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技術 多層フィルム及び再封可能なフィルムパッケージ

出願人 インターコンチネンタルグレートブランズエルエルシー
発明者 ブリース,スチュアートマッキントッシュホルト,クリスダウン,マシュージェイムスリャン,イン(ローラ)イェーガー,エレナ
出願日 2016年2月16日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2017-537973
公開日 2018年2月15日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-504297
状態 特許登録済
技術分野 包装体 積層体(2) プラスチック等の押出成形
主要キーワード 外側ウェブ 矩形底 中央タブ 角度スケール 工業設計 解放点 切込み間 試験テーブル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年2月15日)のものです。
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図面 (20)

課題・解決手段

多層フィルム内に粘着層を利用することによって再密閉能力を提供する、多層フィルム及びそのフィルムから製造されたフィルムパッケージが本明細書において記載される。多層フィルムは、埋め込まれた粘着層を含む外側フィルム部分と、内側フィルム部分とを含み得る。多層フィルム内に形成された開口特徴は、多層フィルムを通して開口部を作製するために、ユーザによって操作されるように構成されたフラップを含む。内側フィルム部分は、所望の分離剥離力及び再密閉機能性を提供するために、粘着層と特別に相互作用するように構成された解放層を含み得る。外側フィルム部分は、粘着層を間にして粘着層に恒久的に接着するように構成される解放層の反対側に配置された外側フィルム層を含み得る。

概要

背景

再封可能なフィルムパッケージは、再封可能なフラップ及び再密閉周縁部を画定する内側及び外側ダイカットを有する2層積層体を含み得る。このようなパッケージにおいて、2つの層は典型的に、印刷コーティング、又は積層ステップ中に、複数の接着剤又は弱化剤(deadening agent)を用いて一緒接合されるか、あるいは感圧ラベルがパッケージに適用される。その後、これらの接着剤又はラベルは、パッケージングの再密閉フラップの作製を容易にするために、予め設計された形状又は様式に切断される。複数の接着剤、つや消し剤、又はラベルの使用、並びに積層又はラベル適用のステップは、製造プロセスに費用及び複雑性を追加し得る特定の要件及び制約につながる。

別の種類のパッケージは、感圧接着剤層を含み、パッケージ再封特徴を提供するために、従来のヒートシールを利用する。そのため、消費者はヒートシールを引き離すことができ、これは、パッケージを形成するフィルムを破損して、ヒートシール領域感圧接着剤露出させることができる。その後、消費者はフィルムを元に戻して押圧し、パッケージを再封することができる。しかしながら、開く間のフィルムの最初の破損は、大量の力を必要とし、これは消費者にとって適用及び制御することが難しい。

概要

多層フィルム内に粘着層を利用することによって再密閉能力を提供する、多層フィルム及びそのフィルムから製造されたフィルムパッケージが本明細書において記載される。多層フィルムは、埋め込まれた粘着層を含む外側フィルム部分と、内側フィルム部分とを含み得る。多層フィルム内に形成された開口特徴は、多層フィルムを通して開口部を作製するために、ユーザによって操作されるように構成されたフラップを含む。内側フィルム部分は、所望の分離剥離力及び再密閉機能性を提供するために、粘着層と特別に相互作用するように構成された解放層を含み得る。外側フィルム部分は、粘着層を間にして粘着層に恒久的に接着するように構成される解放層の反対側に配置された外側フィルム層を含み得る。

目的

別の種類のパッケージは、感圧接着剤層を含み、パッケージ再封特徴を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

2つの共押出層が共押出中心層によって分離される共押出多層フィルムを備えるパッケージであって、前記多層フィルムは、そこに剥離可能及び再密閉可能なフラップを有し、それによって前記多層フィルムが、前記2つの共押出層間で、前記共押出中心層が前記2つの共押出層のうちの一方又は両方に接着した状態で剥離可能であり、前記共押出中心層が前記2つの共押出層を一緒に保持するように前記フラップを再適用することによって再密閉可能であり、前記剥離可能及び再密閉可能なフラップが少なくとも10回剥離及び再密閉する、パッケージ。

請求項2

前記剥離可能及び再密閉可能なフラップは、少なくとも20回剥離及び再密閉する、請求項1に記載のパッケージ。

請求項3

前記共押出中心層が、熱可塑性材料、又は2つ以上の熱可塑性材料のブレンドを含む、請求項1に記載のパッケージ。

請求項4

前記2つの共押出層のうちの一方が、ポリアミド材料、又は2つ以上の異なるグレードポリアミドのブレンドを含む、請求項3に記載のパッケージ。

請求項5

前記多層フィルムが、シーラント層を更に備える、請求項1に記載のパッケージ。

請求項6

前記多層フィルムが、パターンコーティングされたコールドシールを更に備える、請求項1に記載のパッケージ。

請求項7

パッケージの少なくとも一部を作製するのに好適な共押出多層フィルムであって、共押出結合層と、前記結合層の解放を可能にする共押出内側又は中間フィルムであって、前記共押出結合層が、前記共押出内側又は中間フィルムに隣接して配置される、共押出内側又は中間フィルムと、前記共押出多層フィルム内に形成された開口特徴と、を備える、共押出多層フィルム。

請求項8

共押出外側フィルム部分を更に備え、前記共押出結合層が、前記共押出外側フィルム部分と内側フィルム部分との間に配置され、フラップが、前記外側フィルム部分を少なくとも部分的に通って延在する外側切込みによって画定される上部、及び前記内側フィルム部分を通って延在する内側切込みによって画定される下部を含む、請求項7に記載の共押出多層フィルム。

請求項9

同時単一ステップ共押出プロセスによって形成され、前記外側フィルム部分が外側フィルム層を備え、前記内側フィルム部分が内側フィルム層を備え、前記結合層が前記外側フィルム層と内側フィルム層との間にある、請求項7に記載の共押出多層フィルム。

請求項10

前記内側フィルム層が、前記結合層から離層するように構成された内側解放フィルム層を備え、前記内側解放フィルム層がポリアミド材料又はポリアミドのブレンドを含む、請求項9に記載の共押出多層フィルム。

請求項11

前記ポリアミド材料が、ナイロン材料又はナイロンのブレンドを含む、請求項10に記載の共押出多層フィルム。

請求項12

前記結合層が、ポリブテン−1樹脂ポリプロピレン及びポリエチレンコポリマープラストマー及びエラストマー、又はこれらのブレンドからなる、請求項9に記載の共押出多層フィルム。

請求項13

前記結合層が、ポリブテン−1樹脂と、ポリプロピレン及びポリエチレンのコポリマーのプラストマー及びエラストマーとのブレンドを含む、請求項12に記載の共押出多層フィルム。

請求項14

前記内側フィルム層及び前記結合層が異なる極性を有する、請求項9に記載の共押出多層フィルム。

請求項15

前記結合層が非極性であり、前記内側フィルム層が極性である、請求項14に記載の共押出多層フィルム。

請求項16

前記共押出結合層が、熱可塑性材料、又は2つ以上の熱可塑性材料のブレンドを含む、請求項7に記載の共押出多層共押出フィルム

請求項17

内壁及び頂部壁を有するパッケージを形成するように密閉されたそのシーラント層を有し、前記開口特徴がパッケージの前記頂部壁に配置され、それによって前記フラップが、前記多層フィルムを通って前記パッケージの内部に入る前記開口部を露出させるために後ろに引っ張られ、前記開口部を囲む前記結合層の再密閉周縁部を露出させることができ、かつ前記パッケージを再封するために前記再密閉周縁部に対して再密閉できる、請求項7に記載の共押出多層フィルム。

請求項18

前記外側切込みがタブ部分を含む、請求項7に記載の共押出多層フィルム。

請求項19

前記外側切込みが、タブ部分と、前記タブ部分の端部から延在する肩部分と、前記肩部分の端部から長手方向に延在する側部分とを含む、請求項7に記載の共押出多層フィルム。

請求項20

前記外側切込みが、その遠位端に裂け区切り特徴を更に備える、請求項19に記載の共押出多層フィルム。

請求項21

前記内側切込みが、前記開口部を画定する、前方縁部、後方縁部、及びそれらの間に延在する側縁部を含む、請求項19に記載の共押出多層フィルム。

請求項22

パッケージの内部を囲む請求項7〜21のいずれか一項に記載の共押出多層フィルムで形成されたパッケージ。

請求項23

前記パッケージ内部内に配置された食料品を更に含む、請求項22に記載のパッケージ。

請求項24

前記パッケージ内部内に配置されたトレーを更に備え、前記トレーが、前記開口部を通してアクセスするために前記食料品を支持する、請求項23に記載のパッケージ。

請求項25

パッケージを作製するのに好適な多層フィルムであって、第1のフィルム部分と、熱可塑性層と、前記熱可塑性層の解放を可能にする第2のフィルム部分であって、前記熱可塑性層が、前記第1のフィルム部分と第2のフィルム部分との間に配置される、第2のフィルム部分と、前記多層フィルムを通して開口部を作製し、前記熱可塑性層の離層部分、及び前記熱可塑性層の前記離層部分を再密閉周縁部に再結合することによって、後にパッケージを再封するための前記再密閉周縁部を露出させるように、前記多層フィルム内に形成された再密閉可能な開口特徴と、を備える、多層フィルム。

請求項26

前記多層フィルムが共押出多層フィルムを含み、前記第1のフィルム部分が共押出された第1のフィルム部分を含み、前記熱可塑性層が共押出熱可塑性層を含み、前記第2のフィルム部分が共押出された第2のフィルム部分を含む、請求項25に記載の多層フィルム。

請求項27

単一ステップ共押出プロセスによって形成され、前記共押出された第1のフィルム部分が第1のフィルム層を含み、前記共押出された第2のフィルム部分が第2のフィルム層を含み、前記第1及び第2のフィルム層が前記共押出熱可塑性層を封入する、請求項26に記載の共押出多層フィルム。

請求項28

前記第2のフィルム層が、前記共押出熱可塑性層から離層するように構成された解放フィルム層を備え、前記解放フィルム層が、ポリアミド材料又はポリアミドのブレンドを含む、請求項27に記載の共押出多層フィルム。

請求項29

前記ポリアミド材料が、ナイロン材料又はナイロンのブレンドを含む、請求項28に記載の共押出多層フィルム。

請求項30

前記第2のフィルム層及び前記共押出熱可塑性層が異なる極性を有する、請求項27に記載の共押出多層フィルム。

請求項31

前記共押出熱可塑性層が非極性であり、前記第2のフィルム層が極性である、請求項30に記載の共押出多層フィルム。

請求項32

前記共押出熱可塑性層が、ポリブテン−1樹脂、ポリプロピレン及びポリエチレンのコポリマーのプラストマー及びエラストマー、又はこれらのブレンドからなる、請求項26に記載の共押出多層フィルム。

請求項33

前記共押出熱可塑性層が、ポリブテン−1樹脂と、ポリプロピレン及びポリエチレンのコポリマーのプラストマー及びエラストマーとのブレンドを含む、請求項32に記載の共押出多層フィルム。

請求項34

前記再密閉可能な開口特徴が、前記第1のフィルム部分を少なくとも部分的に通って延在する外側切込みによって画定される上部と、前記第2のフィルム部分を通って延在する内側切込みによって画定される下部と、を含む、請求項25に記載の多層フィルム。

請求項35

シール領域において密閉され、パッケージ内部を囲む、請求項25に記載の多層フィルムで形成されたパッケージ。

請求項36

前記パッケージ内部内に配置された食料品を更に含む、請求項35に記載のパッケージ。

請求項37

前記パッケージ内部内に配置されたトレーを更に備え、前記トレーが、前記開口部を通してアクセスするために前記食料品を支持する、請求項36に記載のパッケージ。

請求項38

前記離層部分が、前記シール領域を超えて延在する、請求項35に記載のパッケージ。

請求項39

可撓性パッケージであって、結合層、及び前記結合層に隣接するポリアミド層を有する、多層共押出フィルム構造と、少なくとも1つの割線を備える、多層フィルム構造内に開口特徴と、前記パッケージの内部への開口部を画定する少なくとも1つの内側割線と、前記少なくとも1つの割線に隣接する密閉周縁部であって、前記開口特徴が後ろに引っ張られるとき、前記結合層が、前記密閉周縁部に沿ってポリアミド層から離層するように構成される、密閉周縁部と、を備える、可撓性パッケージ。

請求項40

前記結合層が、ポリブテン−1樹脂、オレフィンエラストマー樹脂、又はこれらのブレンドを含む、請求項39に記載の可撓性パッケージ。

請求項41

前記結合層が、1:3〜1:9の範囲内の比率のポリブテン−1樹脂とオレフィンエラストマー樹脂とのブレンドを含む、請求項40に記載の可撓性パッケージ。

請求項42

前記結合層が、約1〜約50マイクロメートル、好ましくは約2〜約30マイクロメートルの範囲の厚さを有する、請求項40に記載の可撓性パッケージ。

請求項43

前記ポリアミド材料が、以下の構造(式中、前記第1の構造において、m及びnは、独立して、4〜64の整数であり、第2の構造において、mは6であり、nは、それらがポリマーの硬領域又は軟領域にあるかによって、6若しくは36のいずれかであり、かつ/又は以下の構造(式中、mは4〜64の整数であり、芳香族環上に任意選択の1つ若しくは2つ以上の側アルキル基複数可)を含み得る)のうちの1つ以上を含む芳香族ポリアミドを含む)のポリアミドポリマー及び/又はそのブレンドを含む、請求項39に記載の可撓性パッケージ。

請求項44

前記開口特徴が、35.0N/m(0.2lbf/インチ)以上の剥離力で、少なくとも10回開口され、再密閉されるように構成される、請求項39に記載の可撓性パッケージ。

請求項45

前記結合層が、接触感受性接着剤を含む、請求項39に記載の可撓性パッケージ。

請求項46

前記結合層を前記解放層から離層する初期剥離力が、約87.6〜約876N/m(約0.5〜約5lbf/インチ)、好ましくは約87.6〜約350N/m(約0.5〜約2lbf/インチ)の範囲内である、請求項39に記載の可撓性パッケージ。

請求項47

前記結合層を前記解放層から離層する再開口剥離力が、約35.0〜約700N/m(約0.2〜約4lbf/インチ)、好ましくは約35.0〜約350N/m(約0.2〜約2lbf/インチ)、より好ましくは約87.6〜約175N/m(約0.5〜約1lbf/インチ)の範囲である、請求項39に記載の可撓性パッケージ。

請求項48

前記再開口剥離力が、少なくとも10回の開口及び再密閉動作サイクルにおいて、約35.0〜約350N/m(約0.2〜約2lbf/インチ)の範囲内に留まる、請求項47に記載の可撓性パッケージ。

請求項49

テンターフレームプロセスにおいて配向され、剥離可能及び再密閉可能な粘着性の封入された熱可塑性層及び/又はエラストマー層を含む、多層可撓性共押出フィルム

請求項50

前記多層フィルムの層間で剥離及び再結合が可能な多層フィルムであって、ポリブチレン、ポリエチレン、及びポリプロピレン、並びにこれらのブレンド及びコポリマーのうちの少なくとも1つを含む結合層と、前記結合層と直接接触し、以下の構造(式中、前記第1の構造において、m及びnは、独立して、4〜64の整数であり、第2の構造において、mは6であり、nは、それらがポリマーの硬領域又は軟領域にあるかによって、6若しくは36のいずれかであり、かつ/又は以下の構造(式中、mは4〜64の整数であり、芳香族環上に任意選択の1つ若しくは2つ以上の側アルキル基(複数可)を含み得る)のうちの1つ以上を含む芳香族ポリアミドを含む)のポリアミドポリマー及びそのブレンドのうちの少なくとも1つを含む解放層と、を含む、多層フィルム。

請求項51

粘着結合層が、約5〜約75重量パーセントのポリブチレンと、ポリプロピレン及び約10〜約20重量パーセントのポリエチレンを含む約25〜約95重量パーセントのオレフィンブレンドとのブレンドを含む、請求項50に記載の多層フィルム。

請求項52

前記オレフィンブレンドが、約0.86〜約0.88g/cm3の密度、及び約0.9〜約7.4g/10分のメルトフローインデックスを有する、請求項51に記載の多層フィルム。

請求項53

前記ポリブチレンが、190℃、2.16kgで、約1〜約4gm/10分のメルトフローインデックスを有する、請求項51に記載の多層フィルム。

請求項54

前記結合層が、約5〜約30マイクロメートルの厚さである、請求項50に記載の多層フィルム。

請求項55

nが約34〜約64である、請求項50に記載の多層フィルム。

請求項56

前記解放層が、非晶質の半結晶ポリアミドを更に含む、請求項50に記載の多層フィルム。

請求項57

前記解放層が、約50〜約70重量パーセントのポリアミドポリマー、及び約30〜約50重量パーセントの非晶質の半結晶ポリアミドを含む、請求項56に記載の多層フィルム。

請求項58

前記ポリアミドが、前記芳香族ポリアミド及びそのブレンド:(式中、mは4〜64の整数であり、芳香族環上に任意選択の1つ若しくは2つ以上の側アルキル基(複数可)を含み得る)を含む、多層フィルム。

請求項59

前記解放層が、約1%〜約15%の有機変性粘土を更に含む、請求項50に記載の多層フィルム。

請求項60

前記解放層が、約1マクロメートル〜約30マイクロメートルの厚さ、好ましくは約1マイクロメートル〜約7マクロメートルの厚さである、請求項50に記載の多層フィルム。

請求項61

前記結合層及び前記解放層が、単一ステップにおいて共押出される、請求項50に記載の多層フィルム。

請求項62

前記結合層が、前記解放層上に押出コーティングされる、請求項50に記載の多層フィルム。

請求項63

前記結合層が、約32ダイン表面エネルギーを有する、請求項50に記載の多層フィルム。

請求項64

前記結合層が極性であり、前記解放層が非極性部分を含む、請求項50に記載の多層フィルム。

請求項65

多層キャストフィルム吹込フィルム(典型的な吹込ダブルバブルトリプルバブル、水焼入れ)、縦方向配向スロットキャストフィルム、及び二軸配向の方法のいずれかによって生産された、請求項1〜64のいずれか一項に記載のフィルム又はパッケージ。

請求項66

食品パッケージを形成する、請求項65に記載のフィルム又はパッケージ。

請求項67

金属化、ポリ塩化ビニリデンコーティング酸化アルミニウムコーティング、酸化ケイ素コーティングを含む、反転印刷された二軸配向ポリプロピレン又はポリエチレンテトラフタレートフィルムに更に接着積層される、請求項65に記載のフィルム又はパッケージ。

請求項68

前記結合層が、約4〜約10mmのローリングボールタックを有する、請求項1〜67のいずれか一項に記載のフィルム又はパッケージ。

技術分野

0001

(関連出願の相互参照
本出願は、2015年2月16日に出願された米国仮出願第62/116,813号、及び2015年7月21日に出願された米国仮出願第62/195,059号の利益を主張し、この両方が本明細書において参照により本明細書に組み込まれる。

0002

(発明の分野)
多層フィルム並びにこのような多層フィルムから製造されたパッケージ、より具体的には、再封可能な開口特徴を有する多層フィルムが記載される。

背景技術

0003

再封可能なフィルムパッケージは、再封可能なフラップ及び再密閉周縁部を画定する内側及び外側ダイカットを有する2層積層体を含み得る。このようなパッケージにおいて、2つの層は典型的に、印刷コーティング、又は積層ステップ中に、複数の接着剤又は弱化剤(deadening agent)を用いて一緒接合されるか、あるいは感圧ラベルがパッケージに適用される。その後、これらの接着剤又はラベルは、パッケージングの再密閉フラップの作製を容易にするために、予め設計された形状又は様式に切断される。複数の接着剤、つや消し剤、又はラベルの使用、並びに積層又はラベル適用のステップは、製造プロセスに費用及び複雑性を追加し得る特定の要件及び制約につながる。

0004

別の種類のパッケージは、感圧接着剤層を含み、パッケージ再封特徴を提供するために、従来のヒートシールを利用する。そのため、消費者はヒートシールを引き離すことができ、これは、パッケージを形成するフィルムを破損して、ヒートシール領域感圧接着剤露出させることができる。その後、消費者はフィルムを元に戻して押圧し、パッケージを再封することができる。しかしながら、開く間のフィルムの最初の破損は、大量の力を必要とし、これは消費者にとって適用及び制御することが難しい。

課題を解決するための手段

0005

フィルムを構成するウェブ間よりも、フィルムの異なる平面又は層上に再密閉材料を有する、パッケージを形成するための多層フィルム、及び多層フィルムから形成されたフィルムパッケージが本明細書において記載される。この構成では、フィルムのウェブ間の同じ層に恒久的接着剤及び再密閉接着剤の両方を使用する2重パターンのパッケージではなく、フィルムのウェブ間に1種類の接着剤しか利用する必要がない。これによって追加の費用及びそれに関連する複雑性を有利に回避することができる。更に、このアプローチによって別個の再封ラベルの使用を回避する。

0006

本明細書に記載される好適な多層フィルムは、埋め込まれた粘着層を含む外側フィルム部分と、内側フィルム部分とを含む。フィルムの少なくとも一部分は、積層プロセスの費用及び余分なステップを回避する単一ステップ多層共押出を介して形成され得る。加えて、埋め込まれた粘着層は典型的な感圧接着剤とは異なり得る。多層フィルム内に形成された開口特徴は、多層フィルムを通して開口部を作製するために、ユーザによって操作されるように構成されたフラップを含む。フラップは、外側フィルム部分を少なくとも部分的に通って延在する外側切込みによって少なくとも部分的に画定される上部と、内側フィルム部分を少なくとも部分的に通って延在する内側切込みによって画定される下部とを含む。これらの切込みにより、従来のパッケージのヒートシールの破損と比較して、消費者がより少ない力でパッケージを容易に開くことが可能となる。

0007

一形態では、フィルムの外側ウェブは、頂部フィルム層、粘着層、及び底部フィルム層を含み、内側フィルム部分はフィルムの内側ウェブであり、恒久的接着剤層は、フィルムの外側と内側のウェブ間に配置され、それらを一緒に接着する。例えば、粘着層は、頂部フィルム層と底部フィルム層との間に封入された粘着性コアであり得る。この形態では、外側切込みは、頂部フィルム層を通って中央粘着層に延在し得、内側切込みは、フィルムの内側ウェブ、恒久的接着剤層、及び底部フィルム層の少なくとも一部を通って延在し得る。

0008

外側切込みは、タブ部分肩部分、及び肩部分の端部から長手方向に延在する側部分を含み得る。恒久的接着剤層は、次に、タブ部分が消費者によって容易に把持され得るように、外側切込みのタブ部分の少なくとも一部分と整合する開口部をそこに含み得る。更に、フィルムの外側ウェブは透明又は半透明であってもよく、恒久的接着剤層の恒久的接着剤は、フィルムの外側ウェブを通して目に見えインクを含み得る。内側切込みは、積層開口部を画定する、前方縁部、後方縁部、及びそれらの間に延在する側縁部を含み得る。

0009

開口特徴は、積層体を部分的に通って延在する切込み及び恒久的接着剤層の恒久的接着剤の適用の組み合わせにより、制御された容易な開口及び再密閉を更に提供し得る。

0010

1つのアプローチでは、内側切込みは、外側切込みのタブ部分と整合される、その前方縁部から後方かつ外向きに延在するノッチを更に含む。そのように構成することで、残りの裂けが所望に応じて拡大するように、ノッチは制御されない裂けを内側切込みの側縁部に方向付ける。

0011

別のアプローチでは、開口特徴は、フィルムの内側ウェブ、恒久的接着剤層、及び底部フィルム層のうちの少なくとも1つを通って延在する前切込みを含み得る。前切込みは、前方縁部の前方に配置され、外側切込みの肩部分間で整合され得る。そのため、恒久的接着剤層の恒久的接着剤が前切込みを囲むように、恒久的接着剤層は、タブ部分の前方部分と整合される開口部をそこに含み得る。

0012

また別のアプローチでは、開口特徴は、外側切込みのタブ部分と整合される底部フィルム層を通って延在する中央タブ切込みを更に含み得る。中央タブ切込みは、内側切込みの前方縁部から更に離間配置され得る。加えて、底部フィルム層の内側切込みの前方縁部は、外側切込みのタブ部分の後方に整合される破断部を含み得る。次に、恒久的接着剤層は、外側切込みのタブ部分と整合され、内側切込みの前方縁部から離間配置されるように後方に延在する開口部をそこに含み得る。

0013

別の形態では、パッケージは、1つ以上の層を含み得る外側フィルム部分、1つ以上の層を含み得る内側フィルム部分、及びその間に封入又は配置された粘着層を有する共押出フィルムから形成される。この多層フィルム内に形成された開口特徴は、外側フィルム層を少なくとも部分的に通って延在する外側切込みによって少なくとも部分的に画定される上部と、内側フィルム層を少なくとも部分的に通って延在する内側切込みによって少なくとも部分的に画定される下部とを有するフラップを含む。内側フィルム部分は、所望の分離剥離力及び再密閉機能性を提供するために、粘着層と特別に相互作用するように構成された解放層を含み得る。更に、外側フィルム部分は、フィルムを開く間に、粘着層と解放層との間の分離を確実にするように、粘着層を間にして粘着層に恒久的に接着するように構成される解放層の反対側に配置された外側フィルム層を含み得る。

0014

加えて、上記のうちのいずれかを含む多層フィルムで形成されたパッケージも本明細書において記載される。パッケージは、任意選択で、上述の開口特徴によって提供される開口部を通してアクセスするために、その中の食料品を支持するトレー内にあってもよいクッキー又はビスケットなどの食料品を任意選択で含み得る、パッケージの内部を囲むための任意の好適な方法を用いて形成され得る。本明細書に記載されるパッケージの他の好適な用途は、パーソナルケア医薬品、農業、及び電子産業用パッケージを含み得る。

0015

初期剥離時、並びに開口及び再封後の両方で、既定剥離強度で剥離することができる2つの隣接する層を有する単一ステップ共押出多層フィルムも記載される。パッケージ再封のためのこれらの2つの隣接する層の分離は、有利に、ヒートシール領域に限定されず、代わりに、フィルムの任意の所望の部分に拡大することができる。これにより、開口特徴は、切込み又は割線により方向付けられるように、所望の設計、パターン、又は形状を有することが可能となる。本明細書に記載されるように、2つの隣接する層は、熱可塑性材料エラストマー材料、又はこれらのブレンドの粘着層、及びポリアミド材料又はそのブレンドの隣接する解放層であってもよい。粘着層及び解放層は、有利に、互いに対する親和性を有し、それによって層の分離は典型的な消費者によってもたらされ得る剥離力を必要とするが、再封及び再密閉も提供する。共押出多層フィルムは、粘着層の反対側に配置される第3の層を更に含み得、それによって解放層及び第3の層がその間に粘着層を挟む。第3の層は、粘着層に恒久的に結合され得、それによって粘着層は解放層から分離し、消費者によって剥離されるときに、第3の層に結合されたままである。

0016

押出可能な熱可塑性材料及び/又はエラストマーなどの、封入された粘着層、並びに封入された粘着層に隣接する解放層を有する多層共押出フィルム構造を使用して作製された可撓性パッケージが記載される。フィルム構造における開口特徴は、ユーザが後ろに引っ張るように構成されたフラップを形成するオフセットされた内側及び外側割線を含む。内側割線は、フラップが後ろに引っ張られるときに露出するパッケージの内部に対する開口部を画定する。内側と外側の割線との間のオフセットは、封入された粘着層が、フラップが後ろに引っ張られるときに密閉周縁部に沿って解放層から分離するように構成される密閉周縁部を画定する。

0017

1つのアプローチでは、剥離可能及び再密閉可能な粘着性の封入された熱可塑性材料を含み、テンターフレームプロセスにおいて配向が可能である多層可撓性共押出フィルムが提供される。別のアプローチでは、埋め込まれた又は封入された粘着層を有する多層可撓性共押出フィルムは、例えば、キャストフィルム吹込フィルム(典型的な吹込ダブルバブルトリプルバブル、水焼入れ)、縦方向配向二軸配向押出コーティングを含む任意の好適なフィルム変換方法によって生産され得る。そのため、多層フィルムは、食品パッケージング用途において独立して使用され得るか、又は最終食品パッケージング用途のために接着積層され得る。一形態では、多層フィルムは、例えば、金属化、ポリ塩化ビニリデンコーティング、酸化アルミニウムコーティング、酸化ケイ素コーティングを含む、反転印刷された二軸配向ポリプロピレン又はポリエチレンテトラフタレートに接着積層され得る。

図面の簡単な説明

0018

後ろに引っ張られるように適合されたフラップを含む、開口特徴を有するフィルムパッケージの上面斜視図である。
両方とも後ろに引っ張られるように適合されたフラップを含む、2つの開口特徴を有する代替のフィルムパッケージの上面斜視図である。
両方とも後ろに引っ張られるように適合されたフラップを含む、2つの開口特徴を有する代替のフィルムパッケージの上面斜視図である。
その前壁部分上に開口特徴を有するように構成された代替の直立フィルムパッケージの斜視図である。
パッケージ内部のトレー及び食料品を露呈させるために後ろに引っ張られた開口特徴のフラップを示す、図1Aのフィルムパッケージの上面斜視図である。
パッケージ内部内のトレー及び食料品を露呈させるために後ろに引っ張られたフラップを示す、後ろに引っ張られ、パッケージの端シールを超えて延在するように適合されたフラップを含む開口特徴を有する、代替のフィルムパッケージの上面斜視図である。
開口構成にある開口特徴のフラップを示す、図1Aのパッケージの頂部の第1の実施形態のセグメントの断面斜視図である。
開口構成にある開口特徴のフラップを示す、ヒートシールまで延在するフラップを備える開口特徴、及び端シールを超えて延在する開口特徴のタブを有するフィルムのセグメントの第1の実施形態の断面斜視図である。
閉鎖構成にある開口特徴の内側及び外側の切込みを示す、線3−3に沿って取った図3のパッケージの頂部のセグメントの断面図である。
開口構成において分離された内側及び外側の切込みを示す、図3のパッケージの頂部のセグメントの断面図である。
一例の開口特徴の詳細を示す、3層を有するフィルムの上ウェブ、恒久的接着剤、及びフィルムの下ウェブの平面カットアウト図である。
第2の例の開口特徴の詳細を示す、3層を有するフィルムの上ウェブ、恒久的接着剤、及びフィルムの下ウェブの平面カットアウト図である。
第3の例の開口特徴の詳細を示す、3層を有するフィルムの上ウェブ、恒久的接着剤、及びフィルムの下ウェブの平面カットアウト図である。
第4の例の開口特徴の詳細を示す、3層を有するフィルムの上ウェブ、恒久的接着剤、及びフィルムの下ウェブの平面カットアウト図である。
開口構成にある開口特徴のフラップを示す、図1Aのパッケージの頂部の第2の実施形態のセグメントの断面斜視図である。
開口構成にある開口特徴のフラップを示す、ヒートシールまで延在するフラップを備える開口特徴、及び端シールを超えて延在する開口特徴のタブを有するフィルムのセグメントの第2の実施形態の断面斜視図である。
閉鎖構成にある開口特徴の内側及び外側の切込みを示す、線11−11に沿って取った図10のパッケージの頂部のセグメントの断面図である。
開口構成において分離された内側及び外側の切込みを示す、線12−12に沿って取った図10のパッケージの頂部のセグメントの断面図である。
いくつかの例の共押出、並びに共押出及び積層フィルム構造の断面図である。
いくつかの例の共押出、並びに共押出及び積層フィルム構造の断面図である。
いくつかの例の共押出、並びに共押出及び積層フィルム構造の断面図である。
いくつかの例の共押出、並びに共押出及び積層フィルム構造の断面図である。
いくつかの例の共押出、並びに共押出及び積層フィルム構造の断面図である。
いくつかの例の共押出、並びに共押出及び積層フィルム構造の断面図である。
代替のフィルムの断面図である。
開口構成にあるフィルムの開口特徴を示す、図14の代替のフィルムの断面図である。
開口特徴を有する可撓性フィルムパッケージの斜視図である。
部分的に開封構成にある開口特徴を示す、図16の可撓性フィルムパッケージの斜視図である。
端シールの形成後の連続フローラップ(flow-wrap)構成の図16の可撓性フィルムパッケージの斜視図である。
基材に密閉されたフィルムを有するパッケージの斜視図である。
基材に開口部を提供するために、部分的に後ろに剥離されたフィルムを示す、図19のパッケージの斜視図である。
図19のパッケージの平面図である。
パッケージを開くためにフィルムが後ろに剥離されるときの、図19のパッケージのフィルム構造及び基材を示す側面断面図である。
基材に密閉されたフィルムを有する別のパッケージの斜視図である。
基材に開口部を提供するために、部分的に後ろに剥離されたフィルムを示す、図23のパッケージの斜視図である。
その角にフィルムのプルタブを示す、図23のパッケージの代替構成の平面図である。
フィルムのヒートシールを超えて基材に延在するプルタブを備えるフィルムの開口特徴を示す、図23のパッケージの代替構成の斜視図である。

0019

フィルム層と選択解放層との間に配置される、粘着感又はわずかに粘着感がある材料を含み得る、粘着層若しくは結合層又はコアを有するフィルムを利用するフィルムパッケージが本明細書において記載される。本明細書で使用されるように、粘着層又は結合層は、隣接する解放層に対して選択的な室温タックを有する、つまり、本明細書において更に論じられるように、粘着層又は結合層は、隣接する解放層に対して選択的なタック又は結合を呈し、選択した解放層に対して粘着層又は結合層の室温剥離及び再密閉を繰り返すことが可能である。また本明細書において使用されるとき、粘着層又は結合層は、2つの他の層の間に挟まれた、又はその間に介在し、他の層の結合に接着する層である。解放層は、結合層から離層され得る、粘着層又は結合層に隣接する層であるが、十分な接着剤結合特性を維持し、それによって結合層及び解放層が互いに再接触するとき、結合層に対して再密閉する。本明細書に記載されるものなど、様々な開口特徴を介して、粘着層は、開閉フィルムパッケージの再密閉能力を提供するために、その粘着性を維持する隣接するフィルム層のうちの一方又は両方から離層するように構成される。粘着層は、フィルム全体を通して連続していてもよく、好ましくはフィルム層の100%を覆い、それにより特定のパターンで再密閉可能な接着剤を堆積、コーティング、又は積層する必要性を排除する。加えて、このような構成により、フィルムは、別個の接着剤ラベル又は感圧接着剤を必要とすることなく再封機構を提供する。

0020

多層フィルムの2つの共押出層が共押出中心層によって分離される共押出多層フィルムのパッケージも提供される。多層フィルムは、そこに剥離可能及び再密閉可能なフラップを含み、それによって多層フィルムが、2つの共押出層間で、共押出中心層が2つの共押出層のうちの一方又は両方に付着した状態で剥離可能であり、共押出中心層が2つの共押出層を一緒に保持するようにフラップを再適用することによって再密閉可能である。1つのアプローチでは、剥離及び再密閉は少なくとも10回行うことができる。更なるアプローチでは、剥離及び再密閉は少なくとも20回行うことができる。様々な形態では、共押出中心層は、本明細書に記載される粘着層材料などの押出可能な熱可塑性材料及び/又はエラストマーであり得、2つの共押出層のうちの一方はポリアミド材料であり得る。1つのアプローチ又は実施形態では、パッケージは共押出部分を含み、その部分の層は、層を損傷することなく離層され得る。その部分は割線を含み、それによってその部分が割線に沿って分離されるとき、内容物へのアクセスを可能にするパッケージへの開口部が提供され、分離した部分がそれらの元も位置に戻るとき、パッケージが再密閉されるように、離層した層が互いに十分な接着力を残存している。別のアプローチでは、そこにあるフィルム、積層体、又はパッケージの全ての層が同一の広がりを持っていてもよい。フィルム、積層体、又はパッケージの層は、単一動作において共押出され得るか、又は別個の押出で共押出され、その後一緒に積層又は組み立てられ得る。

0021

粘着層は、隣接するフィルム層間に封入又は埋め込まれてもよくてもよく、それによって粘着層が隣接するフィルム層と同一の広がりを持ち、パッケージの最初に開く間に露出され、それによりパッケージを再密閉する。例示的な一形態では、粘着層はポリブテン系樹脂である。勿論、他の粘着性樹脂又は天然粘性材料、例えば、ポリプロピレン及びポリエチレンのコポリマープラストマー及びエラストマー、又はこれらのブレンドも利用することができる。いくつかのアプローチでは、粘着層は、ポリブテン樹脂オレフィンエラストマーとのブレンドであってもよく、解放層はポリアミド系樹脂であってもよい。そのため、粘着層は、パッケージが容易にかつ繰り返して再密閉及び再開口され得るように、隣接するフィルム層に付着又はくっつくことができる。より具体的には、パッケージを開くために、印線、ミシン目などの切込み又は他の脆弱線を利用して、フィルムのウェブが粘着層と解放層との間で内部的に分離し、再密閉のために所望の領域の粘着層を露出させることができる。加えて、パッケージの気密密閉を確実にするが、容易な開口及び所望の裂け拡大も提供する代替の精密な切込み構成が本明細書において記載される。

0022

本明細書に記載されるフィルム及びパッケージは、共押出多層構造において、粘着層の隣に解放層を更に含み得る。解放層は、有利に、1つの単一多層フィルムとして共押出されるように、粘着層に対して十分に親和性を有するが、その親和性は、過度の剥離強度なしで、例えば、パッケージ用に設計されたプルタブと共にパッケージを開く、人の手によって加えられる典型的な力で、所望の位置で粘着層から引き離す又は容易に分離するのに十分に脆弱である。本明細書に記載される満足分離力を尚も提供する一方で、解放層と粘着層との間の所望の親和性のこのデリケートなバランスには、ポリアミド若しくはポリアミドのブレンドなどの極性ポリマー樹脂、又はポリスチレンポリエステルポリメタクリル酸メチルポリカーボネートポリカプロラクトンポリ乳酸ポリヒドロキシアルカノエート、及びそれらのコポリマー若しくはブレンドを含むが、これらに限定されない他の極性ポリマーが関与する。

0023

本明細書に記載されるフィルム及びパッケージは、粘着層を間にして解放層の反対側に外側層も含み得、それによって外側層及び解放層はその間に配置される粘着層を有する。外側層は粘着層に恒久的に接着され得、それによって外側層及び粘着層は、フィルム構造を損傷することなしには分離することができない。そのため、フィルムの分離は、所望に応じて解放層と粘着層との間の分離に対して行われる。

0024

本明細書に開示される粘着層及び内側解放層は、一形態では、予め切込みの入ったプルタブ又は部分によって分離され得、それによって粘着層及び解放層は10回超、及び別の形態では20回超、開口及び再密閉され得る。

0025

第1の形態では、多層フィルムは、積層フィルムであり得る。この形態では、粘着層は、一緒に積層されたフィルムのウェブ間より、多層フィルム積層体の異なる平面又は層上に再密閉機能を提供する。積層中、恒久的接着剤は、フィルムの2つ以上のウェブを一緒に接合して、多層フィルムを形成するように利用され得、積層体のフィルムのウェブのうちの1つが粘着層を含み得る。第2の形態では、多層フィルムは、単一ステップ共押出プロセスを用いて有利に生産され得る、共押出フィルムであってもよい。共押出は、フィルムのウェブ上に接着剤をコーティングすることを含む、積層体を作製する複数ステッププロセスではなく、1ステップで、そこに埋め込まれた組込み粘着層を有する多層フィルムを作製する。共押出多層フィルムは、それだけでパッケージを形成するために利用され得るか、又は1つ以上の追加のフィルムのウェブ若しくは層に積層され得、この両方が本明細書に記載される。

0026

このような多層フィルムから形成されたパッケージは、そこに開口特徴を作製するために、フィルムの部分を通って延在する脆弱線を含み得る。1つのアプローチでは、開口特徴は、フィルム又はパッケージにおけるフラップ又は他の把持特徴であってもよい。脆弱線は、フィルムの頂部を通って、フィルムの底部を通って、又はこれらの組み合わせで延在してもよく、開く間のフィルムの裂け及び/又は破断部分を方向付け、それにより開く間に粘着層を離層するように構成され得る。積層体を使用する形態では、脆弱線は、恒久的接着剤層も通って延在し得る。1つのアプローチでは、脆弱線は、開く間に恒久的接着剤を利用することができ、それによってパッケージの初期開口は、触覚による初期開口の指示を提供するか、若しくは不正インジケータ特徴を提供し、かつ/又は粘着層の離層を開始するために、恒久的接着剤の一部分を破断又は離層することが必要である。更に、恒久的接着剤層は、把持部分が消費者によって容易に把握され得るように、弱化部分又はパターン部分を有し得る。

0027

これらの特性を有する多層フィルム12から作成されたフィルムパッケージ10は、図1A、1B、1C、及び1Dに示される。フィルムパッケージ10は、前方及び後方横断端シール14、16、並びにその間に延在し、開口特徴と比較してパッケージの反対側上にある長手方向のフィン状シール(図示せず)を作製することを含む、標準的なフローパックプロセスを用いて作成され得る。図示される形態では、パッケージ10は、頂部壁部分22、側壁部分23、及び底部壁部分18を有する略箱形状である。パッケージ10自体の任意選択のトレー25又は内容物は、所望に応じてパッケージ10に内部構造を提供し得る。消費者がパッケージ10を開き、その後の使用の間に繰り返し再密閉できる開口特徴20が、パッケージ10の頂部壁部分22に配置される。勿論、図1B及び1Cに示されるように、パッケージ10は、図1Bに示されるように横に、又は図1Cに示されるように長手方向に延在することを含む、パッケージ10の頂部、側部、若しくは底部の周囲に所望に応じて配置される2つ以上の開口特徴20、又はその間にブリッジを含み得る。加えて、図1Dに示されるように、パッケージ10は、直立配向で、その端部のうちの1つの上に載るように構成され得る。そのため、開口特徴20は、頂部壁部分22ではなく、前壁部分に配置される。

0028

開口特徴20は、パッケージ10の内部30内への開口部28を露呈させるために、頂部壁22の残りの部分26から分離し、部分的に引き離すことができる頂部壁22のフラップ24を含む。フラップ24は、前方端シール14に向かってフラップの主部34から離れて突出する把持タブ32を含み得る。タブ32は、パッケージ10を開くための便利な把持表面を消費者に提供するように構成される。示されるように、タブ32は、前方湾曲部分33及び略平行の長手方向側部35を含む。更に、図1Cに示されるように、開口特徴20は、頂部壁部分22から端シール14に延在し得、タブ32は端シール14を超えて突出する。この構成において、上述のように、ユーザは、タブ32を把持し、頂部壁22から概ね離れてフラップ24を引っ張り、端シール14を破断し、パッケージを開くだろう。加えて、端シールを超えて延在する開口特徴の実施形態は、図3A及び10Aに示される。

0029

図示される形態では、パッケージは略矩形断面を有する略箱形状である。勿論、三角形矩形正方形五角形などの他の多角形状、円形楕円などの湾曲形状、トラック形状などの曲線形状、又はこれらの組み合わせの他のパッケージ形状も利用され得る。加えて、パッケージの形状は一般に、トレー25及び/又はその中に配置される内容物によって画定され得る。

0030

一形態では、フィルム12は積層体13であり得る。一例の積層体13の断面は図2〜4に示される。示されるように、積層体12は、その間に配置される恒久的接着剤層40と一緒に接合されるフィルムの外側及び内側ウェブ36、38を含む。外側ウェブ36は、記載されるように、好適なフィルム押出プロセスによって作製され得る、再密閉目的のために粘着層若しくは結合層又はコア44を含む多層構成を有する。このフィルム生産プロセスは、吹込フィルム(シングル、ダブル、又はトリプルバブルプロセス)、キャストフィルム、一軸延伸フィルム若しくは二軸延伸フィルム(同時又は順次延伸のいずれか)であり得、最終材料は、金属化される、コーティングされる、ないしは別の方法で処理されて追加の機能性が付与され得る。図示される形態では、外側ウェブ36は、頂部フィルム層42、粘着層44、及び底部フィルム層46を含む。勿論、追加の層も、所望に応じて又は特定の用途のための必要に応じて利用され得る。内側ウェブ38は、二軸配向ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリ乳酸、ポリヒドロキシアルカノエート、及びこれらのポリマーのブレンド、このようなフィルムの金属化若しくはコーティングされた変形形態、又は実にいかなる他の押出多層若しくは単層フィルムであってもよい。積層体12を作製するために、内側ウェブ38は、印刷され、標準的な積層プロセス又は他の好適なプロセスにおいて外側ウェブ36に接着積層され得る。フィルム又は組み合わされた層の各層は、少なくとも5μm、10μm、15μm、20μm、25μm、30μm、50μm、又は100μmの厚さを有し得る。フィルム又は組み合わされた層の各層は、750μm、500μm、400μm、300μm、又は250μm以下の厚さを有し得る。組み合わされた層の好ましい厚さの範囲は、10μm〜250μm又は20μm〜200μmである。

0031

示されるように、粘着層44は、頂部フィルム層と底部フィルム層42、46との間に封入又は埋め込まれる。そのため、粘着層は、パッケージ10が容易にかつ繰り返し再密閉及び再開口され得るように、頂部フィルム層及び底部フィルム層42、46に結合され得る。この目的のため、粘着層44は、底部層46よりも頂部フィルム層42に対してより強い結合を有する。フィルムの外側及び内側ウェブ36、38は、それぞれ、3層及び1層で示されるが、層のいずれかがそれ自体、多層構成の積層体であり得ることを理解されたい。より具体的には、埋め込まれた粘着層を有する多層フィルムは、接着剤、押出、若しくはタンデム積層を通して積層されるか、又は他のフィルムに押出コーティングされて、複合フィルムを形成することができる。加えて、図において、切込みは垂直に示されるが、粘着樹脂を通る角をなした裂け又は破損も実行可能な再密閉をもたらす。更に、パッケージは、パッケージ10の開口が粘着樹脂44自体を通して破損するときなど、粘着樹脂が完全にフラップ24上に、完全に底部フィルム層46上に、又は両方の一部上に配置されるかに関わらず、再密閉され得る。

0032

一般的に記載され、図2〜4に示されるように、開口特徴20は、パッケージの再封に粘着層44を利用する。頂部壁22から概ね離れてフラップ24を引っ張ることにより、外側ウェブ36及び内側ウェブ38の切込みを破断又は分離し、開口部28並びに中央粘着層44の再密閉周縁部47及び底部フィルム層46の再密閉周縁部49を露出させる。再密閉周縁部47、49は、以下により詳細に記載されるように、内側ウェブ38、恒久的接着剤層40、及び底部フィルム層46の切込みよりも寸法上大きい上ウェブの頂部フィルム層42及び中央粘着層44の切込みによって作製される。非限定的な例として、再密閉周縁部47、49は、使用中、満足な再密閉を提供するために、約5mm〜約40mmの幅、より具体的には、約10mm〜約15mm、より具体的には、約12〜約13mmの幅であり得る。勿論、他の大きさ及びサイズも、必要及び所望に応じて、特定の用途のために利用され得る。例えば、比較的小さいパッケージは、約5mmの再密閉周縁部を利用し得るが、より大きいパッケージは、約10〜15mmの再密閉周縁部を利用し得る。そのように構成することで、複数の接着剤を、積層体内の同一平面又は層上にパターンで配置する必要なく、再密閉可能なパッケージの利便性を消費者に提供する。

0033

開口特徴20は、ダイ、レーザーなどによって形成された切込み又は他の脆弱線によって画定される。図示される実施形態では、外側切込み48は、頂部フィルム層42及び中央粘着層44を通って延在し、フラップ24の頂部を作製する。外側切込み48は、頂部タブ部分50、外向きに延在する肩部分52、及び後方端シール16に向かってパッケージの頂部壁22を長手方向下に延びる反対側部分54を含む。所望する場合、側部分54の遠位端55は、フックなどの裂け停止特徴を有し得る。他の実施形態では、図1C及び3Aなどに示されるもののように、フラップ24は端シール14まで延在し得、タブ32はそれを超えて延在し得る。

0034

他の実施形態は、示されるものなど、外側切込みを必要としない。例えば、タブ部分50は、頂部フィルム層42に切り込むことができ、タブを引っ張ることにより、以下に説明されるものなど、内部及び/又は底部層に作られた切込みと相互作用することができる。この構成では、開く間に頂部フィルム層42が裂ける。一形態では、この裂けは、裂け方向付け特性を有するフィルムを利用することによって制御され得る。

0035

底部フィルム層46、恒久的接着剤層40、内側ウェブ38に作られた切込みの様々な実施形態が図6〜9に示される。第1の形態では、内側ウェブ38は、パッケージ10内への開口部28を画定し、フラップ24の底部を作製する、前方縁部58、後方縁部60、及び側縁部62を有する内側切込み56を含む。この形態では、内側切込み56は、開く間の拡大の制御に役立つわずかに丸い角を有する矩形形状を有する。勿論、パッケージの形状により、特定のパッケージ内容物用に、又は他の所望の美観に関わらず、他の形状も利用され得る。例えば、底部切込みは、丸い端部及び/又は側部、腰部分などを作製する曲線状部分を含み得る。

0036

恒久的接着剤層40は、内側切込み56と実質的に同一である接着剤切込み64を含む。恒久的層40は、引っ張ったとき及びパッケージが開くときに分離しない層46と38との間に結合を形成する。図示の目的のため、別個の層として示されるが、接着剤層40はフィルムのウェブ36、38のうちの一方又は両方に適用されることが理解されるだろう。図示される形態において、接着剤切込み64は、前方縁部、後方縁部、及び側縁部58、60、62を含む。1つのアプローチでは、底部切込み及び接着剤切込み56、64は、レーザー又はダイなどの任意の好適な方法で、積層体12に同時に作られる。示されるように、恒久的接着剤層40は、消費者が容易に把持するためにタブが未接着のままの一部の又はタブ32全体と開口部分66が整合されたままのパターンで適用され得る。代替的に、位置合わせされた接着防止(adhesive kill)が開口部分66に適用されてもよい。

0037

底部フィルム層46は、底部切込み及び接着剤切込み56、64とほぼ同一の中央切込み68を含む。本明細書において使用されるとき、底部フィルム層46は、解放層とも称され得る。より具体的には、後方縁部及び側縁部60、62は同一であるが、前方縁部58は、タブ32と整合される領域において異なる構成を有する。この第1の形態では、中央切込み68は、より小さい寸法の中央切込み68と接続するように延在する頂部タブ部分50よりも長い側部72を有するが、頂部タブ部分50と整合するように前方縁部58から離れて延在する中央タブ部分70を含む。そのように構成することで、消費者がタブ部分32を把持し、外向きかつ後方に引っ張るとき、消費者は、開口タブ部分66と前方縁部58との間に底部フィルム層46を接着する恒久的接着剤の一部を超えるように引っ張らなければならない。恒久的接着剤のその部分が破断した後、消費者は、次にフラップ24を後方に引っ張り続け、それにより開口部28を露呈させるために外側及び内側切込み48、56を破断し続ける。底部フィルム層46はポリアミドであってもよい。いくつかのアプローチでは、層46は、約0.5〜約50マイクロメートルの厚さ、好ましくは約0.5〜約30マイクロメートルの厚さ、より好ましくは約0.5〜約20マイクロメートルの厚さであり得る。

0038

1つのアプローチでは、底部フィルム層又は解放層46は、図5及び6に示されるように、粘着層又は結合層44に直接接触する。底部フィルム層又は解放層46は、以下の構造:

0039

[式中、第1の構造において、m及びnは、独立して(同じ又は異なる数のいずれかであってよい)、4〜64の整数であり、第2の構造において、mは6であり、nは、それらがポリマーの硬領域又は軟領域にあるかによって、6若しくは36のいずれかである]のポリアミドポリマー及びそのブレンドのうちの少なくとも1つを含む、選択ポリマー又はブレンドを含むか、かつ/又は以下の構造

0040

(式中、mは4〜64の整数であり、Rは、芳香族環アルキル基である)のうちの1つ以上を含む芳香族ポリアミドを含む。1つのアプローチでは、解放層46は、熱可塑性ポリアミドエラストマーであり、これは、ポリアミド及びポリエーテル、ポリエステル、又はポリオレフィンに基づく、高性能熱可塑性エラストマーブロックコポリマーである。それらは、アミド連結機能結合により接合された交互の硬セグメント及び軟セグメントを含有し得る。上記の式において、x及びyは、好ましくは各々、1000超であり、他のアプローチでは、2000超である。

0041

粘着層44は、ポリブテン−1系樹脂から形成された層であってもよく、いくつかのアプローチでは、オレフィン特殊エラストマー、更なるアプローチでは、ポリブテン−1樹脂とオレフィンエラストマーとのブレンドから形成された層であってもよい。これらの樹脂はそれらの粘着特性に関して認識されていないかもしれないが、我々は、これらの樹脂及び/又はブレンドの表面エネルギーが、粘着層の配合により、分離したフィルムの重み、指、又は手の圧力などの最小圧力で、本明細書に記載される解放層に接着することができる粘着挙動を示すことを発見した。開く、再密閉する、及び再び開く間の、信頼性があり、満足な性能を確実にするために、粘着層の設計及び配合と、解放層の設計及び配合の両方が本明細書に記載されるように最適化され得る。更に、本明細書に論じられる樹脂及びブレンドは、直接食品に接触する用途における使用に関して、欧州及び米国食品医薬品局に従う。

0042

ポリブテン−1樹脂は、約0.9g/cm3の密度、及び190℃、2.16kgで3.0g/10分のメルトフローインデックスMFI)を有する高分子量樹脂であり得る。いくつかのアプローチでは、層44は、約5〜約50マイクロメートルの厚さ、好ましくは約5〜約30マイクロメートルの厚さ、より好ましくは約5〜約20マイクロメートルの厚さであり得る。いくつかのアプローチでは、ポリブテン−1樹脂は、ブテン−1エチレンコモノマー、及び/又はプロピレンコモノマーとの重合により生産された、高分子量アイソタクチックな半結晶熱可塑性ポリオレフィンであり得る。

0043

粘着層又は結合層44はまた、ポリブテン−1系樹脂と、他のオレフィン特殊エラストマー樹脂とのブレンドであってもよい。好ましいブレンドは、約5〜約95%のポリブテン−1樹脂及び約95%〜約5%のオレフィン樹脂を含む。いくつかのアプローチでは、ポリブテン−1対オレフィンエラストマーの好ましい比率は、約5%〜約20%のポリブテン−1対約95%〜約80%のオレフィンエラストマーであり得る。オレフィン特殊エラストマーのサンプルは、ExxonMobilのVistamaxx、Dow ChemicalのVersify、LyondelBasellのCatalloyであり得る。いくつかのアプローチでは、粘着層又は結合層は、190℃/2.16kgで約1〜約3.5g/10分、他のアプローチでは、190℃/2.16kgで約1.4〜約3g/10分のメルトフローインデックスを有し得る。別のアプローチでは、粘着層又は結合層は、ポリブチレン、ポリエチレン、及びポリプロピレンのうちの少なくとも1つ、並びにこれらのブレンド及びコポリマーを含む。

0044

1つのアプローチでは、粘着層44は、プロピレン系コポリマーを、単独で、又は他の樹脂とのブレンドのいずれかで含み得る。これらのコポリマーは、メタロセン触媒技術を用いて生産され得る。プロピレン系コポリマーは、プロピレンとエチレンの半結晶コポリマーを含む。コポリマーは、高プロピレンレベル、例えば、80重量%超を有し得、アイソタクチック立体化学構造を有する。コポリマーは更に、均一な分子間及び分子内組成及び結晶化度分布を有し得る。結晶化度は、他のポリオレフィンポリマー、ブレンド、又は合金とは異なり、弾性を有する非常に軟らかい最終製品を生産するために、エチレンで調節され得る。例えば、約5〜約25%の結晶化度は、大きな非晶質分率(amorphous fraction)を有する。異なるグレードのこれらのコポリマーは、ポリエチレンコポリマーの量を変えることによって作製することができる。7010FL、6102FL、3980FL、3020FLを含む様々なグレードが全て、様々なレベルではあるが、好適な剥離強度及び再密閉を提供することが分かった。

0045

0046

図6に関して記載された上記の積層体は、満足な結果をもたらし得るが、図7〜9に示される代替の積層体は、積層体12の全厚さを通して整合される切込みがないように、中央タブ部分68の側部72の追加長さを省く74。これにより、フィルムパッケージ10の保管輸送、及び陳列全体を通して気密密閉が確実に維持される。そのため、各形態は、側部分が省かれている74ことを考慮して、パッケージ10を開くときに容易な開口及び所望の裂け拡大をもたらすために、代替の構造細部を含む。

0047

図7に示される第2の形態では、中央タブ部分70の側部の省かれた部分74に加えて、恒久的接着剤層40の開口部分66はより大きく、接着剤切込み64の前方縁部58に向かって追加距離延在し、恒久的接着剤76の比較的小さい細片を前方縁部58の隣に配置されたままにする。細片の幅は減少して、この領域を飛ばす又は迂回する、開く間の裂けを促し、前方縁部、側縁部、及び後方縁部58、62、60に沿って正しく拡大させ、再密閉周縁部47、49を露出させる。非限定的な一例では、細片の幅は、使用中の満足な再密閉を提供するために、約5mm〜約40mmの幅、より具体的には約10mm〜約15mm、より具体的には約12mm〜約13mmの幅であり得る。勿論、特定の用途、内容物、及びパッケージサイズが他のサイズを必要とし得ることが理解されるだろう。したがって、細片の幅は、各特定の用途に関して最適化され得る。

0048

加えて、底部フィルム層46の前方縁部58は、図示されるように、タブ部分70と整合されるその中間部分で破断される。中央タブ部分68の側部72がないと、開口の間に消費者によって作製された裂けが制御できずに拡大し、望ましくない開口をもたらす場合がある。これを避けるために、この第2の形態で記載する開口特徴20は、裂けが側部分62に向かって外向きではなく内向きに望ましくなく拡大するのを避けるために、底部フィルム層の前方縁部58を破断する。更に、開く間に消費者が適用しなければならない力を最小にする初期の気密密閉を確実にする一方で、開口タブ部分66と前方縁部58との間の恒久的接着剤の部分を最小にし、恒久的接着剤のこの部分を破断した後の裂けに対して消費者に更なる制御を提供する。

0049

図8に示される、第3の形態では、側部70の省かれた部分74に加えて、中央前方縁部58は、底部切込み及び接着剤切込み56、64と実質的に同一であるように、破断されない。更に、底部切込み、接着剤切込み、及び中央切込み56、64、68の各々は、その前方縁部58から内向きに突出するノッチ又は小さい切込み78を含む。より具体的には、ノッチ78は、前方縁部58に対して角度をなして延在し、それらのそれぞれの側縁部62に向かって方向付けられる。示されるように、ノッチ78は、タブ32の側部35と略長手方向に整合される。そのように構成することで、開く間に、裂けが前方縁部58に沿って正しく外向きに拡大しない場合、ノッチ78は、裂けの残りの部分が正しく拡大するように、側縁部62と交差するように、裂けを外向きに方向付ける。ノッチ78は、底部フィルム層46、恒久的接着剤層40、及び内側ウェブ38上に示されるが、個々の1つ、又は各々のうちの2つの組み合わせが代替的に使用され得る。

0050

図9に示される第4の形態では、中央タブ部分70は完全に省かれる。代わりに、底部フィルム層46、恒久的接着剤層40、及び内側ウェブ38の各々が、前方縁部58の前方に離間配置され、それに略平行に延びる前切込み80を含む。図示される形態では、前切込み80は、概ね外側切込み48の肩部分52間に整合され、好ましくは、実質的にその間の全長に延在するように寸法決定される。加えて、恒久的接着剤層40の開口部分66は、恒久的接着剤が前切込み80を囲めるようにより小さい。これにより、フィルムパッケージ10の気密密閉が維持され、開く間に、消費者が引っ張らなければならないハードストップ(hard stop)を作製する。前切込み80は、開く間に中央粘着層44、したがって再密閉周縁部47、49を露出し、開口部の裂けを内側切込み56に方向付ける破断点を作製する。前切込み80は、底部フィルム層46、恒久的接着剤層40、及び内側ウェブ38上に示されるが、個々の1つ、又は各々のうちの2つの組み合わせが代替的に使用され得る。そのように構成することで、消費者は、タブ部分32を把持し、外向きかつ後方に引っ張り、パッケージ10を開くことができる。消費者は、開きながら、前切込み80の前方に配置された恒久的接着剤を最初に破断しなければならない。恒久的接着剤のこの部分を破断した後、前切込み80は、開口部が底部フィルム層46に沿って裂けて、粘着層44を露出させるように破断点を提供する。この裂けは、所望に応じて、それに沿って拡大し続ける前方縁部58と交差するように後方に続く。

0051

更なるアプローチでは、外側ウェブ36は、透明又は半透明であってもよく、恒久的接着剤層40は、その上にインク又は他の印刷/指標を含み得る。そのため、消費者は、外側ウェブ36から恒久的接着剤層40まで見えるだろう。恒久的接着剤層40の開口部分66により、これは把持タブ32を明確に特定するだろう。更に、内側ウェブ38は、光がパッケージ内部30に入るのを防止するために不透明であってもよい。あるいは、表面に、又は反転印刷により、外側ウェブ36上に印刷がされてもよい。

0052

加えて、本明細書に記載される開口特徴20は、フラップを最初に開く間の恒久的接着剤の破断、並びに再未密閉する間のフラップ24の整合により、不正開口防止特徴(tamper evident features)を提供する。更に、上述の透明又は半透明アプローチは、開く間の恒久的接着剤への損傷により、パッケージが以前に開口された場合に消費者に明白に示すことができる。

0053

別の形態では、フィルム12は、共押出フィルムであり得る。図1A、1B、1C、及び10〜13に示されるように、この形態のパッケージ10は、共押出フィルム82を利用する。上述のように、単一ステップ共押出は、少なくとも外側フィルム層84を有するフィルム、及びその間に封入又は配置される粘着層44を有する内側フィルム層86を生産する。そのため、粘着層は、パッケージ10が容易にかつ繰り返し再密閉及び再開口され得るように、外側フィルム層及び/又は内側フィルム層84、86に付着又はくっつくことができる。1つのアプローチでは、外側フィルム層84は粘着層44に恒久的に接着又は結合され、内側フィルム層86は粘着層44からの分離又はそれへの再密閉を提供するように構成された解放層である。フィルム層は、上述の方法のいずれかで生産され得る。例の共押出フィルム断面が図11〜13に示される。別の実施形態では、図10Aに示されるものなどのように、フラップ24は端シール14まで延在し得、タブ32はそれを超えて延在し得る。

0054

「従来」の感圧接着剤は、通常、アクリル生物由来アクリレートブチルゴム天然ゴム、特別な粘着付与剤を含むシリコーンゴムスチレンブロックコポリマー(SBC)、スチレンブタジエン−スチレン(SBS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピレン(SEP)、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)、ビニルエーテル、高酢酸ビニル含量を有するエチレン−酢酸ビニルEVA)、及びニトリルに基づく。これらの従来の感圧接着剤は、液体担体又は100%固体形態のいずれかで製造され得る。テープ及びラベルなどの物品は、支持材料上に接着剤をコーティングし、通常熱風ドライヤー内で有機溶媒又は水担体蒸発させることによって、液体感圧接着剤(PSA)から作製される。乾燥接着剤は、架橋反応を開始させ、分子量を増加させるために、更に加熱され得る。100%固体感圧接着剤は、コーティングされ、次に放射線で反応させて分子量を増加させ、接着剤を形成する(放射線硬化感圧接着剤)、低粘度ポリマーであり得るか、又はそれらは、加熱されて、コーティングが可能になるように十分に粘度を減少させ、次にそれらの最終形態に冷却される(ホットメルト感圧接着剤HMPSA))、高粘度材料であり得る。いくつかの場合では、従来の感圧接着剤は、低分子量構成成分又は未硬化構成成分、すなわち、硬化製品中に残った未反応モノマーにより、臭いがある。

0055

本明細書に記載される、共押出フィルムの利益は、上述の「従来」の感圧接着剤と比較して、得られたフィルムに臭いがないことを含む。本明細書に記載される、共押出フィルム層としてポリブテン及びオレフィン特殊エラストマー並びにそれらのブレンドを使用する利益は、これらが硬化する必要がなく、また固化する時間を必要としないポリオレフィンであるため、得られたフィルムに臭いがないことを含む。

0056

本明細書に記載される、共押出フィルムの利益は、開口特徴のフラップの重みが追加圧力を必要とすることなく開口特徴を効果的に再封する、単一ステップ変換プロセスである接触感受性再封を更に含む。繰り返される再封は、互いに対する親和性を有するが、汚染に対する誘引がより低い、粘着層及び隣接する解放層の化学的性質工業設計により少なくとも部分的に実現される。更に、本明細書に記載される粘着層は、「従来」の感圧接着剤よりあまり粘着性ではなく、そのため、従来の感圧接着剤より汚染の傾向が低く、それにより従来の感圧接着剤よりも多い開口及び再封サイクルを提供する。加えて、本明細書に記載される粘着層は、直接食品と接触する用途に関して、米国食品医薬品局及び欧州食品安全機関により良好に従う。

0057

更に、図1Bに図示されるように、共押出フィルムから製造されたフィルムパッケージ10は、同一の広がりを持つ封入された粘着層又は結合層を含み、そのため、本明細書に記載される開口特徴は、パッケージの頂部、側部、及び底部上を含むパッケージ上のどこにでも配置され、それらの間に延在することができる。2つの開口特徴20が図1Bに示されるが、パッケージは、量制限複数取り分け、多区画パッケージ、特殊使用のため、及び/又は消費者の好感を生み出すための独特のパッケージングを作製するためを含む、特定の使用に適合することができる。

0058

本明細書に記載される粘着層を有する共押出フィルムは製造が困難であり得る。例えば、解放層と粘着層との間の親和性と、後の剥離力との間の所望のバランスを達成するために、解放層が粘着層に関して正しい極性を有するように操作することは困難である。加えて、単一ステッププロセスにより、印刷はフィルムの外側表面上に行われ、そのため、印刷後に積層される透明な外側層、又は印刷後に外側層にわたって透明なコーティングを有することができる従来の積層フィルム上に追加の保護を必要とし得る。更に、本明細書に記載されるものなどの開口特徴は、後のステップで一緒に積層され得る別個のフィルム上ではなく、単一共押出ウェブの両側上に切り出すことによって形成される。

0059

開口特徴20は、図1及び10〜13に示される。前の形態と同様、開口特徴20は、ダイ、レーザーなどによって形成された切込み又は他の脆弱線によって少なくとも部分的に画定される。加えて、脆弱線は図において垂直に示されるが、粘着樹脂を通る角度をなした裂け又は破損も実行可能な再密閉をもたらす。更に、パッケージ10は、パッケージ10の開口が粘着樹脂44自体を通って破損するときなど、粘着樹脂が外側フィルム層84全体、内側フィルム層86全体、又は両方の一部上に配置されるかに関わらず、再密閉することができる。開口特徴20は、パッケージ10の内部30内への開口部28を露呈させるために、頂部壁22の残りの部分26から分離し、部分的に引き離すことができる頂部壁22のフラップ24を含む。フラップ24は、前方端シール14に向かってフラップの主部34から離れて突出する把持タブ32を含み得る。タブ32は、パッケージ10を開くための便利な把持表面を消費者に提供するように構成される。示されるように、タブ32は、前方湾曲部分33及び略平行の長手方向側部35を含む。

0060

前の形態とは異なり、この形態のタブ32は、粘着層44に接着される。そのため、消費者は、外側フィルム層及び/又は内側フィルム層84、86から粘着層44を離層するために、タブ32を剥離することができる。したがって、頂部壁22からタブ32を剥離した後、消費者は、頂部壁から離れてフラップ24を引っ張り続け、パッケージ10を開くことができる。頂部壁22から概ね離れてフラップ24を引っ張ることにより、外側フィルム層84及び内側フィルム層86の切込みを破断又は分離して、開口部28並びに中央粘着層44の再密閉周縁部47及び内側フィルム層86の再密閉周縁部49を露出させる。あるいは、図10Aに示される実施形態などでは、タブ32は端シール14を超えて延在することができ、消費者は、フィルムが端シール14で破断して、外側フィルム層及び内側フィルム層86の切込みを破断又は分離するように、タブ32を把持し引っ張り、開口部28並びに再密閉周縁部47を露出させることができる。再密閉周縁部47、49は、以下により詳細に記載されるように、内側フィルム層86の切込みよりも寸法的に大きい外側フィルム層84の脆弱線により作製される。非限定的な例では、再密閉周縁部47、49は、使用中の満足な再密閉を提供するために、約5mm〜約40mmの幅、より具体的には約10mm〜約15mm、より具体的には約12mm〜約13mmの幅であり得る。勿論、他の大きさ及びサイズも、必要及び所望に応じて、特定の用途のために利用され得る。例えば、比較的小さいパッケージは、約5mmの再密閉周縁部を利用し得るが、より大きいパッケージは、約10〜15mmの再密閉周縁部を利用し得る。そのように構成することで、複数の接着剤を、積層体内の同一平面又は層上にパターンで配置する必要なく、再密閉可能なパッケージの利便性を消費者に提供する。

0061

この形態の開口特徴20は、外側フィルム層84を少なくとも部分的に通って延在する外側切込み88、及び内側フィルム層86を少なくとも部分的に通って延在する内側切込み90を含む。図11及び12に示される別の形態では、内側切込み90は、内側フィルム層86に隣接して配置される連結層178及びポリエチレン層180も通って延在し得る。図14及び15に示されるまた別の形態では、フィルムは、外側フィルム層84、粘着層44、内側フィルム層又は解放層86、シーラント層162、及び任意選択のコールドシール領域164を含む。更に、外側切込み及び/若しくは内側切込み88、90の一部又は全ては、粘着層44内に又はそこを通って延在し得る。外側切込み88は、頂部タブ部分91、外向きに延在する肩部分92、及び後方端シール16に向かってパッケージの頂部壁22を長手方向下に延びる反対側部分93を含む。所望する場合、側部分93の遠位端94は、フックなどの裂け停止特徴を有し得る。内側切込み90は、パッケージ10内への開口部28を画定し、フラップ24の底部を作製する、前方縁部95、後方縁部96、及び側縁部97を含み得る。この形態では、内側切込み90は、開く間の拡大の制御に役立つわずかに丸い角を有する矩形形状を有する。勿論、パッケージの形状により、特定のパッケージ内容物用に、又は他の所望の美観に関わらず、他の形状も利用され得る。例えば、底部切込みは、丸い端部及び/又は側部、腰部分などを作製する曲線状部分を含み得る。

0062

示されるものなど、他の実施形態は、外側切込みを必要としない。例えば、タブ部分91は外側フィルム層84に切り込むことができ、タブを引っ張ることにより、内側フィルム層86に作られた切込みと相互作用することができる。この構成では、開く間に外側フィルム層84が裂ける。一形態では、この裂けは、裂け方向付け特性を有するフィルムを利用することによって制御され得る。

0063

本明細書に記載されるフィルムは、シーラント層を利用するヒートシールを介して、又はパターンコーティングされたコールドシールを利用するコールドシールを介して、食品パッケージなどのパッケージに形成され得る。

0064

上述に記載されるものなど、中間粘着層を有する共押出フィルムに開口特徴を作製するとき、2つの問題が生じ得る。問題の1つは、粘着層からフィルム層を離層し、後に再密閉するための粘着層を露出させるために、フィルムの層を最初に分離するのに必要とされる開口力が非常に強い可能性があり、それによって制御された開口が生じない可能性があることである。例えば、開口力が非常に強い場合、フィルムは指定された切込み又は印線に沿って開口せず、代わりに制御できずに裂ける可能性がある。同様に、開口力が非常に脆弱な場合、パッケージは意図せずに開く可能性があるか、又は満足な密閉を提供しない可能性がある。生じ得る別の問題は、一旦露出されると、粘着層及び隣接するフィルム層は、開口後にパッケージを再封するのに十分に一緒に再接着しない可能性があることである。

0065

したがって、本開示の目的は、開く間及び複数回再封動作をする間に、円滑かつ一定の剥離強度を有する開口特徴をもたらすために利用することができる、隣接する解放層を有する熱可塑性材料及び/若しくはエラストマー材料の埋め込まれた又は封入された粘着層を含むパッケージングための共押出フィルムを提供することである。これを達成するために、粘着層は、ダイ切込み間の隣接する「解放」フィルム層から離層又は分離する。一形態では、粘着層は接触感受性接着剤であり、そのため単純に粘着層及び隣接するフィルム層を互いに接触させることは、開口特徴を再密閉するのに十分である。別の形態では、本明細書に記載される共押出フィルムは、テンターフレームプロセスにおいて配向することができる。更に、本明細書に記載される共押出フィルムは、多層吹込フィルム(典型的な吹込、又はダブルバブル若しくはトリプルバブル)、多層キャストフィルム、縦方向配向(MDO)、二軸配向、押出コーティングなどを含むがこれらに限定されない、最も一般的なフィルム加工機器及び変換方法を用いて生産され得る。任意選択で、封入された同一の広がりを持つ粘着層を有する、本明細書に記載される共押出フィルムは、インクを用いた、又はインクを用いない、金属化若しくは積層による高バリアコーティングを有する、又は有しない典型的な二軸配向ポリエチレンテレフタレート(BOPET)、二軸配向ポリプロピレン(BOPP)、吹込フィルム、又はキャストフィルムと組み合わされて、更なるフィルムを形成し得る。加えて、本明細書に記載される共押出フィルムは、最終用途のために、金属化されるか、又は高バリアコーティングで処理され得る。

0066

理論により制限されるものではないが、粘着層及び隣接する解放層の材料の極性が層間の初期結合、したがって、必要とされる開口力及び後の再密閉接着性又は粘着性の両方に影響を及ぼすと考えられる。加えて、この点に関して、極性は結晶化度よりも大きな要因であると考えられる。本明細書に記載される粘着層材料は非極性である。粘着層44に好適な材料は、ポリブテン樹脂、オレフィンエラストマー、及びこれらのブレンドを含む。以下の実施例は、本明細書の開示を例示するために含まれ、それを限定するものではない。別途記載のない限り、本開示及び実施例における全ての部、百分率、及び比率は重量に基づく。

0067

下の表1は、既知又は推定極性構成成分の表面自由エネルギーを含む(mJ/m2(ダイン/cmに等しい)で示される)。これらの極性構成成分において類似する、すなわち、差が約1〜5の材料は、満足な剥離及び再密閉を呈する。

0068

0069

例の共押出フィルム構造が図13に示される。各例において、ポリプロピレン材料は外側フィルム層84であってもよく、ポリアミド材料は解放層であってもよい。更に、各例において、粘着層44は、ポリブテン−1樹脂、ポリプロピレン及びポリエチレンのコポリマーのプラストマー及びエラストマー、又はこれらのブレンドであり得る。

0070

追加例の層は、図13A〜13Fの様々な断面において示される。示されるように、各フィルム断面は、粘着層44の上及び下に1つ以上の層を有する粘着層又は結合層44を含む。図13Aから始めると、外側フィルム部分150は、頂部フィルム層152、インク及び/又は積層体層154、並びに外側層156を含み得る。内側フィルム部分158は、解放層160、バリアシーラント層又は内側層162、並びに任意選択のコールドシール領域164を含み得る。図13Bに示されるように、別の形態では、外側フィルム部分150は、保護コーティング層166、インク層168、任意選択の金属化層170、及び外側層156を含み得る。この形態では、内側フィルム部分158は、解放層160、バリアシーラント層又は内側層162、及び任意選択のコールドシール領域164を含み得る。図13Cに示されるように、別の形態では、外側フィルム部分150は、頂部フィルム層152、インク層168、任意選択の金属化層170、及び解放層160を含み得る。この形態では、内側フィルム部分158は、バリアシーラント層又は内側層162、及び任意選択のコールドシール領域164を含み得る。図13Dに示されるように、別の形態では、外側フィルム部分150は、保護コーティング層166、インク層168、任意選択の金属化層170、外側層156、及び解放層160を含み得る。この形態では、内側フィルム部分158は、バリアシーラント層又は内側層162、及び任意選択のコールドシール領域164を含み得る。図13Eに示されるように、別の形態では、外側フィルム部分150は、保護コーティング層166、インク層168、及び任意選択の金属化層170を含み得る。この形態では、内側フィルム部分158は、解放層160、バリアシーラント層又は支持層162、及び任意選択のコールドシール領域164を含み得る。図13Fに示されるように、別の形態では、外側フィルム部分150は、保護コーティング層166、インク層168、任意選択の金属化層170、及び解放層160を含み得る。この形態では、内側フィルム部分158は、バリアシーラント層又は内側層162、及び任意選択のコールドシール領域164を含み得る。

0071

パッケージの別の実施形態は、図16〜18に示される200である。この形態では、連続する細長いフィルム層又は封止層202は、第1の端シール204から第2の端シール206まで延在する。パッケージ200は、第1の端と第2の端シール204、206との間に延在するフィン又は長手方向シール208を更に含み得る。パッケージ200は、その頂部212に開口部切込み又は切れ目210、及び第1の端シール204に若しくはそれに隣接してタブ切込み又は切れ目214を含む。封止層202は、開口部切込み又は切れ目210、及びタブ切込み又は切れ目214の両方を覆うためのフィルムに適用される。そのため、消費者は、タブ切込み又は切れ目214によりパッケージのフィルムの一部を含む封止層202のタブ216を把持し、パッケージ200に沿って頂部212から離れて後方に封止層202を引っ張り、開口部切込み又は切れ目210を露出させることができる。封止層202は、頂部212の一部218に接着し、パッケージ内部への開口部220を露出させることができる。パッケージ200のフィルム222、224及び封止層202は、パッケージの頂部212が本明細書に記載される解放層であり、封止層202の底部層が本明細書に記載される粘着層又は結合層であることを除き、本明細書に記載される形態のいずれかを取ることができる。そのため、封止層202はパッケージの頂部212に適用され、そこから容易に解放され得る。

0072

示されるように、封止層202は、フィルムパッケージ200を形成する可撓性フィルムの幅にわたって部分的にのみ延在する。しかしながら、封止層202はパッケージの全幅に延在するが、フィルムの長さにわたって部分的にのみ配置されることも想定される。より具体的には、封止層202は、好ましくは、パッケージの全幅及び全長の両方に延在しない。封止層202は、いずれかの方向(すなわち、長さ又は幅)に部分的に配置され、その方向の他方に連続的に配置される。1つのアプローチでは、封止層202は、フィルムの一方の軸に沿って連続的に適用され、連続的に適用された軸に対して垂直な軸に沿って部分的にのみ適用される。よって、可撓性フィルムパッケージ200は、パッケージの全長及びその幅の一部にのみわたって延びるか、又はパッケージの全幅及びパッケージの長さの一部のみにわたって延びる封止部202を有し得る。

0073

有利に、図16及び17に関して上述されるように構成されたパッケージ200は、連続フローラッププロセスを用いて生産され得る。記載されるように、封止層202は、パッケージフィルム222のフロー又はウェブの長手方向の長さに沿って連続的に適用され得る。製品が少なくとも部分的にフィルム222のウェブ内に包まれ、密閉されたら、フィルム222及び封止フィルム224は、個々のパッケージ200に切断され得る。図18は、互いに分離されていない一連の形成されたパッケージを図示する。示されるように、タブ216は、一部フィルムのロール上に形成された状のタブ切れ目又は切込み214によって一部形成され、先導端シール204に少なくとも部分的に配置され得る。個々のパッケージ200がフィルム222、224から切断される際に、タブ216の先導縁部又はプロファイルが形成され得る。例えば、第1のパッケージ上の先導シールは、第2のパッケージ上の末尾シールと一致するプロファイルを有する。よって、タブ216は、パッケージの先導縁部によって部分的に画定される、弓状の先端縁を有し得、また、弓状の割線214によって部分的に画定される、弓状の、後方の後縁を有し得る。

0074

本明細書に論じられるように、パッケージの製造方法及び組み立て方法は、ヒートシール機構、コールドシール機構延伸及び接着積層機構、並びに共押出機構を用い得る。用いられる機器は、所望のパッケージ構成に依存し得る。例えば、タブが封止層に接着されたフィルムのカットアウト部分を含む場合、タブは、フィルムに封止層を接着又は適用し、タブに切れ目を入れ、かつ/又はタブを切断することによって作製され得る。加えて、様々な切れ目構成が用いられてもよく、割線を形成するための機器はその切れ目構成に依存し得る。

0075

本明細書に記載される構成のいずれかを有するフィルム300は、剛性又は半剛性基材304を有するパッケージ302にも利用され得る。基材304は、底部壁部分306、底部壁部分306から直立する側壁部分308、及び側壁部分308の頂部から外向きに突出するフランジ310を含み得る。示されるように、フィルム300は、そのフランジ310に沿って基材304に密閉され、フランジ310に対応するフィルム300のヒートシール領域312を作製する。単純化のために、フィルム300は、外側フィルム部分150、粘着層又は結合層44、及び内側フィルム部分158の3層を含むように、図22に示される。しかしながら、外側フィルム部分及び内側フィルム部分150、158は、本明細書に記載される任意の形態を取ることができることを理解するだろう。

0076

開口特徴を提供するために、フィルム300は、それに内向きに隣接するフランジ310の周囲に完全に又は部分的に延在する、ダイカット又は切り目314を含み得る。加えて、フィルム300は、容易な把持部分を消費者に提供するために、タブ316を含み得る。そのように構成することで、ユーザは、タブ316を把持し、基材304から概ね離れてフィルム300を引っ張ることができる。フィルム300はヒートシール領域312で破断し、それによって内側フィルム部分158はフランジ310に密閉されたままであり、粘着層又は結合層44は露出される。その後、開口はダイカット又は切り目314に達し、ダイカット又は切り目314の内向きの内側フィルム部分158は粘着層又は結合層44に接着されたままである。したがって、粘着層又は結合層44は、フランジ310に一致する領域において露出されるのみであり、所望に応じて、繰り返し再適用され、そこから取り除かれ得る。

0077

パッケージ302は任意の所望の形態を取ることができる。図19〜22の形態において、基材304は、円形底部壁部分306及び環状側壁部分308を含む。図23〜25の形態において、基材は、4つの側壁部分308を有する矩形底部壁部分306を有する略箱形状である。複数の側壁部分308を有する構成では、タブ316は、図23に示されるように、端部に沿って、又は図25に示されるように、その角に沿って突出するように構成され得る。

0078

別の形態では、フィルム300は、本明細書に記載されるように、開口特徴20を含み得る。例えば、パッケージ302は、図1Aに示されるものなどの開口特徴を含み得、開口特徴はフィルム300のフランジ310及びヒートシール領域312から内向きに離間配置される。あるいは、図26に示されるように、フィルム300は、図1Cに示されるものなどの開口特徴20を含み得、フラップ24はヒートシール領域312に延在し、タブ316はヒートシール領域312を超えて延在する。

0079

別途指定されない限り、ASTMD3121の修正版であり、ASTM D3121の試験方法パラメータに従うローリングボールタック試験結合材料又は粘着材料のサンプルに対しても行われた。タックは一般に、鋼ボールを傾斜の頂部から解放し、傾斜を加速して降下させ、感圧接着剤の水平表面上を転がすローリングボール方法によって決定される。相対タックは、停止する前にボールが接着剤上を移動した距離を測定することによって決定される。相対タック度は、ボールが傾斜面の端部から移動する距離により、配合物の変形形態間で比較される。距離が長くなるほど、表面の粘着性が低下する。そのため、移動する距離が短いほど、タックは高い。この修正版では、鋼ボールの代わりにガラスボールが使用され、傾斜上の解放点は我々の表面の低タック性質により短くされた。修正された試験は、コーティングの表面がローリングガラスボールの極性表面など、同じではない(non-like)材料にどのくらい強く接着するかを測定した。本明細書の修正されたローリングバックタック試験において、最小鋼ボール(2/5cm)(5/32インチ)が使用され、解放点は傾斜面の5.72〜6.4cm(2.25〜2.5インチ)上であった。試験前に、テスタが十分に水平であることを確認する。試験テーブルもフィルムが平らであるように水平であることを確認する。試験前にフィルムが平らであることを確保するために両端にテープを使用する。本明細書において、結合層又は粘着層は、好ましくは、約4〜約100mmのローリングボールタックである。

0080

ローリングボール方法は、ASTM法において指定された標準的な傾斜の5〜6.4cm(2インチ〜2.5インチ)上に設置されたガラスボール又は鋼ボールを解放することと、ボールが傾斜を加速して降下し、感圧接着剤サンプルの水平表面上を横切って転がるようにすることとを含んでいた。修正された試験版は、金属ボールの代わりにガラスボールを使用する(このガラスボールは、約1/8インチの直径を有する)ことと、短くした傾斜からの解放点(すなわち、上に示されるように、傾斜の2インチ上)を使用することとを含んでいた。本明細書で使用されるとき、鋼ボール2/5cm(5/32インチ)を、傾斜面(好ましくは5.72cm(2.25インチ))の約5.72〜6.35cm(約2.25〜2.5インチ)上に設置して使用した。相対タックは、傾斜面の端部から始めて、停止する前にボールが接着剤上を移動した距離を測定することによって決定された。より長いローリングボール移動距離は、ガラスボールの極性表面に対するタックが低いことを示し、より高いタックレベルを示したより短いローリングボール移動距離のコーティングと比較して、コーティングがパッケージング機械上のローラー及び金属表面に付着する傾向が低いことを示した。より長いローリングボール移動距離は、食品に接着する傾向が低いことにも相関し得る。この測定において、試験に利用可能な最大サンプルサイズが10.2cm×10.2cm(4.0インチ×4.0インチ)であったため、測定は最大4インチに制限された。ローリングボールタック試験の結果は下の表に示される。

0081

基材の表面エネルギーは、接触角によって測定された。この試験に使用された機器は、G10接触角測定角度計ジヨードメタン再蒸留水シリンジ2つ、タイマー、及びマイクロメーターを含んだ。試験の手順は以下の通りである:
(1)基材をサンプル台に設置し、表面を平らにするために真空に引いた。台を照らすために、器具の後ろの刻み付ノブを使用して台の裏側の照明をつける。台の真正面レンズキャップを外す。
(2)シリンジを介してDI水又はジヨードメタンのいずれかの最大直径1〜2mmの固着性滴を表面に適用する。小滴をシリンジから搾り、次に、ニードル自体は表面に触れないが、滴が表面に移されるのに十分に近くなるまで台を上げることによってこれを行う。滴のサイズを測るためにマイクロメーターを使用する。次に、滴が接眼鏡を通して見えるまで台を下げる。
(3)測定される液滴及び表面の接点上に十字線位置付ける。接点で(すなわち、滴の底部が滴の反射と一致する点)、十字線の起点を滴の右端と合わせるために、(e)及び(f)を使用して台を移動する。(a)、又はより好ましくは(h)を使用して、滴に焦点を当てる。
(4)(d)を使用して、滴及び表面の接点から滴表面に対して接線点の位置に十字線を回転させる。
(5)角度スケールから、度単位で接線角度(0〜180°)を記録する。表面エネルギーは時間依存現象であるため、滴の設置から角度の記録までにかかった時間を記す。練習によって、反復測定は1.5分以内に楽に行うことができる。
(6)5つの値を得るために、(5)にあるように、同じ時間間隔を維持しながら5回繰り返す。
(7)他の液体に変え、ステップ(2)〜(6)を繰り返す。
(8)得られた値を平均し、極性及び分散表面エネルギー並びに全体的な表面エネルギーを計算するために、Fowkes式を用いて基材の表面エネルギーを計算する。

0082

表面エネルギーは、別の試験も使用して測定された。基材の表面エネルギーは、基材がどのくらい容易に接着剤又はコーティング剤で湿潤するかの指標である。ポリオレフィンでは、所与の接着剤又はコーティング剤を用いた使用に対する処理及び適合性の程度を測定する。この試験に必要な機器は、綿棒及び市販の処理確認溶液(treatment check solutions)(Diversified EnterprisesのAccuDyne試験マーカーペン又は等価物など)を含む。試験の手順は以下の通りである:
(1)表面エネルギーが何であるかを知識に基づく推測から、又は3.8パスカル(38ダイン/cm2)溶液で開始するかのいずれかで、処理確認溶液を選択する。
(2)清潔な綿棒(同じ溶液でも決して棒を2回使用しない)を溶液に浸し、縁の下の瓶の側部で過剰な溶液を搾る。
(3)棒の側縁部を確認対象の表面上で拭い、約1平方インチ(必ずしも1インチの正方形ではない)を覆い、およその秒まで千単位で計時又は計測を直ぐに開始する。
(4a)溶液が2秒未満で分散する場合、表面エネルギーは使用された瓶のダイン数未満である。棒を破棄し、より低い番号のパスカル(ダイン/cm2)溶液瓶、清潔な棒、及び基材の表面上の新しい領域を選択し、ステップ(2)及び(3)を繰り返す。
(4b)溶液が3秒以内に分散しなかった場合、表面エネルギーはパスカル(ダイン/cm2)溶液瓶よりも高く、清潔な棒、及び基材の表面上の新しい領域、ステップ(2)及び(3)を繰り返す。
(4c)溶液が2〜3秒の間に分散する場合、使用された溶液のパスカル(ダイン/cm2)番号を基材の表面エネルギーとして記録する。

0083

0084

ローリングボール試験は、上の表2に示されるように、上記の段落107に記載される方法に従う。比較サンプル1は、商標名Tartenで市販されている搬送用テープである。比較サンプル2は、市販のOreoクッキーのパッケージである。ローリングボールタック試験は、PBとオレフィンエラストマーブレントとをブレンドした粘着層又は結合層が市販のOREOクッキーのパッケージに使用された接着剤の表面エネルギーよりも非常に低いエネルギーを有することを示す。鋼ボールは、表面と接触したときに、OREOパッケージングの接着剤又は搬送用テープPSAに非常に迅速に付着し、高い粘着表面を示す。オレフィンエラストマーを含むPBブレンドの場合、傾斜面の一番上から解放した場合、ボールは非常に遠くに移動した。ボールの解放点を非常に低い位置(解放点からテーブルの頂部まで5.72cm(2.25インチ)の傾斜面距離)に下げた場合、ボールが移動した距離は測定可能となった。尚も、同じ解放高さで測定したとき、ボールは、Oreo PSA又は搬送用テープの表面上よりも、PBとオレフィンエラストマーとのブレンドの表面上で非常に遠くに移動した。再封能力がないサンプルV30については、ボールは表面上を非常に長い距離にわたって移動した(それは>17mmと記録された)。一方、解放層のPA側に関しては、ボールは全フィルム表面にわたって移動し続け、表面を外れた。(>30.5cm(>12インチ))。反対側上で、Dynesペンで記録された表面エネルギーも、PBとオレフィンエラストマーとのブレンドによって形成された結合層の表面エネルギーが低いことを示した。また、PA表面(解放層)は、非常に高い表面エネルギーを有する。例えば、Nycoa 2012のPA636は50ダインであり、PA2012とPA666とのブレンドは54ダインである。

0085

本明細書の実施例は、本明細書の開示を例示するために含まれ、それを限定するものではない。特に明記しない限り、本開示全体を通して使用される全ての百分率、比率、及び部は重量に基づく。

0086

(実施例1):
例示的な外側フィルム36は、粘着層44に関して異なるブレンドで調製された。ポリブテン−1(PB−1)及びオレフィンエラストマー単独は、ある特定の剥離強度で剥離及び再密閉を提供し得、PB−1は一般に、オレフィンエラストマーよりも高い強度を提供するが、ポリブテン−1とオレフィンエラストマーとのブレンドは、その材料単独よりも望ましい剥離力をもたらすための特性を調整するのに役立ち得る。加えて、PBから製造された結合表面は、ジッパーのような感じをもたらし、オレフィンエラストマーとのブレンドは通常、剥離開口の感じを滑らかにするのに役立つ。理想的なブレンドを決定するために、粘着層44の材料のブレンド例を、それらの剥離力特性に関して試験し、これを下の表2の実施例において示す。試験したポリブテン−1は、グレード名Toppyl RC3000でLyondellBasellにより製造される。試験したオレフィン特殊エラストマーは、商標名Vistamaxx 6102FLでExxonMobilにより製造される。示されるように、オレフィン樹脂は、2列目に指定される比率のポリブテン−1樹脂とブレンドされた。ポリプロピレンの外側層156、グレード名Nycoa 2012でNycoaにより製造されるポリアミドの内側層162、及び各層の厚さは、全試験において一定に保たれた。ポリブテン−1(PB−1)樹脂は、ブタン(butane)−1とエチレンコモノマー、及び/又はプロピレンコモノマーとの重合により生産された、高分子量のアイソタクチックな半結晶熱可塑性ポリオレフィンである。ポリブテン−1の典型的な構造は、以下の通りである:

0087

0088

表3に示されるように、オレフィン樹脂75%とポリブテン−1樹脂25%とのブレンドは、942.18N/m(5.38lbf/インチ)の初期剥離力、及び183.88N/m(1.05lbf/インチ)の再開口剥離力を有した。オレフィン樹脂50%とポリブテン−1樹脂50%とのブレンドは、977.20N/m(5.58lbf/インチ)の初期剥離力、及び285.46N/.m(1.63lbf/インチ)の再開口剥離力を有した。オレフィン樹脂25%とポリブテン−1樹脂75%とのブレンドは、1117.31N/m(6.38lbf/インチ)の初期剥離力、及び299.47N/m(1.71lbf/インチ)の再開口剥離力を有した。オレフィン樹脂90%とポリブテン−1樹脂10%とのブレンドは、788.1N/m(4.5lbf/インチ)の初期剥離力、及び213.65N/m(1.22lbf/インチ)の再開口剥離力を有した。したがって、試験したブレンドは、初期剥離力に関して、788.1〜1117.31N/m(4.5〜6.38lbf/インチ)の範囲、及び再開口剥離力に関して183.88〜299.47N/m(1.05〜1.71lbf/インチ)の範囲を提供した。これらの結果に基づいて、約75%〜約90%のオレフィン樹脂及び約25%〜約10%のポリブテン−1樹脂ブレンド、そして特定の一実施例では、約90%のオレフィン樹脂及び約10%のポリブテン−1樹脂が最も望ましい初期及び再開口剥離力をもたらしたと決定された。初期剥離力はまた、多くの要因によっても定義され、それらは現在の初期剥離力よりも非常に低いように調整され得る。別の観察では、初期離層力は調製されたサンプルにより変動し、そのため、表3に報告されるデータは、サンプルが、1インチ幅のフィルム片の代わりにパッケージ形式において異なるフィルム幅で調製された場合には異なり得る。

0089

0090

(実施例2):
最適化することができる別の変数は、粘着層44の厚さである。粘着層の厚さを変えることによって、異なる結果の剥離力及び剥離動作がもたらされたと決定された。下の表3に示されるように、10um〜30umで変動する厚さを、ポリブテン−1樹脂層及びオレフィン樹脂層に関して試験した。試験したポリブテン−1は、グレード名Toppyl RC3000でLyondellBasellにより製造される。試験したオレフィン特殊エラストマーは、商標名Vistamaxx 6102FLでExxonMobilにより製造される。

0091

ポリブテン−1樹脂は以下の値で提供された:30um厚は1094.54N/m(6.25lbf/インチ)の初期剥離力、及び210.2(1.2lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらし、25um厚は1236.40N/m(7.06lbf/インチ)の初期剥離力、及び224.16N/m(1.28lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらし、20um厚は932.67N/m(5.32lbf/インチ)の初期剥離力、及び232.92N/m(1.33lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらし、15um厚は761.80N/m(4.35lbf/インチ)の初期剥離力、及び203.15N/m(1.16lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらし、そして10um厚は1054.26N/m(6.02lbf/インチ)の初期剥離力、及び220.66Nm(1.26lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらした。オレフィン樹脂は以下の値で提供された:30um厚は4.9.80N/m(2.34lbf/インチ)の初期剥離力、及び56.04N/m(0.32lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらし、25um厚は635.71N/m(3.63lbf/インチ)の初期剥離力、及び68.30N/m(0.39lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらし、20um厚は718.02N/m(4.10lbf/インチ)の初期剥離力、及び84.06N/m(0.48lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらし、15um厚は788.07N/m(4.50lbf/インチ)の初期剥離力、及びテープ裏地を有して49.04N/m(0.28lbf/インチ)、テープ裏地を有せずに147.5444N/m(0.8425lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらし、そして10um厚は943.93N/m(5.39lbf/インチ)の初期剥離力、及び1115.58N/m(0.66lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらした。ポリブテン−1粘着層44及びポリアミド層46又は86を含む開口特徴は、「ジッパー式開口機能性をもたらした。より具体的には、層が互いから引き離されるとき、層は開口特徴の長さに沿って少しずつ連続的に解放される。オレフィン粘着層44及びポリアミド層46又は86を含む開口特徴は、比較的小さい開口力ではあるが、静かで滑らかな開口をもたらした。最後に、ポリブテン−1とオレフィン特殊熱可塑性エラストマーとのブレンド(オレフィン樹脂約75%〜約95%及びポリブテン−1樹脂約5%〜約25%など)は、滑らかな連続的な開口及び満足な開口力を有する、改善された開口特徴をもたらし、この剥離力はより信頼性があり、反復可能である。

0092

0093

(実施例3):
第1の実施例では、内側フィルム層86も非極性であり、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、リーナー(leaner)低密度ポリエチレン(LLDPE)、又はそれらのブレンドのうちの1つであった、共押出フィルム82を試験した。試験されたLDPE樹脂の例は、Nova ChemicalsのNOVAPOLLF−0222−Fであった。試験されたHDPEの例は、Chevron PhilipsのMarflex 9656であった。試験されたLLDPEの例は、Dow ChemicalのDowlex 2045Gであった。粘着層は、100%ポリブテン−1若しくは100%Vistamaxx又は異なる比率のそれらのブレンドのいずれかであった。ポリエチレン系内側層を有する粘着層間の結合強度はあまりにも強く一緒に結合するため、分離に必要な力が非常に強く、層が満足に分離できないことが分かった。フィルムが一緒に又は別の構造に密閉される密閉領域においてのみ、フィルム層及び粘着層が互いに離層し、粘着層を露出し、再密閉能力を可能にしたことが分かった。しかしながら、離層するための力は望ましくなく強く、ヒートシール領域でも100%離層することができず、離層はきれいでないか、又は滑らかでないため、構成はヒートシール領域を超えて満足な分離及び再密閉を提供しない。

0094

第2の例では、ポリ乳酸とポリヒドロキシアルカノエートとのブレンドに隣接する粘着層を試験した。共押出多層フィルムは粘着層と、ポリ乳酸とポリヒドロキシアルカノエートとのブレンド間で容易に分離したが、粘着層の、ポリ乳酸とポリヒドロキシアルカノエートとのブレンドへの再密閉能力又は再封能力がないことが分かった。

0095

したがって、ポリエチレン及びポリエステルの極性中間体を有する材料が比較的容易なパッケージ開口及び満足なパッケージ再封を提供するだろうと決定された。1つのアプローチでは、本明細書に記載される解放層のためのポリアミド材料は、適切なパッケージ再封を尚も提供する一方で、満足なパッケージ開口特徴を作製するために、粘着層とは十分に異なる極性を提供する。このような開口特徴に使用することができるポリアミド材料の例としては、PA6、PA666、PA66、PA69、PA610、PA612、PA636、PA6I6T、PA11、PA12、PAMXD6などの様々な種類のナイロン、及びこれらのブレンドが挙げられる。

0096

粘着層材料と同様に、本明細書に記載される解放層は、より一貫した、及びより滑らかな開口動作を提供する材料のブレンドであり得る。したがって、解放層のためのブレンド例を、それらの剥離力特性に関して試験し、これを下の表3に示す。示されるように、PA636(Nycoa 2012)を、有機粘土添加剤(商標名MB231−615で、約60%の有機粘土を含有する専売配合物であるPolyOneマスターバッチから)及びPA6I6T(商標名Selar 3426でDuPontにより製造される)とブレンドした。加えて、PA636又はPA666(BASFから)をSelar 3426とブレドした。材料の比率は2列目に示される。ポリプロピレンの外側層、オレフィン樹脂90%、ポリブテン−1樹脂10%の粘着層、及び各層の厚さは、全試験において一定に保たれた。

0097

Nycoa 2012はコポリアミド熱可塑性エラストマーである。これは中程度の粘度であり、特に押出に適しており、弾力的なパッケージを作製ための加工性に優れている。Nycoa 2012の表示は以下の通りである:

0098

(式中、mは6であり、nは、それらがポリマーの硬領域又は軟領域にあるかにより、6又は36である)。

0099

初期強度及び再開口強度の剥離力を更に調整するために、ポリアミド又はポリアミド添加剤のブレンドを実験して、得られた剥離力を観察し、その結果を下の表4に示す。90%Nycoa 2012/10%有機粘土マスターバッチ(商標名OCMB231−615でPolyOneにより製造される)のブレンドは、774N/m(4.42lbf/インチ)の初期剥離力、及び75.3(0.43)の再開口剥離力をもたらし、50% Nycoa 2012/50% Selar 3426のブレンドは、779N/m(4.45lbf/インチ)の初期剥離力、及び73.6N/.m(0.42lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらし、そして70% PA 666/30% Selar 3426のブレンドは、856N/m(4.89lbf/インチ)の初期剥離力、及び206N/.m(1.18lbf/インチ)の再開口剥離力をもたらした。したがって、試験したブレンドは、初期剥離力に関して、774〜856N/m(4.42〜4.89lbf/インチ)の範囲、及び再開口剥離力に関して73.6〜207N/m(0.42〜1.18lbf/インチ)の範囲を提供した。これらの結果に基づいて、ブレンド配合物の大半は満足な剥離及び再密閉性能を提供し得るが、50% Nycoa 2012/50% Selar 3426のブレンドが最も一貫した再封及び再開口剥離力をもたらしたと決定された。

0100

0101

類似する剥離及び再密閉フィルムキャストシートラインで、次に二軸配向を通して生産された。Davis Standard押出機で5層構造を製造し、25%/5%/5%/40%/25%の層分布で、10% OCMB/Toppyl RC3000/Adsyl 5C 30を有するPA2012/EVOH/PA2012の多層構造設計を有した。合計シート厚は1000umであった。次に、生産したシートを、Brucknerにより製造された実験室用Karoストレッチャーで延伸した。延伸中、延伸オーブン温度(100℃で開始し、180℃まで10°ずつ)、余熱時間(60、80、100秒)、速度MD/TD(2%〜400%まで様々)、延伸比(3×3、5×5、7×7)を含む様々な条件を試験し、170℃で60秒間のオーブン余熱、及び70℃のクリップ温度で同時に400%/秒MD/TDで延伸する条件で、キャストシートを5×5に延伸した。得られたフィルムは前に観察された剥離及び再密閉機能性を有することができた。

0102

同時二軸配向ライン上で別の共押出多層フィルムを生産した。典型的なフィルム構造の例は次のように示される:50% PA2012と50% sealr 3426とのブレンド/10% RC3000ブレンドを有する90% Vistamaxx 6102FL/Homo PP LyondellBasell HP525Jは、5/20/10マイクロメートルの層厚で生産され得る。別の試験では、この共押出多層フィルムは、シーラント/連結/PA2012+Selar 3426(50:50)/Vistamaxx6102FL+RC3000(90:10)/HomoPP HP525Jとして、Vistamaxx 3588の類似するフィルム設計に基づいて生産される。次に、フィルムは、ポリプロピレン側で反転印刷されたポリエチレンテレフタレートに接着積層され、最終フィルム型抜きされ、剥離及び再密閉機能性を実現した。また別のアプローチでは、類似するフィルム構造は、5層又は7層共押出プロセスにより、連続二軸配向プロセスから生産され得る。他のフィルム構造もまた、構造において同様の剥離及び再密閉コア、並びに様々なスキン層及びシーラント層の形成及び厚さを用いて製造される。あまり丸まることなく平らなフィルムを生産する綿密な設計も考慮される。

0103

11層トリプルバブルライン上で別の共押出多層フィルムを生産した。例えば、72umの合計フィルム厚、及び14/7/5/17/12/5/10umの層厚を有する、PET/連結層/homoPP/Vistamaxx+PB1(90:10)/PA2012+Selar3426(50:50)/tie/Surlyn orLLDPEシーラントとしてフィルムを設計する。この多層はKuhneトリプルバブルライン上で共押出された。

0104

Reifenhauser多層キャストフィルムライン上で別の共押出多層フィルムを生産する。例として、典型的なキャストフィルム構造は、PET/連結/PP/Vistamaxx+PB1(90:10)/PA2012+Selar3426(50:50)/連結/Surlyn若しくはLLDPEシーラント、又はPET/連結/PP/Vistamaxx+PB1(90:10)/PA2012+Selar3426(50:50)/連結/EVOH/連結/Surlyn若しくはLLDPEシーラントである。

0105

(実施例4)
下の表に記載されるフィルムは、吹込フィルム生産ライン上で製造され、外側層、結合層、解放層、及びヒートシール層を含む全ての層が単一ステップ共押出から生産された。フィルムは標準的なPETフィルムに後接着積層された。フィルムは剥離開始及び再封のための形状に型抜きされた。

0106

0107

表6に列挙されるPP対HDPEのフィルムの骨格剛性は、実際、全ての他の層が変更されないままであったとき、剥離力に対してある特定の影響を有した。

実施例

0108

業者は、上記の実施形態に対して幅広い種類の修正、変更、及び組み合わせが行われ得ること、並びにそのような修正、変更、及び組み合わせが本発明の概念の範囲内にあると見なされるものであることを認識するであろう。例えば、本明細書に記載される構成及び概念は、袋、パウチ、及びフローパックの構造に適用され得る。より一般的には、本明細書に記載される構成及び概念は、任意の可撓性封止材又はパッケージに利用することができる。加えて、本明細書に開示されるいくつかのフィルム及び開口構成は、積層体フィルムを使用すると記載されたが、当業者はこれらの構成が必要に応じて非積層体フィルムに適用され得ることを理解するだろう。更に、いくつかのフィルムは、ヒートシールに適していると本明細書に記載されるが、本明細書に記載されるフィルムのいずれも食品パッケージ用途のコールドシールでコーティングされ得ることを理解するだろう。加えて、当業者は、図中の要素が単純及び明確にするために示され、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではないことを理解するだろう。例えば、断面図などの図中の要素の一部の寸法及び/又は相対的位置決めは、本発明の種々の実施形態の理解を高めるのを補助するために、他の要素に対して誇大される場合がある。

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    【課題】 ティーバッグにおいて、その立体の形状に応じて、水面に浮かせたり、水中に漂わせたり、水底に沈めたりという挙動を制御する技術を提供する。【解決手段】 従来の フィルターが重畳する重畳部を有... 詳細

  • JNC株式会社の「 積層吸音材」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】低周波数領域及び中周波数領域、好ましくはさらに高周波数領域において優れた吸音性を有する吸音材を提供することを課題とする。【解決手段】少なくとも繊維層と、多孔質層とを含む積層吸音材であって、前記... 詳細

  • メビウスパッケージング株式会社の「 二重構造容器」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】外筒容器の首部に空気導入口を形成することなく、極めてシンプルな形態で、外筒容器と内袋容器との間の空間に空気の出し入れを行うことが可能な二重構造容器を提供する。【解決手段】外筒容器3と外筒容器3... 詳細

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