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技術 オートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減する方法、装置及びシステム

出願人 インターデジタルシーイーパテントホールディングス
発明者 ボレル,ティエリ
出願日 2015年12月22日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2017-531168
公開日 2018年2月22日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-505586
状態 特許登録済
技術分野 その他の光学系・装置、色の干渉・色の制御 立体TV及びTVの試験,検査,測定等
主要キーワード プロセッシング装置 信号プロファイル レンズ品質 オートステレオスコピックディスプレイ オブジェクトエッジ フーリエ光学 ステレオスコピックディスプレイ 支援回路
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図面 (11)

課題・解決手段

本発明は、より高い解像度パネルを用いて、オートステレオスコピックディスプレイクロストークを低減する方法、装置及びシステムを提供する。そのようなパネルにおいて、ビューの全数の分割は、複数の隣接するビューに対して同じ信号を送ることによって生成される。信号処理補正関数は、クロストークを低減するよう、分割されたビューに適用される。

概要

背景

初期待されていたようには3DTVがカスタマ構内に設置されていない理由の1つに、見る者が3D立体眼鏡を、それが受動型又は能動型眼鏡のいずれであろうとも、一般的に着用しなければならないことがある。しかし、ここ数年で、ディスプレイ製造者は、パララックスバリア又はマイクロレンズアレイのいずれか一方を使用するオートステレオスコピック3Dディスプレイ(AS−3D)を開発し始めている。あいにく、そのようなディスプレイについては、マイクロレンズ光学伝達関数は完ぺきでなく、視野角に応じたレンズ輝度プロファイルガウス曲線と同様である。

概要

本発明は、より高い解像度パネルを用いて、オートステレオスコピックディスプレイクロストークを低減する方法、装置及びシステムを提供する。そのようなパネルにおいて、ビューの全数の分割は、複数の隣接するビューに対して同じ信号を送ることによって生成される。信号処理補正関数は、クロストークを低減するよう、分割されたビューに適用される。

目的

本発明の実施形態は、有利なことに、オートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減する方法、装置及びシステムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

ディスプレイクロストークを低減する方法であって、前記ディスプレイのビューの全数の分割を生成し、夫々の分割されたビューが複数のサブビューを有し、少なくとも1つの分割されたビューのサブビューにわたって前記ディスプレイで再生される画像の信号強度分布に関する情報を用いて、前記ディスプレイの前記少なくとも1つの分割されたビューのサブビューに適用する補正関数を決定することと、クロストークを低減するよう前記分割されたビューのサブビューに前記補正関数を適用しながら、前記少なくとも1つの分割されたビューを少なくとも用いて前記ディスプレイで画像を再生することとを有する方法。

請求項2

前記情報は、ルックアップテーブルから派生する、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記ビューの全数の分割及び前記補正関数は、推定される、請求項2に記載の方法。

請求項4

前記情報は、前記ディスプレイの少なくとも1つの分割されたビューのサブピクセルにわたる輝度分布の測定から派生する、請求項1に記載の方法。

請求項5

前記決定することは、生成するビューの数及び前記サブビューに適用する補正関数を決定するよう試行錯誤的プロセスを実施することを含む、請求項4に記載の方法。

請求項6

前記試行錯誤的プロセスは、前記ディスプレイの全数の分割を生成し、夫々の分割されたビューが複数のサブビューを有し、少なくとも1つの分割されたビューのサブビューへ適用する補正関数を決定することと、分割されたビューのサブビューに前記補正関数を適用しながら、前記少なくとも1つの分割されたビューを少なくとも用いて前記ディスプレイで画像を再生することと、前記ディスプレイの前記分割されたビューのうちの少なくとも2つのビューにわたる輝度分布を測定して、該少なくとも2つのビューの間のクロストークを決定することと、分割されたビュー間のクロストークの量が最も少ない画像が測定されるまで、前記生成し、決定すること、前記再生すること、及び前記測定することを繰り返すこととを含む、請求項5に記載の方法。

請求項7

前記補正関数は、信号処理補正関数を有する、請求項1に記載の方法。

請求項8

前記ディスプレイのビューの全数の分割は、前記ディスプレイの隣接するビューで同じ信号を再生することによって生成される、請求項1に記載の方法。

請求項9

ディスプレイのクロストークを低減する装置であって、プログラムルーチン、ディスプレイのビューにわたる信号分布に関する情報、クロストーク情報及びデータ、を含むグループの中の少なくとも1つを記憶するメモリと、前記プログラムルーチンを実行するプロセッサとを有し、前記プロセッサは、前記ディスプレイのビューの全数の分割を生成し、夫々の分割されたビューが複数のサブビューを有し、少なくとも1つの分割されたビューのサブビューにわたって前記ディスプレイで再生される画像の信号強度分布に関する情報を用いて、前記ディスプレイの前記少なくとも1つの分割されたビューのサブビューに適用する補正関数を決定し、クロストークを低減するよう前記分割されたビューのサブビューに前記補正関数を適用しながら、前記少なくとも1つの分割されたビューを少なくとも用いて前記ディスプレイで画像を再生するよう構成される、装置。

請求項10

当該装置は、前記ディスプレイの内蔵コンポーネントを有する、請求項9に記載の装置。

請求項11

当該装置は、ディスプレイコントローラを有する、請求項9に記載の装置。

請求項12

前記ディスプレイコントローラは、セットトップボックスを有する、請求項11に記載の装置。

請求項13

ディスプレイのクロストークを低減するシステムであって、前記ディスプレイの少なくとも1つのビューのサブビューにわたって前記ディスプレイで再生される画像の信号強度分布を決定するよう、前記ディスプレイで再生される画像の輝度を測定する測定デバイスと、プログラムルーチン、ディスプレイのビューにわたる信号分布に関する情報、クロストーク情報及びデータ、を含むグループの中の少なくとも1つを記憶するメモリ、及び前記プログラムルーチンを実行するプロセッサ、を含む装置とを有し、前記装置は、前記ディスプレイのビューの全数の分割を生成し、夫々の分割されたビューが複数のサブビューを有し、少なくとも1つの分割されたビューのサブビューにわたって前記ディスプレイで再生される画像の信号強度分布に関する情報を用いて、前記ディスプレイの前記少なくとも1つの分割されたビューのサブビューに適用する補正関数を決定し、クロストークを低減するよう前記分割されたビューのサブビューに前記補正関数を適用しながら、前記少なくとも1つの分割されたビューを少なくとも用いて前記ディスプレイで画像を再生するよう構成される、システム。

請求項14

前記測定デバイスは、フーリエ光学概念に基づく、請求項13に記載のシステム。

請求項15

前記装置は、ディスプレイコントローラを有する、請求項13に記載のシステム。

請求項16

前記ディスプレイコントローラは、セットトップボックスを有する、請求項15に記載のシステム。

請求項17

前記装置は、前記ディスプレイのビューの全数の分割を生成するために且つ前記ディスプレイの少なくとも1つの分割されたビューのサブビューに適用する補正関数を決定するために使用する輝度情報を含むルックアップテーブルにアクセスする、請求項13に記載のシステム。

技術分野

0001

本発明は、ステレオスコピックディスプレイに関係がある。より具体的には、本発明は、オートステレオスコピックディスプレイ(auto-stereoscopic displays)においてクロストークを低減する方法、装置及びシステムに関係がある。

背景技術

0002

初期待されていたようには3DTVがカスタマ構内に設置されていない理由の1つに、見る者が3D立体眼鏡を、それが受動型又は能動型眼鏡のいずれであろうとも、一般的に着用しなければならないことがある。しかし、ここ数年で、ディスプレイ製造者は、パララックスバリア又はマイクロレンズアレイのいずれか一方を使用するオートステレオスコピック3Dディスプレイ(AS−3D)を開発し始めている。あいにく、そのようなディスプレイについては、マイクロレンズ光学伝達関数は完ぺきでなく、視野角に応じたレンズ輝度プロファイルガウス曲線と同様である。

0003

本発明は、オートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減する方法、装置及びシステムを提案する。

0004

本発明の実施形態において、ディスプレイのクロストークを低減する方法は、前記ディスプレイのビューの全数の分割を生成し、夫々の分割されたビューが複数のサブビューを有し、少なくとも1つの分割されたビューのサブビューにわたって前記ディスプレイで再生される画像の信号強度分布に関する情報を用いて、前記ディスプレイの前記少なくとも1つの分割されたビューのサブビューに適用する補正関数を決定することと、クロストークを低減するよう前記分割されたビューのサブビューに前記補正関数を適用しながら、前記少なくとも1つの分割されたビューを少なくとも用いて前記ディスプレイで画像を再生することとを含む。

0005

本発明の代替の実施形態において、ディスプレイのクロストークを低減する装置は、プログラムルーチン、ディスプレイのビューにわたる信号分布に関する情報、クロストーク情報及びデータ、を含むグループの中の少なくとも1つを記憶するメモリと、前記プログラムルーチンを実行するプロセッサとを含む。そのような実施形態において、前記プロセッサは、
前記ディスプレイのビューの全数の分割を生成し、夫々の分割されたビューが複数のサブビューを有し、少なくとも1つの分割されたビューのサブビューにわたって前記ディスプレイで再生される画像の信号強度分布に関する情報を用いて、前記ディスプレイの前記少なくとも1つの分割されたビューのサブビューに適用する補正関数を決定するように構成される。前記プロセッサは、クロストークを低減するよう前記分割されたビューのサブビューに前記補正関数を適用しながら、前記少なくとも1つの分割されたビューを少なくとも用いて前記ディスプレイで画像を再生するように更に構成される。

0006

本発明の代替の実施形態において、ディスプレイのクロストークを低減するシステムは、前記ディスプレイの少なくとも1つのビューのサブビューにわたって前記ディスプレイで再生される画像の信号強度分布を決定するよう、前記ディスプレイで再生される画像の輝度を測定する測定デバイスと、プログラムルーチン、ディスプレイのビューにわたる信号分布に関する情報、クロストーク情報及びデータ、を含むグループの中の少なくとも1つを記憶するメモリ、及び前記プログラムルーチンを実行するプロセッサ、を含む装置とを含む。そのような実施形態において、前記装置は、前記ディスプレイのビューの全数の分割を生成し、夫々の分割されたビューが複数のサブビューを有し、少なくとも1つの分割されたビューのサブビューにわたって前記ディスプレイで再生される画像の信号強度分布に関する情報を用いて、前記ディスプレイの前記少なくとも1つの分割されたビューのサブビューに適用する補正関数を決定するように構成される。前記装置は、クロストークを低減するよう前記分割されたビューのサブビューに前記補正関数を適用しながら、前記少なくとも1つの分割されたビューを少なくとも用いて前記ディスプレイで画像を再生するように更に構成される。

図面の簡単な説明

0007

本発明の教示は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を検討することによって、容易に理解され得る。
理論上のAS−3Dディスプレイのガラス上のマイクロレンズの配置のハイレベルブロック図を表し、マイクロレンズは完ぺきな配置及び理論上完ぺきな光学伝達関数を有する。
ガウス曲線により近いようマイクロレンズの視野角に応じたレンズ輝度プロファイルをもたらす現実世界の光学伝達関数を有する典型的な8ビューAS−3Dディスプレイの輝度プロファイルのグラフ表示を表す。
典型的な超高精細(UHD)AS−3Dディスプレイの輝度プロファイルのグラフ表示を表す。
本発明の実施形態に従って構成される高精細(UHD)AS−3Dディスプレイの輝度プロファイルのグラフ表示を表す。
本発明の実施形態に従う補正関数のグラフ表示を表す。
如何なる信号処理補正関数よりも前の図3の(UHD)AS−3Dディスプレイの輝度プロファイルのグラフ表示を表す。
本発明の実施形態に従う信号処理補正関数の後の図3の(UHD)AS−3Dディスプレイの輝度プロファイルのグラフ表示を表す。
本発明の実施形態に従ってオートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減する装置のハイレベルブロック図を表す。
本発明の実施形態に従ってオートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減するシステムのハイレベルブロック図を表す。
本発明の実施形態に従ってオートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減する方法についてのフロー図を表す。 図面は、記載される様々な発明の概念を説明することを目的とし、発明を説明するための唯一のとり得る構成では必ずしもない点が理解されるべきである。 理解を助けるよう、同じ参照符号は、図に共通する同じ要素を示すために、可能であれば使用されている。

実施例

0008

本発明の実施形態は、有利なことに、オートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減する方法、装置及びシステムを提供する。本発明は、詳細な解像度を有している特定のディスプレイとの関連で主として記載されるが、本発明の具体的な実施形態は、本発明の適用範囲を制限するものとして扱われるべきではない。当業者に明らかなように、本発明は、有利なことに、本願で記載及び示唆されている本発明の実施形態に従ってクロストークを低減するようあらゆるそのようなディスプレイに適用され得る。

0009

本願の特許請求の範囲において、特定の機能を実施する手段として表されている如何なる要素も、例えば、a)その機能を実施する回路素子の組み合わせ、又はb)如何なる形態もとるソフトウェアであって、従って、機能を実施するようそのソフトウェアを実行する適切な回路構成と組み合わされるファームウェアマイクロコード又は同様のものを含むソフトウェアを含め、その機能を実施する如何なる方法も包含するよう意図される。そのような特許請求の範囲によって定義される本発明は、挙げられている様々な手段によって提供される機能性が、特許請求の範囲が請求している様態において組み合わされ、1つにされる、という事実に属する。よって、それらの機能性を提供することができる如何なる手段も、本願で示されているものに相当すると認められる。

0010

更には、本発明の発明、態様、及び実施形態、並びにそれらの具体例を挙げている本願中の全ての記述は、それらの構造的同等物及び機能的同等物の両方を包含するよう意図される。その上、そのような同等物は、現在知られている同等物、及び将来開発される同等物、すなわち、構造にかかわらず、同じ機能を実施する開発されたあらゆる要素、の両方を含むことが意図される。

0011

図中に示される様々な要素の機能は、適切なソフトウェアに関連して専用のハードウェア及びソフトウェアを実行可能なハードウェアの使用を通じて提供され得る。プロセッサによって提供される場合に、機能は、単一の専用プロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、又は一部が共有され得る複数の個別プロセッサによって、提供され得る。更に、語“プロセッサ”又は“コントローラ”の明示的な使用は、ソフトウェアを実行することができないハードウェアをもっぱら指すと解釈されるべきではなく、制限なしに、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)(“DSP”)ハードウェア、ソフトウェアを記憶するリードオンリーメモリ(read-only memory)(“ROM”)、ランダムアクセスメモリ(random access memory)(“RAM”)、及び不揮発性ストレージを暗に含むことができる。更には、本発明の発明、態様、及び実施形態、並びにそれらの具体例を挙げている本願中の全ての記述は、それらの構造的同等物及び機能的同等物の両方を包含するよう意図される。その上、そのような同等物は、現在知られている同等物、及び将来開発される同等物(すなわち、構造にかかわらず、同じ機能を実施する開発されたあらゆる要素)の両方を含むことが意図される。

0012

よって、例えば、当業者に明らかなように、本願で示されるブロック図は、本発明を具現化する、実例となるシステムコンポーネント及び/又は回路構成の概念図を表す。同様に、明らかなように、如何なるフローチャート、フロー図、状態遷移図、擬似コード、及び同様のものも、コンピュータ可読媒体で実質的に表現され、故に、コンピュータ又はプロセッサによって、そのようなコンピュータ又はプロセッサが明示的に示されていようとなかろうと、事項され得る様々なプロセスを表す。

0013

更には、添付の図面に表されている、構成するシステムコンポーネント及び方法は、ソフトウェアで実装され得るので、システムコンポーネント又はプロセス機能ブロックの間の実際の接続は、本発明がプログラムされる様態に応じて様々であり得る。本願での教示を考慮して、当業者は、本発明のそれらの及び同様の実施又は構成を考え付くことができるだろう。

0014

本発明の実施形態は、より高い解像度のディスプレイ(例えば、4K、8K)を利用するオートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減する方法、装置及びシステムを提供する。本発明の一実施形態に従って、オートステレオスコピックディスプレイのクロストークは、生成するビューの全数の分割を決定し、信号処理を通じてディスプレイのマイクロレンズから出てくる輝度プロファイルを調整することによって、低減される。

0015

図1は、理論上のAS−3Dディスプレイのガラス上のマイクロレンズの配置のハイレベルブロック図を表し、マイクロレンズは完ぺきな配置及び理論上完ぺきな光学伝達関数を有する。すなわち、図1のAS−3Dディスプレイ100は、実例として、ガラスパネル102、複数のマイクロレンズ(集合的に)104、及び複数のピクセル(集合的に)106を有する。図1の例は、1つのサブピクセルが1つのビューのために使用される4ビューディスプレイを有する。図1の全体図で表されるように、各ビュー(1〜4)は、パネル上のピクセル位置がどのようでも、3D表示のための最適なエリア(例えば、正確な眼位)に収束している。図1の理論上のAS−3Dディスプレイでは、クロストークはビュー間で存在しない。

0016

図2は、ガウス曲線により近いようマイクロレンズの視野角に応じたレンズ輝度プロファイルをもたらす現実世界の光学伝達関数を有する典型的な8ビューAS−3Dディスプレイの輝度プロファイルのグラフ表示を表す。図2の8ビューAS−3Dディスプレイでは、所与の視野角について、眼は、同時に少なくとも3つ(時々4つ)の異なったビューを見ることができる。これは、オブジェクトエッジにおいていくらかの好ましくないゴーストアーチファクトを生じさせる。加えて、いくらかのプロファイル不均一性は、スクリーン中央に対してスクリーンの上側及び下側の両端において現れ得る。

0017

図3は、典型的な超高精細(UHD;ultra-high-definition)AS−3Dディスプレイの輝度プロファイルのグラフ表示を表す。より具体的には、図3は、解像度が大いに増大した、具体的には、8ビューHDTVパネルから32ビューUHDTVパネルへ、解像度が4倍となった、UHD AS−3Dディスプレイの輝度プロファイルを表す。図3のディスプレイでは、レンズの数は変更されておらず、各レンズの下にあるサブピクセルの数のみが4倍にされている点が留意されるべきである。各ビューの輝度プロファイルは、次のように、式(1)に従ってガウス曲線としてモデル化され得る:



上記の式で、Li(α)は、ビューiの輝度プロファイルを表し、αは、水平角度を表し、μiは、ビューiの角度位置を表す。αは、ガウス曲線の標準偏差に相当し、レンズの光学品質の特性を示す。αの値が小さければ小さいほど、クロストーク比はますます良くなる。図3で表されるように、クロストークの程度が高いほどユーザが各ビューを独立して区別することが妨げられるので、UHD AS−3Dディスプレイのために実際の32ビューコンテンツを生成することは意味をなさない。

0018

そのようなものとして、本発明の実施形態に従って、ビューの全数の分割は、隣接ビューに対して同じ信号を送ることによって、生成される。その後に、信号処理補正関数は、クロストークを低減するよう各隣接ビューに適用される。例えば、図3のUHD AS−3Dディスプレイに関して、8つのビューは、4つの隣接ビューに対して同じ信号を送ることによって、32個のビューから生成される。図4は、上述されたように8つのビューのみを含むよう本発明の実施形態に従って構成される図3のUHD AS−3Dディスプレイの輝度プロファイルのグラフ表示を表す。図4で表されるように、ビューの数は、32から8に減らされており、それにより、各ビューは4つのサブビュー/ピクセルを有することになる。

0019

上述されたように、本発明の実施形態に従って、ビューの全数を細分した後、信号処理補正関数は、クロストークを低減する(下げる)よう各隣接ビューに適用される。図5は、本発明の実施形態に従う補正関数のグラフ表示を表す。図5の実施形態では、8つのビューの夫々の4つのサブピクセルの信号プロファイルが表されている。図5で表されるように、第1サブピクセル信号プロファイル及び第4サブピクセル信号プロファイルは、y軸においてX%の信号強度を有するものとして表されており、第2サブピクセル信号プロファイル及び第3サブピクセル信号プロファイルは、y軸において100%の信号強度を有するものとして表されている。図5における各ビューの4つのサブピクセルの信号強度のグラフ表示は、ビューごとの4つのサブピクセルにわたる信号強度の期待されるガウス分布を表す。

0020

本発明の一実施形態において、Xの値は、ビューの第1及び第4のサブピクセルから信号を本質的になくす(黒くする)よう0%に設定される。結果として、ビュー間のクロストークレベルは大幅に低減される。例えば、図6aは、本発明の如何なる信号処理補正関数よりも前の、8つのビューを有している図3の(UHD)AS−3Dディスプレイの輝度プロファイルのグラフ表示を表す。図6bは、図5に表されている本発明の実施形態に従う信号処理補正関数の後の、8つのビューを有している図3の(UHD)AS−3Dディスプレイの輝度プロファイルのグラフ表示を表す。図6a及び6bの比較から明らかなように、ビュー間のクロストークレベルは大幅に低減される。クロストーク低減の正確なレベルは、レンズ品質(σ)及び補正プロファイル自体に依存する点が留意されるべきである。例えば、図6a及び6bで表される実施形態では、σ=0.6及びX=0%により、クロストークは、補正前で15.4%、本発明の実施形態に従う補正後で3.1%である。

0021

図7は、本発明の実施形態に従ってオートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減する装置のハイレベルブロック図を表す。図7の実施形態では、装置は、実例として、ディスプレイコントローラ780として表されている。図7のディスプレイコントローラ780は、実例として、プロセッサ710と、1つ以上の制御プログラムソフトウェアルーチン表示情報及び同様のものを記憶するメモリ720とを有する。プロセッサ710は、例えば、電源クロック回路キャッシュメモリ及び同様のもののような従来の支援回路730、並びにメモリ720に記憶されているソフトウェアルーチン(図示せず。)を実行するのを支援する回路協働する。そのようなものとして、ソフトウェアプロセスとして本明細書中で説明されているプロセスステップの一部は、ハードウェア内で、例えば、様々なステップを実施するようプロセッサ710と協働する回路として、実装され得ると考えられる。ディスプレイコントローラ780は、プロセッシング装置通信する様々な機能要素の間のインターフェイスを形成する入出力回路740を更に含む。

0022

図7のディスプレイコントローラ780は、本発明に従う様々な制御機能を実施するようプログラムされている汎用コンピュータとして表されるが、本発明は、ハードウェアにおいて、例えば、特定用途向け集積回路ASIC;application specified integrated circuit)として、実装され得る。そのようなものとして、本明細書中で記載されているプロセスステップは、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、又はそれらの組み合わせによって同様に実施されるものとして広く解釈されるよう意図される。その上、図7のディスプレイコントローラ780は、ディスプレイ830(図8を参照。)の内蔵コンポーネントとして表されるが、本明細書中で記載される本発明の概念及び実施形態に従うディスプレイコントローラ780の機能性は、例えば、セットトップボックスサーバ及び同様のもののような、ディスプレイを制御する外部コンポーネントの形をとることができる。

0023

本発明の一実施形態において、例えば、図7のディスプレイコントローラ780のような、本発明のディスプレイコントローラは、例えば、UHD AS−3Dディスプレイのような、所与のディスプレイについての輝度プロファイルに関する情報を受け取る。本発明の一実施形態において、本発明のディスプレイコントローラは、そのような情報をディスプレイの製造業者から受け取ることができる。製造業者において、工場でディスプレイに対して実施される品質解析プロセスの間、ディスプレイのクロストークは、ピクセル単位で又はピクセルのグループ単位で測定され得る。そのような情報は、次いで、ルックアップテーブルにダウンロードされ、ディスプレイコントローラへ送られ得る。

0024

そのような情報を有するならば、本発明のディスプレイコントローラは、隣接ピクセルに対して同じ信号を送ることによって生成するビューの全数の分割がどのようであるかに関して決定を行う。すなわち、上述されたように、本発明の実施形態に従って、ビューの全数の分割は、隣接ビューに対して同じ信号を送ることによって生成される。その後に、信号処理補正関数は、クロストークを下げるよう各隣接ビューに適用される。すなわち、上述されたように、本発明の様々な実施形態に従って、オートステレオスコピックディスプレイのクロストークは、ビューの全数の分割を生成し、補正関数を隣接ビューに適用することによって、低減され得る。本発明の様々な実施形態において、ディスプレイタイプ、ディスプレイのサイズ、及びディスプレイのサブピクセルのサイズ、のうちの少なくとも1つに応じて、そのディスプレイによって示されるクロストークの量の推定、そして、その後に、生成するビューの全数の分割及び適用される信号処理補正関数が、決定され得る。例えば、工場でのディスプレイの品質解析プロセスの間に、ディスプレイのビューの少なくとも一部にわたるディスプレイの輝度プロファイルは、測定され得、クロストークを最も良く低減するビューの数及び信号処理補正関数は、上述されたように決定され得る。そのような情報は、メモリにダウンロードされ、本発明のディスプレイコントローラへ送られ得る。その後に、同様のプロパティ(例えば、ディスプレイのタイプ、ディスプレイのサイズ、ピクセルの数及びサイズ、並びに同様のもの)を有しているディスプレイに関して、そのようなディスプレイは、最も有効にクロストークを低減するよう、同様の数のビューまで低減され、且つ、同様に処理補正関数を適用されるべきであると推測され得る。

0025

本発明の代替の実施形態において、本発明のディスプレイコントローラは、測定システムに組み込まれる。そのような実施形態では、試行錯誤的プロセス(trial and error process)が、隣接ビューに対して同じ信号を送ることによって生成するビューの全数、及びクロストークを下げるよう各隣接ビューに適用する信号処理補正関数を決定するために、使用される。例えば、図8は、本発明の実施形態に従ってオートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減する測定システムのハイレベルブロック図を表す。

0026

図8のシステム800は、実例として、画像測定を行うフーリエ光学(Fourier Optics)の概念(例えば、ELDIMVCMaster3D)に基づく3D特性デバイス810を含む。3D特性データは、プロセッシングユニット820によって取得される。プロセッシングユニット820は、ディスプレイコントローラ780と通信する。図8の実施形態では、3D特性デバイス810は、3D画像及びクロストーク値を測定する。プロセッシングユニット820は、クロストーク値を受け取り、隣接ビューに対して同じ信号を送ることによって生成するビューの数を決定する。プロセッシングユニット820はまた、上述されたように、クロストークを下げるよう試みるよう、各隣接ビューに適用する信号処理補正関数を決定する。プロセッシングユニット820は、次いで、情報をディスプレイコントローラ780へ送る。ディスプレイコントローラ780は、決定されたビューの数及び信号処理補正関数を、関連するディスプレイに適用する。画像は、次いで、決定されたビューの数を用いてディスプレイ上で表示され、補正関数は、クロストークを低減するよう適用される。

0027

クロストークを低減された画像は、再度3D特性デバイス810によって測定され、新しいデータが、プロセッシングユニット820によって捕捉され得る。プロセッシングユニット820は、次いで、クロストークを更に下げるよう試みるよう、生成するビューの他の数、及び夫々の新しい隣接ピクセルに適用する信号処理補正関数を、上述されたように決定することができる。

0028

そのようなものとして、最適なビューの数及びビューに適用される信号処理補正関数は、決定される。そのような決定は、本発明のディスプレイコントローラ780のメモリに記憶され得る。図8の実施形態では、システム800は、別個のプロセッシングユニット820及びディスプレイコントローラ780を有するが、本発明の代替の実施形態では、プロセッシングユニット820及びディスプレイコントローラ780は、単一の内蔵コンポーネントを有することができる。

0029

一般に、本発明の実施形態に従って、試行錯誤的プロセスは、生成するサブビューの最良の数、及びビューに適用する最も有効な信号処理補正関数を決定するために、クロストークを最も低減された画像に近づくよう実施される。すなわち、上述されたように、サブビューの数は、隣接ビューに対して同じ信号を送ることによって生成され得、次いで、信号処理補正関数は、上述されたように、クロストークを下げるよう試みるよう各隣接ビューに適用すべく決定される。プロセスは、関連するディスプレイにおいて再生される画像について最小限のクロストークが実現されるまで、繰り返され得る。

0030

図9は、本発明の実施形態に従ってオートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減する方法についてのフロー図を表す。方法900はステップ902から開始する。ステップ902の間、ディスプレイのビューの全数の分割が生成され、夫々の分割されたビューは複数のサブビューを有し、ディスプレイの少なくとも1つの分割されたビューのサブビューに適用する補正関数は、その少なくとも1つの分割されたビューのサブビューにわたってディスプレイ上で再生される画像の信号強度分布に関する情報を用いて決定される。すなわち、上述されたように、本発明の一実施形態において、本発明のディスプレイコントローラは、例えば、オートステレオスコピックディスプレイの製造業者から、少なくとも1つのビューのサブビューにわたってディスプレイ上で再生される画像の信号強度分布に関する情報を受け取ることができる。本発明の代替の実施形態では、本発明のディスプレイコントローラは、測定システムのコンポーネントを有することができ、そこで、ディスプレイの少なくとも1つのビューのサブビューにわたってディスプレイ上で再生される画像の信号強度分布に関する情報は、測定システムによって測定され得る。そのような情報を有するならば、本発明のディスプレイコントローラは、次いで、上述されたように、クロストークを低減するよう、生成するサブビューの数、及び少なくとも1つのビューのサブビューに適用する補正関数を決定することができる。方法900は、次いで、ステップ904へ進むことができる。

0031

ステップ904で、画像は、ディスプレイのビュー間のクロストークを低減するよう、分割されたビューのサブビューに補正関数を適用しながら、少なくとも1つの分割されたビューを少なくとも用いてディスプレイ上で再生される。方法900は、次いで、終了され得る。

0032

本明細書は、本発明の実施形態を説明する。よって、明らかなように、当業者は、本明細書中で明示的に記載及び図示されていなくても、本発明を具現化し且つその適用範囲内に含まれる様々な配置を思い付くことができる。すなわち、オートステレオスコピックディスプレイのクロストークを低減する方法、装置及びシステムについての様々な実施形態(実例であって、制限でないよう意図される。)を記載してきたが、変更及び変形が、上記の教示に照らして当業者によって行われ得ることが知られる。従って、変更は、開示されている本発明の特定の実施形態において行われ得、それは本発明の適用範囲内にあることが理解されるべきである。上記は、本発明の様々な実施形態を対象とするが、本発明の他及び更なる実施形態は、その基本的な適用範囲から逸脱することなしに想到され得る。

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