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技術 低振動特性を有する自動車用インタークーラーパイプ

出願人 ヒョンダイモーターカンパニーキアモータースコーポレーション
発明者 キム,ギファンチェ,チフン
出願日 2015年3月31日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2017-542155
公開日 2018年3月8日 (1年11ヶ月経過) 公開番号 2018-506680
状態 不明
技術分野
  • -
主要キーワード 係止顎 損失度 騒音減少 連結ポート 特定周波数領域 直線形態 ブーミング インピーダンス変化量
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重要な関連分野

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図面 (10)

本発明は、自動車用インタークーラーパイプに関し、より詳しくは、スロットル本体の振動がインタークーラーパイプを介してインタークーラーと車体のサイドメンバーに伝達されるのを防止するために、インタークーラーパイプの厚さと材質とを、パイプの区間別に夫々異なるように形成する構成を特徴とする自動車用インタークーラーパイプに関する。

代表図

図2

概要

背景

一般に、車両の外部から流入される空気は、ターボ装置を経て圧縮され、インタークーラーを介して冷却された後にエンジンに流入される。
自動車用インタークーラーパイプ(intercooler pipe)はインタークーラー(intercooler)とエンジンのスロットル本体(throttle body)との間に連結されるパイプであって、インタークーラーで冷却された空気をエンジンのスロットル本体に移送する流路としての機能を果たす。

図1に従来の自動車用インタークーラーパイプの構造を示す。
図1に示すように、従来の自動車用インタークーラーパイプは、アルミニウム材質管体1の入口に入口側ゴム管2を設置し、管体1の出口にも出口側ゴム管3を設置し、前記ゴム管2、3をクランプ4で固定した構成である。

しかし、前記のような従来の自動車用インタークーラーパイプは、アルミニウム材質の管体とゴム管とを用いるため、製造原価が上昇し、且つ重量が増加するという短所を有する。

よって、原価節減及び重量減少のために、従来、熱可塑性エーテルエステル弾性重合体(TEEE)を用いてインタークーラーパイプ全体をプラスチック材質で形成したインタークーラーパイプが開示されたことがある。

しかし、前記プラスチック材質のインタークーラーパイプは、図1に示した従来のインタークーラーパイプに比べて振動騒音が増加して自動車に適用し難いという問題があった。

一方、乗用車両では、車種に応じて動力伝達装置パワートレイン)の構造と配置とが互いに異なるが、動力伝達装置中のエンジンとトランスミッションを車体に支持する方式は、大きく(パワートレインと車体の主要連結地点が四ヶ所形成される)4点マウンティング方式と(パワートレインと車体の主要連結地点が三ヶ所形成される)3点マウンティング方式とが主に適用されている。

この中、主に中小型車両に広く用いられて適用分野が次第に拡大している3点マウンティング方式は、4点マウンティング方式に比べてエンジンのローリング(rolling)が相対的により大きくなる。このため、3点マウンティング方式が適用された車両ではインタークーラーパイプを介して伝達される騒音及び振動がより大きくなるという問題があり、これに対する解決策が要求されている。

概要

本発明は、自動車用インタークーラーパイプに関し、より詳しくは、スロットル本体の振動がインタークーラーパイプを介してインタークーラーと車体のサイドメンバーに伝達されるのを防止するために、インタークーラーパイプの厚さと材質とを、パイプの区間別に夫々異なるように形成する構成を特徴とする自動車用インタークーラーパイプに関する。

目的

本発明は、前記のような従来の諸問題を解消するために導き出されたものであって、パイプ全体がプラスチック材質からなり、且つ、振動及び騒音性能が従来のインタークーラーパイプに比べて同一レベル又は更に良好なレベルを達成することができる、低振動特性を有する自動車用インタークーラーパイプの構成を提供する

効果

実績

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請求項1

自動車インタークーラーパイプであって、上部に位置したインタークーラーパイプの入口、前記入口方向に延びた管体の表面からリブ形状で突出した上部しわ体を形成した上部しわ部、下部に位置したインタークーラーパイプの出口、前記出口方向に延びた管体の表面からリブ形状で突出した下部しわ体を形成した下部しわ部、及び前記上部しわ部から下方に折り曲げられて前記下部しわ部に連結される管体を備えた中間部を含んで構成され、前記中間部の管体の厚さを上部しわ部の上部しわ体の厚さ及び下部しわ部の下部しわ体の厚さより大きく形成し、前記上部しわ体と前記下部しわ体とには、しわの突出高さが互いに異なるように形成された断絶部が各々形成される構成を特徴とする自動車のインタークーラーパイプ。

請求項2

前記上部しわ部及び前記下部しわ部は、軟質素材合成樹脂材からなり、前記中間部は、硬質素材の合成樹脂材からなることを特徴とする請求項1に記載の自動車のインタークーラーパイプ。

請求項3

前記上部しわ部及び前記下部しわ部は、ポリエステル系(PET)の合成樹脂であり、前記中間部は、ポリブチレンテレフタレート系(PBT)の合成樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の自動車のインタークーラーパイプ。

請求項4

前記上部しわ部と下部しわ部との軟質素材の合成樹脂は、ジカルボキシレートジオール(Dicarboxylate−Diol)重合体グリコール(Glycol)重合体とからなる熱可塑性ポリエステルエラストマー(Thermoplasticpolyesterelastomer、TPC−ET)合成樹脂であることを特徴とする請求項3に記載の自動車のインタークーラーパイプ。

請求項5

前記中間部に採用された硬質素材の合成樹脂は、ポリブチレンテレフタレート(Polybutyleneterephthalate、PBT)である熱可塑性ポリエステル(Thermoplasticpolyester)合成樹脂であることを特徴とする請求項3に記載の自動車のインタークーラーパイプ。

請求項6

前記インタークーラーパイプが特定方向に撓む時に要求される力と、他の方向に撓む時に要求される力と、が異になるように前記断絶部がインタークーラーパイプの長さ方向に沿って直線形態の列をなすように配置された構成を特徴とする請求項1に記載の自動車のインタークーラーパイプ。

請求項7

前記断絶部が構成する列は、前記上部しわ体と前記下部しわ体とで長さ方向に沿って隣接して配置される少なくとも2以上の列で構成され、それぞれの列は、前記上部しわ体と前記下部しわ体との周縁に沿って互いに離隔された位置に形成されることを特徴とする請求項6に記載の自動車のインタークーラーパイプ。

請求項8

内周面から突出するストッパーを有し、前記インタークーラーパイプの末端に結合されて前記インタークーラーパイプをスロットル本体の連結ポート締結させるコネクターを備え、前記コネクターが前記連結ポートが内側に挿入されれば、前記ストッパーが連結ポートの外周面から突出した係止顎に噛み合って締結がなされ、前記コネクターが、連結ポートにおいてインタークーラーパイプの回転を許容するよう作動することを特徴とする請求項1に記載の自動車のインタークーラーパイプ。

請求項9

前記コネクターに連結ポートとの締結時に、コネクターと連結ポートとの間を遮蔽するゴムシールが取り付けられ、前記ゴムシールと前記コネクターとの間の摩擦力又は前記ゴムシールと前記連結ポートとの間の摩擦力のうち少なくともいずれか一つ以上は、前記コネクターの回転が許容される程度に小さく設定されることを特徴とする請求項8に記載の自動車のインタークーラーパイプ。

技術分野

0001

本発明は、自動車用インタークーラーパイプに関し、より詳しくは、スロットル本体の振動がインタークーラーパイプを介してインタークーラーと車体のサイドメンバーに伝達されるのを効果的に防止するために、インタークーラーパイプを通過して伝達される振動を減少させる構成を有する自動車のインタークーラーパイプに関する。

背景技術

0002

一般に、車両の外部から流入される空気は、ターボ装置を経て圧縮され、インタークーラーを介して冷却された後にエンジンに流入される。
自動車用インタークーラーパイプ(intercooler pipe)はインタークーラー(intercooler)とエンジンのスロットル本体(throttle body)との間に連結されるパイプであって、インタークーラーで冷却された空気をエンジンのスロットル本体に移送する流路としての機能を果たす。

0003

図1に従来の自動車用インタークーラーパイプの構造を示す。
図1に示すように、従来の自動車用インタークーラーパイプは、アルミニウム材質管体1の入口に入口側ゴム管2を設置し、管体1の出口にも出口側ゴム管3を設置し、前記ゴム管2、3をクランプ4で固定した構成である。

0004

しかし、前記のような従来の自動車用インタークーラーパイプは、アルミニウム材質の管体とゴム管とを用いるため、製造原価が上昇し、且つ重量が増加するという短所を有する。

0005

よって、原価節減及び重量減少のために、従来、熱可塑性エーテルエステル弾性重合体(TEEE)を用いてインタークーラーパイプ全体をプラスチック材質で形成したインタークーラーパイプが開示されたことがある。

0006

しかし、前記プラスチック材質のインタークーラーパイプは、図1に示した従来のインタークーラーパイプに比べて振動と騒音が増加して自動車に適用し難いという問題があった。

0007

一方、乗用車両では、車種に応じて動力伝達装置パワートレイン)の構造と配置とが互いに異なるが、動力伝達装置中のエンジンとトランスミッションを車体に支持する方式は、大きく(パワートレインと車体の主要連結地点が四ヶ所形成される)4点マウンティング方式と(パワートレインと車体の主要連結地点が三ヶ所形成される)3点マウンティング方式とが主に適用されている。

0008

この中、主に中小型車両に広く用いられて適用分野が次第に拡大している3点マウンティング方式は、4点マウンティング方式に比べてエンジンのローリング(rolling)が相対的により大きくなる。このため、3点マウンティング方式が適用された車両ではインタークーラーパイプを介して伝達される騒音及び振動がより大きくなるという問題があり、これに対する解決策が要求されている。

発明が解決しようとする課題

0009

本発明は、前記のような従来の諸問題を解消するために導き出されたものであって、パイプ全体がプラスチック材質からなり、且つ、振動及び騒音性能が従来のインタークーラーパイプに比べて同一レベル又は更に良好なレベルを達成することができる、低振動特性を有する自動車用インタークーラーパイプの構成を提供することに本発明の技術的課題がある。

0010

また、振動伝達の抑制及び騒音の発生を減少させるために、エンジンの動作に応じて連結部位スリップ(slip)が許容され、特定方向(スロットル本体が主に振動する方向)への柔軟性を確保することができるインタークーラーパイプの装着構造を提供することに技術的課題がある。

課題を解決するための手段

0011

前記のような技術的課題を達成するための本発明に係る低振動特性を有する自動車のインタークーラーパイプは、スロットル本体の振動が、インタークーラーパイプを介してインタークーラーと車体のサイドメンバーとに伝達されるのを効果的に防止するために、インタークーラーパイプの厚さを変えて質量を変化させ、パイプの材質を変えて剛性を変化させることにより、インタークーラーパイプのインピーダンス変化量を増大させて振動波の進行を反射させることで、インタークーラーパイプを介して伝達される振動を減少させる構成を特徴とする。

発明の効果

0012

前記のような構成を有する本発明に係る低振動特性を有する自動車用インタークーラーパイプは、上部しわ部及び下部しわ部と中間部との間の厚さ及び材質を相互に異なるように形成することにより、質量インピーダンス及び剛性インピーダンス効果に応じて、スロットル本体からの伝達される振動が減殺されて、自動車の騒音及び振動を減少させるという優れた効果を有する。

0013

また、エンジンの動作に応じてインタークーラーパイプが回転して(スリップして)エンジンで生成した振動の伝達、及び従来の構造においてインタークーラーパイプが捩れることにより発生した騒音の発生を抑制できるという効果を有する。

0014

なお、特定方向の柔軟性を更に調節するように断絶部が形成されて、インタークーラーパイプと周辺部品の接触を遮断することができる。前記断絶部は互いに離隔された第1列と第2列とに沿って配置されることにより、前後方向は勿論、左右方向及び上下方向に発生する振動を更に効率的に減衰させるためにインタークーラーパイプの回転を許容するという長所を有する。

0015

また、本願発明のインタークーラーパイプは、上述したような質量及び剛性不一致構造を適用することによって中間部の材質及び/又は寸法を変化させて進行波に対する反射波の特性を調節することにより、本発明のインタークーラーパイプが適用される車種に応じて特定周波数領域の振動及び騒音を低減させるためのチューニングを実行できるという効果を有する。

図面の簡単な説明

0016

従来のインタークーラーパイプの斜視図である。
本発明のインタークーラーパイプの一部切開斜視図である。
本発明のインタークーラーパイプの上部側の側面図である。
本発明のインタークーラーパイプの主要部の拡大一部切開斜視図である。
本発明のインタークーラーパイプの周波数に対応した振動伝達損失度グラフである。
本発明のインタークーラーパイプのエンジン回転数に対応した騒音レベルのグラフである。
本発明のインタークーラーパイプのエンジン回転数に対応した騒音レベルのグラフである。
本発明の好ましい実施形態による、スロットル本体及び前記スロットル本体とインタークーラーパイプとがコネクターを介して結合された様子を示す図である。
図8における、前記スロットル本体とインタークーラーパイプとが結合した部分の断面図である。

実施例

0017

以下、添付図面に基づいて本発明に係る低振動特性を有する自動車用インタークーラーパイプの構成を詳細に説明する。
但し、開示された図面は当業者に本発明の思想が充分に伝達できるようにするための例として提供されるものである。よって、本発明は、以下に提示される図面に限定されず、また他の態様に具体化されることもできる。

0018

また、本発明の明細書で用いられる用語において、他の定義がない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者が通常的に理解している意味を有し、下記の説明及び添付図面において、本発明の要旨を不要に濁す恐れのある公知機能及び構成に関する詳細な説明は省略する。

0019

従来技術において、上述したように、プラスチック材質のインタークーラーパイプが振動及び騒音にぜい弱な理由は、エンジンから伝達される振動がインタークーラーパイプを介してインタークーラーに伝達され、インタークーラーに伝達された振動が車体のサイドメンバーを振動させて、自動車の室内に振動と騒音をもたらすためである。このような現象は、エンジンから伝達される振動波が、同一の材質からなるパイプ媒質に対してエネルギー損失がほとんどなく媒質(パイプ)を通過することによって、その振動もほぼ減殺されなくなるためである。

0020

よって、本発明者は、パイプ全体を同一材質で形成するよりは、パイプの入出口部分と中間部分とを夫々異なる合成樹脂材で形成し、更に入出口部分と中間部分との厚さを相互に異ならせた概念のインタークーラーパイプの構造に着眼した。

0021

前記のような概念に基づく本願発明のインタークーラーパイプは、エンジンから伝達される振動波が、入口部分から中間部に進入する場合、材質と厚さが相互に異なる入口部分の媒質と中間部分の媒質とを通過することにより、媒質の相異によって振動波に対する反射波が形成されて進行波と反射波の相互重畳により振動波成分が消滅して振動が減殺される。

0022

更に、振動の進行波が中間部分から出口部分を通過する場合、材質と厚さとが相互に異なる中間部分の媒質と出口部分の媒質とを通過することにより、媒質の相異に基づいて振動の進行波に対する反射波が形成され、進行波と反射波の相互重畳によって振動の進行波成分が消滅して振動が再度減殺され、少なくとも2回にわたって振動の進行波成分が消滅して振動も共に減殺されることにより、従来技術に比べて振動制御の側面で同等であるか、むしろ特定の区間では更に向上した効果を発現することを確認することにより、本願のインタークーラーパイプが実際の車両に効果的に適用できることを立証し、本願発明を完成するに至った。

0023

そこで、以下の詳細な説明では、本発明に係る振動減衰を引き起こす構造を、各々相異した厚さからなる質量インピーダンスの不一致構造及び各々相異した異種材質からなる剛性インピーダンスの不一致構造と命名する。
以下では、本願発明のインタークーラーパイプの具体的な実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。

0024

図2は、本発明のインタークーラーパイプの一部切開斜視図であり、図3は、本発明のインタークーラーパイプの上部側の側面図であり、図4は、本発明のインタークーラーパイプの主要部の拡大一部切開斜視図である。

0025

前述したように、本発明の自動車用インタークーラーパイプ10は、スロットル本体の振動がインタークーラーパイプを介してインタークーラーと車体のサイドメンバーに伝達されるのを防止するために、インタークーラーパイプの厚さと材質とをパイプの区間別に夫々異なるように形成する構成を特徴とする。

0026

図2の一部切開斜視図に示すように(図面における上方を車体の上方とする。図の説明は以下同じ)、本発明のインタークーラーパイプ10は、上部に位置したインタークーラーパイプの入口14、前記入口14方向に延びた管体11の表面からリブ(rib)形状で突出した上部しわ体12を形成した上部しわ部30、下部に位置したインタークーラーパイプの出口15、前記出口15方向に延びた管体11の表面からリブ形状で突出した下部しわ体13を形成した下部しわ部31、及び前記上部しわ部30から下方に折り曲げられて前記下部しわ部31に連結される管体11を備えた中間部20を含んで構成される。

0027

また、図3の側面図に示すように、前記上部しわ体12と下部しわ体13とは、インタークーラーパイプ10の周縁に沿って表面からリング状に突出するように形成され、突出高さが互いに異なるように形成された(突出高さが更に低いか又は部分的に突出していない)断絶部16を有する。

0028

前記断絶部16の形成により、断絶部16が形成された方向では、インタークーラーパイプ10の柔軟性が相対的に低下して(相対的に剛性が増加して)撓みが制限される。
前記のような断絶部16の形成は、インタークーラーパイプ10が特定方向に撓む時に要求される力と他の方向に撓む時に要求される力とが異なるという効果を有する。

0029

すなわち、本発明の実施形態において、前記断絶部16は、インタークーラーパイプ10の長さ方向に沿って直線形態の列を成すように配置され、図3に示すように、インタークーラーパイプ10のスリップが誘導されるか、又は前記上部しわ体12と下部しわ体13の撓みが誘導される複数の特定方向を有するように、互いにずれた直線形態に配置されることができる。

0030

すなわち、前記断絶部16が構成する列は、前記上部しわ体12と下部しわ体13とで長さ方向に沿って隣接して配置される第1列(A)と第2列(B)とで構成され、前記第1列(A)と第2列(B)とは、前記上部しわ体12と下部しわ体13との周縁に沿って互いに離隔された位置に形成される。

0031

上記のように、離隔された位置に形成された各断絶部16によって、特定方向に沿って柔軟性及び剛性を調節することができる。よって、断絶部16の形成によってインタークーラーパイプ10の剛性を更に増加させ、振動が主に発生する方向の柔軟性を増加させて、騒音及び振動を更に効率的に抑制することができる。

0032

それと共に、前記断絶部16が配置される第1列(A)と第2列(B)とは、(車体を基準に)前後方向及び上下方向(又は左右方向)の各々に配置されて、他特性の振動周波数を更に効率的に絶縁させることができ、また、インタークーラーパイプ10のスリップを誘導できるという効果がある。

0033

以下、図4の拡大一部切開斜視図を参照して、上述したように構成される本発明のインタークーラーパイプの作動を詳細に説明する。
上述したようにプラスチック材質からなるインタークーラーパイプによって振動が誘発される原因は、振動を伝達する媒体のインピーダンス(impedance)特性に起因する。すなわち、振動は、伝達される媒体の形状が一定であるか、又は媒体の材質が同一であれば、インピーダンスの変化量が少なくて容易に伝達されるという特性を有する。

0034

この時、媒体のインピーダンスの変化量は、媒体の質量、剛性(stiffness)、及びダンピング(damping)の変化量と連動する。
すなわち、媒体における振動が加えられる地点である加振点と、振動を受ける地点である受振点との間で質量、剛性、及びダンピング変化量が大きければ大きいほど、媒体の加振点と、受振点間のインピーダンスの変化量が増加して、加振点と受振点間のインピーダンスの不一致現象が発生し、インピーダンスの不一致が大きければ大きいほど、振動の進行波が反射されて媒体を介して伝達される振動が減少する。

0035

このようなインピーダンス不一致の特性を本発明のインタークーラーパイプに直ちに適用するために、本発明のインタークーラーパイプは、管体の厚さを区間別に変化させる質量インピーダンス不一致構造を提案する。

0036

すなわち、図4に示すように、中間部20の管体11の厚さ(d1)を、上部しわ部30の上部しわ体12の厚さ(d2)及び下部しわ部31の下部しわ体13の厚さ(d3)より厚く形成して、中間部20の質量を上部しわ部30及び下部しわ部31の質量より重く形成したものである。

0037

よって、上部しわ部30及び下部しわ部31の質量が変動して、上部しわ部30と中間部20との間、及び中間部20と下部しわ部31との間の各々に質量インピーダンスの不一致が発生し、加振点と受振点間の振動波が反射されて、インタークーラーパイプを介して伝達される振動が減少される。

0038

本発明の実施形態では、前記上部しわ体12及び下部しわ体13の厚さ(d2、d3)は各々1.3mmで形成し、前記中間部20の管体11の厚さ(d1)は5mmで形成した。
更に、本発明のインタークーラーパイプは、インピーダンス不一致効果を更に増大させるために、パイプの区間別に剛性が異なる材質を用いて剛性インピーダンス不一致構造を適用し、パイプの区間別に貯蔵率(storage modulus)の差が大きい異種の合成樹脂材質を採用した。

0039

すなわち、前記上部しわ部30及び前記下部しわ部31としては、軟質素材の合成樹脂材を用い、前記中間部20としては、硬質素材合成樹脂を用いることにより、上部しわ部30と中間部20との間、及び中間部20と下部しわ部31との間の貯蔵率に差を与えて剛性インピーダンス不一致効果が発生するようにしたものである。

0040

本発明の実施形態では、前記上部しわ部30及び前記下部しわ部31としては、軟質素材のポリエステル系(PET)の合成樹脂を用い、前記中間部20としては、硬質素材のポリブチレンテレフタレート系(PBT)の合成樹脂を用いた。
より具体的には、前記上部しわ部30と下部しわ部31に採用された軟質材料としてはジカルボキシレートジオール(Dicarboxylate−Diol)重合体グリコール(Glycol)重合体とからなる熱可塑性ポリエステルエラストマー(Thermoplastic polyester elastomer、TPC−ET)合成樹脂を用い、前記中間部20に採用された硬質材料としては、ポリブチレンテレフタレート(Polybutylene terephthalate、PBT)である熱可塑性ポリエステル(Thermoplastic polyester)合成樹脂を用いた。

0041

この時、前記上部しわ部30及び下部しわ部31の素材であるポリエステル系の合成樹脂と、中間部20の素材であるポリブチレンテレフタレート系(PBT)の合成樹脂と、の貯蔵率の8倍として、本発明のインタークーラーパイプの剛性インピーダンス不一致が効果的に発生することができる。

0042

また、上述したような上部しわ部30、下部しわ部31、及び中間部20間の厚さ及び材質を互いに異なるように形成するために、3Dブロー成形(3D blow molding)工法を適用して、異種の材料をインタークーラーパイプの長さ方向に沿って上部しわ部30の軟質部分と、中間部20の硬質部分と、下部しわ部31の軟質部分と、を同時に加工する同時加工法(Sequential Coextrusion、SeCo)を使った。

0043

一方、本願発明のインタークーラーパイプは、上述したような質量及び剛性不一致構造を適用することにより、中間部20の材質及び/又は長さを異ならせて進行波に対する反射波の特性を調節することで、本発明のインタークーラーパイプが適用される車種に応じて、特定周波数領域の振動及び騒音を低減させるためのチューニングを実行できるという効果を得るようになった。

0044

上記のように構成される本発明のインタークーラーパイプの振動低減性能試験するために、図5のグラフのような振動伝達損失度、並びに図6及び図7のグラフのような騒音レベルを試験した。

0045

図5は、本発明のインタークーラーパイプの周波数に対応した振動伝達損失度のグラフであり、図6及び図7は、本発明のインタークーラーパイプのエンジン回転数に対応した騒音レベルのグラフである。
先ず、本発明のインタークーラーパイプの加振点であるスロットル本体から、受振点であるインタークーラー間の振動伝達損失度を試験した。

0046

試験の結果、中間部20の厚さ(d1)が3mmである場合には、目標周波数領域(A)である200〜450Hz領域での振動伝達損失度が、図1に示された従来のインタークーラーパイプに比べて更に大きく分布し、中間部20の厚さ(d1)が5mmである場合には、目標周波数領域(A)である200〜450Hz領域での振動伝達損失度が、中間部20の厚さ(d1)が3mmの場合より更に大きく分布するとの試験結果が得られ、自動車の走行時の振動及び騒音を減少させる効果が充分に発現されていることを確認した。ここで、振動伝達損失度が大きいということは、振動減少が更に大きくなされることを意味する。

0047

また、振動低下に起因した騒音減少効果を試験するために、運転者の位置にマイクロホンを装着し、加速走行騒音及びアイドル走行騒音の評価を行った。
その結果、図6に示すように、加速時の走行騒音の試験結果は、図1に示した従来のインタークーラーパイプと比べて、全般的に同等な騒音レベルを示すものとの試験結果が得られ、特に周波数200Hz以上の領域では、騒音が従来のインタークーラーパイプに比べて減少する効果を示している。

0048

また、図7に示すように、アイドル(idle)時の騒音の試験結果は、図1に示した従来のインタークーラーパイプに比べて100Hz領域でのブーミング周波数の移動現象が表れている。この現象は既存のインタークーラーパイプに比べて重量が減少して共振周波数が移動したものとして説明される。また、全体的なアイドル騒音オーバーオール(Overall)レベルは、従来のそれと同等なレベルを示すとの試験結果が得られた。

0049

一方、本発明のインタークーラーパイプには、エンジンの挙動に応じてインタークーラーパイプが回転して(スリップして)エンジンから生成された振動の伝達と、従来の構造のインタークーラーにおいてインタークーラーパイプが捩れることにより発生した騒音と、を抑制することができるように、コネクター40を追加して構成することができる。

0050

図8は、本発明の好ましい実施形態による、スロットル本体及び前記スロットル本体とインタークーラーパイプとがコネクターを介して結合された様子を示す図であり、図9は、図8における、前記スロットル本体とインタークーラーパイプとが結合した部分の断面図である。
図8、9に示すように、通常のスロットル本体50は、インタークーラーパイプ10と連結されるように管状の連結ポート51を有し、前記連結ポート51の外周面には、図8に示すように、周縁に沿って表面から所定の高さで突出し、一側は傾斜面に形成され、他側は平坦垂直面に形成された(すなわち、断面が鋸歯状に形成された)係止顎52を有する。

0051

前記インタークーラーパイプ10は、コネクター40と結合された状態で連結ポート51に連結される。前記コネクター40は、一部分がコネクター40の内周面から突出するストッパー41を有する。

0052

すなわち、インタークーラーパイプ10の一側末端固定結合されたコネクター40の内側にスロットル本体50の連結ポート51を挿入すれば、前記ストッパー41が連結ポート51の外周面から突出した係止顎52に噛合して(ストッパーが傾斜面を経て垂直面に到達すれば後退が防止されて)締結がなされる。

0053

そして、本発明の実施形態の前記ストッパー41は、コネクター40の離脱を防止するが、インタークーラーパイプ10と結合されたコネクター40とは、連結ポート51において、回転を抑制する程強くは締め付けられていないため、前記インタークーラーパイプ10とスロットルボディー50との間のスリップが許容される。

0054

参考に、図示してはいないが、スロットル本体50と同一の構造として、インタークーラーも係止顎が備えられた連結ポートを有し、本発明のコネクター40を介してインタークーラーパイプ10と結合されて、インタークーラーとインタークーラーパイプ10との間にもスリップが許容される。

0055

それと共に、前記コネクター40には、連結ポート51との締結時、コネクター40と連結ポート51との間を遮蔽するゴムシール(rubber seal)42が取り付けられる。前記ゴムシール42は、他の場所(例えば、図9において係止顎の後側でストッパーが嵌められる溝)に取り付けられてもよいが、本発明では係止顎52の前側(図9における右側)に位置するように取り付けられ、ゴムシール42とコネクター40との間の摩擦力やゴムシール42と連結ポート51との間の摩擦力のうち少なくともいずれか一つ以上は前記コネクター40の回転が許容される程度に小さく定められる。

0056

前記摩擦力は、摩擦係数の小さい材質でゴムシール42を製造するか、又は前記ゴムシール42と、コネクター40又はゴムシール42と、連結ポート51と、の間の間隙を調節することにより定められる。

0057

前記のような技術的特徴を有するコネクター40を採用する本発明のインタークーラーパイプ10は、従来のインタークーラーパイプに比べて更に軽量化され、原価が節減できるだけでなく、騒音及び振動を更に効率的に減少させることができる。

0058

以上の説明では、本発明の自動車用インタークーラーパイプの構成を、添付した図面を参照して詳細に説明したが、本発明は、当業者によって様々な修正、変更、及び置換が可能であり、このような修正、変更、及び置換は本発明の保護範囲に属するものとして解釈しなければならない。

0059

1 従来のインタークーラーパイプ
2 入口側ゴム管
3出口側ゴム管
4クランプ
10 本発明のインタークーラーパイプ
11管体
12 上部しわ体
13 下部しわ体
14 入口
15出口
16 断絶部
20 中間部
30 上部しわ部
31 下部しわ部
40コネクター
41ストッパー
42ゴムシール
50スロットル本体
51連結ポート
52係止顎
d1 中間部の管体厚さ
d2 しわ部の管体厚さ

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