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技術 絶縁コーティングを含むベルカップ又はダイレクティングエアリング

出願人 デュールシステムズアーゲー
発明者 ザイツ、ベルンハルトバウマン、ミヒャエルノルテ、ハンス-ユルゲン
出願日 2016年1月13日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2017-538621
公開日 2018年2月15日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-504267
状態 特許登録済
技術分野 流動性材料の適用方法、塗布方法 ノズル及び噴霧装置 静電噴霧装置
主要キーワード エアストリーム 非金属製材料 金属製部分 金属製ダイ フラッシング剤 ポリマー塗装 コーティングプラント 気体媒質
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課題・解決手段

本発明は、適切な静電回転式噴霧器(10)用のコーティングプラント部品(1、2)に関する。コーティングプラント部品(1、2)は、ベルカップ(1)又は噴霧器リング(Lenkluftring)(2)である。コーティングプラント部品(1、2)は、金属製基体(1.1、2.1)を備え、金属製基体(1.1、2.1)が非金属製材料(3)を設けられていることを特に特徴とする。本発明は、さらに、コーティングプラント部品(1、2)に非金属製材料(3)を塗布するための関連する方法に関する。

概要

背景

本分野の一般的な技術程度について、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3がまず参考となるだろう。

先行技術として、様々な形態の、自動車車体及びその追加部品塗装のための回転式噴霧器が、知られている。こうした回転式噴霧器は、従来、金属製ベルカップ塗料霧化し、塗料スプレージェット送達するためのものであり、運転中に回転する)、及び、金属製ダイクティングエアリング(塗料スプレーのジェットを成形するためのダイレクティングエアストリーム(Lenkluftstroms)を送達するためのものであり、運転中に回転しない)を備えている。プラスチック材料製のダイレクティングエアリングも存在する。これらは、例えば、外部帯電(導電性塗料)の場合に、用いられる。プラスチック材料製のダイレクティングエアリングの欠点として、過酷な塗装運転では耐用年数が短くなってしまうことが挙げられる。ダイレクティングエアリングが洗浄されたとき、あるいは、ダイレクティングエアボアが『洗浄』されたときさえ、ダイレクティングエアリングは極めて迅速に損傷する。このため、ダイレクティングエアリングは、可能(溶剤型塗料直接帯電水溶型塗料、又は高電圧を要しない塗装)であれば、強固で軽量な材料から製造される。ダイレクティングエアリングは、運転中に圧力下にあり、ベルカップの後ろに配置される。

通常、回転中のベルカップとダイレクティングエアリングとは運転中に接触しない。しかし、実際問題として、例えば、ベルカップとダイレクティングエアリングとがほんの僅かな距離にある形態の場合などに、ベルカップの金属製部分とダイレクティングエアリングの金属製部分とが互いに接触する危険性があった。こうしたことは、特に、ダイレクティングエアリングが正しく取り付けられておらず、運転中に外れたり緩んだりする場合に、生じる可能性があった。これは、回転中のベルカップとダイレクティングエアリングとの間での金属同士の接触や、その結果としての、火花の発生や飛火まねきかねない。溶剤ゾーンでは、特に、こうした火花は防火システム起動つながり得る。さらなるシナリオとして、外部から可燃性の塗料やフラッシング剤が撒き散らされる洗浄装置に、噴霧器が撒き散らした火花が入ることも考えられる。この場合、火災の危険性が特に高い。

概要

本発明は、適切な静電回転式噴霧器(10)用のコーティングプラント部品(1、2)に関する。コーティングプラント部品(1、2)は、ベルカップ(1)又は噴霧器リング(Lenkluftring)(2)である。コーティングプラント部品(1、2)は、金属製基体(1.1、2.1)を備え、金属製基体(1.1、2.1)が非金属製材料(3)を設けられていることを特に特徴とする。本発明は、さらに、コーティングプラント部品(1、2)に非金属製材料(3)を塗布するための関連する方法に関する。

目的

本発明は、回転式噴霧器、好ましくは、静電回転式噴霧器のためのコーティングプラント部品を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

回転式噴霧器(10)のためのコーティングプラント部品(1、2)であって、前記コーティングプラント部品(1、2)は、ベルカップ(1)又はダイレクティングエアリング(2)であり、金属製基体(1.1、2.1)を有し、前記金属製基体(1.1、2.1)は非金属製材料(3)を設けられている、ことを特徴とする、コーティングプラント部品(1、2)。

請求項2

前記ダイレクティングエアリング(2)が運転中に意図せず外れ又は緩み回転中の前記ベルカップ(1)と接触するようになった場合の、前記ベルカップ(1)と前記ダイレクティングエアリング(2)との間の金属同士の接触、及び/又は、火花の発生を、運転中に、避けるために、前記金属製基体(1.1、2.1)は前記非金属製材料(3)を設けられている、請求項1に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項3

前記ダイレクティングエアリング(2)が運転中に意図せず外れ又は緩み回転中の前記ベルカップ(1)と接触するようになった場合に、前記非金属製材料(3)は少なくとも若干は除去されるものの、前記非金属製材料(3)が前記金属製基体(1.1、2.1)まで掘り下げて除去されることはない、請求項1又は2に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項4

前記非金属製材料(3)はプラスチック材料である、請求項1から3のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項5

前記非金属製材料(3)は環状に外周を取り巻いて配置されている、請求項1から4のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項6

前記非金属製材料(3)は、非金属製コーティング(3)、非金属製インサート(3)、又は非金属製プットオンパーツ(3)である、請求項1から5のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項7

前記基体(1.1、2.1)はチタン又はステンレス鋼(V2A、V4A)製である。請求項1から6のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項8

熱可塑性プラスチック材料有機ポリマーポリオキシメチレン(POM)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタラート(PBT)、ポリメチルペンテン(PMP)、ポリテトラフルオロエチレンPTFE)、エチレン−クロロトリフルオロエチレンコポリマー(ECTFE)、を含む群より、前記非金属製材料(3)は選択される、請求項1から7のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項9

前記非金属製材料(3)の下に層が形成されており、前記層は、静電的であり、及び/又は、前記コーティングプラント部品(1、2)への前記非金属製材料(3)の接着を改善する機能を果たす、請求項1から8のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項10

前記非金属製材料(3)は導電性である、請求項1から9のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項11

前記非金属製材料(3)は、20mm、15mm、10mm、7.5mm、5mm、4mm、又は3mm未満の幅(B)を有する、請求項1から10のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項12

前記非金属製材料(3)の厚さ(D)は、0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.6mm、0.8mm、1.0mm、1.2mm、又は1.4mmを超えている、請求項1から11のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項13

前記ベルカップ(1)はダイレクティングエアリング(2)の前に配置されるよう設計されていること、前記ダイレクティングエアリング(2)はベルカップ(1)の後ろに配置されるように設計されていること、前記ベルカップ(1)は前記ダイレクティングエアリング(2)と軸方向に重なるように設計されていること、又は、前記ダイレクティングエアリング(2)は前記ベルカップ(1)と軸方向に重なるように設計されていること、の少なくとも1つを特徴とする、請求項1から12のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

請求項14

前記非金属製材料(3)は前記ダイレクティングエアリング(2)の正面の上又は中に配置されている、請求項1から13のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(2)。

請求項15

前記ダイレクティングエアリング(2)は凹部(5)を設けられており、前記凹部(5)は、前記ベルプレート(1)の後方に突き出した背面部(8)を受け入れる機能を果たし、及び/又は、前記非金属製材料(3)を受け入れる機能を果たす、請求項1から14のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(2)。

請求項16

前記凹部(5)は、前記ダイレクティングエアリング(2)の正面内に環状に外周を取り巻いて配置されている、請求項15に記載のコーティングプラント部品(2)。

請求項17

前記ダイレクティングエアリング(2)のダイレクティングエア出口開口(7)が前記非金属製材料(3)の半径方向外側に配置されている、請求項1から16のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(2)。

請求項18

前記非金属製材料(3)は前記ベルカップ(1)の背面上に配置されている、請求項1から17のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1)。

請求項19

前記ベルカップ(1)は後方に突き出した背面部(8)を有しており、前記非金属製材料(3)は前記後方に突き出した背面部(8)上又は内に配置されている、請求項1から18のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1)。

請求項20

前記ベルカップ(1)の前記後方に突き出した背面部(8)は、環状に外周を取り巻いて配置されており、及び/又は、前記ダイレクティングエアリング(2)の正面上の凹部(5)内に受けいれられる機能を果たす、請求項1から19のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1)。

請求項21

前記ダイレクティングエアリング(2)の前記非金属製材料(3)は、前記ベルカップ(1)に面した側面上に凹面状に延在して形成されている、又は、前記ベルカップ(1)に面した側面上に円錐状に広がって延在している、請求項1から20のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(2)。

請求項22

前記ベルカップ(1)の前記非金属製材料(3)は、前記ダイレクティングエアリング(2)に面した側面上に凹面状に延在して形成されている、又は、前記ダイレクティングエアリング(2)に面した側面上に円錐状に狭まって延在している、請求項1から21のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1)。

請求項23

請求項1から22のいずれか1項に記載のコーティングプラント部品(1、2)を少なくとも1つ有する、自動車車体及び/又はその追加部品塗装するための回転式噴霧器(10)。

請求項24

非金属製材料(3)を備えた回転式噴霧器(10)のためのコーティングプラント部品(1、2)を提供する方法であって、前記コーティングプラント部品(1、2)は、ベルカップ(1)又はダイレクティングエアリング(2)、好ましくは、請求項1から23のいずれか1項に記載のものであり、金属製基体(1.1、2.1)を有し、前記金属製基体(1.1、2.1)は非金属製材料(3)を設けられている、ことを特徴とする、方法。

請求項25

前記コーティングプラント部品(1、2)は静電層を設けられている、請求項24に記載の方法。

請求項26

粉体塗装溶射、及びポリマー塗装のいずれかにより、前記金属製基体(1.1、2.1)に前記非金属製材料(3)及び/又は静電層が塗布されている、請求項24又は25に記載の方法。

請求項27

グリース及び/又は残渣を焼滅させるために、前記コーティングプラント部品(1、2)は焼却処理掛けられる、請求項24から26のいずれか1項に記載の方法。

請求項28

前記コーティングプラント部品(1、2)はサンドブラスト処理に掛けられる、請求項24から27のいずれか1項に記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、火花を避けるための非金属製材料を設けられている回転式噴霧器コーティングプラント部品に関する。コーティングプラント部品はベルカップであってもよい。コーティングプラント部品はダイレクティングエアリング(Lenkluftring)であってもよい。

背景技術

0002

本分野の一般的な技術程度について、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3がまず参考となるだろう。

0003

先行技術として、様々な形態の、自動車車体及びその追加部品塗装のための回転式噴霧器が、知られている。こうした回転式噴霧器は、従来、金属製ベルカップ(塗料霧化し、塗料スプレージェット送達するためのものであり、運転中に回転する)、及び、金属製ダイレクティングエアリング(塗料スプレーのジェットを成形するためのダイレクティングエアストリーム(Lenkluftstroms)を送達するためのものであり、運転中に回転しない)を備えている。プラスチック材料製のダイレクティングエアリングも存在する。これらは、例えば、外部帯電(導電性塗料)の場合に、用いられる。プラスチック材料製のダイレクティングエアリングの欠点として、過酷な塗装運転では耐用年数が短くなってしまうことが挙げられる。ダイレクティングエアリングが洗浄されたとき、あるいは、ダイレクティングエアボアが『洗浄』されたときさえ、ダイレクティングエアリングは極めて迅速に損傷する。このため、ダイレクティングエアリングは、可能(溶剤型塗料直接帯電水溶型塗料、又は高電圧を要しない塗装)であれば、強固で軽量な材料から製造される。ダイレクティングエアリングは、運転中に圧力下にあり、ベルカップの後ろに配置される。

0004

通常、回転中のベルカップとダイレクティングエアリングとは運転中に接触しない。しかし、実際問題として、例えば、ベルカップとダイレクティングエアリングとがほんの僅かな距離にある形態の場合などに、ベルカップの金属製部分とダイレクティングエアリングの金属製部分とが互いに接触する危険性があった。こうしたことは、特に、ダイレクティングエアリングが正しく取り付けられておらず、運転中に外れたり緩んだりする場合に、生じる可能性があった。これは、回転中のベルカップとダイレクティングエアリングとの間での金属同士の接触や、その結果としての、火花の発生や飛火まねきかねない。溶剤ゾーンでは、特に、こうした火花は防火システム起動つながり得る。さらなるシナリオとして、外部から可燃性の塗料やフラッシング剤が撒き散らされる洗浄装置に、噴霧器が撒き散らした火花が入ることも考えられる。この場合、火災の危険性が特に高い。

先行技術

0005

独国特許出願公開第102009013979号明細書
独国特許出願公開第102008027997号明細書
米国特許出願公開第2010/0211205号明細書

発明が解決しようとする課題

0006

本発明の目的は、火花の発生及び/又は飛火の危険性をまとめて減らし又は回避しさえし得る一案をもたらすことである。

課題を解決するための手段

0007

この目的は、独立請求項に記載の特徴により実現できる。本発明の有利なさらなる展開例を、従属請求項及び以下の本発明の好ましい実施形態の記載に見いだすことができるだろう。

0008

本発明は、回転中のベルカップとダイレクティングエアリングとの間での運転中の意図せぬ金属同士の接触、及び/又は、これにより生じる火花の発生を、ベルカップ及び/又はダイレクティングエアリング上に非金属製材料を配置することで、避けることの一般的な技術的教示に関する。ダイレクティングエアリングが、例えば、意図せず運転中に外れたり緩んだりして、回転中のベルカップと接触するようになった場合でも、金属同士の接触及び/又は火花の発生はみられない。

0009

本発明は、回転式噴霧器、好ましくは、静電回転式噴霧器のためのコーティングプラント部品を提供する。

0010

コーティングプラント部品はベルカップであってもよい。

0011

ベルカップは、好ましくは、運転状態でダイレクティングエアリングの前に配置されるように、及び/又は、運転状態でダイレクティングエアリングと軸方向に重なるように、設計される。代替的に又は付加的に、ベルカップは、コーティング剤を霧化し、コーティング剤のスプレージェット(例えば、スプレーミスト)を送達するための機能を特に果たす。コーティング剤は、好ましくは、ラッカーである。

0012

コーティングプラント部品はダイレクティングエアリングであってもよい。

0013

ダイレクティングエアリングは、好ましくは、運転状態でベルカップの後ろに配置されるように、及び/又は、運転状態でベルカップと軸方向に重なるように、設計される。代替的に又は付加的に、ダイレクティングエアリングは、コーティング剤のスプレージェットを成形するダイレクティングエアストリームを送達するための少なくとも1つの出口開口を特に備える。

0014

コーティングプラント部品は、金属製基体を備え、特に、当該金属製基体が有利にはその外側に非金属製材料を設けられている点で特徴的である。非金属製材料は、好ましくは、コーティングプラント部品自体に塗布される。

0015

非金属製材料は、有利には、ダイレクティングエアリングが意図せず運転中に外れたり緩んだりして、回転中のベルカップと接触した場合の、ベルカップとダイレクティングエアリングとの間での火花が生じるような金属同士の接触、及び/又は、火花の発生を特に避けるように設計及び配置されている。

0016

ベルカップは運転中に回転するため、非金属製材料が少なくとも若干は除去されるかもしれない可能性があるものの、金属製基体まで掘り下げて除去されないので、金属同士の接触及び/又は火花の発生を防止することができる。同時に、除去は、接触が生じたか否かを視覚的に確認する簡便な方法に相当する。非金属製材料は、ラッカーと相性がよく、また、摩耗について、特に、PWISフリー(塗料濡れ阻害物質(paint−wetting impairment substances)を含まない)であるべきである。

0017

そこで、非金属製材料の厚さは、好ましくは、ダイレクティングエアリングが意図せず運転中に外れたり緩んだりして、回転中のベルカップと接触するようになった場合にも、金属製基体まで掘り下げて除去され得ないほど十分である。

0018

本発明の範囲内で、金属と非金属との接触又は非金属同士の接触は生じ得る。

0019

非金属製材料がプラスチック材料である可能性もある。

0020

非金属製材料は、非金属製の、好ましくは、比較的に薄い、コーティングの形態で、基体上に形成されてもよい。このコーティングは、例えば、0.1mm超、及び/又は、1.5mm未満の厚さを有してもよい。

0021

非金属製材料は、同様に、非金属製の、好ましくは、比較的に厚い、インサート又はプットオンパーツの形態で、基体上に形成されてもよい。インサート又はプットオンパーツは、例えば、0.5mm超、及び/又は、10mm未満の厚さを有してもよい。インサートは、例えば、非金属製の詰め物であってもよく、一方、プットオンパーツは、例えば、クラウン又はキャップの形態の非金属製プットオンパーツであってもよい。

0022

非金属製インサートは、好ましくは、ダイレクティングエアリングの正面上の凹部内に配置するための機能を果たす。

0023

非金属製プットオンパーツは、好ましくは、ベルカップの後方に突き出した背面部に、特に、キャップ又はクラウンの形態で、適用するための機能を果たす。

0024

非金属製材料は、好ましくは、ベルカップが運転中に回転しており、ダイレクティングエアリングが意図せず外れたり緩んだりした場合でさえも、ベルカップとダイレクティングエアリングとの間での金属同士の接触が防止できるように、コーティングプラント部材上に、環状に外周を取り巻いて配置される。

0025

基体は、好ましくは、チタン又はステンレス鋼(例えば、V2A又はV4A)製である。

0026

非金属製材料、特に、プラスチック材料は、好ましくは、熱可塑性プラスチック材料有機ポリマーポリオキシメチレン(POM)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタラート(PBT)、ポリメチルペンテン(PMP)、ポリテトラフルオロエチレンPTFE)、及び/又は、エチレン−クロロトリフルオロエチレンコポリマー(Halar(登録商標)/ECTFE)を含む群より選択されてもよい。

0027

非金属製材料が好ましくは層(例えば、静電層)に塗布されるように、層(例えば、静電層)が非金属製材料の下に形成されることもあり得る。層は、さらに、好ましくは、コーティングプラント部品への非金属製材料の接着を改善するための機能を果たすものでもよい。

0028

非金属製材料及び/又は上述の層は、好ましくは、制御不能放電を避けられるように、コーティングプラント部品上の(例えば、ダイレクティングエアリング上の)異なる材料で異なるポテンシャルが生じることを防止するための機能を果たすものでもよい。

0029

非金属製材料は、特に、導電性であり、好ましくは、誘電性でない。誘電導電率は、例えば、30から70Vの試験電圧でおよそ50から100kΩであってもよい。

0030

非金属製材料は、例えば、50mm、40mm、30mm、20mm、15mm、10mm、7.5mm、5mm、4mm、又は3mm未満の幅を有してもよい。

0031

非金属製材料の厚さ(大きさ)が、0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.7mm、0.8mm、1.0mm、1.2mm、又は1.4mmよりも大きく、そして、特に、回転中のベルカップとの接触により運転中に少なくとも若干は除去される場合に金属製基体まで掘り下げて除去されない程に十分なものであることが可能である。

0032

非金属製材料の厚さは、例えば、10mm、7.5mm、5.0mm、4.0mm、3.0mm、2mm、1.5mm、又は0.5mm未満であってもよい。

0033

非金属製材料は、好ましくは、ダイレクティングエアリングの正面上又は内に配置されている。

0034

ダイレクティングエアリングの正面は、運転状態及び/又は取付状態でベルカップに面した側面に対応する。

0035

ダイレクティングエアリングが凹部を設けられていることも可能であり、当該凹部は、好ましくは、ベルカップの後方に突き出した背面部を受け入れる、及び/又は、非金属製材料を受け入れる、機能を果たす。

0036

べルカップの後方に突き出した背面部は、特に、それが凹部内に軸方向に突き出すように、及び/又は、ベルカップとダイレクティングエアリングとが軸方向に重なるように、当該凹部内に受け入れられてもよい。

0037

本発明の範囲内で、凹部は、好ましくは、このようにして、ベルカップの後方に突き出した背面部を受け入れる、及び/又は、非金属製材料を受け入れる、機能を果たす。

0038

本発明の範囲内で、凹部は、例えば、2つの受入領域、即ち、非金属製材料のための好適な背面領域と、ベルカップの後方に突き出した背面部のための好適な正面領域とを有していてもよい。

0039

しかし、凹部が、例えば、非金属製材料とベルカップの後方に突き出した背面部とをいわば共に受け入れる機能を果たし得る単一の受入領域のみを有することも可能である。

0040

ダイレクティングエアリング内の凹部の特徴は、本発明の範囲内で、結果として、広義解釈されるべきである。

0041

凹部は、好ましくは、ダイレクティングエアリングの正面内に環状に外周を取り巻いて配置されている。

0042

凹部は、好ましくは、ダイレクティングエアリング及び/又はベルカップと同軸に配置されている。

0043

ダイレクティングエアストリームを送達するためのダイレクティングエアリングの出口開口は、好ましくは、非金属製材料の半径方向外側に配置されている、即ち、具体的には、非金属製材料よりも大きな直径にわたって配置されている。

0044

非金属製材料は、好ましくは、ベルカップの背面部上又は内に、例えば、ベルカップの後方に突き出した(好ましくは、凹面状の)背面部上に、配置されていてもよい。

0045

ベルカップの背面部は、運転状態及び/又は取付状態でダイレクティングエアリングに面した側面に対応する。

0046

ベルカップの後方に突き出した背面部は、例えば、環状に外周を取り巻いて配置されてもよく、及び/又は、ダイレクティングエアリングの正面上の凹部内に受け入れられる機能を果たしてもよい。

0047

ダイレクティングエアリングの非金属製材料が、ベルカップに面した側面上での形状が凹面状であり、又は、ベルカップに面した側面上で円錐状に広がって延在していることも可能である。

0048

ベルカップの非金属製材料が、ダイレクティングエアリングに面した側面上での形状が凹面状であり、又は、ダイレクティングエアリングに面した側面上で円錐状に狭まって延在していることも可能である。

0049

『エア』という特徴は、本発明の範囲内で広義に解釈されるべきであり、好ましくは、他の気体媒質も含むことは言及すべきであろう。

0050

加えて、ダイレクティングエアリングは回転式噴霧器に固定され得るような独立した部品であってもよいことも言及すべきであろう。しかし、この代わりに、ダイレクティングエアリングが回転式噴霧器及び/又は回転式噴霧器筐体と一体な部分であることも可能である。

0051

また、ベルカップは、好ましくは、運転状態でダイレクティングエアリングの前に配置されており、代替的に又は付加的に、ダイレクティングエアリングは、好ましくは、運転状態でベルカップの後ろに配置されていることも言及すべきであろう。

0052

さらに、ダイレクティングエアリングとベルカップとは、好ましくは、取付状態及び/又は運転状態で軸方向に重なっており、これは、ダイレクティングエアリングの前にある上述の凹部及びベルカップの後方に突き出した上述の背面部により実現することができることも言及すべきであろう。運転状態及び/又は取付状態で、ベルカップの一部は結果としてダイレクティングエアリング内に収容されることになる。

0053

加えて、ダイレクティングエアリングが意図せず運転中に外れたり緩んだりした場合に非金属同士が接触するように、ベルカップ及びダイレクティングエアリングの両方が非金属製材料を設けられていてもよいことも言及すべきであろう。

0054

また、背面縁部の又はベルカップの背面外側ケーシング一般の洗浄能力を好適に改善するために、ベルカップの背面外側ケーシングの実質的に全体に、非金属製材料が塗布されてもよいことも言及すべきであろう。例えば、塗料が流れるベルカップの前面を除いてベルカップの外面の実質的に全てに、非金属製材料が塗布されてもよい。

0055

加えて、非金属製材料は、好ましくは、接着剤を用いずに金属製基体に塗布されてもよい。

0056

非金属製材料は、好ましくは、ラッカー抵抗性及び/又は溶剤抵抗性であり、代替的に又は付加的に、PWISフリーである。

0057

ベルカップの基体及び/又はダイレクティングエアリングの基体は、安定性及び強度の面から、好ましくは、金属、例えば、チタン又はステンレス鋼でできている。

0058

また、従来と同様に、ベルカップが、好ましくは、運転中に回転し、及び/又は、ダイレクティングエアリングが運転中に回転しないことも言及すべきであろう。

0059

ベルカップとダイレクティングエアリングとの間の運転中の接触は、ベルカップが運転中に回転するため、特に、回転接触である。

0060

コーティングプラント部品は、好ましくは、自動車車体及び/又はその追加部品を塗装するための塗装プラント用の塗装プラント部品である。

0061

本発明は、特に、ベルカップとダイレクティングエアリングとが運転中に軸方向に重なる、比較的にコンパクトで軸方向に短いベルカップ/ダイレクティングエアリング配置の場合に用いられる。しかし、いわゆる自立型(freistehenden)ベルカップの使用も同様に可能である。

0062

さらに、本発明の範囲内で、ベルカップの独立した保護及びダイレクティングエアリングの独立した保護のみならず、ベルカップ/ダイレクティングエアリングの組み合わせの保護も請求することも言及すべきであろう。

0063

本発明は、ベルカップ若しくはダイレクティングエアリングに、又は、コーティングプラント部品一般に、限定されるものではなく、自動車車体及び/又はその追加部品を塗装するための(好ましくは、静電型の)回転式噴霧器も包含する。回転式噴霧器は、本願明細書に記載の、ベルカップ及び/又はダイレクティングエアリングを備える。

0064

加えて、本発明は、非金属製材料を備えた回転式噴霧器のためのコーティングプラント部品を提供する方法も包含する。

0065

コーティングプラント部品は、ベルカップ又はダイレクティングエアリングであり、金属製基体を備える。

0066

本方法は、金属製基体が非金属製材料を設けられている点で特に特徴的である。

0067

コーティングプラント部品は、本願明細書に記載のように、構成されている、又は、構成される。

0068

コーティングプラント部品は静電層を設けられており、非金属製材料は好ましくはこの静電層に塗布されることが可能である。

0069

非金属製材料及び/又は静電層は、粉体塗装溶射、又はポリマー塗装により、金属製基体に塗布されてもよい。

0070

好ましくは、非金属製材料及び/又は静電層がコーティングプラント部品に塗布される前に、コーティングプラント部品が焼却処理及び/又はサンドブラスト処理掛けられてもよい。焼却処理は、特に、コーティングプラント部品をグリース及び/又は残渣がない状態とする機能を果たす。サンドブラストは、例えば、酸化アルミニウムにより、基体材料(チタン/ステンレス鋼)への接着性を特に改善する機能を果たす。

0071

非金属製材料(特に、非金属製コーティング)は、好ましくは、金属製部材に、(特に、静電層に)接着剤を用いずに、塗布されることも言及すべきであろう。

0072

また、金属と非金属製材料(特に、プラスチック材料)との間の接触がある場合、ベルカップの減速過程が生じることも言及すべきであろう。これは、火花の発生の危険性、ひいては、例えば、火災の危険性を減じ、部品の『融合』及び/又は結合をまねき得る。減速並びに/又は融合及び拘束は、いずれにせよ、速度調節器制御器により障害診断でき、好ましくは、急速停止をまねき、そして、調節/制御システムにより危険性を最小化することができる。

0073

上述の本発明の好ましい実施形態及び特徴は、互いに組み合わせることができる。本発明のさらなる有利な展開例が、従属請求項に記載され、又は、図面を参照しつつ、以下の本発明の好ましい実施形態の記載から得られる。

図面の簡単な説明

0074

本発明の一実施形態に係るダイレクティングエアリングを有する回転式噴霧器の前部の断面図。
本発明の一実施形態に係るダイレクティングエアリングを有する回転式噴霧器の前部の断面図。
本発明の一実施形態に係るベルカップを有する回転式噴霧器の前部の断面図。
本発明の一実施形態に係るダイレクティングエアリングを有する回転式噴霧器の前部の断面図。
本発明の一実施形態に係るダイレクティングエアリングを有する回転式噴霧器の前部の断面図。
本発明の一実施形態に係る方法の流れ図。

実施例

0075

図面に示した実施形態は部分的には一致しているので、類似又は同一の部分には同じ符号を付し、その説明については、繰り返しを避けるために、他の実施形態の記載を参照する。

0076

図1は、自動車車体及び/又はその追加部品にラッカーを塗るための静電回転式噴霧器10の断面図である。回転式噴霧器10は、ラッカーを霧化し、ラッカーのスプレージェットを送達するための、運転中に回転するベルカップ1を備える。回転式噴霧器10は、さらに、ベルカップ1により送達されたラッカーのスプレージェットを成形するためのダイレクティングエアストリームをダイレクティングエア出口開口7から送達するための、運転中に回転しないダイレクティングエアリング2を備える。ベルカップ1は、ダイレクティングエアリング2の前に配置されている。ダイレクティングエアリング2は、本発明の一実施形態に対応しており、一方、ベルカップ1は、実質的に先行技術と同様に設計されてもよい。

0077

ベルカップ1は、金属製基体1.1を備え、運転中に回転するよう噴霧器シャフト6により駆動され得る。ダイレクティングエアリング2も同様に金属製基体2.1を備える。ベルカップ1とダイレクティングエアリング2との間には比較的狭いギャップ又は空隙4がある。

0078

例えば、ダイレクティングエアリング2が正しく取付けられていなかったせいで、及び/又は、運転中に存在するダイレクティングエアの圧力のせいで、ダイレクティングエアリング2が運転中に外れたり緩んだりする場合、運転中に回転しているベルカップ1との意図せぬ接触が生じる可能性がある。

0079

金属同士の回転接触による火花の発生及び/又は飛火を防止するために、ダイレクティングエアリング2の金属製基体2.1は非金属製材料3が設けられている。原則的に、本発明に係るダイレクティングエアリング2が意図せず運転中に外れたり緩んだりする危険性が依然として存在するものの、非金属製材料3のおかげで、金属同士の接触はなく、代わりに、金属と非金属との接触が生じるため、火災防止システムを、例えば、溶剤ゾーン内などで、起動させてしまうかもしれない火花及び/又は飛火は発生しない。

0080

非金属製材料3は、そこで、ダイレクティングエアリング2が意図せず運転中に外れたり緩んだりして回転中のベルカップ1にぶつかる場合の、ベルカップ1とダイレクティングエアリング2との間での金属同士の回転接触、ひいては、火花の発生を運転中に防止するように設計及び配置されている。非金属製材料3は、運転中に、回転中の、ベルカップ1の金属製基体1.1とぶつかるため、少なくとも若干は除去され損傷を受けるものの、ダイレクティングエアリング2の金属製基体2.1まで掘り下げられることはない。この目的で、非金属製材料3は、少なくとも約1.5mmの厚さDを有していてもよい。

0081

非金属製材料3は、ダイレクティングエアリング2の正面(即ち、運転中にベルカップ1に面した側面)上又は内に特に配置されている。非金属製材料3は、環状に外周を取り巻いて配置されており、ダイレクティングエアリング2の凹部5内に収容されている。この凹部も、同様に、環状に外周を取り巻いて配置されている。非金属製材料3は、インサート及び/又は詰め物として凹部5内に収容されており、ベルカップ1に面した側面上で形状が凹面状である。

0082

凹部5は、一方では、非金属製材料3を受け入れる機能を果たし、他方では、ベルカップ1の後方に突き出した背面部8を受け入れる機能を果たす。ベルカップ1及びダイレクティングエアリング2が軸方向に重なるように、背面部8は凹部5内に軸方向に突き出している。これにより、コンパクトなベルカップ/ダイレクティングエアリング配置が実現できる。

0083

凹部5は、特に、2つの受入領域、即ち、背面部8を受け入れるための正面上の正面受入領域、及び、非金属製材料3を受け入れるための背面部上の背面受入領域を含むような形態である。

0084

従って、本発明の範囲内で、凹部5は、いわゆる、異なる、特に相互に接続した受入領域を備えていてもよい。

0085

ダイレクティングエアストリームを送達するためのダイレクティングエアリング2のダイレクティングエア出口開口7は、非金属製材料3の半径方向外側に配置されている。

0086

非金属製材料3は、好ましくは、適切なプラスチック材料であり、例えば、熱可塑性プラスチック材料、有機ポリマー、ポリオキシメチレン(POM)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタラート(PBT)、ポリメチルペンテン(PMP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、及び/又は、エチレン−クロロトリフルオロエチレンコポリマー(Halar(登録商標)/ECTFE)などである。

0087

非金属製材料3は、特に、導電性ではない。

0088

ダイレクティングエアリング2が意図せず運転中に外れたり緩んだりして、回転中のベルカップ1と接触する場合に、金属と非金属との接触のみならず非金属と非金属との接触が本発明の範囲内で生じ得るように、ダイレクティングエアリング2上への配置の代わりに又は当該配置に加えて、非金属製材料3はベルカップ1上に配置されてもよい。

0089

ベルカップの基体1.1とダイレクティングエアリング2の基体2.1は、しかし、安定性及び強度の面から、金属、例えば、チタン又はステンレス鋼からできている。

0090

図2は、本発明の一実施形態に係る、模式的に図示した、ベルカップ1及びダイレクティングエアリング2を有する回転式噴霧器10の前部を示す。

0091

図2で特定したダイレクティングエアリング2の特徴は、非金属製材料3が、図1のように比較的に厚い非金属製インサートではなく、比較的に薄い非金属製コーティングの形態であることである。

0092

非金属製材料3は、環状凹部5内に受け入れられ、当該環状凹部は、加えて、ベルカップ1の後方に突き出した背面部8を受け入れる機能を果たす。

0093

従って、図2の凹部5は、いうなれば、非金属製材料3とベルカップ1の後方に突き出した背面部8との両方を共に受け入れる単一の受入領域のみを備える。

0094

凹部5が形状が凹面状であるため、非金属製材料3はベルカップ1に面した側面上で形状が凹面状である。

0095

図3は、本発明の一実施形態に係るベルカップ1を有する回転式噴霧器10の前部を示す。

0096

図3で特定した実施形態の特徴は、非金属製材料3が、ダイレクティングエアリング2上には形成されず、ベルカップ1上に形成されることである。

0097

非金属製材料3は、ベルカップ1の後方に突き出した背面部8上の非金属製コーティングの形態である。非金属製材料3及び部分8は環状に外周を取り巻いて配置されている。部分8は、既に言及したように、ダイレクティングエアリング2の正面上の凹部5内に受け入れられる機能を果たす。

0098

部分8が形状が凹面状であるため、非金属製材料3はダイレクティングエアリング2に面した側面上で形状が凹面状である。

0099

図示しない一実施形態では、非金属製材料がベルカップの後方に突き出した背面部内の凹部内にも配置されることが考えられる。

0100

同様に図示しない一実施形態では、コーティングの形態の代わりに、非金属製材料は、キャップ又はクラウンの形態のプットオンパーツとして、ベルカップの後方に突き出した背面部に嵌合するものでもよい。

0101

図4は、本発明の一実施形態に係るダイレクティングエアリング2を有する回転式噴霧器10の前部を示す。

0102

図4に示す実施形態は、図1に示す実施形態と類似しているものの、非金属製材料3とベルカップ1の後方に突き出した背面部8とを受け入れるための凹部5が、より大きい。これにより、ベルカップ1とダイレクティングエアリング2との間での軸方向の重なりが大きくなり、及び/又は、ベルカップ/ダイレクティングエアリング配置がよりコンパクトになる。非金属製材料3は模式的に示すのみである。繰り返しになるが、凹部5の後部は好ましくは非金属製材料3を受け入れる機能を果たす。

0103

図5は、本発明の一実施形態に係るダイレクティングエアリング2を有する回転式噴霧器10の前部を示す。

0104

図5に示す実施形態では、非金属製材料3は、ダイレクティングエアリング2の金属製基体2.1の凹部5内にコーティングの形態で配置されている。

0105

凹部5がベルカップ1に面した側面上で円錐状に広がっているため、非金属製材料3はベルカップ1に面した側面上に円錐状に広がって延在している。

0106

付加的に又は代替的に、図5に示す非金属製材料3は、ベルカップ1の対面上に形成されてもよい。金属製基体1.1がダイレクティングエアリング2に面した側面上で円錐状に狭まっているため、非金属製材料3は、ダイレクティングエアリング2に面した側面上で円錐状に狭まって延在している。

0107

図6は、本発明の一実施形態に係る非金属製材料3を有するコーティングプラント部品1を提供するための方法の流れ図を示す。

0108

コーティングプラント部品1は、特に、上述のベルカップ1又はダイレクティングエアリング2であってもよい。

0109

工程S1では、コーティングプラント部品1は、グリース及び/又は残渣がない状態とするために、焼却処理に掛けられる。

0110

工程S2では、コーティングプラント部品1は、キャリア材料(例えば、チタン/ステンレス鋼)の接着性を改善するために、サンドブラスト処理される。

0111

任意である工程S3では、(好ましくは、静電)層がコーティングプラント部品1に塗布される。

0112

工程S4では、コーティングプラント部品1の金属製基体1.1、2.1が、非金属製材料3を設けられる。非金属製材料3は、例えば、溶射、粉体塗装、又はポリマー塗装により、塗布されてもよく、また、プットオンパーツ又はインサートとして、金属製基体1.1、2.1に又はその中に、取り付けられてもよい。

0113

最後に、繰り返しになるが、本発明の範囲内で、ベルカップ1の独立した権利保護及びダイレクティングエアリング2の独立した権利保護を請求する。また、回転式噴霧器10のためのベルカップ/ダイレクティングエアリングの組み合わせについての権利保護も請求する。

0114

本発明は、上述の好適な実施形態に限定されるものではない。むしろ、本発明の思想を同様に用いて、本発明の権利保護の範囲に含まれる無数の変形例及び修正例が可能である。さらに、本発明は、従属請求項に記載の主題と特徴について、それらが引用する請求項の特徴とは独立して、権利保護を請求する。

0115

[付記]
[付記1]
回転式噴霧器(10)のためのコーティングプラント部品(1、2)であって、
前記コーティングプラント部品(1、2)は、ベルカップ(1)又はダイレクティングエアリング(2)であり、金属製基体(1.1、2.1)を有し、
前記金属製基体(1.1、2.1)は非金属製材料(3)を設けられている、
ことを特徴とする、コーティングプラント部品(1、2)。

0116

[付記2]
前記ダイレクティングエアリング(2)が運転中に意図せず外れ又は緩み回転中の前記ベルカップ(1)と接触するようになった場合の、前記ベルカップ(1)と前記ダイレクティングエアリング(2)との間の金属同士の接触、及び/又は、火花の発生を、運転中に、避けるために、前記金属製基体(1.1、2.1)は前記非金属製材料(3)を設けられている、
付記1に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0117

[付記3]
前記ダイレクティングエアリング(2)が運転中に意図せず外れ又は緩み回転中の前記ベルカップ(1)と接触するようになった場合に、前記非金属製材料(3)は少なくとも若干は除去されるものの、前記非金属製材料(3)が前記金属製基体(1.1、2.1)まで掘り下げて除去されることはない、
付記1又は2に記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0118

[付記4]
前記非金属製材料(3)はプラスチック材料である、
付記1から3のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0119

[付記5]
前記非金属製材料(3)は環状に外周を取り巻いて配置されている、
付記1から4のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0120

[付記6]
前記非金属製材料(3)は、非金属製コーティング(3)、非金属製インサート(3)、又は非金属製プットオンパーツ(3)である、
付記1から5のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0121

[付記7]
前記基体(1.1、2.1)はチタン又はステンレス鋼(V2A、V4A)製である。
付記1から6のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0122

[付記8]
熱可塑性プラスチック材料、
有機ポリマー、
ポリオキシメチレン(POM)、
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、
ポリアミド(PA)、
ポリカーボネート(PC)、
ポリブチレンテレフタラート(PBT)、
ポリメチルペンテン(PMP)、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、
エチレン−クロロトリフルオロエチレンコポリマー(ECTFE)、
を含む群より、前記非金属製材料(3)は選択される、
付記1から7のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0123

[付記9]
前記非金属製材料(3)の下に層が形成されており、
前記層は、静電的であり、及び/又は、前記コーティングプラント部品(1、2)への前記非金属製材料(3)の接着を改善する機能を果たす、
付記1から8のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0124

[付記10]
前記非金属製材料(3)は導電性である、
付記1から9のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0125

[付記11]
前記非金属製材料(3)は、20mm、15mm、10mm、7.5mm、5mm、4mm、又は3mm未満の幅(B)を有する、
付記1から10のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0126

[付記12]
前記非金属製材料(3)の厚さ(D)は、0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.6mm、0.8mm、1.0mm、1.2mm、又は1.4mmを超えている、
付記1から11のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0127

[付記13]
前記ベルカップ(1)はダイレクティングエアリング(2)の前に配置されるよう設計されていること、
前記ダイレクティングエアリング(2)はベルカップ(1)の後ろに配置されるように設計されていること、
前記ベルカップ(1)は前記ダイレクティングエアリング(2)と軸方向に重なるように設計されていること、又は、
前記ダイレクティングエアリング(2)は前記ベルカップ(1)と軸方向に重なるように設計されていること、
の少なくとも1つを特徴とする、
付記1から12のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1、2)。

0128

[付記14]
前記非金属製材料(3)は前記ダイレクティングエアリング(2)の正面の上又は中に配置されている、
付記1から13のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(2)。

0129

[付記15]
前記ダイレクティングエアリング(2)は凹部(5)を設けられており、
前記凹部(5)は、
前記ベルプレート(1)の後方に突き出した背面部(8)を受け入れる機能を果たし、及び/又は、
前記非金属製材料(3)を受け入れる機能を果たす、
付記1から14のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(2)。

0130

[付記16]
前記凹部(5)は、前記ダイレクティングエアリング(2)の正面内に環状に外周を取り巻いて配置されている、
付記15に記載のコーティングプラント部品(2)。

0131

[付記17]
前記ダイレクティングエアリング(2)のダイレクティングエア出口開口(7)が前記非金属製材料(3)の半径方向外側に配置されている、
付記1から16のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(2)。

0132

[付記18]
前記非金属製材料(3)は前記ベルカップ(1)の背面上に配置されている、
付記1から17のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1)。

0133

[付記19]
前記ベルカップ(1)は後方に突き出した背面部(8)を有しており、
前記非金属製材料(3)は前記後方に突き出した背面部(8)上又は内に配置されている、
付記1から18のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1)。

0134

[付記20]
前記ベルカップ(1)の前記後方に突き出した背面部(8)は、環状に外周を取り巻いて配置されており、及び/又は、前記ダイレクティングエアリング(2)の正面上の凹部(5)内に受けいれられる機能を果たす、
付記1から19のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1)。

0135

[付記21]
前記ダイレクティングエアリング(2)の前記非金属製材料(3)は、
前記ベルカップ(1)に面した側面上に凹面状に延在して形成されている、又は、
前記ベルカップ(1)に面した側面上に円錐状に広がって延在している、
付記1から20のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(2)。

0136

[付記22]
前記ベルカップ(1)の前記非金属製材料(3)は、
前記ダイレクティングエアリング(2)に面した側面上に凹面状に延在して形成されている、又は、
前記ダイレクティングエアリング(2)に面した側面上に円錐状に狭まって延在している、
付記1から21のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1)。

0137

[付記23]
付記1から22のいずれか1つに記載のコーティングプラント部品(1、2)を少なくとも1つ有する、自動車車体及び/又はその追加部品を塗装するための回転式噴霧器(10)。

0138

[付記24]
非金属製材料(3)を備えた回転式噴霧器(10)のためのコーティングプラント部品(1、2)を提供する方法であって、
前記コーティングプラント部品(1、2)は、ベルカップ(1)又はダイレクティングエアリング(2)、好ましくは、付記1から23のいずれか1つに記載のものであり、金属製基体(1.1、2.1)を有し、
前記金属製基体(1.1、2.1)は非金属製材料(3)を設けられている、
ことを特徴とする、方法。

0139

[付記25]
前記コーティングプラント部品(1、2)は静電層を設けられている、付記24に記載の方法。

0140

[付記26]
粉体塗装、溶射、及びポリマー塗装のいずれかにより、前記金属製基体(1.1、2.1)に前記非金属製材料(3)及び/又は静電層が塗布されている、付記24又は25に記載の方法。

0141

[付記27]
グリース及び/又は残渣を焼滅させるために、前記コーティングプラント部品(1、2)は焼却処理に掛けられる、
付記24から26のいずれか1つに記載の方法。

0142

[付記28]
前記コーティングプラント部品(1、2)はサンドブラスト処理に掛けられる、
付記24から27のいずれか1つに記載の方法。

0143

1ベルカップ
1.1 ベルカップの金属製基体
2 ダイレクティングエアリング
2.1 ダイレクティングエアリングの金属製基体
3非金属製材料
D 非金属製材料の厚さ/大きさ
4 ベルカップとダイレクティングエアリングとの間のギャップ/空隙
5 ダイレクティングエアリング内の凹部/環状の溝
6噴霧器シャフト
7 ダイレクティングエア出口開口
8 ベルカップの後方に突き出した背面部
10 回転式噴霧器

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