実施形態において、システム600に適用される力618は、約85グラム力(およそ0.83N)〜約100グラム力(およそ0.98N)の範囲にある。図9Bに示される実施形態において、システム600に適用される力618は、エンドエフェクタ606の片持ち状の部分を器具604に向かって反らせる。いくつかの例において、片持ち状の部分がこのように反れるのは、エンドエフェクタ606の片持ち状の部分が非剛性材料で作られているために、可能である。エンドエフェクタ606の片持ち状の部分がこのように反れることにより、エンドエフェクタ606のカップ形状は変わり得るが、力618は中央部分612を皮膚の部分602に接触させない。したがって、力618が適用されると、接触エリア610のみが皮膚の部分602に接触し続ける。接触エリア610とエンドエフェクタ606との間の接触以外の、エンドエフェクタ606と皮膚の部分602とのあらゆる接触は、エンドエフェクタ606による皮膚の部分602のあらゆる周期的刺激を中断し得る。

0141

システム600に力618が適用されると、器具604の動作モーターはエンドエフェクタ606を動かし続ける。力618がシステム600に適用されるときのエンドエフェクタ606の動きは、刺激周波数付近での皮膚の部分602内の周期的刺激を生成する。一つの例において、周期的刺激は、皮膚の部分602を通って伝搬する、波に基づく機械的歪みである。複数の接触点608のそれぞれによって生じた周期的刺激が、複数の接触点608の他のものと同相であるため、複数の接触点608の位置(すなわち、刺激周波数の逆数に基づく互いからの距離をおいている複数の接触点608の位置)は、周期的刺激の伝搬を促す。言い換えれば、複数の接触点608のうちの1つは、複数の接触点608のうちの別の1つによって生じた周期的刺激を相殺しない。

0142

<制御回路>

0143

開示される方法のいずれも、器具を制御するための回路又は開示される方法を実施するための他の実施形態を使用して実施することができる。

0144

一つの態様において、周期的機械的歪み部品を制御及び電力供給するための1又は複数の制御コマンドを発生するように構成されるアンチエイジング回路が提供される。一つの実施形態において、アンチエイジング回路が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすように構成される器具に動作可能に連結可能である。

0145

一つの実施形態において、アンチエイジング回路が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすことに関連するデューティサイクルを変化させるように構成される。

0146

一つの実施形態において、アンチエイジング回路が、周期的機械的歪み部品を制御及び電力供給するための1又は複数の制御コマンドを発生するように構成される。

0147

一つの実施形態において、アンチエイジング回路が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な皮膚の部分内の機械的歪みの誘導を引き起こすよう周期的機械的歪み部品に命令するように構成される。

0148

一つの実施形態において、アンチエイジング回路が、1又は複数の皮膚タンパク質を調節するのに十分な、皮膚の部分内の、少なくとも2つの異なる特徴を有する機械的歪みの誘導を引き起こすよう周期的機械的歪み部品に命令するように構成される。

0149

一つの実施形態において、アンチエイジング回路が、連続的、同時的、及びそれらの組み合わせからなる群より選択される様式で適用される2以上の処置動作を含んで、皮膚の部分に機械的歪みを適用するよう周期的機械的歪み部品に命令するように構成される。例えば、一つの実施形態において、回路が、第1のピーク繰り返し又は振動周波数を、第1の処置期間について、連続的に適用し、次いで第2のピーク繰り返し又は振動周波数を、第2の処置期間について、適用するよう、器具に命令を提供するように構成される。さらなる実施形態において、異なる又は類似の性質のさらなる処置期間が含まれる。このようなマルチパート処置は、ユーザが2以上の周波数からのタンパク質アップレギュレーションの恩恵を受けることを可能にする。

0150

一実施形態において、アンチエイジング回路が、2以上の周波数を同時的に適用するように構成される。

0151

一実施形態において、アンチエイジング回路が、約30ヘルツ〜約50ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分において1又は複数の真皮表皮接合部関連タンパク質又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに実質的に影響を与えることなく、適用するように構成される。

0152

一実施形態において、アンチエイジング回路が、約50ヘルツ〜約100ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、皮膚の部分における1又は複数の表皮関連タンパク質、真皮表皮接合部関連タンパク質、又は真皮関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、適用するように構成される。

0153

一実施形態において、アンチエイジング回路が、約100ヘルツ〜約140ヘルツの範囲のピーク繰り返し又は振動周波数を有する周期的機械的歪みを、1又は複数の表皮関連タンパク質又は真皮表皮接合部関連タンパク質のアップレギュレーションに影響を与えるのに十分な持続時間、皮膚の部分における1又は複数の真皮関連タンパク質を実質的にアップレギュレートすることなく、適用するように構成される。

0154

本明細書中に開示されるある特定の実施形態は、処置プロトコルを実施する、2以上の部品を動作可能に連結する、情報を発生させる、動作条件を決定する、器具又は方法を制御するなどのために、回路を利用する。任意のタイプの回路を使用することができる。一実施形態において、回路は、数ある中でも、プロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ)、中央処理装置(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA)など、又はそれらの任意の組み合わせなどの、1又は複数のコンピューティング装置を含み、個別のデジタル又はアナログ回路素子若しくは電子装置、又はそれらの組み合わせを含むことができる。一実施形態において、回路は、複数の所定のロジック部品を有する1又は複数のASICを含む。一実施形態において、回路は、複数のプログラマブルロジック部品を有する1又は複数のFPGAを含む。

0155

一実施形態において、器具は、互いに動作可能に連結された(例えば、通信的に、電磁的に、磁気的に、超音波的に、光学的に、インダクティブに、電気的に、容量的に連結された)1又は複数の部品を有する回路を含む。一実施形態において、回路は、1又は複数の遠隔に位置する部品を含む。一実施形態において、遠隔に位置する部品は、無線通信を介して動作可能に連結される。一実施形態において、遠隔に位置する部品は、1又は複数のレシーバートランスミッタートランシーバーなどを介して動作可能に連結される。

0156

一実施形態において、回路は、例えば、命令又はデータを記憶する1又は複数のメモリ装置を含む。1又は複数のメモリ装置の非限定的な例としては、揮発性メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)など)、非揮発性メモリ(例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)など)、永続メモリなどが含まれる。1又は複数のメモリ装置のさらなる非限定的な例としては、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、フラッシュメモリなどが含まれる。1又は複数のメモリ装置は、例えば、1又は複数のコンピューティング装置に、1又は複数の命令、データ、又は電力バスによって連結することができる。

0157

一実施形態において、回路は、1又は複数のコンピュータ可読媒体ドライブインターフェイスソケットユニバーサルシリアルバス(USB)ポートメモリカードスロットなど、及び例えば、グラフィカルユーザインターフェイスディスプレイキーボードキーパッドトラックボールジョイスティック、タッチスクリーン、マウス、スイッチ、ダイヤルなどの1又は複数の入力/出力部品、及び任意の他の周辺装置を含む。一実施形態において、回路は、少なくとも1つのコンピューティング装置に動作可能に連結されている1又は複数のユーザ入力/出力部品を含み、器具による周期的機械的歪みの適用に関連する、例えば、器具のワークピースの持続時間及びピーク繰り返し又は振動周波数を制御する、(電気、電気機械ソフトウェア実装ファームウェア実装、若しくは他の制御、又はそれらの組み合わせの)少なくとも1つのパラメーターを制御する。

0158

一実施形態において、回路はコンピュータ可読媒体ドライブ又はメモリスロットを含み、信号担持媒体(例えば、コンピュータ可読メモリ媒体、コンピュータ可読記録媒体など)を受け入れるように構成することができる。一実施形態において、開示される方法のうち任意のものをシステムに実行させるためのプログラムを、例えば、コンピュータ可読記録媒体(CRMM)、信号担持媒体などに記憶させることができる。信号担持媒体の非限定的な例としては、磁気的テープフロッピーディスクハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、ブルーレイディスク、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの追記型媒体、並びにデジタル及び/又はアナログ通信媒体(例えば、光ファイバーケーブル導波管有線通信リンク無線通信リンク(例えば、トランスミッター、レシーバー、トランシーバー、伝送ロジック受信ロジックなど))などの伝送型媒体が含まれる。信号担持媒体のさらなる非限定的な例としては、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD+RW、DVD−RW、DVD−R、DVD+R、CD−ROM、スーパーオーディオCD、CD−R、CD+R、CD+RW、CD−RW、ビデオコンパクトディスク、スーパービデオディスク、フラッシュメモリ、磁気的テープ、光磁気ディスクMINIDISC、非揮発性メモリカード、EEPROM、光学的ディスク光記憶装置、RAM、ROM、システムメモリウェブサーバなどが含まれるが、これらに限定されない。

0159

一実施形態において、器具は、ユーザ出力及び/又は入力を中継するように構成される1又は複数の入力/出力部品と通信するために任意選択的に動作可能な1又は複数のモジュールを有する回路を含む。一実施形態において、モジュールは、電気、電気機械、ソフトウェア実装、ファームウェア実装、又は他の制御装置の1又は複数のインスタンスを含む。このような装置は、メモリ;コンピューティング装置;アンテナ;電力又は他の供給;ロジックモジュール又は他のシグナリングモジュール;ゲージ又は他のそのような能動的又は受動的検出部品圧電トランスデューサ形状記憶素子微小電気機械システムMEMS)素子、又は他のアクチュエータの1又は複数のインスタンスを含む。

0160

一実施形態において、回路は、ハードウェア回路実装(例えば、アナログ回路における実装、デジタル回路における実装など、及びそれらの組み合わせ)を含む。

0161

一実施形態において、回路は、本明細書に記載される1又は複数の方法論又は技術を装置に実行させるためにともに働く、1又は複数のコンピュータ可読メモリに記憶されたソフトウェア又はファームウェア命令を有する回路及びコンピュータプログラム製品の組み合わせを含む。

0162

一実施形態において、回路は、動作のためにソフトウェア、ファームウェアなどを必要とする、例えば、マイクロプロセッサ又はマイクロプロセッサの一部などの回路を含む。

0163

一実施形態において、回路は、1又は複数のプロセッサ又はその一部及び付随のソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアなどを含む実装を含む。

0164

一実施形態において、回路は、ベースバンド集積回路又はアプリケーションプロセッサ集積回路又は類似の集積回路を、サーバセルラネットワーク装置、他のネットワーク装置、又は他のコンピューティング装置に含む。

0165

以下の実施例は、開示される実施形態を説明するために含まれ、限定することを意味するものではない。

0166

以下は、振動ブラシによって伝達されるピーク振動周波数が皮膚生物学に及ぼす影響の評価に関する。

0167

生きたヒト皮膚外植片について実験を行った。この研究は、アンチエイジングマーカーに対する既存のブラシの効果を評価するためにClarisonic Miaブラシ(176Hzのピーク振動周波数)で行われた比較研究を含む。

0168

他の周波数の効果を評価し、アンチエイジングの結果を最適化するために、我々は、皮膚において、0〜300Hzの特定の周波数で、機械的歪みを穏やかに誘導するための共鳴器具、「Sonic Stimulator(音波刺激装置)」を開発する。

0169

176Hzより低い周波数の効果を試験するために、「Delicate(デリケート)」Clarisonicブラシヘッドを備えるこの共鳴装置で、生きたヒト皮膚外植片について2回の実験を行った。

0170

装置処置を、40Hz、60Hz、90Hz及び120Hzで、1分間の各処置セッションを1日2回、10日間にわたって、皮膚表面に適用した。

0171

特徴的な老化マーカーに対する免疫標識分析は、試験された各周波数について特定の効果を示す。これらの研究の所見の簡単な要約は以下のとおりである。

0172

40Hz処置は、アンチエイジング表面効果を誘導した:表皮再生(CD44、HAS3及びフィラグリンのアップレギュレーション)。

0173

60Hz処置は、全ての皮膚層に対して包括的なアンチエイジング効果を誘導した:表皮分化及び結合の増加(CD44、フィラグリン、K10、及びシンデカン1の強力なアップレギュレーション、かつK14及びTGK1のわずかな増加)、DEJ結合の有意な増加(ラミニン5、Coll 7及びパーレカン。Coll 4についてはわずかな効果)、ECMタンパク質合成のアップレギュレーション(フィブロネクチン、Procoll 1及びHAS3)及びインテグリンβ発現。

0174

90Hz処置は、全ての皮膚層に対し包括的なアンチエイジング効果を誘導した(しかし、その効果は60Hzの効果と比較するとあまり強くない):表皮分化(フィラグリン)及び再生(CD44、シンデカン1)の増加、DEJ結合の増加(ラミニン5及びColl 4)及びECM生成の増加(テネイシン、フィブロネクチン、トロポエラスチン及びHAS3)。

0175

120Hz処置は、表皮再生(CD44、フィラグリン及びシンデカン)及びDEJにおけるコラーゲン生成(Coll 4及びColl 7の強力なアップレギュレーション)に対し包括的な効果を誘導する。

0176

比較として、176Hz処置(Clarisonic周波数)は、全ての皮膚レベルで、表皮分化及び再生の増加(TGK1、CD44及びシンデカン1)、DEJ結合の増加(ラミニン5、Coll 7)及びECM生成の増加(テネイシンC、Procoll 1及びトロポエラスチン)を伴ういくつかの効果を誘導する。しかし、120Hz処置については、その効果は60Hz処置よりも強くないと思われる。

0177

I. 序論

0178

アンチエイジング効果は、課された震動の周波数及び振幅を変化させることのできる装置を使用して研究した。一実施形態において、装置を使用して、皮膚において、特定の0〜300Hzの周波数及び0〜12°の角振動変位で、機械的歪みを穏やかに誘導した。

0179

少なくとも2回の実験を、「Delicate」ブラシヘッドを備えるSonic Stimulatorで、異なる周波数:40Hz、60Hz、90Hz及び120Hzで、生きたヒト皮膚外植片について行った。負荷モードにおいて、変位を8°で一定に維持した(8°は、ブラシヘッドが皮膚に接触しているときのMiaブラシ変位である。)。

0180

研究を2回行い、2人のドナーについての結果を確認した。

0181

装置処置を、1日2回(1分間)、第1の研究では9日間、及び第2の研究では11日間、皮膚表面に適用した。

0182

この試験に使用されるSonic Stimulatorシステムは図10Aに示されており、音波ブラシの動きを誘導して、生体外皮膚に適用することができる。このシステム1000は、波発生器10005、増幅器1010、モーター1015及び適用される圧力を測定するためのはかり1020から構成される。

0183

Delicate Clarisonicブラシは、はかり1020によって測定される圧力で、モーター1015から皮膚に震動を伝える。

0184

II. 材料及び方法

0185

II.1 ヒト皮膚モデル

0186

両方の研究において、腹部形成手術後に得られた2.5cmx2.5cmの30の生体外皮膚外植片(39歳及び50歳のドナー女性)を使用した。

0187

不織MEFRAガーゼを、15mlの維持培地を備える直径10cmのペトリ皿に配置した。皮膚外植片をガーゼの上に配置し、次いで外植片を37℃、5% CO2でインキュベートした。

0188

図10Bに示されるように、ブラシを皮膚に適用した。ブラシによって適用される圧力を各サンプルについて制御し、はかりで80gに調整した。

0189

図10Cに示されるように、ブラシの縁のグリッドによって、我々は、負荷モードにおけるブラシの動きを8°に調整することができる。

0190

II.2ブラシ処置

0191

両方の研究において、皮膚を2回/日間で1分間処置した。

0192

各処置において、皮膚をガーゼから持ち上げ、平面上に置いた。ブラシをかける前に、針でピンと張って皮膚を配置した。

0193

皮膚を、Sonic Stimulator及び「Delicate」ヘッドで処置し、ブラシヘッドの内部部分のみを使用した。ブラシによって適用される圧力を各サンプルについて制御し、はかりで80gに調整した。

0194

ブラシの縁のグリッドを使用して、外植片に加えられた動きの振幅を決定し、皮膚に接触して8°に調整した。

0195

両方の研究において、処置の開始から5又は6日後に半分の培養物を分析し(D5及びD6)、処置の開始から9又は11日後に残りの半分の培養物を分析した(D9及びD11)。

0196

II.3実験設計:

0197

5つの異なる実験条件を試験した。
コントロール未処置皮膚)
−40Hz処置、1分間、1日2回
−60Hz処置、1分間、1日2回
−90Hz処置、1分間、1日2回
−120Hz処置、1分間、1日2回
比較として、176Hzで動作するMiaブラシも使用した。

0198

インキュベーション時間の終わりに、各条件下で培養した培養物の半分を停止した。培養上清回収し、ELISAアッセイの完了まで−80℃で凍結した。各外植片において、8mm直径のパンチを1つ作製した。パンチの半分をイソペンタン液体窒素中で凍結し、凍結切片を切るまで−80℃で保存した。残りの半分を、パラフィン包埋するために、ホルマリン中で固定した。

0199

II.4組織学的分析

0200

全てのサンプルのヘマトキシリンエオシンサフラン染色(HES)を実施した。

0201

II.5蛍光免疫標識

0202

落射蛍光顕微鏡を用いる免疫標識及び分析を実施した。以下のマーカーを研究した。
・表皮:CD44、フィラグリン、K10、K14、TGK1、シンデカン1、アクチンG/アクチンF
・DEJ:ラミニン5、Coll 4、Coll 7、パーレカン、
・真皮:テネイシンC、フィブロネクチン、Procoll1、トロポエラスチン、HAS3、デコリン、インテグリンβ

0203

定量的蛍光分析を、Histolabソフトウェアを用いて実施した。

0204

統計的分析も実施した。統計的結果は、「統計チーム」によって開発され、画像から得られたデータ専用の、Remixアプリケーションを使用して得た。

0205

II.6ELISAアッセイ

0206

培養上清中の5つのマーカーを、特定のELISAキット:TGFベータ1、VEGF、MMP1、TIMP1及びCTGFを使用することにより測定した。

0207

III. 結果

0208

III.1 組織学

0209

両方の研究において、異なる条件間で、形態学的変化は観察されなかった。これは、ブラシが皮膚の自然の構造を変えないことを示唆している。

0210

III.2 免疫染色

0211

評価された各バイオマーカー(皮膚タンパク質)についての免疫染色結果を以下に示す。

0212

III.2.1アクチンG/アクチンF

0213

真皮線維芽細胞は、モノマーG−アクチンから、重合したフィラメント状F−アクチンへの漸進的シフトにより引き起こされる老化中に、剛性の有意な増加を示す(Schulzeら、Biophysical Journal 2010)。球状アクチン(アクチンG)とフィブリル状アクチン(アクチンF)との比率は、老化中に減少する。

0214

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるこの比率の分析(表皮及び真皮で同時に測定された)は、以下を示す:
・60Hzでのブラシ処置は、両方のドナーにおいてこの比率を増加させる(第1のドナーにおいて有意な効果が観察され、第2のドナーにおいて中程度の効果が観察され、両方共変動が大きい);
・第1のドナーにおいて90及び120Hzで効果が観察され、第2のドナーにおいて効果が確認されない。

0215

図11は、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるアクチンG及びアクチンFマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0216

III.2.2 フィラグリン

0217

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるフィラグリンマーカーの分析は、以下を示す:
・両方のドナーの60及び120Hz処置におけるこのマーカーの発現の増加;
・第1のドナーの40Hz処置において有意な効果が観察される。しかし、第2のドナーにおいては傾向のみが観察される;
・90Hz処置で、両方のドナーについて弱い増加が観察される。

0218

図12Aは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0219

III.2.3ケラチン10

0220

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるK10マーカーの分析は、以下を示す:
・60Hzで、第1のドナーで中程度の効果が確認され、第2のドナーで有意な効果が観察された。

0221

図12Bは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0222

III.2.4 TGK1

0223

表皮レベルで、トランスグルタミナーゼ1(TGK1)マーカーの分析は以下を示す:
・60Hzで、両方の研究においてこのマーカーの増加が観察された(第1の研究で有意であり、第2の研究ではわずかであり、統計的分析によって確認されなかった、恐らくは強力な変動のため)。

0224

図12Cは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0225

III.2.5テネイシンC

0226

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるテネイシンCマーカーの分析は、以下を示す:
・第1の研究の90Hzにおけるこのマーカーの発現の有意な増加、これは第2の研究では傾向によってのみ確認された。

0227

図13Aは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0228

III.2.6 CD44

0229

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるCD44マーカーの分析は、以下を示す:
・第1の研究の40Hzにおけるこのマーカーの発現の中程度の増加、第2の研究では傾向のみが確認された;
・両方の研究の60及び90Hzにおける中程度の増加;
・第1の研究の120Hzにおける有意な増加、第2の研究では傾向のみが確認された。

0230

図13Bは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0231

III.2.7ケラチン14

0232

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるK14マーカーの分析は、以下を示す:
・第1のドナーの60Hzにおける有意な増加及び第2のドナーのわずかな増加(第2の研究においては、統計的分析によって確認されていない);
・第2のドナーの120Hzにおける有意な増加。

0233

図14Aは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0234

III.2.8シンデカン1

0235

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるシンデカン1マーカーの分析は、以下を示す:
・第1の研究の60、90、120Hzにおけるこのマーカーの発現の有意な増加、第2の研究においては傾向(60及び90Hz)又は中程度の効果(120Hz)が確認された;
・40Hz処置の後、第1の研究においてわずかな効果のみが観察された。

0236

図14Bは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0237

III.2.9コラーゲン4

0238

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるコラーゲン4マーカーの分析は、以下を示す:
・第2の研究の40Hz及び60Hzにおける強力な効果;
・第1の研究の90Hzにおける中程度の効果、第2の研究においては有意な効果が確認された;
・両方の研究の120Hzにおける有意な増加。

0239

図15Aは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0240

III.2.10 パーレカン

0241

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるパーレカンマーカーの分析は、以下を示す:
・両方の研究における60Hz処置の後のこのマーカーの発現の有意な増加

0242

図15Bは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0243

III.2.11コラーゲン7

0244

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるコラーゲン7マーカーの分析は、以下を示す:
・第1の研究における60Hz処置の後のColl 7マーカーの発現の有意な増加、第2の研究においては中程度の効果により確認された;
・第1の研究における120Hz処置の後の中程度の効果、しかし第2の研究においては、わずかな増加のみが観察される(傾向)。

0245

図15Cは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0246

III.2.12ラミニン5

0247

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるラミニン5マーカーの分析は、以下を示す:
・第1の研究における60Hz処置の後のラミニン5マーカーの発現の有意な増加、第2の研究においては中程度の効果により確認された;
・第1の研究における90Hz処置の後の有意な効果、しかし第2の研究においては、わずかな増加のみが観察される(傾向);
・第1の研究において、120Hz処置の後に中程度の効果が観察される;
・両方の研究において、40Hz処置の後に効果は観察されなかった。

0248

図15Dは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0249

III.2.13プロコラーゲン

0250

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるプロコラーゲン1マーカーの分析は、以下を示す:
・40Hz処置の後の効果がない;
・第1の研究における60Hz処置の後のProcoll 1マーカーの発現の有意な増加、第2の研究においては中程度の効果により確認された;
・第1の研究における120Hz処置の後の有意な効果、しかし第2の研究においては、わずかな増加のみが観察される(傾向);
・第1の研究において、90Hz処置の後に有意な効果が観察される。

0251

図16Aは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0252

III.2.14 トロポエラスチン

0253

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるトロポエラスチンマーカーの分析は、以下を示す:
・両方の研究において40Hz処置の後の効果がない;
・第1の研究における60Hz処置の後の中程度の効果;
・両方の研究における90Hz処置の後のわずかな効果(傾向);
・第2の研究における120Hz処置の後の中程度の効果。

0254

図16Bは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0255

III.2.15HAS3

0256

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるHAS3マーカーの分析は、以下を示す:
・両方の研究における40Hz処置の後のHAS3マーカーの発現の中程度の増加;
・第1の研究における60Hz処置の後のこのマーカーの発現の有意な増加;第2の研究においてはわずかな増加が観察される;
・第1の研究における90Hz処置の後の有意な増加、第2の研究においては中程度の効果により確認される;
・第1の研究における120Hz処置の後の有意な増加。

0257

図17Aは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0258

III.2.16 フィブロネクチン

0259

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるフィブロネクチンマーカーの分析は、以下を示す:
・両方の研究における60Hz処置の後のこのマーカーの発現の有意な増加;
・両方の研究における90Hz処置の後のわずかな効果(傾向)。

0260

図17Bは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0261

III.2.17インテグリンβ1

0262

第1のドナーのD6及び第2のドナーのD9におけるインテグリンβ1マーカーの分析は、以下を示す:
・60Hz処置の後のこのマーカーの発現の増加(第1の研究において中程度及び第2の研究において有意);
・120Hzの処置の後のこのマーカーの発現の増加(第1の研究においてわずかな増加、第2の研究において中程度);

0263

図17Cは、第1の研究のD6及び第2の研究のD9におけるマーカーの免疫標識についてのデータを要約する。試験された各条件についてのマーカーの蛍光強度の箱ひげ図表示及び未処置皮膚と比較した各条件の標識定量化の統計的分析。

0264

III.3 可溶性マーカー

0265

分析された可溶性マーカーMMP1の全体の結果を図2に示す。MMP1は、40Hzで、及びMiaブラシを用い176Hzで、アップレギュレートされた。両方の研究間で有意差は観察されなかった。

0266

IV.結論

0267

これらの2つの研究において、我々は、ヒト皮膚モデルにおけるブラシ処置の異なる周波数の効果を分析した。図2は、Clarisonic Miaブラシで得られた結果と比較した、2つの研究から得られた結果の概要である。陰影及び矢印は、効果の包括的な強度を示す。陰影及び矢印がないことは、両方の研究において効果が確認されなかったことを示す。

実施例

0268

例示的な実施形態を図示し説明してきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々な変更を行うことができることが理解されるであろう。

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